JP6583028B2 - 水位計測装置、方法及びプログラム - Google Patents

水位計測装置、方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、水位計測装置、方法及びプログラムに関する。
近年、例えばゲリラ豪雨の多発に伴い、想定を超える大量の雨水が下水管へ流入し、氾濫(内水氾濫)が引き起こす浸水被害が甚大化してきている。しかし、下水道を構成する管渠は、殆どが道路の下に埋設されているため、マンホールの外からマンホール内部の水位を直接監視することは難しい。
そこで、マンホール内部に水位センサを設置し、氾濫の兆候を未然に検知する技術が提案されている。例えば、マンホール内の水位センサの測定値を無線で情報管理サーバに送信する監視システムが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。しかし、水位センサの計測値は、水温などの環境変化の影響を受けて変化するため、水位の測定精度も環境変化の影響を受けてしまう。
特開2015−12431号公報 特開2002−54167号公報 特開平7−324964号公報 特開平11−37825号公報
化学便覧 基礎偏(改訂5版、全2冊)、日本化学会 編、丸善出版、2004年2月
従来の水位計測は、水温などの環境変化の影響を受けるため、マンホール内の水位を高精度に測定することは難しい。
そこで、1つの側面では、マンホール内の水位を高精度に測定可能な水位計測装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
1つの案によれば、マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得する情報処理装置を備え、前記情報処理装置は、前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正するプロセッサを有する水位計測装置が提供される。
一態様によれば、マンホール内の水位を高精度に測定することができる。
一実施例における水位計測装置の一例を示す図である。 検知装置の構成の一例を示すブロック図である。 水温と水の比重との関係の一例を説明する図である。 一実施例におけるデータセンタの構成の一例を示すブロック図である。 第1実施例におけるデータセンタの処理の一例を説明するフローチャートである。 水位センサ出力と圧力との関係を説明する図である。 水位センサ出力と水位とのフィッティング結果の一例を示す図である。 水位センサの出荷温度特性の一例を示す図である。 水位センサのフィッティングパラメータの一例を示す図である。 水位センサにおける温度補正後の誤差の一例を示す図である。 第2実施例におけるデータセンタの処理の一例を説明するフローチャートである。 浄水場の水温の1年間の変化の一例を説明する図である。 第3実施例におけるデータセンタの処理の一例を説明するフローチャートである。
開示の水位計測装置、方法及びプログラムでは、マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得し、マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、水温に依存する水の比重を考慮して水位センサが検知した水位を補正する。
以下に、開示の水位計測装置、方法及びプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、一実施例における水位計測装置の一例を示す図である。図1に示す水位計測装置10は、複数の検知装置23(図1では2台のみを示す)と、情報処理装置の一例であるデータセンタ41とを有する。各検知装置23は、マンホール蓋22により覆われるマンホール21内に設けられている。
図2は、検知装置の構成の一例を示すブロック図である。図2に示す検知装置23は、防水筐体231と、アンテナ232と、水位センサ233とを有する。防水筐体231内には、制御装置235と、電源236と、無線発信装置237とが収納されている。制御装置235は、例えばMCU(Micro-Controller Unit)などにより形成可能である。電源236は、この例では制御装置235及び無線発信装置237に電力を供給する電池で形成されている。
水位センサ233は、周知の方法でマンホール21の下方の下水道24を流れる水の水位を検知して、水位を表す情報(または、データ)を出力する。この例では、図1に示すように、水位センサ233の少なくとも一部は、下水道24を流れる水の破線で示す水面より下に配置されている。また、水位センサ233は検知した水圧を表す電流値を出力し、後述するように、データセンタ41ではこの電流値を水位に変換する。無線発信装置237は、制御装置235の制御下で、水位センサ233が出力する電流値をアンテナ232を介して発信する。
無線発信装置237は、例えば近距離無線通信により電流値を発信する。ゲートウェイ(GW:Gate Way)31は、検知装置23から受信した電流値を、例えば広域無線通信によりネットワーク32を介してデータセンタ41に供給する。各検知装置23は、自己の制御装置235の制御下で、例えば定期的に、或いは、予め設定されたタイミングで、電流値を発信する。各検知装置23が電流値を発信するタイミングは、可変設定されても良く、例えばデータセンタ41により設定しても良い。
温度管理センタ51は、温度管理装置52及びアンテナ53を有し、マンホール21(即ち、検知装置23)が設けられた地域の水温情報を管理する。温度管理装置52は、例えばマンホール21が設けられた地域の浄水場などで計測された水温情報を管理しても良い。浄水場の水温情報は、毎年概ね同様に変化するため、前年の水温情報、或いは、複数年の水温情報の平均の水温情報を、マンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温と仮定しても良い。
各水位センサ233が検知した水位を表す情報(この例では、水圧を表す電流値)は、データセンタ41で収集される。水位センサ233が出力する電流値は、水温などの環境変化に応じて、或いは、個々の水位センサ233毎に異なる特性に応じて異なる。後述するように、データセンタ41は、電流値を変換して求めた水位を、例えば温度管理センタ51で管理されている水温情報などの環境変化に応じて補正(または、校正)しても良い。また、データセンタ41は、電流値を変換して求めた水位を、個々の水位センサ233毎に異なる特性に応じて補正(または、校正)しても良い。データセンタ41は、水温情報をデータセンタ41内のメモリに記憶しても、データセンタ41に外部接続されるメモリに記憶しても良い。後者の場合、データセンタ41をクラウドコンピューティングシステムの環境で利用可能である。
データセンタ41をクラウドコンピューティングシステムの環境で利用する場合、水位計測装置10の運営コストを抑えることができる。また、例えば温度管理センタ51が管理している水温情報は、データセンタ41内のメモリに記憶して再利用することができ、水温計測のために例えば各マンホール21に水温検知のための設備を追加する必要はないため、水位計測装置10の設置コストを抑えることができる。
(第1実施例)
水位センサ233が圧力式水位センサの場合に検知する圧力をp(kPa)で表すと、水位H(m)は次式(1)で表すことができる。
上記の式(1)中、Sは水の比重(g/cm)を示し、Cは圧力/水位変換係数を示す。水の比重Sは水温に依存するため(例えば、非特許文献1参照)、水位計測値への水温の影響は、上記の式(1)の水の比重Sに正確な値を使用することにより考慮できる。つまり、水の比重Sは、上記の式(1)の水の比重Sに正確な値を代入することで補正することができる。
ただし、圧力式水位センサの出荷検査成績書が、例えば25℃における水の比重を相対的に1として見積もっている場合、図3に示すように水温(℃)に依存した水の比重の相対値を利用すれば良い。図3は、水温と水の比重との関係の一例を説明する図である。
データセンタ41は、例えば図3に示す関係を管理しており、上記の式(1)を計算する。図3に示す関係と上記の式(1)を利用して検知した水位の誤差を見積もると、0m〜5m、4℃〜30℃の範囲で2.17cmになることが確認された。
図4は、一実施例におけるデータセンタの構成の一例を示すブロック図である。図4に示すデータセンタ41は、互いにバス416により接続されたプロセッサ411と、メモリ412と、インタフェース(I/F:Interface)413と、キーボード414と、ディスプレイ415とを有する。プロセッサ411は、CPU(Central Processing Unit)などにより形成可能であり、データセンタ41全体の制御を司る。メモリ412は、プロセッサ411が実行するプログラム、例えば温度管理センタ51が管理している水温情報、例えば図3に示す水温と水の比重との関係、及びパラメータなどの各種データを記憶する。メモリ412は、例えば半導体記憶装置、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体により形成可能である。
I/F413は、ネットワーク32,33に接続されており、データセンタ41が検知装置23からの水位を表す情報及び温度管理センタ51からの水温情報を取得可能とする。キーボード414は、入力装置の一例であり、オペレータがデータセンタ41にコマンド、データなどを入力するのに用いられる。ディスプレイ415は、各検知装置23からの水位を表す情報から求めた各マンホール21における水位、オペレータに対するメッセージなどを表示する。
なお、データセンタ41の各部は、バス416により接続された構成に限定されるものではない。
図5は、第1実施例におけるデータセンタの処理の一例を説明するフローチャートである。図5に示す処理は、例えば図4に示すプロセッサ411がメモリ412に記憶されたプログラムを実行することで実行可能である。
図5において、プロセッサ411は、ステップS1において、各マンホール21における水位データ、即ち、GW31及びネットワーク32を介して取得した各検知装置23からの水位を表す情報(この例では、水圧を表す電流値)を取得する。プロセッサ411は、ステップS2において、水温データがあるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS3へ進み、判定結果がYESであると処理はステップS4へ進む。
プロセッサ411は、ステップS3において、水温データベースを参照し、各マンホール21(即ち、検知装置23)が設けられた地域の水温データを取得する。取得した水温データは、各マンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温を表すと仮定する。温度管理センタ51の温度管理装置52は、図4に示すデータセンタ41と同様の構成を有しても良い。この場合、水温データベースは、温度管理装置52のメモリにより形成可能であるが、データセンタ41のメモリ412により形成しても良い。つまり、データセンタ41のプロセッサ411は、温度管理装置52からの水温データをネットワーク33を介して取得することで、水温データベースをデータセンタ41内のメモリ412により形成しても良い。ステップS3の後、処理はステップS4へ進む。
プロセッサ411は、ステップS4において、ステップS1で取得した水位データ(この例では、水圧を表す電流値)を、水温データ及び水の比重を用いて補正する上記の式(1)に基づき高精度の水位データに補正する。プロセッサ411は、ステップS5において、高精度の水位データをディスプレイ415上に表示するなどして提供し、処理は終了する。なお、水位データは、I/F413を介して外部装置へ出力するなどして提供するようにしても良い。
本実施例によれば、水温に依存する水の比重を考慮して検知した水位を補正するので、各マンホール21内の水位の上昇を高精度で検知することが可能になり、迅速に氾濫対策を遂行できる。また、各検知装置23からは最低限の情報(この例では、水圧を表す電流値)をデータセンタ41に送信するだけで、各マンホール21内の水位を高精度に測定することができる。各マンホール21では温度などの情報を検知しないので、各マンホール21側に設けられる検知装置23のコストを低減することが可能となる。さらに、各マンホール21側に設けられる検知装置23には、温度などの情報を含めた複雑な処理を実行するための高性能のプロセッサを設けなくても良いため、検知装置23の消費電力を低減できる。従って、検知装置23が電池で駆動される場合、低消費電力化により電池の寿命が延びるため、検知装置23のメンテナンス間隔を比較的長く設定可能となる。
(第2実施例)
図6は、水位センサ出力と圧力との関係を説明する図である。図6中、実線で示すIoは水位センサ233が圧力式水位センサの場合の出力曲線、一点鎖線で示すIiは理想直線、破線で示すIrは基準直線、Ldはリニアリティ誤差を示す。また、図6中、縦軸は水位センサ出力を任意単位で示す。図6に示すように、圧力が50%の条件では出力曲線Ioが基準直線Irから最も乖離し、上記の式(1)の定数Cの変換では誤差が比較的大きいことがわかる。メーカー出荷検査成績書には、測定可能な最大値(以下、フルスケール(FS:Full Scale)とも言う)の圧力(水位)の0%,50%,100%の異なる条件における3点の出力データが記載されている。これらの出力データを基に、(x,y)=((FSの圧力(水位),出力電流(mA))として、上記の3点を2次方程式でフィッティングすることにより、図7に示す極めて誤差の少ない曲線が得られる。図7は、水位センサ出力と水位とのフィッティング結果、即ち、出荷検査成績データのフィッティング結果の一例を示す図である。この場合、データセンタ41は、個々の水位センサ233のフィッティングパラメータa,b,cを含む次式(2)で表される2次方程式を、メモリ412内のデータベースで管理しても良い。図7に示す例では、フィッティングパラメータaは8.0000E−04、フィッティングパラメータbは1.5917E+00、フィッティングパラメータcは4.0230E+00である。
なお、メーカー出荷検査成績書は温度にも依存するので、フィッティングパラメータa,b,cは、この例では水温に依存する。
上記の式(2)中、y(mA)は水圧を表す電流値(即ち、計測値)であるため、次式(3)により変換して水位x(m)を求めることができる。
この結果、水温に依存した個々の水位センサ233の特性の影響は、上記の式(3)に従い考慮することが可能になる。
図8は、水位センサの出荷温度特性の一例を示す図である。図8は、水位センサ番号(No.)1,2,3を有する水位センサ233の出荷温度特性検査表であり、圧力に対する温度を示す。この例では、14℃の中心温度でフィッティングパラメータを決定し、各温度に拡張を試みた。図8において、各水位センサの出荷温度特性検査表中、14℃の結果は内挿値を表す。また、SPANは、各電流値の変位幅を示す。
図9は、水位センサのフィッティングパラメータの一例を示す図である。図9において、各水位センサ233のフィッティングパラメータは、14℃データの水位/出力曲線を利用したものである。水温の影響を考慮するに当たり、図8の基準値0.00mの値は、−2℃〜23℃の範囲においては温度勾配に伴い線形に変化するので、各水位センサのフィッティングパラメータcの代わりに使用することにより、水温の影響を考慮した。
図10は、水位センサにおける温度補正後の誤差の一例を示す図である。図10は、各水位センサ233の基準値(m)に対する出力電流(y)、補正水位(x)(または、校正水位(x))、及び誤差(%FS)を示す。図10に示すように、この例では、0.00m〜19.00m,4℃〜23℃の範囲では0.07%FS以下の精度で個々の水位センサ233の検知水位の誤差を回避できることが確認された。
なお、各温度でのフィッティングパラメータa,b,cを上記の如く正確に決定し、データセンタ41でメモリ412内のデータベースで管理することが可能である。特に、水温が23℃以上の比較的高温の場合、フィッティングパラメータa,b,cを再度決定することが望ましい。
図11は、第2実施例におけるデータセンタの処理の一例を説明するフローチャートである。図11中、図5と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。図11において、プロセッサ411は、ステップS13において、水温データベースを参照し、マンホール21(即ち、検知装置23)が設けられた地域の水温データを取得する。取得した水温データは、マンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温を表すと仮定する。温度管理センタ51の温度管理装置52は、図4に示すデータセンタ41と同様の構成を有しても良い。この場合、水温データベースは、温度管理装置52のメモリにより形成可能であるが、データセンタ41のメモリ412により形成しても良い。ステップS13の後、処理はステップS14へ進む。
プロセッサ411は、ステップS14において、ステップS1で取得した水位データを、水温データ及び個々(または、個別)の水位センサ233の特性を用いて補正する上記の式(3)に基づき高精度の水位データに補正する。
図12は、浄水場の水温の1年間の変化の一例を説明する図である。図12において、Aは浄水場Aの水温、Bは浄水場Bの水温、Cは浄水場Cの水温を示す。浄水場は、各地に点在しており、随時水質、水温などを管理している。例えば、図12に示すように、ある地域においては、浄水場A,B,Cのある地区毎に水温を公表している。マンホール内の流水は雨水などが混入するため、各浄水場A,B,Cに近いマンホール内の水温は、対応する浄化場A,B,Cの水温に近いと予想される。そこで、浄水場の水温を、この浄水場に近いマンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温と仮定しても良い。なお、直接浄水場A,B,Cの水温を取得することが望ましいが、例年の各時期の平均水温をデータベース化して利用することも可能である。
また、下水処理場における下水の水温を取得可能な場合には、下水処理場の上流側のマンホール内の水温は、下水処理場における下水の水温に近いと予想される。そこで、下水処理場の水温を、この下水処理場の上流側のマンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温と仮定しても良い。さらに、貯水池及び河川などの水温を計測して公表している機関が存在すれば、公表されている水温を、貯水池及び河川などの下流側のマンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温と仮定しても良い。
このように、公表されている浄水場、下水処理場、貯水池、河川などのうち一定点における水温を、データセンタ41のメモリ412内でデータベース化しても良い。つまり、水温データベースは、定点における水温、或いは、所定年数分の各時期(例えば、各月)の定点における水温の平均に基づくものであっても良い。
本実施例によれば、水温に依存する水位センサの特性を考慮して検知した水位を補正するので、各マンホール21内の水位の上昇を高精度で検知することが可能になり、迅速に氾濫対策を遂行できる。また、各検知装置23からは最低限の情報(この例では、水圧を表す電流値)をデータセンタ41に送信するだけで、各マンホール21内の水位を高精度に測定することができる。各マンホール21では温度などの情報を検知しないので、各マンホール21側に設けられる検知装置23のコストを低減することが可能となる。さらに、各マンホール21側に設けられる検知装置23には、温度などの情報を含めた複雑な処理を実行するための高性能のプロセッサを設けなくても良いため、検知装置23の消費電力を低減できる。従って、検知装置23が電池で駆動される場合、低消費電力化により電池の寿命が延びるため、検知装置23のメンテナンス間隔を比較的長く設定可能となる。
(第3実施例)
図13は、第3実施例におけるデータセンタの処理の一例を説明するフローチャートである。図13中、図5と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。図11において、プロセッサ411は、ステップS23において、水温データベースを参照し、マンホール21(即ち、検知装置23)が設けられた地域の水温データを取得する。取得した水温データは、マンホール21の下方の下水道24を流れる水の水温を表すと仮定する。温度管理センタ51の温度管理装置52は、図4に示すデータセンタ41と同様の構成を有しても良い。この場合、水温データベースは、温度管理装置52のメモリにより形成可能であるが、データセンタ41のメモリ412により形成しても良い。ステップS23の後、処理はステップS14へ進む。
プロセッサ411は、ステップS14において、ステップS1で取得した水位データを、水温データ及び個別(または、個々)の水位センサ233の特性を用いて補正する上記の式(3)に基づき高精度の水位データに補正する。また、プロセッサ411は、ステップS4において、ステップS1で取得した水位データを、水温データ及び水の比重を用いて補正する上記の式(1)に基づき高精度の水位データに補正する。
本実施例によれば、水温に依存する水の比重と、水温に依存する水位センサの特性とを考慮して検知した水位を補正するので、各マンホール21内の水位の上昇を高精度で検知することが可能になり、迅速に氾濫対策を遂行できる。また、各検知装置23からは最低限の情報(この例では、水圧を表す電流値)をデータセンタ41に送信するだけで、各マンホール21内の水位を高精度に測定することができる。各マンホール21では温度などの情報を検知しないので、各マンホール21側に設けられる検知装置23のコストを低減することが可能となる。さらに、各マンホール21側に設けられる検知装置23には、温度などの情報を含めた複雑な処理を実行するための高性能のプロセッサを設けなくても良いため、検知装置23の消費電力を低減できる。従って、検知装置23が電池で駆動される場合、低消費電力化により電池の寿命が延びるため、検知装置23のメンテナンス間隔を比較的長く設定可能となる。
従って、上記の各実施例によれば、水温などの環境変化の影響を考慮して、マンホール内の水位を高精度に測定することが可能となる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得する情報処理装置を備え、
前記情報処理装置は、前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正するプロセッサを有することを特徴とする、水位計測装置。
(付記2)
前記プロセッサは、前記水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する前記水位センサの特性をさらに考慮して前記水位センサが検知した水位を補正することを特徴とする、付記1記載の水位計測装置。
(付記3)
前記情報処理装置は、互いに異なる複数のマンホール内の水位を検知する複数の水位センサからの水位情報を無線通信により取得することを特徴とする、付記1または2記載の水位計測装置。
(付記4)
前記プロセッサは、前記水位センサから出力された、検知した水圧を表す電流値を取得し、前記電流値を水位に変換することを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載の水位計測装置。
(付記5)
前記プロセッサは、前記水位センサが検知する圧力をp(kPa)、水の比重(g/cm)をS、圧力/水位変換係数をCで示すと、水位H(m)を次式
から求めることを特徴とする、付記4記載の水位計測装置。
(付記6)
前記プロセッサは、
前記水位センサが測定可能な最大値の圧力の異なる条件における出力データを基に、(x,y)=((最大値の圧力,出力電流(mA))として、前記異なる条件における出力データをフィッティングパラメータa,b,cを含む2次方程式
でフィッティングし、
前記2次方程式中、水圧を表す電流値y(mA)を次式により変換して水位x(m)を求める
ことを特徴とする、付記2乃至5のいずれか1項記載の水位計測装置。
(付記7)
前記水温のデータベースは、公表されている浄水場、下水処理場、貯水池、及び河川のうち一定点における水温、或いは、所定年数分の各時期の前記一定点における水温の平均に基づくものであることを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載の水位計測装置。
(付記8)
マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得する情報処理装置を備え、
前記情報処理装置は、前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する前記水位センサの特性を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正するプロセッサを有することを特徴とする、水位計測装置。
(付記9)
情報処理装置が、マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得し、
前記情報処理装置が、前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正する、
ことを特徴とする、水位計測方法。
(付記10)
前記情報処理装置が、前記水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する前記水位センサの特性をさらに考慮して前記水位センサが検知した水位を補正することを特徴とする、付記9記載の水位計測方法。
(付記11)
前記情報処理装置が、互いに異なる複数のマンホール内の水位を検知する複数の水位センサからの水位情報を無線通信により取得することを特徴とする、付記9または10記載の水位計測方法。
(付記12)
前記情報処理装置が、前記水位センサから出力された、検知した水圧を表す電流値を取得し、前記電流値を水位に変換することを特徴とする、付記9乃至11のいずれか1項記載の水位計測方法。
(付記13)
前記情報処理装置が、前記水位センサが検知する圧力をp(kPa)、水の比重(g/cm)をS、圧力/水位変換係数をCで示すと、水位H(m)を次式
から求めることを特徴とする、付記12記載の水位計測方法。
(付記14)
前記情報処理装置が、
前記水位センサが測定可能な最大値の圧力の異なる条件における出力データを基に、(x,y)=((最大値の圧力,出力電流(mA))として、前記異なる条件における出力データをフィッティングパラメータa,b,cを含む2次方程式
でフィッティングし、
前記2次方程式中、水圧を表す電流値y(mA)を次式により変換して水位x(m)を求める
ことを特徴とする、付記10乃至13のいずれか1項記載の水位計測方法。
(付記15)
コンピュータに、水位を計測する処理を実行させるプログラムであって、
マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得し、
前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
(付記16)
前記水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する前記水位センサの特性をさらに考慮して前記水位センサが検知した水位を補正する処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記15記載のプログラム。
(付記17)
前記取得は、互いに異なる複数のマンホール内の水位を検知する複数の水位センサからの水位情報を無線通信により取得することを特徴とする、付記15または16記載のプログラム。
(付記18)
前記水位センサから出力された、検知した水圧を表す電流値を取得し、前記電流値を水位に変換する処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記15乃至17のいずれか1項記載のプログラム。
(付記19)
前記水位センサが検知する圧力をp(kPa)、水の比重(g/cm)をS、圧力/水位変換係数をCで示すと、水位H(m)を次式
から求める処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記18記載のプログラム。
(付記20)
前記水位センサが測定可能な最大値の圧力の異なる条件における出力データを基に、(x,y)=((最大値の圧力,出力電流(mA))として、前記異なる条件における出力データをフィッティングパラメータa,b,cを含む2次方程式
でフィッティングし、
前記2次方程式中、水圧を表す電流値y(mA)を次式により変換して水位x(m)を求める
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記16乃至19のいずれか1項記載のプログラム。
なお、上記実施例には例えば「第1」、「第2」、及び「第3」なる順番が付けられているが、これらの順番は実施例の優先順位を表すものではない。
以上、開示の水位計測装置、方法及びプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
21 マンホール
22 マンホール蓋
23 検知装置
24 下水道
31 GW
32,33 ネットワーク
41 データセンタ
51 温度管理センタ
52 温度管理装置
231 防水筐体
233 水位センサ
411 プロセッサ
412 メモリ
413 I/F
414 キーボード
415 ディスプレイ
416 バス

Claims (5)

  1. マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得する情報処理装置を備え、
    前記情報処理装置は、前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正するプロセッサを有することを特徴とする、水位計測装置。
  2. 前記プロセッサは、前記水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する前記水位センサの特性をさらに考慮して前記水位センサが検知した水位を補正することを特徴とする、請求項1記載の水位計測装置。
  3. 前記プロセッサは、前記水位センサから出力された、検知した水圧を表す電流値を取得し、前記電流値を水位に変換することを特徴とする、請求項1または2記載の水位計測装置。
  4. 情報処理装置が、マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得し、
    前記情報処理装置が、前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正する、
    ことを特徴とする、水位計測方法。
  5. コンピュータに、水位を計測する処理を実行させるプログラムであって、
    マンホール内の水位を検知する水位センサからの水位情報を取得し、
    前記マンホールが設けられた地域の水温のデータベースを参照し、前記水温に依存する水の比重を考慮して前記水位センサが検知した水位を補正する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
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