JP6581949B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両などに搭載される回転電機に関する。
ハイブリッド車、電気自動車などの電動車両に搭載される走行用の回転電機は、通常、ロータコアに永久磁石を配置して構成されるロータと、ステータコアにコイルを巻回して構成され、ロータの外周側にロータと対向するように配置されるステータと、ロータの内周側にロータと一体回転するように取り付けられるロータシャフトと、を備える。
この種の回転電機では、回転駆動時にロータの永久磁石やステータのコイルエンド部が発熱し、発熱による性能の低下や部品の劣化が生じる虞があるので、これらの発熱箇所を冷却する冷却手段が必要となる。例えば、特許文献1〜3には、ロータシャフトの内部に軸方向に延びる冷媒流路を有し、該冷媒流路の一端側から冷媒を導入する回転電機が示されている。さらに、特許文献2、3に示される回転電機は、ロータシャフトに流出孔を有し、冷媒流路に導入された冷媒を流出孔を介してロータの永久磁石やステータのコイルエンド部に供給することで、発熱箇所の冷却効率を高めている。
特開2004−129407号公報 特開2012−95381号公報 特開2014−92216号公報
しかしながら、特許文献2、3に示される回転電機では、ロータの永久磁石に対する冷媒の供給量と、ステータのコイルエンド部に対する冷媒の供給量との比率が、回転電機の回転速度に拘らず略一定であり、回転電機の回転速度に応じて該比率を調節することが困難であった。例えば、低速回転時には、銅損による発熱を抑制するためにステータのコイルエンド部を積極的に冷却し、高速回転時には、鉄損による発熱を抑制するためにロータの永久磁石を積極的に冷却したいという要求があっても、その実現が困難であった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロータの永久磁石に対する冷媒の供給量と、ステータのコイルエンド部に対する冷媒の供給量との比率を回転電機の回転速度に応じて調節可能な回転電機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア21)と、該ロータコアに配置される永久磁石(例えば、後述の実施形態の永久磁石22)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態のロータ20)と、
ステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア31)と、該ステータコアに巻回されるコイル(例えば、後述の実施形態のコイル32)と、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ30)と、
前記ロータの内周側に前記ロータと一体回転するように取り付けられ、内部に軸方向に延びる冷媒流路(例えば、後述の実施形態の冷媒流路41)が形成されたロータシャフト(例えば、後述の実施形態のロータシャフト40)と、を備える回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機1、1B)であって、
前記ロータシャフトは、前記永久磁石に冷媒(例えば、後述の実施形態の冷媒C)を供給する第1流出孔(例えば、後述の実施形態の第1流出孔43)と、前記冷媒の流れ方向において前記第1流出孔の下流側に設けられ、前記コイルのコイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)に前記冷媒を供給する第2流出孔(例えば、後述の実施形態の第2流出孔44)と、前記冷媒の流れ方向下流側に向かって縮径する縮径部(例えば、後述の実施形態の縮径部46)と、を備え、
前記第1流出孔は、前記縮径部に設けられている。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の回転電機であって、
前記縮径部は、前記ロータシャフトの回転速度に伴う遠心摩擦力(例えば、後述の実施形態の遠心摩擦力F1)の増加に応じて、前記冷媒を前記第1流出孔から前記永久磁石に向けて積極的に流出させる。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の回転電機であって、
前記縮径部は、縮径開始点(例えば、後述の実施形態の縮径開始点46a)から縮径終了点(例えば、後述の実施形態の縮径終了点46b)に亘って徐々に縮径し、
前記第1流出孔は、軸方向において該縮径開始点と該縮径終了点との間、且つ、周方向において少なくとも2つ以上設けられている。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記第1流出孔は、前記ロータコアの内周面と対向する位置に形成されている。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記第1流出孔は、前記ロータコアの軸方向端面に配置されるエンドプレート(例えば、後述の実施形態のエンドプレート23)の内周面と対向する位置に形成されている。
請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記第2流出孔は、前記コイルエンド部と対向する位置に形成されている。
請求項1の発明によれば、ロータシャフトは、永久磁石に冷媒を供給する第1流出孔と、冷媒の流れ方向において第1流出孔の下流側に設けられ、コイルのコイルエンド部に冷媒を供給する第2流出孔と、冷媒の流れ方向下流側に向かって縮径する縮径部と、を備え、第1流出孔は、縮径部に設けられているので、ロータシャフトの回転速度に応じた遠心摩擦力の増減に基づいて、縮径部が冷媒流路における冷媒の流れを変化させることにより、第1流出孔を介した永久磁石に対する冷媒の供給量と、第2流出孔を介したコイルエンド部に対する冷媒の供給量との比率を調節することが可能になる。
請求項2の発明によれば、縮径部は、ロータシャフトの回転速度に伴う遠心摩擦力の増加に応じて、冷媒を第1流出孔から永久磁石に向けて積極的に流出させるので、低速回転時には、銅損によるコイルの発熱を抑制でき、高速回転時には鉄損による永久磁石の発熱を抑制できる。
請求項3の発明によれば、縮径部は、縮径開始点から縮径終了点に亘って徐々に縮径し、第1流出孔は、軸方向において該縮径開始点と該縮径終了点との間、且つ、周方向において少なくとも2つ以上設けられているので、ロータシャフトの回転速度に伴う遠心摩擦力の増減に応じて、第1流出孔から永久磁石に供給される冷媒の量をスムーズに変化させることができる。
請求項4の発明によれば、第1流出孔は、ロータコアの内周面と対向する位置に形成されているので、ロータコア内を介して永久磁石に冷媒を供給できる。
請求項5の発明によれば、第1流出孔は、ロータコアの軸方向端面に配置されるエンドプレートの内周面と対向する位置に形成されているので、エンドプレートに沿って永久磁石に冷媒を供給できる。
請求項6の発明によれば、第2流出孔は、コイルエンド部と対向する位置に形成されているので、コイルエンド部に対して冷媒を効率良く供給できる。
本発明の第1実施形態に係る回転電機における低速回転時の冷却作用を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る回転電機における高速回転時の冷却作用を示す概略断面図である。 図1及び図2の縮径部及び第1流出孔を示すロータシャフトの要部拡大断面図である。 図3のロータシャフトのA−A(B−B)線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る回転電機の概略断面図である。
以下、本発明の回転電機の各実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
[回転電機]
図1に示すように、本実施形態の回転電機1は、ロータ20と、ロータ20の外周側にロータ20と対向するように配置されるステータ30と、ロータ20の内周側にロータ20と一体回転するように取り付けられるロータシャフト40と、を備える。
[ロータ]
ロータ20は、ロータコア21と、該ロータコア21に配置される複数の永久磁石22と、を備える。ロータコア21は、軸方向に積層された複数の鋼板によって構成され、ロータコア21の中心部には、シャフト挿入孔21aがロータコア21を軸方向に貫通して形成され、また、ロータコア21の外周側には、複数の磁石挿入孔21bが形成されている。複数の磁石挿入孔21bは、ロータコア21を軸方向に貫通し、且つ周方向に所定の間隔で形成されている。
なお、ロータコア21の内部には、後述する冷媒Cの流路となる内部流路が存在している。この内部流路は、ロータコア21に形成されたシャフト挿入孔21a及び磁石挿入孔21bに連通しており、シャフト挿入孔21a内からロータコア21の内部流路に冷媒Cを供給すると、供給された冷媒Cがロータコア21の内部流路を通って永久磁石22を冷却するとともに、冷却後の冷媒Cがロータコア21の軸方向端面から排出される。
永久磁石22は、希土類磁石を用いて構成され、ロータコア21の磁石挿入孔21bに取り付けられる。永久磁石22は、回転電機1の回転駆動時に発熱するので、発熱による性能の低下や部品の劣化を回避するために冷却する必要がある。特に、鉄損による発熱量が大きくなる高速回転時に積極的に冷却することが好ましい。
[ステータ]
ステータ30は、ステータコア31と、該ステータコア31に巻回されるコイル32と、を備える。ステータコア31は、プレス抜きされた複数枚の珪素鋼板を軸方向に積層して構成され、その径方向内側には、複数のティース33が形成され、さらに隣接するティース間に複数のスロット(図示せず)を備える。複数のスロットは、ステータコア31を軸方向に貫通し、且つ周方向に所定の間隔で形成されている。
コイル32は、各ティース33に巻回され、コイルエンド部32aがステータコア31の軸方向両端面から突出している。コイル32は、回転電機1の回転駆動時に発熱するので、発熱による性能の低下や部品の劣化を回避するために冷却する必要がある。特に、コイルエンド部32aは、銅損による発熱量が大きくなる低速回転時に積極的に冷却することが好ましい。
[ロータシャフト]
ロータシャフト40は、ロータコア21のシャフト挿入孔21aに一体回転するように取り付けられる。ロータシャフト40の内部には、軸方向に延びる冷媒流路41が形成され、その一端側に形成される冷媒導入口42から冷媒Cが導入される。本実施形態の冷媒Cは、潤滑油(ATF:Automatic transmission fluid)であり、ギヤの掻き上げ等により冷媒流路41に送り込まれる。
ロータシャフト40は、冷媒流路41内の冷媒Cを永久磁石22に供給する第1流出孔43と、冷媒流路41内の冷媒Cをコイルエンド部32aに供給する第2流出孔44と、冷媒流路41の他端側を塞ぐ蓋部45と、を備える。
第1流出孔43は、冷媒流路41における冷媒Cの流れ方向上流側(冷媒導入口42側)で、且つ、ロータコア21の内周面と径方向に対向する位置に形成されている。本実施形態の第1流出孔43は、図4に示すように、ロータシャフト40の周壁を径方向に貫通するように、周方向に所定の間隔で複数(例えば、4個)形成されている。このような第1流出孔43によれば、冷媒流路41内の冷媒Cをロータシャフト40の回転に伴う遠心力でロータコア21の内周面に向けて流出させ、前述したロータコア21の内部流路を介して永久磁石22を冷却することが可能になる。
第2流出孔44は、冷媒流路41における冷媒Cの流れ方向において第1流出孔43の下流側で、且つ、コイルエンド部32aと径方向に対向する位置に形成されている。本実施形態の第2流出孔44は、図4に示すように、ロータシャフト40の周壁を径方向に貫通するように、周方向に所定の間隔で複数(例えば、4個)形成されている。このような第2流出孔44によれば、冷媒流路41内の冷媒Cをロータシャフト40の回転に伴う遠心力でコイルエンド部32aに向けて流出させ、コイルエンド部32aを冷却することが可能になる。
図1〜3に示すように、ロータシャフト40の冷媒流路41内には、冷媒Cの流れ方向下流側に向かって縮径する縮径部46が形成されている。本実施形態の縮径部46は、図3に示す断面視において、縮径開始点46aから縮径終了点46bに亘って直線的に縮径する傾斜面であるが、縮径開始点46aから縮径終了点46bに亘って徐々に縮径する面であれば、直線的に縮径する傾斜面だけでなく、湾曲的に縮径する湾曲面(湾曲凸面、湾曲凹面を含む)であってもよい。
縮径部46は、ロータシャフト40の回転速度に応じた遠心摩擦力の増減に基づいて、冷媒流路41における冷媒Cの流れを変化させる。なお、遠心摩擦力は、ロータシャフト40の回転に応じてロータシャフト40の内周面と冷媒Cとの間に生じる摩擦力であり、摩擦係数をμ、冷媒Cの質量をm、ロータシャフト40の内径をr、ロータシャフト40の角速度をωとしたとき、遠心摩擦力F1は、下記(1)式で求められる。
F1=μmrω (1)
つまり、冷媒Cが冷媒流路41内を進む力(以下、軸内推進力と呼ぶ。)をF2とすると、下記の関係式(2)が成立するとき、すなわち、ロータシャフト40の回転速度が低速で、遠心摩擦力F1が小さいとき、冷媒Cは縮径部46を越えやすい。
F2>F1 (2)
また、下記の関係式(3)が成立するとき、すなわち、ロータシャフト40の回転速度が高速で、遠心摩擦力F1が大きいとき、冷媒Cは縮径部46を越えづらい。
F2<F1 (3)
図3に示すように、縮径部46は、冷媒流路41における冷媒Cの流れ方向上流側に配置され、第1流出孔43は、軸方向において縮径部46の縮径開始点46aと縮径終了点46bとの間に配置されている。このような配置構成によれば、ロータシャフト40の回転速度が低速で、遠心摩擦力F1が小さいときは、冷媒Cが縮径部46を越えて第2流出孔44から積極的に流出する一方、ロータシャフト40の回転速度が高速で、遠心摩擦力F1が大きいときは、冷媒Cが縮径部46を越えずに第1流出孔43から積極的に流出する、というロータシャフト40の回転速度に応じた流出先の選択的な切り分けが可能になる。なお、縮径部46の勾配や縮径量は、第1流出孔43への冷媒Cの供給量と、第2流出孔44への冷媒Cの供給量との比率に基づいて調節される。
[冷却作用]
つぎに、本実施形態に係る回転電機1の冷却作用について、図1及び図2を参照して説明する。
回転電機1の回転駆動時には、冷媒導入口42からロータシャフト40内の冷媒流路41に冷媒Cが導入されている。図1に示すように、ロータシャフト40の回転速度が低速のときは、遠心摩擦力F1が小さいため、多くの冷媒Cが縮径部46を越え、第2流出孔44側に流れる。つまり、永久磁石22に向けて第1流出孔43から流出する冷媒Cの量に比べ、コイルエンド部32aに向けて第2流出孔44から流出する冷媒Cの量が多くなる。したがって、銅損によりコイルエンド部32aが発熱しやすい低速回転時には、第2流出孔44から多くの冷媒Cを流出させ、コイルエンド部32aを積極的に冷却することが可能になる。
また、図2に示すように、ロータシャフト40の回転速度が高速のときは、遠心摩擦力F1が大きいため、縮径部46を越えられない多くの冷媒Cが第1流出孔43から流出する。つまり、コイルエンド部32aに向けて第2流出孔44から流出する冷媒Cの量に比べ、永久磁石22に向けて第1流出孔43から流出する冷媒Cの量が多くなる。したがって、鉄損により永久磁石22が発熱しやすい高速回転時には、第1流出孔43から多くの冷媒Cを流出させ、永久磁石22を積極的に冷却することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態の回転電機1によれば、ロータシャフト40は、永久磁石22に冷媒Cを供給する第1流出孔43と、冷媒Cの流れ方向において第1流出孔43の下流側に設けられ、コイル32のコイルエンド部32aに冷媒Cを供給する第2流出孔44と、冷媒Cの流れ方向下流側に向かって縮径する縮径部46と、を備え、第1流出孔43は、縮径部46に設けられているので、ロータシャフト40の回転速度に応じた遠心摩擦力F1の増減に基づいて、縮径部46が冷媒流路41における冷媒Cの流れを変化させることにより、第1流出孔43を介した永久磁石22に対する冷媒Cの供給量と、第2流出孔44を介したコイルエンド部32aに対する冷媒の供給量との比率を調節することが可能になる。
また、縮径部46は、ロータシャフト40の回転速度に伴う遠心摩擦力F1の増加に応じて、冷媒Cを第1流出孔43から永久磁石22に向けて積極的に流出させるので、低速回転時には銅損によるコイル32の発熱を抑制でき、高速回転時には鉄損による永久磁石22の発熱を抑制できる。
また、縮径部46は、縮径開始点46aから縮径終了点46bに亘って徐々に縮径し、第1流出孔43は、軸方向において該縮径開始点46aと該縮径終了点46bとの間、且つ、周方向において少なくとも2つ設けられているので、ロータシャフト40の回転速度に伴う遠心摩擦力F1の増減に応じて、第1流出孔43から永久磁石22に供給される冷媒Cの量をスムーズに変化させることができる。
また、第1流出孔43は、ロータコア21の内周面と対向する位置に形成されているので、ロータコア21内を介して永久磁石22に冷媒Cを供給できる。
また、第2流出孔44は、コイルエンド部32aと対向する位置に形成されているので、コイルエンド部32aに対して冷媒Cを効率良く供給できる。
[他の実施形態]
つぎに、本発明の第2実施形態に係る回転電機1Bについて、図5を参照して説明する。ただし、前記実施形態と共通する構成については、前記実施形態の符号を用いることにより、前記実施形態の説明を援用する。
図5に示すように、第2実施形態の回転電機1Bは、ロータコア21の軸方向端面に永久磁石22を押さえるエンドプレート23を備え、第1流出孔43が一方(図5中、右側)のエンドプレート23の内周面と対向する位置に形成され、第2流出孔44が他方(図5中、左側)のエンドプレート23の内周面と対向する位置に形成されている。このようにすると、第1流出孔43から流出する冷媒Cをエンドプレート23に沿って永久磁石22に供給でき、第2流出孔44から流出する冷媒Cをエンドプレート23に沿ってコイルエンド部32aに供給できる。なお、他方のエンドプレート23に板厚方向に貫通する貫通孔を設け、エンドプレート23に沿って流れる冷媒Cを貫通孔からコイルエンド部32aに供給するようにしてもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、冷媒Cは、ギヤの掻き上げ等による自然潤滑によって冷媒流路41に送り込まれる場合に限らず、ポンプによる強制潤滑によって冷媒流路41に送り込まれてもよい。
1、1B 回転電機
20 ロータ
21 ロータコア
22 永久磁石
23 エンドプレート
30 ステータ
31 ステータコア
32 コイル
32a コイルエンド部
40 ロータシャフト
41 冷媒流路
43 第1流出孔
44 第2流出孔
46 縮径部
46a 縮径開始点
46b 縮径終了点
C 冷媒
F1 遠心摩擦力

Claims (6)

  1. ロータコアと、該ロータコアに配置される永久磁石と、を有するロータと、
    ステータコアと、該ステータコアに巻回されるコイルと、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータと、
    前記ロータの内周側に前記ロータと一体回転するように取り付けられ、内部に軸方向に延びる冷媒流路が形成されたロータシャフトと、を備える回転電機であって、
    前記ロータシャフトは、前記永久磁石に冷媒を供給する第1流出孔と、前記冷媒の流れ方向において前記第1流出孔の下流側に設けられ、前記コイルのコイルエンド部に前記冷媒を供給する第2流出孔と、前記冷媒の流れ方向下流側に向かって縮径する縮径部と、を備え、
    前記第1流出孔は、前記縮径部に設けられている、回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記縮径部は、前記ロータシャフトの回転速度に伴う遠心摩擦力の増加に応じて、前記冷媒を前記第1流出孔から前記永久磁石に向けて積極的に流出させる、回転電機。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機であって、
    前記縮径部は、縮径開始点から縮径終了点に亘って徐々に縮径し、
    前記第1流出孔は、軸方向において該縮径開始点と該縮径終了点との間、且つ、周方向において少なくとも2つ以上設けられている、回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記第1流出孔は、前記ロータコアの内周面と対向する位置に形成されている、回転電機。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記第1流出孔は、前記ロータコアの軸方向端面に配置されるエンドプレートの内周面と対向する位置に形成されている、回転電機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記第2流出孔は、前記コイルエンド部と対向する位置に形成されている、回転電機。
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