JP6581621B2 - 固体撮像装置およびカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置およびカメラに関する。
デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラなどで用いられている固体撮像装置に位相差検出機能を持たせ、専用の自動焦点検出(AF)センサを用いずに焦点検出を実現する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載された固体撮像装置では、一部の画素の遮光層に、マイクロレンズの光軸に対して中心が偏心した開口を設けることで、撮像レンズの瞳が分割されている。
特開2011−60815号公報
固体撮像装置では、光電変換部およびトランジスタなどの回路素子が形成されるウェルの電位を固定するためにウェルコンタクト領域が設けられる。ウェルコンタクト領域には、コンタクトプラグを介して基準電位ラインが電気的に接続される。特許文献1には、ウェルコンタクト領域をどのように配置するかに関する記載も示唆もない。
本発明は、焦点検出機能を有する固体撮像装置におけるウェルコンタクト領域の有利な配置を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、被写体像を撮像するための撮像画素と、撮像レンズの瞳の第1領域を通過した光を検出する第1の画素と、前記瞳の前記第1領域とは異なる第2領域を通過した光を検出する第2の画素とを有する固体撮像装置に係り、前記固体撮像装置は、前記撮像画素の光電変換部と、前記第1の画素の、光電変換部、第1のウェルコンタクト領域、及びトランジスタと、を備え、前記第1の画素において、前記撮像画素における前記光電変換部が配される領域に対応する領域に、前記第1の画素の前記光電変換部及び前記第1のウェルコンタクト領域が配され、前記撮像画素の前記光電変換部と前記第1の画素の前記第1のウェルコンタクト領域との間には、前記第1の画素の前記トランジスタが配され、前記撮像画素の前記光電変換部と前記第1の画素の前記光電変換部はそれぞれ電荷蓄積領域を含み、前記第1の画素において、前記撮像画素における前記電荷蓄積領域が配される領域に対応する領域に、前記第1の画素の前記電荷蓄積領域、素子分離及び前記第1のウェルコンタクト領域が配される。
本発明によれば、焦点検出機能を有する固体撮像装置におけるウェルコンタクト領域の有利な配置が提供される。
本発明の1つの実施形態に係る固体撮像装置の1つの画素の回路構成を例示する図。 本発明の第1実施形態の固体撮像装置の画素アレイの一部を示す図。 本発明の第2実施形態の固体撮像装置の画素アレイの一部を示す図。 本発明の第3実施形態の固体撮像装置の画素アレイの一部を示す図。 比較例を示す図。
本発明に係る固体撮像装置は、被写体像を撮像するための複数の撮像画素と、撮像レンズの瞳の第1領域を通過した光を検出する複数の第1の焦点検出画素と、該瞳の該第1領域とは異なる第2領域を通過した光を検出する複数の第2の焦点検出画素とを有する。複数の第1の焦点検出画素の出力と複数の第2の焦点検出画素の出力とに基づいて位相差検出方式にしたがって焦点を検出することができる。本発明の固体撮像装置は、例えば、MOS型固体撮像装置またはCCD型固体撮像装置として構成されうる。
以下、本発明の実施形態として、本発明をMOS型固体撮像装置に適用した例を説明する。図1には、本発明の1つの実施形態に係る固体撮像装置の1つの画素PIXの回路構成が例示されている。撮像画素、第1の焦点検出画素および第2の焦点検出画素は、図1に示すような回路構成を有しうる。画素PIXは、光電変換部101を有する。光電変換部101は、例えば、フォトダイオードでありうる。光電変換部は、光電変換によって生じた電荷を蓄積する電荷蓄積領域を有する。図1に示す例では、画素PIXは、光電変換によって生じた電子および正孔のうち電子を蓄積し、その電子の量に応じた信号を画素の信号として出力する。しかしながら、画素PIXは、正孔を蓄積し、その正孔の量に応じた信号を画素の信号として出力するように構成されてもよい。
画素PIXは、光電変換部101に蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する転送トランジスタ102を含みうる。画素PIXはまた、フローティングディフュージョンFDに転送された電荷の量に応じた信号を列信号線110に出力する増幅トランジスタ105を含みうる。ここで、列信号線110には、電流源111の一端が接続され、増幅トランジスタ105および電流源111によってソースフォロワ回路が構成されうる。電流源111の他端には電位V2が与えられうる。画素PIXは、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするリセットトランジスタ104を有しうる。画素PIXは、選択トランジスタ106を有してもよい。選択トランジスタ106が不図示の垂直走査回路によって活性化されることによって画素PIXが選択状態になる。フローティングディフュージョンFDに設定する電位によって画素PIXを選択状態または非選択状態に設定する方式においては、選択トランジスタ106は不要である。選択トランジスタ106は、例えば、増幅トランジスタ105と列信号線110との間に配置されうる。リセットトランジスタ104および増幅トランジスタ105のドレインには、電位V1が与えられうる。
光電変換部101、転送トランジスタ102、増幅トランジスタ105、リセットトランジスタ104および選択トランジスタ106には、半導体基板のウェルコンタクト領域およびそれに接続されたコンタクトプラグを介して接地電位等の基準電位が与えられる。光電変換部101がフォトダイオードで構成され、カソードに電子が蓄積される場合、アノードには、ウェルに形成されたウェルコンタクト領域およびそれに接続されたコンタクトプラグを介して接地電位112が与えられる。トランジスタ102、104、105、106がNMOSトランジスタで構成される場合、これらには、半導体基板のウェルに形成されたウェルコンタクト領域およびそれに接続されたコンタクトプラグを介して基板バイアスとして接地電位112が与えられる。
図2(a)には、本発明の第1実施形態の固体撮像装置の画素アレイの一部(4画素)のレイアウト(平面図)が示されている。より具体的には、図2(a)は、2つの撮像画素202A、202Bと、第1の焦点検出画素201Aと、第2の焦点検出画素201Bとが示されている。第1の焦点検出画素201Aは、撮像レンズの瞳の第1領域を通過した光を検出する。第2の焦点検出画素201Bは、該瞳の該第1領域とは異なる第2領域を通過した光を検出する。図2(b)は、図2(a)におけるA−A線に沿った断面図である。
第1の焦点検出画素201Aは、光電変換部206A、転送トランジスタ、選択トランジスタ、増幅トランジスタおよびリセットトランジスタを含む。第2の焦点検出画素201Bは、光電変換部206B、転送トランジスタ、選択トランジスタ、増幅トランジスタおよびリセットトランジスタを含む。撮像画素202A、202Bは、光電変換部206C、転送トランジスタ、選択トランジスタ、増幅トランジスタおよびリセットトランジスタを含む。転送トランジスタ、選択トランジスタ、増幅トランジスタ、リセットトランジスタは、それぞれゲート電極213、203、204、205を有する。
第1の焦点検出画素201Aの光電変換部206Aは、例えば、P型の表面領域219A、N型の電荷蓄積領域220AおよびP型のウェル230によって構成されうる。第2の焦点検出画素201Bの光電変換部206Bは、第1の焦点検出画素201Aの光電変換部206Aと同様に、P型の表面領域、N型の電荷蓄積領域およびP型のウェル230によって構成されうる。撮像画素202A、202Bの光電変換部206Cは、例えば、P型の表面領域219C、N型の電荷蓄積領域220CおよびP型のウェル230によって構成されうる。
固体撮像装置は、P型のウェル230を有する半導体基板SBを含む。半導体基板SBは、素子分離209を有し、素子分離209によって活性領域208が規定されている。素子分離209は、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)またはLOCOS(Local Oxidation of Silicon)などの絶縁体を含む分離構造を有しうる。活性領域208には、例えば、光電変換部206A、206B、206Cの表面領域、フローティングディフュージョン207および各トランジスタのソース領域、ドレイン領域、および、チャネル領域が配されている。活性領域208には、更に、第1の焦点検出画素201Aの第1のウェルコンタクト領域215A、第2の焦点検出画素201Bの第2のウェルコンタクト領域215B、撮像画素202A、202Bの第3のウェルコンタクト領域215C、215Cが配されている。本実施形態では、一部の撮像画素にのみウェルコンタクト領域が配されている。すべての撮像画素にウェルコンタクト領域が配されてもよい。
図2に示す例では、各画素の選択トランジスタ、増幅トランジスタ、リセットトランジスタは、1つの活性領域208の上に所定間隔をおいてゲート電極203、204、205を配置することで形成され、ソース領域およびドレイン領域は共通化されている。素子分離209の一部または全部は、PN接合分離によって構成されてもよい。この場合、連続した1つの活性領域208に、複数の画素、あるいはすべての画素の素子が配されうる。
第1の焦点検出画素201Aの活性領域208に接地電位を供給するために、第1のウェルコンタクト領域215Aには、第1のコンタクトプラグ210Aが電気的に接続される。そして、第1のコンタクトプラグ210Aには、接地ライン(金属配線パターン)212Aが電気的に接続される。同様に、第2の焦点検出画素201Bの活性領域208に接地電位を供給するために、第2のウェルコンタクト領域215Bには、第2のコンタクトプラグ210Bが電気的に接続される。そして、第2のコンタクトプラグ210Bには、接地ライン(金属配線パターン)212Bに電気的に接続される。接地ライン212Aは、撮像レンズの瞳における前述の第1領域を規定しつつ第1のウェルコンタクト領域215Aを遮光する第1の遮光部を含む。接地ライン212Bは、撮像レンズの瞳における前述の第2領域を規定しつつ第2のウェルコンタクト領域215Bを遮光する第2の遮光部を含む。このように、撮像レンズの第1領域を通過した光を第1の焦点検出画素201Aによって検出し、該撮像レンズの第2領域を通過した光を第2の焦点検出画素201Bによって検出することによって瞳分割による位相差検出が実現される。
接地ライン212A、212Bは、配線パターン、コンタクトプラグ、ビアプラグ等を含む配線構造240の一部として構成されうる。配線構造240の上には、カラーフィルタ221および/またはマイクロレンズ204が配されうる。
第1の焦点検出画素201Aと第2の焦点検出画素201Bとは、位相差検出のために対をなす画素である。位相差検出のために対をなす第1の焦点検出画素201Aと第2の焦点検出画素201Bとは、画素内における光電変換部の相対位置が互いに異なる。これに応じて、第1の焦点検出画素201Aにおける第1のウェルコンタクト領域215Aの、ある素子に対する相対位置と、第2の焦点検出画素201Bにおける第2のウェルコンタクト領域215Bの対応する素子に対する相対位置とは互いに異なる。つまり、第1の焦点検出用画素201Aのいずれかの素子と、第2の焦点検出用画素201Bの対応する素子とが重なるように第1の焦点検出用画素201Aのレイアウトを並行移動し、さらに、必要に応じて回転および反転させた場合を考える。この場合において、第1のウェルコンタクト領域215Aは、第2の焦点検出用画素201Bの第2のウェルコンタクト領域215Bとは別の位置に移動される。また、第1の焦点検出画素201Aにおける第1のコンタクトプラグ210Aの相対位置と第2の焦点検出画素201Bにおける第2のコンタクトプラグ210Bの相対位置とは互いに異なる。位相差検出のために対をなす第1の焦点検出画素201Aと第2の焦点検出画素201Bとで画素内におけるウェルコンタクト領域(またはコンタクトプラグ)の相対位置を異ならせることは、レイアウトの自由度を向上させるために有利である。
接地ライン212A、212Bは、配線パターン、コンタクトプラグ、ビアプラグ等を含む配線構造240の一部として構成されうる。配線構造240の上には、カラーフィルタ221および/またはマイクロレンズ204が配されうる。
撮像画素202Aの活性領域208に接地電位を供給するために、撮像画素202Aの第3のウェルコンタクト領域215Cには、第3のコンタクトプラグ211Aが電気的に接続される。そして、第3のコンタクトプラグ211Aには、接地ライン(金属配線パターン)212Aが電気的に接続される。同様に、撮像画素202Bの活性領域208に接地電位を供給するために、撮像画素202Bの第3のウェルコンタクト領域215Cには、第3のコンタクトプラグ211Bが電気的に接続される。そして、第3のコンタクトプラグ211Aには接地ライン(金属配線パターン)212Bが電気的に接続される。
撮像画素202Aと撮像画素202Bとは、対称な構造を有しうる。例えば、並進対称、回転対象、ミラー対称、あるいは、これらの組み合わせの構造である。この実施形態では、2つの撮像画素202Aと202Bとが並進対称な構造を有している。この場合、撮像画素202Aにおける第3のウェルコンタクト領域215Cの相対位置は、撮像画素202Bにおける第3のウェルコンタクト領域215Cの相対位置と等しい。あるいは、撮像画素202Aと撮像画素202Bとは、互いに対称性を有しない構造を有してもよい。例えば、撮像画素202Aと撮像画素202Bとにおいて増幅トランジスタが共有される場合には、撮像画素202Aと撮像画素202Bとは、互いに対称性を有しない構造を有しうる。
本実施形態では、撮像画素202A(202B)における第3のウェルコンタクト領域215Cの、ある素子に対する相対位置は、第1の焦点検出画素201Aにおける第1のウェルコンタクト領域215Aの、対応する素子に対する相対位置と異なる。つまり、第1の焦点検出用画素201Aのいずれかの素子と、撮像画素202A(202B)の対応する素子とが重なるように、焦点検出用画素201Aのレイアウトを並行移動し、さらに、必要に応じて回転および反転させた場合を考える。この場合において、第1のウェルコンタクト領域215Aは、撮像画素202Aの第3のウェルコンタクト領域215Cとは別の位置に移動される。対応する素子とは、第1の焦点検出用画素のリセットトランジスタと撮像画素のリセットトランジスタのように、2つの別の画素において同様の機能を有する素子あるいは部分である。また、撮像画素202A(202B)における第3のウェルコンタクト領域215Cの相対位置は、第2の焦点検出画素201Bにおける第2のウェルコンタクト領域215Bの相対位置と異なる。
ウェルコンタクト領域215A、215B、215Cの不純物濃度は、ウェル230の不純物濃度よりも高い。ウェルコンタクト領域215A、215B、215Cを設けることによってコンタクトプラグ210A、210B、211A(211B)との接触抵抗を下げることができる。図2に示された例では、ウェルコンタクト領域と光電変換部の表面領域とが互いに異なる活性領域に配される。言い換えると、ウェルコンタクト領域と光電変換部の表面領域とは、絶縁体を含む素子分離209によって電気的に分離されている。しかしながら、これは一例に過ぎず、ウェルコンタクト領域と光電変換部の表面領域とは、同じ活性領域に配されてもよい。
ウェル230は、複数の画素あるいは全ての画素で共有されてよいし、画素ごとに設けられてもよい。上記の説明では、ウェルコンタクト領域215A、215B、215Cを介してウェル230に接地電位が供給されるが、接地電位以外の任意の電位がP型ウェルに供給されうる。
上記の例は、光電変換部において電子を蓄積する固体撮像装置を対象とするものであるので、ウェル230がP型であるが、光電変換部において正孔を蓄積する固体撮像装置では、上記の例におけるP型とN型とが入れ替えられる。
増幅トランジスタおよびリセットトランジスタが配されるウェルの電位は、それらのトランジスタの動作特性を決める上で重要である。画素アレイが配された領域内に不均一な電位分布が存在すると、撮像された画像にシェーディングが生じうる。そのため、画素アレイが配された領域のウェルに多くのコンタクトプラグを配することによってウェルを等電位することが望ましい。一方、多くのコンタクトプラグを配すると、コンタクトプラグおよびウェルコンタクト領域を介して光電変換部へ暗電流が流れる可能性がある。撮像画素の光電変換部への暗電流の発生は、特に暗時の画像に悪影響を与えてしまう。焦点検出画素の信号は少なくとも直接に画像を構成する信号として用いられることはないので、焦点検出画素で発生する暗電流よりも撮像画素で発生する暗電流を抑制することが重要である。したがって、シェーディングの抑制と撮像画素で発生する暗電流の抑制の両立を図るべきである。
図5(a)は、比較例の固体撮像装置の画素アレイの一部(4画素)のレイアウト(平面図)が示されている。図5(b)は、図5(a)におけるA−A線に沿った断面図である。比較例では、焦点検出画素201A、201Bにおけるウェルコンタクト領域215A、215Bの相対位置と撮像画素202A、202Bにおけるウェルコンタクト領域215C、215Cの相対位置とが同じである。このような構成は、ウェル230の電位を均一にすることによるシェーディングの抑制には有利である。しかしながら、このような構成は、焦点検出画素201A、201Bのためのコンタクトプラグ210A、210Bおよびウェルコンタクト領域215A、215Bからの光電変換部206Cへの暗電流217の抑制には不利である。例えば、焦点検出画素201Aのためのコンタクトプラグ210Aおよびウェルコンタクト領域215Aから隣接する撮像画素202Aの光電変換部206Cへの暗電流217が暗時の画像に悪影響を与えうる。
一方、第1実施形態のように、焦点検出画素と撮像画素とで画素内におけるウェルコンタクト領域の相対位置を個別に決定することは、シェーディングの抑制と撮像画素における暗電流の抑制とを両立するために有利である。例えば、図5に示す場合に比べ、第1実施形態では、焦点検出画素201Aのためのコンタクトプラグ210Aおよびウェルコンタクト領域215Aから隣接する撮像画素202Aの光電変換部206Cまでの距離を大きく取ることができる。コンタクト領域215Aと光電変換部206Cの距離が大きいほど、ウェルコンタクト領域215Aから光電変換部206Cへの暗電流は小さくなるため、光電変換部206Cへの暗電流を抑制することが可能になる。このほかにも、ウェルコンタクト領域215Aと、隣接する撮像画素202Aの光電変換部206Cとの間に、電荷の混入を防止するバリアを配置するなどの方法により、暗電流を抑制することができる。このようなバリアの配置がレイアウトの制約を受けずに行えるため、暗電流の抑制に有利であると言える。
また、焦点検出画素において接地ライン212A、212Bによって遮光される領域にウェルコンタクト領域215A、215Bを配置することは、隣接する撮像画素における暗電流を抑制するために有利である。
図3を参照しながら本発明の第2の実施形態を説明する。図3(a)には、本発明の第2実施形態の固体撮像装置の画素アレイの一部(4画素)のレイアウト(平面図)が示されている。より具体的には、図3(a)は、2つの撮像画素202A、202Bと、第1の焦点検出画素201Aと、第2の焦点検出画素201Bとが示されている。第1の焦点検出画素201Aは、撮像レンズの瞳の第1領域を通過した光を検出する。第2の焦点検出画素201Bは、該瞳の該第1領域とは異なる第2領域を通過した光を検出する。図3(b)は、図3(a)におけるA−A線に沿った断面図である。なお、第2実施形態の説明において言及しない事項は、第1実施形態に従いうる。
第2実施形態は、ウェル230に接地電位を供給するためのウェルコンタクト領域およびコンタクトプラグが焦点検出画素201A、201Bには設けられているが、一部の撮像画素202A、202Bには設けられていない点で第1実施形態と異なる。
撮像画素202A、202Bにウェルコンタクト領域およびコンタクトプラグを設けないことにより、ウェルコンタクト領域およびコンタクトプラグに起因する撮像画素202A、202Bにおける暗電流の発生を抑制することができる。ウェル230の電位分布によって生じるシェーディングの程度が許容可能な範囲であれば、焦点検出画素201A、201Bを含む焦点検出画素の全てにウェルコンタクト領域およびコンタクトプラグを配置する必要はない。即ち、シェーディングの程度が許容可能な範囲であれば、複数の焦点検出画素のうちの一部にのみウェルコンタクト領域およびコンタクトプラグを配置してもよい。ここで、第1の焦点検出用画素201Aのいずれかの素子と、ウェルコンタクト領域を有さない撮像画素202A(202B)の対応する素子とが重なるように焦点検出用画素201Aのレイアウトを並行移動し、更に必要に応じて回転および反転させた場合を考える。この場合において、第1のウェルコンタクト領域215Aは、ウェルコンタクト領域とは別の位置に移動される。したがって、第1の焦点検出画素201Aにおける第1のウェルコンタクト領域215Aのある素子に対する相対位置は、撮像画素202A(202B)と異なっている。
増幅トランジスタのゲート面積が小さいと、1/fノイズの発生によって画素特性に悪影響を及ぼす場合がある。第2実施形態では、撮像画素に接地電位を供給するためのコンタクトプラグを配置しないため、コンタクトプラグを配置する場合に比べて撮像画素の増幅トランジスタのゲート面積を大きくすることが可能になり、1/fノイズの発生を抑制することができる。また、コンタクトプラグを配置する場合に比べて、撮像画素の光電変換部の面積を大きく設けることができるため、撮像画素の感度を向上させることができる。
図4を参照しながら本発明の第3の実施形態を説明する。図4(a)には、本発明の第3実施形態の固体撮像装置の画素アレイの一部(4画素)のレイアウト(平面図)が示されている。より具体的には、図4(a)は、2つの撮像画素202A、202Bと、第1の焦点検出画素201Aと、第2の焦点検出画素201Bとが示されている。第1の焦点検出画素201Aは、撮像レンズの瞳の第1領域を通過した光を検出する。第2の焦点検出画素201Bは、該瞳の該第1領域とは異なる第2領域を通過した光を検出する。図4(b)は、図4(a)におけるA−A線に沿った断面図である。なお、第3実施形態の説明において言及しない事項は、第1実施形態に従いうる。
第3実施形態は、焦点検出画素201A、201Bのためのコンタクトプラグ210A、210Bが焦点検出画素201A、201Bの光電変換部206A、206Bの表面領域219A(光電変換部206Bの表面領域は不図示。)に接続されている点で第1実施形態と異なる。第3実施形態では、ウェルコンタクト領域215A、215Bと光電変換部206A、206Bとが素子分離209によって分離されていないので、光電変換部206A、206Bの領域を大きくすることができる。これは、焦点検出画素201A、201Bのダイナミックレンジを拡大するために寄与する。
以下、上記の各実施形態に係る固体撮像装置の応用例として、該固体撮像装置が組み込まれたカメラについて例示的に説明する。カメラの概念には、撮影を主目的とする装置のみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末)も含まれる。カメラは、上記の実施形態として例示された本発明に係る固体撮像装置と、該固体撮像装置から出力される信号を処理する処理部とを含む。該処理部は、例えば、A/D変換器、および、該A/D変換器から出力されるデジタルデータを処理するプロセッサを含みうる。
202A、202B:撮像画素、201A:第1の焦点検出画素、201B:第2の焦点検出画素、215A、215B、215C:ウェルコンタクト領域

Claims (13)

  1. 被写体像を撮像するための撮像画素と、撮像レンズの瞳の第1領域を通過した光を検出する第1の画素と、前記瞳の前記第1領域とは異なる第2領域を通過した光を検出する第2の画素とを有する固体撮像装置であって、
    前記撮像画素の光電変換部と、
    前記第1の画素の、光電変換部、第1のウェルコンタクト領域、及びトランジスタと、
    を備え、
    前記第1の画素において、前記撮像画素における前記光電変換部が配される領域に対応する領域に、前記第1の画素の前記光電変換部及び前記第1のウェルコンタクト領域が配され、
    前記撮像画素の前記光電変換部と前記第1の画素の前記第1のウェルコンタクト領域との間には、前記第1の画素の前記トランジスタが配され、
    前記撮像画素の前記光電変換部と前記第1の画素の前記光電変換部はそれぞれ電荷蓄積領域を含み、
    前記第1の画素において、前記撮像画素における前記電荷蓄積領域が配される領域に対応する領域に、前記第1の画素の前記電荷蓄積領域、素子分離及び前記第1のウェルコンタクト領域が配される、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1の画素は前記第1のウェルコンタクト領域を遮光する第1の遮光部を有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1のウェルコンタクト領域に電気的に接続された第1のコンタクトプラグを有し、
    前記第1のコンタクトプラグは、前記第1の遮光部に対して電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記素子分離は、絶縁体を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1の画素と前記第2の画素とが位相差検出のための対をなす
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記トランジスタは、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、転送トランジスタ、および、選択トランジスタのいずれか1つであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 更に前記第2の画素の、光電変換部および第2のウェルコンタクト領域を備え、
    前記第2の画素において、前記撮像画素における前記光電変換部が配される領域に対応する領域に、前記第2の画素の前記光電変換部及び前記第2のウェルコンタクト領域が配されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記第1の画素における前記第1のウェルコンタクト領域の、前記第1の画素に含まれる増幅トランジスタに対する相対位置と、前記第2の画素における前記第2のウェルコンタクト領域の、前記第2の画素に含まれる増幅トランジスタに対する相対位置とが互いに異なることを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置。
  9. 更に、前記第2のウェルコンタクト領域を遮光する第2の遮光部と、前記第2のウェルコンタクト領域に電気的に接続された第2のコンタクトプラグと、を備えることを特徴とする請求項又はに記載の固体撮像装置。
  10. 前記第2のコンタクトプラグは、前記第2の遮光部に対して電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記撮像画素において、前記第1の画素の前記第1のウェルコンタクト領域に対応する領域にはウェルコンタクト領域が配されていないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記撮像画素にはウェルコンタクト領域が配されていないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置から出力される信号を処理する処理部と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
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