JP6580543B2 - 軸封装置及び軸封装置の組立方法 - Google Patents
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Description
本発明の1つの態様によれば、タンクのタンクケーシングに取付可能な鍔部を有し、かつ、前端が前記タンク内に配置可能な回転軸を回転自在に前後方向に貫通させる軸封箱と、
前記軸封箱の凹部内に収納されかつ前記回転軸の周囲にリング状に巻き付けられて両端部の端面同士が突き合わされた紐状部材でそれぞれ構成され、かつ、前記回転軸の軸方向沿いに配置されて前記回転軸との間を大気側に対してシールする少なくとも3個のグランドパッキンと、
前記タンク内の前記軸封箱の前側から前記軸封箱の前端部に着脱可能に取り付けられかつ前記回転軸が貫通して自在に回転する貫通穴を有する円環板状のネックブッシュ本体と、前記軸封箱の後端側に向けて前記ネックブッシュ本体から前記軸方向の後側に延び、かつ前記軸封箱の前記前端部の雌ねじ穴内に螺合される雄ねじ部を外面に有するとともに、前記軸封箱の前記凹部と連通しかつ前記少なくとも3個のグランドパッキンのうちの少なくとも2個のグランドパッキンを収納保持する凹部を内面に有する円筒状のグランドパッキン収納保持部を有するネックブッシュと、
前記軸封箱の後側から前記軸封箱の前記凹部内に先端部が挿入されて、前記全てのグランドパッキンを前記回転軸の前記軸方向沿いにネックブッシュ側に向けて押圧して前記軸封箱の後端に取外し可能に固定されるグランドパッキン押え部材と、を備える軸封装置を提供する。
まず、前記ネックブッシュの前記グランドパッキン収納保持部の前記凹部内に、前記少なくとも2個のグランドパッキンを収納保持するとともに、前記収納保持されかつ隣接するグランドパッキン同士の端部の位置が前記軸方向回りに互いに異なる位置に配置し、
前記軸封箱に対して前記ネックブッシュを回転させつつ前記ネックブッシュの前記雄ねじを前記軸封箱の前記前端部の前記雌ねじ穴内に螺合して前記ネックブッシュを前記軸封箱の前記前端部に固定し、
前記凹部内に収納保持されたグランドパッキン以外のグランドパッキンを前記軸封箱の前記凹部内に配置するとともに、前記ネックブッシュの前記グランドパッキン収納保持部の前記凹部内及び前記軸封箱の前記凹部内においてそれぞれ前記収納保持されかつ隣接するグランドパッキン同士の端部の位置が前記軸方向回りに互いに異なる位置に配置し、
前記軸封箱の後端に前記グランドパッキン押え部材を配置して前記軸封箱の前記凹部に前記グランドパッキン押え部材の前記先端部を挿入し、前記全てのグランドパッキンを前記回転軸の軸方向沿いに前記ネックブッシュに向けて押圧するように、前記グランドパッキン押え部材を取外し可能に前記軸封箱の後端に締め付けて固定する、軸封装置の組立方法を提供する。
本発明の第1実施形態にかかる軸封装置1は、図1〜図2Bに示すように、軸封箱2と、3個以上のグランドパッキン4と、ネックブッシュ5と、グランドパッキン押え部材6とを少なくとも備えて構成されている。このような軸封装置1は、例えば、ガラス繊維の束を水中で解繊及び分散させるタンク10のタンクケーシング12などに取り付けられ、タンク10に備え付けられる攪拌機11の回転軸3の軸封装置として使用される。回転軸3の、タンク10を仕切る仕切壁の一例としてのタンクケーシング12とは反対側の大気側には、図示しないが、回転軸3を保持する軸受15などが配置されている。軸封箱2とネックブッシュ5と、グランドパッキン押え部材6とは、金属、例えばステンレス鋼で構成されている。グランドパッキン4は、主に無機繊維を編組して構成されている。なお、通常、大気側には原動機又は別の軸受装置が存在するため、輪形状のネックブッシュ5やグランドパッキン押え部材6などを、スラリー側、言い換えれば、タンク内側に取り外すことは一般的ではなかった。言い換えれば、スラリー側に取り外す事が一般的でない理由は、前述のネックブッシュ105が係合部105aで抜け止めされている為であり、大気側に取り外す事の困難さの要因は、原動機又は別の軸受装置が大気側に存在している為である。
まず、図1及び図2Bにおいて、軸封箱2より前方のタンク10内の回転軸3上にネックブッシュ5を位置させる。このとき、ネックブッシュ5の凹部5dには、グランドパッキン4が無い状態とする(図4A〜図4D参照)。
例えば、本発明の別の実施形態にかかる軸封箱2Bとして、図11A〜図12Bに示すように、ネックブッシュ5を覆う高分子樹脂の樹脂カバー18を、回転軸3に固定するようにしてもよい。樹脂カバー18は、回転軸3の直径と同じ内径を有する貫通穴18bを有するリング板状の部材で構成されている。カバー18は、ネックブッシュ5に対して、少なくとも、ネックブッシュ5と回転軸3との摺動部分を覆うようにすればよい。カバー18の、ネックブッシュ5に対向する後面には、多数のスラリー排出溝18aを中心側から外周向きに径方向にやや湾曲して放射状に形成して、ネックブッシュ5に対して、回転軸3と一体的にカバー18が回転するとき、回転動作による遠心力により、カバー18の後面とネックブッシュ5の前面との間のスラリー、さらには、回転軸3とネックブッシュ5との隙間19に入り込もうとするスラリーを、カバー18のスラリー排出溝18aに案内して、スラリー排出溝18aに沿って、中心側例えば隙間19側から径方向外向きに強制的に排出させて、隙間19へのガラス繊維含有スラリーの侵入を可能な限り少なくなるようにすることができる。
2,2B,2C,2Ca,2Cb 軸封箱
2a 円板状の鍔部
2b 円筒状本体部
2c 雌ねじ部
2d 凹部
2e ネックブッシュ取付凹部
2g ねじ穴
3 回転軸
4,4a,4b,4c,4d,4e,4f グランドパッキン
4h 紐状部材の両端部
4i 紐状部材
5 ネックブッシュ
5a 貫通穴
5b ネックブッシュ本体
5c 雄ねじ部
5d 凹部
5e グランドパッキン収納保持部
5f 切欠部
6 グランドパッキン押え部材
6a フランジ
6b 円筒部本体
7 ボルト
10 タンク
11 攪拌機
12 タンクケーシング
13 封水リング
15 軸受
18 樹脂カバー
18a スラリー排出溝
18b 貫通穴
19 隙間
Claims (6)
- タンク(10)のタンクケーシング(12)に取付可能な鍔部(2a)を有し、かつ、前端が前記タンク内に配置可能な回転軸(3)を回転自在に前後方向に貫通させる軸封箱(2)と、
前記軸封箱の凹部(2d)内に収納されかつ前記回転軸の周囲にリング状に巻き付けられて両端部(4h)の端面同士が突き合わされた紐状部材(4i)でそれぞれ構成され、かつ、前記回転軸の軸方向沿いに配置されて前記回転軸との間を大気側に対してシールする少なくとも3個のグランドパッキン(4)と、
前記タンク内の前記軸封箱の前側から前記軸封箱の前端部に着脱可能に取り付けられかつ前記回転軸が貫通して自在に回転する貫通穴(5a)を有する円環板状のネックブッシュ本体(5b)と、前記軸封箱の後端側に向けて前記ネックブッシュ本体から前記軸方向の後側に延び、かつ前記軸封箱の前記前端部の雌ねじ穴(2c)内に螺合される雄ねじ部(5c)を外面に有するとともに、前記軸封箱の前記凹部と連通しかつ前記少なくとも3個のグランドパッキンのうちの少なくとも2個のグランドパッキンを収納保持する凹部(5d)を内面に有する円筒状のグランドパッキン収納保持部(5e)を有するネックブッシュ(5)と、
前記軸封箱の後側から前記軸封箱の前記凹部内に先端部が挿入されて、前記全てのグランドパッキンを前記回転軸の前記軸方向沿いにネックブッシュ側に向けて押圧して前記軸封箱の後端に取外し可能に固定されるグランドパッキン押え部材(6)と、を備える軸封装置。 - 前記グランドパッキン収納保持部の前記凹部は、前記軸方向に、前記グランドパッキンの軸方向の長さの少なくとも2個以上でかつ3個以下の寸法を有する、請求項1に記載の軸封装置。
- 前記ネックブッシュの前面に配置され、前記回転軸に固定されて前記回転軸と一体的に回転するとともに、前記ネックブッシュに対向する面に、径方向沿いに溝(18a)を有するカバー(18)を備える、
請求項1又は2に記載の軸封装置。 - 前記軸封箱が、前記回転軸の前側に配置されて、前記タンク内のスラリーと前記タンク外の大気側とを仕切る前記タンクケーシングに取付可能な前記鍔部(2a)を有する第1軸封箱(2Ca)と、前記回転軸の後側に配置された第2軸封箱(2Cb)とで構成され、前記第1軸封箱と前記第2軸封箱とを取外可能に取付けられている、
請求項1〜3のいずれか1つに記載の軸封装置。 - 前記ネックブッシュ(5)の前記グランドパッキン収納保持部(5e)内の前記少なくとも2個のグランドパッキンのうちの後側のグランドパッキン(4c)は、半分程度が前記グランドパッキン収納保持部(5e)内に収納可能で、残りの部分は、前記軸封箱の前記凹部(2d)内に収納されている、
請求項1〜4のいずれか1つに記載の軸封装置。 - タンク(10)のタンクケーシング(12)に取付可能な鍔部(2a)を有し、かつ、前端が前記タンク内に配置可能な回転軸(3)を回転自在に前後方向に貫通させる軸封箱(2)と、
前記軸封箱の凹部(2d)内に収納されかつ前記回転軸の周囲にリング状に巻き付けられて両端部(4h)の端面同士が突き合わされた紐状部材(4i)でそれぞれ構成され、かつ、前記回転軸の軸方向沿いに配置されて前記回転軸との間を大気側に対してシールする少なくとも3個のグランドパッキン(4)と、
前記タンク内の前記軸封箱の前側から前記軸封箱の前端部に着脱可能に取り付けられかつ前記回転軸が貫通して自在に回転する貫通穴(5a)を有する円環板状のネックブッシュ本体(5b)と、前記軸封箱の後端側に向けて前記ネックブッシュ本体から前記軸方向の後側に延び、かつ前記軸封箱の前記前端部の雌ねじ穴(2c)内に螺合される雄ねじ部(5c)を外面に有するとともに、前記軸封箱の前記凹部と連通しかつ前記少なくとも3個のグランドパッキンのうちの少なくとも2個のグランドパッキンを収納保持する凹部(5d)を内面に有する円筒状のグランドパッキン収納保持部(5e)を有するネックブッシュ(5)と、
前記軸封箱の後側から前記軸封箱の前記凹部内に先端部が挿入されて、前記全てのグランドパッキンを前記回転軸の前記軸方向沿いにネックブッシュ側に向けて押圧して前記軸封箱の後端に取外し可能に固定されるグランドパッキン押え部材(6)と、を備える軸封装置を組み立てる方法であって、
まず、前記ネックブッシュの前記グランドパッキン収納保持部の前記凹部内に、前記少なくとも2個のグランドパッキンを収納保持するとともに、前記収納保持されかつ隣接するグランドパッキン同士の端部の位置が前記軸方向回りに互いに異なる位置に配置し、
前記軸封箱に対して前記ネックブッシュを回転させつつ前記ネックブッシュの前記雄ねじを前記軸封箱の前記前端部の前記雌ねじ穴内に螺合して前記ネックブッシュを前記軸封箱の前記前端部に固定し、
前記凹部内に収納保持されたグランドパッキン以外のグランドパッキンを前記軸封箱の前記凹部内に配置するとともに、前記ネックブッシュの前記グランドパッキン収納保持部の前記凹部内及び前記軸封箱の前記凹部内においてそれぞれ前記収納保持されかつ隣接するグランドパッキン同士の端部の位置が前記軸方向回りに互いに異なる位置に配置し、
前記軸封箱の後端に前記グランドパッキン押え部材を配置して前記軸封箱の前記凹部に前記グランドパッキン押え部材の前記先端部を挿入し、前記全てのグランドパッキンを前記回転軸の軸方向沿いに前記ネックブッシュに向けて押圧するように、前記グランドパッキン押え部材を取外し可能に前記軸封箱の後端に締め付けて固定する、軸封装置の組立方法。
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JP2016200180A JP6580543B2 (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 軸封装置及び軸封装置の組立方法 |
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