JP7424353B2 - ポンプ軸の安全カバー - Google Patents
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Description
[1] ポンプと軸受部との間の軸露出箇所を囲う、ポンプ側部材と軸受部側部材とからなるポンプ軸の安全カバーであって、
前記ポンプは、グランドパッキン、パッキン押さえ及び締付け用具で軸封されており、
前記ポンプ側部材は、一対の夫々が長さ方向の一端に複数の留め穴が付いたフランジを有する半円筒体からなり、これらを合体してなる円筒体が前記軸露出箇所の長さ方向の一部との同軸位置で隙間を介して固定され、
前記軸受部側部材は、一対の夫々が長さ方向の一端に複数の留め穴が付いたフランジを有する半円筒体からなり、これらを合体してなる円筒体が前記軸露出箇所の長さ方向の余部との同軸位置で隙間を介して固定されていることを特徴とするポンプ軸の安全カバー。
[2] 前記ポンプ側部材と前記軸受部側部材とは、円筒体同士の長さ方向の一部に、互いのいずれか一方を内側、他方を外側とする重ね合わせ部を有することを特徴とする[1]に記載のポンプ軸の安全カバー。
[3] 前記重ね合わせ部において、ポンプ側部材の円筒体を外側としたことを特徴とする[2]に記載のポンプ軸の安全カバー。
[4] 前記ポンプ側部材の複数の留め穴が前記締付け用具で前記パッキン押さえに固定されていることを特徴とする[1]~[3]のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
[5] 前記締付け用具が、締め付け用ボルト及び締め付け用ナットからなることを特徴とする[1]~[4]のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
[6] 前記軸受部側部材の複数の留め穴が固定手段で前記軸受部に固定されていることを特徴とする[1]~[5]のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
[7] 前記固定手段が、前記軸受部側部材の複数の留め穴に嵌合する複数本の固定用ボルト及び該固定用ボルトを前記軸受部に締結する固定用ボルト穴からなることを特徴とする[6]に記載のポンプ軸の安全カバー。
[8] 前記ポンプ側部材及び前記軸受部側部材の合計4つの半円筒体の内少なくとも1つの半円筒体が、該半円筒体の半径方向に貫通する液抜き穴を有することを特徴とする[1]~[7]のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
[9] 前記液抜き穴を有する半円筒体が、前記ポンプ側部材の一対の半円筒体であることを特徴とする[8]に記載のポンプ軸の安全カバー。
本発明は、ポンプ軸を軸封されるポンプを適用対象とする。ポンプの型式は、遠心ポンプ、渦巻ポンプ、カスケードポンプ、ギアポンプ等のいずれであってもよい。ポンプの内部流体、吐出量、ポンプ軸の軸径及び回転速度は特に限定されないが、工場での稼働実績から、内部流体は液体で例えば水、吐出量は200~4000m3/h、軸径は50~200mm、回転速度は590~1180rpmを想定している。なお、軸受の種類は特に限定されず、転がり軸受、すべり軸受、磁気軸受及び流体軸受のいずれであってもよい。
本発明に係る安全カバーは、例えば図1に示すように、ポンプ1と軸受部15の間の軸露出箇所20を囲うために用いられる。なお、図8は安全カバー100がない場合のポンプ1を示している。ポンプ1は、グランドパッキン4、パッキン押さえ5及び締付け用具6で軸封されている。
図1に示すように、本発明に係る安全カバー100は、ポンプ側部材30と軸受部側部材40とからなる([1]の発明)。なお、ポンプ側部材30及び軸受部側部材40は以下、夫々部材30及び部材40と略記する場合がある。
ポンプ側部材30は、概略図(図1)と併せてその分解図(図2)、合体図(図3)及び取付け図(図6)にも示すように、一対の夫々が長さ方向の一端に複数の留め穴33が付いたフランジ32を有する半円筒体31からなり、これらを合体してなる円筒体34が前記軸露出箇所20の長さ方向の一部との同軸位置で隙間35を介して固定されている。
複数の留め穴33の個数は3個以上であってもよいが、締付け用としては図2、図3に例示される2個で十分である。一対の半円筒体31を合体して円筒体34とする際には、図2、図3に示すように留め穴33同士を重ね合わせて合体するとよい。
軸受部側部材40は、概略図(図1)と併せてその分解図(図4)、合体図(図5)及び取付け図(図7)をも示すように、一対の夫々が長さ方向の一端に複数の留め穴43が付いたフランジ42を有する半円筒体41からなり、これらを合体してなる円筒体44が前記軸露出箇所20の長さ方向の余部(ポンプ側部材30の囲い残し区間)との同軸位置で隙間35を介して、固定手段8にて固定されている。
本発明では、例えば図1に示すように、ポンプ側部材30と軸受部側部材40とは、取り付けた状態下で、円筒体34、44同士の長さ方向の一部に、互いのいずれか一方を内側、他方を外側とする重ね合わせ部50を有すること([2]の発明)が好ましい。これにより、上述のポンプ側部材30と軸受部側部材40の端部同士間の間隙は存在しなくなり、重ね合わせ部50が無いときの前記間隙に対する上述の封鎖作業が不要となる。
上記の好適な形態の場合、安全カバー100の取付けの際には、まず軸受部側部材40の取付けを行い、その後ポンプ側部材30の取付けを行う。
ポンプ側部材30は、好ましくは、図1に示したように、その複数の留め穴33が締付け用具6でパッキン押さえ5に固定されている([4]の発明)。締付け用具6は、図1、図3及び図6に示した締付け用ボルト6A及び締付け用ナット6Bからなるもの([5]の発明)が好ましい。締付け用ボルト6Aは頭無し型でポンプ1のケーシングに固設されており、留め穴33に通し締付け用ボルト6Aに係合させた状態の締付け用ナット6Bを、好ましくはラチェット式の工具で締り側に回すことにより簡便にパッキン締付け具合の調整ができる。
軸受部側部材40は、好ましくは、図1に示したように、その複数の留め穴43が固定手段8で軸受部15に固定されている([6]の発明)。固定手段8は、図1、図5及び図7に示した軸受部側部材40の複数の留め穴43に嵌合する複数本の固定用ボルト(例えば六角ボルト)8A及び該固定用ボルト8Aを軸受部15に締結する固定用ボルト穴8Bからなるもの([7]の発明)が好ましい。なお、軸受部15におけるボルト穴8Bの配設箇所は、例えば軸受ケースのボス端面(図示せず)が好適である。前記ボスとは、ホイール(車輪)や歯車、プーリーといった車軸あるいはポンプ軸が嵌められている穴の周囲で、肉厚になっている部分のことであり、軸受とともに、内部を車軸あるいはポンプ軸が貫いていて、ハブ、軸頭とも呼ばれ、車輪あるいはポンプ軸のぐらつきを防止するのに役立っている。
本発明に係る安全カバー100においては、図1のポンプ側部材30及び軸受部側部材40の合計4つの半円筒体31、31、41、41の内少なくとも1つの半円筒体が該半円筒体の半径方向に貫通する液抜き穴60(図2及び図6に例示)を有すること([8]の発明)が好ましい。このとき、軸封部3からの漏液が溜まる部位である円筒体の底部に液抜き穴60が位置するように、合体して当該円筒体とする半円筒体への液抜き穴60の配設位置を決定すべきである。液抜き穴60が前記円筒体の底部に位置しないと、安全カバー100内からの液抜きが困難である。
2 ポンプ軸
3 軸封部(スタフィングボックス)
4 グランドパッキン
5 パッキン押さえ
6 締付け用具
6A 締付け用ボルト
6B 締付け用ナット
8 固定手段
8A 固定用ボルト
8B 固定用ボルト穴
10 軸穴
11 内部流体
12 貫穴
15 軸受部
20 軸露出箇所(ポンプ軸が露出している箇所)
30 ポンプ側部材
31 半円筒体(ポンプ側部材の半円筒体)
32 フランジ(ポンプ側部材のフランジ)
33 留め穴(ポンプ側部材の留め穴)
34 円筒体(ポンプ側部材の円筒体)
35 隙間
40 軸受部側部材
41 半円筒体(軸受部側部材の半円筒体)
42 フランジ(軸受部側部材のフランジ)
43 留め穴(軸受部側部材の留め穴)
44 円筒体(軸受部側部材の円筒体)
50 重ね合わせ部
60 液抜き穴
100 安全カバー
Claims (8)
- ポンプと軸受部との間の軸露出箇所を囲う、ポンプ側部材と軸受部側部材とからなるポンプ軸の安全カバーであって、
前記ポンプは、グランドパッキン、パッキン押さえ及び締付け用具で軸封されており、
前記ポンプ側部材は、一対の夫々が長さ方向の一端に複数の留め穴が付いたフランジを有する半円筒体からなり、これらを合体してなる円筒体が前記軸露出箇所の長さ方向の一部との同軸位置で隙間を介して固定され、
前記軸受部側部材は、一対の夫々が長さ方向の一端に複数の留め穴が付いたフランジを有する半円筒体からなり、これらを合体してなる円筒体が前記軸露出箇所の長さ方向の余部との同軸位置で隙間を介して固定されてい、
前記ポンプ側部材と前記軸受部側部材との円筒体は、円筒体同士の長さ方向の一部に、互いのいずれか一方を内側、他方を外側とする重ね合わせ部を有することを特徴とするポンプ軸の安全カバー。 - 前記重ね合わせ部において、ポンプ側部材の円筒体を外側としたことを特徴とする請求項1に記載のポンプ軸の安全カバー。
- 前記ポンプ側部材の複数の留め穴が前記締付け用具で前記パッキン押さえに固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ軸の安全カバー。
- 前記締付け用具が、締め付け用ボルト及び締め付け用ナットからなることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
- 前記軸受部側部材の複数の留め穴が固定手段で前記軸受部に固定されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
- 前記固定手段が、前記軸受部側部材の複数の留め穴に嵌合する複数本の固定用ボルト及び該固定用ボルトを前記軸受部に締結する固定用ボルト穴からなることを特徴とする請求項5に記載のポンプ軸の安全カバー。
- 前記ポンプ側部材及び前記軸受部側部材の合計4つの半円筒体の内少なくとも1つの半円筒体が、該半円筒体の半径方向に貫通する液抜き穴を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のポンプ軸の安全カバー。
- 前記液抜き穴を有する半円筒体が、前記ポンプ側部材の一対の半円筒体であることを特徴とする請求項7に記載のポンプ軸の安全カバー。
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