JP6580482B2 - 計算機リソースの最適化システム、および、計算機リソースの最適化方法 - Google Patents

計算機リソースの最適化システム、および、計算機リソースの最適化方法 Download PDF

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Description

本発明は、計算機リソースの最適化システム、および、計算機リソースの最適化方法に関する。
複数の計算機を備えるシステムにおいて、複数の計算機の負荷の分散を行う技術が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、計算機管理システムが記載されている。特許文献1に記載の計算機システムは、将来負荷予測部と、ソフトウェア割付部と、通知部とを具備する。上述の将来負荷予測部は、各計算機から通知される各計算機の負荷情報に基づいて、各計算機における将来の負荷の値である負荷予測値を算出し、負荷予測値が所定の閾値を上回るか否かを判定する。上述のソフトウェア割付部は、将来負荷予測部によって負荷予測値が所定の閾値を上回ると判定された計算機を将来過負荷状態になる対象計算機として検出し、各計算機のCPU負荷、メモリ使用量、及びデータ通信量に基づいて、対象計算機で動作している少なくとも一つのソフトウェアコンポーネントの割付先の計算機を決定する。上述の通知部は、対象計算機及び割付先の計算機に対して、割り付けたソフトウェアコンポーネントの情報を通知する。
特開2011−129071号公報
本発明の目的は、検出データまたはミッションデータに基づいて、計算機リソースの分配を事前に決定すること可能な計算機リソースの最適化システム、および、計算機リソースの最適化方法を提供することにある。
この発明のこれらの目的とそれ以外の目的と利益とは以下の説明と添付図面とによって容易に確認することができる。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における計算機リソースの最適化システムは、Nを2以上の自然数とする時、N個の計算機(20−1乃至20−N)と、前記N個の計算機に指令を送る指令装置(10)とを具備する。前記指令装置(10)は、検出装置(50)から受け取る検出データと、入力装置(60)から受け取るミッションデータとのうちの少なくとも一方に基づいて、M個のアプリケーションを抽出するとともに、K=1,・・・,Mの各々について、前記M個のアプリケーションのうちの第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する。前記指令装置(10)は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第Kリソース量に基づいて、前記N個の計算機(20−1乃至20−N)の中から前記第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する選定処理を実行する。前記指令装置(10)は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第K計算機グループに、前記第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、K=1,・・・,Mの各々について、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方が示すカテゴリーと、前記第Kリソース量と、前記第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが対応付けられた第1関連データを記憶する記憶装置を更に具備してもよい。前記指令装置(10)は、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方と、前記記憶装置に記憶された前記第1関連データとに基づいて、前記M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行してもよい。前記指令装置(10)は、決定された優先順位に基づいて、前記M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定してもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、K=1,・・・,Mの各々について、前記検出データが示すカテゴリーと、前記ミッションデータが示すカテゴリーと、前記第Kリソース量と、前記第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが対応付けられた第2関連データを記憶する記憶装置(30)を更に具備してもよい。前記指令装置(10)は、前記検出装置(50)から前記検出データを受け取るとともに、前記入力装置(60)から前記ミッションデータを受け取ってもよい。前記指令装置(10)は、前記検出データと、前記ミッションデータと、前記記憶装置に記憶された前記第2関連データとに基づいて、前記M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行してもよい。前記指令装置(10)は、前記優先順位に基づいて、前記M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定してもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、PをM以下の自然数とする時、前記指令装置(10)は、第Pアプリケーションの動作に関連する第P外部機器(50−P)の状態を監視してもよい。前記指令装置(10)は、前記第P外部機器(50−P)が異常状態である時、前記第Pアプリケーションの優先順位を下げてもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、前記指令装置(10)は、前記第P外部機器(50−P)が前記異常状態から正常状態に復帰すると、前記第Pアプリケーションの優先順位を、前記異常状態の発生前の元の優先順位に戻してもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、QをPとは異なるM以下の自然数とする時、前記指令装置(10)は、第Qアプリケーションの動作に関連する第Q外部機器(50−Q)の状態を監視してもよい。前記第Q外部機器(50−Q)は、前記第P外部機器(50−P)の少なくとも一部の機能を代替的に実現可能な機器であってもよい。前記指令装置(10)は、前記第P外部機器(50−P)が異常状態であり、かつ、前記第Q外部機器(50−Q)が正常状態である時、前記第Qアプリケーションの優先順位を2つ以上上げてもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、前記N個の計算機(20−1乃至20−N)のうちの少なくとも1つは、移動体(100)に搭載されてもよい。前記M個のアプリケーションは、前記移動体(100)の自律移動または前記移動体(100)の防衛に不可欠な必須アプリケーションと、前記移動体(100)の自律移動または前記移動体(100)の防衛に不可欠でない非必須アプリケーションとを含んでいてもよい。前記必須アプリケーションの優先順位は、前記非必須アプリケーションの優先順位よりも高くてもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、前記N個の計算機(20−1乃至20−N)の少なくとも1つは、第1移動体(100)に搭載されてもよい。前記N個の計算機(20−1乃至20−N)の少なくとも1つは、前記第1移動体(100)とは異なる第2移動体(100’)に搭載されてもよい。
上記計算機リソースの最適化システムにおいて、前記指令装置(10)は、前記入力装置(60)から、前記ミッションデータを受け取ってもよい。前記指令装置(10)は、前記ミッションデータに対応するミッションの遂行に必要な計算機リソース量を確保できない時、自動的に前記ミッションの変更を実行するか、あるいは、出力装置(65)又は上位の指令装置に、前記ミッションの変更又は中止を要請する信号を送信してもよい。
いくつかの実施形態における計算機リソースの最適化方法は、計算機リソースの最適化システムを用いる計算機リソースの最適化方法である。前記計算機リソースの最適化システムは、Nを2以上の自然数とする時、N個の計算機(20−1乃至20−N)と、前記N個の計算機に指令を送る指令装置(10)とを具備する。前記計算機リソースの最適化方法は、前記指令装置(10)が、検出装置(50)からの検出データと、入力装置(60)からのミッションデータとのうちの少なくとも一方を受け取る受取工程と、前記指令装置(10)が、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方に基づいて、M個のアプリケーションを抽出する抽出工程と、前記指令装置(10)が、K=1,・・・,Mの各々について、前記M個のアプリケーションのうちの第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する算出工程と、前記指令装置(10)が、K=1,・・・,Mの各々について、前記第Kリソース量に基づいて、前記N個の計算機(20−1乃至20−N)の中から前記第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する選定工程と、前記指令装置(10)が、K=1,・・・,Mの各々について、前記第K計算機グループに、前記第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する送信工程とを具備する。
本発明により、検出データまたはミッションデータに基づいて、計算機リソースの分配を事前に決定すること可能な計算機リソースの最適化システム、および、計算機リソースの最適化方法を提供することができる。
図1は、第1の実施形態における計算機リソースの最適化システムの機能を模式的に示す機能ブロック図である。 図2は、N個の計算機の各々と、当該各々の計算機が使用可能な計算機リソース量との対応関係を模式的に示すテーブルである。 図3は、検出データが示すカテゴリーと、当該カテゴリーに対応して実行されるべき1以上のアプリケーションと、当該アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量との対応関係を模式的に示すテーブルである。 図4は、ミッションデータが示すカテゴリーと、当該カテゴリーに対応して実行されるべき1以上のアプリケーションと、当該アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量との対応関係を模式的に示すテーブルである。 図5は、計算機リソースの最適化システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、計算機リソースの最適化システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、計算機リソースの最適化システムが搭載される移動体を模式的に示す図である。 図8は、第2の実施形態または第3の実施形態における計算機リソースの最適化システムの機能を模式的に示す機能ブロック図である。 図9は、第2の実施形態における記憶装置が記憶している第1関連データ81の一例を模式的に示すテーブルである。 図10は、第2の実施形態における記憶装置が記憶している第1関連データの一例を模式的に示すテーブルである。 図11は、第2の実施形態における記憶装置が記憶している第1関連データの一例を模式的に示すテーブルである。 図12は、第2の実施形態における記憶装置が記憶している第1関連データの一例を模式的に示すテーブルである。 図13は、第3の実施形態における記憶装置が記憶している第2関連データの一例を模式的に示すテーブルである。 図14は、変形例における計算機リソースの最適化システムの機能を模式的に示す機能ブロック図である。 図15Aは、計算機リソースの最適化システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図15Bは、計算機リソースの最適化システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、実施形態に係る計算機リソースの最適化システム、計算機リソースの最適化方法に関して、添付図面を参照して説明する。
(発明者によって認識された事項)
まず、特定のアプリケーションを動作させる計算機が固定されている場合を想定する。この場合、当該計算機によって処理されるべき事象が増加すると、当該アプリケーションの実行速度が低下する。
次に、CPU負荷の変動に応じて、各アプリケーションを実行する計算機の割付を変更することを想定する。この場合、CPU負荷が実際に増加してから、割付の変更が行われるため、割付の変更が遅れる可能性がある。リアルタイム性が厳しく要請される防衛支援システム等においては、割付の変更の遅れは好ましくない。
また、上述の特許文献1に記載の計算機管理システムでは、過去の負荷計測値を用いて、将来の負荷を予測している。しかし、予測された負荷と、実際の負荷との間に大きなずれが生じる可能性がある。
さらに、1つあるいは少数の計算機の故障に対応する技術は存在するが、当該技術では、多数の計算機が同時に損傷する場合に対応できない。
(第1の実施形態)
図1乃至図6を参照して、第1の実施形態に係る計算機リソースの最適化システム1、および、計算機リソースの最適化方法について説明する。図1は、計算機リソースの最適化システム1の機能を模式的に示す機能ブロック図である。
計算機リソースの最適化システム1は、指令装置10と、複数の計算機20−1乃至20−Nとを備える。なお、図1に記載の例では、指令装置10が、複数の計算機20−1乃至20−Nとは別に設けられているが、指令装置10は、複数の計算機20−1乃至20−Nのうちの1つであってもよい。
(複数の計算機)
Nを2以上の自然数とする時、計算機リソースの最適化システム1は、N個の計算機20−1乃至20−Nを備える。なお、図1では、第1計算機20−1、第L計算機20−L(なお、「L」は、1以上N以下の任意の自然数と定義される。)、第N計算機20−N以外の計算機については、記載が省略されている。第L計算機は、第L演算装置22−L(より具体的には、CPU等のハードウェアプロセッサ)を備える。第L演算装置22−Lは、記憶装置と情報伝達可能に接続されている。図1に記載の例では、第L計算機20−Lが、第L演算装置22−Lと上方伝達可能に接続された第L記憶装置30−Lを備えている。代替的に、1つ、あるいは、2つ以上の記憶装置が、複数の計算機によって共有されていてもよい。
複数の計算機20−1乃至20−Nの各々は、指令装置10と情報伝達可能に接続されている。図1に記載の例では、複数の計算機20−1乃至20−Nの各々と、指令装置10とは、通信回線40によって接続されている。なお、通信回線40は、無線の回線であってもよいし、有線の回線であってもよいし、一部が無線で一部が有線の回線であってもよい。なお、図1に記載の例では、第L計算機20−Lが、他の計算機(例えば、第1計算機20−1)と、通信回線40を介して接続されている。代替的に、第L計算機20−Lは、指令装置10以外の他の計算機とは、接続されていなくてもよい。
N個の計算機は、1以上のアプリケーション(換言すれば、ソフトウェア)を実行可能である。
(指令装置)
指令装置10は、N個の計算機20−1乃至20−Nの各々に指令を送る装置である。なお、指令装置10は、第L計算機20−Lに指令を送る時、第L計算機20−Lに直接指令を送ってもよいし、他の計算機を介して第L計算機20−Lに指令を送ってもよい。指令装置10は、演算装置(より具体的には、CPU等のハードウェアプロセッサ)、および、記憶装置30を備える。
指令装置10は、センサ等の検出装置50から検出データを受け取る。指令装置10は、検出データを、検出装置50から直接受け取ってもよいし、他の装置(例えば、他の計算機)を介して、間接的に受け取ってもよい。なお、検出装置50は、計算機リソースの最適化システム1の外部の状態(または外部の状況)を検出する装置である。すなわち、検出装置50による検出対象は、第L計算機の状態ではなく、第L計算機が接続された通信ネットワークの状態でもない。検出装置50は、例えば、位置データを取得するGPS等の位置検出装置、脅威物体を検出するレーダー、カメラ等の脅威物体検出装置である。なお、図1に記載の例では、検出装置50、後述の入力装置60、および、後述の出力装置65は、計算機リソースの最適化システム1に含まれていないが、検出装置50、入力装置60、および、出力装置65は、計算機リソースの最適化システム1に含まれていてもよい。
指令装置10は、入力装置60からミッションデータを受け取る。指令装置10は、ミッションデータを、入力装置60から直接受け取ってもよいし、他の装置(例えば、他の計算機)を介して、間接的に受け取ってもよい。入力装置60は、ユーザーからの入力を受け付けるキーボード、マウス等の入力装置であってもよい。代替的に、あるいは、付加的に、入力装置60は、検出装置50からの検出データに基づいて、自動的に、ミッションデータを算出し、算出されたミッションデータを指令装置10に伝達する装置であってもよい。ミッションデータは、例えば、脅威物体の位置を取得するミッションを示すデータであってもよいし、脅威物体を追尾するミッションを示すデータであってもよいし、移動体の針路を決定するミッションを示すデータであってもよいし、ミサイルを誘導するミッションを示すデータであってもよいし、対空戦を実行するミッションを示すデータであってもよいし、対艦戦を実行するミッションを示すデータであってもよいし、移動体を防衛するミッションを示すデータであってもよい。
指令装置10は、検出装置50から受け取る検出データ、あるいは、入力装置60から受け取るミッションデータに基づいて、実行すべきM個のアプリケーションを抽出する抽出処理を実行する。
Kを1以上M以下の任意の自然数とする時、指令装置10は、K=1,・・・,Mの各々について、M個のアプリケーションのうちの第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する算出処理を実行する。当該算出処理の詳細については、後述される。
また、指令装置10は、K=1,・・・,Mの各々について、第Kリソース量に基づいて、N個の計算機の中から第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する選定処理を実行する。当該選定処理の詳細については、後述される。
また、指令装置10は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第K計算機グループに、前記第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する。
(記憶装置)
記憶装置30は、上述の抽出処理、上述の算出処理、および、上述の選定処理を実行するためのプログラムを記憶している。指令装置10(より具体的には、指令装置の演算装置)は、記憶装置30に記憶されたプログラムを実行することにより、抽出手段11、リソース量算出手段12、および、グループ選定手段13として機能する。
また、記憶装置30は、N個の計算機20−1乃至20−Nの各々と、使用可能な計算機リソース量とを関連付けて記憶している。なお、第L計算機が、使用可能な計算機リソース量は、例えば、第L計算機20−LのCPUが単位時間当たりに処理可能な処理量、第L計算機20−Lが使用可能なメモリの容量、第L計算機20−Lが単位時間当たりに送信または受信可能な通信量、または、これらの組み合わせ等である。
図2は、N個の計算機20−1乃至20−Nの各々と、当該各々の計算機が使用可能な計算機リソース量との対応関係を模式的に示すテーブルである。なお、図2において、各計算機が使用可能な計算機リソース量は、第1計算機20−1が使用可能な計算機リソース量によって正規化されている。第L計算機20−Lが使用可能な計算機リソース量を「21−L」と定義するとき、図2に記載の例では、「21−1」、「21−2」、「21−N」は、それぞれ、「100」、「80」、「120」である。
また、記憶装置30は、検出データ(または、ミッションデータ)が示すカテゴリーと、当該カテゴリーに対応して実行されるべき1以上のアプリケーションと、当該アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量(当該アプリケーションの動作に将来必要とされることが想定され得る最大の計算機リソース量)とを関連付けて記憶している。
図3は、検出データが示すカテゴリー(あるいは、検出データが示す外部状態)と、当該カテゴリー(あるいは、外部状態)に対応して実行されるべき1以上のアプリケーションと、当該アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量との対応関係を模式的に示すテーブルである。図3は、検出データが第1状態を示すデータである時、アプリケーションA、および、アプリケーションBが実行されるべきであることを示している。アプリケーションAの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「90」であり、アプリケーションBの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「80」である。また、図3は、検出データが第2状態を示すデータである時、アプリケーションA、および、アプリケーションCが実行されるべきであることを示している。アプリケーションAの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「150」であり、アプリケーションCの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「120」である。
図4は、ミッションデータが示すカテゴリー(あるいは、ミッションの種類)と、当該カテゴリー(ミッションの種類)に対応して実行されるべき1以上のアプリケーションと、当該アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量との対応関係を模式的に示すテーブルである。図4は、ミッションデータが第1ミッションを示すデータである時、アプリケーションA、アプリケーションB、および、アプリケーションCが実行されるべきであることを示している。アプリケーションAの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「150」であり、アプリケーションBの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「120」であり、アプリケーションCの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「20」である。また、図4は、ミッションデータが第2ミッションを示すデータである時、アプリケーションA、および、アプリケーションCが実行されるべきであることを示している。アプリケーションAの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「100」であり、アプリケーションCの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「100」である。また、図4は、ミッションデータが第3ミッションを示すデータである時、アプリケーションA、および、アプリケーションBが実行されるべきであることを示している。アプリケーションAの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「150」であり、アプリケーションBの動作に将来必要とされる計算機リソース量は、「120」である。
(計算機リソースの最適化システムの動作の第1例)
次に、図5を参照して、計算機リソースの最適化システム1の動作の第1例について説明する。図5は、計算機リソースの最適化システム1の動作を示すフローチャートである。
第1ステップS1において、指令装置10が、検出装置50から検出データを受け取る。第2ステップS2において、指令装置10は、受け取った検出データがどのカテゴリーに属するかを判定する(換言すれば、計算機リソースの最適化システムの外部状態がどの状態であるかを判定する)。なお、当該判定は、検出データから自動的に実行される場合(例えば、検出された脅威物体の数がY個であるとき、第Y状態であると自動的に判定する場合)と、所定のアルゴリズムに基づいて実行される場合(例えば、検出された脅威物体の数が第1閾値以下であるとき、第1状態であると判定し、検出された脅威物体の数が第1閾値より多い時、第2状態であると判定する場合)とがある。ここでは、受け取った検出データが、第2状態を示している場合(換言すれば、検出データが、第2カテゴリーに属している場合)を想定する。
第3ステップS3において、抽出手段11(指令装置10)は、上述の抽出処理を実行して、M個のアプリケーションを抽出する。図3に記載の例では、抽出手段11は、検出データが示すカテゴリー(例えば、第2カテゴリー)に基づいて、アプリケーションAとアプリケーションCを含む2個(M=2)のアプリケーションを抽出する。なお、本明細書では、便宜的に、各カテゴリーに属するアプリケーションに、番号が付与される。例えば、図3の第2カテゴリーにおいて、アプリケーションAは、「1番」が付与された第1アプリケーションに対応し、アプリケーションCは、「2番」が付与された第2アプリケーションに対応する。
第4ステップS4において、リソース量算出手段12(指令装置10)は、上述の算出処理を実行して、検出装置50から受け取った検出データに基づいて、K=1,・・・,Mの各々について、第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する。図3に記載の例では、リソース量算出手段12は、検出データが示すカテゴリー(例えば、第2カテゴリー)に基づいて、第1アプリケーション(アプリケーションA)、第2アプリケーション(アプリケーションC)の動作に将来必要とされる計算機リソース量を、それぞれ、「150」、「120」と算出する。
第5ステップS5において、グループ選定手段13(指令装置10)は、上述の選定処理を実行して、K=1,・・・,Mの各々について、第Kリソース量に基づいて、N個の計算機の中から第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する。図3に記載の例では、第1アプリケーション(アプリケーションA)の動作に将来必要とされる計算機リソース量(第1リソース量)は、「150」である。このため、グループ選定手段13は、第1アプリケーションを実行する第1計算機グループとして、例えば、第1計算機20−1、および、第2計算機20−2を選定する。そして、指令装置10は、第1計算機20−1について、使用可能な計算機リソース量を「100」から「0」に変更し、第2計算機20−2について、使用可能な計算機リソース量を「80」から「30」に変更する(図2を参照)。
また、図3に記載の例では、第2アプリケーション(アプリケーションC)の動作に将来必要とされる計算機リソース量(第2リソース量)は、「120」である。このため、グループ選定手段13は、第2アプリケーションを実行する第2計算機グループとして、例えば、第2計算機20−2および第N計算機20−Nを選定する。そして、指令装置10は、第2計算機20−2について、使用可能な計算機リソース量を、「30」から「0」に変更し、第N計算機20−Nについて、使用可能な計算機リソース量を、「120」から「30」に変更する。代替的に、グループ選定手段13は、第2アプリケーションを実行する第2計算機グループとして、第N計算機20−Nのみを選定してもよい(すなわち、第Kアプリケーションの実行に将来必要とされる計算機リソース量が、ただ1つの計算機のみによって確保可能である時は、優先的に、当該計算機のみを第Kアプリケーションの実行に割り当ててもよい)。この時、図2に記載の例では、第N計算機20−Nについて、使用可能な計算機リソース量は、「120」から「0」に変更される。
第6ステップS6において、指令装置10は、K=1,・・・,Mの各々について、第K計算機グループに、第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する。上述の例では、指令装置10は、第1計算機グループに属する第1計算機20−1、および、第2計算機20−2に、第1アプリケーション(アプリケーションA)を実行するように第1指令信号を送信し、第2計算機グループに属する第2計算機20−2および第N計算機20−N(または第N計算機20−Nのみ)に、第2アプリケーション(アプリケーションC)を実行するように第2指令信号を送信する。複数の計算機は、第K指令信号の受信に応答して、第Kアプリケーションを実行する。
なお、複数の計算機が、第Kアプリケーションの実行中に、当該第Kアプリケーションの実行に将来必要とされる計算機リソース量(以下、「新たに算出された計算機リソース量」という。)が、記憶装置30に予め記憶された計算機リソース量(図3に記載の計算機リソース量)を超えることが判明した時、指令装置10は、記憶装置30に記憶された計算機リソース量を、新たに算出された計算機リソース量で置換してもよい。その後、指令装置10は、再度、第1ステップS1乃至第6ステップS6を実行する。
なお、上述の第1ステップS1乃至第6ステップS6が、繰り返し実行されるようにすれば(例えば、定期的に繰り返し実行されるようにすれば、あるいは、検出データの更新または計算機の損傷等のイベントの発生に応答して繰り返し実行されるようにすれば)、最新の検出データに基づいて、繰り返し、計算機リソースの分配が行われることとなる。なお、第1例では、各計算機の負荷の変動とは関係なく、事前に、計算機リソースを分配することが可能である。
(計算機リソースの最適化システムの動作の第2例)
次に、図6を参照して、計算機リソースの最適化システム1の動作の第2例について説明する。図6は、計算機リソースの最適化システム1の動作を示すフローチャートである。
第1ステップS101において、指令装置10が、入力装置60からミッションデータを受け取る。ここでは、当該ミッションデータが、第1カテゴリー(第1ミッション)を示していた場合を想定する。
第2ステップS102において、抽出手段11(指令装置10)は、上述の抽出処理を実行して、M個のアプリケーションを抽出する。図4に記載の例では、抽出手段11は、入力装置60から受け取ったミッションデータ(例えば、第1ミッションを示すデータ)に基づいて、アプリケーションAとアプリケーションBとアプリケーションCを含む3個(M=3)のアプリケーションを抽出する。ここでは、アプリケーションAが、第1アプリケーションに対応し、アプリケーションBが、第2アプリケーションに対応し、アプリケーションCが、第3アプリケーションに対応する。
第3ステップS103において、リソース量算出手段12(指令装置10)は、上述の算出処理を実行して、入力装置60から受け取ったミッションデータ(第1ミッションを示すデータ)に基づいて、K=1,・・・,Mの各々について、第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する。図4に記載の例では、ミッションデータ(例えば、第1ミッションを示すデータ)に基づいて、リソース量算出手段12は、第1アプリケーション(アプリケーションA)、第2アプリケーション(アプリケーションB)、第3アプリケーション(アプリケーションC)の動作に将来必要とされる計算機リソース量を、それぞれ、「150」、「120」、「20」と算出する。
第4ステップS104において、指令装置10は、ミッションデータに対応するミッションの遂行に将来必要とされる計算機リソース量の合計T1が確保できたか否かを判定する。将来必要とされる計算機リソース量の合計T1を確保できた時(第4ステップS104:Yes)、第7ステップS107に進む。他方、将来必要とされる計算機リソース量の合計T1を確保できなかった時(第4ステップS104:No)、第5ステップS105に進む。
例えば、N個の計算機の使用可能な計算機リソース量の合計T2が、ミッションデータに対応するミッションの遂行に将来必要とされる計算機リソース量の合計T1以上である時、指令装置10は、当該ミッションの遂行に必要な計算機リソース量を確保できたと判定してもよい。また、N個の計算機の使用可能な計算機リソース量の合計T2が、ミッションデータに対応するミッションの遂行に将来必要とされる計算機リソース量の合計T1より小さい時、指令装置10は、当該ミッションの遂行に必要な計算機リソース量を確保できなかったと判定してもよい。なお、図2、図4に記載の例では、N個の計算機の使用可能な計算機リソース量の合計T2は、300以上(図2を参照して、100+80+120=300)であり、第1ミッションの遂行に将来必要とされる計算機リソース量の合計T1は、290(図4を参照して、150+120+20=290)である。よって、指令装置10は、第1ミッションの遂行に必要な計算機リソース量を確保できたと判定する。
第5ステップS105では、指令装置10は、ユーザーによる視認が可能な出力装置65に、ミッションの変更又は中止を要請する信号を送信する。代替的に、あるいは、付加的に、指令装置10は、上位の指令装置(図示せず)に、ミッションの変更又は中止を要請する信号を送信してもよい。ここで、ミッションの変更には、ミッションの縮退運用(すなわち、ミッションを縮小して運用すること、より具体的には、ミッションの遂行に必要なアプリケーションの実行を維持しつつ、当該アプリケーションの実行に必要な計算機リソース量を減少させること)が包含される。例えば、脅威物体の位置を追尾するミッションにおいて、追尾する脅威物体の個数の上限値をより小さな値に変更することは、ミッションの縮退運用の一例である。出力装置65は、ミッションの変更又は中止を要請する信号を受け取ると、ミッションの変更(ミッションの縮退運用を含む)又は中止を要請する表示を行う。第6ステップS106において、指令装置10は、ミッションの変更または中止が入力されたか否かを判定する。ユーザーは、例えば、入力装置60に、実行中のミッションの縮退運用、あるいは、他のミッションである第3ミッション(図4を参照)を入力することが可能である。入力装置60に、ミッションの変更(例えば、実行中のミッションの縮退運用、あるいは、他のミッションである第3ミッションへの変更)が入力されると、第1ステップS101に戻る。なお、緊急時等の場合には、指令装置10は、上位の指令装置(図示せず)あるいはユーザーによる承認を得ることなく、自動的に、ミッションの変更(例えば、実行中のミッションの縮退運用、あるいは、他のミッションへの変更)を実行するようにしてもよい。ミッションの変更が実行されると、第1ステップS101に戻る。なお、第6ステップS106において、入力装置60に、ミッションの中止が入力されると、処理は終了する。
第7ステップS107において、グループ選定手段13(指令装置10)は、上述の選定処理を実行して、K=1,・・・,Mの各々について、第Kリソース量に基づいて、N個の計算機の中から第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する。図4に記載の例では、第1アプリケーション(アプリケーションA)の動作に将来必要とされる計算機リソース量(第1リソース量)は、「150」である。このため、グループ選定手段13は、第1アプリケーションを実行する第1計算機グループとして、例えば、第1計算機20−1、および、第2計算機20−2を選定する。そして、指令装置10は、第1計算機20−1について、使用可能な計算機リソース量を「100」から「0」に変更し、第2計算機20−2について、使用可能な計算機リソース量を「80」から「30」に変更する。
また、グループ選定手段13は、第2アプリケーション(アプリケーションB)を実行する第2計算機グループとして、例えば、第N計算機20−Nを選定する。そして、指令装置10は、第N計算機20−Nについて、使用可能な計算機リソース量を、「120」から「0」に変更する。
また、グループ選定手段13は、第3アプリケーション(アプリケーションC)を実行する第3計算機グループとして、例えば、第2計算機20−2を選定する。そして、指令装置10は、第2計算機20−2について、使用可能な計算機リソース量を、「30」から「10」に変更する。
第8ステップS108において、指令装置10は、K=1,・・・,Mの各々について、第K計算機グループに、第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する。上述の例では、指令装置10は、第1計算機グループに属する第1計算機20−1および第2計算機20−2に、第1アプリケーション(アプリケーションA)を実行するように第1指令信号を送信し、第2計算機グループに属する第N計算機20−Nに、第2アプリケーション(アプリケーションB)を実行するように第2指令信号を送信し、第3計算機グループに属する第2計算機20−2に、第3アプリケーション(アプリケーションC)を実行するように第3指令信号を送信する。複数の計算機は、第K指令信号の受信に応答して、第Kアプリケーションを実行する。
なお、複数の計算機が、第Kアプリケーションの実行中に、当該第Kアプリケーションの実行に将来必要とされる計算機リソース量(新たに算出された計算機リソース量)が、記憶装置30に予め記憶された計算機リソース量(図4に記載の計算機リソース量)を超えることが判明した時、指令装置10は、記憶装置30に記憶された計算機リソース量を、新たに算出された計算機リソース量で置換してもよい。その後、指令装置10は、再度、第1ステップS101乃至第8ステップS108を実行する。
なお、上述の第1ステップS101乃至第8ステップS108が、繰り返し実行されるようにすれば(例えば、定期的に繰り返し実行されるようにすれば、あるいは、検出データの更新または計算機の損傷等のイベントの発生に応答して繰り返し実行されるようにすれば)、最新の使用可能な計算機リソース量の合計(当該合計は、計算機の故障または損傷等によって変動する。)に基づいて、繰り返し、計算機リソースの分配が行われることとなる。なお、指令装置10が、新たなミッションデータを受け取らないときは、上述の繰り返しに際して、第1ステップS101は、省略されてもよい。なお、第2例では、各計算機の負荷の変動とは関係なく、事前に、計算機リソースを分配することが可能である。
第1の実施形態における計算機リソースの最適化システムでは、検出装置から受け取った検出データ、あるいは、入力装置から受け取ったミッションデータに基づいて、各アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量が、事前に確保される。このため、計算処理の負荷が増大する場合であっても、各アプリケーションの動作速度の低下が抑制される。また、多数の計算機が同時に損傷した場合には、ミッションの変更又は中止が要請される。このため、遂行不能なミッションの継続により、各アプリケーションの動作速度が低下するとの事態を回避することが可能である。なお、ミッションデータに基づいて、計算機リソースを事前に分配する場合、計算処理負荷が大きく変動する前に計算機リソースを分配することが可能である。また、検出データに基づいて、計算機リソースを事前に分配する場合、外部の状態を考慮して、精度よく計算機リソースを分配することが可能である。
(第2の実施形態)
図7乃至図13を参照して、第2の実施形態における計算機リソースの最適化システム1について説明する。第2の実施形態における計算機リソースの最適化システム1は、アプリケーションの優先度に基づいて、実行すべきアプリケーションを決定する機能を備える点で、第1の実施形態における計算機リソースの最適化システムと異なる。なお、第2の実施形態における計算機リソースの最適化システム1において、第1の実施形態の計算機リソースの最適化システム1の構成要素等と同じ機能を有する構成要素等については、同じ図番を付与し、繰り返しの説明を省略する。
図7は、計算機リソースの最適化システム1が搭載される移動体の一例を示す。図7に記載の例では、移動体は、船舶100である。なお、移動体は、船舶に限られない。移動体は、例えば、航空機、車両等であってもよい。移動体(船舶100)は、計算機リソースの最適化システム1と、上述の検出装置50に対応する検出装置50−Aと、入力装置60と、出力装置65とを備える。船舶100は、検出装置50−B乃至検出装置50−Dのうちの少なくとも1つを備えていてもよい。また、船舶100は、ミサイルを誘導する誘導装置55を備えていてもよい。
検出装置50−Aは、例えば、脅威物体(相手側の移動体、例えば、ミサイル、航空機、船舶、潜水艦等)を検出する検出装置(例えば、レーダー、カメラ、または、ソナー等)である。検出装置50−Bは、例えば、脅威物体(相手側の移動体、例えば、ミサイル、航空機、船舶、潜水艦等)を検出する検出装置(例えば、レーダー、カメラ、または、ソナー等)である。検出装置50−Aは、移動体から相対的に遠距離にある脅威物体を検出する検出装置であってもよい。また、検出装置50−Bは、移動体から相対的に近距離にある脅威物体を高精度で検出する検出装置であってもよい。すなわち、検出装置50−Bの検出範囲は、検出装置50−Aの検出範囲よりも狭く、検出装置50−Bの検出精度は、検出装置50−Aの検出精度よりも高くてもよい。
検出装置50−Cは、例えば、移動体(船舶100)の位置を検出する検出装置である。検出装置50−Cは、GPS受信機であってもよい。検出装置50−Dは、例えば、移動体(船舶100)の位置を検出する検出装置である。検出装置50−Dは、慣性計測装置であってもよい。
図8は、第2の実施形態における計算機リソースの最適化システム1の機能を模式的に示す機能ブロック図である。計算機リソースの最適化システム1の指令装置10は、後述の優先順位決定手段15を備える。また、計算機リソースの最適化システム1の指令装置10は、後述の監視装置16を備えていてもよい。
指令装置10は、検出装置(検出装置50−A等)から検出データを受け取る。代替的に、あるいは、付加的に、指令装置10は、入力装置60からミッションデータを受け取る。検出データあるいはミッションデータは、指令装置10が、アプリケーションの優先順位を決定する際に用いられる。
図8に記載の例では、指令装置10は、検出装置50−Aから検出データDAを受け取る。さらに、指令装置10は、検出装置50−B、検出装置50−C、検出装置50−Dから、検出データDB、検出データDC、検出データDDを、それぞれ、受け取ってもよい。なお、図8に記載の例では、検出装置50−A乃至検出装置50−Dの各々は、計算機リソースの最適化システム1に含まれない外部機器である。また、誘導装置55も、計算機リソースの最適化システム1に含まれない外部機器である。計算機リソースの最適化システム1が、監視装置16を備える場合、各外部機器は、監視装置16によって監視される。なお、監視装置16は、ハードウェアによって実現されてもよいし、指令装置10の演算装置がプログラムを実行することにより実現されてもよい。監視装置16の機能の詳細については、後述される。
計算機リソースの最適化システム1の記憶装置30には、第1関連データが記憶される。第1関連データは、検出装置(例えば、検出装置50−A乃至検出装置50−Dのうちの少なくとも1つ)から受け取る検出データが示すカテゴリー(外部状態の種類)と、第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量(第Kリソース量)と、第Kアプリケーションの優先順位を示すデータ(優先度)とが関連付けられたデータである。なお、「K」は、上述のとおり、1以上M以下の任意の自然数である。
(第1関連データの一例)
図9は、第2の実施形態における記憶装置30が記憶している第1関連データ81の一例を模式的に示すテーブルである。図9において、第1状態は、例えば、脅威物体が検出されていない状態である。第2状態は、例えば、1以上第1閾値以下の脅威物体が検出された状態である。また、第3状態は、例えば、第1閾値を超える脅威物体が検出された状態である。なお、第1閾値は、例えば、10、50、100等の値である。図9において、アプリケーションAは、例えば、脅威物体の位置を特定するアプリケーションである。アプリケーションAは、検出装置50−Aからの検出データDAに基づいて、脅威物体の位置を特定するアプリケーションであってもよい。アプリケーションBは、例えば、脅威物体の位置を特定するアプリケーションである。アプリケーションBは、検出装置50−Bからの検出データDBに基づいて、脅威物体の位置を特定するアプリケーションであってもよい。アプリケーションCは、例えば、船舶100の自律移動(自律航行)を実現するためのアプリケーションである。アプリケーションCは、検出装置50−Cからの検出データDC(GPSデータ)に基づいて、船舶100を自律移動させるアプリケーションであってもよい。アプリケーションDは、例えば、船舶100の自律移動を実現するためのアプリケーションである。アプリケーションDは、検出装置50−Dからの検出データDD(慣性計測データ)に基づいて、船舶100を自律移動させるアプリケーションであってもよい。アプリケーションEは、例えば、脅威物体に向かってミサイルを誘導するアプリケーションである。
一例として、指令装置10が受け取る検出データが、第2状態を示すデータである場合について説明する。第2状態に対応して、抽出手段11は、アプリケーションA(第1アプリケーション)、アプリケーションB(第2アプリケーション)、アプリケーションC(第3アプリケーション)、アプリケーションD(第4アプリケーション)、および、アプリケーションE(第5アプリケーション)を抽出する。
図9に記載の例では、アプリケーションCの優先度が最も高く、次に、アプリケーションBの優先度が高く、次に、アプリケーションEの優先度が高く、次に、アプリケーションAの優先度が高く、次に、アプリケーションDの優先度が高く設定されている。アプリケーションCは、移動体(船舶100)の自律移動に不可欠な必須アプリケーションであるため優先度が高い。また、アプリケーションBは、移動体(船舶)の防衛に不可欠な必須アプリケーションであるため優先度が高い。アプリケーションEも、移動体(船舶)の防衛に不可欠な必須アプリケーションであるため優先度が高い。これに対し、アプリケーションDは、移動体(船舶100)の自律移動に不可欠ではない補助的なアプリケーションであり、かつ、移動体(船舶100)の防衛に不可欠なアプリケーションではないため、上述の必須アプリケーションより優先度が低い。また、アプリケーションAも、アプリケーションBが動作している時には、必ずしも不可欠なアプリケーションではないため、優先度が低い。なお、図9には、図示されていないが、例えば、低燃費を実現する低燃費移動用アプリケーション等も、移動体の自律移動または移動体の防衛に不可欠でない非必須アプリケーションであるため、上述の必須アプリケーションより優先度が低い。
優先順位決定手段15(指令装置10)は、受け取った検出データ(あるいは、検出データが示す外部状態)と、記憶装置30に記憶された第1関連データ81とに基づいて、M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行する。受け取った検出データ(あるいは、検出データが示す外部状態)が、第2状態を示す時、優先順位決定手段15は、アプリケーションC(第3アプリケーション)の優先順位を「1番」と決定し、アプリケーションB(第2アプリケーション)の優先順位を「2番」と決定し、アプリケーションE(第5アプリケーション)の優先順位を「3番」と決定し、アプリケーションA(第1アプリケーション)の優先順位を「4番」と決定し、アプリケーションD(第4アプリケーション)の優先順位を「5番」と決定する。なお、図9において、優先度の高いアプリケーションであるほど、小さな数字が付与されている。
ここで、M個のアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量の合計がT1(図9に記載の第2状態では、T1=640)であり、第1計算機乃至第N計算機について使用可能な計算機リソース量の合計がT2である場合を想定する。この場合、T2がT1以上であれば、指令装置10は、抽出手段11によって抽出されたM個のアプリケーション(受け取った検出データが示すカテゴリーに対応する全てのアプリケーション)の実行を決定する。他方、T2がT1より小さいとき(すなわち、M個のアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量の確保ができない時)、指令装置10は、上述の優先順位に基づいて、M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定する。例えば、図9に記載の例では、優先順位が1番であるアプリケーションCと、優先順位が2番であるアプリケーションBと、優先順位が3番であるアプリケーションEと、優先順位が4番であるアプリケーションAの動作に将来必要とされる計算機リソース量の合計は、「540」である。よって、T2が「540」以上で、かつ、「640」より小さい時には、指令装置10は、アプリケーションC、アプリケーションB、アプリケーションE、アプリケーションAのみの実行を決定する。なお、指令装置10が、実行すべきアプリケーションを決定した後における計算機リソースの最適化システム1の動作は、上述の第5ステップS5、第6ステップS6で示された動作と同様である。このため、繰り返しとなる説明は省略する。なお、上述の優先順位決定処理において、実行すべきアプリケーションから除外されたアプリケーション(例えば、上述のアプリケーションD、すなわち、第4アプリケーション)については、当該アプリケーションを実行する計算機グループは、ゼロ集合(なし)として選定される点に留意すべきである。
一般的には、第1計算機乃至第N計算機の使用可能な計算機リソース量の合計T2は、余裕をみて設定されるため、T2<T1となることはない。しかし、例えば、脅威物体によって多数の計算機が破壊された場合、あるいは、障害物との衝突等の不測の事態により、多数の計算機が損傷した場合等には、T2<T1となることも想定される。第2の実施形態では、多数の計算機が使用不能となった場合であっても、優先度の低いアプリケーションを実行しないことにより、優先度の高いアプリケーションの実行速度の低下が効果的に抑制される。加えて、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(外部機器が異常状態になった場合の優先順位の変化)
外部機器(例えば、検出装置50−A乃至検出装置50−D、誘導装置55等)が異常状態になった場合の優先度の変化について説明する。図8に記載の指令装置10は、監視装置16を備える。監視装置16(指令装置10)は、PをM以下の任意の自然数とする時、第Pアプリケーションの動作に関連する第P外部機器の状態を監視する監視装置である。監視装置16は、例えば、第P外部機器と指令装置10との間の通信状態を監視することにより、第P外部機器を監視してもよい。例えば、監視装置16は、指令装置10が第P外部機器から全く信号を受信しないとき、あるいは、指令装置10が第P外部機器から異常な信号を受信するとき、第P外部機器が、異常状態であると判定してもよい。また、例えば、監視装置16は、指令装置10が第P外部機器から正常な信号を受信するとき、第P外部機器が、正常状態であると判定してもよい。
全ての外部機器が正常状態である場合を想定する。この場合、図9の「第2状態」を参照すると、アプリケーションC(第3アプリケーション)の優先度が最も高く、次に、アプリケーションB(第2アプリケーション)の優先度が高く、次に、アプリケーションE(第5アプリケーション)の優先度が高く、次に、アプリケーションA(第1アプリケーション)の優先度が高く、次に、アプリケーションD(第4アプリケーション)の優先度が高いことが把握される。次に、アプリケーションC(第3アプリケーション)の動作に関連する第P外部機器(第3外部機器)の状態が、正常状態から異常状態に変化する場合を想定する。監視装置16は、第P外部機器(第3外部機器)が異常状態であると判定する。第P外部機器(第3外部機器)が異常状態であると判定されると、指令装置10は、第Pアプリケーション(第3アプリケーション)の優先順位を下げる。指令装置10は、第Pアプリケーション(第3アプリケーション)の優先順位を、最も低い優先順位に下げてもよい。例えば、第P外部機器(第3外部機器)が検出装置50−Cである場合、指令装置10は、検出装置50−Cに関連するアプリケーションC(第3アプリケーション)の優先順位を下げる。その結果、指令装置10は、記憶装置30に記憶される第1関連データ81を、図9に示されるデータから、図10に示されるデータに変更する。図9、および、図10を参照すると、第P外部機器(例えば、検出装置50−C)が異常状態である時の第Pアプリケーション(例えば、アプリケーションC)の優先順位が、第P外部機器が正常状態である時の第Pアプリケーション(例えば、アプリケーションC)の優先順位よりも低くなるように、第1関連データ81が変更されていることが把握される。
本実施形態では、第P外部機器が異常状態であると判定されると、指令装置10は、第Pアプリケーションの優先順位を下げることが可能である。第Pアプリケーションの能力は、第P外部機器が異常状態である時、低下する。本実施形態では、能力の低下したアプリケーションの優先順位を下げることにより、他のアプリケーションの実行速度の低下を効果的に抑制することが可能である。
なお、監視装置16が、第P外部機器が異常状態から正常状態に復帰したことを検出すると、指令装置10は、第Pアプリケーションの優先順位を、異常状態の発生前の元の優先順位に戻してもよい。例えば、指令装置10は、記憶装置30に記憶された第1関連データ81を、図10に示される状態から、図9に示される状態に戻す。
(第P外部機器の機能と類似の機能を有する第Q外部機器が存在する場合)
QをPとは異なるM以下の自然数とする時、第P外部機器(あるいは、第Pアプリケーション)の少なくとも一部の機能を代替的に実現可能な第Q外部機器(あるいは、第Qアプリケーション)が存在する場合について想定する。この場合、第P外部機器が異常状態であり、かつ、第Q外部機器が正常状態である時、第Qアプリケーションの優先順位を2つ以上上げてもよい。
例えば、アプリケーションD(慣性計測データに基づいて、船舶100を自律移動させるアプリケーション)は、アプリケーションC(GPSデータに基づいて、船舶100を自律移動させるアプリケーション)の少なくとも一部の機能を代替的に実現可能なアプリケーションである。このため、アプリケーションCの動作に関連する検出装置50−Cが異常状態であり、アプリケーションDの動作に関連する検出装置50−Dが正常状態である時、指令装置10は、アプリケーションC(第3アプリケーション)の優先順位を下げるとともに、アプリケーションD(第4アプリケーション)の優先順位を2つ以上あげてもよい。第4アプリケーションの優先順位を2つ以上上げるように変更された例を、図11に示す。図9、および、図11を参照すると、第P外部機器(例えば、検出装置50−C)が異常状態であり、かつ、前記第Q外部機器(例えば、検出装置50−D)が正常状態である時の第Qアプリケーション(例えば、アプリケーションD)の優先順位が、第P外部機器が正常状態であり、かつ、第Q外部機器が正常状態である時の第Qアプリケーション(例えば、アプリケーションD)の優先順位よりも2つ以上高くなるように、第1関連データ81が変更されていることが把握される。
本実施形態では、第P外部機器が異常状態であり、第Q外部機器が正常状態であると判定されると、指令装置は、第Qアプリケーションの優先順位を2つ以上上げることが可能である。このため、第Pアプリケーションの機能が、第Qアプリケーションの機能によって代替され、第P外部機器が異常状態となることに伴う悪影響を緩和することが可能となる。
(第1関連データの他の一例)
図12は、第2の実施形態における記憶装置30が記憶している第1関連データ81’の他の一例を模式的に示すテーブルである。図12に記載の第1関連データ81’は、入力装置60から受け取るミッションデータが示すカテゴリー(ミッションの種類)と、第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量(第Kリソース量)と、第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが関連付けられたデータである。なお、「K」は、上述のとおり、1以上M以下の任意の自然数である。
図12において、第1ミッションは、例えば、広域にわたって脅威物体を探索するミッションである。第2ミッションは、例えば、移動体に接近した脅威物体の位置を高精度に特定するミッションである。図12において、アプリケーションA乃至アプリケーションEは、図7乃至図11を参照して説明された上述のアプリケーションA乃至アプリケーションEと同様のアプリケーションであってもよい。なお、各ミッションは、上述のミッションに限られず、任意である。例えば、ミッションは、最短時間で目標地点まで移動するミッションであってもよいし、移動体の針路を決定するミッションであってもよいし、ミサイルを誘導するミッションであってもよいし、対空戦を実行するミッションであってもよいし、対艦戦を実行するミッションであってもよいし、移動体の防衛をするミッションであってもよい。
指令装置10は、ミッションデータと、記憶装置30に記憶された第1関連データ81’(図12を参照)とに基づいて、M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行する。当該優先順位決定処理は、図7乃至図11を参照して説明された上述の優先順位決定処理と、同様であってもよい。また、指令装置10が、優先順位に基づいて、M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定した後における計算機リソースの最適化システム1の動作は、上述の第4ステップS104、第5ステップS105、第6ステップS106、第7ステップS107、第8ステップS108で示された動作と同様であってもよい。このため、繰り返しとなる説明は省略する。
なお、例えば、アプリケーションA(脅威物体の位置を特定するためのアプリケーション)、または、アプリケーションB(脅威物体の位置を特定するためのアプリケーション)のうちの少なくとも一つが実行されることが、第1ミッションの遂行には必要である。このため、アプリケーションA、または、アプリケーションBの動作に将来必要とされる計算機リソース量の確保ができない時には、指令装置10は、出力装置65又は上位の指令装置(図示せず)に、第1ミッションの変更又は中止を要請する信号を送信してもよい。すなわち、指令装置10が受け取ったミッションデータが示すミッションに関し、当該ミッションの遂行に不可欠なアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量の確保ができない時には、指令装置10は、出力装置65又は上位の指令装置(図示せず)に、当該ミッションの変更又は中止を要請する信号を送信してもよい(上述の第4ステップS104、および、第5ステップS105を参照。)。ここで、ミッションの変更には、ミッションの縮退運用(すなわち、ミッションを縮小して運用すること、より具体的には、ミッションの遂行に必要なアプリケーションの実行を維持しつつ、当該アプリケーションの実行に必要な計算機リソース量を減少させること)が包含される。例えば、脅威物体の位置を追尾するミッションにおいて、追尾する脅威物体の個数の上限値をより小さな値に変更することは、ミッションの縮退運用の一例である。なお、緊急時等の場合には、指令装置10は、上位の指令装置(図示せず)あるいはユーザーによる承認を得ることなく、自動的に、ミッションの変更(例えば、実行中のミッションの縮退運用、あるいは、他のミッションへの変更)を実行するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図7、図8、図13を参照して、第3の実施形態における計算機リソースの最適化システム1について説明する。第3の実施形態における計算機リソースの最適化システム1は、検出データ、および、ミッションデータの両者に基づいて、実行すべきアプリケーションの優先順位を決定する。なお、第3の実施形態における計算機リソースの最適化システム1において、第1の実施形態または第2の実施形態における計算機リソースの最適化システム1の構成要素等と同じ機能を有する構成要素等については、同じ図番を付与し、繰り返しの説明を省略する。
図7は、第3の実施形態における計算機リソースの最適化システム1が搭載される移動体の一例を示す。図7に記載の例では、移動体は、船舶100である。なお、移動体は、船舶に限られない。移動体は、例えば、航空機、車両等であってもよい。移動体(船舶100)は、計算機リソースの最適化システム1と、上述の検出装置50に対応する検出装置50−Aと、入力装置60と、出力装置65とを備える。船舶100は、検出装置50−B乃至検出装置50−Dのうちの少なくとも1つを備えていてもよい。また、船舶100は、ミサイルを誘導する誘導装置55を備えていてもよい。
図8は、第3の実施形態における計算機リソースの最適化システム1の機能を模式的に示す機能ブロック図である。
指令装置10は、検出装置である検出装置50−Aから検出データである検出データDAを受け取る。さらに、指令装置10は、検出装置50−B、検出装置50−C、検出装置50−Dから、検出データDB、検出データDC、検出データDDを、それぞれ、受け取ってもよい。また、指令装置10は、入力装置60からミッションデータを受け取る。
計算機リソースの最適化システム1の記憶装置30には、第2関連データ82が記憶される。第2関連データ82は、入力装置60から受け取るミッションデータが示すカテゴリー(ミッションの種類)と、検出装置(例えば、検出装置50−A乃至検出装置50−Dのうちの少なくとも1つ)から受け取る検出データが示すカテゴリー(外部状態の種類)と、第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量(第Kリソース量)と、第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが関連付けられたデータである。検出データが示すカテゴリーは、脅威物体の数又は脅威物体の種類によって分類されるカテゴリーであってもよい。なお、「K」は、上述のとおり、1以上M以下の任意の自然数である。
(第2関連データの一例)
図13は、第3の実施形態における記憶装置30が記憶している第2関連データ82の一例を模式的に示すテーブルである。図13において、第1状態は、例えば、脅威物体が検出されていない状態である。第2状態は、例えば、1以上第1閾値以下の脅威物体が検出された状態である。また、第3状態は、例えば、第1閾値を超える脅威物体が検出された状態である。図13において、第1ミッションは、例えば、広域にわたって脅威物体を探索するミッションであり、第2ミッションは、例えば、移動体に接近した脅威物体の位置を高精度に特定するミッションである。
指令装置10は、受け取った検出データ(検出データが示すカテゴリー)と、受け取ったミッションデータ(ミッションデータが示すカテゴリー)と、記憶装置30に記憶された第2関連データ82(図13を参照)とに基づいて、M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行する。当該優先順位決定処理は、図7乃至図12を参照して説明した上述の優先順位決定処理と、同様であってもよい。このため、繰り返しとなる説明は省略する。また、指令装置10が、優先順位に基づいて、M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定した後における計算機リソースの最適化システム1の動作は、上述の第4ステップS104、第5ステップS105、第6ステップS106、第7ステップS107、第8ステップS108で示された動作と同様であってもよい。このため、繰り返しとなる説明は省略する。
第3の実施形態は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を奏する。加えて、第3の実施形態では、検出データ、および、ミッションデータの両者に基づいて、実行すべきアプリケーションの優先順位が決定される。このため、様々な状況、および、様々なミッションに応じて、アプリケーションの優先順位の決定することが可能となる。
(変形例)
図14を参照して、計算機リソースの最適化システム1の変形例について説明する。図7、および、図8に記載の例では、計算機リソースの最適化システム1が、1つの船舶100(移動体)のみに搭載されている。変形例の計算機リソースの最適化システム1では、計算機リソースの最適化システム1の少なくとも一部が他の船舶100’(他の移動体)に搭載されている。例えば、図14に記載の例では、N個の計算機のうちの少なくとも1つ(例えば、第1計算機20−1乃至第L計算機20−L)が、船舶100(第1移動体)に搭載され、N個の計算機のうちの少なくとも1つ(例えば、第L+1計算機20−L+1乃至第N計算機20−N)が、他の船舶100’(第2移動体)に搭載されている。この場合、他の船舶100’に搭載された計算機と、指令装置10との間のデータの伝送は、送受信機18、送受信機18’を介しての無線通信40’によって行われてもよい。複数の計算機が、複数の船舶に分散配置されることにより、計算機機能の損傷リスクが分散される。また、他の船舶100’は、バックアップ用の指令装置10’を備えることが好ましい。船舶100に搭載された指令装置10が損傷した時、バックアップ用の指令装置10’が、指令装置10の機能を代替的に実現する。
(計算機リソースの最適化システムの動作の第3例)
次に、図15A、および、図15Bを参照して、計算機リソースの最適化システム1の動作の第3例について説明する。図15A、および、図15Bは、計算機リソースの最適化システム1の動作を示すフローチャートである。
第1ステップS201において、指令装置10が、入力装置60からミッションデータを受け取る。代替的に、あるいは、付加的に、指令装置10が、検出装置50から検出データを受け取ってもよい。ここでは、ミッションデータが、図12における第2ミッションを示していた場合を想定する(あるいは、検出データが、図9における第3状態を示していた場合を想定する)。
第2ステップS202において、抽出手段11(指令装置10)は、上述の抽出処理を実行して、M個のアプリケーションを抽出する。図9、図12に記載の例では、抽出手段11は、入力装置60から受け取ったミッションデータ(例えば、第1ミッションを示すデータ)、および/または、検出装置から受け取った検出データに基づいて、アプリケーションAとアプリケーションBとアプリケーションCとアプリケーションDとアプリケーションEを含む5個(M=5)のアプリケーションを抽出する。ここでは、アプリケーションAが、第1アプリケーションに対応し、アプリケーションBが、第2アプリケーションに対応し、アプリケーションCが、第3アプリケーションに対応し、アプリケーションDが、第4アプリケーションに対応し、アプリケーションEが、第5アプリケーションに対応する。
第3ステップS203において、リソース量算出手段12(指令装置10)は、上述の算出処理を実行して、受け取ったミッションデータ、および/または、検出データに基づいて、K=1,・・・,Mの各々について、第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する。図9、図12に記載の例では、リソース量算出手段12は、ミッションデータ(または、検出データ)に基づいて、第1アプリケーション、第2アプリケーション、第3アプリケーション、第4アプリケーション、第5アプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量を、それぞれ、「120」、「200」、「100」、「110」、「400」と算出する。
第4ステップS204において、指令装置10は、M個のアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量の合計T1が確保できたか否かを判定する(換言すれば、指令装置10は、ミッションデータが示すカテゴリーおよび/または検出データが示すカテゴリーに対応するアプリケーションの全ての動作に将来必要とされる計算機リソース量の合計T1が確保できたか否かを判定する)。将来必要とされる計算機リソース量の合計T1を確保できた時(第4ステップS204:Yes)、第7ステップS207に進む。他方、将来必要とされる計算機リソース量の合計T1を確保できなかった時(第4ステップS204:No)、第5ステップS205に進む。
例えば、N個の計算機の使用可能な計算機リソース量の合計T2が、将来必要とされる計算機リソース量の合計T1以上である時、指令装置10は、将来必要とされる計算機リソース量の合計T1を確保できたと判定してもよい。また、N個の計算機の使用可能な計算機リソース量の合計T2が、将来必要とされる計算機リソース量の合計T1より小さい時、指令装置10は、将来必要とされる計算機リソース量の合計T1を確保できなかったと判定してもよい。
第5ステップS205では、指令装置10は、ミッションデータ、および/または、検出データと、記憶装置に記憶された第1関連データ(または、第2関連データ)とに基づいて、M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する。
第6ステップS206では、指令装置10は、決定された優先順位に基づいて、M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定する。
第7ステップS207では、指令装置10は、M個のアプリケーション(換言すれば、ミッションデータが示すカテゴリーおよび/または検出データが示すカテゴリーに対応するアプリケーションの全て)を実行することを決定する。
第8ステップS208において、グループ選定手段13(指令装置10)は、上述の選定処理を実行して、実行すべきアプリケーションに含まれる各々のアプリケーション(第Kアプリケーション)について、第Kリソース量に基づいて、N個の計算機の中から第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する。なお、Kは、1以上M以下の自然数である。なお、上述の第6ステップS206において、実行すべきアプリケーションから除外されたアプリケーションについては、当該アプリケーションを実行する計算機グループは、ゼロ集合(なし)として選定される。
第9ステップS209において、指令装置10は、K=1,・・・,Mの各々について、第K計算機グループに、第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する。
なお、上述の第1ステップS201乃至第9ステップS209が、繰り返し実行されるようにすれば(例えば、定期的に繰り返し実行されるようにすれば、あるいは、検出データの更新または計算機の損傷等のイベントの発生に応答して繰り返し実行されるようにすれば)、最新の使用可能な計算機リソース量の合計(当該合計は、計算機の故障または損傷等によって変動する。)に基づいて、繰り返し、計算機リソースの分配が行われることとなる。なお、指令装置10が、新たなミッションデータ、および/または、新たな検出データを受け取らないときは、上述の繰り返しに際して、第1ステップS201は、省略されてもよい。
上述の計算機リソースの最適化システム1の動作の第3例において、指令装置10(監視装置16)が、第Pアプリケーションの動作に関連する第P外部機器の異常状態を検出すると、指令装置10は、記憶装置30に記憶された第1関連データ(または、第2関連データ)を修正する。より具体的には、指令装置10は、第Pアプリケーションの優先順位を下げる修正を行う。また、指令装置10(監視装置16)が、第Pアプリケーションの動作に関連する第P外部機器の異常状態から正常状態への復帰を検出すると、指令装置10は、記憶装置30に記憶された第1関連データ(または、第2関連データ)を修正する。より具体的には、指令装置10は、第Pアプリケーションの優先順位を、異常状態発生前の元の状態に戻す修正を行う。
また、異常状態である第P外部機器の少なくとも一部の機能を代替的に実現可能な第Q外部機器が存在する場合、指令装置10は、第Qアプリケーションの優先順位を上げる修正を行う。当該修正は、第Qアプリケーションの優先順位を2つ以上上げる修正を含んでいてもよい。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態又は変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態又は変形例にも適用可能である。
1 :最適化システム
10 :指令装置
10' :バックアップ用の指令装置
11 :抽出手段
12 :リソース量算出手段
13 :グループ選定手段
15 :優先順位決定手段
16 :監視装置
18 :送受信機
18' :送受信機
20−1 :第1計算機
20−2 :第2計算機
20−L :第L計算機
20−N :第N計算機
22−L :第L演算装置
30 :記憶装置
30−L :第L記憶装置
40 :通信回線
40' :無線通信
50 :検出装置
50−A :検出装置
50−B :検出装置
50−C :検出装置
50−D :検出装置
55 :誘導装置
60 :入力装置
65 :出力装置
81 :第1関連データ
81' :第1関連データ
82 :第2関連データ
100 :船舶
100' :船舶

Claims (9)

  1. Nを2以上の自然数とする時、N個の計算機と、
    前記N個の計算機に指令を送る指令装置と
    を具備し、
    前記指令装置は、検出装置から受け取る検出データと入力装置から受け取るミッションデータとのうちの少なくとも一方に基づいて、M個のアプリケーションを抽出するとともに、K=1,・・・,Mの各々について、前記M個のアプリケーションのうちの第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出し、
    前記指令装置は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第Kリソース量に基づいて、前記N個の計算機の中から前記第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する選定処理を実行し、
    前記指令装置は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第K計算機グループに、前記第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信し、
    K=1,・・・,Mの各々について、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方が示すカテゴリーと、前記第Kリソース量と、前記第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが対応付けられた第1関連データを記憶する記憶装置を更に具備し、
    前記指令装置は、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方と、前記記憶装置に記憶された前記第1関連データとに基づいて、前記M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行し、
    前記指令装置は、決定された優先順位に基づいて、前記M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定する
    算機リソースの最適化システム。
  2. Nを2以上の自然数とする時、N個の計算機と、
    前記N個の計算機に指令を送る指令装置と
    を具備し、
    前記指令装置は、検出装置から受け取る検出データと入力装置から受け取るミッションデータとのうちの少なくとも一方に基づいて、M個のアプリケーションを抽出するとともに、K=1,・・・,Mの各々について、前記M個のアプリケーションのうちの第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出し、
    前記指令装置は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第Kリソース量に基づいて、前記N個の計算機の中から前記第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する選定処理を実行し、
    前記指令装置は、K=1,・・・,Mの各々について、前記第K計算機グループに、前記第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信し、
    K=1,・・・,Mの各々について、前記検出データが示すカテゴリーと、前記ミッションデータが示すカテゴリーと、前記第Kリソース量と、前記第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが対応付けられた第2関連データを記憶する記憶装置を更に具備し、
    前記指令装置は、前記検出装置から前記検出データを受け取るとともに、前記入力装置から前記ミッションデータを受け取り、
    前記指令装置は、前記検出データと、前記ミッションデータと、前記記憶装置に記憶された前記第2関連データとに基づいて、前記M個のアプリケーションの各々の優先順位を決定する優先順位決定処理を実行し、
    前記指令装置は、前記優先順位に基づいて、前記M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定する
    算機リソースの最適化システム。
  3. PをM以下の自然数とする時、前記指令装置は、第Pアプリケーションの動作に関連する第P外部機器の状態を監視し、
    前記指令装置は、前記第P外部機器が異常状態である時、前記第Pアプリケーションの優先順位を下げる
    請求項1または2に記載の計算機リソースの最適化システム。
  4. 前記指令装置は、前記第P外部機器が前記異常状態から正常状態に復帰すると、前記第Pアプリケーションの優先順位を、前記異常状態の発生前の元の優先順位に戻す
    請求項に記載の計算機リソースの最適化システム。
  5. QをPとは異なるM以下の自然数とする時、前記指令装置は、第Qアプリケーションの動作に関連する第Q外部機器の状態を監視し、
    前記第Q外部機器は、前記第P外部機器の少なくとも一部の機能を代替的に実現可能な機器であり、
    前記指令装置は、前記第P外部機器が異常状態であり、かつ、前記第Q外部機器が正常状態である時、前記第Qアプリケーションの優先順位を2つ以上上げる
    請求項に記載の計算機リソースの最適化システム。
  6. 前記N個の計算機のうちの少なくとも1つは、移動体に搭載され、
    前記M個のアプリケーションは、前記移動体の自律移動または前記移動体の防衛に不可欠な必須アプリケーションと、前記移動体の自律移動または前記移動体の防衛に不可欠でない非必須アプリケーションとを含み、
    前記必須アプリケーションの優先順位は、前記非必須アプリケーションの優先順位よりも高い
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の計算機リソースの最適化システム。
  7. 前記N個の計算機の少なくとも1つは、第1移動体に搭載され、
    前記N個の計算機の少なくとも1つは、前記第1移動体とは異なる第2移動体に搭載される
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の計算機リソースの最適化システム。
  8. 前記指令装置は、前記入力装置から、前記ミッションデータを受け取り、
    前記指令装置は、前記ミッションデータに対応するミッションの遂行に必要な計算機リソース量を確保できない時、自動的に前記ミッションの変更を実行するか、あるいは、出力装置又は上位の指令装置に、前記ミッションの変更又は中止を要請する信号を送信する
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の計算機リソースの最適化システム。
  9. 計算機リソースの最適化システムを用いる計算機リソースの最適化方法であって、
    前記計算機リソースの最適化システムは、
    Nを2以上の自然数とする時、N個の計算機と、
    前記N個の計算機に指令を送る指令装置と
    を具備し、
    前記計算機リソースの最適化方法は、
    前記指令装置が、検出装置からの検出データと、入力装置からのミッションデータとのうちの少なくとも一方を受け取る受取工程と、
    前記指令装置が、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方に基づいて、M個のアプリケーションを抽出する抽出工程と、
    前記指令装置が、K=1,・・・,Mの各々について、前記M個のアプリケーションのうちの第Kアプリケーションの動作に将来必要とされる計算機リソース量である第Kリソース量を算出する算出工程と、
    前記指令装置が、K=1,・・・,Mの各々について、前記第Kリソース量に基づいて、前記N個の計算機の中から前記第Kアプリケーションを実行する第K計算機グループを選定する選定工程と、
    前記指令装置が、K=1,・・・,Mの各々について、前記第K計算機グループに、前記第Kアプリケーションを実行するように第K指令信号を送信する送信工程と
    前記指令装置が、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方と、第1関連データとに基づいて、前記M個のアプリケーションの優先順位を決定し、決定した優先順位に基づいて、前記M個のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを決定する優先順位決定工程と
    を具備し、
    前記第1関連データは、K=1,・・・,Mの各々について、前記検出データと前記ミッションデータとのうちの少なくとも一方が示すカテゴリーと、前記第Kリソース量と、前記第Kアプリケーションの優先順位を示すデータとが対応付けられている
    計算機リソースの最適化方法。
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