JP6578153B2 - Ic - Google Patents
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Description
例えば、スキャナの読み取り部ではLEDを発光させるためのLEDドライバ、それを駆動するための電源としてのチャージポンプ回路、及び、センサが読み取ったアナログ信号をデジタルに変換するアナログフロントエンドが、それぞれ実装基板上の比較的近い位置に配置されたり、1チップに搭載されたりする場合もある。
チャージポンプ回路等の電源系ICとしては、特許文献1又は特許文献2等に開示されている。
特に、負荷駆動の大きなチャージポンプ回路が要求される場合、そのスイッチングノイズが電源電圧やGND電位に表れることがある。アナログフロントエンドとしてのサンプルホールド回路を備える場合、サンプルホールド回路でアナログ信号をサンプリングする場合等に、チャージポンプ回路のスイッチングノイズがアナログ信号のサンプリングタイミングで影響を及ぼし、正しくアナログ信号をサンプリングできなくなる。
なお、以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の具体的な構成について記載されている。しかしながら、このような特定の具体的な構成に限定されることなく他の実施態様が実施できることは明らかであろう。また、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、アナログフロントエンド(以下、AFEともいう。)を搭載したAFE搭載IC1、また、チャージポンプを搭載したチャージポンプ搭載IC2の回路構成とその動作を説明する。
図1は、AFE搭載IC1及びチャージポンプ搭載IC2の一例を示す構成図である。
AFE搭載IC1は、入力されるアナログ信号をサンプリングし、次段に出力するサンプルホールド回路(SH回路)11aとサンプルホールド回路11aが出力したアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換器(ADC)11bとを備えるAFE11と、外部から供給される外部クロックEXCLKを受けてAFE11に合わせたAFE11での動作クロックとしてのクロックAFECLKを生成するクロック生成回路12と、を有する。
チャージポンプ搭載IC2は、スイッチング部を含むチャージポンプ部21と、チャージポンプ部21でのスイッチング動作に必要な動作クロックとしてのクロックCPCLKを生成する発振回路(OSC:Oscillator)22と、を有し、チャージポンプ部21は入力電圧VINを安定させるための入力キャパシタCINと、入力電圧VINを入力して電荷を蓄えるフライングキャパシタCPNとフライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を蓄える出力キャパシタCOUTと、に接続される。入力キャパシタCINは、図2に示すように入力電圧VINが入力される端子CPINとGND電位との間に接続される。出力キャパシタCOUTは、出力電圧VOUTが出力される出力電圧ノードCPOUTとGND電位との間に接続される。
チャージポンプ部21は、フライングキャパシタCPNに電荷を蓄えるためのスイッチであるチャージスイッチS1及びS4と、フライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を出力キャパシタCOUTに転送するためのスイッチであるトランスファースイッチS2及びS3と、これらのスイッチS1〜S4を駆動するドライバ回路Dr1と、を備える。
チャージスイッチS1は入力電圧VINが入力される端子CPINとフライングキャパシタCPNの一端CPとの間に接続される。チャージスイッチS4はフライングキャパシタCPNの他端CNとGND電位との間に接続される。トランスファースイッチS2はフライングキャパシタCPNの一端CPと出力キャパシタCOUTの一端が接続される出力電圧ノードCPOUTとの間に接続される。トランスファースイッチS3は入力電圧VINが入力される端子CPINとフライングキャパシタCPNの他端CNとの間に接続される。
図2に示すチャージポンプ部21は、ドライバ回路Dr1により、チャージスイッチS1及びS4をオンし、且つトランスファースイッチS2及びS3をオフすることにより、入力電圧VINをフライングキャパシタCPNに与えて電荷を蓄える。次に、チャージスイッチS1及びS4をオフし、且つトランスファースイッチS2及びS3をオンすることにより、フライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を出力キャパシタCOUTに転送する。上記動作を繰り返すことで、出力電圧ノードCPOUTから出力電圧VOUTとして、2×VINの電圧が出力される。
ここで、図1に示す回路では、クロックAFECLKとクロックCPCLKとは非同期のクロックであるため、クロックAFECLKの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングと、クロックCPCLKの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングとが同時になることもあり得る。
そのような場合、チャージポンプ部21のスイッチング動作によって発生するノイズが、AFE搭載IC1のサンプルホールド回路11aでのサンプリング終了直前に発生し、正しいアナログ信号をサンプリングできずに、A/D変換の結果にノイズとして表れてしまう可能性がある。
本発明の第一実施形態は、このようなチャージポンプ部21のスイッチング動作によって発生するノイズがサンプルホールド回路11aに作用し、A/D変換の結果にノイズが含まれることを回避することを目的としたものであって、第一実施形態における、AFE搭載IC1とチャージポンプ搭載IC2とを備えた回路は、例えば図3に示す回路構成を有する。
図3は、本発明の第一実施形態におけるAFE搭載IC1とチャージポンプ搭載IC2とを備えた回路の一例を示す構成図である。なお、図1に示すAFE搭載IC1及びチャージポンプ搭載IC2を含む回路と同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
サンプルホールド回路11aは、入力されるアナログ信号のサンプリング及び次段への転送等を行うためのサンプルホールドスイッチ部a1を備えており、サンプルホールドスイッチ部a1がクロックAFECLKに応じてスイッチング動作することにより、サンプルホールド回路11aでのアナログ信号をサンプリング及び次段に転送しホールドするサンプルホールド動作が、クロックAFECLKに同期して行われる。
遅延素子13は、遅延時間に応じて、例えば複数の遅延素子が直列に接続されてなり、遅延素子13はクロックAFECLKを所定の遅延時間だけ遅延させ、遅延されたクロックAFECLKは、遅延クロックAFECLK_Dとしてチャージポンプ搭載IC2に供給される。
図4のタイミングチャートは、本発明の第一実施形態における、図3に示すAFE搭載IC1とチャージポンプ搭載IC2とを備えた回路において、チャージポンプ搭載IC2のチャージポンプ部21として、図2に示す回路を用いたものである。
図4において、横軸は経過時間を表し、(a)はクロックAFECLK、(b)はAFE11に含まれるサンプルホールド回路11aが、サンプリングフェーズ(Sampling Phase)及びホールドフェーズ(Hold Phase)のいずれの状態にあるか、(c)はクロックCPCLK、(d)はチャージポンプ部21が、チャージフェーズ(Charge Phase)及びトランスファーフェーズ(Transfer Phase)のいずれの状態にあるか、(e)はチャージポンプ部21の出力電圧ノードCPOUTの電圧、(f)はチャージポンプ部21のノイズの発生タイミング、(g)は出力電圧ノードCPOUTから出力される負荷電流を表す。
ここで、従来の図1に示すAFE搭載IC1及びチャージポンプ搭載IC2を備えた回路の場合、AFE11の動作クロックであるクロックAFECLKとチャージポンプ部21の動作クロックであるクロックCPCLKとが非同期だったため、チャージポンプ部21のスイッチング動作(チャージフェーズとトランスファーフェーズ)の切り替わりで発生するノイズが、AFE11のサンプリングフェーズ終了エッジに重なると、サンプルホールド回路11aでは正しいアナログ入力信号をサンプリングできない可能性がある。
しかしながら、図3に示す第一実施形態における回路では、クロックAFECLKに遅延を持たせた遅延クロックAFECK_Dでチャージポンプ部21を動作させることでチャージポンプ部21が発生するノイズの位置を、意図的にサンプルホールド回路11aの動作タイミングとずらすことができる。
なお、遅延素子13での遅延時間、すなわち、チャージポンプ部21が発生するノイズの位置を意図的にサンプルホールド回路11aの動作タイミングとずらすためのずれに相当する遅延時間は、ノイズによる電源ゆれが十分収まるような遅延時間に設定すればよい。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
第二実施形態は、図5に示すように、チャージポンプ回路を備えた電源回路とアナログフロントエンドとを同一の半導体基板に形成し、これら回路を1チップに搭載したものである。このように、チャージポンプ回路を備えた電源回路とアナログフロントエンドとを1チップに搭載した場合、第一実施形態で説明したようなスイッチングノイズの他にも、別の課題がある。
一般的に高速動作可能なプロセスほど耐圧が低い傾向にあり、チャージポンプ回路とアナログフロントエンドとを1チップに搭載するためには、コストの高いプロセスを選択したり、場合によっては希望の耐圧と速度の両方を満たせるプロセスが存在せず、1チップに搭載することができない場合もしばしば存在する。
図6に示すチャージポンプ装置2aは、入力電圧VINを安定させるための入力キャパシタCINと、入力電圧VINを入力して電荷を蓄えるフライングキャパシタCPNに電荷を蓄えるためのスイッチであるチャージスイッチS1及びS4と、フライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を蓄えて出力電圧として出力する出力キャパシタCOUTに、フライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を転送するためのスイッチであるトランスファースイッチS2及びS3と、これらのスイッチS1〜S4を駆動するドライバ回路Dr2と、出力電圧ノードCPOUTの電圧である出力電圧VOUTを分圧するための分圧抵抗RA及びRBと、基準電圧VREFと出力電圧VOUTを分圧した電圧VFBとを比較するための比較器COMPと、を備えている。
ドライバ回路Dr2は、比較器COMPの出力とクロックCPCLKを入力し、否定論理和を出力するNOR回路NORと、NOR回路NORの出力を反転するインバータINVとを備え、NOR回路NORの出力がトランスファー信号CLK_TRとしてトランスファースイッチS2及びS3に供給され、インバータINVの出力がチャージスイッチS1及びS4に供給される。
この方法を用いれば、例えばICに電源電圧が1系統しか供給されない場合でも、チャージポンプ装置2aの昇圧動作で任意の電源電圧が生成でき、使用するプロセスの耐圧範囲内で高い電源電圧を生成することができる。
しかし、チャージポンプ装置2aとして図6のような任意の出力電圧を生成できる回路を選択した場合、ノイズの問題は単純に解決できない。
図7において、横軸は経過時間を表し、(a)はクロックAFECLK、(b)はAFE装置1aに含まれるサンプルホールド回路11aが、サンプリングフェーズ(Sampling Phase)及びホールドフェーズ(Hold Phase)のいずれの状態にあるか、(c)はクロックCPCLK、(d)はチャージポンプ装置2aが、チャージフェーズ(Charge Phase)及びトランスファーフェーズ(Transfer Phase)のいずれの状態にあるか、(e)は比較器COMPの出力である比較出力DET、(f)はチャージポンプ装置2aの出力電圧ノードCPOUTの電圧、(g)はチャージポンプ装置2aのノイズの発生タイミング、(h)は出力電圧ノードCPOUTから出力される負荷電流を表す。
このように図6に示すチャージポンプ装置2aの場合、出力電圧ノードCPOUTの電圧を任意の電圧にコントロールするための比較器COMPの出力である比較出力DETがAFE装置1aの動作クロックであるクロックAFECLKとは非同期で動作し、チャージポンプ装置2aのスイッチング動作がAFE装置1aのサンプリングフェーズ終了エッジに重なる可能性があり、正しいアナログ入力信号がサンプリングできない可能性がある。
ここで、比較器COMPの出力信号を比較出力DET1、比較出力DET1を入力としたD型フリップフロップDFFの出力信号を比較出力DET2とする。
図9において、横軸は経過時間を表し、(a)はクロックAFECLK、(b)はAFE装置1aに含まれるサンプルホールド回路が、サンプリングフェーズ(Sampling Phase)及びホールドフェーズ(Hold Phase)のいずれの状態にあるか、(c)はクロックCPCLK、(d)はチャージポンプ装置2bが、チャージフェーズ(Charge Phase)及びトランスファーフェーズ(Transfer Phase)のいずれの状態にあるか、(e)は比較器COMPの出力である比較出力DET1、(f)はD型フリップフロップDFFの出力信号である比較出力DET2、(g)はチャージポンプ装置2aの出力電圧ノードCPOUTの電圧、(h)はチャージポンプ装置2aのノイズの発生タイミング、(i)は出力電圧ノードCPOUTから出力される負荷電流を表す。
そこで本発明の第二実施形態として、図10に示す、AFE装置1a及びチャージポンプ装置2cが1チップに搭載された回路を提案する。なお、チャージポンプ装置2cは、図11に示す回路構成を有する。
AFE装置1aは、アナログ信号をサンプルし、次段に出力するサンプルホールド回路(SH回路)11aと、サンプルホールド回路11aが出力したアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器(ADC)11bとを備えたAFE11と、クロックを生成するクロック生成回路12aと、を備える。
サンプルホールド回路11aは、入力されるアナログ信号のサンプリング及び次段への転送等を行うためのサンプルホールドスイッチ部a1を備えている。サンプルホールドスイッチ部a1がクロックAFECLK(第1クロック信号)に応じてスイッチング動作することにより、サンプルホールド回路11aにおける、アナログ信号をサンプリング及び次段に転送しホールドするサンプルホールド動作が、クロックAFECLKに同期して行われる。
チャージポンプ装置2cは、遅延調整素子15から、第一遅延クロックAFECLK_D1(第2クロック信号)及び第二遅延クロックAFECLK_D2(第3クロック信号)を入力すると共に、入力電圧VINを受けて昇圧動作を行い昇圧した出力電圧VOUTを出力するチャージポンプ部21を備える。
第一遅延調整素子15aは、クロック生成回路12で生成したクロックAFECLKを所定時間遅延させ、第一遅延クロックAFECLK_D1としてチャージポンプ装置2cに出力する。
第二遅延調整素子15bは、クロック生成回路12で生成したクロックAFECLKのn倍の周波数を有するクロックを、第一遅延クロックAFECLK_D1と同一時間だけ遅延させ、第二遅延クロックAFECLK_D2としてチャージポンプ装置2cに出力する。これら第一遅延クロックAFECLK_D1、第二遅延クロックAFECLK_D2は、チャージポンプ装置2cの動作クロックとなる。
チャージポンプ装置2cは、チャージポンプを動作させるための従来の動作クロックに相当する第一遅延クロックAFECLK_D1と、チャージポンプ装置2cにおける昇圧動作を停止させるのに十分高速な第二遅延クロックAFECLK_D2とを用いる。
第一遅延クロックAFECLK_D1と第二遅延クロックAFECLK_D2とはクロックAFECLK(アナログ信号のサンプリングエッジ)に同期した信号である。
図11に示すように、チャージポンプ装置2cは、入力電圧VINを安定させるための入力キャパシタCINと、入力電圧VINを入力して電荷を蓄えるフライングキャパシタCPNと、フライングキャパシタCPNに電荷を蓄えるためのスイッチであるチャージスイッチS1及びS4と、フライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を蓄えて出力電圧として出力する出力キャパシタCOUTと、フライングキャパシタCPNに蓄えられた電荷を出力キャパシタCOUTに転送するためのスイッチであるトランスファースイッチS2及びS3と、これらのスイッチS1〜S4を駆動する制御部31及び32と、を備え、さらに、出力電圧ノードCPOUTの電圧を分圧する分圧抵抗RA及びRBと、分圧抵抗RA及びRBで分圧された電圧VFBと基準電圧VREFとを比較する比較器COMPとを備える。
比較器COMPは、分圧抵抗RA及びRBで分圧された電圧VFBが基準電圧VREFを上回るときHレベルとなる比較出力DETを出力する。
図12において、横軸は経過時間を表し、(a)はクロックAFECLK、(b)はAFE11に含まれるサンプルホールド回路11aが、サンプリングフェーズ(Sampling Phase)及びホールドフェーズ(Hold Phase)のいずれの状態にあるか、(c)は第一遅延クロックAFECLK_D1、(d)は第二遅延クロックAFECLK_D2、(e)は比較器COMPの比較出力DET、(f)はチャージを行うためのスイッチS1、S4に供給されるチャージ信号CLK_CH、(g)はチャージ電圧の転送を行うためのスイッチS2、S3に供給されるトランスファー信号CLK_TR、(h)はチャージポンプ装置2cが、チャージフェーズ(Charge Phase)及びトランスファーフェーズ(Transfer Phase)のいずれの状態にあるか、(i)は出力電圧ノードCPOUTの電圧、(j)はチャージポンプ装置2cのノイズの発生タイミング、(k)は出力電圧ノードCPOUTから出力される負荷電流を表す。
一方、分圧電圧VFBが任意の基準電圧VREFを上回る場合、つまり比較器COMPの出力である比較出力DETがHレベルの期間は、制御部31、制御部32はスイッチS1、S2、S3、S4に供給されるチャージ信号CLK_CH及びトランスファー信号CLK_TRの動作を制限する。
出力キャパシタCOUTに、フライングキャパシタCPNにチャージされた電荷を転送するためのスイッチS2、S3に供給されるトランスファー信号CLK_TRは、比較器COMPの比較出力DETが時点t31でHレベルになり、高速な第二遅延クロックAFECLK_D2の最初の立下りエッジとなる時点t32以降では、Lレベルに固定され、出力キャパシタCOUTへのフライングキャパシタCPNにチャージされた電荷の転送は行われない。
このように、比較器COMPの比較出力DETを高速の第二遅延クロックAFECLK_D2に同期させてフィードバックすることにより、チャージポンプ装置2cの昇圧動作により出力電圧ノードCPOUTの電圧が設定電圧よりも上がりすぎることを防ぐことが可能であり且つ、クロックAFECLKと同期した第一遅延クロックAFECLK_D1をチャージポンプ装置2cの動作クロックとすることで、チャージポンプ装置2cのスイッチングノイズの発生タイミングとAFE11のアナログ信号のサンプリングエッジとが一致することを回避することが可能になり、且つAFE11と同期した高速の第二遅延クロックAFECLK_D2で比較器COMPの比較出力DETを同期することにより過昇圧になるのを防ぐことが可能になる。
ここで、上記実施形態において、クロックAFECLK、第一遅延クロックAFECLK_D1が第1クロック信号に対応し、クロックCPCLKが第2クロック信号に対応し、フライングキャパシタCPN、入力キャパシタCIN及び出力キャパシタCOUTを含むチャージポンプ搭載IC2、チャージポンプ装置2cがチャージポンプ回路に対応している。また、チャージスイッチS1及びS4、トランスファースイッチS2及びS3がスイッチング部に対応し、第二遅延クロックAFECLK_D2が第3クロック信号に対応し、分圧抵抗RA及びRBが出力電圧検出部に対応し、基準電圧VREFが閾値電圧に対応している。
また、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1a AFE装置
2 チャージポンプ搭載IC
2a〜2c チャージポンプ装置
11 AFE(アナログフロントエンド)
11a サンプルホールド回路
12、12a クロック生成回路
13 遅延素子
15 遅延調整素子
15a 第一遅延調整素子
15b 第二遅延調整素子
21 チャージポンプ部
22 発振回路
31、32 制御部
CIN 入力キャパシタ
COUT 出力キャパシタ
CPN フライングキャパシタ
COMP 比較器
RA、RB 分圧抵抗
S1、S4 チャージスイッチ
S2、S3 トランスファースイッチ
Claims (4)
- アナログ信号を第1クロック信号でサンプルホールドするサンプルホールド回路と、
入力電圧が入力される入力端子及び出力電圧を外部出力する出力端子を有し、前記第1クロック信号と関連した第2クロック信号により動作するチャージポンプ回路と、
を備え、
前記第1クロック信号は、前記サンプルホールド回路におけるサンプルホールド動作のサンプリングエッジに同期したクロック信号であり、
前記第2クロック信号は、前記第1クロック信号から所定時間遅延したクロック信号であって、
前記サンプルホールド動作のサンプリングエッジに同期し、前記第1クロック信号よりも周波数の高い第3クロック信号を生成し、
前記チャージポンプ回路は、前記第2クロック信号及び前記第3クロック信号に基づいて動作するIC。 - 前記サンプルホールド回路及び前記チャージポンプ回路は、同一半導体基板に形成される請求項1に記載のIC。
- 前記チャージポンプ回路は、前記第2クロック信号に応じて動作するスイッチング部を有し、
前記サンプルホールド回路は、前記第1クロック信号に応じて動作するサンプルホールドスイッチ部を有し、
前記スイッチング部が動作するタイミングが、前記サンプルホールドスイッチ部が動作するタイミングからずれたタイミングとなるように、前記第1クロック信号に関連した第2クロック信号が生成される請求項1又は請求項2に記載のIC。 - 前記チャージポンプ回路は、前記出力電圧を検出する出力電圧検出部と、当該出力電圧検出部で検出した電圧と閾値電圧とを比較する比較器と、を有し、
前記比較器の比較結果を前記第3クロック信号に同期させて、フィードバック制御される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のIC。
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