JP6577907B2 - 通信監視装置および通信監視方法 - Google Patents
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Description
したがって、ユーザ端末で使われているプッシュ通知の訴求力を向上させることができる。
したがって、ユーザ端末で使われているプッシュ通知の訴求力をさらに向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の通信監視装置であって、前記判定部は、前記ユーザ端末からの通信のパケットヘッダに特定URI(Uniform Resource Identifier)が含まれている場合、前記指示サーバへの前記通知をする、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の通信監視装置であって、前記判定部は、前記ユーザ端末からの通信のパケットペイロードに特定キーワードが含まれている場合、前記指示サーバへの前記通知をする、ことを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態のプッシュ通知を実現するシステムは、通信監視装置1と、ユーザ端末2と、指示サーバ3と、自社サービスサーバ3Aと、配信サーバ4とを備えている。また、図1中の他サーバ5は、本実施形態のシステムに通信可能に接続している。
なお、通信監視装置1は、制御部、記憶部、入力部、出力部といったハードウェアを有し、制御部が、記憶部に記憶されているプログラムを記憶部の記憶領域に展開し実行することにより、上記の機能部を実現し、さまざまな処理を実行することができる。本実施形態の通信監視装置1は、このようなソフトウェアとハードウェアの協働を実現することができる。
なお、他社サービス事業者は、指示サーバ3と同等の機能を有する指示サーバ(図示せず)を有し、配信サーバ4にプッシュ通知を指示することができる。
図2に示すように、通信監視装置1は、R_ID-ID_A紐付部11と、連携対象R_ID管理部12と、タイミング判断・共有部13(判定部)と、ユーザ認証部14と、中継部15と、ID対応テーブルT1と、通信確認対象ユーザ登録テーブルT2と、いった機能部を備える。なお、ユーザ端末2は、自社のサービス提供者が開発したアプリである提供者アプリ21と、他社のサービス提供者が開発したアプリである他社アプリ22と、Webブラウザ23をインストールしており、通信部24によって、(通信監視装置1を介して、)指示サーバ3、自社サービスサーバ3A、および他サーバ5とやり取りすることができる。
中継部15は、通信監視装置1と、指示サーバ3、自社サービスサーバ3A、および他サーバ5との間の情報のやり取りを中継する。
通信確認対象ユーザ登録テーブルT2は、本実施形態のシステムによってサービスを利用するユーザのうち、サービス事業者が、プッシュ通知の実施タイミングを知りたいとするユーザとなる通信確認対象ユーザごとに、R_IDとID_Aとサービス事業者とを対応付けて管理するテーブルである。
[1−1]:例えば、タイミング判断・共有部13は、通信確認対象ユーザに対して、パケットカウンタなどでユーザ端末2の通信量を確認し、通信量が増大したタイミングでユーザ端末2が使用中であると判定し、指示サーバ3に通知する。ここで、通信には、ユーザ端末2でのバックグラウンド通信も含まれるので、例えば、平常時のバックグラウンド通信量を測定し、バックグラウンド通信量を差し引いた通信量で、ユーザ端末2が使用中であるか否かを判定するとよい。
[2−1−1]:例えば、R_ID-ID_A紐付部11は、DPIで提供者アプリ21とサービス提供者との間の通信からR_IDを検出した場合などに、検出したR_IDと、通信監視装置1側で予め管理しているID_Aとを、オンラインでまたはリアルタイムで紐付けて、管理してもよい。
[2−2−1]の形態をとる場合、[2−1−1]のバリエーションについては、各受付部のIPアドレスで通信パケットの送信先アドレス(サービスサーバのアドレス)をフィルタリング等して、R_IDを抽出し、抽出したR_IDとID_Aとの紐付けを実現することができる。また、[2−1−2]のバリエーションについては、各受付部のアクセスログと、回線事業者等でのDHCP/NATログなどとを突き合わせることで、R_IDを抽出し、抽出したR_IDとID_Aとの紐付けを実現することができる。
[2−2−2]の形態をとる場合、[2−1−1]のバリエーションについては、回線事業者等のこの受付部のIPアドレスで通信パケットの送信先アドレス(サービスサーバのアドレス)をフィルタリング等して、R_IDを抽出し、抽出したR_IDとID_Aとの紐付けを実現することができる。また、[2−1−2]のバリエーションについては、回線事業者等この受付部のアクセスログと、回線事業者等でのDHCP/NATログなどとを突き合わせることで、R_IDを抽出し、抽出したR_IDとID_Aとの紐付けを実現することができる。
次に、通信監視装置1の処理について説明する。
図3に示すように、通信監視装置1の全体処理は、以下の通りである。
もし、ID対応テーブルT1中に、連携対象R_IDに該当するユーザのID_Aが存在しない場合、まず、タイミング判断・共有部13は、連携対象R_IDとしてのR_IDを通信確認対象ユーザ登録テーブルT2に追加する。そして、ステップS1による更新タイミングで、連携対象R_IDに対応するID_Aが新たに出現したときに、タイミング判断・共有部13は、このID_Aを通信確認対象ユーザ登録テーブルT2に登録して通信確認対象ユーザを追加する。
次に、タイミング判断・共有部13が、通信確認対象ユーザのユーザ端末2が使用中であるか否かを判定し、使用中と判定した場合、プッシュ通知の実施タイミングを指示サーバ3に通知する(ステップS5)。この通知により、通信確認対象ユーザのR_IDは、回線事業者等とサービス提供者との間で共有される。
図4に示すように、R_ID-ID_A紐付部11の動作例は、以下の通りである。
図4の処理によれば、プッシュ通知の実施タイミングを通知するために通信確認するユーザを特定することができる。
図5に示すように、連携対象R_ID管理部12の動作例は、以下の通りである。
連携対象R_ID管理部12は、連携対象R_IDに対応するID_Aが、ID対応テーブルT1内に有るか否かを判定する(ステップB3)。
その後、他の連携対象R_IDについてループ処理を進めるか、他の連携対象R_IDが存在しなければ、図5の処理を終了する。
その後、他の連携対象R_IDについてループ処理を進めるか、他の連携対象R_IDが存在しなければ、図5の処理を終了する。
図5の処理によれば、サービス提供者が指定した1または複数の連携対象R_IDを、回線業者等側で管理することができる。
図6に示すように、タイミング判断・共有部13の動作例は、以下の通りである。
次に、タイミング判断・共有部13は、通信確認対象ユーザのユーザ端末2が使用中であるか否かを判定する(ステップC3)。使用中でないと判定した場合(ステップC3/No)、ステップC1に戻り、他の通信確認対象ユーザについてループ処理を実行する。
その後、ステップC1に戻り、他の通信確認対象ユーザについてループ処理を実行する。すべての通信確認対象ユーザについてループ処理が完了した場合、図6の処理(常時処理の一回)を終了する。
本実施形態によれば、サービス提供者が、通信監視装置1を有する回線事業者等と連携可能となるシステムを構築することで、サービス提供者は、プッシュ通知の最適な実施タイミングとなる、ユーザ端末2の使用中というタイミングを、通信監視装置1から通知してもらうことができる。
したがって、ユーザ端末で使われているプッシュ通知の訴求力を向上させることができる。
その結果、ユーザ端末2側で配信サーバ4からのプッシュ通知の開封率は向上する。サービスを利用するユーザによるプッシュ通知の見落としは減少する。プッシュ通知で配信された情報が活用されれば、サービス提供者や回線事業者等の利益の向上が見込まれ、ユーザへの最終的な利益還元の可能性が高まる。
また、タイミング判断・共有部13のバリエーション[1−3],[1−4]による判断ロジックを採用すれば、特定の情報に興味を持つユーザに絞ってプッシュ通知を行うことができるので、一定の原資で通常よりも多くの特典をユーザに提供することもできる。
したがって、ユーザ端末で使われているプッシュ通知の訴求力をさらに向上させることができる。
例えば、本実施形態では、サービス提供者は、通信監視装置1の回線事業者等から他社のアプリの通信によるユーザ端末2の使用中を通知してもらった。しかし、複数のサービス提供者が所持するサービスサーバ間で、各社のアプリの通信が行われてユーザ端末2が使用中であることを相互に通知し合って、サービス提供者の各々が、プッシュ通知の最適な実施タイミングを数多く獲得することができるようにしてもよい。
また、本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、処理手順などについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
2 ユーザ端末
3 指示サーバ
3A 自社サービスサーバ
4 配信サーバ
5 他サーバ
11 R_ID-ID_A紐付部
12 連携対象R_ID管理部
13 タイミング判断・共有部(判定部)
Claims (5)
- 配信サーバからのプッシュ通知を受けるユーザ端末の通信を監視する通信監視装置であって、
前記ユーザ端末の通信状況から前記ユーザ端末が使用中であるか否かを判定し、前記ユーザ端末の通信量からバックグラウンド通信量を差し引いた通信量が増大したことで使用中と判定した場合、前記配信サーバに前記プッシュ通知を指示する指示サーバに、前記プッシュ通知の実施タイミングを通知する判定部、を備える、
ことを特徴とする通信監視装置。 - 前記判定部は、
前記指示サーバを保有するサービス提供者が提供するアプリを使用した通信以外も含めて通信を確認したことで前記ユーザ端末が使用中であると判定した場合、前記指示サーバに、前記プッシュ通知の実施タイミングを通知する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信監視装置。 - 前記判定部は、
前記ユーザ端末からの通信のパケットヘッダに特定URI(Uniform Resource Identifier)が含まれている場合、前記指示サーバへの前記通知をする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信監視装置。 - 前記判定部は、
前記ユーザ端末からの通信のパケットペイロードに特定キーワードが含まれている場合、前記指示サーバへの前記通知をする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信監視装置。 - 配信サーバからのプッシュ通知を受けるユーザ端末の通信を監視する通信監視装置における通信監視方法であって、
前記通信監視装置は、
前記ユーザ端末の通信状況から前記ユーザ端末が使用中であるか否かを判定するステップと、
前記ユーザ端末の通信量からバックグラウンド通信量を差し引いた通信量が増大したことで使用中と判定した場合、前記配信サーバに前記プッシュ通知を指示する指示サーバに、前記プッシュ通知の実施タイミングを通知するステップと、を実行する、
ことを特徴とする通信監視方法。
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