JP6576871B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、ユーザの利便性の向上を目的として、様々な表示装置が開発されている。例えば、特許文献1には、ディスプレイを備えた筐体の俯仰角(すなわち、鉛直方向の向き)を調整可能な画像表示装置が開示されている。特許文献1の表示装置では、筐体の底部に設けられたバランスウェイトの位置を変更することにより、筐体の俯仰角が調整される。
特開2012−13720号公報(2012年1月19日公開)
しかしながら、特許文献1には、表示部(ディスプレイ)がユーザの存在する方向を自動的に向くように、鉛直方向を回転軸とした場合におけるディスプレイの回転角度を変化させる技術については、何ら開示も示唆もされていない。それゆえ、特許文献1に開示された画像表示装置では、ディスプレイがユーザの存在する方向を向くように、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部の回転角度を変化させることが容易ではないという問題が生じる。すなわち、ディスプレイの横方向(水平方向)の向きをユーザの存在する方向に変えようとすると、わざわざ画像表示装置を持ち上げて、画像表示装置ごと向きを変えなくてはならない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、表示部がユーザの存在する方向を自動的に向くように、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部の回転角度を変化させることが可能な表示装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、中心軸に対して回転対称な錐体または錐台の側面を形成しているとともに、上記中心軸周りに回転運動を行うための駆動機構を内蔵した筐体を備え、上記筐体において、上記錐体または上記錐台の底面に表示部が設けられているとともに、上記筐体には、上記底面の方向を検知方向としてユーザの存在を検知するためのユーザ検知センサが配置されており、上記筐体の内部には、上記筐体の上記側面が鉛直方向に垂直な水平面に接触した状態で上記筐体が回転運動した場合に、当該回転運動中に上記ユーザ検知センサから出力された出力値に基づいて、ユーザが存在する方向に対応する上記中心軸の方向であるユーザ存在方向を決定する方向決定部と、上記中心軸が上記方向決定部によって決定された上記ユーザ存在方向を向くように上記駆動機構を制御する駆動機構制御部と、が設けられている。
本発明の一態様に係る表示装置によれば、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部の回転角度を、ユーザの存在する方向に対応する角度に自動的に変化させることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る表示装置を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は筐体内部の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置の要部の構成を示すブロック図である。 (a)および(b)は、ある回転角における、本発明の実施形態1に係る表示装置の各センサ群の配置位置と、ユーザの存在位置との関係を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置における表示部の方向制御の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る表示装置を各種電気製品とセットで使用する場合の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態2に係る表示装置におけるユーザ存在方向の決定方法を示す概略図である。 本発明の実施形態2に係る表示装置における表示部の方向制御の処理の流れを示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。はじめに、図1を参照し、本実施形態の表示装置1の概要について述べる。図1は、表示装置1を示す図である。図1の(a)は斜視図であり、図1の(b)は表示装置1が備える筐体11の内部の構成を示す模式図である。
図1の(a)に示すように、表示装置1は、表示部10と、表示部10を保持する筐体11とを備える。表示装置1は、中心軸Cに対して回転対称な円錐の形状を有するように構成されている。そして、筐体11は、水平面H上に配置される。ここで、水平面Hとは、鉛直方向に垂直な平面(例えば水平な床)である。
ここで、立体図形が回転対称であるとは、立体図形を中心軸の周りに、角度「360°/n」(nは2以上の自然数)だけ回転させた場合に、回転後の立体図形を回転前の立体図形と重ね合わせることができることを意味する。この定義によれば、円錐は、任意のnについて回転対称である。また、本発明の一態様に係る表示装置の形状は、円錐に限定されず、正多角錐または正多角錐台でもよい。例えば、中心軸に対して回転対称な正六角錐または正六角錐台であってもよい(不図示)。
筐体11は、円錐の側面を形成するように設けられている。また、円錐の底面には、不図示の蓋ケースが設けられており、当該蓋ケース上に、表示部10が設けられている。すなわち、表示部10は、円錐の底面を形成する円として設けられている。なお、表示部10は、円錐の底面に設けられていればよく、必ずしも円形である必要はない。例えば、表示部10の形状は正方形または長方形であってもよい。
筐体11または表示部10には、円錐の底面の向きを検知方向として第1センサ群18a、第2センサ群18b、第3センサ群18cおよび第4センサ群18d(複数の焦電センサ、複数の距離センサ)が、等間隔に外縁に沿った位置に配置されている。
このように、複数のセンサ群を表示部10に配置することにより、確実にユーザの存在を検知することができる。なお、センサ群の配置・個数については上述の場合に限定されず、2組以上のセンサ群が等間隔に配置されていれば本発明の効果は得られる。
表示装置1の内部には、図1の(b)に示すように、モータ12(駆動機構)、中板13、減速機14、出力軸15、腕16、および重り17が設けられている。重り17を除いた各部材(後述の図2に示す他の部材も含む)は、表示装置1の内部において、中心軸Cに対して対称な重量分布となるように配置されている。なお、本実施形態では、筐体および表示部を回転させるための反力を発生させるための慣性部として重り17を用いた場合を例として説明するが、重り17の代わりに、例えば、表示装置のその他の内部構成物(回路等)を慣性部として利用してもよい。
モータ12は、重り17の位置を変化させるための駆動機構(回転機構)である。なお、以下に示すように、重り17は、筐体11の回転運動を発生させるための部材である。モータ12は、重り17に駆動力を与えることにより、筐体11を回転運動させるための反力を発生させる駆動機構と理解されてよい。モータ12は、中板13の中央部に挿入されており、当該中板13によって保持されている。なお、当該駆動機構は、必ずしもモータのみに限定されず、自動制御が可能な並進運動機構(油圧シリンダ、空圧シリンダ、またはリニアアクチュエータ等)と、回転機構(並進運動を回転運動に変換する機構)とを組み合わせることによって実現されてもよい。
また、中板13上には、表示装置1の各部材の動作を制御する制御回路(例えば、図2の主制御部20)を含んだ回路(不図示)が設けられている。減速機14は、モータ12の軸(不図示)に接続されている。減速機14は、モータ12の回転速度(回転数)を所定の減速比(例えば1/10)で低減させた回転速度によって、出力軸15(減速機14自身の出力軸)を回転させる。
腕16は、出力軸15の回転によって生じた駆動力(トルク)を重り17に伝達するための機械要素である。重り17は、腕16を介して、出力軸15に接続されている。このため、モータ12を回転させることにより、重り17を中板13の裏面(中板13の2つの面のうち、表示部10に対向しない面)付近に沿って回転させることができる。すなわち、重り17の位置を変化させることができる。このため、重り17の位置の変化に伴って、水平面H上において筐体11を回転させる(転がす)ことができる。
このように、モータ12を回転させることにより、筐体11を水平面H上において回転させることができるので、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度を容易に変化させることができる。
(表示装置1の要部の構成)
次に、図2および図3を参照して、表示装置1が備える他の部材について説明する。図2は、表示装置1の要部の構成を示すブロック図である。図3の(a)および(b)は、表示装置1の第2センサ群18bおよび第4センサ群18dの配置位置と、ユーザの存在位置との関係を示す概略図である。図2に示すように、表示装置1は、上述の各部材に加えて、センサ部18(ユーザ検知センサ)、入力部31、無線通信部32、マイク35、主制御部20、および記憶部90を備える。
主制御部20は、表示装置1の動作を統括的に制御する。主制御部20は、動作制御部21および音声認識部24を備える。また、動作制御部21は、方向決定部22および駆動機構制御部23を備える。主制御部20の機能は、記憶部90に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現されてよい。記憶部90は、主制御部20が実行する各種のプログラム、およびプログラムによって使用されるデータを格納する記憶装置である。
入力部31は、ユーザが表示装置1に対して施した入力操作を取得し、当該入力操作を動作制御部21に与える。入力部31は、例えばタッチパネルであってよい。無線通信部32は、表示装置1と外部の機器との間の無線通信を行うための各部材を総称的に表した部材である。無線通信部32は、通信モジュール33およびアンテナ34を備える。アンテナ34は、無線信号の送受信を行う部材である。通信モジュール33は、アンテナ34が受信した無線信号を復調する機能と、アンテナ34に無線信号の送信を行わせる機能とを有する。なお、無線通信部32における無線通信の方式は、特に限定されず、Bluetooth(登録商標)または近距離無線通信等の公知の無線通信方式が利用されてよい。マイク35は、ユーザの発話音等の音声による入力を取得する音声入力部である。マイク35によって取得された音声は、音声認識部24に与えられる。音声認識部24は、例えば公知の音声認識エンジン等のアプリケーションである。
センサ部18は、ユーザの存在を検知するためのセンサであり、第1センサ群18a、第2センサ群18b、第3センサ群18cおよび第4センサ群18dにより構成される。また、4つのセンサ群18a・18b・18c・18dはそれぞれ、熱源を検知するための焦電センサ181(熱センサ)、および対象物(静止物)と自装置との距離を測定する距離センサ182(対象物検知センサ)により構成される。
焦電センサ181は、熱源から放射される遠赤外線を検出することにより、検知範囲内に熱源が存在することを検知する。焦電センサ181は、視野角が広く(水平方向で約±50°)、かつ検知距離が長い(自装置から約5mまでの距離にある熱源を検知可)という特性を有する。距離センサ182は、赤外線方式であり、発光素子(不図示)から近赤外線を発して、検出対象(静止物)からの反射光をPSD(Position Sensitive Detector;半導体位置検出素子)で検出する構成になっている。距離センサ182は、視野角が狭いものの(水平方向で±数度)、検出対象までの距離を正確に測定することができ、かつ、検出対象の色(例えば、ユーザの服の色等)の影響も受けにくい。なお、距離センサ182は、超音波方式であってもよい。
焦電センサ181および距離センサ182はそれぞれ、筐体11の側面が水平面Hに接触した状態で、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで、すなわち、表示部10の中心軸Cに対する回転角が上記360°の回転角度に対応する所定の値になるまで筐体11が回転運動した場合に、当該回転運動の間に刻々と変化する回転角毎の出力値を、後述する方向決定部22に出力する。ここで、回転角は、筐体11が水平面Hに静止した状態における、表示部10の円周上の基準点(不図示)の中心軸Cに対する位置を基準位置(回転角0°)とする。そして、基準位置から当該基準点が円周上を変位した場合における、変位後の基準点の位置および基準位置と、中心軸Cとによりなす角度を指す。なお、上記の回転運動は、後述する駆動機構制御部23によるモータ12の制御によってなされる。
なお、4つのセンサ群18a・18b・18c・18dの全てが、焦電センサ181および距離センサ182によって構成される必要はない。例えば、4つのセンサ群の一部について、センサ群でなく焦電センサ181単体で構成してもよいし、距離センサ182単体で構成してもよい。また、焦電センサ181に代えて、サーボモバイルセンサまたは赤外線カメラ等を用いてもよく、対象物の熱を検知する機能を有するものであれば用いることができる。また、距離センサ182は、対象物との距離の計測までは行わずに対象物との距離に応じた出力を行うだけでもよく、距離センサ182に代えて、光電センサ、超音波センサまたはミリ波レーダー等、対象物の検知または対象物との距離を測定できる機能を有するものであれば用いることができる。
また、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで筐体11を回転させることは必須ではない。例えば、上記の回転角度を360°より小さい角度に設定してもよいし、筐体11が2回転以上の複数回回転運動するように(例えば、2回転:720°、3回転:1080°等)回転角度を設定してもよい。
方向決定部22は、4つのセンサ群18a・18b・18c・18dのそれぞれを構成する焦電センサ181および距離センサ182から出力された出力値に基づいて、ユーザ存在方向を決定する。ユーザ存在方向は、ユーザが存在する方向に対応する中心軸Cの方向である。
具体的には、方向決定部22は、特定の回転角における、4つのセンサ群18a・18b・18c・18dの焦電センサ181から同時に出力された第1出力値(出力値)の中から2つの値を抽出し、当該2つの値の差分である第1基準差分を求める。方向決定部22は、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで、この計算を回転角毎に繰り返す。そして、4つの第1基準差分の全てが第1基準閾値(第2閾値)以下になる場合の回転角を求め、当該回転角を第1基準回転角として決定する。
また、方向決定部22は、特定の回転角における、4つのセンサ群18a・18b・18c・18dの距離センサ182から同時に出力された第2出力値(出力値)の中から2つの値を抽出し、当該2つの値の差分である第2基準差分を求める。方向決定部22は、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで、この計算を回転角毎に繰り返す。そして、4つの第2基準差分の全てが第2基準閾値(第3閾値)以下になる場合の回転角を求め、当該回転角を第2基準回転角として決定する。
次に、方向決定部22は、第1基準回転角と第2基準回転角との差分である第3基準差分(第4差分)を求め、当該第3基準差分と第3基準閾値(第4閾値)とを比較する。そして、第3基準差分が第3基準閾値以下になった場合、方向決定部22は、その場合の第2基準回転角に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向として決定する。なお、第1〜第3基準閾値については、ユーザが入力部31から任意に入力してもよいし、予め記憶部90に記憶させておいてもよい。
図3の(a)に示すように、例えば、第2センサ群18bの図心と第4センサ群の図心とを結ぶ線分(不図示)が水平面Hと略平行になった時点において、ユーザが第2センサ群18bの検知範囲の境界線(図中の紙面向かって右側の破線)上に存在する場合、当該時点において第2センサ群18bから出力された出力値(第1出力値、第2出力値)は、第4センサ群18dから出力された出力値よりもかなり大きくなる。一方、図3の(b)に示すように、ユーザが筐体11の中心軸Cの方向、すなわち表示部10の正面に存在している場合、この時点で4つのセンサ群18a・18b・18c・18dから同時に出力された出力値は互いに略同一の値となり、各出力値間の誤差はほとんどなくなる。したがって、ある回転角において求めた4つの第1基準差分の全てが第1基準閾値以下であれば、その時の回転角、すなわち第1基準回転角に対応する筐体の中心軸の方向とユーザが実際に存在している方向とのズレは少ない。このことは、第2基準回転角に対応する上記中心軸の方向についてもいえる。
それゆえ、第3基準差分が第3基準閾値以下になった場合における、第2基準回転角に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向として決定することにより、表示部を精度高くユーザが存在している方向に向けることができる。
なお、方向決定部22は、第3基準差分が第3基準閾値以下になった場合、第1基準回転角に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向として決定してもよい。または、第1基準回転角と第2基準回転角との平均値に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向として決定してもよい。また、第1基準回転角を決定する際に、4つの第1基準差分の全てが第1基準閾値以下になる必要はなく、例えば、3つの第1基準差分が第1基準閾値以下になったときの回転角を第1基準回転角と決定してもよい。換言すれば、4つの第1基準差分のうち、少なくとも所定個が第1基準閾値以下になればよい。第2基準回転角の決定についても同様である。
駆動機構制御部23は、モータ12の動作を制御する役割を担う。具体的には、駆動機構制御部23は、筐体11の中心軸Cが方向決定部22によって決定されたユーザ存在方向を向くようにモータ12の動作を制御する。また、駆動機構制御部23は、上述したように、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで、筐体11を水平面H上において所定の方向(時計周りまたは反時計周り)に回転させる。
なお、表示装置1における表示部10の方向制御は、上述の場合に限定されない。例えばセンサ群が単数の場合、方向決定部22は、焦電センサ181が第1極大値を出力したときの回転角である第1回転角と、距離センサ182が第2極大値を出力したときの回転角である第2回転角との第4基準差分(差分)を求め、当該第4基準差分が第6基準閾値(第1閾値)以下である場合に第1回転角および第2回転角の少なくともいずれかを用いてユーザ存在方向を決定してもよい。センサ群が複数の場合であれば、第1回転角は、複数の焦電センサ181のうちの特定の焦電センサ181が最も大きな第1極大値を出力したときの回転角であり、第2回転角は、複数の距離センサ182のうちの特定の距離センサ182が最も大きな第2極大値を出力したときの回転角となる。
(表示装置1における表示部10の方向制御の処理の流れ)
次に、図4を参照して、表示装置1における表示部10の方向制御の処理の流れについて説明する。図4は、上記方向制御の処理の流れを示すフローチャートである。まず、駆動機構制御部23は、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで、筐体11を水平面H上において回転させる(ステップ1、以下、「S1」と略記する)。この時、方向決定部22は、センサ部18から回転角毎に出力された出力値(第1出力値、第2出力値)を、当該回転角と対応付けて取得する(S2)。
鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで筐体11が回転した後、方向決定部22は、第1基準回転角および第2基準回転角を決定した上で第3基準差分を求め、当該第3基準差分と第3基準閾値とを比較する(S3)。そして、第3基準差分が第3基準閾値以下であると判定した場合(S3でYES、以下「Y」と略記する)、方向決定部22は、第2基準回転角に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向として決定する(S4)。一方、S3でNO(以下、「N」と略記する)と判定した場合、駆動機構制御部23は再び、鉛直方向を回転軸として筐体11を360°回転させる。
次に、駆動機構制御部23は、方向決定部22からユーザ存在方向に対応する第2基準回転角のデータを取得し、回転角が取得したデータの角度になるまで筐体11を中心軸C周りに回転させることにより、表示部10をユーザの存在する方向に向ける(S5)。
(電気製品制御機能)
次に、図5を参照して、表示装置1が各種電気製品の制御機能を有する場合について説明する。図5は、表示装置1を各種電気製品とセットで使用する場合の一例を示す概略図である。
表示装置1は、例えば図5に示すように、屋内にある各種家電機器(照明器具、コーヒーメーカー、音響機器、エアーコンディショナー等)と無線LAN・Bluetooth(登録商標)等を用いた屋内ネットワークで接続し、これらの機器への起動指示機能・状態制御機能を持たせることも可能である。このように、表示装置1を屋内にある各種家電機器とセットで使用する場合、表示装置1の表示部10を自動的にユーザの方向に向けさせることができることから、ユーザが表示部10の表示内容を的確に把握することができる。それゆえ、各種家電機器の操作ミスを防止でき、効率的な操作を行うことが可能となる。
なお、各種家電機器との通信で入手した家電機器毎の情報は、当該機器毎の操作ログとして、例えば記憶部90に格納してもよい。また、屋内の家電機器のみならず、外部にある各種電気製品とネットワーク接続することで、上述のような機能を持たせることも可能である。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6および図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(表示装置1aにおけるユーザ存在方向の決定方法)
まず、図6を参照して、表示装置1aにおけるユーザ存在方向の決定方法について説明する。図6は、表示装置1aにおけるユーザ存在方向の決定方法を示す概略図である。
駆動機構制御部23はまず、筐体11を、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで水平面H上で回転運動させた後、第1検知範囲θ1(範囲)を設定する。第1検知範囲θ1は、各センサ群を構成する焦電センサ181(複数の焦電センサ)のうち、第4基準閾値(第5閾値)以上の出力値を最も長い期間連続して出力した焦電センサ181が当該出力値を連続して出力した期間において中心軸Cが水平面H方向に移動した範囲を指す。
次に、駆動機構制御部23は、第4基準閾値以上の出力値を最も長い期間連続して出力した焦電センサ181から、当該出力値のうちの最大値が出力されたときの回転角に対応する中心軸Cの方向を基準方向として設定する。そして、駆動機構制御部23は、基準方向から時計回りおよび反時計回りに所定の回転角(予め記憶部90に格納しておいてもよいし、入力部31からのユーザ入力、あるいは自動計算等でもよい)だけ筐体11を回転させた場合における、中心軸Cの水平面H方向の移動範囲を第2検知範囲θ2(所定範囲)として、第1検知範囲θ1内に設定する。換言すれば、第2検知範囲θ2は、第1検知範囲θ1内に設定される、基準方向を含む所定の範囲である。
なお、例えば、基準方向から時計回りまたは反時計回りのいずれか一方に所定の回転角だけ筐体11を回転させた場合の中心軸Cの移動範囲を第2検知範囲θ2として設定してもよい。さらには、第2検知範囲θ2を設定する方法として、上述のように基準方向(出力時間が最長となる回転角に対応する中心軸Cの方向)を用いる方法以外の方法を採用してもよい。例えば、第2検知範囲θ2が第1検知範囲θ1の数%〜数十%の範囲に自動的に設定されるように、そのパーセンテージを予め記憶部90に格納しておいてもよい。
次に、駆動機構制御部23は、筐体11が第2検知範囲θ2内を回転運動するようにモータ12を制御する。次に、方向決定部22は、筐体11が第2検知範囲θ2内を回転運動した期間において、各距離センサ182のうちのいずれかから出力された出力値の最大値が第5基準閾値(第6閾値)以上になった場合、当該最大値が出力されたときの回転角に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向として決定する。
このように、第1検知範囲θ1は、焦電センサ181を用いてユーザが存在する可能性が高い領域をある程度絞り込んだものであり、第2検知範囲θ2は、第1検知範囲θ1をユーザが存在する可能性がより高い領域に限定したものである。したがって、図6に示すように、第1検知範囲θ1よりも第2検知範囲θ2の方が範囲が狭くなる。それゆえ、方向決定部22は、ユーザが存在する可能性が高く、領域もかなり限定された第2検知範囲θ2内でユーザ存在方向を決定することから、より精度高く、かつ効率よくユーザ存在方向を決定することができる。
(表示装置1aにおける表示部10の方向制御の処理の流れ)
次に、図7を参照して、表示装置1aにおける表示部10の方向制御の処理の流れについて説明する。図7は、上記方向制御の処理の流れを示すフローチャートである。まず、駆動機構制御部23は、鉛直方向を回転軸とした場合の表示部10の回転角度が360°になるまで筐体11を水平面H上で回転させた上で(S11)、第1検知範囲θ1を設定するとともに第1検知範囲θ1内に基準方向を設定する(S12)。
次に、駆動機構制御部23は、基準方向に基づいて第1検知範囲θ1内に第2検知範囲θ2を設定した上で(S13)、筐体11が第2検知範囲θ2内を回転運動するようにモータ12を制御する(S14)。
次に、方向決定部22は、各距離センサ182のいずれかから出力された出力値の最大値と第5基準閾値とを比較することにより、第2検知範囲θ2内にユーザが存在するか否かを判定する(S15)。上記最大値が第5基準閾値以上になった場合(S15でY)、方向決定部22は、上記最大値が出力されたときの回転角に対応する中心軸Cの方向をユーザ存在方向と決定する(S16)。一方、上記最大値が第5基準閾値よりも小さい場合(S15でN)、駆動機構制御部23は再び、鉛直方向を回転軸として筐体11を360°回転させる(S17の処理は図4のS5の処理と同様のため、説明省略)。
なお、表示装置1aにおける表示部10の方向制御は、上述の場合に限定されない。例えばセンサ群が単数の場合、方向決定部22は、第2検知範囲θ2内において、第1回転角と第2回転角との差分である第4基準差分を求め、当該第4基準差分が第6基準閾値以下である場合に第1回転角および第2回転角の少なくともいずれかを用いてユーザ存在方向を決定してもよい。センサ群が複数の場合であれば、第1回転角は、第2検知範囲θ2内において、複数の焦電センサ181のうちの特定の焦電センサ181が最も大きな第1極大値を出力したときの回転角であり、第2回転角は、第2検知範囲θ2内において、複数の距離センサ182のうちの特定の距離センサ182が最も大きな第2極大値を出力したときの回転角となる。
〔実施形態3〕
表示装置1および1aの制御ブロック(特に主制御部20)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、表示装置1および1aは、各機能を実現するソフトウェアである制御プログラムの命令を実行するCPU、上記制御プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記制御プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記制御プログラムは、該制御プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置(1、1a)は、中心軸(C)に対して回転対称な錐体または錐台の側面を形成しているとともに、上記中心軸周りに回転運動を行うための駆動機構(モータ12)を内蔵した筐体(11)を備え、上記筐体において、上記錐体または上記錐台の底面に表示部(10)が設けられているとともに、上記筐体には、上記底面の方向を検知方向としてユーザの存在を検知するためのユーザ検知センサ(センサ部18)が配置されており、上記筐体の内部には、上記筐体の上記側面が鉛直方向に垂直な水平面(H)に接触した状態で上記筐体が回転運動した場合に、当該回転運動中に上記ユーザ検知センサから出力された出力値に基づいて、ユーザが存在する方向に対応する上記中心軸の方向であるユーザ存在方向を決定する方向決定部(22)と、上記中心軸が上記方向決定部によって決定された上記ユーザ存在方向を向くように上記駆動機構を制御する駆動機構制御部(23)と、が設けられている。
上記構成によれば、筐体の側面が水平面に接触した状態で、表示部の回転角が所定の値になるまで当該筐体を回転運動させることにより、方向決定部は、ユーザ検知センサからの出力値に基づいてユーザ存在方向を決定する。また、駆動機構制御部は、筐体の中心軸が方向決定部によって決定されたユーザ存在方向を向くように駆動機構を制御する。
それゆえ、例えば、ユーザが直接手で表示部を自身の存在する方向に向ける必要がなく、筐体を所定の回転角だけ回転させるだけで自動的に、表示部をユーザが存在している方向に向けることができる。
本発明の態様2に係る表示装置は、上記態様1において、上記ユーザ検知センサは、熱源を検知するための熱センサ(焦電センサ181)と、対象物を検知する対象物検知センサ(距離センサ182)とを含み、上記方向決定部は、上記熱センサが第1極大値を出力したときの上記表示部の上記中心軸に対する上記回転角である第1回転角と、上記対象物検知センサが第2極大値を出力したときの上記表示部の上記中心軸に対する上記回転角である第2回転角との差分が第1閾値以下である場合、上記第1回転角および上記第2回転角の少なくともいずれかを用いて上記ユーザ存在方向を決定することが好ましい。
上記構成によれば、第1回転角に対応する筐体の中心軸の方向、第2回転角に対応する当該中心軸の方向ともに、ユーザが実際に存在している方向とのズレは少ない。さらに、第1回転角と第2回転角との差分が第1閾値以下であれば、第1・第2回転角に対応するそれぞれの上記中心軸の方向とユーザが実際に存在している方向とのズレはより少なくなる。
それゆえ、例えば、上記差分が第1閾値以下になった場合に、対象物の存在する方向をより精度高く検知できる対象物検知センサの第2極大値を選択して、第2回転角に対応する筐体の中心軸の方向をユーザ存在方向として決定することにより、表示部を精度高くユーザが存在している方向に向けることができる。
本発明の態様3に係る表示装置(1)は、上記態様1において、上記ユーザ検知センサは、熱源を検知するための複数の熱センサと、対象物を検知する複数の対象物検知センサとを含み、上記方向決定部は、上記熱センサの各々から同時に出力された出力値同士の差分のうち少なくとも所定個が第2閾値以下である場合の、該出力時点での上記回転角である第1基準回転角と、上記対象物検知センサの各々から同時に出力された出力値同士の差分のうち少なくとも所定個が第3閾値以下である場合の、該出力時点での上記回転角である第2基準回転角との差分が第4閾値以下である場合、上記第1基準回転角および上記第2基準回転角の少なくともいずれかを用いて上記ユーザ存在方向を決定することが好ましい。
例えば、ユーザが筐体の中心軸の方向、すなわち表示部の正面に存在する場合、熱センサの各々から同時に出力された各出力値は互いに略同一の値となり、各出力値間の誤差は小さくなる。同様に、対象物検知センサの各々から同時に出力された各出力値も互いに略同一の値となる。したがって、熱センサの各々から同時に出力された出力値同士の差分のうち少なくとも所定個が第2閾値以下であれば、その出力時点での回転角、すなわち第1基準回転角に対応する筐体の中心軸の方向と、ユーザが実際に存在している方向とのズレは少ない。このことは、第2基準回転角に対応する上記中心軸の方向についてもいえる。さらに第1基準回転角と第2基準回転角との差分が第4閾値以下であれば、第1・第2基準回転角に対応するそれぞれの上記中心軸の方向とユーザが実際に存在している方向とのズレはより少なくなる。
それゆえ、例えば、上記差分が第4閾値以下になった場合に、対象物の存在する方向をより精度高く検知できる対象物検知センサの第2出力値を選択して、第2基準回転角に対応する筐体の中心軸の方向をユーザ存在方向として決定することにより、表示部を精度高くユーザが存在している方向に向けることができる。
本発明の態様4に係る表示装置(1a)は、上記態様2において、上記駆動機構制御部は、上記熱センサが第5閾値以上の出力値を連続して出力した期間において上記中心軸が上記水平面方向に移動した範囲(第1検知範囲θ1)内の、当該出力値のうちの最大値が出力されたときの上記回転角に対応する上記中心軸の方向を含む所定範囲(第2検知範囲θ2)において、上記筐体を回転運動させるように上記駆動機構を制御し、上記方向決定部は、当該回転運動中に上記熱センサおよび上記対象物検知センサから出力された出力値に基づいて上記ユーザ存在方向を決定することが好ましい。
上記構成によれば、駆動機構制御部は、熱センサの出力値の大きさ(第5閾値以上)を根拠にユーザが存在する可能性が高いと考えられた範囲の中でも、ユーザが存在する可能性がさらに高いと考えられた所定範囲において、筐体を回転運動させるように駆動機構を制御する。また、方向決定部は、筐体が上記所定範囲内を回転運動している期間中に各センサから出力された出力値に基づいてユーザ存在方向を決定する。
それゆえ、方向決定部によって決定されたユーザ存在方向と実際にユーザが存在している方向とのズレが少なくなることから、表示部を精度高くユーザが存在している方向に向けることができる。
本発明の態様5に係る表示装置(1、1a)は、上記態様2から4のいずれかにおいて、上記対象物検知センサは、対象物から自装置までの距離を測定するセンサ(距離センサ182)、または対象物から自装置までの距離に応じた出力レベルを示すセンサであることが好ましい。
上記構成によれば、対象物検知センサとして、対象物から自装置までの距離を測定するセンサ、または対象物から自装置までの距離に応じた出力レベルを示すセンサを用いることにより、対象物から表示装置までの距離を正確に検知することができる。また、これらのセンサは、対象物の色の影響も受けにくい。それゆえ、方向決定部によって決定されたユーザ存在方向と実際にユーザが存在している方向とのズレがさらに少なくなることから、表示部をさらに精度高くユーザが存在している方向に向けることができる。
本発明の態様6に係る表示装置(1a)は、上記態様1において、上記ユーザ検知センサは、熱源を検知するための複数の熱センサと、対象物を検知する複数の対象物検知センサとを含み、上記駆動機構制御部は、上記複数の熱センサのうち、第5閾値以上の出力値を最も長い期間連続して出力した熱センサが当該出力値を連続して出力した期間において上記中心軸が上記水平面方向に移動した範囲内の、当該出力値のうちの最大値が出力されたときの上記回転角に対応する上記中心軸の方向を含む所定範囲において、上記筐体を回転運動させるように上記駆動機構を制御し、上記方向決定部は、当該回転運動中に上記複数の対象物検知センサの各々から出力された出力値のうちの最大値が第6閾値以上である場合、上記最大値が出力されたときの上記回転角に対応する上記中心軸の方向を上記ユーザ存在方向と決定することが好ましい。
上記構成によれば、駆動機構制御部は、各熱センサにおける第5閾値以上の出力値を連続して出力した期間の長さを根拠に、ユーザが存在する可能性が高いと考えられた範囲の中でも、ユーザが存在する可能性がさらに高いと考えられた所定範囲において、筐体を回転運動させるように駆動機構を制御する。また、方向決定部は、筐体が上記所定範囲内を回転運動している期間中に、各対象物検知センサのいずれかから出力された出力値の最大値が第6閾値以上になったときの回転角を用いて、ユーザ存在方向を決定する。
それゆえ、方向決定部によって決定されたユーザ存在方向と実際にユーザが存在している方向とのズレがより少なくなることから、表示部をより精度高くユーザが存在している方向に向けることができる。
本発明の各態様に係る表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記表示装置をコンピュータにて実現させる表示装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
1、1a:表示装置 10:表示部 11:筐体 12:モータ(駆動機構)
18:センサ部(ユーザ検知センサ)
22:方向決定部 23:駆動機構制御部
181:焦電センサ(ユーザ検知センサ、熱センサ)
182:距離センサ(ユーザ検知センサ、対象物検知センサ)
C:中心軸 H:水平面
θ1:第1検知範囲(範囲) θ2:第2検知範囲(所定範囲)

Claims (6)

  1. 中心軸に対して回転対称な錐体または錐台の側面を形成しているとともに、上記中心軸周りに回転運動を行うための駆動機構を内蔵した筐体を備え、
    上記筐体において、上記錐体または上記錐台の底面に表示部が設けられているとともに、上記筐体には、上記底面の方向を検知方向としてユーザの存在を検知するためのユーザ検知センサが配置されており、
    上記筐体の内部には、
    上記筐体の上記側面が鉛直方向に垂直な水平面に接触した状態で上記筐体が回転運動した場合に、当該回転運動中に上記ユーザ検知センサから出力された出力値に基づいて、ユーザが存在する方向に対応する上記中心軸の方向であるユーザ存在方向を決定する方向決定部と、
    上記中心軸が上記方向決定部によって決定された上記ユーザ存在方向を向くように上記駆動機構を制御する駆動機構制御部と、
    が設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 上記ユーザ検知センサは、熱源を検知するための熱センサと、対象物を検知する対象物検知センサとを含み、
    上記方向決定部は、上記熱センサが第1極大値を出力したときの上記表示部の上記中心軸に対する回転角である第1回転角と、上記対象物検知センサが第2極大値を出力したときの上記表示部の上記中心軸に対する回転角である第2回転角との第1差分が第1閾値以下である場合、上記第1回転角および上記第2回転角の少なくともいずれかを用いて上記ユーザ存在方向を決定することを特徴とする請求項1の記載の表示装置。
  3. 上記ユーザ検知センサは、熱源を検知するための複数の熱センサと、対象物を検知する複数の対象物検知センサとを含み、
    上記方向決定部は、上記熱センサの各々から同時に出力された出力値同士の差分のうち少なくとも所定個が第2閾値以下である場合の、上記熱センサの各々から同時に出力された出力値の出力時点での上記表示部の上記中心軸に対する回転角である第1基準回転角と、上記対象物検知センサの各々から同時に出力された出力値同士の差分のうち少なくとも所定個が第3閾値以下である場合の、上記対象物検知センサの各々から同時に出力された出力値の出力時点での上記表示部の上記中心軸に対する回転角である第2基準回転角との差分が第4閾値以下である場合、上記第1基準回転角および上記第2基準回転角の少なくともいずれかを用いて上記ユーザ存在方向を決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 上記駆動機構制御部は、上記熱センサが第5閾値以上の出力値を連続して出力した期間において上記中心軸が上記水平面方向に移動した範囲内の、当該出力値のうちの最大値が出力されたときの上記回転角に対応する上記中心軸の方向を含む所定範囲において、上記筐体を回転運動させるように上記駆動機構を制御し、
    上記方向決定部は、当該回転運動中に上記熱センサおよび上記対象物検知センサから出力された出力値に基づいて上記ユーザ存在方向を決定することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 上記対象物検知センサは、対象物から自装置までの距離を測定するセンサ、または対象物から自装置までの距離に応じた出力レベルを示すセンサであることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記方向決定部および上記駆動機構制御部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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