JP6575805B2 - 遊技機の基板保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、嵌脱自在なコネクタを介して接続され、相互に信号を入出力する第1基板および第2基板を有する遊技機の基板保護装置に関する。
ぱちんこ遊技機やスロットマシン等の遊技機には、主制御基板、演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、発射制御基板、回胴制御基板などの種々の制御基板が設けられ、これらが嵌脱自在なコネクタにより接続されている。遊技機内のコネクタを嵌合、離脱させる際には、遊技機本体の電源をオフにすることが求められており、多くの場合には実践されている。しかし、トラブルが発生した遊技機の復旧を急ぐあまりに電源オフの操作を忘れたり、電源をオフにしたと誤認したりして、活線状態のコネクタを引き抜いたり、嵌合させたりしてしまうことがある。そして、このような活線状態でのコネクタの嵌脱に起因して、基板に実装された電子部品が破損する事態が稀に発生するという問題がある。
このような問題を解決する手段の一つとして、仮にケーブルが活線状態のままでコネクタを嵌脱しても電子部品が破損しないように構成された信号用コネクタ(便宜的に、活線挿抜対応コネクタという。)が製作され、一部で使用されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2008−129733号公報
しかしながら、上記のような活線挿抜対応コネクタは、一般的な信号用コネクタと比較して大型であり高価である。そのため、遊技機分野では、稼働中に主電源を切らずにコネクタを嵌脱する蓋然性が高いケーブル、例えば、スロットマシンにおけるメダルホッパとホッパ制御基板とを接続するコネクタなどに使用範囲が限定されるという課題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、特殊なコネクタを使用することなく、基板に実装された電子部品の破損を抑制可能な、遊技機の基板保護手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、嵌脱自在なコネクタを介して接続され、相互に信号を入出力する第1基板(例えば、実施形態におけるA基板810)および第2基板(例えば、実施形態におけるB基板820)を有する遊技機の基板保護装置である。この基板保護装置は、第1基板に、第2基板に信号を出力する第1出力部(例えば、実施形態におけるA出力部812)およびコネクタの接続状態を監視し接続状態に応じて第1出力部からの信号出力を制御する第1制御部(例えば、実施形態におけるA制御部815)を有し、第2基板に、第1基板に信号を出力する第2出力部(例えば、実施形態におけるB出力部822)およびコネクタの接続状態を監視し接続状態に応じて第2出力部からの信号出力を制御する第2制御部(例えば、実施形態におけるB制御部825)を有する。第1基板は第2基板に電力を供給する給電側の基板、第2基板は第1基板から供給される電力を受けて動作する受電側の基板である。第1基板はグランドラインを介して接地された近接地基板、前記第2基板は、前記第1基板を介して接地される遠接地基板であり、第1基板のグランド回路と第2基板のグランド回路とは前記コネクタを介してグランドラインに接続されるとともに、第2基板のグランド回路は前記コネクタを介して第1基板のモニターライン(例えば、実施形態におけるGNDモニターライン817)にも接続されている。第1制御部はモニターラインの電圧に基づいてコネクタの接続状態を検出し、第2制御部は前記コネクタを介して第1基板から供給される電力に基づいてコネクタの接続状態を検出する。そして、第1制御部および前記第2制御部は、コネクタの接続状態が「接」から「断」になったときに共に各出力部からの信号出力を直ちに不可とし、コネクタの接続状態が「断」から「接」になったときには各々予め設定された所定時間の経過後に出力部からの信号出力を可とする制御を行うように構成される。ここで、上記「所定時間」は、作業者が通常の作業工程でコネクタを接続する際に、接続動作の開始からコネクタピンの接続状態が安定するまでに要する時間を基準として定められ、例えば100〜500msec程度の範囲内で設定される。
なお、上記「所定時間」については、第1基板と第2基板とを同様に設定することができるが、異なる時間に設定しても良い
なお、第1基板の前記モニターラインにはプルアップ抵抗を介して電力が供給されており、第1制御部はモニターラインの電圧の変化に基づいてコネクタの接続状態を検出するように構成することができる。
また、第1基板は遊技機の本体側部材に設けられる基板であり、第2基板は遊技機の本体側部材に着脱が可能に取り付けられる枠側部材に設けられる基板とすることが好ましい。
本願発明によれば、第1基板と第2基板とを嵌脱自在に接続するコネクタの接続状態が「接」から「断」になったときに、出力部からの信号出力が不可とされ、コネクタの接続状態が「断」から「接」になったときには出力部からの信号出力が所定時間の経過後に可とされる。そのため、信号ラインに信号電圧が印加された状態でコネクタが嵌脱されることがない。これにより、特殊なコネクタを使用することなく、かつ、仮に活線挿抜された場合でも各基板に実装された電子部品の破損を抑制可能な、遊技機の基板保護手段を提供することができる。
また、第1基板および第2基板は相互に信号を入出力する基板であるところ、コネクタの接続状態が「接」から「断」になったときに第1基板および第2基板の各出力部からの信号出力が直ちに不可とされ、コネクタの接続状態が「断」から「接」になったときには各出力部からの信号出力が各々所定時間の経過後に可とされる構成であるため、特殊なコネクタを使用することなく、かつ、仮に活線挿抜された場合でも第1基板および第2基板に実装された電子部品の破損を抑制することができる。
また、受電側の基板である第2基板の制御部が、コネクタを介して給電側の基板である第1基板から供給される電力に基づいてコネクタの接続状態を検出するような構成によれば、簡明な構成で、電子部品の破損を抑制可能な、遊技機の基板保護手段を提供することができる。
また近接地基板である第1基板の制御部が、コネクタを介して遠接地基板である第2基板のグランド回路に接続されるモニターラインの電圧に基づいてコネクタの接続状態を検出するような構成によれば、比較的検出しづらいとされる遠接地基板のコネクタ接続状態を確実に検出することができ、電子部品の破損を抑制可能な、遊技機の基板保護手段を提供することができる。
本発明を適用した遊技機の一例として示すぱちんこ遊技機の正面図である。 上記ぱちんこ遊技機の背面図である。 上記ぱちんこ遊技機の制御構成を示すブロック図である。 基板保護装置の構成を機能的に表現したブロック図である。 発射回路を機能的に表現したブロック図である。 発射装置の発射特性の一例を示すグラフである。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る、ぱちんこ遊技機PMの正面図を図1に、背面図を図2に示しており、まず、これらの図面を参照して、ぱちんこ遊技機PMの基本構成について概要説明する。
[ぱちんこ遊技機の基本構成]
ぱちんこ遊技機PMは、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状で中央部に複層ガラスが装着されたガラス枠5が正面左側の上下に設けられたヒンジ機構を利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2には、遊技盤20を収容する収容枠が成型されており、この収容枠に遊技盤20が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラスを通して遊技盤20の正面の遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。
ガラス枠5の前面側には、遊技の展開状況に応じて発光する枠ランプ(LEDランプ)10や、遊技の展開状況に応じて効果音を発生するスピーカ11が設けられている。ガラス枠5の下部には遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿8および下球皿9)を有する球皿ユニット6が設けられており、上球皿8の正面中央には遊技者によって押圧操作される演出ボタン15が設けられ、下球皿9の正面右側には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル12が設けられている。
遊技盤20は、ルータ加工等を施した矩形状の積層合板に、所定の図柄が印刷されたセルを貼り付けて形成される化粧板を基板として構成される。遊技盤20の前面には、外レールおよび内レールが円弧状に固設されて遊技球が転動可能な略円形の遊技領域PAが区画形成され、この遊技領域PAに風車や多数本の遊技釘とともに、第1始動口61、第2始動口62、作動ゲート63、大入賞口64、などの各種入賞口の他、第1特別図柄表示装置71、第2特別図柄表示装置72、第1特図保留ランプ73、第2特図保留ランプ74、普通図柄表示装置75、普図保留ランプ76などの各種表示装置が設けられている。遊技領域PAの略中央にはセンター飾り22が配設されており、このセンター飾り22の中央開口を通して演出表示装置70の画面が視認可能に設けられている。遊技領域PAの下端には各入賞口に入球せずに転動流下した遊技球を遊技盤20の裏側へ排出するアウト口29が設けられている。以下、遊技盤20に設けられた各構成要素を順番に説明する。
第1始動口61は、第1特別図柄遊技に対応する始動入賞口として設けられており、遊技球の入球を検出するための第1始動口スイッチ611を備えている。第1始動口61への遊技球の入球は、第1特別図柄抽選の契機となる。
第2始動口62は、第2特別図柄遊技に対応する始動入賞口として設けられており、遊技球の入球を検出するための第2始動口スイッチ621を備えている。第2始動口62への遊技球の入球は、第2特別図柄抽選の契機となる。また、第2始動口62は、普通電動役物622と、この普通電動役物622を開閉駆動させるための普通電動役物ソレノイド623とを備える。普通電動役物622は、第2始動口62へ遊技球が入球し難い閉鎖状態と該状態よりも遊技球が入球し易い開放状態とに可変する。ここで、第2始動口62は第1始動口61のほぼ真下に配置されており、第2始動口62の普通電動役物622が開放されなければ第1始動口61の存在により遊技球が入球し難い構造となっている。一方、普通電動役物622が開放されると第2始動口への入球容易性が高まり、第2始動口62に遊技球を入球させることができるようになる。
作動ゲート63は、普通図柄遊技に対応する始動入賞口として設けられており、遊技球の通過を検出するための作動ゲートスイッチ631を備えている。なお、作動ゲート63への遊技球の通過は、第2始動口62の普通電動役物622を拡開させるか否かを決定するための普通図柄抽選の契機となる。
大入賞口64は、第1特別図柄又は第2特別図柄の当否抽選で大当り又は小当りとなった場合に開放状態となる、横長方形状をなし遊技領域PAの下方に位置した入賞口である。大入賞口64は、遊技球の入球を検出するための大入賞口スイッチ641を備えるとともに、いわゆるアタッカー装置と称される特別電動役物642と、この特別電動役物642を開閉駆動させるための特別電動役物ソレノイド643とを備えている。特別電動役物642は、大入賞口64に遊技球が入球不能又は入球困難な通常状態と遊技球が入球可能又は入球容易な開放状態とに可変する。
第1特別図柄表示装置71は、遊技球が第1始動口61に入球したことを契機として、第1特別図柄の変動表示および確定表示を行う。この第1特別図柄表示装置71は、例えば8個のLEDランプから構成され、第1特別図柄の変動表示は当該ランプの点滅パターンに従って表現され、当該ランプの点滅が停止して点灯表示に切り替わることで第1特別図柄が確定表示される。
第2特別図柄表示装置72は、遊技球が第2始動口62に入球したことを契機として、第2特別図柄の変動表示および確定表示を行う。この第2特別図柄表示装置72は、例えば8個のLEDランプから構成され、第2特別図柄の変動表示は当該ランプの点滅パターンに従って表現され、当該ランプの点滅が停止して点灯表示に切り替わることで第2特別図柄が確定表示される。
第1特図保留ランプ73および第2特図保留ランプ74は、例えば各2個のLEDランプからそれぞれ構成され、当該ランプの点灯・点滅表示によって第1特別図柄および第2特別図柄の作動保留球数(最大4個)を表現する。第1特別図柄の作動保留球数は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動中あるいは特別遊技の実行中に、第1始動口61へ入球した遊技球の個数であり、図柄変動の実行許可が一旦保留された数を示している。第2特別図柄の作動保留球数は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動中あるいは特別遊技の実行中に、第2始動口62へ入球した遊技球の個数であり、図柄変動の実行許可が一旦保留された数を示している。
普通図柄表示装置75は、例えば2個のLEDランプから構成され、普通図柄の変動表示および確定表示を行う。普図保留ランプ76は、例えば4個のLEDランプから構成され、当該ランプの点灯個数が普通図柄変動の保留数(まだ実行されていない普通図柄変動の数)に相当する。なお、普通図柄表示装置75の左側には、特別遊技におけるラウンド遊技の回数(ラウンド数:特別電動役物642が連続して作動する回数)を表示するラウンド表示器77が設けられている。
演出表示装置70は、主として、第1特別図柄又は第2特別図柄と連動して変動表示・停止する装飾図柄や予告演出を含む演出画像を表示するとともに、第1特別図柄および第2特別図柄の保留表示を行う。具体的には、演出表示装置70の画面上に、装飾図柄の変動表示や予告演出表示などが実行される装飾図柄表示部700と、第1特図保留ランプ73と同期して第1特別図柄の保留表示が実行される第1特図保留表示部701と、第2特図保留ランプ74と同期して第2特別図柄の保留表示が実行される第2特図保留表示部702と、が設けられている。本実施形態では、演出表示装置70として、液晶表示装置を採用している。
装飾図柄表示部700には、所定の有効ライン(不図示)上に、装飾図柄の変動表示領域となる三列の表示領域(左表示領域Z1、中表示領域Z2、右表示領域Z3)が設けられており、左表示領域Z1に対応して装飾図柄の左図柄、中表示領域Z2に対応して装飾図柄の中図柄、右表示領域Z3に対応して装飾図柄の右図柄がそれぞれ停止表示されるようになっている。特図保留表示部701,702には、通常の表示態様では、特別図柄の作動保留球が生起されると白丸印の保留画像が表示される一方、当該作動保留球が消化されると対応する保留画像が消失される。この保留画像は、特別図柄の作動保留球の発生順(入球順)に従って順番に表示され、各保留表示部701,702に最大で4個ずつ表示が可能である。
センター飾り22は、演出表示装置70の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置70の画面の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り22には、遊技の展開状況に応じた演出動作を実行する複数の可動役物24(24A,24B,24C)が設けられている。各可動役物24A,24B,24Cは、駆動源としてモータM(例えば、ステッピングモータ)を備えて構成されている。なお、可動役物24の駆動源として、例えばソレノイド等の他の駆動源を用いてもよい。また、センター飾り22には、遊技の展開状況に応じて発光する盤ランプ(LEDランプ)25が設けられている。以下の説明では、便宜上、枠ランプ10および盤ランプ25を総称して「演出ランプLP」とも称する。なお、本実施形態では、演出ランプLPとして、LEDランプを用いているが、ランプ演出効果を発揮できるものであれば、LEDランプ以外の他の発光手段であってもよい。
続いて、ぱちんこ遊技機PMの背面側に設けられた機器について説明する。前枠2の背面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された基枠体をベースとしてなる裏セット盤30が、上下のヒンジ機構3を介して前枠2に対して後方に横開き開閉および着脱が可能に連結されている。裏セット盤30には、前面開放の矩形箱状をなす裏セットカバー30Cが着脱自在に装着されており、常には前枠2に取り付けられた遊技盤20の裏面側を覆って配設されている(これにより後述する主制御基板100、演出制御基板200、画像制御基板300が裏セットカバー30Cにより覆われる)。
裏セット盤30の各部には、多数個の遊技球を貯留する貯留タンク31、貯留タンク31から右方に緩やかな下り傾斜を有して延びるタンクレール32、タンクレール32の右端部に繋がり下方に延びる球供給通路部33、球供給通路部33により導かれた遊技球を払い出す賞球払出ユニット34、賞球払出ユニット34から払い出された遊技球を上球皿8に導くための賞球通路部35などが設けられている。
遊技盤20の背面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板100や、演出全般の制御を行う演出制御基板200、遊技展開に応じた画像表示、効果音の制御を行う画像制御基板300、などが取り付けられている。これに対して、裏セット盤30の背面側には、遊技球の発射および払い出しに関する制御を行う発射払出制御基板400や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板500などが取り付けられている。なお、これらの制御基板は、不正改造防止のため、カシメ構造および封印シール構造を有する透明樹脂製の基板ケースに収容されたアッセンブリ状態で遊技盤20背面又は裏セット盤30背面の所定位置にそれぞれ配設される。これらの制御基板とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがコネクタケーブル(ハーネス)を介して相互に接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成される。
[ぱちんこ遊技機の基本動作]
以上のように構成される、ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島に固定設置され、前枠2、ガラス枠5、球皿ユニット6等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿8に遊技球を貯留させて発射ハンドル12のハンドルを回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル12が回動操作されると、上球皿8に貯留された遊技球が、ガラス枠5の背面側に配設される球送り機構13(図3を参照)によって1球ずつ発射機構14(図3を参照)に送り出され、該発射機構14により遊技領域PAに打ち出される。
遊技領域PAを転動流下する遊技球が、第1始動口61、第2始動口62、作動ゲート63、大入賞口64のいずれかに入球すると、その入賞口の種別に応じた賞球が賞球払出ユニット34により上球皿8又は下球皿9に払い出される。遊技球が第1始動口61(第2始動口62)に入球すると、第1特別図柄表示装置71(第2特別図柄表示装置72)において第1特別図柄(第2特別図柄)が変動表示されるとともに、これと同期して演出表示装置70の装飾図柄表示部700において装飾図柄が変動表示される。第1特別図柄、第2特別図柄、装飾図柄の変動表示は、先だって抽選によって決定された変動時間の経過後に停止(確定表示)される。
第1特別図柄又は第2特別図柄が大当りを示す停止態様で確定表示された場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口64の開閉動作が開始される。大当りを示す装飾図柄の停止態様は、例えば3つの図柄の種類が一致する態様である。本実施形態では、特別遊技として、ラウンド遊技が2回(2ラウンド)に設定された2R特別遊技と、ラウンド遊技が12回(12ラウンド)に設定された12R特別遊技と、ラウンド遊技が16回(16ラウンド)に設定された16R特別遊技と、が設けられている。
本実施形態では、2R特別遊技、12R特別遊技および16R特別遊技のいずれに移行されたとしても、特別遊技の終了後に特別図柄の確率変動機能(以下「確変」ともいう)が作動する場合がある。特別図柄の確率変動機能が作動した場合には、通常の確率状態よりも特別図柄の大当り確率が高い抽選が行われるため、比較的早期に新たな特別遊技が発生するようになる。
一方、特別遊技が終了した後は、確率変動機能に付随して、一律に特別図柄の変動時間短縮機能(以下「時短」ともいう)が作動する。特別図柄の変動時間短縮機能が作動すると、特別図柄および装飾図柄の平均的な変動時間が通常状態よりも短縮される傾向となり、通常状態よりも単位時間当たりの当否抽選回数が向上する(単位時間当たりの大当りの獲得容易性を高めることができる)。なお、本例における、時短状態の継続期間は、その特別遊技の終了から特別図柄の所定変動回数(例えば50回)の期間に設定される。一方、特別図柄の確率変動機能に付随した変動時間短縮機能であれば、その特別遊技の終了後から次の大当りが発生するまでの期間に設定される。
特別図柄の変動時間短縮機能が作動すると、いわゆる電チューサポート機能が作動し、電チューサポート状態(入球容易状態)に移行する。入球容易状態は、普通図柄の変動時間短縮機能、普通図柄の確率変動機能、普通電動役物の開放時間延長機能、が作動することにより、第2始動口62への入球容易性が高められる状態である。この入球容易状態においては、一定時間あたりの普通図柄の変動回数が通常よりも増加する可能性が高まる上、第2始動口62への入球容易性も高まるため、第2始動口62への入球数が増加する可能性も向上する。したがって、特別図柄の変動時間短縮機能および電チューサポート機能の作動により、その期間中は第2始動口62への入球による賞球を得られる機会が増加する結果、持ち球をほとんど減らさずに遊技を継続することが可能となる。
[ぱちんこ遊技機の制御構成]
次に、図3を追加参照して、本実施形態に係るぱちんこ遊技機PMに搭載された各制御基板について説明する。図3は、ぱちんこ遊技機PMの制御構成を示すブロック図である。
主制御基板100は、遊技に関する各種の演算処理を行うメインCPU101と、制御プログラムや各種データ等を記憶したROM102と、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM103と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート回路104と、メインCPU101によるプログラム処理(ソフトウェア乱数)とは別系統として動作して所定の乱数(内蔵乱数)を生成する乱数生成回路105とを備えて構成された主制御マイコン(ワンチップマイコン)110を搭載しており、メインCPU101がROM102に記憶された制御プログラムに従って遊技進行に係る主要な制御を実行するように構成されている。その他、主制御基板100には、図示省略するが、水晶発振器からのクロック信号を分周して内部システムクロックを生成するクロック回路、メインCPU101が誤動作や暴走状態となったときにリセットをかけて正常な状態に復帰させるWDT回路、リアルタイム割込みの発生や時間計測を可能とするCTC回路などが搭載されており、これらが内部バスを介して相互に接続されている。
メインCPU101は、各スイッチからの検出情報などに基づき、ROM102に格納された各種の制御プログラムを読み出して演算処理を行うことで、遊技の主制御に係る各種処理を実行する。RAM103は、電源基板500において生成されるバックアップ電源(VBB)によってバックアップされる不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。RAM103のバックアップ領域は、電源断が生じた場合、当該電源断時に保持していたスタックポインタや各レジスタ等のデータを記憶しておくためのエリアとなっており、電源投入時(電源断復帰時)には当該バックアップ領域の情報に基づいて遊技機の状態が電源断前の状態に復帰されるようになっている。
乱数生成回路105は、クロック回路からのクロック信号(1クロック)に基づき1回更新することで(1クロック1乱数発生方式)、所定範囲の乱数(内蔵乱数)を一定の規則に従って生成する。内蔵乱数の初期値は、主制御マイコン110のID番号(マイクロコンピュータごとに付与された固有の識別情報)を基にして所定の演算によって算出された数値であり、システムリセットごとに変更される。この内蔵乱数は、後述する特別図柄の当否抽選に用いられる特別図柄当り乱数の一部をなす。
また、主制御基板100は、第1始動口スイッチ611、第2始動口スイッチ621、作動ゲートスイッチ631および大入賞口スイッチ641などと電気的に接続されており、I/Oポート回路104を介して、各種スイッチからの検出信号をメインCPU101に入力する。また、主制御基板100は、第1特別図柄表示装置71、第2特別図柄表示装置72、第1特図保留ランプ73、第2特図保留ランプ74、普通図柄表示装置75および普図保留ランプ76に電気的に接続され、さらに、普通電動役物ソレノイド623および特別電動役物ソレノイド643、に電気的に接続されており、I/Oポート回路104を介して、メインCPU101からの制御信号を各種表示手段および各種ソレノイドに送信する。
主制御基板100と演出制御基板200との間では、主制御基板100から演出制御基板200へと向かう単一方向のみで通信可能に接続されており、主制御基板100から演出制御基板200へ各種の演出制御コマンドが送信される。演出制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできない。
演出制御基板200は、主制御基板100からの演出制御コマンドに基づき遊技演出に関する各種の演算処理を行うサブメインCPU201、演出制御プログラムや各種データ等を記憶したROM202、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM203と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート回路204と、シリアルデータを入出力するためのシリアル通信回路205とを備えて構成された演出制御マイコン(ワンチップマイコン)210を搭載しており、サブメインCPU201がROM202に記憶された制御プログラムに従って遊技演出に係る主要な制御を実行するように構成されている。その他、演出制御基板200には、図示省略するが、水晶発振器からのクロック信号を分周して内部システムクロックを生成するクロック回路、サブメインCPU201が誤動作や暴走状態となったときにリセットをかけて正常な状態に復帰させるWDT回路、システムクロックに基づき各種信号を出力するTPU回路、TPU回路からの信号などに基づきタイマ割込み等の各種割込みを起動させる割込みコントローラ、などが搭載されており、これらが内部バスを介して相互に接続されている。
演出制御基板200は、主制御基板100からの演出制御コマンドに基づく演出制御処理にて、画像制御基板300へ画像および音響を指示する画像制御コマンド、ランプ接続基板91を制御するためのランプ制御信号、モータドライバ92を制御するための駆動制御信号などを生成する。演出制御基板200は、画像制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、画像および音響に関する画像制御コマンドが演出制御基板200から画像制御基板300へ送信する一方、その応答として、この画像制御コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が画像制御基板300から演出制御基板200へ送信される。
また、演出制御基板200は、ランプ接続基板91と電気接続されており、シリアル通信回路を介して、ランプ制御信号を送信する。なお、本例では、演出制御基板200とランプ接続基板91とは、クロック同期式のシリアル伝送が採用されており、ランプデータ伝送用のデータ線とは別の信号線(クロック線)で送信されるクロック信号に同期して、ランプ制御信号が当該データ線を介して1ビットずつ送信される。ランプ接続基板91は、演出制御基板200から送信されるLED駆動用のランプ制御信号を受けて機能するLEDドライバ(図示せず)を内蔵しており、このランプ制御信号に基づき回路内のスイッチをオン/オフ切り替えることにより、演出ランプLPに対して駆動電流を供給又は遮断して、演出ランプLPを点灯又は消灯させる制御を行う。
さらに、演出制御基板200は、モータドライバ92と電気接続されており、I/Oポート回路204を介して、駆動制御信号をモータドライバ92へ送信する。モータドライバ92は、演出制御基板200から送信される役物駆動用の駆動制御信号に基づき回路内のスイッチをオン/オフ切り替えることにより、各可動役物24のモータMに対して駆動電流を供給又は遮断して、各可動役物24を動作させる制御を行う。
画像制御基板300は、演出制御基板200からの画像制御コマンドに基づき画像演出に関する各種の演算処理を行うサブサブCPU301と、画像制御プログラムや各種データ等を記憶したプログラムROM302と、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM303と、サブサブCPU301から取得した制御信号に基づき演出内容に沿った画像データを生成するVDP304と、サブサブCPU301から取得した制御信号に基づき演出内容に沿った音響データを生成する音源IC305とを搭載している。
VDP304は、いわゆる画像プロセッサであり、サブサブCPUからの指示に応じて画像ROM306に記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した映像信号(画像データ)を演出表示装置70に送信する。このVPD304には、画像ROM306から読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAM307が接続されている。音源IC305は、サブサブCPU301からの指示に応じて音声ROM308に記憶された音響データを読み込み、これを合成処理して生成した音響データを不図示の増幅器(デジタルアンプ)を介してスピーカ11に出力する。
発射払出制御基板400は、発射払出CPU401、ROM402およびRAM403を主体として構成されている。発射払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて賞球払出ユニット34を駆動させて賞球を払い出すための制御を実行するとともに、発射ハンドル12の操作量に基づき球送り機構13と発射機構14とを同期的に駆動させて遊技球の発射の制御を実行する。
電源基板500は、詳細図示を省略するが、遊技島の電源設備から供給される一次電源を基に、各制御基板で使用される通常時の電源を生成するための通常電源回路と、バックアップ電源(VBB)を生成するためのバックアップ電源回路と、電圧低下による電源断を監視するための電源断監視回路と、を具備して構成され、各制御基板や遊技用機器等の電子・電気部品に必要な電源を供給する。電源基板500には、電源回路を起動させるための電源スイッチが接続されており、遊技島の電源装置から1次電源が供給されていることを前提として、該電源スイッチがオンになると、電源基板500の通常電源回路から各制御基板などに所定の電源が供給される。
電源基板500は、遊技島の電源装置からの電源供給が遮断されたことを検出可能に構成されており、電源断の検出時にはその旨を報知する電源断信号(NMI信号)を主制御基板100、演出制御基板200、発射払出制御基板400に送信する。なお、バックアップ電源回路は、遊技島の電源装置からぱちんこ遊技機PMに電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。また、電源基板500には、ぱちんこ遊技機PMの電源投入時に、主制御基板100のRAM103の一時記憶内容を一旦消去して初期値を設定するためのRAMクリアスイッチ(図示せず)が接続されている。なお、RAMクリアスイッチは、電源基板500ではなく、例えば主制御基板100に接続される構成であってもよい。
[基板保護装置の構成]
図3にブロックで示した、主制御基板100、演出制御基板200、画像制御基板300、発射払出制御基板400等の制御基板と、ランプ接続基板91やモータドライバ92等の補助制御基板、および演出ランプLPやモータ(可動役物)M等の電機・電子部品との電気的な接続はコネクタケーブルが用いられる。
既述したように、コネクタを嵌合・離脱させる際には、電源基板500を起動する電源スイッチをオフにすることが基本的な操作として求められている。しかしながら、トラブルの復旧を急ぐあまりに電源スイッチをオフにすることを忘れたり、電源スイッチをオフにしたと誤認したりして、制御基板や補助制御基板が各々の機能に基づいた制御動作中、すなわち制御信号の交信中に、コネクタを引き抜いたり、嵌合させたりすることがある。
特に、近年では、遊技領域PAの大型化に伴い、ガラス枠5を開放してもヒンジの回転軸に近い左側方に位置する遊技釘や遊技部品がガラス枠に接近もしくは開放したガラス枠の陰になって保守作業が難しくなってきている。そのため、このような部位の部品に対して保守作業を行うときには、作業者はヒンジ連結を解除して前枠2からガラス枠5を取り外し、十分な保守スペースを確保して作業を行っている。このとき、作業者は、本体部材側に設けられた演出制御基板200と枠部材側に設けられたランプ接続基板91とを接続するコネクタケーブルを、ランプ接続基板側のコネクタで外してガラス枠5を取り外す。ところが、このコネクタは前枠2を開放することなくガラス枠5を開放するだけで嵌脱可能であることから、電源スイッチを切り忘れた状態でコネクタを嵌脱してしまう状況が他の遊技機内部のコネクタと比較して生じやすい。
そこで、ぱちんこ遊技機PMには、仮に電源スイッチがオンの状態でコネクタが嵌脱された場合でも、制御信号をやりとりする二つの基板の損傷を抑制して保護する基板保護装置800が設けられている。以下、図4を参照して基板保護装置の実施形態について説明する。図4は基板保護装置800の構成を機能的に表現したブロック図である。
基板保護装置800は、嵌脱自在なAコネクタ811およびBコネクタ821を介してコネクタケーブル830により接続され、相互に信号を入出力するA基板810およびB基板820保護する装置である。基板保護装置800は、A基板810に設けられたA制御部(リセット回路部)815と、B基板に設けられたB制御部(リセット回路部)825とを主体として構成される。図4には、A基板810を給電側の基板とし、B基板820を受電側の基板とした場合を例示しており、このような形態のA基板810とB基板820は、例えば、演出制御基板200とランプ接続基板91、演出制御基板200とモータドライバ92、発射払出制御基板400と賞球払出ユニット34などが該当する。
A基板810は、B基板820に制御信号を出力するA出力部812、B基板820から出力された制御信号が入力されるA入力部813、Aコネクタ811およびBコネクタ821の接続状態を監視し、検出された接続状態に応じてA出力部812からの信号出力を制御するA制御部815を有して構成される。A出力部812は、B基板820に出力する制御信号が一時記憶される出力バッファA1812a、出力バッファA2812b…を有し、出力バッファA1812aおよび出力バッファA2812bが出力データバスを介してAコネクタ811のAOUT_0端子に接続されている。図示省略する出力バッファC以下も同様であり、出力データバスを介してAコネクタ811のAOUT_1…AOUT_7端子に接続されている。
A入力部813は、B基板820から出力された制御信号が一時記憶される入力バッファA1813a、入力バッファA2813b…を有し、入力バッファA1813aおよび入力バッファA2813bが入力データバスを介してAコネクタ811のAIN_0端子に接続されている。図示省略する入力バッファC以下も同様であり、入力データバスを介してAコネクタ811のAIN_1…AIN_7端子に接続されている。なお、演出制御基板200をA基板810とした場合には、I/Oポート回路204がA出力部812およびA入力部813に相当し、サブメインCPUがA制御部815に相当する。
A基板810には、B基板820およびB基板に接続された電気部品を駆動する電源ライン816が設けられており、この電源ラインがAコネクタ811のVcc端子に接続されている。また、ぱちんこ遊技機PMのアース端子に接続されたA基板810のグランドライン814がAコネクタ811のGND端子に接続されている。Aコネクタ811,Bコネクタ821の接続状態を監視するA制御部815の監視回路は、GNDモニターライン817を介してAコネクタ811のP−Moni端子に接続され、A出力部812からの信号出力を制御するA制御部815の制御回路は、制御ライン818を介してA出力部812(出力バッファ812a,812b…)に接続されている。A制御部のGNDモニターライン817には、プルアップ抵抗を介して電源ライン816が並列接続されている。
B基板820は、A基板810に制御信号を出力するB出力部822、A基板810から出力された制御信号が入力されるB入力部823、Aコネクタ811およびBコネクタ821の接続状態を監視し、検出された接続状態に応じてB出力部822からの信号出力を制御するB制御部825を有して構成される。B出力部822は、A基板810に出力する制御信号が一時記憶される出力バッファB1822a、出力バッファB2822b…を有し、出力バッファB1822aおよび出力バッファB2822bが出力データバスを介してBコネクタ821のBOUT_0端子に接続されている。図示省略する出力バッファC以下も同様であり、出力データバスを介してBコネクタ821のBOUT_1…BOUT_7端子に接続されている。
B入力部823は、A基板810から出力された制御信号が一時記憶される入力バッファB1823a、入力バッファB2823b…を有し、入力バッファB1823aおよび入力バッファB2823bが入力データバスを介してBコネクタ821のBIN_0端子に接続されている。図示省略する入力バッファC以下も同様であり、入力データバスを介してBコネクタ821のBIN_1…BIN_7端子に接続されている。
Aコネクタ811およびBコネクタ821の接続状態を監視するB制御部825の監視回路は、電源モニターライン827を介してBコネクタ821のVcc端子に接続され、B出力部822からの信号出力を制御するB制御部825の制御回路は、制御ライン828を介してB出力部822(出力バッファ822a,822b…)に接続されている。また、B基板820のグランドラインがBコネクタ821の二つのGND端子に接続されている。
コネクタケーブル830は、図4に示すように、Aコネクタ811の各端子と、これらに対応するBコネクタ821の各端子とを接続する。すなわち、AコネクタのVcc端子とBコネクタのVcc端子、AコネクタのP−Moni端子とBコネクタのGND端子、AコネクタのAOUT_0…AOUT_7端子とBコネクタのBIN_0…BIN_7端子、AコネクタのAIN_0…AIN_7端子とBコネクタのBOUT_0…BOUT_7端子、AコネクタのGND端子とBコネクタのGND端子とがコネクタケーブル830により接続される。
このように相互接続されるA基板810およびB基板820にあって、A制御部815およびB制御部825は、各々コネクタの接続状態を検出し、以下のように各出力部の作動を制御する。
A制御部815は、GNDモニターライン817の電圧を監視することにより、Aコネクタ811およびBコネクタ821の接続状態を検出する。Aコネクタ811およびBコネクタ821がともに接続された状態では、GNDモニターライン817は、Aコネクタ811のP−Moni端子〜コネクタケーブル830〜Bコネクタ821のGND端子〜B基板820のグランドライン〜Bコネクタ821のGND端子〜コネクタケーブル830〜Aコネクタ811のGND端子〜A基板のグランドライン814を介してぱちんこ遊技機PMのアース端子に接続され接地されている。そのため、プルアップ抵抗を介してGNDモニターライン817に供給される電力(微弱電流)は上記巡回経路を通ってアース端子に流れ、GNDモニターライン817の電圧はLow(例えば4.2V未満)になる。
Aコネクタ811およびBコネクタ821のいずれか一方(又は両方)の接続が解除された状態では、Aコネクタ811のP−Moni端子とBコネクタ821のGND端子との接続、およびBコネクタ821のGND端子とAコネクタ811のGND端子との接続が解除され、上記巡回経路が遮断される(回路がオープンになる)。そのため、プルアップ抵抗を介してGNDモニターライン817に供給される電力により電圧が上昇し、GNDモニターライン817の電圧はHi(例えば4.2V以上)になる。
A制御部815は、検出回路でGNDモニターライン817の電圧を監視しており、GNDモニターライン817の電圧がLowの状態で安定しているときには、制御回路から制御ライン818を介してA出力部812(出力バッファ812a,812b…)にイネーブル信号を出力し、各出力バッファからの信号出力を許可する。一方、GNDモニターライン817の電圧がLowからHiに変化し、又はHiからLowに変化するのはコネクタの接続状態が変化したときである。このときA制御部815は次のように信号出力を制御する。
GNDモニターライン817の電圧がLowからHiに変化するのは、Aコネクタ811およびBコネクタ821の両方が接続された「接」の状態から、いずれか一方のコネクタ接続が解除されて「断」の状態になるときである。このとき、A制御部815は、GNDモニターライン817の電圧がLowからHiに変化したことを検出回路が検出した後、直ちに制御回路から制御ライン818を介してA出力部812(出力バッファ812a,812b…)にディセーブル信号を出力し、各出力バッファからの信号出力を不可とする。GNDモニターライン817の電圧がHiの状態の期間は、A出力部812に出力する信号はディセーブル状態を維持する。
上記とは逆に、GNDモニターライン817の電圧がHiからLowに変化するのは、いずれか一方のコネクタの接続が解除された「断」の状態から、Aコネクタ811およびBコネクタ821の両方が接続されて「接」の状態になるときである。このとき、A制御部815は、GNDモニターライン817の電圧がHiからLowへ変化したことを検出回路が検出した後、予め設定された所定時間(以下、接続保留時間という。)の経過後に、制御回路から制御ライン818を介してA出力部812(出力バッファ812a,812b…)にイネーブル信号を出力し、各出力バッファからの信号出力を可とする。
すなわち、GNDモニターライン817の電圧がHiからLowに変化してもA制御部815は直ちにはディセーブル信号をイネーブル信号に切り換えず、接続保留時間の経過後に切り換える。この接続保留時間は、作業者が通常の作業工程でAコネクタ811又はBコネクタ821を接続する際に、接続動作の開始からコネクタピンの接続状態が安定するまでに要する時間を基準として100〜500msec程度の範囲内で設定され、例えば200msecに設定される。接続保留時間の経過後、GNDモニターライン817の電圧がLowである期間は、A出力部812に出力する信号はイネーブル状態を維持する。
一方、B制御部825は、電源モニターライン827の電圧を監視することにより、Aコネクタ811およびBコネクタ821の接続状態を検出する。Aコネクタ811およびBコネクタ821がともに接続された状態では、電源モニターライン827は、Bコネクタ821のVcc端子〜コネクタケーブル830〜Aコネクタ811のVcc端子を介して電源ライン816に繋がっている。そのため、電源モニターライン827の電圧はHi(例えば4.2V以上)になる。
Aコネクタ811およびBコネクタ821の少なくとも一方の接続が解除された状態では、Bコネクタ821のVcc端子とAコネクタ811のVcc端子との接続が解除され、電源ライン816からの電力供給が遮断される。そのため、電源モニターライン827の電圧は低下しLow(例えば4.2V未満)になる。
B制御部825は、検出回路で電源モニターライン827の電圧を監視しており、電源モニターライン827の電圧がHiの状態で安定しているときには、制御回路から制御ライン828を介してB出力部822(出力バッファ822a,822b…)にイネーブル信号を出力し、各出力バッファからの信号出力を許可する。一方、電源モニターライン827の電圧がHiからLowに変化し、又はLowからHiに変化するのはコネクタの接続状態が変化したときである。このときB制御部825は次のように信号出力を制御する。
電源モニターライン827の電圧がHiからLowに変化するのは、Aコネクタ811およびBコネクタ821の両方が接続された「接」の状態から、いずれか一方のコネクタ接続が解除されて「断」の状態になるときである。このとき、B制御部825は、電源モニターライン827の電圧がHiからLowに変化したことを検出回路が検出した後、直ちに制御回路から制御ライン828を介してB出力部822(出力バッファ822a,822b…)にディセーブル信号を出力し、各出力バッファからの信号出力を不可とする。
上記とは逆に、電源モニターライン827の電圧がLowからHiに変化するのは、いずれか一方のコネクタの接続が解除された「断」の状態から、Aコネクタ811およびBコネクタ821の両方が接続されて「接」の状態になるときである。このとき、B制御部825は、電源モニターライン827の電圧がHiからLowに変化したことを検出回路が検出した後、接続保留時間(予め設定された所定時間)の経過後に、制御回路から制御ライン828を介してB出力部822(出力バッファ822a,822b…)にイネーブル信号を出力し、各出力バッファからの信号出力を可とする。
すなわち、電源モニターライン827の電圧がLowからHiに変化してもB制御部825は直ちにはディセーブル信号をイネーブル信号に切り換えず、接続保留時間の経過後に切り換える。接続保留時間はA制御部215と同様の手法で設定され、例えば200msecに設定される。接続保留時間の経過後、電源モニターライン827の電圧がHiである期間は、B出力部822に出力する信号はイネーブル状態を維持する。なお、接続保留時間は、A制御部215と異なる時間に設定しても良い。
[基板保護装置の作用]
このようなA制御部815およびB制御部825を主体として構成される基板保護装置800について、ぱちんこ遊技機の電源スイッチがオンの状態で、Aコネクタ811,Bコネクタ821の接続状態が変化したときの作用をまとめると、以下のようになる。
まず、Aコネクタ811およびBコネクタ821の両方が接続された状態から、いずれか一方のコネクタの接続が解除されたときに、A基板810では、A制御部815が直ちにディセーブル信号を出力してA出力部812からの信号出力を不可とし、B基板820では、B制御部825が直ちにディセーブル信号を出力してB出力部822からの信号出力を不可とする。そのため、電源電圧およびグランド電位が不安定な状態のB入力部823に制御信号が入力されることがなく、また同じ状態のB出力部822から制御信号が出力されたりすることがない。
また、Aコネクタ811およびBコネクタ821のいずれか一方のコネクタの接続が解除された状態から、両方のコネクタが接続された状態になったときに、A基板810では、A制御部815がコネクタ接続を検出してから所定の接続保留時間の経過後にイネーブル信号を出力してA出力部812からの信号出力を可とし、B基板820では、B制御部825がコネクタ接続を検出してから所定の接続保留時間の経過後にイネーブル信号を出力してA出力部812からの信号出力を可とする。そのため、電源電圧およびグランド電位が不安定な状態のB入力部823に制御信号が入力されたり、B出力部822から制御信号が出力されたりすることがなく、電源電圧およびグランド電位が安定した後に、A基板810とB基板820との間で制御信号の交信が開始される。
従って、このような基板保護装置800によれば、特殊なコネクタを使用することなく、かつ、仮に活線挿抜された場合でも基板に実装された電子部品の破損を抑制可能な、遊技機の基板保護手段を提供することができる。
[発射装置の構成]
次に、ぱちんこ遊技機の発射装置の実施形態について説明する。発射装置については、その概要をすでに説明したが、発射装置900は、遊技球を発射する発射機構14と、発射操作を行う発射ハンドル12と、発射ハンドル12のハンドル操作に基づいて発射機構14を制御する発射払出制御基板400内の発射回路(410、図5を参照)とを主体として構成される。発射ハンドル12が回動操作されると、発射払出制御基板400内の発射回路は、発射ハンドル12の操作量すなわち回転角度に応じた大きさの駆動信号を発射機構14に出力し、ハンドル操作量に応じた発射強度で遊技球を発射する。発射機構14において遊技球を叩打するハンマの駆動源としては、ロータリーソレノイドや直動ソレノイド、モータ等を用いることができるが、本実施形態ではロータリーソレノイドを用いた構成を示す。
ここで、複数のぱちんこ遊技機があるときに、すべてのぱちんこ遊技機で発射ハンドル12のハンドル操作量と遊技球の発射強度との関係が同一であることが望ましい。しかしながら、現実的には、発射ハンドル12〜発射回路〜発射機構14の間の電子回路の個体差に起因して、発射ハンドル12のハンドル操作量が同一であっても遊技球の発射強度は一定範囲でバラツキがある。そのため、一般的には、上記バラツキの範囲内でハンドル操作量に対する発射強度が最も低い(「低強度パターン」という。)の発射特性の場合でも、発射ハンドルの回転角度範囲内で、発射された遊技球が遊技盤20の天(天四本)を飛び越えて遊技領域PAの右側領域に飛翔する、いわゆる「右打ち」ができるように発射回路の各係数(発射特性の比例係数や定数等)が設定される。
このような機能を備えた発射装置によれば、ハンドル操作量に対する発射強度が最も低い低強度パターンの発射特性場合でも「右打ち」ができ、ハンドル操作量に対する発射強度が最も高い高強度パターンの発射特性の場合でも発射機構14の損傷を防止することができると思われる。しかしながら、上記のような発射装置には、次のような課題があった。まず、ハンドル操作量と発射強度との関係すなわち発射特性は、発射装置が同一であっても、遊技盤20を交換する盤面換えによって変化する。また、遊技盤を含むぱちんこ遊技機の機体が同一でも、遊技球や発射レールの汚れ、温度や湿度等の気象状態、発射機構14の経年劣化などによって発射特性が変化する。
そのため、ぱちんこ遊技機PMの出荷時に、ファールぎりぎりの、いわゆる「ちょろ」から、天を越える「右打ち」まで発射可能であったとしても、その後になって「ちょろ」が打てなくなったり、「右打ち」ができなくなったりする状況が生じ得る。このとき、発射回路のゲインを調整することによりハンドル操作量と発射強度との関係を変化させることが考えられる。
ここで、発射機構14の駆動源がロータリーソレノイドや直動ソレノイドの場合、遊技球の発射強度はコイルの励磁電流に比例する。発射強度の調整は、発射回路から発射機構14に出力する駆動電流を変化させることにより行われる。だだし、励磁電流の増大はコイルの温度上昇を招き、コイルの過熱はソレノイドの損傷を引き起こす。そのため、ロータリーソレノイドや直動ソレノイドでは、駆動頻度に応じた定格電流が定められている。上記のように発射回路410のゲインを調整した場合、ハンドル操作量が最大の時に発射機構14に出力される駆動電流がソレノイドの定格電流を超えると機器損傷のおそれが生じる。
発射装置900の発射回路410は、環境変化や継時変化があっても発射強度を調整でき、かつコイルの加熱による機器損傷を生じないように構成される。発射回路410を機能的に表現したブロック図を図5に示す。
発射回路410は、発射ハンドル12から出力された操作信号SHを増幅する増幅回路411と、増幅回路411の増幅率を調整可能な調整器415と、増幅回路411から出力された駆動信号SAが予め設定された制限値を超えると判断されたときに、発射機構14に出力する駆動信号SLを制限値に固定するリミット回路412と、リミット回路から出力された駆動信号SLを発射機構14の駆動源であるロータリーソレノイドに合わせた駆動信号SDに変換するドライブ回路413などから構成される。
図5に示すように、発射ハンドル12にはハンドルの回転角度を検出するハンドルボリュームが設けられており、ハンドルの回転角度(ハンドル操作量)に応じた電圧の操作信号SHが出力される。ドライブ回路413は、リミット回路412から出力された駆動信号SLを発射機構14の駆動源であるロータリーソレノイドの電圧−電流特性に合わせて変換し、操作信号に応じた励磁電流の駆動信号SDに変換する。
発射装置900の発射特性を図6に示す。図6における横軸は発射ハンドル12におけるハンドル回転角度、縦軸はロータリーソレノイドの駆動電流(発射機電流)であり、ドライブ回路413から発射機構14に出力される駆動信号SDの大きさである。図中に示す3本の実線が発射装置900の発射特性であり、Ttypは代表的な発射特性でありばらつきの中央値である代表パターンの発射特性、Tminはばらつきの中でハンドル回転角度に対する発射強度が最も低い低強度パターンの発射特性、Tmaxはばらつきの中でハンドル回転角度に対する発射強度が最も高い高強度パターンの発射特性である。すなわちTmax〜Tminが個体差による発射特性のばらつきを表す。
図中には、遊技領域PAへの遊技球の打ち込み形態として通称される「ちょろ」、「ぶっこみ」、「天」、「右打ち」となる電流レベル、およびロータリーソレノイドの定格電流に基づいて定められた最大許容電流Imaxを二点鎖線で示す。
図6から理解されるように、発射特性は、全体として、ハンドル回転角度の増加に伴って発射強度が増加する一次の比例特性を持つ。詳細には、ハンドルの回転角度領域に応じた3つの一次関数からなり、高強度パターンの発射特性Tmaxの場合でも「ちょろ」から微調整ができ、かつ、低強度パターンの発射特性Tminの場合でも「右打ち」ができるような設定になっている。
ただし、低強度パターンの発射特性Tminの場合、「右打ち」となるハンドル回転角度が大きく、ハンドルの回動が物理的に制限される最大回転角度(メカリミット)に近くなっている。この状況から、発射レールの汚れや経年変化などが生じると、ハンドルを最大回転角度まで回転しても「右打ち」ができない状況が発生し得る。このような場合に、発射装置900では、調整器415を調整して増幅回路411による増幅率を増加させることによって発射強度を高めることができる。Tmax,Ttyp,Tminの各特性に付記した点線が調整器415を調整して増幅率を増加した場合の発射特性を表す。
このとき、増幅回路411は、増幅回路411から出力される駆動信号SAの信号強度が、所定の発射強度に相当する値以上の領域について、調整器415により設定された増幅率で操作信号を増幅する。ここで、「所定の発射強度」は、ぱちんこ遊技において、遊技球を打ち込む場所を狙って発射強度を微調整する範囲における上限の発射強度をいう。一般的には、遊技球を打ち込む場所を狙って発射強度を微調整する範囲は、「ぶっこみ」〜「天」の範囲であり、所定の発射強度に相当する値は、天狙いの発射強度に相当する駆動信号の信号強度となる。
図6に示す実施形態の増幅回路411では、増幅回路411から出力される駆動信号SAの信号強度が、「天」に打ち込まれる発射強度に相当する電流値に5〜15%程度の所定のマージンを加えた電流値以上の領域で操作信号を増幅する。このとき、低強度パターンの発射特性Tminは、例えば「天」に10%のマージンを加えた発射強度以上の領域において、ハンドルの回転角度に基づいて設定された電流値から点線で示すように変化(発射特性が上方にシフト)する。そのため、発射レールの汚れや経年変化などが生じた場合でも、発射ハンドルの最大回転角度の範囲内で「右打ち」を行うことができる。図6は設定電流値を一定とした場合の実施例を示す。
ただし、調整器415を調整して増幅回路411による増幅率を増加させると、発射特性が代表パターンTtypの場合および高強度パターンTmaxの場合にも、設定された電流値以上の領域で発射強度が上方にシフトし、ハンドル回転角度が大きい領域で最大許容電流Imaxを超える可能性がある。リミット回路412は、増幅回路411から出力された駆動信号SAが、予め設定された最大許容電流Imaxを超える強度に相当する信号強度であるときに、ドライブ回路413から出力される駆動電流を最大許容電流Imaxに固定する。
そのため、例えば、発射機構14や発射払出制御基板400を交換し、あるいは盤面交換する等によってぱちんこ遊技機の発射特性が低強度パターンTminから高強度パターンTmaxに変化したような場合や、発射特性が高強度パターンであるにもかかわらず調整器415を調整して増幅回路の増幅率を増加させたような場合であっても、発射機構14に出力される駆動信号SDが最大許容電流Imax以下に制限され、機器損傷を生じるような事態を未然に防止することができる。
これにより、環境変化や継時変化があっても所要範囲で発射強度を調整でき、かつ機器損傷を生じない発射装置が提供される。
なお、理解容易のため、発射回路410の構成を機能的に表現したブロック図により説明したが、発射回路410における増幅回路411、リミット回路412、およびドライブ回路413の一部は、発射払出制御基板400の発射払出CPU401、ROM402およびRAM403などにより構成することができる。
以上では、本発明に係る基板保護装置を、遊技機の代表例としてぱちんこ遊技機に適用した構成を例示したが、アレンジボール機や雀球遊技機、スロットマシンなどの他の遊技機についても同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
PM ぱちんこ遊技機(遊技機)
2 前枠(本体側部材)
5 ガラス枠(枠側部材)
800 基板保護装置
810 A基板(給電側の基板、近接地基板)
811 Aコネクタ
812 A出力部
813 A入力部
815 A制御部
820 B基板(受電側の基板、遠接地基板)
821 Bコネクタ
822 B出力部
823 B入力部
825 B制御部

Claims (3)

  1. 嵌脱自在なコネクタを介して接続され、相互に信号を入出力する第1基板および第2基板を有する遊技機の基板保護装置であって、
    前記第1基板に、前記第2基板に信号を出力する第1出力部、および前記コネクタの接続状態を監視し接続状態に応じて前記第1出力部からの信号出力を制御する第1制御部を有し、
    前記第2基板に、前記第1基板に信号を出力する第2出力部および前記コネクタの接続状態を監視し接続状態に応じて前記第2出力部からの信号出力を制御する第2制御部を有し、
    前記第1基板は前記第2基板に電力を供給する給電側の基板、前記第2基板は前記第1基板から供給される電力を受けて動作する受電側の基板であり、
    前記第1基板はグランドラインを介して接地された近接地基板、前記第2基板は、前記第1基板を介して接地される遠接地基板であり、前記第1基板のグランド回路と前記第2基板のグランド回路とは、前記コネクタを介して前記グランドラインに接続されるとともに、前記第2基板のグランド回路は前記コネクタを介して前記第1基板のモニターラインにも接続されており、
    前記第1制御部は前記モニターラインの電圧に基づいて前記コネクタの接続状態を検出し、前記第2制御部は前記コネクタを介して前記第1基板から供給される電力に基づいて前記コネクタの接続状態を検出し、
    前記第1制御部および前記第2制御部は、前記コネクタの接続状態が「接」から「断」になったときに共に各出力部からの信号出力を直ちに不可とし、前記コネクタの接続状態が「断」から「接」になったときには各々予め設定された所定時間の経過後に前記各出力部からの信号出力を可とする制御を行うことを特徴とする遊技機の基板保護装置。
  2. 前記第1基板の前記モニターラインにはプルアップ抵抗を介して電力が供給されており、
    前記第1制御部は前記モニターラインの電圧の変化に基づいて前記コネクタの接続状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技機の基板保護装置。
  3. 前記第1基板は、前記遊技機の本体側部材に設けられる基板であり、
    前記第2基板は、前記遊技機の本体側部材に着脱が可能に取り付けられる枠側部材に設けられる基板であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の基板保護装置。
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