JP6575484B2 - 電圧検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力ノードに与えられる電圧を検出する電圧検出装置に関する。
例えば、リチウムイオン電池の電圧を検出する電圧検出装置など、電圧の検出精度として非常に高い精度が要求されるとともに、高い機能安全性が求められる電圧検出装置においては、自身の故障を精度良く検出する機能を有する必要がある。また、このような電圧検出装置は、例えば、検出対象の電池セルを選択するマルチプレクサに用いられるスイッチを駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路を備えている。
この場合、チャージポンプ回路が故障すると、上記スイッチを駆動することができなくなるため、電池セルの電圧信号が後段の検出回路に正しく伝達されなくなり、その結果、電圧の検出精度が低下してしまう。したがって、上記電圧検出装置において、チャージポンプ回路の故障を精度良く検出することは非常に重要なこととなる。
例えば、特許文献1には、電池セルの電圧を入力するバッファアンプを駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路の故障検出の方法が開示されている。この場合、チャージポンプ回路をバイパスするスイッチを設け、そのスイッチをオンしたときのバッファアンプの出力とオフしたときのバッファアンプの出力の差分によりチャージポンプ回路の故障を検出するようになっている。
特許第5606857号公報
特許文献1記載の方法では、チャージポンプ回路が完全に故障し、その昇圧電圧の供給を受けて駆動されるバッファアンプが完全に駆動不可能となった場合には、チャージポンプ回路の故障を検出することができる。しかし、この方法では、チャージポンプ回路が所望するよりも低い昇圧電圧を出力する、といった微小な故障の状態(以下、半故障状態とも呼ぶ)になった場合、その故障を検出することができない。つまり、特許文献1記載の方法では、故障の検出精度を十分に高めることができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、チャージポンプ回路の故障を精度良く検出することができる電圧検出装置を提供することにある。
請求項1に記載の電圧検出装置(25、31、41、51、61、71)は、入力ノード(4N、9)に与えられる電圧を検出するものであり、入力ノードから電圧を検出する電圧検出回路(10)に至る経路に直列に介在するスイッチング素子(13、14)と、入力電圧を昇圧してスイッチング素子をオン駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路(15、54)とを備えている。このような構成において、チャージポンプ回路が完全に故障した場合、チャージポンプ回路は昇圧電圧を生成することができない。そうすると、スイッチング素子をオンすることができなくなるため、電圧検出回路による電圧検出を行うこともできない。このような場合、電圧検出回路による電圧の検出値が正常時とは大きく異なる値となるため、容易に故障を検出することができる。
これに対し、チャージポンプ回路が半故障状態となった場合、チャージポンプ回路が生成する昇圧電圧が所望するよりも低くなる。そのため、スイッチング素子は、十分にはオンできないものの、そのオン抵抗が高い状態でオンされることになる。そうすると、電圧検出回路による電圧検出は行われるものの、その検出値が正常時から少しずれた値となるため、故障判定の閾値設定が困難であり、容易に故障を検出することができない。
そこで、電圧検出装置は、さらに、昇圧能力低下部(19、65、73)および故障検出部(24)を備えている。昇圧能力低下部は、チャージポンプ回路の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実行する。チャージポンプ回路は、その昇圧能力が低下すると、生成する昇圧電圧が所望する電圧よりも低くなってしまう。つまり、チャージポンプ回路の昇圧能力を低下させる、ということは、チャージポンプ回路を故障状態側へと遷移させることを意味する。したがって、半故障状態のチャージポンプ回路に対し、昇圧能力低下動作を実行すれば、チャージポンプ回路により生成される昇圧電圧が一層低下する。その結果、スイッチング素子は、オンすることができなくなったり、あるいはオン抵抗が一層高い状態でしかオンできなくなったりする。そうすると、電圧検出回路から出力される検出電圧の値は、正常時から大きくずれた値となる。
このような点を考慮し、故障検出部は、昇圧能力低下部による能力低下動作が実行されていない期間に電圧検出回路から出力される検出電圧の値である第1検出値と、能力低下動作が実行されている期間に電圧検出回路から出力される第2検出値と、に基づいて、チャージポンプ回路の故障を検出する。この場合、チャージポンプ回路が半故障状態であると、第1検出値と第2検出値とが大きく異なる値となる。そのため、故障検出部は、第1検出値および第2検出値に基づいてチャージポンプ回路の故障を容易に検出することができる。したがって、上記構成によれば、チャージポンプ回路の故障を精度良く検出することができるという優れた効果が得られる。なお、この場合、昇圧能力低下部は、チャージポンプ回路の出力電流を可変する電流可変部(20、63)を備え、電流可変部により出力電流を増加させることにより能力低下動作を実現するようになっている。
第1実施形態に係る電圧検出装置の構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る電流制御信号、チャージポンプ回路の出力電圧およびセル検出電圧を模式的に示すタイミングチャート 第2実施形態に係る電圧検出装置の構成を模式的に示す図 第2実施形態に係るクロック信号、チャージポンプ回路の出力電圧およびセル検出電圧を模式的に示すタイミングチャート 第3実施形態に係る電圧検出装置の構成を模式的に示す図 第3実施形態に係るクロック信号、チャージポンプ回路の出力電圧およびセル検出電圧を模式的に示すタイミングチャート 第4実施形態に係る電圧検出装置の構成を模式的に示す図 第4実施形態に係るチャージポンプ回路の具体的な構成を模式的に示す図 第4実施形態に係る容量切替信号、チャージポンプ回路の出力電圧およびセル検出電圧を模式的に示すタイミングチャート 第5実施形態に係る電圧検出装置の構成を模式的に示す図 第6実施形態に係る電圧検出装置の構成を模式的に示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1および図2を参照して説明する。
図1に示すように、組電池1は、リチウムイオン電池などの二次電池である複数個の電池セル2(1、2、3、…)が多段に直列接続された構成となっている。
電池セル2の電圧を監視する電池監視IC3は、各電池セル2の低電位側端子に対応した接続端子4N(1、2、3、…)を備え、各接続端子4Nは放電用抵抗素子5(1、2、3、…)を介して、対応する電池セル2の低電位側端子にそれぞれ接続されている。なお、例えば電池セル2(1)の高電位側端子は、その上段側、つまり高電圧側の電池セル2(2)の低電位側端子と共通であるから、電池セル2の高電位側端子に対応した接続端子を4Pとすれば、接続端子4P(1)は接続端子4N(2)に相当する。
各電池セル2の高電位側端子、低電位側端子には、抵抗素子6(1、2、3、…)およびコンデンサ7(1、2、3、…)の直列回路が接続されており、これらはRCフィルタ8(1、2、3、…)を構成している。電池監視IC3において、各電池セル2に対応する接続端子4Nの間には、フィルタ接続端子9(1、2、3、…)が設けられている。フィルタ接続端子9には、抵抗素子6およびコンデンサ7の共通接続点であるRCフィルタ8の出力端子が接続されている。本実施形態では、接続端子4Nおよびフィルタ接続端子9は、入力ノードに相当する。
電池監視IC3は、電圧検出回路10、制御装置11および駆動回路12を備えている。各電池セル2に対応するフィルタ接続端子9および接続端子4Nは、それぞれスイッチ13(1、2、3、…)およびスイッチ14(1、2、3、…)を介して電圧検出回路10の各入力端子に共通に接続されている。スイッチ13、14は、接続端子4Nおよびフィルタ接続端子9から電圧検出回路10に至る経路に直列に介在するスイッチング素子に相当する。制御装置11は、駆動回路12を介してスイッチ13、14を駆動する。制御装置11は、スイッチ13、14のオンオフを制御し、電圧検出回路10に各電池セル2の電圧を個別に検出させる。
電圧検出回路10による電圧の検出結果を表す検出電圧(セル検出電圧)は、制御装置11に与えられる。本実施形態では、スイッチ13、14は、例えばNチャネル型のMOSトランジスタにより構成されている。そのため、スイッチ13、14をオンするためには、トランジスタのドレイン電圧、つまり各電池セル2の電圧よりも高い電圧をゲートに与える必要がある。そこで、電池監視IC3は、スイッチ13、14をオン駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路15を備えている。
チャージポンプ回路15は、2つのダイオードD1、D2および2つのコンデンサC1、C2を備えた周知の構成である。チャージポンプ回路15の入力端子Piには、電源端子16を通じて電池監視IC3に入力される入力電圧Viが与えられている。なお、入力電圧Viは、例えば、所定数の電池セル2からなるブロックの電圧(=ブロック電圧)となっている。チャージポンプ回路15は、入力電圧Viを昇圧して出力する。チャージポンプ回路15の出力端子Poを通じて出力される出力電圧Voは、駆動回路12に与えられている。
チャージポンプ回路15を動作させるためのクロック信号CLK、CLKバーは、クロック生成装置17により生成される。なお、クロック信号CLKバーは、クロック信号CLKの反転信号であり、図1などでは、CLKの上に「−」を付して示している。クロック生成装置17は、電源装置18から電源電圧の供給を受けて動作する。クロック生成装置17および電源装置18の動作は、制御装置11により制御される。クロック生成装置17は、電源装置18から供給される電源電圧に対応した電圧レベルVclkであり、且つ所定の周波数fCHGのクロック信号CLK、CLKバーを生成する。
電池監視IC3は、チャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実行する昇圧能力低下部19を備えている。ここで、チャージポンプ回路15による昇圧量ΔV(以下、チャージポンプ電圧ΔVと称す)は、ダイオードD1、D2による電圧降下を無視すると、下記(1)式により表すことができる。ただし、チャージポンプ回路15の出力電流をIoutとし、チャージポンプ回路15の最終段に設けられるコンデンサC2の容量をCとする。
ΔV=Vclk−(Iout/(fCHG×C)) …(1)
上記(1)から明らかなように、チャージポンプ回路15のチャージポンプ電圧ΔVを低下させる、つまり昇圧能力を低下させる方法としては、下記(a)〜(d)の方法が考えられる。
(a)出力電流Ioutを増加させる
(b)周波数fCHGを低下させる
(c)電圧レベルVclkを低下させる
(d)容量Cを低下させる
本実施形態の昇圧能力低下部19は、上記(a)の方法を用いてチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる構成となっている。すなわち、昇圧能力低下部19は、チャージポンプ回路15の出力電流Ioutを可変する電流可変部20と、その電流可変部20の動作を制御する制御装置11により構成されている。
この場合、電流可変部20は、定電流源21およびスイッチ22の直列回路により構成されている。その直列回路の一方の端子はチャージポンプ回路15の出力端子Poに接続され、他方の端子は、基準電位端子23に接続されている。基準電位端子23は、回路の基準電位が与えられる端子であり、例えば組電池1の最下段の電池セル2の低電位側端子に接続されている。
スイッチ22のオンオフは、制御装置11から出力される電流制御信号Saに基づいて制御される。この場合、スイッチ22は、電流制御信号Saがハイレベル(Hレベル)である場合にオン(ON)されるとともに、ロウレベル(Lレベル)である場合にオフ(OFF)される。
このような構成によれば、スイッチ22がオフのとき、チャージポンプ回路15の出力電流Ioutは定常値となる。つまり、スイッチ22がオフの期間は、出力電流Ioutが増加されておらず、昇圧能力低下部19による能力低下動作が実行されていない期間に相当する。一方、スイッチ22がオンのとき、チャージポンプ回路15の出力電流Ioutは、定常値に定電流源21の電流値を加えた電流値となり、定常値よりも大きな値となる。つまり、スイッチ22がオンの期間は、出力電流Ioutが増加されており、昇圧能力低下部19による能力低下動作が実行されている期間に相当する。
このように、昇圧能力低下部19では、制御装置11がスイッチ22をオンすることにより出力電流Ioutを増加させ、それによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実現している。なお、定電流源21の電流値は、各回路の仕様や制御装置11の性能などに応じて、後述するチャージポンプ回路15の故障判定を所望する精度で行い得るような値に設定されている。
制御装置11は、外部のマイコン24と通信を介してデータの送受信を行うようになっている。マイコン24は、チャージポンプ回路15の故障を検出する故障検出部に相当する。なお、本実施形態では、電池監視IC3およびマイコン24により電圧検出装置25が構成されている。この場合、マイコン24は、制御装置11に対し、昇圧能力低下部19による能力低下動作の実行および停止を指令する。また、制御装置11は、セル検出電圧に対応したデータをマイコン24に送信する。
マイコン24は、昇圧能力低下部19による能力低下動作が実行されていない期間に得られたセル検出電圧の値である第1検出値V1と、昇圧能力低下部19による能力低下動作が実行されている期間に得られたセル検出電圧の値である第2検出値V2とに基づいてチャージポンプ回路15の故障を検出する。
具体的には、マイコン24は、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値(=|V1−V2|)が所定の閾値Vth未満である場合、チャージポンプ回路15が正常であると判定し、閾値Vth以上である場合、チャージポンプ回路15が故障であると判定する。マイコン24は、このような検出動作を、電圧検出装置25が動作している際、定期的に実行する。なお、上記検出動作は、電圧検出装置25の起動時に実行してもよい。
次に、上記構成の作用について説明する。
図2に示すように、電流制御信号Saがロウレベルである期間Ta、つまりスイッチ22がオフされて能力低下動作が停止されている期間Taのうち、所定の検出タイミングt1におけるセル検出電圧の値が第1検出値V1として取得される。なお、この場合、検出タイミングt1以前に、各スイッチ13、14のうち、検出対象の電池セル2と電圧検出回路10との間に介在するスイッチがオンされている。その後、電流制御信号Saがハイレベルである期間Tb、つまりスイッチ22がオンされて能力低下動作が実行されている期間Tbのうち、所定の検出タイミングt2におけるセル検出電圧の値が第2検出値V2として取得される。
チャージポンプ回路15が正常である場合、期間Taの出力電圧Voの値と期間Tbの出力電圧Voの値とは大きく異なることはない。そのため、チャージポンプ回路15が正常である場合、第1検出値V1(図2では符号Aを付して示す)と第2検出値V2(図2では符号A’を付して示す)とは概ね同一の値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth未満となり、チャージポンプ回路15が正常であると判定される。
これに対し、チャージポンプ回路15が半故障状態(微小故障)である場合、期間Taの出力電圧Voの値と期間Tbの出力電圧Voの値とは大きく異なった値となる。そのため、チャージポンプ回路15が半故障状態である場合、例えば電池セル2の高電位側端子の電圧を検出する際、第2検出値V2(図2では符号B’を付して示す)が第1検出値V1(図2では符号Bを付して示す)に比べて大きく低下した値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上となり、チャージポンプ回路15が故障していると判定される。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
上記構成において、チャージポンプ回路15が完全に故障した場合、チャージポンプ回路15は昇圧電圧を生成することができない。そうすると、駆動回路12がスイッチ13、14をオンすることができなくなるため、電圧検出回路10による電圧検出を行うこともできない。このような場合、電圧検出回路10から出力されるセル検出電圧が約0Vになるなど、電池セル2の電圧の検出値が正常時とは大きく異なる値となるため、容易に故障を検出することができる。
これに対し、チャージポンプ回路15が半故障状態となった場合、チャージポンプ回路15が生成する昇圧電圧が所望するよりも低くなる。そのため、駆動回路12は、スイッチ13、14を、十分にはオンできないものの、そのオン抵抗が高い状態でオンすることが可能となる。そうすると、電圧検出回路10による電圧検出は行われるものの、その検出値が正常時から少しずれた値となるため、故障判定の閾値設定が困難であり、容易に故障を検出することができない。
そこで、本実施形態では、チャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実行する昇圧能力低下部19を設けている。チャージポンプ回路15は、その昇圧能力が低下すると、生成する昇圧電圧が所望する電圧よりも低くなってしまう。つまり、チャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる、ということは、チャージポンプ回路15を故障状態側へと遷移させることを意味する。したがって、半故障状態のチャージポンプ回路15に対し、昇圧能力低下動作を実行すれば、チャージポンプ回路15により生成される昇圧電圧が一層低下する。その結果、駆動回路12は、スイッチ13、14をオンすることができなくなったり、あるいはオン抵抗が一層高い状態でしかオンできなくなったりする。そうすると、電圧検出回路10から出力される検出電圧の値は、正常時から大きくずれた値となる。
このような点を考慮し、マイコン24は、昇圧能力低下部19による能力低下動作が実行されていない期間に電圧検出回路10から出力される検出電圧の値である第1検出値V1と、能力低下動作が実行されている期間に電圧検出回路10から出力される第2検出値V2とに基づいて、チャージポンプ回路15の故障を検出する。この場合、チャージポンプ回路15が半故障状態であると、第1検出値V1と第2検出値V2とが大きく異なる値となる。そのため、マイコン24は、第1検出値V1および第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上であるか否かの判定によってチャージポンプ回路15の故障を容易に検出することができる。したがって、上記構成によれば、チャージポンプ回路15の故障を精度良く検出することができるという優れた効果が得られる。
なお、チャージポンプ回路15の故障判定を行う構成として、チャージポンプ回路15の出力電圧に基づく判定を行う構成(以下、比較例と呼ぶ)を採用することも考えられる。ただし、比較例では、次のような問題がある。すなわち、チャージポンプ回路15の出力電圧Voは、クロック信号CLK、CLKバーによる切り替え動作に起因した変動(リップル)を有している。このような変動の有る不安定な出力電圧Voを閾値と比較することで故障を判定しようとしても、特に半故障状態などを精度良く検出することは難しく、その検出精度を向上することができない。
これに対し、電圧検出回路10から出力されるセル検出電圧は、チャージポンプ回路15の出力電圧Voのようなリップルを有していない。このような変動の無い安定したセル検出電圧を用いてチャージポンプ回路15の故障を判定する本実施形態によれば、半故障状態なども精度良く検出することが可能となる。そのため、本実施形態によれば、比較例に比べ、チャージポンプ回路15の故障についての検出精度を高めることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図3および図4を参照して説明する。
図3に示すように、本実施形態の電圧検出装置31を構成する電池監視IC32は、第1実施形態の電池監視IC3に対し、昇圧能力低下部19に代えて昇圧能力低下部33を備えている点が異なる。
本実施形態の昇圧能力低下部33は、前述した(b)の方法、つまり周波数fCHGを低下させることによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる構成となっている。昇圧能力低下部33は、クロック生成装置34と、そのクロック生成装置34の動作を制御する制御装置11により構成されている。
本実施形態のクロック生成装置34は、生成するクロック信号CLK、CLKバーの周波数fCHGを可変する機能を有するもので、周波数可変部に相当する。なお、この場合、電池監視IC32は、電流可変部20および基準電位端子23を備えていない。クロック信号CLK、CLKバーの周波数fCHGの変更は、制御装置11により制御される。
このような構成の昇圧能力低下部33では、制御装置11がクロック信号CLK、CLKバーの周波数fCHGを定常値よりも低下させ、それによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実現している。なお、周波数fCHGの低下量は、第1実施形態における定電流源21の電流値と同様、各回路の仕様などに応じて故障判定を所望する精度で行い得るような値に設定すればよい。
次に、上記構成の作用および効果について説明する。
図4に示すように、クロック信号CLK、CLKバーの周波数fCHGが低下されていない期間Ta、つまり能力低下動作が停止されている期間Taのうち、所定の検出タイミングt1におけるセル検出電圧の値が第1検出値V1として取得される。なお、この場合も、第1実施形態と同様、検出タイミングt1以前に、各スイッチ13、14のうち、検出対象の電池セル2と電圧検出回路10との間に介在するスイッチがオンされている。その後、クロック信号CLK、CLKバーの周波数fCHGが低下されている期間Tb、つまり能力低下動作が実行されている期間Tbのうち、所定の検出タイミングt2におけるセル検出電圧の値が第2検出値V2として取得される。
本実施形態でも、第1実施形態と同様、チャージポンプ回路15が正常である場合、第1検出値V1(図4では符号Aを付して示す)と第2検出値V2(図4では符号A’を付して示す)とは概ね同一の値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth未満となり、チャージポンプ回路15が正常であると判定される。
また、チャージポンプ回路15が半故障状態(微小故障)である場合、第2検出値V2(図2では符号B’を付して示す)が第1検出値V1(図2では符号Bを付して示す)に比べて大きく低下した値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上となり、チャージポンプ回路15が故障していると判定される。
このように、本実施形態によっても、第1実施形態と同様、マイコン24は、第1検出値V1および第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上であるか否かの判定によってチャージポンプ回路15の故障を容易に検出することができる。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について図5および図6を参照して説明する。
図5に示すように、本実施形態の電圧検出装置41を構成する電池監視IC42は、第1実施形態の電池監視IC3に対し、昇圧能力低下部19に代えて昇圧能力低下部43を備えている点が異なる。
本実施形態の昇圧能力低下部43は、前述した(c)の方法、つまり電圧レベルVclkを低下させることによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる構成となっている。昇圧能力低下部43は、クロック生成装置44と、そのクロック生成装置44の動作を制御する制御装置11により構成されている。
本実施形態のクロック生成装置44は、生成するクロック信号CLK、CLKバーの電圧レベルVclkを可変する機能を有するもので、電圧可変部に相当する。なお、この場合、電池監視IC42は、電流可変部20および基準電位端子23を備えていない。クロック信号CLK、CLKバーの電圧レベルVclkの変更は、制御装置11により制御される。
このような構成の昇圧能力低下部43では、制御装置11がクロック信号CLK、CLKバーの電圧レベルVclkを定常値よりも低下させ、それによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実現している。なお、電圧レベルVclkの低下量は、第1実施形態における定電流源21の電流値と同様、各回路の仕様などに応じて故障判定を所望する精度で行い得るような値に設定すればよい。
次に、上記構成の作用および効果について説明する。
図6に示すように、クロック信号CLK、CLKバーの電圧レベルVclkが低下されていない期間Ta、つまり能力低下動作が停止されている期間Taのうち、所定の検出タイミングt1におけるセル検出電圧の値が第1検出値V1として取得される。なお、この場合も、第1実施形態と同様、検出タイミングt1以前に、各スイッチ13、14のうち、検出対象の電池セル2と電圧検出回路10との間に介在するスイッチがオンされている。その後、クロック信号CLK、CLKバーの電圧レベルVclkが低下されている期間Tb、つまり能力低下動作が実行されている期間Tbのうち、所定の検出タイミングt2におけるセル検出電圧の値が第2検出値V2として取得される。
本実施形態でも、第1実施形態と同様、チャージポンプ回路15が正常である場合、第1検出値V1(図6では符号Aを付して示す)と第2検出値V2(図6では符号A’を付して示す)とは概ね同一の値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth未満となり、チャージポンプ回路15が正常であると判定される。
また、チャージポンプ回路15が半故障状態(微小故障)である場合、第2検出値V2(図6では符号B’を付して示す)が第1検出値V1(図6では符号Bを付して示す)に比べて大きく低下した値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上となり、チャージポンプ回路15が故障していると判定される。
このように、本実施形態によっても、第1実施形態と同様、マイコン24は、第1検出値V1および第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上であるか否かの判定によってチャージポンプ回路15の故障を容易に検出することができる。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について図7〜図9を参照して説明する。
図7に示すように、本実施形態の電圧検出装置51を構成する電池監視IC52は、第1実施形態の電池監視IC3に対し、昇圧能力低下部19に代えて昇圧能力低下部53を備えている点が異なる。
本実施形態の昇圧能力低下部53は、前述した(d)の方法、つまり容量Cを低下させることによりチャージポンプ回路の昇圧能力を低下させる構成となっている。昇圧能力低下部53は、チャージポンプ回路54の一部の構成(詳細は後述する)と、その動作を制御する制御装置11により構成されている。
本実施形態のチャージポンプ回路54は、チャージポンプ回路15に対し、コンデンサC2に代えてコンデンサC51を備えている点が異なる。コンデンサC51は、その容量を変更する容量可変部としての機能を有している。この容量可変部として機能するコンデンサC51は、前述したチャージポンプ回路54の一部の構成に相当し、制御装置11とともに昇圧能力低下部53を構成する。
コンデンサC51の容量Cは、制御装置11から与えられる容量切替信号Sbに基づいて切り替えられる。具体的には、コンデンサC51の容量Cは、容量切替信号Sbがロウベルのときに定常値となり、ハイレベルのときに定常値よりも低下した値となるように切り替えられる。
このようなコンデンサC51の具体的な構成としては、例えば図8に示すような構成を採用することができる。図8に示すように、コンデンサC51は、コンデンサC52と、そのコンデンサC52の端子間に接続されたスイッチS51およびコンデンサC53の直列回路と、から構成されている。スイッチS51のオンオフは、容量切替信号Sbに応じて切り替えられる。具体的には、スイッチ51は、容量切替信号Sbがロウレベルのときにオンされ、ハイレベルのときにオフされる。
この場合、コンデンサC52およびC53の並列合成容量は、チャージポンプ回路15のコンデンサC2の容量と同程度に設定されている。したがって、容量切替信号SbがロウレベルとなってスイッチS51がオンされると、コンデンサC51の容量は、コンデンサC2と同じ容量となる。これに対し、容量切替信号SbがハイレベルとなってスイッチS51がオフされると、コンデンサC51の容量は、コンデンサC2の容量よりも小さい容量となる。
このような構成により、本実施形態の昇圧能力低下部53では、制御装置11が容量切替信号Sbをハイレベルにすることでチャージポンプ回路54の最終段のコンデンサC51の容量を定常値よりも低下させ、それによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実現している。なお、コンデンサC51の容量の低下量は、第1実施形態における定電流源21の電流値と同様、各回路の仕様などに応じて故障判定を所望する精度で行い得るような値に設定すればよい。
次に、上記構成の作用および効果について説明する。
図9に示すように、容量切替信号SbがロウレベルとなってコンデンサC51の容量が定常値となっている期間Ta、つまり能力低下動作が停止されている期間Taのうち、所定の検出タイミングt1におけるセル検出電圧の値が第1検出値V1として取得される。なお、この場合も、第1実施形態と同様、検出タイミングt1以前に、各スイッチ13、14のうち、検出対象の電池セル2と電圧検出回路10との間に介在するスイッチがオンされている。その後、容量切替信号SbがハイレベルとなってコンデンサC51の容量が低下されている期間Tb、つまり能力低下動作が実行されている期間Tbのうち、所定の検出タイミングt2におけるセル検出電圧の値が第2検出値V2として取得される。
本実施形態でも、第1実施形態と同様、チャージポンプ回路54が正常である場合、第1検出値V1(図9では符号Aを付して示す)と第2検出値V2(図9では符号A’を付して示す)とは概ね同一の値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth未満となり、チャージポンプ回路54が正常であると判定される。
また、チャージポンプ回路54が半故障状態(微小故障)である場合、第2検出値V2(図9では符号B’を付して示す)が第1検出値V1(図9では符号Bを付して示す)に比べて大きく低下した値となる。したがって、第1検出値V1と第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上となり、チャージポンプ回路54が故障していると判定される。
このように、本実施形態によっても、第1実施形態と同様、マイコン24は、第1検出値V1および第2検出値V2の差分の絶対値が閾値Vth以上であるか否かの判定によってチャージポンプ回路54の故障を容易に検出することができる。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について図10を参照して説明する。
図5に示すように、本実施形態の電圧検出装置61を構成する電池監視IC62は、第1実施形態の電池監視IC3に対し、電流可変部20に代えて電流可変部63を備えている点が異なる。
電流可変部63は、電流可変部20に対し、定電流源21に代えて抵抗64を備えている点が異なる。この場合、電流可変部63と、その動作を制御する制御装置11により昇圧能力低下部65が構成されている。このような構成によっても、第1実施形態と同様、スイッチ22がオフのとき、チャージポンプ回路15の出力電流Ioutは定常値となり、スイッチ22がオンのとき、チャージポンプ回路15の出力電流Ioutが増加される。
このように、昇圧能力低下部65では、制御装置11がスイッチ22をオンすることにより出力電流Ioutを増加させ、それによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実現している。なお、抵抗64の抵抗値は、第1実施形態における定電流源21の電流値と同様、各回路の仕様などに応じて故障判定を所望する精度で行い得るような値に設定すればよい。このような本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について図11を参照して説明する。
上記各実施形態では、前述した(a)〜(d)の方法のうちいずれか1つを用いてチャージポンプ回路の昇圧能力を低下させるような構成としていたが、(a)〜(d)の方法のうち少なくとも2つを組み合わせてチャージポンプ回路の昇圧能力を低下させる構成としてもよい。本実施形態では、このような構成の一例について説明する。
図11に示すように、本実施形態の電圧検出装置71が備える電池監視IC72は、第1実施形態の電池監視IC3に対し、クロック生成装置17に代えて第2実施形態のクロック生成装置34を備えている点が異なる。この場合、電流可変部20、クロック生成装置34および制御装置11により昇圧能力低下部73が構成されている。
昇圧能力低下部73は、(a)および(b)の方法、つまり出力電流Ioutを増加させるとともに周波数fCHGを低下させることによりチャージポンプ回路15の昇圧能力を低下させる構成となっている。
本実施形態の構成によっても第1実施形態と同様の作用および効果が得られる。さらに、本実施形態によれば、次のような効果も得られる。すなわち、例えば、クロック信号CLK、CLKバーに関する異常(電圧低下、周波数低下)が原因でチャージポンプ回路15の昇圧能力が低下している状態(半故障状態)のとき、クロック信号CLK、CLKバーの周波数fCHGや電圧レベルVclkを低下させることにより昇圧能力低下動作を実現しようとしても、そもそもクロック生成装置17などに故障が生じている可能性が高く、昇圧能力を低下させることができないおそれがある。昇圧能力を意図通りに低下することができなければ、特に半故障状態などの故障を精度良く検出することができない。
そこで、本実施形態では、クロック信号CLK、CLKバーの周波数CHGの低下により昇圧能力を低下させるだけでなく、それに加えて出力電流Ioutを増加させることにより昇圧能力の低下を実現している。このようにすれば、より確実に昇圧能力を低下させることができ、その結果、クロック生成装置17に故障が生じている場合でも、チャージポンプ回路15の故障を精度良く検出することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態では、第1検出値V1と第2検出値V2との差分の絶対値が閾値Vth未満である場合、チャージポンプ回路が正常であると判定し、閾値Vth以上である場合、チャージポンプ回路が故障であると判定するようになっていたが、故障判定の方法を次のように変更してもよい。すなわち、第1検出値V1と第2検出値V2との比(比率)が閾値Vth未満である場合、チャージポンプ回路が正常であると判定し、閾値Vth以上である場合、チャージポンプ回路が故障であると判定してもよい。
本発明は、組電池1の電池セル2の電圧を検出する電圧検出装置に限らず、入力ノードから電圧を検出する電圧検出回路に至る経路に介在するスイッチング素子を駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路を備えた電圧検出装置全般に適用することができる。
上記各実施形態では、故障検出部としての機能を電池監視ICの外部に設けられたマイコン24が実現するようになっていたが、これに代えて、故障検出部としての機能を、電池監視ICの内部の構成、例えば制御装置11などが実現するように変更してもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
4N…接続端子、9…フィルタ接続端子、10…電圧検出回路、13、14…スイッチ、15、54…チャージポンプ回路、19、33、43、53、65、73…昇圧能力低下部、20、63…電流可変部、21…定電流源、22…スイッチ、24…マイコン、25、31、41、51、61、71…電圧検出装置、34、44…クロック生成装置、64…抵抗、C51…コンデンサ。

Claims (6)

  1. 入力ノード(4N、9)に与えられる電圧を検出する電圧検出装置(25、31、41、51、61、71)であって、
    前記入力ノードから電圧を検出する電圧検出回路(10)に至る経路に直列に介在するスイッチング素子(13、14)と、
    入力電圧を昇圧して前記スイッチング素子をオン駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路(15、54)と、
    前記チャージポンプ回路の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実行する昇圧能力低下部(19、65、73)と、
    前記昇圧能力低下部による前記能力低下動作が実行されていない期間に前記電圧検出回路から出力される検出電圧の値である第1検出値と、前記能力低下動作が実行されている期間に前記電圧検出回路から出力される第2検出値と、に基づいて、前記チャージポンプ回路の故障を検出する故障検出部(24)と、
    を備え
    前記昇圧能力低下部は、
    前記チャージポンプ回路の出力電流を可変する電流可変部(20、63)を備え、
    前記電流可変部により前記出力電流を増加させることにより前記能力低下動作を実現する電圧検出装置。
  2. 前記電流可変部(20)は、
    前記チャージポンプ回路の出力端子に接続された定電流源(21)およびスイッチ(22)の直列回路を備え、
    前記スイッチをオンすることにより前記出力電流を増加させる請求項に記載の電圧検出装置。
  3. 前記電流可変部(63)は、
    前記チャージポンプ回路の出力端子に接続された抵抗(64)およびスイッチ(22)の直列回路を備え、
    前記スイッチをオンすることにより前記出力電流を増加させる請求項に記載の電圧検出装置。
  4. 入力ノード(4N、9)に与えられる電圧を検出する電圧検出装置(25、31、41、51、61、71)であって、
    前記入力ノードから電圧を検出する電圧検出回路(10)に至る経路に直列に介在するスイッチング素子(13、14)と、
    入力電圧を昇圧して前記スイッチング素子をオン駆動するための昇圧電圧を生成するチャージポンプ回路(15、54)と、
    前記チャージポンプ回路の昇圧能力を低下させる能力低下動作を実行する昇圧能力低下部(53)と、
    前記昇圧能力低下部による前記能力低下動作が実行されていない期間に前記電圧検出回路から出力される検出電圧の値である第1検出値と、前記能力低下動作が実行されている期間に前記電圧検出回路から出力される第2検出値と、に基づいて、前記チャージポンプ回路の故障を検出する故障検出部(24)と、
    を備え
    前記昇圧能力低下部は、
    前記チャージポンプ回路の最終段に設けられるコンデンサの容量を可変する容量可変部(C51)を備え、
    前記容量可変部により前記コンデンサの容量を低下させることにより前記能力低下動作を実現する電圧検出装置。
  5. 前記故障検出部は、前記第1検出値と前記第2検出値との差分が所定の閾値以上である場合、前記チャージポンプ回路が故障していると判断する請求項1からのいずれか一項に記載の電圧検出装置。
  6. 前記故障検出部は、前記第1検出値と前記第2検出値との比が所定の閾値以上である場合、前記チャージポンプ回路が故障していると判断する請求項1からのいずれか一項に記載の電圧検出装置。
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