JP6575424B2 - プレス機用潤滑油供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機用潤滑油供給装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されるプレス機のように、プレス加工時には、被加工部材と金型との間に潤滑油を供給するものが知られている。これは、被加工部材と金型との接触部位における摩擦抵抗や熱負荷を低減することで、被加工部材に割れが発生することを防止し、また、摩擦増大による金型寿命の低下を回避するためである。
こうした潤滑油供給のために採用される構造としては、可動型金型内に油路を設け、外部の潤滑油供給源から油路を介して潤滑油を圧送するものがある。金型の段取り時に、プレス機に金型がセットされた状態で、外部の潤滑油供給源に接続するホース部材をカプラ嵌合により金型に外付けし、金型内の油路と接続する。
特開2007−7692号公報
ところが、こうした構造では、金型をプレス機に段取りしたとき、ホース部材を金型に取り付ける工程が必要となり、段取作業に時間を要し効率的ではなかった。また、カプラ嵌合部に摩耗などの不具合が生じ易く、メンテナンスの間隔が短くなるという問題も生じていた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、潤滑油供給源と金型側の流路との接続を自動的に行うことで、段取の作業効率を向上させることが可能なプレス機用潤滑油供給装置を提供することにある。
本発明のプレス機用潤滑油供給装置は、被加工部材に対して往復動可能なスライド(2)と、スライドに対向して設けられるボルスタプレート(3)と、稼働時にスライドと共に可動する可動型(21,22,23,24)、およびボルスタプレート側に固定される固定型(31,32,33,34)、を有し、段取時に交換される金型(4,40)と、を有するプレス機(1,10)に設けられる。
プレス機用潤滑油供給装置は、弁座(71)と、弁体(72)と、付勢部材(73)と、押圧部(152)と、を備える。弁座は、潤滑油が供給される流路でありスライド又はボルスタプレートに形成される供給側流路(51,52,53,54)に設けられる。弁体は、弁座に対して着座する又は離座することにより供給側流路を開閉する。付勢部材は、弁体を弁座に着座する方向に付勢する。
押圧部は、金型に設けられ、金型がスライドとボルスタプレートとの間に取り付けられた取付時に、付勢部材の付勢力に抗して弁体を離座する方向に押す。金型は、取付時に弁体の開動作により前記供給側流路と連通可能に対向し、かつ、プレス加工面に連通する金型側流路(61,62)が形成されている。金型は、可動型と固定型とを含んで構成される型ユニット(11,12,13,14)を複数有している。供給側流路は、少なくとも型ユニットの数以上の複数個形成されている。金型の段取時に金型がスライドとボルスタプレートとの間に取り付けられていない状態において、弁体の金型側の先端(751)は、スライド又はボルスタプレートのうち弁体が設けられる部材の金型に対向する端面(25)より突出している。金型には、潤滑液を供給する任意の型ユニット(12,13)に対応し取付時に弁体と対向する位置に、弁体の先端を押す押圧部が形成され、潤滑液を供給しない他の型ユニット(11,14)に対応し取付時に弁体と対向する位置に、弁体の先端と非接触となる凹部(63,64)が形成されている。
本発明の構成によれば、金型がスライドとボルスタプレートとの間に取り付けられたとき、金型に設けられた押圧部が供給側流路に設けられた弁体を、弁座から離座する方向に押すことにより、供給側流路と金型側流路とが連通する。すなわち、金型がスライドとボルスタプレートとの間に取り付けられると、潤滑油の供給路である供給側流路と金型側流路とが自動的に接続され、潤滑油が金型側流路内を経由してプレス加工面に供給される。
本発明の第1実施形態によるプレス機を模式的に示す正面断面図。 金型が取り付けられていない状態におけるプレス機用潤滑油供給装置を模式的に示す部分断面図。 金型が取り付けられている状態におけるプレス機用潤滑油供給装置を模式的に示す部分断面図。 弁体の平面図。 図1に示す金型とは別の金型が取り付けられた状態のプレス機を模式的に示す正面断面図。 その他の実施形態によるプレス機用潤滑油供給装置の一部を模式的に示す断面図。 その他の実施形態によるプレス機を模式的に示す正面断面図。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
[構成]
本発明の第1実施形態の構成について、図1〜図5を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態のプレス機1は、スライド2、ボルスタプレート3、および金型4等を備えている。プレス機1は、図1に示す上下方向を天地方向に一致させて設置され、打ち抜き方向が重力方向下向きの順送プレス機である。
スライド2は、金型4の背面に垂直に配設される図示しない固定用プレートにより天井側に取り付けられている。スライド2は、図示しないシャフトに外嵌される偏心カムに接続され、シャフトがモータ駆動により回転することで、上死点と下死点との間を上下に往復動するようになっている。
ボルスタプレート3は板状部材であり、スライド2に対向して固定されている。ボルスタプレート3は、材料の送り方向であって図1における左右方向に連続しており、スライド2とボルスタプレート3との間に、金型が配置されている。金型4は、複数(本実施形態では4つ)の型ユニット11,12,13,14、上型ホルダ15、下型ホルダ16、ガイドポスト17,18、及びガイドブッシュ19,20を有している。
型ユニットは、送り方向順に第1型ユニット11、第2型ユニット12、第3型ユニット13、第4型ユニット14の4つ設けられている。各型ユニット11,12,13,14は、可動型である上型21,22,23,24と固定型である下型31,32,33,34とを有する。送り方向順に並ぶ下型31,32,33,34は下型ホルダ16上に載置される。送り方向順に並ぶ複数の上型21,22,23,24は対応する下型31,32,33,34と対向するように上型ホルダ15に取り付けられている。
上型ホルダ15と下型ホルダ16は、送り方向の両端に設けられるガイドポスト17,18及びガイドブッシュ19,20により連結されている。ガイドブッシュ19,20とガイドポスト17,18の案内により、上型ホルダ15が下型ホルダ16に対して昇降するようになっている。
プレス加工を行う稼働時には、下型ホルダ16がボルスタプレート3上に載置され、上型ホルダ15の上面151とスライド2の下面25とが当接する。加工時において各型ユニット11,12,13,14に対応するスライド2は、図示しない上記偏心カムによって加工時の降下タイミングがずらされており、上型21,22,23,24とスライド2とが一体に昇降する。各型ユニット11,12,13,14により曲げ加工や打ち抜き加工等順次所定のプレス加工が行われて、最終的に成形品が搬出されるようになっている。
さらに、プレス機1は、周知のPLCで構成される図示しない制御部を有し、この制御部により、プレス加工時や段取時における、モータ作動、シャフトの回転およびスライド2の昇降作動等が制御される。
次に、プレス機用潤滑油供給装置5の構成について説明する。プレス機用潤滑油供給装置5は、プレス機1の稼働時に、上型21,22,23,24と被加工部材とが接触する加工面に潤滑油を供給するためのものである。プレス機用潤滑油供給装置5は、スライド2に形成されるスライド側流路51,52,53,54、逆止弁55,56,57,58、金型4に形成される金型側流路61,62、凹部63,64等を有する。スライド側流路51,52,53,54は、特許請求の範囲に記載の「供給側流路」の一例に相当する。
本実施形態では、スライド側流路51,52,53,54は、上型21,22,23,24の数に対応して複数(4つ)形成されている。各スライド側流路51,52,53,54及び逆止弁55,56,57,58の構成は同一であるため、送り方向の先頭(図1に示す左側)から3番目のスライド側流路53及び逆止弁57を例に説明する。
スライドには、打ち抜き方向に貫通する孔530が形成されている。孔530は、大径孔部531と小径孔部532とを打ち抜き方向に連続して有する。大径孔部531は、図示しない潤滑油供給源としてのタンクに接続しており、大径孔部531内には、図示しない流量調整弁で量の調整がされつつ、潤滑油がポンプにより圧送される。大径孔部531の内部がスライド側流路53として形成されている。なお、流量調整弁、ポンプ、及びタンクは、各スライド側流路51,52,53,54に共通の単一のもので構成しても良いし、流路ごとに種類の異なる潤滑油が流れるように複数有するようにしても良い。
逆止弁55,56,57,58の構成は同一であるため、図2,図3において隣り合う2つの逆止弁57,58を構成する各部材については同一の符号を付している。図2,図3に示すように、逆止弁57は、弁座71、弁体72、コイルばね73を有している。弁座71は、大径孔部531の端部であり、小径孔部532との段差部位に形成されている。
弁体72は、断面T字形状をなし、弁頭部74と、弁軸部75とを有している。弁頭部74は、大径孔部531に配され、その径が大径孔部531の径より僅かに小さく形成されている。弁軸部75は、その径が小径孔部532の径より僅かに小さく形成されている。図4に示すように、弁頭部74の外周には、径内方向になだらかに凹んだ切り欠き76が形成されている。
弁軸部75は、弁頭部74の中心から一体に形成されている。弁軸部75は、小径孔部532の径より僅かに小さく形成されている。弁軸部75の軸方向途中の外周には、シール用のOリング80が配されている。弁軸部75内には、弁体内流路77が貫通して形成されている。弁体内流路77は、弁軸部75の外周から径内方向に形成される横流路78と、横流路78に連続し、中心軸に沿って下方に向けて形成される縦流路79とを有している。縦流路79の軸方向長さは、弁座71からスライド2の下面25までの長さより長い。弁体72は、大径孔部531内を摺動可能となっている。スライド側流路53と弁体内流路77は、特許請求の範囲に記載の「供給側流路」の一例に相当する。
付勢部材としてのコイルばね73は、弁頭部74の上方に配されており、弁体72を弁座71に着座する方向に付勢している。すなわち、図2に示すように、金型無しの状態では、弁体72は弁座71に着座しており、スライド側流路53は閉状態とされ、弁軸部75の下面751がスライド2の下面25から突出している。この閉状態では、スライド側流路53と弁体内流路77とは非接続であり、スライド側流路53内の潤滑油は流路内に留まり漏れ出ることはないようになっている。
金型側流路61,62は、金型4がプレス機1に段取りされたときに、弁体内流路77と対向する位置に形成されている。金型側流路61,62は、潤滑油を供給する必要のある第2型ユニット12と第3型ユニット13に対応する位置に形成されている。金型側流路61,62は、上型ホルダ15と上型22,23を貫通して、プレス加工面に連通するように形成されている。
なお、図1及び図5では、型ユニット11,12,13,14の形状や金型側流路61,62が加工面に連通する態様を簡易的かつ模式的に図示しており、実際には、上型の打ち抜き形状に即し、潤滑油が加工面まで流通可能に金型側流路61,62が形成されている。
さらに、上型ホルダ15のスライド側の端面である上面151において、潤滑油を供給しない第1型ユニット11と第4型ユニット14に対応する位置には、凹部63,64が形成されている。図3に示すように、凹部63,64は、弁軸部75のスライド2からの出っ張り分Hよりも深く、かつ弁軸部75の径Dよりも大きい円柱形状をなしている。
[作用]
次に、金型交換時のプレス機用潤滑油供給装置5の作動について説明する。金型4は、ボルスタプレート3上の所定位置まで挿入されると、例えば金型4の下部に形成される図示しない爪がボルスタプレート3にロックされて固定される。このとき、上型ホルダ15の上面151とスライド2の下面25との間には、図示しない隙間が形成されている。次いで、スライド2が下降されて、スライド2と上型ホルダ15とがクランプされる。
このとき、図3に示すように、上型ホルダ15の上面151が弁軸部75の下面751に当接し、コイルばね73の付勢力に抗して、矢印A1に示すように弁体72を上方へ押し上げる。これにより、スライド側流路53が開状態となり、スライド側流路53と弁体内流路77、さらに金型側流路62とが接続する。矢印A2に示すように、潤滑油は、スライド側流路53内の切り欠き76を通って、弁体72内の横流路78、縦流路79、金型側流路62内を順次流通して第3型ユニット13の加工面まで供給される。なお、第2型ユニット12に対応するスライド側流路52についても同様であり、潤滑油は第2型ユニット12の加工面まで供給される。
このように、本実施形態では、上型ホルダ15のスライド側端部152が弁体72を押圧する「押圧部」として機能する。また、上型ホルダ15のスライド2と当接する上面151が特許請求の範囲に記載の「当接面」に相当する。
一方、第1型ユニット11と第4型ユニット14に対応するスライド側流路51,54に設けられる弁軸部75は、金型4の凹部63,64内に非接触状態で収容されるため、スライド側流路51,54は閉じられたままである。したがって、第1型ユニット11と第4型ユニット14の加工面には潤滑油は供給されない。
金型4が取り外される際には、まずスライド2が上昇されて、スライド2と上型ホルダ15との間に隙間が形成される。スライド2と上型ホルダ15とが離間すると、弁体72を押し上げている力が解放されるため、弁体72はコイルばね73の復元力により元の位置まで自動的に復帰する。この状態で金型4の取り出しが可能となり、金型4が紙面後方側から引き抜かれる。例えば、引っ掛け部材が引き出し側から挿入されて、金型4の背面に形成される図示しないフック状部材に引っ掛けられ、金型4が後方へ引き抜かれる。
第1実施形態のプレス機1におけるプレス機用潤滑油供給装置5の効果について説明する。
[効果]
(1)第1実施形態では、金型がスライド2とボルスタプレート3との間に取り付けられたとき、上型ホルダ15の上面151がスライド側流路52,53に設けられた弁体72を、弁座71から離座する方向に押すことにより、スライド側流路52,53と金型側流路61,62とが連通する。すなわち、金型4がスライド2に取り付けられると、潤滑油の供給路であるスライド側流路52,53と金型側流路61,62とが自動的に接続され、潤滑油が金型側流路61,62内を経由してプレス加工面に供給される。例えば、従来のように、外部の潤滑油供給源に接続するホース部材をカプラ嵌合により金型に外付けする工程が不要となり、段取作業の効率を向上させることができる。
(2)また、プレス機用潤滑油供給装置5は、プレス機4内部のプレス加工面近傍に設けられており、上記従来技術のようにホース部材が嵌合するような嵌合部位がないため、摩耗等の不具合が発生しにくい構造となっている。このため、メンテナンスの間隔を大幅に長くすることができる。
(3)第1実施形態では、潤滑油の供給が不要な型ユニット11,14に対しては、金型4のスライド2と対向する面に凹部63,64を形成することにより閉弁状態を維持し、潤滑油を供給しないようにできる。
例えば、図5に示すプレス機10は、2つの型ユニット12,13を有する別の交換用金型40が取り付けられた状態を示している。交換用金型40は、上型ホルダ150、下型ホルダ160、第2型ユニット12、第3型ユニット13等を有している。交換用金型40は、金型4とは異なり第1型ユニット11と第4型ユニット14は有していない。
このように、金型側の凹部63,64の有無により潤滑油の供給と非供給を設定できるため、一つのプレス機に対して、型ユニットの数や種類の異なる金型をセットすることができる。例えば、スライド2には複数のスライド側流路および逆止弁を設けておき、金型の型ユニットにおいて、潤滑油の供給が不要なところには凹部を形成しておけば良い。スライド側流路の数より少ない型ユニット数の金型であればセットすることができる。
(4)第1実施形態では、各型ユニット11,12,13,14に対応するように複数のスライド側流路51,52,53,54が形成されており、これにより、型ユニット11,12,13,14ごとに所望の種類の潤滑油を供給することができる。例えば、プレス工程の後に洗浄工程がある場合、洗浄により流れ落ちやすい粘度が低い潤滑油を用いたり、プレス加工の種類に応じて潤滑油の種類を変えたりといった用途に型ユニット11,12,13,14ごとに対応することができる。
(5)第1実施形態では、供給側のスライド側流路51,52,53,54をスライド2に設け、金型側流路61,62を上型22,23に設けているため、潤滑油の流れが重力上方向から下方向への流れとなり、潤滑油を円滑に加工面まで流通させることができる。
〈他の実施形態〉
上記第1実施形態では、供給側流路としてのスライド側流路51,52,53,54をスライド2に設け、金型側流路61,62を上型ホルダ15と上型22,23に設ける構成としたが、供給側流路をボルスタプレート3に設け、金型側流路を下型ホルダ16と下型に設ける構成としても良い。
上記第1実施形態では、第2型ユニット12と第3型ユニット13に潤滑油を流すようにしたが、全ての型ユニット11,12,13,14に流しても良いし、どれか1つの型ユニットもしくは3つの型ユニットでも良い。型ユニット11,12,13,14の組み合わせについても種々変更可能である。この場合、潤滑油を供給したい型ユニットには、金型側流路を設け、潤滑油を供給する必要のない型ユニットには凹部を設けることで対応できる。
または、図6に示すように、金型側流路65と凹部66を全ての型ユニット11,12,13,14に対応するように設けておき、潤滑油を供給する必要のある型ユニットの凹部66に、この凹部形状に対応した円盤状部材67をねじ締め等によって嵌めるようにしても良い。円盤状部材67の中心には、孔68が部材の厚みを貫通して形成されている。
金型をプレス機に取り付けたときには、円盤状部材67が弁体72を押す押圧部として機能し弁体72が押し上げられ、上記第1実施形態と同様に、スライド側流路と、孔68と、金型側流路65とが連通する。すなわち、円盤状部材67の取り付け有無で同一の型ユニットに対しても潤滑油を供給するかしないかを適宜切り替えることができる。
上記第1実施形態において、弁頭部74の切り欠き76は複数設けても良い。
上記第1実施形態では、複数の型ユニット11,12,13,14を有する多工程プレス機としたが、一つの型ユニットを設けるプレス機でも良い。
上記第1実施形態における弁体72は、断面T字形状としたが、弁体がコイルばね73の付勢力に抗して移動することで流路が繋がれば良く、球形状や、先端が金型側に先細となる錐形状等でも良い。また、弁体内流路77を設けなくても良い。金型側流路内もしくは近傍に、弁体を押圧可能な押圧部としての凸部を設けるようにしても良い。
また、弁体72の先端は必ずしもスライド2の端面から突出していなくても良い。スライド2の端面と同一面、もしくは上方に引っ込むように形成し、金型側に端面から突出する凸部を形成し、この凸部を押圧部として機能させて弁体を押圧可能であれば良い。
上記第1実施形態では、スライド側流路51,52,53,54を複数設けたが、一つでも良い。例えば、図7に示すプレス機100のように、一つのスライド側流路81から、逆止弁82を介して、複数の金型側流路83,84,85,86へ金型400内で分岐するようにしても良い。
上記第1実施形態では、打ち抜き方向を天地方向の重力下方向と一致させたが、必ずしも一致している必要はなく、重力下方向に対して若干斜めでも良い。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1,10 ・・・プレス機
2 ・・・スライド
3 ・・・ボルスタプレート
4,40 ・・・金型
5 ・・・プレス機用潤滑油供給装置
21,22,23,24 ・・・上型(可動型)
31,32,33,34 ・・・下型(固定型)
51,52,53,54 ・・・供給側流路
61,62 ・・・金型側流路
71 ・・・弁座
72 ・・・弁体
73 ・・・コイルばね(付勢部材)
152 ・・・押圧部

Claims (3)

  1. 被加工部材に対して往復動可能なスライド(2)と、
    前記スライドに対向して設けられるボルスタプレート(3)と、
    稼働時に前記スライドと共に可動する可動型(21,22,23,24)、および前記ボルスタプレート側に固定される固定型(31,32,33,34)、を有し、段取時に交換される金型(4,40)と、
    を有するプレス機(1,10)に設けられるプレス機用潤滑油供給装置であって、
    潤滑油が供給される流路であり前記スライド又は前記ボルスタプレートに形成される供給側流路(51,52,53,54)に設けられる弁座(71)と、
    前記弁座に対して着座する又は離座することにより前記供給側流路を開閉する弁体(72)と、
    前記弁体を前記弁座に着座する方向に付勢する付勢部材(73)と、
    前記金型に設けられ、前記金型が前記スライドと前記ボルスタプレートとの間に取り付けられた取付時に、前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁体を離座する方向に押す押圧部(152)と、
    を備え、前記金型は、前記取付時に前記弁体の開動作により前記供給側流路と連通可能に対向し、かつ、プレス加工面に連通する金型側流路(61,62)が形成され、
    前記金型は、前記可動型と前記固定型とを含んで構成される型ユニット(11,12,13,14)を複数有し、
    前記供給側流路は、少なくとも前記型ユニットの数以上の複数個形成されており、
    前記金型の前記段取時に前記金型が前記スライドと前記ボルスタプレートとの間に取り付けられていない状態において、前記弁体の前記金型側の先端(751)、前記スライド又は前記ボルスタプレートのうち前記弁体が設けられる部材の前記金型に対向する端面(25)より突出しており、
    前記金型には、潤滑液を供給する任意の前記型ユニット(12,13)に対応し前記取付時に前記弁体と対向する位置に、前記弁体の前記先端を押す前記押圧部が形成され、潤滑液を供給しない他の前記型ユニット(11,14)に対応し前記取付時に前記弁体と対向する位置に、前記弁体の前記先端と非接触となる凹部(63,64)が形成されているプレス機用潤滑油供給装置。
  2. 前記押圧部は、前記弁体の前記金型側の前記端に当接する当接面(151)を有している請求項1に記載のプレス機用潤滑油供給装置。
  3. 前記供給側流路は前記スライドに設けられており、
    前記金型側流路は前記可動型に設けられている請求項1または請求項2に記載のプレス機用潤滑油供給装置。
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