JP6574604B2 - 通信遮断装置および通信システム - Google Patents

通信遮断装置および通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6574604B2
JP6574604B2 JP2015095457A JP2015095457A JP6574604B2 JP 6574604 B2 JP6574604 B2 JP 6574604B2 JP 2015095457 A JP2015095457 A JP 2015095457A JP 2015095457 A JP2015095457 A JP 2015095457A JP 6574604 B2 JP6574604 B2 JP 6574604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
usage rate
bandwidth usage
excessive
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015095457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016213653A (ja
Inventor
陽介 前川
陽介 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015095457A priority Critical patent/JP6574604B2/ja
Publication of JP2016213653A publication Critical patent/JP2016213653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6574604B2 publication Critical patent/JP6574604B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、所定の条件に基いて通信を遮断する通信遮断装置およびその装置を備える通信システムに関する。
近年、自動車の電子化が進み、各種車載機器を制御するために複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)を搭載する傾向にある。
そして、各ECU間で、連係動作を行うため、或いは制御情報を共有するためのデータ通信を行うように、各ECUを共通の多重通信線に接続して車内ネットワーク(車載LAN)を構築している。
このような車内ネットワークには、CAN(Controller Area Network)等のバスシステムが採用されることが多い。
ところで、車載LANにおいて、車載機器用の通信バスにおける使用帯域量は、一時的且つ突発的な通信量増大に対応するために、比較的低く抑えられている。即ち、例えば、通信バスの使用帯域量は、各ECUとの通信量を平均化した使用帯域量とされる。
通信バスの通信量等の制御などに関する技術は種々提案されている(例えば、特許文献1等)。
特許第4313800号
ところで、車載LANの設計時には想定していない通信量を要する電気機器が自動車に追加され、通信バスの使用帯域量が継続的または一時的に増大する場合がある。
また、車載LANに対する外部からのネットワーク攻撃などにより、通信バスの使用帯域量が継続的に増大する虞が考えられる。
このような場合には、通信バスの使用帯域量の増大により、ゲートウェイやルータなど車載LANの構成機器の処理負荷が大きくなるという不都合があった。
これにより、通信ネットワーク(車載LAN)の各構成機器の動作に不具合を生じたり、通信ネットワーク全体に遅延等の動作不全を生じるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、帯域使用率が増大する状態が継続した場合であっても通信ネットワークの各構成機器および通信ネットワーク全体の動作不全等の発生を抑制できる通信遮断装置および通信システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の通信遮断装置は、複数の電気機器が接続された通信バスを有する通信ネットワークに配置され、前記各電気機器と前記通信バスとの接続を遮断する通信遮断装置であって、 前記各電気機器について、稼働状態を維持する重要度に応じた重み付けがされ、前記各電気機器について、許容する帯域使用率を予め設定し保存する帯域使用率設定手段と、前記各電気機器について、過剰な帯域使用の許容時間が、前記重要度が高いほど長くなるように予め設定し保存する過剰許容時間設定手段と、前記各電気機器について、帯域使用率を検出する帯域使用率検出手段と、前記帯域使用率検出手段で検出された帯域使用率と、前記帯域使用率設定手段で保存されている許容する帯域使用率と、前記過剰許容時間設定手段で保存されている過剰な帯域使用の許容時間とに基いて、各電気機器について前記通信バスとの接続を遮断するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基いて、該当する電気機器について、前記重要度の低い順に、前記通信バスとの接続を遮断する通信遮断手段と、を備えることを要旨とする。
請求項2に係る通信遮断装置は、請求項1に記載の発明について、通信を遮断した電気機器について、所定条件下で通信バスとの接続を再開させる通信再開手段をさらに備えることを要旨とする。
請求項3に係る通信遮断装置は、請求項1または請求項2に記載の発明について、前記帯域使用率検出手段は、前記通信ネットワークの上流および下流からの帯域使用率を検出し、前記判定手段は、前記帯域使用率検出手段による検出結果に基いて、過剰な帯域使用が通信ネットワークの上流側または下流側の何れで発生しているかを判定することを要旨とする。
請求項4に係る通信システムは、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の通信遮断装置を備えることを要旨とする。
本発明によれば、帯域使用率が増大する状態が継続した場合であっても通信ネットワークの各構成機器および通信ネットワーク全体の動作不全等の発生を抑制できる通信遮断装置および通信システムを提供することができる。
実施の形態に係る通信遮断装置および通信システムの機能構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態に係るに係る通信遮断装置の構成例を示す構成ブロック図である。 第1実施例に係る通信システムの構成例を示す説明図である。 第2実施例に係る通信システムの構成例を示す説明図である。 第3実施例に係る通信システムの構成例を示す説明図である。
[実施の形態]
図1および図2を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態に係る通信遮断装置および通信ネットワークの構成例)
図1は、実施の形態に係る通信遮断装置1および通信システムS1の機能構成を示す機能ブロック図、図2は、実施の形態に係るに係る通信遮断装置1Aの構成例を示す構成ブロック図である。
なお、本実施の形態に係る通信システムS1は、CAN(Controller Area Network)等のバスシステムを利用した車内ネットワーク(車載LAN)システムとして構成される。
図1に示すように、通信遮断装置1は、車載されるエアコン、オーディオ機器、通信機器等の複数の電気機器E1〜E3が接続された通信バスBを有する通信ネットワーク(車載LAN)Nに配置され、各電気機器E1〜E3と通信バスBとの接続を遮断するように構成されている。
より具体的には、通信遮断装置1は、各電気機器E1〜E3について、許容する帯域使用率を予め設定し保存する帯域使用率設定手段10と、各電気機器E1〜E3について、過剰な帯域使用の許容時間を予め設定し保存する過剰許容時間設定手段11と、各電気機器にE1〜E3ついて、帯域使用率を検出する帯域使用率検出手段12と、帯域使用率検出手段12で検出された帯域使用率と、帯域使用率設定手段10で保存されている許容する帯域使用率と、過剰許容時間設定手段11で保存されている過剰な帯域使用の許容時間とに基いて、各電気機器E1〜E3について通信バスBとの接続を遮断するか否かを判定する判定手段13と、判定手段13の判定結果に基いて、該当する電気機器(E1〜E3の何れか)について通信バスBとの接続を遮断する通信遮断手段14とを備えている。
なお、本実施の形態に係る通信遮断装置1は、通信を遮断した電気機器(E1〜E3の何れか)について、所定条件下で通信バスBとの接続を再開させる通信再開手段15をさらに備えている。
なお、通信遮断装置1は、マイクロコンピュータ等で構成され、各手段10〜15の少なくとも一部は、マイクロコンピュータ等で処理可能なソフトウェアとして構成することができる。
また、帯域使用率検出手段12は、通信ネットワークNの上流(各電気機器E1〜E3から離れる方向)および下流(各電気機器E1〜E3に近接する方向)からの帯域使用率を検出し、判定手段13は、帯域使用率検出手段12による検出結果に基いて、過剰な帯域使用が通信ネットワークNの上流側または下流側の何れで発生しているかを判定するようにできる。
また、各電気機器E1〜E3は、それぞれ電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)100a〜100cを介して、通信遮断装置1に接続されている。
なお、本実施の形態では、通信遮断装置1に3台の電気機器E1〜E3が接続される場合を示すが、これに限定されず、2台または4台以上の電気機器を接続するようにしてもよいし、或いは1台の電気機器を接続する場合であってもよい。
次に、図2の構成ブロック図を参照して、実施の形態に係るに係る通信遮断装置1Aの構成例について説明する。
図2に示す通信遮断装置1Aは、図1に示す機能構成を実現可能な構成として例示するものである。
通信遮断装置1Aは、帯域使用率設定手段10としての許容使用率保持部10aを備える。
許容使用率保持部10aは、各電気機器E1〜E3毎に、許容する帯域使用率を予め設定するために図示しないキーボード等の入力装置を備えるようにできる。
なお、電気機器E1〜E3を一つの機器として許容する帯域使用率を設定するようにしてもよい。
また、許容使用率保持部10a自体は、設定された帯域使用率に関する数値データを格納する不揮発性メモリ等で構成することができる。
本構成例では、通信における1通信(1メッセージ)あたりの平均電圧変化数を帯域使用率として設定する。なお、設計範囲としての平均電圧変化数を帯域使用率として設定するようにしてもよい。
また、通信遮断装置1Aは、過剰許容時間設定手段11としての許容時間保持部11aを備える。
許容時間保持部11aは、各電気機器E1〜E3毎に、過剰な帯域使用の許容時間を予め設定するために図示しないキーボード等の入力装置を備えるようにできる。
なお、電気機器E1〜E3を一つの機器として許容する帯域使用率を設定するようにしてもよい。
また、許容時間保持部11a自体は、設定された許容時間に関する数値データを格納する不揮発性メモリ等で構成することができる。
また、通信遮断装置1Aは、判定手段13としての状況判断部13aを備えている。
状況判断部13aには、「過剰な帯域使用の許容時間」を超えたか否かの判定を行うための時間を計測するタイマT1、T2が接続されている。
また、状況判断部13aには、通信遮断手段14としての回路切断機構14aが接続されている。なお、回路切断機構14aとしては、状況判断部13aの制御によりオン・オフ可能なリレー等を用いることができる。
また、通信遮断装置1Aは、通信バスB側の電線を接続する電線受入口201と、ECU側の電線を接続する電線受入口203とを備える。
そして、回路切断機構14aと電線受入口201との間、および回路切断機構14aと電線受入口203との間には、帯域使用率を検出する帯域使用率検出手段12としての電圧変化数カウンタ202、204がそれぞれ配設されている。
そして、電線受入口201は、通信バスBからの電気的信号を受信し、電線受入口203は、ECU100a〜100cからの電気的信号を受信する。
許容使用率保持部10aは、時間当たりの平均電圧変化数についての許容値(許容使用率)を保持している。
許容時間保持部11aは、許容使用率を超えた値が、どれくらいの時間継続することを許容するかを定めた時間値(許容時間)を保持している。
そして、許容使用率を超えた値が許容時間を超えて継続したと、状況判断部13aが判定した場合に、回路切断機構14aは、通信を物理的または論理的に遮断する。
これにより、帯域使用率が増大する状態が継続する場合であっても通信ネットワーク(車載LAN)の各電気機器E1〜E3および通信システムS1全体の動作不全等の発生を抑制することができる。
なお、状況判断部13aにおいて、許容使用率を超えた値が、許容時間を超えて継続した状態が解消したと判定された場合には、回路切断機構14aによる通信遮断状態を解除して、該当する電気機器(E1〜E3の何れか)と通信バスBとの通信を再開するようにしてもよい。
また、帯域使用率検出手段12としての電圧変化数カウンタ202、204は、通信ネットワークの上流および下流からの電圧変化数を検出し、状況判断部13aは、電圧変化数カウンタ202、204による検出結果に基いて、過剰な帯域使用が通信ネットワークの上流側または下流側の何れで発生しているかを判定するようにできる。
また、通信ネットワークの上流側を過剰な帯域使用による影響を避けて稼働状態を維持したい場合に、下流方向から過剰な帯域使用と判定した場合のみ、通信遮断を実施するようにできる。これにより、過剰な帯域使用による影響が上流側に拡大する事態を回避することができる。
(第1実施例に係る通信システムの構成例)
図3は、第1実施例に係る通信システムS2の構成例を示す説明図である。
第1実施例に係る通信システムS2は、通信バスBに接続された3台の通信遮断装置1a〜1cと、各通信遮断装置1a〜1cに接続されたECU100a〜100cとから構成されている。
ここで、図3に示す例では、ECU100aの重要度は「低」、ECU100bの重要度は「中」、ECU100cの重要度は「高」というように重み付けがされている。
そして、各ECU100a〜100cから出力された信号(メッセージ)は、必ず通信遮断装置1a〜1cを経由して通信バスBに出力される。
第1実施例に係る通信システムS2は、このような構成によって、過剰な帯域使用が生じた際には、各通信遮断装置1a〜1cが通信を遮断することで確実に各ECU100a〜100cが出力した信号(メッセージ)を通信バスBに流通させないようにできる。
また、重要度の高いECUほど、その付近にある通信遮断装置の許容時間について、ゲートウェイ付近にある通信遮断装置の許容時間を超えない範囲で長く設定することによって、過剰な帯域使用が生じた際には、より重要度の低いECUから順にその通信を遮断させるようにできる。
即ち、車載LANは一般的にバス型通信を採用していることから、何れのECUから出力された信号(メッセージ)であっても全てのECU100a〜100cに到達してしまう。そして、過剰な帯域使用が生じた際には、その過剰な帯域使用を全ての通信遮断装置1a〜1cが検知し、全ての通信遮断装置1a〜1cが通信遮断のためのカウント(タイマT1、T2による計時)を開始する。
しかしながら、重要度の高いECUほど、通信遮断するまでの時間を長く設定しているので、各ECU100a〜100cの遮断タイミングに差を生じさせることができる。
これにより、重要度の低いECU100a→ECU100b→ECU100cの順に通信が遮断される。
そして、過剰な帯域使用を生じていたECUからの信号(メッセージ)の通信バスBへの伝達が遮断された時点で、より重要度が高く、未だ通信遮断されていないECUからの信号の出力はその後も継続され、当該ECUに接続された電気機器の稼働状態を維持することが可能となる。これにより、過剰な帯域使用による影響を抑制しつつ、ユーザの利便性を保持することができる。
(第2実施例に係る通信システムの構成例)
図4は、第2実施例に係る通信システムS3の構成例を示す説明図である。
第2実施例に係る通信システムS3は、ゲートウェイGを介して接続される通信遮断装置1a、1bを備えている。
通信遮断装置1aには、通信バスB1に接続された3台の通信遮断装置1c〜1eと、各通信遮断装置1c〜1eに接続されたECU100a〜100cが設けられている。
また、通信遮断装置1bには、通信バスB2に接続された3台の通信遮断装置1f〜1hと、各通信遮断装置1f〜1hに接続されたECU100d〜100fが設けられている。
ここで、図4に示す例では、ECU100aの重要度は「低」、ECU100bの重要度は「中」、ECU100cの重要度は「高」というように重み付けがされている。
そして、ECU付近の通信遮断装置1c〜1hとゲートウェイG付近の通信遮断装置1a、1bの間にはバスBa、Bbが存在している。
ここでは、このバスBa、Bbに対して設計時に予期していない電気機器(ECU100a〜100fに接続される)が設けられる場合を想定する。
このように新たに接続した電気機器が、過剰に帯域を使用する多量の信号(メッセージ)を出力する場合に、何の対策も施さないと、車載LAN全体に対して多量の信号(メッセージ)が流通することになり、ゲートウェイG等の処理負荷が過多になるなどの異常を誘発し、車裁LANに動作不全を生じる虞がある。
そこで、第2実施例に係る通信システムS3では、ゲートウェイGとバスBa、Bbとの間にも通信遮断装置1a、1bを設置する構成としている。
このような構成により、第2実施例に係る通信システムS3では、通信バスB1、B2に新たに接続した機器が、過剰に帯域を使用する多量の信号(メッセージ)を出力した場合には、まずECU付近の通信遮断装置1c〜1hが通信を遮断し、それに続いてゲートウェイG付近の通信遮断装置1a、1bの通信を遮断する。
これにより、過剰な帯域使用の影響がゲートウェイGや他のバスに伝搬することを防ぎ、異常状態を特定バスに封じ込めることで、車載LANにおける他のバスにおける通信を継続させることができ、過剰な帯域使用による影響を抑制しつつ、ユーザの利便性を保持することができる。
(第3実施例に係る通信システムの構成例)
図5は、第3実施例に係る通信システムS4の構成例を示す説明図である。
第3実施例に係る通信システムS4は、通信バスB1、B2に接続された1台の通信遮断装置1と、通信バスB1に接続されたECU100a〜100cと、通信バスB2に接続されたECU100d〜100fとから構成されている。
ここで、図5に示す例では、ECU100a〜100cの重要度は「低」、ECU100d〜100fの重要度は「高」というように重み付けがされている。
ここで、一般的なバス型ネットワークにおいては、接続された全てのECUのデータが1本のバス上を流通する。
よって、何れかのECUが送信している間は、帯域が占有されることとなり、他のECUの送信が妨げられてしまう。
このため、たとえ優先度の高い信号(メッセージ)を送信したい場合であっても、優先度の低い信号(メッセージ)の送信中は送信不可となり、低優先度の信号(メッセージ)が多い場合には、高い優先度の信号(メッセージ)が待たされるという不都合を生じる。
また、悪意あるECUによって故意に優先度の高い信号(メッセージ)を連続して送信されたような場合には、他のECUの送信が妨げられるという問題もある。
このように重要度が低いECU等からのメッセージ送信により、重要度が高いECUのメッセージ送信が十分に行えない状態を回避したいという要望がある。
そこで、第3実施例に係る通信システムS4では、最低限保護したいバス空間である通信バスB2(重要度が高いECU100d〜100fが接続されたバス空間)を、通信遮断装置1で隔離することで、過剰な信号(メッセージ)が流通した際に、通信を遮断して、保護したい通信バスB2と、それ以外の通信バスB1とに信号(メッセージ)の流通空間を限定している。
これにより、最低限保護したい通信バスB2は、他の通信バスB1から隔離された状態で信号(メッセージ)の送受信を継続可能となる。
また、最低限保護したい通信バスB2以外であっても、通信遮断装置1までの経路上に接続されたECU間では、継続して通信することが可能であり、限定的ではあるが、ある程度の機能維持が可能となり、過剰な帯域使用による影響を抑制しつつ、ユーザの利便性を保持することができる。
以上、本発明の通信遮断装置および通信システムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、ゲートウェイG付近にある通信遮断装置の許容時間よりも、ECU100a〜100c付近にある通信遮断装置の許容時間を短く設定するとよい。
また、重要度の高いECUほど、その付近にある通信遮断装置の許容時間は、ゲートウェイG付近にある通信遮断装置の許容時間を超えない範囲で長く設定するとよい。
S1〜S4…通信システム
B、B1、B2、Ba、Bb…通信バス
E1〜E3…電気機器
G…ゲートウェイ
N…通信ネットワーク
T1、T2…タイマ
1、1A、1a〜1f…通信遮断装置
10…帯域使用率設定手段
10a…許容使用率保持部
11…過剰許容時間設定手段
11a…許容時間保持部
12…帯域使用率検出手段
13…判定手段
13a…状況判断部
14…通信遮断手段
14a…回路切断機構
15…通信再開手段
100a〜100f…ECU
201、203…電線受入口
202、204…電圧変化数カウンタ

Claims (4)

  1. 複数の電気機器が接続された通信バスを有する通信ネットワークに配置され、前記各電気機器と前記通信バスとの接続を遮断する通信遮断装置であって、
    前記各電気機器について、稼働状態を維持する重要度に応じた重み付けがされ、
    前記各電気機器について、許容する帯域使用率を予め設定し保存する帯域使用率設定手段と、
    前記各電気機器について、過剰な帯域使用の許容時間が、前記重要度が高いほど長くなるように予め設定し保存する過剰許容時間設定手段と、
    前記各電気機器について、帯域使用率を検出する帯域使用率検出手段と、
    前記帯域使用率検出手段で検出された帯域使用率と、前記帯域使用率設定手段で保存されている許容する帯域使用率と、前記過剰許容時間設定手段で保存されている過剰な帯域使用の許容時間とに基いて、各電気機器について前記通信バスとの接続を遮断するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基いて、該当する電気機器について、前記重要度の低い順に、前記通信バスとの接続を遮断する通信遮断手段と、
    を備えることを特徴とする通信遮断装置。
  2. 通信を遮断した電気機器について、所定条件下で通信バスとの接続を再開させる通信再開手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信遮断装置。
  3. 前記帯域使用率検出手段は、前記通信ネットワークの上流および下流からの帯域使用率を検出し、
    前記判定手段は、前記帯域使用率検出手段による検出結果に基いて、過剰な帯域使用が通信ネットワークの上流側または下流側の何れで発生しているかを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信遮断装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の通信遮断装置を備えることを特徴とする通信システム。
JP2015095457A 2015-05-08 2015-05-08 通信遮断装置および通信システム Active JP6574604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095457A JP6574604B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 通信遮断装置および通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095457A JP6574604B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 通信遮断装置および通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213653A JP2016213653A (ja) 2016-12-15
JP6574604B2 true JP6574604B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=57552142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015095457A Active JP6574604B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 通信遮断装置および通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6574604B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6964277B2 (ja) * 2018-03-30 2021-11-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信遮断システム、通信遮断方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016213653A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10404721B2 (en) Communication device for detecting transmission of an improper message to a network
EP3358788A1 (en) Illegality detection electronic control unit, vehicle onboard network system, and communication method
JP6747361B2 (ja) 通信システム、通信装置、中継装置、通信IC(Integrated Circuit)、制御IC及び通信方法
JP2011131762A (ja) データ中継用制御装置および車両制御システム
US10250406B2 (en) Communication system for allowing one of multiple nodes connected via a network to control hardware of another node by transmitting interrupt data
JP6574604B2 (ja) 通信遮断装置および通信システム
JP2015005825A (ja) セキュリティ装置
US10516592B2 (en) Communication system, bus load monitoring device, and bus load monitoring method
CN113454605A (zh) 运算设备维护方法及装置、存储介质和程序产品
US10116570B2 (en) In-vehicle network system
JP6913869B2 (ja) 監視装置、監視システムおよびコンピュータプログラム
CN110637445A (zh) 中继装置、中继方法及中继程序
JP2014120845A (ja) 通信システム
US11297007B2 (en) Relay apparatus
US11349685B2 (en) Relay device
CN107800599B (zh) 车载控制装置
CN112368978B (zh) 车载通信系统、数据取得装置、管理装置及监视方法
JP2005277896A (ja) 車載ネットワーク拡張装置及び車載電子制御ユニット
JP6137033B2 (ja) 車載ネットワークシステム及び車載中継装置
JP2014164488A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
CN113328983B (zh) 非法信号检测装置
WO2018043264A1 (ja) 通信システム、通信装置、中継装置、通信IC(Integrated Circuit)、制御IC及び通信方法
JP5920038B2 (ja) 車載通信装置
WO2023171242A1 (ja) 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラム
WO2022230492A1 (ja) 車載中継装置、中継方法および中継プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6574604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250