JP6573269B1 - カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置、プログラム - Google Patents

カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置の提供。【解決手段】本発明のサーバ装置は、クライアント装置から個人特定情報と個人識別情報とクライアント識別情報とを受信することと、受信された個人特定情報をメモリ部に一時的に記憶することと、データベース部に格納されている複数の個人履歴情報のうち、受信された個人識別情報と受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、一時的に記憶された個人特定情報と特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、特定された個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置、プログラムに関する。
従来から、ユーザIDやパスワードを登録することなく、相手方の「電話番号」を知っているだけでその相手方にメッセージを配信することが可能なメッセージ配信アプリケーションが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
ディライテッド株式会社、"「+(プラス)メッセージ」とは?大手キャリアは既存チャットに勝てるか"、[online]、[平成31年2月19日検索]、インターネット<URL:https://businesschatmaster.com/bz-chat/plus-message>
メッセージを発信したい発信元の企業(メッセージ発信元企業)が、上述したメッセージアプリケーションを利用してメッセージの配信を行う他の企業(メッセージ配信企業)に委託する場合、本来、電話番号などの個人特定情報はメッセージ発信元企業のみが保有して外部の企業に対しては秘匿しておきたいところであるが、メッセージを配信してもらうために電話番号をメッセージ配信企業に渡さざるを得ないという課題があった。特に、メッセージ配信企業がカスタマイズされたコンテンツ配信を行うためには、通常、メッセージ配信企業が電話番号などの個人特定情報を保有する必要があるが、そのようなことはメッセージ発信元企業が許容しないという課題があった。
本発明は、メッセージを配信するために個人特定情報を必要とするメッセージ配信アプリケーションを利用しつつ、個人特定情報を保有することなくカスタマイズされたコンテンツ配信を実行することを可能にするサーバ装置、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報と、前記クライアント装置を使用するクライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、前記クライアントに関連するクライアントのグループを識別するためのグループ識別情報と、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたグループ識別情報とに関連付けられた第2の個人履歴情報を特定することとをさらに実行するように構成されており、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記第2の個人履歴情報にさらに基づいて行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、前記第1の個人履歴情報、および、前記第2の個人履歴情報を更新することをさらに実行するように構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、コンテンツが配信されるタイミングをカスタマイズすることを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記データベース部には、複数のフォーマットがさらに格納されており、前記プロセッサ部は、前記一時的に記憶された個人特定情報、および/または、前記第1の個人履歴情報、および/または、前記第2の個人履歴情報に基づいて、前記複数のフォーマットの中から配信用フォーマットを特定することをさらに実行するように構成されており、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記特定された配信用フォーマットにさらに基づいて行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、配信用フォーマットを受信することをさらに実行するように構成されており、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記受信された配信用フォーマットにさらに基づいて行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報がさらに格納されており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人識別情報のうちの前記特定された第1の個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することをさらに実行するように構成されており、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定されたクラスタ履歴情報にさらに基づいて実行されてもよい。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記クライアント装置を使用するクライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの実施形態では、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することは、所定の関数を用いて前記一時的に記憶された個人特定情報を前記個人識別情報に変換することを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記所定の関数を用いて前記一時的に記憶された個人特定情報を前記個人識別情報に変換することは、所定のロジックを用いて前記一時的に記憶された個人特定情報を中間識別情報に変換することと、前記所定の関数を用いて前記中間識別情報を前記個人識別情報に変換することとを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記所定の関数は、不可逆変換関数であってもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、前記クライアントに関連するクライアントのグループを識別するためのグループ識別情報と、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたグループ識別情報とに関連付けられた第2の個人履歴情報を特定することとをさらに実行するように構成されており、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記第2の個人履歴情報にさらに基づいて行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、前記第1の個人履歴情報、および、前記第2の個人履歴情報を更新することをさらに実行するように構成されていてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、コンテンツが配信されるタイミングをカスタマイズすることを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記データベース部には、複数のフォーマットがさらに格納されており、前記プロセッサ部は、前記一時的に記憶された個人特定情報、および/または、前記第1の個人履歴情報、および/または、前記第2の個人履歴情報に基づいて、前記複数のフォーマットの中から配信用フォーマットを特定することをさらに実行するように構成されており、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記受信された配信用フォーマットにさらに基づいて行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、配信用フォーマットを受信することをさらに実行するように構成されており、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記受信された配信用フォーマットにさらに基づいて行われてもよい。
本発明の1つの実施形態では、前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報がさらに格納されており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人履歴情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人識別情報のうちの前記特定された第1の個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することをさらに実行するように構成されており、前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定されたクラスタ履歴情報にさらに基づいて実行されてもよい。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人識別情報のうちの前記特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報を受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のノイズ付きクラスタ履歴情報が格納されており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数のノイズ付きクラスタ履歴情報のうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたノイズ付きクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報を受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のモデルが格納されており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数のモデルのうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたモデルを特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたモデルとに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
を少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの局面において、本発明のサーバ装置は、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記プロセッサ部は、前記クライアント装置から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、前記個人特定情報によって特定される個人用のモデルとを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記受信されたモデルとに少なくとも基づいて、前記個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行するように構成されている。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のするためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報と、前記クライアント装置を使用するクライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記プロセッサ部は、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記クライアント装置を使用するクライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記クライアント装置を使用するクライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のノイズ付きクラスタ履歴情報が格納されており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数のノイズ付きクラスタ履歴情報のうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたノイズ付きクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報を受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のモデルが格納されており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報とを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記データベース部に格納されている前記複数のモデルのうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたモデルを特定することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたモデルとに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、カスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであり、前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、前記サーバ装置は、クライアント装置と通信可能なように構成されており、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記クライアント装置から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、前記個人特定情報によって特定される個人用のモデルとを受信することと、前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、前記一時的に記憶された個人特定情報と前記受信されたモデルとに少なくとも基づいて、前記個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明によれば、メッセージを配信するために個人特定情報を必要とするメッセージ配信アプリケーションを利用しつつ、個人特定情報を保有することなく、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行することを可能にするサーバ装置、プログラムを提供することが可能である。
個人特定情報を保有することなくより精度の高いコンテンツ配信のカスタマイズを実現するための新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム100の構成の一例を示す図 個人履歴データベース部151に格納されている情報の構成の一例を示す図 データベース部160〜160のそれぞれに格納されている情報の構成の一例を示す図 コンピュータシステム100において実行される処理のフローの一例を示す図 個人特定情報を保有することなくより精度の高いコンテンツ配信のカスタマイズを実現するための新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム100’の構成の一例を示す図 コンピュータシステム100’において実行される処理のフローの一例を示す図 個人特定情報を保有することなくより精度の高いコンテンツ配信のカスタマイズを実現するための新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム100”の構成の一例を示す図 識別情報データベース部152に格納されている情報の構成の一例を示す図 コンピュータシステム100”において実行される処理のフローの一例を示す図 クラスタ履歴データベース部に格納されている情報の構成の一例を示す図 サーバ装置110において実行される処理のフローの一例を示す図 ステップS402’における判定結果が「No」である場合にステップS402’の後にコンピュータシステム100において実行される処理のフローの一例を示す図 ステップS402’における判定結果が「No」である場合にステップS402’の後にコンピュータシステム100において実行される処理のフローの他の一例を示す図 ステップS600’における判定結果が「No」である場合にステップS600’の後にコンピュータシステム100’において実行される処理のフローの一例を示す図 ステップS600’における判定結果が「No」である場合にステップS600’の後にコンピュータシステム100’において実行される処理のフローの他の一例を示す図 上述した新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム1400の構成の一例を示す図 識別情報データベース部152’に格納されている情報の構成の一例を示す図 モデルデータベース部153に格納されている情報の構成の一例を示す図 コンピュータシステム1400において実行される処理のフローの一例を示す図 コンピュータシステム1400において実行される処理のフローの他の一例を示す図
以下、本明細書において用いられる用語を定義する。
・「個人」とは、自然人および法人を含む。
・「個人情報」とは、特定の個人に関する情報をいう。「個人情報」の一例は、個人の氏名、性別、生年月日、年齢、住所、勤務先の名称、財産、地位、身分、買い物傾向、過去の購入履歴、過去の閲覧履歴、過去の行動履歴などであるが、これらに限定されない。
・「個人特定情報」とは、個人を一意的に特定するための情報をいう。「個人特定情報」の一例は、個人の携帯電話の電話番号、保険証番号、社会保険証番号(例えば、マイナンバー)、運転免許証番号、eメールアドレス、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のアカウントIDなどであるが、これらに限定されない。また、「個人特定情報」の他の一例は、「個人情報」の組み合わせ(例えば、個人の氏名と住所との組み合わせ、個人のIDとパスワードとの組み合わせ)であるが、これらに限定されない。
・「個人識別情報」とは、個人を識別することが可能な情報であるが、個人を一意的に特定するには至らない情報をいう。
・「個人履歴情報」とは、個人の過去のサービス利用履歴を示す情報をいう。
・「クラスタ識別情報」とは、複数の個人が属するクラスタを識別することが可能な情報をいう。
・「クラスタ履歴情報」とは、複数の個人が属するクラスタごとにまとめられた過去のサービス利用履歴を示す情報をいう。
・「ノイズ付きクラスタ履歴情報」とは、所定の処理(例えば、差分プライバシー)によってノイズが付与されたクラスタ履歴情報をいう。
1.個人特定情報を保有することなくより精度の高いコンテンツ配信のカスタマイズを実現するための新しいビジネスモデル
出願人は、個人特定情報を保有することなくより精度の高いコンテンツ配信のカスタマイズを実現するための新しいビジネスモデルを提案する。このビジネスモデルは、個人識別情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを図ることにより、個人特定情報の保有を必要とすることなくコンテンツ配信のカスタマイズを可能にすることを企図したものである。また、このビジネスモデルは、複数の個人識別情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを図ることにより、個人特定情報の保有を必要とすることなくより高精度にカスタマイズされたコンテンツ配信を可能にすることを企図したものである。このビジネスモデルによれば、サーバ装置が、クライアント装置から受信された個人識別情報に基づいて個人履歴情報を特定し、サーバ装置が、クライアント装置から受信された個人特定情報をメモリ部に一時的に記憶し、一時的に記憶された個人特定情報と特定された個人履歴情報とに少なくとも基づいてカスタマイズされたコンテンツ配信を行い、サーバ装置が、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部から削除することにより、サーバ装置は、個人特定情報を保有することなく、カスタマイズされたコンテンツ配信を提供することが可能である。また、サーバ装置は、クライアントを識別するためのクライアント識別情報と、そのクライアントに関連するクライアントのグループを識別するためのグループ識別情報とに少なくとも基づいてカスタマイズされたコンテンツ配信を行い、サーバ装置が、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部から削除することにより、個人特定情報を保有することなく、クライアント自体の情報とクライアントのグループ内の情報とを横断的に参照してより高精度にカスタマイズされたコンテンツ配信を提供することが可能である。なお、本明細書では、「カスタマイズされたコンテンツ」は、例えば、特定の個人の個人情報が反映されたコンテンツ、特定の個人の個人情報に応じた情報(例えば、特定の個人の個人情報に応じて生成された情報または特定の個人の個人情報に応じて取得された情報)が反映されたコンテンツ、複数の個人の個人情報に応じた情報(例えば、複数の個人が属するクラスタごとにまとめられた個人情報に応じて生成された情報、または、複数の個人が属するクラスタごとにまとめられた個人情報に応じて取得された情報)が反映されたコンテンツなどを含む。コンテンツの一例は、静止画、動画、メッセージなどであるが、これらに限定されない。
このビジネスモデルによれば、例えば、以下に示されるような様々な最適化を図ることが可能である。
・カスタマイズされたコンテンツの閲覧の確度を高めるための配信日時の最適化
・カスタマイズされたコンテンツを閲覧する個人の満足度を高めるためのコンテンツ表現の最適化
・カスタマイズされたコンテンツ内における、コンバージョン(例えば、商品購入、お問い合わせ/資料請求、会員登録/メールマガジン登録)に対するインセンティブを提供するためのレコメンドの最適化
・カスタマイズされたコンテンツの配信結果をフィードバックすることにより、商品性の最適化へ寄与
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。なお、本明細書全体を通して、同一の構成要素には同一の参照番号を付している。
2.新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステムの構成
図1は、上述した新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム100の構成の一例を示す。図1に示される実施形態では、サーバ装置は、仲介装置を介して、個人情報(特に、個人特定情報)を保有するクライアント装置と通信し、個人特定情報と個人識別情報などとの対応関係を示す情報が格納されているデータベース部が、仲介装置に接続されている。
図1に示される実施形態では、コンピュータシステム100は、サーバ装置110と、クライアントグループAに属する少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANと、クライアントグループBに属する少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMと、サーバ装置110と少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANおよび少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMとの間の仲介装置として機能する少なくとも1つのクライアント装置130〜130と、少なくとも1人の個人によって使用される少なくとも1つのユーザ装置140〜140と、サーバ装置110に接続されているデータベース部150と、少なくとも1つのクライアント装置130〜130のそれぞれに接続されているデータベース部160〜160とを備えている。図1に示される実施形態では、少なくとも1つのクライアント装置130〜130は、それぞれ、インターネット170を介して、サーバ装置110および少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANおよび少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMと通信可能なように構成されている。サーバ装置110は、インターネット170を介して、少なくとも1つのユーザ装置140〜140とさらに通信可能なように構成されている。ここで、K、L、M、Nは、1以上の任意の整数である。
サーバ装置110は、個人特定情報を保有することなくカスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための装置である。サーバ装置110は、受信された個人特定情報をメモリ部に一時的に記憶し、一時的に記憶された個人特定情報をカスタマイズされたコンテンツ配信のために使用した後には、その一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から必ず削除する。サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を行う企業(またはその責任者・管理者)が運営・管理する情報処理装置である。サーバ装置110は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータであって、サーバとしての一般的なハードウェア構成を有している。図1に示される実施形態では、サーバ装置110は、インターフェース部111と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部112と、メモリ部113とを有している。サーバ装置110のハードウェア構成はその機能を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
インターフェース部111は、少なくとも1つのクライアント装置130〜130および少なくとも1つのユーザ装置140〜140との間の通信を制御する。
メモリ部113には、処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムを実行するために必要とされるデータ等が格納されている。メモリ部113には、例えば、図4、図6、図9、図11、図12A、図12B、図13A、図13Bに示される処理を実行するためのプログラムが格納されている。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部113に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部113にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターネット170などのネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部113にインストールされるようにしてもよいし、光ディスクやUSBなどの記憶媒体を介してメモリ部113にインストールされるようにしてもよい。
プロセッサ部112は、サーバ装置110全体の動作を制御する。プロセッサ部112は、メモリ部113に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、サーバ装置110を所望のステップを実行する装置として機能させることが可能である。
サーバ装置110には、データベース部150が接続されている。データベース部150は、個人履歴データベース部151を少なくとも含む。
クライアント装置120A1は、カスタマイズされたコンテンツ配信を希望する発信元の企業が運営・管理する情報処理装置である。図1に示される実施形態では、クライアント装置120A1は、インターネット170を介して少なくとも1つのクライアント装置130〜130のそれぞれと通信可能なように構成されている。クライアント装置120A1は、カスタマイズされたコンテンツ配信の対象の個人に関する個人特定情報と、クライアント装置120A1を識別するためのクライアント識別情報とを保有している。クライアント装置120A1は、例えば、サーバとしての一般的なハードウェア構成を有する装置であってもよいし、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であってもよいし、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。クライアント装置120A2〜120ANのそれぞれについても同様である。また、少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMのそれぞれについても同様である。
なお、クライアント装置120A1〜120ANのそれぞれは、例えば、企業単位の装置であってもよいし、1つの企業内の部署単位の装置であってもよい。クライアント装置120A1〜120ANのそれぞれが企業単位の装置である場合には、クライアントグループAは、例えば、提携企業の枠組みまたは1つの組織の枠組みを示し、クライアント装置120A1〜120ANのそれぞれが1つの企業内の部署単位の装置である場合には、クライアントグループAは、1つの企業の枠組みを示す。従って、クライアント装置120A1〜120ANのそれぞれが企業単位の装置である場合には、クライアント識別情報は、企業ごとに割り振られたものであり(すなわち、その企業については、部署および担当者が異なったとしても同一のクライアント識別情報が使用され)、クライアント装置120A1〜120ANのそれぞれが部署単位の装置である場合には、クライアント識別情報は、部署ごとに割り振られている(すなわち、その部署については、担当者が異なったとしても同一のクライアント識別情報が使用される)。
クライアント装置130(以下、仲介装置130という)は、サーバ装置110と少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANおよび少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMとの間を仲介するための情報処理装置である。仲介装置130には、個人特定情報と個人識別情報などとの対応関係を示す情報が格納されているデータベース部160が接続されている。図1に示される実施形態では、仲介装置130は、インターネット170を介してサーバ装置110およびクライアント装置120A1〜120ANのそれぞれと通信可能なように構成されている。仲介装置130は、例えば、サーバとしての一般的なハードウェア構成を有する装置であってもよいし、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であってもよいし、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。少なくとも1つのクライアント装置130〜130のそれぞれについても同様である。
少なくとも1つのユーザ装置140〜140のそれぞれは、インターネット170を介してサーバ装置110と通信することが可能なように構成されている。例えば、少なくとも1つのユーザ装置140〜140のそれぞれは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であってもよいし、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。
なお、図1に示される実施形態では、サーバ装置110および少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANおよび少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMがインターネット170を介して少なくとも1つのクライアント装置130〜130のそれぞれと通信可能であると説明したが、本発明はこれに限定されない。インターネット170の代わりに任意のタイプのネットワークを用いることも可能である。
また、図1に示される実施形態では、データベース部150は、サーバ装置110の外部に設けられているが、その態様は問わない。例えば、データベース部150は、サーバ装置110の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。あるいは、データベース部150は、サーバ装置110の内部に設けられることも可能である。データベース部150の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部150は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。
また、図1に示される実施形態では、データベース部160は、クライアント装置130の外部に設けられているが、その態様は問わない。例えば、データベース部160は、クライアント装置130の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。あるいは、データベース部160は、クライアント装置130の内部に設けられることも可能である。データベース部160の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部160は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。データベース部160〜160についても同様である。
図2は、個人履歴データベース部151に格納されている情報の構成の一例を示す。
個人履歴データベース部151には、個人の配信サービス利用履歴を示す複数の個人履歴情報が格納されている。個人の配信サービス利用履歴を示す個人履歴情報は、個人識別情報によって識別されることが可能である。複数の個人識別情報は、それぞれ、各配信を識別するための配信識別情報に関連付けられた個人履歴情報、クライアントを識別するためのクライアント識別情報に関連付けられた個人履歴情報、および、クライアントのグループを識別するためのグループ識別情報に関連付けられた個人履歴情報に関連付けられている。
配信識別情報に関連付けられた個人履歴情報、クライアント識別情報に関連付けられた個人履歴情報、および、グループ識別情報に関連付けられた個人履歴情報は、それぞれ、例えば、配信時期・配信期間(配信したタイミング)、配信エリア、配信内容、配信結果、個人の閲覧タイミングに関する情報などを含む。配信内容の一例は、定期預金の満期のご案内および満期後の手続きのご案内、保険商品に関するご案内、新規投資商品に関するご案内などであるが、これらに限定されない。配信結果の一例は、配信エリア、配信期間、配信の閲覧日時、個人の年齢層、個人のタイプ(例えば、個人の預金タイプ(例えば、富裕層型、平凡型、貧困層型)、個人の思考タイプ(例えば、リスク許容型、リスク回避型))、個人が契約している配信プラン、個人への督促回数などであるが、これらに限定されない。個人の閲覧タイミングに関する情報の一例は、水曜日〇時は閲覧されやすい、平日△時〜□時は閲覧されやすいなどであるが、これらに限定されない。なお、個人への督促回数は、例えば、サーバ装置110が、督促に関するコンテンツ配信の前に「督促」ラベルをコンテンツにラベリング(またはタグ付け)することにより、配信結果に含まれる「督促」ラベルに基づいて算出されることが可能である。
図3は、データベース部160〜160のそれぞれに格納されている情報の構成の一例を示す。
データベース部160〜160のそれぞれには、個人特定情報と個人識別情報などとの対応関係を示す情報が格納されている。具体的には、データベース部160〜160のそれぞれには、個人特定情報と、組み合わせ(個人識別情報,クライアント識別情報,グループ識別情報)との対応関係を示す情報が格納されている。図3に示される実施形態では、例えば、個人特定情報「電話番号:080−〇〇〇−×××」に対応する(個人識別情報,クライアント識別情報,グループ識別情報)は、それぞれ、(16CQW,CXXAA,GXXA)である。
3.コンピュータシステムの処理
図4は、コンピュータシステム100において実行される処理のフローの一例を示す。なお、図4に示される実施形態では、クライアント装置120A1は、個人情報(特に、個人特定情報)を保有しているものとする。以下、図4に示される各ステップを説明する。
ステップS401:クライアント装置120A1は、個人特定情報と、配信用フォーマットとを仲介装置130に送信する。配信用フォーマットは、配信されるコンテンツのベースである。配信用フォーマットは、例えば、クライアント装置120A1が保有している所定のフォーマットであってもよいし、サーバ装置110から事前に提供された所定のフォーマットであってもよい。
ステップS402:仲介装置130は、クライアント装置120A1から、個人特定情報と、配信用フォーマットとを受信する。
ステップS403:仲介装置130は、データベース部160に格納されている複数の個人識別情報および複数のクライアント識別情報のうち、受信された個人特定情報に対応する個人識別情報と、受信された個人特定情報に対応するクライアント識別情報とを特定する。
ステップS404:仲介装置130は、特定された個人識別情報と、特定されたクライアント識別情報と、受信された配信用フォーマットとをサーバ装置110に送信する。
ステップS405:サーバ装置110は、仲介装置130から、特定された個人識別情報と、特定されたクライアント識別情報と、受信された配信用フォーマットとを受信する。
ステップS406:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS405において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS407:サーバ装置110は、個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人履歴情報のうち、受信された個人識別情報と受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報を特定する。これにより、「受信された個人識別情報によって識別される個人に関する、受信されたクライアント識別情報によって識別されるクライアントが提供しているサービスのクライアント単位の利用履歴」が特定される。
ステップS408:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報と、個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。一時的に記憶された個人特定情報に加えて、「クライアント単位の利用履歴」をコンテンツ配信のカスタマイズに反映することにより、受信されたクライアント識別情報によって識別されるクライアントに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信を行うことが可能である。
一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることは、例えば、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成すること、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けのコンテンツ配信のタイミングを特定することなどを含むが、これらに限定されない。
クライアントに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の一例は、「個人Xは、クライアントαからの通知を平日19時ごろに閲覧することが多いが、クライアントαから個人Xへの住所確認通知の送信が明日既に予定されているため、明後日以降に個人Xにコンテンツを配信すると良い」ということから、個人Xへのコンテンツ配信日時を明後日以降の平日19時ごろに設定することである。これは、クライアントαに応じた「個人Xは、クライアントαからの通知を平日19時ごろに閲覧することが多い」という特徴、および、クライアントαに応じた「クライアントαから個人Xへの住所確認通知の送信が明日既に予定されている」という特徴が「クライアント単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「クライアント単位の利用履歴」(個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいてコンテンツ配信のタイミングを特定することにより、クライアントごとに、配信されるコンテンツの閲覧の確度を高めるための配信のタイミングの最適化を図ることが可能である。
クライアントに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の他の一例は、「個人Xは、カルーセル画像を含むクライアントαからの通知をあまり閲覧せず、ヒーロー画像を含むクライアントαからの通知をよく閲覧する。明日送信が既に予定されているクライアントαから個人Xへの住所確認通知では、ヒーロー画像を用いるのが良い」ということから、クライアントαから個人Xへの通知内でヒーロー画像を使用するように設定することである。これは、クライアントαに応じた「個人Xは、カルーセル画像を含むクライアントαからの通知をあまり閲覧せず、ヒーロー画像を含むクライアントαからの通知をよく閲覧する」という特徴、および、クライアントαに応じた「明日送信が既に予定されているクライアントαから個人Xへの住所確認通知」という特徴が「クライアント単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「クライアント単位の利用履歴」(個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいて、カスタマイズされたコンテンツの生成を行うことにより、クライアントごとに、カスタマイズされたコンテンツを閲覧する個人の満足度を高めるためのコンテンツ表現の最適化を図ることが可能である。
クライアントに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の他の一例は、「個人Xは、クライアントαからの定期預金の満期案内に対して“継続”を希望する傾向にある。金利の良い外貨預金を以前にクライアントαから個人Xに提案するとその資料の請求があったため、次回の定期預金の満期案内では金利の良い外貨預金をさらにプッシュするのが良い」ということから、クライアントαからの個人Xへの定期預金の満期案内において金利の良い外貨預金を提案するように設定することである。これは、クライアントαに応じた「個人Xは、クライアントαからの定期預金の満期案内に対して“継続”を希望する傾向にある」という特徴、および、クライアントαに応じた「金利の良い外貨預金を以前にクライアントαから個人Xに提案するとその資料の請求があった」という特徴が「クライアント単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「クライアント単位の利用履歴」(個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいて、カスタマイズされたコンテンツの生成を行うことにより、クライアントごとに、カスタマイズされたコンテンツ内において、コンバージョン(例えば、商品購入、お問い合わせ/資料請求、会員登録/メールマガジン登録)のインセンティブを提供するためのレコメンドの最適化を図ることが可能である。
また、「個人Xは、クライアントαからの定期預金の満期案内においてクライアントαの担当者Pから提案された金利の良い外貨預金にスイッチしており、クライアントαの担当者Qが提案した投資商品には関心を示さず、先日クライアントαの担当者Rが提案した新規投資商品にも関心を示さなかった」ということから、担当者Qおよび担当者Rが提案した投資商品の商品性に問題があるのではなく、提案のターゲッティングに問題があったということが理解される。これは、クライアントαに応じた「個人Xは、クライアントαからの定期預金の満期案内においてクライアントαの担当者Pから提案された金利の良い外貨預金にスイッチした」という特徴、および、クライアントαに応じた「クライアントαの担当者Qが提案した投資商品には関心を示さなかった」という特徴、および、クライアントαに応じた「先日クライアントαの担当者Rが提案した新規投資商品にも関心を示さなかった」という特徴が「クライアント単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「クライアント単位の利用履歴」(個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいて、および/または、カスタマイズされたコンテンツの配信結果に基づいて、個人の分析、商品性の分析、商品性の最適化に寄与することが可能である。
また、ステップS408において、サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報と、個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成するとともに、そのカスタマイズされたコンテンツの配信のタイミングを決定するのが好ましい。カスタマイズされたコンテンツの配信のタイミングの決定については、例えば、サーバ装置110が、「受信された個人識別情報によって識別される個人に関する、受信されたクライアント識別情報によって識別されるクライアントが提供しているサービスの利用履歴」から「土曜日または日曜日の18時〜21時が閲覧されやすい」ということを特定した場合に、サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツの配信のタイミングを「土曜日の18時」と決定してもよい。これにより、配信されるコンテンツを最適化するとともに、配信されるコンテンツが閲覧される確度を高めることが可能である。
コンテンツのカスタマイズ、および、コンテンツの配信のタイミングの決定は、例えば、人工知能(AI)を用いて行われてもよい。
ステップS409:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理は、例えば、カスタマイズされたコンテンツ配信を行うためのプラットフォームに、ステップS408において作成されたカスタマイズされたコンテンツをアップロードする処理、ステップS408において決定されたコンテンツ配信のタイミングでそのカスタマイズされたコンテンツを配信するように時間設定する処理などであるが、これに限定されない。なお、カスタマイズされたコンテンツは、少なくとも1つのユーザ装置140〜140に配信される。
ステップS410:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS411:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。サーバ装置110は、例えば、配信されたコンテンツを受信した少なくとも1つのユーザ装置140〜140から、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。実行結果は、例えば、配信エリア、配信期間(配信したタイミング)、配信の閲覧日時、個人のタイプ(例えば、個人の預金タイプ(例えば、富裕層型、平凡型、貧困層型)、個人の思考タイプ(例えば、リスク許容型、リスク回避型))などであり、配信結果は、個人識別情報を含まない。
ステップS412:サーバ装置110は、ステップS411において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、データベース部141に格納されている個人履歴情報(特に、一時的に記憶された個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)を更新する。
ステップS413:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックを仲介装置130に対して行う。
ステップS414:仲介装置130は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
なお、ステップS403において、仲介装置130は、データベース部160に格納されている複数の個人識別情報および複数のグループ識別情報のうち、受信された個人特定情報に対応するグループ識別情報をさらに特定してもよい。この場合、ステップS404において、仲介装置130は、特定されたグループ識別情報をサーバ装置110にさらに送信し、ステップS405において、サーバ装置110は、仲介装置130から、特定されたグループ識別情報をさらに受信し、ステップS407において、サーバ装置110は、個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人履歴情報のうち、受信された個人識別情報と受信されたグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報を特定する。これにより、「受信された個人識別情報によって識別される個人に関する、受信されたグループ識別情報によって識別されるクライアントが提供しているサービスのグループ単位の利用履歴」が特定される。次いで、ステップS408において、サーバ装置110は、個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報にさらに基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。「グループ単位の利用履歴」をコンテンツ配信のカスタマイズにさらに反映することにより、受信されたグループ識別情報によって識別されるグループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信を行うことが可能である。
グループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の一例は、「個人Xは、グループAに属するクライアントα(銀行)からの通知を日曜日21時ごろに閲覧することが多いが、グループAに属するクライアントβ(保険会社)から個人Xへの通知の送信が日曜日20時30分に既に予定されているため、日曜日20時30分の直後に個人Xにコンテンツを配信すると良い」ということから、個人Xへのコンテンツ配信日時を日曜日20時30分の直後に設定することである。これは、グループAに属するクライアントα(銀行)に応じた「個人Xは、グループAに属するクライアントα(銀行)からの通知を日曜日21時ごろに閲覧することが多い」という特徴、および、グループAに属するクライアントβ(保険会社)に応じた「グループAに属するクライアントβ(保険会社)から個人Xへの通知の送信が日曜日20時30分に既に予定されている」という特徴が「グループ単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「グループ単位の利用履歴」(個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいてコンテンツ配信のタイミングを特定することにより、グループごとに、配信されるコンテンツの閲覧の確度を高めるための配信のタイミングの最適化を図ることが可能である。
グループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の他の一例は、「個人Xは、カルーセル画像を含むグループAに属するクライアントα(銀行)からの通知をあまり閲覧せず、ヒーロー画像を含むグループAに属するクライアントα(銀行)からの通知をよく閲覧する。グループAに属するクライアントβ(保険会社)から個人Xへの通知では、画像のみで目的を伝え、ユーザ入力の回数をゼロにしている。従って、個人Xへの通知では、ヒーロー画像を用いてユーザ入力回数ゼロにするのが良い」ということから、グループAに属する任意のクライアントから個人Xへの通知では、ヒーロー画像を用いてユーザ入力回数ゼロにするように設定することである。これは、グループAに属するクライアントα(銀行)に応じた「個人Xは、カルーセル画像を含むグループAに属するクライアントα(銀行)からの通知をあまり閲覧せず、ヒーロー画像を含むグループAに属するクライアントα(銀行)からの通知をよく閲覧する」という特徴、および、グループAに属するクライアントβ(保険会社)に応じた「グループAに属するクライアントβ(保険会社)から個人Xへの通知では、画像のみで目的を伝え、ユーザ入力の回数をゼロにしている」という特徴が「グループ単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「グループ単位の利用履歴」(個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいて、カスタマイズされたコンテンツの生成を行うことにより、グループごとに、カスタマイズされたコンテンツを閲覧する個人の満足度を高めるためのコンテンツ表現の最適化を図ることが可能である。
グループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の他の一例は、「個人Xは、グループAに属するクライアントβ(保険会社)において子供向けの保険に加入した。また、個人Xは、グループAに属するクライアントγ(証券会社)において子供のための投資非課税制度に加入した。従って、グループAに属するクライアントα(銀行)からの通知では、子供向けの預金プランを提案した方が良い」ということから、グループAに属するクライアントα(銀行)からの通知において子供向けの預金プランを提案するように設定することである。これは、グループAに属するクライアントβ(保険会社)に応じた「個人Xは、グループAに属するクライアントβ(保険会社)において子供向けの保険に加入した」という特徴、および、グループAに属するクライアントγ(証券会社)に応じた「グループAに属するクライアントγ(証券会社)において子供のための投資非課税制度に加入した」という特徴が「グループ単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「グループ単位の利用履歴」(個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいて、カスタマイズされたコンテンツの生成を行うことにより、グループごとに、カスタマイズされたコンテンツ内において、コンバージョン(例えば、商品購入、お問い合わせ/資料請求、会員登録/メールマガジン登録)のインセンティブを提供するためのレコメンドの最適化を図ることが可能である。
また、「個人Xは、グループAに属するクライアントβ(保険会社)において子供向けの保険に加入した。また、個人Xは、グループAに属するクライアントγ(証券会社)において子供のための投資非課税制度に加入した。一方で、個人Xは、グループAに属するクライアントα(銀行)から提案された新規投資商品に関心を示さなかった」ということから、グループAに属するクライアントα(銀行)が提案した投資商品の商品性に問題があるのではなく、提案のターゲッティングに問題があったということが理解される。これは、グループAに属するクライアントβ(保険会社)に応じた「グループAに属するクライアントβ(保険会社)において子供向けの保険に加入した」という特徴、および、グループAに属するクライアントγ(証券会社)に応じた「グループAに属するクライアントγ(証券会社)において子供のための投資非課税制度に加入した」という特徴、および、グループAに属するクライアントα(銀行)に応じた「個人Xは、グループAに属するクライアントα(銀行)から提案された新規投資商品に関心を示さなかった」という特徴が「グループ単位の利用履歴」から導き出された結果である。このように、「グループ単位の利用履歴」(個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)に基づいて、および/または、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果に基づいて、個人の分析、商品性の分析、商品性の最適化に寄与することが可能である。
なお、図4に示される実施形態では、ステップS410は、ステップS409の後かつステップS411の前のタイミングで実行されるように説明されたが、本発明はこれに限定されない。ステップS410は、ステップS409以降の任意のタイミングで実行されてもよい。例えば、ステップS410は、ステップS409の実行から所定の時間(例えば、24時間)が経過した後に実行され得る。
4.新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステムの他の構成(代替構成1)
図5は、上述した新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム100’の構成の一例を示す。図5に示される実施形態では、サーバ装置は、個人情報(特に、個人特定情報)を保有する少なくとも1つのクライアント装置と直接通信し、そのクライアントを識別するためのクライアント識別情報と、そのクライアントが属するクライアントグループを識別するためのグループ識別情報とを格納しているデータベース部が、少なくとも1つのクライアント装置のそれぞれに接続されている。
図5に示される実施形態では、コンピュータシステム100’は、サーバ装置110と、クライアントグループAに属する少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANと、クライアントグループBに属する少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMと、少なくとも1人の個人によって使用される少なくとも1つのユーザ装置140〜140と、サーバ装置110に接続されているデータベース部150と、クライアントグループAに属する少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANのそれぞれに接続されているデータベース部180〜180と、クライアントグループBに属する少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMのそれぞれに接続されているデータベース部180〜180とを備えている。データベース部150は、個人履歴データベース部151を少なくとも含む。
データベース部180〜180、および、データベース部180〜180には、それぞれ、そのクライアントを識別するためのクライアント識別情報と、そのクライアントが属するクライアントグループを識別するためのグループ識別情報と、個人特定情報と個人識別情報との対応関係を示す情報とが格納されている。
図5に示される実施形態では、データベース部180は、クライアント装置120A1の外部に設けられているが、その態様は問わない。例えば、データベース部180は、クライアント装置120A1の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。あるいは、データベース部160は、クライアント装置150の内部に設けられることも可能である。データベース部180の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部180は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。データベース部180〜180およびデータベース部180〜180についても同様である。
5.コンピュータシステムの処理
図6は、コンピュータシステム100’において実行される処理のフローの一例を示す。図6に示される実施形態では、クライアント装置120A1は、個人特定情報を保有しているものとする。以下、図6に示される各ステップを説明する。
ステップS601:クライアント装置120A1は、データベース部180に格納されている複数の個人識別情報のうち、送信される個人特定情報に対応する個人識別情報を特定する。この処理は、データベース部180に格納されている個人特定情報と個人識別情報との対応関係を示す情報を参照して実行される。
ステップS602:クライアント装置120A1は、個人特定情報と、特定された個人識別情報と、クライアント装置120A1を識別するためのクライアント識別情報と、配信用フォーマットとをサーバ装置110に送信する。配信用フォーマットは、例えば、クライアント装置120A1が保有している所定のフォーマットであってもよいし、サーバ装置110から事前に提供された所定のフォーマットであってもよい。なお、配信用フォーマットは、配信されるコンテンツのベースである。
ステップS603:サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、個人特定情報と、特定された個人識別情報と、クライアント識別情報と、配信用フォーマットとを受信する。なお、このステップは、図4に示されるステップS405に対応する。
ステップS604:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS603において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS605:サーバ装置110は、個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人履歴情報のうち、受信された個人識別情報と受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報を特定する。なお、このステップは、図4に示されるステップS407に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS606:サーバ装置110は、受信された個人特定情報と、ステップS605において特定された個人履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。なお、このステップは、図4に示されるステップS408に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS607:サーバ装置110はカスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。なお、このステップは、図4に示されるステップS409に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS608:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。なお、このステップは、図4に示されるステップS410に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS609:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。なお、このステップは、図4に示されるステップS411に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS610:サーバ装置110は、ステップS609において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、データベース部141に格納されている個人履歴情報(特に、一時的に記憶された個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)を更新する。なお、このステップは、図4に示されるステップS412に対応する。
ステップS611:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
なお、ステップS602において、クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が属するグループAを識別するためのグループ識別情報をさらに送信してもよい。この場合、ステップS603において、サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、グループ識別情報をさらに受信し、ステップS605において、サーバ装置110は、個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人履歴情報のうち、受信された個人識別情報と受信されたグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報を特定する。これにより、「受信された個人識別情報によって識別される個人に関する、受信されたグループ識別情報によって識別されるクライアントが提供しているサービスのグループ単位の利用履歴」が特定される。次いで、ステップS606において、サーバ装置110は、個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報にさらに基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。「グループ単位の利用履歴」をコンテンツ配信のカスタマイズにさらに反映することにより、受信されたグループ識別情報によって識別されるグループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信を行うことが可能である。なお、グループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の一例は、上述したとおりである。
あるいは、ステップS602においてクライアント装置120A1が属するグループAを識別するためのグループ識別情報をクライアント装置120A1がさらに送信する代わりに、ステップS603とステップS605との間の任意のタイミングにおいて、(例えば、データベース部150に格納されている複数のグループ識別情報のうち、)ステップS603において受信されたクライアント識別情報に関連付けられているグループ識別情報を特定するようにしてもよい。
なお、図6に示される実施形態では、ステップS608は、ステップ607の後かつステップS609の前のタイミングで実行されるように説明されたが、本発明はこれに限定されない。ステップS608は、ステップS607以降の任意のタイミングで実行されてもよい。例えば、ステップS608は、ステップS607の実行から所定の時間(例えば、24時間)が経過した後に実行され得る。
6.新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステムの他の構成(代替構成2)
図7は、上述した新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム100”の構成の一例を示す。図7に示される実施形態では、サーバ装置は、個人情報(特に、個人特定情報)を保有する少なくとも1つのクライアント装置と直接通信し、識別情報データベース部が、サーバ装置に接続されている。
図7に示される実施形態では、コンピュータシステム100”は、サーバ装置110と、クライアントグループAに属する少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANと、クライアントグループBに属する少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMと、少なくとも1人の個人によって使用される少なくとも1つのユーザ装置140〜140と、サーバ装置110に接続されているデータベース部150とを備えている。データベース部150は、個人履歴データベース部151と、識別情報データベース部152とを含む。
なお、図7に示される実施形態では、データベース部150に含まれる各データベース部の構成は特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部150に含まれる各データベース部は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。
図8は、識別情報データベース部152に格納されている情報の構成の一例を示す。
識別情報データベース部152には、個人特定情報と個人識別情報などとの対応関係を示す情報が格納されている。具体的には、識別情報データベース部152には、個人識別情報と、組み合わせ(クライアント識別情報,グループ識別情報)との対応関係を示す情報が格納されている。図8に示される実施形態では、例えば、個人識別情報「16CQW」に対応する(クライアント識別情報,グループ識別情報)は、それぞれ、(CXXAA,GXXA)である。
7.コンピュータシステムの処理
図9は、コンピュータシステム100”において実行される処理のフローの一例を示す。なお、図9に示される実施形態では、クライアント装置120A1は、個人情報(特に、個人特定情報)を保有しているものとする。以下、図9に示される各ステップを説明する。
ステップS901:クライアント装置120A1は、個人特定情報と、クライアント装置120A1を識別するためのクライアント識別情報と、配信用フォーマットとをサーバ装置110に送信する。配信用フォーマットは、配信されるコンテンツのベースである。配信用フォーマットは、例えば、クライアント装置120A1が保有している所定のフォーマットであってもよいし、サーバ装置110から事前に提供された所定のフォーマットであってもよい。
ステップS902:サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、個人特定情報と、クライアント識別情報と、配信用フォーマットとを受信する。
ステップS903:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS902において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS904:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成する。この処理は、例えば、所定の関数(例えば、不可逆変換関数)を用いて、一時的に記憶された個人特定情報を個人識別情報に変換することによって達成され得る。あるいは、この処理は、例えば、所定のロジックを用いて、一時的に記憶された個人特定情報を中間識別情報に変換し、所定の関数を用いて、中間識別情報を個人識別情報に変換することによって達成される。
所定の関数の一例は、ハッシュ関数であり、所定のロジックの一例は、「kをk+1に変換する(1≦k≦9、ただし、9+1=0とする)」であるが、これらに限定されない。例えば、個人特定情報が電話番号「12345678901」である場合に、その個人特定情報「12345678901」は、所定のロジックを用いて中間識別情報「23456789012」に変換され、中間識別情報「23456789012」は、所定のハッシュ関数を用いて、個人識別情報「5SL65A」に変換される。
所定のロジックの他の一例は、「所定の英数字の組み合わせを後に付す」、「個人特定情報に基づく英数字の組み合わせを後に付す」などであるが、これらに限定されない。例えば、個人特定情報が電話番号「12345678901」である場合に、その個人特定情報「12345678901」は、所定のロジックを用いて中間識別情報「12345678901LVPS」に変換され、中間識別情報「12345678901LVPS」は、所定のハッシュ関数を用いて、個人識別情報「MLB58Q」に変換される。
なお、これらの所定の関数および所定のロジックは、例えば、個人ごとに、クライアントごとに、および/または、グループごとに異なるように設定されていてもよい。すなわち、複数の所定の関数のうちの1つ、および、複数の所定のロジックのうちの1つが、クライアント識別情報、および/または、グループ識別情報に関連付けられていてもよい。これにより、1つの所定の関数または所定のロジックが外部に漏洩したことにより、その1つの所定の関数または所定のロジックに関連付けられた個人識別情報が外部に漏洩したとしても、他の所定の関数または所定のロジックに関連付けられた個人識別情報の漏洩を防ぐことが可能である。
ステップS905:サーバ装置110は、ステップS904において生成された個人識別情報と、ステップS902において受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報を特定する。なお、このステップは、図4に示されるステップS407に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS906:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS905において特定された個人履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。なお、このステップは、図4に示されるステップS408に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS907:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。なお、このステップは、図4に示されるステップS409に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS908:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。なお、このステップは、図4に示されるステップS410に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS909:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。なお、このステップは、図4に示されるステップS411に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS910:サーバ装置110は、ステップS909において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、データベース部141に格納されている個人履歴情報(特に、ステップS905において特定された個人履歴情報)を更新する。なお、このステップは、図4に示されるステップS412に対応する。
ステップS911:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
なお、ステップS901において、クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が属するグループAを識別するためのグループ識別情報をさらに送信してもよい。この場合、ステップS902において、サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、グループ識別情報をさらに受信し、ステップS905において、サーバ装置110は、個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人履歴情報のうち、受信された個人識別情報と受信されたグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報を特定する。これにより、「受信された個人識別情報によって識別される個人に関する、受信されたグループ識別情報によって識別されるクライアントが提供しているサービスのグループ単位の利用履歴」が特定される。次いで、ステップS906において、サーバ装置110は、個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報にさらに基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。「グループ単位の利用履歴」をコンテンツ配信のカスタマイズにさらに反映することにより、受信されたグループ識別情報によって識別されるグループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信を行うことが可能である。なお、グループに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信の一例は、上述したとおりである。
あるいは、ステップS901においてクライアント装置120A1が属するグループAを識別するためのグループ識別情報をクライアント装置120A1がさらに送信する代わりに、ステップS902とステップS906との間の任意のタイミングにおいて、(例えば、データベース部150に格納されている複数のグループ識別情報のうち、)ステップS902において受信されたクライアント識別情報に関連付けられているグループ識別情報を特定するようにしてもよい。
なお、図9に示される実施形態では、ステップS908は、ステップ907の後かつステップS909の前のタイミングで実行されるように説明されたが、本発明はこれに限定されない。ステップS908は、ステップS907以降の任意のタイミングで実行されてもよい。例えば、ステップS908は、ステップS907の実行から所定の時間(例えば、24時間)が経過した後に実行され得る。
なお、図4、図6、図9に示される実施形態では、クライアント装置120A1から受信された配信用フォーマットに基づいてコンテンツ配信をカスタマイズすると説明したが、本発明はこれに限定されない。配信されるコンテンツのベースである配信用フォーマットは、クライアント装置120A1から受信されたものでなくてもよい。例えば、サーバ装置110に接続されているデータベース部150が、複数のフォーマットが格納されているフォーマットデータベース部(図示せず)をさらに含んでおり、サーバ装置110は、コンテンツ配信をカスタマイズする前に、個人特定情報、および/または、個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられた個人履歴情報、および/または、個人識別情報とグループ識別情報とに関連付けられた個人履歴情報に基づいて、その複数のフォーマットの中から配信用フォーマットを特定し、配信されるコンテンツの生成が、その特定された配信用フォーマットに基づいて行われるようにしてもよい。これにより、配信用フォーマットもまた、クライアントに応じて、および/または、グループに応じて特定されることが可能である。
また、図4、図6、図9に示される実施形態において、サーバ装置110は、仲介装置130またはクライアント装置120A1から、各配信の内容および結果を識別するための配信識別情報を受信するようにしてもよい。この場合、サーバ装置110は、個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人識別情報のうち、受信された配信識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定し、受信された配信識別情報に関連付けられた個人履歴情報に基づいて、個人向けのコンテンツ配信を実行することが可能である。これにより、受信された配信識別情報に関連付けられた個人履歴情報に示される過去の特定の配信を参照することが可能であり、ひいては、この過去の特定の配信に合わせるようにコンテンツ配信を行うことが可能である。
また、図4に示される実施形態では、ステップS403において、仲介装置130が、データベース部160に格納されている複数の個人識別情報のうち、受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を特定すると説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、図4のステップS403において、仲介装置130は、上述した所定の関数および/または所定のロジックを用いて、受信された個人特定情報を個人識別情報に変換することによって、受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を特定してもよい。この場合、仲介装置130によって使用される所定の関数および/または所定のロジックは、データベース部160に格納されており、複数の個人識別情報がデータベース部160に格納されている必要はない。
また、図6に示される実施形態では、ステップS601において、クライアント装置120A1が、データベース部180に格納されている複数の個人識別情報のうち、送信される個人特定情報に対応する個人識別情報を特定すると説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、図6のステップS601において、クライアント装置120A1は、上述した所定の関数および/または所定のロジックを用いて、送信される個人特定情報を個人識別情報に変換することによって、送信される個人特定情報に対応する個人識別情報を特定してもよい。この場合、クライアント装置120A1によって使用される所定の関数および/または所定のロジックは、データベース部180に格納されており、複数の個人識別情報がデータベース部180に格納されている必要はない。
さらに、上記のように、クライアント装置(すなわち、少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120AN、少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BM、仲介装置130〜130)が上述した所定の関数および/または所定のロジックを用いて個人識別情報を特定する場合に、その所定の関数および所定のロジックは、クライアント装置ごとに異なるようにしてもよい。これにより、1つの所定の関数または所定のロジックが外部に漏洩したことにより、その1つの所定の関数または所定のロジックに関連付けられた個人識別情報が外部に漏洩したとしても、他の所定の関数または所定のロジックに関連付けられた個人識別情報の漏洩を防ぐことが可能である。
また、上記のように、クライアント装置(すなわち、少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120AN、少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BM、仲介装置130〜130)が上述した所定の関数および/または所定のロジックを用いて個人識別情報を特定する場合に、その所定の関数および/または所定のロジックは、定期的に変更されるようにしてもよい。所定の関数および/または所定のロジックの定期的な更新は、例えば、所定の関数および/または所定のロジックの更新を要求する通知をクライアント装置がサーバ装置110から受信したことに応答して実行されてもよいし、所定のタイミング(例えば、月初め、毎月〇日、毎年〇月〇日)で自動的に実行されてもよい。クライアント装置によって所定の関数および/または所定のロジックが更新されると、例えば、クライアント装置は、更新前の個人識別情報と、更新後の個人識別情報とをサーバ装置110に送信し、サーバ装置110は、クライアント装置から、更新前の個人識別情報と、更新後の個人識別情報とを受信し、サーバ装置110は、個人履歴データベース部151において、更新前の個人識別情報を更新後の個人識別情報に置換するように個人識別情報を更新する。
上述した実施形態では、クライアント装置(すなわち、少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120AN、少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BM、仲介装置130〜130)が所定の関数および/または所定のロジックを用いて個人識別情報を特定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、クライアント装置が暗号化キーを用いて個人特定情報を暗号化し、暗号化された個人特定情報を個人識別情報として特定してもよい。この場合、サーバ装置110は、復号化キーを持たない。それ故、サーバ装置110は、暗号化された個人特定情報を復号化することはできない。
ここまでに上述した実施形態では、特定の個人に向けてカスタマイズされたコンテンツ配信を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数の個人が属するクラスタに向けてカスタマイズされたコンテンツ配信が実行されるようにしてもよい。この場合、図4、図6、図9の実施形態において、データベース部150は、クラスタ履歴データベース部(図示せず)をさらに含み得る。以下、複数の個人が属するクラスタ向けにカスタマイズされたコンテンツ配信を説明する。
図10は、クラスタ履歴データベース部に格納されている情報の構成の一例を示す。
クラスタ履歴データベース部153には、複数のクラスタ履歴情報が格納されている。クラスタ履歴情報は、例えば、クラスタを識別するための情報(クラスタID)によって識別されることが可能である。複数のクラスタ履歴情報は、それぞれ、各配信を識別するための配信識別情報に関連付けられた個人履歴情報、クライアントを識別するためのクライアント識別情報に関連付けられた個人履歴情報、および、クライアントのグループを識別するためのグループ識別情報に関連付けられた個人履歴情報に関連付けられている。クラスタ履歴情報は、そのクラスタに属する複数の個人のそれぞれを特定するための複数の個人識別情報にさらに関連付けられている。クラスタ履歴情報は、個人履歴データベース部151に格納されている個人の配信サービス利用履歴を示す複数の個人履歴情報をクラスタリングした情報である。なお、クラスタ履歴情報は、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に複数の個人履歴情報の間の1つの共通項目に基づいて分類された情報であってもよい。複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に複数の個人履歴情報の間の1つの共通項目に基づいて分類された情報の一例は、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に個人の年齢層に基づいて分類された情報、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に個人の閲覧タイミングに基づいて分類された情報、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に個人の預金タイプに基づいて分類された情報、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に個人の思考タイプに基づいて分類された情報、および/または、これらの任意の組み合わせであるが、これらに限定されない。また、クラスタ履歴情報は、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に複数の個人履歴情報の間の複数の共通項目に基づいて分類された情報であってもよい。複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に複数の個人履歴情報の間の複数の共通項目に基づいて分類された情報の一例は、複数の個人履歴情報がこのクラスタリングによって結果的に個人の信用レベルに基づいて分類された情報(例えば、督促が多いまたは口座残高が少ない低信用クラスタを示す情報、督促がなく口座残高が平均程度である中信用クラスタを示す情報、口座残高が多くて高価格の投資信託の契約がある高信用クラスタを示す情報)であってもよい。
図4に示される実施形態においてデータベース部150がクラスタ履歴データベース部を含む場合、図4のステップS407の後かつステップS408の前の任意のタイミングで、サーバ装置110は、クラスタ履歴データベース部に格納されている複数のクラスタ履歴情報のうち、図4のステップS407において特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定する。
次いで、図4のステップS408に代えて、ステップS408αにおいて、サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報と、図4のステップS407において特定された個人履歴情報と、特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、クラスタを識別するための情報によって特定されるクラスタ向けに(すなわち、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに)、コンテンツ配信をカスタマイズする。
図6に示される実施形態においてデータベース部150がクラスタ履歴データベース部を含む場合、図4に示される実施形態においてデータベース部150がクラスタ履歴データベース部を含む場合と同様に、図6のステップS605とステップS606との間の任意のタイミングで、サーバ装置110は、クラスタ履歴データベース部に格納されている複数のクラスタ履歴情報のうち、図6のステップS605において特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定し、次いで、図6のステップS606に代えて、ステップS606αにおいて、一時的に記憶された個人特定情報と、図6のステップ605において特定された個人履歴情報と、特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、クラスタを識別するための情報によって特定されるクラスタ向けに(すなわち、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに)、コンテンツ配信をカスタマイズする。
図9に示される実施形態においてデータベース部150がクラスタ履歴データベース部を含む場合、図4に示される実施形態においてデータベース部150がクラスタ履歴データベース部を含む場合と同様に、図9のステップS905とステップS906との間の任意のタイミングで、サーバ装置110は、クラスタ履歴データベース部に格納されている複数のクラスタ履歴情報のうち、図9のステップS905において特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定し、次いで、図9のステップS906に代えて、ステップS906αにおいて、一時的に記憶された個人特定情報と、図9のステップS905において特定された個人履歴情報と、特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、クラスタを識別するための情報によって特定されるクラスタ向けに(すなわち、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに)、コンテンツ配信をカスタマイズする。
これにより、個人履歴情報の量が少ない個人のためにカスタマイズする場合であっても、その個人が属するクラスタのクラスタ履歴情報を用いることによって、他の同属の個人の個人履歴情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを行うことが可能である。また、クライアント識別情報に関連付けられた個人識別情報を用いるため、クライアントに応じたクラスタ向けカスタマイズを実現することが可能である。また、個人履歴情報とクラスタ履歴情報との両方を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを行うことにより、クラスタ履歴情報に基づくカスタマイズに個人履歴情報に基づくカスタマイズを反映させることが可能である。例えば、クラスタ履歴情報に基づくカスタマイズによってプランA〜Cのレコメンデーションがコンテンツ配信の内容として特定された場合、個人履歴情報に基づくカスタマイズによってその個人がプランCを既に利用しているときには、コンテンツ配信の内容をプランAおよびプランBのレコメンデーションにカスタマイズすることが可能である。
なお、クラスタ向けにカスタマイズする場合には、クライアント識別情報は必須ではない。以下、このことについて図11を参照して説明する。
図11は、サーバ装置110において実行される処理のフローの一例を示す。以下、図11に示される各ステップを説明する。
ステップS1101:個人特定情報が受信され、個人識別情報が取得される。個人特定情報は、クライアント装置120A1から受信される。個人識別情報は、図4のステップS405および図6のステップS603において説明されたように、クライアント装置120A1から受信されることによって取得されてもよいし、図9のステップS904において説明されたように、受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することによって取得されてもよい。
ステップS1102:受信された個人特定情報が、メモリ部113に一時的に記憶される。このステップは、図4に示されるステップS406に対応する。
ステップS1103:個人履歴データベース部151に格納されている複数の個人履歴情報のうち、ステップS1101において取得された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報(例えば、ステップS1101において取得された個人識別情報と各配信を識別するための配信識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)が特定される。これにより、「一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ単位の利用履歴」が特定される。
ステップS1104:クラスタ履歴データベース部に格納されている複数のクラスタ履歴情報のうち、ステップS1103において特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報が特定される。ステップS1103において特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報は、例えば、ステップS1103において特定された個人履歴情報の少なくとも一部を含むクラスタ履歴情報、ステップS1103において特定された個人履歴情報の少なくとも一部に類似する情報(すなわち、ステップS1103において特定された個人履歴情報の少なくとも一部の上位概念)を含むクラスタ履歴情報であるが、これらに限定されない。
ステップS1105:ステップS1102において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS1104において特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信がカスタマイズされる。これにより、「一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ単位の利用履歴」をコンテンツ配信のカスタマイズに反映することにより、クラスタに応じてカスタマイズされたコンテンツ配信を行うことが可能である。なお、このステップは、図4に示されるステップS408に部分的に対応する。
ステップS406において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることは、例えば、ステップS406において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けにカスタマイズされたコンテンツを生成すること、ステップS406において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けのコンテンツ配信のタイミングを特定することなどを含むが、これらに限定されない。
ステップS1106:カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理が実行される。このステップは、図4に示されるステップS409に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS1107:一時的に記憶された個人特定情報が、メモリ部113から削除される。このステップは、図4に示されるステップS410に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS1108:カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果が取得される。このステップは、図4に示されるステップS411に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS1109:ステップS1108において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、データベース部141に格納されている個人履歴情報(特に、一時的に記憶された個人識別情報と各配信を識別するための配信識別情報とに関連付けられた個人履歴情報)が更新される。なお、このステップは、図4に示されるステップS412に対応する。
ステップS1110:カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックがクライアント装置(すなわち、少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120AN、および/または、少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BM、および/または、仲介装置130〜130)に対して行われる。
なお、サーバ装置110は、特定の個人向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行するかまたはクラスタ向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行するかを判定することが可能なように構成されていてもよい。例えば、サーバ装置110は、受信された個人特定情報によって特定される個人の個人履歴情報に含まれる所定の項目について情報が蓄積された回数が閾値を越えているか否かを判定し、その蓄積回数が閾値を越えていると判定された場合には、特定の個人向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行し、その蓄積回数が閾値を越えていないと判定された場合には、クラスタ向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行するようにしてもよい。あるいは、サーバ装置110は、受信された個人特定情報によって特定される個人に対してカスタマイズされたコンテンツ配信を行った回数が閾値を越えているか否かを判定し、その配信回数が閾値を越えていると判定された場合には、特定の個人向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行し、その配信回数が閾値を越えていないと判定された場合には、クラスタ向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行するようにしてもよい。あるいは、サーバ装置110は、特定の個人向けにコンテンツ配信のカスタマイズを行うためのリクエストをクライアント装置から受信したか否かを判定し、特定の個人向けにコンテンツ配信のカスタマイズを行うためのリクエストをクライアント装置から受信した場合には、特定の個人向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行し、特定の個人向けにコンテンツ配信のカスタマイズを行うためのリクエストをクライアント装置から受信していない場合には、クラスタ向けのコンテンツ配信のカスタマイズを実行するようにしてもよい。
8.コンピュータシステムの他の処理
なお、図4に示される実施形態において、ステップS402の後かつステップS403の前の任意のタイミングで、ステップS402’において、仲介装置130は、ステップS402において受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を第三者に提供するための許諾を、その個人特定情報によって特定される個人から受けているか否かを判定してもよい。この判定結果が「Yes」である場合には、処理は図4のステップS403に進む。この判定結果が「No」である場合には、処理は後述されるステップS403’に進む。この判定処理は、例えば、図4のステップS402において受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を第三者に提供するための許諾を示す情報をクライアント装置120A1から受信したか否かを判定することを含み、図4のステップS402において受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を第三者に提供するための許諾を示す情報をクライアント装置120A1から受信したと判定された場合に、図4のステップS402において受信された個人特定情報に対応する個人識別情報を第三者に提供するための許諾を、その個人特定情報によって特定される個人から受けていると判定される。これにより、個人識別情報を第三者に提供するためにその個人の許諾が必要である場合にも対応可能なシステムを実現することが可能である。なお、仲介装置130は、コンテンツを配信するという目的のために個人特定情報を第三者に限定的に提供することをその個人から予め許諾されているものとする。
図12Aは、ステップS402’における判定結果が「No」である場合にステップS402’の後にコンピュータシステム100において実行される処理のフローの一例を示す。以下、図12Aに示される各ステップを説明する。
ステップS403’:仲介装置130は、ステップS402において受信された個人特定情報にノイズを付与する処理を実行する。個人特定情報にノイズを付与する処理は、例えば、差分プライバシーを利用して個人特定情報にノイズを付与する処理を含むが、これに限定されない。
ステップS404’:仲介装置130は、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とをサーバ装置110に送信する。
ステップS405’:サーバ装置110は、仲介装置130から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とを受信する。
ステップS406’:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS405’において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS407’:サーバ装置110は、ステップS405’において受信されたノイズ付き個人特定情報に少なくとも基づいて、ノイズクラスタ履歴データベース部(図示せず)に格納されている複数のノイズ付きクラスタ履歴情報のうち、ステップS405’において受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報を特定する。ステップS405’において受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報は、例えば、ステップS405’において受信されたノイズ付き個人特定情報の少なくとも一部を含むノイズ付きクラスタ履歴情報、ステップS405’において受信されたノイズ付き個人特定情報の少なくとも一部に類似する情報(すなわち、ステップS405’において受信されたノイズ付き個人特定情報の少なくとも一部の上位概念)を含むノイズ付きクラスタ履歴情報であるが、これらに限定されない。
なお、ノイズクラスタ履歴データベース部に格納されているノイズ付きクラスタ履歴情報の構成の一例は、クラスタ履歴データベース部に格納されているクラスタ履歴情報の構成と同一の構成である。ノイズ付きクラスタ履歴情報によって示されるデータ(例えば、数値)は、ノイズ付与によって、クラスタ履歴情報によって示されるデータ(例えば、数値)と異なり得る。
なお、ステップS407’において、サーバ装置110は、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とに少なくとも基づいて、ノイズ付きクラスタ履歴情報を特定するようにしてもよい。これにより、上述したように、クライアントに応じたノイズ付きクラスタ向けのカスタマイズを実現することが可能である。なお、ステップS404’におけるクライアント識別情報の送信は必須ではない。クライアント識別情報が送信されない場合には、ステップS407’において、サーバ装置110は、クライアント識別情報を使用しない。
ステップS408’:サーバ装置110は、ステップS406’において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS407’において特定されたノイズ付きクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。これにより、個人識別情報を特定するためにサーバ装置110が個人特定情報を利用することが個人によって許諾されていない場合であっても、ノイズ付きクラスタ履歴情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを実現することが可能である。なお、ノイズ付きクラスタは、ノイズ付きクラスタ履歴情報によってクラスタリングされた分類を指す。
ステップS406’において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることは、例えば、ステップS406’において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けにカスタマイズされたコンテンツを生成すること、ステップS406’において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けのコンテンツ配信のタイミングを特定することなどを含むが、これらに限定されない。
なお、ステップS405’において、サーバ装置110が、配信用フォーマットをさらに受信し、ステップS408’において、サーバ装置110が、個人特定情報とクラスタ履歴情報と配信用フォーマットとに少なくとも基づいてコンテンツ配信をカスタマイズするようにしてもよい。
ステップS409’:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。このステップは、図4に示されるステップS409に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS410’:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS411’:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。このステップは、図4に示されるステップS411に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS412’:サーバ装置110は、ステップS411’において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、ノイズクラスタ履歴データベース部に格納されているノイズ付きクラスタ履歴情報を更新する。
ステップS413’:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックを仲介装置130に対して行う。
ステップS414’:仲介装置130は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
このように、サーバ装置110が個人識別情報を利用することができない場合であっても、ノイズクラスタ履歴データベース部に格納されているノイズ付きクラスタ履歴情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを行うことにより、ノイズ付きクラスタ向けにカスタマイズされたコンテンツ配信を実現することが可能である。
なお、図12Aに示される実施形態では、サーバ装置110が個人識別情報を利用することなく(すなわち、ノイズ付きクラスタ履歴情報を用いて)コンテンツ配信のカスタマイズを行う一例を説明したが、本発明は、これに限定されない。以下、図12Bを参照して、サーバ装置110が個人識別情報を利用することなくコンテンツ配信のカスタマイズを行う他の一例を説明する。
図12Bは、ステップS402’における判定結果が「No」である場合にステップS402’の後にコンピュータシステム100において実行される処理のフローの他の一例を示す。以下、図12Bに示される各ステップを説明する。
ステップS403”:仲介装置130は、クライアント識別情報を特定する。
ステップS404”:仲介装置130は、個人特定情報とクライアント識別情報とをサーバ装置110に送信する。この実施形態における個人特定情報は、好ましくは、コンテンツ配信のために利用される個人情報データ(例えば、個人の氏名、生年月日、住所、個人がクライアントから提供されているサービスに関する情報(例えば、個人の加入保険プラン、保険の満期日)など)をさらに含む。これにより、後述されるステップS407”において、その個人により適合したクラスタ(クラスタ履歴情報)を特定することが可能である。
ステップS405”:サーバ装置110は、仲介装置130から、個人特定情報とクライアント識別情報とを受信する。
ステップS406”:サーバ装置110は、ステップS405”において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS407”:サーバ装置110は、ステップS405”において受信された個人特定情報に少なくとも基づいて、クラスタ履歴データベース部に格納されている複数のクラスタ履歴情報のうち、ステップS405”において受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定する。ステップS405”において受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報は、例えば、ステップS405”において受信された個人特定情報の少なくとも一部を含むクラスタ履歴情報、ステップS405”において受信された個人特定情報の少なくとも一部に類似する情報(すなわち、ステップS405”において受信された個人特定情報の少なくとも一部の上位概念)を含むクラスタ履歴情報であるが、これらに限定されない。
なお、ステップS407”において、サーバ装置110は、個人特定情報と、クライアント識別情報とに少なくとも基づいて、クラスタ履歴情報を特定するようにしてもよい。これにより、上述したように、クライアントに応じたクラスタ向けのカスタマイズを実現することが可能である。なお、ステップS404”におけるクライアント識別情報の送信は必須ではない。クライアント識別情報が送信されない場合には、ステップS407”において、サーバ装置110は、クライアント識別情報を使用しない。
ステップS408”:サーバ装置110は、ステップS406”において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS407”において特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。これにより、個人識別情報を特定するためにサーバ装置110が個人特定情報を利用することが個人によって許諾されていない場合であっても、クラスタ履歴情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを実現することが可能である。
なお、ステップS406”において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることは、例えば、ステップS406”において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けにカスタマイズされたコンテンツを生成すること、ステップS406”において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けのコンテンツ配信のタイミングを特定することなどを含むが、これらに限定されない。
なお、ステップS405”において、サーバ装置110が、配信用フォーマットをさらに受信し、ステップS408”において、サーバ装置110が、個人特定情報とクラスタ履歴情報と配信用フォーマットとに少なくとも基づいてコンテンツ配信をカスタマイズするようにしてもよい。
ステップS409”:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。このステップは、図4に示されるステップS409に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS410”:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS411”:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。このステップは、図4に示されるステップS411に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS412”:サーバ装置110は、ステップS411”において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、クラスタ履歴データベース部に格納されているクラスタ履歴情報を更新する。
ステップS413”:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックを仲介装置130に対して行う。
ステップS414”:仲介装置130は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
また、図6に示される実施形態において、ステップS601の前の任意のタイミングで、ステップS600’において、上述したステップS402’と同様に、クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有する個人特定情報に対応する個人識別情報を第三者に提供するための許諾を、その個人特定情報によって特定される個人から受けているか否かを判定してもよい。この判定結果が「Yes」である場合には、処理は図6のステップS601に進む。この判定結果が「No」である場合には、処理は後述されるステップS601’に進む。これにより、個人識別情報を第三者に提供するためにその個人の許諾が必要である場合にも対応可能なシステムを実現することが可能である。なお、クライアント装置120A1は、コンテンツを配信するという目的のために個人特定情報を第三者に限定的に提供することをその個人から予め許諾されているものとする。
図13Aは、ステップS600’における判定結果が「No」である場合にステップS600’の後にコンピュータシステム100’において実行される処理のフローの一例を示す。以下、図13Aに示される各ステップを説明する。
ステップS601’:クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有する個人特定情報にノイズを付与する処理を実行する。個人特定情報にノイズを付与する処理は、例えば、差分プライバシーを利用して個人特定情報にノイズを付与する処理を含むが、これに限定されない。
ステップS602’:クライアント装置120A1は、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とをサーバ装置110に送信する。
ステップS603’:サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とを受信する。
ステップS604’:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS603’において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS605’:サーバ装置110は、ステップS603’において受信されたノイズ付き個人特定情報に基づいて、ノイズクラスタ履歴データベース部(図示せず)に格納されている複数のノイズ付きクラスタ履歴情報のうち、ステップS603’において受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報を特定する。なお、この処理は、図12AのステップS407’に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
なお、ステップS605’において、サーバ装置110は、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とに少なくとも基づいて、ノイズ付きクラスタ履歴情報を特定するようにしてもよい。これにより、上述したように、クライアントに応じたノイズ付きクラスタ向けのカスタマイズを実現することが可能である。なお、ステップS602’におけるクライアント識別情報の送信は必須ではない。クライアント識別情報が送信されない場合には、ステップS605’において、サーバ装置110は、クライアント識別情報を使用しない。
ステップS606’:サーバ装置110は、ステップS604’において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS605’において特定されたノイズ付きクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。なお、この処理は、図12AのステップS408’に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
なお、ステップS603’において、サーバ装置110が、配信用フォーマットをさらに受信し、ステップS606’において、サーバ装置110が、個人特定情報とクラスタ履歴情報と配信用フォーマットとに少なくとも基づいてコンテンツ配信をカスタマイズするようにしてもよい。
ステップS607’:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。このステップは、図12Aに示されるステップS409’に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS608’:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS609’:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。このステップは、図4に示されるステップS411に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS610’:サーバ装置110は、ステップS609’において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、ノイズクラスタ履歴データベース部に格納されているノイズ付きクラスタ履歴情報を更新する。
ステップS611’:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
このように、サーバ装置110が個人識別情報を利用することができない場合であっても、ノイズクラスタ履歴データベース部に格納されているノイズ付きクラスタ履歴情報を用いてコンテンツ配信のカスタマイズを行うことにより、ノイズ付きクラスタ向けにカスタマイズされたコンテンツ配信を実現することが可能である。
なお、図13Aに示される実施形態では、サーバ装置110が個人識別情報を利用することなく(すなわち、ノイズ付きクラスタ履歴情報を用いて)コンテンツ配信のカスタマイズを行う一例を説明したが、本発明は、これに限定されない。以下、図13Bを参照して、サーバ装置110が個人識別情報を利用することなくコンテンツ配信のカスタマイズを行う他の一例を説明する。
図13Bは、ステップS600’における判定結果が「No」である場合にステップS600’の後にコンピュータシステム100’において実行される処理のフローの他の一例を示す。以下、図13Bに示される各ステップを説明する。
ステップS601”:クライアント装置120A1は、クライアント識別情報を特定する。
ステップS602”:クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有する個人特定情報と、クライアント識別情報とをサーバ装置110に送信する。この実施形態における個人特定情報は、好ましくは、コンテンツ配信のために利用される個人情報データ(例えば、個人の氏名、生年月日、住所、個人がクライアントから提供されているサービスに関する情報(例えば、個人の加入保険プラン、保険の満期日)など)をさらに含む。これにより、後述されるステップS605”において、その個人により適合したクラスタ(クラスタ履歴情報)を特定することが可能である。
ステップS603”:サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、個人特定情報とクライアント識別情報とを受信する。
ステップS604”:サーバ装置110は、ステップS603”において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS605”:サーバ装置110は、ステップS603”において受信された個人特定情報に基づいて、クラスタ履歴データベース部に格納されている複数のクラスタ履歴情報のうち、ステップS603”において受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定する。ステップS603”において受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報は、例えば、ステップS603”において受信された個人特定情報の少なくとも一部を含むクラスタ履歴情報、ステップS603”において受信された個人特定情報の少なくとも一部に類似する情報(すなわち、ステップS603”において受信された個人特定情報の少なくとも一部の上位概念)を含むクラスタ履歴情報であるが、これらに限定されない。
ステップS606”:サーバ装置110は、ステップS604”において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS605”において特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。なお、この処理は、図12BのステップS408”に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
なお、ステップS603”において、サーバ装置110が、配信用フォーマットをさらに受信し、ステップS606”において、サーバ装置110が、個人特定情報とクラスタ履歴情報と配信用フォーマットとに少なくとも基づいてコンテンツ配信をカスタマイズするようにしてもよい。
ステップS607”:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。このステップは、図12Bに示されるステップS409”に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS608”:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS609”:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。このステップは、図12Bに示されるステップS411”に対応するため、ここではその詳しい説明を省略する。
ステップS610”:サーバ装置110は、ステップS409”において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、クラスタ履歴データベース部に格納されているクラスタ履歴情報を更新する。
ステップS611”:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
9.新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステムの他の構成(代替構成3)
上述した実施形態では、個人履歴情報、クラスタ履歴情報、または、ノイズ付きクラスタ履歴情報に少なくとも基づいてサーバ装置110がコンテンツ配信をカスタマイズする例を説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、後述される図14および図15に示される実施形態のように、特定の個人仮想的なモデルに少なくとも基づいてサーバ装置110がコンテンツ配信をカスタマイズしてもよい。これにより、サーバ装置110は、コンテンツ配信の履歴データをデータベース部に蓄積することを必要とせず、機械的な学習および解析が可能なアルゴリズムをコンテンツ配信のカスタマイズに適用することが可能である。
図14は、上述した新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム1400の構成の一例を示す。なお、図14に示される実施形態では、サーバ装置は、個人情報(特に、個人特定情報)を保有する少なくとも1つのクライアント装置と直接通信し、そのクライアントを識別するためのクライアント識別情報と、そのクライアントが属するクライアントグループを識別するためのグループ識別情報とを格納しているデータベース部(図示せず)が、少なくとも1つのクライアント装置のそれぞれに接続されている。
図14に示される実施形態では、コンピュータシステム1400は、サーバ装置110と、クライアントグループAに属する少なくとも1つのクライアント装置120A1〜120ANと、クライアントグループBに属する少なくとも1つのクライアント装置120B1〜120BMと、少なくとも1人の個人によって使用される少なくとも1つのユーザ装置140〜140と、サーバ装置110に接続されているデータベース部150とを備えている。データベース部150は、識別情報データベース部152’と、モデルデータベース部153とを含む。
なお、図14に示される実施形態では、データベース部150に含まれる各データベース部の構成は特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部150に含まれる各データベース部は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。
図15Aは、識別情報データベース部152’に格納されている情報の構成の一例を示す。
識別情報データベース部152’には、ノイズ付き個人特定情報とモデルを識別するためのモデル識別情報との対応関係を示す情報が格納されている。さらに、図15Aに示されるように、ノイズ付き個人特定情報とクライアント識別情報との対応関係、ノイズ付き個人特定情報とグループ識別情報との対応関係のそれぞれを示す情報が格納されていてもよい。図15Aに示される実施形態では、例えば、ノイズ付き個人特定情報「xyzxyz」に対応する(モデル識別情報,クライアント識別情報,グループ識別情報)は、それぞれ、(aabbcc,CXXAA,GXXA)である。
なお、本明細書において、「モデル」とは、コンテンツ配信のカスタマイズのために機械学習を実行する仮想的なものをいう。
図15Bは、モデルデータベース部153に格納されている情報の構成の一例を示す。
モデルデータベース部153には、モデルに関する情報が格納されている。モデルに関する情報は、例えば、モデルを識別するための情報(モデルID)によって識別されることが可能である。モデルに関する情報は、例えば、モデルを識別するためのモデル識別情報、クライアントを識別するためのクライアント識別情報、および、そのクライアントが属するクライアントグループを識別するためのグループ識別情報に関連付けられている。モデルに関する情報は、例えば、モデル自体を示すモデルデータを含む。モデルは、任意の手法(例えば、協調機械学習技術、スプリット・ニューラルネットワーク技術)によってアップデートされることが可能である。
例えば、モデルは、協調機械学習技術によってアップデートされる。この手法では、モデルデータベース部153内のモデルデータが示すモデルは、共有モデルであり、共有モデルは、以下の手順に従ってアップデートされる。
(1)クライアント装置120A1およびクライアント装置120A2は、それぞれ、共有モデルのダウンロード要求をサーバ装置110に送信する。
(2)サーバ装置110は、クライアント装置120A1およびクライアント装置120A2のそれぞれに共有モデルを送信する。
(3)クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有している個人Aの個人情報(例えば、個人特定情報)を共有モデルに適用することにより、個人A用の個別モデルを生成し、共有モデルからの変更点(改善点)を示す第1のアップデート情報を生成する。なお、第1のアップデート情報は、個人特定情報を含まない。
(4)クライアント装置120A2は、クライアント装置120A2が保有している個人Bの個人情報(例えば、個人特定情報)を共有モデルに適用することにより、個人B用の個別モデルを生成し、共有モデルからの変更点(改善点)を示す第2のアップデート情報を生成する。なお、第2のアップデート情報は、個人特定情報を含まない。
(5)クライアント装置120A1およびクライアント装置120A2は、それぞれ、第1のアップデート情報および第2のアップデート情報をサーバ装置110に送信する。
(6)サーバ装置110は、第1のアップデート情報および第2のアップデート情報に基づいて、共有モデルをアップデートする。サーバ装置110は、例えば、第1のアップデート情報と第2のアップデート情報とを平均化する処理を実行し、平均化されたアップデート情報を用いて共有モデルをアップデートする。
(7)手順(1)〜(6)を繰り返す。
このように、サーバ装置110は、クライアント装置から受信されたアップデート情報に基づいて共有モデルをアップデートし、アップデートされた共有モデルに基づいてコンテンツ配信のカスタマイズを実行することにより、個人特定情報を保有することなく、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行することが可能である。
なお、この例では、2つのクライアント装置からアップデート情報をサーバ装置に送信する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。アップデート情報を送信するクライアント装置の数は、1以上の任意の整数である。
また、例えば、モデルは、スプリット・ニューラルネットワーク技術によってアップデートされる。この手法では、各クライアント装置が個別モデルを保有し、個別モデルは、以下の手順に従ってアップデートされる。
(1)クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有している個人Aの個人情報(例えば、個人特定情報)を個人A用の個別モデルに適用することにより、個人A用の個別モデルのフォワードプロパゲーションの一部を計算する。
(2)クライアント装置120A2は、クライアント装置120A2が保有している個人Bの個人情報(例えば、個人特定情報)を個人B用の個別モデルに適用することにより、個人B用の個別モデルのフォワードプロパゲーションの一部を計算する。
(3)クライアント装置120A1およびクライアント装置120A2は、それぞれ、個人A用の個別モデル、および、個人A用の個別モデルの計算されたフォワードプロパゲーションの一部、ならびに、個人B用の個別モデル、および、個人B用の個別モデルの計算されたフォワードプロパゲーションの一部をサーバ装置110に送信する。
(4)サーバ装置110は、個人A用の個別モデルと、個人A用の個別モデルの計算されたフォワードプロパゲーションの一部と、個人B用の個別モデルと、個人B用の個別モデルの計算されたフォワードプロパゲーションの一部とに基づいて、モデルを統合してフォワードプロパゲーションの残りの一部を計算し、統合モデルを生成する。
(5)サーバ装置110は、統合モデルにおいてバックプロパゲーションの一部を計算する。
(6)サーバ装置110は、統合モデルにおいて計算されたバックプロパゲーションの一部をクライアント装置120A1およびクライアント装置120A2のそれぞれに送信する。
(7)クライアント装置120A1は、統合モデルにおけるバックプロパゲーションの残りの一部を計算し、統合モデルのバックプロパゲーションの計算結果に基づいて、個人A用の個別モデルをアップデートする。クライアント装置120A2も、同様に、クライアント装置120A2の個別モデルをアップデートする。
このように、サーバ装置110が受信するのは、個別モデル、および、計算されたフォワードプロパゲーションの一部のみであり、個人特定情報を含まない。また、クライアント装置120A1は、統合モデルのバックプロパゲーションの計算結果に基づいて、クライアント装置120A1の個別モデルをアップデートすることにより、他のクライアント装置からのデータを組み合わせた統合モデルを利用することが可能であり、その統合モデルの恩恵を受けることが可能である。
10.コンピュータシステムの他の処理
図16は、コンピュータシステム1400において実行される処理のフローの一例を示す。なお、図16に示される実施形態では、例えば、協調機械学習技術を用いたモデルのアップデートが採用されているものとする。また、図16に示される実施形態では、クライアント装置120A1は、個人情報(特に、個人特定情報)を保有しており、サーバ装置110は、共有モデルを保有しているものとする。以下、図16に示される各ステップを説明する。
ステップS1601:クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有する個人特定情報にノイズを付与する処理を実行する。個人特定情報にノイズを付与する処理は、例えば、差分プライバシーを利用して個人特定情報にノイズを付与する処理を含むが、これに限定されない。
ステップS1602:クライアント装置120A1は、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とをサーバ装置110に送信する。
ステップS1603:サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、クライアント識別情報とを受信する。
ステップS1604:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS1603において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS1605:サーバ装置110は、ステップS1603において受信されたノイズ付き個人特定情報に基づいて、または、ステップS1603において受信されたノイズ付き個人特定情報とクライアント識別情報とに基づいて、モデルデータベース部153に格納されている複数のモデルのうち、ステップS1603において受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたモデル(すなわち、共有モデル)を特定する。
ステップS1606:サーバ装置110は、ステップS1604において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS1605において特定されたモデルとに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。
ステップS1604において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることは、例えば、ステップS1604において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成すること、ステップS1604において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けのコンテンツ配信のタイミングを特定することなどを含むが、これらに限定されない。
ステップS1607:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。なお、この処理は、図4のステップS409に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
ステップS1608:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS1609:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。なお、この処理は、図4のステップS411に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
ステップS1610:サーバ装置110は、ステップS1609において取得したカスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、モデルデータベース部153内のモデル(特に、一時的に記憶された個人識別情報とクライアント識別情報とに関連付けられたモデル)を更新する。
ステップS1611:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
図17は、コンピュータシステム1400において実行される処理のフローの他の一例を示す。なお、図17に示される実施形態では、例えば、スプリット・ニューラルネットワーク技術を用いたモデルのアップデートが採用されているものとする。また、図17に示される実施形態では、クライアント装置120A1は、個人情報(特に、個人特定情報)と、各個人に対応する個別モデルとを保有しているものとする。以下、図17に示される各ステップを説明する。
ステップS1701:クライアント装置120A1は、クライアント装置120A1が保有する個人特定情報にノイズを付与する処理を実行する。なお、この処理は、図16のステップS1601に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
ステップS1702:クライアント装置120A1は、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、その個人特定情報によって特定される個人用の個別モデルとをサーバ装置110に送信する。
ステップS1703:サーバ装置110は、クライアント装置120A1から、個人特定情報と、ノイズ付き個人特定情報と、その個人特定情報によって特定される個人用の個別モデルとを受信する。
ステップS1704:サーバ装置110は、少なくとも、ステップS1703において受信された個人特定情報をメモリ部113に一時的に記憶する。
ステップS1705:サーバ装置110は、ステップS1704において一時的に記憶された個人特定情報と、ステップS1703において受信された個別モデルとに少なくとも基づいて、一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズする。
ステップS1704において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることは、例えば、ステップS1704において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成すること、ステップS1704において一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けのコンテンツ配信のタイミングを特定することなどを含むが、これらに限定されない。
ステップS1706:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行する。なお、この処理は、図4のステップS409に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
ステップS1707:サーバ装置110は、一時的に記憶された個人特定情報をメモリ部113から削除する。これにより、サーバ装置110は、個人特定情報を保有しないようにすることが可能である。
ステップS1708:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を取得する。なお、この処理は、図4のステップS411に対応するため、ここではこの詳しい説明を省略する。
ステップS1709:サーバ装置110は、カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果のフィードバックをクライアント装置120A1に対して行う。
なお、図15A、図15B、図16、図17に示される実施形態では、ノイズ付き個人特定情報に関連付けられたモデルに基づくコンテンツ配信のカスタマイズの例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノイズを付与する処理が実行されていない個人特定情報に関連付けられたモデルに基づくコンテンツ配信のカスタマイズが実行されてもよい。この場合には、図15A、図15B、図16、図17に示される実施形態の説明において、図16のステップS1601および図17のステップS1701は省略され、図15Aに示される識別情報データベース部152’に格納されている情報と図16および図17の各ステップとにおいて、「ノイズ付き個人特定情報」を「個人特定情報」に読み替るようにすればよい。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、メッセージを配信するために個人特定情報を必要とするメッセージ配信アプリケーションを利用しつつ、個人特定情報を保有することなくカスタマイズされたコンテンツ配信を実行することを可能にするサーバ装置、プログラム等を提供するものとして有用である。
110 サーバ装置
120A1〜120AN クライアント装置
120B1〜120BM クライアント装置
130〜130 クライアント装置
140〜140 ユーザ装置
150 データベース部
160〜160 データベース部
170 インターネット
180〜180、180〜180 データベース部

Claims (33)

  1. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報と、前記クライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  2. 前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、前記クライアントに関連するクライアントのグループを識別するためのグループ識別情報と、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたグループ識別情報とに関連付けられた第2の個人履歴情報を特定することと
    をさらに実行するように構成されており、
    前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記第2の個人履歴情報にさらに基づいて行われる、請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記プロセッサ部は、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、前記第1の個人履歴情報、および、前記第2の個人履歴情報を更新すること
    をさらに実行するように構成されている、請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、コンテンツが配信されるタイミングをカスタマイズすることを含む、請求項1〜3のいずれかに記載のサーバ装置。
  5. 前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することを含む、請求項1〜4のいずれかに記載のサーバ装置。
  6. 前記データベース部には、複数のフォーマットがさらに格納されており、
    前記プロセッサ部は、
    前記一時的に記憶された個人特定情報、および/または、前記第1の個人履歴情報、および/または、前記第2の個人履歴情報に基づいて、前記複数のフォーマットの中から配信用フォーマットを特定すること
    をさらに実行するように構成されており、
    前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記特定された配信用フォーマットにさらに基づいて行われる、請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、配信用フォーマットを受信すること
    をさらに実行するように構成されており、
    前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記受信された配信用フォーマットにさらに基づいて行われる、請求項5に記載のサーバ装置。
  8. 前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報がさらに格納されており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人識別情報のうちの前記特定された第1の個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定すること
    をさらに実行するように構成されており、
    前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定されたクラスタ履歴情報にさらに基づいて実行される、請求項1〜7のいずれかに記載のサーバ装置。
  9. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記クライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  10. 前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することは、所定の関数を用いて前記一時的に記憶された個人特定情報を前記個人識別情報に変換することを含む、請求項9に記載のサーバ装置。
  11. 前記所定の関数を用いて前記一時的に記憶された個人特定情報を前記個人識別情報に変換することは、
    所定のロジックを用いて前記一時的に記憶された個人特定情報を中間識別情報に変換することと、
    前記所定の関数を用いて前記中間識別情報を前記個人識別情報に変換することと
    を含む、請求項10に記載のサーバ装置。
  12. 前記所定の関数は、不可逆変換関数である、請求項10または請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、前記クライアントに関連するクライアントのグループを識別するためのグループ識別情報と、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたグループ識別情報とに関連付けられた第2の個人履歴情報を特定することと
    をさらに実行するように構成されており、
    前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記第2の個人履歴情報にさらに基づいて行われる、請求項9〜12のいずれかに記載のサーバ装置。
  14. 前記プロセッサ部は、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信の実行結果を反映するように、前記第1の個人履歴情報、および、前記第2の個人履歴情報を更新すること
    をさらに実行するように構成されている、請求項13に記載のサーバ装置。
  15. 前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、コンテンツが配信されるタイミングをカスタマイズすることを含む、請求項9〜14のいずれかに記載のサーバ装置。
  16. 前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することを含む、請求項9〜15のいずれかに記載のサーバ装置。
  17. 前記データベース部には、複数のフォーマットがさらに格納されており、
    前記プロセッサ部は、
    前記一時的に記憶された個人特定情報、および/または、前記第1の個人履歴情報、および/または、前記第2の個人履歴情報に基づいて、前記複数のフォーマットの中から配信用フォーマットを特定すること
    をさらに実行するように構成されており、
    前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記受信された配信用フォーマットにさらに基づいて行われる、請求項16に記載のサーバ装置。
  18. 前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、配信用フォーマットを受信すること
    をさらに実行するように構成されており、
    前記特定された個人向けにカスタマイズされたコンテンツを生成することは、前記受信された配信用フォーマットにさらに基づいて行われる、請求項16に記載のサーバ装置。
  19. 前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報がさらに格納されており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人履歴情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人識別情報のうちの前記特定された第1の個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定すること
    をさらに実行するように構成されており、
    前記コンテンツ配信をカスタマイズすることは、前記特定されたクラスタ履歴情報にさらに基づいて実行される、請求項9〜18のいずれかに記載のサーバ装置。
  20. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人履歴情報のうちの前記特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  21. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報を受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記特定された個人履歴情報とに関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  22. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のノイズ付きクラスタ履歴情報が格納されており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記個人特定情報にノイズが付与されたノイズ付き個人特定情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のノイズ付きクラスタ履歴情報のうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたノイズ付きクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  23. カスタマイズされたコンテンツの配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報が格納されており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報を受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、配信対象のコンテンツカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツを配信するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  24. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のモデルが格納されており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記個人特定情報にノイズが付与されたノイズ付き個人特定情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のモデルのうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたモデルを特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたモデルとに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  25. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置であって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記プロセッサ部は、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と前記個人特定情報によって特定される個人用のモデルとを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記受信されたモデルとに少なくとも基づいて、前記個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行するように構成されている、サーバ装置。
  26. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のするためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報と、前記クライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  27. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、
    前記プロセッサ部は、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記クライアントを識別するためのクライアント識別情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記受信されたクライアント識別情報とに関連付けられた第1の個人履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定された第1の個人履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記特定された個人への前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  28. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、個人識別情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記受信された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記複数の個人履歴情報のうちの前記特定された個人履歴情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  29. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数の個人履歴情報および複数のクラスタ履歴情報が格納されており、前記複数の個人履歴情報のそれぞれは、個人識別情報に関連付けられており、前記複数のクラスタ履歴情報のそれぞれは、複数の個人識別情報に関連付けられており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報に少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報に対応する個人識別情報を生成することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数の個人履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報に関連付けられた個人履歴情報を特定することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記生成された個人識別情報と前記特定された個人履歴情報とに関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定された個人が属するクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  30. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のノイズ付きクラスタ履歴情報が格納されており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記個人特定情報にノイズが付与されたノイズ付き個人特定情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のノイズ付きクラスタ履歴情報のうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたノイズ付きクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたノイズ付きクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するノイズ付きクラスタ向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  31. カスタマイズされたコンテンツの配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のクラスタ履歴情報が格納されており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報を受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のクラスタ履歴情報のうち、前記受信された個人特定情報に関連付けられたクラスタ履歴情報を特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたクラスタ履歴情報とに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人が属するクラスタ向けに、配信対象のコンテンツカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツを配信するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  32. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記サーバ装置は、データベース部に接続されており、前記データベース部には、複数のモデルが格納されており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と、前記個人特定情報にノイズが付与されたノイズ付き個人特定情報とを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記データベース部に格納されている前記複数のモデルのうち、前記受信されたノイズ付き個人特定情報に関連付けられたモデルを特定することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記特定されたモデルとに少なくとも基づいて、前記一時的に記憶された個人特定情報によって特定される個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  33. カスタマイズされたコンテンツ配信を希望するクライアントから個人へのカスタマイズされたコンテンツ配信のためのサーバ装置において実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置は、プロセッサ部とメモリ部とを備え、
    前記サーバ装置は、前記クライアントによって使用されるクライアント装置と通信可能なように構成されており、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記クライアント装置から、個人特定情報と前記個人特定情報によって特定される個人用のモデルとを受信することと、
    前記受信された個人特定情報を前記メモリ部に一時的に記憶することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報と前記受信されたモデルとに少なくとも基づいて、前記個人向けに、コンテンツ配信をカスタマイズすることと、
    前記カスタマイズされたコンテンツ配信を実行するための処理を実行することと、
    前記一時的に記憶された個人特定情報を前記メモリ部から削除することと
    を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
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