JP6572633B2 - 水中無人機の搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水中無人機の搬送装置に関し、特に、水中無人機の母船から水中への投入や水中から母船への揚収に使用される水中無人機の搬送装置に関する。
近年、海洋、河川、ダム、貯水層等の水中や水底における探査、調査、測量、撮影等を行うために、無人の潜水機や探査機を用いる機会が増加している。これらの無人機は、一般に水中無人機(UUV:Unmanned Underwater Vehicle)と呼ばれており、自立型のAUV(Autonomous Underwater Vehicle)や遠隔操作型のROV(Remotely Operated Vehicle)が知られている。
かかる水中無人機の回収方法には、例えば、ダイバーが水中無人機を揚収網で捕獲して母船に設置した斜板から船上に引き上げる方法(特許文献1参照)、母船から回収カゴを水中に発射して曳航させ、水中無人機を収容した後、回収カゴを母船に格納する方法(特許文献2参照)、母船からネット状の揚収装置を水中に投入して曳航させ、水中無人機を収容した後、揚収装置を母船にクレーンで引き上げる方法(特許文献3参照)等が既に提案されている。
特開平11−291891号公報 特開2009−208511号公報 特開2013−184525号公報
しかしながら、ダイバーが水中で作業を行う回収方法では、波浪の影響をうけやすく、危険を伴うという問題があった。また、回収カゴや揚収装置を用いた回収方法では、水中で回収カゴや揚収装置に水中無人機を収容するためには、位置や方位を精密に制御しなければならないという問題があった。また、網やネット状の揚収装置を用いた場合には、水中無人機の一部が網やネットに引っ掛かって破損してしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みて創案されたものであり、水中無人機の損傷を抑制しつつ、水中無人機を容易に搬送することができる、水中無人機の搬送装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、水中無人機を母船と水中との間で往来させる水中無人機の搬送装置において、前記水中無人機を設置する設置面を備え所定の水深の範囲に留められる台座と、前記台座に配置され前記台座の浮力を調整する浮力調整装置と、前記台座の側面に接続された曳航索と、を備え、前記台座は、前記設置面が前記水中無人機の全長の数倍〜十倍程度の幅を有し、前記設置面の上方に前記水中無人機を移動させた後、前記台座又は前記水中無人機を相対的に浮沈させることによって前記水中無人機を前記設置面上に載置可能に構成されており、前記設置面に前記水中無人機を載置した状態で、前記台座を前記母船に接近若しくは離隔させる又は前記台座を水面と水中との間で浮沈させるようにした、ことを特徴とする水中無人機の搬送装置が提供される。
前記台座は、水中における姿勢を制御する姿勢制御装置を含んでいてもよい。また、前記台座は、浮上時に設置面上の水を排水する排水機構を含んでいてもよい。また、前記台座は、前記水中無人機を前記設置面上に拘束する拘束機構を含んでいてもよい。また、前記台座は、前記設置面上に配置され、前記水中無人機の突起物と前記設置面との干渉を回避することができるように前記水中無人機を支持する支持台を含んでいてもよい。また、前記台座は、水中で前記水中無人機と通信可能な通信機を含んでいてもよい。
本発明に係る水中無人機の搬送装置によれば、水中無人機を設置する設置面を備えた台座上に水中無人機を載置するようにしたことから、水中で水中無人機を台座上に移動させる際に、筒状の容器等に水中無人機を収容する場合と比較して、精密な制御を必要とすることがない。また、台座上に水中無人機を載置した状態で母船に回収又は揚収することができることから、ダイバーを潜水させる必要がなく、水中無人機と母船の構造物等との接触を抑制することができる。したがって、本発明によれば、水中無人機の損傷を抑制しつつ、水中無人機を容易に搬送することができる。
本発明の一実施形態に係る水中無人機の搬送装置を示す平面図である。 図1に示した搬送装置を用いた水中無人機の回収方法を示す説明図であり、(a)は台座移動工程、(b)は台座沈降工程、(c)は水中無人機移動工程、(d)は台座浮上工程、を示している。 図1に示した搬送装置を用いた水中無人機の揚収工程を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、である。 図1に示した搬送装置を用いた水中無人機の投入方法を示す説明図であり、(a)は台座移動工程、(b)は台座沈降工程、(c)は水中無人機移動工程、(d)は台座浮上工程、を示している。 台座の変形例を示す斜視図であり、(a)は第一変形例、(b)は第二変形例、(c)は第三変形例、(d)は第四変形例、を示している。 台座の変形例を示す平面図であり、(a)は第五変形例、(b)は第六変形例、(c)は第七変形例、(d)は第八変形例、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図6(d)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係る水中無人機の搬送装置を示す平面図である。図2は、図1に示した搬送装置を用いた水中無人機の回収方法を示す説明図であり、(a)は台座移動工程、(b)は台座沈降工程、(c)は水中無人機移動工程、(d)は台座浮上工程、を示している。図3は、図1に示した搬送装置を用いた水中無人機の揚収工程を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、である。
本発明の一実施形態に係る水中無人機Vの搬送装置1は、水中無人機Vを母船Sと水中との間で往来させる水中無人機Vの搬送装置であって、水中無人機Vよりも重力加速度の方向への投影面積が大きな面積を有する設置面21を備えた台座2と、台座2に配置され台座2の浮力を調整する浮力調整装置3と、台座2に接続された曳航索4と、を備え、設置面21に水中無人機Vを載置した状態で、台座2を母船Sに接近若しくは離隔させる又は台座2を水面と水中との間で浮沈させるようにしたものである。
水中無人機Vは、例えば、無索のUUVであり、自律型のAUVであってもよいし、遠隔操作型のROVであってもよい。かかる水中無人機Vは、母船Sから水中に投入され、探査、調査、測量、撮影等の仕事を行い、最終的に母船Sに回収又は揚収される。本実施形態に係る搬送装置1は、この水中無人機Vの投入及び回収(揚収)に使用することができる。
台座2は、例えば、図1及び図2(a)に示したように、一定の厚さを有する円盤形状を有している。台座2の外形は、例えば、上側に配置される天板、下側に配置される底板及び天板と底板とを接続する筒形状の側板により構成される。なお、台座2の形状は、図示した形状に限定されるものではなく、多角柱形状であってもよいし、水の抵抗を考慮した断面流線形状を有していてもよい。
台座2の内部には、台座2の水深を計測する深度センサ22、水中で水中無人機Vと通信可能な通信機23、台座2の浮力を調整する浮力調整装置3等が配置されている。これらの機器を作動させる電力は、台座2内に搭載された電池(図示せず)から供給してもよいし、母船Sからケーブルを介して供給するようにしてもよい。
深度センサ22は、水中に沈降した台座2の水深を計測し、水中無人機Vの投入又は回収に適した水深に台座2を移動させるために使用される。通信機23は、例えば、水中無人機Vと通信可能かつ測位計測可能な音響測位・通信機である。音響測位・通信機は、音響測位及び音響通信を兼用可能な一体型であってもよいし、音響測位と音響通信の機能を別体に分離したものであってもよい。
なお、「音響測位」とは、水中無人機Vに向かってパルス信号を発信し、それを受信した水中無人機Vがパルス信号を台座2に向かって発信し、その信号を通信機23で受信することによって水中無人機Vの相対的な位置や方位を計測することを意味する。また、「音響通信」とは、水中無人機Vの挙動(発進、停止、移動方向等)を制御するための信号を水中無人機Vに向かって送信することを意味する。
台座2の上面は、例えば、図2(d)に示したように、水中無人機Vを載置可能な設置面21を形成している。したがって、設置面21の面積は、水中無人機Vより大きいことが好ましく、大きければ大きいほど、水中無人機Vを設置面21上に移動させるための制御の精度を低くすることができる。例えば、設置面21は、水中無人機Vの全長の数倍〜十倍程度のを有していてもよい。
また、台座2は、後述するように、水面と水中との間で浮沈することから、浮上時に設置面21上の水を排水する排水機構24を有していてもよい。排水機構24は、例えば、台座2を上下に貫通する複数の管路によって構成される。管路の本数、配置、径の大きさ等は任意に設定することができる。
かかる排水機構24を配置することにより、台座2の浮上時に設置面21上の水を台座2の下方に排水することができ、浮上時における水の抵抗を低減することができるとともに、設置面21上を流れる水流によって設置面21上に載置された水中無人機Vの移動や転落を抑制することができる。また、本実施形態のように上下に貫通した排水機構24を有する場合には、台座2を沈降させる場合にも水を台座2の下方から上方に抜くことができ、沈降時における水の抵抗を低減することができる。
浮力調整装置3は、例えば、台座2の底部から注排水可能に構成されたバラストタンクである。例えば、台座2を水中に沈降させる場合にはバラストタンク内に水を注入し、台座2を水中で浮上させる場合にはバラストタンクから水を排出すればよい。かかる浮力調整装置3と深度センサ22とを用いることにより、水中における台座2の位置(水深)をある程度の範囲内に留めておくことができる。なお、浮力調整装置3は体積可変機構を備えた浮き袋等であってもよい。
曳航索4は、例えば、母船Sから台座2を曳航するワイヤである。曳航索4は、台座2の側面に接続される。曳航時における台座2の姿勢を安定させるために、曳航索4の先端は二股に分岐しており、台座2と二点で接続されている。曳航索4の後端は、例えば、母船Sに搭載された巻取機5に接続されている。なお、曳航索4は、台座2内の機器とデータ通信可能又は送電可能なケーブルであってもよい。
ここで、図2(a)〜(d)、図3(a)及び(b)を参照しつつ、作業後の水中無人機Vを母船Sに回収・揚収する方法について説明する。
図2(a)に示した台座移動工程は、水中無人機Vを回収したい場所に台座2を移動させる工程である。具体的には、母船Sから台座2を水面に投入し、巻取機5から曳航索4を繰り出して母船Sから離隔させながら台座2を曳航し、台座2を所定の場所に移動させる。このとき、母船Sを潮流に対向するように航走させることにより、母船Sの下流側で台座2を安定した状態で曳航することができるとともに、母船Sを停止した場合であっても台座2の位置を安定させることができる。
図2(b)に示した台座沈降工程は、台座2を所定の水深まで沈降させる工程である。具体的には、浮力調整装置3により台座2の浮力を小さくすることによって、台座2を水中に沈降させる。このとき、深度センサ22を用いて台座2の水深を計測しながら沈降させることにより、台座2を所定の水深の範囲に留めておくことができる。なお、水中で台座2の水深を安定させるために、台座2の水深を常時計測しながら、浮力調整装置3を用いて台座2の浮力を適宜制御するようにしてもよい。
図2(c)に示した水中無人機移動工程は、台座2の設置面21上に水中無人機Vを移動させる工程である。具体的には、台座2の通信機23を用いて、水中無人機Vの相対的な位置又は測位を計測し、水中無人機Vに進行方向、距離、深度等の航走データを送信する。通信機23は、水中無人機Vの位置を監視しながら、航走データを随時送信するようにしてもよい。なお、台座2が通信機23を有していない場合や障害物等によって通信機23の感度が低い場合には、母船Sを介して水中無人機Vと通信するようにしてもよい。
図2(d)に示した台座浮上工程は、水中無人機Vを載置した状態で台座2を水面に浮上させる工程である。具体的には、浮力調整装置3により台座2の浮力を大きくすることによって、台座2を水中から水面まで浮上させる。なお、図2(c)に示した水中無人機移動工程において、台座2の上方に水中無人機Vを留めておき、台座2を浮上させることによって設置面21上に水中無人機Vを載置させるようにしてもよい。
図3(a)及び(b)に示した揚収工程は、水中無人機Vを載置した台座2を母船S上に揚収する工程である。具体的には、図2(d)に示したように、台座2の設置面21上に水中無人機Vを載置した上程で台座2を水面に浮上させた後、巻取機5により曳航索4を巻き取ることによって台座2を母船Sに接近させる。そして、例えば、母船Sの船尾に配置されたブリッジ6を水面に降ろすことにより、台座2の揚収口を形成する。
その後、巻取機5を母船S上で前方に移動させたり、巻取機5により曳航索4を巻き取ったりして、台座2をブリッジ6上で滑らせながら母船S上に移動させる。台座2を母船S上に揚収した後、ブリッジ6は引き上げて揚収口を閉鎖する。なお、上述した揚収工程において、ブリッジ6に代えて、母船Sに配置されたデッキクレーン(図示せず)を使用するようにしてもよい。
本実施形態に係る水中無人機Vの搬送装置1によれば、水中無人機Vよりも重力加速度の方向への投影面積が大きな面積を有する設置面21を備えた台座2上に水中無人機Vを載置するようにしたことから、水中で水中無人機Vを台座上に移動させる際に、筒状の容器等に水中無人機Vを収容する場合と比較して、精密な制御を必要とすることがない。
また、台座2上に水中無人機Vを載置した状態で母船Sに回収又は揚収することができることから、ダイバーを潜水させる必要がなく、水中無人機Vと母船Sの構造物等との接触を抑制することができる。したがって、本実施形態に係る搬送装置1によれば、水中無人機Vの損傷を抑制しつつ、水中無人機Vを容易に搬送することができる。
次に、図4(a)〜(d)を参照しつつ、水中無人機Vを水中に投入する方法について説明する。ここで、図4は、図1に示した搬送装置を用いた水中無人機の投入方法を示す説明図であり、(a)は台座移動工程、(b)は台座沈降工程、(c)は水中無人機移動工程、(d)は台座浮上工程、を示している。
図4(a)に示した台座移動工程は、水中無人機Vを投入したい場所に水中無人機Vを載置した台座2を移動させる工程である。具体的には、水中無人機Vを載置した状態で母船Sから台座2を水面に投入し、巻取機5から曳航索4を繰り出して母船Sから離隔させながら台座2を曳航し、台座2を所定の場所に移動させる。このとき、母船Sを潮流に対向するように航走させることにより、母船Sの下流側で台座2を安定した状態で曳航することができるとともに、母船Sを停止した場合であっても台座2の位置を安定させることができる。
図4(b)に示した台座沈降工程は、水中無人機Vを載置した台座2を所定の水深まで沈降させる工程である。具体的には、浮力調整装置3により台座2の浮力を小さくすることによって、台座2を水中に沈降させる。このとき、深度センサ22を用いて台座2の水深を計測しながら沈降させることにより、台座2を所定の水深の範囲に留めることができる。なお、水中で台座2の水深を安定させるために、台座2の水深を常時計測しながら、浮力調整装置3を用いて台座2の浮力を適宜制御するようにしてもよい。
図4(c)に示した水中無人機移動工程は、台座2の設置面21上から水中無人機Vを移動させる工程である。具体的には、水中無人機Vのスラスタや推進器を作動させて、設置面21から水中無人機Vを離脱させる。その後、水中無人機Vは、台座2又は母船Sから送信された航走データに基づいて所定の場所に移動する。
図4(d)に示した台座浮上工程は、空になった台座2を水面まで浮上させる工程である。具体的には、浮力調整装置3により台座2の浮力を大きくすることによって、台座2を水中で浮上させ、最終的に水面まで浮上させる。
このように、本実施形態にかかる水中無人機Vの搬送装置1によれば、水中無人機Vの回収又は揚収だけでなく、水中無人機Vの水中への投入にも使用することができる。なお、母船Sから台座2を水面に投入する場合、作業を終えた台座2を母船S上に揚収する場合には、例えば、図3(a)及び(b)に示したようなブリッジ6やデッキクレーン(図示せず)を使用して作業すればよい。
次に、上述した台座2の変形例について、図5(a)〜図6(d)を参照しつつ説明する。ここで、図5は、台座の変形例を示す斜視図であり、(a)は第一変形例、(b)は第二変形例、(c)は第三変形例、(d)は第四変形例、を示している。図6は、台座の変形例を示す平面図であり、(a)は第五変形例、(b)は第六変形例、(c)は第七変形例、(d)は第八変形例、を示している。
図5(a)に示した台座2の第一変形例は、台座2の全体を金網で形成したものである。かかる構成によれば、金網の網目を排水機構24として利用することができる。なお、台座2内に収容される機器(深度センサ22、通信機23、浮力調整装置3等)については、個別又は一括して水密性を有する容器に収納するようにしてもよい。
図5(b)に示した台座2の第二変形例は、台座2の骨格を形成するフレーム2aと、フレーム2a間に展張される金網2bと、により台座2を形成したものである。かかる構成によれば、第一変形例に係る台座2よりも強度を向上させることができる。
図5(c)に示した台座2の第三変形例は、排水機構24を設置面21に形成された溝により構成したものである。ここでは、一方向に平行な溝を複数形成した場合を図示しているが、かかる形状に限定されるものではなく、例えば、放射状に溝を形成するようにしてもよい。また、台座2の中心側から外周側に向って溝を深く形成して傾斜面を形成し、排水しやすくさせるようにしてもよい。
図5(d)に示した台座2の第四変形例は、水中無人機Vを設置面21上に拘束する拘束機構25を配置したものである。拘束機構25は、例えば、台座2の外周に沿って立設された壁面によって構成される。かかる壁面(拘束機構25)を形成することにより、台座2の浮沈や移動時に水中無人機Vが設置面21上で動いたとしても、壁面によって水中無人機Vの移動を制限することができ、台座2からの転落を防止することができる。壁面の高さは、例えば、水中無人機Vの重心位置よりも高く形成される。
図6(a)に示した台座2の第五変形例は、台座2に水中における姿勢を制御する姿勢制御装置26を配置したものである。設置面21に水中無人機Vを載置した状態で台座2を浮沈させた場合、台座2が水の抵抗や潮流によって傾斜することが考えられる。そこで、本変形例では、姿勢制御装置26を略水平に保持するための姿勢制御装置26を備えている。姿勢制御装置26は、例えば、複数の浮力調整装置3によって構成することができる。
図示したように、複数の浮力調整装置3を略均等な間隔で配置することにより、複数の浮力調整装置3を個別に浮力を調整することによって、設置面21が略水平となるように台座2の姿勢を制御することができる。ここでは、四つの浮力調整装置3を配置する場合を図示したが、浮力調整装置3の個数は任意に設定することができる。
図6(b)に示した台座2の第六変形例は、姿勢制御装置26を垂直スラスタにより構成したものである。このように、姿勢制御装置26は、浮力調整装置3と別の装置として構成するようにしてもよい。ここでは、四つの垂直スラスタを配置する場合を図示したが、垂直スラスタの個数は任意に設定することができる。
図6(c)に示した台座2の第七変形例は、拘束機構25を電磁石により構成したものである。設置面21の内面に電磁石を配置することにより、水中無人機Vを設置面21上に吸着させることができ、台座2が傾斜した場合であっても水中無人機Vを設置面21上に拘束しておくことができる。図示したように、かかる拘束機構25は、姿勢制御装置26と併用するようにしてもよい。
図6(d)に示した台座2の第八変形例は、設置面21上に水中無人機Vを支持する支持台27を配置したものである。例えば、水中無人機Vがセンサ、安定翼、舵等の突起物pを有しているような場合に、設置面21に水中無人機Vを着陸させると突起物pが損傷する可能性がある。
そこで、本実施形態では、突起物pと設置面21との干渉を回避するための支持台27を設置面21に配置している。ここでは、支持台27を二本の板材により構成しているが、かかる形状に限定されるものではなく、水中無人機Vの構造に応じて任意に変更することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、上述した実施形態及び第一変形例〜第八変形例を適宜組み合わせて使用してもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 搬送装置
2 台座
2a フレーム
2b 金網
3 浮力調整装置
4 曳航索
5 巻取機
6 ブリッジ
21 設置面
22 深度センサ
23 通信機
24 排水機構
25 拘束機構
26 姿勢制御装置
27 支持台

Claims (6)

  1. 水中無人機を母船と水中との間で往来させる水中無人機の搬送装置において、
    前記水中無人機を設置する設置面を備え所定の水深の範囲に留められる台座と、
    前記台座に配置され前記台座の浮力を調整する浮力調整装置と、
    前記台座の側面に接続された曳航索と、を備え、
    前記台座は、前記設置面が前記水中無人機の全長の数倍〜十倍程度の幅を有し、前記設置面の上方に前記水中無人機を移動させた後、前記台座又は前記水中無人機を相対的に浮沈させることによって前記水中無人機を前記設置面上に載置可能に構成されており、
    前記設置面に前記水中無人機を載置した状態で、前記台座を前記母船に接近若しくは離隔させる又は前記台座を水面と水中との間で浮沈させるようにした、
    ことを特徴とする水中無人機の搬送装置。
  2. 前記台座は、水中における姿勢を制御する姿勢制御装置を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の搬送装置。
  3. 前記台座は、浮上時に設置面上の水を排水する排水機構を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の搬送装置。
  4. 前記台座は、前記水中無人機を前記設置面上に拘束する拘束機構を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の搬送装置。
  5. 前記台座は、前記設置面上に配置され、前記水中無人機の突起物と前記設置面との干渉を回避することができるように前記水中無人機を支持する支持台を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の搬送装置。
  6. 前記台座は、水中で前記水中無人機と通信可能な通信機を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の水中無人機の搬送装置。
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