JP6571069B2 - 環状アデノシン一リン酸−インコンピテントアデニリルシクラーゼならびに心不全を処置するおよび心機能を増大させるための組成物および方法 - Google Patents
環状アデノシン一リン酸−インコンピテントアデニリルシクラーゼならびに心不全を処置するおよび心機能を増大させるための組成物および方法 Download PDFInfo
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Description
特許協力条約(PCT)に基づく本国際出願は、米国特許法§119(e)のもとで、2013年6月7日に出願された米国仮出願第61/832,759号の優先権の利益を請求する。前記出願は、あらゆる目的についてその全体が参照によって本明細書に明示的に組み込まれる。
本発明は、概して、細胞分子生物学、遺伝子療法および医学に、より詳細には、心不全または心疾患を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を、環状アデノシン一リン酸−インコンピテント(cAMP−インコンピテント)6型アデニリルシクラーゼ(AC6)タンパク質またはポリペプチド(「AC6mut」とも称される)、またはAC6mutコード核酸配列を投与することによって処置するための組成物および方法に関する。
心筋細胞および他の細胞の膜貫通タンパク質であるアデニリルシクラーゼは、細胞内cAMPの生成によってp−アドレナリン作動性シグナル伝達を行う重要なエフェクター分子である。サイクリックAMPは、プロテインキナーゼA活性化を含めた下流の事象に関する二次メッセンジャーである。心不全は心機能と密接に関連するcAMP産生が損なわれることに関連する。哺乳動物の心筋細胞で発現する優性ACアイソフォームである心臓の6型AC(AC6)の増加には不全左心室(LV)に対する不定形の有益な効果があることが示されている。これらの効果としては、1)心筋症および急性心筋梗塞における生存の増加、2)AVブロックの低下に関連する活動電位持続時間の短縮および房室伝導の容易化、3)LV拡張および病的肥大の両方の軽減、4)SERCA2a活性の改善、ホスホランバン活性の上昇によるカルシウムハンドリングに対する有益な効果、ならびに5)心トロポニンIリン酸化の増加が挙げられる。
(1)心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を処置すること、
(2)心疾患、
心不全、
心機能または心拍出量の低下、
心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下
に対して個体または患者を処置する、好転させる、その影響を逆転させる、保護する、または予防すること、
(3)インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa2+の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa2+トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強すること、
(4)心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害すること、
(5)心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護すること、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させること、または
(6)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させること;または心不全のための入院の頻度を低下させること、
のためのもしくはそれに関する方法およびin vivoにおけるそのためのもしくはそれに関する方法であって、
(a)
(i)環状アデノシン一リン酸−インコンピテント(cAMP−インコンピテント)6型アデニリルシクラーゼ(AC6)タンパク質またはポリペプチド(「AC6mut」とも称される)であって、場合によって、組換え、合成、ペプチド模倣または単離されたAC6mutポリペプチドまたはペプチドであるAC6mut;または
(ii)AC6mutコード核酸もしくは遺伝子であって、
場合によって、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が転写調節配列に作動可能に連結しており、場合によって、転写調節配列がプロモーターおよび/もしくはエンハンサー、または心臓細胞に特異的なプロモーターもしくは筋細胞に特異的なプロモーターである;または、
場合によって、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が転写調節配列に作動可能に連結しており、場合によって、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物に含有され、送達ビヒクル、発現ビヒクル、ベクター、組換えウイルス、または等価物が細胞内でまたはin vivoにおいてAC6mutコード核酸もしくは遺伝子を発現することができ、
場合によって、細胞が心臓細胞または筋細胞である、
AC6mutコード核酸もしくは遺伝子
を提供するステップであって、
AC6mutがATPのcAMPへの分解を触媒しない、またはATPのcAMPへの分解を触媒する能力が損なわれており、場合によって、ATPのcAMPへの分解を触媒する能力が損なわれていることが、AC6mutが、野生型AC6によるATPからcAMPへの触媒活性の約1%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または95%しか有さないと定義され、
AC6mutを心筋細胞において発現させた場合に、in vivoにおける左心室(LV)機能が影響を受けずもしくは低下せずまたはLV機能が実質的に影響を受けず、低下もしない、
場合によって、心筋細胞におけるAC6mut発現により、筋小胞体によるCa2+の取り込みが増加し、
場合によって、心筋細胞におけるAC6mut発現により、SERCA2a活性化についてのEC50が低下し、
場合によって、心筋細胞におけるAC6mut発現により、ホスホランバンタンパク質の発現が減少し、
場合によって、置換により、Mg2+の結合が阻害され、触媒コアのGsα−媒介性活性化の効率が変更される、
ステップと、
(b)AC6mut、またはAC6mutコード核酸もしくは遺伝子を心臓細胞または心筋細胞に送達または投与する、またはAC6mutを心臓細胞または心筋細胞において発現させる、またはAC6mutコード核酸もしくは遺伝子を心臓細胞または心筋細胞において発現させるステップであって、
場合によって、AC6mutコード核酸が転写調節配列に作動可能に連結しており、または場合によって、送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物を心筋細胞、または、それを必要とする個体もしくは患者に送達または投与し、
場合によって、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子を心臓細胞または心筋細胞にin vivoで送達または投与することが、心筋もしくは心筋細胞への標的化送達である、または、心臓への直接送達もしくは投与を含む、または、心臓内注射もしくは注入を含む、
ステップと
を含み、
それにより、
心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を処置すること、
心疾患、心不全、心機能または心拍出量の低下、心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下に対して、個体または患者を処置する、好転させるまたは保護する(予防する)こと、
インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa2+の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa2+トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強すること、
心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害すること、
心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護すること、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させること、または
心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させること
のためのもしくはそれに関する方法およびin vivoにおけるそのためのもしくはそれに関する方法を提供する。
場合によって、非荷電もしくは非極性アミノ酸はアラニン(Ala)であり、場合によって、酸性アミノ酸はアスパラギン酸(Asp)である、または場合によって、非荷電もしくは非極性アミノ酸はAlaであり、酸性アミノ酸はAspである。
配列番号16に基づいてマウスアデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドの触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有し、配列番号17がD→A置換後の該ポリペプチドのアミノ酸配列である(配列番号16はD→A置換前のアミノ酸配列である)ACポリペプチド;または
配列番号11に基づいてマウスAC6mutポリペプチドの触媒コアの436位におけるAspのアラニン、またはAlaによる置換を有し、配列番号12がD→A置換後の該ポリペプチドのアミノ酸配列である(配列番号11はD→A置換前のアミノ酸配列である)ACポリペプチド
を含む。
(a)AC6mutコード核酸もしくは遺伝子は細胞の染色体に安定に挿入される、
(b)送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が、アデノ随伴ウイルス(AAV);組換えAAVウイルスもしくはベクター;AAVビリオン、またはアデノウイルスベクター、または任意のそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体であるまたはそれを含む、
(c)(b)の方法で、アデノ随伴ウイルス(AAV)、組換えAAVウイルスもしくはベクター、AAVビリオン、またはアデノウイルスベクターは、AAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;または任意のそのハイブリッドもしくは誘導体であるまたはそれを含む、
(d)AC6mutコード核酸もしくは遺伝子は、調節性または誘導性転写調節配列に作動可能に連結している、
(e)(d)の方法で、調節性または誘導性転写調節配列は、調節性または誘導性プロモーターである、
(f)(a)から(e)までのいずれかの方法で、転写調節配列に作動可能に連結したAC6mutコード核酸もしくは遺伝子、または送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物を、それを必要とする個体または患者に投与すると、心筋細胞におけるAC6mutの標的化送達および発現をもたらし、またはAC6mutが血流または全身循環中に放出される、または
(g)(a)から(f)までのいずれかの方法で、in vivoにおけるAC6mutレベルの上昇に応答する疾患、感染症または状態は、心収縮機能障害;うっ血性心不全(CHF);心臓線維症;心筋細胞疾患;心筋細胞機能障害または心筋細胞アポトーシスである。
(a)転写調節配列に作動可能に連結したAC6mutコード核酸もしくは遺伝子;または送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物を、それを必要とする個体または患者に、経口投与によって、筋肉内(IM)注射によって、静脈内(IV)注射によって、皮下(SC)注射によって、皮内注射によって、くも膜下腔内(intrathecal)注射によって、動脈内(IA)注射によって、冠内もしくは心臓内注射によって、眼内注射もしくは塗布によって、吸入によって、または微粒子銃粒子送達系によって、または「遺伝子銃」、空気銃もしくはHELIOS(商標)gene gun(Bio−Rad Laboratories、Hercules、CA)を使用することによって投与または送達し、
場合によって、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子をAAVベクターまたはAAV−9ベクターの静脈内(IV)注射によって送達する、または、
(b)転写調節配列に作動可能に連結したAC6mutコード核酸もしくは遺伝子;または発現ビヒクル、ベクター、組換えウイルス、または等価物を、それを必要とする個体または患者に、血流に面するまたは血流による流出を受ける身体内の任意の細胞、器官、組織または液腔(fluid space)に導入することによって投与または送達し、その結果、コードされるAC6mutタンパク質を組織内の細胞から分泌させ、血流中に放出させることができる。
(a)個体、患者または被験体に、AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子の発現を誘導する、または、AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子の発現を誘導するもしくはその発現を上方制御するプロモーター(例えば、AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結したプロモーター)を誘導もしくは活性化する刺激物またはシグナルを投与する、
(b)個体、患者または被験体にプロモーターの活性化因子の合成を誘導する刺激物またはシグナルを投与し、場合によって、プロモーターは、AC遺伝子プロモーター、または筋細胞に特異的なプロモーターである、
(c)個体、患者または被験体に、AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に特異的なプロモーターの天然または合成活性化因子の合成を誘導する刺激物またはシグナルを投与し、場合によって、天然活性化因子は内因性転写因子である、
(d)(c)の方法で、合成活性化因子は、内因性または外因性の標的遺伝子を特異的かつ選択的にオンにするように設計されたジンクフィンガーDNA結合性タンパク質であり、場合によって、内因性標的は、AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子またはAC6mutの活性化因子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結したプロモーターの活性化因子である、
(e)(a)から(c)までのいずれかの方法で、刺激物またはシグナルは、生物学的刺激物またはシグナル、光刺激物またはシグナル、化学的刺激物またはシグナルまたは医薬的刺激物またはシグナルを含む、
(f)個体、患者または被験体に、AC6mutの転写後活性化因子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結したプロモーターの活性化因子の発現を刺激または誘導する刺激物またはシグナルを投与する、または
(g)個体、患者または被験体に、AC6を発現する核酸もしくは遺伝子の転写抑制因子または転写後抑制因子を阻害するまたはそれの阻害を誘導する刺激物またはシグナルを投与する。
(1)心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を処置するための、
(2)心疾患、
心不全、
心機能または心拍出量の低下、
心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下
に対して個体または患者を処置する、好転させる、その影響を逆転させる、保護する、または予防するための、
(3)インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa2+の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa2+トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強するための、
(4)心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害するための、
(5)心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護する、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させるための、
(6)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させる;または心不全のための入院の頻度を低下させるための、
(7)心臓障害または心血管疾患のための、または
(8)冠動脈疾患(CAD);アテローム性動脈硬化症;血栓症;再狭窄;血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎;結節性多発性動脈炎;チャーグ・ストラウス症候群;高安動脈炎;川崎病;リケッチア性血管炎;アテローム硬化性動脈瘤;心筋肥大;先天性心疾患(CHD);虚血性心疾患;アンギナ;後天性弁膜症もしくは心内膜疾患;原発性心筋疾患;心筋炎;不整脈;移植片拒絶;代謝性心筋疾患;心筋ミオパチー;うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症;および/または、心臓移植のための
医薬の調製における、
請求項1から16のいずれかに記載のAC6mut;AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子;送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物;アデノ随伴ウイルス(AAV);組換えAAVウイルスもしくはベクター;またはアデノウイルスベクター、または任意のそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体を含む使用であって、
場合によって、AAVまたは組換えAAVウイルスもしくはベクターがAAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;または任意のそのハイブリッドもしくは誘導体、またはAC6mutを発現する細胞または心筋細胞を含む、
使用を提供する。
(1)心疾患、心不全、心機能または心拍出量の低下、心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下の処置において使用するための、またはそれのための、
(2)インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa2+の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa2+トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強する処置において使用するための、またはそれのための、
(3)心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害する処置において使用するための、またはそれのための、
(4)心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護する、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させる処置において使用するための、またはそれのための、
(5)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させる;または心不全のための入院の頻度を低下させる処置において使用するための、またはそれのための、
(6)心臓障害または心血管疾患の処置において使用するための、またはそれのための、または
(7)冠動脈疾患(CAD);アテローム性動脈硬化症;血栓症;再狭窄;血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎;結節性多発性動脈炎;チャーグ・ストラウス症候群;高安動脈炎;川崎病;リケッチア性血管炎;アテローム硬化性動脈瘤;心筋肥大;先天性心疾患(CHD);虚血性心疾患;アンギナ;後天性弁膜症もしくは心内膜疾患;原発性心筋疾患;心筋炎;不整脈;移植片拒絶;代謝性心筋疾患;心筋ミオパチー;うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症;および/または、心臓移植の処置において使用するための、またはそれのための、
本明細書において使用されるもしくは記載される、または本発明の任意の方法における治療用製剤。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
(1)心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を処置すること、
(2)心疾患、
心不全、
心機能または心拍出量の低下、
心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下
に対して個体または患者を処置する、好転させる、その影響を逆転させる、保護する、または予防すること、
(3)インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa 2+ の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa 2+ トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強すること、
(4)心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害すること、
(5)心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護すること、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させること、または
(6)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させること;または心不全のための入院の頻度を低下させること
のためのもしくはそれに関する方法またはin vivoにおけるそのためのもしくはそれに関する方法であって、
(a)
(i)環状アデノシン一リン酸−インコンピテント(cAMP−インコンピテント)6型アデニリルシクラーゼ(AC6)タンパク質またはポリペプチド(「AC6mut」とも称される)であって、場合によって、組換え、合成、ペプチド模倣または単離されたAC6mutポリペプチドまたはペプチドである該AC6mut;または
(ii)AC6mutコード核酸もしくは遺伝子であって、
場合によって、該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が転写調節配列に作動可能に連結しており、場合によって、該転写調節配列がプロモーターおよび/もしくはエンハンサー、または心臓細胞に特異的なプロモーターもしくは筋細胞に特異的なプロモーターである;または、
場合によって、該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が転写調節配列に作動可能に連結しており、場合によって、該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物に含有され、該送達ビヒクル、発現ビヒクル、ベクター、組換えウイルス、または等価物が細胞内でまたはin vivoにおいて該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子を発現することができ、
場合によって、該細胞が心臓細胞または筋細胞である、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子
を提供するステップであって、
該AC6mutがATPのcAMPへの分解を触媒しない、またはATPのcAMPへの分解を触媒する能力が損なわれており、場合によって、ATPのcAMPへの分解を触媒する該能力が損なわれていることが、該AC6mutが、野生型AC6による該ATPからcAMPへの触媒活性の約1%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または95%しか有さないと定義され、
前記AC6mutを心筋細胞において発現させた場合に、in vivoにおける左心室(LV)機能が影響を受けずもしくは低下せずまたはLV機能が実質的に影響を受けず、低下もせず、
場合によって、心筋細胞におけるAC6mut発現により、筋小胞体によるCa 2+ の取り込みが増加し、
場合によって、心筋細胞におけるAC6mut発現により、SERCA2a活性化についてのEC50が低下し、
場合によって、心筋細胞におけるAC6mut発現により、ホスホランバンタンパク質の発現が減少し、
場合によって、置換により、Mg 2+ の結合が阻害され、触媒コアのGsα−媒介性活性化の効率が変更される、
ステップと、
(b)該AC6mut、または該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子を心臓細胞または心筋細胞に送達または投与する、または該AC6mutを心臓細胞または心筋細胞において発現させる、または該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子を心臓細胞または心筋細胞において発現させるステップであって、
場合によって、該AC6mutコード核酸が転写調節配列に作動可能に連結しており、または場合によって、該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物を心筋細胞、または、それを必要とする個体もしくは患者に送達または投与し、
場合によって、該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子を該心臓細胞または心筋細胞にin vivoで送達または投与することが、心筋もしくは心筋細胞への標的化送達である、または、心臓への直接送達もしくは投与を含む、または、心臓内注射もしくは注入を含むステップ
とを含み、
それにより、
心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある該被験体を処置すること、
心疾患、心不全、心機能または心拍出量の低下、心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下に対して個体または患者を処置する、好転させるまたは保護する(予防する)こと、
インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa 2+ の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa 2+ トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強すること、
心筋細胞における細胞内cAMPレベルの該生成を阻害すること、
心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護すること、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させること、または
心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させること
のためのもしくはそれに関する方法またはin vivoにおけるそのためのもしくはそれに関する方法。
(項目2)
前記AC6mutがアデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドの前記触媒コア内に荷電または酸性アミノ酸の非荷電または非極性アミノ酸による置換を有するACポリペプチドを含み、
場合によって該非荷電または非極性アミノ酸がアラニン(Ala)であり、場合によって該酸性アミノ酸がアスパラギン酸(Asp)である、または場合によって該非荷電または非極性アミノ酸がAlaであり、該酸性アミノ酸がAspである、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記AC6mutが、
配列番号16に基づいてマウスアデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドの前記触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有し、配列番号17が該D→A置換後の該ポリペプチドのアミノ酸配列である(配列番号16は該D→A置換前のアミノ酸配列である)該ACポリペプチド;または
配列番号11に基づいてマウスAC6mutポリペプチドの前記触媒コアの436位におけるAspのアラニンまたはAlaによる置換を有し、配列番号12が該D→A置換後の該ポリペプチドのアミノ酸配列である(配列番号11は該D→A置換前のアミノ酸配列である)該ACポリペプチド
を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記AC6が哺乳動物AC6ポリペプチドである、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記AC6がヒトAC6ポリペプチドである、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記ヒトAC6ポリペプチドが、配列番号10に基づいてヒトAC6ポリペプチドの前記触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有し、配列番号13が該D→A置換後の該ポリペプチドのアミノ酸配列である(配列番号10は該D→A置換前のアミノ酸配列である)該ACポリペプチドを含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
(a)前記AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が細胞の染色体に安定に挿入されている、
(b)前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が、アデノ随伴ウイルス(AAV);組換えAAVウイルスもしくはベクター;AAVビリオン、またはアデノウイルスベクター、または任意のそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体であるまたはそれを含む、
(c)(b)の方法で、該アデノ随伴ウイルス(AAV)、組換えAAVウイルスもしくはベクター、AAVビリオン、またはアデノウイルスベクターが、AAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;または任意のそのハイブリッドもしくは誘導体であるまたはそれを含む、
(d)該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子が調節性または誘導性転写調節配列に作動可能に連結している、
(e)(d)の方法で、該調節性または誘導性転写調節配列が調節性または誘導性プロモーターである、
(f)(a)から(e)までのいずれかの方法で、転写調節配列に作動可能に連結している該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物を、それを必要とする個体または患者に投与すると、心筋細胞における前記AC6mutの標的化送達および発現をもたらし、またはAC6mutが血流または全身循環中に放出される;または
(g)(a)から(f)までのいずれかの方法で、in vivoにおけるAC6mutレベルの上昇に応答する疾患、感染症または状態が、心収縮機能障害;うっ血性心不全(CHF);心臓線維症;心筋細胞疾患;心筋細胞機能障害または心筋細胞アポトーシスである、
項目1に記載の方法。
(項目8)
(a)前記転写調節配列に作動可能に連結した前記AC6mutコード核酸もしくは遺伝子;または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物を、それを必要とする前記個体または患者に、経口投与によって、筋肉内(IM)注射によって、静脈内(IV)注射によって、皮下(SC)注射によって、皮内注射によって、くも膜下腔内注射によって、動脈内(IA)注射によって、冠内もしくは心臓内注射によって、眼内注射もしくは塗布によって、吸入によって、または微粒子銃粒子送達系によって、または「遺伝子銃」、空気銃もしくはHELIOS(商標)gene gun(Bio−Rad Laboratories、Hercules、CA)を使用することによって投与または送達し、
場合によって、前記AC6mutコード核酸もしくは遺伝子をAAVベクターまたはAAV−9ベクターの静脈内(IV)注射によって送達する、または
(b)該転写調節配列に作動可能に連結した該AC6mutコード核酸もしくは遺伝子;または該発現ビヒクル、ベクター、組換えウイルス、または等価物を、それを必要とする該個体または患者に、前記血流に面するまたは該血流による流出を受ける身体内の任意の細胞、器官、組織または液腔に導入することによって投与または送達し、その結果、コードされる該AC6mutタンパク質を該組織内の細胞から分泌させ、該血流中に放出させることができる、
項目1に記載の方法。
(項目9)
(a)前記個体、患者または被験体に、前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子の発現を誘導する、または、該AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子の発現を誘導するもしくはその発現を上方制御するプロモーター(例えば、該AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結したプロモーター)を誘導もしくは活性化する刺激物またはシグナルを投与する、
(b)該個体、患者または被験体にプロモーターの活性化因子の合成を誘導する刺激物またはシグナルを投与し、場合によって、該プロモーターがAC遺伝子プロモーター、または筋細胞に特異的なプロモーターである、
(c)該個体、患者または被験体に、該AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子または該AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に特異的なプロモーターの天然または合成活性化因子の合成を誘導する刺激物またはシグナルを投与し、
場合によって、該天然活性化因子が内因性転写因子である、
(d)(c)の方法で、該合成活性化因子が内因性または外因性の標的遺伝子を特異的かつ選択的にオンにするように設計されたジンクフィンガーDNA結合性タンパク質であり、場合によって、該内因性標的が、AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子またはAC6mutの活性化因子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結したプロモーターの活性化因子である、
(e)(a)から(c)までのいずれかの方法で、該刺激物またはシグナルが、生物学的刺激物またはシグナル、光刺激物またはシグナル、化学的刺激物またはシグナルまたは医薬的刺激物またはシグナルを含む、
(f)該個体、患者または被験体に、AC6mutの転写後活性化因子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、またはAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結したプロモーターの活性化因子の発現を刺激または誘導する刺激物またはシグナルを投与する、または
(g)該個体、患者または被験体に、AC6を発現する核酸もしくは遺伝子の転写抑制因子または転写後抑制因子を阻害するまたは阻害を誘導する刺激物またはシグナルを投与する、
項目1から8のいずれかに記載の方法。
(項目10)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子の発現を誘導する、または該AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子に作動可能に連結した前記調節性もしくは誘導性プロモーターの発現を誘導する前記化学物質または医薬品が、経口用抗生物質、ドキシサイクリンもしくはラパマイシンであるもしくはそれを含む、または、ドキシサイクリンを使用するtet調節系を使用して該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子またはその等価物の発現を誘導する、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が凍結乾燥物、液剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、散剤、噴霧剤、軟膏剤、または水性もしくは食塩水製剤中にまたは凍結乾燥物、液剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、散剤、噴霧剤、軟膏剤、または水性もしくは食塩水製剤として製剤化される、項目1から10のいずれかに記載の方法。
(項目12)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が、小胞、ヒドロゲル、ゲル、リポソーム、ナノリポソーム、ナノ粒子またはナノ脂質粒子(NLP)を含む、またはその中に製剤化される、項目1から11のいずれかに記載の方法。
(項目13)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が単離された細胞または培養細胞について製剤化され、場合によって該細胞が哺乳動物細胞、心臓細胞、またはヒト細胞、非ヒト霊長類細胞、サル細胞、マウス細胞、ラット細胞、モルモット細胞、ウサギ細胞、ハムスター細胞、ヤギ細胞、ウシ細胞、ウマ細胞、ヒツジ細胞、イヌ細胞またはネコ細胞である、項目1から11のいずれかに記載の方法。
(項目14)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が医薬品または滅菌物として製剤化される、項目1から13のいずれかに記載の方法。
(項目15)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物が、製造製品、人工臓器または埋没物と一緒に、それの上に、またはそれと共に製剤化または送達される、項目1から14のいずれかに記載の方法。
(項目16)
前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物は、in vitroまたはex vivoにおいてAC6mutポリペプチドを発現する、項目1から15のいずれかに記載の方法。
(項目17)
AC6mut応答性の病態、感染症、疾患、疾病、または状態に対して、個体または患者を処置する、好転させる、逆転させる、保護する、または予防するための方法であって、項目1から16のいずれかに記載の方法を実施することを含む方法。
(項目18)
心臓障害または心血管疾患を処置する、好転させる、逆転させる、保護する、または予防することを必要とする個体または患者における心臓障害または心血管疾患を処置する、好転させる、逆転させる、保護する、または予防するための方法であって、項目1から16のいずれかに記載の方法を実施することを含む方法。
(項目19)
前記心臓障害または心血管疾患が、冠動脈疾患(CAD);アテローム性動脈硬化症;血栓症;再狭窄;血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎;結節性多発性動脈炎;チャーグ・ストラウス症候群;高安動脈炎;川崎病;リケッチア性血管炎;アテローム硬化性動脈瘤;心筋肥大;先天性心疾患(CHD);虚血性心疾患;アンギナ;後天性弁膜症もしくは心内膜疾患;原発性心筋疾患;心筋炎;不整脈;移植片拒絶;代謝性心筋疾患;心筋ミオパチー;うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症;および/または、心臓移植を含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
(1)心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を処置するための、
(2)心疾患、
心不全、
心機能または心拍出量の低下、
心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下
に対して個体または患者を処置する、好転させる、その影響を逆転させる、保護する、または予防するための、
(3)インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa 2+ の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa 2+ トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強するための、
(4)心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害するための、
(5)心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護する、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させるための、
(6)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させる;または心不全のための入院の頻度を低下させるための、
(7)心臓障害または心血管疾患のための、または
(8)冠動脈疾患(CAD);アテローム性動脈硬化症;血栓症;再狭窄;血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎;結節性多発性動脈炎;チャーグ・ストラウス症候群;高安動脈炎;川崎病;リケッチア性血管炎;アテローム硬化性動脈瘤;心筋肥大;先天性心疾患(CHD);虚血性心疾患;アンギナ;後天性弁膜症もしくは心内膜疾患;原発性心筋疾患;心筋炎;不整脈;移植片拒絶;代謝性心筋疾患;心筋ミオパチー;うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症;および/または、心臓移植のための
医薬の調製における、
項目1から16のいずれかに記載のAC6mut;AC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子;送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物;アデノ随伴ウイルス(AAV);組換えAAVウイルスもしくはベクター;またはアデノウイルスベクター、または任意のそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体の使用であって、
場合によって、該AAVまたは組換えAAVウイルスもしくはベクターが、AAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;または任意のそのハイブリッドもしくは誘導体、またはAC6mutを発現する細胞または心筋細胞を含む、使用。
(項目21)
(1)心疾患、心不全、心機能または心拍出量の低下、心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下の処置において使用するための、またはそれのための、
(2)インタクトな心筋細胞における筋小胞体(SR)によるCa 2+ の取り込みの増加および/または弛緩時間の短縮を伴うCa 2+ トランジェントの上昇によってインタクトな心筋細胞におけるカルシウムハンドリングを増強する処置において使用するための、またはそれのための、
(3)心筋細胞における細胞内cAMPレベルの生成を阻害する処置において使用するための、またはそれのための、
(4)心筋細胞をプログラム細胞死(アポトーシス)シグナルから保護する、またはアポトーシスシグナル後にプログラム細胞死(アポトーシス)のシグナルを受ける心筋細胞の数を減少させる処置において使用するための、またはそれのための、
(5)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させる;または心不全のための入院の頻度を低下させる処置において使用するための、またはそれのための、
(6)心臓障害または心血管疾患の処置において使用するための、またはそれのための、または、
(7)冠動脈疾患(CAD);アテローム性動脈硬化症;血栓症;再狭窄;血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎;結節性多発性動脈炎;チャーグ・ストラウス症候群;高安動脈炎;川崎病;リケッチア性血管炎;アテローム硬化性動脈瘤;心筋肥大;先天性心疾患(CHD);虚血性心疾患;アンギナ;後天性弁膜症もしくは心内膜疾患;原発性心筋疾患;心筋炎;不整脈;移植片拒絶;代謝性心筋疾患;心筋ミオパチー;うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症;および/または、心臓移植の処置において使用するための、またはそれのための、
項目1から16までのいずれかにおいて使用または記載されている治療用製剤。
代替の実施形態では、本発明の方法を実施するために、本発明は、単離された、合成のおよび/または組換えのAC6mutポリペプチドをコードする核酸もしくは遺伝子を提供する。代替の実施形態では、本発明の方法を実施するために、本発明は、in vivoにおける発現のための発現ビヒクルにおける(例えば、スプライスした)、例えば、ベクター、例えば、AAV、もしくは任意のそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体、または組換えウイルスにおける組換え型のAC6mutを発現する核酸もしくは遺伝子を提供する。
代替の実施形態では、送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、または等価物は、アデノ随伴ウイルス(AAV);組換えAAVウイルス、ベクターもしくはビリオン;または、アデノウイルスベクターであるまたはそれを含む。代替の実施形態では、AAV、組換えAAVウイルスもしくはベクター、またはアデノウイルスベクターは、AAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;または任意のそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体であるまたはそれを含む。
代替の実施形態では、本発明は、AC6mutをin vivoで心筋細胞に送達し、発現させるための組成物および方法を提供する。代替の実施形態では、これらの組成物は、これらの目的のために製剤化されたAC6mutコード核酸、例えば、緩衝液中、生理食塩水溶液中、粉末中、エマルジョン中、小胞中、リポソーム中、ナノ粒子中、ナノリポ粒子(nanolipoparticle)中などに製剤化された発現ビヒクルまたはAC6mutコード核酸を含む。
本発明は、本発明の方法を実施するため、例えば、in vivoまたはex vivoにおいてAC6mutまたはAC6mutコード核酸もしくは遺伝子を心筋細胞に送達するために使用する化合物(例えば、AC6mutまたはAC6mutコード核酸もしくは遺伝子)を含むナノ粒子、ナノリポ粒子、小胞およびリポソーム膜も提供する。代替の実施形態では、これらの組成物を、例えば、所望の細胞型、例えば、哺乳動物心臓細胞、心筋細胞などを標的とするための細胞表面ポリペプチドを含めたポリペプチドなどの生物学的分子を含めた特定の分子を標的とするように設計する。
代替の実施形態では、任意の送達ビヒクルを使用して、本発明の方法または組成物を実施すること、例えば、in vivoまたはex vivoにおいてAC6mutまたはAC6mutコード核酸もしくは遺伝子を送達して本発明の方法を実施することができる。例えば、例えば米国特許公開第20060083737号に記載の通り、例えば、ポリエチレンイミン誘導体などのポリカチオン、カチオン性ポリマーおよび/またはカチオン性ペプチドを含む送達ビヒクルを使用することができる。
代替の実施形態では、本発明の方法は、本発明を実施するために使用するAC6mutコード核酸もしくは遺伝子を含むまたは発現する細胞、例えば、心臓細胞または心筋細胞を埋め込むまたは生着させるステップも含み、一態様では、本発明の方法は、AC6mutコード核酸もしくは遺伝子(もしくはそれらを発現する細胞)をex vivoもしくはin vivoで血管、組織もしくは器官、例えば、心臓もしくは心筋細胞に埋め込むもしくは生着させるステップ、または、再プログラミングされた分化細胞を、それを必要とする個体に埋め込むもしくは生着させるステップを含む。
本発明は、本発明の組成物および方法を含み、その使用のための指示を含むキットを提供する。そのように、本発明の細胞、送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルスなども提供され得る。
cAMP−インコンピテントACの送達により心機能が増大する
この実施例では、本発明の例示的な実施形態:心不全を処置するためにcAMP−インコンピテントACを心筋細胞に送達することの有効性が実証される。この研究では、本発明者らは、LVにおけるcAMP産生を減少させるAC変異体分子が、Ca2+ハンドリングに対するその効果のみによって左心室(LV)機能に対する好都合な効果を有するかどうかを検討した。
AC6mutトランスジェニックマウスの生成(図1A)。動物の使用は、Association for Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Careガイドラインに従い、Institutional Animal Care and Use Committee of VA San Diego Healthcare Systemに認可されたものであった。心臓を対象とするAC6mutの発現を有するマウスを生成するために、C末端にAU1タグを有するマウスAC6mut cDNA[4]をα−ミオシン重鎖プロモーターとSV40ポリAの間にサブクローニングした。カリフォルニア大学(University of California)、San Diegoのトランスジェニックマウス設備(近交系C57BL/6)において行われた前核注射のために、発現カセットを含有する9.2kbの断片を使用した。尾部先端から調製したゲノムDNAのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によってファウンダーマウスを同定した。
AC6mutトランスジェニックマウス。AC6mutマウスは、それらの導入遺伝子陰性同胞とは物理的に区別できなかった。成体マウスの剖検により、体重、脛骨の長さ、LVの重量、および肺の重量に群間の差異は示されなかったことが示された(表1)。
この研究の最も驚くべき重要な知見は、βARにより刺激されるcAMP産生を著しく損なう変異体AC6分子の心臓を対象とする発現に伴ってイソプロテレノール刺激に応答したLV機能が保持されることである。これは心エコー検査および単離した灌流心臓における収縮機能の研究によって確認された。他の状況では心臓におけるcAMP生成の顕著な減少に比例してLV収縮機能が低下する。例えば、cAMPの損失が一般に50%低下する心不全の大多数のモデルでは、LV dP/dtおよびβAR応答性が同様に低下する[10]、[11]、[12]、[13]、[14]。さらに、cAMP生成力の60%の低下が伴うAC6の欠失には、LV収縮機能の同様の低下も伴った[5]。それでは何によってイソプロテレノールで刺激したLV収縮機能の保持が説明されるだろうか。
A.この図には、AC6mutの構築における、C1ドメイン(細胞内ループ)の426位(配列番号16に基づく位置番号)におけるアスパラギン酸(asp)のアラニン(ala)による置換の部位が示されている。この置換により、Mg2+の結合が阻害され、触媒コアのGsα媒介性活性化の効率が変更され、これによりAC6の酵素活性が損なわれ、その結果、cAMP産生が減少する。M1およびM2はAC6の膜貫通ドメインであり、C1およびC2は、触媒コアを形成するAC6の細胞質ドメインであり、βARはβ−アドレナリン作動性受容体であり、βYおよびαは、グアノシン5’−三リン酸(GTP)結合性タンパク質、Gsの成分である。
B.AC6mut mRNAの発現を内因性AC6と導入遺伝子AC6mutに共通のプライマーを使用したqRT−PCRによって評価した。GAPDH mRNAを検出するためのプライマーをqRT−PCR反応の内部対照として使用した。AC6mut mRNAは内因性AC6に対して62倍増加した。棒中の動物数+SE;スチューデントのt検定、対応のない、両側。
C.抗AC5/6抗体を使用した免疫ブロッティングでAC6mutタンパク質を検出し、抗AU1タグ抗体を使用して確認した。AC6mutタンパク質は内因性AC6に対して17倍増加した。
D.AC6mutマウスおよび対照マウスから単離した心筋細胞における、イソプロテレノール(Iso;10μM、10分)またはNKH477(NKH;10μM、10分)を用いた刺激前(基底)および刺激後のサイクリックAMP産生;cAMP酵素イムノアッセイ。AC6mutマウス由来の心筋細胞(M対C、対照)ではIsoおよびフォルスコリン類似体であるNKH477に応答したcAMP産生が損なわれたことが示された。棒は平均+SEを示す;一元配置ANOVA、続くボンフェローニの事後検定からのp値(n=6、各群)。
E.抗AU1抗体(赤色);抗カベオリン3(Cav−3)抗体(緑色、カベオラについて);抗タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ(PDI)抗体(緑色、筋小胞体について);抗ラミンA抗体(緑色、核エンベロープについて)、および抗電位依存性アニオン選択チャネルタンパク質(VDAC)抗体(緑色、ミトコンドリアについて)を使用した、AC6mutマウスから単離した心筋細胞と、対照マウスから単離した心筋細胞におけるAC6mutタンパク質の2重免疫蛍光染色。核は青色である。AC6mut導入遺伝子はカベオラ、SR、および核エンベロープにおいて検出されたが、ミトコンドリアに関連しなかった。
A.上のグラフ:刺激していない(基底)またはイソプロテレノール(Iso;10μM、10分)もしくはNKH477(NKH;10μM、10分)を用いて刺激した、単離した心筋細胞におけるPKA活性。AC6mut発現により、基底のPKA活性が低下し(p=0.01)、Iso活性(p=0.001)とNKH活性(p=0.001)の両方も低下した(n=3、各群)。
下のゲル:LVホモジネート中のPKAタンパク質。LVにおけるPKA触媒サブユニットタンパク質の発現はAC6mut発現によって変更されなかった。
B.AC6mutマウスおよび対照マウス由来の左心室ホモジネートを使用した免疫ブロットにおいて、重要なシグナル伝達タンパク質の発現およびそれらのリン酸化が示されている。群間の差異は観察されなかった。ホスホ(P)および総(T)PKA調節性サブユニットII−αおよびII−β、PKCα、ホスホジエステラーゼ3A型(PDE3A)、ホスホトロポニンI(P22/23−TnI)、および総TnIが示されている。
C.イソプロテレノール刺激の前後のRyR2、PLBおよびTnIのリン酸化を各群から単離した心筋細胞の培養物において評価した。RyR2、PLBおよびTnIの基底のリン酸化に群間の差異は示されなかった。イソプロテレノール刺激に伴って両群でRyR2、PLB、およびTnIのリン酸化が増加したが、AC6mutマウス由来の心筋細胞の方が広範囲にわたった(図2C)。
D.AC6mutマウス由来の心筋細胞においてイソプロテレノール刺激に伴ってRyR2、PLB、およびTnIのリン酸化が増加したことを示す図2Cからのデータがローディング(GAPDH)に対して正規化したグラフ形式で示されている。TnIリン酸化の増加は統計的に有意ではなかった(p=0.07)。
AC6mut TGマウスから単離した心臓(黒塗りの丸;n=11)では、広範囲のイソプロテレノール用量によるイソプロテレノール刺激に応答してLV dP/dtの保持が示された。データを獲得し、群同一性に関する知見を用いずに解析した。白抜きの丸、導入遺伝子陰性対照マウス(n=12)。群間の差異はなかった(二元配置ANOVA)。データ点は平均±SEを示す。
A.上:AC6mutマウスおよびTG陰性同胞対照マウス由来のプールしたLV試料におけるCa2+の取り込み活性(n=6、両群)
下:AC6mutの発現により、Ca2+に対するSERCA2aの親和性が低下した。50%最大効果(EC50)のためのCa2+の有効濃度を、異なる遊離のCa2+濃度における最初のATP依存性のCa2+の取り込み速度から算出した。
B.上:AC6mut発現に伴ってLVにおけるホスホランバン(PLB)発現が減少した。
下:AC6mut発現に伴ってLVにおけるCREM−1タンパク質の発現が増加した。
C.上:AC6mut発現に伴ってLVにおけるS100A1タンパク質の発現が増加した。
下:AC6mut発現に伴ってLVにおけるP133−CREBタンパク質の発現が増加した。総CREB発現は両群で同様であった。
D.AC6mut発現は、SERCA2a、カルレティキュリン、カルセケストリンまたはホスホ−S16−PLBタンパク質のLVにおける発現に影響を及ぼさなかった(n=4、両群)。
E.AC6mutマウスおよび対照マウスから単離した心筋細胞における抗AU1抗体(赤色)および抗CREM−1抗体(緑色)または抗AU1および抗ホスホ−CREB(S133、緑色)を使用した、AC6mutタンパク質の2重免疫蛍光染色。核は青色で示された。AC6mut発現により、CREM−1およびホスホ−CREBの核への局在化が増加した。
グラフ(A、B、C)中、棒は平均+SEを示し、棒の中の数字は群のサイズを示し、棒の上の数字(member)はスチューデントのt検定(対応のない、両側)からのp値を示す。
A.放出された基底のCa2+(収縮期Ca2+−拡張期Ca2+)に群間の差異は示されなかった。
B.イソプロテレノール(Iso;10μM)を用いて刺激した心筋細胞における代表的なIndo−1 Ca2+トランジェント記録はAC6mutマウス由来の心筋細胞の方が高かった。要約データがパネルCに示されている。
C.イソプロテレノールの存在下で放出されるCa2+がAC6mutマウス由来の心筋細胞では増加した。
D.イソプロテレノールの存在下でのピークCa2+トランジェントまでの時間がAC6mutマウス由来の心筋細胞では短くなった。
E.イソプロテレノールの存在下での50%弛緩までの時間(tau)がAC6mutマウス由来の心筋細胞では短くなった。
実験を4回繰り返した。棒は平均+SEを示し、棒の中の数字は心筋細胞の数を示し、棒の上の数はスチューデントのt検定(対応のない、両側)からのp値を示す。
Claims (10)
- 変異6型アデニリルシクラーゼ(AC6mut)ポリペプチドまたはAC6mutコード核酸を含む製剤であって、
該AC6mutが、ATPのcAMPへの分解を触媒しない、または野生型AC6によるATPからcAMPへの触媒活性と比較してATPのcAMPへの分解を触媒する能力が損なわれており、
AC6mutをin vivoの心筋細胞において発現させた場合に、左心室(LV)収縮機能が影響を受けずもしくは低下せずまたはLV収縮機能が実質的に影響を受けずもしくは低下もしない、製剤であって、
(1)心疾患または心不全を有するまたはそれを有するリスクがある被験体を処置するため、
(2)心疾患、
心不全、
心機能または心拍出量の低下、
心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下
に対して個体または患者を処置する、好転させる、その影響を逆転させる、保護する、または予防するため、あるいは
(3)心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させること;または心不全のための入院の頻度を低下させることにおいて使用するため、または
(4)心臓障害または心血管疾患を処置する、好転させる、逆転させる、保護する、または予防することを必要とする個体または患者における心臓障害または心血管疾患を処置する、好転させる、逆転させる、保護する、または予防することにおいて使用するため
の製剤であって、該AC6mutがCa 2+ の取り込みを増加させる、製剤。 - 前記AC6mutが、
(a)アデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドの触媒コア内の荷電または酸性アミノ酸の非荷電または非極性アミノ酸による置換を有するACポリペプチドであって、
該非荷電または非極性アミノ酸がアラニン(Ala)であり、該酸性アミノ酸がアスパラギン酸(Asp)である、または該非荷電または非極性アミノ酸がAlaであり、かつ該酸性アミノ酸がAspである、ACポリペプチド、または
(b)配列番号16に基づいてマウスアデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドの前記触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有する該ACポリペプチド;もしくは
配列番号11に基づいてACポリペプチドの前記触媒コアの436位におけるAspのアラニン(Ala)による置換を有するマウスAC6mutポリペプチド
を含む、請求項1に記載の製剤。 - (a)前記AC6ポリペプチドが、配列番号10に基づいてAC6ポリペプチドの前記触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有するヒトACポリペプチドを含み;
(b)前記AC6mutポリペプチドが配列番号17もしくは配列番号12もしくは配列番号13を有し;
(c)該AC6mutが、細胞の染色体に安定に挿入されるAC6mutコード核酸にコードされるか、または送達ビヒクル、ベクター、発現ベクターもしくは組換えウイルスにコードされ、
ここで、該AC6mutコード核酸が調節性または誘導性転写調節配列に作動可能に連結し、
前記心疾患が心収縮機能障害、うっ血性心不全、心臓線維症、心筋細胞疾患、または心筋細胞機能障害であり;
(d)該AC6mutは、アデノ随伴ウイルス、組換えAAVウイルスもしくはベクター、AAVビリオン、アデノウイルスベクター、またはそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体によってコードされ、または
(e)該AC6mutは、AAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;またはそのハイブリッドもしくは誘導体によってコードされる、
請求項2に記載の製剤。 - (a)前記転写調節配列に作動可能に連結した前記AC6mutコード核酸、前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスを、それを必要とする前記個体または患者に、経口投与によって、筋肉内注射によって、静脈内注射によって、皮下注射によって、皮内注射によって、動脈内注射によって、冠内もしくは心臓内注射によって、吸入によって、または微粒子銃粒子送達系によって、または「遺伝子銃」、または空気銃を使用することによって投与または送達するために製造され、
またはコードされる該AC6mutポリペプチドを組織内の細胞から分泌させ、血流中に放出させるように、前記血流に面するまたは該血流による流出を受ける身体内の任意の細胞、器官、組織または液腔に導入することによって投与または送達するために製造され:または
(b)前記製剤が、該AC6mutの発現を誘導する経口用抗生物質、ドキシサイクリンもしくはラパマイシンを含む、請求項3に記載の製剤。 - (a)前記AC6mutまたは前記AC6mutを発現する核酸、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが凍結乾燥物、液剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、散剤、噴霧剤、軟膏剤、または水性もしくは食塩水製剤中にまたは凍結乾燥物、液剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、散剤、噴霧剤、軟膏剤、または水性もしくは食塩水製剤として製剤化され、
(b)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが、小胞、ヒドロゲル、ゲル、リポソーム、ナノリポソーム、ナノ粒子またはナノ脂質粒子を含む、またはその中に製剤化され、
(c)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが単離された細胞または培養細胞において製剤化され、場合によって該細胞が哺乳動物細胞、心臓細胞、またはヒト細胞、非ヒト霊長類細胞、サル細胞、マウス細胞、ラット細胞、モルモット細胞、ウサギ細胞、ハムスター細胞、ヤギ細胞、ウシ細胞、ウマ細胞、ヒツジ細胞、イヌ細胞またはネコ細胞であり、
(d)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが医薬品または滅菌物として製剤化され、
(e)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが、製造製品、人工臓器または埋没物と一緒に、それの上に、またはそれと共に製剤化または送達され、場合によって、該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスは、in vitroまたはex vivoにおいてAC6mutポリペプチドを発現する、
請求項4に記載の製剤。 - 前記心臓障害または心血管疾患が、冠動脈疾患、アテローム性動脈硬化症、血栓症、再狭窄、血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎、結節性多発性動脈炎、チャーグ・ストラウス症候群、高安動脈炎、川崎病、リケッチア性血管炎、アテローム硬化性動脈瘤、心筋肥大、先天性心疾患、虚血性心疾患、アンギナ、後天性弁膜症もしくは心内膜疾患、原発性心筋疾患、心筋炎、不整脈、移植片拒絶、代謝性心筋疾患、心筋ミオパチー、うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症、および、心臓移植からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製剤。
- 心疾患の処置あるいは心疾患または心不全を有するリスクの処置において使用するため、あるいは
心疾患、
心不全、
心機能または心拍出量の低下、
心臓の感染症または心臓の状態に起因する心機能または心拍出量の低下、
心臓障害、または
心血管疾患
に対して個体または患者を処置する、好転させる、その影響を逆転させる、保護する、または予防することにおいて使用するための、あるいは
心不全患者においてまたは心機能もしくは心拍出量の低下が生じる心臓の感染症もしくは心臓の状態を有する個体において、心機能もしくは心拍出量を増加させ、症状を軽減し、かつ/または死亡率を低下させる、または心不全のための入院の頻度を低下させることにおいて使用するための、
製剤であって、前記製剤が変異6型アデニリルシクラーゼ(AC6mut)ポリペプチドまたはAC6mutコード核酸を含むことを特徴とし、
該AC6mutが、ATPのcAMPへの分解を触媒しない、または野生型AC6によるATPからcAMPへの触媒活性と比較してATPのcAMPへの分解を触媒する能力が損なわれており、該AC6mutがCa 2+ の取り込みを増加させる、
製剤。 - (a)前記AC6mutがアデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドの触媒コア内の荷電または酸性アミノ酸の非荷電または非極性アミノ酸による置換を有するACポリペプチドを含み、
該非荷電または非極性アミノ酸がアラニン(Ala)であり、該酸性アミノ酸がアスパラギン酸(Asp)であり、または該非荷電または非極性アミノ酸がAlaであり、かつ該酸性アミノ酸がAspであり、好ましくは、マウスアデニリルシクラーゼ(AC)ポリペプチドは、配列番号16に基づいて該ACポリペプチドの該触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有し、または
マウスAC6mutポリペプチドは配列番号11に基づいて該ACポリペプチドの該触媒コアの436位におけるAspのアラニン(Ala)による置換を有し;
(b)ヒトAC6ポリペプチドが、配列番号10に基づいて該ACポリペプチドの該触媒コアの426位におけるAspのAlaによる置換を有するヒトAC6ポリペプチドを含み、または該AC6mutポリペプチドが配列番号17もしくは配列番号12もしくは配列番号13を有し;
(c)該AC6mutが、細胞の染色体に安定に挿入されるAC6mutコード核酸にコードされるか、または送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、組換えウイルス、好ましくは、アデノ随伴ウイルス(AAV)、組換えAAVウイルスもしくはベクター、AAVビリオン、アデノウイルスベクター、またはそのシュードタイプ、ハイブリッドもしくは誘導体、特に、AAV血清型AAV5、AAV6、AAV7、AAV8もしくはAAV9;アカゲザルAAV(AAVrh)、もしくはAAVrh10;またはそのハイブリッドもしくは誘導体にコードされ;または
該AC6mutコード核酸が、調節性または誘導性転写調節配列に作動可能に連結し、前記心疾患が心収縮機能障害、うっ血性心不全(CHF)、心臓線維症、心筋細胞疾患、または心筋細胞機能障害であり、あるいは
(d)該転写調節配列に作動可能に連結した該AC6mutコード核酸、該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスは、それを必要とする患者に、
経口投与によって、筋肉内(IM)注射によって、静脈内(IV)注射によって、皮下(SC)注射によって、皮内注射によって、動脈内(IA)注射によって、冠内もしくは心臓内注射によって、吸入によって、または微粒子銃粒子送達系によって、または「遺伝子銃」、または空気銃を使用することによって投与または送達するためのものであり、
または、コードされる該AC6mutポリペプチドを組織内の細胞から分泌させ、血流中に放出させ得るように前記血流に面するまたは該血流による流出を受ける身体内の任意の細胞、器官、組織または液腔に導入することによって投与または送達するためのものである、
請求項7に記載の製剤。 - (a)前記製剤が、該AC6mut発現を誘導する経口用抗生物質、ドキシサイクリンもしくはラパマイシンを含み、
(b)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または前記送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが、凍結乾燥物、液剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、散剤、噴霧剤、軟膏剤、または水性もしくは食塩水製剤中にまたは凍結乾燥物、液剤、ゲル剤、ヒドロゲル剤、散剤、噴霧剤、軟膏剤、または水性もしくは食塩水製剤として製剤化され、
(c)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが、小胞、ヒドロゲル、ゲル、リポソーム、ナノリポソーム、ナノ粒子またはナノ脂質粒子(NLP)を含む、またはその中に製剤化され、
(d)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが単離された細胞または培養細胞において製剤化され、好ましくは、該細胞が哺乳動物細胞、心臓細胞、またはヒト細胞、非ヒト霊長類細胞、サル細胞、マウス細胞、ラット細胞、モルモット細胞、ウサギ細胞、ハムスター細胞、ヤギ細胞、ウシ細胞、ウマ細胞、ヒツジ細胞、イヌ細胞またはネコ細胞であり、
(e)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが医薬品または滅菌物として製剤化され、
(f)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスが、製造製品、人工臓器または埋没物と一緒に、それの上に、またはそれと共に製剤化または送達され、あるいは
(g)該AC6mutまたは該AC6mutを発現する核酸、または該送達ビヒクル、ベクター、発現ベクター、または組換えウイルスは、in vitroまたはex vivoにおいてAC6mutポリペプチドを発現する、
請求項8に記載の製剤。 - 前記心臓障害または心血管疾患が、冠動脈疾患(CAD)、アテローム性動脈硬化症、血栓症、再狭窄、血管炎、自己免疫性またはウイルス性血管炎、結節性多発性動脈炎、チャーグ・ストラウス症候群、高安動脈炎、川崎病、リケッチア性血管炎、アテローム硬化性動脈瘤、心筋肥大、先天性心疾患(CHD)、虚血性心疾患、アンギナ、後天性弁膜症もしくは心内膜疾患、原発性心筋疾患、心筋炎、不整脈、移植片拒絶、代謝性心筋疾患、心筋ミオパチー、うっ血性心筋症、肥大性心筋症もしくは拘束型心筋症、および、心臓移植からなる群から選択される、請求項7〜9のいずれかに記載の製剤。
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