JP6570836B2 - 工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法 - Google Patents

工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スス等によるトラブルの発生を防止しつつ、発電をすることが可能な工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法に関する。
燃焼室と煙突を接続する排気管を備えた工業用炉としては、例えば特許文献1及び2が知られている。特許文献1の「加熱炉の炉圧制御方法」は、交互に燃焼及び排気を繰り返す対となる蓄熱式バーナーを有する加熱炉の炉圧制御方法であって、前記蓄熱式バーナーからの排ガス流路に設けられた流量調整弁の開度調整又は排ガス吸引ブロワーの吸引量の調整を行い、炉圧が一定になるように制御するものである。
特許文献1は、燃焼室と煙突を接続する排ガス流路(排気管)を有し、燃焼室からの排ガスを、燃焼室と煙突との間に設けられた排ガス吸引ブロワにより吸引して、煙突から排出する加熱炉を開示している。
特許文献2の「排ガス発電浄化システム」は、サイクロン集塵機を通過した高温排ガスの膨張力で回転するタービン車室にブロワーを用いて排ガスを導入すると共に、タービン車室入口またはタービン車室内もしくはその両方に尿素水のミストを噴霧し気化させ、タービン車室内における該ミストの気化膨張時のエネルギーを直接タービン駆動に利用することでタービンの回転力を増加させ、連結された発電用モーターによりエネルギー回収し、該タービン排気を湿式浄化装置へ送り込んで排ガスの浄化を行うと共に該気化したミストを凝縮したのちフィルターにより微細な塵埃を濾過したものを該タービンへの噴霧用ミストとして再び用い、炉内または煙道にも噴霧し、湿式浄化装置から排出された排気の一部又は全部を炉内へ還流させて還流させない排気を活性炭吸着塔に送り込み、又は該排気を活性炭吸着塔へ送り込み、該活性炭吸着塔から排出される排ガスの一部又は全部を炉内へ還流させるようにしている。
特開平7−280461号公報 国際公開第2014/017377号パンフレット
上記のように、工業用炉における排ガスをタービン車室等に導入して発電する場合には、機関の稼働時に発生する排ガスがタービン車室等に導入されるので、タービンが排ガスに晒され、タービンにスス等が付着して回転し難くなる、あるいは回転不能になるというトラブルが発生するおそれがあり、これらのトラブルを回避するためには、定期的な清掃を余儀なくされるという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、スス等によるトラブルの発生を防止しつつ、発電をすることが可能な工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる工業用炉は、燃焼室と煙突を接続する排気管と、開放されて、上記排気管内に外気を取り込む開閉弁と、ジェネレータに接続され、開放された上記開閉弁から取り込まれて上記排気管を流れる外気により回転されて発電する羽根車とを備え、前記燃焼室の排ガスを吸引して前記煙突に送る吸引ブロワが、前記羽根車を有する前記ジェネレータを構成し、炉運転の非稼働時に、前記開閉弁が開放されることを特徴とする。
本発明にかかる工業用炉は、燃焼室と煙突を接続する排気管と、該排気管と炉外部とを連通する分岐管と、該分岐管内で回転可能な羽根車を備えたジェネレータと、該ジェネレータの上記羽根車と上記排気管との間に設けられ、炉運転の非稼働時に、外気を取り込む開閉弁とを備えたことを特徴とする。
前記排気管は、蓄熱式交番燃焼バーナの排気管であることを特徴とする。
本発明にかかる工業用炉の省エネルギ稼働方法は、上記工業用炉を用い、前記開閉弁を開くステップと、前記開閉弁から取り込まれた外気による気流により、前記羽根車を回転させて発電するステップとを有することを特徴とする。
前記発電するステップにより発電された電気は、蓄電池に蓄えることを特徴とする。
本発明にかかる工業用炉の改造方法は、燃焼室と煙突を接続する排気管と、該燃焼室の排ガスを吸引して該煙突に送る吸引ブロワとを備えた既存の工業用炉に対し、羽根車を有するジェネレータを前記吸引ブロアで構成すると共に、炉運転の非稼働時に、開放されて該排気管内に外気を取り込む開閉弁を設けるステップを備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる工業用炉の改造方法は、燃焼室と煙突を接続する排気管を備えた既存の工業用炉に対し、該排気管と炉外部とを連通する分岐管と、該分岐管内で回転可能な羽根車を備えたジェネレータと、上記排気管と上記ジェネレータとの間に介設され、炉運転の非稼働時に開放されて該排気管内に外気を取り込む開閉弁とを設けるステップを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法にあっては、排気管に開閉弁(吸気開閉弁)を取り付けただけで、羽根車(ジェネレータに転用される吸引ブロワの羽根車)を回転して、スス等によるトラブルの発生を防止しつつ、発電をすることができる。また、既存の工業用炉を簡単な部品の追加で、上記のような省エネルギータイプに改造することができる。
本発明に係る工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法の好適な一実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法の変形例を示す概略構成図である。 図2に示した変形例に関し、ジェネレータを複数備えた場合を示す概略構成図である。 本発明に係る工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法について、羽根車にシロッコファンを用いた場合を示す概略斜視図である。
以下に、本発明にかかる工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法を示す概略構成図である。
本実施形態に係る工業用炉1は、蓄熱式交番燃焼バーナを用いた工業用炉1である。図1に示すように、工業用炉1は、燃焼室2と、当該燃焼室2の両側に各々接続され、蓄熱体が設けられた蓄熱室3a及び燃料ノズル(図示せず)を有する、2つで対の蓄熱式バーナ3と、各々の蓄熱室3aに連結されて燃焼用空気を供給するための供給管4と、各々の蓄熱室3aに連結されて煙突5に接続される、煙道をなす排気管6とを備えている。排気管6は、左右の蓄熱室3aを介して、燃焼室2と煙突5とを接続する。以下の説明においては、図1において左側の蓄熱式バーナ3を左蓄熱式バーナL3とも称し、右側の蓄熱式バーナ3を右蓄熱式バーナR3とも称する。
供給管4は、供給開閉弁7を介して、各蓄熱室3aに連結される。供給管4には、供給開閉弁7よりも上流側に、外気を取り込むための供給ブロワ8が設けられる。
排気管6は、排気開閉弁9を介して、各蓄熱室3aに連結される。排気管6には、排気開閉弁9の下流側に、具体的には、排気開閉弁9と煙突5との間に、蓄熱室3a側から排ガスを吸引して煙突5に送るための吸引ブロワ10が設けられる。吸引ブロワ10を駆動するモータ11には、当該モータ11をジェネレータ(発電機)として使用した際に、モータ11で発電された電気エネルギを蓄えるためのバッテリ12が接続される。
排気管6には、排気開閉弁9及び吸引ブロワ10よりも上流側に、開放されることで排気管6内に外気(ATM)を取り込むための吸気開閉弁13が設けられる。
以下の説明においては、左蓄熱式バーナL3側の供給開閉弁7を左供給開閉弁L7、左蓄熱式バーナL3側の排気開閉弁9を左排気開閉弁L9と称し、右蓄熱式バーナR3側の供給開閉弁7を右供給開閉弁R7、右蓄熱式バーナR3側の排気開閉弁7を右排気開閉弁R9と称する。
本実施形態にかかる工業用炉1では、2つの蓄熱式バーナ3のうち、例えば左蓄熱式バーナL3の左供給開閉弁L7を開き、左排気開閉弁L9を閉じると共に、右蓄熱式バーナR3の右供給開閉弁R7を閉じ、右排気開閉弁R9を開いて、燃料を左蓄熱式バーナL3の燃料ノズルに供給することにより、燃焼室2内に火炎を生成する。このとき、吸気開閉弁13は閉止されていて、燃焼により発生した排ガスは、右蓄熱式バーナR3の蓄熱室3aに導入され、蓄熱体を昇温した後に、右排気開閉弁R9から排気管6を流通して煙突5から排出される。
次いで、左蓄熱式バーナL3の左供給開閉弁L7を閉じ、左排気開閉弁L9を開くと共に、右蓄熱式バーナR3の右供給開閉弁R7を開き、右排気開閉弁R9を閉じて、燃料を右蓄熱式バーナR3の燃料ノズルに供給することにより、燃焼室2内に火炎を生成する。このときも、吸気開閉弁13は閉止されていて、燃焼により発生した排ガスは、左蓄熱式バーナL3の蓄熱室3aに導入され、蓄熱体を昇温した後に、左排気開閉弁L9から排気管6を流通して煙突5から排出される。このように左蓄熱式バーナL3と右蓄熱式バーナR3とを交互に切り替えて、工業用炉1を稼働する。
工業用炉1の稼働時には、燃焼により発生する高温の排ガスが吸引ブロワ10により、排気管6から煙突5に排出されるので、排気管6は高温の排ガスによって加熱される。他方、工業用炉1の非稼働時には、左供給開閉弁L7、左排気開閉弁L9、右供給開閉弁R7及び右排気開閉弁R9はいずれも閉止されていて、排ガスの発生及び流通はないが、排ガスにより加熱された排気管6内では、高温の排ガスが煙突5を上昇するように空気が移動していて、僅かなドラフト効果が生じている。このとき、排気管6に設けた吸気開閉弁13が開放されることにより、外気が排気管6内に取り込まれ、排気管6内には、煙突5に向かって流れる強い気流が発生する。
排気管6には、吸引ブロワ10が設けられている。排ガスが発生しない工業用炉1の非稼働時には、吸引ブロワ10も駆動されない。しかしながら、吸引ブロワ10の羽根車10aは、排気管6に連通された、吸引ブロワ10のガス流路に位置されている。このため、羽根車10aは、吸気開閉弁13が開放されると、排気管6に取り込まれて流れる外気により回転駆動される。吸引ブロワ10の羽根車10aが回転駆動されると、吸引ブロワ10の羽根車10aに接続されてこれを駆動するモータ11は、ジェネレータとして機能される。これにより、電気エネルギが生成され、モータ11に接続されたバッテリ12に充電される。
本実施形態の工業用炉1にあっては、開放されることによって、煙突5と接続される排気管6内に外気を取り込む吸気開閉弁13が設けられているので、高温の排ガスにより加熱された排気管6の温度が高いときに、吸気開閉弁13を開放することで、排気管6内に煙突5に向かう強い気流を発生させることができる。そして、排気管6には、排ガスを吸引するための吸引ブロワ10が設けられているので、強い気流が発生した際には、排気管6に設けた吸引ブロワ10の羽根車10aが回転駆動されるので、これにより、モータ11をジェネレータとして回転駆動し発電することができる。
そしてまた、本実施形態では、工業用炉の省エネルギ稼働方法として、吸気開閉弁13を開くステップと、吸気開閉弁13から排気管6に取り込まれた外気の気流により、羽根車10aを回転させて発電するステップとを有していて、これにより、外気のドラフトを利用した省エネルギ化を促進することができる。
さらに、上記構成では、専用のジェネレータを設けることなく、既存の工業用炉1の排気管6に、外気を取り込む吸気開閉弁13を設けるだけで、発電可能な工業用炉1を構成することができる。すなわち、排気用の吸引ブロワ10を備えた既存の工業用炉1に、当該吸引ブロワ10へ外気を送り込む吸気開閉弁13を設けるステップを備えることで、既存の工業用炉1を発電可能な工業用炉1に改造することができる。
そして本実施形態の工業用炉1は、非稼働時に吸気開閉弁13を開放して、外気で発電するので、排ガスで羽根車10aを回転して発電する場合と比べて、羽根車10aにスス等が付着することを確実に抑えることができる。このため、スス等が付着して、羽根車10aが回転し難くなる、あるいは回転不能になるというトラブル発生を防止でき、また、このようなトラブル発生を回避するための清掃も不要とすることができる。また、吸引ブロワ10のモータ11で生成しバッテリ12に充電した電気エネルギは、どのような用途にも、例えば、次回稼働時に供給ブロワ8や吸引ブロワ10を駆動するための電力として使用することができる。
図2は、本発明に係る工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法の変形例を示す概略構成図である。
上記実施形態においては、発電用のジェネレータとして、吸引ブロワ10のモータ11を使用する例について説明したが、これに限るものではない。図2に示す変形例のように、煙突5に接続された排気管6に、排気管6内と工業用炉1の外部とを連通する分岐管14を設け、分岐管14内に羽根車が配置されるジェネレータ15を備え、排気管6とジェネレータ15との間に外気を取り込むための吸気開閉弁13を設けるようにしても良い。
この変形例にあっても、工業用炉1の非稼働時に吸気開閉弁13を開放することにより、分岐管14から外気(ATM)が排気管6内に取り込まれると共に、排気管6内及び分岐管14内に煙突5に向かって流れる強い気流が発生する。そして、分岐管14に発生した強い気流により、羽根車が回転されて、当該羽根車に接続されたジェネレータ15が電気エネルギを生成し、生成された電気エネルギはバッテリ12に充電される。
変形例の場合には、羽根車を回転させるのは外気のみによる気流なので、たとえ工業用炉1が稼働中に吸気開閉弁13を開放して発電をしても、羽根車にスス等が付着することはない。すなわち、変形例では、工業用炉1の稼働中であり、吸引ブロワ10を発電に使えない時であっても発電することができる。また、工業用炉1の稼働中に発電できるので、ジェネレータ15により発電した電気エネルギを用いて供給ブロワ8や吸引ブロワ10を駆動することができる。
この変形例の上記構成では、既存の工業用炉1の排気管6に、外気を取り込む吸気開閉弁13に加えて、分岐管とジェネレータを設けることにより、発電可能な工業用炉1を構成することができる。すなわち、排気管6を備えた既存の工業用炉1に、排気管6と工業用炉1の外部とを連通する分岐管14と、分岐管14内で回転可能な羽根車を備えたジェネレータ15と、排気管6とジェネレータ15との間に介設され、開放されて排気管6内に外気を取り込む吸気開閉弁13とを設けるステップを備えることで、既存の工業用炉1を発電可能な工業用炉1に改造することができる。
図3は、図2に示した変形例に関し、ジェネレータを複数備えた場合を示す概略構成図である。図示したように、分岐管14には、複数のジェネレータ15を設けても良く、その場合、バッテリ12は、各ジェネレータ15に対し個別に設けても、あるいは複数のジェネレータ15に対し、単体で設けるようにしても良い。
図4は、本発明に係る工業用炉、工業用炉の省エネルギ稼働方法及び工業用炉の改造方法について、羽根車にシロッコファンを用いた場合を示す概略斜視図である。例えば、分岐管14にジェネレータ15を複数設ける場合には、図4に示すように、ジェネレータ15の羽根車としてシロッコファン16を使用することにより、省スペース化及び気流の圧損低減を図ることができる。
上記実施形態においては、工業用炉1として、蓄熱式交番燃焼バーナ3を用いた工業用炉1を例に挙げて説明したが、燃焼室2と煙突5を接続する排気管6を備えた工業用炉1であれば、どのような構成のものであってもよい。
また、ジェネレータ15によって発電された電気は、一般周知のように、蓄電池(図示せず)に蓄えるようにしてもよいことはもちろんである。このようにすれば、いつでも任意の時に、上記工業用炉1で、あるいは他の設備でも利用することができるようになる。
1 工業用炉
2 燃焼室
3 蓄熱バーナ
3a 蓄熱室
4 供給管
5 煙突
6 排気管
7 供給開閉弁
8 供給ブロワ
9 排気開閉弁
10 吸引ブロワ
10a 羽根車
11 モータ
12 バッテリ
13 吸気開閉弁
14 分岐管
15 ジェネレータ
16 シロッコファン
L3 左蓄熱式バーナ
L7 左供給開閉弁
L9 左排気開閉弁
R3 右蓄熱式バーナ
R7 右供給開閉弁
R9 右排気開閉弁

Claims (7)

  1. 燃焼室と煙突を接続する排気管と、開放されて、上記排気管内に外気を取り込む開閉弁と、ジェネレータに接続され、開放された上記開閉弁から取り込まれて上記排気管を流れる外気により回転されて発電する羽根車とを備え、
    前記燃焼室の排ガスを吸引して前記煙突に送る吸引ブロワが、前記羽根車を有する前記ジェネレータを構成し、炉運転の非稼働時に、前記開閉弁が開放されることを特徴とする工業用炉。
  2. 燃焼室と煙突を接続する排気管と、該排気管と炉外部とを連通する分岐管と、該分岐管内で回転可能な羽根車を備えたジェネレータと、該ジェネレータの上記羽根車と上記排気管との間に設けられ、炉運転の非稼働時に、外気を取り込む開閉弁とを備えたことを特徴とする工業用炉。
  3. 前記排気管は、蓄熱式交番燃焼バーナの排気管であることを特徴とする請求項1または2に記載の工業用炉。
  4. 請求項1〜3いずれかの項に記載の工業用炉を用い、
    前記開閉弁を開くステップと、
    前記開閉弁から取り込まれた外気による気流により、前記羽根車を回転させて発電するステップとを有することを特徴とする工業用炉の省エネルギー稼働方法。
  5. 前記発電するステップにより発電された電気は、蓄電池に蓄えることを特徴とする請求項4に記載の工業用炉の省エネルギー稼働方法。
  6. 燃焼室と煙突を接続する排気管と、該燃焼室の排ガスを吸引して該煙突に送る吸引ブロワとを備えた既存の工業用炉に対し、羽根車を有するジェネレータを前記吸引ブロアで構成すると共に、炉運転の非稼働時に、開放されて該排気管内に外気を取り込む開閉弁を設けるステップを備えたことを特徴とする工業用炉の改造方法。
  7. 燃焼室と煙突を接続する排気管を備えた既存の工業用炉に対し、該排気管と炉外部とを連通する分岐管と、該分岐管内で回転可能な羽根車を備えたジェネレータと、上記排気管と上記ジェネレータとの間に介設され、炉運転の非稼働時に開放されて該排気管内に外気を取り込む開閉弁とを設けるステップを備えたことを特徴とする工業用炉の改造方法。
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