JP6566857B2 - タンカー用荷役装置 - Google Patents
タンカー用荷役装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6566857B2 JP6566857B2 JP2015241253A JP2015241253A JP6566857B2 JP 6566857 B2 JP6566857 B2 JP 6566857B2 JP 2015241253 A JP2015241253 A JP 2015241253A JP 2015241253 A JP2015241253 A JP 2015241253A JP 6566857 B2 JP6566857 B2 JP 6566857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tanker
- stress
- land
- side cylinder
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Description
上記特許文献1には詳細に記載されていないが、このようなタンカー用荷役装置は、以下に記載のように操作される。
つまり、遠隔操作部によりアーム駆動部を遠隔操作することにより、ローディングアームの先端の陸側筒部をタンカー側筒部に近づけるように移動操作して、陸側筒部の先端をタンカー側筒部の先端に当て付けた筒部接続状態とし、続いて、遠隔操作部により爪駆動部を遠隔操作することにより、複数の係合爪をタンカー側筒部のフランジ部に係合させる係合作用状態にして、陸側筒部の先端をタンカー側筒部の先端に当て付けた筒部接続状態で保持するように構成されている。そして、上述したように、流体の荷役作業を行うようになっている。
つまり、遠隔操作部によりアーム駆動部を遠隔操作して、ローディングアームの先端の陸側筒部をタンカー側筒部に近づける際には、ガイド部がタンカー側筒部のフランジ部に接当することによって案内規制されることにより、陸側筒部がタンカー側筒部に対して同心状態に近づけられつつ、陸側筒部がタンカー側筒部に接近移動される。
このような場合、ガイド部における陸側筒部の周方向の一部分(陸側筒部を移動させるように作用する力の方向とは反対方向の一部分)が、タンカー側筒部のフランジ部に押し付けられて比較的強く接当することになる。
従って、従来のタンカー用荷役装置では、流体の荷役作業の安全性を向上する上で改善の余地があった。
前記ローディングアームの先端部に、
前記陸側筒部の先端をタンカーに設置された流体流動用のタンカー側筒部の先端に当て付けた筒部接続状態において、前記タンカー側筒部のフランジ部に係合可能な複数の係合爪と、当該複数の係合爪を前記フランジ部に係合させる係合作用状態とその係合を解除する係合解除状態とに切り換える爪駆動部とを備えて、前記筒部接続状態を保持する接続保持機構、及び、
前記陸側筒部を前記タンカー側筒部に対して接近移動させるときに、前記フランジ部との接当により、前記タンカー側筒部に対して前記陸側筒部を同心状態に近づけるように案内規制するガイド部が設けられ、
前記アーム駆動部及び前記爪駆動部を遠隔操作する遠隔操作部が設けられたタンカー用荷役装置であって、その特徴構成は、
前記ガイド部に対して前記フランジ部により印加される径方向外向きの応力度合いを検出する応力検出部と、
前記応力検出部の検出情報に基づいて作動する応力対応処理手段とが設けられている点にある。
ちなみに、応力対応処理手段は、例えば、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当している状態であることがオペレータに分かるように作動させるべく構成することができる。
例えば、オペレータが、アーム駆動部を遠隔操作して、ローディングアームの先端の陸側筒部をタンカー側筒部から切り離す際に、応力対応処理手段が作動すると、オペレータには、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当している状態であることが分る。
従って、流体の荷役作業の安全性を向上し得るタンカー用荷役装置を提供することができる。
例えば、オペレータが、アーム駆動部をアーム駆動可能状態に切り換えて、アーム駆動部を遠隔操作して、陸側筒部を、そのタンカー側筒部径方向への移動がガイド部によって規制される領域で移動操作している際に、誤って、陸側筒部をタンカー側筒部径方向に移動させると、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当するので、ガイド部に応力がかかって、応力対応処理手段が作動する。
従って、流体の荷役作業の安全性を一層に向上することができる。
つまり、荷役作業が終了すると、オペレータは、陸側筒部をタンカー側筒部から切り離すために、係合解除信号を送信すべく送信端末を操作し、且つ、アーム駆動部をアーム駆動可能状態に切り換えるべく送信端末を操作した後、陸側筒部をタンカー側筒部の軸心方向にそのタンカー側筒部から遠ざけるようにローディングアームを操作すべく、送信端末を操作する。
その際、オペレータが、タンカー側筒部径方向への移動がガイド部によって規制される領域から陸側筒部が抜け出るよりも前に、誤って、陸側筒部をタンカー側筒部径方向に移動させるように送信端末を操作すると、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当するので、ガイド部に応力がかかって、応力対応処理手段が作動する。
このことによって、オペレータに対して、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当している状態であることの注意喚起を更に的確にすることが可能であるので、オペレータは、そのような状態であることに対する対応を更に的確にとることができる。
従って、流体の荷役作業の安全性を更に向上することができる。
前記応力検出部が、前記ガイド爪夫々に装着されて、前記ガイド爪に印加される径方向外方側への応力を検出する歪ゲージを備えて構成されている点にある。
そして、複数のガイド爪により、陸側筒部のタンカー側筒部径方向への移動が規制される状態で、陸側筒部をタンカー側筒部径方向に向けて移動させるように操作されると、陸側筒部の周方向において、その陸側筒部を移動させるように作用する力の方向に対して陸側筒部の径方向反対側に最も近いガイド爪が、最も大きく径方向外方側に歪むことになるので、そのガイド爪に装着された歪ゲージにより検出される応力が最大となる。
つまり、複数のガイド爪夫々に装着された歪ゲージ夫々の検出値に基づいて、オペレータは、陸側筒部がタンカー側筒部から偏心している方向、並びに、タンカー側筒部のフランジ部によってガイド爪に印加されている応力度合いを、一層正確に知ることが可能となる。
そこで、オペレータが、アーム駆動部を遠隔操作して、ガイド爪がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当する状態を解消するように陸側筒部を移動操作する際に、その操作を容易に行うことができる。
従って、流体の荷役作業の安全性を更に向上することができる。
そこで、オペレータが、アーム駆動部を遠隔操作して、ガイド爪がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当している状態を解消するように陸側筒部を移動操作する際に、その操作を更に容易に行うことができる。
従って、流体の荷役作業の安全性を更に向上することができる。
つまり、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当しているときに、そのままの状態で、陸側筒部がタンカー側筒部から切り離されると、陸側筒部が比較的大きく振れる虞がある。
そこで、設定応力度合いを適宜設定することにより、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に接当したままで、陸側筒部がタンカー側筒部から切り離されると、陸側筒部が比較的大きく振れる虞がある場合に、インターロックがかかって、陸側筒部を移動操作できないようにすることができる。
従って、ガイド部の周方向の一部分がタンカー側筒部のフランジ部に比較的強く接当したままで、陸側筒部がタンカー側筒部から切り離されるのを確実に回避することができるので、流体の荷役作業の安全性を更に向上することができる。
例えば、荷役作業を始める際に、陸側筒部の先端をタンカー側筒部の先端に当て付けるように操作するときにも、応力対応処理手段が作動するように構成して、そのような操作のときに、インターロック手段が作動しても、陸側筒部をタンカー側筒部に対して近づけるのは許容されて、陸側筒部の先端をタンカー側筒部の先端に当て付けて筒部接続状態にすることができるので、操作性が向上する。
従って、荷役作業の操作性を向上しながら、荷役作業の安全性を向上することができる。
従って、流体の荷役作業の安全性を更に向上することができる。
図1に示すように、タンカー用荷役装置は、流体を通流自在に構成され、且つ、先端に備えた流体流動用の陸側筒部1をアーム駆動部Dにより移動操作可能なローディングアーム2、タンカー用荷役装置の運転を制御するための制御情報を電波にて送信するリモートコントローラ4(以下、リモコンと略称する)、そのリモコン4から送信される制御情報を受信する受信機5、その受信機5の受信信号等に基づいてタンカー用荷役装置の運転を制御する制御部6、各種情報を表示する表示部7、並びに、警報ランプ8等を備えて構成されている。
又、図1に示すように、アーム駆動部D及び爪駆動用油圧シリンダ34を遠隔操作する遠隔操作部Cが設けられている。
そして、制御部6は、リモコン4のアーム駆動スイッチやアーム操作部や筒部接続操作部から送信されて、受信機5にて受信される制御信号に基づいて、アーム駆動部D及び爪駆動用油圧シリンダ34等を制御するように構成されている。つまり、図1に示すように、リモコン4、受信機5及び制御部6を備えて、遠隔操作部Cが構成され、リモコン4が、遠隔操作部Cにおける制御情報を送信する送信端末に相当する。
ローディングアーム2は、周知であるので、詳細な説明及び図示を省略して簡単に説明する。
図1に示すように、ローディングアーム2は、陸L側に立設されたライザー管10と、そのライザー管10の上端部に、インボード用の水平回動用継手11及びインボード用の上下揺動用継手12を介して、鉛直方向の軸心で回動自在に且つ水平方向の軸心で上下方向に揺動自在に連結されたインボードアーム13、そのインボードアーム13の先端にアウトボード用の上下揺動用継手14を介して水平方向の軸心で上下方向に揺動自在に連結されたアウトボードアーム15、そのアウトボードアーム15の先端に緊急離脱部用の上下揺動用継手16を介して水平方向の軸心で上下方向に揺動自在に連結された緊急離脱部17、及び、その緊急離脱部17の下流端に先端エルボ用の水平回動用継手18を介して鉛直方向の軸心で回動自在に連結された先端エルボ19等を備えて構成され、この先端エルボ19の先端に、陸側筒部1が連通接続される。
つまり、制御部6は、アーム駆動スイッチの操作状態に応じて、油圧制御器25の油圧ポンプを停止させることにより、アーム駆動部Dをアーム駆動停止状態に切り換えたり、油圧制御器25の油圧ポンプを作動させることにより、アーム駆動部Dをアーム駆動可能状態に切り換える。
そして、制御部6は、アーム駆動部Dをアーム駆動可能状態に切り換えた状態で、リモコン4のアーム操作部の操作状態に応じて、油圧制御器25の方向制御弁や流量制御弁を制御して、インボード用の水平回動用油圧シリンダ20、同上下揺動用油圧モータ21、アウトボード用の上下揺動用油圧モータ22、緊急離脱部用の上下揺動用油圧モータ23及び先端エルボ用の水平回動用油圧シリンダ24夫々を作動させるように構成されている。
つまり、リモコン4のアーム操作部を操作することにより、ローディングアーム2の先端に備えられた陸側筒部1を三次元方向に移動操作可能に構成されて、図1に示すように、アーム駆動部Dが、インボード用の水平回動用油圧シリンダ20、同上下揺動用油圧モータ21、アウトボード用の上下揺動用油圧モータ22、緊急離脱部用の上下揺動用油圧モータ23、先端エルボ用の水平回動用油圧シリンダ24及び油圧制御器25を備えて構成されている。
各係合爪31が、支点とする角部に設けられた支軸35にて、円筒状支持体30の外周部に周方向に間隔を開けて並設された係合爪用軸支部材36とガイド部Gを構成するガイド爪37(詳細は後述する)とにより、円筒状支持体30の接線方向に沿う軸心周りに揺動自在に支持されている。
係合爪31における作用点とする角部は、陸側筒部1のフランジ部1fが当て付けられたタンカー側筒部3のフランジ部3fに係止させて、陸側筒部1のフランジ部1fをタンカー側筒部3のフランジ部3fに押圧する鉤部38に構成されている。
更に、ガイド爪37における陸側筒部1の径方向内方側に向く端面であるガイド面37gが、先端側ほど陸側筒部1の径方向外方(即ち、大径側)に位置する先拡がり状の傾斜状に構成されている。
そして、図3及び図4に示すように、陸側筒部1がタンカー側筒部3に接近する際に、陸側筒部1の外周部に設けられた6個のガイド爪37のガイド面37gが、タンカー側筒部3のフランジ部3fの外周部に接当して、陸側筒部1がタンカー側筒部3と同心状態に近づくように案内されるように構成されている。
つまり、タンカー側筒部3のフランジ部3fによってガイド爪37に印加される径方向外向きの応力が大きいほど、ガイド爪37の径方向外方側への歪量が大きくなるので、歪ゲージ50にて検出される応力が大きくなる。
例えば、図4に示すように、タンカー側筒部3の側から見て、陸側筒部1が、タンカー側筒部3に対して図面上で右側に偏心している場合、図面上、最も左側のガイド爪37の歪量が最も大きいので、そのガイド爪37に設けられた歪ゲージ50にて検出される応力が最も大きくなる。
制御部6は、リモコン4の筒部接続操作部から、爪駆動用油圧シリンダ34を収縮させる状態から伸長させる状態に切り換える制御信号(即ち、係合解除制御信号)が送信され、且つ、リモコン4のアーム駆動スイッチから、アーム駆動部Dをアーム駆動可能状態に切り換える制御信号が送信された時点から、送信部51から送信される情報に基づいて、6個の歪ゲージ50夫々にて検出された応力(応力に対応する情報の一例)を、6個の歪ゲージ50夫々に対応付けて、表示部7に表示するように構成されている。
つまり、応力対応処理手段Wが、この表示部7にて構成されていることになる。
つまり、制御部6により、アーム駆動部Dを操作不能なロック状態にするインターロック手段Rが構成され、このインターロック手段Rにより、応力対応処理手段Wが構成されることになる。
又、制御部6は、リセットスイッチからのリセット指令によりインターロック制御を解除した後も、送信部51から送信される情報に基づいて、6個の歪ゲージ50夫々にて検出された応力を、複数の歪ゲージ50夫々に対応付けて、表示部7に表示するように構成されている。
そして、リセットスイッチによりインターロック制御を解除すると、リモコン4により、アーム駆動部Dの制御が可能となり、ローディングアーム2の先端の陸側筒部1を三次元方向に移動操作することが可能となる。
つまり、この実施形態では、警報ランプ8が、警報作動する警報手段の一例として設けられ、この警報ランプ8により、応力対応処理手段Wが構成されることになる。
特に、この実施形態では、応力対応処理手段Wが、遠隔操作部Cにおける制御情報を送信するリモコン4により、複数の係合爪31を係合作用状態から係合解除状態に切り換えるべく爪駆動用油圧シリンダ34を作動させる制御情報が送信され、且つ、アーム駆動部Dをアーム駆動可能状態に切り換える制御情報が送信された以降に、作動するように構成されていることになる。
つまり、図5に示すように、最も左側のデータ表示枠パターンP2に表示される応力が最も大きい場合、タンカー側筒部3の側から見て、陸側筒部1は、タンカー側筒部3に対して右側に偏心していることになる。
又、表示部7が、複数の歪ゲージ50夫々にて検出された応力に対応する情報を、陸側筒部1がタンカー側筒部3に対して偏心している偏心方向を視認可能に表示するように構成されていることになる。
オペレータMは、先ず、アーム駆動部Dをアーム駆動可能状態に切り換えるべく、リモコン4のアーム駆動スイッチを操作した後、陸側筒部1をタンカー側筒部3に接近させて、陸側筒部1の先端をタンカー側筒部3の先端に当て付けた筒部接続状態にすべく、リモコン4のアーム操作部を操作する。
続いて、オペレータMは、6個の係合爪31を係合解除状態から係合作用状態に切り換えるべく、リモコン4の筒部接続操作部を操作した後、アーム駆動部Dをアーム駆動停止状態に切り換えるべく、リモコン4のアーム駆動スイッチを操作する。
そして、タンカーTの貯蔵タンクと陸L側の貯蔵タンクとの間で、LNG等の流体の荷役作業を行う。
その際、オペレータMが、6個のガイド爪37によってタンカー側筒部3の径方向(以下、タンカー側筒部径方向と略記する場合がある)への移動が規制される領域から陸側筒部1が抜け出るよりも前に、誤って、陸側筒部1をタンカー側筒部径方向に移動させるようにリモコン4のアーム操作部を操作すると、6個のガイド爪37のいずれかがタンカー側筒部3のフランジ部3fに比較的強く接当することになる。
そして、6個の歪ゲージ50夫々にて検出された応力のうちの最大値が所定の設定応力よりも大きい場合は、制御部6によって、インターロック制御が実行されると共に、警報ランプ8が点灯される。
すると、オペレータMは、6個のガイド爪37の一部が、タンカー側筒部3のフランジ部3fに比較的強く接当していることが分る。
又、インターロックがかかっているので、オペレータMがリモコン4のアーム操作部を操作しても、陸側筒部1を移動させることができない。
例えば、上述のように、図5の図面上で、最も左側のデータ表示枠パターンP2に表示される応力が最も大きい場合、タンカー側筒部3側から見て、陸側筒部1が、タンカー側筒部3に対して右側に偏心していることが分り、又、データ表示枠パターンP2内に表示される情報により、応力度合いが分る。
この状態では、陸側筒部1がタンカー側筒部3に対して偏心していても、陸側筒部1は、6個のガイド爪37により保持されている。
そして、オペレータMは、表示部6に表示される6個の歪ゲージ50夫々にて検出された応力が全て0になる又は極力0に近づくように、陸側筒部1を、タンカー側筒部3の軸心方向視で上下及び左右方向に移動操作すべく、リモコン4のアーム操作部を操作して、陸側筒部1のガイド爪37に応力が印加される応力印加状態を解消する。
このように、オペレータMが上述の応力印加状態を解消すべく、リモコン4のアーム操作部を操作している間中も、表示部7には、例えば図5に示す如き画像Pにて、6個の歪ゲージ50夫々にて検出された応力に対応する情報が表示されていて、オペレータMは、画像Pを見ながらリモコン4のアーム操作部を操作できるので、応力印加状態を解消し易い。
すると、応力印加状態が解消又は軽減されているので、陸側筒部1が、6個のガイド爪37によりタンカー側筒部径方向への移動が規制される領域から抜け出しても、陸側筒部1の振れをなくす又は軽減することができる。尚、タンカー側筒部3に対する陸側筒部1の偏心状態を解消する際も、応力印加状態を解消する際と同様である。
(A)応力検出部Sの具体例は、上記の実施形態で例示した歪ゲージ50に限定されるものではない。例えば、圧電素子を、陸側筒部1の外周部に略均等に分散配置した少なくとも3個のガイド爪37夫々における陸側筒部1の軸心に向くガイド面37gに、タンカー側筒部3のフランジ部3fが当接することにより印加される圧力を検出可能に設けて、各ガイド爪37に設けた圧電素子により、応力検出部Sを構成しても良い。
ガイド部Gを構成するガイド爪37の設置数は適宜変更可能であるが、タンカー側筒部3に対して陸側筒部1を同心状態に近づけるように適切に案内規制し、並びに、陸側筒部1がタンカー側筒部3に対して偏心している場合にその偏芯方向を検知可能にするには、少なくとも3個のガイド爪37を、陸側筒部1の外周部に周方向に沿って略均等に分散配置するのが好ましい。
例えば、応力検出部Sの検出情報に基づいて、タンカー側筒部3と陸側筒部1との偏心状態を解消するように、陸側筒部1を移動操作すべくアーム駆動部Dを制御する偏心状態解消手段を設けて、この偏心状態解消手段により、応力対応処理手段Wを構成しても良い。ちなみに、偏心状態解消手段は、制御部6を用いて構成することができる。
この場合、応力対応処理手段Wを、荷役作業の前に、陸側筒部1をタンカー側筒部3に接近移動させているときも作動させることができる。
そして、リモコン4のアーム駆動スイッチにより、アーム駆動部Dをアーム駆動停止状態に切り換えた後、荷役作業を開始することになる。
その際、誤って、陸側筒部1をタンカー側筒部径方向に移動させるようにリモコン4のアーム操作部を操作すると、応力対応処理手段Wが作動することになる。
その際も、誤って、陸側筒部1をタンカー側筒部径方向に移動させるようにリモコン4のアーム操作部を操作すると、応力対応処理手段Wが作動することになる。
その際も、誤って、陸側筒部1をタンカー側筒部径方向に移動させるようにリモコン4のアーム操作部を操作すると、応力対応処理手段Wが作動することになる。
この場合は、既設のタンカー用荷役装置に、本発明に係る構成を追加設置することができる。
2 ローディングアーム
3 タンカー側筒部
3f フランジ部
4 リモートコントローラ(送信端末)
7 表示部
8 警報ランプ(警報手段)
31 係合爪
34 爪駆動用油圧シリンダ(爪駆動部)
37 ガイド爪
37g ガイド面
50 歪ゲージ
C 遠隔操作部
D アーム駆動部
K 接続保持機構
G ガイド部
R インターロック手段
S 応力検出部
T タンカー
W 応力対応処理手段
Claims (8)
- 流体を通流自在に構成され、且つ、先端に備えた流体流動用の陸側筒部をアーム駆動部により移動操作可能なローディングアームが設けられ、
前記ローディングアームの先端部に、
前記陸側筒部の先端をタンカーに設置された流体流動用のタンカー側筒部の先端に当て付けた筒部接続状態において、前記タンカー側筒部のフランジ部に係合可能な複数の係合爪と、当該複数の係合爪を前記フランジ部に係合させる係合作用状態とその係合を解除する係合解除状態とに切り換える爪駆動部とを備えて、前記筒部接続状態を保持する接続保持機構、及び、
前記陸側筒部を前記タンカー側筒部に対して接近移動させるときに、前記フランジ部との接当により、前記タンカー側筒部に対して前記陸側筒部を同心状態に近づけるように案内規制するガイド部が設けられ、
前記アーム駆動部及び前記爪駆動部を遠隔操作する遠隔操作部が設けられたタンカー用荷役装置であって、
前記ガイド部に対して前記フランジ部により印加される径方向外向きの応力度合いを検出する応力検出部と、
前記応力検出部の検出情報に基づいて作動する応力対応処理手段とが設けられているタンカー用荷役装置。 - 前記応力対応処理手段が、前記アーム駆動部が前記陸側筒部を移動操作させるべく前記ローディングアームを操作可能なアーム駆動可能状態に切り換えられた状態で、作動するように構成されている請求項1に記載のタンカー用荷役装置。
- 前記応力対応処理手段が、前記遠隔操作部における制御情報を送信する送信端末により、複数の前記係合爪を前記係合作用状態から前記係合解除状態に切り換えるべく前記爪駆動部を作動させる制御情報が送信され、且つ、前記アーム駆動部を前記アーム駆動可能状態に切り換える制御情報が送信された以降に、作動するように構成されている請求項2に記載のタンカー用荷役装置。
- 前記ガイド部が、前記陸側筒部の外周部から前方側に伸びる爪状で且つ前記フランジ部の外周に接当する径方向内方側のガイド面が先端側ほど大径側に位置する状態に形成された複数のガイド爪を、前記陸側筒部の外周部に周方向に沿って分散配置する形態で備えて構成され、
前記応力検出部が、前記ガイド爪夫々に装着されて、前記ガイド爪に印加される径方向外方側への応力を検出する歪ゲージを備えて構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のタンカー用荷役装置。 - 前記応力対応処理手段が、各歪ゲージにて検出された応力に対応する情報を、各歪ゲージに対応付けて表示する表示部にて構成されている請求項4に記載のタンカー用荷役装置。
- 前記応力対応処理手段が、前記応力検出部により検出された応力度合いが、所定の設定応力度合いよりも大きくなると、前記アーム駆動部を操作不能なロック状態にするインターロック手段にて構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のタンカー用荷役装置。
- 前記インターロック手段が、前記アーム駆動部における前記陸側筒部を前記タンカー側筒部に対して接近移動させる操作を許容するように構成されている請求項6に記載のタンカー用荷役装置。
- 前記応力対応処理手段が、前記応力検出部により検出された応力度合いが、所定の設定応力度合いよりも大きくなると、警報作動する警報手段にて構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のタンカー用荷役装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015241253A JP6566857B2 (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | タンカー用荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015241253A JP6566857B2 (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | タンカー用荷役装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017105507A JP2017105507A (ja) | 2017-06-15 |
JP2017105507A5 JP2017105507A5 (ja) | 2018-07-19 |
JP6566857B2 true JP6566857B2 (ja) | 2019-08-28 |
Family
ID=59058733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015241253A Active JP6566857B2 (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | タンカー用荷役装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6566857B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4231398A (en) * | 1978-09-12 | 1980-11-04 | Fmc Corporation | Cargo hose to marine tanker connection apparatus |
JP3100356B2 (ja) * | 1997-07-29 | 2000-10-16 | 関西電力株式会社 | 重質油拡散防止用展張式オイルフェンス装置 |
US20060156744A1 (en) * | 2004-11-08 | 2006-07-20 | Cusiter James M | Liquefied natural gas floating storage regasification unit |
JP2006206031A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Bridgestone Corp | マリンホースの管理システム |
-
2015
- 2015-12-10 JP JP2015241253A patent/JP6566857B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017105507A (ja) | 2017-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5882982B2 (ja) | 流体船積みおよび/または荷揚げシステム用の制御装置 | |
US10618780B2 (en) | Crane | |
JP2019523072A5 (ja) | ||
CN102036906B (zh) | 用来提供关于船只流体加载系统的可动联接器的定位信息的设备 | |
EP3312120B1 (en) | Spun yarn take-up system and yarn threading robot | |
JP5496094B2 (ja) | 車両自動誘導方法およびその装置 | |
WO2016159249A1 (ja) | 移動式クレーンの表示装置及び移動式クレーンの同期装置。 | |
JP2004526081A (ja) | 大型マニピュレータの屈曲マストの操作装置およびこの操作装置を備えた大型マニピュレータ | |
US20090145518A1 (en) | Modular tire inflator | |
JP6566857B2 (ja) | タンカー用荷役装置 | |
MX2012005727A (es) | Aparato inflador, sistema y metodo para utilizar el mismo. | |
US10087067B2 (en) | Fluid transfer apparatus | |
US20170339515A1 (en) | Workpiece holding system | |
JP2021505479A (ja) | トラック取付可能検出システム | |
WO2020041527A1 (en) | Automated cargo transfer system | |
KR101884900B1 (ko) | 축 정렬장치 | |
JP2017105507A5 (ja) | ||
JP2011174534A (ja) | 油圧モータ駆動装置 | |
JP2006044541A (ja) | タイヤチェンジャー | |
JP2016078196A (ja) | 複腕ロボット、及び、複腕ロボットの制御装置 | |
CN104802731A (zh) | 工具移动和安全系统 | |
JP2024006320A (ja) | 消防車両 | |
CN116379236A (zh) | 一种带紧急脱离和快速连接装置的船用流体装卸臂 | |
JP2021001058A (ja) | アウトリガ接地検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180607 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190730 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6566857 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |