JP6564754B2 - 土木・建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、第1油圧ポンプに接続される第1切換弁グループと、第2油圧ポンプに接続される予備用方向切換弁を含む第2切換弁グループとを備えた土木・建設機械に関するものである。
この種の従来技術として、特許文献1に記載されているように、第1油圧ポンプにより第1切換弁グループの制御を行い、第2油圧ポンプにより第2切換弁グループの制御を行うよう構成した油圧ショベルが知られている。
この油圧ショベルは、エンジンと、エンジンによって駆動する第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプと、第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプからの圧油が供給される油圧駆動回路とを備えており、この油圧駆動回路は、ブーム、アーム、バケット等の作業機を駆動させるブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ等の油圧アクチュエータや、旋回体、走行体を駆動する旋回モータ、右走行モータ、左走行モータ等の油圧アクチュエータを含んでいる。
第1油圧ポンプには、最下流にバイパス通路を連通・遮断のいずれかに選択的に保つ開位置および閉位置を有するバイパス開閉弁を備えると共に、右走行モータ用方向切換弁、バケット用方向切換弁、ブーム用方向切換弁、アーム用方向切換弁を含む1つのハウジングを構成する第1切換弁グループが接続されている。この第1切換弁グループの各方向切換弁は、第1油圧ポンプにパラレルに接続されている。第2油圧ポンプには、様々なアタッチメントを駆動するアタッチメント用アクチュエータを制御する予備用方向切換弁の他に、旋回用方向切換弁、アーム用方向切換弁、ブーム用方向切換弁、左走行モータ用方向切換弁を含む別の1つのハウジングを構成する第2切換弁グループが接続されている。この第2切換弁グループの各方向切換弁は、それぞれ第2油圧ポンプにパラレルに接続されている。
また、第1切換弁グループの最上流と予備用方向切換弁を連絡する合流管路と、この合流管路を連通・遮断のいずれかを選択的に保つ合流切換弁と、予備用方向切換弁を切換える予備用操作装置の操作に連動させて合流切換弁を開位置とし、バイパス開閉弁を閉位置とする連動操作手段と、第1切換弁グループに含まれる方向切換弁の操作に伴い、合流切換弁を閉位置に切換える合流切換制御手段とを備えた構成となっている。
このように構成された油圧ショベルでは、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを作動させようとして予備用操作装置を操作すると、予備用方向切換弁が中立位置から切換えられ、同時に、連動操作手段が作動して合流切換弁が開位置に、バイパス開閉弁が閉位置にそれぞれ切換えられる。これにより、第1油圧ポンプの圧油が合流切換弁と合流管路を介して予備用方向切換弁に導かれ、第1油圧ポンプの圧油と第2油圧ポンプの圧油の双方が予備用方向切換弁に供給されるため、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを速い速度で作動させることができる
また、予備用操作装置により予備用方向切換弁が切換えられ、この予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータが第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプのそれぞれから供給される合流された圧油で作動している状態において、第1切換弁グループに含まれる方向切換弁のいずれかが操作されると、合流切換制御手段が作動して、それまで開位置であった合流切換弁が閉位置に切換えられる。これにより、第1油圧ポンプの圧油は合流切換弁で阻止されて予備用方向切換弁に供給されなくなり、第1油圧ポンプの圧油が操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁に供給され、第2油圧ポンプの圧油だけが予備用方向切換弁に供給されるため、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータと第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータとの複合操作を実施することができる。
特開2000−273916号公報
特許文献1に記載された上記の従来技術では、予備用方向切換弁と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁とが複合操作されると、合流切換弁は閉位置に切換えられるが、バイパス開閉弁は切換えることなく閉位置を保つ状態となるため、バイパス通路が閉じられた第1切換弁グループの回路内は高圧となる。これにより、操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータが急動作してしまい、予備用方向切換弁と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁の複合操作性が悪化してしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、予備用方向切換弁と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁との複合操作性を向上することができる土木・建設機械を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の土木・建設機械は、第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプに連通され、最下流にバイパス弁通路を連通・遮断のいずれかに選択的に保つ開位置および閉位置を有するバイパス開閉弁を備えると共に、複数の方向切換弁を含む第1切換弁グループと、前記第2油圧ポンプに連通され、予備用方向切換弁を含む複数の方向切換弁からなる第2切換弁グループと、前記予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを作動させる予備用操作装置と、前記第1切換弁グループに含まれる方向切換弁を作動させる複数の方向切換弁操作装置と、第1切換弁グループの最上流と前記予備用方向切換弁の供給管路とを連絡する合流管路と、前記合流管路を連通・遮断のいずれかに選択的に切換える合流切換弁とを備えた土木・建設機械において、前記第1切換弁グループに含まれる方向切換弁のいずれかの操作に伴って前記合流切換弁を閉位置に切換える合流切換制御手段と、前記バイパス開閉弁を開位置または閉位置に切換えるバイパス開閉弁切換電磁弁と、前記予備用操作装置の操作信号を検出する予備用操作量検出手段と、前記方向切換弁操作装置の操作信号を検出する方向切換弁操作量検出手段と、前記予備用操作量検出手段および前記方向切換弁操作量検出手段の検出信号に基づいて前記バイパス開閉弁切換電磁弁を制御するコントローラとを備え、前記第1油圧ポンプおよび前記第2油圧ポンプの圧油の双方が前記予備用方向切換弁に供給された状態において、前記第1切換弁グループに含まれる方向切換弁のいずれかが操作されると、前記合流切換制御手段が作動して前記合流切換弁を閉位置に切換えると共に、前記予備用操作量検出手段および前記方向切換弁操作量検出手段の双方の検出信号に基づいて、前記コントローラが前記バイパス開閉弁切換電磁弁を制御して前記バイパス開閉弁を開位置に切換えることを特徴としている。
本発明の土木・建設機械によれば、予備用方向切換弁と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁との複合操作性を向上することができる。
本発明の適用対象である油圧ショベルの外観斜視図である。 図1の油圧ショベルに備えられる油圧駆動回路である。 図2の油圧駆動回路に備えられるパイロット操作装置の説明図である。 図2の油圧駆動回路に備えられるコントローラの構成を示す説明図である。 コントローラの制御内容を示すフローチャートである。 ポンプ吐出圧と操作時間の関係を示す説明図である。 比較例として示す油圧駆動回路である。
以下、本発明の土木・建設機械の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1の上に配置される旋回体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能に接続され、土砂の掘削作業やならし作業、あるいは地面を締め固める転圧作業等を実施するフロント作業機3とを備えている。フロント作業機3は、旋回体2に取り付けられたブーム4と、このブーム4の先端に取り付けられたアーム5と、このアーム5の先端に取り付けられたアタッチメント6とを備えている。また、このフロント作業機3は、ブーム4を駆動する一対のブームシリンダ7と、アーム5を駆動するアームシリンダ8と、アタッチメント6を回動するバケットシリンダ9と、アタッチメント6を開閉動作するアタッチメント用アクチュエータ10とを備えている。
図1に示す本発明に係る油圧ショベルは、図2に示すような油圧駆動回路を備えており、この油圧駆動回路は、可変容量型の第1油圧ポンプ11および第2油圧ポンプ12と、固定容量型のパイロットポンプ13と、第1油圧ポンプ11に接続される第1切換弁グループと、第2油圧ポンプ12に接続される第2切換弁グループとを備えている。
第1油圧ポンプ11に接続される第1切換弁グループは、最下流にバイパス弁通路を連通・遮断のいずれかに選択的に保つ開位置および閉位置を有するバイパス開閉弁36を含むと共に、最上流に配置され、右走行モータの駆動を制御する右走行用方向切換弁14の他、バケットシリンダ9の駆動を制御するバケット用方向切換弁15、ブームシリンダ7の駆動を制御する第1ブーム用方向切換弁16、アームシリンダ8の駆動を制御する第2アーム用方向切換弁17等を含んでおり、これら各方向切換弁を1つのハウジング内に設けた構成にしてある。
第2油圧ポンプ12に接続される第2切換弁グループは、最下流に配置され、左走行モータの駆動を制御する左走行用方向切換弁22の他、様々なアタッチメント用アクチュエータ10の駆動を制御する予備用方向切換弁18、ブームシリンダ7の駆動を制御する第2ブーム用方向切換弁21、アームシリンダ8の駆動を制御する第1アーム用方向切換弁20、旋回モータの駆動を制御する旋回用方向切換弁19等を含んでおり、これら各方向切換弁を別のハウジング内に設けた構成にしてある。
第1切換弁グループの各方向切換弁は、それぞれ第1油圧ポンプ11にパラレルに接続されており、第2切換弁グループの各方向切換弁は、それぞれ第2油圧ポンプ12にパラレルに接続されている。
上述した各方向切換弁14〜17、18〜22は、例えば油圧パイロットの弁からなり、図3に示す各パイロット操作装置によって切換え制御される。すなわち、右走行用方向切換弁14は右走行用操作装置23で制御され、左走行用方向切換弁22は左走行用操作装置24で制御され、バケット用方向切換弁15はバケット用操作装置25で制御され、第1ブーム用方向切換弁16および第2ブーム用方向切換弁21はブーム用操作装置26で制御され、第1アーム用方向切換弁20および第2アーム用方向切換弁17はアーム用操作装置27で制御され、旋回用方向切換弁19は旋回用操作装置28で制御され、予備用方向切換弁18は予備用操作装置29で制御される。
各パイロット操作装置は、その操作量に応じてパイロットリリーフ弁30で規定されたパイロットポンプ13の圧油を、該当する各方向切換弁を切換えるパイロット圧として出力する。予備用操作装置29の操作圧は予備用操作圧センサ32により検出され、それ以外の各パイロット操作装置によるパイロット圧は各操作圧センサ31により検出される。すなわち、右走行用操作装置23および左走行用操作装置24の操作圧は走行用操作圧センサにより検出され、バケット用操作装置25の操作圧はバケットクラウド用操作圧センサおよびバケットダンプ用操作圧センサにより検出され、ブーム用操作装置26の操作圧はブーム上げ用操作圧センサにより検出され、アーム用操作装置27の操作圧はアームクラウド用操作圧センサおよびアームダンプ用操作圧センサにより検出され、旋回用操作装置28の操作圧は旋回用操作圧センサにより検出される。
また、第1切換弁グループの最上流と予備用方向切換弁18とを連絡する合流管路33と、この合流管路33を連通・遮断のいずれかの位置に選択的に保つ開位置および閉位置を有する合流切換弁34と、予備用操作装置29の操作によって合流切換弁34を開位置に切換える切換操作手段とを備えている。この切換操作手段は、予備用操作装置29から出力されたパイロット圧を予備用方向切換弁18の切換え用に導く一対の制御管路の当該パイロット圧を検出し、このパイロット圧を、合流切換弁34を開位置に切換える圧力信号として出力可能なシャトル弁42を含んでいる。
また、第1切換弁グループに含まれる方向切換弁のいずれかの操作に伴って、合流切換弁34を閉位置に切換えるように制御する合流切換制御手段35を備えている。この合流切換制御手段35は、第1切換弁グループに含まれる各方向切換弁14〜17に対応する各パイロット操作装置の操作圧を検出して、合流切換弁34を切換え制御する制御信号として出力する前記各操作圧センサ31と、合流切換弁34のばね室を形成する駆動部に連通するパイロット管路を含む構成にしてある。
また、各操作圧センサ31および予備用操作圧センサ32から出力される検出信号に基づいて所定の演算を行い、その結果に相応した制御信号を出力するコントローラ37と、このコントローラ37から出力される制御信号によってバイパス開閉弁36を開位置または閉位置に切換えるバイパス開閉弁切換電磁弁41とを備えている。
図4に示すように、このコントローラ37は、第1切換弁グループに含まれる各操作圧センサ31、すなわち走行用操作圧センサ、バケットクラウドおよびダンプ用操作圧センサ、ブーム用操作圧センサ、アームクラウドおよびダンプ用操作圧センサから出力される電気信号のうちの最大値の増加に応じて次第に大きな値となる目標値を発生させる第1関数発生部38と、予備用操作圧センサ32から出力される電気信号の増加に応じて次第に小さな値となる目標値を発生させる第2関数発生部39と、これらの関数発生部38,39から出力される目標値のうちの最大値を最大目標値として選択し、これを出力する最大目標値選択部40とを含む構成にしてあり、この最大目標値選択部40から出力される電気信号によって、バイパス開閉弁切換電磁弁41はバイパス開閉弁36を開位置または閉位置に切換える。
なお、本発明の実施形態に係る油圧ショベルは排ガス浄化装置を備えており、この排ガス浄化装置に上述したバイパス開閉弁切換電磁弁41を使用している。すなわち、排ガス浄化装置のフィルタが目詰まりを起こすと、バイパス開閉弁切換電磁弁41によりバイパス開閉弁36を閉位置とすることで第1油圧ポンプ11の吐出圧を上昇させ、エンジン負荷を上昇させることで排ガスの温度が上がり、フィルタを目詰まりさせている粒子状物質を燃焼し除去することができるようになっている。
バイパス開閉弁36は開度(開口面積)を無段階に制御することができる比例電磁弁からなり、コントローラ37は、排ガス浄化装置から出力される排ガス浄化制御信号と、予備用操作装置29および各方向切換弁操作装置23〜28の操作量に応じて、比例電磁弁であるバイパス開閉弁36の開度を調整するようになっている。
すなわち、図5に示すように、排ガス浄化装置のフィルタが目詰まりを起こしておらず、排ガス浄化制御信号が出力されていない状態(ステップS1でNO)において、予備用操作装置29が操作されずに予備操作信号が出力されていない場合(ステップS2でNO)、バイパス開閉弁36は開位置に維持されている(ステップS3)。
ステップS2でYESの場合、すなわち予備用操作装置29が操作されて予備操作信号が出力された場合はステップS4へ移行し、このステップS4で第1切換弁グループに含まれる各方向切換弁14〜17に対応する各パイロット操作装置がいずれも操作されず、その他の操作信号が出力されていない場合(ステップS4でNO)、バイパス開閉弁36は閉位置に切換えられる(ステップS5)。
また、排ガス浄化装置のフィルタが目詰まりを起こし、排ガス浄化制御信号が出力された場合(ステップS1でYES)、あるいはステップS4でその他の操作信号が出力された場合、バイパス開閉弁36は図4に示す手順に従って制御位置に切換えられる(ステップS6)。
このように構成された油圧ショベルにおいて、予備用方向切換弁18で制御されるアタッチメント用アクチュエータ10を作動させようとして予備用操作装置29を操作すると、前述した切換操作手段が作動して、予備用操作装置29のパイロット圧によって合流切換弁34が開位置に切換わる。このとき同時に、コントローラ37では、予備用操作圧センサ32の検出した電気信号に応じて第2関数発生部39が出力する目標値が小さくなり、第1切換弁グループに含まれる各方向切換弁14〜17に対応する各パイロット操作装置が操作されていないことで、第1関数発生部38が出力する目標値は小さい値のままであるため、最大目標値選択部40からの出力が小さくなる。そして、この最大目標値選択部40からの電気信号によりコントローラ37がバイパス開閉弁切換電磁弁41を制御するため、予備用操作圧センサ32のパイロット圧に応じてバイパス開閉弁36が閉位置に切換えられる。
これにより、第1油圧ポンプ11の圧油が合流切換弁34および合流管路33を介して予備用方向切換弁18に導かれ、第1油圧ポンプ11の圧油と第2油圧ポンプ12の圧油の双方が予備用方向切換弁18に供給され、さらにこの予備用方向切換弁18で制御されるアタッチメント用アクチュエータ10に供給されるため、アタッチメント用アクチュエータ10を速い速度で駆動することができる。
また、このように第1油圧ポンプ11の圧油と第2油圧ポンプ12の圧油の双方が予備用方向切換弁18に供給されている状態において、第1切換弁グループに含まれる右走行用操作装置23、バケット用操作装置25、ブーム用操作装置26、アーム用操作装置27のいずれか、例えば、右走行用操作装置23が操作されると、右走行用操作装置23の操作圧が信号圧として合流切換弁34に作用して合流切換弁34は開位置から閉位置に切換えられる。このとき同時に、コントローラ37では、予備用操作圧センサ32の検出した電気信号に応じて第2関数発生部39が出力する目標値が小さくなり、右走行用操作装置23の操作圧センサ31の検出した電気信号に応じて第1関数発生部38が出力する目標値が大きくなるため、最大目標値選択部40からの出力が大きくなる。そして、この最大目標値選択部40からの電気信号によってコントローラ37がバイパス開閉弁切換電磁弁41を制御するため、予備用操作圧センサ32および操作圧センサ31の電気信号に応じてバイパス開閉弁36が開位置に切換えられる。
これにより、第1油圧ポンプ11の圧油が合流切換弁34で阻止されて予備用方向切換弁18に供給されなくなり、第1油圧ポンプ11の圧油は操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁に供給される。しかも、バイパス開閉弁36が開位置となっているため、第1油圧ポンプ11に接続された第1切換弁グループの回路内が高圧となることはなく、操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータをスムーズに動かすことができる。また、第2油圧ポンプ12の圧油は予備用方向切換弁18に供給されて、予備用方向切換弁18で制御されるアタッチメント用アクチュエータ10が駆動されるため、予備用方向切換弁18で制御されるアタッチメント用アクチュエータ10と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータとの複合操作性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る油圧ショベルでは、予備用操作装置29の操作により合流切換弁34が開位置に切換わり、それと同時にコントローラ37がバイパス開閉弁切換電磁弁41を制御してバイパス開閉弁36を閉位置に切換えることで、第1油圧ポンプ11の圧油と第2油圧ポンプ12の圧油の双方が予備用方向切換弁18に供給されるため、予備用方向切換弁18で制御されるアクチュエータ10を速い速度で駆動することができる。また、このように第1油圧ポンプ11の圧油と第2油圧ポンプ12の圧油の双方が予備用方向切換弁18に供給されている状態において、第1切換弁グループに含まれる方向切換弁14〜17のいずれかが操作されると、合流切換制御手段35が作動して、それまで開位置にあった合流切換弁34が閉位置に切換えられ、同時にその操作量に応じてバイパス開閉弁36が開位置に切換えられるため、第1油圧ポンプ11に接続された第1切換弁グループの回路内が高圧となることはなく、予備用方向切換弁18で制御されるアタッチメント用アクチュエータ10と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータとの複合操作性を向上させることができる。
しかも、バイパス開閉弁36が比例電磁弁からなり、コントローラ37が、予備用操作装置29および各方向切換弁操作装置23〜28の操作量に応じて、比例電磁弁からなるバイパス開閉弁36の開度を開くようにバイパス開閉弁切換電磁弁41を制御するため、操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁14〜17で制御されるアクチュエータが意図せずに急動作してしまうことを防止できる。
すなわち、図6の実線Aで示すように、本実施形態に係る油圧ショベルでは、予備用操作装置29の操作によって第1油圧ポンプ11の圧油が予備用方向切換弁18に供給された状態において、第1切換弁グループに含まれる操作装置のいずれかが操作されると、合流切換弁34が閉位置に切換えられると共に、操作装置の操作量に応じてバイパス開閉弁(比例電磁弁)36の開度が開かれるため、第1油圧ポンプ11の吐出圧の上昇分はP1と小さく、操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータをスムーズに動かすことができる。これに対し、予備用操作装置29からシャトル弁によってバイパス開閉弁36に信号を導くように構成された従来技術の場合は、第1切換弁グループに含まれる操作装置のいずれかが操作されると、合流切換弁は閉位置に切換えられるが、バイパス開閉弁は切換えることなく閉位置を保つ状態となるため、図6の破線Bで示すように、第1油圧ポンプ11の吐出圧がP2まで急上昇して第1切換弁グループの回路内が高圧となってしまい、操作された第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータが急動作してしまうという問題が発生する。
また、本発明の実施形態に係る油圧ショベルでは、バイパス開閉弁36を切換え動作するバイパス開閉弁切換電磁弁41として、従来から油圧ショベルに備えられている排ガス浄化装置のバイパス開閉弁切換電磁弁を使用しているため、図7に示す比較例のように追加拝観100やシャトル弁101等の部品を増やさない構成で実現でき、レイアウトを簡素化することによる組立作業効率の向上を図ることができる。
なお、上記した実施形態では、バイパス開閉弁36として比例電磁弁が用いられているが、開位置と閉位置のみに切換わる電磁切換弁(ON−OFF弁)を使用することも可能であり、その場合も、予備用操作装置29と他の操作装置の複合操作時に、第1油圧ポンプ11の圧油が合流切換弁34で阻止されると共に、バイパス開閉弁36が開位置に切換えられるため、予備用方向切換弁18で制御されるアタッチメント用アクチュエータ10と第1切換弁グループに含まれる方向切換弁で制御されるアクチュエータとの複合操作性を向上させることができる。
1 走行体
2 旋回体
3 フロント作業機
4 ブーム
5 アーム
6 アタッチメント
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 アタッチメント用アクチュエータ
11 第1油圧ポンプ
12 第2油圧ポンプ
13 パイロットポンプ
14 右走行用方向切換弁
15 バケット用方向切換弁
16 第1ブーム用方向切換弁
17 第2アーム用方向切換弁
18 予備用方向切換弁
19 旋回用方向切換弁
20 第1アーム用方向切換弁
21 第2ブーム用方向切換弁
22 左走行用方向切換弁
23 右走行用操作装置
24 左走行用操作装置
25 バケット用操作装置
26 ブーム用操作装置
27 アーム用操作装置
28 旋回用操作装置
29 予備用操作装置
30 パイロットリリーフ弁
31 操作圧センサ
32 予備用操作圧センサ
33 合流管路
34 合流切換弁
35 合流切換制御手段
36 バイパス開閉弁
37 コントローラ
38 第1関数発生部
39 第2関数発生部
40 最大目標値選択部
41 バイパス開閉弁切換電磁弁
42 シャトル弁

Claims (2)

  1. 第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプに連通され、最下流にバイパス弁通路を連通・遮断のいずれかに選択的に保つ開位置および閉位置を有するバイパス開閉弁を備えると共に、複数の方向切換弁を含む第1切換弁グループと、前記第2油圧ポンプに連通され、予備用方向切換弁を含む複数の方向切換弁からなる第2切換弁グループと、前記予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを作動させる予備用操作装置と、前記第1切換弁グループに含まれる方向切換弁を作動させる複数の方向切換弁操作装置と、第1切換弁グループの最上流と前記予備用方向切換弁の供給管路とを連絡する合流管路と、前記合流管路を連通・遮断のいずれかに選択的に切換える合流切換弁とを備えた土木・建設機械において、
    前記第1切換弁グループに含まれる方向切換弁のいずれかの操作に伴って前記合流切換弁を閉位置に切換える合流切換制御手段と、前記バイパス開閉弁を開位置または閉位置に切換えるバイパス開閉弁切換電磁弁と、前記予備用操作装置の操作信号を検出する予備用操作量検出手段と、前記方向切換弁操作装置の操作信号を検出する方向切換弁操作量検出手段と、前記予備用操作量検出手段および前記方向切換弁操作量検出手段の検出信号に基づいて前記バイパス開閉弁切換電磁弁を制御するコントローラとを備え、
    前記第1油圧ポンプおよび前記第2油圧ポンプの圧油の双方が前記予備用方向切換弁に供給された状態において、前記第1切換弁グループに含まれる方向切換弁のいずれかが操作されると、前記合流切換制御手段が作動して前記合流切換弁を閉位置に切換えると共に、前記予備用操作量検出手段および前記方向切換弁操作量検出手段の双方の検出信号に基づいて、前記コントローラが前記バイパス開閉弁切換電磁弁を制御して前記バイパス開閉弁を開位置に切換えることを特徴とする土木・建設機械。
  2. 請求項1に記載の土木・建設機械において、前記バイパス開閉弁が比例電磁弁からなり、前記コントローラは、前記予備用操作装置および前記方向切換弁操作装置の操作量に応じて前記比例電磁弁の開度を調整するように前記バイパス開閉弁切換電磁弁を制御することを特徴とする土木・建設機械。
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