JP6564133B2 - 再帰反射シート - Google Patents

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Description

本発明は、再帰反射シートに関する。
再帰反射シートは、入射した光を光源側に反射させることができる性質を有する。再帰反射シートは、このような性質を有するため、夜間や暗所において光が照射されたときに印刷物等の対象物を見やすくする等の目的で利用される。再帰反射シートは、例えば、交通標識、案内標識、車両用ナンバープレート、広告看板、車線分離標、視線誘導標等に利用されている。
このような再帰反射シートとして、例えば下記特許文献1には、再帰反射性要素を含む光透過層と、光透過層の再帰反射性要素が形成される面側の表面に再帰反射性要素より小さい多数のくぼみが形成された樹脂背面層と、を備える再帰反射シートが開示されている。この再帰反射シートでは、樹脂背面層に形成されたくぼみと再帰反射性要素との間に形成される空隙に低屈折率気体が閉じ込められる。そして、この低屈折率気体と再帰反射性要素との屈折率差によって、光透過層側から入射して再帰反射性要素と空隙との界面に達した光を光透過層側に反射させることができる。
特許第3123693号公報
上記特許文献1に記載の再帰反射シートは、金属蒸着膜を用いていないため、明度を向上させることができる。明度に優れる再帰反射シートは、車両用ナンバープレート等の印刷物に用いたときに印刷部を目立たせることができる。しかし、上記特許文献1に開示されている再帰反射シートは、折り曲げたり凹凸加工を施したりして厚さ方向に圧力が加えられると、再帰反射性要素とくぼみとの間に形成される空隙が潰れる場合がある。このように空隙が潰れると、再帰反射性が低下する。従って、上記特許文献1に開示されている再帰反射シートは、曲げや凹凸を有する印刷物に用いられる場合、平らな物に用いられる場合に比べて、再帰反射性が劣る場合がある。
そこで、本発明は、厚さ方向に圧力が加えられる場合であっても再帰反射性の低下が抑制される再帰反射シートを提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明の再帰反射シートは、一方の面に複数の再帰反射素子を有する再帰反射層と、前記再帰反射層の前記再帰反射素子側の面に対向して設けられ、前記再帰反射素子に接着する接着部を有する背面層と、前記再帰反射素子と前記背面層との間に配置される複数の粒子と、前記再帰反射素子と前記複数の粒子との間に形成される空隙と、を備えることを特徴とする。
上記再帰反射シートでは、再帰反射素子と背面層とに挟まれて複数の粒子が固定される。また、これら複数の粒子と再帰反射素子との間には空隙が形成され、当該空隙には空気等の気体が閉じ込められる。そして、この気体と再帰反射素子との屈折率差によって、再帰反射層側から入射した光を、再帰反射素子と空隙との界面で再帰反射層側に反射させることができる。また、上記再帰反射シートでは、厚さ方向の圧力が加えられたとしても、空隙が複数の粒子によって支えられることで潰れることが抑制される。従って、上記再帰反射シートでは、厚さ方向に圧力が加えられる場合であっても再帰反射性の低下が抑制される。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記複数の粒子の平均粒径daを前記再帰反射素子の高さh以上とすることができる。
複数の粒子の平均粒径daが再帰反射素子の高さh以上であることによって、再帰反射素子と複数の粒子との間に空隙が形成され易くなり、再帰反射シートの再帰反射性が高められ易くなる。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記複数の粒子の平均粒径daを前記再帰反射素子の高さhより小さくすることができる。
複数の粒子の平均粒径daが再帰反射素子の高さhより小さいことによって、再帰反射素子と背面層との接着部の面積を大きくすることが容易になり、再帰反射素子と背面層と接着強度が高められ易くなる。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記複数の粒子の平均粒径daと前記再帰反射素子の高さhとの比da/hは、0.40以上1.25以下であることが好ましい。
本発明において「平均粒径」とは、次のようにして測定したものを意味する。まず、上記再帰反射シートの任意の10カ所の断面について、マイクロスコープ(VHX−1000、キーエンス社製)を用いて断面写真を撮影する。次に、撮影した10カ所の断面写真に写る100個の粒子の粒子径を測長し、合計長さを100で割って平均値を算出し、この平均値を平均粒径とする。
複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが0.40以上1.25以下であることによって、再帰反射素子と複数の粒子との間に適切な大きさの空隙が形成されて再帰反射シートの再帰反射性が高められ易くなる。また、比da/hが0.40以上1.25以下であることで、再帰反射素子と背面層との接着部の面積を大きくすることが容易になり、再帰反射素子と背面層と接着強度が高められ易くなる。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記複数の粒子の数npと互いに隣り合う前記再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが0.50以上5.00以下であることが好ましい。
複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが0.50以上5.00以下であることによって、再帰反射素子と複数の粒子との間に適切な大きさの空隙が形成されて再帰反射シートの再帰反射性が高められ易くなる。また、比np/nvが0.50以上5.00以下であることによって、再帰反射素子と背面層との接着部の面積を大きくすることが容易になり、再帰反射素子と背面層と接着強度が高められ易くなる。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記複数の粒子が球状であることが好ましい。
複数の粒子が球状であることによって、再帰反射素子と複数の粒子との間に適切な大きさの空隙が形成され易くなり、再帰反射シートの再帰反射性が高められ易くなる。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記背面層が顔料を含むことが好ましい。
背面層が所定の顔料を含むことによって、再帰反射シートの用途に応じて再帰反射シートの明度や彩度を容易に向上させることができる。
また、上記再帰反射シートにおいて、前記背面層が粘着剤からなることが好ましい。
背面層が粘着剤からなることによって、別に粘着剤層が設けられなくとも再帰反射シートを対象物に貼り付けることができるため、再帰反射シートの層構成を簡単にすることができ、再帰反射シートの生産コストの上昇を抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、厚さ方向に圧力が加えられる場合であっても再帰反射性の低下が抑制される再帰反射シートが提供される。
実施形態に係る再帰反射シートの厚さ方向断面を概略的に示す図である。 図1に示す再帰反射シートの一部を拡大して示す図である。 粒子個数と谷部の数との比np/nvに対する反射性能および明度の関係を示すグラフである。 平均粒径と素子の高さとの比da/hに対する反射性能および明度の関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る再帰反射シートの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る再帰反射シートの厚さ方向断面を概略的に示す図である。図2は、図1に示す再帰反射シートのうちIIの部分を拡大して示す図である。なお、図1および図2のそれぞれにおいて、理解のし易さのため、各構成要素の大きさは誇張される等して正確に示されていない。また、図1および図2のそれぞれにおいて、同様の構成のものについては参照符号が一つだけ付され、繰り返しとなる参照符号は省略されている。
図1に示す再帰反射シート100は、表面保護層10、再帰反射層20、複数の粒子30、背面層40、粘着剤層50および剥離層60を備える。以下、これらの構成要素について詳細に説明する。
表面保護層10は、再帰反射層20のうち再帰反射シート100の使用時に観察者側となる面F1を保護する層であり、再帰反射シート100の使用時において再帰反射シート100の最も外側となる層である。再帰反射シート100に優れた再帰反射性を備えさせる観点から、表面保護層10は、透明な樹脂層であることが好ましい。表面保護層10の全光線透過率は、例えば80%以上とされる。このような表面保護層10を構成する材料としては、例えば、アクリル系樹脂、アルキド系樹脂、フッ素系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いられてもよく、混合して用いられてもよい。表面保護層10に耐候性や加工性を備えさせる観点からは、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂が好ましい。さらに塗工適性や着色する際の着色剤の分散性等を考慮するとアクリル系樹脂が好ましい。なお、表面保護層10には、透明性を著しく損なわない範囲で、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、架橋剤、酸化防止剤、防カビ剤、着色剤等の様々な添加剤を適宜添加することができる。
再帰反射層20は、板状の保持体部22と複数の再帰反射素子24とを含む。保持体部22の一方の面F1は表面保護層10で覆われ、保持体部22の他方の面F2には複数の再帰反射素子24が設けられている。複数の再帰反射素子24は、入射した光を再帰反射させるのに適した反射面を有している限り特に限定されるものではない。例えば、三角錐などの多面体状や所謂キューブコーナー形状の再帰反射素子24が最密充填状に配置される場合、再帰反射性が優れるので好ましい。
再帰反射シート100に優れた再帰反射性を備えさせる観点から、再帰反射層20は、透明な樹脂層であることが好ましい。再帰反射層20を構成する材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アイオノマー樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いられてもよく、混合して用いられてもよい。また、再帰反射層20の透明性や耐候性等を高める観点からは、再帰反射層20は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等からなることが好ましい。なお、再帰反射層20には、透明性を著しく損なわない範囲で、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、架橋剤、酸化防止剤、防カビ剤、着色剤等の様々な添加剤を適宜添加することができる。
背面層40は、再帰反射層20の再帰反射素子24側の面に対向して設けられ、再帰反射素子24と接着する接着部42を有する層である。また、背面層40は、接着部42において再帰反射素子24と接着すると共に、接着部42以外の部位において背面層40と再帰反射素子24との間に粒子30を挟んで固定する。
このような背面層40を構成する材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アイオノマー樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いられてもよく、混合して用いられてもよい。また、背面層40の透明性や耐候性等を高める観点からは、背面層40は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等からなることが好ましい。なお、背面層40には、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、架橋剤、酸化防止剤、防カビ剤、着色剤等の様々な添加剤を適宜添加することができる。
背面層40が所定の顔料を含むことによって、再帰反射シート100の明度や彩度を容易に向上させることができる。例えば、背面層40が酸化チタン等の白色顔料を含むことで、再帰反射シート100の明度を向上させることができる。
また、背面層40は、上述した酸化チタン等の白色顔料以外の着色剤を含んでもよい。このような着色剤としては、例えば、無機顔料、有機顔料、有機染料、パール顔料等を用いることができる。背面層40には、これらの着色剤のうち1種類が単独で用いられてもよく、2種類以上が併用されてもよい。
酸化チタン以外の上記無機顔料の例としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、カーボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、群青、コバルトブルー、弁柄、酸化クロム、鉄黒、カドミウムイエロー、チタンイエロー、ニッケルチタンイエロー、クロムチタンイエロー、黄鉛、黄色酸化鉄、クロムオレンジ、カドミウムオレンジ、金粉、銀粉、銅粉、アルミニウム粉、ブロンズ粉等を挙げることができる。また、上記有機顔料及び有機染料の例としては、アントラキノン系、フタロシアニン系、キナクリドン系、イソインドリノン系、ジオキサジン系、キノフタロン系、キノイミン系、ペリレン系、ペリノン系、アゾ系、キノリン系、メチン系、インジゴ系、ナフトールイミド系などの有機化合物を挙げることができる。また、上記パール顔料の例としては、酸化チタン被覆雲母、酸化塩化ビスマス、魚鱗粉、塩基性炭酸鉛等を挙げることができる。
従来の再帰反射シートに着色を施す場合、再帰反射層に着色剤が添加されたり、再帰反射層のうち光が入射する側の表面に印刷や着色された層が設けられたりしていた。このような従来の再帰反射シートでは、着色剤や印刷によって光が散乱されたり再帰反射層への光の入射が妨げられたりして、再帰反射層での光の反射が妨げられ、再帰反射性が低下することがあった。赤色や青色、緑色といった濃色の着色剤が用いられる場合、特にこの傾向が顕著である。一方、本実施形態の再帰反射シート100では、例えば再帰反射層20を透明にし、上記のように背面層40に着色剤を添加する場合、再帰反射層20への光の入射や再帰反射層20での光の反射を妨げる要素が従来に比べて減少するため、再帰反射性の低下を抑制することができる。
複数の粒子30は、再帰反射素子24と背面層40との間に配置される。複数の粒子30が再帰反射素子24と背面層40との間に配置されることによって、複数の粒子30は再帰反射素子24と背面層40とに挟まれて位置が固定され、複数の粒子30と再帰反射素子24との間に空隙32が形成される。粒子30の形状、大きさ、数は、再帰反射素子24と背面層40との接着部42が設けられればよく、複数の粒子30と再帰反射素子24との間に空隙32が形成されれば、特に限定されない。
このような粒子30としては、例えばガラスビーズを用いることができる。なお、再帰反射素子24と背面層40との間において複数の粒子30を均一に分散させて配置し易くする観点からは、粒子30は帯電し難いガラスビーズであることが好ましい。また、粒子30として用いることができるガラスビーズ以外の粒子としては、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリウム、マイカ、ワラストナイト等を含む無機系粒子や、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、PPS(ポリフェニレンスルファイド) 系樹脂、シリコーン系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂等を含む有機系粒子を用いることができる。また、粒子30は着色されていても良い。粒子30が着色されることによって、再帰反射シート100の明度や彩度を高めることができる。
また、粒子30として中空粒子を用いても良い。「中空粒子」とは、外殻の内部に空洞が形成されている粒子をいう。なお、この空洞内は、真空であってもよく、気体が充填されていてもよい。
粘着剤層50は、背面層40の再帰反射層20側とは反対側に設けられ、再帰反射シート100を使用する際に被着体に貼り付けられる層である。
粘着剤層50を構成する材料としては、例えば、感圧接着剤、感熱型接着剤、架橋型接着剤などから適宜選択することができる。感圧接着剤としては、例えば、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ノニルアクリレートなどのアクリル酸エステルをアクリル酸、酢酸ビニルなどと共重合して得られるポリアクリル酸エステル感圧接着剤、シリコーン系樹脂感圧接着剤、ゴム系感圧接着剤等が挙げられる。感熱型接着剤としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられる。粘着剤層50に優れた耐候性及び粘着性を備えさせる観点からは、アクリル系樹脂またはシリコーン系樹脂を用いることが好ましい。
粘着剤層50が所定の顔料を含むことによって、再帰反射シート100の用途に応じて再帰反射シート100の明度や彩度を容易に向上させることができる。例えば、粘着剤層50が酸化チタン等の白色顔料を含むことで、再帰反射シート100の明度を向上させることができる。
剥離層60は、粘着剤層50の背面層40側とは反対側に設けられる層である。再帰反射シート100の使用前に剥離層60が粘着剤層50を覆うことによって、粘着剤層50にゴミ等が付着したり、粘着剤層50が意図しない場所に付着したりすることが抑制される。一方、再帰反射シート100が使用されるときには、剥離層60は粘着剤層50から剥離される。
このような剥離層60は、特に限定されないが、例えば、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム等で構成することができる。
以上に説明した再帰反射シート100は、以下に例示するようにして製造することができる。まず、剥離層60、粘着剤層50および背面層40がこの順に積層された積層シートを用意し、背面層40が粘性を有する状態でこの積層シートの背面層40側の表面に複数の粒子30をほぼ均一になるようにまぶす。その後、再帰反射層20と背面層40とを重ねて再帰反射素子24と背面層40と接着させる。表面保護層10は、再帰反射層20と背面層40とを重ねる前に形成されていても良く、再帰反射層20と背面層40とを重ねた後に形成されてもよい。各層の形成方法は特に限定されない。
ただし、再帰反射シート100の製造方法は上記方法に限定されない。再帰反射層20の再帰反射素子24が形成された側の面に複数の粒子30をまぶした後に、背面層40、粘着剤層50および剥離層60をこの順で積層することによっても再帰反射シート100を製造することができる。この場合、背面層40、粘着剤層50および剥離層60は、再帰反射素子24と背面層40と接着させる前に積層されていてもよく、再帰反射素子24と背面層40と接着させた後で順に積層されてもよい。また、この場合でも、表面保護層10は、再帰反射層20と背面層40とを重ねる前に形成されていても良く、再帰反射層20と背面層40とを重ねた後に形成されてもよい。
以上に説明した再帰反射シート100では、複数の粒子30が再帰反射素子24と背面層40とに挟まれて位置が固定される。また、これら複数の粒子30と再帰反射素子24との間には空隙32が形成され、当該空隙32には空気等の気体が閉じ込められる。そして、この気体と再帰反射素子24との屈折率差によって、再帰反射層20は、保持体部22側から入射した光を再帰反射素子24と空隙32との界面IFで反射し、入射した光を再帰反射させことができる。また、再帰反射シート100では、再帰反射素子24と背面層40とで挟まれる複数の粒子30によって空隙32が形成されるため、厚さ方向の圧力が加えられたとしても、複数の粒子30によって支えられることで空隙32が潰れることが抑制される。従って、再帰反射シート100では、厚さ方向に圧力が加えられる場合であっても再帰反射性の低下が抑制される。
また、再帰反射シート100では、複数の粒子30によって再帰反射に寄与する空隙32を形成するため、複数の粒子30の大きさ、形状、数および分布を調整することによって、再帰反射シート100の全体に亘って空隙32の大きさや分布を調整することが容易である。従って、再帰反射シート100では、再帰反射シート100の全体に亘って再帰反射性を均一に近づけたり、再帰反射シート100の再帰反射性の高さを調整したりすることが容易である。
ここで、複数の粒子30の平均粒径daが再帰反射素子24の高さh以上である場合、再帰反射素子24と複数の粒子30との間に空隙32が形成され易くなり、再帰反射シート100の再帰反射性が高められ易くなる。一方、複数の粒子30の平均粒径daが再帰反射素子24の高さhより小さい場合、再帰反射素子24と背面層40との接着部42の面積を大きくすることが容易になり、再帰反射素子24と背面層40と接着強度が高められ易くなる。また、複数の粒子30の平均粒径daと再帰反射素子24の高さhとの比da/hが0.40以上1.25以下である場合、再帰反射素子24と複数の粒子30との間に適切な大きさの空隙32が形成されて再帰反射シート100の再帰反射性が高められ易くなる。それと同時に、再帰反射素子24と背面層40との接着部42の面積を大きくすることが容易になり、再帰反射素子24と背面層40と接着強度が高められ易くなる。
また、複数の粒子30の数npと互いに隣り合う再帰反射素子24の間に形成される谷部26の数nvとの比np/nvが0.50以上5.00以下である場合、再帰反射素子24と複数の粒子30との間に適切な大きさの空隙32が形成されて再帰反射シート100の再帰反射性が高められ易くなる。また、比np/nvが0.50以上5.00以下であることによって、再帰反射素子24と背面層40との接着部42の面積を大きくすることが容易になり、再帰反射素子24と背面層40と接着強度が高められ易くなる。これらの観点から、比np/nvは、0.50以上2.00以下であることがより好ましい。
また、複数の粒子30が球状であることによって、再帰反射素子24と複数の粒子30との間に適切な大きさの空隙32が形成され易くなり、再帰反射シート100の再帰反射性が高められ易くなる。
また、粒子30が上記のように中空粒子である場合、再帰反射素子24と複数の粒子30との間に空隙32が形成されていることに加えて、粒子30自体が再帰反射素子24よりも屈折率が低い空洞を有する。すなわち、再帰反射素子24と背面層40との間において、再帰反射素子24よりも屈折率が低い空間の体積を大きくし得る。このため、再帰反射シート100の再帰反射性がより高められ得る。
また、再帰反射素子24においてより効率良く再帰反射させる観点からは、再帰反射素子24を構成する材料の屈折率が背面層40を構成する材料の屈折率よりも高いことが好ましい。再帰反射素子24を構成する材料の屈折率が背面層40を構成する材料の屈折率よりも高いことによって、接着部42においても光を反射させることができる。また、同様の観点から、複数の粒子30を構成する材料の屈折率が背面層40を構成する材料の屈折率よりも高いことが好ましい。複数の粒子30を構成する材料の屈折率が背面層40を構成する材料の屈折率よりも高いことによって、再帰反射素子24から複数の粒子30に入射した光を複数の粒子30と背面層40との界面で再帰反射層20側に反射させることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、表面保護層10を備える例を挙げて説明したが、表面保護層10は必須の構成要素ではない。
また、上記実施形態では、粘着剤層50を備える例を挙げて説明したが、粘着剤層50は必須の構成要素ではない。例えば、背面層40が粘着剤からなる場合、粘着剤層50が設けられなくとも再帰反射シートを対象物に貼り付けることができるため、再帰反射シートの層構成を簡単にすることができ、再帰反射シートの生産コストの上昇を抑制することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<再帰反射シートの作製>
各例にかかる再帰反射シートを以下のようにして作製した。
(実施例1)
高さ80μmの三角キューブコーナー型の再帰反射素子を一方の面に有し、他方の面が表面保護層(アクリル系樹脂、厚さ50μm)で覆われた再帰反射層(ポリカーボネート系樹脂、厚さ200μm)を用意した。また、剥離層(無軸延伸ポリプロピレンフィルム、厚さ75μm)、粘着剤層(アクリル系樹脂、厚さ45μm)および背面層(アクリル系樹脂、厚さ80μm)がこの順で積層された積層シートを用意した。この積層シートの背面層側の面に、平均粒径30μmの球状ガラスビーズを略均一になるようにまぶした後、背面層と再帰反射素子とを接着させ、厚さ420μmの再帰反射シートを作製した。このとき、複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvは、1.00となるようにし、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hは0.38となるようにした。なお、全ての層を無色透明とした。
(実施例2)
複数の粒子の平均粒径daを35μmとし、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが0.44となるようにした以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例3)
複数の粒子の平均粒径daを45μmとし、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが0.56となるようにした以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例4)
複数の粒子の平均粒径daを60μmとし、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが0.75となるようにした以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例5)
複数の粒子の平均粒径daを100μmとし、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが1.25となるようにした以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例6)
複数の粒子の平均粒径daを110μmとし、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが1.38となるようにした以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例7)
複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが0.40となるようにした以外は実施例3と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例8)
複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが0.50となるようにした以外は実施例3と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例9)
複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが2.00となるようにした以外は実施例3と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例10)
複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが2.10となるようにした以外は実施例3と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例11)
複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが5.00となるようにした以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例12)
複数の粒子として板状のタルクを用いた以外は実施例3と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(実施例13)
背面層に白色顔料(平均粒径0.20μmの酸化チタン粒子)を15重量%含有させた以外は実施例3と同様にして、再帰反射シートを作製した。
(比較例1)
粒子を用いなかった以外は実施例1と同様にして、再帰反射シートを作製した。すなわち、比較例1の再帰反射シートでは、再帰反射層の再帰反射素子と背面層とが全体的に密着している。
<評価結果>
上記のようにして作製した各再帰反射シートについて、以下に説明する評価を行った。各再帰反射シートの作製条件および評価結果を下記表1に示す。
Figure 0006564133
(明度(Y値))
色相測定器として、HunterLab社製ポータブル分光測色計「MiniScan EZ(登録商標)」を用い、再帰反射シートの明度を評価した。再帰反射シートを縦100mm×横100mmの大きさに切断し、JIS Z 9117に準じて1枚の再帰反射シートにつき5点で測定し、それら測定値をXYZ表示系で表し、Y値の平均値をもって再帰反射シートの明度とした。
表1に示す結果からわかるように、空隙を有していない比較例1の再帰反射シートでは透過する光が多いため明度が低く、実施例1から実施例13の全ての再帰反射シートは、比較例1の再帰反射シートよりも明度が高くなっていた。なお、実施例13では、背面層を白色に着色することによって、明度を上げることができた。
(反射性能[%])
再帰反射性能測定器として、ガンマサイエンティフィック社製「モデル920」を用い、再帰反射シートの反射性能を評価した。まず、他の層が積層されておらず、縦100mm×横100mmの大きさに切断された再帰反射層のみを用意し、この再帰反射層のみについて、JIS Z 9117に準じて、観測角0.2度、入射角5度により5点で再帰反射係数を測定した。それら測定値の平均値をもって、再帰反射層のみの再帰反射係数とした。すなわち、再帰反射層のみの再帰反射係数とは、再帰反射層の再帰反射素子側の面を空気とした場合の再帰反射係数である。次に、縦100mm×横100mmの大きさに切断された再帰反射シートについて、JIS Z 9117に準じて、観測角0.2度、入射角5度により、1枚の再帰反射シートにつき5点で再帰反射係数を測定した。それら測定値の平均値をもって、再帰反射シートの再帰反射係数とした。そして、測定した再帰反射係数より下記計算式を用いて、反射性能[%]を算出した。
反射性能[%]={(再帰反射シートの再帰反射係数)/(再帰反射層のみの再帰反射係数)}×100
上記反射性能が大きい程、再帰反射性に優れるといえる。表1からわかるように、実施例1から実施例13の全ての再帰反射シートは、比較例1の再帰反射シートよりも反射性能が高くなっていた。これは、再帰反射素子と粒子との間に空隙が形成され、再帰反射素子と空隙との界面において光が反射したためであると考えられる。
(層間密着性)
再帰反射シートを縦75mm×横70mmの大きさに切断し、JIS H 4000に規定するA5052Pのアルミニウム板に貼り付けることで試験片を得た。続いてアトラス(ATLAS)社製のキセノンランプ型促進耐候性試験機(Ci65A)を用いて、波長300〜800nmで照射強度を550W/mとし、ブラックパネル温度を63℃として、上記試験片に光を1000時間照射した。その後、試験片の外観を目視で確認した。外観に異常がみられない場合には再帰反射シートの層間密着性を○とし、再帰反射シート端部に剥がれや反りが発生している場合には再帰反射シートの層間密着性を△とした。
表1からわかるように、複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvまたは複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが大きい場合には、層間密着性がやや劣る傾向にあった。
また、表1から、複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが、明度および反射性能と相関していることがわかる。図3は、実施例7から実施例10の評価結果に基づいて、粒子個数と谷部の数との比np/nvに対する反射性能および明度の関係を示すグラフである。表1および図3からわかるように、複数の粒子の数npと互いに隣り合う再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが0.50以上5.00以下程度であることによって、再帰反射素子と複数の粒子との間に適切な大きさの空隙が形成されて反射性能が高められ易くなると共に、再帰反射素子と背面層との接着強度が高められ易くなる。
また、表1から、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが明度および反射性能と相関していることがわかる。図4は、実施例1から実施例6の評価結果に基づいて、平均粒径と素子の高さとの比da/hに対する反射性能および明度の関係を示すグラフである。表1および図4からわかるように、複数の粒子の平均粒径daと再帰反射素子の高さhとの比da/hが0.40以上1.25以下程度であることによって、再帰反射素子と複数の粒子との間に適切な大きさの空隙が形成されて反射性能が高められ易くなると共に、再帰反射素子と背面層との接着強度が高められ易くなる。
10・・・表面保護層
20・・・再帰反射層
24・・・再帰反射素子
26・・・谷部
30・・・粒子
32・・・空隙
40・・・背面層
42・・・接着部
50・・・粘着剤層
60・・・剥離層
100・・・再帰反射シート

Claims (8)

  1. 一方の面に複数の再帰反射素子を有する再帰反射層と、
    前記再帰反射層の前記再帰反射素子側の面に対向して設けられ、前記再帰反射素子に接着する接着部を有する背面層と、
    前記再帰反射素子と前記背面層との間に配置される複数の粒子と、
    前記再帰反射素子と前記複数の粒子との間に形成される空隙と、
    を備える
    ことを特徴とする再帰反射シート。
  2. 前記複数の粒子の平均粒径daが前記再帰反射素子の高さh以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の再帰反射シート。
  3. 前記複数の粒子の平均粒径daが前記再帰反射素子の高さhより小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の再帰反射シート。
  4. 前記複数の粒子の平均粒径daと前記再帰反射素子の高さhとの比da/hが0.40以上1.25以下である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の再帰反射シート。
  5. 前記複数の粒子の数npと互いに隣り合う前記再帰反射素子の間に形成される谷部の数nvとの比np/nvが0.50以上5.00以下である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の再帰反射シート。
  6. 前記複数の粒子が球状である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の再帰反射シート。
  7. 前記背面層が顔料を含む
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の再帰反射シート。
  8. 前記背面層が粘着剤からなる
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の再帰反射シート。
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