JP6563479B2 - ワイヤレス通信において送信電力割振りを最適化するための技法 - Google Patents

ワイヤレス通信において送信電力割振りを最適化するための技法 Download PDF

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Description

優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明白に本明細書に組み込まれる、2014年12月22日に出願された「TECHNIQUES FOR OPTIMIZING TRANSMISSION POWER ALLOCATION IN WIRELESS COMMUNICATIONS」と題する非仮出願第14/579,004号、および2014年7月28日に出願された「TECHNIQUES FOR OPTIMIZING TRANSMISSION POWER ALLOCATION IN WIRELESS COMMUNICATIONS」と題する仮出願第62/029,952号の優先権を主張する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、および放送などの種々の電気通信サービスを提供するために広く展開されている。通常のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を利用することができる。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムがある。
これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが、都市、国家、地域、さらには世界レベルで通信することを可能にする共通のプロトコルを提供するために、種々の電気通信規格において採用されている。新たな電気通信標準規格の一例が、高速パケットアクセス(HSPA)である。HSPAは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル標準規格に対する1組の拡張規格である。
HSPAでは、ユーザ機器(UE)において拡張専用チャネル(E-DCH:enhanced dedicated channel)のための電力を割り振る前に、高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH:high speed dedicated physical control channel)のための送信電力が割り振られる。肯定応答(ACK)/否定応答(NAK)およびチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)データの最悪時送信を想定して、ACK/NAKおよびCQIデータが所与の送信時間間隔(TTI)内に送信されないいくつかのシナリオにおいてHS-DPCCHに電力を割り振ることができるように、UEは、各送信時間間隔においてHS-DPCCHのための電力を割り振る。この関連で、送信するデータがないチャネルに電力を割り振ることは、電力ヘッドルームの無用な消費を引き起こすことがある。UEがセルエッジにあり、それゆえ、高いHS-DPCCH電力を用いて動作しているとき、電力ヘッドルームの無用な消費を回避することが望ましい場合がある。
以下は、1つまたは複数の態様を基本的に理解してもらうために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての考えられる態様の包括的な概要ではなく、すべての態様の主要な、または重要な要素を識別するものでもなく、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形態で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
一例によれば、ワイヤレス通信において送信電力を割り振る方法が記述される。その方法は、1つまたは複数の次回の送信時間間隔(TTI)においてアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断することと、判断することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の次回のTTI内でアップリンク拡張専用チャネルに送信電力を割り振ることとを含む。
別の態様では、ワイヤレス通信において送信電力を割り振るための装置が記述される。その装置は、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断するように構成されるチャネル送信判断構成要素と、チャネル送信判断構成要素がアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク拡張専用チャネルに送信電力を割り振るように構成される電力割振り構成要素とを含む。
さらに別の態様では、ワイヤレス通信において送信電力を割り振るための装置が記述される。その装置は、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断するための手段と、判断するための手段がアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク拡張専用チャネルに送信電力を割り振るための手段とを含む。
さらなる態様では、ワイヤレス通信において送信電力を割り振るためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体が記述される。そのコンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断するように実行可能なコードと、アップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かの判断に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク拡張専用チャネルに送信電力を割り振るように実行可能なコードとを含む。
上記の目的および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下に十分に説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、種々の態様の原理が使用され場合がある種々の方法のうちのいくつかを示すにすぎず、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことを意図している。
本明細書において説明される態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示すブロック図である。 本明細書において説明される態様による、例示的な方法を表す複数の機能ブロックを含む流れ図である。 本明細書において説明される態様による、UEおよびネットワークエンティティのための例示的な送信タイムラインの図である。 処理システムを利用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。 電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 アクセスネットワークの一例を示す図である。 ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図である。 アクセスネットワークにおける発展型NodeBおよびユーザ機器の一例を示す図である。
添付の図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、種々の構成の説明として意図されており、本明細書において説明される概念が実践される場合がある唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、種々の概念を完全に理解してもらうために具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを避けるために、よく知られている構成要素がブロック図の形において示される。
本明細書において記述されるのは、1つまたは複数の次回の送信時間間隔(TTI)においていくつかのアップリンク制御チャネルが送信されることになるか否かの判断に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のチャネルに送信電力を割り振ることに関連する種々の態様である。たとえば、アップリンク制御チャネル送信が、次回のTTIにおいて送信される予定がない場合、次回のTTIのための送信電力を、アップリンク拡張専用チャネル(E-DCH)送信に割り振ることができる。E-DCHのための送信電力を割り振ることは、E-DCHトランスポートフォーマット識別子(E-TFCI)選択を決定することを含むことができる。アップリンク制御チャネルが送信されることになるか否かを判断することは、アップリンク制御チャネルを介して送信するためのデータが存在するか否かの判断に少なくとも部分的に基づくことができる。これは、構成されたチャネル品質インジケータ(CQI)フィードバックサイクルが、そのTTIにおいてCQIデータが送信されることを指示する否か、ダウンリンクチャネルを介して以前に受信されたデータのための肯定応答(ACK)/否定応答(NAK)データがそのTTIにおいて送信されるか否かなどに少なくとも部分的に基づくことができる。この関連で、アップリンク制御チャネルを介してデータが送信されることになるか否かを考慮することによって、送信電力の割振りを改善できるようになる。たとえば、ユーザ機器(UE)は、推定に基づいて、HS-DPCCH ACK/NAKまたはCQIのための高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH)が送信されることになるとき、電力をインテリジェントに割り振ることができるが、HS-DPCCH ACK/NAKまたはCQIが送信される予定がないとき、これらのチャネルに電力を割り振るのを控えることができる(または、少ない電力を割り振ることができる)。このようにして、このさらなる電力は、E-DCH送信のために割り振ることができる。この結果として、代わりに、この電力をE-DCH送信のために(たとえばE-TFCI選択を介して)効率的に使用することによって、電力が限られたシナリオにおいてスループットを著しく改善することができる。
図1および図2を参照すると、本明細書において説明されるアクションまたは機能を実行することができる、1つまたは複数の構成要素および1つまたは複数の方法を参照しながら、態様が示される。一態様では、本明細書において使用されるときに、「構成要素」という用語は、システムを構成する部品のうちの1つとすることができ、ハードウェアまたはソフトウェアまたはそれらの何らかの組合せとすることができ、他の構成要素に分割することができる。図2において後述される動作は、特定の順序で、および/または例示的な構成要素によって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行する構成要素は、実装形態に応じて変更される場合があることは理解されたい。その上、以下のアクションまたは機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアもしくはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサ、または説明されるアクションもしくは機能を実行することが可能なハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントの任意の他の組合せによって実行される場合があることは理解されたい。
図1は、例示的な構成による、ワイヤレス通信のためのシステム100を示す概略図である。システム100は、1つまたは複数のワイヤレスネットワークにおいてネットワークエンティティ104と通信するユーザ機器(UE)102を含む。複数のUE102があるネットワークエンティティ104と通信することができる、および/またはUE102がいくつかのネットワーク構成で複数のネットワークエンティティ104と通信することができることを諒解されたい。さらに、UE102およびネットワークエンティティ104は、通信のスループット、機能、信頼性などの改善を促進するために、本明細書でさらに説明するように、複数のキャリアを介して通信することができる。
一態様によれば、UE102は、ネットワークエンティティ104と通信するために構成される1つまたは複数のアップリンクチャネルのために送信電力を割り振るように動作可能である。UE102は、1つまたは複数の次回のTTIにおいて1つのチャネル上で送信が生じることになるか否かを判断するチャネル送信判断構成要素110と、1つまたは複数の次回のTTIにおいて1つのチャネル上で送信が生じることになるか否かの判断に基づいて、1つまたは複数の他のチャネルのための電力割振りを決定するための電力割振り構成要素112とを含むことができる。チャネル送信判断構成要素110は、そのチャネルを介してネットワークエンティティ104にダウンリンク通信のCQIを通信するためにUE102に割り当てられたCQIフィードバックサイクルを決定するためのCQIサイクル決定構成要素120、および/またはそのチャネルを介してネットワークエンティティ104から受信されたダウンリンク通信のためのACK/NAKフィードバックを送信する1つまたは複数のTTIを決定するためのACK/NAK決定構成要素122を含むことができる。
UE102は、限定はしないが、スマートフォン、セルラー電話、モバイルフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または、別のデバイスにテザリングされる独立型デバイス(たとえばコンピュータに接続されるモデム)、時計、携帯情報端末、パーソナルモニタリングデバイス、機械モニタリングデバイス、マシンツーマシン通信デバイスなどとすることができる他のポータブルネットワークデバイスなど、任意のタイプのモバイルデバイスを含むことができる。加えて、UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、モバイル通信デバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれるか、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。一般に、UE102は、ポータブルと見なされるほど十分に小型軽量である場合があり、本明細書において説明される1つまたは複数の無線(OTA:over-the-air)通信プロトコルを使用してOTA通信リンクを介してワイヤレスに通信するように構成することができる。さらに、いくつかの例では、UE102は、複数の別々の加入、複数の無線リンクなどを介して複数の別々のネットワーク上での通信を容易にするように構成することができる。
さらに、ネットワークエンティティ104は、アクセスポイント、基地局(BS)を含むマクロセル、NodeB、eNodeB(eNB)、リレー、ピアツーピアデバイス、認証、許可およびアカウンティング(AAA)サーバ、モバイル交換センター(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、スモールセルなどの任意のタイプのネットワークモジュールのうちの1つまたは複数を含むことができる。本明細書において使用されるとき、「スモールセル」という用語は、アクセスポイントまたはアクセスポイントの対応するカバレージエリアを指すことがあり、この場合のアクセスポイントは、たとえば、マクロネットワークアクセスポイントまたはマクロセルの送信電力またはカバレージエリアと比較して、相対的に低い送信電力または相対的に小さいカバレージを有する。たとえば、マクロセルは、限定はしないが、半径数キロメートルなどの、相対的に大きな地理的エリアをカバーすることができる。対照的に、スモールセルは、限定はしないが、自宅、建物、または建物のフロアなどの、相対的に小さい地理的エリアをカバーすることができる。そのため、スモールセルは、限定はしないが、BS、アクセスポイント、フェムトノード、フェムトセル、ピコノード、マイクロノード、NodeB、eNB、ホームNodeB(HNB)、またはホーム発展型NodeB(HeNB)などの装置を含む場合がある。したがって、「スモールセル」という用語は、本明細書において使用されるときに、マクロセルと比較して、相対的に低い送信電力および/または相対的に小さいカバレージエリアのセルを指す。さらに、ネットワークエンティティ104は、互いに、ならびに/または、ワイヤレスおよび/もしくはコアネットワークの1つもしくは複数の他のネットワークエンティティと、通信する場合がある。
さらに、システム100は、限定はしないが、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ワイヤレスネットワーク(たとえば、802.11または、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))もしくはその派生システムなどのセルラーネットワーク)、公衆交換電話網(PSTN)ネットワーク、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(たとえば、Bluetooth(登録商標))、またはネットワークプロトコルおよびネットワークタイプの他の組合せもしくは置換などの任意のネットワークタイプを含む場合がある。そのようなネットワークは、単一のローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)、またはインターネットなどのLANもしくはWANの組合せを含む場合がある。そのようなネットワークは、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)システムを含む場合があり、この標準規格に従って1つまたは複数のUE102と通信することができる。当業者が容易に理解するように、本開示全体にわたって説明した種々の態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格に拡張することができる。例として、種々の態様は、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)、および時分割CDMA(TD-CDMA)などの、他のユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)システムに拡張することができる。また、種々の態様は、(FDDモード、TDDモード、もしくは両方のモードにおける)ロングタームエボリューション(LTE)、(FDDモード、TDDモード、もしくは両方のモードにおける)LTEアドバンスト(LTE-A)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用するシステムに拡張することもできる。利用される実際の電気通信標準規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信標準規格は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約によって決まることになる。ネットワークに結合される種々のデバイス(たとえば、UE102、ネットワークエンティティ104)は、1つまたは複数の有線接続またはワイヤレス接続を介してコアネットワークに結合することができる。
図2は、次回のTTIにおいてデータが送信されることになるか否かに基づいて1つまたは複数のアップリンクチャネルに電力を割り振るための方法200を示す。方法200は、ブロック202において、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断することを含む。一態様では、チャネル送信判断構成要素110(図1)が、1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンクチャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断することができる。
一例では、1つまたは複数の次回のTTIにおいてデータが送信されることになるか否かを判断することは、オプションで、ブロック204において、構成されたCQIサイクルに基づいて、アップリンク制御チャネル上でCQIデータが送信されることになるか否かを判断することを含むことができる。チャネル送信判断構成要素110が、構成されたCQIサイクルに基づいて、アップリンク制御チャネル上でCQIデータが送信されることになるか否かを判断することができる。たとえば、CQIサイクル決定構成要素120が、ネットワークエンティティ104によって構成される1つまたは複数のダウンリンクチャネルを介して受信された通信に関連するCQIフィードバックを報告するためにUE102が利用することができる、UE102のためのCQIフィードバックサイクルを決定することができる。いくつかの例では、CQIフィードバックサイクルは、CQIが報告されることになる間隔に関連することができ、通常、2ミリ秒(ms)より大きくすることができ、それは、CQIが少なくとも2ms間隔内に報告されることを意味する。したがって、UE102がCQIを送信していない2ms内に複数のTTIが存在することができ、チャネル送信判断構成要素110は、たとえば、そのサイクルと、現在のTTIとに基づいて、これらのTTIを決定する(および/または複数の次回のTTIのうちの1つまたは複数のTTIがCQI送信を含むか否かを判断する)ことができる。具体例では(たとえば、HSPAでは)、チャネル送信判断構成要素110は、CQIフィードバックサイクルに基づいて、CQIフィードバックが予想されるスロットを判断するために、あらかじめ5スロットまで評価することができる(ただし、各スロットは0.5msである)。
CQIサイクル決定構成要素120は、サイクルに関してUE102において構成された1つまたは複数のパラメータに基づいて、構成されたCQIフィードバックサイクルとしてCQIフィードバックサイクルを決定できることは理解されたい。たとえば、CQIフィードバックサイクルに関連するパラメータは、UE102内にハードコード化することができるか、UE102において記憶される構成において受信することができるか、ネットワークから(たとえば、ネットワークエンティティ104または別のネットワークエンティティから)の構成において受信することができるか、などである。具体例では、CQIフィードバックサイクルパラメータは、サイクルに従って、次のTTIまで、CQIフィードバック送信のために使用される最後のTTIを決定するのを容易にすることができる。別の例では、チャネル送信判断構成要素110が、次のTTIまで(たとえば、CQIが送信されない、CQIフィードバックサイクル内の第1のTTI後のTTIを判断することに基づいて)、CQIフィードバック送信のために使用される最後のTTIを決定することができる。
さらなる例、または代替の例では、1つまたは複数の次回のTTIにおいてデータが送信されることになるか否かを判断することは、オプションで、ブロック206において、先行するTTIにおいてダウンリンクデータが受信されたか否かに基づいて、アップリンク制御チャネル上でACK/NAKデータが送信されることになるか否かを判断することを含むことができる。チャネル送信判断構成要素110が、先行するTTIにおいてダウンリンクデータが受信されたか否かに基づいて、アップリンク制御チャネル上でACK/NACKデータが送信されることになるか否かを判断することができる。たとえば、ACK/NAK決定構成要素122が、受信されたダウンリンクデータに対するACK/NAKをUE102が送信することになる1つまたは複数のTTIを決定することができる。たとえば、UE102が、1つのTTIにおいて、ネットワークエンティティ104から(たとえば、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCHまたは他のダウンリンク共有チャネル)を介して)、ダウンリンクデータを受信する場合、後続のTTIにおいてダウンリンクデータに対するACK/NAKを報告するようにUE102を構成することができる。これは、受信されたデータに関連するACK/NAK送信のためにスケジューリングされた所与のTTI(たとえば、ネットワークエンティティ104から受信されたスケジューリンググラント内)、データが受信されたTTI後の一定の数のTTIであるTTI(たとえば、HSPAにおける7.5スロット)などとすることができる。このようにして、ACK/NAK決定構成要素122が、1つまたは複数の先行するTTIにおいてネットワークエンティティ104からデータが受信されるか否かに少なくとも部分的に基づいて、UE102がACK/NAKフィードバックを送信することになる現在のTTIまたは1つもしくは複数の次回のTTIを決定することができる。ACK/NAKフィードバックを送信するためのTTI(たとえば、および/またはフレームまたはサブフレームインデックス、スロット番号などの、TTIの識別情報)は、UE102内にハードコード化することができるか、UE102において記憶される構成において受信することができるか、ネットワークから(たとえば、ネットワークエンティティ104または別のネットワークエンティティから)の構成において受信することができるか、そのような構成(たとえば、および/またはHS-PDSCHを介してデータが受信されたか否か)に基づいて決定することができるか、などとすることができることは理解されたい。
したがって、チャネル送信判断構成要素110が、CQIフィードバックサイクルに、および/または複数の次回のTTIうちの1つもしくは複数のTTIにおいて、HS-PDSCHを介して受信された通信のためのACK/NAKフィードバックが送信されることになるか否かの判断に少なくとも部分的に基づいて、複数の次回のTTIのうちの1つまたは複数のTTIにおいてアップリンクデータが送信されることになるか否かを判断することができる。たとえば、チャネル送信判断構成要素110が、いくつかのスロットのいずれかにおいてCQI送信がスケジューリングされるか否かを判断するために、いくつかのスロット(たとえば、あらかじめ5スロット)を評価することができる。別の例では、チャネル送信判断構成要素110は、次回のスロットにおいてACK/NAKが送信されることになるHS-PDSCH復号がスケジューリングされるか否かを判断することができる。以下に説明されるように、改善された電力割振りを容易にするために、CQIおよび/またはACK/NAKデータ送信がスケジューリングされないスロットにおいて、電力を、代わりに、アップリンク制御チャネル以外のデータチャネルに割り振ることができる。
したがって、方法200は、ブロック208において、アップリンク制御チャネルにおいてデータが送信されることになるか否かに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の次回のTTIにおいて、アップリンクE-DCHに送信電力を割り振ることも含む。電力割振り構成要素112(図1)が、アップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否か(チャネル送信判断構成要素110によって判断される)に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の次回のTTIにおいて、アップリンクE-DCHに送信電力を割り振ることができる。たとえば、アップリンク制御チャネル上でデータが送信されないTTIにおいて、電力割振り構成要素112が、すべての利用可能な電力、すなわち、他の状況ではHS-PDSCHに割り振られることになっていた電力を、E-DCHに割り振ることができる。別の例では、電力割振り構成要素112が、すべての利用可能な電力、すなわち、他の状況ではHS-PDCCHに割り振られることになっていた電力を、アップリンク制御チャネル上でデータが送信されないと判断された1つまたは複数の次回のTTIの一部においてE-DCHに割り振ることができる。さらに、たとえば、電力割振り構成要素112が、1つまたは複数の次回のTTIの少なくとも一部においてアップリンク制御チャネル上で何らかのデータが送信されることになるとの判断に少なくとも部分的に基づいて、HS-PDCCHにある電力を割り振り、E-DCHに残りの電力を割り振ることができる。
一例では、1つまたは複数の次回のTTIは、不連続送信(DTX)モードにおいて、UE102において送信するために構成されるスロットに対応することができる。たとえば、アップリンク制御チャネルに関連するスロットが、E-DCH送信および/または電力割振りのために構成することができるスロットと重なり合う場合がある。これらのスロットがDTXにおいて連続的に割り振られる場合、アップリンク制御チャネル送信が予想されない場合にE-DCHにさらなる電力を割り振ることができるようにする結果として、UE102において、スループットを著しく改善することができる。この例では、チャネル送信判断構成要素110が、E-DCH電力割振りの2ms前に開始して、DTXのための重なり合うHS-DPCCHスロットを評価することができ、電力割振り構成要素112が、それに応じて、E-DCHおよび/またはHS-DPCCH(それを介して送信が予想される場合)のための対応するスロットにおける電力割振りを決定することができる。
さらに、1つまたは複数の次回のTTI(またはその一部)においてE-DCHにさらなる電力割振りを与えることによって、UE102のための改善されたE-TFCIを選択できるようになる。これは、UE102がセルエッジにあり、それゆえ、HS-PDCCHを介して制御データを送信するために大きな電力割振りを使用する場合を含む、数多くの事例において性能を改善することができる。この例では、HS-PDCCH送信のために通常割り振られる電力を、HS-PDCCHを介して送信が行われないTTIを仮定して、E-TFCIを選択する際に使用することができるE-DCHのために割り振ることができる。これにより、より高いE-TFCIを選択できるようになり、結果として、選択されたE-TFCIに基づいて、E-DCH通信の性能を改善することができる。さらに、UE102は、複数のキャリア(図示せず)を介してネットワークエンティティ104と通信できることは理解されたい。この例では、電力割振り構成要素112は、チャネル送信判断構成要素110が、複数のキャリアのそれぞれを介して複数のチャネル内の次回のTTIにおいてデータが送信されることになると判断するか否かの判断に基づいて、複数のキャリアのそれぞれにおいて複数のチャネルのための電力割振りを判断することができる。
図3は、本明細書において説明される態様による、UEおよびネットワークエンティティのための例示的な送信タイムライン300を示す。タイムライン300は、共通パイロットチャネル(CPICH)が送信される高速共有制御チャネル(HS-SCCH)を含み、そのチャネルは、nからn+5を付されたHS-SCCHサブフレーム302によって表され、ただし、nはサブフレーム番号を表すことができる正の整数である。また、タイムライン300は、ネットワークエンティティによって送信される複数のHS-PDSCHチャネルサブフレーム304(および類似のサブフレーム)と、UEによって送信されるサブフレーム306、308、310および312のような、いくつかのHS-PDCCHサブフレームとを含む。さらに、タイムライン300は、UEによって送信されるサブフレーム314および316のような、複数のE-DCHサブフレームを含む。この例では、上記のように、UEは、サブフレーム310、312などにおいてHS-PDCCH送信が予想されるか否かを判断することができ、それに応じて、サブフレーム310および312においてHS-PDCCH送信が予想されるか否かに基づいて、サブフレーム310および/または312に重なり合うサブフレーム314および/または316においてE-DCHに電力を割り振ることができる。たとえば、UEは、確認応答されることになるダウンリンク送信がHS-PDSCHを介してサブフレーム304において受信されたか否かに少なくとも部分的に基づいて、サブフレーム312においてACK/NAK送信が予想されるか否かを判断することができる。
図4は、本明細書において説明されるような、送信電力を割り振るための処理システム414を利用する装置400のためのハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。いくつかの例では、処理システム414は、UEまたはUEの構成要素(たとえば、図1のUE102および/またはその1つもしくは複数の構成要素など)を備えることができる。この例において、処理システム414は、バス402によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実現することができる。バス402は、処理システム414の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含む場合がある。バス402は、特定のチャネルに送信電力を割り振るために本明細書において説明される1つまたは複数の方法または手順(たとえば、図2の方法200)を実行するように構成することができる、プロセッサ404によって包括的に表される1つまたは複数のプロセッサ、コンピュータ可読媒体406によって包括的に表されるコンピュータ可読媒体、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素など(たとえば、図1)を含む、種々の回路を互いにリンクすることができる。
バス402は、当技術分野でよく知られている、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの種々の他の回路をリンクすることもできる。バスインターフェース408が、バス402と、トランシーバ410との間のインターフェースを提供する。トランシーバ410は、送信媒体を介して種々の他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース412(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)が設けられる場合もある。
プロセッサ404は、バス402を管理すること、およびコンピュータ可読媒体406上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ404によって実行されるとき、任意の特定の装置のために以下で説明される種々の機能を処理システム414に実行させる。コンピュータ可読媒体406は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ404によって操作されるデータを記憶するためにも使用することができる。
一態様では、プロセッサ404、コンピュータ可読媒体406、または両方の組合せは、本明細書において説明される、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素など(図1を参照)、または種々の他の構成要素の機能を実行するように構成することができるか、または別の方法で特別にプログラムすることができる。たとえば、プロセッサ404、コンピュータ可読媒体406、または両方の組合せは、本明細書において説明される、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素など(たとえば、図3における送信タイムラインによる図2における方法200など)の機能、および/または同様の機能を実行するように構成することができるか、または別の方法で特別にプログラムすることができる。
本開示全体にわたって提示される種々の概念は、幅広い種類の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格にわたって実現することができる。限定ではなく例として、図5に示される本開示の態様は、W-CDMAエアインターフェースを利用し、本明細書において説明されるように送信電力を割り振るために動作可能なUMTSシステム500を参照しながら提示される。UMTSネットワークは、3つの相互作用するドメイン、すなわちコアネットワーク(CN)504、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)502、およびユーザ機器(UE)510を含む。UE510は、特定のチャネルに送信電力を割り振るために本明細書において説明される1つまたは複数の方法または手順(たとえば、図2の方法200)を実行するように構成することができる、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素(たとえば、図1)などを含むことができる。この例では、UTRAN502は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、および/または他のサービスを含む種々のワイヤレスサービスを提供する。たとえば、UE510は、本明細書において説明される1つまたは複数のUE(UE102、図1など)に対応することができ、および/またはその1つまたは複数の構成要素(たとえば、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112など)を含むことができる。UTRAN502は、無線ネットワークコントローラ(RNC)506などのそれぞれのRNCによって各々が制御される、複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)507などのRNSを含むことができる。ここで、UTRAN502は、本明細書において示されるRNC506およびRNS507に加えて、任意の数のRNC506およびRNS507を含むことができる。RNC506は、数ある中でも、RNS507における無線リソースの割当て、再構成および解放を担う装置である。RNC506は、任意の適切なトランスポートネットワークを用いて、直接物理接続、仮想ネットワークなどの種々のタイプのインターフェースを通して、UTRAN502内の他のRNC(図示せず)に相互接続することができる。
UE510とNodeB508との間の通信は、物理(PHY)レイヤと媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含むと見なすことができる。さらに、それぞれのNodeB508によるUE510とRNC506との間の通信は、無線リソース制御(RRC)レイヤを含むと見なすことができる。図7に関してさらに詳細に説明されるように、本明細書において、PHYレイヤはレイヤ1と見なすことができ、MACレイヤはレイヤ2と見なすことができ、RRCレイヤはレイヤ3と見なすことができる。さらに、NodeB508および/またはRNC506は、本明細書において説明されるネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ104、図1)とすることができる。
RNS507によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割することができ、無線トランシーバ装置が各セルをサービングする。無線トランシーバ装置は、UMTS適用例では一般にNodeBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、基地局トランシーバ(BTS:base transceiver station)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明確にするために、各RNS507に3つのNodeB508が示されているが、RNS507は、任意の数のワイヤレスNodeBを含むことができる。NodeB508は、ワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置のためのCN504に提供する。モバイル装置の例は、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。モバイル装置は、通常、UMTS適用例ではUEと呼ばれるが、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。UMTSシステムでは、UE510は、ネットワークへのユーザの加入情報を含むユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)511をさらに含む場合がある。例示のために、1つのUE510がいくつかのNodeB508と通信しているように示されている。DLは、順方向リンクとも呼ばれ、NodeB508からUE510への通信リンクを指しており、ULは、逆方向リンクとも呼ばれ、UE510からNodeB508への通信リンクを指している。
CN504は、UTRAN502のような1つまたは複数のアクセスネットワークとのインターフェースを構成する。図示されるように、CN504は、GSM(登録商標)コアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、UEがGSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのCNにアクセスするのを可能にするために、本開示全体にわたって提示される種々の概念は、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実施されてもよい。
CN504は、回線交換(CS)ドメインとパケット交換(PS)ドメインとを含む。回線交換要素の中には、モバイルサービス交換センター(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)およびゲートウェイMSCがある。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換ドメインとパケット交換ドメインの両方によって共有される場合がある。示される例では、CN504は、MSC512およびGMSC514によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの適用例では、GMSC514は、メディアゲートウェイ(MGW)と呼ばれる場合がある。RNC506などの1つまたは複数のRNCが、MSC512に接続される場合がある。MSC512は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC512は、UEがMSC512のカバレッジエリア中にある間に加入者関連の情報を格納するVLRも含む。GMSC514は、UEが回線交換ネットワーク516にアクセスするための、MSC512を通じたゲートウェイを提供する。GMSC514は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなどの加入者データを含む、ホームロケーションレジスタ(HLR)515を含む。HLRはまた、加入者固有の認証データを含む認証センター(AuC)と関連付けられる。特定のUEに対する呼が受信されると、GMSC514は、UEの場所を特定するためにHLR515に問い合わせ、その場所をサービングする特定のMSCに呼を転送する。
CN504はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)518およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)520によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準的な回線交換データサービスによって利用可能な速度よりも高速のパケットデータサービスを提供するように設計される。GGSN520は、パケットベースネットワーク522へのUTRAN502の接続を提供する。パケットベースネットワーク522は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークとすることができる。GGSN520の主要機能は、UE510にパケットベースネットワーク接続を提供することである。データパケットは、SGSN518を通してGGSN520とUE510との間で転送することができ、SGSN518は、MSC512が回線交換ドメインにおいて実行するのと同じ機能をパケットベースドメインにおいて主に実行する。
UMTSのエアインターフェースは、スペクトル拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムを利用することができる。スペクトル拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる擬似ランダムビットのシーケンスとの乗算を通してユーザデータを拡散する。UMTSの「広帯域」W-CDMAエアインターフェースは、そのような直接シーケンススペクトル拡散技術に基づいており、加えて周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、NodeB508とUE510との間のULおよびDLに異なる搬送波周波数を使用する。DS-CDMAを利用し、そして時分割複信(TDD)を使用するUMTSのための別のエアインターフェースは、TD-SCDMAエアインターフェースである。本明細書において説明される種々の例は、W-CDMAエアインターフェースを指す場合があるが、根底にある原理がTD-SCDMAエアインターフェースに同様に適用可能である場合があることは、当業者には認識されよう。
HSPAエアインターフェースは、スループットの向上およびレイテンシの低減を容易にする、3G/W-CDMAエアインターフェースに対する一連の拡張を含む。先行するリリースに対する他の修正の中でもとりわけ、HSPAは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、共有チャネル送信、ならびに適応的変調およびコーディングを利用する。HSPAを規定する標準規格は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)およびHSUPA(High Speed Uplink Packet Access、Enhanced UplinkまたはEULとも呼ばれる)を含む。
HSDPAは、そのトランスポートチャネルとして高速ダウンリンク共有チャネル(HS-DSCH)を利用する。HS-DSCHは、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)、およびHS-DPCCHという、3つの物理チャネルによって実現される。
これらの物理チャネルの中でも、HS-DPCCHは、対応するパケット送信の復号が成功したかどうかを示すために、HARQ ACK/NACKシグナリングをアップリンク上で搬送する。すなわち、ダウンリンクに関して、UE510は、ダウンリンク上のパケットを正常に復号したかどうかを示すために、HS-DPCCHを介してNodeB508にフィードバックを与える。
HS-DPCCHはさらに、変調方式および符号化方式の選択、ならびにプリコーディングの重みの選択に関して、NodeB508が正しい決定を行うのを支援するための、UE510からのフィードバックシグナリングを含み、このフィードバックシグナリングはCQIおよびPCIを含む。
「HSPA Evolved」またはHSPA+は、MIMOおよび64-QAMを含むHSPA標準規格の発展版であり、スループットの増大およびパフォーマンスの向上を可能にする。すなわち、本開示の一態様では、NodeB508および/またはUE510は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有する場合がある。MIMO技術の使用により、NodeB508は空間ドメインを利用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることが可能になる。
図6は、本明細書において説明されるように、送信電力を割り振るように動作可能な1つまたは複数のUEを含む、アクセスネットワークの一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク600は、いくつかのセルラー領域(セル)602に分割される。1つまたは複数の低電力クラスNodeB608、612は、セル602のうちの1つまたは複数と重なり合うセルラー領域610、614をそれぞれ有することができる。低電力クラスNodeB608、612は、スモールセル(たとえば、ホームNodeB(HNB))とすることができる。高電力クラスまたはマクロNodeB604は、セル602に割り当てられ、セル602内のすべてのUE606のためにコアネットワーク504へのUTRAN502内のアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク600のこの例では集中型コントローラはないが、代替の構成では集中型コントローラが使用される場合がある。NodeB604は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびコアネットワーク504の1つまたは複数の構成要素との接続性などを含む、すべての無線関連機能を担う。一態様では、NodeB604、608、612のうちの1つまたは複数が、図1のネットワークエンティティ104の一例を表すことができる。
アクセスネットワーク600によって利用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信標準規格に応じて異なる場合がある。例として、標準規格は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)を含む場合がある。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000標準規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース標準規格であり、CDMAを利用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。標準規格は代替的に、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形形態を用いるユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを用いる発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびFlash-OFDMとすることもできる。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTEアドバンスト、およびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記載される。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記載される。利用される実際のワイヤレス通信標準規格および多元接続技術は、具体的な適用例およびシステムに課された全体的な設計制約によって決まる。
NodeB604は、多入力多出力(MIMO)技術をサポートする複数のアンテナを有することができる。MIMO技術の使用により、NodeB604は空間ドメインを利用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることが可能になる。
空間多重化を用いて、同じ周波数上で異なるデータストリームを同時に送信することができる。データストリームは、データ速度を上げるために単一のUE606に送信することができるか、または、全体的なシステム容量を増大させるために複数のUE606に送信することができる。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし、その後、空間的にプリコーディングされた各ストリームをダウンリンク上で異なる送信アンテナを通して送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE606に到達し、それにより、各UE606は、そのUE606に向けられた1つまたは複数のデータストリームを回復できるようになる。アップリンク上では、各UE606は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それにより、NodeB604は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別できるようになる。一態様では、UE606は、UE102の一例を表すことができ、特定のチャネルに送信電力を割り振るために本明細書において説明される1つまたは複数の方法または手順(たとえば、図2の方法200)を実行するように構成することができる、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素(たとえば、図1)などの、図1において説明される種々の構成要素のうちの1つまたは複数を含むことができる。
空間多重化は一般に、チャネル状態が良好なときに使用される。チャネル状態がそれほど好ましくないとき、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用される場合がある。これは、複数のアンテナを通して送信するためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成することができる。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、単一ストリームビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用される場合がある。
一般に、n個の送信アンテナを利用するMIMOシステムの場合、同じチャネル化コードを利用して同じキャリアを通してn個のトランスポートブロックが同時に送信することができる。n個の送信アンテナを介して送信されるそれぞれに異なるトランスポートブロックは、同じであるか、または互いに異なる変調およびコーディング方式を有することができることに留意されたい。
一方、単入力多出力(SIMO)は一般に、単一の送信アンテナ(チャネルへの単一の入力)および複数の受信アンテナ(チャネルからの複数の出力)を利用するシステムを指している。したがって、SIMOシステムでは、単一のトランスポートブロックがそれぞれのキャリアを介して送信される。
以下の詳細な説明では、ダウンリンク上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら、アクセスネットワークの種々の態様が説明されることになる。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、厳密な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを回復することを可能にする「直交性」をもたらす。時間ドメインでは、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)を追加することができる。アップリンクは、DFT拡散OFDM信号の形のSC-FDMAを用いて、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償することができる。
図7を参照すると、UE(たとえば、図1に示されるような種々の構成要素のうちの1つまたは複数を備えるUE102)およびNodeB(たとえば、図1のネットワークエンティティ104)のための無線プロトコルアーキテクチャが、3つのレイヤ、すなわちレイヤ1、レイヤ2およびレイヤ3とともに示される。レイヤ1は、最も低いレイヤであり、種々の物理レイヤ信号処理機能を実施する。レイヤ1は、本明細書において物理レイヤ706と呼ばれる。したがって、たとえば、本明細書において説明されるUEは、レイヤ1において特定のチャネルに送信電力を割り振るために本明細書において説明される1つまたは複数の方法または手順(たとえば、図2の方法200)を実行するように構成することができる、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素など(たとえば、図1における)を含むことができる。レイヤ2(L2レイヤ)708は、物理レイヤ706の上にあり、物理レイヤ706を介してのUEとNodeBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ708は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ710、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ712、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ714を含み、これらはネットワーク側のNodeBにおいて終端される。図示されないが、UEは、ネットワーク側のコアネットワーク504(図5参照)の1つまたは複数の構成要素において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤを含む、L2レイヤ708の上にいくつかの上位レイヤを有する場合がある。
PDCPサブレイヤ714は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。また、PDCPサブレイヤ714は、上位レイヤデータパケットが無線送信オーバーヘッドを低減するためのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、およびNodeB間のUEのためのハンドオーバサポートも提供する。RLCサブレイヤ712は、上位レイヤのデータパケットのセグメント化およびリアセンブリ、失われたデータパケットの再送、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因してずれた受信順序を補償するためのデータパケットの再順序付けを提供する。MACサブレイヤ710は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を提供する。MACサブレイヤ710はまた、1つのセル内の種々の無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUE間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ710は、HARQ演算も担う。
制御プレーンでは、UEおよびNodeBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ706およびL2レイヤ708の場合と実質的に同じである。制御プレーンは、レイヤ3の無線リソース制御(RRC)サブレイヤ716をさらに含む。RRCサブレイヤ716は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得すること、およびNodeBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することを担う。
図8は、UE850と通信するNodeB810のブロック図であり、NodeB810は、ネットワークエンティティ104(図1)、NodeB508(図5)などとすることができるか、またはそれらを含むことができ、UE850は、その構成要素などを含むUE102(図1)、装置400または処理システム414(図4)、UE510(図5)などとすることができるか、またはそれらを含むことができる。したがって、たとえば、UE850は、NodeB508または他のネットワークエンティティに送信するために特定のチャネルに送信電力を割り振るために本明細書において説明される1つまたは複数の方法または手順(たとえば、図2の方法200)を実行するように構成することができる、チャネル送信判断構成要素110、電力割振り構成要素112、その構成要素(たとえば、図1)などを含むことができる。ダウンリンク通信において、送信プロセッサ820は、データソース812からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ840から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ820は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(たとえば、パイロット信号)のための種々の信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ820は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービング、種々の変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM)など)に基づく信号コンスタレーションへのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、ならびに一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を提供することができる。チャネルプロセッサ844からのチャネル推定値は、送信プロセッサ820のためのコーディング方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブル方式を決定するために、コントローラ/プロセッサ840によって使用される場合がある。これらのチャネル推定値は、UE850によって送信される基準信号から導出される場合があるか、またはUE850からのフィードバックから導出される場合がある。送信プロセッサ820によって生成されたシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ830に与えられる。送信フレームプロセッサ830は、コントローラ/プロセッサ840からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を生成し、結果として一連のフレームが生成される。その後、これらのフレームは送信器832に与えられ、送信器832は、アンテナ834を通してワイヤレス媒体を介してダウンリンク送信するために、フレームを増幅し、フィルタリングし、キャリア上に変調することを含む、種々の信号調整機能を提供する。アンテナ834は、たとえば、ビームステアリング双方向アダプティブアンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含むことができる。
UE850において、受信器854は、アンテナ852を通してダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上に変調された情報を回復する。受信器854によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ860に与えられ、受信フレームプロセッサ860は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ894に与え、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ870に与える。受信プロセッサ870は、次いで、NodeB810において送信プロセッサ820によって実行される処理の逆の処理を実行する。より具体的には、受信プロセッサ870は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、次いで、変調方式に基づいて、NodeB810によって送信された、最も可能性が高い信号コンスタレーション点を特定する。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ894によって計算されたチャネル推定値に基づくことができる。その後、軟判定は、データ信号、制御信号、および基準信号を回復するために、復号およびデインターリーブされる。その後、フレームの復号に成功したか否かを判断するために、CRCコードが検査される。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されたデータが、データシンク872に与えられることになり、データシンク872は、UE850および/または種々のユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ)において実行されるアプリケーションを表す。復号に成功したフレームによって搬送される制御信号は、コントローラ/プロセッサ890に与えられる。受信プロセッサ870によるフレームの復号が失敗するとき、コントローラ/プロセッサ890は、これらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
アップリンクにおいて、データソース878からのデータおよびコントローラ/プロセッサ890からの制御信号は、送信プロセッサ880に与えられる。データソース878は、UE850および種々のユーザインターフェース(たとえば、キーボード)において実行されるアプリケーションを表すことができる。NodeB810によるダウンリンク送信に関して説明された機能と同様に、送信プロセッサ880は、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングおよびインターリービング、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFによる拡散、ならびに、一連のシンボルを生成するためのスクランブル処理を含む、種々の信号処理機能を提供する。NodeB810によって送信される基準信号から、またはNodeB810によって送信されるミッドアンブル内に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ894によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディング方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブリング方式を選択するために使用することができる。送信プロセッサ880によって生成されるシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ882に与えられる。送信フレームプロセッサ882は、コントローラ/プロセッサ890からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を生成し、結果として一連のフレームが生成される。その後、これらのフレームは送信器856に与えられ、送信器856は、アンテナ852を通してワイヤレス媒体を介してアップリンク送信するために、フレームを増幅し、フィルタリングし、キャリア上に変調することを含む、種々の信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE850における受信器機能に関連して説明されたのと同様にして、NodeB810において処理される。受信器835は、アンテナ834を通じてアップリンク送信を受信し、送信を処理してキャリア上に変調された情報を回復する。受信器835によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ836に与えられ、受信フレームプロセッサ836は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ844に与え、データ、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ838に与える。受信プロセッサ838は、UE850内の送信プロセッサ880によって実行される処理の逆を実行する。復号に成功したフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は、その後、それぞれデータシンク839およびコントローラ/プロセッサに与えられる場合がある。受信プロセッサによるフレームの一部の復号が失敗した場合、コントローラ/プロセッサ840は、これらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ840および890は、それぞれNodeB810およびUE850における動作を指示するために使用することができる。たとえば、コントローラ/プロセッサ840および890は、タイミング、周辺機器インターフェース、電圧レギュレーション、電力管理、および他の制御機能を含む、種々の機能を提供することができる。メモリ842および892のコンピュータ可読媒体はそれぞれ、NodeB810およびUE850のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる(たとえば、本明細書において説明される機能を構成し、および/または実行するため)。NodeB810におけるスケジューラ/プロセッサ846は、UEにリソースを割り振り、UEのためのダウンリンクおよび/またはアップリンク送信をスケジュールするために使用される場合がある。
本開示の様々な態様によれば、要素または要素の任意の一部分または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実現される場合がある。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する種々の機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体上に存在することができる。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体とすることができる。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびに、コンピュータによってアクセスし、読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送線路、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含むこともできる。コンピュータ可読媒体は、処理システム内に存在するか、処理システム外部に存在するか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散する場合がある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品において具現される場合がある。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内にコンピュータ可読媒体を含むことができる。特定の適用例および全体的なシステムに課された全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される説明された機能を最適に実施する方法を、当業者は認識するだろう。
開示された方法におけるステップの具体的な順序または階層は、例示的なプロセスの例示であることは理解されたい。設計上の選好に基づいて、本明細書において説明された方法または方法論におけるステップの具体的な順序または階層は、再編成可能であることは理解されたい。添付の方法クレームは、サンプルの順序において種々のステップの要素を提示しており、本明細書において特に説明されない限り、提示された具体的な順序または階層に限定されることを意図していない。
上記の説明は、本明細書に記載された種々の態様を任意の当業者が実践できるようにするために提供される。これらの態様に対する種々の変更形態は、当業者に容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用することもできる。したがって、特許請求の範囲は本明細書において示した態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する最大の範囲を与えられるべきであり、単数の要素への言及は、「唯一の」と明記されない限り、「唯一の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指している。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、少なくとも1つのa、少なくとも1つのb、少なくとも1つのc、少なくとも1つのaおよび少なくとも1つのb、少なくとも1つのaおよび少なくとも1つのc、少なくとも1つのbおよび少なくとも1つのc、ならびに少なくとも1つのa、少なくとも1つのbおよび少なくとも1つのcを包含することが意図される。当業者に知られているか、または後に当業者に知られることになる、本開示全体にわたって説明される種々の態様の要素の構造的および機能的なすべての均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書に開示されるものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明示的に列挙されていない限り、または方法クレームの場合、「のためのステップ」という句を使用して要素が列挙されていない限り、米国特許法第112条(f)項の規定の下で解釈されるべきではない。
100 システム
102 ユーザ機器(UE)
104 ネットワークエンティティ
110 チャネル送信判断構成要素
112 電力割振り構成要素
120 CQIサイクル決定構成要素
122 ACK/NAK決定構成要素
200 方法
300 送信タイムライン
302 HS-SCCHサブフレーム
304 HS-PDSCHチャネルサブフレーム
306 サブフレーム
308 サブフレーム
310 サブフレーム
312 サブフレーム
314 サブフレーム
316 サブフレーム
400 装置
402 バス
404 プロセッサ
406 コンピュータ可読媒体
408 バスインターフェース
410 トランシーバ
412 ユーザインターフェース
414 処理システム
500 UMTSシステム
502 UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)
504 コアネットワーク(CN)
506 無線ネットワークコントローラ(RNC)
507 無線ネットワークサブシステム(RNS)
508 NodeB
510 ユーザ機器(UE)
511 ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)
512 MSC
514 GMSC
515 ホームロケーションレジスタ(HLR)
516 回線交換ネットワーク
518 サービングGPRSサポートノード(SGSN)
520 ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)
522 パケットベースネットワーク
600 アクセスネットワーク
602 セルラー領域(セル)
604 NodeB
606 UE
608 NodeB
610 セルラー領域
612 NodeB
614 セルラー領域
706 物理レイヤ
708 レイヤ2
710 媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ
712 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ
714 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ
716 無線リソース制御(RRC)サブレイヤ
810 NodeB
812 データソース
820 送信プロセッサ
830 送信フレームプロセッサ
832 送信器
834 アンテナ
835 受信器
836 受信フレームプロセッサ
838 受信プロセッサ
839 データシンク
840 コントローラ/プロセッサ
842 メモリ
844 チャネルプロセッサ
850 UE
846 スケジューラ/プロセッサ
852 アンテナ
854 受信器
856 送信器
860 受信フレームプロセッサ
870 受信プロセッサ
872 データシンク
878 データソース
880 送信プロセッサ
882 送信フレームプロセッサ
890 コントローラ/プロセッサ
892 メモリ
894 チャネルプロセッサ

Claims (13)

  1. ワイヤレス通信において送信電力を割り振る方法であって、
    UEによって、ネットワークエンティティから受信された情報に基づいて、1つまたは複数の次回の送信時間間隔(TTI)において前記ネットワークエンティティにアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断するステップと、
    前記判断に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク拡張専用チャネルに送信電力を割り振るステップとを含み、
    前記アップリンク制御チャネル上で前記データが送信されることになるか否かを判断するステップは、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて確認応答フィードバックデータが送信されることになるか否かを判断するステップを含み、
    前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて確認応答フィードバックデータが送信されることになるか否かを判断するステップは、ダウンリンク共有チャネルを介して受信され、かつ前記確認応答フィードバックデータに関連付けられる、1つまたは複数のデータ送信が復号されるためにスケジュールされる1つまたは複数の先行するTTIを決定することに少なくとも部分的に基づく、方法。
  2. 前記送信電力を割り振るステップは、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて前記アップリンク拡張専用チャネルに前記送信電力を割り振るステップを含み、前記判断するステップは、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて前記アップリンク制御チャネル上でデータが送信されないと判断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アップリンク制御チャネル上で前記データが送信されることになるか否かを判断するステップは、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいてチャネル品質インジケータ(CQI)データが送信されることになるか否かを判断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数の次回のTTIにおいてCQIデータが送信されることになるか否かを判断するステップは、前記情報から、構成されたCQIフィードバックサイクルを決定することに少なくとも部分的に基づく、請求項3に記載の方法。
  5. 前記構成されたCQIフィードバックサイクルは、ネットワークによって構成された1つまたは複数のダウンリンクチャネルを介して受信された通信に関連するCQIフィードバックを報告するために前記ネットワークによって構成された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく、請求項4に記載の方法。
  6. 前記アップリンク制御チャネルは高速専用物理制御チャネルであり、前記送信電力を割り振るステップは、高速パケットアクセス構成における前記アップリンク拡張専用チャネルのための拡張専用チャネルトランスポートフォーマットコンビネーション識別子を選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. ワイヤレス通信において送信電力を割り振るための装置であって、
    ネットワークエンティティから受信された情報に基づいて、1つまたは複数の次回の送信時間間隔(TTI)において前記ネットワークエンティティにアップリンク制御チャネル上でデータが送信されることになるか否かを判断するための手段と、
    前記アップリンク制御チャネル上で前記データが送信されることになるか否かを前記判断するための手段に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいてアップリンク拡張専用チャネルに送信電力を割り振るための手段とを備え、
    前記判断するための手段は、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて確認応答フィードバックデータが送信されることになるか否かを判断することによって少なくとも部分的に、前記アップリンク制御チャネル上で前記データが送信されることになるか否かを判断し、
    前記判断するための手段は、ダウンリンク共有チャネルを介して受信され、かつ前記確認応答フィードバックデータに関連付けられる、1つまたは複数のデータ送信が復号されるためにスケジュールされる1つまたは複数の先行するTTIを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて確認応答フィードバックデータが送信されることになるか否かを判断する、装置。
  8. 前記割り振るための手段は、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて前記アップリンク拡張専用チャネルに前記送信電力を割り振ることによって少なくとも部分的に、前記送信電力を割り振り、前記判断するための手段は、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいて前記アップリンク制御チャネル上でデータが送信されないと判断する、請求項7に記載の装置。
  9. 前記判断するための手段は、前記情報に基づいて、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいてチャネル品質インジケータ(CQI)データが送信されることになるか否かを判断することによって少なくとも部分的に、前記アップリンク制御チャネル上で前記データが送信されることになるか否かを判断する、請求項7に記載の装置。
  10. 前記判断するための手段は、前記情報から、構成されたCQIフィードバックサイクルを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の次回のTTIにおいてCQIデータが送信されることになるか否かを判断するように構成される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記構成されたCQIフィードバックサイクルは、ネットワークによって構成された1つまたは複数のダウンリンクチャネルを介して受信された通信に関連するCQIフィードバックを報告するために前記ネットワークによって構成された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載の装置。
  12. 前記アップリンク制御チャネルは高速専用物理制御チャネルであり、前記割り振るための手段は、高速パケットアクセス構成における前記アップリンク拡張専用チャネルのための拡張専用チャネルトランスポートフォーマットコンビネーション識別子を選択することによって少なくとも部分的に、前記送信電力を割り振るように構成される、請求項7に記載の装置。
  13. ワイヤレス通信において送信電力を割り振るためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法を行うように実行可能なコードを含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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