JP6374537B2 - マルチキャリアワイヤレス通信における送信遅延を削減するための方法 - Google Patents

マルチキャリアワイヤレス通信における送信遅延を削減するための方法 Download PDF

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Description

優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明白に本明細書に組み込まれる、2014年12月22日に出願された「TECHNIQUES FOR REDUCING TRANSMISSION DELAYS IN MULTI-CARRIER WIRELESS COMMUNICATIONS」と題する米国非仮出願第14/579,828号、および2014年7月1日に出願された「TECHNIQUES FOR REDUCING TRANSMISSION DELAYS IN MULTI-CARRIER WIRELESS COMMUNICATIONS」と題する米国仮出願第62/019,670号の優先権を主張する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、および放送などの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。通常のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を利用することができる。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムがある。
これらの複数のアクセス技術は、異なるワイヤレスデバイスが、都市、国家、地域、さらには世界レベルで通信することを可能にする共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信規格に採用されている。新たに出てきた電気通信規格の一例が、ロングタームエボリューション(LTE)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格に対する1組の拡張規格である。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良好にサポートすることと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL)上のOFDMA、アップリンク(UL)上のSC-FDMA、および多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良好に統合することとを行うように設計される。他のアクセス技術は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、および/またはそれの派生物を含むことができる。
いくつかのシステムにおいては、デバイスがネットワークと無線接続を確立するとき、デバイスは、ある時間期間にわたって無線接続の電力制御を実行するために、電力制御プリアンブル、シグナリング無線ベアラ遅延(signaling radio bearer delay)などのパラメータを用いて構成されることが可能である。これらのパラメータは、セルの特性、デバイスからセルを提供する基地局までの距離または経路損失などに基づいて構成されてよい。デバイスは、接続にわたってネットワークで電力を同期するために、後続の送信においてこれらのパラメータに従う。1次キャリアを通じてセル内で通信するデバイスが、セルと2次キャリアを構成する場合、デバイスは、1次キャリアを確立したとき、前の電力制御手順に基づいてセルとすでにほぼ同期されている可能性がある。しかしながら、デバイスは、ネットワークと2次キャリアも同期するために電力制御パラメータに従うことをさらに必要とされる。デバイスが頻繁に2次キャリアを有効化(activate)/無効化(deactivate)する、および/または(たとえば、デバイスにおけるデータ負荷などデバイスにおける考慮すべき事項に基づいている可能性がある、データの小ペイロードを通信するために)2次キャリアを有効化するとき、これは厄介な遅延を引き起こす可能性がある。
以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概要ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでもなく、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形態で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
一例により、2次キャリアの電力制御を実行する方法について説明する。本方法は、あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するステップと、少なくとも1つのパラメータに基づいて、このセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するステップと、少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいてこのセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するステップとを含む。
別の態様において、2次キャリアの電力制御を実行するための装置について説明する。本装置は、あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するように構成された電力制御パラメータ受信構成要素と、少なくとも1つのパラメータに基づいて、このセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するように構成されたパラメータ決定構成要素と、少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいてこのセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するように構成された電力制御実行構成要素とを含む。
また別の態様において、2次キャリアの電力制御を実行するための装置について説明する。本装置は、あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するための手段と、少なくとも1つのパラメータに基づいて、このセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するための手段と、少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいてこのセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための手段とを含む。
なおさらなる態様において、2次キャリアの電力制御を実行するためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コンピュータ可読媒体は、あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するように実行可能なコードと、少なくとも1つのパラメータに基づいて、このセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するように実行可能なコードと、少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいてこのセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するように実行可能なコードとを含む。
上記の目的および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明する、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載している。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が使用され得る様々な方法のうちのいくつかを示すものにすぎず、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むものとする。
本明細書で説明する態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示すブロック図である。 1つまたは複数のキャリアの電力制御を実行するための例示的な方法を表す複数の機能ブロックを含む流れ図である。 電力制御に関係するパラメータを通信するための例示的な方法を表す複数の機能ブロックを含む流れ図である。 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図である。 LTE電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワークの一例を示す図である。 ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図である。 アクセスネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図である。
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明を意図しており、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すことは意図していない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを避けるために、よく知られている構成要素がブロック図の形で示される。
マルチキャリア構成でキャリアを有効化するとき、ネットワークを用いるワイヤレスデバイスの電力制御動作を変更することに関係する様々な態様について、本明細書で説明する。たとえば、ワイヤレスネットワークにおいてセルと最初のキャリアを確立するとき、少なくとも1つの構成パラメータを受信することができ、構成パラメータは、キャリアを通じて送信する前に同期中に電力制御手順を実行する時間期間を示すことができる。本明細書で説明する態様によれば、同期中に電力制御手順を実行する時間期間は、同じセル内で、またはさもなければセルを提供するネットワークエンティティを用いて有効化される別のキャリアに対して、短縮することができる。たとえば、セル(または、ネットワークエンティティ)は、最初のキャリア(たとえば、1次キャリア)に対して後続のキャリア(たとえば、2次キャリア)を確立することに関係する構成パラメータに、異なる値をシグナリングすることができる。別の例では、後続のキャリアを有効化するとき、キャリア(たとえば、最初のキャリア)を確立するために受信される構成パラメータの削減を決定し、使用することができる。また別の例では、構成パラメータによって示される時間期間が終了する前に、送信電力平衡のあるレベルが後続のキャリアを通じて達成されるかどうかを決定するために、後続のキャリアに対する電力制御を実行する際に利用される複数の送信電力制御コマンド(TPC)を評価することができる。
図1〜図3を参照すると、本明細書で説明するアクションまたは機能を実行することができる1つまたは複数の構成要素および1つまたは複数の方法に関して態様が示されている。一態様では、本明細書において使用されるときに、「構成要素」という用語は、システムを構成する部品のうちの1つとすることができ、ハードウェアまたはソフトウェアまたはそれらの何らかの組合せとすることができ、他の構成要素に分割することができる。図2および図3において以下に説明する動作は、特定の順序で、および/または例示的な構成要素によって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行する構成要素は、実装形態に応じて様々である可能性があることを理解されたい。その上、以下の活動または機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアもしくはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサ、または説明される活動もしくは機能を実行することが可能なハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントの任意の他の組合せによって実行され得ることを理解されたい。
図1は、例示的な構成による、ワイヤレス通信用のシステム100を示す概略図である。システム100は、1つまたは複数のワイヤレスネットワークにおけるネットワークエンティティ104と通信するユーザ機器(UE)102を含む。複数のUE102があるネットワークエンティティ104と通信することができる、および/またはUE102がいくつかのネットワーク構成で複数のネットワークエンティティ104と通信することができることを諒解されたい。さらに、UE102およびネットワークエンティティ104は、スループット、機能、信頼性などの向上を促進するために、本明細書でさらに説明するように、複数のキャリアを通じて通信することができる。
一例によれば、UE102は、マルチキャリア構成において2次キャリアを有効化するとき、電力制御動作を変更するように動作可能である。たとえば、一態様では、UE102は、ネットワークエンティティ104によって生成される場合がある、あるセルを用いてキャリアの電力制御を実行するために、電力制御プリアンブル値および/またはシグナリング無線ベアラ(SRB)遅延などのパラメータを受信するように動作可能な電力制御パラメータ受信構成要素110を含むことができる。さらに、UE102は、このセルを用いて2次キャリアに対する電力制御を実行するための代替パラメータを決定するように動作可能なパラメータ決定構成要素112を含むことができる。たとえば、一態様では、パラメータ決定構成要素112は、代替パラメータが、ネットワークエンティティ104によって提供されている、またはすでに受信されたパラメータの関数もしくは一部である可能性があること、あるいは代替パラメータが、UE102とネットワークエンティティ104との間の電力平衡条件に基づいている可能性があることを決定することができる。加えて、UE102は、このセルを用いて2次キャリアに対する電力制御を実行するための代替パラメータを使用するように動作可能な電力制御実行構成要素120をさらに含むことができる。そのため、一態様では、UE102は、ネットワークエンティティ104から受信されるパラメータに基づく従来の技法に比べてより早い時間に2次キャリアで送信することができ、これは、2次キャリアのより効率的な動的有効化を可能にすることができる。
ネットワークエンティティ104は、1つまたは複数のUEに提供するための1次および/または2次キャリアに対する1つまたは複数の電力制御パラメータを生成するための電力制御パラメータ生成構成要素130と、1つまたは複数の電力制御パラメータを1つまたは複数のUEに(たとえば、ブロードキャストシグナリング、専用シグナリングなどにおいて)提供するための電力制御パラメータ提供構成要素132とを含むことができる。1つまたは複数の電力制御パラメータは、本明細書でさらに説明するように、所与のキャリア用、1次キャリア用、および/または追加キャリア用の電力制御プリアンブル値、SRB遅延など、追加キャリア用の電力制御プリアンブル値、SRB遅延などの小部分(fraction)、追加のキャリアを利用する前に電力平衡が達成されるかどうかを決定する際に使用するための電力平衡決定メトリックなどに対応することができる。
UE102は、限定はしないが、スマートフォン、セルラー電話、モバイルフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または、別のデバイスにテザリングされる独立型デバイス(たとえばコンピュータに接続されるモデム)、時計、携帯情報端末、パーソナルモニタリングデバイス、機械モニタリングデバイス、マシンツーマシン通信デバイスなどとすることができる他のポータブルネットワークデバイスなど、任意のタイプのモバイルデバイスを含むことができる。加えて、UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、モバイル通信デバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれるか、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。一般に、UE102は、ポータブルと見なされるほど十分に小型で軽量である場合があり、本明細書で説明する1つまたは複数のオーバージエア(OTA)通信プロトコルを使用してOTA通信リンクを介してワイヤレスに通信するように構成されてよい。加えて、いくつかの例では、UE102は、複数の別個のサブスクリプション、複数の無線リンクなどを介して複数の別個のネットワーク上での通信を容易にするように構成され得る。
さらに、ネットワークエンティティ104は、アクセスポイント、基地局(BS)、ノードB、eノードB(eNB)、リレー、ピアツーピアデバイス、認証、許可およびアカウンティング(AAA)サーバ、モバイル交換センタ(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、またはスモールセルなどの任意のタイプのネットワークモジュールのうちの1つまたは複数を含むことができる。本明細書で使用される「スモールセル」という用語は、アクセスポイントまたはアクセスポイントの対応するカバレージエリアを指すことがあり、この場合のアクセスポイントは、たとえば、マクロネットワークアクセスポイントまたはマクロセルの送信電力またはカバレージエリアと比較して、相対的に低い送信電力または相対的に小さいカバレージを有する。たとえば、マクロセルは、限定はされないが、半径数キロメートルなどの、比較的大きい地理的エリアをカバーすることができる。対照的に、スモールセルは、限定はされないが、自宅、建築物、または建築物のフロアなどの、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができる。そのため、スモールセルは、限定はしないが、BS、アクセスポイント、フェムトノード、フェムトセル、ピコノード、マイクロノード、ノードB、eNB、ホームノードB(HNB)、またはホーム発展型ノードB(HeNB)などの装置を含む場合がある。したがって、本明細書で使用される「スモールセル」という用語は、マクロセルと比較して、相対的に低い送信電力および/または相対的に小さいカバレージエリアのセルを指す。加えて、ネットワークエンティティ104は、互いに、ならびに/または、ワイヤレスおよび/もしくはコアネットワークの1つもしくは複数の他のネットワークエンティティと、通信する場合がある。
加えて、システム100は、限定はしないが、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ワイヤレスネットワーク(たとえば、802.11または、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))もしくはそれの派生物などのセルラーネットワーク)、公衆交換電話網(PSTN)ネットワーク、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(たとえば、Bluetooth(登録商標))、またはネットワークプロトコルおよびネットワークタイプの他の組合せもしくは並べ替えなどの任意のネットワークタイプを含む場合がある。そのようなネットワークは、単一のローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)、またはインターネットなどのLANもしくはWANの組合せを含む場合がある。そのようなネットワークは、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)システムを含む場合があり、この規格に従って1つまたは複数のUE102と通信することができる。当業者が容易に諒解するように、本明細書で説明する様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張され得る。例として、様々な態様は、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)、および時分割CDMA(TD-CDMA)などの、他のユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)システムに拡張され得る。様々な態様はまた、(FDDモード、TDDモード、もしくは両方のモードにおける)ロングタームエボリューション(LTE)、(FDDモード、TDDモード、もしくは両方のモードにおける)LTEアドバンスト(LTE-A)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを採用するシステムに拡張されることもある。採用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。ネットワークに結合される様々なデバイス(たとえば、UE102、ネットワークエンティティ104など)は、1つまたは複数の有線接続またはワイヤレス接続を介してコアネットワークに結合される場合がある。
図2は、ワイヤレスネットワークにおいてキャリアの同期中に電力制御を実行するための例示的な方法200を示す。方法200は、ブロック202において、電力同期を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するステップを含む。たとえば一態様では、UE102は、セルを用いてキャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するための電力制御パラメータ受信構成要素110を含む。本明細書でさらに説明するように、電力制御パラメータ提供構成要素132が、ブロードキャスト信号(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB)など)、専用信号(たとえば、専用物理チャネル(DPCH)、拡張DPCH(E-DPCH)内など、制御信号内の制御情報)などで、UE102に電力制御パラメータを送信することができる。たとえば、本明細書でさらに説明するように、キャリアの電力制御を実行することは、ネットワークとのキャリアの同期中に電力制御を実行することを含むことができる。少なくとも1つの受信されるパラメータは、キャリアを通じた送信に電力制御プリアンブルを適用するフレーム数(または他の時間の単位)を指定する電力制御プリアンブル値、いくつかのシグナリング無線ベアラでいかなるデータも送らないフレーム数(または他の時間の単位)を指定するシグナリング無線ベアラ(SRB)遅延値などに対応することができる。統合すると、電力制御プリアンブル値およびSRB遅延などのパラメータにより、UE102は、いくつかのフレーム(たとえば、いくつかのシステムでは、これは0〜7フレームとすることができる)の間ネットワークエンティティ104へデータ通信を送信する前に、電力制御プリアンブルを送信して、UE102がネットワークエンティティ104との通信において望ましいまたは最適な電力を達成するまたはほぼ達成することができるように、時間とともに電力を上げるまたは下げるためのTPCコマンド(たとえば、これはビットインジケータとすることができる)を介してネットワークエンティティ104が、UE102の電力を制御できるようにすることができる。
したがって、電力制御パラメータ受信構成要素110は、(たとえば、無線リソース制御(RRC)レイヤにおいて)ネットワークエンティティ104との最初の接続を確立するとき、電力制御パラメータ提供構成要素132によって送信される少なくとも1つのパラメータを受信することができ、最初の接続は、ネットワークエンティティ104またはネットワークエンティティ104によって提供される関係するセルと、少なくとも1次キャリアを確立することを含むことができる。この点について、1次キャリアの同期プロセス中に、電力制御実行構成要素120は、電力制御手順を実行することができ、電力制御手順は、電力制御実行構成要素120が、パラメータ(たとえば、電力制御プリアンブル値パラメータ)に指定される期間の間に電力制御プリアンブルを送信すること、および/またはパラメータ(たとえば、SRB遅延パラメータ)に指定される遅延期間の間、SRBを通じてデータを送信することを控えること含むことができる。電力制御手順は、本明細書では電力制御と概して呼ぶこともある。この点について、ネットワークエンティティ104は、UE102から電力制御プリアンブルを受信することができ、UE102が送信電力を上げるべきか下げるべきかを示すために、TPCコマンドをUE102に送信することができる。電力制御プリアンブル値、SRB遅延などの期間が終了すると、および/またはUE102がネットワークエンティティ104からチャネルグラントを取得すると、UE102は、ネットワークエンティティ104にキャリアを通じてデータを送信することができる。説明するように、同じセル内で、および/または同じもしくは異なるセル内で同じネットワークエンティティを用いて(たとえば、ネットワークエンティティ104を用いて)、2次キャリアを有効化するとき、UE102は、1次キャリアの同期中に実行された前の電力制御に基づいてネットワークエンティティ104または関係するセルと望ましい電力平衡にあると思われるので、電力制御は、実行される必要がない場合がある(または、電力制御パラメータに示される全期間の間、実行される必要がない場合がある)。
方法200は、ブロック204において、セルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するステップをさらに含む。たとえば一態様では、UE102は、2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するためのパラメータ決定構成要素112を含む。たとえば、少なくとも1つの代替パラメータは、ネットワークエンティティ104または関係するセルとの2次キャリアの同期中に電力制御手順を実行することと関係することができ、ネットワークエンティティ104または関係するセル(たとえば、2次キャリアと同じまたは異なるセル)と1次キャリアを確立する際に使用されたよりも短い電力制御手順となる場合がある。一例では、ネットワークエンティティ104と2次キャリアを確立するステップは、レイヤ1(L1)(たとえば、物理(PHY)レイヤ)で実行することができる。パラメータ決定構成要素112は、場合によっては、点線で示す次の構成要素のうちの1つまたは複数を含む:ネットワークエンティティ104から2次キャリア用の代替電力制御パラメータを取得するための代替パラメータ受信構成要素114、1次キャリア上の電力制御のために受信され、使用されるパラメータに基づいて代替電力制御パラメータを決定するための代替パラメータ計算構成要素116、または電力制御パラメータに指定される期間の前に、電力平衡が2次キャリアで達成されるかどうかを判断するための電力平衡決定構成要素118。
方法200は、ブロック206において、少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいてセルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するステップをさらに含む。電力制御実行構成要素120は、少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいてセル(たとえば、ネットワークエンティティ104によって提供されるセル)を用いる2次キャリアに対する電力制御手順を実行することができる。したがって、説明するように、電力制御実行構成要素120は、2次キャリアの電力制御手順を実行するために、電力制御プリアンブル値、SRB遅延などを利用することができ、この場合、電力制御プリアンブル値、SRB遅延などは、より小さい値であり、したがって、ネットワークエンティティ104と1次キャリアを確立するために使用されるよりも短い電力制御手順となる。別の例では、ネットワークエンティティ104から受信される電力制御パラメータにかかわらず、電力平衡決定構成要素118がネットワークエンティティ104との電力平衡が2次キャリアを通じて達成されると決定するまで、電力制御実行構成要素120が、ある時間期間の間、電力制御手順を実行することができる。
一例では、電力制御パラメータ提供構成要素132は、1次キャリアおよび2次キャリアに対して(たとえば、RRC確立キャリアまたはL1確立キャリアに対して)異なる電力制御パラメータを指定することができる。たとえば、1次キャリアを確立することに基づいて、ネットワークエンティティ104とUE102との間の電力平衡のあるレベルを推定することができるので、2次キャリアに対する電力制御パラメータは、1次キャリアに対するそれらの小部分とすることができる。特定の、ただし非限定的な例では、電力制御パラメータ提供構成要素132は、(たとえば、ブロードキャストおよび/または専用シグナリングで)1次キャリア上の電力制御に指定されたものよりも2次キャリアに対して少ない電力制御プリアンブル期間およびSRB遅延期間を指定することができる。これらの例では、少なくとも1つの代替パラメータを決定することは、代替パラメータ受信構成要素114が電力制御パラメータ提供構成要素132によって送信される、ネットワークエンティティ104からの少なくとも1つの代替パラメータを受信することを含むことができる。たとえば、代替パラメータ受信構成要素114は、電力制御パラメータ提供構成要素132からの同じメッセージにおいて代替パラメータを取得することができ、このメッセージにおいて、電力制御パラメータ受信構成要素110は、(たとえば、同じMIB、SIB、DPCH、E-DPCHなどで)1次キャリアに対する電力制御パラメータを受信する。別の例では代替パラメータ受信構成要素114は、ネットワークエンティティ104からの異なるメッセージにおいて(たとえば、2次キャリアまたはさもなければ、DPCH、E-DPCHなどでの、2次キャリアを通じたメッセージを確立することの一部として)代替パラメータを受信する場合がある。電力制御実行構成要素120は、1次キャリアを同期するのと比較して2次(L1)キャリアを同期する際の電力制御時間を短縮するために、代替パラメータを使用して2次キャリアに対する電力制御手順を実行することができ、UE102は、2次キャリアを通じて通信することができる。
別の例では、代替パラメータ計算構成要素116が、電力制御パラメータ受信構成要素110によって電力制御パラメータ提供構成要素132からのシグナリングで受信される電力制御パラメータの小部分として、2次キャリア上の電力制御手順のための代替パラメータを計算することができる。特定の、ただし非限定的な例では、代替パラメータ計算構成要素116は、それと確立されたキャリアの電力制御のために電力制御パラメータ提供構成要素132から受信される、電力制御プリアンブル期間、SRB遅延期間などの小部分を計算することができる。電力制御プリアンブル期間およびSRB遅延期間は、フレーム数(たとえば、0〜7)を示し、したがって代替パラメータ計算構成要素116は、電力制御手順を行うためのフレームの小部分(たとえば、1/2、1/4など)を計算する場合があり、これを次または前の全体フレームに切り上げるまたは切り下げることができる。小部分は、UE102において構成され、(たとえば、関連ネットワーク上に最初にプロビジョニングするとき)ネットワークエンティティ104または別のネットワークエンティティから受信される場合などがある。また別の例では、代替パラメータ計算構成要素116は、電力制御パラメータ受信構成要素110から受信されるパラメータにかかわらず、代替パラメータに固定値を選択することができる。同様に、固定値は、UE102において構成され、(たとえば、関連ネットワーク上に最初にプロビジョニングするとき)ネットワークエンティティ104または別のネットワークエンティティから受信される場合などがある。これらの例では電力制御実行構成要素120は、ネットワークエンティティ104または関係するセルと2次(L1)キャリアを同期する際の電力制御時間を短縮するため(たとえば、電力制御プリアンブル期間を短縮するため、SRB遅延を短縮するためなど)に、少なくとも1つの代替パラメータを使用して2次キャリアに対する電力制御を実行することができる。したがって、UE102は、少なくとも1つの代替電力制御パラメータに基づいて予想されるよりも短い遅延の後に、2次キャリアを通じてネットワークエンティティ104と通信することができる。
また別の例では、電力平衡決定構成要素118は、電力平衡のあるレベルが電力制御実行構成要素120によって2次キャリアを通じていつ達成されたかを決定することができ、これは、電力制御パラメータ受信構成要素110によって受信される電力制御パラメータで指定される期間の終了前に行われる場合がある。この例では、電力平衡決定構成要素118は、本明細書でさらに説明するように、1つまたは複数の代替パラメータを、電力平衡を検出するためのパラメータとして決定することができる。電力平衡決定構成要素118が、1つまたは複数の代替パラメータに基づいて、2次キャリアを通じて電力の平衡がとれると決定すると、電力制御実行構成要素120は、電力平衡(power balancing)が始まるとき、フレームから1つまたは複数の後続フレームにおいて2次キャリアに対する電力制御手順を終了することができる。UE102は、次いで2次キャリアを通じた通信を始めることができる。
一例では、電力平衡決定構成要素118は、2次キャリアに対する電力制御を実行するとき、ネットワークエンティティ104から受信されるTPCコマンドを観測することに基づいて、ネットワークエンティティ104との2次キャリアを通じた電力平衡のレベルを決定することができる。この点について、たとえば、電力制御実行構成要素120は、電力制御パラメータ受信構成要素110によって受信される少なくとも電力制御プリアンブル期間を使用して2次キャリアの電力制御手順を開始することができるが、電力制御実行構成要素120が、電力平衡が達成されていると決定するとき、説明するように、電力制御手順を終了することができる。
たとえば、電力制御手順中にネットワークエンティティ104から受信されるTPCコマンドが、電力を上げる(「1」)か、電力を下げる(「0」)かのビットインジケータである場合、代替パラメータは、電力平衡が達成されていることを示すために、最後のX個のTPCスロット(たとえば、各フレームが15個のTPCスロットを含むことができる)で受信される0のしきい値数(Y)および1のしきい値数(Z)に対応することができる。たとえば、理想的な電力平衡を、交互に1と0を受信することによって示すことができる。1つの特定の、ただし非限定的な例では、電力平衡決定構成要素118は、X=15、Y=5、およびZ=5(したがって、15個のTPCコマンドのうち、少なくとも5個の上げるコマンドが受信され、少なくとも5個の下げるコマンドが受信された)に関して、電力制御手順中に、十分に望ましい電力平衡が達成されていると決定することができる。この例では、電力平衡決定構成要素118が、これらの代替パラメータが満たされることを検出する場合、電力制御実行構成要素120は、(たとえば、電力制御パラメータ受信構成要素110から受信される電力制御パラメータにかかわらず)2次キャリアに対する電力制御手順をやめることができ、UE102は、2次キャリアを通じた送信を開始することができる。これは、この例では最初の15個のスロットで行われてよく、LTEではこれは2フレーム未満である。この特定の例では、UE102は、3番目のフレームにおいて、2次キャリアを通じた送信を開始することができる。一例では、しきい値パラメータ(たとえば、Y、Z)および/またはTPCスロットの数(たとえば、X)は、電力制御パラメータ提供構成要素132によってUE102に通信されることが可能であり、UE102での構成などにおいて記憶されることが可能である。
ネットワークに関して良好な電力状態にあるUEは、より早く資源を解放することができ、次いで資源を他のUEのために使用することができるので、2次キャリアを有効化する際のUE102の性能を向上させることに加えて、上述の概念は、ネットワーク資源管理もまた向上させることができることを諒解されたい。
図3は、1つまたは複数のUEに電力制御パラメータを通信するための例示的な方法300を示す。方法300は、ブロック302において、1次キャリアに対する電力制御を実行するためのパラメータの第1のセットを生成するステップを含む。電力制御パラメータ生成構成要素130(図1)は、1次キャリアに対する電力制御を実行するためのパラメータの第1のセットを生成することができる。説明するように、ネットワークエンティティ104は、UE102のために1次キャリアを確立することができ、電力制御プリアンブル期間、SRB遅延などの、UEがキャリアの電力制御を実行するための電力制御パラメータを生成することができる。一例では、ネットワークエンティティ104は、構成に基づいて、1つまたは複数の性能メトリック(たとえば、バックホール容量、無線周波数負荷など)に基づいてパラメータを設定することができる。パラメータの第1のセットは、1つまたは複数のパラメータを含むことができることを諒解されたい。
方法300はまた、ブロック304において、2次キャリアに対する電力制御を実行するためのパラメータの第2のセットを生成するステップを含む。電力制御パラメータ生成構成要素130はまた、2次キャリアに対する電力制御を実行するためのパラメータの第2のセットを生成することができる。説明するように、いくつかの例でUEが、受信した、1次キャリアに関係するパラメータの第1のセットに基づいて、および/または構成に基づいて、パラメータ(たとえば、代替パラメータ)の第2のセットを決定することができるとき、ブロック304はオプションであってよい。一例では、電力制御パラメータ生成構成要素130は、2次キャリアに固有の、電力制御プリアンブル期間、SRB遅延などの、2次キャリア用の明示的なパラメータを含むために、パラメータの第2のセットを生成することができる。別の例では、電力制御パラメータ生成構成要素130は、UE102が第2のキャリアの電力制御のための代替パラメータを決定するためにパラメータの第1のセットに適用することができる小部分または他のパラメータを含むために、パラメータの第2のセットを生成することができる。また別の例では、電力制御パラメータ生成構成要素130は、たとえば電力平衡が達成されたことを決定し、電力制御手順を終了するためにいくつかのTPCスロット(X)を通じてUE102によって受信されることになる0の数(Y)、および/または1の数(Z)など、2次キャリアを通じて電力平衡がいつ達成されるかをUE102が決定することを可能にするパラメータを含めるために、パラメータの第2のセットを生成することができる。パラメータの第2のセットは、1つまたは複数のパラメータを含むことができることを諒解されたい。
方法300はまた、ブロック306において、パラメータの第1のセットおよび/またはパラメータの第2のセットを1つまたは複数のUEに通信するステップを含む。電力制御パラメータ提要構成要素132は、パラメータの第1のセットおよび/またはパラメータの第2のセットを1つまたは複数のUE(たとえば、UE102)に通信することができる。上記で説明したように、UE102は、ネットワークエンティティ104と1次キャリアの電力制御を実行するためにパラメータの第1のセットを利用することができる、および/または2次キャリアの電力制御の実行は、1次キャリアの電力制御の実行よりも時間をかけなくてよいように、ネットワークエンティティ104と2次キャリアの電力制御を実行するためにパラメータの第2のセットを利用することができる。説明するように、たとえば、電力制御パラメータ提供構成要素132は、1次および/または2次キャリアを通じて、PDCH、E-PDCHなどで、ブロードキャストメッセージ(たとえば、MIB、SIBなど)などにおいて、パラメータの第1のセットおよび/またはパラメータの第2のセットを通信することができる。
図4は、本明細書で説明する、2次キャリアの電力制御を実行するための処理システム414を採用する装置400のためのハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。いくつかの例では、処理システム414は、UEまたはUEの1つもしくは複数の構成要素(たとえば、図1のUE102、および/または関係構成要素など)と、ネットワークエンティティまたはネットワークエンティティの1つもしくは複数の構成要素(たとえば、図1のネットワークエンティティ104、および/または関係構成要素など)とを含む場合がある。この例において、処理システム414は、バス402によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装することができる。バス402は、処理システム414の特定の用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス402は、プロセッサ404によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサ、コンピュータ可読媒体406によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体、電力制御パラメータ受信構成要素110、パラメータ決定構成要素112、電力制御実行構成要素120、電力制御パラメータ生成構成要素130、電力制御パラメータ提供構成要素132、その構成要素など(図1参照)を含む、本明細書で説明する1つまたは複数の方法または手順、たとえば方法200(図2)、方法300(図3)などで説明するように、電力制御を実行すること、電力制御を実行することに関係するパラメータを通信することなどを実行するように構成される場合がある様々な回路を互いにつなぐ。
バス402は、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぐこともできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られている。バスインターフェース408が、バス402と、トランシーバ410との間のインターフェースを提供する。トランシーバ410は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース412(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック)が設けられてもよい。
プロセッサ404は、バス402を管理することと、コンピュータ可読媒体406上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、全般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ404によって実行されると、任意の特定の装置のために以下で説明される様々な機能を処理システム414に実行させる。コンピュータ可読媒体406は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ404によって操作されるデータを記憶するために使用される場合もある。
一態様では、プロセッサ404、コンピュータ可読媒体406、または両方の組合せは、電力制御パラメータ受信構成要素110、パラメータ決定構成要素112、電力制御実行構成要素120、電力制御パラメータ生成構成要素130、電力制御パラメータ提供構成要素132、その構成要素など(図1参照)、または本明細書で説明する様々な他の構成要素の機能を実行するように構成される、またはさもなければ特別にプログラムされる場合がある。たとえば、プロセッサ404、コンピュータ可読媒体406、または両方の組合せは、本明細書(たとえば、図2の方法200、図3の方法300など)などで説明する、電力制御パラメータ受信構成要素110、パラメータ決定構成要素112、電力制御実行構成要素120、電力制御パラメータ生成構成要素130、電力制御パラメータ提供構成要素132、その構成要素などの機能を実行するように構成される、またはさもなければ特別にプログラムされる場合がある。
図5は、本明細書で説明するように、2次キャリアの電力制御を実行するように動作可能な1つまたは複数のUEを含む、様々な装置(たとえば、図1のUE102およびネットワークエンティティ104)を採用するLTEネットワークアーキテクチャ500を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ500は、発展型パケットシステム(EPS)500と呼ばれることがある。EPS500は、(UE102の一例を表すことができ、図1で説明するその様々な構成要素のうちの1つまたは複数を含むことができる)1つまたは複数のユーザ機器(UE)502を含むことができる。したがって、UE502は、電力制御パラメータ受信構成要素110、パラメータ決定構成要素112、電力制御実行構成要素120、その構成要素など(図1参照)もまた含むことができ、これらは、方法200(図2)で説明するように、電力制御を実行するなどの、本明細書で説明する1つまたは複数の方法または手順を実行するように構成される場合がある。EPS500は、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)504、発展型パケットコア(EPC)510、ホーム加入者サーバ(HSS)520、および事業者のIPサービス522をさらに含むことができる。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されない。図示されるように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者は、本明細書に提示された様々な概念は、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張され得ることが容易に理解できるであろう。
E-UTRANは、発展型ノードB(eNB)506と他のeNB508とを含み、そのうちの1つまたは複数が、図1のネットワークエンティティ104(および/または1つもしくは複数の関係する構成要素)の一例を表すことができる。したがって、たとえば、eNB506および/または他のeNB508は、電力制御パラメータ生成構成要素130、電力制御パラメータ提供構成要素132、その構成要素など(図1参照)を含むことができ、これらは、方法300(図3)で説明するように、電力制御を実行することに関係するパラメータを通信することなどの、本明細書で説明する1つまたは複数の方法または手順を実行するように構成される場合がある。その上、eNB506は、UE502に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを提供する。eNB506は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB508に接続されてよい。eNB506はまた、当業者によって、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)と呼ばれるか、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。eNB506は、UE502にEPC510へのアクセスポイントを提供する。UE502の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または同様に機能する他の任意のデバイスがある。UE502は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントと呼ばれるか、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。
eNB506は、S1インターフェースによってEPC510に接続される。EPC510は、モビリティ管理エンティティ(MME)512、他のMME514、サービングゲートウェイ516、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ518を含む。MME512は、UE502とEPC510との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME512は、ベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ516を通して転送され、サービングゲートウェイ516自体は、PDNゲートウェイ518に接続される。PDNゲートウェイ518は、UEのIPアドレス割振りおよび他の機能を実現する。PDNゲートウェイ518は、事業者のIPサービス522に接続される。事業者のIPサービス522は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびPSストリーミングサービス(PSS)を含む。
図6は、本明細書で説明するように、2次キャリアの電力制御を実行するように動作可能な1つまたは複数のUEを含む、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワークの一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク600は、いくつかのセルラー領域(セル)602に分割されている。1つまたは複数の低電力クラスeNB608、612は、セル602のうちの1つまたは複数と重なり合うセルラー領域610、614をそれぞれ有することができる。低電力クラスeNB608、612は、スモールセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))であってよい。高電力クラスまたはマクロeNB604は、セル602に割り当てられ、セル602内のすべてのUE606のためにEPC510へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク600のこの例では集中型コントローラはないが、代替の構成では集中型コントローラが使用される場合がある。eNB604は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ516への接続を含む、すべての無線関係機能を担当する。一態様では、eNB604、608、612のうちの1つまたは複数は、図1のネットワークエンティティ104の一例を表すことができ、および/または、本明細書で説明する機能を実行するための1つもしくは複数の関係構成要素を含むことができる。たとえばeNB604、608、612は、電力制御パラメータ生成構成要素130、電力制御パラメータ提供構成要素132、その構成要素など(図1参照)を含むことができ、これらは、方法300(図3)で説明するように、電力制御を実行することに関係するパラメータを通信するための1つまたは複数の方法または手順を実行するように構成される場合がある。
アクセスネットワーク600によって利用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信標準規格に応じて異なる場合がある。LTE適用例では、ダウンリンク(DL)上では直交周波数分割多重(OFDM)が使用され、アップリンク(UL)上ではシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)が使用されて、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方がサポートされる。当業者が以下の詳細な説明から容易に理解するように、本明細書において提示される種々の概念は、LTEの適用例に適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調技法および多元接続技法を利用する他の電気通信規格に容易に拡張することができる。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張することができる。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを利用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。また、これらの概念は、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどの他のCDMA変形形態を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)と、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))と、OFDMAを用いる発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびOFDMAを用いるフラッシュOFDMとに拡張することもできる。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBについては、3GPP2団体による文書に記載されている。利用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、具体的な適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
eNB604は、多入力多出力(MIMO)技術をサポートする複数のアンテナを有することができる。MIMO技術を使用することにより、eNB604は、空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートできるようになる。
空間多重化を用いて、同じ周波数上で異なるデータストリームを同時に送信することができる。データストリームは、データ速度を上げるために単一のUE606に送信することができるか、または、全体的なシステム容量を増大させるために複数のUE606に送信することができる。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし、その後、空間的にプリコーディングされた各ストリームをダウンリンク上で異なる送信アンテナを通して送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE606に到達し、それにより、各UE606は、そのUE606に向けられた1つまたは複数のデータストリームを再生できるようになる。アップリンク上では、各UE606は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それにより、eNB604は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別できるようになる。一態様では、UE606は、UE102の一例を表すことができ、本明細書で(たとえば、図1で)説明する機能を実行するためのその様々な構成要素のうちの1つまたは複数を含むことができる。したがって、たとえばUE606は、電力制御パラメータ受信構成要素110、パラメータ決定構成要素112、電力制御実行構成要素120、その構成要素など(図1参照)もまた含むことができ、これらは、方法200(図2)で説明するように、電力制御を実行するための1つまたは複数の方法または手順を実行するように構成される場合がある。
空間多重化は一般に、チャネル状態が良好なときに使用される。チャネル状態がさほど好ましくないときは、伝送エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用される場合がある。これは、複数のアンテナを通じた伝送のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって実現される場合がある。セルのエッジにおいて良好なカバレージを実現するために、単一ストリームのビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用される場合がある。
後続の詳細な説明では、ダウンリンク上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照して、アクセスネットワークの様々な態様について述べる。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、厳密な周波数において離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)を各OFDMシンボルに追加することができる。アップリンクは、DFT拡散OFDM信号の形のSC-FDMAを用いて、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償することができる。
図7を参照すると、UE(たとえば、図1で説明するその様々な構成要素のうちの1つまたは複数を有するUE102)およびeNB(たとえば、図1で説明するその様々な構成要素のうちの1つまたは複数を有するネットワークエンティティ104)のための無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ、すなわちレイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3で示される。レイヤ1は、最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実施する。レイヤ1は、本明細書において物理レイヤ706と呼ばれる。たとえば、UEが、物理レイヤ706で電力制御を実行するための電力制御実行構成要素120、および/または上位レイヤで(たとえば、eNBから)電力制御パラメータを受信するための電力制御パラメータ受信構成要素110を含むことができる。レイヤ2(L2レイヤ)708は、物理レイヤ706の上にあり、物理レイヤ706を介してのUEとeNBとの間のリンクを担当する。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ708は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ710、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ712、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ714を含み、これらはネットワーク側のeNBで終端される。図示されないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ518(図5参照)において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)、接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤなど、L2レイヤ708の上にいくつかの上位レイヤを有する場合がある。
PDCPサブレイヤ714は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。また、PDCPサブレイヤ714は、上位レイヤのデータパケットが無線送信オーバーヘッドを低減するためのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間のUEのためのハンドオーバサポートも提供する。RLCサブレイヤ712は、上位レイヤのデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因してずれた受信順序を補償するためのデータパケットの再順序付けを提供する。MACサブレイヤ710は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間で多重化を行う。MACサブレイヤ710はまた、1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担当する。MACサブレイヤ710は、HARQ演算も担当する。
制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ706およびL2レイヤ708の場合と実質的に同じである。制御プレーンは、レイヤ3の無線リソース制御(RRC)サブレイヤ716をさらに含む。RRCサブレイヤ716は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得すること、およびeNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することを担当する。
図8を参照すると、ノードB810の一態様がUE850と通信しており、ノードB810は、方法300(図3)で説明したように電力制御を実行することに関係するパラメータを通信することなど、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実行するための、図1のネットワークエンティティ104、および/またはその構成要素(たとえば、電力制御パラメータ生成構成要素130、電力制御パラメータ提供構成要素132など)を含むことができる。一例では、コントローラ/プロセッサ840、送信プロセッサ820などが、構成要素および/または関係する機能を実装することができる。同様に、UE850は、方法200(図2)で説明したように電力制御を実行するための、図1のUE102、および/またはその構成要素(たとえば、電力制御パラメータ受信構成要素110、パラメータ決定構成要素112、電力制御実行構成要素120など)を含むことができる。一例では、コントローラ/プロセッサ890、受信プロセッサ870、送信プロセッサ880などが、構成要素および/または関係する機能を実装することができる。
ダウンリンク通信において、送信プロセッサ820は、データソース812からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ840から制御信号を受信してもよい。送信プロセッサ820は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(たとえば、パイロット信号)のための様々な信号処理機能を実現する。たとえば、送信プロセッサ820は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービング、種々の変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM)など)に基づく信号コンスタレーションへのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、ならびに一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を提供することができる。チャネルプロセッサ844からのチャネル推定値は、送信プロセッサ820のためのコーディング方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブル方式を決定するために、コントローラ/プロセッサ840によって使用されてもよい。これらのチャネル推定値は、UE850によって送信される基準信号から導出されてもよく、あるいはUE850からのフィードバックから導出されてもよい。送信プロセッサ820によって生成されたシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ830に提供される。送信フレームプロセッサ830は、コントローラ/プロセッサ840からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、結果として一連のフレームが生成される。その後、これらのフレームは送信機832に与えられ、送信機832は、アンテナ834を通してのワイヤレス媒体によるダウンリンク送信用のキャリアへのフレームの増幅、フィルタリングおよび変調を含めて、種々の信号調整機能を提供する。アンテナ834は、たとえば、ビームステアリング双方向アダプティブアンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含む場合がある。
UE850において、受信機854は、アンテナ852を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上に変調された情報を復元する。受信機854によって再生された情報は、受信フレームプロセッサ860に与えられ、受信フレームプロセッサ860は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ894に与え、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ870に与える。受信プロセッサ870は次いで、ノードB810中の送信プロセッサ820によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ870は、シンボルをデスクランブルし、逆拡散し、次いで、変調方式に基づいてノードB810によって送信された最も可能性が高い信号配置点を決定する。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ894によって計算されたチャネル推定値に基づいてもよい。その後、軟判定は、データ信号、制御信号、および基準信号を再生するために、復号およびデインターリーブされる。その後、フレームの復号に成功したか否かを判定するために、CRCコードが検査される。復号に成功したフレームによって搬送されたデータは、次いで、データシンク872に供給され、データシンク872は、UE850内で動作するアプリケーションおよび/または様々なユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ)に相当する。復号に成功したフレームによって搬送される制御信号は、コントローラ/プロセッサ890に提供される。受信プロセッサ870によるフレームの復号が失敗するとき、コントローラ/プロセッサ890は、これらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
アップリンクにおいて、データソース878からのデータおよびコントローラ/プロセッサ890からの制御信号は、送信プロセッサ880に与えられる。データソース878は、UE850および様々なユーザインターフェース(たとえば、キーボード)において実行されているアプリケーションを表してもよい。ノードB810によるダウンリンク送信に関して説明した機能と同様に、送信プロセッサ880は、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングおよびインターリービング、信号コンスタレーションへのマッピング、OVSFによる拡散、ならびに、一連のシンボルを生成するためのスクランブル処理を含む、様々な信号処理機能を提供する。ノードB810によって送信される基準信号から、または、ノードB810によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ894によって導出されるチャネル推定値を用いて、適切なコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブル方式を選択することができる。送信プロセッサ880によって生成されるシンボルは、フレーム構造を生成するために、送信フレームプロセッサ882に与えられる。送信フレームプロセッサ882は、コントローラ/プロセッサ890からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、結果として一連のフレームが生成される。その後、これらのフレームは送信機856に与えられ、送信機856は、アンテナ852を通してのワイヤレス媒体によるアップリンク送信用のキャリアへのフレームの増幅、フィルタリングおよび変調を含めて、種々の信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE850における受信機機能との関連で説明されたのと同じようにして、ノードB810において処理される。受信機835は、アンテナ834を通してアップリンク送信を受信し、キャリア上に変調された情報を再生するために送信を処理する。受信機835によって再生された情報は、受信フレームプロセッサ836に与えられ、受信フレームプロセッサ836は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ844に与え、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ838に与える。受信プロセッサ838は、UE850内の送信プロセッサ880によって実行される処理の逆を実行する。復号に成功したフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は、その後、それぞれデータシンク839およびコントローラ/プロセッサに与えられる場合がある。受信プロセッサによるフレームの一部の復号が失敗した場合、コントローラ/プロセッサ840は、これらのフレームの再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ840および890は、それぞれノードB810およびUE850における動作を指示するために使用されてもよい。たとえば、コントローラ/プロセッサ840および890は、タイミング、周辺機器インターフェース、電圧レギュレーション、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。加えて、たとえば、コントローラ/プロセッサ840は、図1のUE102および/またはネットワークエンティティ104の記載されている1つまたは複数の構成要素を含むことができ、および/または、本明細書で説明したように、その関係する機能を実行することができる。メモリ842および892のコンピュータ可読媒体は、(たとえばUE102、ネットワークエンティティ104、および/またはそれらの関係する構成要素に関して本明細書で説明する機能を実行するために)それぞれ、ノードB810およびUE850のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。ノードB810におけるスケジューラ/プロセッサ846は、UEにリソースを割り振り、UEのためのダウンリンクおよび/またはアップリンク送信をスケジュールするために使用される場合がある。
本明細書で説明する様々な態様によれば、要素または要素の任意の一部分または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装される場合がある。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行する場合がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体上に存在することができる。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体とすることができる。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送線路、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含むこと
ができる。コンピュータ可読媒体は、処理システム内に存在するか、処理システム外部に存在するか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散する場合がある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品において具現化される場合がある。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含んでよい。当業者は、特定の適用例および全体的なシステムに課された全体的な設計制約に応じて、本明細書で提示する上記の機能を実現する最良の方法を認識されよう。
開示された方法におけるステップの具体的な順序または階層は、例示的なプロセスの説明であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、本明細書において説明された方法または方法論におけるステップの特定の順序または階層は、再編成可能であることを理解されたい。添付の方法クレームは、サンプルの順序において種々のステップの要素を提示しており、本明細書において特に説明されない限り、提示された特定の順序または階層に限定されることを意図していない。
上記の説明は、本明細書に記載された様々な態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正形態は、当業者に容易に明らかになり、本明細書において定義された一般原理は、他の態様に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は本明細書で示した態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する最大の範囲を与えられるべきであり、単数の要素への言及は、「唯一の」と明記されない限り、「唯一の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指している。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、少なくとも1つのa、少なくとも1つのb、少なくとも1つのc、少なくとも1つのaおよび少なくとも1つのb、少なくとも1つのaおよび少なくとも1つのc、少なくとも1つのbおよび少なくとも1つのc、ならびに少なくとも1つのa、少なくとも1つのbおよび少なくとも1つのcを包含することが意図される。当業者に知られているまたは後で当業者に知られることになる、本開示で説明する様々な態様の要素の構造的および機能的なすべての均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書に開示されるものは、そのようなものが特許請求の範囲において明示的に列挙されているか否かにかかわらず、公共用に提供されることは意図していない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明示的に列挙されていない限り、または方法クレームの場合、「のためのステップ」という句を使用して要素が列挙されていない限り、米国特許法第112条(f)項の規定の下で解釈されるべきではない。
100 システム
102 UE
104 ネットワークエンティティ
110 電力制御パラメータ受信構成要素
112 パラメータ決定構成要素
114 代替パラメータ受信構成要素
116 代替パラメータ計算構成要素
118 電力平衡決定構成要素
120 電力制御実行構成要素
130 電力制御パラメータ生成構成要素
132 電力制御パラメータ提供構成要素
400 装置
402 バス
404 プロセッサ
406 コンピュータ可読媒体
408 バスインターフェース
410 トランシーバ
412 ユーザインターフェース
414 処理システム
500 LTEネットワークアーキテクチャ、発展型パケットシステム(EPS)
502 UE
504 発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)
506 発展型ノードB(eNB)
508 他のeNB
510 発展型パケットコア(EPC)
512 MME
514 他のMME
516 サービングゲートウェイ
518 PDNゲートウェイ
520 ホーム加入者サーバ(HSS)
522 事業者のIPサービス
600 アクセスネットワーク
602 セルラー領域(セル)
604 eNB
606 UE
608 eNB
610 セルラー領域
612 eNB
614 セルラー領域
706 物理レイヤ
708 L2レイヤ
710 MACサブレイヤ
712 RLC
714 PDCP
716 RRC
810 ノードB
812 データソース
820 送信プロセッサ
830 送信フレームプロセッサ
832 送信機
834 アンテナ
835 受信機
836 受信フレームプロセッサ
838 受信プロセッサ
839 データシンク
840 コントローラ/プロセッサ
842 メモリ
844 チャネルプロセッサ
846 スケジューラ/プロセッサ
850 UE
852 アンテナ
854 受信機
856 送信機
860 受信フレームプロセッサ
870 受信プロセッサ
872 データシンク
878 データソース
880 送信プロセッサ
882 送信フレームプロセッサ
890 コントローラ/プロセッサ
892 メモリ
894 チャネルプロセッサ

Claims (20)

  1. 2次キャリアの電力制御を実行する方法であって、
    あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するステップと、
    前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記セルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するステップと、
    前記少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記セルを用いて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行するステップと
    を含み、
    前記少なくとも1つの代替パラメータを決定するステップが、前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行する際に電力平衡を検出することに関係する1つまたは複数のパラメータを決定するステップを含む、方法。
  2. 前記少なくとも1つの代替パラメータを決定するステップが、前記少なくとも1つのパラメータとともに前記セルから前記少なくとも1つの代替パラメータを受信するステップをさらに含み、前記少なくとも1つのパラメータが、前記1次キャリアの前記電力制御手順を実行するステップに関係する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのパラメータおよび前記少なくとも1つの代替パラメータが各々、電力制御プリアンブル期間と、シグナリング無線ベアラ遅延とを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数のパラメータが、前記電力平衡を示すいくつかの送信電力制御(TPC)スロットで受信されるTPCビットインジケータのしきい値数を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記電力平衡を検出することに基づいて1つまたは複数の後続フレームにおいて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を終了するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記電力制御手順を実行するステップが、前記少なくとも1つの代替パラメータで指定される期間の間、前記2次キャリアを通じて電力制御プリアンブルを送信するステップ、または前記少なくとも1つの代替パラメータで指定される遅延期間の間、前記2次キャリアを通じてデータを送信することを控えるステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 2次キャリアの電力制御を実行するための装置であって、
    あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するように構成された電力制御パラメータ受信構成要素と、
    前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記セルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するように構成されたパラメータ決定構成要素と、
    前記少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記セルを用いて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行するように構成された電力制御実行構成要素と
    を含み、
    前記パラメータ決定構成要素が、少なくとも部分的に、前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行する際に電力平衡を検出することに関係する1つまたは複数のパラメータを決定することによって、前記少なくとも1つの代替パラメータを決定するように構成される、装置。
  8. 前記パラメータ決定構成要素が、前記少なくとも1つのパラメータとともに前記セルから前記少なくとも1つの代替パラメータを受信することに少なくとも部分的に基づいて前記少なくとも1つの代替パラメータを決定するようにさらに構成され、前記少なくとも1つのパラメータが、前記1次キャリアの前記電力制御手順を実行することに関係する、請求項7に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つのパラメータおよび前記少なくとも1つの代替パラメータが各々、電力制御プリアンブル期間と、シグナリング無線ベアラ遅延とを含む、請求項8に記載の装置。
  10. 前記1つまたは複数のパラメータが、前記電力平衡を示すいくつかの送信電力制御(TPC)スロットで受信されるTPCビットインジケータのしきい値数を含む、請求項7に記載の装置。
  11. 前記電力制御実行構成要素が、前記電力平衡を検出することに基づいて1つまたは複数の後続フレームにおいて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を終了するようにさらに構成される、請求項7に記載の装置。
  12. 前記電力制御実行構成要素が、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つの代替パラメータで指定される期間の間、前記2次キャリアを通じて電力制御プリアンブルを送信すること、または前記少なくとも1つの代替パラメータで指定される遅延期間の間、前記2次キャリアを通じてデータを送信することを控えることによって、前記電力制御手順を実行する、請求項11に記載の装置。
  13. 2次キャリアの電力制御を実行するための装置であって、
    あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するための手段と、
    前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記セルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するための手段と、
    前記少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記セルを用いて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行するための手段と
    を含み、
    決定するための前記手段が、少なくとも部分的に、前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行する際に電力平衡を検出することに関係する1つまたは複数のパラメータを決定することによって、前記少なくとも1つの代替パラメータをさらに決定する、装置。
  14. 決定するための前記手段が、前記少なくとも1つのパラメータとともに前記セルから前記少なくとも1つの代替パラメータを受信することに少なくとも部分的に基づいて前記少なくとも1つの代替パラメータをさらに決定し、前記少なくとも1つのパラメータが、前記1次キャリアの前記電力制御手順を実行することに関係する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つのパラメータおよび前記少なくとも1つの代替パラメータが各々、電力制御プリアンブル期間と、シグナリング無線ベアラ遅延とを含む、請求項14に記載の装置。
  16. 前記1つまたは複数のパラメータが、前記電力平衡を示すいくつかの送信電力制御(TPC)スロットで受信されるTPCビットインジケータのしきい値数を含み、前記電力制御手順を実行するための前記手段が、前記電力平衡を検出することに基づいて1つまたは複数の後続フレームにおいて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を終了する、請求項13に記載の装置。
  17. 2次キャリアの電力制御を実行するためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、
    あるセルを用いて1次キャリアの電力制御を実行するための少なくとも1つのパラメータを受信するように実行可能なコードと、
    前記少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記セルを用いて2次キャリアに対する電力制御手順を実行するための少なくとも1つの代替パラメータを決定するように実行可能なコードと、
    前記少なくとも1つの代替パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記セルを用いて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行するように実行可能なコードと、
    少なくとも部分的に、前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を実行する際に電力平衡を検出することに関係する1つまたは複数のパラメータを決定することによって、前記少なくとも1つの代替パラメータを決定するように実行可能なコードと
    を含む、コンピュータ可読記録媒体。
  18. 前記少なくとも1つのパラメータとともに前記セルから前記少なくとも1つの代替パラメータを受信することに少なくとも部分的にさらに基づいて前記少なくとも1つの代替パラメータを決定するように実行可能なコードをさらに含み、前記少なくとも1つのパラメータが、前記1次キャリアの前記電力制御手順を実行することに関係する、請求項17に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  19. 前記少なくとも1つのパラメータおよび前記少なくとも1つの代替パラメータが各々、電力制御プリアンブル期間と、シグナリング無線ベアラ遅延とを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  20. 前記1つまたは複数のパラメータが、前記電力平衡を示すいくつかの送信電力制御(TPC)スロットで受信されるTPCビットインジケータのしきい値数を含み、前記電力平衡を検出することに基づいて1つまたは複数の後続フレームにおいて前記2次キャリアに対する前記電力制御手順を終了するように実行可能なコードをさらに含む、請求項17に記載のコンピュータ可読記録媒体。
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