JP6561416B2 - プラットホーム可動扉装置 - Google Patents

プラットホーム可動扉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6561416B2
JP6561416B2 JP2017013665A JP2017013665A JP6561416B2 JP 6561416 B2 JP6561416 B2 JP 6561416B2 JP 2017013665 A JP2017013665 A JP 2017013665A JP 2017013665 A JP2017013665 A JP 2017013665A JP 6561416 B2 JP6561416 B2 JP 6561416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable door
platform
movable
track
guide passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017013665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018111476A (ja
Inventor
藤原 充弘
充弘 藤原
Original Assignee
有限会社フジカ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社フジカ filed Critical 有限会社フジカ
Priority to JP2017013665A priority Critical patent/JP6561416B2/ja
Publication of JP2018111476A publication Critical patent/JP2018111476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6561416B2 publication Critical patent/JP6561416B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

本発明は、駅のプラットホームの線路側となる前端縁側に設置されて転落を防止するためなどに使用されるプラットホーム可動扉装置に関する。
これまで、駅のプラットホームの線路側となる前端縁側には乗客の転落を防止するなどの目的をもって可動扉装置が設置されることがある。その一般的なものとしては、プラットホーム上に対をなす形で戸袋を設置し、これら戸袋を介して互いに接近する方向と離反する方向とに進退可能な扉を装備した可動扉装置がある。例えば、プラットホームに入ってくる車両は乗降口が常に同じ位置をした同一種類のものばかりではなく、1車両の3個所に乗降口があったり4個所に乗降口があったり、種々のものがあるため、可動扉が常に一定のところで開閉する方式にしてあると、乗降できなくなる可能性がある。そのことを解消するため、特許文献1に示すような可動扉装置(可動柵)が提案されている。
特開2004−268634
特許文献1の装置は、プラットホームに複数本のポールを配列するとともにこれらポール間に昇降自在なプレート付き可動扉をそれぞれ配備してなるもので、例えば、可動扉の配置を、前記3個所と4個所の乗降口に共通に対応できるものにすれば、いずれの種類の車両が進入してきてもその乗降に対応できる訳である。しかし、可動扉を収納しておくところがプラットホームに凹設した格納部でありしかも可動扉自身が蛇腹式のものであることから、ホームに浅く溝を掘るだけで簡単に済むとともにホーム下に避難部を作ることも可能である訳であるが、昇降に伴う塵芥類や降雨水などが上方開放状の溝である格納部内に誘引されながら溜まり込んで詰まったりするため、可動扉に作動上のトラブルが発生するおそれがある。特に、可動扉はその殆どの時間において上昇状態とされることからその間格納部内に塵芥類などが侵入しやすくその量も多くなるおそれがある。
本発明は、このような問題を解決しようとするものであり、乗降口の異なる異種車両への乗降対応が可能であるとともにホーム下に避難部を提供できるようにするだけでなく、塵芥類や降雨水などによる詰まりによる影響を受けずに常に良好な作動を可能とするプラットホーム可動扉装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、プラットホームの軌道側に向けて突設された突縁部には、上からみて軌道に沿って長く伸びた矩形帯長状をし上下に貫通状をした昇降案内通口が軌道に沿って複数個所に亘るように列状をなして配設され るとともに、各昇降案内通口には、少なくとも下部が四角面状をなし全体が四角形状とされた可動扉が昇降自在に設けられ、この可動扉は、昇降案内通口側の上端に対し常時密閉状態を保持して昇降すべく構成されるとともに、前記可動扉は、昇降駆動機構で昇降されるようになっているプラットホーム可動扉装置であって、前記昇降案内通口の長手方向各端部には、少なくとも溝型部分を有する昇降案内型鋼が各溝を可動扉の端部を上下に案内すべく上端を昇降案内通口上端の高さにして該通口内に挿通され下部が突縁部より下方の避難場所にまで突出した状態にして固定されるとともに、互いに隣り合う可動扉の下方に伸びた一対の昇降案内型鋼同士は、プラットホーム側とも連結されたブラケットをもって連結固定されていることを特徴とする。前記昇降案内通口側とは、該通口自身である場合と該通口に突出するなどして設けられたゴムなどの密閉部材で形成される通口を指す場合とがある。
上述したように本発明は、プラットホームの軌道側に向けて突設された突縁部には、上からみて軌道に沿って長く伸びた矩形帯長状をし上下に貫通状をした昇降案内通口が軌道に沿って複数個所に亘るように列状をなして配設されるとともに、各昇降案内通口には、少なくとも下部が四角面状をなし全体が四角形状とされた可動扉が昇降自在に設けられ、この可動扉は、昇降案内通口側の上端に対し常時密閉状態を保持して昇降すべく構成されるとともに、前記可動扉は、昇降駆動機構で昇降されるようになっているプラットホーム可動扉装置であって、前記昇降案内通口の長手方向各端部には、少なくとも溝型部分を有する昇降案内型鋼が各溝を可動扉の端部を上下に案内すべく上端を昇降案内通口上端の高さにして該通口内に挿通され下部が突縁部より下方の避難場所にまで突出した状態にして固定されるとともに、互いに隣り合う可動扉の下方に伸びた一対の昇降案内型鋼同士は、プラットホーム側とも連結されたブラケットをもって連結固定されていることを特徴とするので、乗降口の異なる異種車両への乗降対応が可能であるとともにホーム下に避難部を提供できるようにするだけでなく、塵芥類や降雨水などによる詰まりによる影響を受けずに常に良好な作動を可能とするプラットホーム可動扉装置を提供することができる。
本発明であるプラットホーム可動扉装置の第1実施形態を図2のI−I線に対応して示す断面図。 図1のII−II線に対応する断面図。 可動扉装置の他の実施形態を示す平面概要図。 可動扉装置の他の実施形態を示す平面概要図。 可動扉装置の他の実施形態を示す斜視図。 図5のVI−VI線断面図。 第2実施形態を図8のVII−VII線に対応して示す断面図。 図7のVIII−VIII線断面図。 可動扉装置の他の実施形態を示す斜視図。 第3実施形態を図11のX−X線に対応して示す断面図。 図10のXI−XI線断面図。 他の実施形態を正面からみた縦断面図。 付加的な提案例を示す正面図。 図13のXIV−XIV線断面図。 可動扉装置の他の実施形態を示す開き状態の正面図。 図15の可動扉装置の閉じ状態の正面図。 可動扉装置の他の実施形態を示す開き状態の正面図。 図17のXVIII−XVIII線断面図。 図17の可動扉装置の閉じ状態の正面図。
図1および図2は本発明の第1実施形態を示すもので、1は150m前後に長く形成した駅のプラットホームで、その幅方向一側上端部には、下方にコの字形の退避場所2を残すように車両3用の軌道4側に突き出し状のコンクリート製突縁部5が一体形成されている。この突縁部5には、上からみて軌道4に沿って長く伸びた帯長矩形をした上下貫通状の昇降案内通口7が軌道4に沿って複数個所に列状をなして配備されている。
各昇降案内通口7は、突縁部5に帯長矩形をした上下貫通口を形成することで構成してもよいが、ここでは、コンクリート通口内に嵌り合う四角筒状の案内筒8を介しての上端開口部をもって形成されている。案内筒8は、プラットホーム1の幅方向に対向する矩形の板部8aと前後の縦長状の矩形の板部8bとを立体筒型に一体形成することでなっている。案内筒8の上端にはフランジ8cが形成されてプラットホーム1の上面内に嵌め込まれるようになっている。
各案内筒8(昇降案内通口7)には、四角面板状の可動扉10が昇降自在に設けられている。可動扉10は、矩形をした前後板と縦長状の端板および上板とでなる底開放状をした矩形薄板状のものでなり、同可動扉10の厚みは昇降案内通口7の溝と略同じ寸法でなり、上下にスライド移動できるものになっている。
この可動扉10は、昇降案内通口7より一定量上昇し少なくともその下降限において該昇降案内通口7に対し扉10自身を介して密閉状態に適合可能なように下降すべく昇降自在とされている。可動扉10は図7のようにローラーで円滑に上下されるように支持しその上下する前後面に対してはプラットホーム1側に装備したシールでもって密閉を得るように構成することもできる。
可動扉10には、その上板や前後板の面に安全標識灯11…が設けられている。
可動扉10のプラットホーム長手方向に対応する長さは、図1のような3位置(あるいは4個所など)乗降ドア3a…の車両3の全長より50cm〜100cm短いもので、できるだけ軽量化するため、アルミ合金や樹脂製にすることが好ましい。また、アルミ合金などにあっては多孔板を採用するのが軽量化にとって好ましい。また、図1右上欄に示すように、可動扉10は、外枠に網材を張ったもので組成したり、あるいはさらに右欄に示すように、外枠に適宜線条張材を設けて軽量であるとともに強い扉体にするようにしてもよい。さらに、図1の左上欄に示すように、可動扉10を下半分を面状にした枠型にしたりすることもできる。
また、図9に示すように、可動扉10は炭素繊維強化樹脂などの軽量強化質材をもって極薄枠板あるいは薄面状板などで形成してもよい。この場合、長手両端部に直角折れ曲がり状の補強帯10dを形成したり、上面補強帯10eを追加してもよい。
さらに、可動扉10は、図1の左上欄に示すように、その下欄に示す横長の1枚ものの可動扉10に対し、それを1/3等分して短いものとした形のものにしてもよい。1/2・1/4・1/5などに等分したものにしてもよい。等分することに限定しない。
また、案内筒8は、その中心線が横幅方向の同じ位置を通るように全て1列に並ぶようにしてあるが、図3にその平面図を示すように、各筒8・可動扉10をe=15〜20cm程芯ずれさせた、所謂千鳥配置にしておくと案内筒8,8間に相当する突縁部5のコンクリート部分の強度を強いまま保つことができる。この場合、案内筒8および可動扉10は、仮想線のように、湾曲状をしたものにしてもよい。図3および図4の可動扉10…のうち、軌道4寄り(図の上寄り)の可動扉10(例えば、符号A)については突縁部5の先端面に添って昇降するように配置してもよく、この場合、突縁部5のコンクリート強度を弱体化することなく出来るだけ強く維持することができる。可動扉10,10間に対応する個所あるいはその軌道4側には図1に示すように安全ポール13を設けて可動扉10,10間からの転落防止を図るようにすることもある。
これらの可動堰10は、長さLが車両3より少し短いものとされていたが、その寸法は車両3と略同じ程度のものとすることに限定されず、例えば、図4にその平面配置図を示すように、L/3あるいはL/5のように等分状に短く形成してもよい。その場合、可動扉10は偏心eしたものと同列のものとした場合とのいずれでもよい。
前記可動扉10は、昇降駆動機構15で昇降されるようになっている。この昇降駆動機構15は、図1・図2に示すように、軌道基盤16上に基部を直立姿勢にするようにブラケット19で固定した油圧や水圧あるいは空圧、電動などのシリンダ17の複数本により構成されている。シリンダ17は好ましくは空圧を選択して、可動扉10の反応性が良くて例えば、上昇してくる際にその上に乗降者を乗り掛けるようなことがあっても安全回避が瞬時に行えるようにする。
シリンダ17には可動扉10内に備えたローラー18が転動するようにすることで可動扉10の昇降が直動式でかつ円滑に行われるようにすることができる。また、図1の下欄に示すように、シリンダ17は左右中央に1本のみ配置することができる。
昇降駆動機構15は、図2の右欄に示すように、下端を閉止した案内筒8をシリンダ本体とし可動扉10を昇降するピストンとしたシリンダで構成することもできる。また、図2のさらに右欄に示すように、案内筒8内に上下伸縮式エアーバッグ20…を装備して可動扉10を昇降連動させるように構成することもできる。
図5(上昇態勢)およびそのVI−VI線断面図である図6に示すものは、突縁部5の基部手前部分に貫通して形成した矩形帯長状の昇降案内通口7…を軌道に沿って複数個形成し、その前後間を一定の寸法(30〜50cm前後)離した関係とするとともに、各昇降案内通口7の長手方向端部にはH形鋼(あるいは溝型鋼)でなる昇降案内型鋼21…を縦向きに挿通固定し、その上端が昇降案内通口7の上端開口縁に対応するように配置してある。各昇降案内型鋼21は、図6に示すように、その背部に溶接などで取り付けた裏ブラケット22を介してプラットホーム1の突縁部5基部より下面部に取り付け固定されている。裏ブラケット22は、昇降案内通口7内で対をなす昇降案内型鋼21,21の一方のものに対して1個設ける場合もあり、また図5の左側に示す隣り合う一対の昇降案内型鋼21,21に1個でもって連結するようなブラケットとすることもある。
1つの昇降案内通口7に設けられた対の昇降案内型鋼21,21間を介して可動扉10を昇降案内するようにしてある。可動扉10は、中央の長い扉本体10aとその前後端部に設けた端部10bとでなり、端部10bを昇降案内型鋼21の溝内で昇降するようにするとともに扉本体10aは昇降案内通口7に適合したままで昇降するようにしてある。10cは天板である。昇降案内型鋼21あるいは端部10bには、図示しないが可動扉10の昇降を円滑にするためのローラーを装備してもよい。隣り合う昇降案内型鋼21,21は連結ブラケット23で結合されるとともに連結ブラケット23は突縁部5にも連結されている。
図7および図8は第2の実施形態を示す。この実施形態において、1はプラットホーム、2は退避場所、3は車両、4は軌道で、プラットホーム1には突縁部5が一体形成されている。この突縁部5には、上からみて軌道4に沿って長く伸びた帯長矩形をした上下貫通状の昇降案内通口7が軌道4に沿って複数個所に列状をなして配備されている。
各昇降案内通口7は、前記案内筒8を嵌め込み固定してその内方溝をもって形成したものにしてもよい。昇降案内通口7の下部内にはガイドローラー24…が装備されているとともに上端開口には通口7内に微小に突出するゴムなどのシール25が前後をなすように帯長状に固定されている。
各昇降案内通口7には、四角枠型で軽量樹脂で形成された可動扉10がガイドローラー24…に案内されながら昇降自在に設けられている。可動扉10には、その枠内の上半部を通るように樹脂ロープ製の張設材26…が複数本通されている。この張設材26は、図7に仮想線で示すように波型や折れ線型、あるいはX字形などにしてもよい。
尚、可動扉10は、図1のような面状体にしてもよく、また図6のように下半分のみが面状部でその上半分が枠状をなすものにしてもよい。可動扉10が下半分のみを面状部としておくことで常にシール25により上端開口が閉止されて塵芥類や雨水などが入りにくい状態を維持するようになっている。
可動扉10には、その上板や前後板の面に安全標識灯が設けられる。可動扉10のプラットホーム長手方向に対応する長さは、図7のような3位置(4位置など)乗降ドアの車両3の全長より50cm〜100cm短いもので、できるだけ軽量化するため、アルミ合金や樹脂製にすることが好ましい。また、アルミ合金などにあっては多孔板を採用するのが軽量化にとって好ましい。また、可動扉10は、外枠に網材を張ったもので組成してもよい。また、図9に示すように、可動扉10は炭素繊維強化樹脂などの軽量強化質材をもって極薄枠板あるいは薄面状板などで形成してもよい。可動扉10は、図3、図4に示す配列の仕方にしてもよい。
前記可動扉10は、昇降駆動機構28で昇降されるようになっている。この昇降駆動機構28は、図7・図8に示すように、軌道基盤29と可動扉10との間に伸縮自在に連結された昇降リンク30の一対と、この昇降リンク30を伸縮駆動させるシリンダ31の一対とを備える。シリンダ31は、油圧や水圧あるいは空圧、電動などで同期作動式に構成されている。シリンダ31は好ましくは空圧を選択して、可動扉10の応動性が良くて例えば、上昇してくる際にその上に乗降者が乗り掛かるようなことがあっても安全回避が瞬時に行えるようにする。一つのユニットである昇降駆動機構28には、シリンダ31と昇降リンク30とが一対をなして設けられているが、シリンダ31と昇降リンク30とをそれぞれ1本のみで構成することもできる。
可動扉10は、図8に仮想線で示すように、突縁部5の先端面に備えたガイド33を介して昇降自在に構成してもよい。同じく図2に示す実施形態でも突縁部5の先端面を介して可動扉10を昇降自在に構成することもできる。
図10および図11は第3の実施形態を示す。この実施形態において、1はプラットホーム、2は退避場所、3は車両、4は軌道で、プラットホーム1には突縁部5が一体形成されている。この突縁部5には、上からみて軌道4に沿って長く伸びた帯長矩形をした上下貫通状の昇降案内通口7が軌道4に沿って複数個所に列状をなして配備されている。
各昇降案内通口7は、前記案内筒8を嵌め込み固定してその内方溝をもって形成したものにしてもよい。昇降案内通口7の下部内にはガイドローラー24…が装備されているとともに上端開口には通口7内に微小に突出するゴムなどのシール25が前後をなすように帯長状に固定されている。
各昇降案内通口7には、四角枠型で軽量樹脂で形成された可動扉10がガイドローラー24…に案内されながら昇降自在に設けられている。可動扉10には、その枠内の上半部を通るように樹脂ロープ製の張設材26…が複数本通されている。尚、可動扉10は、図1のような全高に亘る面状体にしてもよく、また図10のように下半分のみが面状部でその上半分が枠状をなすものにしてもよい。可動扉10が下半分のみを面状部としておくことで常にシール25により上端開口が閉止されて塵芥類や雨水などが入りにくい状態を維持するようになっている。
可動扉10には、その上板や前後板の面に安全標識灯が設けられる。可動扉10のプラットホーム長手方向に対応する長さは、図9のような3個所(4個所など)乗降ドアの車両3の全長より50cm〜100cm短いもので、できるだけ軽量化するため、アルミ合金や樹脂製にすることが好ましい。また、アルミ合金などにあっては多孔板を採用するのが軽量化にとって好ましい。また、可動扉10は、外枠に網材を張ったもので組成してもよい。また、図9に示すように、可動扉10は炭素繊維強化樹脂などの軽量強化質材をもって極薄枠板あるいは薄面状板などで形成してもよい。可動扉10は、図3、図4に示す配列の仕方にしてもよい。
前記可動扉10は、昇降駆動機構38で昇降されるようになっている。この昇降駆動機構38は、図10・図11に示すように、軌道基盤29と可動扉10との間に傾倒自在に連結された昇降リンク39の一対と、この昇降リンク39を傾倒駆動させる水平延伸状のロッド製連動材40と、この連動材40を進退駆動させるシリンダ41とを備える。シリンダ41は、油圧や水圧あるいは空圧、電動などで同期作動式に構成されている。シリンダ41は好ましくは空圧を選択して、可動扉10の応動性が良くて例えば、上昇してくる際にその上に乗降者が乗り掛かるようなことがあっても安全回避が瞬時に行えるようにする。
一つのユニットである昇降駆動機構38には、昇降リンク39が一対をなして設けられているが、昇降リンク30を1本のみで構成することもできる。可動扉10は、図11に仮想線で示すように、突縁部5の先端面に備えたガイド33を介して昇降自在に構成してもよい。連動材40はワイヤやリンクチェーン、プレートチェーンなどでもよい。また、連動材40は、図10の右下欄に示すように、モーター43で往復回転されるスプロケット44,44に巻掛けたものにし、その連動材40に昇降リンク39の下端を連結してなるものにしてもよい。45は可動扉10を垂直上下させるための縦ガイドである。
図12は他の実施形態を示す正面図である。可動扉10の底部に斜めカム枠48を設けてその下方の駆動ローラー49である昇降駆動機構50を水平方向に進退駆動することにより可動扉10を昇降させるようにしたものを示している。
図13及び図14は付加的な提案例を示すもので、洪水や津波流などが店舗を含む家屋口や地下鉄出入り口などに簡単なシャッター方式でもって容易に浸入しないようにしたものである。
55は出入り口で、56が屋外、57が屋内を示し、出入り口55の上部前壁58の前面にはシャッターケース60が横設されてその内部には駆動軸61と複数の駆動ホイール62…が設けられるとともに、シャッターケース60の左右端部からは下向きにガイドレール63が設けられている。
ガイドレール63の下端間には、パッキン65を備えた底溝受66が設けられる一方、前記駆動ホイール62回りには巻取り・繰出し可能に止水シャッター68が巻き付け装備されている。この止水シャッター68は、上下に巻込み部を有して連鎖状にされ高さが洪水・津波想定水位H+余裕深さhとされた本体板69…と、その幅間に複数本連結され前記駆動ホイール62に上部を巻き込まれるようにされたステンレス製の薄板帯70…とでなっている。
止水シャッター68は、図14の右欄に拡大して示すように上下の巻込み部間にゴム製のシール材71を備えて止水可能にしてあるとともに、前記パッキン65により下側の止水がなされ、また、ガイドレール63と本体板69との間でもパッキンにより止水可能にしてある。本体板69は、帯長状の板材を上下連鎖式にしてあるが、図14の右欄に示すように、巻き込み可能な程に薄い1枚の長いステンレス等の板で形成すればシール材71なしで止水作用をするものとなる。72は駆動モーターで、手動チェーン73でも開閉操作できるようにしてもよい。
図15および図16は可動扉装置の他の実施形態を示すもので、軽く確実に作動する簡易型の可動扉装置としてワイヤロープや樹脂などのリンクチェーンなどの線条材とシリンダを組み合わせてなるものを示す。
100はプラットホームで、図15および図16はそのプラットホーム100の幅間中央ラインよりも車両101側に寄った前記突縁部基部近くを縦に切断した状態のものを車両101の向きにみて表したもので、車両101は3枚扉型になっている。車両101は4枚扉型他の扉形式でもよい。102は乗降用扉である。
105はステンレス製あるいは樹脂製などの駆動部ケースで、上からみると角型(あるいは丸型)をしたものでその底盤106をプラットホーム100上に止め付け固定することで立設されており、上蓋により上端が閉止される一方下端部には左右に開放した通口105aが形成されている。この駆動部ケース105は、プラットホーム100上の車両つなぎ部107に対応する個所に配置されている。プラットホーム120への工事は底盤106のアンカーボルト埋込工事程度の軽度の工事で済む。
108は駆動シリンダで、図示のものは電動シリンダであるがエアーシリンダ、油圧シリンダその他でもよい。この駆動シリンダ108は、減速モーター部を上蓋側に固定しロッドを下向きとした状態で駆動部ケース105内に取り付けられている。ロッド先にはロッドアンカー110が取り付けられている。
一方、隣り合う駆動部ケース105,105間には、樹脂ロープや樹脂リンクチェーンなどの線条材により1両の車両101より長くした落下止め線条材112が上下2本(あるいは3本以上)両端取り付けにより張設されている。この落下止め線条材112は、両端近くにゴム製あるいはバネ製などの伸縮部112a、112aを備えるとともに、上下に位置する落下止め線条材112,112の伸縮部112a、112a近くの間同士は、ゴムやバネなどによる弾性つなぎ部113で互いに伸縮可能に連結してある。115は下部ローラーで、ロッドアンカー110に一端を繋がれた連動線条材116を迂回させて下側の落下止め線条材112の弾性つなぎ部113のある個所につなぐようにするためのものである。
図16は車両101がプラットホーム100に到着する前あるいは到着直後の様子を示すもので、到着する前の間、全ての駆動シリンダ108…はロッド全引込状態にあってロッドアンカー110から連動線条材116を通じて下側の落下止め線条材112を引き下げるように作用している。連動線条材116が下側の落下止め線条材112を引き下げて乗降用扉102…の中段高さ程度にする同時に上側の落下止め線条材112も弾性つなぎ部113の連動もあって乗降用扉102…の上段高さ程度にまで引き下げられる。これら落下止め線条材112,112の引き下げは伸縮部112a…が伸びることによりなされる。このように上下の落下止め線条材112,112が乗降用扉102…の前方に張設状態で対面位置するのでプラットホーム100上の乗降客の線路側への落下を防止することができる。
図15のように車両101が到着してきた際には、全ての駆動シリンダ108…がロッド伸長状態となり、これにより、連動線条材116が緩むとともに伸縮部112a…および弾性つなぎ部113が縮小方向に作用することにより図15のように上下の落下止め線条材112,112…の全てが乗降用扉102…の上部手前にくるように持ち上がり、開放状となった乗降用扉102…が開かれることにより乗降りが行われることになる。乗降用扉102…が閉じられたあとは、図16のように駆動シリンダ108がロッド縮小方向に作動することで上下の落下止め線条材112,112は下げられて転落防止状態とされる。
落下止め線条材112は1本であっても3本以上であってもよい。図16のように落下止め線条材112は網型でもよい。落下止め線条材112の端部は駆動部ケース105に止め付けられていて落下止め線条材112はプラットホーム100の長手方向に複数本配備されたものになっているが、駆動部ケース105に挿通することにより1本の落下止め線条材112で済むようにしてもよい。
図17ないし図19は可動扉装置の他の実施形態を示すもので、軽く確実に作動する簡易型の可動扉装置としてワイヤロープや樹脂などのリンクチェーンなどの線条材とシリンダを組み合わせてなるものを示す。
120はプラットホームで、図17ないし図19はそのプラットホーム120の幅間中央ラインよりも車両121側に寄った突縁部121基部近くを縦に切断した状態のものを車両121の向きにみて表したもので、車両121は3枚扉型になっている。車両121は4枚扉型他の扉形式でもよい。123は乗降用扉である。
125はステンレス製あるいは樹脂製などの駆動部ケースで、上からみると角型(あるいは丸型)をしたものでその底盤126をプラットホーム120上に止め付け固定することで立設されており、上蓋により上端が閉止される一方上下端部には左右に開放した上通口125aと下通口125bが形成されている。この駆動部ケース125は、プラットホーム120上の車両つなぎ部127に対応する個所に配置されている。
駆動部ケース125の上通口125aには上ローラー130の一対がまた下通口125bには下ローラー131の一対が設けられており、また駆動部ケース125内にはアンカー板133が設けられている。アンカー板133には両端手前にゴムやバネなどによる伸縮部132aを備えた落下止め線条材132…がその両端で止め付けられている。この落下止め線条材132は、例えば、図19のように上下2本(あるいは3本や4本)のワイヤロープやリンクチェーンなどの線条材でなり、その途中を上ローラー130に掛け回して図17のように車両121の上方に対応して張設されるようになっている。落下止め線条材132は図17の上欄のように上からみて2本平行に設けられ、その間は図19に示すようにゴムかバネなどによる弾性つなぎ部134で連結されている。
135は縦孔で、底盤126の中央開けられた穴の下方に対応する突縁部122に開けられている。プラットホーム120への主なるドリリング工事はこの小さい縦孔135の工事のみでありあとは底盤126のアンカーボルト埋込工事程度の軽度の工事で済む。縦孔135の下方には連動用ローラー136がそれぞれ配備されている。138は長い1本の下部連動線条材で、その一端および他端に設けられた駆動シリンダ139,139の同期的押し引きに応じて突縁部122に沿って進退駆動されるようになっている。140は各2本組の上部連動線条材で、下端が連動用ローラー136を介して下部連動線条材138に結ばれる一方、中途は下ローラー131を介して落下止め線条材132のうちの1本に結ばれている。
図19は車両121がプラットホーム120に到着する前あるいは到着直後の様子を示すもので、到着する前までの間、駆動シリンダ139,139は下部連動線条材138をX方向に牽き、それにより、上部連動線条材140が引き下げられることで下側の落下止め線条材132を乗降用扉123…の中段高さ程度に引き下げると同時に上側の落下止め線条材132も弾性つなぎ部133の連動もあって乗降用扉123…の上段高さ程度にまで引き下げられる。これら落下止め線条材132,132の引き下げは伸縮部132a…が伸びることによりなされる。このように上下の落下止め線条材132,132が乗降用扉123…の前方に張設状態で対面位置するのでプラットホーム120上の乗降客の線路側への落下を防止することができる。
図17のように車両121が到着した際には、駆動シリンダ139…が下部連動線条材138をY方向に牽き戻し、これにより、伸縮部132aおよび弾性つなぎ部133が引張作用することにより上下の落下止め線条材132,132が車両121の天井以上の高さまで持ち上がり、前方が開放状となった乗降用扉123…が開かれることにより乗降りが行われることになる。乗降用扉123…が閉じられたあとは、図19のように駆動シリンダ139がX方向に作動することで上下の落下止め線条材132,132は下げられて転落防止状態とされる。
落下止め線条材132は1本であっても3本以上であってもよい。落下止め線条材132は図19のように網型でもよい。
1…プラットホーム 3…車両 4…軌道 5…突縁部 7…昇降案内通口 8…案内筒 10…可動扉 15,28,38,50…昇降駆動機構。

Claims (1)

  1. プラットホームの軌道側に向けて突設された突縁部には、上からみて軌道に沿って長く伸びた矩形帯長状をし上下に貫通状をした昇降案内通口が軌道に沿って複数個所に亘るように列状をなして配設されるとともに、各昇降案内通口には、少なくとも下部が四角面状をなし全体が四角形状とされた可動扉が昇降自在に設けられ、この可動扉は、昇降案内通口側の上端に対し常時密閉状態を保持して昇降すべく構成されるとともに、前記可動扉は、昇降駆動機構で昇降されるようになっているプラットホーム可動扉装置であって、前記昇降案内通口の長手方向各端部には、少なくとも溝型部分を有する昇降案内型鋼が各溝を可動扉の端部を上下に案内すべく上端を昇降案内通口上端の高さにして該通口内に挿通され下部が突縁部より下方の避難場所にまで突出した状態にして固定されるとともに、互いに隣り合う可動扉の下方に伸びた一対の昇降案内型鋼同士は、プラットホーム側とも連結されたブラケットをもって連結固定されていることを特徴とするプラットホーム可動扉装置。
JP2017013665A 2017-01-10 2017-01-10 プラットホーム可動扉装置 Expired - Fee Related JP6561416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013665A JP6561416B2 (ja) 2017-01-10 2017-01-10 プラットホーム可動扉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013665A JP6561416B2 (ja) 2017-01-10 2017-01-10 プラットホーム可動扉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018111476A JP2018111476A (ja) 2018-07-19
JP6561416B2 true JP6561416B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=62910837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017013665A Expired - Fee Related JP6561416B2 (ja) 2017-01-10 2017-01-10 プラットホーム可動扉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6561416B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6716736B1 (ja) * 2019-02-19 2020-07-01 近畿日本鉄道株式会社 プラットホームドア装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004268634A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd 昇降式プラットホーム可動柵
JP5060209B2 (ja) * 2007-08-24 2012-10-31 東日本旅客鉄道株式会社 プラットホームドア装置
JP6265765B2 (ja) * 2014-02-05 2018-01-24 三菱電機株式会社 ホーム柵装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018111476A (ja) 2018-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275984B2 (ja) プラットホームの簡易可動柵
KR100443546B1 (ko) 저마찰 에지를 갖는 말아올림형 도어
JP2004268634A (ja) 昇降式プラットホーム可動柵
EP3341524B1 (en) Security barrier apparatus and method of operation thereof
JP6561416B2 (ja) プラットホーム可動扉装置
JP6435187B2 (ja) ホーム柵
CN100595124C (zh) 垂直升降机
ITUD20000182A1 (it) Dispositivo per chiudere ed aprire rapidamente e selettivamente i valichi di servizio (by-pass) nello spartitraffico centrale di un'autostr
CN107059689A (zh) 伸缩升降电动栅栏
EP3599210B1 (en) Elevator car apron
CN111453642A (zh) 一种水利施工用钢板桩输运吊装设备
KR20080024802A (ko) 더블 상하작동 스크린도어
CN211596524U (zh) 一种高度可调链条升降智能限高杆
CN211596525U (zh) 一种高度可调液压升降智能限高杆
JP3824750B2 (ja) 駐車設備のゲート装置
KR20220085957A (ko) 슬라이드형 갱폼 커버링 시스템
JP2000248767A (ja) 立体駐車設備のゲート装置
JP2019194048A (ja) ホームドア
KR102656340B1 (ko) 승강식 차수문
CN111115419A (zh) 一种便于维修的电梯轿厢
KR20140135186A (ko) 다수의 섹션들로 이루어진 이동식 밀폐 빌딩
CN216841385U (zh) 一种悬浮式防暴防汛门
CN113216826A (zh) 一种悬浮式防暴防汛门
CN113216719B (zh) 新型立体停车库
KR102543923B1 (ko) 반자동 현수막 게시대

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180528

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180823

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6561416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees