JP6560081B2 - Rfid通信用ゲート - Google Patents

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Description

本発明は、監視対象となる施設の出入り口等に設置され、その出入り口を通過する人若しくは移動体に備えられた無線機器との間で無線通信するのに利用される通信用ゲートに関する。
この種の通信用ゲートは、ゲートを通過する人若しくは移動体に備えられた無線機器(例えばRFIDタグ)との間で、アンテナ装置を介して良好な無線通信ができるようにするためのものである。
このため、この種の通信用ゲートにおいては、ゲートの側壁部分に、電波を吸収可能な電波吸収体からなる板材と、電波を反射可能な導電体からなる反射板とを、重ねて配置することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この提案の通信用ゲートによれば、電波吸収体を、反射板よりもゲートの内側に配置することで、無線通信用の電波がゲート内で反射したり、ゲートの外に漏れ出したりするのを防止できる。また、反射板を、電波吸収体よりもゲートの外側に配置することで、ゲートの外から入射してくる電波を反射板にて反射し、ゲート内に不要な電波が侵入するのを防止できる。
特開2008−234527号公報
ところで、上記提案の通信用ゲートにおいては、側壁を構成する電波吸収体及び反射板が、ゲートの高さ方向全域をカバーできるように、長尺状に形成されており、その高さ方向の長さは、ゲートを通過する人の背丈よりも長くなっている。
このため、通信用ゲートを運搬、設置する際の作業性が悪く、例えば、期間限定で開催されるイベント会場で使用するような場合には、運搬・設置を繰り返し行うことになるため、その作業が極めて面倒になるという問題があった。また、設置場所によっては、通信用ゲートの構成部材(側壁等)を搬入することができないこともある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、運搬・設置作業を容易に行うことのできる通信用ゲートを提供することを目的とする。
本発明の通信用ゲートには、通路を挟んで対向配置される一対の壁用枠部が備えられている。この壁用枠部には、それぞれ、電波を吸収可能な電波吸収体にて構成された側壁部が設けられており、側壁部の通路とは反対側(つまりゲートの外側)には、電波を反射可能な導電体にて構成された反射板が設けられている。
このため、本発明の通信用ゲートによれば、側壁部を構成する電波吸収体により、ゲート内のアンテナ装置や無線機器から放射された電波が側壁部で反射したり、外に漏れ出したりするのを抑制できる。また、反射板により、ゲートの外から入射してくる電波を低減し、ゲート内に不要な電波が侵入するのを抑制できる。
また、本発明の通信用ゲートにおいては、一対の壁用枠部が、それぞれ、通路の上方から下方にかけて複数に分割された分割枠部と、分割枠部同士を連結する枠部連結具とにより構成されている。そして、側壁部は、各壁用枠部を構成する分割枠部にそれぞれ固定できるように、複数の部分側壁部にて構成されている。
従って、本発明の通信用ゲートによれば、上述した従来装置に比べて、窓用枠部を構成する分割枠部や分割枠部に設けられる部分側壁部のゲートの高さ方向の長さを短くすることができ、その運搬及び設置作業を容易に行うことができる。
ここで、反射板は、側壁部とは別体の導電体(導電板)にて構成してもよい。また、部分側壁部が板状である場合には、その板面に積層することで構成してもよい。
そして、部分側壁部に反射板を積層する場合には、分割枠部同士を枠部連結具を介して連結した際に、反射板同士を電気的に接続する接続部を設けるとよい。
つまり、このようにすれば、分割枠部同士を枠部連結具にて連結した際に部分側壁部同士の間に形成される隙間を介して電波が通過するのを防止できる。
また、このように接続部を設ける場合、接続部は、接続対象となる各部分側壁部の端縁に設けられた金属板と、各部分側壁部が壁用枠部に固定されているときに接続対象となる各部分側壁部の金属板の間に配置されて、弾性変形することにより反射板同士を電気的に接続する弾性部材とにより構成してもよい。また、接続部は、導電性を有する粘着テープにて構成されていてもよい。
また、枠部連結具は、分割枠部同士を折り畳み可能に連結するように構成されていてもよい。このようにすれば、枠部連結具を介して分割枠部同士を連結した状態で、壁用枠部を折り畳むことができるようになり、壁用枠部の運搬、組み立て等をより簡単に行うことができる。
なお、この場合、接続部は、枠部連結具における部分側壁部との対向位置に設けるようにすれば、部分側壁部に設けられた反射板同士を簡単に接続することが可能となる。
また、反射板を、側壁部とは別体で構成する場合には、壁用枠部を構成する複数の分割枠部のうち、上端側若しくは下端側に配置される分割枠部に固定された芯材に対し、引き出し可能に巻回された導電性シートにて構成されていてもよい。
このようにすれば、通信用ゲートを組み立てた後、芯材から導電性シートを引き出すことで、側壁の裏面に反射板を配置することができ、その設置を簡単に行うことができる。
また、本発明の通信用ゲートにおいては、一対の壁用枠部の上端同士を連結することで、通路を跨ぐように配置される天用枠部が備えられていてもよい。
このようにすれば、壁用枠部の上端同士を天用枠部にて連結することで、通路を左右及び上方から囲むゲートを形成できることになり、ゲートの組み立て時や組み立て後に壁用枠部(延いては側壁部)が倒れるのを防止することができる。
また、上述した各枠部は、電波を透過可能な板材にて扁平な箱状に組み立てられていてもよく、或いは、枠の外形を構成するための棒状部材と棒状部材同士を連結する棒状部材連結具とにより壁面のない中空の枠体として構成されていてもよい。
そして、上記各枠部を棒状部材と棒状部材連結具とにより構成すれば、通信用ゲートを簡単に組み立て・分解することができるだけでなく、その運搬も極めて容易に行うことができる。
よって、各枠部をこのように構成すれば、期間限定で開催されるイベント会場で使用するような場合に、パーツの搬送及び組み立て作業をより簡単に行うことができ、使い勝手を向上することができる。
また、ゲート内を通過する人や移動体に備えられた無線機器との間で無線通信するためのアンテナ装置は、通信用ゲートとは別体で構成されていてもよいが、壁用枠部の少なくとも一方に、側壁部よりも通路側に固定されていてもよい。
そして、このようにアンテナ装置を壁用枠部に固定するようにすれば、アンテナ装置の設置場所を別途設ける必要がないので、通信用ゲートの使い勝手を向上できる。
実施形態のRFID通信用ゲートの外観を表す斜視図である。 図1のRFID通信用ゲートからゲートの内壁を構成する化粧板及び天用枠部を外した状態を表す斜視図である。 図2のRFID通信用ゲートからアンテナ装置を外した状態を表す斜視図である。 壁用枠部と側壁部とを分解した状態を表す斜視図である。 分割枠部及び部分側壁部の連結部分を表す断面図である。 部分側壁部同士を導電性粘着シールにて接続した構成例を表す断面図である。 部分側壁部同士を蝶番にて接続した構成例を表す断面図である。 壁用枠部に対し導電性シートからなるスクリーンを設けた例を表す断面図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態のRFID通信用ゲート2は、例えば、監視対象となる施設の出入り口に設けられて、その出入り口を通過する通行人が所持する物品に添付されたRFIDタグから識別情報を読み取るためのものである。
このため、図1〜図3に示すように、RFID通信用ゲート2は、出入り口の通路を左右側方及び上方から囲むことで、人が通過可能な領域を制限する枠体10と、枠体10を介して出入り口の通路を挟むように対向配置される一対の側壁部32、34を備える。
枠体10は、出入り口の通路を挟んで対向配置される一対の壁用枠部12、14と、壁用枠部12、14の上端同士を連結する天用枠部16とにより構成され、側壁部32、34は、それぞれ、壁用枠部12、14に固定されている。
また、図2に示すように、壁用枠部12、14及び天用枠部16は、それぞれ、棒状で中空円筒形の複数のパイプ18と、そのパイプ18を連結するパイプ連結具20とにより構成されている。なお、このパイプ連結具20は、本発明の棒状部材連結具に相当する。
ここで、天用枠部16は、4本のパイプ18を使って、矩形の枠形状に組み立てられている。また、天用枠部16は、通路を跨ぐように配置されることから、矩形の枠の内側には、通路の幅方向に間隔を空けて左右の外枠と略平行となるように配置された複数(図では2本)のパイプ18が連結されている。
一方、壁用枠部12、14は、その高さを、通路を通過する人の背丈よりも高くする必要があることから、外枠を全て一本のパイプ18で構成すると、ゲートの高さ方向の外枠を構成するパイプ18が長くなりすぎ、運搬時や組み立て時の作業性が悪くなる。
このため、壁用枠部12、14は、図3に示すように、ゲートの高さ方向に複数(本実施形態では2つ)に分割された分割枠部12a、12b、14a、14bと、分割枠部12aと12b、14aと14bを、それぞれ、連結する枠部連結具21とにより構成されている。
また、壁用枠部12、14は、通路の左右に立設させて、側壁部32、34を固定する必要があることから、壁用枠部12、14を構成する分割枠部12a、12b、14a、14bは、それぞれ、12本のパイプを使って矩形の箱形状に組み立てられている。
つまり、分割枠部12a、12b、14a、14bは、通路側で矩形の枠を形成する4本のパイプ18と、この枠に平行に配置される外側の枠を形成する4本のパイプ18と、この2つの枠の角を連結する4本のパイプ18とにより構成されている。
従って、分割枠部12a、12b、14a、14bは、この連結用のパイプの長さによって決まる厚みを有する、扁平な箱形状になっている。
次に、側壁部32、34は、分割枠部12a、12b、14a、14bに対しそれぞれ固定できるように、複数(本実施形態では2つ)の部分側壁部32a、32b、34a、34bに分けられている。
そして、これら各部分側壁部32a、32b、34a、34bは、それぞれ、分割枠部12a、12b、14a、14bを構成するパイプ18の内、通路とは反対側(つまり外側)で矩形の枠を構成するパイプに固定されている。
また、壁用枠部12、14には、RFIDタグとの間で無線通信を行うための複数(本実施形態では4つ)のアンテナ装置62、64、66、68が固定されている(図2、図3参照)。
このうち、アンテナ装置62は、壁用枠部12を構成する下方の分割枠部12bに固定され、アンテナ装置64は、壁用枠部14を構成する上方の分割枠部14aに固定され、アンテナ装置68は、壁用枠部14を構成する下方の分割枠部14bに固定されている。
また、アンテナ装置66は、壁用枠部14を構成する分割枠部14aと分割枠部14bとが接続される部分に、これら各分割枠部14a、14bを跨ぐように固定されている。
これら各アンテナ装置62、64、66、68の分割枠部12b、14a、14bへの固定は、分割枠部12b、14a、14bを構成するパイプ18の内、通路側で矩形の枠を構成し、且つ、中心軸がゲートの高さ方向に配置される2本のパイプ18を連結するように行われる。
つまり、各アンテナ装置62、64、66、68は、パッチアンテナ等からなる平面アンテナを矩形のアンテナケース内に収納することにより構成されている。
そして、そのアンテナケースの長手方向両端側を、固定具70を介して上記2本のパイプに固定することにより、壁用枠部12、14に固定されている。
また、分割枠部12a、12b、14a、14bの通路側のパイプ18(詳しくはゲートの高さ方向に配置される2本のパイプ18)には、通路側からアンテナ装置62、64、66、68を覆うように、固定具70を介して、化粧板36a、36b、38a、38bが固定されている。
なお、化粧板36a、36b、38a、38bは、電波を透過可能な合成樹脂製の板である。また、固定具70は、パイプ18に嵌め込み、固定対象物(アンテナ装置や化粧板、部分側壁部、等)をねじ72(図5参照)で固定できるようになっている。
次に、側壁部32、34を構成する部分側壁部32a、32b、34a、34bは、電波吸収体にて構成されている。そして、その裏面(通路とは反対側で、分割枠部12a、12b、14a、14bへ固定される側)には、電波を反射する反射板としてのアルミシート40が貼り付けられている(図5参照)。
そして、固定具70は、部分側壁部32a、32b、34a、34bの分割枠部12a、12b、14a、14bへの固定にも利用されるが、図4、図5に示すように、その固定時には、一端縁がL字状に屈曲された金属板50が利用される。
この金属板50は、部分側壁部32a、32b、34a、34bが固定された分割枠部12aと12b、及び、14aと14bを、それぞれ、上下に配置して枠部連結具21で連結した際に、各部分側壁部32a、32b、34a、34bの裏面のアルミシート40同士を電気的に接続するためのものである。
つまり、図5に示すように、金属板50は、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)において、上下に配置した際に互いに対向する端縁に沿って、アルミシート40の端縁側を覆うように配置される。また、金属板50において、L字状に折り曲げられた端縁部分は、各部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)の対向面側に配置される。
そして、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)は、このように裏面側に金属板50が配置された状態で、固定具70を介して、分割枠部12a、12b、14a、14bに固定される。
また、このように部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)が固定された分割枠部12a、12b(又は14a、14b)を枠部連結具21で連結した際に、互いに対向して配置される金属板50の端縁部分には、接続部材60が設けられている。
この接続部材60は、導電性で弾性変形可能な弾性部材(例えば、ウレタンフォーム周囲に導電布を設けたソフトガスケット、導電性ゴム、等)にて構成されており、上下に配置された金属板50の端縁部分に挟まれることで、金属板50同士、延いては、部分側壁部32aと32b(又は34aと34b)のアルミシート40同士を電気的に接続する。
従って、分割枠部12a、12b、及び、14a、14bを枠部連結具21で連結して、壁用枠部12、14を組み立てた際には、部分側壁部32a、32b、及び、34a、34bの裏面のアルミシート40が電気的に接続され、側壁部32、34全体で、ゲートの外から侵入してくる電波を反射することができるようになる。
なお、図4、図5に示すように、上方に配置される分割枠部12a、14aにおいて、上方の開口部分は金属板54で閉塞され、部分側壁部32a、34aよりも上方の開口部分も、金属板52で閉塞されている。これは、この開口部分を電波が通過するのを防止するためである。
また、図4、図5に示すように、本実施形態の部分側壁部32a、32b、34a、34bは、高さが金属板50よりも短く板面全体が金属板50に固定される壁部と、分割枠部12a、12b、14a、14bの残りの壁面の略全域を覆う壁部とに分割されている。これは、ゲートの組み立て時の作業性を考慮したためであり、部分側壁部32a、32b、34a、34bは必ずしも分割する必要はない。
また、図4、図5に示すように、部分側壁部32a、32b、34a、34bを分割した場合、板面全体が金属板50に固定される壁部には、裏面にアルミシート40が設けられていないものを用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態のRFID通信用ゲート2は、監視対象となる通路を挟んで一対の側壁部32、34が設けられている。
側壁部32、34は、それぞれ、ゲートの高さ方向に2つの部分側壁部32a、32b、34a、34bに分割され、部分側壁部32a、32b、34a、34bは、上下に配置されて枠部連結具21を介して連結される分割枠部12a、12b、14a、14bに固定されている。
このため、本実施形態のRFID通信用ゲート2によれば、上述した従来装置に比べて、側壁部32、34及び壁用枠部12、14を構成する部材の、ゲートの高さ方向の長さを短くすることができ、その運搬及び設置作業を容易に行うことができる。
また、部分側壁部32a、32b、34a、34bは、板状の電波吸収体にて構成されており、その裏面(通路とは反対側の面)には、アルミシート40が貼り付けられている。
このため、本実施形態のRFID通信用ゲート2によれば、部分側壁部32a、32b、34a、34bを構成する電波吸収体により、アンテナ装置62、64、66、68から放射された電波が外に漏れ出すのを防止できる。また、アルミシート40が電波の反射板として機能することから、ゲートの外から入射してくる電波を遮断することができる。
また、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)が上下に配置されて、側壁部32(又は34)を構成する際には、上下の部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)のアルミシート40が、金属板50及び接続部材60を介して電気的に接続される。
そして、金属板50及び接続部材60は、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)において互いに対向する端縁に沿って連続的に配置されることから、上下に配置された部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)の間を電波が通過するのを防止できる。
よって、本実施形態のRFID通信用ゲート2によれば、アンテナ装置62、64、66、68を介して、ゲート内を通過するRFIDタグとの通信を良好に行うことができるようになる。
従って、アンテナ装置62、64、66、68を、RFIDリーダライタに接続して、RFIDタグから情報を読み取るようにすれば、情報を高精度に読み取ることができるようになる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、上下に配置された部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)のアルミシート40は、金属板50と接続部材60とを介して電気的に接続されるものとして説明した。
これに対し、図6に示すように、アルミシート40の裏面(通路とは反対側)から導電性の粘着テープ61を貼り付けることで、上下に配置された部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)のアルミシート40同士を電気的に接続するようにしてもよい。
なお、この場合、図6に示すように、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)同士の接続位置が、分割枠部12a、12b(又は14a、14b)の連結部分の高さ位置よりも上方(又は下方)にずれるように、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)のゲートの高さ方向の長さを設定するとよい。
このようにすれば、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)を分割枠部12a、12b(又は14a、14b)に固定してから、分割枠部12a、12b(又は14a、14b)同士を連結し、その裏面側から粘着テープ61を貼り付けることができるので、ゲートの組み立て作業をより簡単に行うことができる。
また、上下の分割枠部12a、12b(又は14a、14b)の連結には、図7に例示すように、2本のパイプ18を平行に配置した状態で、各パイプ18を中心軸周りに回動可能に連結するレール状の枠部連結具76を用いるようにしてもよい。
この場合、分割枠部12a、12b(又は14a、14b)を上下に配置して、一つの壁用枠部12(又は14)として機能させる際には、図7に示すように高さ方向のパイプ18が真っ直ぐ並ぶように、位置決め用の固定具74で固定するようにすればよい。
なお、図7において、(a)は、分割枠部12a、12b(又は14a、14b)の接続部分を、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)が配置される通路側から見た状態を表す正面図である。
また、(b)は、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)が固定された分割枠部12a、12b(又は14a、14b)の接続部分を、(a)の右側からみた断面図である。
RFID通信用ゲート2を、図7に示すように構成すれば、分割枠部12a、12b(又は14a、14b)同士を枠部連結具76にて連結した状態で、壁用枠部12(又は14)を折り畳むことができる。このため、設置場所でのゲートの組立を、より簡単に行うことができるようになる。
なお、この場合、枠部連結具76には、レール状のものではなく、蝶番のようなヒンジを利用してもよい。
また、枠部連結具76には、各分割枠部12a、12b(又は14a、14b)に固定される部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)の裏面に当接されて、その裏面のアルミシート40同士を電気的に接続する接続部材78を設けるとよい。
そして、この接続部材78は、各分割枠部12a、12b(又は14a、14b)の連結部分を回動させた際に変形できるように、上述したソフトガスケットや導電性ゴム等からなる導電性の弾性部材にて構成するとよい。
次に、上記実施形態では、電波吸収体にて構成される部分側壁部32a、32b、34a、34bの裏面(通路とは反対側の面)には、電波を反射する反射板として、アルミシート40が貼り付けられている(換言すれば積層されている)ものとして説明した。
これに対し、反射板は、図8に示すように、部分側壁部32a、32b(又は34a、34b)にて構成される側壁部32(又は34)の裏面全体を覆うように、側壁部32(又は34)とは別体で構成された導電性シート80にて構成してもよい。
この導電性シート80は、芯材82に巻回され、図示しないコイルばね等によってシートの引き出し・巻き戻しが可能なケース84内に、所謂スクリーンとして収納されている。このため、導電性シート80は、必要に応じてケース84から引き出すことにより、側壁部32(又は34)の裏面全域に配置して、電波を遮断することができる。
そして、この場合、側壁部32(又は34)の裏面に配置する反射板を、ゲートの高さ方向に複数に分割する必要がないので、金属板50や接続部材60等を設ける必要がなく、RFID通信用ゲート2の構成を簡単にすることができる。
一方、上記実施形態では、電波吸収体にて構成される部分側壁部32a、32b、34a、34bは板状であり、その板面は平坦であるものとして説明したが、板面が波形形状、或いは複数の突起が分散して形成された凹凸形状であってもよい。
また、上記実施形態では、壁用枠部12、14及び天用枠部16は、それぞれ、棒状で中空円筒形の複数のパイプ18と、そのパイプ18を連結するパイプ連結具20とにより構成されるものとして説明したが、パイプ18の断面形状は矩形であってもよい。また、パイプに代えて、例えば、断面がコの字状、或いはL字状の棒状部材を用いるようにしてもよい。
また、壁用枠部12、14及び天用枠部16は、必ずしも、パイプ等の棒状部材にて枠部の外形を形成する必要はなく、電波を透過可能な板材を使って扁平な箱状に形成されていてもよい。
この場合、壁用枠部12、14を構成する分割枠部12a,12b,14a,14bも箱状に形成されることになり、電波吸収体にて構成される部分側壁部32a、32b、34a、34bは、その箱の内部に収納すればよい。
従って、この場合、部分側壁部32a、32b、34a、34bは、必ずしも板状に形成する必要はなく、例えば、電波吸収体からなる小型で任意形状の部材を、部分側壁部を構成する箱の中に詰め込むことによって、部分側壁部32a、32b、34a、34bを構成するようにしてもよい。
また次に、上記実施形態では、RFIDタグから識別情報を取得するのに用いられるRFID通信用ゲート2について説明したが、本発明の通信用ゲートは、ゲート内の無線機器との間で無線通信するためのものであればよい。
つまり、本発明の通信用ゲートにおいて、通信対象となる無線機器は、RFIDタグに限定されるものではなく、例えば、自動車等の移動体に搭載された無線端末や、ゲートを通過する人が所持した携帯端末、等であってもよい。
また、上記実施形態のRFID通信用ゲート2には、アンテナ装置62、64、66、68が組み付けられるものとして説明したが、アンテナ装置は、通信用ゲートとは別体とし、専用の支持部材を使ってゲート内に配置するようにしてもよい。
2…RFID通信用ゲート、10…枠体、12,14…壁用枠部、12a,12b,14a,14b…分割枠部、16…天用枠部、18…パイプ、20…パイプ連結具(棒状部材連結具)、21…枠部連結具、32,34…側壁部、32a,32b,34a,34b…部分側壁部、36a,36b,38a,38b…化粧板、40…アルミシート(反射板)、50,52,54…金属板、60…接続部材、61…粘着テープ、62,64,66,68…アンテナ装置、70…固定具、72…ねじ、74…固定具、76…枠部連結具、78…接続部材、80…導電性シート、82…芯材、84…ケース。

Claims (8)

  1. 通路を挟んで対向配置される一対の壁用枠部と、
    前記一対の壁用枠部にそれぞれ固定され、電波を吸収可能な電波吸収体にて構成された側壁部と、
    前記側壁部の前記通路とは反対側に配置され、電波を反射可能な導電体にて構成された反射板と、
    を備え、
    前記一対の壁用枠部は、それぞれ、前記通路の上方から下方にかけて複数に分割された分割枠部と、該分割枠部同士を連結する枠部連結具とにより構成され、
    前記側壁部は、前記各壁用枠部を構成する分割枠部にそれぞれ固定できるように複数の部分側壁部にて構成されており、
    しかも、前記一対の壁用枠部には、それぞれ、各壁用枠部に固定された前記側壁部にて挟まれる前記通路内のRFIDタグとの間で無線通信を行うためのアンテナ装置が、前記側壁部よりも前記通路側に位置するように、上下方向に間隔を空けて複数取り付けられている、RFID通信用ゲート。
  2. 前記反射板は、前記複数の部分側壁部にそれぞれ積層されており、
    前記側壁部は、前記部分側壁部に積層された反射板同士を電気的に接続する導電性の接続部を備えている、
    請求項1に記載のRFID通信用ゲート。
  3. 前記接続部は、
    接続対象となる前記各部分側壁部の端縁に設けられた金属板と、
    前記各部分側壁部が前記壁用枠部に固定されているとき、接続対象となる前記各部分側壁部の前記金属板の間に配置され、弾性変形することにより前記反射板同士を電気的に接続する弾性部材と、
    を備えている、請求項2に記載のRFID通信用ゲート。
  4. 前記接続部は、導電性を有する粘着テープにて構成されている、請求項2に記載のRFID通信用ゲート。
  5. 前記枠部連結具は、前記分割枠部同士を折り畳み可能に連結するよう構成され、
    前記接続部は、前記枠部連結具における前記部分側壁部との対向位置に設けられている、
    請求項2に記載のRFID通信用ゲート。
  6. 前記反射板は、前記壁用枠部を構成する複数の分割枠部のうち、上端側若しくは下端側に配置される分割枠部に固定された芯材に対し、引き出し可能に巻回された導電性シートにて構成されている、請求項1に記載のRFID通信用ゲート。
  7. 前記一対の壁用枠部の上端同士を連結し、前記通路を跨ぐように配置される天用枠部を備えている、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のRFID通信用ゲート。
  8. 前記分割枠部は、枠の外形を構成するための棒状部材と該棒状部材同士を連結する棒状部材連結具とにより構成されている、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のRFID通信用ゲート。
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