JP6558677B2 - 金属補強木材製柵 - Google Patents

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Description

本発明は、主として間伐材等の木材に金属心材を通した金属補強木材を使用した金属補強木材製柵に関する。
近年の杉材の値下がりから、多く植林された杉林の間伐材の処理が困難となり、多くは伐採したものをそのまま放置した状態が多くなっている。このような間伐材の利用方法として、木柵が考えられており、その多くの木柵は、土中に立てた支柱に横材をボルトの縫い差にて固定したものや、横材の端部にジョイントリングを突設させたジョイント金具を固定し、ジョイントリングを木製支柱に立てた金属シャフトに嵌合させるとともに、この金属シャフト外に木製の中間スペーサ―を嵌合させ、上下ジョイントリング間の間隔を維持させるとともに、支柱全体を連続した1本の支柱状の外観を呈するようにしたもの(特許文献1)がある。
また、擬木を使用した柵として、管状心材の外周に合成樹脂材を固着して擬木を形成し、この管状心材入りの擬木を支柱及び横材に使用し、支柱を横切る方向に貫通させた棒状の連結材を使用するとともに、支柱を間にして突合せ配置にした横材の端部間を、前記連結材による両横材中の管状心材端部間の連結により両横材と支柱とを連結した擬木柵が知られている(特許文献2)。
特開2004―285807号公報 特開平6−117150号公報
上述した従来の支柱と横材をボルトの縫い差しによって固定している構造のものや、特許文献1に示されるような横材端部にジョイント金具を固定し、これを支柱に対して固定するようにしたものは、支柱及び横材の強度を自然木の強度に頼っているものであるため、特に腐食し易い間伐材を使用したような場合には、短期間で強度が低下し、放置すると人の体重が掛かった場合に、たやすく折れるという危険な状態が数年で到来する。防腐剤の使用にて腐食を抑えることも可能であるが、それでも多少の耐用年数が永くなるに過ぎず、腐食時には同様に危険な状態となるという問題がある。
また、特許文献2に示される如き合成樹脂製の擬木を使用したものは、自然木に近い外観を呈してはいるものの、自然木の外観や感触とは異なり、自然の景観を損なうことが多く、真正の木材とはぬくもり感が大きく異なり、自然木に匹敵するものではない。
また、特許文献1に示されているような支柱と横材との連結構造も自然木を使用した支柱及び横材の連結には強度確保の上からそのまま使用することはできない。
本発明は、上述のような従来の問題に鑑み、多くは立木間に廃棄されている間伐材を使用でき、耐久性に富み、木質部分に腐食が生じても、柵の強度が維持され、安全性の高く、擬木では得られない感触及び外観の金属補強木材製柵の提供を目的としてなされたものである。
上述した従来の問題を解決するための請求項1の発明の特徴は、下端がコンクリート基礎部材に固定された複数の支柱と、該支柱に端部を固定して隣り合う支柱間に架け渡した横材とを有し、前記支柱は、木製の支柱本体部内に支柱補強と支柱立設とを兼用させた支柱内金属棒材が支柱軸心方向に向けて挿通されて構成されており、前記横材は、木製の横材本体部内に横材補強と横材端部連結とを兼用させた横材内金属棒状材が軸心方向に向け、該横材本体部に対して回転不能にて挿通され、且つ、前記横材内金属棒状材の両端を前記横材本体部の両端に突出させ、該突出部分外周に雄ネジを備え、前記支柱は、前記支柱内金属棒状材の下端を前記コンクリート基礎部材に固定し、上端部にナットを嵌合させて前記支柱本体部の上端を下側に締め付けることによって立設され、前記支柱には、前記横材の先端が嵌め合わされる横材嵌合用凹陥部が左右に形成され、該両横材嵌合用凹陥部の最奥部間の支柱本体部に筒ネジ貫通孔が形成され、該筒ネジ貫通孔内に内面に雌ネジを形成した横材間連結金具の筒ネジを回転不能に嵌合させ、該筒ネジ内にその両端から前記横材の先端の雄ネジをそれぞれ螺嵌させることによって横材を支柱に支持させるとともに横材間を連結させた金属補強木材製柵にある。
請求項2の発明は、請求項1の構成に加え、前記横材間連結金具は、前記横材先端に突出させた雄ネジが両端から螺嵌される筒ネジを有し、該筒ネジの一端外周に固定用プレートを備え、該固定用プレートを前記横材嵌合用凹陥部間の支柱本体部にネジ止めしていることにある。
請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加え、前記横材には、その両端に前記横材内金属棒状材の両端が貫通された端部金具がそれぞれ固定されていることにある。
請求項4の発明は、請求項3の構成に加え、前記両端部金具の一方を前記横材内金属棒状材の端部外周に溶接していることにある。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1の構成に加え、前記支柱の支柱本体部内に、前記支柱内金属棒材を互いに間隔を隔てて一対挿通させ、該両支柱内金属棒材の下端をそれぞれコンクリート基礎部材に固定し、両支柱内金属棒材の上端に前記支柱本体部を下側に締結するナットを螺合させ、該ナットの上側の支柱内金属棒材の上端部に支持プレートを該支柱内金属棒材に対して上下動不能に固定し、該支持プレートの下面に、縦向きの横材保持プレートの上端を一体化させ、該横材保持プレートを前記支柱本体部の中心部分内に縦向きに挿通させ、該横材保持プレートに開けた横材間連結金具吊り孔内に前記横材間連結金具の筒ネジを嵌合させ、該筒ネジの上下方向の動作を規制させたことにある。
請求項6の発明は、請求項5の構成に加え、前記支柱本体部の上端に当接させてその上面側を覆う支柱頭を備え、該支柱頭部と前記支柱内金属棒材の上端部に固定した支持プレートの上面とをボルトナットの螺合構造によって固定したことにある。
本発明の金属補強木材製柵は、下端がコンクリート基礎部材に固定された複数の支柱と、該支柱に端部を固定して隣り合う支柱間に架け渡した横材とを有し、前記支柱は、木製の支柱本体部内に支柱補強と支柱立設とを兼用させた支柱内金属棒材が支柱軸心方向に向けて挿通されて構成されており、前記横材は、木製の横材本体部内に横材補強と横材端部連結とを兼用させた横材内金属棒状材が軸心方向に向け、該横材本体部に対して回転不能にて挿通され、且つ、前記横材内金属棒状材の両端を前記横材本体部の両端に突出させ、該突出部分外周に雄ネジを備え、前記支柱は、前記支柱内金属棒状材の下端を前記コンクリート基礎部材に固定し、上端部にナットを嵌合させて前記支柱本体部の上端を下側に締め付けることによって立設され、前記支柱には、前記横材の先端が嵌め合わされる横材嵌合用凹陥部が左右に形成され、該両横材嵌合用凹陥部の最奥部間の支柱本体部に筒ネジ貫通孔が形成され、該筒ネジ貫通孔内に内面に雌ネジを形成した横材間連結金具の筒ネジを回転不能に嵌合させ、該筒ネジ内にその両端から前記横材の先端の雄ネジをそれぞれ螺嵌させることによって横材を支柱に支持させるとともに横材間を連結させたことにより、間伐材を効果的に利用することができ、また支柱及び横材共に金属棒材によって補強され、支柱及び横材の木製部分が腐食して脆弱化しても、柵自体は金属棒材によって形状が維持されることとなり、人がもたれかかったとしても容易に倒れることがなくなり、木材の弱点である腐食が管理者の知らないうちに進行していたとしても、これが崩れることによる危険が防止できる。
本発明は、上記構成に加え、前記横材先端に突出させた雄ネジが両端から螺嵌される筒ネジを有し、該筒ネジの一端外周に固定用プレートを備え、該固定用プレートを前記横材嵌合用凹陥部間の支柱本体部にネジ止めしていることにより、横材間は、支柱内金属棒材を通した支柱を挟んで、金属製の筒ネジを介して連結されることとなり、両横材及び支柱間の結合が木製の材料の内部で強固に連結されることとなり、これらの金属材料を含めた金属補強木材製柵の耐久性が高いものとなる。
本発明は、上記の構成に加え、前記横材には、その両端に前記横材内金属棒状材の両端が貫通された端部金具がそれぞれ固定されていることにより、木製の横材本体部に対する横材内金属棒状材の組み込み構造が強固なものとなる。
本発明は、上記の構成に加え、前記両端部金具の一方を前記横材内金属棒状材の端部外周に溶接していることにより、横材内金属棒状材と横材本体部とを相互に回転不能に組み立てることが容易となり、横材端部の雄ネジの螺合作業が、横材本体部を操作して行うことができ、作業性がよく、連結も強固なものとなる。
本発明は、上記の構成に加え、前記支柱の支柱本体部内に、前記支柱内金属棒材を互いに間隔を隔てて一対挿通させ、該両支柱内金属棒材の下端をそれぞれコンクリート基礎部材に固定し、両支柱内金属棒材の上端に前記支柱本体部を下側に締結するナットを螺合させ、該ナットの上側の支柱内金属棒材の上端部に支持プレートを該支柱内金属棒材に対して上下動不能に固定し、該支持プレートの下面に、縦向きの横材保持プレートの上端を一体化させ、該横材保持プレートを前記支柱本体部の中心部分内に縦向きに挿通させ、該横材保持プレートに開けた横材間連結金具吊り孔内に前記横材間連結金具の筒ネジを嵌合させ、該筒ネジの上下方向の動作を規制させたことにより、横材間連結金具の筒ネジが、横材保持プレート、支持プレートを介して支柱内金属棒材に対して吊下げられた構造となり、木材である支柱本体部が腐食して強度が低下したとしても横材を通じて筒ネジに掛かる下向きの荷重は、支柱内金属棒材に支えられることとなり、危険に至るまでの時間が長くなり、メンテナンスが容易となる。
本発明は、上記の構成に加え、前記支柱本体部の上端に当接させてその上面側を覆う支柱頭を備え、該支柱頭部と前記支柱内金属棒材の上端部に固定した支持プレートの上面とをボルトナットの螺合構造によって固定したことにより、支柱内金属棒材が通された支柱頭部を体裁よく覆うことができる。
本発明の金属補強木材製柵に関する一実施例の完成状態を示す正面図である。 同上の金属補強木材製柵の支柱部分の縦断面図である。 同支柱の上端部に使用する金具を示すもので(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図1に示す金属補強木材製柵の横材と支柱との結合部分をしめす縦断面図である。 同上の横材の縦断面図である。 同上の横材間連結金具をしめすもので、(a)は部分縦断側面図、(b)は正面図である。 図1に示す金属補強木材製柵の端駒材固定部分の縦断面図である。 本発明に係る金属補強木材製柵の他の実施例の横材連結部分を示す縦断面図である。
本発明の実施の形態を、図面について説明する。
図において符号1は支柱1であり、2は横材、3は土中に設置した場所打ちコンクリートによるコンクリート基礎部材3である。このコンクリート基礎部材1は、場所打ちコンクリートの他、工場生産によるコンクリートブロックであってもよい。
支柱1は、木製の支柱本体部5内に支柱補強と支柱立設とを兼用させた一対の支柱内金属棒材6,6が支柱軸心方向に向けて挿通されて構成されている。支柱内金属棒材6,6は、支柱本体部5の軸方向に間隔を隔てて平行配置に挿通されており、その下端がコンクリート基礎部材3の上面に埋め込まれたアンカーナット4,4にネジ込まれて立設されている。
両支柱内金属棒材6,6は、その上端が支柱本体部5の上端に形成した凹陥部7内に突出しており、その凹陥部7内で支柱内金属棒材6,6に支柱締付けナット8,8が螺合されている。このナット8,8を締め付けて支柱1をコンクリート基礎部材3に押し付けることによって支柱1をコンクリート基礎部材3に立設させている。
支柱内金属棒材6,6の上端には、前記支柱締付けナット8,8の上側に支持プレート9が、両支柱内金属棒材6,6に跨らせて嵌合されている。この支持プレート9の上側の支柱内金属棒材6,6に支持プレート固定用ナット10,10が螺嵌され、これを締め付けることにより両ナット8,10間に支持プレート9が挟まれて支柱内金属棒材6,6に対して上下動不能に固定されている。
尚、支柱内金属棒材6,6に対する支持プレート9の固定は、上述したナット8,10間に挟み込む他、支柱内金属棒材6,6の上端部に先端側を細径にした段部を形成し、この段部に支持プレート9を当接させその上側から支柱内金属棒材6,6上端にナットを締結する等、その他の構造とすることができる。
支柱1の上端には凹陥部7を塞ぐ支柱頭14が嵌めつけられている。この支柱頭14は、支柱本体部5の上端の凹陥部7を塞ぐとともに、デザイン的な頭部形状を構成するものであり、その下面中央に袋ナット13が埋設されている。
一方、支持プレート9の上面中央には支柱頭固定用ボルト12が溶接されている。この支柱頭固定用ボルト12に、袋ナット13を螺嵌させて締め付けることにより、支柱頭14が支柱本体部5の上端に固定されるようになっている。
この支柱頭14と支柱本体部5の接合面周囲に面取りを施し、両面取りが重なることによって形成されるV型溝をコーキング15によって埋めることにより、凹陥部7への雨水の侵入を防いでいる。
支持プレート9の中央下端には、支柱本体部5の中心部分に挿入される横材保持プレート16が垂下された状態で一体化されている。この支柱1に支持させた横材2をささえるものであり、支柱本体部5の頂面の凹陥部7の底面に下向きに開けた縦穴17内に挿入されている。
支柱本体部5の横材固定高さ位置の左右に対称な位置に、横材嵌合用凹陥部20,20が形成されており、その各横材嵌合用凹陥部20,20内にそれぞれ横材2の端部を嵌め込むようにしている。
横材2は、柵の横材として適切な適宜太さの棒状木材からなる横材本体部21と、その中心に挿通した横材内金属棒状材22とから構成されている。横材本体部21としては、杉や檜等の間伐材を使用し、その外周面を削って円柱状に形成した材料が使用できる。尚、円柱状に限らず角柱状であってもよい。
横材本体部21にはその中心に貫通孔23が形成され、その貫通孔23内に円形断面の鋼棒からなる横材内金属棒状材22を貫通させて挿入されている。貫通孔23と横材内金属棒状材22との隙間には、リング状のスペーサ24を介在させ、両者を一体化させている。
横材2の両端には端部金具25a,25bがネジ止めされている。この両端部金具25a,25bは、共に横材本体部21の端面と同径かそれより小径の円盤状をした金属板であり、これに形成した皿孔に皿木ネジ26を貫通させて横材本体部21に対して固定している。
この両端部金具25a,25bの中心にはそれぞれ横材内金属棒状材22が嵌り合う大きさの貫通孔27が形成されており、この貫通孔27内を通して横材内金属棒状材22の先端が横材2の両端に突出されている。
一方の端部金具25aは、その貫通孔27に挿通した横材内金属棒状材22の外周にスポット溶接29によって一体化されている。他方の端部金具25bには、貫通孔27内に横材内金属棒状材22を単に貫通させた状態でその端部を横材2の端部に突き出した状態となっている。
このようにして横材2に貫通させた横材内金属棒状材22の端部には、雄ネジ28が形成されており、これを支柱1内に固定した横材間連結金具30の筒ネジ31に螺嵌させることによって、支柱1に対して固定するとともに、支柱1を挟んで互いに端面が向き合った配置の横材2,2間を連結している。
横材間連結金具30は、前述した横材内金属棒状材22の先端の雄ネジ28が両端から螺合できるように内周面に雌ネジ32を形成した円筒状の筒ネジ31と、その一端の外周にフランジ状の配置に一体化させた固定用プレート33とから構成されている。
横材間連結金具30は、前述した支柱本体部5の両側に形成した横材嵌合用凹陥部20,20の中心部分に連通開口させた筒ネジ貫通孔35に、一方の横材嵌合用凹陥部20から筒ネジ31を挿入し、固定用プレート33をその横材嵌合用凹陥部20の最奥面に皿木ネジ36にて固定している。
この支柱本体部5の筒ネジ貫通孔35が開口されている位置の中心部分には、前述した横材保持プレート16が垂下された状態となっており、この横材保持プレート16は、筒ネジ貫通孔35の中央部分を横切って下方に延長された状態となっており、この横材保持プレート16の筒ネジ貫通孔35に対応する部分にこれと連通する配置に横材間連結金具吊り孔37が開口されている。
横材間連結金具30の支柱1への固定に際し、筒ネジ31を横材保持プレート16の横材間連結金具吊り孔37内に通して筒ネジ貫通孔35内に嵌合させ、固定用プレート33を支柱本体部5に固定することにより、横材間連結金具30は、横材保持プレート16によって吊られた状態となる。
即ち、前述したように横材保持プレート16は、支持プレート9の下面に上端が支持されて垂下されており、支持プレート9は、支柱内金属棒材6,6の支柱締付けナット8,8の上側に支持されているため、支柱本体部5が腐食等の原因によって上下の長さが縮小したとしても、横材間連結金具30は、横材保持プレート16、支持プレート9、ナット8,8を介して支柱内金属棒材6,6に支持された状態となる。
尚、柵の端部においては、図7に示すように、片持ち式に端駒材40を使用する。この端駒材40は、横材本体部21と同系の円柱状の木材を使用し、その端部に端駒材固定金具41が固定されている。
端駒材固定金具41は、端駒材40の直径と同じかそれより小径の円形をした固定用プレート41と、その中心に溶接によって突設した固定用ボルト42とから構成されており、固定用プレート41を端駒材40の端面に皿木ネジ36によって固定し、固定用ボルト42を前述した筒ネジ31に螺合させることによって横材間連結金具30に固定している。尚、固定用ボルト42は、端駒材40の中心に挿入された端駒材内金属棒材43の先端に形成され、固定用プレート41に溶接されている。
上述した例は、横材2,2を、支柱1を挟んで直線方向に連結した例を示しているが、横材2,2の角度を上下方向、又は水平方向に角度を支柱1に対して連結する場合には、図8に示すように、横材間連結金具50に、筒ネジ51を中央より所望の角度に曲げ、その内面に各横材内金属棒状材22,22の雄ネジ28,28を螺合させる雌ネジ52a,52bを形成したものを使用する。
支柱本体部5の両横材嵌合用凹陥部20,20の中心方向を互いに必要な角度を持たせて形成し、その中間の支柱本体部5部分に形成する筒ネジ貫通孔53を、前述した所望の角度に曲がった形状の筒ネジ51を挿入できる形状に形成する。その形状としては、曲がりが小さい場合には、図8に示すように曲がった状態で挿入できるように口径を大きくして偏心させた筒ネジ貫通孔52とすることや、図示してないが一方側を開口側が広がったテーパー状に形成する等の方法が採用できる。
1 支柱
2 横材
3 コンクリート基礎部材
4 アンカーナット
5 支柱本体部
6 支柱内金属棒材
7 凹陥部
8 支柱締付けナット
9 支持プレート
10 支持プレート固定用ナット
11 貫通孔
12 支柱頭部材固定用ボルト
13 袋ナット
14 支柱頭
15 コーキング
16 横材保持プレート
17 縦穴
20 横材嵌合用凹陥部
21 横材本体部
22 横材内金属棒状材
23 貫通孔
24 スペーサ
25a,25b 端部金具
26 皿木ネジ
27 貫通孔
28 雄ネジ
29 スポット溶接
30 横材間連結金具
31 筒ネジ
32 雌ネジ
33 固定用プレート
35 筒ネジ貫通孔
36 皿木ネジ
37 横材間連結金具吊り孔
40 端駒材
41 端駒材固定金具
42 固定用ボルト
50 横材間連結金具
51 筒ネジ
52a,52b 雌ネジ
53 筒ネジ貫通孔

Claims (6)

  1. 下端がコンクリート基礎部材に固定された複数の支柱と、該支柱に端部を固定して隣り合う支柱間に架け渡した横材とを有し、
    前記支柱は、木製の支柱本体部内に支柱補強と支柱立設とを兼用させた支柱内金属棒材が支柱軸心方向に向けて挿通されて構成されており、
    前記横材は、木製の横材本体部内に横材補強と横材端部連結とを兼用させた横材内金属棒状材が軸心方向に向け、該横材本体部に対して回転不能にて挿通され、且つ、前記横材内金属棒状材の両端を前記横材本体部の両端に突出させ、該突出部分外周に雄ネジを備え、
    前記支柱は、前記支柱内金属棒状材の下端を前記コンクリート基礎部材に固定し、上端部にナットを嵌合させて前記支柱本体部の上端を下側に締め付けることによって立設され、
    前記支柱には、前記横材の先端が嵌め合わされる横材嵌合用凹陥部が左右に形成され、該両横材嵌合用凹陥部の最奥部間の支柱本体部に筒ネジ貫通孔が形成され、
    該筒ネジ貫通孔内に内面に雌ネジを形成した横材間連結金具の筒ネジを回転不能に嵌合させ、該筒ネジ内にその両端から前記横材の先端の雄ネジをそれぞれ螺嵌させることによって横材を支柱に支持させるとともに横材間を連結させた金属補強木材製柵。
  2. 前記横材間連結金具は、前記横材先端に突出させた雄ネジが両端から螺嵌される筒ネジを有し、該筒ネジの一端外周に固定用プレートを備え、該固定用プレートを前記横材嵌合用凹陥部間の支柱本体部にネジ止めしている請求項1に記載の金属補強木材製柵。
  3. 前記横材には、その両端に前記横材内金属棒状材の両端が貫通された端部金具がそれぞれ固定されている請求項1又は2に記載の発明の金属補強木材製柵。
  4. 前記両端部金具の一方を前記横材内金属棒状材の端部外周に溶接している請求項3に記載の金属補強木材製柵。
  5. 前記支柱の支柱本体部内に、前記支柱内金属棒材を互いに間隔を隔てて一対挿通させ、該両支柱内金属棒材の下端をそれぞれコンクリート基礎部材に固定し、両支柱内金属棒材の上端に前記支柱本体部を下側に締結するナットを螺合させ、該ナットの上側の支柱内金属棒材の上端部に支持プレートを該支柱内金属棒材に対して上下動不能に固定し、該支持プレートの下面に、縦向きの横材保持プレートの上端を一体化させ、該横材保持プレートを前記支柱本体部の中心部分内に縦向きに挿通させ、該横材保持プレートに開けた横材間連結金具吊り孔内に前記横材間連結金具の筒ネジを嵌合させ、該筒ネジの上下方向の動作を規制させた請求項1〜4に記載の金属補強木材製柵。
  6. 前記支柱本体部の上端に当接させてその上面側を覆う支柱頭を備え、該支柱頭部と前記支柱内金属棒材の上端部に固定した支持プレートの上面とをボルトナットの螺合構造によって固定した請求項5に記載の金属補強木材製柵。
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