JP6557206B2 - 自鳴式盗難防止タグ及び盗難防止システム - Google Patents

自鳴式盗難防止タグ及び盗難防止システム Download PDF

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Description

本発明は、物品に取り付けられ、物品の盗難を防止するためにアラーム音を出力可能な自鳴式盗難防止タグ、及び、これを用いた盗難防止システムに関するものである。
従来から、物品の盗難を防止するために自鳴式盗難防止タグが用いられている。この種の盗難防止タグは、物品に取り付けられた上で非監視状態から監視状態に切り替えられることにより、その後に監視状態のまま盗難防止タグを物品から取り外そうとした場合には、盗難防止タグの本体からアラーム音が出力されるようになっている。
具体的には、盗難防止タグの本体には、本体が物品に取り付けられたときにオン状態となり、本体が物品に取り付けられていないときにオフ状態となるセンサスイッチが設けられている。盗難防止タグの本体を物品に取り付けることによりセンサスイッチをオン状態とした後、非監視状態から監視状態に切り替えることにより、アラーム音が出力可能な状態となる。その後、監視状態のまま盗難防止タグを物品から取り外そうとすることにより、センサスイッチがオン状態からオフ状態に切り替わった場合には、アラーム音が出力されることにより、物品の盗難を防止することができる。
上記のような非監視状態から監視状態への切り替えは、例えば発信装置(リモートコントローラ)を用いて無線信号を発信することにより行うことができる。しかしながら、発信装置を用いなければ非監視状態から監視状態への切り替えを行うことができないような構成では、物品に対する盗難防止タグの取り付け作業を円滑に行うことができない場合がある。
そこで、盗難防止タグの中には、非監視状態から監視状態に切り替えるためのセットスイッチが、センサスイッチとは別に設けられているものがある(例えば、下記特許文献1参照)。この種の盗難防止タグでは、盗難防止タグの本体を物品に取り付けることによりセンサスイッチをオン状態とした後、セットスイッチを操作して非監視状態から監視状態に切り替えることができるように、センサスイッチとセットスイッチとが本体における異なる面に設けられている。
特開2009−301384号公報
しかしながら、上記のような従来の盗難防止タグでは、本体が物品に対して取り付けられているか否か、すなわちセンサスイッチがオフ状態からオン状態に切り替わっているか否かを確認することができない。そのため、本体が物品に対して正確に取り付けられていない状態のままとなる場合があり、円滑かつ正確な取り付けを行うことができないおそれがあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、本体を物品に対して円滑かつ正確に取り付けることができる自鳴式盗難防止タグ、及び、これを用いた盗難防止システムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る自鳴式盗難防止タグは、本体と、セットスイッチと、センサスイッチと、アラーム出力部と、取付状態判定部とを備える。前記本体は、物品に取り付けられる。前記セットスイッチは、前記本体に設けられ、非監視状態から監視状態に切り替えるために操作される。前記センサスイッチは、前記本体に設けられ、前記本体が物品に取り付けられたときにオン状態となり、前記本体が物品に取り付けられていないときにオフ状態となる。前記アラーム出力部は、監視状態において前記センサスイッチがオン状態からオフ状態に切り替わった場合に、アラーム音を出力する。前記取付状態判定部は、前記セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオン状態であるか否かに基づいて、物品に対する前記本体の取付状態を判定する。
このような構成によれば、セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点でセンサスイッチがオン状態であるか否かに基づいて、本体が物品に対して正確に取り付けられているか否かを判定することができる。すなわち、セットスイッチを操作した上で、所定時間が経過するまでに本体を物品に取り付け、センサスイッチがオン状態となれば、本体が物品に対して正確に取り付けられていると判定される。このように、セットスイッチを操作した上で本体を物品に取り付けるという作業を行うだけで、本体が物品に対して正確に取り付けられているか否かを判定することができるため、本体を物品に対して円滑かつ正確に取り付けることができる。
(2)前記自鳴式盗難防止タグは、前記セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオン状態である場合に、非監視状態から監視状態に切り替える監視状態切替部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点でセンサスイッチがオン状態である場合に、本体が物品に対して正確に取り付けられていると判定されて、非監視状態から監視状態に切り替えられる。したがって、その後に監視状態のまま本体を物品から取り外そうとすることにより、センサスイッチがオン状態からオフ状態に切り替わった場合には、アラーム音が出力されることにより、物品の盗難を防止することができる。
(3)前記アラーム出力部は、前記セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオフ状態である場合に、アラーム音を出力することが好ましい。
このような構成によれば、セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点でセンサスイッチがオフ状態である場合に、本体が物品に対して正確に取り付けられていないと判定されて、アラーム音が出力される。したがって、本体が物品に対して正確に取り付けられていない状態のまま放置されることがない。
(4)前記アラーム出力部は、前記セットスイッチが操作された後、前記所定時間が経過する前に前記セットスイッチが再度操作された場合には、前記所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオフ状態であってもアラーム音を出力しないことが好ましい。
このような構成によれば、セットスイッチを誤って操作した場合や、セットスイッチを操作した後に物品に対する本体の取り付け作業を中止する場合などには、セットスイッチを再度操作することにより、アラーム音が出力されるのを阻止することができる。したがって、本体を物品に対してより円滑に取り付けることができる。
(5)前記本体は、物品に取り付けられた状態で当該物品に対向する対向面を有していてもよい。この場合、前記セットスイッチ及び前記センサスイッチは、前記対向面に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、本体が物品に対して取り付けられることにより、本体の対向面に設けられたセンサスイッチがオン状態となった後は、センサスイッチと同じく対向面に設けられたセットスイッチを操作することができない。したがって、本体が物品に対して取り付けられた後に、セットスイッチが不正に操作されることを防止できる。
(6)また、本発明に係る盗難防止システムは、前記自鳴式盗難防止タグと、前記自鳴式盗難防止タグに対して無線信号を発信する発信装置とを含む。前記発信装置は、前記自鳴式盗難防止タグを非監視状態から監視状態に切り替えるためのセット信号を発信するセット信号発信部を備える。
このような構成によれば、自鳴式盗難防止タグに設けられたセットスイッチを操作するだけでなく、発信装置に備えられたセット信号発信部からセット信号を発信させることによっても非監視状態から監視状態に切り替えることができる。
(7)前記セットスイッチが操作されることなく前記自鳴式盗難防止タグの前記本体が物品に取り付けられ、前記センサスイッチがオン状態のまま前記セット信号発信部からセット信号が発信された場合に、前記自鳴式盗難防止タグが非監視状態から監視状態に切り替わってもよい。
セットスイッチ及びセンサスイッチがいずれも本体の対向面に設けられている場合、セットスイッチを操作しないまま本体が物品に取り付けられたときには、本体を物品から取り外さなければセットスイッチを操作することができないが、このような場合でも、発信装置を用いて非監視状態から監視状態に切り替えることができるため、本体を物品に対してより円滑に取り付けることができる。
(8)前記発信装置は、前記アラーム出力部によるアラーム音の出力を停止させるためのリセット信号を発信するリセット信号発信部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、リセット信号発信部からリセット信号を発信させることにより、アラーム音の出力を容易に停止させることができる。
本発明によれば、セットスイッチを操作した上で本体を物品に取り付けるという作業を行うだけで、本体が物品に対して正確に取り付けられているか否かを判定することができるため、本体を物品に対して円滑かつ正確に取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る盗難防止システムの構成例を示した概略図である。 物品に対する盗難防止タグの取付状態を示した側面図である。 盗難防止システムの電気的構成の一例を示したブロック図である。 物品に盗難防止タグが取り付けられる際の制御部による処理の一例を示したフローチャートである。
1.盗難防止システムの構成
図1は、本発明の一実施形態に係る盗難防止システムの構成例を示した概略図である。この盗難防止システムは、物品の盗難を防止するために物品に取り付けられる盗難防止タグ1と、盗難防止タグ1に対して無線信号を発信する発信装置2とを備えている。盗難防止タグ1は、いわゆる自鳴式盗難防止タグであり、物品から取り外そうとした場合にアラーム音を出力することにより、物品の盗難を防止することができる。
盗難防止タグ1は、物品に取り付けられる本体11と、本体11に設けられたセットスイッチ12及びセンサスイッチ13を備えている。本体11は、例えば中空状のケースからなり、内部に回路基板(図示せず)が収容されている。セットスイッチ12及びセンサスイッチ13は、本体11における第1の面111に設けられており、本体11の外部から操作されることにより、上記回路基板に備えられた接点をオン状態又はオフ状態に切り替えることができる。
セットスイッチ12は、例えば本体11の第1の面111の一部に切込みが形成されることにより、本体11の一部が弾性変形可能なスイッチとして構成されている。したがって、セットスイッチ12は、本体11の第1の面111から突出しておらず、第1の面111に外側から物品が接触しても変位することはない。このセットスイッチ12を操作することにより、アラーム音を出力可能でない非監視状態から、アラーム音を出力可能な監視状態に切り替えることができる。セットスイッチ12は、操作した後に指を離してもオン状態が保持され、操作するたびにオン状態又はオフ状態に交互に切り替わるオルタネイト方式のスイッチにより構成されている。ただし、セットスイッチ12は、オルタネイト方式のスイッチに限らず、操作した後に指を離すとオフ状態になるモーメンタリ方式のスイッチにより構成されていてもよい。この場合、セットスイッチ12を操作してオン状態とすることによりタイマ(図示せず)が計時を開始してセット準備がスタートし、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオン状態であれば監視状態となるような構成であってもよい。また、タイマが計時を開始してセット準備がスタートした後、所定時間が経過する前にセンサスイッチ13が操作されてオフ状態となれば、セット準備が停止されるような構成であってもよい。
一方、センサスイッチ13は、本体11の第1の面111から突出しており、本体11が物品に取り付けられていないときのように外力が加わらなければ、突出した状態(オフ状態)が維持されるように、外側に向かって付勢されている。センサスイッチ13は、本体11が物品に取り付けられることにより第1の面111に外側から物品が接触した状態で、本体11内に向かって変位し、これによりオン状態となる。センサスイッチ13は、操作しているときだけオン状態となり、操作した後に指を離すとオフ状態になるモーメンタリ方式のスイッチにより構成されている。ただし、センサスイッチ13は、上記のようなノーマルオープンのA接点に限らず、ノーマルクローズのB接点であってもよい。この場合であっても、接点の変化を制御部14(図3参照)で検出することにより、センサスイッチ13の本体11が物品に取り付けられたとき(接点がオープンのとき)にオン状態と判断し、本体11が物品に取り付けられていないとき(接点がクローズのとき)にオフ状態と判断すればよい。
発信装置2は、盗難防止タグ1とは分離して設けられた本体21と、本体21に設けられたセットボタン22、リセットボタン23及びランプ24を備えている。発信装置2は、いわゆるリモートコントローラであり、盗難防止タグ1に対する遠隔操作によって、盗難防止タグ1を非監視状態から監視状態に切り替えたり、盗難防止タグ1におけるアラーム音の出力を停止させたりすることができる。
具体的には、セットボタン22を操作することにより、盗難防止タグ1を非監視状態から監視状態に切り替えることができる。また、リセットボタン23を操作することにより、盗難防止タグ1におけるアラーム音の出力を停止させることができる。セットボタン22又はリセットボタン23が操作されたときには、発信装置2から無線信号が発信されるとともに、ランプ24の点灯によって無線信号を発信中である旨が表示される。
2.盗難防止タグの取付状態
図2は、物品3に対する盗難防止タグ1の取付状態を示した側面図である。盗難防止タグ1を物品3に取り付ける際には、図2に示すように、本体11の第1の面111を物品3の表面31に対向させ、当該表面31に当接させる。そして、例えば透明な粘着テープなどの固定部材4を用いて、盗難防止タグ1と物品3を強固に固定することにより、盗難防止タグ1が物品3に取り付けられる。
このように、本体11の第1の面111は、本体11が物品3に取り付けられた状態で物品3に対向する対向面を構成している。セットスイッチ12及びセンサスイッチ13は、いずれも対向面としての第1の面111に設けられているため、盗難防止タグ1が物品3に取り付けられた状態では、セットスイッチ12及びセンサスイッチ13を操作することができないようになっている。
図2に示すように、盗難防止タグ1が物品3に取り付けられた状態では、本体11の第1の面111から突出していたセンサスイッチ13が本体11内に収容された状態となり、センサスイッチ13がオン状態のまま維持される。この状態で、例えば固定部材4が取り除かれて盗難防止タグ1が物品3から不正に取り外された場合には、センサスイッチ13が付勢力によって本体11から再び突出し、オフ状態となる。
3.盗難防止システムの電気的構成
図3は、盗難防止システムの電気的構成の一例を示したブロック図である。盗難防止タグ1は、セットスイッチ12及びセンサスイッチ13の他に、本体11内に収容された回路基板により構成される制御部14を備えている。盗難防止タグ1の制御部14は、回路基板に実装された電子部品の動作により、例えば取付状態判定部141、監視状態切替部142、アラーム出力部143及び受信部144などとして機能する。
取付状態判定部141は、物品3に対する本体11の取付状態を判定する。具体的には、セットスイッチ12が操作されてオン状態となった後、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオン状態であるか否かに基づいて、物品3に対する本体11の取付状態を判定する。すなわち、セットスイッチ12が操作されてオン状態となった後、所定時間が経過した時点で、図2に示すようにセンサスイッチ13がオン状態であれば、物品3に本体11が取り付けられていると判定され、センサスイッチ13がオフ状態であれば、物品3に本体11が取り付けられていないと判定する。
監視状態切替部142は、盗難防止タグ1を非監視状態と監視状態との間で切り替える。具体的には、取付状態判定部141により物品3に本体11が取り付けられていると判定されたときに、監視状態切替部142が非監視状態から監視状態に切り替える。すなわち、セットスイッチ12が操作されてオン状態となった後、所定時間が経過した時点で、図2に示すようにセンサスイッチ13がオン状態であれば、非監視状態から監視状態に切り替えられることにより、アラーム音を出力可能な状態となる。
アラーム出力部143は、例えばスピーカ(図示せず)に電気信号を入力することにより、アラーム音を出力させる。具体的には、盗難防止タグ1が物品3から不正に取り外されることにより、監視状態においてセンサスイッチ13がオン状態からオフ状態に切り替わった場合に、アラーム出力部143がアラーム音を出力させる。また、物品3に本体11を取り付ける際、セットスイッチ12が操作されてオン状態となった後、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオフ状態である場合、すなわち図2のようにセンサスイッチ13が本体11内に押し込まれた状態となっていなければ、アラーム出力部143がアラーム音を出力させる。
受信部144は、発信装置2から発信される無線信号を受信する。盗難防止タグ1を非監視状態から監視状態に切り替えるためのセット信号(後述する)を受信部144が発信装置2から受信した場合には、監視状態切替部142が非監視状態から監視状態に切り替える。また、アラーム出力部143によりアラーム音を出力させているときに、アラーム音を停止させるためのリセット信号(後述する)を受信部144が発信装置2から受信した場合には、アラーム出力部143がアラーム音の出力を停止させる。
発信装置2は、セットボタン22、リセットボタン23及びランプ24の他に、本体21内に収容された回路基板により構成される制御部25を備えている。発信装置2の制御部25は、回路基板に実装された電子部品の動作により、例えば発信部251及びランプ制御部252などとして機能する。発信部251には、セット信号発信部253及びリセット信号発信部254が含まれる。
セット信号発信部253は、セットボタン22が操作された場合に、盗難防止タグ1を非監視状態から監視状態に切り替えるためのセット信号を発信する。リセット信号発信部254は、リセットボタン23が操作された場合に、盗難防止タグ1のアラーム出力部143によるアラーム音の出力を停止させるためのリセット信号を発信する。これらのセット信号及びリセット信号は、無線信号として盗難防止タグ1の受信部144により受信される。
ランプ制御部252は、ランプ24の点灯状態を制御する。具体的には、セット信号発信部253からセット信号が発信されているときや、リセット信号発信部254からリセット信号が発信されているときなどのように、発信部251から無線信号が発信されているときに、ランプ制御部252がランプ24を点灯させる。
4.取付時の制御動作
図4は、物品3に盗難防止タグ1が取り付けられる際の制御部14による処理の一例を示したフローチャートである。物品3に盗難防止タグ1を取り付ける際には、まず、セットスイッチ12が操作されることによりオン状態とされる(ステップS101)。その後、所定時間(例えば15秒)が経過するまでの間は、セットスイッチ12が再度操作されてオフ状態とされるか否かが監視される(ステップS102,S103)。
セットスイッチ12が再度操作されることなく所定時間が経過した場合には(ステップS102でYes)、その時点でセンサスイッチ13がオン状態であれば(ステップS104でYes)、監視状態切替部142が非監視状態から監視状態に切り替える(ステップS105)。一方、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオフ状態であれば(ステップS104でNo)、アラーム出力部143がアラーム音を出力する(ステップS106)。
なお、所定時間が経過する前にセットスイッチ12が再度操作されてオフ状態とされた場合には(ステップS103でYes)、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオフ状態であってもアラーム音は出力されない。
5.作用効果
(1)本実施形態では、セットスイッチ12が操作された後(ステップS101でYes)、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオン状態であるか否かに基づいて(ステップS102,S104)、本体11が物品3に対して正確に取り付けられているか否かを判定することができる。すなわち、セットスイッチ12を操作した上で、所定時間が経過するまでに本体11を物品3に取り付け、図2のようにセンサスイッチ13がオン状態となれば、本体11が物品3に対して正確に取り付けられていると判定される。このように、セットスイッチ12を操作した上で本体11を物品3に取り付けるという作業を行うだけで、本体11が物品3に対して正確に取り付けられているか否かを判定することができるため、本体11を物品3に対して円滑かつ正確に取り付けることができる。
(2)本実施形態では、セットスイッチ12が操作された後(ステップS101でYes)、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオン状態である場合に(ステップS102でYes、ステップS104でYes)、本体11が物品3に対して正確に取り付けられていると判定されて、非監視状態から監視状態に切り替えられる(ステップS105)。したがって、その後に監視状態のまま本体11を物品3から取り外そうとすることにより、センサスイッチ13がオン状態からオフ状態に切り替わった場合には、アラーム音が出力されることにより、物品の盗難を防止することができる。
(3)本実施形態では、セットスイッチ12が操作された後(ステップS101でYes)、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオフ状態である場合に(ステップS102でYes、ステップS104でNo)、本体11が物品3に対して正確に取り付けられていないと判定されて、アラーム音が出力される(ステップS106)。したがって、本体11が物品3に対して正確に取り付けられていない状態のまま放置されることがない。
(4)本実施形態では、セットスイッチ12を誤って操作した場合や、セットスイッチ12を操作した後に物品3に対する本体11の取り付け作業を中止する場合などには、セットスイッチ12を再度操作することにより(ステップS103でYes)、アラーム音が出力されるのを阻止することができる。したがって、本体11を物品3に対してより円滑に取り付けることができる。
(5)本実施形態では、本体11が物品3に対して取り付けられることにより、図2のように本体11の第1の面111に設けられたセンサスイッチ13がオン状態となった後は、センサスイッチ13と同じく第1の面111に設けられたセットスイッチ12を操作することができない。したがって、本体11が物品3に対して取り付けられた後に、セットスイッチ12が不正に操作されることを防止できる。
(6)本実施形態では、盗難防止タグ1に設けられたセットスイッチ12を操作するだけでなく、発信装置2のセットボタン22を操作してセット信号発信部253からセット信号を発信させることによっても非監視状態から監視状態に切り替えることができる。セットスイッチ12及びセンサスイッチ13がいずれも本体11の第1の面111に設けられている場合、セットスイッチ12を操作しないまま本体11が物品3に取り付けられたときには、本体11を物品3から取り外さなければセットスイッチ12を操作することができないが、このような場合でも、発信装置2を用いて非監視状態から監視状態に切り替えることができるため、本体11を物品3に対してより円滑に取り付けることができる。
(7)また、本実施形態では、発信装置2のリセットボタン23を操作してリセット信号発信部254からリセット信号を発信させることにより、アラーム音の出力を容易に停止させることができる。
6.変形例
以上の実施形態では、所定時間が経過する前にセットスイッチ12が再度操作されてオフ状態とされた場合には(ステップS103でYes)、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオフ状態であってもアラーム音は出力されないという構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、所定時間が経過する前にセットスイッチ12が再度操作されたとしても、所定時間が経過した時点でセンサスイッチ13がオフ状態であればアラーム音が出力されるような構成であってもよい。
また、セットスイッチ12及びセンサスイッチ13は、いずれも本体11の第1の面111に設けられた構成に限らず、セットスイッチ12が第1の面111以外の面に設けられた構成であってもよい。
1 盗難防止タグ
2 発信装置
3 物品
4 固定部材
11 本体
12 セットスイッチ
13 センサスイッチ
14 制御部
21 本体
22 セットボタン
23 リセットボタン
24 ランプ
25 制御部
31 表面
111 第1の面(対向面)
141 取付状態判定部
142 監視状態切替部
143 アラーム出力部
144 受信部
251 発信部
252 ランプ制御部
253 セット信号発信部
254 リセット信号発信部

Claims (6)

  1. 物品に取り付けられる本体と、
    前記本体に設けられ、非監視状態から監視状態に切り替えるために操作されるセットスイッチと、
    前記本体に設けられ、前記本体が物品に取り付けられたときにオン状態となり、前記本体が物品に取り付けられていないときにオフ状態となるセンサスイッチと、
    監視状態において前記センサスイッチがオン状態からオフ状態に切り替わった場合に、アラーム音を出力するアラーム出力部と、
    前記セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオン状態であるか否かに基づいて、物品に対する前記本体の取付状態を判定する取付状態判定部と
    前記セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオン状態である場合に、非監視状態から監視状態に切り替える監視状態切替部とを備え
    前記セットスイッチが操作された後、所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオフ状態である場合に、前記監視状態切替部が非監視状態から監視状態に切り替えることなく、前記アラーム出力部がアラーム音を出力することを特徴とする自鳴式盗難防止タグ。
  2. 前記アラーム出力部は、前記セットスイッチが操作された後、前記所定時間が経過する前に前記セットスイッチが再度操作された場合には、前記所定時間が経過した時点で前記センサスイッチがオフ状態であってもアラーム音を出力しないことを特徴とする請求項に記載の自鳴式盗難防止タグ。
  3. 前記本体は、物品に取り付けられた状態で当該物品に対向する対向面を有しており、
    前記セットスイッチ及び前記センサスイッチは、前記対向面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自鳴式盗難防止タグ。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の自鳴式盗難防止タグと、
    前記自鳴式盗難防止タグに対して無線信号を発信する発信装置とを含み、
    前記発信装置は、前記自鳴式盗難防止タグを非監視状態から監視状態に切り替えるためのセット信号を発信するセット信号発信部を備えることを特徴とする盗難防止システム。
  5. 前記セットスイッチが操作されることなく前記自鳴式盗難防止タグの前記本体が物品に取り付けられ、前記センサスイッチがオン状態のまま前記セット信号発信部からセット信号が発信された場合に、前記自鳴式盗難防止タグが非監視状態から監視状態に切り替わることを特徴とする請求項に記載の盗難防止システム。
  6. 前記発信装置は、前記アラーム出力部によるアラーム音の出力を停止させるためのリセット信号を発信するリセット信号発信部をさらに備えることを特徴とする請求項又はに記載の盗難防止システム。
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