JP6556397B2 - パターン抽出装置、パターン抽出方法およびパターン抽出プログラム - Google Patents

パターン抽出装置、パターン抽出方法およびパターン抽出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、パターン抽出装置、パターン抽出方法およびパターン抽出プログラムに関するものである。
特許文献1には、時系列データを特徴区間に分割し、特徴区間の類似度に応じて、特徴区間を階層的にクラスタリングする技術が記載されている。この技術では、「区間A」と「区間B」との間の類似度を算出する際、DTWを用いることで、「区間A」のパターンを「区間B」のパターンに重ねる際に発生する部分的伸縮の大きさによらない計算を行っている。「DTW」は、Dynamic Time Warpingの略語である。
国際公開第2013/051101号 特開2008−134706号公報
特許文献1に記載の技術では、時系列データの系列方向における部分的伸縮の大小を考慮した適合度計算ができない。これは、特定パターンの繰り返しとして表現される入力系列データから、標準的な頻出区間を選出できないことを意味する。ここで、標準的な頻出区間とは、入力系列データを頻出パターンの繰り返しとして表現するとき、系列方向の部分的伸縮がより小さくて済む区間を意味する。すなわち、標準的な頻出区間とは、系列データにおいて、あるパターンが系列方向の伸縮によらず多数の区間に出現しているとき、それら多数の区間のうち、そのパターンの伸縮が小さい区間のことである。
本発明は、系列データからの標準的な頻出区間の選出を可能にすることを目的とする。
本発明の一態様に係るパターン抽出装置は、
第1系列データに繰り返し出現する標準パターンを第2系列データから抽出するパターン抽出装置であって、
前記第2系列データの指定区間のデータであるサンプルパターンに類似するパターンを前記第1系列データから抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出されたパターンが前記第1系列データに頻出する度合いを表す第1評価値と、前記抽出部により抽出されたパターンが前記第1系列データの系列方向において伸縮する度合いを表す第2評価値とを算出し、前記第1評価値および前記第2評価値から、前記標準パターンに対する前記サンプルパターンの適合度を算出する評価部と、
前記評価部により算出された適合度が閾値を超えていなければ、前記指定区間を変更して前記抽出部および前記評価部を再び動作させ、前記評価部により算出された適合度が前記閾値を超えていれば、前記指定区間を前記標準パターンに対応する区間として示す情報を出力する制御部とを備える。
本発明では、系列データの1つ以上の区間について、各区間のデータに類似するパターンが系列データに頻出する度合いと、そのパターンが系列データの系列方向において伸縮する度合いとが評価される。そして、両方の評価の結果から、各区間が標準的な頻出区間であるかどうかが判定される。このような判定の手順によって、系列データからの標準的な頻出区間の選出が可能になる。
実施の形態1に係るパターン抽出装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るパターン抽出装置の計算部の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る類似度行列の例を示す図。 実施の形態1に係るパターン抽出装置の解析部の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る部分類似度行列の例を示す図。 実施の形態1に係る経路の例を示す図。 実施の形態1に係る第1評価値の算出の例を示す図。 実施の形態1に係る第2評価値の算出の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施の形態は、部分的に実施されても構わない。
実施の形態1.
本実施の形態について、図1から図8を用いて説明する。
***構成の説明***
図1を参照して、本実施の形態に係るパターン抽出装置10の構成を説明する。
パターン抽出装置10は、コンピュータである。パターン抽出装置10は、プロセッサ11を備えるとともに、メモリ12、入力インタフェース13および出力インタフェース14といった他のハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
パターン抽出装置10は、機能要素として、計算部21と、選択部22と、抽出部23と、評価部24と、制御部25とを備える。選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25は、解析部26を構成する。計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ11は、各種処理を行うICである。「IC」は、Integrated Circuitの略語である。プロセッサ11は、例えば、CPUである。「CPU」は、Central Processing Unitの略語である。
メモリ12は、例えば、フラッシュメモリまたはRAMである。「RAM」は、Random Access Memoryの略語である。
入力インタフェース13は、例えば、一定のサンプリング周期で計測を行うセンサからの系列データの出力を受け付けるインタフェースである。
出力インタフェース14は、例えば、解析結果をファイルへ書き出すインタフェース、または、解析結果を画面に表示するインタフェースである。
メモリ12には、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能を実現するプログラムであるパターン抽出プログラムが記憶されている。パターン抽出プログラムは、プロセッサ11に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。メモリ12には、OSも記憶されている。「OS」は、Operating Systemの略語である。プロセッサ11は、OSを実行しながら、パターン抽出プログラムを実行する。なお、パターン抽出プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
パターン抽出プログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、例えば、フラッシュメモリまたはHDDである。「HDD」は、Hard Disk Driveの略語である。補助記憶装置に記憶されているパターン抽出プログラムおよびOSは、メモリ12にロードされ、プロセッサ11によって実行される。
パターン抽出装置10は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、パターン抽出プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ11と同じように、各種処理を行うICである。
計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の処理の結果を示す情報、データ、信号値および変数値は、メモリ12、補助記憶装置、または、プロセッサ11内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
パターン抽出プログラムは、磁気ディスクおよび光ディスクといった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
***動作の説明***
図1から図8を参照して、本実施の形態に係るパターン抽出装置10の動作を説明する。パターン抽出装置10の動作は、本実施の形態に係るパターン抽出方法に相当する。
パターン抽出装置10は、以下に説明する動作によって、第1系列データ31aに繰り返し出現する標準パターンを第2系列データ31bから抽出する。本実施の形態では、パターン抽出装置10に入力される系列データ31が、第1系列データ31aおよび第2系列データ31bの両方として扱われる。すなわち、第1系列データ31aおよび第2系列データ31bは、同一の系列データ31である。なお、第1系列データ31aおよび第2系列データ31bが同一の系列データ31であることは必須ではない。第1系列データ31aおよび第2系列データ31bは、別時刻に取得された系列データ31のように、生じるパターンが同質の系列データ31であればよい。
図1、図2および図3を参照して、計算部21の動作を説明する。
ステップS101において、計算部21は、入力インタフェース13を介して系列データ31を受け取る。
ステップS102において、計算部21は、第1系列データ31aおよび第2系列データ31bをそれぞれ固定長のフレームに分割する。計算部21は、第1系列データ31aのフレームと第2系列データ31bのフレームとの組み合わせごとにフレーム間の類似度SIMijを表す行列である類似度行列32を計算する。
具体的には、計算部21は、第1系列データ31aおよび第2系列データ31bの全フレーム組み合わせに関する類似度SIMijを計算し、類似度行列32を生成する。比較する第1系列データ31aおよび第2系列データ31bは、ステップS101で受け取った、同一の系列データ31である。図3では、具体例として、類似度行列32を、類似度SIMijの高低に基づいたコントラストを付けて表現している。図中、Tは、系列データ31の系列方向を意味している。Tは、系列データ31が時系列データである場合の時刻に相当する。
比較する2フレームの値FiおよびFjに関する類似度SIMijの計算方法としては、任意の方法を用いてよいが、本実施の形態では次式のようなコサイン類似度を取る方法が用いられる。
Figure 0006556397
Fiは、第2系列データ31bのi番目のフレームが持つ値を意味する。Fjは、第1系列データ31aのj番目のフレームが持つ値を意味する。FiおよびFjとしては、1次元もしくは多次元のデータを許容する。
ステップS103において、計算部21は、ステップS102で計算した類似度行列32をメモリ12に書き出す。
図1および図4から図8を参照して、解析部26の動作を説明する。
ステップS201において、選択部22は、類似度行列32をメモリ12から読み込む。
ステップS202において、選択部22は、ステップS201で読み込んだ類似度行列32に対して、制御部25より出力された区間パラメータ36が示す区間(Tstart,Tend)を設定する。区間パラメータ36は、標準的な頻出区間の候補を指定するパラメータである。
ステップS203において、選択部22は、計算部21により計算された類似度行列32から、指定区間に対応する部分行列である部分類似度行列33を選択する。
具体的には、選択部22は、ステップS201で読み込んだ類似度行列32から、ステップS202で設定した区間(Tstart,Tend)に対応する部分行列を部分類似度行列33として抽出する。選択部22は、抽出した部分類似度行列33をメモリ12に書き出す。図5では、具体例として、類似度行列32から区間パラメータ36に基づいて部分類似度行列33を抽出する処理を視覚的に表現している。
ステップS204において、抽出部23は、第2系列データ31bの指定区間のデータであるサンプルパターンに類似するパターンを第1系列データ31aから抽出する。サンプルパターンに類似するパターンを抽出する方法としては、第1系列データ31aの系列方向における伸縮を考慮した方法であれば、任意の方法を用いることができるが、本実施の形態では、部分類似度行列33から経路34を計算する方法が用いられる。すなわち、抽出部23は、選択部22により選択された部分類似度行列33において、第2系列データ31bのフレームと第2系列データ31bのフレームに類似する第1系列データ31aのフレームとの組み合わせに対応する要素を辿る経路34を計算する。経路34は、第2系列データ31bの指定区間のデータであるサンプルパターンと、第1系列データ31aとの間で類似フレームの対応関係を表す情報に相当する。ある経路34について、始点と終点とで挟まれた、第1系列データ31aの系列方向に延びる区間を「類似区間」と呼ぶ。
具体的には、抽出部23は、部分類似度行列33をメモリ12から読み出す。抽出部23は、特許文献2に記載された「データストリーム監視方法」の部分シーケンスマッチング技術を適用した処理を実施することで、図6の例のような経路34を抽出する。抽出部23は、抽出した経路34をメモリ12に書き出す。
ここで、第1系列データ31aを長さnの系列データX=(x1,x2,・・・,xn)とする。第2系列データ31bの指定区間のデータであるサンプルパターンを長さmの系列データY=(y1,y2,・・・,yn)とする。1≦s<e≦nとする。抽出部23は、系列データXから系列データYと類似する部分系列データを抽出する場合、系列データXから取り得るすべての部分系列データX[s:e]=(xs,xs+1,・・・,xe)に対して系列データYとのDTWマッチングを適用することで、最適経路の候補を抽出する。抽出部23は、候補抽出後、系列データXの系列方向において近傍の経路が複数存在する場合は、各経路に付随する経路距離情報に基づいた選別を行い、より確からしい経路のみを抽出する。抽出部23は、これを経路34としてメモリ12に書き出す。
ステップS205において、評価部24は、抽出部23により抽出されたパターンが第1系列データ31aに頻出する度合いを表す第1評価値Eを算出する。本実施の形態では、評価部24は、抽出部23により計算された経路34から、第1評価値Eを算出する。
具体的には、評価部24は、経路34をメモリ12から読み出し、次式を用いて第1評価値Eを計算する。
Figure 0006556397
第1評価値Eは、図7に示すように、隣接した経路34間の空隙、もしくは、重複区間の平均長さを表す評価値である。すなわち、第1評価値Eは、隣接した類似区間同士の平均間隔、もしくは、類似区間同士の重なりの平均幅を表す評価値である。第1評価値Eは、区間パラメータ36で定まる指定区間が頻出区間に近いほど、小さな値を取る。これは、類似区間同士の空隙および重複についてペナルティが課されることを意味する。
このように、評価部24は、抽出部23により計算された経路34が存在する第1系列データ31aの区間同士の間隔が大きいほど低い度合いを表す値を第1評価値Eとして算出する。また、評価部24は、抽出部23により計算された経路34が存在する第1系列データ31aの区間同士の重なりが大きいほど低い度合いを表す値を第1評価値Eとして算出する。
ステップS206において、評価部24は、抽出部23により抽出されたパターンが第1系列データ31aの系列方向において伸縮する度合いを表す第2評価値Eを算出する。本実施の形態では、評価部24は、抽出部23により計算された経路34から、第2評価値Eを算出する。
具体的には、評価部24は、次式を用いて第2評価値Eを計算する。
Figure 0006556397
第2評価値Eは、図8に示すように、各経路34の始点および終点で定まる矩形領域の対角線と、経路34そのものとで作られる領域の面積の平均を表す評価値である。すなわち、第1評価値Eは、各類似区間における対角線と経路34とで挟まれた領域の平均面積を表す評価値である。第2評価値Eは、区間パラメータ36で定まる指定区間が標準的であるほど、小さな値を取る。これは、経路34の平滑度に応じて報酬が与えられることを意味する。
このように、評価部24は、抽出部23により計算された経路34が直線に近いほど小さい度合いを表す値を第2評価値Eとして算出する。
ステップS207において、評価部24は、第1評価値Eおよび第2評価値Eから、標準パターンに対するサンプルパターンの適合度35を算出する。
具体的には、評価部24は、次式を用いてScore(Tstart,Tend)を計算し、制御部25に適合度として出力する。
Figure 0006556397
αは、第1評価値Eに対してあらかじめ設定されたパラメータである。βは、第2評価値Eに対してあらかじめ設定されたパラメータである。δは、ゼロ除算防止用の定数である。
このように、評価部24は、第1評価値Eによって表される頻出の度合いが低いほど小さい値を標準パターンに対するサンプルパターンの適合度35として算出する。また、評価部24は、第2評価値Eによって表される伸縮の度合いが小さいほど大きい値を標準パターンに対するサンプルパターンの適合度35として算出する。
ステップS208において、制御部25は、ステップS207で評価部24から受け取った適合度35を最大適合度と比較する。最大適合度の初期値は、最小値である。適合度35のほうが大きい場合、制御部25は、ステップS209の更新処理を行う。適合度35が最大適合度と同じであるか、最大適合度よりも小さい場合、制御部25は、ステップS211の判定処理を行う。
ステップS209において、制御部25は、最大適合度を、ステップS207で評価部24から受け取った適合度35で更新する。また、制御部25は、最適区間パラメータ37を、ステップS202で使用した区間パラメータ36で更新する。最適区間パラメータ37の初期値は、意味のない値である。
ステップS210において、制御部25は、最大適合度を既定の閾値と比較する。最大適合度が閾値を上回っていれば、制御部25は、ステップS212の出力処理を行う。最大適合度が閾値と同じであるか、閾値を下回っていれば、制御部25は、ステップS211の判定処理を行う。
ステップS211において、制御部25は、試行回数を既定の最大試行回数と比較する。試行回数とは、その時点までにステップS201からステップS207の処理が繰り返された回数のことである。解析部26は、試行回数が最大試行回数を下回る場合に限り、ステップS201以降の処理を再び行う。この場合、制御部25は、その時点までに未使用のパラメータを、次のステップS202で使用する区間パラメータ36として設定する。すなわち、制御部25は、区間パラメータ36を変更する。なお、最初に設定される区間パラメータ36は、任意のパラメータでよい。区間パラメータ36を変更する方法も、任意の方法でよい。具体例として、最初に設定される区間パラメータ36では、先頭の区間を指定し、その後、区間パラメータ36の変更が必要になる度に、直前に指定した区間の次の区間を指定することができる。試行回数が最大試行回数と同じ場合、制御部25は、ステップS212の出力処理を行う。
ステップS212において、制御部25は、その時点での最適区間パラメータ37を、解析結果を示す情報として出力インタフェース14に出力する。
このように、制御部25は、評価部24により算出された適合度35が閾値を超えていなければ、ステップS202で適用される指定区間を変更して抽出部23および評価部24を再び動作させる。一方、制御部25は、評価部24により算出された適合度35が閾値を超えていれば、ステップS202で適用された指定区間を標準パターンに対応する区間として示す情報を出力する。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、系列データ31の1つ以上の区間について、各区間のデータに類似するパターンが系列データ31に頻出する度合いと、そのパターンが系列データ31の系列方向において伸縮する度合いとが評価される。そして、両方の評価の結果から、各区間が標準的な頻出区間であるかどうかが判定される。このような判定の手順によって、系列データ31からの標準的な頻出区間の選出が可能になる。選出された区間のデータは、標準パターンに相当する。
本実施の形態によれば、入力された系列データ31に含まれる他の同様なパターンを、系列方向においてより少ない部分的伸縮で近似表現できるパターンである標準パターンを、その系列データ31の中から抽出することが可能になる。
本実施の形態では、頻出区間が抽出される際に、標準的でないことにペナルティを課すよう設計された適合度35の計算が行われ、区間候補の選別が行われる。ここで、頻出区間が標準的でないということは、入力された系列データ31に含まれる他の類似パターンを表現する際、系列データ31の系列方向について大きな部分的伸縮を要することを意味する。
本実施の形態によれば、特定パターンの繰り返しとして表現可能な系列データ31を、より少ない部分的伸縮で表現できる頻出区間の選定が可能となる。
***他の構成***
本実施の形態では、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能の一部が専用の電子回路により実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
専用の電子回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、FPGAまたはASICである。「GA」は、Gate Arrayの略語である。「FPGA」は、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。「ASIC」は、Application Specific Integrated Circuitの略語である。
プロセッサ11、メモリ12および専用の電子回路を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能がソフトウェアにより実現されるか、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されるかに関わらず、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
パターン抽出装置10の「装置」を「方法」に読み替え、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の「部」を「工程」に読み替えてもよい。あるいは、パターン抽出装置10の「装置」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な媒体」に読み替え、計算部21、選択部22、抽出部23、評価部24および制御部25の「部」を「手順」または「処理」に読み替えてもよい。
10 パターン抽出装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 入力インタフェース、14 出力インタフェース、21 計算部、22 選択部、23 抽出部、24 評価部、25 制御部、26 解析部、31 系列データ、31a 第1系列データ、31b 第2系列データ、32 類似度行列、33 部分類似度行列、34 経路、35 適合度、36 区間パラメータ、37 最適区間パラメータ。

Claims (9)

  1. 第1系列データに繰り返し出現する標準パターンを第2系列データから抽出するパターン抽出装置であって、
    前記第2系列データの指定区間のデータであるサンプルパターンに類似するパターンを前記第1系列データから抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたパターンが前記第1系列データに頻出する度合いを表す第1評価値と、前記抽出部により抽出されたパターンが前記第1系列データの系列方向において伸縮する度合いを表す第2評価値とを算出し、前記第1評価値および前記第2評価値から、前記標準パターンに対する前記サンプルパターンの適合度を算出する評価部と、
    前記評価部により算出された適合度が閾値を超えていなければ、前記指定区間を変更して前記抽出部および前記評価部を再び動作させ、前記評価部により算出された適合度が前記閾値を超えていれば、前記指定区間を前記標準パターンに対応する区間として示す情報を出力する制御部と
    を備えるパターン抽出装置。
  2. 前記評価部は、前記第1評価値によって表される頻出の度合いが低いほど小さい値を前記標準パターンに対する前記サンプルパターンの適合度として算出する請求項1に記載のパターン抽出装置。
  3. 前記評価部は、前記第2評価値によって表される伸縮の度合いが小さいほど大きい値を前記標準パターンに対する前記サンプルパターンの適合度として算出する請求項1または2に記載のパターン抽出装置。
  4. 前記第1系列データおよび前記第2系列データをそれぞれ固定長のフレームに分割し、前記第1系列データのフレームと前記第2系列データのフレームとの組み合わせごとにフレーム間の類似度を表す行列である類似度行列を計算する計算部と、
    前記計算部により計算された類似度行列から、前記指定区間に対応する部分行列を選択する選択部と
    をさらに備え、
    前記抽出部は、前記選択部により選択された部分行列において、前記第2系列データのフレームと前記第2系列データのフレームに類似する前記第1系列データのフレームとの組み合わせに対応する要素を辿る経路を計算し、
    前記評価部は、前記抽出部により計算された経路から、前記第1評価値および前記第2評価値を算出する請求項1から3のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  5. 前記評価部は、前記抽出部により計算された経路が存在する前記第1系列データの区間同士の間隔が大きいほど低い度合いを表す値を前記第1評価値として算出する請求項4に記載のパターン抽出装置。
  6. 前記評価部は、前記抽出部により計算された経路が存在する前記第1系列データの区間同士の重なりが大きいほど低い度合いを表す値を前記第1評価値として算出する請求項4または5に記載のパターン抽出装置。
  7. 前記評価部は、前記抽出部により計算された経路が直線に近いほど小さい度合いを表す値を前記第2評価値として算出する請求項4から6のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  8. 第1系列データに繰り返し出現する標準パターンを第2系列データから抽出するパターン抽出方法であって、
    抽出部が、前記第2系列データの指定区間のデータであるサンプルパターンに類似するパターンを前記第1系列データから抽出し、
    評価部が、前記抽出部により抽出されたパターンが前記第1系列データに頻出する度合いを表す第1評価値と、前記抽出部により抽出されたパターンが前記第1系列データの系列方向において伸縮する度合いを表す第2評価値とを算出し、前記第1評価値および前記第2評価値から、前記標準パターンに対する前記サンプルパターンの適合度を算出し、
    制御部が、前記評価部により算出された適合度が閾値を超えていなければ、前記指定区間を変更して前記抽出部および前記評価部を再び動作させ、前記評価部により算出された適合度が前記閾値を超えていれば、前記指定区間を前記標準パターンに対応する区間として示す情報を出力するパターン抽出方法。
  9. 第1系列データに繰り返し出現する標準パターンを第2系列データから抽出するパターン抽出プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記第2系列データの指定区間のデータであるサンプルパターンに類似するパターンを前記第1系列データから抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理により抽出されたパターンが前記第1系列データに頻出する度合いを表す第1評価値と、前記抽出処理により抽出されたパターンが前記第1系列データの系列方向において伸縮する度合いを表す第2評価値とを算出し、前記第1評価値および前記第2評価値から、前記標準パターンに対する前記サンプルパターンの適合度を算出する評価処理と、
    前記評価処理により算出された適合度が閾値を超えていなければ、前記指定区間を変更して前記抽出処理および前記評価処理を再び実行し、前記評価処理により算出された適合度が前記閾値を超えていれば、前記指定区間を前記標準パターンに対応する区間として示す情報を出力する制御処理と
    を実行させるパターン抽出プログラム。
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