JP6555941B2 - 電線収容部材及びワイヤーハーネス - Google Patents

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本発明は、電線収容部材及びワイヤーハーネスに関する。
電線部のノイズを抑制する方策の一つとして、フェライトコアなどの磁性材で電線の外周側を包囲することが知られている(例えば特許文献1)。円環形状の磁性材に電線を通すことで、磁性材に磁束が発生し、電流エネルギが磁気エネルギへ変換される。電磁誘導によって再び電流エネルギに戻ろうとしたとき、磁気損失が起き、ノイズ電流の一部が抑制される。
特開2001−155925号公報
ところで、特許文献1に記載のような円環形状の磁性材に電線を挿通させることでノイズ抑制を図る構成をワイヤーハーネス等の製品に適用する場合、磁性材が振動等の影響で回転や周辺部品と干渉し、コーティング材の剥がれなど、磁性材の摩耗が発生し、磁性材の効果が減少する場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電線のノイズ抑制用に内蔵される磁性材の摩耗を抑制できる電線収容部材及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る電線収容部材は、中心軸線に沿ってそれぞれ延在し、並列に配置される複数の電線、または前記電線に接続される導体を内部に収容する筐体と、環形状に形成され、前記筐体の内部にて、前記複数の電線または複数の導体の外周側を包囲してそれぞれに個別に設置される磁性材と、前記磁性材の外周面上に設けられる凹部と、前記筐体の内部に設けられ、リブである凸部と、を備え、前記凹部は、前記環形状の軸心を基準に対向するよう1つの磁性材に2個ずつ設けられ、隣り合う前記磁性材の前記凹部は、前記電線の並列方向に向かい合い、前記磁性材を前記筐体の内部に設置するとき、前記磁性材の前記凹部に前記凸部が嵌合する、ことを特徴とする。
また、上記の電線収容部材において、前記磁性材の前記凹部は、磁束飽和抑制用に設けられる切欠きであることが好ましい。
記の課題を解決するため、本発明に係るワイヤーハーネスは、中心軸線に沿ってそれぞれ延在し、並列に配置される複数の電線、または前記電線に接続される導体を内部に収容する電線収容部材を備え、前記電線収容部材は、前記電線と、前記電線の両端部に接続され、または、前記電線の中間部に設置され、前記電線または前記電線に接続される導体を内部に収容する筐体と、環形状に形成され、前記筐体の内部にて、前記複数の電線または複数の導体の外周側を包囲してそれぞれに個別に設置される磁性材と、前記磁性材の外周面上に設けられる凹部と、前記筐体の内部に設けられ、リブである凸部と、を備え、前記凹部は、前記環形状の軸心を基準に対向するよう1つの磁性材に2個ずつ設けられ、隣り合う前記磁性材の前記凹部は、前記電線の並列方向に向かい合い、前記磁性材を前記筐体の内部に設置するとき、前記磁性材の前記凹部に前記凸部が嵌合する、ことを特徴とする。
本発明によれば、電線のノイズ抑制用に磁性材を電線収容部材に内蔵するときに、磁性材の凹部に筐体の凸部が嵌合された状態とすることで、磁性材を電線収容部材内に好適に保持することができるので、磁性材の摩耗を抑制できるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネスによりモータとインバータとを接続する構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネスの斜視図である。 図3は、図2中のコネクタの縦断面図である。 図4は、図3中のIV−IV断面図である。 図5は、図3,4中のフェライトコアの斜視図である。
以下に、本発明に係る電線収容部材及びワイヤーハーネスの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施形態]
図1〜5を参照して本実施形態に係る電線収容部材及びワイヤーハーネス1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネスによりモータとインバータとを接続する構成を示す模式図である。図2は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネスの斜視図である。図3は、図2中のコネクタの縦断面図である。図4は、図3中のIV−IV断面図である。図5は、図3,4中のフェライトコアの斜視図である。
ここで、本実施形態に係る「電線収容部材」とは、内部に電線を収容することができる要素の総称であり、例えば、電線の両端部に接続されるコネクタ類や、電線の中間部に設置される各種部品(例えば本実施形態のノイズ低減部40)を含むものである。本実施形態では、このような電線収容部材の一例として、コネクタ8,9を挙げて説明する。
図1に示すインバータ50(図1中の「INV」)及びモータ60(図1中の「MG1」及び「MG2」)は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載されている。インバータ50は、車両に搭載された電源(図示せず)からの直流出力を三相交流出力に変換する装置である。インバータ50は、PWM波形を出力するものでもよいが、正弦波形を出力するものでもよい。モータ60は、インバータ50から出力された三相交流出力により駆動する装置であり、例えばY字結線の三相モータである。
本実施形態に係るワイヤーハーネス1は、上記の三相交流型のインバータ50とモータ60とを接続する電力供給線として用いられる。ワイヤーハーネス1は、三相交流電力を3本の電線3a,3b,3c(図2,4参照)を用いて供給する三相3線方式の電線群から成る三相電線である。
図2に示すように、ワイヤーハーネス1は、3本の電線3a,3b,3cを同一方向に纏めた電線部2の両端末に、インバータ50及びモータ60とそれぞれ連結するためのインバータ側コネクタ8(以降では単に「コネクタ8」とも表記する)、及び、モータ側コネクタ9(以降では単に「コネクタ9」とも表記する)が接続される。また、図2〜4に示すように、ワイヤーハーネス1は、電線部2の外周側を筒状の編組線(図示せず)及びコルゲートチューブ7で被覆されて、電線部2のノイズ抑制や保護を施すよう構成されている。また、本実施形態のワイヤーハーネス1は、電線部2の中間部にノイズ低減部40を備える。
電線部2の3本の電線3a,3b,3cは、コルゲートチューブ7内では、所定の中心軸線X1に沿って延在し、かつ、中心軸線X1周りの周方向に沿って等間隔に配置される。つまり、3本の電線3a,3b,3cは、それぞれの中心軸が略正三角形をなす配置、所謂、俵積み状に配置されている。また、電線部2の3本の電線3a,3b,3cは、コネクタ8,9及びノイズ低減部40の内部では、図2に示すように中心軸線X1に直交する方向に間隔をあけて並列に配置されている。
電線部2の各電線3a,3b,3cは、ノンシールドタイプの電線であり、図4に示すように、断面円形状の導体部4a,4b,4cと、この導体部4a,4b,4cの外周を被覆して形成される絶縁部5a,5b,5cと、を有する。つまり、電線3a,3b,3cの形状は、中心軸線X1に沿った軸方向から視たワイヤーハーネス1の断面(軸方向断面、すなわち中心軸線X1に直交する断面)において略円形状である。電線3a,3b,3cの導体部4a,4b,4cは、例えば、金属製(アルミニウム合金や銅合金など)の複数の素線をらせん状に撚り合わせた撚り線、または棒状の単芯線などから成る。電線3a,3b,3cの絶縁部5a,5b,5cは、例えば合成樹脂により形成される。電線部2は、各電線3a,3b,3cの導体部4a,4b,4c及び絶縁部5a,5b,5cが共に可塑性を有しているので、曲げ変形可能となっている。
ノイズ低減部40は、電線部2の延在方向の中間部に設けられる。ノイズ低減部40は、電線部2のノイズを抑制する機能を有する。図2に示すように、ノイズ低減部40は、外郭部41と磁性材42とを有する。外郭部41は、中心軸線X1に沿った軸方向の両端に開口部を有し、これらの開口部によってコルゲートチューブ7と接続されている。電線部2の各電線3a,3b,3cは、これらの開口部を介して外郭部41の内部に挿通されている。磁性材42は、環形状の部材であり、外郭部41に内蔵されている。磁性材42は、中心軸線X1周りの周方向に沿って、外郭部41に挿通される電線部2の各電線3a,3b,3cを一括して包囲するように設置されている。つまり、ノイズ低減部40では、環形状の磁性材42の中央の貫通孔に、電線部2の3本の電線3a,3b,3cが纏めて挿通されている。このような磁性材42と電線3a,3b,3cとの配置は、一般にコモンモードと呼ばれている。コモンモードでは、単一の磁性材42によって、電線部2の各電線3a,3b,3cのノイズ低減が可能となっている。
次に、コネクタ8,9の構成についてさらに説明する。なお、コネクタ8,9は、共に同様の構成であるので、図3〜5を参照して纏めて説明する。
図3に示すように、コネクタ8,9は、端子31と、この端子31を収容する収容室32が形成されたハウジング33とを備える。端子31は、例えば導電性の金属材料を所定の雄型形状に成形した端子金具である。端子31は、電線部2の電線3a,3b,3cの本数に応じて用意され、本実施形態では3相の高電圧ケーブル用の3つの端子が収容室32に収容されている。収容室32には、端子31と電線3a,3b,3cとの接続部34も収容されている。端子31の先端部は、中心軸線X1に沿った電線部2と反対側にて、収容室32内からハウジング33の外部へ突出して設置されている。収容室32をなすハウジング33は、合成樹脂等の絶縁性の高分子材料で成形される。
ハウジング33は、端子31と反対側に開口部33aが設けられ、この開口部33aから内部に電線3a,3b,3cが挿入されている。コネクタ8,9は、パッキン35とリアホルダー36を備え、ハウジング33の開口部33aは、パッキン35により封止され、さらにリアホルダー36が固定されている。パッキン35は、例えば円筒状に形成され、その内方に挿入された電線3a,3b,3cを内周面で保持すると共に、外周面で開口部33aの内周面に保持される。パッキン35は、ゴム(例えば硬質ゴム)等の弾性を有する高分子材料で成形される。リアホルダー36も、パッキン35と同様に孔部を有し、この孔部に挿入された電線3a,3b,3cを孔部の内周面で保持している。リアホルダー36は、ハウジング33と同様に、合成樹脂等の絶縁性の高分子材料で成形される。リアホルダー36は、開口部33a内に嵌合する部分はパッキン35の端面と当接し、開口部33aの外側の部分はハウジング33の端部と当接している。
また、コネクタ8,9は、ハウジング33を外装するシェル37を備える。シェル37は、中心軸線X1周りのハウジング33の外周側にて、ハウジング33を包囲するよう形成されており、これによりコネクタを保護するよう構成されている。シェル37は、例えば剛性の高い金属材料で成形される。
図3,4に示すように、コネクタ8,9は、内部に収容される電線3a,3b,3cのノイズを低減するための磁性材38を備える。図4に示すように、磁性材38は、ハウジング33の収容室32内において、パッキン35と隣接して設置されると共に、電線3a,3b,3cの外周側を包囲して設置されている。図4,5に示すように、磁性材38は、環形状に形成され、孔部38aに電線3a,3b,3cが挿通されている。この磁性材38は、電線部2の電線3a,3b,3cの本数に応じて用意され、本実施形態では電線部2の3本の電線3a,3b,3cに対応する3個の磁性材38が収容室32内に収容されている。3個の磁性材38のそれぞれは、電線部2の各電線3a,3b,3cに個別に設置されている。このような磁性材38と電線3a,3b,3cとの配置は、一般にノーマルモードと呼ばれている。
また、磁性材38には、環形状の外周面38bに切欠き38c(凹部)が設けられている。図5に示すように、切欠き38cは、外周面38bから軸心側に掘り下げられると共に、軸方向に沿って両端面間に連続して延在するよう形成されている。この切欠き38cは、磁性材38内の磁束を漏らし、磁束の飽和を抑制するための磁束飽和抑制用に一般的に設けられるものである。本実施形態では、磁性材38に軸心を基準とする対向位置に2個の切欠き38cを設ける構成を例示しているが、切欠き38cの数はこれに限られない。
一方、ハウジング33の内周面のうち、磁性材38の設置時にこの磁性材38の外周面38bと当接する部分には、図4に示すように、ハウジング33の内部に設置された状態の磁性材38の切欠き38cと嵌合するリブ33b(凸部)が設けられている。
このように、本実施形態に係る電線収容部材としてのコネクタ8,9は、電線3a,3b,3cを内部に収容するハウジング33と、環形状に形成され、ハウジング33の内部にて、電線3a,3b,3cの外周側を包囲して設置される磁性材38と、磁性材38の外周面38b上に設けられる凹部としての切欠き38cと、ハウジング33の内部に設けられるリブ33bとを備える。磁性材38をハウジング33の内部に設置するとき、磁性材38の切欠き38cにリブ33bが嵌合する。また、本実施形態に係るワイヤーハーネス1は、電線3a,3b,3cと、電線3a,3b,3cの両端部に接続される電線収容部材としてのコネクタ8,9とを備える。
この構成により、電線3a,3b,3cのノイズ抑制用に磁性材38をコネクタ8,9に内蔵するときに、磁性材38の切欠き38cにハウジング33のリブ33bが嵌合された状態とすることで、磁性材38をコネクタ8,9の収容室32内に好適に保持することができる。これにより、例えば振動等は生じた場合でも、磁性材38が回転したり周辺部品と干渉することを回避できるので、コーティング材の剥がれなどの磁性材38の摩耗を抑制できる。磁性材38の摩耗を抑制することで、磁性材38による電線のノイズ低減効果を長く持続させることが可能となる。
また、本実施形態のコネクタ8,9では、磁性材38をコネクタ8,9内に設置する際にハウジング33のリブ33bと嵌合する要素として、従来より磁性材38に磁束飽和抑制用に設けられる切欠き38cを利用する。これにより、磁性材38をコネクタ8,9に内蔵するときに、磁性材38を収容室32内に保持するための係合要素を新たに設ける必要がないので、加工コストを抑えつつ、磁性材38の摩耗を抑制できる。
また、本実施形態のコネクタ8,9では、ハウジング33は、複数の電線3a,3b,3cを内部に収容し、磁性材38は、複数の電線3a,3b,3cのそれぞれに個別に設置される。この構成により、所謂ノーマルモードによるノイズ除去が可能となる。また、三相電線の各相に個別に磁性材38を設置すると、各電線3a,3b,3cのインダクタンスを変更し(大きくし)、各電線3a,3b,3c間の共振点をずらすことができる。また、各電線3a,3b,3cのノイズからサージ電圧の周波数成分だけ除去できるように、サージ電圧の周波数に合わせて磁性材38の性状を各電線3a,3b,3cごとに個別に選定できるので、ワイヤーハーネス1のサージ電圧を効率よく抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、ワイヤーハーネス1において、電線のノイズ抑制用に磁性材38を内蔵する電線収容部材の一例としてコネクタ8,9を例示したが、ワイヤーハーネス1の他の構成要素を電線収容部材とすることも可能である。例えば、図2に示すように、電線部2の延在方向の中間部に設けられるノイズ低減部40を「電線収容部材」とすることもできる。この場合、ノイズ低減部40内に設置される磁性材42に凹部が設けられ、外郭部41(筐体)側にはこの磁性材42の設置時に凹部と嵌合する凸部が設けられる。
また、上記実施形態では、コネクタ8,9内に磁性材38を設置する際に、磁性材38の切欠き38cが嵌合する凸部(リブ33b)を、コネクタ8,9のハウジング33に設ける構成を例示したが、コネクタ8,9内に磁性材38を設置したときに磁性材38の切欠き38cを嵌合可能であれば、例えばリアホルダー36などハウジング33以外の他の筺体に凸部を設けることもできる。また、図3に例示した設置位置とは異なる位置にてハウジング33内に磁性材38を設置する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、コネクタ8,9内に収容される複数の電線3a,3b,3cのそれぞれに磁性材38を個別に設置する、所謂ノーマルモードによるノイズ低減手法の構成を例示したが、この代わりに、複数の電線3a,3b,3cを纏めた外周側を一括して包囲するように単一の磁性材を設置する、所謂コモンモードによるノイズ低減手法の構成とすることもできる。同様に、本発明に係る電線収容部材としてノイズ低減部40を用いる場合には、上記実施形態ではノイズ低減部40がコモンモードの構成を例示したが、この代わりにノーマルモードの構成としてもよい。
また、上記実施形態では、コネクタ8,9の内部にて、磁性材38が電線3a,3b,3cの外周側を包囲して設置される構成を例示したが、磁性材38が、電線3a,3b,3cに接続される導体(例えばバスバーや端子など)の外周側を包囲して設置される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、実施形態に係るワイヤーハーネス1を、三相交流型のインバータ50とモータ60とを接続する電力供給線として用いる構成を例示したが、インバータ50とモータ60は三相交流型以外のものでもよい。つまり、実施形態に係るワイヤーハーネス1は、例えば四相配線など三相配線以外のものでもよく、電線部2が3本以外の電線を有する構成であればよい。
上記実施形態では、実施形態に係るワイヤーハーネス1が接続する2つの要素としてインバータ50及びモータ60を例示したが、2つの要素間でサージ電圧が発生しうるものであれば、他の要素間にワイヤーハーネス1を適用することもできる。
また、電線部2の各電線は、同軸ケーブルでもよい。つまり、各電線の導体部の周り、導体部と被覆部との間に電線ごとに個別にシールド部材が設けられる構成でもよい。
1 ワイヤーハーネス
2 電線部
3a,3b,3c 電線
8 インバータ側コネクタ(コネクタ、電線収容部材)
9 モータ側コネクタ(コネクタ、電線収容部材)
33 ハウジング(筐体)
33b リブ(凸部)
36 リアホルダー(筐体)
38 磁性材
38b 外周面
38c 切欠き(凹部)
40 ノイズ低減部(電線収容部材)
41 外郭部(筐体)
42 磁性材

Claims (3)

  1. 中心軸線に沿ってそれぞれ延在し、並列に配置される複数の電線、または前記電線に接続される導体を内部に収容する筐体と、
    環形状に形成され、前記筐体の内部にて、前記複数の電線または複数の導体の外周側を包囲してそれぞれに個別に設置される磁性材と、
    前記磁性材の外周面上に設けられる凹部と、
    前記筐体の内部に設けられ、リブである凸部と、
    を備え、
    前記凹部は、前記環形状の軸心を基準に対向するよう1つの磁性材に2個ずつ設けられ、
    隣り合う前記磁性材の前記凹部は、前記電線の並列方向に向かい合い、
    前記磁性材を前記筐体の内部に設置するとき、前記磁性材の前記凹部に前記凸部が嵌合する、
    ことを特徴とする電線収容部材。
  2. 前記磁性材の前記凹部は、磁束飽和抑制用に設けられる切欠きである、
    請求項1に記載の電線収容部材。
  3. 中心軸線に沿ってそれぞれ延在し、並列に配置される複数の電線、または前記電線に接続される導体を内部に収容する電線収容部材を備え、
    前記電線収容部材は、前記電線と、前記電線の両端部に接続され、または、前記電線の中間部に設置され、
    前記電線または前記電線に接続される導体を内部に収容する筐体と、
    環形状に形成され、前記筐体の内部にて、前記複数の電線または複数の導体の外周側を包囲してそれぞれに個別に設置される磁性材と、
    前記磁性材の外周面上に設けられる凹部と、
    前記筐体の内部に設けられ、リブである凸部と、
    を備え、
    前記凹部は、前記環形状の軸心を基準に対向するよう1つの磁性材に2個ずつ設けられ、
    隣り合う前記磁性材の前記凹部は、前記電線の並列方向に向かい合い、
    前記磁性材を前記筐体の内部に設置するとき、前記磁性材の前記凹部に前記凸部が嵌合する、
    ことを特徴とするワイヤーハーネス。
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