JP6554887B2 - 画像生成装置、評価システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像生成装置、評価システム、プログラムに関する。
特許文献1には、アナログ値である映像入力信号をデジタル値に変換するA/D変換部と、映像信号を表示する表示パネルと、人間の視覚特性を補うγ補正を行うためのLUT部と、ランプ点灯時間が0の時のLUTのデータ及びランプ特性を記憶しておく記憶装置と、ランプ点灯時間を計るための基準クロックを発生する基準クロック発生部と、表示パネルに光を供給するランプユニットと、このランプユニットへの点灯指示及び記憶装置からLUTを取り込んでLUT部に出力し、基準クロックを元にランプが点灯している時間を計測するCPUとを備える階調補正装置が開示されている。
また特許文献2には、表示装置のキャリブレーション状態確認装置においてキャリブレーション間隔設定時間を表示装置の種類に応じて予め設定する設定手段と、使用時間累積測定手段と、キャリブレーション間隔設定時間を経過したか否かの判断手段と、経過したと判断した場合に三原色RGBの階調値の組み合わせにより明るさ及び色が均一に指定された均一パターンを生成する均一パターン生成手段と、三原色RGBがそれぞれ最小階調値をもつ第1副領域と、三原色RGBがそれぞれ最大階調値をもつ第2副領域とを所定の面積比で混在させた参照パターン生成手段と、表示装置の画面上に第1領域と第2領域とによって構成されるテストパターンを定義し、第1領域内には均一パターンを、第2領域内には参照パターンを、テストパターンとして表示させるよう制御する表示制御手段とを有するものが開示されている。
さらに特許文献3には、完全拡散板からなる基準体をカラーモニタの画面上に当て、テストパターン表示手段によって、階調値格納手段内に格納されている三原色RGBの階調値に基づいて、カラーモニタの画面上にテストパターンを表示させ、原色Rの階調値は255に固定しておくが、原色G、Bの階調値については、階調値変動手段により0〜255の間を循環するように所定周期で変動させ、そしてオペレータは、テストパターンの色と基準体の色との比較結果を入力し、比較結果入力手段は、両者が一致した旨の比較結果が入力されると、一致信号を出力し、測定結果出力手段は、一致信号が与えられた時点で、階調値格納手段に格納されていた三原色RGBの階調値を、基準体を基準とした白色色度を示す測定結果として出力するカラーモニタの白色色度測定装置が開示されている。
特開2005−84075号公報 特開2007−101901号公報 特開2005−20144号公報
例えば、プロジェクタは、使用するに従いランプが劣化し、輝度や色温度が変化する。ランプ交換のタイミングとして物理的に使用不能になる使用時間が定められているが、個体差や使用方法により使用時間を過ぎても使用できる場合がある。一方、使用時間に満たなくてもランプが劣化し、その結果、コントラストが下がり低輝度領域の階調が表現できなくなったり、画像が全体的に色付いたりすることで、使用に適さない状態になることがある。
よってユーザが、ランプの劣化の度合いを把握できることが望ましい。そして従来技術として、例えば、ユーザやメンテナンス業者が測色器を使用し、ランプの劣化の度合いを判断する方法がある。しかしながらユーザやメンテナンス業者が測色器を保有していない場合も多い。よって測色器を使用せずにプロジェクタ等の表示装置の明るさや色味の変化を把握し、ランプの劣化の度合いを把握することができることが必要となる。
本発明では、測色器等を使用しなくても表示装置の明るさや色味の変化を把握することができる画像生成装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成部と、前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力部と、前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持部と、を備え、前記画像データ生成部は、前記保持部が保持した画像データによる前記第1の評価色および前記第2の評価色を用いた前記評価画像を前記表示装置に再び表示した場合に、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が異なって見えるときは、明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色を用いた当該評価画像の画像データを再び生成し、再び生成された前記評価画像における前記第1の評価色および前記第2の評価色の画像データから、前記表示装置の明るさまたは色味の変化を予測する予測部をさらに備えることを特徴とする画像生成装置である。
請求項2に記載の発明は、明るさまたは色味が同じに見えるときの前記第1の評価色および前記第2の評価色を基に作成された変換関係を用いて、前記画像データ出力部で出力する画像データの階調特性を補正する階調補正部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の画像生成装置である。
請求項に記載の発明は、前記評価画像は、前記第1の評価色の画像が前記第1の基準色の画像に包囲かつ接触して配され、前記第2の評価色の画像が前記第2の基準色の画像に包囲かつ接触して配されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像生成装置である。
請求項4に記載の発明は、予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成部と、前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力部と、前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持部と、を備え、前記評価画像は、前記表示装置の劣化の度合いを評価するためのものであることを特徴とする画像生成装置である。
請求項に記載の発明は、前記評価画像は、前記表示装置であるプロジェクタのランプの劣化の度合いを評価するためのものであることを特徴とする請求項に記載の画像生成装置である。
請求項に記載の発明は、評価画像の画像データを生成する画像生成装置と、前記画像データを基に前記評価画像を表示させる表示装置と、を備え、前記画像生成装置は、予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成部と、前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力部と、前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持部と、を備え、前記評価画像は、前記表示装置の劣化の度合いを評価するためのものであることを特徴とする評価システムである。
請求項に記載の発明は、コンピュータに、予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成機能と、前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力機能と、前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持機能と、を実現させ、前記評価画像は、前記表示装置の劣化の度合いを評価するためのものであるプログラムである。
請求項1の発明によれば、測色器等を使用しなくても表示装置の明るさや色味の変化を把握することができる画像生成装置等を提供することができる。また保持部に保持されている第1の評価色および第2の評価色の画像データとの比較を行うことができる画像データを作成できる。さらに表示装置の明るさの変化をより精度よく把握することができる。
請求項2の発明によれば、評価画像による評価結果から表示装置の階調特性の補正を行うことができる。
請求項の発明によれば、表示装置の明るさや色味の変化を把握するために適した評価画像を生成することができる。
請求項の発明によれば、表示装置がプロジェクタの場合にランプの明るさや色味の変化を把握することができる。
請求項の発明によれば、測色器等を使用しなくても表示装置の明るさや色味の変化を把握することができる評価システムが提供できる。
請求項の発明によれば、測色器等を使用しなくても表示装置の明るさや色味の変化を把握することができる機能をコンピュータにより実現できる。
本実施の形態の評価システムの構成例を示す図である。 画像生成装置の機能構成例を示したブロック図である。 (a)〜(c)は、第1の基準色、第2の基準色、第1の評価色、および第2の評価色を定める方法について示した図である。 (a)〜(c)は、第1の基準色、第2の基準色、第1の評価色、および第2の評価色を定める他の方法について示した図である。 プロジェクタにより表示される評価画像の第1の例を示した図である。 保持部で保持される第1の評価色および第2の評価色の画像データについて説明した図である。 変換関係作成部が作成する1次元LUTについて示した図である。 プロジェクタにより表示される評価画像の第2の例を示した図である。 プロジェクタにより表示される評価画像の第3の例を示した図である。 プロジェクタにより表示される評価画像の第4の例を示した図である。 プロジェクタにより表示される評価画像の第5の例を示した図である。 プロジェクタにより表示される評価画像の第6の例を示した図である。 評価システムの動作について説明したフローチャートである。 評価システムの動作について説明したフローチャートである。
<評価システムの全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の評価システム1の構成例を示す図である。
図示する評価システム1は、プロジェクタ10と、画像生成装置20とを備える。また図1では、評価システム1を構成するものではないが、スクリーン30についても図示している。
プロジェクタ10は、表示装置の一例であり、スクリーン30に画像を表示させる機能を有する。プロジェクタ10は、例えば、光源であるランプと、画像データを基に画像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの画像を拡大する光学系とを備えている。この場合、液晶パネルにランプからの光を照射し、液晶パネルを透過させる。そして液晶パネルに表示された画像が光学系により拡大され、スクリーン30に投影される。これにより液晶パネルに表示された画像が、拡大投影されてスクリーン30に表示される。
画像生成装置20は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)である。そして、画像生成装置20は、OSによる管理下において、各種アプリケーションソフトウェアを動作させることで、評価画像の画像データを作成し、プロジェクタ10に出力する。そしてプロジェクタ10ではこの評価画像をスクリーン30に表示させる。評価画像の詳細については、後述する。
プロジェクタ10と画像生成装置20とは、画像生成装置20からプロジェクタ10に画像データの出力を行うことができる手段により接続されている。具体的には、例えば、コンポジット接続、S端子接続、D端子接続、VGA(Video Graphics Array)接続、DVI(Digital Visual Interface)接続、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)接続、ディスプレイポート(Display Port)接続、USB(Universal Serial Bus)接続などが挙げられる。
<画像生成装置20の説明>
次に画像生成装置20についてさらに詳細に説明を行う。
図2は、画像生成装置20の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、画像生成装置20の有する種々の機能のうち、本実施の形態に関連する機能に限定して図示している。
図示するように画像生成装置20は、評価画像の画像データを生成する画像データ生成部21と、プロジェクタ10に画像データを出力する画像データ出力部22と、評価画像の画像データを保持する保持部23と、ランプの輝度の低下の度合いを予測する予測部24と、階調特性の補正を行うための変換関係を作成する変換関係作成部25と、画像データ出力部22で出力する画像データの階調特性を補正する階調補正部26とを備える。
画像データ生成部21は、以下の構成の評価画像を表示するための画像データを作成する。
本実施の形態の評価画像は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2を含む画像からなる。
図3(a)〜(c)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2を定める方法について示した図である。
まず第1の基準色S1および第2の基準色S2は、予め定められた色空間中で対となる関係で定められる。ここでは、予め定められた色空間として、例えば、L色空間を使用する。そしてこの色空間におけるプロジェクタ10の色域をKで示す。
図3(a)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2をL色空間中で定めた第1の例である。
この場合、第1の基準色S1は、(L、a、b)=(0、0、0)であり、黒色である。また第2の基準色S2は、(L、a、b)=(100、0、0)であり、白色である。また第1の評価色H1は、第1の基準色S1に対して定められ、この色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2との間となるようにする。さらに第2の評価色H2は、第2の基準色S2に対して定められ、この色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2との間となるようにする。つまりこの色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2とを直線で結んだときに、第1の評価色H1および第2の評価色H2は、この直線上に位置する。だだし正確にこの直線上に位置する必要はなく、この直線から多少のずれがあってもよい。よってここで直線上に位置すると言った場合、直線上もしくは直線から多少ずれた箇所に位置すればよいことを意味する。なお第1の評価色H1と第2の評価色H2とは異なる色として定められる。この場合、第1の評価色H1および第2の評価色H2は、グレーであり、第2の評価色H2の方が第1の評価色H1より輝度が高いグレーとなる。
また第1の基準色S1や第2の基準色S2は、色域Kの外縁部付近で定めることが好ましいが、図3(a)のように最外縁部で定める必要はない。
図3(b)で、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2をL色空間中で定めた第2の例である。
この場合、第1の基準色S1および第2の基準色S2は、色域Kの外縁部付近で定められるが、最外縁部ではない。そして図3(a)と同様に、第1の評価色H1は、第1の基準色S1に対して定められ、この色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2との間となるようにする。そして第2の評価色H2は、第2の基準色S2に対して定められ、この色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2との間となるようにする。
図3(c)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2を画像データにしたときの例を示している。画像データは、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)からなるRGBデータである。ここでは画像データは、R、G、Bのそれぞれについて8bit(0〜255の256階調)で表されるものとする。例えば、画像データが(R、G、B)=(0、0、0)のときは、黒色の画像を表示する画像データであり、図3(a)で説明した第1の基準色S1の色である。また画像データが(R、G、B)=(255、255、255)のときは、白色の画像を表示する画像データであり、図3(a)で説明した第2の基準色S2の色である。そしてR=G=Bであり、それぞれが1〜254のときは、グレーの画像を表示する画像データである。この場合は、図3(a)で説明した第1の評価色H1や第2の評価色H2の色に対応する。
また図3で説明した第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2を定める方法は、輝度(L)を変えてそれぞれを定める方法であったが、これに限られるものではない。
図4(a)〜(c)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2を定める他の方法について示した図である。
図4(a)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2をL色空間中で定めた第3の例である。
この場合、第1の基準色S1および第2の基準色S2は、色相(a、b)を変えて定めている。ここでは、第1の基準色S1と第2の基準色S2とは、輝度(L)が同じである。また第1の基準色S1は、(a、b)=(0、bmax(このLにおけるbの最大値))であり、第2の基準色S2は、(a、b)=(0、bmin(このLにおけるbの最小値))である。そして第1の評価色H1および第2の評価色H2は、上述した方法と同様の方法で定められる。
図4(b)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2をL色空間中で定めた第4の例である。
この場合も第1の基準色S1および第2の基準色S2は、色相(a、b)を変えて定めている。そして第1の基準色S1および第2の基準色S2は、色域Kの外縁部付近で定められるが、最外縁部ではない。そして第1の評価色H1および第2の評価色H2は、上述した方法と同様の方法で定められる。
図4(c)は、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2を画像データにしたときの例を示している。ここでは、図3(c)に対し、第1の基準色S1および第2の基準色S2を、色相(a、b)を変えて定めた場合の画像データを示している。この場合、例えば、(R、G、B)=(0、0、255)のときは、青色の画像を表示する画像データである。また(R、G、B)=(255、255、0)のときは、黄色の画像を表示する画像データである。
図2に戻り、画像データ出力部22は、プロジェクタ10に評価画像の画像データを出力する。そしてスクリーン30には、評価画像が表示される。
図5は、プロジェクタ10により表示される評価画像の第1の例を示した図である。
図示する評価画像Gは、図中左側に第1の基準色S1と第1の評価色H1とからなる画像(以下、「画像A」と言うことがある)と、図中右側に第2の基準色S2と第2の評価色H2とからなる画像(以下、「画像B」と言うことがある)とからなる。また画像Aでは、第1の評価色H1の画像が第1の基準色S1の画像に包囲かつ接触して配される。さらに画像Bでは、第2の評価色H2の画像が第2の基準色S2の画像に包囲かつ接触して配される。
なおこの場合、第1の基準色S1、第2の基準色S2、第1の評価色H1、および第2の評価色H2は、図3(a)で説明したものである。つまり第1の基準色S1は黒色であり、第2の基準色S2は白色である。そして第1の評価色H1および第2の評価色H2は、グレーであるとともに、第2の評価色H2の方が第1の評価色H1より輝度が高いグレーである。なおこれらの画像は、ここでは全て矩形形状である。
このときユーザは、第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像とを比較し、何れが明るく見えるかを評価する。そして第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像の画像データを変更することで、輝度を変更しながら第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像との明るさが同じに見える場合を探索する。この場合、第1の評価色H1や第2の評価色H2の画像データは、L色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2とを結んだ直線上で変化することになる。画像データ生成部21は、この直線上で第1の評価色H1および第2の評価色H2を設定していく。
第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像との明るさが同じに見えるとき、人の眼の認識特性により、実際には、第1の評価色H1の画像よりも第2の評価色H2の画像の輝度の方が大きくなる。つまりもし両者が同じ輝度であったとき、人の眼には、白色の第2の基準色S2で囲まれた第2の評価色H2の画像より、黒色の第1の基準色S1で囲まれた第1の評価色H1の画像の方が明るく見える。そのため両者の明るさが同じに見えるようにするには、第1の評価色H1の画像より第2の評価色H2の画像の輝度をより大きくする必要がある。
保持部23は、第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像との明るさが同じに見えるときの第1の評価色H1および第2の評価色H2の画像データを保持する。
図6は、保持部23で保持される第1の評価色H1および第2の評価色H2の画像データについて説明した図である。
図6で横軸は、画像データの入力値を表し、縦軸は、輝度を表す。この場合、画像データが増加すると、輝度は、線形的に増加する場合を示している。
ここで太線M1は、ランプが劣化していないときの画像データと輝度との関係を表す。このとき第1の評価色H1は、実際の輝度より明るく見える。そのため第1の評価色H1についての画像データと輝度との関係は、細線M1Aのようになる。また第2の評価色H2は、実際の輝度より暗く見える。そのため第2の評価色H2についての画像データと輝度との関係は、細線M1Bのようになる。そして第1の評価色H1と第2の評価色H2とが同じ明るさ(輝度L1)に見えるときの画像データは、第1の評価色H1については、d’であり、第2の評価色H2については、d”である。つまり画像データd’が、保持部23で保持される第1の評価色H1の画像データとなり、画像データd”が、保持部23で保持される第2の評価色H2の画像データとなる。
ここでプロジェクタ10を使用することで、ランプが劣化し、輝度が低下した場合を考える。
このときプロジェクタ10により図5で示した評価画像Gを表示すると、第1の評価色H1の画像の方が第2の評価色H2の画像より明るく見えるようになる。
図6で太線M2は、ランプが劣化したときの画像データと輝度との関係を表す。このとき第1の評価色H1は、実際の輝度より明るく見える。そのため第1の評価色H1についての画像データと輝度との関係は、細線M2Aのようになる。また第2の評価色H2は、実際の輝度より暗く見える。そのため第2の評価色H2についての画像データと輝度との関係は、細線M2Bのようになる。このとき画像データd’により、第1の評価色H1の画像を表示した場合、輝度L2Aとなる。一方、画像データd”により第2の評価色H2の画像を表示した場合、輝度L2Bとなる。この場合、L2A>L2Bであり、第1の評価色H1の画像の方が第2の評価色H2の画像より明るく見えるようになる。
よってユーザは、この明るさの差によりランプの劣化の度合いを知ることができ、ランプの交換時期を判断することができる。
ただし、本実施の形態では、以下に説明するように、ランプの劣化の度合いを画像生成装置20が判断する。
ランプの劣化により、第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像との明るさが異なって見えるときは、明るさが同じに見えるときの第1の評価色H1および第2の評価色H2を再探索する。画像データ生成部21は、上述した場合と同様に、L色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2とを結んだ直線上で第1の評価色H1および第2の評価色H2を設定していく。そして第1の評価色H1および第2の評価色H2を用いた評価画像Gの画像データを再び生成する。
予測部24は、再び生成された画像データを基に、ランプの輝度の低下の度合いを予測する。
ランプの劣化が大きくなるに従い、再び生成された画像データは、第1の評価色H1と第2の評価色H2とでその差が大きくなる。つまりランプが劣化するほど、第1の評価色H1の画像データd’と第2の評価色H2の画像データd”の差が大きくなっていく。よって予測部24は、画像データd’と画像データd”の差(Δd=d”−d’)によりランプの劣化の度合いを予測することができる。そして例えば、Δdについての閾値を設け、この閾値を超えた場合、予測部24は、ランプの交換時期であると判断する。またこの際にユーザに対し警告を発するようにしてもよい。
このように予測部24は、再び生成された評価画像Gにおける第1の評価色H1および第2の評価色H2の画像データから、プロジェクタ10の明るさの変化を予測する。
なおランプの劣化により、例えば、コントラストが下がり低輝度領域の階調が表現できなくなる。よって予測部24がランプの交換時期であると判断した場合でも、低輝度領域の階調特性を補正することでこの問題の対処を行うこともできる。具体的には、低輝度領域での画像データをより大きくし、低輝度領域での階調特性の維持を図る。
変換関係作成部25は、階調特性の補正を行うための変換関係として1次元LUT(Look up Table)を作成する。
このとき上述した評価画像Gを使用する。またこのときの第1の評価色H1および第2の評価色H2は、低輝度領域の階調特性の補正を行うために、低輝度のものを使用することが好ましい。
例えば、ランプが劣化していない場合、第1の評価色H1および第2の評価色H2の明るさが同じに見えるときの第1の評価色H1の階調値が32((R、G、B)=(32、32、32))で、第2の評価色H2の階調値が62((R、G、B)=(62、62、62))であったとする。
そしてランプの劣化後に、第1の評価色H1および第2の評価色H2の明るさが同じに見えるときの第1の評価色H1の階調値が32((R、G、B)=(32、32、32))で、第2の評価色H2の階調値が75((R、G、B)=(75、75、75))であったとする。このとき例えば、第1の評価色H1は、変更せず、第2の評価色H2の変更を行う。
この場合、変換関係作成部25は、画像データの階調値が62だったときに、75となる1次元LUTを作成する。
図7は、変換関係作成部25が作成する1次元LUTについて示した図である。
図7では、入力値で示した階調値を出力値で示した階調値に補正する1次元LUTを示している。図示するように入力値が62だったときに、出力値は75となり、他の入力値についても階調特性が滑らかになるように補正する1次元LUTとなっている。
階調補正部26は、変換関係作成部25で作成された1次元LUTを使用し、画像データ出力部22で出力する画像データの階調特性を補正する。このように階調補正部26は、明るさが同じに見えるときの第1の評価色H1および第2の評価色H2を基に作成された変換関係を用いて、画像データ出力部22で出力する画像データの階調特性を補正する。
これによりランプが劣化していても低輝度領域で階調が表現できなくなる問題が生じにくくなる。
なお評価画像Gは、図5で示したものに限られるものではない。
図8は、プロジェクタ10により表示される評価画像の第2の例を示した図である。
図8で図示する評価画像Gは、図5に示した評価画像Gに比較して、第1の基準色S1と第2の基準色S2を変更している。この場合、第1の基準色S1の画像データは、例えば、(R、G、B)=(10、10、10)であり、グレーである。また第2の基準色S2の画像データは、例えば、(R、G、B)=(248、248、248)であり、グレーである。第1の基準色S1と第1の評価色H1とは、目視で差がわかればよい。また第2の基準色S2と第2の評価色H2とは、同様に目視で差がわかればよい。この場合、差が明らかであり、評価画像Gとして図5と同様にして使用できる。
また上述した例では、評価画像Gについて、第1の評価色H1と第2の評価色H2の明るさ(輝度)について注目し、両者の明るさが同じであるかどうかを評価していたが、これに限られるものではない。例えば、ランプが劣化すると色付きが生じやすくなるので、画像の色味によりランプの劣化の度合いを評価することができる。この場合、プロジェクタのランプの劣化の度合いを、輝度でなく色味から評価することになる。具体的には、第1の評価色H1と第2の評価色H2の色味について注目し、両者の色味が同じに見えるかどうかを評価する。
図9は、プロジェクタ10により表示される評価画像の第3の例を示した図である。
図9で図示する評価画像Gは、プロジェクタのランプの劣化の度合いを、色味から評価するためのものである。評価画像Gは、図5に示した評価画像Gに比較して、第1の基準色S1と第2の基準色S2を変更している。第1の基準色S1の画像データは、(R、G、B)=(255、255、0)であり、黄色である。また第2の基準色S2の画像データは、(R、G、B)=(0、0、255)であり、青色である。この場合、第1の基準色S1と第2の基準色S2とは、大きく色相が異なるものを使用することが好ましい。例えば、補色関係にあるものを使用する。そして第1の評価色H1と第2の評価色H2の色味が同じに見えるかどうかを評価する。
また上述した例では、第1の評価色H1や第2の評価色H2は1つずつであったが、これに限られるものではない。
図10は、プロジェクタ10により表示される評価画像の第4の例を示した図である。
図10で図示する評価画像Gは、図5に示した評価画像Gに比較して、第1の評価色H1の画像の数を複数(図10の例では3個)に変更している。そしてそれぞれの第1の評価色H1は、輝度が異なる。そしてユーザは、複数の第1の評価色H1の画像の中から、第2の評価色H2の画像と同じ明るさに見えるものを選択する。なお第2の評価色H2の画像の数を複数にしてもよい。また第1の評価色H1の画像や第2の評価色H2の画像を複数にした場合でも、それぞれを同時に表示する必要はない。
また上述した例では、第1の評価色H1や第2の評価色H2は矩形形状であったが、これに限られるものではない。
図11は、プロジェクタ10により表示される評価画像の第5の例を示した図である。
図11で図示する評価画像Gは、図5に示した評価画像Gに比較して、第1の評価色H1の画像や第2の評価色H2の画像を「A」の形状に変更している。なお第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像とは、同一形状であることが好ましい。
さらに第1の基準色S1や第2の基準色S2の形状を変更してもよい。
図12は、プロジェクタ10により表示される評価画像の第6の例を示した図である。
図12で図示する評価画像Gは、図5に示した評価画像Gに比較して、第1の基準色S1の画像が占める面積が狭くなり、第2の基準色S2の画像が占める面積が広くなっている。ただし、第1の評価色H1の画像の面積と第2の評価色H2の画像の面積とは、同一であることが好ましい。
<評価システム1の動作の説明>
次に画像生成装置20の動作について説明を行う。
図13および図14は、評価システム1の動作について説明したフローチャートである。
以下、図2、図13および図14を主に使用して評価システム1の動作について説明する。
まずプロジェクタ10のランプが劣化していない状態で、画像データ生成部21が図5等で説明した評価画像Gの画像データを作成する(ステップ101)。
次に画像データ出力部22が、評価画像Gの画像データをプロジェクタ10に出力する(ステップ102)。この評価画像Gは、プロジェクタ10によりスクリーン30に表示される。
そしてユーザが第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像とを比較し、明るさが同じであるかどうかを判断する(ステップ103)。
そして明るさが同じでなかった場合(ステップ103でNo)、ステップ101に戻り、画像データ生成部21は、第1の評価色H1および第2の評価色H2の一方の輝度を変更して評価画像Gの画像データを作成する。
一方、明るさが同じであった場合(ステップ103でYes)、保持部23は、第1の評価色H1の画像データおよび第2の評価色H2の画像データを保持する(ステップ104)。
そしてプロジェクタ10を予め定められた期間使用後、画像データ出力部22は、再び評価画像Gの画像データをプロジェクタ10に出力する(ステップ201)。なおこのとき使用する第1の評価色H1の画像データおよび第2の評価色H2の画像データは、保持部23に保持されていたものを使用する。この評価画像Gは、プロジェクタ10によりスクリーン30に表示される。
そしてユーザが第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像とを比較し、明るさが同じであるかどうかを判断する(ステップ202)。
そして明るさが同じであった場合(ステップ202でYes)、予測部24は、ランプは劣化していないと判断し(ステップ203)、処理を終了する。
一方、明るさが同じでなかった場合(ステップ202でNo)、画像データ生成部21が、第1の評価色H1および第2の評価色H2の一方の輝度を変更し、評価画像Gの画像データを再び作成する(ステップ204)。そして画像データ出力部22が、評価画像Gの画像データをプロジェクタ10に出力する(ステップ205)。
そしてユーザが第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像とを比較し、明るさが同じであるかどうかを判断する(ステップ206)。
そして明るさが同じでなかった場合(ステップ206でNo)、ステップ204に戻り、第1の評価色H1および第2の評価色H2の一方の輝度を変更して評価画像Gの画像データを作成する。
一方、明るさが同じであった場合(ステップ206でYes)、予測部24が、評価画像Gにおける第1の評価色H1および第2の評価色H2の画像データから、プロジェクタ10のランプの明るさの変化を予測する(ステップ207)。
さらに予測部24は、予測した明るさの変化からランプの交換時期であるか否かを判断する(ステップ208)。
そして予測部24が、ランプの交換時期ではないと判断した場合(ステップ208でNo)、処理を終了する。
一方、予測部24が、ランプの交換時期であると判断した場合(ステップ208でYes)、画像データ出力部22が、ユーザに対する警告メッセージをプロジェクタ10に出力する(ステップ209)。
その結果、ユーザがランプを交換した場合(ステップ210でYes)、処理を終了する。
一方、ユーザがランプを交換しない場合(ステップ210でNo)、変換関係作成部25が、図7で説明したような1次元LUTを作成する(ステップ211)。そして階調補正部26が画像データの階調特性を補正する(ステップ212)。これにより低輝度領域での階調特性が改善された画像データが画像データ出力部22から出力される。
以上説明した評価システム1によれば、プロジェクタ10の個体差や使用条件によらず、ランプの劣化の度合いを把握することができ、ランプの交換時期を知ることができる。またこのとき測色器等を使用しなくてもよく、より簡単な方法であると言える。さらにランプが劣化していない状態での基準となるデータの作成が容易である。この場合、基準となるデータは、保持部23に保持される第1の評価色H1の画像データおよび第2の評価色H2の画像データである。
なお以上説明した評価システム1では、図13のステップ101〜ステップ104で使用するプロジェクタ10と、図14のステップ201〜ステップ212で使用するプロジェクタ10は、同じ機器であったが、これに限られるものではない。例えば、マスターとなるプロジェクタ10でステップ101〜ステップ104の処理を行い、保持部23に保持される第1の評価色H1の画像データおよび第2の評価色H2の画像データを評価対象となる別のプロジェクタ10に適用してステップ201〜ステップ212の処理を行なってもよい。
また以上説明した評価システム1では、ランプの輝度または色味の変化を評価していたが、色温度を評価してもよい。例えば、図9で示した評価画像Gを使用し、第1の評価色H1が第2の評価色H2より青く見えた場合、ランプの輝度および色温度が低下していると判断できる。
さらに以上説明した評価システム1では、プロジェクタ10のランプの劣化を把握するためのものであったが、これに限られるものではない。例えば、液晶ディスプレイのバックライトの劣化を把握するためや、ブラウン菅の劣化を把握するために用いてもよい。
<プログラムの説明>
ここで以上説明を行った本実施の形態における画像生成装置20が行なう処理は、上述した通り、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムにより実現できる。
よって画像生成装置20が行なう処理は、コンピュータに、予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色S1および第2の基準色S2と、この色空間中で第1の基準色S1と第2の基準色S2との間となり、第1の基準色S1に対して定められる第1の評価色H1および第2の基準色S2に対して定められ第1の評価色H1とは異なる第2の評価色H2と、からなる評価画像Gの画像データを生成する画像データ生成機能と、評価画像Gを表示させるプロジェクタ10に画像データを出力する画像データ出力機能と、評価画像Gをプロジェクタ10に表示したときに、第1の評価色H1の画像と第2の評価色H2の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの第1の評価色H1および第2の評価色H2の画像データを保持する保持機能と、を実現させるプログラムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…評価システム、10…プロジェクタ、20…画像生成装置、21…画像データ生成部、22…画像データ出力部、23…保持部、24…予測部、25…変換関係作成部、26…階調補正部、30…スクリーン、G…評価画像、S1…第1の基準色、S2…第2の基準色、H1…第1の評価色、H2…第2の評価色

Claims (7)

  1. 予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力部と、
    前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持部と、
    を備え
    前記画像データ生成部は、前記保持部が保持した画像データによる前記第1の評価色および前記第2の評価色を用いた前記評価画像を前記表示装置に再び表示した場合に、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が異なって見えるときは、明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色を用いた当該評価画像の画像データを再び生成し、
    再び生成された前記評価画像における前記第1の評価色および前記第2の評価色の画像データから、前記表示装置の明るさまたは色味の変化を予測する予測部をさらに備えることを特徴とする画像生成装置。
  2. 明るさまたは色味が同じに見えるときの前記第1の評価色および前記第2の評価色を基に作成された変換関係を用いて、前記画像データ出力部で出力する画像データの階調特性を補正する階調補正部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の画像生成装置。
  3. 前記評価画像は、前記第1の評価色の画像が前記第1の基準色の画像に包囲かつ接触して配され、前記第2の評価色の画像が前記第2の基準色の画像に包囲かつ接触して配されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像生成装置。
  4. 予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力部と、
    前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持部と、
    を備え、
    前記評価画像は、前記表示装置の劣化の度合いを評価するためのものであることを特徴とする画像生成装置。
  5. 前記評価画像は、前記表示装置であるプロジェクタのランプの劣化の度合いを評価するためのものであることを特徴とする請求項に記載の画像生成装置。
  6. 評価画像の画像データを生成する画像生成装置と、
    前記画像データを基に前記評価画像を表示させる表示装置と、
    を備え、
    前記画像生成装置は、
    予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力部と、
    前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持部と、
    を備え
    前記評価画像は、前記表示装置の劣化の度合いを評価するためのものであることを特徴とする評価システム。
  7. コンピュータに、
    予め定められた色空間中で対となる関係で定められる第1の基準色および第2の基準色と、当該色空間中で当該第1の基準色と当該第2の基準色との間となり、当該第1の基準色に対して定められる第1の評価色および当該第2の基準色に対して定められ当該第1の評価色とは異なる第2の評価色と、からなる評価画像の画像データを生成する画像データ生成機能と、
    前記評価画像を表示させる表示装置に前記画像データを出力する画像データ出力機能と、
    前記評価画像を前記表示装置に表示したときに、前記第1の評価色の画像と前記第2の評価色の画像との明るさまたは色味が同じに見えるときの当該第1の評価色および当該第2の評価色の画像データを保持する保持機能と、
    を実現させ
    前記評価画像は、前記表示装置の劣化の度合いを評価するためのものであるプログラム。
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