JP6554482B2 - タービンエンジンロータ用の回転対称部品、ならびに関連するタービンエンジンロータ、タービンエンジンモジュール、およびタービンエンジン - Google Patents

タービンエンジンロータ用の回転対称部品、ならびに関連するタービンエンジンロータ、タービンエンジンモジュール、およびタービンエンジン Download PDF

Info

Publication number
JP6554482B2
JP6554482B2 JP2016558366A JP2016558366A JP6554482B2 JP 6554482 B2 JP6554482 B2 JP 6554482B2 JP 2016558366 A JP2016558366 A JP 2016558366A JP 2016558366 A JP2016558366 A JP 2016558366A JP 6554482 B2 JP6554482 B2 JP 6554482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
grooves
blades
turbine engine
flank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016558366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017519143A (ja
Inventor
トラピエ,ニコラ
Original Assignee
サフラン・エアクラフト・エンジンズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サフラン・エアクラフト・エンジンズ filed Critical サフラン・エアクラフト・エンジンズ
Publication of JP2017519143A publication Critical patent/JP2017519143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6554482B2 publication Critical patent/JP6554482B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • F01D5/3007Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/70Shape
    • F05D2250/72Shape symmetric
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/70Shape
    • F05D2250/73Shape asymmetric

Description

本発明は、タービンエンジンロータ用の回転対称部品に関し、より詳細には、外周に歯の環状列を備えた部品であって、前記歯がその間にロータブレードルートを保持するための溝を形成する、部品に関する。このタイプの部品は、たとえばロータディスクである。
従来技術には、欧州特許出願公開第2549061号明細書、仏国特許出願公開第485943号明細書、米国特許第4093399号明細書、米国特許第2920864号明細書、米国特許出願公開第2007/020102号明細書、および米国特許第5474421号明細書の文献が含まれる。
タービンエンジンロータディスクは、その外周に、内部にロータブレードルートがしっかりと装入されるブローチ加工された溝の列を備えている。各ブレードは通常、プラットフォームによってルートに接続されたベーンを備えている。前記ルートは、バルブとして知られる径方向内側の部分と、スティルトとして知られる径方向外側の部分との2つの部分を備えている。ルートのバルブは、そのスティルトによってブレードのプラットフォームに接続されている。
ブレードのルートはモミの木または蟻継状に形成することができる。蟻継状のブレードルートの場合、ブレードルートのバルブは1つのローブを備え、モミの木状のブレードルートの場合、ブレードルートのバルブは2つまたは3つのローブを備える。各ローブは、ネック、換言すると、断面または厚みが小さい部分によって、別のローブまたは、ルートのスティルトに接続される。
ブローチ加工された締結具を有するこのタイプのディスクは、タービンエンジンのコンプレッサまたはタービンに使用することが可能である。
慣習的には、ブローチ加工されたモミの木状の締結具は、比較的高負荷のタービンに使用される。換言すると、高速のタービン、または、大きい遠心力に起因して応力が大きくなることからダクト断面積が大であるタービンに使用される。
前記締結具において、いくつかの機械的基準を考慮しなければならない。これら機械的基準は、
絶対的基準、換言すると、すべての通常の飛行条件下での、弾性限界を超えない範囲、ならびに、振動による疲労、小数輪生疲労(oligocyclic fatigue)、およびクリープに対する耐性のある範囲における、ディスクのブレードおよび歯の強度と、
ロータ全体にわたる破損ヒエラルキに対応する相対的基準と、である。この理由は、ブレードおよびディスクにおいて、応力の階層化を考慮しなければならないためである。エンジンが故障した場合、最大引っ張り応力を有する断面が、最も破損のもとになりやすい断面となる。タービンを囲むハウジングは、タービンから発出し得るあらゆるデブリを保持しなければならず、このため、ブレードのデブリの量が大きいほど、前記デブリを含むことを可能にするために、ハウジングがより大きいものとなる。さらに、ハウジング内にはディスクの歯の破損は発生してはならず、この理由は、前記破損が、大部分ののブレードが外れることにつながる連鎖反応を生じ得るためである。まとめると、図3を参照すると、応力が最大の断面は、ブレード10のベーンに位置するものとし、バルブ16の下側ネック12および上側ネック14の断面は、ベーンの断面の応力よりも小である応力を有する(σbi<σbs<σbp(低ベーン応力))ものとし、歯22の下側ネック18および上側ネック20の断面は、ブレード10の応力よりも比較的小さい応力を有するものとし、前記断面は、締結具の温度におけるディスク24の材料の弾性限界に低減される(ディスクのσdi,s/σe(ディスクの材料の弾性限界)<ブレードのσbp/σe(ブレードの材料の弾性限界))。
いくつかのタービンエンジンでは、絶対的基準が考慮されるが、破損のヒエラルキは考慮されず、この理由は、断面がバルブ16には十分であるが歯22には不十分であるか、断面が歯22には十分であるがバルブ16には不十分であるかのいずれかであるためである。
この問題に対する解決策は、歯22のネックのサイズを増大しつつ、バルブ16のネック12、14の断面のサイズを増大させることにある。しかしながら、締結具(歯+バルブ)の幅または外周全体の寸法が、ダクトの形状およびブレード10の数によって直接規定される。ダクトを変更することにより、タービン性能の低下を生じ、エンジン性能の低下につながる。
欧州特許出願公開第2549061号明細書 仏国特許出願公開第485943号明細書 米国特許第4093399号明細書 米国特許第2920864号明細書 米国特許出願公開第2007/020102号明細書 米国特許第5474421号明細書
本発明は、この問題に対するシンプルで、効果的で、経済的な解決策を提供する。
本発明は、回転軸を有し、外周に歯の環状列を備え、前記歯がその間に、モミの木状のロータブレードルートを保持するための溝を形成するタービンエンジンロータ用の、ディスクなどの回転対称部品に関する。各歯は、ブレードルートを保持することが意図され、凹部によって相互に分割された少なくとも2つの凸部を備えた第1のサイド歯面と、隣接するブレードルートを保持することが意図され、凹部によって相互に分割された少なくとも2つの凸部を備えた第2のサイド歯面とを備えている。第1の歯面の前記少なくとも2つの凸部は、回転対称部品の回転軸に中心付けられた外周上に位置し、第2の歯面の前記少なくとも2つの凸部は、前記回転軸に中心付けられた外周上に位置する。前記部品は、各歯が、その長手方向の寸法のほぼ全体にわたって、実質的に径方向の長手方向二等分面に対して非対称であることを特徴とする。各歯の第2の歯面の凸部の前記外周の少なくとも1つは、第1の歯面の凸部の外周間に位置し、前記外周から径方向に変移している。
本出願では、回転対称部品の要素(歯または溝など)の「実質的に径方向の長手方向二等分面」は、要素の長手軸に沿って延び、前記要素の中間点を実質的に通過する面であると理解される。前記平面は、部品の長手軸または回転軸に対して実質的に径方向の向きである。要素の長手軸は、部品の長手軸または回転軸に対してほぼ平行であり得る。この場合、上述の平面は、部品の長手軸に沿って延びる。
従来技術では、ディスクなどの回転対称ロータ部品の歯は、各々が実質的に径方向の長手方向二等分面に対して対称である。対照的に、本発明によれば、ロータ部品の各歯は、実質的に径方向の長手方向二等分面に対して対称ではない。このことにより、部品の歯における応力集中のよりよい分布を促すことで、上述の問題を解決することが可能になる。このことにより、たとえば、ディスクの歯のネックにおいて幅を広くするか、外周の寸法を大きくすることが可能になる。ディスクの断面積は、ブレードルートのバルブの断面積を低減することなく、増大させることが可能になる。
本発明により、具体的には、従来技術よりもかなり高負荷のタービンを設計することが可能になる。さらに、同様であるが、装入され、保持される寸法上の差異があるルート(モミの木状)を有することが可能になる。
径方向寸法が大であるスティルトを有するブレードおよび、同じロータディスクについてより小さい径方向寸法のスティルトを有するブレードが設けられる従来技術とは異なり、この場合、スティルトは同様の径方向寸法を有し得る。異なる高さに締結することは、最も大きいスティルトには不利であるが、この理由は、最も大きいスティルトはさらなる質量を構成し、したがってこのことが、より大きい締結具によって相殺される必要があるためである。このため、最も大きいスティルトを有するブレードの重量増大による不利益を過度に負うことなく、ディスクの歯の大型化をより大幅に達成するために、変移を制限することが特に有利である。主クレームに記載のように歯を配置することにより、本発明の目的が達成される。
部品の各溝は、その長手方向の寸法のほぼ全体にわたって、実質的に径方向の長手方向二等分面に対して対称である。
本発明の特定の実施形態では、第2の歯面の少なくとも1つの前記凸部の外周は、第1の歯面の凹部を実質的に通過する。各歯の第2の歯面の2つの隣接する凸部の外周は、前記歯の第1の歯面の2つのそれぞれの凹部を実質的に通過し得る。
溝は様々な深さまたは径方向寸法を有し得る。
好ましくは、溝は、部品の回転軸周りに均等に配置された同一の溝の第1の組と、第1の組の溝とは異なり、部品の回転軸周りに均等に配置された、これら第1の組の溝の間の同一の溝の第2の組とを備え、第1の組の各溝が第2の組の2つの溝の間に位置し、第2の組の各溝が第1の組の2つの溝の間に位置する。
本発明は、上述の環状部品と、部品の溝にしっかりと装入されたモミの木状のルートに接続されたベーンを各々が備えたブレードの環状列であって、各ルートが径方向外側スティルトおよび径方向内側バルブを備えた、ブレードの環状列とを備え、ブレードの列が、径方向寸法D5のスティルトを有するブレードの第1の組と、D5より大である径方向寸法D6のスティルトを有するブレードの第2の組とを備え、第1の組の各ブレードが第2の組の2つのブレードの間に位置し、第2の組の各ブレードが第1の組の2つのブレードの間に位置することを特徴とする、タービンエンジンロータにも関する。
本発明は、上述の環状部品の少なくとも1つまたはロータの少なくとも1つを備えた、コンプレッサまたはタービンなどのタービンエンジンモジュールにも関する。
最後に、上述の環状部品の少なくとも1つまたはロータの少なくとも1つを備えたタービンエンジンに関する。
添付図面を参照して、非限定的な例として与えられる以下の詳細な説明を読むことで、本発明がよりよく理解され、本発明の他の詳細、特徴、および利点がより明確に明らかになる。
図1は、従来技術に係るタービンエンジンロータ、より詳細にはロータホイールの概略斜視図である。 図2は、図1のロータホイールのディスクの拡大した部分概略斜視図である。 図3は、従来技術に係るロータディスクの歯の概略図である。 図4は、本発明に係るロータディスクの歯の概略図である。 図5は、図4と同様であり、本発明の変形形態を示す概略図である。
最初に、タービンエンジンのロータホイール26を示す図1および図2を参照すると、前記ホイールが、外周にブレード10の環状列を保持するディスク24を備えている。
各ブレード10は、プラットフォーム30によってルート32に接続されたベーン28を備えている。ルート32は、ディスク24の外周で溝34にしっかりと装入されている。
ディスク24はその外周に、ブレード10のルート32を受領するための溝34を間に形成する歯22の環状列を備えている。したがって、ディスク24の溝34または歯22の数は、ディスク24が保持することができるブレード10の数と等しい。
溝34はディスク24の外周にブローチ加工することによって得られ、この場合、溝34はディスク24の長手軸または回転軸Aとほぼ並行な向きである。
図3により明確に見ることができるように、ブレードルート32はこの場合、モミの木状であり、2つのローブ36を有する。ブレードルート32は、径方向外側スティルト38と、スティルト38によってブレード10のプラットフォームに接続された径方向内側バルブ16とを備えている。
各ブレードルート32は、2つのネック12、14(または厚みもしくは断面積の小さい部分)、すなわち、バルブ16の2つのローブ36間の下側ネック12と、上側ローブとスティルト38との間の上側ネック14とを備えている。各ルート32は、実質的に径方向の長手方向二等分面P1に対して対称である。
ディスク24の各歯22は、2つのサイド歯面40を備えている。サイド歯面40は、隣接するブレード10のルート32と協同し、ルート32を溝34内に径方向に保持するような形状になっている。
歯22の各歯面40は、この場合、2つの表面42、それぞれ上側表面と下側表面とを備えている。上側表面42は、ブレードルートの上側ローブの側面のための支持面を形成し、下側表面42は前記ブレードルートの下側ローブの側面のための支持面を形成する。
歯面40の表面42は、図1に見ることができるように、歯22の長手方向の寸法のほぼ全体にわたって延びる凸部によって形成される。歯面40の表面42は、やはり歯22の長手方向の寸法のほぼ全体にわたって延びる凹部によって相互に分割されている。
従来技術では、図3に見られるように、各歯22は実質的に径方向の長手方向二等分面P2に対して対称である。前記対称のために、1つの歯22の歯面40の凹部は、軸A上に中心付けられた同じ外周C1上に実質的に位置している。前記凹部は、歯22の上側ネック20を形成する。歯22は、歯22の下側表面42と溝34の底部との間に下側ネック18を備えている。
歯22のネック18、20のサイズを増大させつつ、バルブ16のネック12、14の断面のサイズを増大させることは不可能であることを理解されたい。歯の凹部(外周C1)の領域における歯の幅が小さく、これにより、凹部の歯がもろくなる傾向にあることをも理解されたい。
図4に見ることができるように、本発明により、ディスク24’の各歯22’が、その長手方向の寸法のほぼ全体にわたって、実質的に径方向の長手方向二等分面P2に対して非対称であるという事実により、この問題を克服することが可能である。
前述のように、各歯22’は、隣接するブレード10’、10’’のルート32と協同し、前記ルートを溝34’、34’’内に径方向に保持するような形状にされている2つのサイド歯面40’、40’’を備えている。
歯22’の各歯面40’、40’’は、2つの表面42、それぞれ上側表面と下側表面とを備えている。上側表面42は、ブレードルートの上側ローブの側面のための支持面を形成し、下側表面42は前記ブレードルートの下側ローブの側面のための支持面を形成する。
歯面40’、40’’の表面42は、図1に見ることができるように、歯の長手方向のほぼ全体にわたって延びる凸部によって形成されている。歯面40’、40’’の表面42は、やはり歯の長手方向の寸法のほぼ全体にわたって延びる凹部によって相互に分割されている。歯面40’、40’’の下側表面42は、やはり歯の長手方向の寸法のほぼ全体にわたって延びる別の凹部によって対応する溝34’、34’’の底部から分割されている。
図面に見ることができるように、1つの歯22’の歯面40’、40’’の上側凸部は、同じ外周上には位置していない。このことは、歯22’の歯面40’、40’’の下側凸部について、歯22’の歯面40’、40’’の上側凹部について、および歯22’の歯面40’、40’’の下側凹部についても同様である。対照的に、図示の例では、第1の歯面40’’の上側凸部(この場合、歯22’の左側歯面)は、第2の歯面40’’(歯22’の右側歯面)の上側凸部を通る外周C4よりも直径が大である外周C3上に位置している。前記外周C4は、第1の歯面40’’の上側凹部を通る外周C5の直径より大である直径を有し、外周C5自体は、第2の歯面40’の上側凹部を通る外周C6の直径よりも大である直径を有する。前記外周C6は第1の歯面40’’の下側凸部を通る外周C7の直径よりも大である直径を有し、外周C7自体は、第2の歯面40’の下側凸部を通る外周C8の直径よりも大である直径を有する。前記外周C8は、第1の歯面40’’の下側凹部を実質的に通り、第2の歯面40’の下側凹部を通る外周C9の直径よりも大である直径を有する。
各歯の歯面の凹部間の径方向の変移により、前記凹部の領域での歯幅を増大させることが可能になり、したがって、歯の機械的強度が向上される。
さらに、図面に見ることができるように、ディスク24’の溝34’、34’’は、すべて同じではない。ディスク24は、深さまたは径方向寸法D1を有する溝34’’、および、D1より大である深さまたは径方向寸法D2を有する溝34’を備えている。
溝34’は、ディスク24’の長手軸周りに均等に配置され、各溝34’は、2つの溝34’’間に位置している。同様に、溝34’’は、ディスク24’の長手軸周りに均等に配置され、各溝34’’は、2つの溝34’間に位置している。
従来技術のように、ディスク24’の各溝34’、34’’は、その長手方向の寸法のほぼ全体にわたって、ディスクの実質的に径方向の長手方向二等分面P1に対して対称である。
ディスク24’とともにロータホイールを形成するブレード10’、10’’はすべて同じではない。ホイールは、ルートの各々が径方向寸法D3を有するブレード10’と、ルートの各々が、D3より大である径方向寸法D4を有するブレード10’’とを備えている。
ブレード10’はディスク24’の長手軸周りに均等に配置され、各ブレード10’は2つのブレード10’’間に位置している。同様に、ブレード10’’はディスク24’の長手軸周りに均等に配置され、各ブレード10’’は2つのブレード10’間に位置している。
ブレード10’のバルブ16’は、ブレード10’’のバルブとほぼ同じである。したがって、ブレード10’のルートは、そのスティルト38’、38’’、具体的には、そのスティルト38’、38’’の径方向寸法により、ブレード10’’のルートとは異なる。ブレード10’のスティルト38’は、ブレード10’’のスティルト38’’の径方向寸法D6よりも小である径方向寸法D5を有する。
ブレード10’、10’’は、ルートが最大径方向寸法D4を有するブレード10’’が、最大径方向寸法D2を有する溝34’に装入するような方式でディスク22’の溝34’、34’’にブレードのルートをしっかりと装入させることにより、従来技術のようにディスク24’に取り付けられている。したがって、それにより、ブレード10’のルートが、最小径方向寸法D3を有し、最小径方向寸法D1を有する溝34’’に装入されるようになっている。
図5は、図4の実施形態と同様の、本発明の変形形態を示している。図4に関する前述の記載は、以下により矛盾していなければ、図5に適用される。
図示の例では、各歯の歯面40’、40’’の内の1つの凸部が、ほぼ周方向に、前記歯の他の歯面の凹部と整列されており、この各歯の歯面40’、40’’の内の1つの凹部も、他の歯面の凸部とほぼ周方向に整列されている。
第2の歯面40’の上側凸部は、第1の歯面40’’の上側凹部を通る外周に位置している。第1の歯面40’’の下側凸部は、第2の歯面40’の凹部を通る外周上に位置している。第2の歯面40’の下側凸部は、第1の歯面40’’の下側凹部を通る外周上に位置している。
この構成により、各歯が、歯の径方向の範囲全体にわたって比較的一定の幅または周方向の寸法を有することが可能になり、このことは、歯の機械的強度に関して有利である。

Claims (8)

  1. 回転軸(A)を有し、外周に歯(22’)の環状列を備え、歯がその間に、モミの木状のロータブレードルート(10’、10’’)を保持するための溝(34’、34’’)を画定する、タービンエンジンロータ用の、ディスク(24’)などの回転対称部品であって、各歯は、ブレードルートを保持することが意図され、凹部によって相互に分割された少なくとも2つの凸部を備えた第1のサイド歯面(40’’)と、隣接するブレードルートを保持することが意図され、凹部によって相互に分割された少なくとも2つの凸部(42)を備えた第2のサイド歯面(40’)とを備え、第1の歯面の前記少なくとも2つの凸部は、回転対称部品の回転軸に中心付けられた外周(C3、C7)上に位置し、第2の歯面の前記少なくとも2つの凸部は、前記回転軸に中心付けられた外周(C4、C8)上に位置し、各歯が、その長手方向の寸法のほぼ全体にわたって、実質的に径方向の長手方向二等分面(P2)に対して非対称であり、各歯の第2の歯面における凸部が位置する前記外周の少なくとも1つ(C4)は、第1の歯面における凸部が位置する外周(C3、C7)間に位置し、前記外周から径方向に変移しており、各溝(34’、34’’)が、その長手方向の寸法のほぼ全体にわたって、実質的に径方向の長手方向二等分面(P1)に対して対称であることを特徴とする、回転対称部品。
  2. 各歯の第2の歯面(40’)の少なくとも1つの前記凸部が位置する外周(C8)が、前記歯の第1の歯面(40’’)の凹部を実質的に通過することを特徴とする、請求項1に記載の回転対称部品。
  3. 各歯の第2の歯面の2つの隣接する凸部が位置する外周が、前記歯の第1の歯面の2つのそれぞれの凹部を実質的に通過することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の回転対称部品。
  4. 溝(34’、34’’)が様々な径方向寸法(D1、D2)を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の回転対称部品。
  5. 溝(34’、34’’)が、部品の回転軸周りに均等に配置された同一の第1の組の溝(34’)と、第1の組の溝とは径方向寸法が異なる溝(34’’)であって、部品の回転軸周りに均等に配置された同一の第2の組の溝(34’’)とを備え、第1の組の各溝が第2の組の2つの溝の間に位置し、第2の組の各溝が第1の組の2つの溝の間に位置することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の回転対称部品。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の回転対称部品と、部品の溝にしっかりと装入されたモミの木状のルートに接続されたベーンを各々が備えたブレード(10’、10’’)の環状列であって、各ルートが径方向外側スティルト(38’、38’’)および径方向内側バルブを備えた、ブレード(10’、10’’)の環状列とを備え、ブレードの列が、径方向寸法D5のスティルトを有するブレードの第1の組と、D5より大である径方向寸法D6のスティルトを有するブレードの第2の組とを備え、第1の組の各ブレードが第2の組の2つのブレードの間に位置し、第2の組の各ブレードが第1の組の2つのブレードの間に位置することを特徴とする、タービンエンジンロータ。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の回転対称部品の少なくとも1つ、または請求項6に記載のロータの少なくとも1つを備えた、コンプレッサまたはタービンなどのタービンエンジンモジュール。
  8. 請求項1から5のいずれか一項に記載の回転対称部品の少なくとも1つ、または請求項6に記載のロータの少なくとも1つを備えたタービンエンジン。
JP2016558366A 2014-03-24 2015-03-11 タービンエンジンロータ用の回転対称部品、ならびに関連するタービンエンジンロータ、タービンエンジンモジュール、およびタービンエンジン Active JP6554482B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1452474A FR3018849B1 (fr) 2014-03-24 2014-03-24 Piece de revolution pour un rotor de turbomachine
FR1452474 2014-03-24
PCT/FR2015/050601 WO2015145016A1 (fr) 2014-03-24 2015-03-11 Piece de revolution pour un rotor de turbomachine, rotor de turbomachine, module de turbomachine et turbomachine associés

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017519143A JP2017519143A (ja) 2017-07-13
JP6554482B2 true JP6554482B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=51303076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016558366A Active JP6554482B2 (ja) 2014-03-24 2015-03-11 タービンエンジンロータ用の回転対称部品、ならびに関連するタービンエンジンロータ、タービンエンジンモジュール、およびタービンエンジン

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10436043B2 (ja)
EP (1) EP3123001B1 (ja)
JP (1) JP6554482B2 (ja)
CN (1) CN106460530B (ja)
BR (1) BR112016021652B1 (ja)
CA (1) CA2943461C (ja)
FR (1) FR3018849B1 (ja)
RU (1) RU2674859C2 (ja)
WO (1) WO2015145016A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017033226A1 (ja) * 2015-08-21 2017-03-02 三菱重工コンプレッサ株式会社 蒸気タービン
FR3080437B1 (fr) * 2018-04-24 2020-04-17 Safran Aircraft Engines Systeme d'injection pour une chambre annulaire de combustion de turbomachine
EP3569820A1 (en) * 2018-05-16 2019-11-20 General Electric Technology GmbH Dovetail slot for use with rotor assemblies
FR3096744B1 (fr) * 2019-06-03 2022-01-14 Safran Aircraft Engines Ensemble de support et de guidage d’un arbre d’entrainement de turbomachine d’aeronef

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR485943A (fr) * 1917-01-24 1918-02-20 App Rateau Soc D Expl Des Dispositif de fixation d'ailettes pour turbines à vapeur ou à gaz
US2920864A (en) * 1956-05-14 1960-01-12 United Aircraft Corp Secondary flow reducer
US3045968A (en) * 1959-12-10 1962-07-24 Gen Motors Corp Fir tree blade mount
US4093399A (en) * 1976-12-01 1978-06-06 Electric Power Research Institute, Inc. Turbine rotor with ceramic blades
JPS6125506U (ja) 1984-07-23 1986-02-15 株式会社東芝 タ−ビン動翼の固定装置
US5100292A (en) 1990-03-19 1992-03-31 General Electric Company Gas turbine engine blade
US5152669A (en) * 1990-06-26 1992-10-06 Westinghouse Electric Corp. Turbomachine blade fastening
DE4324960A1 (de) * 1993-07-24 1995-01-26 Mtu Muenchen Gmbh Laufrad einer Turbomaschine, insbesondere einer Turbine eines Gasturbinentriebwerks
DE10313489A1 (de) * 2003-03-26 2004-10-14 Alstom Technology Ltd Axial durchströmte thermische Turbomaschine
JP2005273646A (ja) * 2004-02-25 2005-10-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 動翼体及びこの動翼体を有する回転機械
JP4869616B2 (ja) * 2005-04-01 2012-02-08 株式会社日立製作所 蒸気タービン動翼と蒸気タービンロータ及びそれを用いた蒸気タービン並びにその発電プラント
US7300253B2 (en) 2005-07-25 2007-11-27 Siemens Aktiengesellschaft Gas turbine blade or vane and platform element for a gas turbine blade or vane ring of a gas turbine, supporting structure for securing gas turbine blades or vanes arranged in a ring, gas turbine blade or vane ring and the use of a gas turbine blade or vane ring
RU59177U1 (ru) * 2006-08-02 2006-12-10 Открытое акционерное общество "Силовые машины-ЗТЛ, ЛМЗ, Электросила, Энергомашэкспорт" (ОАО "Силовые машины") Устройство гашения колебаний рабочих лопаток турбомашины
RU2328601C1 (ru) * 2006-12-18 2008-07-10 Федеральное государственное унитарное предприятие "Завод имени В.Я. Климова" Соединение дисков ротора газовой турбины
US8221083B2 (en) 2008-04-15 2012-07-17 United Technologies Corporation Asymmetrical rotor blade fir-tree attachment
US8100641B2 (en) * 2008-09-09 2012-01-24 General Electric Company Steam turbine having stage with buckets of different materials
FR2939834B1 (fr) * 2008-12-17 2016-02-19 Turbomeca Roue de turbine avec systeme de retention axiale des aubes
FR2944050B1 (fr) * 2009-04-02 2014-07-11 Turbomeca Roue de turbine a pales desaccordees comportant un dispositif d'amortissement
EP2546465A1 (en) * 2011-07-14 2013-01-16 Siemens Aktiengesellschaft Blade root, corresponding blade, rotor disc, and turbomachine assembly
US8920127B2 (en) * 2011-07-18 2014-12-30 United Technologies Corporation Turbine rotor non-metallic blade attachment
EP2639407A1 (en) * 2012-03-13 2013-09-18 Siemens Aktiengesellschaft Gas turbine arrangement alleviating stresses at turbine discs and corresponding gas turbine

Also Published As

Publication number Publication date
EP3123001B1 (fr) 2018-02-28
CN106460530A (zh) 2017-02-22
FR3018849A1 (fr) 2015-09-25
US10436043B2 (en) 2019-10-08
RU2016140852A (ru) 2018-04-24
RU2016140852A3 (ja) 2018-10-18
JP2017519143A (ja) 2017-07-13
CA2943461C (fr) 2022-03-22
FR3018849B1 (fr) 2018-03-16
BR112016021652A2 (ja) 2017-08-15
US20170122117A1 (en) 2017-05-04
WO2015145016A1 (fr) 2015-10-01
EP3123001A1 (fr) 2017-02-01
RU2674859C2 (ru) 2018-12-13
BR112016021652B1 (pt) 2022-06-28
CN106460530B (zh) 2018-06-12
CA2943461A1 (fr) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5474421A (en) Turbomachine rotor
JP6554482B2 (ja) タービンエンジンロータ用の回転対称部品、ならびに関連するタービンエンジンロータ、タービンエンジンモジュール、およびタービンエンジン
US9163520B2 (en) Turbine wheel fitted with an axial retaining ring that locks the blades relative to a disk
KR820000756B1 (ko) 로우터블레이드
US8876478B2 (en) Turbine blade combined damper and sealing pin and related method
US8322990B2 (en) Vibration damper
JP2000154702A (ja) 応力緩和ダブテ―ル
JP6283165B2 (ja) ターボ機械ブレード先端シュラウド
JP5019888B2 (ja) 平衡用フライウエイト、それに備えられたロータディスク、ロータ、およびそれらを備える航空機エンジン
US9540093B2 (en) Bladed rotor wheel for a turbine engine
JP2005226648A (ja) タービンの第3段のバケット及びロータホイール用の最新型のファーツリー及びブローチスロット形態
JP7267427B2 (ja) ブレードロータシステムと対応する保守点検方法
JP2007187164A5 (ja)
US7329086B2 (en) Rotor shaft, in particular for a gas turbine
RU2547679C2 (ru) Ротор турбины для тепловой электростанции и способ его сборки
US7946822B2 (en) Steam turbine rotating blade
US8974185B2 (en) Balancing of rotatable components
RU2716953C2 (ru) Диск с лопатками вентилятора для турбомашины, вентилятор турбомашины и авиационный двигатель
JP6905074B2 (ja) フラッター耐性が改善されたシュラウド付きブレード
US7946821B2 (en) Steam turbine rotating blade
US11073031B2 (en) Blade for a gas turbine engine
JP7385992B2 (ja) 回転体の動翼およびディスク
US3588279A (en) Shrouded rotor blade structure
US7946820B2 (en) Steam turbine rotating blade
CN109328267B (zh) 一种用于燃气涡轮机的叶轮的毂的可塑性变性的整流罩环

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6554482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250