JP5019888B2 - 平衡用フライウエイト、それに備えられたロータディスク、ロータ、およびそれらを備える航空機エンジン - Google Patents

平衡用フライウエイト、それに備えられたロータディスク、ロータ、およびそれらを備える航空機エンジン Download PDF

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Description

本発明は、平衡用ターボ機械ロータの技術分野に関する。
本発明は、より詳しくはターボ機械ロータのための平衡用フライウエイトに関する。
本発明はまた、そのようなフライウエイトが備えられたターボ機械ロータのディスクに関する。
本発明はさらに、そのようなディスクを備えるターボ機械ロータに関する。
最後に、本発明はそのようなロータを備えるターボ機械に関する。ターボ機械は特に航空機エンジンであることができる。
以下の本文では、「軸方向の」という用語はターボ機械の軸方向を指し、「縦方向の」という用語は平衡用フライウエイトの縦方向を指し、また「横方向の」という用語はターボ機械または平衡用フライウエイトの横方向に対して用いる。
ターボ機械ロータの平衡を保たせるのに平衡用フライウエイトを使用することが知られている。従来、ロータはいくつかのディスクを備え、そのロータの、着脱可能なブレードを担持するディスクである下流の2つのディスクに、平衡用フライウエイトが搭載される。
図1は、従来技術の平衡用フライウエイトを示す。図2、図3、および図4は、知られているそのような平衡用フライウエイトが備えられたターボ機械ロータを示す。
軸方向断面で示す図2には、ターボ機械ロータ110、より詳しくはそのロータ110の連続した2つの段N、N−1に対応する2つのディスク112、132がある。
段Nのディスク112の周囲には、着脱可能なブレード118の根元部116をそれぞれが受容するセル114が分配される。平衡用フライウエイト160は、連続する2つのブレード根元部116、116’の間に形成される隙間120に配設される。同様に、段N−1のディスク132の周囲には、着脱可能なブレード138の根元部136をそれぞれが受容するセル134が分配される。平衡用フライウエイト180は、連続する2つのブレード根元部136、136’の間に形成される隙間140に配設される。
知られている形では、平衡用フライウエイト160、180は、各フライウエイトの160、180の2つの作用面156が、ロータ110が駆動されて回転するときの遠心力によって、対応するセル114、134の2つの作用側104と接触するように、隙間120、140に位置決めされる。
段Nのディスク114のフライウエイト160は全て相互に同一である。同様に、段N−1のディスク134のフライウエイト180も全て相互に同一である。従来技術の一般的な平衡用フライウエイト160、180を図1に斜視図で示す。直交軸(X、Y、Z)による局部的な座標系はそれに関連付けられる。それは、その質量を最適化するために、機械加工によって作られた窪み158を有する本体162、182を有する。それは、本体182から外向き横方向Yに延びる2つの位置付用ラグ184も有する。これらの位置付用ラグ184は、図4に示すようにフライウエイト180が間に配設されるブレード138、138’の根元部136、136’とは接触しない。位置付ラグ184は、ディスク132の損傷を招きかねない、考えられる取り付け誤差を防止することを可能にする。
図4は、図2のロータ110の段N−1のディスク132の、図2の線B−Bによる横方向断面図を示し、これは、ブレード根元部136および136’をそれぞれに有する隣接した2つの着脱可能なブレード138、138’と、ブレード根元部136および136’の間に形成される隙間140に配設される段N−1用の平衡用フライウエイト180とを、より詳しく示す。
フライウエイト180が、2つのブレード根元部136と136’の間の位置にあるとき、フライウエイト180の平面(X、Z)は、図2の平面である軸方向断面平面と融合され、フライウエイト180の平面(Y、Z)は、図4の平面である横方向断面の平面と融合される。言い換えれば、フライウエイト180が2つのブレード根元部136と136’の間の位置にあるとき、その軸Xはターボ機械の軸方向と平行であり、その軸YおよびZはターボ機械の横断面と平行な平面を画定する。
図3は、図2のロータ110の段Nのディスク112の、図2の線A−Aによる横方向断面図を示し、これは、ブレード根元部116および116’をそれぞれに有する隣接した2つの着脱可能なブレード118、118’をより詳しく示す。
2つの異なった段N、N−1に属することから、この2つのディスク112、132は、詳しくはそれらの半径方向に沿って、異なった寸法のセル114、134を有する。事実、図2、図3、および図4から、段N−1(図2の右側)のディスク132のセル134の半径寸法が、段N(図2の左側)のディスク112のセル114の半径寸法よりも小さいことが分かる。その結果、ロータ110の段Nのディスク112、あるいは段N−1のディスク132のためのものであるかに応じて、僅かに異なった形状および/または寸法を有するフライウエイト160、180を提供することが必要となる。
この状況を図3に示すが、これは、連続した2つのブレード根元部116と116’の間に配置された、段N−1のディスク132に対して適合された平衡用フライウエイト180を示す。この2つのディスク112、132のセル114、134は異なった寸法を有することから、ブレード根元部116、116’を備えた位置付用ラグ184の重なり合う区域108によって図示するように、段N−1のディスク132に対して適合されたフライウエイト180は、段Nのディスク112に対しては適合されていない。段N−1の平衡用フライウエイト180が、そのような重なり合いを回避するように段Nの隙間120に配設されていたなら、その作用面156は、ディスク112の回転中にセル114の作用側104と接触することにはならない。
したがって、これらのフライウエイトが図1に示すフライウエイト180の形状を有するとき、2つの異なったディスク112、132のセル114、134と同一のフライウエイト180を配置することが不可能であることが分かる。
米国特許出願公開第2005/0191181号明細書
本発明の目的は、段Nのディスクのセルにも、段N−1のディスクのセルにも同じように配置することができるような形状および寸法の平衡用フライウエイトを提供することである。
本発明の他の目的は、位置付用突起部を設ける必要なく、セルに正確に配置することができるような形状および寸法の平衡用フライウエイトを提供することである。
上述の目的および他の目的は、本発明による平衡用フライウエイトで達成される。
第1の態様によると、本発明は、ターボ機械ロータの平衡用フライウエイトであって、基部と頂部をそれぞれが有するピラミッド形状の2つの端部と、それらの端部の2つの基部同士を連結する中間部とを備える、平衡用フライウエイトに関する。
一特徴によると、それらの2つの頂部は縦方向軸に位置合わせされる。
一特徴によると、それらの2つの端部と中間部は、上記縦方向軸による断面で、上記縦方向軸を中心とする多角形状を有する断面を示す。
一特徴によると、上記平衡用フライウエイトは、上記縦方向軸に垂直の対称形の二等分面を備える。
一特徴によると、上記平衡用フライウエイトは丸みのある縁部と丸みのある頂部とを示す。
一特徴によると、上記平衡用フライウエイトは窪みを示す。上記窪みは、上記縦方向軸に対して垂直方向に配向された横行穴の形態であることが好ましい。
好ましい実施形態によると、上記多角形は、各端部が4つの面を備えたピラミッドの形状を有するような、および中間部が平行六面体の形状を有するような、四辺多角形である。
好ましい変形実施形態によれば、上記四辺多角形は長方形である。
好ましい実施形態の他の好ましい変形によれば、上記四辺多角形は正方形である。
この好ましい変形によれば、上記平衡用フライウエイトは、2つの端部の8つの面である8つの作用面を備える。
第2の態様によれば、本発明は、第1の態様による少なくとも1つの平衡用フライウエイトが備えられたターボ機械のロータディスクに関する。
より詳しくは、上記ターボ機械のロータディスクは、ディスクに対して接線方向に、隙間が間に形成されるブレード根元部が挿入されるセルを備え、上記セルは2つの作用側を有する。
上記ロータディスクは、上記隙間に配設される、第1態様による少なくとも1つの平衡用フライウエイトが備えられることを特徴とする。
上記平衡用フライウエイトは、端部の一方にそれぞれ配設される2つの作用面を備えることが好ましい。
これらの2つの作用面は、フライウエイト(50)の2つの頂部(66)同士を連結する縦方向軸に垂直の対称形の二等分面に関して、相互に対称形であることが好ましい。
上記作用面は、上記ロータディスクが駆動されて回転するとき、セルの作用面の一方とそれぞれ接触することを目的とすることが好ましい。
第3の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による平衡用フライウエイトおよび/または第2の態様によるロータディスクを備える、ターボ機械ロータに関する。
第4の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による平衡用フライウエイトおよび/または第2の態様によるロータディスクおよび/または第3の態様によるロータを備えるターボ機械に関する。より詳しくは、ターボ機械は航空機エンジンである。
本発明は、添付図面を参照して例示としてここに掲げる、決して限定をするものではない、本発明の実施形態についての以下の詳しい記述を読めば、よりよく理解されよう。
最初に図5を参照すると、本発明による平衡用フライウエイト50が斜視図で示してある。平衡用フライウエイト50は、縦方向軸Xに沿って延びるほぼ楕円の形状を有する。基準軸(X、Y、Z)の局部的な直交座標系は、平面(Y、Z)が平衡用フライウエイト50の横方向二等分面であるように、また平面(Z、X)が二等分面(Y、Z)に対して垂直な縦方向平面であるように、それに関連付けられる。
平衡用フライウエイト50を、図6に縦方向平面(X、Z)による断面図で示す。これは連続する3つの部分、即ち中間部64によって相互に連結される2つの端部62を備える。2つの端部62はそれぞれに基部70、頂部66、および4つの面56を有するピラミッド様の形状である。中間部64は、同じ寸法の4つの面72を有する平行六面体の形状を有する。中間部64は、2つの端部の2つの基部70を、連続的で規則的な形で、2つの頂部66がその上に位置合わせされる縦方向軸Xと平行に連結する。中間部64の面72は端部62のそれぞれの面56の延長部にある。
平衡用フライウエイト50は、縦方向軸Xに対して垂直な、図7で示すように正方形状を有する横方向断面を有するが、図7は、平衡用フライウエイト50を、中間部64と端部62の一方との接合部の、図6の線C−Cに対応する横方向平面(Y、Z)による断面で示す。軸YおよびXは、それぞれが中間部64の2つの対向面72の中心を通過するように位置決めされる。
その様々な面56、72の間で、平衡用フライウエイト50は丸みのある縁部を有することが好ましい。それはまた丸みのある頂部66を有することが好ましい。
端部62の面56の傾斜は、要件によって値が変わる角度αによって画定される。この角度αは30度から60度の範囲に、好ましくは40度から55度の範囲内に含まれる。さらに好ましい形では、角度αの値は45°に設定される。
先に述べたばかりの形状を有する平衡用フライウエイト50の1つの利点は、それがいくつかの対称面を有し、それが縦方向軸Xのまわりで90°回転されたとき、縦方向平面(Z、X)で同一形状を保持するということである。
図8は平衡用フライウエイト50の変形実施形態を示す。平衡用フライウエイト50はその質量を修正および/または最適化するように、好ましくは機械加工によって形成される窪み58を有する。ここに図示する実施例では、窪み58は、縦方向軸Xに対して垂直方向に配向された、横方向軸YまたはZの一方または他方を通過する横行穴58の形態である。窪み58の形状および位置は、横方向平面(X、Y)または(Z、X)の一方または他方で見たときの平衡用フライウエイト50の形状には影響しない。
本発明の1つの利点は、全ての平衡用フライウエイト50に、それらが据え付けられるディスク12、32がどのようなものであっても、独自の形状および独自の寸法が備えられるということである。これは、平衡用フライウエイトの製造を単純化し、その製造コストを軽減するのを可能にする。
本発明による平衡用フライウエイトは、ニッケルベースの合金、チタニウムベースの合金、アルミニウムベースの合金、および鉄鋼によって構成される一群から選択される材料から作られることが好ましい。
図9は本発明によるターボ機械ロータ10の軸方向断面図、より詳しくは、そのロータ10の連続した2つの段、N、N−1に対応する2つのディスク12、32を示す。
着脱可能なブレード18の根元部16をそれぞれが受容するセル14は、段Nのディスク12の周囲に分配される。本発明による平衡用フライウエイト50は、連続した2つの根元部16の間に形成される隙間20に配設される。同様に、着脱可能なブレード38の根元部16をそれぞれが受容するセル34は、段N−1のディスク32の周囲に分配される。本発明による平衡用フライウエイト50は、連続する2つの根元部36の間に形成される隙間40に配設される。
図10は、図9のロータ10の段Nのディスク32の、図9の線D−Dによる横方向断面図であり、ブレードの根元部16および16’をそれぞれ有する隣接した2つの着脱可能なブレード18および18’と、それらの間に形成される隙間20に配設される平衡用フライウエイト50とを、より詳しく示す。
同様に、図11は、図9のロータ10の段N−1のディスク32の、図9の線E−Eによる横方向断面図であり、ブレードの根元部36および36’をそれぞれ有する隣接した2つの着脱可能なブレード38および38’と、それらの間に形成される隙間40に配設される平衡用フライウエイト50とを、より詳しく示す。
段Nのディスク114のフライウエイト160は全て相互に同一である。同様に段N−1のディスク134のフライウエイト180も全て相互に同一である。さらに、段Nのディスクに配設されるフライウエイト50(図10および図9の左側部)は、段N−1のディスクに配設されるフライウエイト50(図11および図9の右側部)と同一である。
平衡用フライウエイト50、50は、ロータ10が駆動されて回転するとき(図9)、各フライウエイト50の2つの作用面56、56が、対応するセル14、34の2つの作用側4、4と遠心力によって接触するように、隙間20、40で連続した2つのブレード根元部16、16’、36、36’の間に位置決めされる(図10、図11)。対応するセル14、34の作用側4、4と接触する2つの作用面56、56は、平衡用フライウエイト50の対称な二等分面(Y、Z)に対して相互に対称である。
図10および図11により詳しく示すように、隙間20、40は、ディスク12、32の横方向平面で実質的に正方形状を有する。中間部64の断面を画定するのに、等しい4辺を有する多角形、即ち正方形を選択することによって、平衡用フライウエイト50がセル14、34内に位置決めされた後、その縦方向軸Xのまわりでそれが回転するのが防止される。その結果、セル14、34および/またはフライウエイト50を損傷するリスクが軽減される。こうしたリスクは、平衡用フライウエイト50に丸みのある縁部68と丸みのある頂部66とが設けられるという事実によって、さらに軽減される。
縦方向の2つの対称平面(Y、Z)および(Z、X)を有するその特殊な形状によって、各平衡用フライウエイト50は、突起部を挿入および/または位置付けする特定方向を設ける必要なく、隙間20、40に配設することができる。事実、端部62の面56は全て同一である。したがってそれらは全て、対応するセル14、34の作用側4、4と接触する作用面の役割を果たすことができる。その結果、平衡化しなければならないロータのディスク全てに対して、同じ形状の平衡用フライウエイトを想定することができる。共通の平衡用フライウエイトの寸法を、最小の半径寸法を有するセル、即ち段N−1のディスク32のセル34を、それが図9の右側に入れることができるように選択すればよい。その結果、そのような平衡化フライウエイト50は、ディスク12と32の組み立て時に、時間を節約できる。
本発明は、先に述べた実施形態に制限されない。特に、各ピラミッド面の数は4つに制限されない。
従来技術による平衡用フライウエイトの斜視図である。 従来技術による平衡用フライウエイトが設けられたターボ機械ロータの、軸方向断面での連続した2つの段である。 図2の線A−Aによる横方向断面図である。 図2の線B−Bによる横方向断面図である。 本発明による平衡用フライウエイトの斜視図である。 本発明による平衡用フライウエイトの他の縦方向断面図である。 本発明による平衡用フライウエイトの、図6の線C−Cによる他の横方向断面図である。 本発明による平衡用フライウエイトの、図5に類似の変形実施形態の図である。 本発明による平衡用フライウエイトが設けられたターボ機械ロータの、連続する2つの段の軸方向断面図である。 図9の線D−Dによる横方向断面図である。 図9の線E−Eによる横方向断面図である。
4、104 セルの作用
10、110 ターボ機械ロータ
12、32、112、132 ディスク
14、34、114、134 セル
16、36、116、136 ブレード根元部
18、38、118、138 ブレード
20、40、120、140 隙間
50、160、180 平衡化フライウエイト
56、72、156 作用
58 窪み
62 端部
64 中間部
66 頂部
68 縁部
70 基部
162、182 本体
184 位置付用ラグ

Claims (19)

  1. ターボ機械ロータ(10)の平衡用フライウエイト(50)であって、基部(70)と頂部(66)をそれぞれが有するピラミッド形状の2つの端部(62)と、端部(62)の2つの基部(70)同士を一緒に連結する中間部(64)とを備え、前記2つの頂部(66)が縦方向軸(X)に位置合わせされ、2つの端部(62)と中間部(64)が、前記縦方向軸(X)に対して垂直の平面(Y、Z)による断面で、前記縦方向軸(X)を中心とする多角形状を有する断面を示す、前記平衡用フライウエイト(50)。
  2. 窪み(58)を有する、請求項1に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  3. 前記窪み(58)が、2つの頂部(66)を連結する縦方向軸(X)に垂直の方向に配向される横行穴の形態である、請求項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  4. 前記多角形が、各端部(62)が4つの面を備えたピラミッドの形状を有するように、および中間部(64)が平行六面体の形状を有するように、四辺多角形である、請求項1から3のいずれか一項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  5. 前記四辺多角形が長方形である、請求項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  6. 前記四辺多角形が正方形である、請求項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  7. 2つの端部(62)の8つの面(56)である8つの作用面(56)を有する、請求項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  8. 丸みのある縁部と丸みのある頂部とを有する、請求項1からのいずれか一項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  9. ニッケルベースの合金、チタニウムベースの合金、アルミニウムベースの合金および鉄鋼によって構成される一群から選択される材料から作られる、請求項1からのいずれか一項に記載の平衡用フライウエイト(50)。
  10. ターボ機械のロータディスクであって、請求項1からのいずれか一項に記載の少なくとも1つの平衡用フライウエイト(50)が備えられた、ロータディスク。
  11. ターボ機械のロータディスク(12、32)であり、前記ディスク(12、32)は、ディスク(12、32)に対して接線方向に、隙間(20、40)が間に形成されるブレード根元部(16、16’、36、36’)が挿入されるセル(14、34)を備え、前記セル(14、34)が2つの作用側(4、4)を有する、ロータディスク(12、32)であって、前記隙間(20、40)に配設される請求項1からのいずれか一項に記載の少なくとも1つの平衡用フライウエイト(50)が設けられる、ロータディスク(12、32)。
  12. 前記平衡用フライウエイト(50)が、端部(62)の一方に配設された2つの作用面(56、56)を備える、請求項11に記載のロータディスク(12、32)。
  13. これらの2つの作用面(56、56)が、フライウエイト(50)の2つの頂部(66)を連結する縦方向軸(X)に垂直の二等分面(Y、Z)に対して相互に対称である、請求項12に記載のロータディスク(12、32)。
  14. 前記作用面(56、56)が、前記ロータディスク(112、132)が駆動されて回転するとき、セル(114、134)の作用側(4、4)の一方とそれぞれに接触することを目的とする、請求項13に記載のロータディスク(12、32)。
  15. 請求項10から14のいずれか一項に記載の少なくとも1つのロータディスク(12、32)を備える、ターボ機械ロータ(10)。
  16. 請求項1からのいずれか一項に記載の少なくとも1つの平衡用フライウエイト(50)を備える、ターボ機械。
  17. 請求項10から14のいずれか一項に記載の少なくとも1つのロータディスク(12、32)を備える、ターボ機械。
  18. 請求項1からのいずれか一項に記載の少なくとも1つの平衡用フライウエイト(50)を備える、航空機エンジン。
  19. 請求項10から14のいずれか一項に記載の少なくとも1つのロータディスク(12、32)を備える、航空機エンジン。
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