JP6554296B2 - 照明装置及び照明装置用器具本体 - Google Patents

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本発明は、照明装置及び照明装置用器具本体に関する。
従来、蛍光灯等の発光体が照明器具の器具本体に取り付けられ、器具本体が天井や壁等の被取付面に取り付けられる照明装置が広く用いられている。また、近年、発光素子として、従来用いられてきた白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が少なく、耐久性にも優れた発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が多く用いられている。
このため、LEDを発光素子として使用した、天井又は壁取付用の照明装置が多数提案されている。例えば、以下の特許文献1には、発光素子を備える発光ユニットを天井等に取り付けられた器具本体に取り付けて、発光ユニットに対して電力を供給することにより、発光ユニットを発光させる照明装置が開示されている。また、例えば以下の特許文献2には、板金製の器具本体に板金製の反射笠を止め金具にて取り付ける照明装置が開示されている。
特開2013−179014号公報 特許第4045788号
しかしながら、従来の照明装置では、コネクタ同士の設置位置の関係や、コネクタと電源部(電源装置)の設置位置の関係について、あまり深く考慮されていない。特に、電源部の設置位置については、器具本体と接続される電力供給用ケーブルや、電源部を収容するための空間を前提に決定されているが、コネクタとの関係を前提として設置位置が決められることはなく、照明装置全体においてコネクタから離れた位置に設置されることも多い。そのため、コネクタ同士を接続する配線や、コネクタと電源部とを接続する配線が必要以上に長くなる傾向にある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コネクタの設置位置を調整することで、コネクタ同士を接続する配線や、コネクタと電源部とを接続する配線の長さを短縮した照明装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明装置は、それぞれ発光素子が設けられ、長尺状であり、長手方向に整列設置された複数の発光素子基板と、表面側において長手方向を揃えて複数の発光素子基板を支持する長尺状の支持部材と、発光素子を点灯させる電力を供給するためのアノード側コネクタとカソード側コネクタと、を有する。複数の発光素子基板は、長手方向に整列設置されている。複数の発光素子基板のうち、長手方向における最も端部に位置する第1の発光素子基板と、第1の発光素子基板に隣接する第2の発光素子基板との関係において、アノード側コネクタとカソード側コネクタとはそれぞれ、一方の基板を臨む位置に対向して設置されている。
本発明の一態様によれば、例えば、アノード側コネクタとカソード側コネクタとを、隣接する発光素子基板同士が互いを臨む位置(境界部分)において対向するように集中して設置することで、コネクタ同士を接続する配線の長さを短くすることができる。また、アノード側コネクタとカソード側コネクタとを集中して設置しているため、コネクタの設置面の裏面側においてコネクタの近くに電源部を設置すれば、コネクタと電源部とを接続する配線の長さも短くすることができる。このように、コネクタの設置位置を調整することで、コネクタ同士を接続する配線や、コネクタと電源部とを接続する配線の長さを短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る照明装置の外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の外観を説明する六面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の構成を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の器具本体の外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の器具本体の構成を説明する分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる、器具本体の取付部材を説明する斜視図及び断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる、器具本体の側板の外観を説明する六面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる、器具本体の側板の外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る器具本体の取付部材及び取付部材に側板を取り付けた際の構成を示す平面図及び断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる位置決め部材の外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる位置決め部材の外観を説明する六面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる位置決め部材の取付状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置に設けられる位置決め部材の取付状態を示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の発光ユニットの外観を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態に係る発光ユニットの構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る主カバー部及びエンドカバーと支持部材との係合部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るエンドカバーの構成例を説明する六面図である。 本発明の一実施形態に係る発光素子基板23の構成例を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る発光素子基板23の他の構成例を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る配線の接続の構成例を説明する断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る基板固定部材25の配置を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る基板固定部材25の構成例を説明する正投影図である。 本発明の一実施形態に係る基板固定部材25の他の構成例を説明する正投影図である。 本発明の一実施形態に係る反射部品を基板固定部材25に取り付けた状態を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る反射部品を基板固定部材25に取り付けた状態を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る発光素子基板23の構成例を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係る電源部の構成を説明する分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電源部の断面斜視図及び配線を保護する保護機構を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置におけるアノード側コネクタとカソード側コネクタとの配置を示す平面図である。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態に係る照明装置について図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施形態に係る照明装置は、天井等の被取付面に設けられた取付孔(図示せず)内に埋め込まれて設置される埋め込み型の照明装置である。
なお、以下の実施形態において、照明装置が天井に埋め込まれて取り付けられる場合に最初に天井と対向する方向を照明装置の上方向とし、床方向を照明装置の下方向として説明する場合がある。また、図中、照明装置が天井に取り付けられた場合の上方向(天井方向)をZ方向、下方向(床方向)を−Z方向とする場合がある。更に、長尺形状の照明装置の長手方向の一方向をX方向、他方向を−X方向とし、長尺形状の照明装置の幅方向の一方向をY方向、他方向を−Y方向とする場合がある。
[照明装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る照明装置1の外観を示す斜視図である。図1(a)は、照明装置1の上方向からの斜視図であり、図1(b)は、照明装置1の下方向からの斜視図である。
図2は、照明装置1の外観を示す六面図であり、図2(a)は照明装置1の平面図、図2(b)は照明装置1の右側面図、図2(c)は照明装置1の底面図、図2(d)は照明装置1の正面図、図2(e)は照明装置1の背面図である。また、照明装置1の左側面図は、図2(b)に示す右側面図と略同様であるため図示を省略する。
図3は、図2(b)の照明装置1のA−A断面を示す断面図である。
照明装置1は、例えば天井等の被取付面に取り付けられる器具本体10と、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)からなる発光素子(図示せず)を備えて、器具本体10に取り付けられる発光ユニット20とを備える。
図1及び図2に示すように、器具本体10の床方向側には発光ユニット20が取り付けられている。なお。本実施形態において、器具本体10に対して2つの発光ユニット20が取り付けられた照明装置1について説明する。
図3に示すように、器具本体10は、発光ユニット20が入り込むように取り付けられる発光ユニット取付凹部111を備える。器具本体10の発光ユニット取付凹部111は、器具本体10の取付部材11と、取付部材11の端部を覆う側板12とで囲まれた空間である。発光ユニット取付凹部111は、器具本体10の下面に形成された開口端に向かって広がる形状となるように形成されている。発光ユニット20は、発光ユニット取付凹部111内に位置し、取付部材11の内壁面に接触した状態で器具本体10に取り付けられる。
[器具本体]
以下、器具本体10の構成を説明する。
図4は、器具本体10の下方向からの外観を示す斜視図である。
図5は、器具本体10の構成を詳細に示す、器具本体10の上方向からの分解図である。なお、図5には、器具本体10に対する発光ユニット20の取付方向を示すために、器具本体10の構成部材ではない発光ユニット20が図示されている。
図4及び図5に示すように、器具本体10は、取付部材11と、側板12(12a及び12b)と、バネ部13(13a,13b,13c及び13d)と、電源端子台14(14a及び14b)と、調光端子台15(15a及び15b)と、器具本体取付用孔部16と、電力供給ケーブル用孔部17と、保護部材18と、位置決め部材19(19a及び19b)と、を備えている。
器具本体10は、発光ユニット20を取り付けるための発光ユニット取付凹部111が形成されるように、少なくとも一面に開口が形成された形状とされている。
以下、器具本体10の各部について、図4から図7を参照して詳細に説明する。
図6は、取付部材11の構成を説明するための図であり、図6(a)は、取付部材11端部の拡大図、図6(b)は、図5に示す取付部材11のB−B断面を示す断面図である。
(取付部材)
取付部材11は、バネ部13により発光ユニット20を支持している。また、取付部材11は、発光ユニット20から照射された光を反射する反射部材として機能していても良い。
取付部材11は、例えば金属板からなり、プレス加工等にて所定の形状に成形されている。
図5及び図6に示すように、本実施形態において、取付部材11は、天板部112と、天板部112の長辺のそれぞれに沿って折り曲げられた側縁部113と、側縁部113の先端部で側縁部113の折り曲げ方向と反対方向に向けて折り曲げられた枠部114と、を備えている。
図5に示すように、天板部112は、長尺状であり、器具本体10では例えば矩形状に形成されている。天板部112は、器具本体10が天井に埋め込まれて取り付けられる際に最初に天井と対向する面である。器具本体10が天井に埋め込まれて設置された後には、天井内に位置する。
天板部112は、器具本体10を天井内(被取付面)に取り付ける吊りボルトが挿入される器具本体取付用孔部16や、電力供給ケーブル(図示せず)を照明装置1内に引き込むための電力供給ケーブル用孔部17等を備えている。
図5に示すように、天板部112は、側板12を固定するためのネジが挿入される1又は複数(図5では各端部に2つずつ、合計4つ)のネジ孔112aを備えている。
また、天板部112は、後述する位置決め部材19(19a及び19b)を固定するためのネジが挿入される1又は複数(図5では両長辺に沿って2つずつ、合計4つ)のネジ孔112bを備えている。
図4及び図5に示すように、天板部112の天井と対向する面の裏面(すなわち、発光ユニット20と対向する面)には、器具本体10に発光ユニット20を取り付けるためのバネ部13(13a,13b,13c及び13d)と、外部から電力を供給するための電力供給ケーブル(図示せず)が接続される電源端子台14と、発光ユニット20の明るさを連続的に増減調節する調光器(図示せず)からの調光信号線(図示せず)が接続される調光端子台15と、発光ユニット20の取付位置を規制するための位置決め部材19と、が備えられている。
なお、本発明に係る照明装置1では、器具本体10に対して1又は複数の発光ユニット20が取り付け可能とされる。本発明の一実施形態に係る照明装置1では、図5に示すように、1つの器具本体10に対して2つの発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)が取り付け可能とされている。このため、天板部112には、2つの発光ユニット20を取り付けるために必要な数量のバネ部13、電源端子台14、調光端子台15が取り付けられている。
バネ部13、電源端子台14、調光端子台15及び位置決め部材19の詳細な構成については後述する。
ここでは、図5に示すように、1つの器具本体10に取り付けられる2つの発光ユニット20のそれぞれに電源部28を設け、1つの器具本体10に合計2個の電源部28を配置することを想定している。1つの器具本体10に合計2個の電源部28を配置することで、これらの電源部28の配置位置により器具本体10のたわみを防止することができる。但し、実際には、2つの発光ユニット20に1個の電源のみでも良い。現在より消費電力の少ない照明装置1であれば1個の電源部28でも可能になる。この場合、電源部28の大きさは現行の1個分より大きくなるが、電源部28が吊りボルトや端子台やバネに触れない位置であれば設置位置は問わない。
図5及び図6に示すように、側縁部113は、天板部112の長辺のそれぞれに沿って折り曲げられることで天板部112と連続して形成されている。側縁部113は、床方向に近づくほど外側に開くような角度で折り曲げられている。側縁部113は、器具本体10が天井に埋め込まれて設置された後には、天井内に位置する。
側縁部113は、側縁部113全体として床方向に近づくほど外側に開くような形状となるように成形されている。側縁部113は、金属板を複数回折り曲げて形成されている。側縁部113は、天板部112の長辺に沿って折り曲げられた第1斜面部113aと、第1斜面部113aの端部に沿って折り曲げられた第1斜面部113aの折り曲げ方向と反対方向に向けて折り曲げられた平坦部113bと、平坦部113bの端部に沿って平坦部113bの折り曲げ方向と反対方向に向けて折り曲げられた第2斜面部113cと、含んでいる。第1斜面部113a、平坦部113b及び第2斜面部113cは、天板部112と連続しており、交互に異なる方向に折り曲げられている。
第1斜面部113aは、天板部112の長辺に沿って床方向に折り曲げられている。第1斜面部113aは、床方向に近づくほど器具本体10の外側に開くような形状となるように折り曲げられている。
また、第1斜面部113aは、後述する位置決め部材19(19a及び19b)を設置するための差込口113d(図5では2つの第1斜面部113a上に1つずつの合計2つ、うち一方は図示せず)を備えている。
平坦部113bは、第1斜面部113aの端部(天板部112の長辺とは異なる長辺)に沿って第1斜面部113aの折り曲げ方向とは逆方向に折り曲げられている。これにより、平坦部113bは、床と略平行であり、器具本体10の外側に延びるように折り曲げられている。
第2斜面部113cは、平坦部113bの端部(平坦部113bと第1斜面部113a側との境界の長辺と対向する長辺)に沿って床方向に折り曲げられている。第2斜面部113cは、床方向に近づくほど器具本体10の外側に開くような形状となるように折り曲げられている。
これにより、側縁部113は、側縁部113全体として、床方向に近づくほど外側に開くような形状となっている。
枠部114は、側縁部113から器具本体10の外側方向に突出し、天井等の取付孔の開口の外周部分において被取付面と接触するようになっている。枠部114は、器具本体10が取付孔内に引き込まれることを防止する。
図6に示すように、枠部114は、側縁部113の天板部112からの折り曲げ方向(床方向)とは反対の方向に折り曲げられて外側に突出する突出部114aと、突出部114aの先端部から上方向(天井方向)に折り曲げて形成された上折り曲げ部114bと、折り曲げ部114bの先端部から取付部材11の内側方向に折り曲げられた内折り曲げ部114cと、爪部114dと、を含んでいる。器具本体10を被取付面(図示せず)の取付孔内に設置した際には、内折り曲げ部114cは、被取付面と接触する。
突出部114aは、側縁部113の天板部112からの折り曲げ方向(床方向)とは反対の方向に折り曲げられて外側に突出して形成されている。
上折り曲げ部114bは、突出部114aの先端部から上方向(天井方向)に折り曲げられて形成されている。
図6(b)に示すように、内折り曲げ部114cは、折り曲げ部114bの先端部から取付部材11の内側方向に折り曲げられ、折り曲げ部114b方向に向かって折り返されている。また、内折り曲げ部114cは、先端が折り曲げ部114b方向に向かって折り返されていなくても良い。
これにより、突出部114a、上折り曲げ部114b及び内折り曲げ部114cに囲まれた空間が形成される。この空間は、側板12の一部が挿入される側板挿入空間115となる。
爪部114dは、内折り曲げ部114cの長手方向の両端部近傍において内折り曲げ部114cの一部を切り欠くことにより、内折り曲げ部114cの両端部に形成されている。爪部114dは、例えば上折り曲げ部114bの内側面に向かって折り曲げることができる。
爪部114dを折り曲げることにより、側板挿入空間115に挿入された側板12(図5参照)の一部と爪部114dとを係合させて、側板12を抜けにくくすることができる。なお、取付部材11に対する側板12の取付けについては、後述する。
(側板)
図1、図5、図7及び図8を参照して、側板12について説明する。
図7は、側板12の外観を示す六面図であり、図7(a)は側板12の正面図、図7(b)は側板12の右側面図、図7(c)は側板12の左側面図、図7(d)は側板12の背面図、図7(e)は側板12の平面図、図7(f)は側板12の底面図である。
図8は、側板12の正面左上方向からの外観を示す斜視図である。
側板12は、例えば一枚の金属板からなり、プレス加工等にて所定の形状に成形されている。
図7(a)から図7(f)及び図8に示すように、側板12は、取付部材11の長手方向の端部を覆う主面部121と、主面部121の底辺から器具本体10の外側方向に突出する鍔部122と、主面部121の上辺から器具本体10の内側方向に突出する取付部123と、主面部121の側辺から器具本体10の内側方向に突出する側面突出部124と、取付部材11の側板挿入空間115に挿入される第1挿入部125及び第2挿入部126と、を備えている。
主面部121は、取付部材11の発光ユニット取付凹部111(図1参照)の両端を覆っている。主面部121には、開口部121aが設けられている。複数の照明装置1を列状に配置して取り付ける場合には、複数の照明装置1の開口部121a同士が対向する。したがって、開口部121aを介して一方の照明装置1から他方の照明装置1に電力供給ケーブルを引き回して、複数の照明装置1を互いに接続することができる。
鍔部122は、器具本体10を天井等に取り付けた場合に、器具本体10の枠部114と同様に、天井等の取付孔の開口の外周部分において被取付面と接触する。鍔部122は、器具本体10が取付孔内に引き込まれることを防止する。
取付部123は、取付部材11に取り付けられた場合に、天板部112の上面に沿うように形成されている(図1(a)参照)。取付部123は、1又は複数(図7では2つ)のネジ孔123aを備えている。ネジ孔123aは、側板12を取付部材11に取り付けた場合に、取付部材11の天板部112に設けられたネジ孔112a(図6(a)参照)と対向する位置に設けられている。
側板12は、ネジ孔123a及びネジ孔112aに挿入されたネジ(図示せず)によって器具本体10に固定される。
また、取付部123は、天板部112に対向する面の一部が他の部分より肉厚となっている肉厚部123b(図7(f)参照)が設けられている。肉厚部123bは、取付部123の端部が天板部112対向面側に折り曲げられることにより形成される。
肉厚部123bを設けることにより、肉厚部123bと取付部材11の天板部112との接触圧力が他の部分よりも大きくなり、側板12が取付部材11から抜けにくくなる。
側面突出部124は、側板12が取付部材11に取り付けられた場合に、側縁部113(特に第2斜面部113c)の外側面に沿うように形成されている(図1(a)参照)。
側面突出部124は、側縁部113に対向する面の一部が他の部分より肉厚となっている肉厚部124aが設けられている。肉厚部124aは、側面突出部124の端部が側縁部113対向面側に折り曲げられることにより形成される。
肉厚部124aを設けることにより、肉厚部124aと取付部材11の側縁部113との接触圧力が他の部分よりも大きくなり、側板12が取付部材11から抜けにくくなる。
第1挿入部125は、取付部材11の枠部114の突出部114a(図6(a)参照)の内側面に沿って、取付部材11の側板挿入空間115に挿入される。
第1挿入部125は、例えば取付部材11の両端部に設けられた爪部114dを上折り曲げ部114bの内側面に沿う方向に折り曲げることにより、爪部114dと突出部114aとで挟まれる。これにより、側板12の上下方向への移動が抑制される。
第2挿入部126は、取付部材11の枠部114の上折り曲げ部(図6(a)参照)の内側面に沿って、取付部材11の側板挿入空間115に挿入される。
第2挿入部126は、取付部材11の爪部114dが上折り曲げ部114bの内側面に沿う方向に折り曲げられた後、第2挿入部126の先端部分を器具本体10の長手方向の中心方向に折り曲げることができる。これにより、第2挿入部126の先端が取付部材11の爪部114dに引っかかる。これにより、側板12が取付部材11から抜けにくくなる。
側板12は、取付部材11の長手方向両端部にそれぞれ取り付けられる。そして、側板12は、取付部材11の長手方向中央の幅よりも狭い幅を有している。このため、側板12は、取付部材11の端部を端部の幅が狭まる方向に変形させて、取付部材11の長手方向両端に取り付けられる。
側板12の幅は、天井等の被取付面に形成された取付孔に埋め込まれた後の器具本体10の幅と同等である。これにより、天井内に取り付けた後の器具本体10は、器具本体10の長手方向における幅が側板12の幅と同等となるように取付時の締付力を調整することで、器具本体10の平面視での形状を矩形状に調整することができる。
ここで、本実施形態において、取付部材11の「幅」とは、長尺状の照明装置1を平面視した場合の長手方向における「幅」、すなわち短手方向の長さをいう。
(側板と取付部材との取付)
以下、側板12と取付部材11との取付について、図4、図5、図7及び図9を参照して説明する。
図9は、天井取付前の器具本体10の形状を説明するための平面図及び断面図である。図9(a)は、側板12が取り付けられる前の取付部材11の平面図であり、図9(b)は、側板12が取り付けられた後の取付部材11(器具本体10)の平面図である。また、図9(c)は、図9(b)の器具本体10のC−C断面を示す断面図(すなわち側板12が取り付けられた後の器具本体10の長手方向中央の断面図)であり、図9(d)は、図9(d)の器具本体10のD―D断面を示す断面図(すなわち側板12が取り付けられた後の器具本体10の端部の断面図)である。
図9(a)に示すように、側板12が取り付けられる前の取付部材11は、底面から見た形状が矩形状となっている。このとき、底面から見た場合の取付部材11の長手方向における幅をW1とする。
一方、図9(b)に示すように、側板12が取り付けられた後の取付部材11(器具本体10)では、取付部材11の長手方向端部の幅(図9(b)中の幅W2)が、取付部材11の長手方向中央の幅(図9(b)中の幅W1’)よりも狭くなっている(幅W1’>幅W2)。また、側板12取り付け後の取付部材11の長手方向中央の幅(幅W1’)は、側板12取り付け前の取付部材11の長手方向における幅(幅W1)と比較して、同等か狭くなっている(幅W1≧幅W1’)。
すなわち、側板12が取り付けられた後の取付部材11は、取付部材11の長手方向中央が外側に膨らんだ形状となっている。これは、取付部材11の両端部の幅がそれぞれ狭められた状態で、取付部材11の両端部に側板12が取り付けられるためである。
このとき、器具本体10の端部における天板部112と第1斜面部113aとのなす角θ1’(図9(d)参照)は、器具本体10の長手方向中央における天板部112と第1斜面部113aとのなす角θ1(図9(c)参照)よりも小さくなっている。同様に、器具本体10の端部における平坦部113bと第2斜面部113cとのなす角θ2’(図9(d)参照)は、器具本体10の長手方向中央における平坦部113bと第2斜面部113cとのなす角θ2(図9(c)参照)よりも小さくなっている。
これにより、側板12取り付け後の器具本体10の両端部の幅が、側板12取り付け前の器具本体10の両端部の幅よりも狭くなる。また、天板部112や側縁部113の各部を変形させることなく器具本体10の幅を変えることができる。
更に、器具本体10の両端部では、幅が狭く、かつ角θ1’及び角θ2’が角θ1及び角θ2より小さくなっている。このため、器具本体10端部における器具本体10の高さは、長手方向中央部における器具本体10の高さよりも高くなっている。器具本体10の長手方向中央部は、器具本体10取付時に吊りボルトが取付られ、上方へ引っ張り力がかかる。このため、器具本体10が取り付けられた際には、器具本体10中央部の幅が狭く、高さが高く変形するため、器具本体10のゆがみがなくなる。
側板12取り付け後における取付部材11の長手方向中央の幅は、側板12の幅の103%以上106%以下であることが好ましい。
取付部材11の長手方向中央の幅を上述の範囲内とすることにより、所定の締付力で器具本体10を被取付面に設けられた取付孔内に取り付けた際に、器具本体10の平面視での形状が取付孔の形状に沿った矩形状となる。このため、取付孔の一部が取付孔の縁部と取付部材11との間から露出することがなくなる。また、天井内に取り付けた後における照明装置1の設置領域の外観不良が防止される。
具体的には、側板12取付前の取付部材11は、側板の幅よりも10mm程度大きい幅となるように形成しても良い。照明装置1には、一定の規格が存在する。このため、側板12は規格に沿った数種類のサイズが存在する。
例えば、側板12の幅が170mmの場合には、側板12取付前の取付部材11の幅を180mmとしても良い。また、側板12の幅が240mmの場合には、側板12取付前の取付部材11の幅を250mm、側板12の幅が328mmの場合には、側板12取付前の取付部材11の幅を338mmとしても良い。
(バネ部)
図4に示すように、天板部112の発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)対向面には、複数のバネ部13が取り付けられている。図4では、4つのバネ部(第1バネ部13a、第2バネ部13b、第3バネ部13c及び第4バネ部13dが取り付けられている。
一対の第1バネ部13a及び第2バネ部13bは、第1発光ユニット20aを取付部材11に取り付けるためのバネ部である。一対の第3バネ部13c及び第4バネ部13dは、第2発光ユニット20bを取付部材11に取り付けるためのバネ部である。
バネ部13は、後述する発光ユニット20のバネ受部27と係合することにより、発光ユニット20を器具本体10に取り付けた状態を維持する。
(電源端子台)
電源端子台14には、電力供給ケーブル(図示せず)が接続される。具体的には、電源端子台14には、天井等の被取付面から導出されて発光ユニット20の電源部28(図5参照)との間を電気的に接続する電力供給ケーブルが接続される。電源端子台14は、ネジ等(図示せず)により取付部材11に取り付けられる。
(調光端子台)
調光端子台15には、発光ユニット20の明るさを連続的に増減調節する調光器(図示せず)からの調光信号線(図示せず)が接続される。調光器は、例えば壁に設置された照明装置用スイッチである。調光信号線は、照明装置用スイッチと接続され、壁内及び天井内を経由して被取付面から導出される。
また、調光器は、調光機能付きの照明装置用リモートコントローラであっても良い。この場合、例えば器具本体10に設けられた受光部から調光信号線が導出されて調光端子台15と接続される。調光端子台15は、ネジ等(図示せず)により取付部材11に取り付けられる。
(器具本体取付用孔部)
器具本体取付用孔部16は、被取付面に器具本体10を取り付けるために天井内から吊り下げられた吊りボルト(図示せず)を通すために設けられている。
(電力供給ケーブル用孔部)
電力供給ケーブル用孔部17は、被取付面から導出された電力供給ケーブル(図示せず)を器具本体10の発光ユニット取付凹部111内に引き込むために設けられている。電力供給ケーブル用孔部17には、電力供給ケーブル用孔部17の縁部を覆うように保護部材18が取り付けられている。これは、電力供給ケーブルの電線を被覆する被覆材が電力供給ケーブル用孔部17の縁部に接触して被覆材が損傷することを防ぐためである。
(位置決め部材)
位置決め部材19は、図5に示すように、器具本体10に2つの発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)を取り付ける際に、各発光ユニット20が適切な位置に取り付けられるようにするための部品である。
位置決め部材19は、器具本体10の第1斜面部113aに設けられた差込口113dから差し込まれ、天板部112に設けられたネジ孔112bの位置で、ネジによって固定される。位置決め部材19は、取付部材11の長手方向における中央部において、天板部112の一方の長辺と、他方の長辺で向き合うように取り付けられる。
後述するように、向き合って取り付けられた一対の位置決め部材19(19a及び19b、図4参照)によって、第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20bのそれぞれの位置が、他方の取付空間に位置しないように規制される。
以下、位置決め部材19の形状について説明する。
図10は、位置決め部材19の外観を示す斜視図である。
図11は、位置決め部材19の外観を示す六面図であり、図11(a)は位置決め部材19の正面図、図11(b)は位置決め部材19の右側面図、図11(c)は位置決め部材19の左側面図、図11(d)は位置決め部材19の背面図、図11(e)は位置決め部材19の平面図、図11(f)は位置決め部材19の底面図である。なお、位置決め部材19において、照明装置1の外部方向に向かう面を正面、取付部材11と対向する面を背面とする。
位置決め部材19は、例えば金属製であり、プレス加工等にて所定の形状に成形されている。
図10及び図11(a)から図11(f)に示すように、位置決め部材19は、取付部材11の天板部112の外側面と接触する上面部191と、取付部材11の第1斜面部113aの外側面と接触する側面部192と、取付部材11の第1斜面部113aに設けられた差込口113dから差し込まれて、発光ユニット20と接触する差込部193と、を備えている。
上面部191は、位置決め部材19を取付部材11に固定するためのネジを挿入する1又は複数(図10においては2つ)のネジ孔191aを備えている。ネジ孔191aは、位置決め部材19が取付部材11に取り付けられた場合に、取付部材11の天板部112に設けられたネジ孔112b(図5参照)と対向する位置に設けられている。
位置決め部材19は、ネジ孔191a及びネジ孔112bに挿入されたネジ(図示せず)によって取付部材11に固定される。
側面部192は、上面部191の一端が折り曲げられて、取付部材11の第1斜面部113aの外側面と接触する形状に形成されている。上面部191と側面部192とのなす角は、取付部材11の天板部112と第1斜面部113aとがなす角とほぼ同等とされる。
側面部192が第1斜面部113aと接触することにより、位置決め部材19が安定的に取付部材11に取り付けられる。
差込部193は、側面部192の一端から、上面部191が突出する方向と同じ方向に向けて折り曲げられて形成されている。このため、位置決め部材19を取付部材11に取り付けた場合に、差込部193は器具本体10の内側方向に向けて突出するように折り曲げられている。差込部193は、断面形状が第1斜面部113aに設けられた差込口113dと一致する形状に形成される。
図10及び図11(a)から図11(f)に示すように、差込部193は、上面部191と対向する底面部193aと、底面部193aの右側端部が上方(上面部191)に向けて折り曲げられた右側面部193bと、底面部193aの左側端部が上方(上面部191)に向けて折り曲げられた左側面部193cと、を備えている。ここでは、底面部193aと右側面部193bと左側面部193cとは、コの字型(U字型、凹字型)を形成する。したがって、差込部193は、コの字型の部分である。但し、コの字型は一例に過ぎない。実際には、ロの字型やH字型でも良い。また、差込部193は、底面部193aと右側面部193bと左側面部193cとを含む直方体又は立方体でも良い。すなわち、差込部193は、少なくともコの字型の部分を含む形状であれば良い。右側面部193b及び左側面部193cの外側面は、それぞれ発光ユニット20の一部と接触する。これにより、例えば図11(d)の右側面部193bの左側に位置する発光ユニット20は、右側面部193bの位置よりも左側に位置決めされる。
図12は、位置決め部材19を取り付けた照明装置1を取付部材11の長手方向に平行であって、天板部112に直交する方向に切断した断面を示す断面図である。なお、図12においては、向かい合って取り付けられた一対の位置決め部材19(19a,19b、図4参照)のうち、一方のみが図示されている。
図13は、図12で示す位置決め部材19を取り付けた照明装置1の断面を説明する断面斜視図である。
図12及び図13は、共に、照明装置1の長手方向中央部を拡大して示している。また、図12及び図13において、図面左方向を照明装置1の正面方向、図面右方向を正面装置の背面方向とする。
図12及び図13に示すように、1つの器具本体10には、2つの発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)が取り付けられている。
このとき、第1発光ユニット20aに取り付けられた第1バネ受部27a(図示せず)及び第2バネ受部27bと、器具本体10に取り付けられた第1バネ部13a(図示せず)及び第2バネ部13bとがそれぞれ係合している。これにより、第1発光ユニット20aは、器具本体10に取り付けられている。
また、第2発光ユニット20bに取り付けられた第3バネ受部27c及び第4バネ受部27dと、器具本体10に取り付けられた第3バネ部13c及び第4バネ部13dとがそれぞれ係合している。これにより、第2発光ユニット20bは、器具本体10に取り付けられている。
また、後に詳細に説明するが、第1発光ユニット20aは、発光素子21を備える発光素子基板23が、長尺状の主カバー部221と、主カバー部221の長手方向端部を覆う第1エンドカバー222及び第2エンドカバー223と、からなる透光性カバー22で覆われている。なお、第1エンドカバー222は、照明装置1の正面側のエンドカバーであり、第2エンドカバー223は、照明装置1の背面側のエンドカバーである。
第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20bは、第1発光ユニット20aの背面側に位置する第2エンドカバー223と、第2発光ユニット20bの正面側に位置する第1エンドカバー222とが対向した状態で器具本体10に取り付けられる。
このとき、位置決め部材19の上面部191は、取付部材11の天板部112に固定されている。また、器具本体10の内部には、取付部材11の外側面から差込口113dを介して位置決め部材19の差込部193が差し込まれている。
器具本体10の内部に差し込まれた差込部193の右側面部193bの側面には、第1発光ユニット20aの第2エンドカバー223の上面部223aから上方に向けて突出する突出部223bが接触している。また、器具本体10の内部に差し込まれた差込部193の左側面部193cの側面には、第2発光ユニット20bの第1エンドカバー222の上面部222aから上方に向けて突出する突出部222bが接触している。ここでは、突出部222b及び突出部223bは、第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20bの短手方向の外側に突出している。
底面部193aは、右側面部193bと左側面部193cを介して、第1エンドカバー222の突出部222b及び第2エンドカバー223の突出部223bをそれぞれ支持し、第1発光ユニット20aと第2発光ユニット20bとの間隔を確保する。第1発光ユニット20aと第2発光ユニット20bとの間隔は、差込部193の右側面部193bと左側面部193cとの間の距離である。
差込部193の右側面部193bと左側面部193cとの間の距離は、第1発光ユニット20aの第2エンドカバー223と第2発光ユニット20bの第1エンドカバー222とが接触しない程度の距離とされている。すなわち、底面部193aは、第1発光ユニット20aの第2エンドカバー223と第2発光ユニット20bの第1エンドカバー222とが接触しない程度の幅に形成されている。
ここで、接触しない程度の幅とは、照明装置1が未使用の状態や通常の使用状態の時のみならず、長時間の使用に伴い発光素子基板23や透光性カバー22が膨張した時にも接触しない程度の幅であると好ましい。但し、実際には、長時間の使用に伴う発熱等により発光素子基板23や透光性カバー22が膨張した時にのみ接触する程度の幅であっても良い。すなわち、接触しない程度の幅とは、発光素子基板23及び透光性カバーのうち少なくとも一方の膨張をある程度許容する間隔である。例えば、本実施形態においては、膨張を許容する間隔を3.5mmとすることができる。この間隔であれば、第1発光ユニット20aと第2発光ユニット20bとの間で光が途切れることなく、発光素子基板23や透光性カバー22が膨張しても許容することができる。
このため、位置決め部材19によって第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20bの長手方向の取付位置が規制される。
また、第1発光ユニット20aの第2エンドカバー223の上面部223aと、第2発光ユニット20bの第1エンドカバー222の上面部222aは、それぞれ、差込部193の底面部193aの下面と接触している。
このため、位置決め部材19によって第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20bの上下方向の取付位置が規制される。
このように、位置決め部材19を取付部材11に取り付けることにより、器具本体10に、複数の発光ユニット20が正しい位置で容易に取り付け可能となる。
ここで、一対の位置決め部材19は、互いに差込部193が向かい合うように取付部材11に取り付けられている。このため、一対の位置決め部材19のうちの一方の位置決め部材19の差込部193の右側面部193bと、他方の位置決め部材19の差込部193の左側面部193cとが対向する状態で取付部材11に取り付けられている。また、一方の位置決め部材19の差込部193の左側面部193cと、他方の位置決め部材19の差込部193の右側面部193bとが対向する状態で取付部材11に取り付けられている。
このため、第1発光ユニット20aは、一方の位置決め部材19の差込部193の右側面部193bと、他方の位置決め部材19の差込部193の左側面部193cとによって位置決めされる。また、第2発光ユニット20bは、一方の位置決め部材19の差込部193の左側面部193cと、他方の位置決め部材19の差込部193の右側面部193bとによって位置決めされる。
また、器具本体10に3つの発光ユニット20を取り付ける照明装置1においては、器具本体10に対して4つの位置決め部材19が取り付けられる。このとき、一対の位置決め部材(向かい合う2つの位置決め部材19)が、器具本体10の長さを3分割する位置にそれぞれ取り付けられる。
また、器具本体10に対して取り付け可能な発光ユニット20の数に限りはない。そして、位置決め部材19は、発光ユニット20同士の間に位置するように取付部材11に取り付けられれば良い。
(器具本体の取付について)
器具本体10は、天井等の被取付面において、器具本体取付用孔部16を介して吊りボルトとナット(いずれも図示せず)により固定される。このとき、吊りボルトの一端に取り付けられるナットの締付トルクが0.7N・m以上1.0N・m以下となるように取り付けられても良い。
締付トルクを上述の範囲内とすることにより、器具本体10を被取付面に設けられた取付孔内に取り付けた際に、器具本体10の平面視での形状が取付孔の形状に沿った矩形状となる。このため、取付孔の一部が取付孔の縁部と取付部材11との間から露出することがなくなる。また、天井内に取り付けた後における照明装置1の設置領域の外観不良が防止される。
[発光ユニット]
以下、発光ユニット20の構成を説明する。なお、以下に説明する発光ユニット20の構成は、第1発光ユニット20aの構成を例にとって示しているが、第2発光ユニット20bも第1発光ユニット20aと同様の構成である。
図14は、発光ユニット20の上方向からの外観を示す斜視図である。
図15は、図14に示す発光ユニット20のE−E’断面を示す断面図である。
図16は、発光ユニット20の構成を示す分解斜視図である。
図14、図15及び図16に示すように、発光ユニット20は、発光素子21と、透光性カバー22(主カバー部221、第1エンドカバー222、第2エンドカバー223)と、発光素子基板23と、支持部材24と、基板固定部材25(25a〜25n)と、ネジ26と、バネ受部27(27a及び27b)と、電源部28と、反射部材29(第1反射部品29a、第2反射部品29b、第3反射部品29c)とを備えている。
ここでは、図5に示したように、1つの器具本体10に取り付けられる2つの発光ユニット20のそれぞれに電源部28を設け、1つの器具本体10に合計2個の電源部28を配置することを想定している。但し、実際には、2つの発光ユニット20に1個の電源のみでも良い。
なお、図16において、基板固定部材25aを固定するネジ26にのみ参照符号を付し、基板固定部材25bから基板固定部材25nを固定するネジについては参照符号を省略している。
以下、発光ユニット20の各部について詳細に説明する。
(透光性カバー)
図16に示すように、透光性カバー22は、発光素子21を覆う主カバー部221と、第1エンドカバー222及び第2エンドカバー223とを備える。第1エンドカバー222は、主カバー部221の正面側の端部を覆うように取り付けられる。第2エンドカバー223は、主カバー部221の背面側の端部を覆うように取り付けられる。透光性カバー22は、発光素子21から照射された光を透過する機能を有している。
発光ユニット20は、取付部材11の天板部112及び第1斜面部113a(図6参照)、並びに側板12(図5参照)で囲まれる領域に入り込む形状を有している。具体的には、透光性カバー22が、発光素子21を覆い、発光ユニット20を器具本体10に取り付けた際に器具本体10に入り込む形状を有している。発光ユニット20は、透光性カバー22の一部が器具本体10の取付部材11の第1斜面部113aの内壁面に接触した状態で器具本体10に取り付けられる。
これにより、発光ユニット20がたわんだ場合であっても照明装置の外観不良が生じにくくなる。これは、発光ユニット20がたわんだ場合に発光ユニット取付凹部111に入り込んでいた透光性カバー22が露出するのみであり、器具本体10と発光ユニット20との間に隙間が生じなくなるためである。
図15及び図17(a)及び図17(b)を参照して、主カバー部221の構成について説明する。
長尺状の主カバー部221は、一端に孔部221a及び221bを備えている。また、主カバー部221は、主カバー部221の長手方向に延びる案内レール221c及び221dを備えている。
図15に示すように、案内レール221cは、主カバー部221の一側面に設けられた一対のレールであり、案内レール221dは、主カバー部221の他の側面に設けられた一対のレールである。案内レール221c及び221dのそれぞれは、支持部材24の側面を支持可能に形成されている。
図18は、第1エンドカバー222の構成を示す六面図であり、図18(a)は第1エンドカバー222の正面図、図18(b)は第1エンドカバー222の右側面図、図18(c)は第1エンドカバー222の左側面図、図18(d)は第1エンドカバー222の背面図、図18(e)は第1エンドカバー222の平面図、図18(f)は第1エンドカバー222の底面図である。なお、第1エンドカバー222の正面は、発光ユニット20の外側に面しており、第1エンドカバー222の背面は、発光ユニット20の内側に面している。
第1エンドカバー222は、全体として、発光ユニット20の端部を覆う形状となっている(図14参照)。また、第1エンドカバー222は、第1エンドカバー222の上面部222aから上方に向けて突出する突出部222bを有している。図18(b)、図18(c)及び図18(e)に示すように、第1エンドカバー222の突出部222bは、上面部222aのうち背面寄りの位置に形成される。このため、突出部222bの正面側には、突出部222bと上面部222aとで囲まれた空間が形成されている。
図12及び図13にて説明したように、第2発光ユニット20bの突出部222bは、器具本体10の内部に差し込まれた位置決め部材19の左側面部193cの側面に接触している。また、突出部222bは、図12及び図13に図示する位置決め部材19と向かい合うように配置された他の位置決め部材19(図示せず)の右側面部193bにも接触している。これにより、照明装置1内で第2発光ユニット20bの位置決めがなされる。
第1発光ユニット20aの突出部222bは、器具本体10の内部に差し込まれた位置決め部材19の左側面部193cの側面に接触している。また、突出部222bは、図12及び図13に図示する位置決め部材19と向かい合うように配置された他の位置決め部材19(図示せず)の右側面部193bにも接触している。これにより、照明装置1内で第1発光ユニット20aの位置決めがなされる。
また、図18(b)、図18(c)、図18(d)及び図18(f)に示すように、第1エンドカバー222は、第1エンドカバー222の右側面に設けられた突出部222cと、第1エンドカバー222の左側面に設けられた突出部222dとを備えている。突出部222c及び突出部222dは、支持部材24(図16参照)に設けられた孔部に係合可能に形成されている。
(支持部材と主カバー部との取り付け)
図15に示すように、支持部材24は、主カバー部221の案内レール221c及び221dのそれぞれによって支持部材24の側面が保持される。また、支持部材24と主カバー部221とは、例えばリベットによって固定される。
主カバー部221の孔部221a及び221bは、主カバー部221が支持部材24を保持した場合に、支持部材24の孔部24e及び24fと対向する位置に設けられている(図17(a)及び図17(b)参照)。このため、主カバー部221の孔部221aと、対向する支持部材24の孔部24eに主カバー部221側からリベットを通し、支持部材24側でリベットを潰す。また、主カバー部221の孔部221bと、対向する支持部材24の孔部24fにも同様に主カバー部221側からリベットを通し、支持部材24側でリベットを潰す。これにより、発光ユニット20の一端において主カバー部221と支持部材24とが固定される。
(支持部材とエンドカバーとの取り付け)
第1エンドカバー222は、固定された支持部材24及び主カバー部221の端部に取り付けられる。このとき、第1エンドカバー222の突出部222c及び222dが、支持部材24に設けられた孔部24i及び24jに係合される(図17(a)、図17(b)参照)。
また、支持部材24は、支持部材24の一部を切り起こして形成された折り曲げ部24g及び24hを備えている。折り曲げ部24g及び24hを下方向に折り曲げることにより、突出部222c及び222dの裏面に折り曲げ部24g及び24hが位置する。このため、突出部222c及び222dが孔部24i及び24jから外れにくくし、第1エンドカバー222が支持部材24から外れにくくすることができる。
また、第2エンドカバー223は、第1エンドカバー222と同様の構成を有しており、発光ユニット20の背面側の端部において第1エンドカバー222と同様の方法で支持部材24に取り付けられている。
(発光素子基板)
図19は、発光素子基板23(図19では2枚の発光素子基板231及び232)の構成を示す平面図である。以下、発光素子基板23として、2枚の発光素子基板231及び232について説明する。
図19に示すように、発光素子基板231及び232はそれぞれ、一方向に長く延びた長尺形状の板状部材であり、一方の面に複数の発光素子21が実装される。図19に示すように、長尺形状の複数の発光素子基板は、互いの短辺同士が対向する状態で発光素子基板23の長手方向に列状に並べられて発光素子基板23を構成する。
図19に示すように、発光素子基板231及び232には、発光素子21に電力を供給するための配線28dがそれぞれ接続される。このとき、発光素子基板231及び232は、支持部材24の基板支持面24aに設けられた挿通孔24dを介して接続された配線28dにより電源部28と接続される。電源部28の電源回路から供給された電力は、配線28dを介して発光素子21に供給される。
また、図19に示すように、発光素子基板231及び232は、配線23cにより互いに電気的に接続される。
発光素子基板231及び232上には、電源部28から導出される配線28dが接続される電源接続用端子群(コネクタ231a及び232a)が設けられている。また、発光素子基板231及び232上には、隣り合う発光素子基板231及び232間を接続する配線23cが接続される基板接続用端子群(コネクタ231b及び232b)が設けられている。電源接続用端子群及び基板接続用端子群は、発光素子基板231及び232の対向する短辺側の端部にそれぞれ配置されている。
すなわち、発光素子基板231の一方の短辺側の端部には、第1電源接続用端子であるコネクタ231aと、第1基板接続用端子であるコネクタ231bとが設けられている。また、発光素子基板232の一方の短辺側の端部には、第2電源接続用端子であるコネクタ232aと、第2基板接続用端子であるコネクタ232bとが設けられている。そして、発光素子基板231のコネクタ231a及びコネクタ231bが設けられた側の短辺と、発光素子基板232のコネクタ232a及びコネクタ232bが設けられた側の短辺とが対向配置される。なお、発光素子基板231及び232は、互いに同一の構成を有していても良い。
ここで、発光素子基板23の長手方向に並んだコネクタ231a及びコネクタ232aの一方はアノード側コネクタであり、他方はカソード側コネクタである。同様に、発光素子基板23の長手方向に並んだコネクタ231b及びコネクタ232bの一方はアノード側コネクタであり、他方はカソード側コネクタである。
また、発光素子基板23の幅方向に並んだコネクタ231a及びコネクタ231bの一方はアノード側コネクタであり、他方はカソード側コネクタである。同様に、発光素子基板23の幅方向に並んだコネクタ232a及びコネクタ232bの一方はアノード側コネクタであり、他方はカソード側コネクタである。
コネクタ231a及びコネクタ232aは、配線28dを介して電源部28に接続されている。コネクタ231b及びコネクタ232bは、配線23cによって接続されている。
このため、発光素子基板231上に設けられた複数の発光素子21と発光素子基板232上に設けられた複数の発光素子21とが、コネクタ231aとコネクタ232aとの間で直列に接続される。
このような構成とすることにより、発光素子基板231及び232の組み立て工程が容易になる。また、このような構成とすることにより、発光素子基板231及び232同士を接続する配線23c及び電源部28からの配線28dの引きまわし距離を短くすることができる。このため、ノイズの発生を抑制することができる。
また、電源接続用端子群(コネクタ231a及び232a)は、発光素子基板23(発光素子基板231及び232)の一方の長辺に沿って配置され、基板接続用端子群(コネクタ231b及び232b)は、発光素子基板23(発光素子基板231及び232)の他方の長辺に沿って配置される。
このとき、発光素子基板231及び232上において、コネクタ231a及び232aは、少なくとも1個の発光素子21を介して配置されることが好ましい。同様に、コネクタ231b及び232bは、少なくとも1個の発光素子21を介して配置されることが好ましい。これは、コネクタ231a及び232a、並びにコネクタ231b及び232bのそれぞれの間の沿面距離を確保するためである。
なお、図19に示すように、コネクタ231a及び231bは、発光素子基板231の短辺に最も近い位置に設けられた発光素子21と、短辺に2番目に近い位置に設けられた発光素子21との間の領域Xに設けられることが好ましい。また、コネクタ231a及び231bは、上述した領域Xのうち、短辺に2番目に近い位置に設けられた発光素子21よりも、短辺に最も近い位置に設けられた発光素子21に近い位置に設けられることが好ましい。
同様に、コネクタ232a及び232bは、発光素子基板232の短辺に最も近い位置に設けられた発光素子21と短辺に2番目に近い位置に設けられた発光素子21との間の領域Yに設けられることが好ましい。また、コネクタ232a及び232bは、上述した領域Yのうち、短辺に2番目に近い位置に設けられた発光素子21よりも、短辺に最も近い位置に設けられた発光素子21に近い位置に設けられることが好ましい。
また、図19に示すコネクタ位置の他、図20(a)、図20(b)及び図20(c)に示すように電源接続用端子群(コネクタ231a及び232a)と基板接続用端子群(コネクタ231b及び232b)とを配置しても良い。
これにより、発光素子基板231及び232の同一の長辺上に沿って配置されるコネクタ231a及び232a間、並びにコネクタ231b及び232b間のそれぞれの沿面距離を確保しつつ、発光素子基板231及び232上を覆う反射部材(詳しくは後述する)の面積をより大きくすることができる。
(支持部材)
支持部材24は、発光素子21が実装される発光素子基板23(図15及び図16参照)を支持する。ここでは、図19に示すように、1つの支持部材24が、2枚の発光素子基板231及び232を支持する。すなわち、1つの器具本体10に取り付けられる2つの発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)において、2つの支持部材24は、合計4枚の発光素子基板231及び232を支持する。支持部材24は、発光素子21の熱を放熱するヒートシンクの機能も有している。
図17(a)及び図17(b)に示すように、支持部材24は、発光素子基板23と対向して発光素子基板23を支持する基板支持面24aと、基板支持面24aの裏面側に設けられた電源部28を支持する電源部支持面24bと、基板支持面24aの両端に形成された光照射方向に突出する凸部24cとを有している。基板支持面24aは、発光素子基板23の幅よりも広く形成されている。また、支持部材24は、発光素子基板23を支持する基板支持面24aが凸部24cに対して器具本体10方向に凹むように形成されている。
支持部材24は、基板支持面24aにおいて、発光素子基板23の幅方向の両端部に設けられる複数の基板固定部材25により発光素子基板23を固定する(詳細は後述する)。なお、支持部材24の基板支持面24aの裏面(電源部支持面24b)には、支持部材24に基板固定部材25を固定するためのネジ26等により、複数の突起が生じる。
図20に示すように、凸部24cの頂部は、支持部材24の外側ほど大きく突出するように傾斜して形成されることが好ましい。また、凸部24cの頂部は、発光素子21の1/2ビーム角領域内に入り込まない形状であることが好ましい。
図21は、図19のB−B’断面を示す斜視断面図である。図19及び図21に示すように、支持部材24は、電源部28から導出される配線28dを挿通させるための挿通孔24dを備える。挿通孔24dは、基板支持面24a上に設けられる。
ここで、図14に示すように、支持部材24は、支持部材24の長尺方向の両端に発光素子基板23を固定するための第1の基板固定部及び第2の基板固定部を有している。第1の基板固定部及び第2の基板固定部は、例えば支持部材24の長尺方向の両端において電源部支持面24bに突出した基板固定部材25を固定するためのネジ26等を取り付けるネジ孔等の位置を示す。
挿通孔24dは、第1の基板固定部と第2の基板固定部との間に設けられることが好ましい。これにより、挿通孔24dを挿通して電源部支持面24bから基板支持面24aに引き回される配線28dが、電源部支持面24bで露出したネジ26の先端に引っかかることを防止することができる。
また、図14に示すように、支持部材24は、支持部材24の基板支持面の裏面側(電源部支持面24b)に、発光ユニット20を器具本体10に取り付けるための第1の取付部(第1バネ受部27a)及び第2の取付部(第2バネ受部27b)が設けられている。
挿通孔24dは、第1バネ受部27aと第2バネ受部27bとの間に設けられることがより好ましい。これにより、挿通孔24dを挿通して電源部支持面24bから基板支持面24aに引き回される配線28dが、電源部支持面24bで露出したネジ26の先端や、電源部支持面24bに取り付けられた第1バネ受部27a及び第2バネ受部27bに引っかかることを防止することができる。
また、図21に示すように、挿通孔24dは、支持部材24の電源部28と対向する位置に設けられることが更に好ましい。電源部28と対向する位置に挿通孔24dを設けることにより、電源部28から導出した配線28dは、支持部材24の電源部支持面24bに露出することなく、挿通孔24dを挿通して基板支持面24a上の発光素子基板23と接続することができる。このため、配線28dを支持部材24上の広い領域内で引き回す必要がなく、配線28dを短くすることができ、発光ユニット20の組み立て性が向上する。また、配線が28d外部に露出しないため、安全性が向上し、配線の二重被覆が不要となる。
また、図17(a)及び図17(b)に示すように、支持部材24には、孔部24e及び24f、折り曲げ部24g及び24h及び孔部24i及び24jが形成されている。
上述したとおり、孔部24e及び24fは、主カバー部221を取り付けるためのリベット等が挿入される。孔部24i及び24jは、第1エンドカバー222の突出部222c及び222dを係合する。折り曲げ部24g及び24hは、下方向に折り曲げることにより、突出部222c及び222dの裏面を支持する。これにより、突出部222c及び222dの裏面が孔部24i及び24jから外れにくくし、第1エンドカバー222が支持部材24から外れにくくすることができる。
(基板固定部材)
基板固定部材25(25a〜25n)は、支持部材24の基板支持面24aにおいて、発光素子基板23の両端部に設けられ、発光素子基板23を支持部材24に固定する。図16に示す発光ユニット20では、基板固定部材25aから基板固定部材25nの14個の基板固定部材25が発光素子基板23の両端部に複数備えられている。以下、基板固定部材25aから基板固定部材25nを基板固定部材25と記載する。
図22に示すように、基板固定部材25は、発光素子基板23の側部を支持し、かつ発光素子基板23の発光素子実装面上に突出する形状を有している。また、基板固定部材25は、ネジ26によって支持部材24に固定される。
このため、発光素子基板23は、支持部材24に対して浮きがないように固定される。
図23は、図16における基板固定部材25a〜25c,25e〜25g,25h〜25j,25l〜25nの形状を示す正投影図である。図23(a)は基板固定部材の正面図であり、図23(b)は基板固定部材の右側面図であり、図23(c)は基板固定部材の左側面図であり、図23(d)は基板固定部材の背面図であり、図23(e)は基板固定部材の平面図であり、図23(f)は基板固定部材の底面図である。
図23に示す基板固定部材(以下、基板固定部材251と記載する)は、支持部材24の基板支持面24aの両端に形成された光照射方向に突出する凸部24cと発光素子基板23との間に配置される主部251aと、発光素子基板23の実装面の一部を覆い発光素子基板23を支持部材24方向に押さえる基板押さえ部251bと、反射部材を主部251aの表面上に保持する反射部品保持部251cと、を有する。また、基板固定部材251は、基板固定部材251がネジ26で固定される際にネジ止めされるネジ止め部251dを有する。
図22及び図23に示すように、基板固定部材251は、発光素子21から照射された光を反射する反射部材を固定する。具体的には、基板固定部材251の基板押さえ部251bは、発光素子基板23とともに、発光素子21を露出させかつ発光素子基板23を被覆する第1反射部品29a(図16参照)を支持部材24方向に押さえる。
また、基板固定部材251の反射部品保持部251cは、第1反射部品29aの幅方向の両端から、発光素子21からの光の照射方向に向かって傾斜して配置される第2反射部品29b及び第3反射部品29c(図16参照)を主部251aの表面上に保持する。このとき、反射部品保持部251cは、支持部材24の凸部24cの頂部との間に第2反射部品29b又は第3反射部品29cを保持可能な間隙を設けた状態で、頂部の一部を覆うように形成される。すなわち、反射部品保持部251cは、基板固定部材251が支持部材24に取り付けられた際に、支持部材24の凸部24cの頂部と密着しない形状に形成される。反射部品保持部251cと支持部材24の凸部24cの頂部との間に形成された間隙に第2反射部品29b又は第3反射部品29cが保持可能とされる。
図24は、図16における基板固定部材25d,25kの形状を示す正投影図である。図24(a)は基板固定部材の正面図であり、図24(b)は基板固定部材の右側面図であり、図24(c)は基板固定部材の左側面図であり、図24(d)は基板固定部材の背面図であり、図24(e)は基板固定部材の平面図であり、図24(f)は基板固定部材の底面図である。
図24に示す基板固定部材(以下、基板固定部材252と記載する)は、基板固定部材251の主部251aに対応する主部252aと、基板押さえ部251bに対応する基板押さえ部252bと、反射部品保持部251cに対応する反射部品保持部252cと、ネジ止め部251dに対応するネジ止め部252dと、を有している。また、基板固定部材252は、更に発光素子基板23に接続される配線23c及び28dを固定する配線固定機構252eを有している。
基板固定部材252は、発光素子基板231及び232に接続される配線23c又は28d(図19参照)を覆う位置に配置される。本実施形態の発光ユニット20では、基板固定部材252は、発光素子基板231及び232のつなぎ目部分に配置される。配線固定機構252eは、基板固定部材252が支持部材24に固定された場合でも配線23c又は28dが導出可能な空間を確保可能な形状に形成されている。そして、配線23c又は28dは、配線固定機構252eを通して発光素子基板231及び232と接続される。このため、基板固定部材252を用いることで、基板固定部材25による配線23c及び28dへの圧迫を防止することができる。
また、基板固定部材252の主部252a、基板押さえ部252b、反射部品保持部252c、及びネジ止め部252dについては、基板固定部材251の主部251a、基板押さえ部251b、反射部品保持部251c及びネジ止め部251dと同様の機能を有する。
このような基板固定部材25(基板固定部材251及び252)は、例えば樹脂材料を射出成型することにより形成される。
基板固定部材25は、高反射性材料で形成されることが好ましい。基板固定部材25の一部が基板固定部材25が第1反射部品29a、第2反射部品29b又は第3反射部品29cから露出しても、発光素子21の光を効率良く反射することができるためである。
また、発光素子基板231及び232に接続される配線23c及び28dを覆うように配置される基板固定部材25(図16及び図22に示す基板固定部材25d及び25k)は、透明材料で形成されることが好ましい。基板固定部材25を通して配線23cの配線状態を確認することができるため、基板固定部材25による配線23c及び28dの圧迫をより容易に防止することができる。
(反射部材)
反射部材29は、発光素子21から照射された光を反射する機能を有する。発光素子21から照射された光は、反射部材29によって予め設定した方向(例えば、床面に向かう方向)へ反射される。反射部材29は、発光素子基板23、支持部材24又は基板固定部材25等の任意の個所で接着剤、ピン、ネジ等によって固定される。
図15及び図16に示すように、本実施形態に係る発光ユニット20は、反射部材29として、第1反射部品29aと、第2反射部品29bと、第3反射部品29cとを有している。第1反射部品29aは、発光素子21を露出させかつ発光素子基板23(発光素子基板231及び232)を被覆している。第2反射部品29bは、第1反射部品29aの幅方向の一端部から、発光素子21からの光の照射方向に向かって傾斜して配置される。第3反射部品29cは、第1反射部品29aの幅方向の他端部から、発光素子21からの光の照射方向に向かって傾斜して配置される。第1反射部品29a、第2反射部品29b及び第3反射部品29cは、互いに異なる部品である。これにより、第1反射部品29a、第2反射部品29b及び第3反射部品29cのそれぞれの取付けが容易になる。
また、発光素子基板23の発光素子21の実装面側には、図示しない抵抗素子が設けられる場合がある。この場合、第1反射部品29aには、発光素子21を露出させる開口とともに、抵抗素子を露出させる開口が設けられる。
第1反射部品29aに上述した開口を設けることにより、発光素子21から照射された光が第1反射部品29a、第2反射部品29b及び第3反射部品29cの全面で反射され、効率的に照明装置1の発光に利用される。
図25は、第1反射部品29a、第2反射部品29b及び第3反射部品29cを基板固定部材25(25a〜25n)に取り付けた状態を示す斜視図である。図26は、図25に示すG−G断面を示す断面図である。
図25及び図26に示すように、第2反射部品29bは、第2反射部品29bの幅方向の発光素子基板23に隣接する側の一端が発光素子基板23の幅方向の一端よりも外側に位置するように配置される。また、第3反射部品29cは、第3反射部品29cの幅方向の発光素子基板23に隣接する側の一端が発光素子基板23の幅方向の他端よりも外側に位置するように配置される。すなわち、第2反射部品29b及び第3反射部品29cは、発光素子基板23上に設けられた第1反射部品29a上にかぶらないように配置される。
また、第2反射部品29bは、第2反射部品29bの幅方向の発光素子基板23に隣接する側の一端が発光素子基板23の幅方向の一端と隙間なく対向するように配置されることが好ましい。また、第3反射部品29cは、第3反射部品29cの幅方向の発光素子基板23に隣接する側の一端が発光素子基板23の幅方向の他端と隙間なく対向するように配置されることが好ましい。
ここで、本実施形態において「隙間なく対向」とは、第1反射部品29a及び第2反射部品29b、並びに第1反射部品29a及び第3反射部品29cが完全に隙間なく配置される場合に限られない。「隙間なく対向」とは、発光素子基板23(発光素子基板231及び232)の実装面側から見た場合に、第2反射部品29bの幅方向の発光素子基板23に隣接する側の一端の位置と、発光素子基板23の幅方向の一端の位置とが一致することをいう。
第1反射部品29aは、基板固定部材25によって支持部材24の基板支持面24a上で固定される。また、第2反射部品29b及び第3反射部品29cは、支持部材24の凸部24cの頂部と基板固定部材25の一部との間に形成された間隙に嵌め込まれて固定される。具体的には、第2反射部品29b及び第3反射部品29cは、支持部材24の凸部24cの頂部と基板固定部材251の反射部品保持部251cとの間に形成された間隙に嵌め込まれている。これにより、第2反射部品29b及び第3反射部品29cは、支持部材24の凸部24cの頂部の形状に沿って傾斜する。なお、第2反射部品29bと第3反射部品29cは、異なる基板固定部材25で固定されている。
これにより、組み立て後の発光ユニット20において、第2反射部品29b及び第3反射部品29cが、透光性カバーの内壁面に形成された案内レール221c及び221dにそれぞれ向かって傾斜して配置される。すなわち、第2反射部品29bは、第2反射部品29bの幅方向の発光素子基板23に隣接しない側の一端(すなわち、発光素子基板23に隣接する側の一端に対向する他端)が、透光性カバー22の内壁面に形成された案内レール221cに向かって傾斜して配置される。また、第3反射部品29cは、第3反射部品29cの幅方向の発光素子基板23に隣接しない側の一端(すなわち、発光素子基板23に隣接する側の一端に対向する他端)が、透光性カバー22の内壁面に形成された突出部222dに向かって傾斜して配置される。これにより、第2反射部品29b又は第3反射部品29cが重量等によって床方向にずれた場合であっても、透光性カバー22の案内レール221c又は221dがストッパーとなり、第2反射部品29b又は第3反射部品29cの落下を防止することができる。
また、図27(a)に示すように、発光素子基板23上に配置される第1反射部品29aは、発光素子基板231上に配置される第1反射部品291aと、発光素子基板232上に配置される第1反射部品292aとに分けられる。図27(a)において、第1反射部品291a及び第1反射部品292aを斜線で示す。
このとき、第1反射部品291a及び292aは、電源接続用端子群(コネクタ231a及び232a)と基板接続用端子群(コネクタ231b及び232b)とで囲まれる領域を除いた領域を被複する。すなわち、第1反射部品291aは、発光素子基板23上の、発光素子基板23の一端部からコネクタ231a及び231bの設置位置までを被覆する。また、第1反射部品292aは、発光素子基板23上の、発光素子基板23の他端部からコネクタ232a及び232bの設置位置までを被覆する。なお、図27(a)では、配線23c及び配線28dの図示を省略している。
上述した「電源接続用端子群(コネクタ231a及び232a)と基板接続用端子群(コネクタ231a及び232a)とで囲まれる領域」には、発光素子基板231及び232上の対向する短辺側の端部に配置された2個以上の発光素子21が含まれる。図27では、第1反射部品291a及び292aで覆われない領域に、4つの発光素子21が含まれている。
更に、図27(b)に示すように、発光ユニット20は、2枚の発光素子基板231及び232の短辺を跨いで覆うように配置された基板対向部用反射部品293aを有していても良い。図27(b)において、第1反射部品291a、第1反射部品292a及び基板対向部用反射部品293aを斜線で示す。
これにより、2枚の発光素子基板231及び232のつなぎ目部分においても発光素子21から照射される光を十分に反射することができるため、発光素子基板23の全面において明るさを均一にすることができる。
(バネ受部)
図5に示すように、バネ受部27は、器具本体10のバネ部13と係合することにより、発光ユニット20を器具本体10に取り付ける。
具体的には、第1発光ユニット20aの第1バネ受部27a及び第2バネ受部27bは、器具本体10の第1バネ部13a及び第2バネ部13bとそれぞれ係合する。また、第2発光ユニット20bの第3バネ受部27c及び第4バネ受部27dは、器具本体10の第3バネ部13c及び第4バネ部13dとそれぞれ係合する。
(電源部)
電源部28は、LED等の発光素子21の点灯回路(即ち、電源回路)を内部に収納している。電源部28は、図4で示される器具本体10が取り付けられる天井等から発光ユニット取付凹部111内に導出される電力供給ケーブルと接続される。
図28に示すように、電源部28は、電源回路を備える電源基板28aと、絶縁部材28bと、電源基板28a及び絶縁部材28bを内部に収容する電源ボックス28cと、発光素子21に対して電力を供給するための配線28d(配線28dは図28に図示せず)とを有している。
電源部28は、支持部材24に近接して配置される。
電源基板28aに備えられた電源回路は、例えば、電力供給ケーブルから供給される交流電力を直流に変換し、その出力(即ち、直流電力)を発光素子21に供給する。電源基板28aは、絶縁部材28bの支持部材24側の面に固定される。
また、図21に示すように、電源基板28aは、電源ボックス28cの内部空間において支持部材24寄りに配置される。
絶縁部材28bは、ポリプロピレン、ポリエチレン等の高融点で絶縁性を有する樹脂材料からなる。絶縁部材28bは、支持部材24の電源部支持面24b上に配置される。これにより、電源基板28aは、絶縁部材28b上に配置されて、支持部材24と絶縁される。
なお、絶縁部材28bは、例えばシート状部材を複数回折り曲げた箱型形状であり、電源基板28aの周囲を包んで配置される。
電源ボックス28cは、プラスチック、アルミニウム又はステンレス等の材料からなる。電源ボックス28cは、電源基板28aを覆う筐体である。
配線28dは、支持部材24の基板支持面24aに設けられた挿通孔24dを挿通して発光素子基板23に接続される。
電源部28は、例えば、電源ボックス28cに設けられた図示しない爪部によって支持部材24の電源部支持面24bに固定されている。また、電源部28は、ネジ等の締結部材によって支持部材24の電源部支持面24bに固定されていても良い。
電源部28は、照明装置1を底面視した場合に、図示しない電力供給ケーブルと重なっている。すなわち、電力供給ケーブルは、電源部28の上面と器具本体10との間に確保された電力供給ケーブル収容空間に配線される。このため、電力供給ケーブルによって発光ユニット20の取付けが阻害されることがなくなる。
図29は、電源部28の断面斜視図及び配線を保護する保護機構を説明する断面図である。図29(a)、図29(b)及び図29(c)は、それぞれ、配線保護用絶縁部材の第1の例、第2の例及び第3の例である。
発光ユニット20は、支持部材24の挿通孔24dの内側に位置して配線28dを保護する配線保護用絶縁部材を有していても良い。ここで、挿通孔24dの「内側」とは、挿通孔24dの中心軸に向かう方向を示す。
発光ユニット20では、支持部材24の挿通孔24dを介して電源部28から基板支持面24a側に配線28dが導出される。このとき、配線28dが、支持部材24の挿通孔24dの内壁に当たって損傷する可能性がある。例えば、配線28dが被覆材で覆われている場合には、被覆材が剥がれるおそれがある。このため、挿通孔24dの内壁と配線28dとが接触しにくくなるような配線保護用絶縁部材を設けることが好ましい。
配線保護用絶縁部材としては、以下のような例が挙げられる。
(1)第1の例
図29(a)は、図19のF−F断面を示す斜視断面図である。
挿通孔24dが支持部材24の電源部28に対向する位置に設けられている場合には、図29(a)に示すように、絶縁部材28bが配線保護用絶縁部材を兼ねることができる。すなわち、電源基板28aと接続された配線28dは、支持部材24の挿通孔24dを挿通して基板支持面24aに設けられた発光素子基板23と接続される。このとき、電源基板28aと支持部材24との間には絶縁部材28bが備えられているため、絶縁部材28bに、挿通孔24dよりも小さい挿通孔281bを設けて、支持部材24の挿通孔24dと絶縁部材28bの挿通孔281bとが重なるように絶縁部材28bを配置する。このため、絶縁部材28bによって、支持部材24の挿通孔24dと配線28dとを接触しにくくすることができる。
(2)第2の例
図29(b)は、電源基板28aと、絶縁部材28bと、支持部材24に設けられた挿通孔24dを挿通して、基板支持面24a側に導出される配線28dの構成を示す断面図である。
図29(b)に示すように、絶縁部材28bとは異なる部品である配線保護用絶縁部材28eが、支持部材24の基板支持面24a及び電源部支持面24bの少なくとも一方の面(図29(b)では、電源部支持面24b)に密着して設けられていても良い。配線保護用絶縁部材28eは、例えば、絶縁性を有する樹脂材料で形成される。
図29(b)に示すように、配線保護用絶縁部材28eは、挿通孔24dよりも小さい挿通孔281eを備えており、支持部材24の挿通孔24dと、配線保護用絶縁部材28eの挿通孔281eとが重なるように配線保護用絶縁部材28eを配置する。このため、配線保護用絶縁部材28eによって、支持部材24の挿通孔24dと配線28dとが接触しにくくなり、配線28dの損傷を抑制することができる。
第2の例の場合、第1の例のように、挿通孔24dが支持部材24の電源部28に対向する位置に設けられている必要はない。挿通孔24dが支持部材24のどの位置に設けられていても、配線保護用絶縁部材28eが挿通孔24dに密着して設けられていれば良い。
(3)第3の例
図29(c)は、電源基板28aと、絶縁部材28bと、支持部材24に設けられた挿通孔24dを挿通して基板支持面24a側に導出される配線28dとの構成を示す断面図である。
図29(c)に示すように、絶縁部材28bとは異なる部品である配線保護用絶縁部材28eが、少なくとも挿通孔24dの内壁を覆って設けられていても良い。配線保護用絶縁部材28eは、例えば、絶縁性を有する樹脂材料で形成される。
図29(c)に示すように、配線保護用絶縁部材28eは少なくとも挿通孔24dの内壁を覆って設けられている。このため、支持部材24の挿通孔24dの角部と配線28dとが接触しにくくなり、配線28dの損傷を抑制することができる。
また、配線保護用絶縁部材28eが支持部材24の基板支持面24a及び電源部支持面24bまで覆っていても構わない。この場合、配線保護用絶縁部材28eは、支持部材24の基板支持面24a及び電源部支持面24bと挿通孔24dの内壁とで形成される角部を覆っており、より配線28dの損傷を抑制することができる。
第3の例の場合も、挿通孔24dが支持部材24の電源部28に対向する位置に設けられている必要はなく、挿通孔24dが支持部材24のどの位置に設けられていても、配線保護用絶縁部材28eが挿通孔24dの内壁を覆うように設けられていれば良い。
(まとめ)
図30は、本発明の一実施形態に係る照明装置におけるアノード側コネクタとカソード側コネクタとの配置を示す平面図である。
図30に示すように、1つの器具本体10に対して2つの発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)が取り付けられている。
これら2つの発光ユニット20(第1発光ユニット20a及び第2発光ユニット20b)はそれぞれ1つの支持部材24を備えるため、1つの器具本体10に対して合計2つの支持部材24が取り付けられる。
これら2つの支持部材24はそれぞれ2枚の発光素子基板23(発光素子基板231及び232)を支持するため、1つの器具本体10に対して合計4枚の発光素子基板23が取り付けられる。
また、2枚の発光素子基板23(発光素子基板231及び232)のうち、発光素子基板231にはコネクタ231a及び231bが設けられ、発光素子基板232にはコネクタ232a及び232bが設けられている。
例えば、コネクタ232a及びコネクタ231bをアノード側コネクタとし、コネクタ231a及びコネクタ232bをカソード側コネクタとする。
コネクタ231a及びコネクタ232aは、図21に示したように、配線28dを介して電源部28に接続されている。また、電源部28は、表面側においてコネクタ232aが設けられた発光素子基板232を支持する支持部材24の裏面側で、その支持部材24の表面側のコネクタ232aの近傍に設置されている。
また、コネクタ231bとコネクタ232bとは、配線23cを介して互いに接続され、発光素子基板231と発光素子基板232とを電気的に接続された状態にする。
例えば、発光素子基板231及び232は、アノード側コネクタとカソード側コネクタとの両方が設置された同一形状の基板を、長手方向において水平面内で180度回転(反転)させたものであり、互いのアノード側コネクタとカソード側コネクタとが長手方向に対向して直列に設置されている。
また、2つの支持部材24は、同じ位置に電源部が設置された同一形状の部材を、長手方向において水平面内で180度回転させたものであり、それぞれの電源部28が器具本体10の長手方向に並んで設置されている。すなわち、2つの支持部材24のそれぞれに設置された2つの電源部28は、2つの支持部材24の境界を挟んで対称になるように設置されている。そのため、1つの器具本体10に対して、2つの電源部28は長手方向の中央を挟んで均等に負荷をかける。
[本発明の一実施形態の効果]
以上説明した本発明の一実施形態に係る照明装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本発明の一実施形態に係る照明装置は、それぞれ発光素子が設けられ、長尺状であり、長手方向に整列設置された複数の発光素子基板と、表面側において長手方向を揃えて複数の発光素子基板を支持する長尺状の支持部材と、発光素子を点灯させる電力を供給するためのアノード側コネクタとカソード側コネクタと、を有する。
複数の発光素子基板のうち、長手方向における最も端部に位置する第1の発光素子基板と、第1の発光素子基板に隣接する第2の発光素子基板との関係において、アノード側コネクタとカソード側コネクタとはそれぞれ、一方の基板を臨む位置に対向して設置されている。
別の見方をすれば、複数の発光素子基板は、長手方向において最も端部に位置する第1の発光素子基板と、第1の発光素子基板に隣接する第2の発光素子基板と、を含む。アノード側コネクタは、第1の発光素子基板と第2の発光素子基板とのうち一方の発光素子基板において、他方の発光素子基板を臨む位置に設置されている。また、カソード側コネクタは、他方の発光素子基板において、一方の発光素子基板を臨む位置に、アノード側コネクタと対向して設置されている。
例えば、アノード側コネクタとカソード側コネクタとを、隣接する発光素子基板同士が互いを臨む位置(境界部分)において対向するように集中して設置することで、コネクタ同士を接続する配線の長さを短くすることができる。また、アノード側コネクタとカソード側コネクタとを集中して設置しているため、コネクタの設置面の裏面側においてコネクタの近くに電源部を設置すれば、コネクタと電源部とを接続する配線の長さも短くすることができる。
このように、コネクタの設置位置を調整することで、コネクタ同士を接続する配線や、コネクタと電源部とを接続する配線の長さを短縮することができる。
(2)複数の発光素子基板の各々は、アノード側コネクタとカソード側コネクタとの両方が設置された同一形状の基板であり、長手方向において水平面内で180度回転させて直列設置させることで、アノード側コネクタとカソード側コネクタとは複数の発光素子基板の長手方向に対向して設置されている。
例えば、上記の第1の発光素子基板と第2の発光素子基板とは、アノード側コネクタとカソード側コネクタとの両方が設置された同一形状の基板を、長手方向において水平面内で180度回転させたものであり、互いのアノード側コネクタとカソード側コネクタとが長手方向に対向して直列に設置されている。
これにより、同一形状の発光素子基板を用いて、アノード側コネクタとカソード側コネクタとを対向して設置することができる。
(3)アノード側コネクタとカソード側コネクタとはそれぞれ、発光素子基板の幅方向において、発光素子より端部寄りに設置されている。
これにより、発光素子基板の長手方向に沿ってコネクタ同士を配線で接続した場合でも、また、仮に配線がたるんだとしても、その配線が発光素子の上に重ならない構成とすることができる。
(4)本発明の一実施形態に係る照明装置は、支持部材の裏面側において、支持部材の表面側のアノード側コネクタ寄りに設置され、支持部材に設けられた挿通孔を挿通する配線を介して、支持部材の表面側のアノード側コネクタと電気的に接続されている電源部を更に有する。
支持部材の裏面側において、表面側の発光素子基板上に設けられたアノード側コネクタの近傍に電源部を配置しているので、電源部と上記アノード側コネクタとを接続する配線の長さが短くて済み、その結果としてノイズの低減を図ることができる。また、配線の短縮によるコスト削減にも寄与することができる。
なお、実際には、電源部は、支持部材の裏面側において、支持部材の表面側のアノード側コネクタ及びカソード側コネクタのうち最寄りのコネクタの近傍に設置され、支持部材に設けられた挿通孔を挿通する配線を介して、支持部材の表面側の最寄りのコネクタと電気的に接続されていれば良い。
(5)上記の電源部は、支持部材の裏面側において、アノード側コネクタよりも支持部材の長手方向の一方の端部寄りに設置されている。
これにより、支持部材において、電源部が、複数の発光素子基板のうち長手方向における最も端部に位置する発光素子基板のアノード側コネクタよりも、支持部材の端部寄りに設置されている構成とすることができる。
(6)本発明の一実施形態に係る照明装置は、2つの支持部材を長手方向に並べて取り付けられる長尺状の器具本体を更に有する。器具本体に取り付けられた2つの支持部材に設置された2つの電源部のうち、一方の電源部は器具本体の長手方向の一方の端部寄りに位置し、他方の電源部は器具本体の長手方向の他方の端部寄りに位置する。器具本体の長手方向において、一方の電源部と器具本体の長手方向の一方の端部との距離と、他方の電源部と器具本体の長手方向の他方の端部との距離は等しい。
このように、1つの器具本体に電源部を2個配置することで、この2個の電源部の配置位置により器具本体のたわみを防止することができる。
(7)上記の器具本体に取り付けられる2つの支持部材は、同じ位置に電源部が設置された同一形状の部材を、長手方向において水平面内で180度回転させたものであり、それぞれの電源部が器具本体の長手方向に並んで設置されている。
このように、同じ位置に電源部が設置された同一形状の支持部材を用いることで、2つの電源部を器具本体の長手方向において対称となる位置に容易に設置することができる。
(8)アノード側コネクタとカソード側コネクタとのうち少なくとも一方は、発光素子基板の長手方向において、発光素子の間に設置されている。
これにより、コネクタが端部に設置されているのではなく、発光素子基板の長手方向において、発光素子基板上に実装された2つの発光素子の間に設置されている構成とすることができる。
[その他]
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。更に、本発明の範囲は、請求項に係る発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
1 照明装置
10 器具本体
111 発光ユニット取付凹部
112 天板部
113 側縁部
113a 第1斜面部
113b 平坦部
113c 第2斜面部
19 位置決め部材
191 上面部
192 側面部
193 差込部
193a 底面部
193b 右側面部
193c 左側面部
20 発光ユニット
21 発光素子
22 透光性カバー
221 主カバー部
222 第1エンドカバー
223 第2エンドカバー
23 発光素子基板
24 支持部材
24d 挿通孔
25 基板固定部材
28 電源部

Claims (7)

  1. それぞれ発光素子が設けられ、長尺状であり、長手方向に整列設置された複数の発光素子基板と、
    表面側において長手方向を揃えて前記複数の発光素子基板を支持する長尺状の支持部材と、
    前記発光素子を点灯させる電力を供給するためコネクタと、
    前記支持部材の裏面側において、前記コネクタ近傍に設置される電源部と、を有し、
    前記コネクタは、前記複数の発光素子基板のうち、長手方向における最も端部に位置する第1の発光素子基板と、前記第1の発光素子基板に隣接する第2の発光素子基板との対向する短辺側の端部に設置されており、
    前記電源部と前記コネクタとは、前記支持部材に設けられた挿通孔を挿通する配線を介して電気的に接続される照明装置。
  2. 前記コネクタは、アノード側コネクタ及びカソード側コネクタからなり、
    前記複数の発光素子基板の各々は、前記アノード側コネクタと前記カソード側コネクタとの両方が設置された同一形状の基板であり、長手方向において水平面内で180度回転させて直列設置させることで、前記アノード側コネクタと前記カソード側コネクタとは前記複数の発光素子基板の長手方向に対向して設置されている請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記コネクタは、アノード側コネクタ及びカソード側コネクタからなり、
    前記アノード側コネクタと前記カソード側コネクタとはそれぞれ、前記発光素子基板の幅方向において、前記発光素子より端部寄りに設置されている請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記コネクタは、アノード側コネクタ及びカソード側コネクタからなり、
    前記電源部は、前記支持部材の裏面側において、前記アノード側コネクタよりも前記支持部材の長手方向の一方の端部寄りに設置されている請求項に記載の照明装置。
  5. 2つの前記支持部材を長手方向に並べて取り付けられる長尺状の器具本体を更に有し、
    前記器具本体に取り付けられた2つの前記支持部材に設置された2つの前記電源部のうち、一方の前記電源部は前記器具本体の長手方向の一方の端部寄りに位置し、他方の前記電源部は前記器具本体の長手方向の他方の端部寄りに位置し、
    前記器具本体の長手方向において、一方の前記電源部と前記器具本体の長手方向の一方の端部との距離と、他方の前記電源部と前記器具本体の長手方向の他方の端部との距離は等しい請求項1又は4に記載の照明装置。
  6. 前記器具本体に取り付けられる2つの前記支持部材は、同じ位置に前記電源部が設置された同一形状の部材を、長手方向において水平面内で180度回転させたものであり、それぞれの前記電源部が前記器具本体の長手方向に並んで設置されている請求項に記載の照明装置。
  7. 前記コネクタは、アノード側コネクタ及びカソード側コネクタからなり、
    前記アノード側コネクタと前記カソード側コネクタとのうち少なくとも一方は、前記発光素子基板の長手方向において、前記発光素子の間に設置されている請求項1に記載の照明装置。
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