JP6553277B1 - 気液混合装置、および気液混合装置を備える排ガス脱硫装置 - Google Patents

気液混合装置、および気液混合装置を備える排ガス脱硫装置 Download PDF

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Abstract

【課題】噴射ノズルにかかる負荷を低減することができ、噴射ノズルの損傷を防止することができる気液混合装置を提供する。【解決手段】噴射ノズルは、洗浄液を導入する洗浄液導入口、洗浄液の流れ方向に直交する方向に沿って気体を導入する気体導入口、及び、洗浄液と気体との混合流体を吐出する吐出口、が形成された第1筒状部と、洗浄液と気体とが合流する合流部よりも洗浄液の流れ方向における上流側に設けられる絞り部と、気体を気体導入口に連通する第2流路に導入する第2気体導入口が形成された第2筒状部と、を備える。気液混合装置は、上記噴射ノズルと、伸縮自在に構成される胴体部を含む伸縮管継手であって、洗浄液を洗浄液導入口から第1流路に送るための洗浄液導入ライン、又は、気体を第2気体導入口から第2流路に送るための気体導入ライン、の少なくとも一方に設けられる伸縮管継手と、を含む。【選択図】 図4

Description

本開示は、燃焼装置から排出される排ガスに洗浄液を接触させる吸収塔における洗浄液を貯留するための液だまり部に、酸素を含む気体および洗浄液を噴射するための気液混合装置、該気液混合装置を備える排ガス脱硫装置に関する。
例えばボイラなどの燃焼機関から排出される排ガスには、SOx(硫黄酸化物)などの大気汚染物質が含まれている。排ガスに含まれるSOxを低減するための方法には、アルカリ水溶液や吸収剤スラリーなどの吸収液でSO2などを吸収除去する湿式の脱硫方法などがある。
上記湿式の脱硫方法を用いる排ガス脱硫装置には、吸収塔内を流れる排ガスに洗浄液を噴霧することで、排ガスと洗浄液とを接触させる気液接触部と、気液接触部の下方に位置し、噴霧後の洗浄液を貯留するための液だまり部と、を内部に画定する吸収塔を備えるものがある(例えば特許文献1参照)。排ガスと洗浄液とが接触することで、排ガスに含まれるSO2が洗浄液に吸収される。SO2を吸収した洗浄液は液だまり部に貯留される。
液だまり部に貯留された洗浄液には、排ガスから吸収したSO2により生じる亜硫酸塩などの反応生成物が含まれるので、該反応生成物を除去するために、液だまり部に貯留される洗浄液に空気などの酸素を含む気体を行き渡らせて、反応生成物を酸化させることが行われることがある。
特許文献1には、上記酸素を含む気体と洗浄液との混合流体を吐出口から液だまり部に噴射するように構成される噴射ノズル、を含む気液混合装置が開示されている。上記噴射ノズルは、洗浄液の流路の途中に絞り部が設けられており、該絞り部により上記流路を流れる洗浄液を縮流することで負圧領域を発生させる。上記負圧領域に生じる吸引力により、上記流路の絞り部よりも下流側に分岐配管を介して供給される気体が吸引される。また、噴射ノズルは、上記洗浄液の流路を流れる洗浄液によって吸引された気体をせん断、微細化して混合流体(微細気泡を含む洗浄液)を生成するとともに、該混合流体を吐出口から噴射するようになっている。
上記噴射ノズルは、洗浄液(混合流体を含む)が流れる主配管と、主配管に気体を導入するための上記分岐配管(気体導入管)と、を含む。ここで、気体を効率良くせん断、微細化するために、上記分岐配管は、軸線が主配管の軸線方向に直交する方向に沿って延在するように構成され、主配管では、洗浄液の流れ方向に直交する方向に沿って気体が導入される。気液混合装置は、上記噴射ノズルの他に、洗浄液導入ラインと、気体導入ラインと、を備える。洗浄液導入ラインは、主配管に接続される洗浄液導入管を含み、主配管に形成された洗浄液導入口を介して主配管に洗浄液を導入する。気体導入ラインは、分岐配管に接続される気体導入管を含み、分岐配管に形成された気体導入口を介して分岐配管に気体を導入する。
特許第5046755号公報
噴射ノズルは、洗浄液導入ラインにおける洗浄液導入管などから、主配管の軸線方向に沿って振動や熱による収縮が伝達される。また、噴射ノズルは、気体導入ラインにおける気体導入管などから、主配管の軸線方向に直交する方向に沿って振動や熱による収縮が伝達される。つまり、噴射ノズルは、互いに直交する2方向の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるので、噴射ノズルが摩耗や損傷する虞がある。
上述した事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、洗浄液導入ラインおよび気体導入ラインの両方から噴射ノズルに対して振動や熱による収縮が伝達され、噴射ノズルが摩耗や損傷することを防止することができる気液混合装置を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態にかかる気液混合装置は、
燃焼装置から排出される排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成される吸収塔における上記洗浄液を貯留するための液だまり部に、酸素を含む気体および上記洗浄液を噴射するように構成される噴射ノズル、を含む気液混合装置であって、
上記噴射ノズルは、
第1流路を内部に画定するとともに、上記洗浄液を上記第1流路に導入するための洗浄液導入口、上記洗浄液導入口から導入されて上記第1流路を流れる上記洗浄液の流れ方向に対して直交する方向に沿って上記気体を上記第1流路に導入するための気体導入口、および、上記洗浄液導入口から導入された上記洗浄液と上記気体導入口から導入された上記気体との混合流体を吐出する吐出口、が形成された第1筒状部と、
上記洗浄液導入口から導入された上記洗浄液と上記気体導入口から導入された上記気体とが合流する合流部よりも上記洗浄液の流れ方向における上流側に設けられる絞り部と、
上記気体導入口に連通する第2流路を内部に画定するとともに、上記洗浄液の流れ方向に対して直交する方向に沿って上記気体を上記第2流路に導入するための第2気体導入口が形成された第2筒状部と、を備え、
上記気液混合装置は、
上記洗浄液又は上記気体を送るための導入流路を内部に画定するとともに、少なくとも上記導入流路の延在する方向に沿って伸縮自在に構成される胴体部を含む伸縮管継手であって、上記洗浄液を上記洗浄液導入口から上記第1流路に送るための洗浄液導入ライン、又は、上記気体を上記第2気体導入口から上記第2流路に送るための気体導入ライン、のうちの少なくとも一方に設けられる伸縮管継手をさらに含む。
上記(1)の構成によれば、気液混合装置は、洗浄液導入ライン、又は気体導入ラインの少なくとも一方に設けられる伸縮管継手と、上記噴射ノズルと、を含む。伸縮管継手は、洗浄液又は気体を送るための導入流路を内部に画定するとともに、導入流路の延在する方向に沿って伸縮自在に構成される胴体部を含む。このような気液混合装置は、伸縮管継手が振動や熱による収縮を吸収するので、洗浄液導入ライン又は気体導入ラインの少なくとも一方から噴射ノズルに対して振動や熱による収縮が伝達されるのを防止することができる。噴射ノズルに対して互いに直交する2方向の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるのを防止することができるので、噴射ノズルの摩耗や損傷を抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の気液混合装置において、上記伸縮管継手は、上記洗浄液導入ラインおよび上記気体導入ラインの両方に設けられる。
上記(2)の構成によれば、伸縮管継手が洗浄液導入ラインおよび気体導入ラインの両方に設けられるので、洗浄液導入ラインおよび気体導入ラインの両方から噴射ノズルに対して振動や熱による収縮が伝達されるのを防止することができる。上記の構成によれば、洗浄液導入ライン又は気体導入ラインの少なくとも一方に伸縮管継手を設ける場合に比べて、噴射ノズルに対して互いに直交する2方向の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるのをより確実に防止することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の気液混合装置において、上記噴射ノズルは、上記第1筒状部の上記合流部よりも上記洗浄液の流れ方向における上流側の外周から突出して設けられる洗浄液導入側締結部をさらに備え、
上記洗浄液導入ラインに設けられる上記伸縮管継手である第1伸縮管継手は、上記第1伸縮管継手の軸線の延在する方向に交差する方向に沿って上記胴体部の外周から突出して設けられる下流側締結部であって、上記第1伸縮管継手と上記第1筒状部との間に上記絞り部を挟んだ状態で、上記洗浄液導入側締結部に第1締結装置により固定されるように構成される下流側締結部をさらに含む。
上記(3)の構成によれば、第1伸縮管継手の下流側締結部は、第1伸縮管継手と第1筒状部との間に絞り部を挟んだ状態で、噴射ノズルの洗浄液導入側締結部に第1締結装置により固定される。
(4)本発明の少なくとも一実施形態にかかる排ガス脱硫装置は、
燃焼装置から排出される排ガスを脱硫するための排ガス脱硫装置であって、
内部に導入される上記排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成されるとともに、上記洗浄液を貯留するための液だまり部を内部に画定する吸収塔と、
上記(1)〜(3)の何れかに記載の気液混合装置と、を備える。
上記(4)の構成によれば、吸収塔は、内部に導入される排ガスの洗浄液を気液接触させるように構成され、且つ、洗浄液を貯留するための液だまり部を内部に画定している。気液混合装置は、噴射ノズルの吐出口から吸収塔の液だまり部に吐出される混合流体により、吸収塔の液だまり部に貯留される洗浄液に対して十分な酸化反応を生じさせることができる。また、上記の構成によれば、噴射ノズルに対して互いに直交する2方向の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるのを防止することができるので、噴射ノズルの摩耗や損傷を抑制することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載の排ガス脱硫装置において、上記第1筒状部は、上記吐出口の中心軸に沿って延在し、上記噴射ノズルは、上記第1筒状部の上記合流部よりも上記洗浄液の流れ方向における下流側の外周から上記吐出口の上記中心軸に直交する方向に沿って突出して設けられる吐出口側締結部をさらに含み、上記吸収塔は、上記液だまり部の少なくとも一部を画定する側壁であって、上記第1筒状部の上記吐出口を含む先端が挿通される挿通孔が形成された側壁と、上記吐出口の上記中心軸の水平面からの傾斜角度をθとした際に、水平面から上記傾斜角度θと同じ角度だけ傾斜した方向に沿って、上記側壁の上記挿通孔の周縁部から上記側壁の外側に突出して設けられる筒状突出部と、上記筒状突出部の先端から上記筒状突出部の延在する方向に直交する方向に沿って突出して設けられる噴射ノズル用締結部であって、上記吐出口側締結部に第2締結装置により固定されるように構成される噴射ノズル用締結部と、をさらに含む。
上記(5)の構成によれば、吸収塔の側壁に形成された挿通孔に第1筒状部の吐出口を含む先端を挿通した状態で、気液混合装置の吐出口側締結部が吸収塔の噴射ノズル用締結部に第2締結装置により固定される。噴射ノズルは、吸収塔に固定されているので、仮に洗浄液導入ラインおよび気体導入ラインの両方から噴射ノズルに対して振動や熱による収縮が伝達したとしても、噴射ノズルの吐出口の位置や角度がずれて、噴射ノズルから噴射される混合流体による洗浄液の酸化反応が低減することを防止することができる。
また、上記の構成によれば、第1筒状部は、吐出口の中心軸に沿って延在している。吸収塔の筒状突出部は、吐出口の中心軸の水平面からの傾斜角度θと同じ角度だけ水平面から傾斜した方向に沿って延在している。つまり、吸収塔の筒状突出部は、第1筒状部が設置された際の吐出口の中心軸と同じ方向に沿って延在している。第1筒状部は、第1筒状部の延在する方向に直交する方向に沿って延在する吐出口側締結部と、筒状突出部の延在する方向に直交する方向に沿って延在する噴射ノズル用締結部と、を第2締結装置により固定することで、吐出口の中心軸の水平面からの傾斜角度θをそのまま設置角度とすることができる。よって、上記の構成によれば、第1筒状部の設置角度の調整作業をなくし、第1筒状部の取付け作業を容易にすることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、洗浄液導入ラインおよび気体導入ラインの両方から噴射ノズルに対して振動や熱による収縮が伝達され、噴射ノズルが摩耗や損傷することを防止することができる気液混合装置が提供される。
一実施形態にかかる排ガス脱硫装置の概略構成を示す断面図である。 一実施形態における噴射ノズルの機能を説明するための噴射ノズルの概略断面図である。 一実施形態における噴射ノズルの概略構成を示す断面図である。 吸収塔における噴射ノズルが固定される部分近傍を概略的に示す図であって、第1伸縮管継手および第2伸縮管継手を説明するための図である。 吸収塔における噴射ノズルが固定される部分近傍を概略的に示す部分断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
図1は、一実施形態にかかる排ガス脱硫装置の概略構成を示す断面図である。排ガス脱硫装置は、燃焼装置から排出される排ガスを脱硫するための装置である。上記燃焼装置としては、ディーゼルエンジン、ガスタービンエンジン又は蒸気タービンエンジンなどのエンジンやボイラなどが挙げられる。図1に示されるように、排ガス脱硫装置1は、吸収塔2と、気液混合装置4と、を備える。
吸収塔2は、内部に導入される排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成される。図示される実施形態では、吸収塔2は、図1に示されるように、内部に導入される排ガスに洗浄液を噴霧することで、排ガスと洗浄液とを気液接触させるように構成される気液接触部21A、および気液接触部よりも下方に位置し、気液接触部21Aで排ガス中のSOxを吸収した洗浄液が貯留される液だまり部21B、を内部に画定するように構成される。ここで、洗浄液としては、アルカリ剤を含む液体や海水などが挙げられる。また、アルカリ剤としては、CaCO、NaOH、Ca(OH)、NaHCO、NaCOなどが挙げられ、高濃度に減容化されたアルカリを用いることもできる。
より詳細には、吸収塔2は、図1に示されるように、上述した気液接触部21Aおよび上述した液だまり部21Bを含む内部空間21を内部に画定する吸収塔本体部22と、吸収塔本体部22に排ガスを導入するための排ガス導入部23と、吸収塔本体部22から排ガスを排出するための排ガス排出部24と、を備える。図1に示されるように、吸収塔本体部22と排ガス導入部23とが隣接する方向を第1方向、第1方向における排ガス導入部23側を一方側、第1方向における排ガス排出部24側を他方側、と定義する。
図1に示されるように、吸収塔本体部22の上記第1方向における一方側の側壁である第1側壁25には、内部空間21(下方側内部空間21C)と連通する排ガス導入口251が形成されている。吸収塔本体部22の上記第1方向における他方側の側壁である第2側壁26には、排ガス導入口251よりも高い位置に、内部空間21(上方側内部空間21D)と連通する排ガス排出口261が形成されている。第1側壁25および第2側壁26の夫々は、上面視において第1方向に直交する第2方向に沿って延在するとともに、液だまり部21Bを含む内部空間21の少なくとも一部を画定している。
燃焼装置(不図示)から排ガス導入部23に導入された排ガスは、排ガス導入部23を通過した後、排ガス導入口251を介して内部空間21(下方側内部空間21C)に導入される。内部空間21に導入された排ガスは、下方側内部空間21Cを一方側に位置する第1側壁25から他方側に位置する第2側壁26に向かって流れた後、内部空間21を上昇しながら流れていく。上方側内部空間21Dまで上昇した排ガスは、第1側壁25から第2側壁26に向かって流れた後、排ガス排出口261を介して排ガス排出部24に排出される。
図1に示されるように、吸収塔本体部22の下方側内部空間21Cよりも上方、且つ、上方側内部空間21Dよりも下方に位置する気液接触部21Aには、内部空間21に上述した洗浄液を散布するための散布装置28が配置されている。散布装置28は、気液接触部21Aを通過する排ガスに対して洗浄液を散布し、排ガスと洗浄液とを気液接触させることで、排ガス中に含まれるSOx(SOを含む)を吸収除去するように構成される。
散布装置28は、図1に示されるように、吸収塔本体部22の内部空間21において上記第1方向に沿って延在する散水管281と、散水管281に設けられた複数の散水ノズル282と、を含む。散水ノズル282は、排ガスの流れ方向における下流側に向かって、すなわち、鉛直方向における上方に向かって、洗浄液を散布するように構成される。図示される実施形態では、散水ノズル282は、洗浄液を液柱状に噴射するようになっている。つまり、図示される吸収塔2は、液柱式の吸収塔である。
なお、吸収塔2は、内部に導入される排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成されていればよく、上述した液柱式に限定されない。例えば、吸収塔2は、内部空間21に気液接触を促進させるための充填材が充填される充填層を備えるグリッド式の吸収塔や、洗浄液を放射状に噴霧する散水ノズル282を備えるスプレー式の吸収塔などであってもよい。また、散水管281は、上面視において上記第1方向に直交する方向に沿って延在してもよい。また、散水ノズル282は、鉛直方向における下方に向かって、洗浄液を散布するように構成されていてもよい。
気液接触部21Aを通過した排ガスには、水分が多く含まれる。気液接触部21Aよりも排ガスの流れ方向における下流側には、ミストエリミネータ27が配置されている。ミストエリミネータ27は、ミストエリミネータ27を通過する排ガスから水分を除去するように構成される。ミストエリミネータ27を通過した排ガスは、吸収塔2の外部に排出される。
図示される実施形態では、ミストエリミネータ27は、排ガス排出部24に配置され、排ガス排出部24に排ガスの流れ方向における上流側と下流側とを隔てるように、鉛直方向に沿って延在している。なお、ミストエリミネータ27は、上方側内部空間21Dに配置されて、水平方向に沿って延在してもよい。また、ミストエリミネータ27は、多段構成であってもよい。
液だまり部21Bは、内部空間21に導かれた排ガスに対して散布された散布済みの洗浄液が貯留されるように構成される。図示される実施形態では、液だまり部21Bは、下方側内部空間21Cの下方、且つ排ガス導入口251よりも低い位置に、液面が位置するように設けられる。液だまり部21Bに貯留される洗浄液には、排ガスから吸収したSOxにより生じた反応生成物が含まれる。ここで、反応生成物としては、SOが洗浄液に吸収されることで生成される亜硫酸塩などが挙げられる。
図1に示されるように、第2側壁26には、鉛直方向における液だまり部21Bの底面211近傍の位置に、液だまり部21Bに貯留される洗浄液を外部に抜き出すための洗浄液抜出口262が開口している。洗浄液抜出口262は、液だまり部21Bに連通している。
図示される実施形態では、排ガス脱硫装置1は、図1に示されるように、液だまり部21Bに貯留された洗浄液を散布装置28に送るように構成される洗浄液循環ライン7と、吸収塔2の外部から液だまり部21Bに洗浄液を供給するように構成される洗浄液供給ライン8と、をさらに備える。
洗浄液循環ライン7は、上述した洗浄液抜出口262および上述した散水管281を接続する少なくとも一つの配管71と、洗浄液循環ライン7の途中に設けられる、洗浄液抜出口262から散水管281に洗浄液を送るための洗浄液循環ポンプ72と、を含む。つまり、散布装置28から散布されて液だまり部21Bに貯留された洗浄液の少なくとも一部は、洗浄液循環ポンプ72により圧送されて、洗浄液循環ライン7を通り、散布装置28に送られる。
洗浄液供給ライン8は、吸収塔2の外部に設けられる洗浄液貯留タンク81と、洗浄液貯留タンク81と液だまり部21Bとを接続する少なくとも一つの配管82と、を含む。洗浄液は、洗浄液貯留タンク81から液だまり部21Bに、洗浄液供給ライン8を通って送られる。
気液混合装置4は、図1に示されるように、例えば空気などの酸素を含む気体と洗浄液との混合流体MFを吸収塔2の液だまり部21Bに噴射するように構成される噴射ノズル5と、噴射ノズル5に洗浄液を送るように構成される洗浄液導入ライン41と、噴射ノズル5に酸素を含む気体を送るように構成される気体導入ライン42と、を含む。気液混合装置4は、噴射ノズル5から液だまり部21Bに混合流体MFを噴射し、液だまり部21Bに貯留される洗浄液に混合流体MFを行き渡らせることで、混合流体MFにより上記反応生成物を酸化させて、酸化生成物を生成する。酸化生成物としては、石膏などが挙げられる。
図示される実施形態では、排ガス脱硫装置1は、図1に示されるように、液だまり部21Bに貯留される酸化生成物(石膏)を含む洗浄液を排出するように構成される洗浄液排出ライン9をさらに備える。図1に示される実施形態では、洗浄液排出ライン9は、液だまり部21Bに接続される洗浄液循環ライン7を介して洗浄液を排出するように構成される。より詳細には、洗浄液排出ライン9は、洗浄液循環ライン7の分岐部73から分岐し、吸収塔2の外部に設けられる装置91に接続されており、洗浄液循環ライン7の分岐部73から装置91に酸化生成物を含む洗浄液を送るようになっている。装置91としては、酸化生成物を含む洗浄液から水分を脱水する脱水機(分離機)や洗浄液を一時的に貯留するための貯留タンクなどが挙げられる。
図1に示される実施形態では、洗浄液導入ライン41は、分岐部73よりも洗浄液の流れ方向における下流側に位置する分岐部44で、洗浄液循環ライン7から分岐している。上述した洗浄液循環ポンプ72は、洗浄液の一部を洗浄液抜出口262から分岐部44を介して噴射ノズル5に送るようになっている。
図示される実施形態では、気体導入ライン42は、噴射ノズル5に一端が接続され、他端が液だまり部21Bの液面よりも上方の位置で大気開放している。
図2は、一実施形態における噴射ノズルの機能を説明するための噴射ノズルの概略断面図である。図3は、一実施形態における噴射ノズルの概略構成を示す断面図である。噴射ノズル5は、図2、3に示されるように、第1筒状部52と、絞り部53と、第2筒状部54と、を含む。
第1筒状部52は、図2、3に示されるように、第1流路55を内部に画定する筒状に形成されている。第1筒状部52には、洗浄液を第1流路55に導入するための洗浄液導入口56、洗浄液導入口56から導入されて第1流路55を流れる洗浄液の流れ方向に対して直交する方向に沿って上記気体を第1流路55に導入するための気体導入口57および上述した吐出口51が形成されている。吐出口51は、洗浄液導入口56から導入された洗浄液と、気体導入口57から導入された気体と、の混合流体MFを吐出するために設けられている。
図2、3に示される実施形態では、第1筒状部52は、吐出口51の中心軸CAの延在する方向に沿って長さ方向を有している。第1筒状部52の長さ方向における一端に上述した洗浄液導入口56が開口し、第1筒状部52の長さ方向における他端に気体導入口57が開口している。第1筒状部52の外周には、上述した気体導入口57が開口している。洗浄液導入ライン41から洗浄液導入口56を介して第1流路55内に送られた洗浄液は、第1流路55を中心軸CAの延在する方向に沿った方向に、洗浄液導入口56から吐出口51に向かって流れる。
第2筒状部54は、図2、3に示されるように、気体導入口57に連通する第2流路58を内部に画定するとともに、気体導入口57における気体の導入方向(洗浄液の流れ方向に対して直交する方向)に沿って延在し、気体を第2流路58に導入するための第2気体導入口59が形成されている。
図2、3に示される実施形態では、第2筒状部54は、気体導入口57の中心軸CA2の延在する方向、すなわち、吐出口51の中心軸CAの延在する方向に直交する方向に沿って長さ方向を有している。第2筒状部54の長さ方向における一端は、第1筒状部52の外周に一体的に接続されている。つまり、第1筒状部52と第2筒状部54は、一体的に形成されている。第2筒状部54の長さ方向における他端に上述した第2気体導入口59が開口している。気体導入ライン42から第2気体導入口59を介して第2流路58内に送られた気体は、第2流路58を通った後、気体導入口57を介して第1流路55内に送られる。第1流路55内に送られた気体は、合流部60において洗浄液と合流する。
絞り部53は、図2、3に示されるように、合流部60よりも洗浄液の流れ方向における上流側に設けられている。絞り部53は、内部を洗浄液が流れるとともに、洗浄液の流れ方向における上流側および下流側に比べて、断面積が急激に縮小する縮流形成口61が開口している。絞り部53は、縮流形成口61により洗浄液を縮流することで、絞り部53よりも洗浄液の流れ方向における下流側に負圧領域62(図2参照)を発生させるように構成される。噴射ノズル5は、負圧領域62に生じる吸引力により、気体導入口57から気体を吸引する。なお、上記吸引力のみでは第1流路55に送られる気体の量が不足する場合には、第1流路55に気体を送るための不図示のポンプを気体導入ライン42に設け、該ポンプにより第1流路55に送られる気体の量を増量してもよい。
図2、3に示される実施形態では、絞り部53は、第1筒状部52とは別体に構成されている。他の実施形態では、絞り部53は、第1筒状部52と一体的に形成されていてもよい。例えば、絞り部53は、第1筒状部52の第1流路55を区画する内周面から突出して設けられていてもよい。
噴射ノズル5は、第1流路55を流れる洗浄液によって、第1流路55に送られた気体をせん断、微細化して混合流体MF(微細気泡を内部に含む洗浄液)を生成する。また、噴射ノズル5は、噴射ノズル5内で生成された混合流体MFを吐出口51から噴射するようになっている。
図4は、吸収塔における噴射ノズルが固定される部分近傍を概略的に示す図であって、第1伸縮管継手および第2伸縮管継手を説明するための図である。
幾つかの実施形態では、上述した気液混合装置4は、図2、3に示されるように、上述した第1筒状部52、上述した絞り部53、および上述した第2筒状部54を含む噴射ノズル5を備える。そして、上述した気液混合装置4は、図4に示されるような、上述した洗浄液導入ライン41、又は上述した気体導入ライン42のうちの少なくとも一方に設けられる伸縮管継手45をさらに備える。
伸縮管継手45は、図4に示されるように、洗浄液又は気体を送るための導入流路455を内部に画定するとともに、少なくとも導入流路455の延在する方向に沿って伸縮自在に構成される胴体部451を含む。
図示される実施形態では、伸縮管継手45は、図4に示されるように、導入流路455および胴体部451が軸線CE1、CE2の延在する方向に沿って延在している。そして、伸縮管継手45は、胴体部451の延在方向における一方の端部(下流側の端部)の外周から、胴体部451の延在方向に直交する方向に沿って突出して設けられる下流側締結部453と、胴体部451の延在方向における他方の端部(上流側の端部)の外周から、胴体部451の延在方向に直交する方向に沿って突出して設けられる上流側締結部454と、を含む。伸縮管継手45は、胴体部451の途中に伸縮性や曲折性を有するベローズ452が設けられている。胴体部451にベローズ452が設けられた伸縮管継手45は、導入流路455の延在する方向に沿って伸縮自在であるとともに、導入流路455の延在する方向に直交する方向に沿って伸縮自在である。
上記の構成によれば、気液混合装置4は、洗浄液導入ライン41、又は気体導入ライン42の少なくとも一方に設けられる伸縮管継手45と、上記噴射ノズル5と、を備える。伸縮管継手45は、洗浄液又は気体を送るための導入流路455を内部に画定するとともに、少なくとも導入流路455の延在する方向に沿って伸縮自在に構成される胴体部451を含む。このような気液混合装置4は、伸縮管継手45が振動や熱による収縮を吸収するので、洗浄液導入ライン41又は気体導入ライン42の少なくとも一方から噴射ノズル5に対して振動や熱による収縮が伝達されるのを防止することができる。噴射ノズル5に対して互いに直交する2方向(中心軸CAの延在する方向、中心軸CA2の延在する方向)の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるのを防止することができるので、噴射ノズル5の摩耗や損傷を抑制することができる。
また、上記の構成によれば、洗浄液導入ライン41から伸縮管継手45を取り外すことで、洗浄液導入ライン41の伸縮管継手45よりも上流側の配管を取り外すことなく、絞り部53の点検作業を実行可能であるため、上記点検作業を迅速に行うことが可能になる。
幾つかの実施形態では、図4に示されるように、上述した伸縮管継手45は、洗浄液導入ライン41および気体導入ライン42の両方に設けられる。換言すると、上述した伸縮管継手45は、洗浄液導入ライン41に設けられる第1伸縮管継手45Aと、気体導入ラインに設けられる第2伸縮管継手45Bと、を含む。この場合には、伸縮管継手45が洗浄液導入ライン41および気体導入ライン42の両方に設けられるので、洗浄液導入ライン41および気体導入ライン42の両方から噴射ノズル5に対して振動や熱による収縮が伝達されるのを防止することができる。上記の構成によれば、洗浄液導入ライン41又は気体導入ライン42の少なくとも一方に伸縮管継手45を設ける場合に比べて、噴射ノズル5に対して互いに直交する2方向の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるのをより確実に防止することができる。また、第1伸縮管継手45Aを洗浄液導入ライン41から取り外すとともに、第2伸縮管継手45Bを気体導入ライン42から取り外すことで、噴射ノズル5を吸収塔2から取り外す作業を迅速に行うことが可能になる。
図5は、吸収塔における噴射ノズルが固定される部分近傍を概略的に示す部分断面図である。以下、図5に基づいて、噴射ノズル5の取付方法を説明する。
まず、第1側壁25を貫通するように形成された挿通孔252に、噴射ノズル5の吐出口51が形成された第1筒状部52の先端を挿通する。
噴射ノズル5は、図5に示されるように、吐出口側締結部63を含む。第1筒状部52は、吐出口51の中心軸CAに沿って延在しており、延在方向における一端に吐出口51が形成されている。吐出口側締結部63は、第1筒状部52の外周から吐出口51の中心軸CAに直交する方向に沿って突出して設けられている。吐出口側締結部63は、第1筒状部52の、第2筒状部54との接続部や合流部60よりも洗浄液の流れ方向における下流側の外周に設けられている。
吸収塔2は、図5に示されるように、筒状突出部29と、噴射ノズル用締結部30と、をさらに含む。筒状突出部29は、図5に示されるように、吐出口51の中心軸CAの水平面からの傾斜角度をθとした際に、水平面から傾斜角度θだけ傾斜した方向に沿って、第1側壁25の挿通孔252の周縁部から外側に突出して設けられている。噴射ノズル用締結部30は、筒状突出部29の先端から筒状突出部29の延在する方向に直交する方向に沿って突出して設けられている。
次に、第1側壁25に噴射ノズル5を固定する。噴射ノズル5の吐出口側締結部63は、吸収塔2の噴射ノズル用締結部30に締結装置66(66A)により固定される。図示される実施形態では、締結装置66A(第2締結装置)は、ボルト67(67A)と、ナット68(68A)と、を含む。
ボルト67(67A)は、少なくとも外周面の一部にねじ部が形成された軸部671と、軸部671の基端部において軸部671よりも大径に形成された頭部672と、を備える。吐出口側締結部63と噴射ノズル用締結部30には、筒状突出部29の延在する方向に沿ってボルト67Aの軸部671が挿通可能な貫通孔631、301が形成されている。ボルト67Aは、筒状突出部29の延在する方向における一方側から、吐出口側締結部63および噴射ノズル用締結部30に形成された貫通孔631、301に軸部671が挿通され、筒状突出部29の延在する方向における他方側に挿通した軸部671の先端が、ナット68Aに螺合することで、第1側壁25に噴射ノズル5を固定する。
第1側壁25に噴射ノズル5を固定した後に、噴射ノズル5に気体導入ライン42を接続する。図示される実施形態では、噴射ノズル5は、図5に示されるように、第2筒状部54の、第2気体導入口59が形成された端部の外周から突出して設けられる気体導入側締結部64をさらに含む。気体導入ライン42は、図4に示されるように、第2筒状部54の上流側に接続される気体導入管47と、気体導入管47の上流側に接続される上述した第2伸縮管継手45Bと、第2伸縮管継手45Bの上流側に接続される第2気体導入管49と、を含む。
気体導入管47は、図4に示されるように、第2気体導入口59に連通する開口が形成された下流側の端部の外周から突出して設けられる気体下流側締結部48(図5参照)と、上流側の端部の外周から突出して設けられる気体上流側締結部472と、を含む。第2気体導入管49は、下流側の端部の外周から突出して設けられる第2気体下流側締結部491を含む。
気体導入管47の気体下流側締結部48は、噴射ノズル5の気体導入側締結部64に締結装置66(66B)により固定される。図示される実施形態では、締結装置66Bは、ボルト67Aと同様の構成を備えるボルト67Bと、ナット68Aと同様の構成を備えるナット68Bと、を含む。ボルト67Bは、気体導入側締結部64および気体下流側締結部48に形成された貫通孔641、481に挿通された軸部671の先端にナット68Bが螺合することで、噴射ノズル5の第2筒状部54に気体導入管47を固定する。
図4に示されるように、第2伸縮管継手45Bは、下流側締結部453(453B)が気体導入管47の気体上流側締結部472に締結装置66(66E)により固定され、上流側締結部454(454B)が第2気体導入管49の第2気体下流側締結部491に締結装置66(66F)により固定される。図示される実施形態では、締結装置66E、66Fは、締結装置66Bと同様に、ボルトとナットとを含んでいる。
第1側壁25に噴射ノズル5を固定した後に、噴射ノズル5に洗浄液導入ライン41を接続する。洗浄液導入ライン41と噴射ノズル5との接続は、気体導入ライン42と噴射ノズル5との接続と同時に行ってもよいし、気体導入ライン42と噴射ノズル5との接続よりも前や後に行ってもよい。
噴射ノズル5は、図5に示されるように、第1筒状部52の、洗浄液導入口56が形成された端部の外周から突出して設けられる洗浄液導入側締結部65をさらに含む。図4に示されるように、洗浄液導入ライン41は、第1筒状部52の上流側に接続される上述した第1伸縮管継手45Aと、第1伸縮管継手45Aの上流側に接続される洗浄液導入管46と、を含む。洗浄液導入管46は、下流側の端部の外周から突出して設けられる洗浄液下流側締結部461を含む。
図5に示されるように、第1伸縮管継手45Aは、下流側締結部453(453A)が噴射ノズル5の洗浄液導入側締結部65に締結装置66C(第1締結装置)により固定される。図示される実施形態では、締結装置66Cは、ボルト67Aと同様の構成を備えるボルト67Cと、ナット68Aと同様の構成を備えるナット68Cと、を含む。ボルト67Cは、洗浄液導入側締結部65および下流側締結部453(453A)に形成された貫通孔651、456に挿通された軸部671の先端にナット68Cが螺合することで、第1筒状部52と第1伸縮管継手45Aとの間に絞り部53を挟んだ状態で、噴射ノズル5の第1筒状部52に第1伸縮管継手45Aを固定する。
図4に示されるように、第1伸縮管継手45Aは、上流側締結部454(454A)が洗浄液導入管46の洗浄液下流側締結部461に締結装置66(66D)により固定される。図示される実施形態では、締結装置66Dは、締結装置66Cと同様に、ボルトとナットとを含んでいる。
図示される実施形態では、図4に示されるように、吐出口51の中心軸CAの水平面からの傾斜角度をθ、第1伸縮管継手45Aの軸線CE1の水平面からの傾斜角度をθ1とした場合に、傾斜角度θ1は、θ±5°の範囲内である。つまり、第1伸縮管継手45Aの軸線CE1は、吐出口51の中心軸CAに平行な方向に沿って延在している。この場合には、第1伸縮管継手45Aから第1筒状部52に洗浄液を送る際の抵抗を少なくすることができる。なお、他の実施形態では、上述したθ1は、上述したθ±5°の範囲外であってもよい。
また、図示される実施形態では、図4に示されるように、第2伸縮管継手45Bは、第1伸縮管継手45Aよりも上方に位置している。
上述したように、幾つかの実施形態では、図5に示されるように、上述した噴射ノズル5は、第1筒状部52の、第2筒状部54との接続部や合流部60よりも洗浄液の流れ方向における上流側の、洗浄液導入口56が形成された端部の外周から突出して設けられる上述した洗浄液導入側締結部65を備える。上述した第1伸縮管継手45Aは、上記第1伸縮管継手45Aの軸線CE1の延在する方向に交差する方向に沿って胴体部451の端部の外周から突出して設けられる上述した下流側締結部453Aを含む。下流側締結部453Aは、第1伸縮管継手45Aと第1筒状部52との間に絞り部53を挟んだ状態で、下流側締結部453Aに締結装置66C(第1締結装置)により固定されるように構成されている。
上記の構成によれば、第1伸縮管継手45Aの下流側締結部453Aは、第1伸縮管継手45Aと第1筒状部52との間に絞り部53を挟んだ状態で、噴射ノズル5の洗浄液導入側締結部65に締結装置66C(第1締結装置)により固定される。第1伸縮管継手45Aは、噴射ノズル5に直接固定されるので、洗浄液導入ライン41からの振動や熱による収縮を効果的に吸収することができる。
幾つかの実施形態にかかる排ガス脱硫装置1は、上述した吸収塔2と、上述した気液混合装置4と、を備える。上記の構成によれば、吸収塔2は、内部に導入される排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成され、且つ、洗浄液を貯留するための液だまり部21Bを内部に画定している。気液混合装置4は、噴射ノズル5の吐出口51から吸収塔2の液だまり部21Bに吐出される混合流体MFにより、吸収塔2の液だまり部21Bに貯留される洗浄液に対して十分な酸化反応を生じさせることができる。また、上記の構成によれば、噴射ノズル5に対して互いに直交する2方向の夫々から振動や熱による収縮が重畳して伝達されるのを防止することができるので、噴射ノズル5の摩耗や損傷を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、上述した噴射ノズル5(気液混合装置4)は、上述した第1筒状部52と、上述した吐出口側締結部63と、を含む。そして、上述した吸収塔2は、上述した筒状突出部29と、上述した噴射ノズル用締結部30と、を含む。
上記の構成によれば、吸収塔2の側壁(第1側壁25など)に形成された挿通孔252に第1筒状部52の吐出口51を含む先端を挿通した状態で、噴射ノズル5(気液混合装置4)の吐出口側締結部63が吸収塔2の噴射ノズル用締結部30に締結装置66A(第2締結装置)により固定される。噴射ノズル5は、吸収塔2に固定されているので、仮に洗浄液導入ライン41および気体導入ライン42の両方から噴射ノズル5に対して振動や熱による収縮が伝達したとしても、噴射ノズル5の吐出口51の位置や角度がずれて、噴射ノズル5から噴射される混合流体MFによる洗浄液の酸化反応が低減することを防止することができる。
また、上記の構成によれば、第1筒状部52は、吐出口51の中心軸CAに沿って延在している。吸収塔2の筒状突出部29は、吐出口51の中心軸CAの水平面からの傾斜角度θと同じ角度だけ水平面から傾斜した方向に沿って延在している。つまり、吸収塔2の筒状突出部29は、第1筒状部52が設置された際の吐出口51の中心軸CAと同じ方向に沿って延在する。第1筒状部52は、第1筒状部52の延在する方向に直交する方向に沿って延在する吐出口側締結部63と、筒状突出部29の延在する方向に直交する方向に沿って延在する噴射ノズル用締結部30と、を締結装置66Aにより固定することで、吐出口51の中心軸CAの水平面からの傾斜角度θをそのまま設置角度とすることができる。よって、上記の構成によれば、第1筒状部52の設置角度の調整作業をなくし、第1筒状部52の取付け作業を容易にすることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した幾つかの実施形態では、排ガス排出部24は、第1方向において、吸収塔本体部22を挟んで排ガス導入部23とは反対側に設けられていたが、排ガス導入部23と同じ側に設けられていてもよい。また、排ガス排出部24は、上面視において第1方向に直交する第2方向において、吸収塔本体部22に隣接するように設けられていてもよい。
1 排ガス脱硫装置
2 吸収塔
21 内部空間
211 底面
21A 気液接触部
21B 液だまり部
21C 下方側内部空間
21D 上方側内部空間
22 吸収塔本体部
23 排ガス導入部
24 排ガス排出部
25 第1側壁
251 排ガス導入口
252 挿通孔
26 第2側壁
261 排ガス排出口
262 抜出口
27 ミストエリミネータ
28 散布装置
281 散水管
282 散水ノズル
29 筒状突出部
30 噴射ノズル用締結部
301 貫通孔
4 気液混合装置
41 洗浄液導入ライン
42 気体導入ライン
44 分岐部
45 伸縮管継手
45A 第1伸縮管継手
45B 第2伸縮管継手
451 胴体部
452 ベローズ
453,453A,453B 下流側締結部
454,454A,454B 上流側締結部
455 導入流路
456 貫通孔
46 洗浄液導入管
461 洗浄液下流側締結部
47 気体導入管
472 気体上流側締結部
48 気体下流側締結部
481 貫通孔481
49 第2気体導入管
491 第2気体下流側締結部
5 噴射ノズル
51 吐出口
52 第1筒状部
53 絞り部
54 第2筒状部
55 第1流路
56 洗浄液導入口
57 気体導入口
58 第2流路
59 第2気体導入口
60 合流部
61 縮流形成口
62 負圧領域
63 吐出口側締結部
631 貫通孔
64 気体導入側締結部
641 貫通孔
65 洗浄液導入側締結部
651 貫通孔
66,66A〜66F 締結装置
671 軸部
672 頭部
67A,67B,67C ボルト
68A,68B,68C ナット
7 洗浄液循環ライン
71 配管
72 洗浄液循環ポンプ
73 分岐部
8 洗浄液供給ライン
81 洗浄液貯留タンク
82 配管
9 洗浄液排出ライン
91 装置
CA 吐出口の中心軸
CA2 気体導入口の中心軸
CE1 第1伸縮管継手の軸線
CE2 第2伸縮管継手の軸線
G 気体
MF 混合流体

Claims (5)

  1. 燃焼装置から排出される排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成される吸収塔における前記洗浄液を貯留するための液だまり部に、酸素を含む気体および前記洗浄液を噴射するように構成される噴射ノズル、を含む気液混合装置であって、
    前記噴射ノズルは、
    第1流路を内部に画定するとともに、前記洗浄液を前記第1流路に導入するための洗浄液導入口、前記洗浄液導入口から導入されて前記第1流路を流れる前記洗浄液の流れ方向に対して直交する方向に沿って前記気体を前記第1流路に導入するための気体導入口、および、前記洗浄液導入口から導入された前記洗浄液と前記気体導入口から導入された前記気体との混合流体を吐出する吐出口、が形成された第1筒状部と、
    前記洗浄液導入口から導入された前記洗浄液と前記気体導入口から導入された前記気体とが合流する合流部よりも前記洗浄液の流れ方向における上流側に設けられる絞り部と、
    前記気体導入口に連通する第2流路を内部に画定するとともに、前記洗浄液の流れ方向に対して直交する方向に沿って前記気体を前記第2流路に導入するための第2気体導入口が形成された第2筒状部と、を備え、
    前記気液混合装置は、
    前記洗浄液又は前記気体を送るための導入流路を内部に画定するとともに、少なくとも前記導入流路の延在する方向に沿って伸縮自在に構成される胴体部を含む伸縮管継手であって、前記洗浄液を前記洗浄液導入口から前記第1流路に送るための洗浄液導入ライン、又は、前記気体を前記第2気体導入口から前記第2流路に送るための気体導入ライン、のうちの少なくとも一方に設けられる伸縮管継手をさらに含む
    気液混合装置。
  2. 前記伸縮管継手は、前記洗浄液導入ラインおよび前記気体導入ラインの両方に設けられる
    請求項1に記載の気液混合装置。
  3. 前記噴射ノズルは、前記第1筒状部の前記合流部よりも前記洗浄液の流れ方向における上流側の外周から突出して設けられる洗浄液導入側締結部をさらに備え、
    前記洗浄液導入ラインに設けられる前記伸縮管継手である第1伸縮管継手は、前記第1伸縮管継手の軸線の延在する方向に交差する方向に沿って前記胴体部の外周から突出して設けられる下流側締結部であって、前記第1伸縮管継手と前記第1筒状部との間に前記絞り部を挟んだ状態で、前記洗浄液導入側締結部に第1締結装置により固定されるように構成される下流側締結部をさらに含む
    請求項1又は2に記載の気液混合装置。
  4. 燃焼装置から排出される排ガスを脱硫するための排ガス脱硫装置であって、
    内部に導入される前記排ガスに洗浄液を気液接触させるように構成されるとともに、前記洗浄液を貯留するための液だまり部を内部に画定する吸収塔と、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の気液混合装置と、を備える
    排ガス脱硫装置。
  5. 前記第1筒状部は、前記吐出口の中心軸に沿って延在し、
    前記噴射ノズルは、前記第1筒状部の前記合流部よりも前記洗浄液の流れ方向における下流側の外周から前記吐出口の前記中心軸に直交する方向に沿って突出して設けられる吐出口側締結部をさらに含み、
    前記吸収塔は、
    前記液だまり部の少なくとも一部を画定する側壁であって、前記第1筒状部の前記吐出口を含む先端が挿通される挿通孔が形成された側壁と、
    前記吐出口の前記中心軸の水平面からの傾斜角度をθとした際に、水平面から前記傾斜角度θと同じ角度だけ傾斜した方向に沿って、前記側壁の前記挿通孔の周縁部から前記側壁の外側に突出して設けられる筒状突出部と、
    前記筒状突出部の先端から前記筒状突出部の延在する方向に直交する方向に沿って突出して設けられる噴射ノズル用締結部であって、前記吐出口側締結部に第2締結装置により固定されるように構成される噴射ノズル用締結部と、をさらに含む
    請求項4に記載の排ガス脱硫装置。
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