JP6552081B1 - 段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表裏面ライナーと波形形状の中芯とを有する段ボールシートからブランクを打ち抜く際、ブランクの切断端面に残存する中芯由来のヒゲ状切り屑を同時に切断分離が可能な抜き型を提供する。【解決手段】抜き型16は、一方の表面22に枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物20が設けられ、該刃物の刃は、段ボールシートSの厚みに応じて該一方の表面から第1所定高さhに亘って突出し、さらに、形成されるブランクの切断端面の中芯Nに生じ得るヒゲ状切り屑を切断可能なように、前記枠状の少なくとも一辺において、該一辺から前記枠状の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物26を該一辺の延びる方向に所定間隔を隔てて複数有し、各ヒゲ状切り屑切断用刃物の刃は内方側先端部が自由端であり、段ボールシートの厚みに応じて該一方の表面から第2所定高さhに亘って突出する。【選択図】図1

Description

本発明は、段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法に関し、より詳細には、段ボールシートから打ち抜きブランクを打ち抜く際、打ち抜きブランクの切断端面に残存するヒゲ状切り屑を同時に切断分離することにより、別途、残存するヒゲ状切り屑を除去する工程を省略することが可能な段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法に関する。
物を保管又は移動するのに用いる包装箱として、段ボール製品である打ち抜きブランクを組み立てて製造される段ボール箱が、従来から慣用的に採用されている。この段ボール箱の上蓋及び底板は、打ち抜きブランクの一部に、罫線またはスリットを形成して切り離された部分を互いに重なり合うように折り畳んで形成される。
ここで、切断加工用刃物を用いて打ち抜きブランクを切断する場合、図11および図12(明瞭性のために、部分的に潰されている状況を示す)に示すように、切断端面に細いひげ状の切断屑Gが残ってしまうという問題があった。より詳細には、切断加工用刃物により切断される打ち抜きブランクは、通常、表面ライナーと裏面ライナーとの間に波形形状の中芯が配置される構造を有しており、中芯は段頂部を介して両ライナ−に貼り合わされていることから、切断時の切断加工用刃物と受刃との押圧により、中芯の山部分と谷部分との中間部分が略Z字状に潰された状態で切断されることになり、切断線が中芯の波形方向に平行ではなく複数の山部分や谷部分を斜めに横切ることがある。したがって、中芯の部分は細い切断屑となり、段ボール紙の切断端面に繋がってひげ状にぶら下がって残留してしまう。この細い切断屑は、長さが10数mmないし300mmに及ぶことがあり、幅1〜2mmである。
このようなヒゲ状切り屑は、異物であり、特に、内部に食品を収納する段ボール箱にとって、衛生管理上、その除去は必須であり、箱組み立て前の複数の打ち抜きブランクが積層された状態で、積層物の外周面に露出したヒゲ状切り屑を手作業あるいは吸引機により除去することが行われたが、この作業は、手間を要する作業であった。特に、打ち抜かれた打ち抜きブランクは、積層された状態で束ねられて、納品されるのが通常であるところ、積層物の外周面に露出したヒゲ状切り屑は積層状態で除去可能であるが、スリットを構成する切断端面は、打ち抜きブランクの内部に位置することから、積層状態で除去するのは困難である。
このような作業を省略する異物除去技術が提案されている。
たとえば、特許文献1は、紙粉除去装置に関し、より具体的には、段ボール紙や板紙等から打抜いた製品シートに付着する紙粉を除去する紙粉除去装置であって、製品シートを水平積層したバッチ形態のままで、製品シートの4辺のうち対向する2辺を一組として、二組を別々にブラッシングする二つのステージを有し、一つのステージは製品シートの端面を揃えて搬送手段より上方に持ち上げて支持部以外の対向する2辺をブラッシングし、もう一つのステージは製品シートを搬送手段上に整列拘束した状態で残りの対向する2辺をブラッシングする。
このような紙粉除去装置によれば、コンパクトで効率よく紙粉を除去できる安価な紙粉除去装置を提供することが可能である。
たとえば、特許文献2は、段ボール板の紙粉除去装置に関し、より具体的には、多数枚の段ボール板を積重したブロックを横積姿勢で搬送する供給コンベヤと、供給コンベヤ表面に出没自在とされたブロックのストッパと、ストッパにより停止されたブロックの搬送方向前面側で、このブロックの前面に回転しながら接して上下移動可能に支持された前面紙粉除去用ブラシロールと、前面紙粉除去用ブラシロールによりブラッシングの済んだブロックを搬送方向側へ移動させる第一のベルトコンベヤと、第一のベルトコンベヤと干渉しない位置で横積姿勢とされたブロック下面より当接し、ブロックを掬い上げる搬送羽根を周方向に多数立設した反転搬送コンベヤと、反転搬送コンベヤの水平移送行程において搬送羽根の間で縦姿勢で搬送されるブロックの上面及び両側面に回転しながら当接する紙粉除去用ブラシロールと、これら紙粉除去用ブラシロールに対応して設けられた空気噴出ノズルと、縦姿勢で搬送されるブロックの外周面を照射するように配置された殺菌灯と、反転搬送コンベヤの搬送側羽根に支えられ終端で再び水平の横積姿勢とされるブロックを受ける第二のベルトコンベヤと、第二のベルトコンベヤから搬出されるブロックを受け取る排出コンベヤと、供給コンベヤのストッパ位置から排出コンベヤまでの全体を覆う、内部に空気吸引装置を備えたケーシングとからなるものである。
従って、この段ボール板の紙粉除去装置によれば、段ボール板は最初のストッパで停止され、その位置でブラシロールにより前面部がブラッシングされたあとは密閉室内で周囲全面のブラッシング及び紙粉除去が行われ、除去された紙粉類は密閉室内での空気噴射のズルから吸引装置へと流れる気流によって吸引されるので、紙粉類が周囲に飛散せず、環境の保全が図られる。
たとえば、特許文献3は、切断加工用刃物に関し、より具体的には、回転しながらシート材を切断する切断加工用刃物であって、扇形状の刃物本体と、刃物本体の外周部に配置される切断刃部とを備えており、切断刃部は、刃物本体の外周部に沿って形成される弧状の第1切断刃と、弧状の第1切断刃の両端部を除いた領域において、第1切断刃に沿って所定間隔を空けて複数配置され、シート材における切断端面に残存するひげ状の切断屑を切断する第2切断刃と、を備える。
切断用加工刃物は、シート材を切断してスリットを形成するための刃である第1切断刃から刃物本体の外方に突出して設けられる第2切断刃を複数備えるように構成しているため、第2切断刃がシート材の下方側から上方側に抜ける際に、第2切断刃が、切断端面に形成される細いひげ状の切断屑と、切断端面との間に進入して切断屑を切り落とすことが可能となる。これにより、スリット加工後のシート材にひげ状の切断屑が残存してしまうことを防止して、打ち抜きブランク等のシート材を切断した際に形成される切断面を綺麗な状態とすることができる。
たとえば、特許文献4は、抜き型に関し、より具体的には、閉じた輪郭を有する打ち抜き刃により薄状体を打ち抜き、輪郭の内側の打ち抜き結果物を輪郭の内側から基台の下部に連通する排出空間を介して排出する抜き型において、閉じた輪郭の内側に、輪郭を少なくとも2部分に分割するカス分割用補助刃を有することを特徴とし、これにより、打ち抜きカスのサイズが大きい場合であっても打ち抜きカスの排出をスムーズに行うことが可能である。
しかしながら、このような従来の異物除去技術には、以下のような技術的問題点が存する。
すなわち、手作業によりひげ状の切断屑を除去する場合に比べれば、機械的にひげ状の切断屑を除去することは可能であるが、別途、ひげ状の切断屑を除去するための機械設備が必要であり、コスト高となるとともに、特許文献1および特許文献2においては、ひげ状切断屑の除去工程が、いったん、打ち抜きブランクを打ち抜いた後に行われることから、ひげ状の切断屑の効率的な除去は困難である。
この点、特許文献3においては、打ち抜きブランクを打ち抜くと同時にひげ状切断屑の切断が行われるが、打ち抜きブランクの外周面から内方に形成される細長スリットに発生するひげ状切断屑を切断するに過ぎず、打ち抜きブランクの外周切断端面に生じるひげ状切断屑を切断するものでない。
また、特許文献4においては、図5に示すように、打ち抜き対象物が開口を有する薄板であり、開口に相当する抜き型に設けた排出開口から、開口に相当する平面状切りカスを2分割して排出可能なように、排出開口に跨るカス分割用補助刃を設けるに過ぎず、段ボールの中芯に発生するひげ状切断屑を切断するものでない。

特開2009−119359号 特開2003−164812号 特許第6010789号 特開2011−56610号
以上の技術的問題点に鑑み、本願発明の目的は、段ボールシートから段ボール製品である打ち抜きブランクを打ち抜く際、打ち抜きブランクの切断端面に残存する中芯由来のヒゲ状切り屑を同時に切断分離することにより、別途、残存するヒゲ状切り屑を除去する工程を省略可能な段ボールシート用抜き型および段ボールシート向け打ち抜き方法を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明の段ボールシート用抜き型は、
おもて面ライナーと、裏面ライナーと、両ライナーの間に介在し、両ライナーと段頂部を介して貼り合わされる波形形状の中芯とを有する段ボールシートから打ち抜きブランクを打ち抜くのに用いられる、段ボールシート用抜き型であって、
一方の表面に、打ち抜きブランクの外周縁に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物が設けられ、ブランク打ち抜き用刃物の刃は、打ち抜きブランクを打ち抜き可能なように、段ボールシートの厚みに応じて、該一方の表面から第1所定高さに亘って突出し、
さらに、前記ブランク打ち抜き用刃物により形成される打ち抜きブランクの切断端面の中芯に生じ得るヒゲ状切り屑を切断可能なように、前記枠状の少なくとも一辺において、該一辺から前記枠状の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物を該一辺の延びる方向に互いに所定間隔を隔てて複数有し、各ヒゲ状切り屑切断用刃物の刃は、内方側先端部が自由端であり、段ボールシートの厚みに応じて、該一方の表面から第2所定高さに亘って突出する、構成としている。
また、前記一辺に沿う方向に隣接するヒゲ状切り屑切断用刃物同士の間隔は、隣接するヒゲ状切り屑切断用刃物同士の間の切断端面の中芯に生じ得るヒゲ状切り屑を切断可能なように設定されるのがよい。
さらに、各ヒゲ状切り屑切断用刃物は、その端面を前記ブランク打ち抜き用刃物の側面にあてがう態様で、前記ブランク打ち抜き用刃物と別体として設けられるのがよい。
さらにまた、枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物の全体に亘って刃先周縁部が高さ方向にそろっているのがよい。
さらにまた、前記所定間隔は、前記枠の少なくとも一辺の長さの1/4ないし1/2であるのがよい。
加えて、前記所定間隔は、10ミリないし300ミリであるのがよい。
また、前記枠の少なくとも一辺から内方に向かって延びる長さは、中芯の波形の半波長以下であるのがよい。
さらに、前記枠の少なくとも一辺から内方に向かって延びる長さは、1ミリないし10ミリであるのがよい。
さらに、前記ヒゲ状切り屑切断用刃物は、中芯とともに、おもて面ライナーおよび裏面ライナーのうちいずれかのみを切断可能な第2所定高さを有するのがよい。
さらにまた、前記枠は、矩形状であり、1組の対向辺それぞれに、前記ヒゲ状切り屑切断用刃物が設けられるのがよい。
加えて、打ち抜きブランクの外周縁には、内方に延びる細長スリットが設けられ、前記枠の該細長スリットに相当する辺には、さらに前記ブランク打ち抜き用刃物が設けられ、前記細長スリットに相当する対向する内辺の少なくとも一方に、該内辺から枠の内方に向かって延びる前記ヒゲ状切り屑切断用刃物がさらに設けられるのがよい。
また、前記ヒゲ状切り屑切断用刃物は、前記枠の少なくとも一辺に対して直交するように設けられるのがよい。
さらに、複数の打ち抜きブランクに対応して、前記枠の一方の対向辺に平行して、他方の対向辺間を延びるブランク打ち抜き用刃物と、前記枠の他方の対向辺に平行して、一方の対向辺間を延びるブランク打ち抜き用刃物とをさらに有することにより、複数の矩形状枠が形成され、各矩形状枠の一方および/または他方の対向辺に、前記ヒゲ状切り屑切断用刃物が配置されるのがよい。
上記課題を達成するために、本発明の段ボールシート向け打ち抜き方法は、
一方の表面に、打ち抜きブランクの外周縁に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物が設けられ、前記枠の少なくとも一辺において、該一辺から内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物が設けられた段ボールシート用抜き型を準備する段階と、
前記枠の少なくとも一辺が段ボールシートの中芯の波形部の延び方向と交差する向きとなるように、段ボールシートを位置決めする段階と、
段ボールシート用抜き型のブランク打ち抜き用刃物およびヒゲ状切り屑切断用刃物を段ボールシートに対して押圧することにより、段ボールシートから打ち抜きブランクを打ち抜くとともに、打ち抜きの際、ブランク打ち抜き用刃物による切断端面に発生するヒゲ状切り屑を切断し、打ち抜きブランクから分離する段階とを有する、構成としている。
また、刃長および/または所定高さの異なる複数のヒゲ状切り屑切断用刃物を準備する段階と、段ボールシートのフルートタイプに応じて、複数のヒゲ状切り屑切断用刃物からヒゲ状切り屑切断に用いるヒゲ状切り屑切断用刃物を選択する段階とをさらに有する、のがよい。
さらに、複数の打ち抜きブランクに対応して、前記枠の一方の対向辺に平行して、他方の対向辺間を延びるブランク打ち抜き用刃物と、前記枠の他方の対向辺に平行して、一方の対向辺間を延びるブランク打ち抜き用刃物とをさらに有することにより、複数の矩形状枠が形成され、各矩形状枠の一方および/または他方の対向辺に、前記ヒゲ状切り屑切断用刃物を配置する段階と、
前記段ボールシート用抜き型の段ボールシートに対する1回の押圧により、複数の打ち抜きブランクを同時に打ち抜くとともに、各打ち抜きブランクにおいて、打ち抜きの際発生するヒゲ状切り屑を切断し、打ち抜きブランクから分離する段階を有するのがよい。
上記課題を達成するために、本発明の打ち抜きブランクの製造方法は、
さらにまた、一方の表面に、打ち抜きブランクの外周縁に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物が設けられ、前記枠の少なくとも一辺において、該一辺から内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物が設けられた段ボールシート用抜き型を準備する段階と、
前記枠の少なくとも一辺が段ボールシートの中芯の波形部の延び方向と交差する向きとなるように、段ボールシートを位置決めする段階と、
段ボールシート用抜き型のブランク打ち抜き用刃物およびヒゲ状切り屑切断用刃物を段ボールシートに対して押圧することにより、段ボールシートから打ち抜きブランクを打ち抜くとともに、打ち抜きの際、ブランク打ち抜き用刃物による切断端面に発生するヒゲ状切り屑を切断し、打ち抜きブランクから分離する段階と
ヒゲ状切り屑が切断された打ち抜きブランクを段ボールシートから取り出す段階と、
を有する、構成としている。
本発明に係る段ボールシート用抜き型を有する打ち抜きシステムの第1実施形態を図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図1に示すように、打ち抜きシステム10は、段ボールシートSを給紙する給紙装置(図示せず)と、給紙装置により給紙される段ボールシートSを挟んで上下に配置される打ち抜き装置14とを有する。
以下では、打ち抜きシステム10により打ち抜かれる対象である段ボールを段ボールシートS、打ち抜きシステム10により打ち抜かれた製品である段ボールを打ち抜きブランクSSと称し、段ボールシートSの中芯Nの波形の延びる方向とは、図1に示すような向きXを意味するものとする。
給紙装置は、たとえば、段ボールシートSを下プレート13の上面に位置決めする従来既知の装置であり、後に説明する段ボールシート用抜き型16の複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26が設置される向きに対して、段ボールシートSの中芯Nの波形の延びる方向Xと直交する向きが一致するように位置決めするように構成している。
打ち抜き装置14は、鋼板からなる下プレート13と、下プレート13の上側に対向配置された上プレート11を有し、後に説明する段ボールシート用抜き型16を打ち抜き用の刃を下向きにして水平に固定した状態で、下プレート13の上面に位置決めされた段ボールシートSを控え位置P1と抜き位置P2との間で上下方向に往復運動をする既知の装置である。下プレート13と上プレート11は、垂直方向に相対的に移動自在とされている。実施の形態では、上プレート11を固定し、下プレート13を昇降自在としているが、上プレート11を昇降自在とし、下プレート13を固定としてもよく、あるいは、下プレート13と上プレート11の双方を相反する方向に昇降動するよう昇降自在としてもよい。
このような構成により、給紙装置により下プレート13の上面に位置決めされた段ボールシートSを控え位置P1から抜き位置P2に移動させることにより、ブランク打ち抜き用刃物(後に説明)が、段ボールシートSのおもて面S1、中芯Nおよび裏面S2をシートの厚み方向に貫通するようにしている。
段ボール製品(打ち抜きブランクSS)は、おもて面S1ライナーと、裏面S2ライナーと、両ライナーとの間に介在し、波形形状の中芯Nとを有し、波形の段頂に接着剤を塗布した後に両ライナーと貼り合わせて構成される両面打ち抜きブランクSSである。
段ボールは、JIS Z 1516において、フルートの種類と段山数が規定されている。Aフルートは、段山数= 34±2山/30cm、Bフルートは、段山数=50±2山/30cm、Cフルートは、段山数=40±2山/30cmである。段ボールの段高は、JISには規定されていないが、打ち抜きブランクSSの厚さに直接影響する特性であり、段ボールを購入したユーザー等が、自動製函機にて、内容物を箱詰・封緘する場合に、シート厚さに合わせて自動製函機の厚さ間隙等を設定する必要等があるため、きわめて重要な特性であり、実取引上は、A フルートの段高=4.5〜4.8mm 、Bフルートの段高= 2 .5〜2 .8mmで生産され、取引されている。
本発明が適用可能な段ボール製品(打ち抜きブランクSS)は、後に説明するブランク打ち抜き用刃物20およびヒゲ状切り屑切断用刃物26の段ボールシート用抜き型16の一方の表面22からの高さを適宜に選択する限り、いずれのフルートタイプの両面打ち抜きブランクSSでもよく、片側にのみライナーを設けた片面打ち抜きブランクSSでもよい。また、中芯Nについても、同様に、後に説明するブランク打ち抜き用刃物20およびヒゲ状切り屑切断用刃物26の高さを適宜に選択する限り、シングルフルートでもダブルフルートでもよい。
以下では、本願発明の特徴である、打ち抜き装置14に固定される段ボールシート用抜き型16、およびこのような段ボールシート用抜き型16を利用することによる段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の打ち抜き方法について、詳細に説明する。
図2および図6に示すように、段ボールシート用抜き型16は、たとえば、一方の表面22に、1組の対向辺44A、44Bと別の1組の対向辺46A、46Bから構成される矩形の枠状溝25が、レーザ加工により形成され、枠状溝25に打ち抜き用の刃を圧入固定した木製の平板であり、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜くのに用いられ、打ち抜き装置14は、1回の打ち抜きにより、8枚の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を同時に打ち抜くように、全体矩形は、8ケの矩形(F1ないしF8)に分割され、8ケの矩形を構成する各辺には、ブランク打ち抜き用刃物20が配置されている。
より詳細には、一方の表面22には、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外周縁18に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物20が設けられ、ブランク打ち抜き用刃物20の刃は、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の厚みに応じて、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜き可能なように、一方の表面22から所定高さhに亘って突出している。
ブランク打ち抜き用刃物20は、先端が尖端を形成するV字断面状で、例えば、鋳鉄、ステンレスや鉄、工具鋼等の金属材料により形成されている。
枠の隅部には、L字状のコーナー刃を設け、枠の各辺には、薄板状の直線刃を配置したり、複数の薄板状の直線刃を配置したりすることにより、全体として枠状のブランク打ち抜き用刃物20として構成してもよく、単一の薄板状の直線刃を枠状に成形することにより、ブランク打ち抜き用刃物20として構成してもよい。
さらに、1組の対向辺44A、44Bそれぞれに、対向辺44から枠の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物26が、同様に、圧入方式により設けられ、ヒゲ状切り屑切断用刃物26の刃は、ブランク打ち抜き用刃物20と同様に、先端が尖端を形成するV字断面状で、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の厚みに応じて、一方の表面22から所定高さhに亘って突出する。ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、中芯Nとともに、おもて面S1ライナーおよび裏面S2ライナーの両方を切断可能な所定高さ(いわゆる全カットタイプ)を有する。ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、打ち抜きブランクSSの要求により、平面視が直線状でもよく、波形状でもよい。
ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、ブランク打ち抜き用刃物20と同様に金属製であり、1組の対向辺44A、44Bそれぞれに対して直交するように設けられる。1組の対向辺に対する角度は、直交するのが好ましいが、それに限定されることなく、ブランク打ち抜き用刃物20による切断端面に発生し得る中芯N由来のヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、1組の対向辺に沿う方向を除き、任意の角度でよい。
図1に示すように、ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、ブランク打ち抜き用刃物20のV字断面の一方の傾斜面に合致する形状の端面90を有し、ブランク打ち抜き用刃物20の刃先から連続して途切れなく延びている。
この場合、1組の対向辺44A、44Bから途切れなく枠の内方に向かって延びる必要はなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、適宜、1組の対向辺44A、44Bと間隔を隔ててもよい。すなわち、ヒゲ状切り屑切断用刃物26が打ち抜きの際、ヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、たとえば、ブランク打ち抜き用刃物20が平面視で波形をなす場合は、1組の対向辺44A、44Bに沿って配置されるブランク打ち抜き用刃物20の刃と、ヒゲ状切り屑切断用刃物26との間に隙間があってもよい。ヒゲ状切り屑切断用刃物26の設置向きが切断端面に沿う方向では、ヒゲ状切り屑切断用刃物26によりヒゲ状切り屑Gを切断することができないが、ブランク打ち抜き用刃物20の刃と、ヒゲ状切り屑切断用刃物26との間の隙間は、切断端面に発生し得る中芯N由来のヒゲ状切り屑Gの想定し得る発生個所、屑の長さの観点から、適宜定めればよい。
ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、互いに所定間隔を隔てて複数(図面では、1組の対向辺44A、44Bそれぞれに、3つずつ)設けられる。
所定間隔について、打ち抜きの際、発生が想定されるヒゲ状切り屑Gを同時に切断することにより、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)から分離可能な観点から定めればよいが、給紙装置により給紙される段ボール製品(打ち抜きブランクSS)に対する段ボールシート用抜き型16の位置次第で、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外形を構成する外周縁の切断端面に中芯N由来のヒゲ状切り屑Gが発生したり、しなかったりする点、また、ある切断端面にはヒゲ状切り屑Gが発生するとしても、中芯Nの山部分と谷部分との中間部分が略Z字状に潰された状態で切断されることになり、切断線が中芯Nの波形方向に平行ではなく複数の山部分や谷部分を斜めに横切ることがあり、その程度によって、発生するヒゲ状切り屑Gの長さが定まることから、このような事態を想定したうえで、所定間隔および刃長lに相当する1組の対向辺44A、44Bから枠の内方に向かって延びる長さを定めるのが好ましい。
たとえば、所定間隔は、1組の対向辺44A、44Bの長さの1/4ないし1/2であり、具体的には、10ミリないし300ミリが好ましい。
1組の対向辺44A、44Bから枠の内方に向かって延びる長さは、中芯Nの波形の半波長以下であるのが好ましく、たとえば、1ミリないし10ミリが好ましい。
対向する一辺44A、44Bのそれぞれに対するヒゲ状切り屑切断用刃物26の数および配置は、同じである必要はなく、たとえば、対向する一辺44A、44Bの一方は、複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26を等間隔に設置する一方、対向する一辺44A、44Bの他方は、複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26を等間隔に設置しなくてもよいし、対向する一辺44A、44Bの一方は、単一のヒゲ状切り屑切断用刃物26を中央に設置する一方、対向する一辺44A、44Bの他方は、複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26を等間隔に設置してもよい。
図3に示すように、ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、薄板状基部38を有し、薄板状基部38の細長上面32には、刃厚wに対して刃長lが大きい刃本体部34が設けられ、刃本体部34は、細長上面32の延び方向の幅が細長上面32から刃本体部34に向かって先細の補強部40を有するのでもよい。たとえば、薄板状基部38の細長上面32を段差状に形成し、その頂面に刃本体部34を設けるのでもよい。
図4に示すように、変形例として、ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、矩形状底面28を有するブロック状基部30と、ブロック状基部30の上面32から上方に突出する刃本体部34とを有し、刃本体部34は、刃厚wに対して刃長lが大きい細長薄板状であり、一方の表面22には、矩形状底面28をはめ込み固定または圧入固定可能な開口36が設けられる。これにより、ブランク打ち抜き用刃物20に比べて、打ち抜きの際の受圧面積の小さいヒゲ状切り屑切断用刃物26を段ボールシート用抜き型16の一方の表面22に強固に固定することが可能である。
図5に示すように、別の変形例として、ヒゲ状切り屑切断用刃物26は、先端に向かって縮径する截頭円錐形状ブロック状基部37と、円錐形状ブロック状基部37の上面から上方に突出する刃本体部34とを有し、刃本体部34は、刃厚wに対して刃長lが大きい細長薄板状であり、一方の表面22には、截頭円錐形状ブロック状基部37の円形底面39をはめ込み固定または圧入固定可能な円形開口が設けられるのでもよい。
なお、段ボールシート用抜き型16の枠の1組の対向辺44A、44Bが、段ボールシートSの中芯Nの波形部の延び方向と直交する方向となるように、段ボールシートSを段ボールシート用抜き型16に対して位置決めする。ちなみに、段ボールシートSの中芯Nの波形部の延び方向と直交する方向には、中芯Nの波形形状は露出しない。ちなみに、ブロック状基部30および截頭円錐形状ブロック状基部37は、打ち抜きの際、刃本体部34が保護される限り、中実でも中空でもよい。
この場合、図7に示すように、中芯Nの波形の延び方向に対する打ち抜き角度Θは、0°である必要はなく、ブランク打ち抜き用刃物20による切断端面に発生し得る中芯N由来のヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、傾斜してもよく、たとえば、0°ないし10°が許容範囲である。
なお、複数(8つ)の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)に対応して、枠の1組の対向辺44A、44Bに平行して、他方の対向辺46A、46B間を延びるブランク打ち抜き用刃物20と、枠の他方の対向辺46A、46Bに平行して、1組の対向辺44A、44B間を延びるブランク打ち抜き用刃物20とをさらに有することにより、複数(8つ)の矩形状枠が形成され、各矩形状枠の一方の対向辺の両方に、ヒゲ状切り屑切断用刃物26が配置される。
なお、一方の表面22には、適宜の位置に、適宜の数の平面状の弾性体(図示せず)、たとえば、スポンジが配置され、打ち抜き装置14による段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の打ち抜き後に下プレート10を打ち抜き位置から控え位置に下方に移動する際、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)に対して、ブランク打ち抜き用刃物20および/またはヒゲ状切り屑切断用刃物26が食い込んだままとならないように、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)からの円滑な分離が可能となるように、段ボールシート用抜き型16の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)に対する押圧により、段ボールシート用抜き型16と段ボール製品(打ち抜きブランクSS)との間を引離す反発力が発生するようにしている。
また、一方の表面22には、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を段ボール箱に組み立てる際の折り目として利用するのに、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)に罫線を付与するポンチまたは凸状体(図示せず)が適宜の位置に、適宜の数設けられる。
以上の構成を有する打ち抜きシステム10について、このような打ち抜きシステムを利用する打ち抜きブランクSSの打ち抜き方法として、以下にその作用を説明する。
まず、段ボールシート用抜き型16の一方の表面22に、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外周縁18に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物20を設けるとともに、1組の対向辺44A、44Bにおいて、1組の対向辺44A、44Bそれぞれから枠の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物26を設け、たとえば、一方の表面22の枠状溝25に圧入固定する。
次いで、1組の対向辺44A、44Bが段ボールシートSの中芯Nの波形部の延び方向と直交する方向の向きとなるように、給紙装置により段ボールシートSを段ボールシート用抜き型16に対して位置決めする。なお、中芯Nの波形の延び方向に対する打ち抜き角度Θ は、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、直交する方向の向きでなくてもよく、0°ないし10°の範囲が好ましい。
これにより、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の打ち抜きの際、ヒゲ状切り屑切断用刃物26により、打ち抜き切断端面の中芯Nにヒゲ状切り屑Gが発生する場合でも、打ち抜きと同時にヒゲ状切り屑Gを切断し、以て、打ち抜かれる段ボール製品(打ち抜きブランクSS)から分離除去することが可能である。
次いで、段ボールシート用抜き型16のブランク打ち抜き用刃物20およびヒゲ状切り屑切断用刃物26を段ボールシートSに対して押圧することにより、段ボールシートSから段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜くとともに、打ち抜きの際発生するヒゲ状切り屑Gを切断し、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)から分離除去する。
図8に示すように、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外周縁18、すなわち、枠の一組の対向辺44A、44Bに対応する一組の対向辺52A、52Bには、ヒゲ状切り屑切断用刃物26により切り込みCが形成されている一方、枠の一組の対向辺46A、46Bに対応する別の一組の対向辺54A、54Bには、切り込みCが形成されていない。
この場合、刃長lおよび/または所定高さhの異なる複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26を準備する段階と、段ボールシートSのタイプ(両面段ボール、片面段ボール)、またはフルートタイプ(A、B、Cタイプ、およびシングルフルートまたはダブルフルート)に応じて、複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26からヒゲ状切り屑切断に用いるヒゲ状切り屑切断用刃物26を選択する段階とをさらに有するのでもよい。
たとえば、同じ外形の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜く場合には、枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物20としては、同じ配置構成で採用するとしても、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)が片面打ち抜きブランクSSか両面打ち抜きブランクSSか、あるいは、同じタイプの打ち抜きブランクSSであってもフルートタイプが異なる場合には、それに応じて、ヒゲ状切り屑切断用刃物26のタイプおよび/または配置を選択するのがよい。
今回の場合、複数(本実施形態では8つ)の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を一回の打ち抜きにより打ち抜くのに、それ専用の段ボールシート用抜き型16を用いることから、複数の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)に対応して、枠の一方の対向辺44A、44Bに平行して、他方の対向辺46A、46B間を延びるブランク打ち抜き用刃物20と、枠の他方の対向辺46A、46Bに平行して、一方の対向辺間44A、44Bを延びるブランク打ち抜き用刃物20とをさらに有することにより、複数の矩形状枠が形成され、各矩形状枠の1組の対向辺の両方に、ヒゲ状切り屑切断用刃物26を配置しており、段ボールシート用抜き型16の段ボールシートSに対する1回の押圧により、複数の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を同時に打ち抜くとともに、各段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外周縁および細長スリット42において、打ち抜きの際発生する中芯N由来のヒゲ状切り屑Gを切断し、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)から分離することが可能となる。
よって、複数の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を積層して束ねた状態で納品するのが通常であるところ、積層した複数の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の周側面なら積層後にヒゲ状切り屑Gを除去可能であるが、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の内部に及ぶ細長スリット42に発生するヒゲ状切り屑Gは積層後に除去困難であるところ、いずれのヒゲ状切り屑Gも段ボール製品(打ち抜きブランクSS)と一体のまま発生させることなく、別途、ヒゲ状切り屑Gの除去作業を省略することが可能である。
なお、打ち抜きブランクSSは、それを組み立てることにより段ボール箱としての製品となる場合もあり、たとえば、段ボール箱内に収納される中敷きの場合は、打ち抜きブランクSS自体がそのまま製品となるのであり、この意味において、以上説明した段ボールシート向け打ち抜き方法について、さらに、打ち抜いたブランクを段ボールシートから取り出すことにより、打ち抜きブランクの製造方法としても法的評価可能であり、打ち抜きブランクの製造方法により製造された結果物である打ち抜きブランクにも打ち抜きブランクの製造方法特許の効力が及ぶものと解される。
以上の構成を有する段ボールシート用抜き型16によれば、段ボールシート用抜き型16の一方の表面22を段ボールシートSに対して押圧することにより、ブランク打ち抜き用刃物20が段ボールシートSのおもて面S1または裏面S2から段ボールシートSの内部に及び、段ボールシートSの厚み方向に、中芯Nおよび裏面S2またはおもて面S1を貫通することにより、枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物20の枠形状に相当する外周縁18を備えた段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜くことが可能である。
ブランク打ち抜き用刃物20が中芯Nの波形を略Z状に押し潰しながら中芯Nを切り抜く際、中芯Nの山部分と谷部分との中間部分が略Z字状に潰された状態で切断されることになり、切断線が中芯Nの波形方向に平行ではなく複数の山部分や谷部分を斜めに横切ることがあることから、中芯Nの切断端面には、中芯Nのヒゲ状切り屑Gが発生するところ、ヒゲ状切り屑切断用刃物26が枠の少なくとも1辺から枠の内方に延びるように設けられていることから、ヒゲ状切り屑切断用刃物26が段ボールシートSのおもて面S1または裏面S2から段ボールシートSの内部に及び、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の打ち抜きの際にヒゲ状切り屑Gを同時に切断し、打ち抜かれた段ボール製品(打ち抜きブランクSS)から分離除去することが可能である。
よって、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の打ち抜き後に、別途、残存するヒゲ状切り屑Gを除去する工程を省略可能である。
以下に、本発明の第2実施形態について、図9(図面上左右方向が、中芯の波形の延び方向)を参照しながら説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素については、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本実施形態は、段ボールシート用抜き型16の枠の一対の対向辺44A、44Bそれぞれに、所定間隔を隔てて複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26を設ける点では第1実施形態と共通であるが、第1実施形態においては、略矩形状の打ち抜きブランクSSを一度の打ち抜きにより同時に複数打ち抜くのに対して、本実施形態においては、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外周縁18に、細長スリット42を設け、細長スリット42を構成する枠の辺にもヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けている。
図9(A)においては、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一対の対向辺52A、52Bそれぞれに、細長スリット42を設け、図9(B)に示すように、段ボールシート用抜き型16においては、各細長スリット42を構成する枠の対向する1組の長辺56A、56Bでなく、1組の長辺56A、56B同士を結ぶ底辺58にヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けている。
より詳細には、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一組の対向辺52A、52Bそれぞれには、内方に延びる細長スリット42が設けられ、細長スリット42の対向する長辺48A,48Bに相当する段ボールシート用抜き型16の対応する1辺56A,56Bそれぞれと、細長スリット42の底部50に相当する段ボールシート用抜き型16の対応する底辺58とには、ブランク打ち抜き用刃物20が設けられ、たとえば、1組の対向辺44A,44Bそれぞれにおいて、1辺56A,56Bとの境界部には、L字状コーナータイプのブランク打ち抜き用刃物20を設置するとともに、底辺58に対して直交する向きに枠の内方に延びるヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けている。
より具体的には、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の外周縁に相当する枠の一辺54A、54Bから細長スリット42が設けられ、細長スリット42の底部50に相当する底辺58にヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けている。それにより、細長スリット42を構成する対向する一対の辺48A、48Bを結ぶ底部50にも、切り込みCが形成されている。この場合、細長スリット42の底部50に相当する底辺58に設けたヒゲ状切り屑切断用刃物26は、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の1組の対向辺52A、52Bに相当する1組の対向辺44A、44Bそれぞれに設けるヒゲ状切り屑切断用刃物26と同じである必要はなく、たとえば、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一対の対向辺44A、44Bそれぞれに設けるヒゲ状切り屑切断用刃物26は、前述のブロック状基部タイプとする一方、底辺58には、前述の薄板状基部タイプとしてもよい。
これにより、打ち抜いた段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を複数積層してバンドBで束ねて製品として納品する際、各段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一対の対向辺52A、52Bによって構成される側面は、外側に露出しているが、細長スリット42の底部に相当する底辺50によって構成される側面は、外側に露出しないことから、各段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の打ち抜きと同時に、細長スリット42の底部に相当する底辺50(切断端面)に発生するヒゲ状切り屑Gが切断分離される点は、各段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の1組の対向辺52A、52Bそれぞれによって構成される側面に発生するヒゲ状切り屑Gが切断分離されるのに比べて、格段に有効である。
それに対して、図9(C)においては、細長スリット42を構成する枠の対向する一対の辺56A、56Bそれぞれにも、ヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けている。より詳細には、細長スリット42の対向する長辺48A,48Bに相当する段ボールシート用抜き型16の対応する1辺56A,56Bに、1辺56A,56Bに対して直交する向きで枠の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物26がさらに設けられる。それにより、細長スリット42を構成する対向する一対の辺48A、48Bそれぞれにも、切り込みCが形成されている。
以下に、本発明の第3実施形態について、図10を参照しながら説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素については、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本実施形態の特徴部分は、段ボールシートSの打ち抜き態様にあり、第1実施形態および第2実施形態においては、段ボールシートSは位置決め停止させて、抜き型を上下運動させることにより段ボールシートSを打ち抜くいわゆる平盤ダイカッタ方式であるのに対し、本実施形態においては、上下方向に間隔を隔てた上下回転軸の間に段ボールシートSを移動通過させることにより段ボールシートSを打ち抜くいわゆるロータリダイカッタ方式である点にあり、それに起因して、上下回転軸の一方の外周面に設ける段ボールシート用抜き型16が、第1実施形態および第2実施形態においては、平板状であるのに対して、本実施形態では、断面円弧状の曲面状である。
図10に示すように、ロータリダイカッタは、上側回転軸及び下側回転軸を備え、上側回転軸および下側回転軸は、互いに平行に、段ボールシート給送ラインを挟んで対向するように配置されており、それぞれ円盤状の上側回転ホルダ70及び下側回転ホルダ72を備えている。本発明の特徴であるヒゲ状切り屑切断用刃物26は、第1実施形態および第2実施形態と共通であり、ブランク打ち抜き用刃物20およびヒゲ状切り屑切断用刃物26が平板状の表面に固定されるか、断面円弧状の曲面状の表面に固定されるかの違いがあるに過ぎない。
下側回転ホルダ72には、その外周面に、ブランク打ち抜き用刃物20とヒゲ状切り屑切断用刃物26とを一方の表面22に備えた段ボールシート用抜き型16が固定され、上側回転ホルダ70及び下側回転ホルダ72を矢印のように回転させた状態で、段ボールシート給送ライン上に沿って、段ボールシートSSを給送する。これにより、段ボールシートSSが上側回転ホルダと下側回転ホルダとの間を通過する際、段ボールシート用抜き型16により、打ち抜きブランクSSが打ち抜かれ、その際、第1実施形態および第2実施形態と同様に、ヒゲ状切り屑切断用刃物26が切断端面における中芯N由来のヒゲ状切り屑Gを同時に切断し、打ち抜かれた段ボール製品(打ち抜きブランクSS)から分離除去することが可能である。なお、段ボールシート用抜き型16は、上側回転ホルダ70に固定してもよい。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、本実施形態において、一回の打ち抜きにより複数の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜き可能な段ボールシート用抜き型16として説明したが、それに限定されることなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、一回の打ち抜きにより1枚の段ボール製品(打ち抜きブランクSS)を打ち抜き可能な段ボールシート用抜き型16でもよく、その場合、段ボールシート用抜き型16の一方の表面22の枠を構成する2組の対向する辺同士において、打ち抜き切断面に波形が露出しない方の1組の対向する辺それぞれに、ヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けるのでもよい。
たとえば、本実施形態において、段ボールシート用抜き型16の1組の対向する辺の両方にヒゲ状切り屑切断用刃物26を複数設けるものとして説明したが、それに限定されることなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、単一のヒゲ状切り屑切断用刃物26でもよく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一辺の中央に設けるだけでなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一辺の任意の位置に設けるのでもよい。
たとえば、本実施形態において、段ボールシート用抜き型16の1組の対向する辺の両方にヒゲ状切り屑切断用刃物26を複数設けるものとして説明したが、それに限定されることなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、多角形状段ボール製品(打ち抜きブランクSS)でもよいし、曲線形状の一部に直線状辺を有する段ボール製品(打ち抜きブランクSS)でもよく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の一辺が斜めに配置されていてもよい。
たとえば、本実施形態において、段ボールシート用抜き型16の1組の対向する辺の両方にヒゲ状切り屑切断用刃物26を複数設けるものとして説明したが、それに限定されることなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26が同一でなくてもよく、枠の少なくとも一辺から枠の内方に向かって延びる刃長lが異なっていたり、ブロック状基部を有していたり、薄板状刃を有していてもよい。
たとえば、本実施形態において、段ボールシート用抜き型16の1組の対向する辺の両方に設ける複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26について、各々が一辺に直交する向きに設けるものとして説明したが、それに限定されることなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、一辺に直交する向きでなくてもよく、ヒゲ状切り屑切断用刃物26ごとに向きが異なっていてもよい。
たとえば、本実施形態において、段ボールシート用抜き型16の1組の対向する辺の両方に設ける複数のヒゲ状切り屑切断用刃物26について、いわゆる全カットタイプのものとして説明したが、それに限定されることなく、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、いわゆるハーフカットタイプでもよいし、全カットタイプおよびハーフカットタイプの両方が含まれていてよい。
たとえば、本実施形態において、段ボールシート用抜き型16のヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けた1組の対向辺44A、Bに対して、段ボールシートSの下プレート10に対する設置向きを位置決め調整するものとして説明したが、それに限定されることなく、段ボールシート用抜き型16のヒゲ状切り屑切断用刃物26を設けた1組の対向辺44A、Bが段ボールシートSの中芯Nの波形の延びる方向と直交する向きとなり、段ボール製品(打ち抜きブランクSS)の少なくとも一辺の切断端面に生じるヒゲ状切り屑Gを切断可能である限り、段ボールシートSに対して段ボールシート用抜き型16の設置向きを調整するのでもよい。
本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型を有する打ち抜きシステムの概略図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型に設けるヒゲ状切り屑切断用刃物の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型に設けるヒゲ状切り屑切断用刃物の変形例の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型に設けるヒゲ状切り屑切断用刃物のさらなる変形例の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型により打ち抜かれる段ボールシートの抜き型に対する配置を示す概略平面図である。 本発明の第1実施形態に係る段ボールシート用抜き型により打ち抜かれる打ち抜きブランクSSの平面図である。 本発明の第2実施形態に係る段ボールシート用抜き型により打ち抜かれる打ち抜きブランクSSの平面図である。 本発明の第3実施形態に係る段ボールシート用抜き型を有する打ち抜きシステムの概略図である。 段ボール製品の出荷状態を示す斜視図である。 段ボールシートの打ち抜きの際のつぶれ状況を示す概略部分斜視図である。
G ヒゲ状切り屑
F1ないしF8 枠
S1 おもて面ライナー
S2 裏面ライナー
N 中芯
SS 打ち抜きブランク
S 段ボールシート
t 打ち抜きブランクの厚み
h 所定高さ
w 刃厚
l 刃長
d 所定間隔
Θ 中芯Nの波形の延び方向に対する打ち抜き角度
10 打ち抜きシステム
11 上プレート
13 下プレート
14 打ち抜き装置
16 段ボールシート用抜き型
18 外周縁
20 ブランク打ち抜き用刃物
22 一方の表面
24 枠の少なくとも一辺
25 枠状溝
26 ヒゲ状切り屑切断用刃物
28 矩形状底面
30 ブロック状基部
32 上面
34 刃本体部
32 細長上面
37 截頭円錐形状ブロック状基部
38 薄板状基部
39 円形底面
40 補強部
42 細長スリット
44 一方の対の対向辺
46 他方の対の対向辺
48 一対の長辺
50 底部
52 一方の対の対向辺
54 他方の対の対向辺
56 一対の内辺
58 底辺
70 上側回転ホルダ
72 下側回転ホルダ
90 端面

Claims (2)

  1. おもて面ライナーと、裏面ライナーと、両ライナーの間に介在し、両ライナーと段頂部を介して貼り合わされる波形形状の中芯とを有する段ボールシートから打ち抜きブランクを打ち抜くのに用いられる、段ボールシート用抜き型であって、
    一方の表面に、打ち抜きブランクの外周縁に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物が設けられ、ブランク打ち抜き用刃物の刃は、打ち抜きブランクを打ち抜き可能なように、段ボールシートの厚みに応じて、該一方の表面から第1所定高さに亘って突出し、
    さらに、前記ブランク打ち抜き用刃物により形成される打ち抜きブランクの切断端面の中芯に生じ得るヒゲ状切り屑を切断可能なように、前記枠状の少なくとも一辺において、該一辺から前記枠状の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物を該一辺の延びる方向に互いに所定間隔を隔てて複数有し、各ヒゲ状切り屑切断用刃物の刃は、内方側先端部が自由端であり、段ボールシートの厚みに応じて、該一方の表面から第2所定高さに亘って突出し、
    枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物の全体に亘って刃先周縁部が、高さ方向にそろっている、ことを特徴とする、段ボールシート用抜き型。
  2. おもて面ライナーと、裏面ライナーと、両ライナーの間に介在し、両ライナーと段頂部を介して貼り合わされる波形形状の中芯とを有する段ボールシートから打ち抜きブランクを打ち抜くのに用いられる、段ボールシート用抜き型であって、
    一方の表面に、打ち抜きブランクの外周縁に相当する枠状に配置されたブランク打ち抜き用刃物が設けられ、ブランク打ち抜き用刃物の刃は、打ち抜きブランクを打ち抜き可能なように、段ボールシートの厚みに応じて、該一方の表面から第1所定高さに亘って突出し、
    さらに、前記ブランク打ち抜き用刃物により形成される打ち抜きブランクの切断端面の中芯に生じ得るヒゲ状切り屑を切断可能なように、前記枠状の少なくとも一辺において、該一辺から前記枠状の内方に向かって延びるヒゲ状切り屑切断用刃物を該一辺の延びる方向に互いに所定間隔を隔てて複数有し、各ヒゲ状切り屑切断用刃物の刃は、内方側先端部が自由端であり、段ボールシートの厚みに応じて、該一方の表面から第2所定高さに亘って突出し、
    複数の打ち抜きブランクに対応して、前記枠の一方の対向辺に平行して、他方の対向辺間を延びるブランク打ち抜き用刃物と、前記枠の他方の対向辺に平行して、一方の対向辺間を延びるブランク打ち抜き用刃物とをさらに有することにより、複数の矩形状枠が形成され、各矩形状枠の一方および/または他方の対向辺に、前記ヒゲ状切り屑切断用刃物が配置される、ことを特徴とする、段ボールシート用抜き型。
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CN115194890A (zh) * 2021-04-05 2022-10-18 株式会社Lg化学 Oled面板用封装材料的切割装置

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