JP6551078B2 - 監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、監視装置に係り、詳しくはプレスロール表面の付着物を除去するドクターブレードの刃先の状態を監視する監視装置に関する。
ロールプレス機では、一般的にプレスロール表面の付着物を除去する目的でドクターブレードと呼ばれる付着物かき落とし機構が備わっている。このドクターブレードは、使用により刃先が摩耗し、かき落とし能力が低下した段階で交換するのが一般的である。また、刃先に欠けなどが生じた際も交換が必要になる。そのため、ドクターブレードの欠けや摩耗を早期に検知することが必要になる。
従来、ドラム状の感光体の表面に残るトナーを除去するクリーニング部を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像形成装置は、感光体と、クリーニング部と、付着部と、検知部とを備えている。クリーニング部は、感光体に当接し、転写材にトナー像を転写した後の感光体の表面に残るトナーを除去するクリーニングブレードを有している。付着部には、感光体とクリーニングブレードとの当接箇所から感光体の回転方向下流側であって、感光体とクリーニングブレードによって形成される空間に舞い上がったトナーが付着する。そして、検知部は、付着部に付着したトナーを検知する。
検知部の発光素子は、クリーニングブレードの一面に光を照射している。そして、検知部は、クリーニングブレードの一面から反射した光を受光素子で受光し、クリーニングブレードの一面、すなわち付着部に付着したトナーを検知している。クリーニングブレードの摩耗量が増大することで、感光体とクリーニングブレードとの当接箇所から舞い上がる微少なトナーの量が増加する。したがって、付着部であるクリーニングブレードの一面に付着する微少なトナーの量も増える。付着部に付着した微少なトナーの量が増加し、検知光量が予め設定した閾値に達すると、画像形成装置は、クリーニングブレードが摩耗した状態であると判定する。
特開2012−185244号公報
特許文献1では、付着部に付着した微少なトナーの量が増加し、検知光量が予め設定した閾値に達すると、クリーニングブレードが摩耗した状態であると判定する。そのため、付着部に付着したトナーの量と、ブレードの刃先の摩耗度合いとの相関を予め確認しておく必要がある。また、特許文献1では、付着部に付着したトナーの量で摩耗度合いを確認するため、空運転(トナー無しの状態)では摩耗を確認することができない。
本発明は、予めドクターブレードの刃先の欠けや摩耗と、観測データとの相関関係を求める必要がなく、空運転においてもドクターブレードの刃先の摩耗・損傷の有無を確認することができる監視装置を提供することにある。
上記課題を解決する監視装置は、プレスロールの表面に刃先先端が当接する状態で設けられて、前記プレスロールの表面に付着した付着物を除去するドクターブレードの刃先の状態を監視する監視装置である。そして、前記プレスロールの表面と前記ドクターブレードの刃先先端との当接部に向かって光を照射する照明器具と、前記ドクターブレードに対して前記照明器具が設けられた側と反対側に設けられ、前記照明器具による照明箇所からの漏れ光を検出するセンサと、を備えている。
プレスロールの表面に付着した付着物をドクターブレードによって確実にかき取るには、ドクターブレードの刃先先端とプレスロールの表面とは理論上隙間無く接している必要があるため、ドクターブレードの刃先が正常な状態では、照明器具からプレスロールの表面と刃先先端との当接部に照射された光の照明器具と反対側への透過量はゼロとなっている。したがって、センサにより光の透過が確認できた時点でドクターブレードの刃先先端の欠けや摩耗が発生したと判定することができる。また、ドクターブレードの交換時にも同様に、プレスロールの表面とドクターブレードの刃先先端との当接部に照射された照明器具からの光の透過量を測定することにより、刃先先端がプレスロールの表面に正確に当接されているか否かを、空運転(製品をプレスしていない状態)で確認することが可能になる。したがって、予めドクターブレードの刃先の欠けや摩耗と、観測データとの相関関係を求める必要がなく、空運転においてもドクターブレードの刃先の摩耗・損傷の有無を確認することができる。
前記ドクターブレードは、前記ドクターブレードの刃先より基端側が上側に位置するように設けられ、前記照明器具は、前記ドクターブレードに対して上側に設けられ、前記ドクターブレードより下側には前記ドクターブレードにより前記プレスロールから除去された付着物の前記センサへの付着を防止する付着防止手段が設けられている。
ドクターブレードによってプレスロールから除去された付着物は下方に落下する。照明器具がドクターブレードに対して上側に設けられると、センサは、ドクターブレードに対して下側に設けられるため、付着防止手段がない場合は、センサが設けられた位置によっては、プレスロールから除去された付着物がセンサに付着する虞がある。しかし、付着防止手段が設けられているため、プレスロールから除去された付着物がセンサに付着することはない。また、ドクターブレードは、ドクターブレードの刃先より基端側が上側に位置するように設けられているため、ドクターブレードの刃先より基端側が下側に位置するように設けられた場合に比べて、ドクターブレードの下側に配置されるセンサを、ドクターブレードの刃先先端に近づけることができる。したがって、ドクターブレードの刃先の摩耗・損傷の有無を精度良く確認することが容易になる。
前記ドクターブレードは、前記ドクターブレードの刃先より基端側が上側に位置するように設けられ、前記照明器具は、前記ドクターブレードに対して下側に設けられていてもよい。この構成によれば、センサがドクターブレードに対して上側に設けられるため、ドクターブレードによってプレスロールから除去された付着物が下方に落下する際にセンサに付着する虞はないため、付着防止手段を設ける必要がない。
前記照明器具は、照射光を、偏光板を介して前記当接部に向かって照射するようにしてもよい。
照明器具から照射された光が偏光板を介して当接部に照射される場合は、ドクターブレードの刃先に摩耗・損傷が生じた場合に、当接部から漏れる光のうち照明器具から照射された光によるものは偏光になるため、センサが当接部からの漏れ光を検出する際に、誤検出が少なくなる。
前記照明器具は、前記プレスロールの表面を反射板として利用して、反射光が前記センサに向かうように照射光を照射するようにしてもよい。
照明器具から照射された光が偏光板を通過した後、プレスロールの表面で反射板した反射光がセンサに向かう場合は、ドクターブレードの刃先先端の欠けや摩耗が発生した箇所を通過した反射光は偏光だけになるため、センサが照明器具から照射された光以外の光を誤検出することが防止される。
本発明によれば、予めドクターブレードの刃先の欠けや摩耗と、観測データとの相関関係を求める必要がなく、空運転においてもドクターブレードの刃先の摩耗・損傷の有無を確認することができる。
監視装置を備えた電極製造装置を模式的に示す側面図。 監視装置の模式側面図。 別の実施形態の監視装置の模式側面図。 別の実施形態の監視装置の模式側面図。 別の実施形態の監視装置の模式側面図。
以下、本発明を帯状電極の製造装置に設けられた監視装置に具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、帯状電極の製造装置10は、金属箔繰り出し部11と、活物質合剤塗布部12と、乾燥部13と、ロールプレス部14と、電極巻取り部15とを備えている。
金属箔繰り出し部11は、帯状の金属箔(以下、単に金属箔と記載する場合もある)16がロール状に巻かれた供給用リール17を支持し、供給用リール17を回転させて金属箔16を順次繰り出す。
活物質合剤塗布部12は、バックアップロール18に沿って移動する金属箔16の表面に、活物質と有機溶媒よりなるスラリー状の活物質合剤Sをダイヘッド19から吐出して塗布する。ダイヘッド19は、スラリー状の活物質合剤Sが貯留される貯留部19aと、貯留部19aに貯留された活物質合剤Sが吐出される吐出口19bとを備えている。貯留部19aには、活物質合剤Sが図示しないタンクから図示しないポンプにより圧送され、吐出口19bから吐出されるようになっている。バックアップロール18は、ダイヘッド19による金属箔16に対する活物質合剤Sの塗布が可能な塗布位置と、ダイヘッド19による金属箔16に対する活物質合剤Sの塗布が不能な退避位置とにダイヘッド19に対して相対移動可能に設けられている。
乾燥部13は、活物質合剤塗布部12で活物質合剤Sが塗布された金属箔16を、ガイドロール20aを介して入口から導入し、内部を通過する金属箔16上の活物質合剤Sを乾燥させる。
ロールプレス部14は、一対のプレスロール14a,14bを備えている。ロールプレス部14は、乾燥部13で乾燥された金属箔16上の乾燥済みの活物質合剤Sの厚さが予め設定された厚さになるように、金属箔16を一対のプレスロール14a,14bにより加熱しながらロールプレスを行う。ロールプレス部14の下流側にはガイドロール20bが設けられている。
電極巻取り部15は、ロールプレス部14でロールプレスされた帯状の金属箔16を巻取用リール21に巻き取る。
供給用リール17とバックアップロール18との間、及び乾燥部13の出口より下流側に設けられたガイドロール20bと巻取用リール21との間には、それぞれダンサーロール22が設けられている。ダンサーロール22は、移動する金属箔16の張力を調節して、金属箔16の弛みを防止する。
図1及び図2に示すように、ロールプレス部14には、上側のプレスロール14aの表面に付着した付着物を除去するドクターブレード23が設けられている。ドクターブレード23は、プレスロール14aの幅以上の幅を有する平板状に形成され、刃先24が鋭角に尖った形状に形成されている。ドクターブレード23は、プレスロール14aの回転中心を通る仮想水平面とプレスロール14aの表面との交線より下側において、プレスロール14aの表面に刃先先端24aが当接する状態で設けられている。ドクターブレード23は、ドクターブレード23の刃先24より基端側が上側に位置するように、基端側が斜め上方に向かって延びる状態で設けられている。ドクターブレード23は、照明器具25から照射された光を透過しない材質、例えば、金属や樹脂で形成されている。
ロールプレス部14には、ドクターブレード23の刃先24の状態を監視する監視装置を構成する照明器具25と、照明器具25による照明箇所からの漏れ光を検出するセンサ26が設けられている。
照明器具25は、ドクターブレード23に対して上側に設けられ、プレスロール14aの表面とドクターブレード23の刃先先端24aとの当接部27に向かって光を照射する位置に設けられている。照明器具25は、直管状で当接部27の全長にわたって照射光を照射可能な長さに形成されている。この実施形態では、照明器具25は、当接部27の全長と同じ長さに形成されている。
センサ26は、ドクターブレード23に対して照明器具25が設けられた側と反対側、この実施形態ではドクターブレード23に対して下側に設けられている。センサ26は、当接部27のどの部分で生じた漏れ光も検出可能な長さに形成されている。
図2に2点鎖線で示すように、ドクターブレード23よりプレスロール14aの回転方向上流側、即ちドクターブレード23の下側には、ドクターブレード23によりプレスロール14aから除去された付着物のセンサ26への付着を防止する付着防止手段としてのエアブロア28が設けられている。エアブロア28は、ドクターブレード23によりプレスロール14aから除去された付着物を、センサ26に付着しないように移動させる方向に空気を噴射するように設けられている。この実施形態では、エアブロア28は、噴射空気が刃先24とセンサ26との空間をプレスロール14aの表面に沿ってプレスロール14aの軸方向に進む位置に設けられている。
センサ26の検知信号は、制御装置29に入力されるようになっている。制御装置29は、センサ26から漏れ光の検知信号を入力すると、ドクターブレード23の摩耗・損傷が発生したと判断する。制御装置29は、ドクターブレード23の摩耗・損傷が発生したと判断すると、製造装置10の駆動を停止する。また、摩耗・損傷が発生したことを報知する図示しない表示灯を点灯させる。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
供給用リール17から繰り出された金属箔16は、活物質合剤塗布部12で活物質合剤Sが塗布された後、乾燥部13を通過する間に活物質合剤Sが乾燥される。乾燥部13を通過した金属箔16は、ロールプレス部14を通過する際に活物質合剤Sが予め設定された厚さとなるようにロールプレスされて、金属箔16上に活物質層30が形成された帯状電極31として巻取用リール21に巻き取られる。
金属箔16が活物質合剤Sと共にロールプレス部14でロールプレスされると、活物質合剤Sに接触する状態で金属箔16を押圧するプレスロール14aの表面に活物質合剤Sが付着する場合がある。プレスロール14aに対する付着物を放置すると、付着物が成長して、活物質合剤Sを予め設定した厚さにロールプレスすることができなくなる。
そのため、プレスロール14aの表面に付着した付着物の除去(かき取り)がドクターブレード23により行われる。付着物をドクターブレード23によって確実にかき取るには、ドクターブレード23の刃先先端24aとプレスロール14aの表面とは、理論上隙間無く接している必要があるため、刃先先端24aの状態を常に監視して刃先先端24aの欠けや摩耗を早期に発見する必要がある。
ドクターブレード23は、刃先24に摩耗・損傷が無い状態では、刃先先端24aがプレスロール14aに隙間なく当接した状態にあるため、照明器具25からプレスロール14aの表面とドクターブレード23の刃先先端24aとの当接部27に照射された光は、当接部27から漏れることはない。しかし、刃先先端24aに摩耗・損傷が生じた場合に、当接部27から照射光が漏れる。センサ26は、ドクターブレード23に対して照明器具25が設けられた側と反対側から、常に当接部27からの漏れ光の有無を検出しており、当接部27から漏れ光が発生すると直ちにそれを検知する。センサ26の検知信号は、制御装置29に入力され、制御装置29は、センサ26からの検知信号を入力すると、製造装置10の駆動を停止する。また、摩耗・損傷が発生したことを報知する図示しない報知手段(例えば表示灯)を駆動(点灯)させる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)監視装置は、プレスロール14aの表面に刃先先端24aが当接する状態で設けられて、プレスロール14aの表面に付着した付着物を除去するドクターブレード23の刃先24の状態を監視する監視装置である。そして、プレスロール14aの表面とドクターブレード23の刃先先端24aとの当接部27に向かって光を照射する照明器具25と、ドクターブレード23に対して照明器具25が設けられた側と反対側に設けられ、照明器具25による照明箇所からの漏れ光を検出するセンサ26と、を備えている。
ドクターブレード23の刃先24が正常な状態では、照明器具25からプレスロール14aの表面と刃先先端24aとの当接部27に照射された光の照明器具25と反対側への透過量はゼロとなっている。したがって、センサ26により光の透過が確認できた時点で刃先先端24aの欠けや摩耗が発生したと判定することができる。また、ドクターブレード23の交換時にも同様に、プレスロール14aの表面と刃先先端24aとの当接部27に照射された照明器具25からの光の透過量を測定することにより、刃先先端24aがプレスロール14aの表面に正確に当接されているか否かを、空運転(製品をプレスしていない状態)で確認することが可能になる。
(2)ドクターブレード23は、ドクターブレード23の刃先24より基端側が上側に位置するように設けられ、照明器具25は、ドクターブレード23に対して上側に設けられ、ドクターブレード23より下側にはドクターブレード23によりプレスロール14aから除去された付着物のセンサ26への付着を防止する付着防止手段(エアブロア28)が設けられている。
ドクターブレード23によってプレスロール14aから除去された付着物は下方に落下する。照明器具25がドクターブレード23に対して上側に設けられると、センサ26は、ドクターブレード23に対して下側に設けられるため、付着防止手段(エアブロア28)がない場合は、センサ26が設けられた位置によっては、プレスロール14aから除去された付着物がセンサ26に付着する虞がある。しかし、付着防止手段が設けられているため、プレスロール14aから除去された付着物がセンサ26に付着することはない。また、ドクターブレード23は、ドクターブレード23の刃先24より基端側が上側に位置するように設けられているため、ドクターブレード23の刃先24より基端側が下側に位置するように設けられた場合に比べて、ドクターブレード23の下側に配置されるセンサ26を、刃先先端24aに近づけることができる。したがって、ドクターブレード23の刃先先端24aの欠けや摩耗の発生を精度良く監視することが可能になる。
(3)照明器具25は、当接部27の全長にわたって照射光を照射可能な長さに形成されている。照明器具25を複数設けて、当接部27の全長にわたって照射光を照射する構成としてもよいが、当接部27の全長にわたって照射光を照射可能な長さに形成された1個の照明器具25を設ける方が、照明器具25の取り付けの手間や配線が簡単になる。
(4)センサ26は、当接部27のどの部分で生じた漏れ光も検出可能な長さに形成されている。センサ26を複数設けて、当接部27のどの部分で漏れ光が生じても、漏れ光を検出可能な構成としてもよいが、1個のセンサ26を設ける方が、センサ26の取り付けの手間や配線が簡単になる。
(5)制御装置29は、センサ26からの検知信号を入力すると、製造装置10の駆動を停止する。したがって、ドクターブレード23の刃先に摩耗・損傷が発生した状態で、製造装置10による帯状電極31の製造が継続されることが防止される。
(6)制御装置29は、センサ26からの検知信号を入力すると、摩耗・損傷が発生したことを報知する報知手段を駆動させる。そのため、作業者は、報知手段を確認することでドクターブレード23の刃先24(刃先先端24a)に摩耗・損傷が生じたか否かを確認することができる。
(7)監視装置は、帯状電極の製造装置に設けられているため、インラインでドクターブレード23の刃先24(刃先先端24a)に摩耗・損傷が生じたか否かを確認することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 図3に示すように、照明器具25をドクターブレード23に対して下側に設け、センサ26をドクターブレード23に対して上側に設けてもよい。即ち、監視装置は、照明器具25とセンサ26とがドクターブレード23に対して反対側に設けられていれば、ドクターブレード23に対していずれが上側に設けられてもよい。センサ26がドクターブレード23に対して上側に設けられた場合は、ドクターブレード23によりプレスロール14aの表面からかき取られた付着物が下方に落下しても、センサ26に付着物が付着する虞がないため、付着防止手段(例えばエアブロア28)を設ける必要がない。しかし、センサ26をプレスロール14aの表面とドクターブレード23に挟まれた空間に設けるため、前記実施形態と異なり、センサ26をプレスロール14aの表面とドクターブレード23の刃先先端24aとの当接部27に近づけて設けることができなくなる。そのため、感度の高いセンサ26を用いたり、周囲からの光の影響を受けない構成を設けたりする必要がある。周囲からの光の影響を受けない構成としては、照明器具25の照明光の強度を強くしたり、センサ26と当接部27との間の空間を覆う覆い部を設けたりする構成がある。
○ 図4に示すように、プレスロール14aの表面とドクターブレード23の刃先先端24aとの当接部27と、照明器具25との間に偏光板32を設けてもよい。即ち、照明器具25は、照射光を、偏光板32を介して当接部27に向かって照射するようにしてもよい。ドクターブレード23に対して照明器具25から照射された光(図4に2点鎖線で図示)が偏光板32を介して当接部27に照射される場合は、ドクターブレード23の刃先先端24aに摩耗・損傷が生じた場合に、当接部27から漏れる光のうち照明器具25から照射された光によるものは偏光になるため、センサ26が当接部27からの漏れ光を検出する際に、誤検出が少なくなる。このとき、センサ26の前に、漏れ光となった偏光が通過可能な偏光板を設けてもよい。この場合、誤検出がより少なくなる。
○ 図5に示すように、照明器具25は、プレスロール14aの表面を反射板として利用するとともに、反射光がセンサ26に向かうように照射光を照射するようにしてもよい。例えば、照明器具25から照射されて偏光板32を通過した光が、プレスロール14aの表面の当接部27の位置で反射するように照射光を照射する構成にする。この場合、ドクターブレード23の刃先先端24aに摩耗・損傷が生じた状態において、照明器具25から照射され、偏光板32を通過した後、プレスロール14aの表面で反射してセンサ26に向かう反射光は偏光だけになる。そのため、当接部27からの漏れ光をセンサ26が検出する際に、センサ26が照明器具25から照射された光以外の光を誤検出することが防止される。このとき、センサ26の前に、漏れ光となった偏光が通過可能な偏光板を設ければ、照射された光以外の光を誤検出することがより確実に防止される。
○ 照明器具25は、ドクターブレード23のプレスロール14aに対する当接部27の全長にわたって照射光を照射可能な長さではなく、当接部27の一部の長さと同じ長さに形成され、その照明器具25を複数用いて当接部27の全長にわたって照射光を照射可能にしてもよい。
○ センサ26は、当接部27の一部の長さと同じ長さに形成され、かつ、当接部27に沿って当接部27の全長にわたって往復移動可能に設けられていてもよい。この場合、センサ26として小型のセンサを使用することができる。
○ 照明器具25は、ドクターブレード23のプレスロール14aに対する当接部27の一部の長さと同じ長さに形成され、その照明器具25が当接部27に沿って移動可能に設けられ、照明器具25が当接部27に沿って移動することにより、当接部27の全長にわたって照射光が照射される構成としてもよい。
○ 照明器具25は、当接部27の一部の長さと同じ長さのものが1個設けられ、センサ26はその照明器具25が停止した状態で照射された照射光を検出可能な長さに形成され、照明器具25及びセンサ26は当接部27を挟んで対向した状態で、当接部27に沿って同期した状態で往復移動可能に設けられていてもよい。この場合、ドクターブレード23の幅(プレスロール14aの軸方向の長さ)に関係なく、照明器具25とセンサ26を1対設けることにより常時監視が可能になる。
○ ドクターブレード23の材質は、必ずしも光が透過しない不透明な材質に限らず、半透明な材質であってもよい。この場合、刃先先端24aに摩耗・損傷が無い状態であってもセンサ26に照明器具25からの照射光の一部が入力される。しかし、刃先先端24aに摩耗・損傷が無い状態と、摩耗あるいは損傷が発生した状態とでは、センサ26に対する入射光の強さが大きく異なる。そのため、刃先24に摩耗・損傷が無い状態におけるセンサ26に対する入射光の強さを基準として、基準に対して誤差範囲より強い入射光がセンサ26に入射したときに、刃先先端24aに摩耗あるいは損傷が発生したと判断することにより、誤検出を防止することができる。また、プレスロール14aからかき取られた付着物がドクターブレード23の刃先先端24aとプレスロール14aの表面との隙間や刃先先端24aの損傷部に付着・堆積する可能性もある。この場合、隙間や損傷部を通過する光で隙間や損傷部の有無を検知する構成では、隙間や損傷部に付着物が付着・堆積してもそれを検知できない。しかし、ドクターブレード23が半透明の材質で形成されている場合は、プレスロール14aからかき取られた付着物が刃先先端24aや刃先先端24aの損傷部に付着・堆積した場合には、センサ26の受光量が基準より減少するため、プレスロール14aからかき取られた付着物がドクターブレード23の刃先先端24aに付着・堆積したか否かを検知することも可能になる。
○ 付着防止手段は、ドクターブレード23より下側にセンサ26が設けられた場合、ドクターブレード23によりプレスロール14aから除去された付着物のセンサ26への付着を防止することができればよく、エアブロア28や窒素ブロア等のブロアに限らず、吸引手段であってもよい。
○ 監視装置は、帯状電極の製造装置10において、活物質合剤Sが塗布された金属箔16をロールプレスするロールプレス部14に限らず、ロールプレスの際に被プレス部材からプレスロール14aに付着物が付着する可能性がある状態で使用されるロールプレス装置(ロールプレス機)に使用されてもよい。
○ 偏光板32を使用せずに、照明器具25から照射されて刃先先端24aの摩耗・損傷箇所を通過した光をセンサ26で検出する場合においても、プレスロール14aの表面を反射面として使用してもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記照明器具は、前記当接部全長にわたって照射光を照射可能な長さに形成されている。
(2)請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記センサは、前記当接部のどの部分で生じた漏れ光も検出可能な長さに形成されている。
(3)請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記照明器具は、前記当接部の一部に照射光を照射可能な長さに、かつ、前記当接部に沿って移動可能に設けられている。
(4)前記技術的思想(3)に記載の発明において、前記センサは、前記当接部の一部からの漏れ光を検出可能な長さに形成され、かつ、前記照明器具と同期して前記当接部に沿って移動可能に設けられている。
14a,14b…プレスロール、23…ドクターブレード、24…刃先、24a…刃先先端、25…照明器具、26…センサ、27…当接部、28…付着防止手段としてのエアブロア、32…偏光板。

Claims (5)

  1. プレスロールの表面に刃先先端が当接する状態で設けられて、前記プレスロールの表面に付着した付着物を除去するドクターブレードの刃先の状態を監視する監視装置であって、
    前記プレスロールの表面と前記ドクターブレードの刃先先端との当接部に向かって光を照射する照明器具と、
    前記ドクターブレードに対して前記照明器具が設けられた側と反対側に設けられ、前記照明器具による照明箇所からの漏れ光を検出するセンサと、
    を備えていることを特徴とする監視装置。
  2. 前記ドクターブレードは、前記ドクターブレードの刃先より基端側が上側に位置するように設けられ、前記照明器具は、前記ドクターブレードに対して上側に設けられ、前記ドクターブレードより下側には前記ドクターブレードにより前記プレスロールから除去された付着物の前記センサへの付着を防止する付着防止手段が設けられている請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記ドクターブレードは、前記ドクターブレードの刃先より基端側が上側に位置するように設けられ、前記照明器具は、前記ドクターブレードに対して下側に設けられている請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記照明器具は、照射光を、偏光板を介して前記当接部に向かって照射する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の監視装置。
  5. 前記照明器具は、前記プレスロールの表面を反射板として利用して、反射光が前記センサに向かうように照射光を照射する請求項4に記載の監視装置。
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