JP6550440B2 - 自律神経評価装置、自律神経評価方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
(システム構成について)
図1は、本実施形態に係る自律神経機能評価システム100の構成例を示す図である。本実施形態に係る自律神経機能評価システム100は、入力装置110と、生体情報取得装置120と、生体情報解析装置130と、評価装置140と、出力装置150とを有する。
次に、評価装置140における機能構成について説明する。図1に示すように、評価装置140は、取得部11と、算出部12と、評価部13と、記憶部14とを有する。これらの各機能部は、評価装置140のメモリに記憶されたプログラムが、CPUに実行させる処理により実現され得る。また、記憶部14は、評価装置140が備えるメモリ、HDD(Hard Disk)等又は評価装置140にネットワークを介して接続された記憶装置等を用いて実現される。
1.被験者の{LF+HF}値を被験者の心拍数で補正することで被験者のccvTPを算出
2.自律神経活動量分布データから、被験者の年齢に対応するccvTPの平均値と標準偏差(σ)を取得
3.「自律神経活動量の偏差値=10×(被験者のccvTP−被験者の年齢に対応するccvTPの平均値)÷被験者の年齢に対応するccvTPの標準偏差(σ)+50」の式を用いて、被験者の自律神経活動量の偏差値を算出
評価部13は、算出部12により算出された被験者のLF/HF値と被験者における自律神経活動量の偏差値とを用いて、被験者の自律神経の状態を評価し、評価結果を出力する機能を有する。また、評価部13は、被験者の自律神経の状態を評価した評価結果を、評価を行った日時とともに、被験者ごとの履歴データとして記憶部14に格納する。なお、評価部13は、被験者の自律神経の状態を評価した評価結果に加えて、被験者の年齢、被験者のLF値、HF値、LF/HF値、TP、心拍データ、ccvTP及び自律神経活動量の偏差値についても、被験者ごとの履歴データとして記憶部14に格納するようにしてもよい。
続いて、評価部13が行う評価方法について説明する。まず、評価部13は、算出部12により算出された被験者のLF/HF値と、自律神経バランス評価基準値データとを対比することで、被験者の自律神経バランスを評価する。自律神経バランスに関する評価基準値データは、LF/HF値について、0.8未満を「低値」、0.8〜2.0を「基準値」、2.0〜5.0を「高値」、0.5以上を「極高値」とするものである。すなわち、評価部13は、被験者のLF/HF値から、被験者の自律神経バランスを4段階に評価する。自律神経バランス評価基準値データは、予め記憶部14に格納されていてもよいし、プログラム中に組み込まれていてもよい。
続いて、評価部13が、被験者の自律神経の状態の変化に関する評価を行う方法について説明する。まず、評価部13は、被験者における現在のLF/HF値及び自律神経活動量の偏差値を用いて、被験者の現在における自律神経の状態が図3に示すA〜Pの領域のうち、どの領域に該当するかを評価する。
次に、本実施形態に係る自律神経機能評価システム100が行う動作について説明する。
103名の被験者(男性52名、女性51名、平均年齢39.1±9.2歳)を対象に、自律神経活動量の偏差値、VAS(Visual analog scale)を用いた自覚的な疲労関連症状(10項目)、及び職業性ストレス簡易調査票(57項目)を用いたストレスチェックに関するデータ収集を行い、被験者のストレスと自律神経活動量の偏差値との関係を評価した結果を示す。
Claims (4)
- 評価対象である、所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に含まれる複数の被験者の年齢と、前記複数の被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値と心拍データを前記被験者ごとに取得する取得部と、
LF値とHF値とに基づいて算出される自律神経活動量について被験者の年齢ごとの分布を示す自律神経活動量分布データを記憶する記憶部と、
前記取得部で取得された、前記被験者ごとのLF値とHF値とから、前記被験者ごとの自律神経のバランスを示すLF/HF値を算出する自律神経バランス算出部と、
前記自律神経活動量分布データと、前記被験者の年齢と、前記被験者のLF値とHF値と心拍データに基づき算出される自律神経活動量とを用いて、前記被験者ごとの自律神経活動量の偏差値を算出する偏差値算出部と、
前記被験者のLF/HF値と、前記被験者における自律神経活動量の偏差値と、に基づき前記被験者の自律神経の状態を前記被験者ごとに評価して評価結果を出力することで、前記所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に対するストレス影響について評価を行う評価部と、
を有する自律神経評価装置。 - 被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値とに基づいて算出される自律神経活動量について被験者の年齢ごとの分布を示す自律神経活動量分布データを記憶する記憶部を有する自律神経評価装置が行う自律神経評価方法であって、
自律神経評価装置が、評価対象である、所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に含まれる複数の被験者の年齢と、前記複数の被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値と心拍データを前記被験者ごとに取得するステップと、
自律神経評価装置が、取得された前記被験者ごとのLF値とHF値とから、前記被験者ごとの自律神経のバランスを示すLF/HF値を算出するステップと、
自律神経評価装置が、前記自律神経活動量分布データと、前記被験者の年齢と、前記被験者のLF値とHF値と心拍データに基づき算出される自律神経活動量とを用いて、前記被験者の自律神経活動量の偏差値を算出するステップと、
自律神経評価装置が、前記被験者のLF/HF値と、前記被験者における自律神経活動量の偏差値と、に基づき前記被験者の自律神経の状態を前記被験者ごとに評価して評価結果を出力することで、前記所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に対するストレス影響について評価を行う評価ステップと、を含む、
自律神経評価方法。 - 被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値とに基づいて算出される自律神経活動量について被験者の年齢ごとの分布を示す自律神経活動量分布データを記憶する記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムであって、
評価対象である、所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に含まれる複数の被験者の年齢と、前記複数の被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値と心拍データを前記被験者ごとに取得するステップと、
取得された前記被験者ごとのLF値とHF値とから、前記被験者ごとの自律神経のバランスを示すLF/HF値を算出するステップと、
前記自律神経活動量分布データと、前記被験者の年齢と、前記被験者のLF値とHF値と心拍データに基づき算出される自律神経活動量とを用いて、前記被験者ごとの自律神経活動量の偏差値を算出するステップと、
前記被験者のLF/HF値と、前記被験者における自律神経活動量の偏差値と、に基づき前記被験者の自律神経の状態を前記被験者ごとに評価して評価結果を出力することで、前記所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に対するストレス影響について評価を行う評価ステップと、を含むみ、
プログラム。 - 被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値とに基づいて算出される自律神経活動量について被験者の年齢ごとの分布を示す自律神経活動量分布データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータに、
評価対象である、所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に含まれる複数の被験者の年齢と、前記複数の被験者の交感神経の働きを示す指標であるLF値と副交感神経の働きを示す指標であるHF値と心拍データを前記被験者ごとに取得するステップと、
取得された前記被験者ごとのLF値とHF値とから、前記被験者ごとの自律神経のバランスを示すLF/HF値を算出するステップと、
前記自律神経活動量分布データと、前記被験者の年齢と、前記被験者のLF値とHF値と心拍データに基づき算出される自律神経活動量とを用いて、前記被験者ごとの自律神経活動量の偏差値を算出するステップと、
前記被験者のLF/HF値と、前記被験者における自律神経活動量の偏差値と、に基づき前記被験者の自律神経の状態を前記被験者ごとに評価して評価結果を出力することで、前記所属する被験者の年齢が異なる所定の集団に対するストレス影響について評価を行う評価ステップと、を実行させる、
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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