JP6548626B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法およびフォーカス制御プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法およびフォーカス制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に関する。
撮像装置が撮像素子を焦点検出センサとして用いる自動焦点調節(AF)方式として、コントラストAFと撮像面位相差AFとがある。これらコントラストAFおよび撮像面位相差AFのいずれにおいても撮像素子を通じて生成された焦点検出用画像から焦点状態が検出されるため、検出される焦点状態が焦点検出用画像の空間周波数分布に影響を受ける。例えば、被写体の動き、手振れおよび撮像光学系の変倍動作等による像振れがある場合は、空間周波数が全体的に低域に分布する。
特許文献1には、撮像画像として最適な焦点状態とAFにおいて検出される焦点状態との差分を補正する撮像装置が開示されている。また、特許文献2には、像振れの影響を受けずにAFを行うために、像振れの変化の傾向を検出し、像振れが安定した状態でAFを行う撮像装置が開示されている。
特開2015−138200号公報 特開2014−38196号公報
撮像画像として最適な焦点状態とAFにおいて検出される焦点状態との差分が生じる要因の1つとして、撮像画像の焦点状態を評価する空間周波数帯域(評価帯域)と焦点検出用画像の焦点状態を評価する評価数帯との差異が挙げられる。特に上述したように被写体の動き、手振れおよび撮像光学系の変倍動作等による像振れがあると、焦点検出用画像の空間周波数が低下し、これに伴ってAF精度が低下する。この結果、撮像画像の評価帯域と焦点検出時の評価数帯との差異が大きくなる。
本発明は、像振れの影響を受けやすい場合においても、撮像画像の評価において良好な焦点状態が得られるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像光学系の焦点状態を検出して焦点検出情報を生成する焦点検出手段と、焦点検出情報を補正するための補正値を取得する補正値取得手段と、補正値により補正された焦点検出情報を用いてフォーカス制御を行う制御手段と、像振れ量を検出する振れ検出手段とを有する。補正値は、撮像光学系を用いた撮像により生成された撮像画像の焦点状態が評価される空間周波数である第1の評価帯域を変数として含む。そして、撮像時の露光時間である第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ撮像時に検出された第1の像振れ量が第1の所定量より大きい場合の第1の評価帯域は、第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の第1の評価帯域に比べて低く、第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の第1の評価帯域は、第1の露光時間が第1の所定時間より短い場合の第1の評価帯域に比べて低いことを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、撮像光学系の焦点状態を検出して焦点検出情報を生成する焦点検出手段を有する撮像装置に適用される。該制御方法は、焦点検出情報を補正するための補正値を取得するステップと、補正値により補正された焦点検出情報を用いてフォーカス制御を行うステップと、像振れ量を検出するステップとを有する。補正値は、撮像光学系を用いた撮像により生成された撮像画像の焦点状態が評価される空間周波数である第1の評価帯域を変数として含む。そして、撮像時の露光時間である第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ撮像時に検出された第1の像振れ量が第1の所定量より大きい場合の第1の評価帯域は、第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の第1の評価帯域に比べて低く、第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の第1の評価帯域は、第1の露光時間が第1の所定時間より短い場合の第1の評価帯域に比べて低いことを特徴とする。
なお、上記制御方法に応じた処理を撮像装置のコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとしてのフォーカス制御プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、像振れの影響を受けやすい場合でも撮像画像の評価において良好な焦点状態を得ることができる。
本発明の実施例1におけるAF処理および焦点評価情報取得処理を示すフローチャート。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図。 実施例1における撮像素子の構成を示す図。 実施例1における光電変換領域と射出瞳との関係を示す図。 図2に示したTVAF部の構成を示すブロック図。 実施例1における焦点検出領域を示す図。 実施例1におけるBP補正情報を示す図。 実施例1における焦点評価情報とMTFピーク位置を示す図。 実施例1における評価帯域を示す図。 本発明の実施例2における焦点評価情報取得処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図2には、本発明の実施例1である撮像装置としてのレンズ交換式一眼レフカメラ(以下、カメラ本体という)120の構成を示している。カメラ本体120には、図中に点線で示すマウントMを介してレンズユニット100が取り外し可能に装着されている。
レンズユニット100は、第1レンズ群101、絞り102、第2レンズ群103、フォーカスレンズ群(以下、単に「フォーカスレンズ」という)104により構成される差英光学系と、レンズ駆動/制御系とを有する。撮像光学系は、被写体の光学像を形成する。
第1レンズ群101は、レンズユニット100のうち最も被写体側に配置され、光軸OAが延びる光軸方向に移動可能に保持されている。絞り102は、光量を調節する機能のほか、静止画撮像時に露出時間を制御するメカニカルシャッタとしても機能する。絞り102および第2レンズ群103は、一体で光軸方向に移動可能であり、第1レンズ群101と連動して移動することにより変倍(ズーム)を行う。フォーカスレンズ104は光軸方向に移動可能であり、その位置に応じて撮像光学系が合焦する被写体距離(合焦距離)が変化する。フォーカスレンズ104の光軸方向における位置を制御することにより、撮像光学系の合焦距離を調節するフォーカス制御(AF)を行うことができる。
レンズ駆動/制御系は、ズームアクチュエータ111、絞りアクチュエータ112、フォーカスアクチュエータ113、ズーム駆動回路114、絞り絞り駆動回路115、フォーカス駆動回路116、レンズMPU117およびレンズメモリ118を含む。ズーム駆動回路114は、ズームアクチュエータ111を用いて第1レンズ群101および第3レンズ群103を光軸方向に駆動して変倍を行わせる。絞り駆動回路115は、絞りアクチュエータ112を用いて絞り102を駆動し、絞り102の開口径や開閉動作を制御する。フォーカス駆動回路116は、フォーカスアクチュエータ113を用いてフォーカスレンズ104を光軸方向に駆動して焦点調節を行わせる。また、フォーカス駆動回路116は、フォーカスアクチュエータ113の駆動量を検出してフォーカスレンズ104の現在位置を検出する。
レンズMPU(マイクロプロセッサ)117は、レンズユニット100に関わる演算および制御を行い、ズーム駆動回路114、絞り駆動回路115およびフォーカス駆動回路116を制御する。また、レンズMPU117は、マウントMを通じてカメラ本体120内のカメラMPU125と電気的に接続され、各種コマンドやデータをカメラMPU125との間で通信する。例えば、レンズMPU117は、カメラMPU125からの要求に応じて、レンズ位置情報をカメラMPU125に送信する。レンズ位置情報は、フォーカスレンズ104の光軸方向での位置、静止状態にある撮像光学系の射出瞳の光軸方向での位置や直径、射出瞳の光束を制限するレンズ保持枠の光軸方向での位置や直径等の情報を含む。また、レンズMPU117は、カメラMPU125からの制御コマンドに応じて、ズーム駆動回路114、絞り駆動回路115およびフォーカス駆動回路116を制御する。
レンズメモリ118は、AFに必要な光学情報が予め記憶されている。カメラMPU125は、内蔵する不揮発性メモリやレンズメモリ118等に記憶されているプログラムを実行することでレンズユニット100の動作を制御する。カメラMPU125は、補正値取得手段および制御手段として機能する。
カメラ本体120は、光学ローパスフィルタ121および撮像素子122を含む撮像部と、カメラ駆動/制御系とを有する。レンズユニット100内の撮像光学系とカメラ本体120における撮像部とを併せて撮像光学系として扱ってもよい。光学ローパスフィルタ121は、撮像画像に生ずる偽色やモアレを軽減するためのフィルタである。撮像素子122は、CMOSイメージセンサとその周辺回路により構成され、水平方向に複数画素であるm画素を有するとともに垂直方向に複数画素であるn画素とを有する。撮像素子122は、被写体像を光電変換して、撮像画像やコントラストAF(TVAF)用画像の生成に用いられる電気信号(撮像信号)を出力する。また、撮像素子122は、瞳分割機能を有し、この瞳分割機能を利用して位相差AF用画像の生成に用いられる電気信号(位相差像信号)を出力することができる。撮像素子122の瞳分割機能については後述する。
カメラ駆動/制御系は、センサ駆動回路123、画像処理回路124、カメラMPU125、表示器126、操作スイッチ群127、メモリ128、位相差AF部129およびTVAF部130を含む。センサ駆動回路123は、撮像素子122の駆動を制御するとともに、撮像素子122から出力されたアナログ電気信号をA/D変換してデジタル信号を生成し、該デジタル信号(画像データ)をカメラMPU125および画像処理回路124に出力する。画像処理部124は、入力された画像データに対して、γ変換、ホワイトバランス、色補間および圧縮符号化等の画像処理を行って撮像画像を生成したり、TVAF)用画像や位相差AF用画像を生成したりする。
カメラMPU(マイクロプロセッサ)125は、カメラ本体120に関わる各種演算を行うとともに、センサ駆動回路123、画像処理回路124、表示器126、操作スイッチ群127、メモリ128、位相差AF部129およびTVAF部130を制御する。カメラMPU125は、前述したようにマウントMを介してレンズMPU117と電気的に接続されてレンズMPU117との間で通信を行う。カメラMPU125は、レンズMPU117に対して、レンズ位置情報の取得要求、絞り、フォーカスおよびズーム駆動要求、光学情報の取得要求等を送信する。カメラMPU125には、プログラムを格納したROM125a、変数を記憶するRAM125bおよび各種パラメータを記憶するEEPROM125cが内蔵されている。
表示器126は、LCD等により構成され、撮像モードに関する情報、撮像前のライブビュー画像や合焦状態表示画像、さらに撮像後の確認用画像等を表示する。操作スイッチ群127は、電源スイッチ、レリーズ(撮像トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮像モード選択スイッチ等を含む。メモリ128は、カメラ本体120に対して着脱可能なフラッシュメモリであり、撮像済み画像を記録する。
焦点検出手段としての位相差AF部129は、画像処理回路124により生成された位相差AF用画像を用いて位相差AFを行う。具体的には、位相差AF部129は、位相差AF用画像から被写体の同一領域に対応する対の位相差画像を取得し、該対の位相差画像間のずれ量(位相差)に基づいて、撮像光学系の焦点状態を示す焦点検出情報としてのデフォーカス量を算出する。この位相差AF部129の動作については後に詳述する。もう1つの焦点検出手段としてのTVAF部130は、画像処理回路124より生成されたTVAF用画像のコントラスト状態(つまりは撮像光学系の焦点状態)を示す焦点検出情報としてのコントラスト評価値を生成する。そして、該コントラスト評価値を最大に近づけるためのフォーカスレンズ104の移動方向と移動量を算出する。本実施例では、撮像面位相差AFとTVAFを状況に応じて選択的に使用したり組み合わせて使用したりすることができる。
位相差AF部129およびTVAF部130が行う処理についてさらに詳しく説明する。まず撮像素子122の構成について説明する。図3(A)は、2次元C−MOSエリアセンサとしての撮像素子122の垂直(Y方向)6行および水平(X方向)8列の範囲の画素配列を撮像光学系側から見て示している。撮像素子122にはベイヤー配列のカラーフィルタが設けられており、奇数行の画素211には左から順に緑(G)と赤(R)のカラーフィルタが交互に設けられ、偶数行の画素211には左から順に青(B)と緑(G)のカラーフィルタが交互に設けられている。円で描かれた211iはオンチップマイクロレンズ(以下、単にマイクロレンズという)を示す。マイクロレンズ211iの内側に2つの矩形で描かれた211a,211bは光電変換部である。
すべての画素211において光電変換部211a,211bがX方向に2分割されており、該2分割された光電変換部211a,211bのうち一方から出力される光電変換信号と両方から出力される光電変換信号の和とを独立して読み出すことができる。両方の光電変換部211a,211bからの光電変換信号の和から一方の光電変換部からの光電変換信号を差し引くことで、他方の光電変換部から出力される光電変換信号に相当する信号を得ることができる。一方および他方の光電変換信号は、撮像面位相差AFにおける対の位相差像信号(位相差AF用画像)の生成に用いられるほか、被写体距離の演算や互いに視差を有する対の視差画像の生成にも用いられる。また、両方の光電変換信号の和は、TVAF用画像および通常の撮像画像を生成するための撮像信号として用いられる。
ここで、位相差AFにおいて用いられる焦点検出用画素としての各画素211の瞳分割機能と対の位相差像信号の生成について説明する。各画素211において、光電変換部211a,211bはそれぞれ、マイクロレンズ211iに対してX方向における互いに異なる側に偏って配置されている。このため、光電変換部211a,211bは、被写体の同一領域からの光束が通過する撮像光学系の射出瞳のうち互いに異なる領域からの光束をマイクロレンズ211iを通して受光する。これにより、瞳分割が行われる。
また、同一行に配置された所定範囲内の複数の画素211の光電変換部211aからの光電変換信号を繋ぎ合わせて生成した信号をA像信号とし、光電変換部211bからの光電変換信号を繋ぎ合わせて生成した信号をB像信号とする。前述したように光電変換部211bからの光電変換信号は、光電変換部211a,211bからの光電変換信号の和から光電変換部211aからの光電変換信号を差し引いた信号である。これらA像信号とB像信号が対の位相差像信号である。なお、A像およびB像信号は、カラーフィルタの1ベイヤー配列単位に含まれるRGGBの4画素からの光電変換信号を加算して得られる疑似的な輝度信号を繋ぎ合わせることで生成してもよいし、RGBの色ごとに光電変換信号を繋ぎ合わせることで生成してもよい。
このようにして生成されるA像信号とB像信号に対して相関演算を行うことで、該A像信号とB像信号の相対的なずれ量である位相差を算出することができる。そして、該位相差から、撮像素子122上に形成された被写体像(つまりは撮像光学系)のデフォーカス量を算出することで位相差検出方式の焦点検出、つまりは位相差AFを行うことができる。
本実施例では、演算負荷の軽減、位相差像信号のS/Nの改善および出力画像サイズに合わせること等を目的として、上記所定範囲内の複数の画素からの出力を後述する方法で加算してA像およびB像信号を生成する。
図3(B)は、撮像素子122に設けられた読出し部の構成を示している。151は水平走査回路であり、153は垂直走査回路である。各画素の間には、水平走査ライン152a,152bと垂直走査ライン154a,154bが配線され、各光電変換部からの光電変換信号はこれらの走査ラインを介して水平走査回路151および垂直走査回路153により読み出される。
図4(A)は、撮像光学系の射出瞳102と撮像素子122のうち像高0付近(像面の中央近傍)に配置された画素211の光電変換部211a,211bとの共役関係を示している。射出瞳102と光電変換部211a,211bとは、マイクロレンズ211iによって共役な関係となっている。一般に、撮像光学系の射出瞳の位置(射出瞳面)は光量調節用の虹彩絞り(例えば図2に示す絞り102)が配置される面とほぼ一致する。図2に示した交換レンズ100の撮像光学系のように変倍機能を有するズームレンズでは、ズーミングによって像面からの射出瞳102の距離(以下、射出瞳距離という)や射出瞳102の大きさが変化する場合がある。図4(A)に示した撮像光学系は、焦点距離が広角端と望遠端の中間(Middle)である状態を示している。これを標準的な射出瞳距離Zepと仮定して、マイクロレンズ211iの形状や像高(X、Y座標)に応じたマイクロレンズ211iの偏心パラメータが設定される。
図4(A)において、101は撮像光学系に含まれる第1レンズ群であり、101bは第1レンズ群101を保持する鏡筒部材である。105は第3レンズ群であり、105bは第3レンズ群105を保持する鏡筒部材である。絞り102において、102aは絞り102の開放開口径を設定する開口板である。102bは絞り102の絞り開口径を調節するための絞り羽根である。撮像光学系を通過する光束を制限する制限部材として作用する鏡筒部材101b、開口板102a、絞り羽根102bおよび鏡筒部材105bは、像面から見た場合の光学的な虚像を示している。また、絞り102の近傍における合成開口を撮像光学系の射出瞳102と定義し、この射出瞳102から像面までの距離を上述した射出瞳距離Zepと定義する。
図4(A)に示すように、画素211は、その最下層側から順に、光電変換部211a,211bと、複数の配線層211e〜211gと、カラーフィルタ211hと、マイクロレンズ211iとが配置されて構成されている。2つの光電変換部211a,211bは、マイクロレンズ211iによって撮像光学系の射出瞳面に投影される。言い換えれば、撮像光学系の射出瞳102が、マイクロレンズ211iを介して光電変換部211a,211bの表面に投影される。
図4(B)は、撮像光学系の射出瞳面上における光電変換部211a,211bの投影像EP1a,EP1bを示している。図4(A)において撮像光学系を通過する光束のうち最も外側の光線群をLとすると、該最外光線群Lは絞り102の開口板102aによって制限されている。図4(B)では、最外光線群LをTLで示している。TLで示す円の内側に光電変換部211a,211bの投影像EP1a,EP1bの大部分が含まれていることから、投影像EP1a,EP1bには撮像光学系によるケラレがほとんど発生していないことが分かる。最外光線群TLは絞り102の開口板102aのみによって制限されているため、最外光線群TLの径は開口板102aの開口径に相当する。この際、像面の中央近傍では投影像EP1a,EP1bのわずかなケラレも光軸に対して対称に発生しているため、光電変換部211a,211bが受光する光量は等しい。
位相差AFを行うカメラMPU125は、撮像素子122から上述した光電変換部211a,211bのうち一方から出力される光電変換信号と両方から出力される光電変換信号の和とが読み出されるようにセンサ駆動回路123を制御する。カメラMPU125は、撮像範囲内の焦点検出領域の位置や大きさに関する情報を画像処理回路124に与える。そして、画像処理回路124に対して、焦点検出領域内に含まれる画素の光電変換信号を用いてA像およびB像信号(位相差AF用画像)を生成して位相差AF部129に供給するよう指示する。焦点検出領域については後述する。画像処理回路124は、この指示に従ってA像およびB像信号を生成して位相差AF部129に出力する。また、画像処理回路124は、TVAF用画像としてのRAW画像を生成してTVAF部130に供給する。
なお、ここでは例として1画素内の光電変換部を水平方向に2分割して射出瞳を水平方向に2分割する場合を示したが、撮像素子の一部の1画素内の光電変換部を垂直方向に2分割して射出瞳を垂直方向に2分割してもよい。また、1画素内に水平および垂直方向のそれぞれに2分割された4つの光電変換部を設けて射出瞳を水平および垂直方向に分割してもよい。垂直方向にも瞳分割を行うことにより、水平方向だけでなく垂直方向の被写体のコントラストを利用した位相差AFが可能となる。
次に、図5を用いてコントラストAF(TVAF)について説明する。TVAFでは、カメラMPU125とTVAF部130とが連携してフォーカスレンズ104の駆動とコントラスト評価値(以下、AF評価値という)の算出とを繰り返し行う。画像処理回路124からRAW画像がTVAF部130に入力されると、AF評価信号処理回路401は、RAW画像に対して、G信号の抽出と、低輝度成分を強調して高輝度成分を抑圧するガンマ補正処理とを行う。本実施例では、G信号を用いてTVAFを行う場合について説明するが、RGBの全ての信号を用いてもよい。また、RGBの信号を全て加算した信号を用いてもよい。これらいずれの場合も、以下の説明では、AF評価信号処理回路401で生成される信号を輝度信号Yという。
カメラMPU125は、領域設定回路413に対して焦点検出領域の位置および大きさを設定する。領域設定回路413は、設定された焦点検出領域内の光電変換信号を選択するゲート信号を生成する。ゲート信号は、ラインピーク検出回路402、水平積分回路403、ライン最小値検出回路404、ラインピーク検出回路409、垂直積分回路406、410および垂直ピーク検出回路405,407,411のそれぞれに入力される。また、カメラMPU125は、以下に説明する種々のAF評価値が焦点検出領域内で得られた輝度信号Yを用いて生成されるように、輝度信号Yが上記各回路に入力されるタイミングを制御する。領域設定回路413は、複数の焦点検出領域を設定してもよい。以下、AF評価値としてのYピーク評価値、Y積分評価値、Max−Min評価値、全ライン積分評価値および領域ピーク評価値の生成方法について説明する。まず、Yピーク評価値の算出方法について説明する。ガンマ補正された輝度信号Yはラインピーク検出回路402に入力され、ここで領域設定回路413に設定された焦点検出領域内の水平ラインごとの輝度信号Yのピーク値であるYラインピーク値が求められる。ラインピーク検出回路402の出力が垂直ピーク検出回路405において焦点検出領域内で垂直方向にピークホールドされることで、Yピーク評価値が生成される。Yピーク評価値は、高輝度被写体や低照度被写体の判定に有効な指標となる。
Y積分評価値の算出方法について説明する。ガンマ補正された輝度信号Yは水平積分回路403に入力され、焦点検出領域内で水平ラインごとに輝度信号Yの積分値が求められる。そして、水平積分回路403の出力が垂直積分回路406において焦点検出領域内で垂直方向に積分されることでY積分評価値が生成される。Y積分評価値は、焦点検出領域全体の明るさを判断する指標として用いられる。
Max−Min評価値の算出方法について説明する。ガンマ補正された輝度信号Yはラインピーク検出回路402に入力され、ここで焦点検出領域内における水平ラインごとの輝度信号Yのピーク値であるYラインピーク値が求められる。また、ガンマ補正された輝度信号Yはライン最小値検出回路404に入力され、ここで焦点検出領域内における水平ラインごとに輝度信号Yの最小値が検出される。検出された水平ラインごとのYラインピーク値および最小値は減算器(−)に入力され、(Yラインピーク値−最小値)が垂直ピーク検出回路407に入力される。垂直ピーク検出回路407は、焦点検出領域内で垂直方向に(Yラインピーク値−最小値)のピークホールドを行ってMax−Min評価値を生成する。Max−Min評価値は、低コントラストおよび高コントラストの判定に有効な指標となる。
領域ピーク評価値の算出方法について説明する。ガンマ補正された輝度信号YがBPF408を通過することで特定の周波数成分が抽出され、コントラスト信号が生成される。このコントラスト信号はラインピーク検出回路409に入力され、ここで焦点検出領域内で水平ラインごとのコントラスト信号のピーク値であるラインピーク値が求められる。ラインピーク値は垂直ピーク検出回路411によって焦点検出領域内でピークホールドされ、これにより領域ピーク評価値が生成される。領域ピーク評価値は、焦点検出領域内で被写体が移動しても変化が少ないので、合焦状態から再度合焦状態が得られるフォーカスレンズ104の位置を探す処理に移行するか否かを判定する再起動判定に有効な指標である。
全ライン積分評価値の算出方法について説明する。領域ピーク評価値と同様に、ラインピーク検出回路409は、焦点検出領域内で水平ラインごとのコントラスト信号のラインピーク値を求める。次に、ラインピーク値は垂直積分回路410に入力され、ここで焦点検出領域内における垂直方向の全水平走査ライン数について積分されて全ライン積分評価値が生成される。高周波全ライン積分評価値は、積分の効果でダイナミックレンジが広く、感度が高いので、主要なAF評価値として用いられる。
TVAF部130は、上述したそれぞれのAF評価値に基づいて、カメラMPU125およびレンズMPU117を通じて、フォーカスレンズ104を光軸方向のうち特定方向に所定量だけ移動させる。そして、新たに得られたTVAF用画像に基づいて上述したAF評価値を取得し、全ライン積分評価値が最大値となるフォーカスレンズ104の位置を検出する。
本実施例では、上述した各種AF評価値を水平ライン方向および垂直ライン方向のそれぞれで算出し、これら互いに直交する2方向において被写体のコントラストに基づくTVAFを行う。
図6には、撮像範囲のうち被写体220の一部を含むように設定された焦点検出領域219を示す。位相差AFおよびTVAFのいずれも、撮像素子122のうち焦点検出領域219に含まれる画素から得られた光電変換信号に基づいて行われる。なお、撮像範囲内において、焦点検出領域219の位置、大きさおよび数は図6に示した例とは異ならせることもできる。
次に、図1(A),(B)のフローチャートを用いて、カメラMPU125、位相差AF部129およびTVAF部130が行うAF処理について説明する。カメラMPU125、位相差AF部129およびTVAF部130は、コンピュータプログラムであるフォーカス制御プログラムに従って本処理を実行する。
図1(A)のステップS1において、カメラMPU125は、図6に示すように人物220の顔等の特定被写体を含むように又はユーザの指示に応じて焦点検出領域219の位置および大きさを設定する。この際、カメラMPU125は、焦点検出領域219の位置として代表座標(x1,y1)を設定する。この代表座標(x1,y1)は、焦点検出領域219の中心または重心の位置等とすればよい。
次にステップS2では、カメラMPU125は、後述するベストピント(BP)補正値の算出に必要なパラメータ(算出条件)を取得する。BP補正値は、フォーカスレンズ104の位置であるフォーカス位置、第1レンズ群101の位置であるズーム位置、焦点検出領域の代表座標(x1,y1)等、撮像光学系の状態や焦点検出領域の位置に応じて変化する。このため、カメラMPU125は、ステップS2においてフォーカス位置およびズーム位置の情報をレンズMPU117から取得するとともに、焦点検出領域の代表座標(以下、焦点検出領域の位置という)(x1,y1)の情報を取得する。
次にステップS3では、カメラMPU125は、レンズMPU117から撮像光学系の収差情報に応じたBP補正情報を取得する。BP補正情報は、具体的には、被写体の色、方向(水平および垂直方向)および空間周波数ごとの合焦状態が得られるフォーカスレンズ104の位置(または撮像光学系の結像位置)を示す情報である。BP補正情報は、レンズメモリ118に予め格納されている。
図7(A),(B)を用いてBP補正情報の例を説明する。図7(A)は、撮像光学系のデフォーカスMTFを示している。横軸はフォーカスレンズ104の位置(デフォーカス量)を示し、縦軸はMTFの強度を示している。4つの曲線は空間周波数ごとのデフォーカスMTFを示し、空間周波数が低い側から順にMTF1、MTF2、MTF3およびMTF4である。具体的には、空間周波数F1(lp/mm)でのデフォーカスMTFがMTF1であり、以下同様に、空間周波数F2、F3およびF4(lp/mm)でのデフォーカスMTFがMTF2、MTF3およびMTF4である。また、LP4、LP5、LP5およびLP6はそれぞれ、MTF1、MTF2、MTF3およびMTF4の極大値が得られる、すなわち合焦状態が得られるフォーカスレンズ104の位置(以下、MTFピーク位置という)を示している。
図7(B)は、BP補正情報であるMTFピーク位置MTF_Pの空間周波数に対する変化を被写体の色(R,G,B)と評価方向(H,V)ごとに示している。横軸は空間周波数を示し、Nqは撮像素子の画素ピッチにより決まるナイキスト周波数を示す。縦軸はMTFピーク位置を示す。
図に示すように、撮像光学系の色収差が大きい場合には色ごとのMTFピーク位置が乖離し、評価方向のコントラストの差が大きい場合には評価方向ごとのMTFピーク位置が乖離する。このように、本実施例では、色と評価方向の組み合わせごとに空間周波数に対するMTFピーク位置の情報をBP補正情報として有する。
MTFピーク位置MTF_Pは、被写体の色(R,G,B)と評価方向(H,V)の6通りの組み合わせのそれぞれについて、空間周波数fと焦点検出領域の位置(x1,y1)(=(x,y))を変数とした以下の式(1)で表現される。ただし、式(1)は、代表として、R色と水平(H)方向についてのMTFピーク位置MTF_P_RHを示している。MTF_Pの後に付加された_RHがR色とH方向を意味し、(f,x,y)がfと(x,y)の関数であることを示す。R色と垂直(V)方向についてのMTFピーク位置MTF_P_RV、G色とH方向についてのMTFピーク位置MTF_P_GHおよびG色とV方向についてのMTFピーク位置MTF_P_GVも同様の式で表される。さらに、B色とH方向についてのMTFピーク位置MTF_P_BHおよびB色とV方向についてのMTFピーク位置MTF_P_BVも同様の式で表される。
MTF_P_RH(f,x,y)
=(rh(0)×x+rh(1)×y+rh(2))×f2+(rh(3)×x+rh(4)×y+rh(5))×f+(rh(6)×x+rh(7)×y+rh(8)) (1)
式(1)中の各周波数項に含まれるrh(n)(0≦n≦8)は、R色とH方向についての係数を示し、レンズメモリ118に予め記憶されている。カメラMPU125は、レンズMPU117に係数rh(n)の送信を要求してこれを取得する。ただし、rh(n)をカメラMPU125内のRAM125bの不揮発性領域に記憶しておき、カメラMPU125がこれを読み出すことで取得してもよい。MTFピーク位置MTF_P_RV、MTF_P_GH、MTF_P_GV、MTF_P_BHおよびMTF_P_BVにもそれぞれ係数rv(n),gh(n),gv(n),bh(n),bv(n)が含まれており、カメラMPU125はこれらの係数についてもrh(n)と同様に取得する。
本実施例では、BP補正情報を関数により表し、該関数における係数をレンズメモリ118またはRAM125bに記憶させる。これにより、レンズメモリ118やRAM125bが記憶するデータ量を削減しつつ、撮像光学系のズーム位置や絞り値に対応したBP補正情報を用意することが可能となる。
次にステップS4では、カメラMPU125は、焦点評価情報を取得する。図8(A)は焦点検出(AF)用と撮像画像評価用のそれぞれに対して設定された焦点評価情報(K_AF,K_IMG)の例を示す。焦点評価情報は、評価方向(H,V)、被写体の色(R,G,B)および空間周波数の組み合わせに対するBP補正情報(MTFピーク位置)の重み付けの大きさを示す重み付け係数の情報である。カメラMPU125が本ステップで行う処理の詳細については後述する。
次にステップS5では、カメラMPU125は、ステップS4で取得した焦点評価情報としての重み付け係数とステップS3で取得したBP補正情報とを用いてBP補正値を算出(取得)する。カメラMPU125は、まず、MTFピーク位置を表す関数である式(1)のx,yに焦点検出領域の位置(x1,y1)を代入し、3つの周波数項の係数をそれぞれArh,Brh,Crhとすることで、式(1)を以下の式(2)で表す。
MTF_P_RH(f)=Arh×f2+Brh×f+Crh (2)
他の色と方向についてのMTFピーク位置の関数MTF_P_RV、MTF_P_GH、MTF_P_GV、MTF_P_BHおよびMTF_P_BVについても同様とする。先に説明した図7(B)は、式(1)に焦点検出領域の位置を代入した後のMTFピーク位置を示している。
さらにカメラMPU125は、ステップS4で取得した焦点評価情報としての重み付け係数によってBP補正情報としてのMTFピーク位置を重み付けする。これにより、焦点検出用と撮像画像評価用のそれぞれに対するMTFピーク位置が評価方向と被写体の色に応じて重み付けされる。具体的には、カメラMPU125は、焦点検出用のMTFピーク位置MTF_P_AFと撮像画像評価用のMTFピーク位置MTF_P_IMGを、式(3)および(4)を用いて算出する。
MTF_P_AF(f)
=K_AF_R×K_AF_H×MTF_P_RH(f)+K_AF_R×K_AF_V×MTF_P_RV(f)
+K_AF_G×K_AF_H×MTF_P_GH(f)+K_AF_G×K_AF_V×MTF_P_GV(f)
+K_AF_B×K_AF_H×MTF_P_BH(f)+K_AF_B×K_AF_V×MTF_P_BV(f) (3)
MTF_P_IMG(f)
=K_IMG_R×K_IMG_H×MTF_P_RH(f)+K_IMG_R×K_IMG_V×MTF_P_RV(f)
+K_IMG_G×K_IMG_H×MTF_P_GH(f)+K_IMG_G×K_IMG_V×MTF_P_GV(f)
+K_IMG_B×K_IMG_H×MTF_P_BH(f)+K_IMG_B×K_IMG_V×MTF_P_BV(f) (4)
式(3)において、K_AF_R、K_AF_GおよびK_AF_Bは焦点検出時の色(R,G,B)ごとの重み付け係数を示し、K_IMG_R、K_IMG_GおよびK_IMG_Bは撮像画像評価時の色ごとの重み付け係数を示す。また、式(4)において、K_AF_HおよびK_AF_Vは焦点検出時の評価方向(H,V)ごとの重み付け係数を示し、K_IMG_HおよびK_IMG_Vは撮像画像評価時の評価方向ごとの重み付け係数を示す。
図8(B)には、離散的な空間周波数(横軸)F1〜F4について、式(3),(4)から得られる焦点検出用のMTFピーク位置(縦軸)LP4_AF、LP5_AF、LP6_AFおよびLP7_AFを示している。 続いてカメラMPU125は、合焦状態の撮像画像が得られるフォーカスレンズ104の位置である撮像画像用合焦位置P_IMGを以下の式(5)を用いて算出する。また、カメラMPU125は、AFにおいて合焦状態が得られるフォーカスレンズ104の位置であるAF用合焦位置P_AFを、以下の式(6)を用いて算出する。これらの計算には、ステップS3で得たMTFピーク位置MTF_P_IMGおよびMTF_P_AFとステップS4で得た重み付け係数K_IMG_FQおよびK_AF_FQとを用いる。
P_IMG
=MTF_P_IMG(1)×K_IMG_FQ1+MTF_P_IMG(2)×K_IMG_FQ2
+MTF_P_IMG(3)×K_IMG_FQ3+MTF_P_IMG(4)×K_IMG_FQ4 (5)
P_AF
=MTF_P_AF(1)×K_AF_FQ1+MTF_P_AF(2)×K_AF_FQ2
+MTF_P_AF(3)×K_AF_FQ3+MTF_P_AF(4)×K_AF_FQ4 (6)
つまりカメラMPU125は、図8(B)に示した撮像画像評価用の空間周波数ごとのMTFピーク位置MTF_P_IMGを、図8(A)に示した撮像画像評価用の空間周波数ごとの重み付け係数K_IMG_FQを用いて重み付け加算する。同様に、カメラMPU125は、図8(B)に示した焦点検出用の空間周波数ごとのMTF_P_AFを、図8(A)に示した焦点検出用の空間周波数ごとの重み付け係数K_AF_FQを用いて重み付け加算する。これにより、撮像画像合焦位置(P_IMG)とAF合焦位置(P_AF)とを算出する。
次にカメラMPU125は、BP補正値(BP)を、以下の式(7)により算出する。
BP=P_AF−P_IMG (7)
P_AFは焦点検出時に焦点状態が評価される空間周波数であるAF評価帯域(第2の評価帯域)を変数FQ1〜FQ4として有する。また、P_IMGは撮像画像評価時に焦点状態が評価される空間周波数である画像評価帯域(第1の評価帯域)を変数FQ1〜FQ4として有する。つまり、BP補正値は、AF評価帯域と画像評価帯域を変数として含む。
次に、図1(B)に示すフローチャートを用いて、ステップS4での焦点評価情報の取得処理について説明する。先に説明したように、図8(A)には、評価方向、色および空間周波数に対する焦点評価情報(重み付け係数)を示している。
合焦精度の観点からは、被写体に関する各種情報に応じて最適な焦点評価情報を用いることが望ましいが、被写体に関する各種情報を解析するためには多くの処理時間が必要となる。簡易にBP補正値を算出する方法としては、特定のシーンを撮像した際の最適な焦点評価情報を常に用いて被写体に依存しないBP補正値を算出する方法がある。しかし、撮像画像もしくは焦点検出用画像には、被写体の動き、手振れ、交換レンズ100のズーム動作等による像振れが存在することがあり、該像振れに起因する空間周波数の低下は焦点検出誤差を生じさせる。本実施例では、このような像振れの影響が出やすい露光時間が長い場合においてBP補正値の算出時の空間周波数をより低くすることで焦点検出精度を向上させる。
前述したように、焦点評価情報としての重み付け係数は、焦点状態の評価方向、被写体の色および空間周波数の組み合わせごとに異なるが、ここでは空間周波数に着目して説明する。図8(A)では、焦点検出および撮像画像ともに4つの空間周波数に対する重み付け係数を示しているが、本実施例では該4つの空間周波数の重み付け平均によりBP補正値を算出する。
図9は、焦点検出時の空間周波数における重み付け係数K_AF_FQおよび撮像画像の空間周波数における重み付け係数K_IMG_FQと4つの空間周波数FQ1〜FQ4との関係を示す。縦軸の強度は重み付け係数の大きさを示す。焦点検出時と撮像画像とでは焦点状態を評価する空間周波数である評価帯域が異なるために、空間周波数FQ1〜FQ4におけるK_AF_FQとK_IMG_FQとが異なる。 図1(B)において、ステップS101では、カメラMPU125は、焦点検出(AF)用に設定された露光時間(以下、AF露光時間という)を取得する。
次にステップS102では、カメラMPU125は、AF露光時間が所定値(第2の所定時間)TV0より長いか否かを判定する。AF露光時間が所定値TV0より長い場合は、ステップS103にてK_AF_FQとしてK_AF_FQ_0を取得する。AF露光時間が所定値TV0より短い場合は、ステップS104にてK_AF_FQとしてK_AF_FQ_1を取得する。K_AF_FQ_0とK_AF_FQ_1はそれぞれ上記4つの空間周波数FQ1〜FQ4における重み付け係数からなる。
本実施例では、AF露光時間が長い場合にAF評価帯域をより低域にすることを特徴とする。したがって、K_AF_FQ_0が示す重み付け係数を空間周波数FQ1〜FQ4に乗じて得られる重み付け平均空間周波数は、K_AF_FQ_1が示す重み付け係数を空間周波数FQ1〜FQ2に乗じて得られる重み付け平均空間周波数よりも低い。
次にステップS105では、カメラMPU125は、撮像用(撮像画像用)に設定された第1の露光時間(以下、撮像露光時間という)を取得する。撮像露光時間が所定値(第1の所定時間)TV0よりも長い場合はステップS106にてK_IMG_FQとしてK_IMG_FQ_0を取得する。撮像露光時間が所定値TV0よりも短い場合はステップS107にてK_IMG_FQとしてK_IMG_FQ_1を取得する。K_IMG_FQ_0とK_IMG_FQ_1はそれぞれ上記4つの空間周波数FQ1〜FQ4における重み付け係数からなる。
本実施例では、撮像露光時間が長い場合に画像評価帯域をより低域にすることを特徴とする。したがって、K_IMG_FQ_0が示す重み付け係数を空間周波数FQ1〜FQ4に乗じて得られる重み付け平均空間周波数は、K_IMG_FQ_1が示す重み付け係数を空間周波数FQ1〜FQ2に乗じて得られる重み付け平均空間周波数よりも低い。
なお、AF時にBPを算出するためには、AF実施時にAF用のAEと撮影用のAEを同時に実施し、AF用の露光条件と撮影用の露光条件を同時に決定しておくのが望ましい。
また、所定値TV0は固定の値としてもよいが、上述した像振れは撮像光学系の焦点距離が長いほど大きく発生するため、例えば所定値TV0を焦点距離FLに対して、
TV0=1/FL[sec]
と設定してもよい。
こうしてK_AF_FQおよびK_IMG_FQを取得したカメラMPU125は、上述したように空間周波数を変数としたBP補正値(BP)を式(5)〜(7)を用いて算出する。
焦点評価情報を、空間周波数以外にも評価方向と被写体の色によって異ならせることもできるが、ここでは評価方向と色に対する焦点評価情報は固定値として、被写体に依存しないものとする。固定値の例としては、評価方向に対する重み付け係数K_AF_H、K_AF_V、K_IMG_HおよびK_IMG_Vは、瞳分割の方向が図4(B)に示すように水平方向のみである場合は、
K_AF_H=1
K_AF_V=0
K_IMG_H=1
K_IMG_V=1
と設定してもよい。これは、焦点検出(AF)は水平方向での収差に大きく影響され、撮像画像は水平方向の収差と垂直方向の収差を1:1で平均した収差状態でピント状態を判断することが一般的であるためである。
色に対する重み付け係数K_AF_R、K_AF_G、K_AF_B、K_IMG_R、K_IMG_GおよびK_IMG_Bは、例えば焦点検出用画素がベイヤー配列中のGのみである場合は、
K_AF_R=0
K_AF_G=1
K_AF_B=0
K_IMG_R=0.3
K_IMG_G=0.5
K_IMG_B=0.2
と設定してもよい。これは、焦点検出に対してGの色収差のみが影響し、撮像画像においては所望のホワイトバランス係数によって重み付けされた色ごとの色収差の影響でピント状態が変動するためである。
本実施例のように露光時間に応じて焦点状態を評価する空間周波数帯域(評価帯域)を分けることで、像振れの影響による焦点検出誤差の発生を抑え、焦点検出精度を向上させることができる。なお、本実施例では、撮像時とAF時とともに所定値TV0を境界として空間周波数帯域を分けているが、撮像時とAF時とで異なる所定値として第1および第2の所定時間を用いてもよい。また、本実施例では、1つの露光時間(所定値TV0)を境界として空間周波数帯域を2つに分けているが、2つ以上の露光時間を境界として空間周波数帯域を3つ以上に分けてもよい。
実施例1では、撮像露光時間に応じて撮像画像評価時に焦点状態を評価する画像評価帯域を変更する場合について説明した。これに対して本発明の実施例2では、撮像光学系(撮像装置)の振れ量、言い換えれば像面での像振れ量に基づいて画像評価帯域を変更することでAF評価帯域との関係を調節する。画像評価帯域の決定方法以外は実施例1と共通するため、ここでは共通する説明は省略する。また、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
像振れを検出する方法としては、振動ジャイロ(角速度センサ)等の振れセンサを用いる方法や動画撮像において順次生成されるフレーム画像間で動きベクトルを検出する方法等がある。本実施例では、これらのうちいずれかの方法を用いて検出した像振れ量に応じて画像評価帯域、言い換えれば第1の焦点評価情報としての重み付け係数を決定する。
図10のフローチャートを用いて、本実施例におけるカメラMPU125が行う焦点評価情報の取得処理について説明する。ステップS201において、カメラMPU125は、撮像露光時間を取得する。そして、ステップS202において、撮像露光時間が所定値TV0より長いか否かを判定する。
撮像露光時間が所定値TV0より短い場合は、カメラMPU125は、ステップS206においてK_IMG_FQとしてK_IMG_FQ_1を取得する。撮像露光時間が所定値TV0より長い場合は、カメラMPU125は、ステップS203に進んで、検出した撮像時の像振れ量(第1の像振れ量)が所定値Xより大きいか否かを判定する。
カメラMPU125は、像振れ量が所定値(第1の所定量)Xより大きい場合はステップS204にてK_IMG_FQとしてK_IMG_FQ_00を取得する。また、像振れ量が所定値Xより小さい場合はステップS205にてK_IMG_FQとしてK_IMG_FQ_01を取得する。
K_IMG_FQ_00、K_IMG_FQ_01およびK_IMG_FQ_1はそれぞれ上記4つの空間周波数FQ1〜FQ4における重み付け係数からなるK_IMG_FQ_00、K_IMG_FQ_01およびK_IMG_FQ_1が示す重み付け係数を空間周波数FQ1〜FQ4に乗じて得られる重み付け平均空間周波数で比較すると以下の関係がある。
K_IMG_FQ_00<K_IMG_FQ_01<K_IMG_FQ_1
このことは、撮像露光時間が短い場合は、像振れの影響が小さいために画像評価帯域が高いことを意味する。また、撮像露光時間が長くて像振れ量が大きい場合は被写体の空間周波数が低域側に偏っていると考えられるため、画像評価帯域をより低域側に設定することを意味する。
本実施例では、像振れ量に応じて画像評価帯域を変更する場合について説明したが、同様に焦点検出時の像振れ量(第2の像振れ量)に応じてAF評価帯域を変更してもよい。すなわち、カメラMPU125は、像振れ量が所定値(第2の所定量)Xより大きい場合はK_AF_FQとしてK_AF_FQ_00を取得する。また、像振れ量が所定値Xより小さい場合はK_AF_FQとしてK_AF_FQ_01を取得する。K_AF_FQ_00、K_AF_FQ_01およびK_AF_FQ_1はそれぞれ上記4つの空間周波数FQ1〜FQ4における重み付け係数かならる。K_AF_FQ_00、K_AF_FQ_01およびK_AF_FQ_1が示す重み付け係数を空間周波数FQ1〜FQ4に乗じて得られる重み付け平均空間周波数で比較すると以下の関係がある。
K_AF_FQ_00<K_AF_FQ_01<K_AF_FQ_1
このことは、AF露光時間が短い場合は、像振れの影響が小さいためにAF評価帯域が高いことを意味する。また、AF露光時間が長くて像振れ量が大きい場合は被写体の空間周波数が低域側に偏っていると考えられるため、AF評価帯域をより低域側に設定することを意味する。
また、本実施例では1つの像振れ量(所定値X)を境界として評価帯域を2つの周波数帯域間で変更するが、2以上の像振れ量を境界として評価帯域を3つ以上の周波数帯域間で変更してもよい。さらに、撮像画像についての所定値Xと焦点検出についての所定値とを互いに同じ値にしてもよいし、互いに異なる値にしてもよい。さらに、公知の予測方法により撮像画像についての像振れ量を予測(推定)してもよい。
上記各実施例では、レンズ交換型デジタルカメラについて説明したが、本発明は、レンズ一体型デジタルカメラやビデオカメラも実施例として含む。また、カメラを備えた携帯電話機、パーソナルコンピュータ、ゲーム機等の広義の撮像装置も本発明の実施例に含まれる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
120 撮像装置
125 カメラMPU
129 位相差AF部

Claims (5)

  1. 撮像光学系の焦点状態を検出して焦点検出情報を生成する焦点検出手段と、
    前記焦点検出情報を補正するための補正値を取得する補正値取得手段と、
    前記補正値により補正された前記焦点検出情報を用いてフォーカス制御を行う制御手段と
    像振れ量を検出する振れ検出手段とを有し、
    前記補正値は、前記撮像光学系を用いた撮像により生成された撮像画像の焦点状態が評価される空間周波数である第1の評価帯域を変数として含み、
    前記撮像時の露光時間である第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ前記撮像時に検出された第1の像振れ量が第1の所定量より大きい場合の前記第1の評価帯域は、前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より長く、かつ前記第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の前記第1の評価帯域に比べて低く、
    前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より長く、かつ前記第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の前記第1の評価帯域は、前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より短い場合の前記第1の評価帯域に比べて低いことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正値取得手段は、前記第1の所定時間を前記撮像光学系の焦点距離に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正値は、前記焦点検出手段により前記撮像光学系の焦点状態が評価される空間周波数である第2の評価帯域を変数として含み、
    前記焦点状態の検出時の露光時間である第2の露光時間が第2の所定時間より長、かつ前記焦点状態の検出時に検出された第2の像振れ量が第2の所定量より大きい場合の前記第2の評価帯域は、前記第2の露光時間が前記第2の所定時間より長く、かつ前記第2の像振れ量が第2の所定量より小さい場合の前記第2の評価帯域に比べて低く、
    前記第2の露光時間が前記第2の所定時間より長く、かつ前記第2の像振れ量が第2の所定量より小さい場合の前記第2の評価帯域は、前記第2の露光時間が前記第2の所定時間より短い場合の前記第2の評価帯域に比べて低いことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 撮像光学系の焦点状態を検出して焦点検出情報を生成する焦点検出手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記焦点検出情報を補正するための補正値を取得するステップと、
    前記補正値により補正された前記焦点検出情報を用いてフォーカス制御を行うステップと
    像振れ量を検出するステップとを有し、
    前記補正値は、前記撮像光学系を用いた撮像により生成された撮像画像の焦点状態が評価される空間周波数である第1の評価帯域を変数として含み、
    前記撮像時の露光時間である第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ前記撮像時に検出された第1の像振れ量が第1の所定量より大きい場合の前記第1の評価帯域は、前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より長く、かつ前記第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の前記第1の評価帯域に比べて低く、
    前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より長く、かつ前記第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の前記第1の評価帯域は、前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より短い場合の前記第1の評価帯域に比べて低いことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 撮像光学系の焦点状態を検出して焦点検出情報を生成する焦点検出手段を有する撮像装置のコンピュータに、
    前記焦点検出情報を補正するための補正値を取得するステップと、
    前記補正値により補正された前記焦点検出情報を用いてフォーカス制御を行うステップと
    像振れ量を検出するステップとを含む処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記補正値は、前記撮像光学系を用いた撮像により生成された撮像画像の焦点状態が評価される空間周波数である第1の評価帯域を変数として含み、
    前記撮像時の露光時間である第1の露光時間が第1の所定時間より長く、かつ前記撮像時に検出された第1の像振れ量が第1の所定量より大きい場合の前記第1の評価帯域は、前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より長く、かつ前記第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の前記第1の評価帯域に比べて低く、
    前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より長く、かつ前記第1の像振れ量が第1の所定量より小さい場合の前記第1の評価帯域は、前記第1の露光時間が前記第1の所定時間より短い場合の前記第1の評価帯域に比べて低いことを特徴とするフォーカス制御プログラム。
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