JP6548529B2 - 磁力計 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体に搭載され、海底鉱脈または沈没船といった磁気発生源を探知する磁力計に関する。
磁力計により海上の磁気異常を観測する場合、捜索地域により様々な雑音の特徴を示すため、雑音の大きさが不安定である。従来より知られている尤度比法では、雑音が大きい場合には雑音に対しても尤度比が非常に大きな値となる性質がある。また尤度比法は計測磁界時間波形の形状のみに着目しており、雑音の作る波形が目標の波形に似ているような場合にも尤度比が大きく出力されてしまうため、虚探知が頻繁に発生する傾向があった。
これを解決するために特許文献1と非特許文献3に記載された目標自動探知処理の手法がとられることがある。これらの目標自動探知処理方式の特徴は、目標自動探知処理の前処理において雑音(Noise:N)を下げて、信号対雑音比(Signal to Noise ratio:S/N)を向上させた上で目標自動探知処理を実行することで、低S/N比環境でも検知性能が向上する点である。特許文献1では、目標自動探知処理の前処理として、目標信号が存在すると想定される周波数帯域外の周波数成分をバンドパスフィルタにて除去してS/Nを改善させてから目標自動探知処理を実行することで、検知性能を向上させている。以下、目標信号が存在すると想定される周波数帯域は、磁気異常探知周波数帯域(Magnetic Anomaly Detection帯域:MAD帯域)と称する。
しかしながら、MAD帯域内にも雑音成分は存在するため、帯域内雑音成分によるS/Nの劣化は起きている。磁気雑音信号のスペクトルを分析すると、磁気雑音信号は、非特許文献4に示すように右肩下がりの直線的な磁気雑音信号のスペクトル傾斜に、局所的なピークを有するスペクトル微細構造が重畳したものとなっている。MAD帯域内の雑音のスペクトル成分は、低周波数成分が大きく、相対的に高周波成分が小さな右肩下がりの特性のため、スペクトル成分が信号成分と同等以上となることがあり、これがS/Nの劣化を招き、探知性能の劣化、すなわち失探または虚探知の増加を引き起こしている。
そこで、帯域内の雑音を制御して目標信号のS/Nを改善し、探知率を向上させるため、ノイズシェーピングの手法が用いられる。非特許文献1、2に示す通り、磁気雑音スペクトルと逆の周波数特性を有するノイズシェーピングフィルタ(Linear Prediction Filter, Autoregressive Filter)を用いて、帯域内磁気雑音スペクトルをフラットにする、すなわち白色化にすることでS/Nの改善を図ることが知られている。
特許第3707345号公報
Mihajlo Tomic,Peter T. Sullivan, and Vincent K. Mcdonald, "Wireless, acoustically linked, undersea,magnetometer sensor network", Electronic Measurement & Instruments, 2009. ICEMI '09. 9th International Conference on Larry Marple, "A New Autoregressive Spectrum Analysis Algorithm", IEEE Transactions on Acoustics, Speech, and Signal Processing, Vol. ASSP−28, No.4, August 1980 Arie Sheinker, Boris Ginzburg, Nizan Salomonski, Phineas A. Dickstein, Lev Frumkis, and Ben−Zion Kaplan, "Magnetic Anomaly Detection Using High−Order Crossing Method", IEEE Transactions on Geoscience and Remote Sensing, 2011 Brian S. Bourgeois, Jerry H. Ross, and Will Avera, "High Accuracy Magnetic Measurements with the ASQ−81 Scalar Magnetometer", IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement, Vol.40, No.4, August 1991 (p.785,Fig.1)
上記で述べた従来の前処理フィルタは、以下の4つの問題を有している。
(1)いずれも移動体の近くの海域で収集された磁気雑音信号を周波数分析し、その結果をフィルタ特性に反映させる適応化処理を実施する。目標である孤立波形の長さは通常5〜15s程度であり、従って目標信号が存在するMAD帯域は0.06〜0.2Hzとなる。一方で、この周波数帯域の信号を分析するために必要な磁気信号を収集するためには、通常1.5分から3分掛かる。従って、磁気信号が収集されるまでは前処理フィルタの効果が得られない。
(2)磁気雑音信号を収集している海域と、実際に目標が存在する海域、すなわち探知処理を実施する海域とは通常異なるため、探知処理を実施する海域の磁気雑音スペクトルの特性を、前処理フィルタが正しく反映しているとは限らない。
(3)ノイズシェーピングの効果を得るためには、フィルタ次数が高次のものを使用することとなる。非特許文献1、2に示されているフィルタは、20次のフィルタである。このフィルタに目標信号である孤立波形が入力された場合、フィルタの応答遅延の影響を受けて、実際に探知処理に目標信号が渡される時点で遅延時間が発生する。この遅延時間はフィルタ次数に比例する。従って磁力計を搭載した移動体が目標の上空を通過してから自動探知結果が出力されるまでの遅延時間が大きくなる傾向がある。
(4)前処理フィルタの適応動作、すなわち磁気雑音スペクトルの分析に、非特許文献2に示される線形予測法を用いた場合、磁気雑音は通常非特許文献4のようにスペクトルパワーが低周波数側で大きく、高周波数側になるに従い下がる右肩下がりの特性を有している。そのため、磁気雑音スペクトル分析の結果、磁気雑音スペクトルの局所ピークを示す極点は、スペクトルパワーの大きい低周波数側に偏る結果となる。このため、高周波数側に存在する磁気雑音スペクトルの局所ピークが表れにくくなる。この結果を用いて前処理フィルタの適応化処理を行い、このフィルタを使って前処理を行った場合、高周波数側の磁気雑音スペクトルの局所ピークが消せずフラットにならず、結果的にS/Nが向上しないこととなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、探知率の低下を抑制しながら目標探知の遅延を抑制できる磁力計を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る磁力計は、磁気雑音スペクトルのスペクトル傾斜を無くす補正を行い、第1の磁気雑音スペクトルとして出力する第1のフィルタと、線形予測分析により、前記第1の磁気雑音スペクトルの線形予測係数を算出する線形予測係数算出部と、前記第1の磁気雑音スペクトルと逆の特性を有し、前記線形予測係数に基づいて前記第1の磁気雑音スペクトルを反転した第2の磁気雑音スペクトルを出力する第2のフィルタと、前記第2の磁気雑音スペクトルに含まれる磁気信号の孤立波形を検知して出力する目標自動探知処理部と、を備える。
本発明によれば、探知率の低下を抑制しながら目標探知の遅延を抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る磁力計の運用形態を示す図 本発明の実施の形態1に係る磁力計の構成図 本発明の実施の形態1に係る磁力計の前処理部を中心に示す図 磁気雑音スペクトルと第1のフィルタの特性を説明するための図 第1のフィルタから出力される第1の磁気雑音スペクトルを示す図 第1のフィルタの構成例を示す図 線形予測係数算出部で行われる線形予測分析の結果と第2のフィルタのフィルタ特性を示す図 線形予測係数算出部で行われる線形予測分析における窓関数の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る磁力計の前処理部を中心に示す図 磁力計を搭載した航空機と、目標の磁気発生源である船と、目標以外の磁気発生源とを模式的に示す図 図10に示す距離L1が距離L2と等しい場合に第2のフィルタに入力される磁気雑音スペクトルと目標信号スペクトルを表す図 本発明の実施の形態2に係る磁力計の前処理部の変形例を示す図 図12に示す前処理部により補正される前後の磁気雑音スペクトルと目標信号スペクトルを表す図 LSF調整部におけるLSFの調整方法を説明するための図 本発明の実施の形態3に係る磁力計の前処理部を中心に示す図 磁気雑音の周波数特性の変化の激しい海域で観測されるLSFの移動量を説明するための図 本発明の実施の形態3に係る磁力計の前処理部の変形例を示す図 図17に示す前処理部の係数変換部における外挿処理を説明するための図
以下に、本発明の実施の形態に係る磁力計を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る磁力計の運用形態を示す図である。図1には、海面1の上空を飛行する移動体である航空機2と、航空機2に搭載された磁力計3と、海底4に沈む船5とが示される。航空機2が海面1の上空を飛行することにより、磁力計3は、船5が作る磁界によって乱された地磁気の異常を検知し、船5の所在を捜索する。
図2は本発明の実施の形態1に係る磁力計の構成図である。磁力計3は、目標が作る有意な孤立状の波形の特徴を表現する参照関数Rを生成する参照関数発生部10と、航空機2の周囲を張る磁界値Xを計測する高感度スカラ磁気センサ11と、航空機2が自ら発生する磁気雑音を補償するために移動体周囲のベクトル磁界値を計測するベクトル磁気センサ12と、高感度スカラ磁気センサ11の出力及びベクトル磁気センサ12の出力を入力とし、移動体が発生する磁気雑音を補償する磁気補償部13とを備える。
さらに磁力計3は、磁気補償部13が出力する磁気補償後の磁界値である磁気雑音スペクトルを入力とし、磁気雑音スペクトルの局所ピークをフラットにして目標自動探知処理部20に出力する前処理部14と、前処理部14が出力する磁気雑音スペクトルと参照関数発生部10が発生する参照関数Rを入力とし、信号源は雑音と上記孤立波形の特徴を持つ参照関数Rの合成であるという仮説に対する磁気補償後の磁界値の尤度を求める第1の尤度算出部15と、前処理部14が出力する磁気雑音スペクトルを入力とし、信号源は雑音のみであるという仮説に対する磁気補償後の磁界値の尤度を求める第2の尤度算出部16とを備える。
さらに磁力計3は、第1の尤度算出部15及び第2の尤度算出部16で求めた尤度を入力とし、これらの比を求める尤度比算出部17と、尤度比算出部17で求まる尤度比と閾値とを入力し、尤度比に対する閾値検定を行って、2つの仮説の一方を選択することにより目標を探知する目標探知部18とを備える。
参照関数発生部10、第1の尤度算出部15、第2の尤度算出部16、尤度比算出部17および目標探知部18は目標自動探知処理部20を構成する。
図3は本発明の実施の形態1に係る磁力計の前処理部を中心に示す図である。前処理部14は、磁気雑音のスペクトル傾斜を補正し、第1の磁気雑音スペクトルとして出力する第1のフィルタ14−1と、第1のフィルタ14−1で磁気雑音スペクトル傾斜が補正された磁気雑音信号により、線形予測分析を実施し、線形予測分析で得られた磁気雑音スペクトルの特性を表す係数である線形予測係数(Linear Predictive Coefficient:LPC)を算出する線形予測係数算出部14−2と、第1の磁気雑音スペクトルと逆の特性を有し、LPCに基づいて第1の磁気雑音スペクトルを反転した第2の磁気雑音スペクトルを出力する第2のフィルタ14−3とを備える。
前処理部14と目標自動探知処理部20の動作を説明する。(1)まず磁気雑音スペクトルのスペクトル概形と逆の特性を持つ磁気雑音スペクトルの傾斜補正フィルタである第1のフィルタ14−1により、スペクトル傾斜を無くした上で、(2)線形予測係数算出部14−2により、線形予測法を用いたスペクトル分析を行い、(3)スペクトル分析結果と逆の特性を持つ第2のフィルタ14−3により、磁気雑音スペクトルの局所ピークをフラットにする。(4)これら2つのフィルタを通過した磁気信号は目標自動探知処理部20に入力され、目標自動探知処理部20において目標自動探知処理が行われ、自動探知結果を得る。
図4は磁気雑音スペクトルと第1のフィルタの特性を説明するための図である。図4(A)および図4(B)の縦軸はスペクトルパワーを表し、図4(A)および図4(B)の横軸は周波数を表す。磁気雑音信号は、図4(A)に示すように、右肩下がりの直線的な磁気雑音信号のスペクトル傾斜に局所的なピークを有する磁気雑音スペクトルの微細構造が重畳されたものとなっている。
上記の非特許文献4に示されている通り、MAD帯域近くでの磁気雑音スペクトルは、−6dB/octaveから−12dB/octaveの傾斜を有している。これを図4(A)のMAD帯域周辺に限った局所的な磁気雑音スペクトルに当てはめると、図4(A)の点線の通り、磁気雑音スペクトルの包絡線状の特性を示す。磁気雑音スペクトル傾斜と反対の右肩上がりの周波数特性を持たせたものが、図4(B)に示す第1のフィルタ14−1の特性である。
図4(A)に示す磁気雑音信号を第1のフィルタ14−1に通過させて得られた磁気雑音スペクトルを図5に示す。
図5は第1のフィルタから出力される第1の磁気雑音スペクトルを示す図である。図5の縦軸はスペクトルパワーを表し、図5の横軸は周波数を表す。図5に示すように第1のフィルタ14−1を通過した磁気雑音スペクトルは、図4(A)に示す磁気雑音スペクトル傾斜が除かれ、微細構造だけがフラットになるよう補正される。
図6は第1のフィルタの構成例を示す図である。第1のフィルタ14−1は、例えば磁気雑音スペクトル傾斜が−6dB/octaveならば、+6dB/octaveの特性を有するフィルタとなるが、これをディジタルフィルタで実現する場合、図6(A)に示す1次のFIRフィルタで実現することができる。また、+12dB/octaveならば、図6(B)に示す2次のFIRフィルタで実現可能である。
図7は線形予測係数算出部で行われる線形予測分析の結果と第2のフィルタのフィルタ特性を示す図である。図7の縦軸はスペクトルパワーを表し、図7の横軸は周波数を表す。線形予測分析の結果、図7の点線で示す磁気雑音スペクトルが得られる。実線は第2のフィルタ14−3の特性である。点線で示す磁気雑音スペクトルでは第1のフィルタ14−1においてスペクトル傾斜成分が除かれている。スペクトル傾斜成分を除いておくことにより、低周波帯域に偏っていた極点または零点が高周波寄りに分散されるため、高周波領域の特性が良くなる。具体的には、線形予測時にフィルタの特徴点である極点または零点が、相対的にスペクトルパワーの大きい低周波帯域に偏り、高周波帯域の特性が悪くなること、すなわちピーク特性が鈍ることを回避できる。またスペクトル傾斜成分を除いておくことにより、海域間の雑音特性に大きな差があっても、特性のギャップは抑えられる。
線形予測係数算出部14−2は、第2のフィルタ14−3の構成に当たり図5に示す磁気雑音スペクトルと反対の特性を有するようにLPCを算出する。LPCの算出方法は上記の非特許文献2を含む公知文献に開示されている通りである。
図8は線形予測係数算出部で行われる線形予測分析における窓関数の一例を示す図である。線形予測分析に当たっては、磁気雑音スペクトルを分析する区間を切り出し所望の特性を得るための窓関数を用いる。窓関数には通常、矩形窓またはHamming窓といった、時間軸について対象な窓を使用する。ここで、分析区間と処理探知区間との特性のギャップを小さくするためには、実線で示すように分析区間の近くに窓の重みづけのピークのある非対称窓を使用するのもよい。分析区間の重みづけピークが、対象窓よりも探知処理区間に近いため、探知処理区間に近い雑音特性を再現することができる。
実施の形態1に係る磁力計3によれば、磁気雑音スペクトルの白色化処理を、第1のフィルタ14−1による磁気雑音スペクトルの大雑把な傾斜補正と、線形予測係数算出部14−2および第2のフィルタ14−3によるスペクトル微細構造の補正とに分けて実現したことに特徴がある。
また、上記の通りフィルタを2段構成にしたことにより、第2のフィルタ14−3の高周波数帯域における局所ピーク特性が強調される。この帯域は探知信号の周波数成分も含まれているため、第2のフィルタ14−3の特性劣化により消しきれなかった雑音での虚探知を減らせるという効果がある。また、低周波数側に偏る傾向のあったフィルタ特性のピークを高周波数側にも割り当てやすくすることで、高周波数側の局所スペクトルピークにも対応でき、よりS/Nを向上させることができる。
また、第1のフィルタ14−1は高々2次のFIRフィルタで実現でき、第2のフィルタ14−3はMAD帯域内のスペクトルピークの個数に応じて次数が決まるため、これも高々10次で実現できる。従って、トータルのフィルタ次数は従来の前処理フィルタよりも減らすことができるため、フィルタ応答遅延による自動探知遅延時間を減らすことができる。
なお実施の形態1では航空機2に磁力計3を搭載した例を説明したが、磁力計3は航空機2以外の移動体に搭載してもよく、航空機2以外の移動体に搭載された磁力計3においても上記と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2に係る磁力計の前処理部を中心に示す図である。実施の形態2の磁力計3では、実施の形態1の前処理部14の代わりに前処理部14Aが用いられる。前処理部14Aは、実施の形態1の前処理部14と同様に第1のフィルタ14−1、線形予測係数算出部14−2および第2のフィルタ14−3を備える。さらに前処理部14Aは、図1に示す航空機2から得られる機体情報に基づいて目標から発生される信号周波数帯を算出する第1の信号周波数帯計算部14−4と、航空機2から得られる機体情報に基づいて目標以外の磁気発生源から発生される信号周波数帯を算出する第2の信号周波数帯計算部14−5と、重畳周波数帯推定部14−6と、しきい値調整部14−7とを備える。
重畳周波数帯推定部14−6は、線形予測係数算出部14−2で算出された線形予測係数と第1の信号周波数帯計算部14−4と第2の信号周波数帯計算部14−5で算出された信号周波数帯とに基づいて、線形予測係数に含まれる磁気信号の孤立波形と、第2のフィルタ14−3から出力される第2の磁気雑音スペクトルとが重畳する可能性のある重畳周波数帯を推定する。
しきい値調整部14−7は、目標自動探知処理部20が目標自動探知処理で用いる探知しきい値を、重畳周波数帯推定部14−6で推定された重畳周波数帯において調整する機能を備える。
しきい値調整部14−7の機能を説明するに当たり、適用事例を図10を使って説明する。図10は磁力計を搭載した航空機と、目標の磁気発生源である船と、目標以外の磁気発生源とを模式的に示す図である。図10では目標以外の磁気発生源6を、海底4の地質雑音源としている。しきい値調整部14−7の機能が効果を発揮するのは、例えば目標である船5が航空機2の鉛直下よりも水平方向に離れた場所に存在し、航空機2から船5までの距離L1が、航空機2から磁気雑音スペクトルの局所ピークをとる磁気発生源6までの距離L2と等しい値となる場合である。
図10に示すように海底4に地質雑音の原因となる要因が含まれていた場合、線形予測分析結果として得られる磁気雑音スペクトルは、航空機2と海底4との間の距離L2に応じた周波数帯付近にピークを持つものとなる。実施の形態2ではこの周波数帯を重畳周波数帯と称し、重畳周波数帯の中心周波数をfaとする。
図11は図10に示す距離L1が距離L2と等しい場合に第2のフィルタに入力される磁気雑音スペクトルと目標信号スペクトルを表す図である。図11(A)および図11(B)の縦軸はスペクトルパワーを表し、図11(A)および図11(B)の横軸は周波数を表す。図11(A)および図11(B)には前述した重畳周波数帯が示される。海底の磁気発生源6と目標である船5とが等距離にあるため、磁気発生源6に起因する雑音スペクトルは船5から得られる信号スペクトルに近いものとなる。従って、第2のフィルタ14−3で得られる特性は、重畳周波数帯で減衰量が大きくなる。
ここで、距離L1は距離L2と等しいため、第2のフィルタ14−3で得られる目標磁気信号の周波数帯は、第2のフィルタ14−3の局所ピークの近くに重なる。その場合、磁気雑音とともに目標磁気信号レベルも同時に減衰させてしまうこととなり、図11(B)に示す通り、S/Nの向上がさほど期待できなくなる。
ただし、航空機2の位置から海図をもとに海底4の深度が判り、また航空機2の高度は機体の計測器から知り得るため、航空機2から海底4までの距離L2は推測可能である。これに航空機2の速度、すなわち対地速度を計測器から得ることにより、海底4からの磁気雑音の周波数を推定することができる。重畳周波数帯推定部14−6は、このように航空機2の位置、高度および速度として用いて、スペクトルが重なる可能性のある重畳周波数帯を限定する。実施の形態2では航空機2の位置、高度および速度を機体情報と称している。
そして、図9に示すしきい値調整部14−7は、重畳周波数帯に磁気雑音スペクトルピークが存在する場合に限り、しきい値調整用の係数を算出し、その結果を目標自動探知処理部20に入力し、重畳周波数帯における目標自動探知処理の探知しきい値を下げる。
上記記載の処理を実施することにより、しきい値を下げて虚探知率を上げるリスクを限定的にすることで、単純にしきい値を下げることによる虚探知上昇の可能性を、完全ではないものの排除することができるため、より信頼性の高い目標自動探知処理を構築することができる。
図9から図11に示す方法以外にも、重畳周波数帯のスペクトルピークを緩和させることにより、同周波数帯の減衰量を下げてS/Nを維持する方法がある。以下にその方法を説明する。
図12は本発明の実施の形態2に係る磁力計の前処理部の変形例を示す図である。図12に示す前処理部14Bは、前述した前処理部14Aのしきい値調整部14−7の代わりに係数補正部14−20を備える。係数補正部14−20は、LPCをLSFに変換するLPC/LSF変換部14−8と、LSF調整部14−9と、LSFをLPCに変換するLSF/LPC変換部14−10とを備える。その他の構成要素は前処理部14Aと同様である。
図13は図12に示す前処理部により補正される前後の磁気雑音スペクトルと目標信号スペクトルを表す図である。図13(A)および図13(B)の縦軸はスペクトルパワーを表し、図13(A)および図13(B)の横軸は周波数を表す。図13(A)に示す点線の磁気雑音スペクトルは、線スペクトル周波数(Line Spectral Frequencies:LSF)の調整が行われる前、すなわち補正前の磁気雑音スペクトルである。実線の磁気雑音スペクトルは、LSFの調整が行われた後、すなわち補正後の磁気雑音スペクトルである。
次に前処理部14Bの動作を説明する。(1)線形予測係数算出部14−2が線形予測分析によって磁気雑音スペクトルのLPCを得る。(2)LPC/LSF変換部14−8により、線形予測係数算出部14−2の分析結果であるLPCが一旦LSFに変換される。(3)LSF調整部14−9は、重畳周波数帯推定部14−6で推定された重畳周波数帯において変換後のLSFを調整する。なおLSF調整部14−9におけるLSFの調整の具体例は後述する。LSFを調整することにより、重畳周波数帯に存在するスペクトルピークのみ緩和される。図13(A)に示す実線が緩和されたスペクトルピークを表す。(4)最後にLSF/LPC変換部14−10により、LSFが再びLPCに変換され、変換されたLPCは第2のフィルタ14−3のフィルタ係数として用いられる。このフィルタ係数を用いることで、図13(B)に示すように、図11(B)と比較し、重畳周波数帯におけるS/Nの劣化を改善することができる。
図14はLSF調整部におけるLSFの調整方法を説明するための図である。図14(A)および図14(C)の縦軸はスペクトルパワーを表し、図14(A)および図14(C)の横軸は周波数を表す。図14(A)には、LSFの調整が行われる前の磁気雑音スペクトルが示される。図14(B)には、図14(A)に示す磁気雑音スペクトルの概形に対応したLSFが示される。図14(B)に示すようにLSFの位置の粗密が磁気雑音スペクトルの概形を表す。すなわちLSFの位置の粗密が密であればそこにスペクトルピークが存在することを示す。LSF調整部14−9はfa付近のLSFに限定して、LSFの間隔を密から疎に調整することにより、スペクトルピークの山を緩和できる。図14(C)にはLSFの調整が行われた後の磁気雑音スペクトルが示される。
図13(B)に示す通り、重畳周波数帯のスペクトルピークを緩和させることにより、同周波数帯の減衰量を下げてS/Nを維持することができる。
実施の形態2の前処理部14Aおよび前処理部14Bを用いることにより、ノイズシェーピングによるS/Nの劣化を限定的にすることができ、失探の防止に寄与することができる。
実施の形態3.
図15は本発明の実施の形態3に係る磁力計の前処理部を中心に示す図である。実施の形態3の磁力計3では、実施の形態1の前処理部14の代わりに前処理部14Cが用いられる。前処理部14Cは、実施の形態1の前処理部14と同様に第1のフィルタ14−1、線形予測係数算出部14−2および第2のフィルタ14−3を備える。さらに前処理部14Cは、LPCをLSFに変換するLPC/LSF変換部14−11と、LSFを用いて磁気雑音スペクトルの変化量を評価するスペクトル変化量評価部14−12と、スペクトル変化量評価部14−12で評価された磁気雑音スペクトルの変化量に応じて、線形予測係数算出部14−2の実行周期を制御する実行周期制御部14−13とを備える。すなわち図15に示す前処理部14Cは、実施の形態1の前処理部14に、磁気雑音スペクトルの状態に応じて第2のフィルタ14−3の更新周期を調整する機能を付加したものである。
図16は磁気雑音の周波数特性の変化の激しい海域で観測されるLSFの移動量を説明するための図である。実施の形態3は、雑音の周波数特性の変化の激しい海域での適用を想定している。雑音の周波数特性の変化の激しい海域とは例えば海底の地形が複雑な海域である。周波数特性の変化が激しくフィルタ特性の更新が雑音特性の変化に追随できない場合、雑音の白色化がうまくいかずS/Nの改善が見込めない。
図16に示すようにLSFの位置の粗密が磁気雑音スペクトルの概形を表す。すなわちLSFの位置の粗密が密であればそこにスペクトルピークが存在することを示す。一方で、LSFの移動量が大きいほど、磁気雑音スペクトルの概形の変化が激しいことになる。
図15に示す前処理部14Cは、磁気雑音スペクトルの変化量に着目し、磁気雑音スペクトルの変化量が大きくなるほど、第2のフィルタ14−3の更新周期、すなわち線形予測係数算出部14−2における係数算出の実行周期を短くすることにより、S/Nの改善を図るように構成されている。
前処理部14Cの動作を簡単に説明する。(1)線形予測係数算出部14−2が線形予測分析によって磁気雑音スペクトルのLPCを得る。(2)LPC/LSF変換部14−11により、線形予測係数算出部14−2の分析結果であるLPCが一旦LSFに変換される。(3)スペクトル変化量評価部14−12は、磁気雑音スペクトルの変化量を評価する。(4)評価の結果、磁気雑音スペクトルの変化量の大きい海域においては、実行周期制御部14−13は、線形予測係数算出部14−2における係数算出の実行周期を短くする。なお実行周期の調整は、例えばスペクトル変化量が大きくなるほど実行周期を短くするようにしてもよいし、磁気雑音スペクトルの変化量が特定の値を超えたとき、実行周期を特定の第1の値から第1の値よりも小さい第2の値に変更することとしてもよい。
ただし、線形予測係数算出部14−2の計算負荷は高いため、実行する計算機のCPU(Central Processing Unit)の処理能力が限られている場合、例えば、廉価なCPUを用いて探知性能の向上を図りたい場合、前処理部14Cを以下のように構成する。
図17は本発明の実施の形態3に係る磁力計の前処理部の変形例を示す図である。図18は図17に示す前処理部の係数変換部における外挿処理を説明するための図である。図17に示す前処理部14Dは、前述した前処理部14Cの実行周期制御部14−13の代わりに係数変換部14−14を備える。係数変換部14−14は、スペクトル変化量評価部14−12で評価された磁気雑音スペクトルの変化量に応じて、LSFの外挿処理を行い、外挿処理後のLSFをLPCに変換して出力する。
図18に示すように係数変換部14−14は、外挿処理において、例えば現更新周期を基準にして更新2周期前のLSFの位置と更新1周期前のLSFの位置とを用いて、最新の時刻におけるLSFの位置を予測する。このように線形特性の良いLSFの外挿処理を用いて、係数の更新を簡易的に実現することによっても図15に示す前処理部14Cと同様の効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 海面、2 航空機、3 磁力計、4 海底、5 船、6 磁気発生源、10 参照関数発生部、11 高感度スカラ磁気センサ、12 ベクトル磁気センサ、13 磁気補償部、14,14A,14B,14C,14D 前処理部、14−1 第1のフィルタ、14−2 線形予測係数算出部、14−3 第2のフィルタ、14−4 第1の信号周波数帯計算部、14−5 第2の信号周波数帯計算部、14−6 重畳周波数帯推定部、14−7 しきい値調整部、14−8 LPC/LSF変換部、14−9 LSF調整部、14−10 LSF/LPC変換部、14−11 LPC/LSF変換部、14−12 スペクトル変化量評価部、14−13 実行周期制御部、14−14 係数変換部、14−20 係数補正部、15 第1の尤度算出部、16 第2の尤度算出部、17 尤度比算出部、18 目標探知部、20 目標自動探知処理部。

Claims (6)

  1. 磁気雑音スペクトルのスペクトル傾斜を無くす補正を行い、第1の磁気雑音スペクトルとして出力する第1のフィルタと、
    線形予測分析により、前記第1の磁気雑音スペクトルの線形予測係数を算出する線形予測係数算出部と、
    前記第1の磁気雑音スペクトルと逆の特性を有し、前記線形予測係数に基づいて前記第1の磁気雑音スペクトルを反転した第2の磁気雑音スペクトルを出力する第2のフィルタと、
    前記第2の磁気雑音スペクトルに含まれる磁気信号の孤立波形を検知して出力する目標自動探知処理部と、
    を備える磁力計。
  2. 前記第2のフィルタは、時間軸で非対称の分析窓を有する請求項1に記載の磁力計。
  3. 前記線形予測係数に含まれる磁気信号の孤立波形と前記第2の磁気雑音スペクトルとが重畳する可能性のある重畳周波数帯を推定する重畳周波数帯推定部と、
    前記目標自動探知処理部が目標自動探知処理で用いる探知しきい値を、推定された前記重畳周波数帯において調整するしきい値調整部と、
    を備える請求項1または請求項2に記載の磁力計。
  4. 前記線形予測係数に含まれる磁気信号の孤立波形と前記第2の磁気雑音スペクトルとが重畳する可能性のある重畳周波数帯を推定する重畳周波数帯推定部と、
    前記線形予測係数を線スペクトル周波数に変換し、推定された前記重畳周波数帯において、変換後の前記線スペクトル周波数を調整することにより、前記線形予測係数算出部で算出された線形予測係数を補正して前記第2のフィルタへ出力する係数補正部と、
    を備える請求項1または請求項2に記載の磁力計。
  5. 前記線形予測係数を線スペクトル周波数に変換する変換部と、
    変換後の前記線スペクトル周波数を用いて前記第1の磁気雑音スペクトルの変化量を評価するスペクトル変化量評価部と、
    前記スペクトル変化量評価部で評価された前記第1の磁気雑音スペクトルの変化量に応じて、前記線形予測係数算出部の実行周期を制御する実行周期制御部と、
    を備える請求項1または請求項2に記載の磁力計。
  6. 前記線形予測係数を線スペクトル周波数に変換する変換部と、
    変換後の前記線スペクトル周波数を用いて前記第1の磁気雑音スペクトルの変化量を評価するスペクトル変化量評価部と、
    前記スペクトル変化量評価部で評価された前記第1の磁気雑音スペクトルの変化量に応じて、前記線スペクトル周波数の外挿処理を行い、外挿処理後の前記線スペクトル周波数を線形予測係数に変換する係数変換部と、
    を備える請求項1または請求項2に記載の磁力計。
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