JP6548514B2 - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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本発明は、ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置に関する。
ズームレンズ、特に一眼レフレックスカメラ用ズームレンズ等においては、カメラボディー内に揺動ミラーを配置するため、該揺動ミラーを収納しかつその揺動を妨げないための所定値以上のフランジバックを必要とする。該フランジバックは、その焦点距離に拘わらず所定値以上の長さであることが必要である。
従来、ズームレンズを所定値以上の長いフランジバックを有するようにするため、該ズームレンズの後方部分に位置するレンズ群に正レンズ群を配置している。しかしながら、近年の小型化したカメラボディーやデジタルスチルカメラ等においては、長いフランジバックを必要とせず、長いフランジバックを有しないズームレンズが製造販売されてきている。
一方、最近のズームレンズでは、動画撮影用に特化する等し、フォーカスレンズ群の小型化を図ったものや、手振れ補正に必要な手振れ補正レンズを具備した各種ズームレンズが製造販売されている。
特に、動画撮影時等のオートフォーカスを高速で連続して行うために、一部のレンズ群すなわちフォーカスレンズ群を光軸方向に高速で振動させてウォブリングを行う。ウォブリングは、合焦状態の変化すなわち非合焦状態→合焦状態→非合焦状態の変動を作り出し、その変動時の撮像素子の出力信号から画像領域の特定部分の特定周波数帯の信号成分を検出して、合焦状態となるフォーカスレンズ群の最適位置を演算する。フォーカスレンズ群をこの最適位置に移動させることにより、合焦作動を行う。該ウォブリングを高速かつ効率的に実現するためには、フォーカスレンズ群の小型化・軽量化が極めて有効である。
近年のカメラボディー等の小型化及びそれに伴うフランジバックの短縮化に合わせて、オートフォーカスズームレンズ自体の小型化が強く望まれている。オートフォーカスズームレンズの小型化には、フォーカスレンズ群の直径を小さくすることが有効である。合焦作動の高速化には、フォーカスレンズ群の直径の縮小化に加えて、フォーカスレンズ群の軽量化が有効である。
手振れ補正レンズを有するズームレンズにおいても、同様に、手振れによる画像劣化の影響を軽減させる手振れ補正駆動系の駆動負荷を軽減させるために、手振れ補正レンズ群の直径の縮小化に加えて、手振れ補正レンズ群の軽量化が有効である。
従来、光学像を受光して電気的な画像信号に変換する光電変換素子すなわち撮像センサは、入射光を効率的に受光するためにオンチップマイクロレンズ等を組み込んでいる。そのため、光電変換素子への入射光の光軸に対する傾斜角度に制限がある。この制限を満たすため、ズームレンズの射出瞳径を一定以上に大きくして、入射光の光軸に対する傾斜角度を小さくする、すなわち撮像センサへの入射光束のテレセントリック性を確保することが行われていた。例えば、従来、ズームレンズのレンズ後方部分に正レンズ群を配置し、テレセントリック性を確保する等各種の工夫がなされていた。
しかしながら、近年の撮像センサは、開口率の向上すなわち受光角度の拡大やオンチップマイクロレンズの光学的性能が向上し、ズームレンズ側に求められる射出瞳の位置や大きさに関する制限も小さくなっている。例えば、ズームレンズの後方部分に負レンズ群を配置して撮像センサの光軸に対して光束が斜入射するように構成しても、オンチップマイクロレンズとズームレンズの射出瞳のミスマッチ等による周辺減光(シェーディング)が目立ちにくくなっている。
また、近年、ソフトウェアやカメラシステムの進歩・向上もある。その結果、歪曲収差がある程度大きい場合、従来ならば結像性能の大きな障害となっていたが、近年は歪曲収差に基づいて発生する障害を画像信号処理により除去あるいは減少させることが可能になってきている。
特開平10−62688号公報 特開2012−83702号公報 特開2013−142781号公報 特許第5518530号公報
特許文献1の変倍光学系の実施例2においては、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とを少なくとも備えたズームレンズを提案している。しかしながら、前記実施例2では第2レンズ群の正のパワーが弱く、テレフォト化が困難である。そのため、Fナンバーが暗い光学系でありながら焦点距離に対する全長を短くすることができない。
特許文献2のズームレンズ系の実施例2,3,6では、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、少なくとも2つの後続レンズ群とを備えたズームレンズ系を提案している。しかしながら、このズームレンズ系において、第2レンズ群に含まれる正レンズのアッベ数が大きいため、特に望遠端での軸上色収差等の諸収差を補正することが困難となっている。
特許文献3のズームレンズの実施例5は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、正又は負の屈折力の第2レンズ群を有する前群と、光路を折り曲げる反射ミラーと、2以上のレンズ群を有する後群から構成されるズームレンズを提案している。しかしながら、このズームレンズにおいては、特に広角端での焦点距離に対するレンズ全長の比率が大きく、十分に小型化されていない。また、第2レンズ群の正のパワーが強過ぎることにより、特に望遠端での軸上色収差等の諸収差を補正することが困難となっている。
特許文献4の望遠ズームレンズの実施例1,2,3,4では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有する第5レンズ群からなるズームレンズの発明がなされている。しかしながら、これらのズームレンズにおいては、第2レンズ群に含まれる正レンズのアッベ数が大きいことにより、軸上色収差や倍率色収差等の諸収差を補正することが困難となっている。
(発明の目的)
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、全体として小型で、望遠側でもFナンバーが明るいズームレンズ及び撮像装置を提供するものである。
本発明に係るズームレンズは、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、及び正屈折力の第4レンズ群を備え、
広角端から望遠端への変倍時に、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群との間隔が大きくなるように且つ前記第4レンズ群との間隔が小さくなるように移動し、
以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズである。
(1) 13.000 ≦ ν2p ≦ 35.000
(2) 0.200 ≦ f1/f2 ≦ 1.250
ただし、
ν2p:第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
本発明に係る撮像装置は、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、及び正屈折力の第4レンズ群を備え、広角端から望遠端への変倍時に、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群との間隔が大きくなるように且つ前記第4レンズ群との間隔が小さくなるように移動し、以下の条件式(1)及び(2)を満足するズームレンズと、形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と、を備えたことを特徴とする撮像装置である。
(1) 13.000 ≦ ν2p ≦ 35.000
(2) 0.200 ≦ f1/f2 ≦ 1.250
ただし、
ν2p:第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
本発明は、全体として小型で、望遠側でもFナンバーが明るいズームレンズ及びこれを備えた撮像装置を構成することができる。
本発明の実施例1のズームレンズの光学断面図である。(1a)は広角端ズーム状態及び各レンズ群のズーム移動を示し、(1b)は中間ズーム状態を示し、(1c)は望遠端ズーム状態を示す。 本発明の実施例1のズームレンズの広角端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例1のズームレンズの中間ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例1のズームレンズの望遠端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例1のズームレンズの望遠端ズーム状態において第4レンズ群内の第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の実施例1のズームレンズの望遠端ズーム状態において第6レンズ郡内の第2手振れ補正レンズVC2による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の実施例2のズームレンズの光学断面図である。(7a)は広角端ズーム状態及び各レンズ群のズーム移動を示し、(7b)は中間ズーム状態を示し、(7c)は望遠端ズーム状態を示す。 本発明の実施例2のズームレンズの広角端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例2のズームレンズの中間ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例2のズームレンズの望遠端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例2のズームレンズの望遠端ズーム状態において第4レンズ群内の第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の実施例2のズームレンズの望遠端ズーム状態において第2レンズ郡内の第2手振れ補正レンズVC2による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の実施例3のズームレンズの光学断面図である。(13a)は広角端ズーム状態及び各レンズ群のズーム移動を示し、(13b)は中間ズーム状態を示し、(13c)は望遠端ズーム状態を示す。 本発明の実施例3のズームレンズの広角端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例3のズームレンズの中間ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例3のズームレンズの望遠端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例3のズームレンズの望遠端ズーム状態において第4レンズ群内の第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の実施例4のズームレンズの光学断面図である。(18a)は広角端ズーム状態及び各レンズ群のズーム移動を示し、(18b)は中間ズーム状態を示し、(18c)は望遠端ズーム状態を示す。 本発明の実施例4のズームレンズの広角端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例4のズームレンズの中間ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例4のズームレンズの望遠端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例4のズームレンズの望遠端ズーム状態において第4レンズ群内の第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の実施例5のズームレンズの光学断面図である。(18a)は広角端ズーム状態及び各レンズ群のズーム移動を示し、(18b)は中間ズーム状態を示し、(18c)は望遠端ズーム状態を示す。 本発明の実施例5のズームレンズの広角端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例5のズームレンズの中間ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例5のズームレンズの望遠端ズーム状態の縦収差図である。 本発明の実施例5のズームレンズの望遠端ズーム状態において第4レンズ群内の第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を行なわなかった場合(左側)と行った場合(右側)の横収差図である。 本発明の撮像装置の構成説明図である。
以下、本発明のズームレンズの実施形態について説明する。
本発明の一態様に係るズームレンズは、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、及び正屈折力の第4レンズ群を備え、
広角端から望遠端への変倍時に、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群との間隔が大きくなるように且つ前記第4レンズ群との間隔が小さくなるように移動し、
以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズである。
(1) 13.000 ≦ ν2p ≦ 35.000
(2) 0.200 ≦ f1/f2 ≦ 1.250
ただし、
ν2p:第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
すなわち、本発明の一態様に係るズームレンズは、物体側より順に、少なくとも正正負正・・・のズームレンズ構成を取ることにより、物体側に正レンズ群が多い構成を取る。その結果、テレフォト化をすることが容易となり、焦点距離に対するレンズ全長の比率を小さく、すなわち小型化することができる。本発明の一態様に係るズームレンズは、特に、望遠ズームレンズに好適であるが、それに限らず、どのような焦点距離領域であっても全長の短いズームレンズを提供することができる。
条件式(1)は、第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数を規定している。この数値が下限を下回ると、アッベ数が小さくなり過ぎ、軸上色収差や倍率色収差を補正することが困難となる。また、この数値が上限を上回ると、アッベ数が大きくなり過ぎ、軸上色収差や倍率色収差を補正することが困難となる。
条件式(1)に関し、より好ましくは、
15.000 ≦ ν2p ≦ 34.000
であり、さらにより好ましくは、
16.000 ≦ ν2p ≦ 33.000
である。
条件式(2)は、第2レンズ群の焦点距離と第1レンズ群の焦点距離の比を規定している。この数値が下限を下回ると、第2レンズ群のパワーが弱くなるため、テレフォト化をすることが困難となり、焦点距離に対するレンズ全長の比率を小さく、すなわち小型化することが困難となる。また、この数値が上限を上回ると、第2レンズ群のパワーが強くなる。この結果、収差補正のために第2レンズ群中のレンズ枚数が増加し、小型化が困難となる。
条件式(2)に関し、より好ましくは、
0.220 ≦ f1/f2 ≦ 1.150
であり、さらにより好ましくは、
0.240 ≦ f1/f2 ≦ 1.050
である。
本発明の一態様に係るズームレンズは、さらに、条件式(3)を満足することが好ましい。
(3) 0.700 ≦ f12w/fw ≦ 2.300
ただし、
f12w:広角端状態での第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離
fw:広角端の焦点距離
条件式(3)は、広角端の焦点距離に対する広角端状態での第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離との比率を規定する。第1レンズ群及び第2レンズ群が共に正レンズ群であり、双方のパワーを強めると光学全長を小さくできる反面、収差補正が困難になることから、条件式(3)はそのための最適な条件を規定するものである。
この数値が下限を下回ると、広角端状態での第1レンズ群と第2レンズ群のパワーが強くなることよって収差補正が難しくなり、第1レンズ群と第2レンズ群での軸上色収差や倍率色収差、コマ収差等の諸収差を良好に補正することが困難となる。また、この数値が上限を上回ると、広角端状態での第1レンズ群と第2レンズ群のパワーが弱くなり、テレフォト化をすることが困難になることから、特に広角端状態での全長を短くすることが困難となる。
条件式(3)に関し、より好ましくは、
0.800 ≦ f12w/fw ≦ 2.100
であり、さらにより好ましくは、
0.900 ≦ f12w/fw ≦ 1.900
である。
本発明の一態様に係るズームレンズは、さらに、条件式(4)を満足することが好ましい。
(4) 0.800 ≦ f1/√(fw×ft) ≦ 2.000
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
ft:望遠端の焦点距離
条件式(4)は、ズームレンズ全体の実効焦点距離に対する第1レンズ群の焦点距離との比率を規定している。第1レンズ群は、正レンズ群であり、パワーを強めるとズームレンズ全長を小さくできる反面、収差補正が困難になることから、条件式(4)は最適な条件を示すものである。
この数値が下限を下回ると、第1レンズ群のパワーが強くなり収差補正が難しくなり、第1レンズ群での軸上色収差や倍率色収差、コマ収差等の諸収差を良好に補正することが困難となる。また、この数値が上限を上回ると第1レンズ群のパワーが弱くなり、テレフォト化をすることが困難になることから、全長を短くすることが困難となる。
条件式(4)に関し、より好ましくは、
1.000 ≦ f1/√(fw×ft) ≦ 1.800
であり、さらにより好ましくは、
1.200 ≦ f1/√(fw×ft) ≦ 1.600
である。
本発明の一態様に係るズームレンズは、さらに、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5) 0.500 ≦ |(ft/fw)/(b3t/b3w)| ≦ 2.000
ただし、
b3t:第3レンズ群の望遠端における横倍率
b3w:第3レンズ群の広角端における横倍率
条件式(5)は、第3レンズ群の倍率変化に対する光学系全体の変倍比を規定している。本発明の一態様に係るズームレンズでは、第3レンズ群の移動に伴う倍率変化を効果的に使うために、該倍率変化を変倍比に寄与させている。その結果、変倍時に像面に対して固定となる群をより多く設けることが可能になった。すなわち、変倍時に多くのレンズ群が移動する従来のズームレンズと比較して、ズーム機構の簡略化や小型化、及びレンズ各群の相対偏芯等の影響で組立後に発生する設計性能に対する性能劣化を小さくすることを可能にした。条件式(5)は、第3レンズ群の倍率変化として最適な条件を規定するものである。
この数値が下限を下回ると、第3レンズ群以外のレンズ群で広角端から望遠端への変倍時に倍率を減少させるレンズ群が存在するため、レンズ群やレンズ枚数の削減及び小型化をすることが困難となる。また、この数値が上限を上回ると、第3レンズ群以外のレンズ群で倍率を増加させるレンズ群が必要となるため、変倍時に移動させるレンズ群が多く、また移動量も大きくなるため、小型化・軽量化が困難となる。
条件式(5)に関し、より好ましくは、
0.650 ≦ |(ft/fw)/(b3t/b3w)| ≦ 1.700
であり、さらにより好ましくは、
0.800 ≦ |(ft/fw)/(b3t/b3w)| ≦ 1.500
である。
本発明の一態様に係るズームレンズは、さらに、フォーカシングを行うフォーカスレンズ群を具備し、条件式(6)を満足することが好ましい。
(6) −0.500 ≦ ff/√(fw×ft) ≦ −0.100
ただし、
ff:フォーカスレンズ群の焦点距離
条件式(6)は、ズームレンズ全体の実効焦点距離に対するフォーカスレンズ群の焦点距離との比率を規定している。
この数値が下限を下回ると、フォーカスレンズ群のパワーが強く、収差補正のためにレンズ枚数が増え、フォーカスレンズ群の小型・軽量化をすることができない。また、この数値が上限を上回ると、フォーカスレンズ群のパワーが弱く、フォーカスに伴うレンズ移動量が大きくなるため、光学全長を短くすることが困難となる。
なお、フォーカスレンズ群は、上述した第1レンズ群から第4レンズ群の何れかを構成する一枚以上のレンズにより実現されてもよいし、第1レンズ群から第4レンズ群とは異なるレンズ群、例えば第5レンズ群により実現されてもよく、特に限定されるものではない。
条件式(6)に関し、より好ましくは、
−0.400 ≦ ff/√(fw×ft) ≦ −0.150
であり、さらにより好ましくは、
−0.350 ≦ ff/√(fw×ft) ≦ −0.180
である。
本発明の一態様に係るズームレンズは、さらに、光軸に対して垂直に移動させて手振れ補正を行う手振れ補正レンズ群を具備し、条件式(7)を満足することが好ましい。
(7) 0.100 ≦ |fv|/ft ≦ 0.500
ただし、
fv:手振れ補正レンズ群の焦点距離
条件式(7)は、望遠端の焦点距離に対する手振れ補正レンズ群の焦点距離との比率を規定している。
この数値が下限を下回ると、手振れ補正レンズ群のパワーが強くなり、収差補正のためにレンズ枚数が増え、手振れ補正レンズ群の小型・軽量化をすることができない。また、この数値が上限を上回ると、手振れ補正レンズ群のパワーが弱くなり、手振れ補正に伴うレンズ移動量が大きくなるため、外径を小さくすることが困難となる。
なお、手振れ補正レンズ群は、上述した第1レンズ群から第4レンズ群の何れかを構成する一枚以上のレンズにより実現されてもよいし、第1レンズ群から第4レンズ群とは異なるレンズ群、例えば第5レンズ群により実現されてもよく、特に限定されるものではない。
条件式(7)に関し、より好ましくは、
0.130 ≦ |fv|/ft ≦ 0.400
であり、さらにより好ましくは、
0.160 ≦ |fv|/ft ≦ 0.300
である。
本発明の一態様に係るズームレンズは、さらに、前記手振れ補正レンズ群が変倍時に像面に対して固定されていることが好ましい。
手振れ補正レンズ群は、手振れ補正機構部品等と実質上一体であるため大きく重い。そのため、手振れ補正レンズ群は、変倍時に像面に対して固定のレンズ群もしくはレンズ群の一部からなることが望ましい。この大きく重い手振れ補正機構部品等を変倍時に移動させると、ズーム機構が複雑化しかつ大型化する。そのため、手振れ補正レンズ群を変倍時に像面に対して光軸方向において固定のレンズ群もしくはレンズ群の一部として配置することにより、特に手振れ補正機構部品等の外径方向の小型化をすることができる。
本発明の一態様に係る撮像装置は、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、及び正屈折力の第4レンズ群を備え、広角端から望遠端への変倍時に、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群との間隔が大きくなるように且つ前記第4レンズ群との間隔が小さくなるように移動し、以下の条件式(1)及び(2)を満足するズームレンズと、形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と、を備えたことを特徴とする撮像装置である。
(1) 13.000 ≦ ν2p ≦ 35.000
(2) 0.200 ≦ f1/f2 ≦ 1.250
ただし、
ν2p:第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
このように構成される撮像装置は、ズームレンズの全体として小型であること、望遠側でもFナンバーが明るいことを有効に活かした、撮像性能に優れ使い勝手のよい装置である。
本発明の一態様に係るズームレンズにおいては、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が大きくなるように変化させている。この第1レンズ群と第2レンズ群との間隔の変倍時の変化は、本発明のズームレンズの必須要件ではない。
また、前記実施例では、広角端と望遠端のFナンバーが同じである。しかし、望遠側でFナンバーを広角側よりも暗くすることにより径方向の小型化することが可能である。また、望遠側でFナンバーを広角側よりも明るくすることも可能である。これらは、全て本発明に含まれる。
以下に、本発明の実施例を、図に基づいて説明する。
実施例の数値の表中のrは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線の屈折率、vdはd線基準のアッベ数を示す。
また、非球面は次式で定義されるものとする。
Figure 0006548514
(但し、cは曲率(1/r)、hは光軸からの高さ、kは円錐係数、A4、A6、A8、A10・・・は各次数の非球面係数)
各縦収差図において、左側から順に、球面収差(SA(mm))、非点収差(AST(mm))、歪曲収差(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、FNOで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はg線(g−line)、長破線はC線(C−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は画角(図中、Wで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、Sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、Mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は画角(図中、Wで示す)を表す。
各横収差図において、左側3つの収差図は、望遠端における手振れ補正を行っていない基本状態、右側3つの収差図は、第4レンズ群4の第1手振れ補正レンズVC1を光軸と垂直な方向に所定量移動させた望遠端における手振れ補正状態に、それぞれ対応する。基本状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。
手振れ補正状態の各横収差図の内、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中断は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。また、各横収差図において、横軸は瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はd線(d−line)、短破線はg線(g−line)、長破線はC線(C−line)の特性である。
なお、各実施例のズームレンズ系について、望遠端における、手振れ補正状態での第4レンズ群4の第1手振れ補正レンズVC1の光軸に対して垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。
実施例1 0.604mm
実施例2 0.348mm
実施例3 0.448mm
実施例4 0.409mm
実施例5 0.658mm
撮影距離が∞で望遠端において、ズームレンズ系が0.3°だけ傾いた場合の像偏心量は、手振れ補正レンズ群が光軸に対して垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。
第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正に係る各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、+70%像点における横収差と−70%像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、手振れ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。
ズームレンズ系の手振れ補正角が同じ場合には、ズームレンズ系全体の焦点距離が短くなるにつれて、手振れ補正に必要な平行移動量が減少する。従って、いずれのズーム位置であっても、0.3°までの手振れ補正角に対して、結像特性を低下させることなく充分な手振れ補正を行うことが可能である。また、望遠端での手振れ補正レンズの平行移動量を広角端及び中間焦点位置状態に適用することで手振れ補正角度を0.3°よりも更に大きく取ることも可能である。
また、実施例1〜4で記載した手振れ補正レンズは第4レンズ群に配置されているが、手振れ補正レンズは第4レンズ群に限定されて配置されるものではない。第4レンズ群以外のレンズ群に手振れ補正レンズを具備していても、有効な手振れ補正の効果を得ることができる。実施例1及び実施例2において、第1手振れ補正レンズVC1に代わる第2手振れ補正レンズVC2を図1及び図7に示している。実施例1及び実施例2のズームレンズ系について、望遠端における、手振れ補正状態での第2手振れ補正レンズVC2の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。
実施例1 0.270mm
実施例2 0.193mm
撮影距離が∞で望遠端において、ズームレンズ系が0.05°だけ傾いた場合の像偏心量は、手振れ補正レンズが光軸と垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。
第2手振れ補正レンズVC2による手振れ補正に係る各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、+70%像点における横収差と−70%像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、手振れ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。
上述のように、本発明の実施の形態において、手振れ補正レンズ群はどのレンズ群もしくはレンズ群の一部に配置されても、結像特性を低下させることなく手振れ補正を行うことが可能である。
実施例1に係るズームレンズを図面を参照して説明する。図1は広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態におけるレンズ構成図、図2〜4はそれぞれ広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態における縦収差図である。図5は望遠端ズーム状態における第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を示す横収差図である。図6は望遠端ズーム状態における第2手振れ補正レンズVC2による手振れ補正を示す横収差図である。表1〜5はその数値データである。なお本実施例において、変倍時に第2レンズ群、第4レンズ群及び第6レンズ群は像面に対して固定である。
ズームレンズ100は、図1に示すように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6を有する。第5レンズ群G5は、フォーカスレンズ群Fである。第4レンズ群G4は、開口絞りS及び第1手振れ補正レンズVC1を包含する。第6レンズ群G6は、第2手振れ補正レンズVC2を包含する。結像位置に、受光素子104が配置され、受光素子の物体側に近接して光学フィルターCGが配置される。
(表1)面データ
Figure 0006548514
*は非球面。
(表2)非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である。)
Figure 0006548514
(表3)各種データ
ズーム比 2.713、像高 21.633
Figure 0006548514
(表4)ズームレンズ群データ
Figure 0006548514
(表5)ズームレンズ群倍率
Figure 0006548514
実施例2に係るズームレンズを図面を参照して説明する。図7は広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態におけるレンズ構成図、図8〜10はそれぞれ広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態における縦収差図である。図11は望遠端ズーム状態における第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を示す横収差図である。図12は望遠端ズーム状態における第2手振れ補正レンズVC2による手振れ補正を示す横収差図である。表6〜10はその数値データである。なお本実施例において、変倍時に第2レンズ群及び第4レンズ群は像面に対して固定である。
ズームレンズ200は、図7に示すように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4を有する。第2レンズ群G2は、第2手振れ補正レンズVC2を包含する。第4レンズ群G4は、開口絞りS、第1手振れ補正レンズVC1、及びフォーカスレンズ群Fを包含する。結像位置に、受光素子104が配置され、受光素子の物体側に近接して光学フィルターCGが配置される。
(表6)面データ
Figure 0006548514
*は非球面。
(表7)非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である。)
Figure 0006548514
(表8)各種データ
ズーム比 2.037、像高 21.633
Figure 0006548514
(表9)ズームレンズ群データ
Figure 0006548514
(表10)ズームレンズ群倍率
Figure 0006548514
実施例3に係るズームレンズを図面を参照して説明する。図13は広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態におけるレンズ構成図、図14〜16はそれぞれ広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態における縦収差図である。図17は望遠端ズーム状態における第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を示す横収差図である。表11〜15はその数値データである。なお本実施例において、変倍時に第2レンズ群及び第4レンズ群は像面に対して固定である。
ズームレンズ300は、図13に示すように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有する。第3レンズ群G3は、フォーカスレンズ群Fである。第4レンズ群G4は、開口絞りS及び第1手振れ補正レンズVC1を包含する。結像位置に、受光素子104が配置され、受光素子の物体側に近接して光学フィルターCGが配置される。
(表11)面データ
Figure 0006548514
*は非球面。
(表12)非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である。)
Figure 0006548514
(表13)各種データ
ズーム比 2.735、像高 21.633
Figure 0006548514
(表14)ズームレンズ群データ
Figure 0006548514
(表15)ズームレンズ群倍率
Figure 0006548514
実施例4を図面を参照して説明する。図18は広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態におけるレンズ構成図、図19〜21はそれぞれ広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態における縦収差図である。図22は望遠端ズーム状態における第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を示す横収差図である。表16〜20はその数値データである。なお本実施例において、変倍時に第1レンズ群及び第4レンズ群は像面に対して固定である。
ズームレンズ400は、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6を有する。第3レンズ群G3は、フォーカスレンズ群Fである。第4レンズ群G4は、開口絞りS及び第1手振れ補正レンズVC1を包含する。結像位置に、受光素子104が配置され、受光素子の物体側に近接して光学フィルターCGが配置される。
(表16)面データ
Figure 0006548514
*は非球面。
(表17)非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である。)
Figure 0006548514
(表18)各種データ
ズーム比 2.721、像高 21.633
Figure 0006548514
(表19)ズームレンズ群データ
Figure 0006548514
(表20)ズームレンズ群倍率
Figure 0006548514
実施例5を図面を参照して説明する。図23は広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態におけるレンズ構成図、図24〜26はそれぞれ広角端ズーム状態、中間ズーム状態、望遠端ズーム状態における縦収差図である。図27は望遠端ズーム状態における第1手振れ補正レンズVC1による手振れ補正を示す横収差図である。表21〜25はその数値データである。なお本実施例において、変倍時に第1レンズ群及び第4レンズ群は像面に対して固定である。
ズームレンズ500は、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6を有する。第3レンズ群G3は、フォーカスレンズ群Fである。第4レンズ群G4は、開口絞りSを包含する。第5レンズ群G5は、第1手振れ補正レンズVC1である。結像位置に、受光素子104が配置され、受光素子の物体側に近接して光学フィルターCGが配置される。
(表21)面データ
Figure 0006548514
*は非球面。
(表22)非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である。)
Figure 0006548514
(表23)各種データ
ズーム比 2.713、像高 21.633
Figure 0006548514
(表24)ズームレンズ群データ
Figure 0006548514
(表25)ズームレンズ群倍率
Figure 0006548514
[条件式対応値]
各実施例の請求項記載の数式に対応する条件式対応値を表26に示す。
(表26)条件式対応値
Figure 0006548514
本発明の実施例の撮像装置は、図28に示すように、本発明のズームレンズ100がレンズ鏡筒102によって保持されている。レンズ鏡筒102は、カメラボディー101に装着するためのレンズマウント106を有する。カメラボディー101は、前面にボディーマウント103を有し、背面に液晶モニター105を有し、内部に受光素子104を有する。ボディーマウント103にレンズマウント106を組み合わせることによって、ズームレンズ100をカメラボディー101に装着する。
S 開口絞り
F フォーカスレンズ群
VC1 第1手振れ補正レンズ
VC2 第2手振れ補正レンズ
CG 光学フィルター
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
100 ズームレンズ
101 カメラボディー
102 レンズ鏡筒
103 ボディーマウント
104 受光素子
105 液晶モニター
106 レンズマウント
200 ズームレンズ
300 ズームレンズ
400 ズームレンズ
500 ズームレンズ

Claims (8)

  1. 物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、及び正屈折力の第4レンズ群を備え、
    広角端から望遠端への変倍時に隣り合うレンズ群の間隔が変化し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群との間隔が大きくなるように且つ前記第4レンズ群との間隔が小さくなるように移動し、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1) 13.000 ≦ ν2p ≦ 35.000
    (2) 0.200 ≦ f1/f2 ≦ 1.250
    ただし、
    ν2p:第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    f2:第2レンズ群の焦点距離
  2. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (3) 0.700 ≦ f12w/fw ≦ 2.300
    ただし、
    f12w:広角端状態での第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離
    fw:広角端の焦点距離
  3. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    (4) 0.800 ≦ f1/√(fw×ft) ≦ 2.000
    ただし、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端の焦点距離
    ft:望遠端の焦点距離
  4. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のズームレンズ。
    (5) 0.500 ≦ |(ft/fw)/(b3t/b3w)| ≦ 2.000
    ただし、
    fw:広角端の焦点距離
    ft:望遠端の焦点距離
    b3t:第3レンズ群の望遠端における横倍率
    b3w:第3レンズ群の広角端における横倍率
  5. フォーカシングを行うフォーカスレンズ群を具備し、以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のズームレンズ。
    (6) −0.500 ≦ ff/√(fw×ft) ≦ −0.100
    ただし、
    ff:フォーカスレンズ群の焦点距離
    fw:広角端の焦点距離
    ft:望遠端の焦点距離
  6. 光軸に対して垂直に移動して手振れ補正を行う手振れ補正レンズ群を具備し、以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のズームレンズ。
    (7) 0.100 ≦ |fv|/ft ≦ 0.500
    ただし、
    fv:手振れ補正レンズ群の焦点距離
    ft:望遠端の焦点距離
  7. 前記手振れ補正レンズ群が変倍時に像面に対して光軸方向において固定されていることを特徴とする請求項6に記載のズームレンズ。
  8. 物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、及び正屈折力の第4レンズ群を備え、広角端から望遠端への変倍時に隣り合うレンズ群の間隔が変化し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群との間隔が大きくなるように且つ前記第4レンズ群との間隔が小さくなるように移動し、以下の条件式(1)及び(2)を満足するズームレンズと、 形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
    (1) 13.000 ≦ ν2p ≦ 35.000
    (2) 0.200 ≦ f1/f2 ≦ 1.250
    ただし、
    ν2p:第2レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズのd線基準のアッベ数
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    f2:第2レンズ群の焦点距離
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