JP6545495B2 - 電圧検出装置 - Google Patents

電圧検出装置

Info

Publication number
JP6545495B2
JP6545495B2 JP2015060583A JP2015060583A JP6545495B2 JP 6545495 B2 JP6545495 B2 JP 6545495B2 JP 2015060583 A JP2015060583 A JP 2015060583A JP 2015060583 A JP2015060583 A JP 2015060583A JP 6545495 B2 JP6545495 B2 JP 6545495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
discharge
battery
detection
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015060583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016180653A (ja
Inventor
真吾 槌矢
真吾 槌矢
鎌田 誠二
誠二 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2015060583A priority Critical patent/JP6545495B2/ja
Publication of JP2016180653A publication Critical patent/JP2016180653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6545495B2 publication Critical patent/JP6545495B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、電圧を検出する装置(電圧検出装置)に関する。
例えば特許文献1は、バッテリシステムを開示し、そのバッテリシステムは、複数の電池(セル)を有するバッテリと、複数の電池に対応する複数の電圧の各々を検出可能な電圧検出回路(セル電圧検出部)と、複数の電圧(セル電圧)を均一化可能な複数の放電抵抗器(電流を通過させて電池の電力を消費可能なバイパス抵抗器)と、を備えている。また、そのバッテリシステムは、複数の電池のうちのある電池の非放電電圧(非放電状態のセル電圧)と放電電圧(放電状態のセル電圧)との差と正常電圧(閾値)とを比較して、或いは、ある電池の放電電圧と正常電圧(閾値)とを比較して、ある電池と電圧検出回路との間の接続に異常があるか否かを判定することができる。
特開2010−127722号公報
しかしながら、本発明者らは、特許文献1のバッテリシステム又は電圧検出回路による電池の放電電圧の検出精度が低下していることを認識した。即ち、放電抵抗器が電池を放電させる時に、電圧検出回路によって検出される検出電圧(電圧検出回路に入力される放電抵抗器の両端電圧)は、電池の放電電圧よりも、放電抵抗器以外の放電回路(閉回路)の抵抗値によって小さくなってしまう。言い換えれば、電池の放電電圧は、電圧降下の分だけ、電圧検出回路によって検出される検出電圧と一致していない。それにもかかわらず、特許文献1のバッテリシステム又は電圧検出回路だけでなく、従来の電圧検出装置も、検出電圧が電池の放電電圧と一致していることを前提としているに過ぎない。
本発明の1つの目的は、電池の放電電圧(放電状態のセル電圧)の検出精度を向上可能な電圧検出装置を提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
第1の態様において、電圧検出装置は、少なくとも1つの電池と、前記少なくとも1つの電池に並列に配置されるバイパス抵抗器と、前記バイパス抵抗器に前記少なくとも1つの電池の放電を許可するスイッチング素子と、で構成される放電回路と、前記バイパス抵抗器の両端電圧を検出電圧として検出可能な電圧検出部と、を備え、
前記放電回路が前記少なくとも1つの電池を放電させる時に、前記電圧検出部は、前記検出電圧を、前記放電回路の過去の電圧降下特性に基づき補正して、前記少なくとも1つの電池の放電電圧を決定する。
第1の態様では、電圧検出部での検出電圧が電池の放電電圧と一致していることを前提としていない。従って、電圧検出部は、現在の検出電圧を過去の電圧降下特性で補正して、電池の放電電圧を決定している。ここで、過去の電圧降下特性は、放電回路内で実際に生じた電圧降下を表す特性であり、その特性に変化がないことを前提とし、現在の検出電圧に内在する電圧降下を推定することができる。これにより、電圧検出装置は、電圧検出部での電池の放電電圧(放電状態のセル電圧)の検出精度を向上させることができる。
第1の態様に従属する第2の態様において、前記電圧検出部は、前記少なくとも1つの電池を放電状態で試験的に検出した放電状態電圧と前記少なくとも1つの電池を非放電状態で試験的に検出した非放電状態電圧とに基づき、前記過去の電圧降下特性を決定してもよい。
第2の態様では、事前に放電状態電圧及び非放電状態電圧を検出することができる。従って、電圧検出部は、このような試験的に検出された過去の放電状態電圧及び非放電状態電圧での電圧降下を考慮して検出電圧を補正することができる。
第2の態様に従属する第3の態様において、以下の関係式を利用して前記検出電圧を補正して前記放電電圧を決定してもよい。
Vcell=(1−α)・Vad
α=(Vnon−Vdis)/Vdis
ここで、Vcell、α及びVadは、それぞれ、前記放電電圧、前記電圧降下特性及び前記検出電圧であってもよく、Vdis及びVnonは、それぞれ、前記放電状態電圧及び前記非放電状態電圧であってもよい。
第3の態様では、過去の電圧降下特性を表すαと現在の検出電圧を表すVadとで現在の電圧降下を考慮しながら、現在の放電電圧を表すVcellを演算することができる。
第2又は第3の態様に従属する第4の態様において、電源をOFFする前に、前記電圧検出部は、前記放電状態電圧及び前記非放電状態電圧を試験的に検出し、前記過去の電圧降下特性を記憶してもよく、
その後、前記電源をONした後に、前記電圧検出部は、前記過去の電圧降下特性を読み出し、前記放電電圧を決定してもよい。
第4の態様では、電源をOFFする時に電圧降下特性を更新することができる。これにより、電圧検出装置は、放電回路の抵抗値の経時変化を考慮しながら、電圧検出部での電池の放電電圧の検出精度をより一層向上させることができる。
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
本発明に従う電圧検出装置の構成例を示す。 図1の放電回路に電流が流れる時の電圧降下(放電電圧と検出電圧との差)の説明図を示す。 図3(A)及び図3(B)は、それぞれ、図1の電圧検出装置の検出時及び更新時の動作例を示すフローチャートを示す。
以下に説明する最良の実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
図1は、本発明に従う電圧検出装置の構成例を示し、その電圧検出装置は、例えば放電回路と、電圧検出部と、を備えることができる。図1において、電圧検出装置の例えば1つの放電回路は、例えば1つの電池C11と、電池C11に並列に配置されるバイパス抵抗器(バイパス抵抗値Rdis11を有する)と、電池C11の両端とバイパス抵抗器(Rdis11)とを電気的に接続する接続部(ハーネスH11及びH12を含む)と、バイパス抵抗器に電池C11の放電を許可するスイッチング素子SW11と、で構成される。なお、図1には、例えば検出回路S1が示され、その検出回路S1内に、放電回路の一部、即ち、バイパス抵抗器及びスイッチング素子SW11が配置されている。
検出回路S1は、少なくとも1つのセル電圧検出部(例えば図2のセル電圧検出部D)を更に含むことができる。放電回路が電池C11を放電させる時に、言い換えれば、スイッチング素子SW11がONされる時に、図1の検出回路S1は、バイパス抵抗器の両端電圧を検出電圧として検出可能である。図1において、検出回路S1は、検出電圧を例えば処理部Mに送ることができ、処理部Mは、検出電圧を補正して電池C11の放電電圧(放電状態のセル電圧)を決定又は算出することができる。なお、検出回路S1内に、電圧検出部の一部、即ちセル電圧検出部Dを配置することができる。言い換えれば、例えばセル電圧検出部D及び処理部Mで、電圧検出装置の電圧検出部を構成することができる。
図1において、例えば検出回路S1は、例えば1つの電池モジュールを構成する例えばn個の電池C11,C12,・・・,C1nのn個の放電電圧を検出可能である。言い換えれば、検出回路S1は、例えばn個の放電回路に対応するために、例えばn個のバイパス抵抗器(バイパス抵抗値Rdis11,Rdis12,・・・,Rdis1n)及び例えばn個のスイッチング素子SW11,SW12,・・・,SW1nを有している。図1の検出回路S1は、例えば自動車等の車両(図示せず)に搭載される制御ユニット10に含まれている。
図1の制御ユニット10は、例えばM個の電池モジュールに対応するために、例えばM個の検出回路S1,S2,・・・,SMを含んでいる。図1において、M個の電池モジュールの各々は、例えばn個の電池で構成され、従って、M個の検出回路S1,S2,・・・,SMの各々は、n個の放電電圧を検出可能である。図1のM個の検出回路S1,S2,・・・,SMは、例えばデイジーチェーン型で接続され、且つ例えば絶縁素子FC1,FC2を介して処理部31と通信可能である。なお、絶縁素子FC1,FC2は、M個の検出回路S1,S2,・・・,SMと処理部31との間を電気的に絶縁し、従って、例えば12[V]で駆動可能なM個の検出回路S1,S2,・・・,SM(及びM個の電池モジュール)を含む高電圧領域のグランド(図示せず)は、例えば5[V]で駆動可能な処理部Mを含む低電圧領域のグランド(図示せず)、即ち例えば車体グランド(図示せず)に接続されないで、浮いている。絶縁素子FC1,FC2は、例えばフォトカプラである。
もちろん、図1のM個の検出回路S1,S2,・・・,SMの各々は、処理部Mと例えばスター型、ハブ型、ツリー型等で接続されてもよい。また、図1の処理部Mは、高電圧領域に含まれてもよい。言い換えれば、図1の処理部Mの機能(放電電圧の決定又は算出)は、図1のM個の検出回路S1,S2,・・・,SMの各々で実行又は実現されてもよい。
図1において、電池モジュールの数「M」は、任意である。また、1つ電池モジュール内の電池又は放電回路の数「n」も、任意である。好ましくは、M及びNの各々は、複数であり、更に好ましくは、例えば数百[V]の車両駆動電源を構築するのに必要なM及びNが選定又は選択される。Mは、典型的には、例えば12又は6等である。車両駆動電源は、典型的には、例えば電気自動車又はハイブリッド自動車の駆動部を構成するモータMTの電源である。M個の電池モジュールは、直列接続されて、1つのバッテリ(車両駆動用のバッテリ)を構成し、そのバッテリ(M個の電池モジュール)の両端(車両駆動電源)は、例えば機械的なスイッチCT1,CT2を介してモータ駆動回路INVに接続され、これにより、車両駆動電源がモータ駆動回路INVを介してモータMTに供給される。ここで、スイッチCT1,CT2は、例えばコンタクタであり、モータ駆動回路INVは、例えば3相のインバータである。
処理部Mは、例えばマイクロコンピュータで構成され、例えばCPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含むことができる。例えば、ROMは、CPUに所定の動作を実行させるプログラムを記憶し、RAMは、CPUのワーク領域を形成することができる。また、処理部M又は例えばROMは、例えば検出回路S1からの検出電圧を補正するために必要なデータ、例えば電圧降下係数等を記憶することができる。好ましくは、処理部Mは、複数の電池C11,C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMnに対応する複数の電圧の各々を検出可能な検出回路S1,S2,・・・,SMを管理又は制御して、複数の電圧を均一化する又は複数の電池C11,C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMnの各々を放電することができる(セルバランス制御)。さらに好ましくは、処理部Mは、例えば車両の走行状態に応じて、バッテリ(M個の電池モジュール)の充放電を管理又は制御することができる。電池C11,C12,・・・,C1nは、例えばリチウムイオン電池、水素ニッケル電池等の再充電が可能な蓄電池(二次電池)である。
なお、車両のスタートボタン、イグニッションスイッチ等の車両起動操作が運転者によって実行される時に、車両駆動電源(例えば数百[V])がモータMTに供給され、車両が走行可能になるとともに、常時電源(例えば12[V])と接続される制御ユニット10の電源がONされ、制御ユニット10は、起動し又はスリープ状態から復帰する。その後、制御ユニット10の処理部Mは、バッテリ(M個の電池モジュール)に異常が発生しているか否かを判定することができる(診断制御)。同様に、車両停止操作が運転者によって実行される時に、車両が走行不可能になるとともに、処理部Mは、診断制御を実行し、その後に、制御ユニット10の電源がOFFされ、制御ユニット10は、停止し又はスリープ状態に入る。
図1において、M個の電池モジュールには、例えばM個の温度センサT1,T2,・・・,TMが配置されている。これにより、処理部Mは、例えばM個の検出回路S1,S2,・・・,SMを経由した電池の温度を考慮して検出電圧を補正することができる。また、処理部Mは、電圧降下係数を決定した時の温度を電圧降下係数と一緒に記憶することができる。なお、温度センサT1,T2,・・・,TMの数「M」は、任意である。例えば、複数の電池モジュールで、1つの温度センサを共用してもよい。代替的に、M個の電池モジュールのすべてに対して、1つの温度センサが設定されてもよい。代替的に、温度センサT1,T2,・・・,TMのすべてが省略されてもよい。
図2は、図1の放電回路に電流が流れる時の電圧降下(放電電圧と検出電圧との差)の説明図を示す。図2の電池Cは、例えば図1の電池C11に対応し、図2のバイパス抵抗器(バイパス抵抗値Rdisを有する)は、例えば図1の電池C11に並列に配置されるバイパス抵抗器(バイパス抵抗値Rdis11を有する)に対応し、図2のスイッチング素子SWは、例えば図1のスイッチング素子SW11に対応する。図2の検出回路Sは、例えば図1の検出回路S1の一部に対応する。言い換えれば、図1の検出回路S1は、図2のバイパス抵抗器及びスイッチング素子SWだけでなく、図2に示されない(n−1)個のバイパス抵抗器及び(n−1)個のスイッチング素子を含むことができる。加えて、図1の検出回路S1は、図2のセル電圧検出部Dだけでなく、図2に示されない(n−1)個のセル電圧検出部を含むことができる。ここで、図1の検出回路S1は、1つのセル電圧検出部Dだけを含んでもよく、言い換えれば、図2のセル電圧検出部Dは、例えば特許文献1の電圧検出回路の差動アンプ及びA/Dコンバータのように、例えば図1のn個の放電回路によって共用されてもよい。
ところで、図1の処理部Mが例えばセルバランス制御を実行するために、図1の制御ユニット10又はM個の検出回路S1,S2,・・・,SMは、例えば(M×n)個のセル電圧検出部D(図2参照)を有することができる。しかしながら、処理部Mが例えばセルバランス制御を実行しない時に、図1の制御ユニット10、又は、M個の検出回路S1,S2,・・・,SMの各々は、少なくとも1つの放電回路(図2参照)を有するだけであってもよい。具体的には、図2の電池Cは、例えば図1のバッテリ(M個の電池モジュール)、又は、例えば図1の1つの電池モジュール(例えばn個の電池C11,C12,・・・,C1n)に対応してもよく、図2の制御ユニット10は、1つの放電回路(図2参照)を有するだけであってもよい。
図2の電池Cが例えば図1の電池C11に対応する時に、図2のハーネスHは、例えば図1のハーネスH11及びハーネスH12に対応する。代替的に、図2の電池Cが例えば図1の1つの電池モジュール(例えばn個の電池C11,C12,・・・,C1n)に対応する時に、図2のハーネスHは、例えば図1のハーネスH11及びハーネスH1(n+1)に対応してもよい。
図2の電池Cは、セル電圧Vcellと内部抵抗器(内部抵抗値Raを有する)とで表されている。図2のハーネスHは、電池Cの両端と制御ユニット10のコネクタCNTとを接続するために、上下又は2つの配線抵抗器(配線抵抗値Rb1及び配線抵抗値Rb2を有する)で表されている。図2のコネクタCNTは、例えば制御ユニット10の筐体(図2中の点線参照)に設けられ、コネクタCNTは、2つの接触抵抗器(接触抵抗値Rc1及び接触抵抗値Rc2を有する)で表されている。電池Cの両端電圧、即ちセル電圧Vcellは、電池Cの内部抵抗器(内部抵抗値Ra)、ハーネスHの配線抵抗器(配線抵抗値Rb1,Rb2)及びコネクタCNTの接触抵抗器(接触抵抗値Rc1,Rc2)を介して制御ユニット10に入力されている。
図2において、コネクタCNTは、バイパス抵抗器及びスイッチング素子SWと電気的に接続されている。バイパス抵抗器、スイッチング素子SW及びセル電圧検出部Dは、典型的には、図示されない基板(高電圧基板)に固定され、図2中の線(制御ユニット10内の配線)は、例えばプリント配線である。従って、電池Cの両端とバイパス抵抗器(Rdis)の両端とを電気的に接続する接続部は、例えば、ハーネスH、コネクタCNT及び配線(制御ユニット10内の例えばプリント配線)を含む。
なお、厳密に言えば、接続部は、図2の電池Cの両端とバイパス抵抗器及びスイッチング素子SWの両端(セル電圧検出部Dによって検出又は入力される2つのノード)とを電気的に接続している。従って、図2のセル電圧検出部Dは、バイパス抵抗器及びスイッチング素子SWの両端電圧を検出又は入力している。但し、セル電圧検出部Dは、バイパス抵抗器の両端電圧だけを検出又は入力してもよく、接続部は、スイッチング素子SWを更に含んでもよい。
スイッチング素子SWが例えばセル電圧検出部DによってONされて図2の放電回路(閉回路)が形成される時に、その放電回路には、放電電流Iが流れてしまう。従って、電池Cの放電電圧Vcellは、電圧降下の分だけ、セル電圧検出部Dによって検出される検出電圧Vadと一致していない。具体的には、電池Cにバイパス抵抗器と一緒に並列に配置されるスイッチング素子SWが、電池Cの放電を許可する時に、検出電圧Vad及び電圧降下量ΔVは、それぞれ、以下の式(1)及び式(2)で表すことができる。
Vad=Vcell+ΔV ・・・(1)
ΔV=I×RL ・・・(2)
ここで、RLは、バイパス抵抗器(放電抵抗器)以外の放電回路(閉回路)の抵抗値であり、RLは、例えば以下の式(3)で表すことができる。
RL=Ra+Rb1+Rb2+Rc1+Rc2 ・・・(3)
式(3)において、RLは、電池Cの内部抵抗値Raとハーネスの配線抵抗値Rb1,Rb2とコネクタCNTの接触抵抗値Rc1,Rc2との合成抵抗値である。なお、厳密に言えば、RLには、制御ユニット10の配線抵抗値、即ち、例えばコネクタCNTとバイパス抵抗器及びスイッチング素子SWの両端(セル電圧検出部Dによって検出又は入力される2つのノード)との間の配線抵抗値が含まれている。また、RLには、スイッチング素子SWのON抵抗値も含まれている。
ところで、式(1)の放電電圧Vcellが変化する時に、例えば放電電圧Vcellが減少する時に、式(2)の放電電流Iも減少してしまう。従って、放電電圧Vcellの減少に伴って検出電圧Vadが減少する時に、放電電流Iの減少に伴って電圧降下量ΔVも減少してしまう。言い換えれば、電圧降下量ΔVと検出電圧Vadとの間には、以下の式(4)が成立する。
ΔV=α×Vad ・・・(4)
ここで、αは、放電回路の電圧降下特性を表す係数(電圧降下係数)である。
式(4)を式(1)に代入することによって、放電電圧Vcellは、以下の式(5)で表すことができる。
Vcell=Vad−(α×Vad)=(1−α)・Vad ・・・(5)
式(5)は、電圧降下係数αが既知である時に、検出電圧Vadから放電電圧Vcellを演算できることを示している。また、電圧降下係数αは、過去に検出された実際の検出電圧Vadに基づき演算可能であり、言い換えれば、処理部Mがセルバランス制御を実行する前に、処理部Mは、電圧降下係数αを演算可能である。
具体的には、図1の処理部Mは、セルバランス制御において図2の電池C(例えば図1の電池C11)の検出電圧Vadをセル電圧検出部D(例えば図1の例えば検出回路S1)に検出させる前に、検出電圧Vadを試験的に検出することができる。言い換えれば、処理部Mは、試験制御(事前セルバランス制御)において、セル電圧検出部Dに検出電圧Vadを放電状態電圧Vdisとして検出させることができる。
次に、処理部Mは、試験制御において、セル電圧検出部Dにスイッチング素子SWをOFFさせ、この状態(電池Cの非放電状態)で検出電圧Vadを非放電状態電圧Vnonとして検出させることができる。電池Cの非放電状態では、放電回路に放電電流が流れないので、検出電圧Vad(非放電状態電圧Vnon)は、実質的に、電池Cのセル電圧に一致する。
従って、電圧降下係数αは、例えば式(4)を応用して、以下の式(6)でも表すことができ、処理部Mは、試験制御を実行した後に、以下の式(6)で電圧降下係数αを演算することができる。
α=(Vnon−Vdis)/Vdis ・・・(6)
ここで、Vdis及びVnonは、試験的に検出された放電状態電圧及び非放電状態電圧である。
これ以降、電圧降下係数αは、既知であるので、処理部Mは、式(6)で演算したαで、その後のセルバランス制御において式(5)を演算し、放電電圧Vcellを求めることができる。電圧降下係数αは、例えば図1の電池C11、ハーネスH11,H12、バイパス抵抗器(Rdis11)及びスイッチング素子SW11で構成される放電回路に対応するので、処理部Mは、他の放電回路についても、電圧降下係数αを事前に演算することができる。言い換えれば、処理部Mは、例えば(M×n)個の電圧降下係数αを事前に演算することができる。
なお、図2のセル電圧検出部D(又は図1の例えば検出回路S1)は、検出電圧Vadを図1の処理部Mに送り、処理部Mは、検出電圧Vadを電圧補正係数(=「1−α」)又は例えば式(5)で補正して、図2の放電電圧Vcell(又は図1の複数の電池C11,C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMnに対応する複数の電圧の各々)を決定又は算出することができる。もちろん、図2のセル電圧検出部D(又は図1の例えば検出回路S1)だけで検出電圧Vadを電圧補正係数又は例えば式(5)で補正して、図2の放電電圧Vcell(又は図1の例えば電池C11に対応する電圧)を決定又は算出してもよい。言い換えれば、セル電圧検出部Dは、例えばフライングキャパシタ式の電圧検出部と補正又は算出用の例えばマイクロコンピュータ、論理回路の処理部とを有してもよい。
好ましくは、図2のセル電圧検出部D(又は図1の例えば検出回路S1)は、温度センサT(又は図1の例えば温度センサT1)で測定された電池C(又は図1の例えば電池C11)の温度を図1の処理部Mに送ることができる。図1の処理部Mは、図2の電池Cの温度を考慮して検出電圧Vadを補正することができる。図2において、温度センサTは、セル電圧検出部Dに接続されているが、温度センサT(又は図1の例えばM個の温度センサT1,T2,・・・,TM)は、図1の処理部Mに直接に接続されてもよい。
処理部Mがセルバランス制御において電池Cの温度を考慮する時に、処理部Mは、試験制御において温度を測定してもよい。言い換えれば、処理部Mは、電圧降下係数αに基づく電圧補正係数(=「1−α」)と一緒に試験制御での温度(放電状態電圧Vdis及び非放電状態電圧Vnonを試験的に検出した時の温度)も記憶してもよい。
図3(A)及び図3(B)は、それぞれ、図1の電圧検出装置の検出時(セルバランス制御)及び更新時(試験制御)の動作例を示すフローチャートを示す。電圧検出装置の電圧検出部、具体的には、図1の例えば処理部Mは、バッテリ(M個の電池モジュール)の充放電を管理又は制御することができる。例えばバッテリ(M個の電池モジュール)が充電される時に、例えば(M×n)個の電池C11,C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMnのうち、1つの電池が満充電であることを想定する。言い換えれば、複数の電池の各々は、個体差を有し、複数の電池に対応する複数の電圧は、同じ値を示すとは限らない。
複数の電池のうち、少なくとも1つの電池が満充電である時に、満充電でない他の電池の充電を停止又は中断することが好ましい。その理由は、満充電である電池を充電し続けると、その電池が劣化してしまう虞があるからである。従って、満充電である電池を放電させて、満充電でない他の電池の充電を継続することが好ましい。従って、図1の処理部Mは、例えば(M×n)個の電池C11,C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMnに対応する(M×n)個の電圧を管理又は制御(セルバランス制御)するために、M個の検出回路S1,S2,・・・,SMの各々に均等可指示を送信可能である(図3(A)のステップST1参照)。
具体的には、図1の処理部Mは、例えば図1の電池C11を放電させる必要があると判定し、処理部Mは、例えば図1の電池C11に対応する放電回路の過去の電圧降下係数αを例えばROMから読み出すことができる(図3(A)のステップST2参照)。次に、処理部Mは、放電指示を例えば検出回路S1に送信することができる。放電指示の受信に応じて、図1の検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、スイッチング素子SW11をONさせて、電池C11を含む放電回路に放電電流が流れ始める。
検出回路S1が例えば電池C11の温度を検出する時に、例えば検出回路S1は、電池C11の温度を例えば処理部Mに送信することができる。電池C11の温度の受信に応じて、処理部Mは、読み出した過去の電圧降下係数αを補正(温度補正)することができる。例えば、セルバランス制御で測定された電池C11の温度と試験制御で測定された電子C11の温度(過去の電圧降下係数αに対応する温度)との差に基づく依存性を表す温度依存性マップを用いて、処理部Mは、過去の電圧降下係数αを補正(温度補正)又は決定することができる。処理部M又は例えばROMは、このようなマップを記憶することができ、処理部Mは、温度差に対応する例えば電圧降下係数αの変化量を参照又は取得することができる。
例えば検出回路S1が例えばスイッチング素子SW11をONさせた後に、検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、電池C11の電圧(放電電圧Vcell)に対応する検出電圧(Vad)を検出することができる(図3(A)のステップST3参照)。具体的には、検出回路S1は、バイパス抵抗器(例えばバイパス抵抗値Rdis11を有する)の両端電圧を検出電圧(Vad)として検出し、その検出電圧を例えば処理部Mに送信することができる。なお、厳密に言えば、検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、バイパス抵抗器及びスイッチング素子SW11の両端電圧(セル電圧検出部Dによって検出又は入力される2つのノード間電圧)を検出することができる。
検出電圧(Vad)の受信に応じて、処理部Mは、補正値演算を実行することができる(図3(A)のステップST4参照)。具体的には、処理部Mは、電圧補正係数(=「1−α」)を算出することができる。ここで、処理部Mは、セルバランス制御で測定された電池C11の温度を考慮してもよく、電圧補正係数(=「1−α」)を補正(温度補正)して、温度補正後の電圧補正係数(温度・電圧補正係数)を算出してもよい。次に、処理部Mは、検出電圧(Vad)と電圧補正係数(=「1−α」)とを乗算することができる。ここで、処理部Mは、検出電圧(Vad)と温度・電圧補正係数とを乗算してもよい。
処理部Mは、検出電圧(Vad)と電圧補正係数(=「1−α」)との乗算結果、例えば式(5)のVcellを電池C11の電圧として決定することができる(図3(A)のステップST5参照)。例えば図1の電池C11を放電させる時に、処理部Mは、このような手順で電池C11の放電電圧を決定することができる。同様に、処理部Mは、他の電池(例えば図1の電池C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMn)の放電電圧を決定することができる。このように、処理部Mは、バッテリ(M個の電池モジュール)の充電を管理又は制御(セルバランス制御)することができる。
以下に、電圧降下係数αの演算方法(試験制御)を説明する。上述の通り、セルバランス制御において例えば電池C11の放電電圧を決定するためには、処理部Mは、電池C11に対応する放電回路の過去の電圧降下係数αを予め演算し、記憶する必要がある。言い換えれば、処理部Mは、例えば(M×n)個の電池C11,C12,・・・,C1n,C21,C22,・・・,C2n,・・・,CM1,CM2,・・・,CMnに対応する(M×n)個の放電回路の(M×n)個の電圧降下係数αの演算・保存処理を少なくとも1回実行する必要がある。また、演算・保存処理を実行するタイミングは、任意である。しかしながら、放電回路の抵抗値の経時変化を考慮すれば、(M×n)個の電圧降下係数αの演算・保存処理は、更新されることが好ましく、特に、演算・保存処理(試験制御)は、制御ユニット10の電源がOFFされる毎に実行されることが好ましい。
一般に、車両はエアーコンディショナを備え、車両が走行する時に、エアーコンディショナが起動されていることが期待される。即ち、車両が走行する時には、車両の室(キャビン)内の温度は、変化が少ないことが期待される。また、図1のバッテリ(M個の電池モジュール)が車両駆動用のバッテリである時に、そのバッテリは、車両の室内に配置され、従って、バッテリの温度も、変化が少ないことが期待される。特に、車両が停止する時に、言い換えれば、車両停止操作が運転者によって実行される時に、車両の室(キャビン)内の温度は、一定温度(運転者の嗜好温度)に近づいていることが期待される。従って、放電回路の抵抗値の経時変化を考慮すれば、車両停止操作に起因して制御ユニット10の電源がOFFされる前に、処理部Mは、演算・保存処理(試験制御)を実行することが好ましい。
加えて、車両停止操作が運転者によって実行される時に、処理部Mは、一般に、バッテリ(M個の電池モジュール)に異常が発生しているか否かを判定することができる(診断制御)。言い換えれば、制御ユニット10の電源がOFFされる前に、処理部Mは、診断制御を実行するので、診断制御と同時に、又は診断制御と並行して、電圧降下係数αの演算方法(試験制御)を実行することができる。言い換えれば、制御ユニット10の電源がOFFされる前に、処理部Mは、演算・保存処理(試験制御)を実行するだけの十分な時間を有している。
車両停止操作の受信に応じて、処理部Mは、演算・保存処理(試験制御)を実行するために、M個の検出回路S1,S2,・・・,SMの各々に放電指示を送信可能である(図3(B)のステップST11参照)。次に、処理部Mは、放電指示を例えば検出回路S1に送信することができる。放電指示の受信に応じて、図1の検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、スイッチング素子SW11を一時的に又は試験的にONさせて、電池C11を含む放電回路に放電電流が流れ始める。検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、電池C11の電圧に対応する検出電圧(Vad)を放電状態電圧Vdisとして検出することができる(図3(B)のステップST12参照)。
その後、放電状態電圧Vdisの受信に応じて、処理部Mは、解除指示(非放電指示)を検出回路S1に送信することができる(図3(B)のステップST13参照)。解除指示の受信に応じて、図1の検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、スイッチング素子SW11をOFFさせて、放電電流がゼロになる。検出回路S1(又は例えば図2のセル電圧検出部D)は、電池C11の電圧に対応する検出電圧(Vad)を非放電状態電圧Vnonとして検出することができる(図3(B)のステップST14参照)。
なお、非放電状態電圧Vnonを検出した後に、放電状態電圧Vdisを検出してもよい。言い換えれば、ステップST11及びST12は、ステップST13及びST14の後に、実行されてもよい。また、処理部Mがセルバランス制御で測定された電池C11の温度を考慮する時に、ステップST11及びST12又はステップST13及びST14の実行にあわせて、処理部Mは、温度センサT(又は図1の例えば温度センサT1)で測定された電池C(又は図1の例えば電池C11)の温度を受信し、記憶してもよい。
処理部Mは、非放電状態電圧Vnon及び放電状態電圧Vdisを用いて、式(6)で表される電圧降下係数αを演算し、記憶することができる(図3(B)のステップST15参照)。処理部Mが演算・保存処理(試験制御)及び診断制御を実行した後に、制御ユニット10の電源がOFFされ、制御ユニット10は、停止し又はスリープ状態に入る。
なお、制御ユニット10がスリープ状態に入る時に、制御ユニット10又は処理部Mは、所定間隔で自動的にウェイクアップしてもよく、その時に、処理部Mは、演算・保存処理(試験制御)及び診断制御を再び実行してもよい。その後、車両起動操作が運転者によって実行される時に、具体的には、処理部Mがセルバランス制御を実行する時に、ステップST15で例えばROMに保存された電圧降下係数αは、読み出されて、電圧補正に使用される(図3(A)のステップST2,ST4参照)。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
10・・・制御ユニット、C・・・電池(セル)、CNT・・・コネクタ、CT・・・スイッチ、FC・・・絶縁素子、H・・・ハーネス、INV・・・モータ駆動回路、M・・・処理部、MT・・・モータ、Rdis・・・バイパス抵抗値、S・・・検出回路、SW・・・スイッチング素子、T・・・温度センサ。

Claims (2)

  1. 少なくとも1つの電池と、前記少なくとも1つの電池に並列に配置されるバイパス抵抗器と、前記バイパス抵抗器に前記少なくとも1つの電池の放電を許可するスイッチング素子と、で構成される放電回路と、前記バイパス抵抗器の両端電圧を検出電圧として検出可能な電圧検出部と、を備える電圧検出装置であって、
    前記放電回路が前記少なくとも1つの電池を放電させる時に、前記電圧検出部は、前記検出電圧を、前記放電回路の過去の電圧降下特性に基づき補正して、前記少なくとも1つの電池の放電電圧を決定し、
    前記過去の電圧降下特性は、前記放電電圧の減少に伴って前記検出電圧が減少する時に、放電電流の減少に伴って電圧降下量も減少することを考慮し、
    前記電圧検出部は、前記少なくとも1つの電池を放電状態で試験的に検出した放電状態電圧と前記少なくとも1つの電池を非放電状態で試験的に検出した非放電状態電圧とに基づき、前記過去の電圧降下特性を決定し、
    電源をOFFする前に、前記電圧検出部は、前記放電状態電圧及び前記非放電状態電圧を試験的に検出し、前記過去の電圧降下特性を記憶し、
    その後、前記電源をONした後に、前記電圧検出部は、前記過去の電圧降下特性を読み出し、前記放電電圧を決定することを特徴とする圧検出装置。
  2. 少なくとも1つの電池と、前記少なくとも1つの電池に並列に配置されるバイパス抵抗器と、前記バイパス抵抗器に前記少なくとも1つの電池の放電を許可するスイッチング素子と、で構成される放電回路と、前記バイパス抵抗器の両端電圧を検出電圧として検出可能な電圧検出部と、を備える電圧検出装置であって、
    前記放電回路が前記少なくとも1つの電池を放電させる時に、前記電圧検出部は、前記検出電圧を、前記放電回路の過去の電圧降下特性に基づき補正して、前記少なくとも1つの電池の放電電圧を決定し、
    前記電圧検出部は、前記少なくとも1つの電池を放電状態で試験的に検出した放電状態電圧と前記少なくとも1つの電池を非放電状態で試験的に検出した非放電状態電圧とに基づき、前記過去の電圧降下特性を決定し、
    前記電圧検出部は、以下の関係式を利用して前記検出電圧を補正して前記放電電圧を決定することを特徴とする電圧検出装置。
    Vcell=(1−α)・Vad
    α=(Vnon−Vdis)/Vdis
    ここで、Vcell、α及びVadは、それぞれ、前記放電電圧、前記電圧降下特性及び前記検出電圧であり、Vdis及びVnonは、それぞれ、前記放電状態電圧及び前記非放電状態電圧である。
JP2015060583A 2015-03-24 2015-03-24 電圧検出装置 Active JP6545495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060583A JP6545495B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 電圧検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060583A JP6545495B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 電圧検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016180653A JP2016180653A (ja) 2016-10-13
JP6545495B2 true JP6545495B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57131659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015060583A Active JP6545495B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 電圧検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6545495B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017139927A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社東芝 バッテリおよび電動自転車
KR20210011236A (ko) * 2019-07-22 2021-02-01 주식회사 엘지화학 배터리 저항 진단 장치 및 방법
CN111736047B (zh) * 2020-04-17 2023-02-17 中国兵器工业火炸药工程与安全技术研究院 基于静电放电瞬态场强测量系统的实验装置及其实验方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4075176B2 (ja) * 1998-10-27 2008-04-16 株式会社デンソー 組み電池の電圧検出装置
JP5349021B2 (ja) * 2008-11-26 2013-11-20 三洋電機株式会社 バッテリシステム
JP5736591B2 (ja) * 2009-10-01 2015-06-17 新電元工業株式会社 充電制御装置、および該充電制御装置における充電制御方法
JP5163624B2 (ja) * 2009-10-29 2013-03-13 株式会社デンソー 電池監視装置
JP5789846B2 (ja) * 2011-09-05 2015-10-07 三洋電機株式会社 車両用の電源装置とこの電源装置を備える車両
JPWO2014024452A1 (ja) * 2012-08-09 2016-07-25 三洋電機株式会社 バッテリシステム及びこのバッテリシステムを備える電動車両並びに蓄電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016180653A (ja) 2016-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5747900B2 (ja) 電池監視装置
US9669723B2 (en) Power storage device, power system and electric vehicle
KR101453786B1 (ko) 고장 자가 진단 기능을 구비한 절연 저항 측정 장치 및 이를 이용한 자가 진단 방법
US10608445B2 (en) Power supply system
JP5624907B2 (ja) 蓄電装置、断線検知装置、車両及び断線検知方法
JP5394563B2 (ja) バッテリ制御装置、バッテリシステム、電動車両、充電制御装置、充電器、移動体、電源システム、電力貯蔵装置および電源装置
CN101326446B (zh) 电源装置的异常判断装置以及异常判断方法
JP5853099B2 (ja) 電池制御装置
JP6278240B2 (ja) 蓄電素子管理装置、蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電素子管理方法
US6864688B2 (en) Apparatus and method of monitoring insulation of a DC network that is electrically insulated with respect to the ground potential of a device
JP7199021B2 (ja) 管理装置、蓄電システム
JP2001116776A (ja) 電池電圧測定装置
US20140197841A1 (en) Voltage monitoring apparatus
JP2010066039A (ja) 電圧検出装置
JP5297729B2 (ja) 電圧検出装置
JP2014231988A (ja) バッテリシステム、充電状態推定装置、電動車両、移動体、電力貯蔵装置および電源装置
WO2019150836A1 (ja) 車両用電源システム、管理装置
JP6545495B2 (ja) 電圧検出装置
US20140062409A1 (en) Power supply system
CN114256958A (zh) 电力控制装置及其开路诊断方法
JP7253958B2 (ja) バッテリ制御装置およびバッテリ制御方法
US11404899B2 (en) Battery system and battery management device for cancelling polarization voltage by applying a reverse current
JP2014206453A (ja) 電池監視装置
US20210011088A1 (en) Detection device
JP6468787B2 (ja) 電圧検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6545495

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250