JP6544698B2 - 放射線治療用の脈管マーカ、脈管マーカの留置支援装置、放射線照射制御装置および放射線照射制御プログラム - Google Patents
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Description
直線形状で脈管に挿入された後、上部形成面と下部形成面とが捻れたS字形状、または、上部形成面と下部形成面とが捻れた8字形状に変形して前記脈管内に留まり、放射線を照射すべき位置を決めるための目印となる放射線治療用の脈管マーカである。
上述の脈管マーカを脈管内に留置するための脈管マーカの留置支援装置であって、
腫瘍の位置と、使用すべき脈管マーカと、前記腫瘍に放射線を照査するために前記脈管マーカを留置すべき少なくとも2つの脈管とを対応付けて記憶する記憶手段と、
放射線治療の対象となる腫瘍の位置に基づいて前記記憶手段を参照し、使用する脈管マーカ、前記脈管マーカを留置すべき少なくとも2つの脈管、および、前記少なくとも2つの脈管内の前記脈管マーカを留置する位置を決定する決定手段と、
を備えた。
患者の脈管内に留置された上記脈管マーカを用いて放射線照射を制御する放射線照射制御装置であって、
X線で前記脈管マーカを含む範囲を照射して、留置された少なくとも2つの前記脈管マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
検出された前記少なくとも2つの脈管マーカの位置から、前記放射線の照射標的位置を算出する算出手段と、
前記照射標的位置に基づいて、前記患者の位置と向きとを調整する患者位置調整手段と、
前記患者の位置と向きとを調整した後に、前記照射標的位置に対して前記放射線を照射するよう制御する制御手段と、
を備えた。
患者の脈管内に留置された上記脈管マーカを用いて放射線を制御する放射線照射制御プログラムであって、
X線で前記脈管マーカを含む範囲を照射して、留置された少なくとも2つの前記脈管マーカの位置を検出するマーカ位置検出ステップと、
検出された前記少なくとも2つの脈管マーカの位置から、前記放射線の照射標的位置を算出する算出ステップと、
前記照射標的位置に基づいて、前記患者の位置と向きとを調整する患者位置調整ステップと、
前記患者の位置と向きとを調整した後に、前記照射標的位置に対して前記放射線を照射するよう制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明の第1実施形態としての脈管マーカについて、図1A〜図1Dを用いて説明する。本実施形態に係る脈管マーカは、直線形状で体内に挿入された後、3次元曲線形状に変形して留まり、放射線を照射すべき位置を決めるための目印となる放射線治療用のマーカである。
次に本発明の第2実施形態に係る放射線治療システムについて説明する。本実施形態に係る放射線治療システムにおいては、体動などの外的因子、呼吸や心拍、消化管蠕動、臓器の生理的な移動・膨張・縮小などの内的因子による腫瘍の相対的位置移動にかかわらず腫瘍の位置を特定できる位置に、本実施形態の脈管マーカを留置する。そして、留置された脈管マーカをX線透視にて撮像し放射線照射の位置を確定することで、腫瘍外の正常組織へのダメージを最小化し、かつ腫瘍に対して正確な放射線を照射する。
図2Aは、本実施形態に係る放射線治療の手順を示すフローチャートである。
以下、放射線治療準備過程(S201)における、本実施形態の脈管マーカの留置処理について詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る脈管マーカ留置処置の概要を示す図である。以下、腫瘍近傍の動脈内への脈管マーカ留置処置について説明する。
図4は、本実施形態に係る脈管マーカ留置システム400の構成を示すブロック図である。
図5Aは、本実施形態に係る放射線治療準備過程(S201)を示すフローチャートである。
放射線治療計画過程(S203)については、図2Bの説明で詳細を説明したので、説明の重複を避ける。
(概要)
図6は、本実施形態に係る脈管マーカを用いた放射線照射の概要を示す図である。
図7は、本実施形態に係る脈管マーカによる放射線照射システム700の構成を示すブロック図である。
図8は、本実施形態に係る放射線治療実施過程(S205)の手順を示すフローチャートである。
次に本発明の第3実施形態に係る脈管マーカ留置支援装置について説明する。本実施形態に係る脈管マーカ留置支援装置は、上記第2実施形態と比べると、腫瘍の情報から適切な脈管マーカの留置場所を通知する構成を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る脈管マーカ留置支援装置920の構成を示すブロック図である。なお、図9において、図4と同じ構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る脈管選択データベース924の構成を示す図である。脈管選択データベース924は、脈管マーカおよび留置位置選定部922が腫瘍位置に対応して適切な脈管マーカおよび脈管マーカの留置位置を選定する時に参照される。
図11は、本実施形態に係る脈管マーカ留置支援装置920の処理手順を示すフローチャートである。なお、図11においては、本実施形態の関連部分のフローチャートを示し、重複する処理の説明は省略する。
次に本発明の第4実施形態に係る放射線治療システムについて説明する。本実施形態に係る放射線治療システムは、上記第2実施形態と比べると、放射線治療時の脈管マーカを識別して放射線の照射位置を自動算出して設定する構成を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る放射線照射制御装置1230の構成を示すブロック図である。なお、図12において、図7と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図13は、本実施形態に係る腫瘍位置追跡テーブル1236の構成を示す図である。腫瘍位置追跡テーブル1236は、放射線照射時に、腫瘍位置追跡部1233が放射線治療室720からの患部のX線透視画像から脈管マーカを識別し、腫瘍位置を追跡するために使用される。
図14は、本実施形態に係る放射線照射制御装置1230の処理手順を示すフローチャートである。
以上の実施形態では、「脈管」として動脈や静脈の血管を代表させて説明したが、臓器や組織の代謝輸送路としての他の脈管、例えばリンパ管によっても同様の効果を奏する。また、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
Claims (8)
- 直線形状で脈管に挿入された後、上部形成面と下部形成面とが捻れたS字形状、または、上部形成面と下部形成面とが捻れた8字形状に変形して前記脈管内に留まり、放射線を照射すべき位置を決めるための目印となる放射線治療用の脈管マーカ。
- 前記脈管マーカの材料は、放射線を吸収するバネ素材または形状記憶素材である請求項1に記載の放射線治療用の脈管マーカ。
- 前記脈管マーカの材料は、白金を含む金属である請求項1または2に記載の放射線治療用の脈管マーカ。
- 前記脈管は、動脈または静脈の末梢血管である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線治療用の脈管マーカ。
- 前記放射線は、陽子線、重粒子線、X線および電子線のいずれかである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射線治療用の脈管マーカ。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の脈管マーカを脈管内に留置するための脈管マーカの留置支援装置であって、
腫瘍の位置と、使用すべき脈管マーカと、前記腫瘍に放射線を照査するために前記脈管マーカを留置すべき少なくとも2つの脈管とを対応付けて記憶する記憶手段と、
放射線治療の対象となる腫瘍の位置に基づいて前記記憶手段を参照し、使用する脈管マーカ、前記脈管マーカを留置すべき少なくとも2つの脈管、および、前記少なくとも2つの脈管内の前記脈管マーカを留置する位置を決定する決定手段と、
を備えた脈管マーカの留置支援装置。 - 患者の脈管内に留置された請求項1乃至5のいずれか1項に記載の脈管マーカを用いて放射線照射を制御する放射線照射制御装置であって、
X線で前記脈管マーカを含む範囲を照射して、留置された少なくとも2つの前記脈管マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
検出された前記少なくとも2つの脈管マーカの位置から、前記放射線の照射標的位置を算出する算出手段と、
前記照射標的位置に基づいて、前記患者の位置と向きとを調整する患者位置調整手段と、
前記患者の位置と向きとを調整した後に、前記照射標的位置に対して前記放射線を照射するよう制御する制御手段と、
を備えた放射線照射制御装置。 - 患者の脈管内に留置された請求項1乃至5のいずれか1項に記載の脈管マーカを用いて放射線を制御する放射線照射制御プログラムであって、
X線で前記脈管マーカを含む範囲を照射して、留置された少なくとも2つの前記脈管マーカの位置を検出するマーカ位置検出ステップと、
検出された前記少なくとも2つの脈管マーカの位置から、前記放射線の照射標的位置を算出する算出ステップと、
前記照射標的位置に基づいて、前記患者の位置と向きとを調整する患者位置調整ステップと、
前記患者の位置と向きとを調整した後に、前記照射標的位置に対して前記放射線を照射するよう制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させる放射線照射制御プログラム。
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JP2017162227A JP6544698B2 (ja) | 2017-08-25 | 2017-08-25 | 放射線治療用の脈管マーカ、脈管マーカの留置支援装置、放射線照射制御装置および放射線照射制御プログラム |
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