JP6543942B2 - 通信装置、無線切替方法および無線切替プログラム - Google Patents

通信装置、無線切替方法および無線切替プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、無線切替方法および無線切替プログラムに関する。
携帯電話やタブレット端末などの電話端末では、電話番号などの契約者に固有な個人情報が記録されるUIM(Universal Input Method)カードが使用されている。電話端末は、UIMカードに記録される個人情報を利用して、他の電話端末と通信を実行する。
近年では、電話端末とは別の機器にUIMカードを挿入し、電話端末が、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信を用いて、UIM搭載機器に挿入されるUIMカードから個人情報を読み出して、音声通信などを実行することも行われている。
特開2002−78014号公報 特開2003−324768号公報 特開2006−33552号公報
しかしながら、上記技術では、UIMカードを搭載するUIM搭載機器側の状況によって、電話端末の通信が遮断される場合があるので、ユーザの利便性が悪い。
例えば、UIM搭載機器の電池がなくなった場合、電話端末側の電池が十分にある場合でも、通信できなくなる。また、UIM搭載機器が電波をオフにするモードに遷移した場合、電話端末とUIM搭載機器とのブルートゥース(登録商標)による通信が遮断されるので、電話端末が個人情報を読み出すことができず、通信ができなくなる。
また、タブレットを同時に多数使用するセミナーや教室でブルートゥース(登録商標)やWLAN(Wireless Local Area Network)などを利用する機器が多い場合、2.4GHz帯の周波数帯が占有されることがある。この場合、電話端末とUIM搭載機器との間で、ブルートゥース(登録商標)による通信ができない状況が発生し、電話端末が個人情報を読み出せず通信を実行できない。
1つの側面では、ユーザの利便性を向上させることができる通信装置、無線切替方法および無線切替プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、通信装置は、第1の無線通信または第2の無線通信のいずれかを用いて、通信に使用される識別情報を保持する情報保持機器から前記識別情報を取得する取得部を有する。通信装置は、前記取得部によって取得された前記識別情報を用いて、前記通信を実行する通信部を有する。通信装置は、前記取得部が前記識別情報を取得する際に、前記情報保持機器との間の通信状況または前記情報保持機器の機器状況を測定する測定部を有する。通信装置は、前記測定部による測定結果に応じて、前記第1の無線通信または第2の無線通信のいずれかを選択する選択部を有する。
一実施形態によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
図1は、システムの全体構成例を示す図である。 図2は、対向機器のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、通信装置のハードウェア構成例を示す図である。 図4は、通信装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図5は、ユーザ選択画面の例を示す図である。 図6は、ユーザ選択による接続開始処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、通信エラーによる接続切替処理の流れを示すシーケンス図である。 図8は、電波強度による接続切替処理の流れを示すシーケンス図である。 図9は、パケットエラーレートによる接続切替処理の流れを示すシーケンス図である。 図10は、通信装置と対向機器の設置例を示す図である。 図11は、通信装置と対向機器の設置例を示す図である。
以下に、本願の開示する通信装置、無線切替方法および無線切替プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例に係るシステムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、対向機器10と通信装置20とを有する。対向機器10は、ブルートゥース(登録商標)による近距離無線通信(本実施例では「BT」と記載する場合がある)およびNFCによる近距離無線通信(本実施例では「NFC」と記載する場合がある)が可能な装置である。
また、対向機器10は、対向機器10の機器情報やセキュリティ情報などが記録されるUIMカードを搭載する。なお、UIMカードは、個人情報等を記録すIC(Integrated Circuit)カードの一例であり、USIM(Universal Subscriber Identity Module)カードなどでも同様に適用できる。
例えば、機器情報は、対向機器10を識別する識別子などであり、セキュリティ情報は、電話番号などの契約者に固有な情報である。つまり、機器情報やセキュリティ情報は、他の通信装置との音声通信等に使用される情報であり、識別情報の一例である。なお、本実施例では、機器情報やセキュリティ情報をまとめてUIM情報などと記載する場合がある。
通信装置20は、BTやNFCにより近距離無線通信が可能な装置であり、例えばスマートフォンや携帯端末などの移動体端末である。この通信装置20は、対向機器10に搭載されるUIMカードからUIM情報を読み出し、読み出したUIM情報を用いて、他の通信装置と音声通信などの各種通信を実行する。
このような通信装置20は、はじめに、BTまたはNFCのいずれかを用いて、各種通信に使用されるUIM情報を保持する対向機器からUIM情報を取得し、UIM情報を用いて、通信を実行する。そして、通信装置は、UIM情報を取得する際に、対向機器10との間の通信状況または対向機器10の機器状況を測定する。そして、通信装置は、測定結果に応じて、次にUIM情報を取得するときの無線情報としてBTかNFCのいずれかを選択する。
例えば、通信装置20は、BTの電波状況が良い場合、BTの電波強度が強い場合、対向機器10の電池容量が多い場合は、図1の上図に示すように、対向機器10とBTにより無線通信を確立して、UIM情報を取得する。一方、通信装置20は、BTの電波状況が悪い場合、BTの電波強度が弱い場合、対向機器10の電池容量が少ない場合は、図1の下図に示すように、対向機器10とNFCにより無線通信を確立して、UIM情報を取得する。
つまり、通信装置20は、対向機器10に搭載されるUIMカードから、通信に使用するUIM情報を読み出す際に対向機器10の電源状態又は対向機器10との無線状況に応じて、NFCかBTのいずれかを選択することができる。この結果、通信装置20は、対向機器10の状態や無線状況が変化しても、対向機器10との無線通信を維持することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
[ハードウェア構成]
次に、対向機器10と通信装置20のハードウェア構成例を説明する。ここで説明するハードウェア構成は、一例であり、説明するハードウェア以外のハードウェアを有していてもよい。
(対向機器10のハードウェア)
図2は、対向機器のハードウェア構成例を示す図である。図2に示すように、対向機器10は、NFC通信装置10a、BT通信装置10b、入力装置10c、表示装置10d、UIMカード10e、記憶装置10f、演算装置10gを有し、各装置はバスで接続される。
NFC通信装置10aは、NFCを用いて他の装置と無線通信を実行する装置であり、例えばNFCの無線モジュールなどである。BT通信装置10bは、BTを用いて他の装置と無線通信を実行する装置であり、例えばBTの無線モジュールなどである。入力装置10cは、ユーザ等からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボードなどである。
表示装置10dは、各種情報を表示する装置であり、例えばディスプレイやタッチパネルなどである。UIMカード10eは、UIM情報が記録されたICカードの一例である。記憶装置10fは、プログラムやDBなどを記憶する装置であり、例えばメモリやハードディスクなどである。演算装置10gは、対向機器10全体を司り、プログラムなどを実行する処理部であり、例えばプロセッサなどである。また、演算装置10gは、定期的にまたは要求があった場合に、対向機器10の電池残量を測定し、通信装置20等に送信する。
(通信装置20のハードウェア)
図3は、通信装置のハードウェア構成例を示す図である。図3に示すように、通信装置20は、NFC通信装置20a、BT通信装置20b、入力装置20c、音声装置20d、表示装置20e、無線装置20f、記憶装置20g、演算装置20hを有し、各装置はバスで接続される。
NFC通信装置20aは、NFCを用いて他の装置と無線通信を実行する装置であり、例えばNFCの無線モジュールなどである。BT通信装置20bは、BTを用いて他の装置と無線通信を実行する装置であり、例えばBTの無線モジュールなどである。入力装置20cは、ユーザ等からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボードなどである。
音声装置20dは、音声を集音したり、出力したりする装置であり、例えばマイクやスピーカーなどである。表示装置20eは、各種情報を表示する装置であり、例えばディスプレイやタッチパネルなどである。無線装置20fは、音声通信やデータ通信などの各種通信を実行する装置であり、例えば3G(Third Generation)やLTE(Long Term Evolution)などの無線モジュールなどである。
記憶装置20gは、プログラムやDBなどを記憶する装置であり、例えばメモリやハードディスクなどである。演算装置20hは、通信装置20全体を司り、プログラムなどを実行する処理部であり、例えばプロセッサなどである。
[通信装置20の機能構成]
図4は、通信装置の機能構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、通信装置20は、通信情報DB21、電波状況DB22、電池残量DB23、NFC通信部24、BT通信部25を有する。また、通信装置20は、通信開始部26、ペアリング実行部27、状態判定部28、電波判定部29、電池判定部30、UIMリクエスト部31、選択部32を有する。
なお、通信情報DB21、電波状況DB22、電池残量DB23は、記憶装置20gに記憶されるデータベースである。NFC通信部24、BT通信部25、通信開始部26、ペアリング実行部27、状態判定部28、電波判定部29、電池判定部30、UIMリクエスト部31、選択部32は、演算装置20hが有する電子回路の一例や演算装置20hが実行するプロセスの一例である。
通信情報DB21は、パケットの送受信に関する情報を記憶するデータベースである。具体的には、通信情報DB21は、対向機器10との間でやり取りされたパケットの情報、当該パケットの成功や不成功などを記憶する。
電波状況DB22は、対向機器10との間の電波状況を記憶するデータベースである。具体的には、電波状況DB22は、対向機器10とBT通信を実行した際の受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)などを記憶する。
電池残量DB23は、対向機器10から取得された、対向機器10の電池残量を記憶するデータベースである。例えば、電池残量DB23は、「対向機器10の電池残量」として「2014/11/30 12:00、対向機器10、20%」などを記憶する。
NFC通信部24は、NFCを用いて、外部装置と通信を実行する処理部である。例えば、NFC通信部24は、対向機器10とNFCにより通信を確立して、NFCを介して、データの送受信を実行する。
BT通信部25は、BTを用いて、外部装置と通信を実行する処理部である。例えば、BT通信部25は、対向機器10とBTにより通信を確立して、BTを介して、データの送受信を実行する。
通信開始部26は、対向機器10とのネゴシエーションを実行する処理部である。具体的には、通信開始部26は、UIM情報を対向機器10から読み出すのに先立って、予め指定された通信手法を用いて対向機器10とのネゴシエーションを実行する。
例えば、通信開始部26は、UIM情報の読み出し開始の指示を受け付けると、NFC通信部24を介して、対向機器10とのネゴシエーションを開始し、対向機器10からハンドオーバー要求を受信する。その後、通信開始部26は、NFCを用いて、対向機器10からUIM情報を取得する。そして、通信開始部26は、ハンドオーバー要求に対する各種処理を実行した後、ユーザによって選択されたNFCまたはBTを用いたペアリング処理の実行開始をペアリング実行部27に要求する。
一例を挙げると、通信開始部26は、後述する電池判定部30によって算出された使用可能時間をディスプレイ等に表示させて、ユーザの選択を受け付ける。図5は、ユーザ選択画面の例を示す図である。図5に示すように、通信開始部26は、BTを使用した場合の予想使用可能時間、NFCを使用した場合の予想使用可能時間、いずれも使用しないなどの選択を受け付ける。そして、通信開始部26は、選択された通信手法によるペアリング処理を開始させる。
ペアリング実行部27は、対向機器10とペアリング処理を実行する処理部である。具体的には、ペアリング実行部27は、通信開始部26から実行開始が要求され、ユーザによって選択されたBTが選択されると、BT通信部25を介して対向機器10とペアリング処理を実行する。このようにして、ペアリング実行部27は、対向機器10と相互認証を実行して接続を確立する。
なお、ペアリング実行部27は、NFC(Near Field Communication) ForumのConnection Handover 1.2、Bluetooth(登録商標) Secure Simple Pairing Using NFC 1.1等で規定されている手法を利用して、BT機器のペアリングを実行する際に、NFCによってハンドオーバーを行ってから、ペアリングを実行することができる。
状態判定部28は、対向機器10との間での通信エラーを検出し、通信状態を判定する処理部である。具体的には、状態判定部28は、後述するUIMリクエスト部31がBTを用いてUIMリクエストを送信してUIM情報を取得した時のBT通信の正常終了や通信のエラーを検出する。そして、状態判定部28は、検出した情報を通信情報DB21に格納する。
例えば、状態判定部28は、「2014/11/30 12:00 UIMリクエスト成功」や「2014/11/30 13:00 UIMリクエスト送信エラー」などを通信情報DB21に格納する。また、状態判定部28は、選択部32から電波状況の要求を受けた場合、UIMリクエスト時のBT通信によるパケットエラーレート(PER)を算出して、選択部32に通知する。
電波判定部29は、対向機器10との間の電波状況を検出し、電波状態を判定する処理部である。具体的には、電波判定部29は、後述するUIMリクエスト部31がBTを用いてUIMリクエストを送信してUIM情報を取得した時のBT通信のRSSIを測定して、電波状況DB22に格納する。例えば、電波判定部29は、「2014/11/30 12:00 RSSI値(−48dBm)」や「2014/11/30 13:00 RSSI値(−50dBm)」などを電波状況DB22に格納する。
また、電波判定部29は、選択部32からRSSI値の取得要求を受信した場合、最新のRSSI値を選択部32に送信したり、それまでに取得されたRSSI値の平均値や指定された期間内のRSSI値の平均値などを算出して、選択部32に送信したりする。別の例としては、電波判定部29は、指摘された期間のRSSI値の変化や傾向などを選択部32に送信することもできる。
電池判定部30は、対向機器10から取得された対向機器10の電池残量から、対向機器の通話可能時間を判定する処理部である。具体的には、電池判定部30は、後述するUIMリクエスト部31がBTを用いたUIMリクエストを送信してUIM情報を取得した時に、UIM情報とともに対向機器10の電池残量を受信して、電池残量DB23に格納する。例えば、電池判定部30は、「2014/11/30 12:00、対向機器10、20%」などを電池残量DB23に格納する。
また、電池判定部30は、電池残量が取得された場合に、予め定義されるBTを用いた場合の消費電力やNFCを用いた場合の消費電力などを用いて、BTによる通信の使用可能時間やNFCによる通信時の使用可能時間などを算出する。例えば、電池判定部30は、「BT:使用可能時間=8H、NFC:使用可能時間=30H」などを算出する。なお、Hは、時間の略である。
そして、電池判定部30は、通信開始部26や選択部32などの他の処理部から電池残量の問い合わせを受け付けた場合、「BT:使用可能時間=8H、NFC:使用可能時間=30H」などを応答する。また、電池判定部30は、算出した「BT:使用可能時間=8H、NFC:使用可能時間=30H」などを電池残量DB23に格納することもできる。
UIMリクエスト部31は、UIM情報を取得する処理部である。具体的には、UIMリクエスト部31は、UIM情報を用いた通信が開始されると、例えば30秒間隔など所定の間隔でUIM情報のリクエストを対向機器10に送信して、UIM情報を取得する。
そして、UIMリクエスト部31は、UIM情報が取得された場合は、他の装置と音声通信などを実行する処理部(図示なし)にUIM情報を出力する。この結果、UIM情報を用いた通信が継続される。一方、UIMリクエスト部31は、UIM情報が取得されない場合は、他の装置と音声通信などを実行する処理部(図示なし)にエラー通知など出力する。この結果、UIM情報を用いた通信が遮断される。
なお、UIMリクエスト部31は、UIMリクエストを対向機器10に送信する際、選択部32に対して、いずれの無線通信を使用するかを問い合わせる。そして、UIMリクエスト部31は、選択部32から指示された無線通信(BTかNFCのいずれか)を用いて、UIMリクエストを対向機器10に送信する。
また、UIMリクエスト部31は、UIMリクエストを対向機器10に送信する際、無線通信モードがBTである場合は、BTを用いてUIMリクエストを送信し、無線通信モードがNFCである場合は、NFCを用いてUIMリクエストを送信することもできる。
また、UIMリクエスト部31は、無線通信モードがNFCである場合は、NFCを用いてUIMリクエストを所定回数送信した後、BTを用いて送信することもできる。つまり、UIMリクエスト部31は、NFCを用いて、UIM情報を取得するUIMポーリングを5回実行し、6回目からBTに切り替えて実行することもできる。
選択部32は、対向機器10との間の通信状況または対向機器10の機器状況に応じて、NFCまたはBTのいずれかを選択する処理部である。具体的には、選択部32は、UIM情報を取得する際に、状態判定部28、電波判定部29、電池判定部30などから取得した情報にしたがって、BTかNFCのいずれかを選択して、UIMリクエスト部31に出力する。つまり、選択部32は、前回のUIMリクエスト時に収集された各種情報にしたがって、今回のUIMリクエスト時に使用する無線手法を選択する。
例えば、選択部32は、状態判定部28からBTが遮断されたことが通知された場合、BTからNFCを使用するモードに切り替えて、NFCを用いることをUIMリクエスト部31に通知する。また、選択部32は、BTを用いたUIMリクエスト時のPERが閾値以下である場合、BTからNFCを使用するモードに切り替える。なお、判定基準は、任意に設定変更することができる。
また、選択部32は、電波判定部29からBTにおける受信電波強度が閾値以下であることが通知された場合、BTからNFCを使用するモードに切り替えて、NFCを用いることをUIMリクエスト部31に通知する。一例を挙げると、選択部32は、BTのRSSIが−50dBm以下である場合に、対向機器10への通信手法をBTからNFCに切り替える。
また、選択部32は、電池判定部30から予想使用可能時間が閾値以下であることが通知された場合、BTからNFCを使用するモードに切り替えて、NFCを用いることをUIMリクエスト部31に通知する。一例を挙げると、選択部32は、BTを用いた場合の予想使用可能時間が10時間以下である場合に、対向機器10への通信手法をBTからNFCに切り替える。
なお、選択部32は、無線通信モードを切り替える際に、ディスプレイ等に切り替えるメッセージ等を表示させることもできる。また、選択部32は、無線通信モードを切り替える際に、ディスプレイやタッチパネル等を用いて、切り替えるか否かの判断をユーザに促すこともできる。
[接続開始処理の流れ]
次に、通信装置20と対向機器10との接続開始時の処理について説明する。図6は、ユーザ選択による接続開始処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、通信装置20の通信開始部26は、NFC通信部24を介して、対向機器10とネゴシエーションを実行し、対向機器10からハンドオーバー要求を受信する(S101)。続いて、通信開始部26は、NFC通信部24を介して、対向機器10からUIM情報(機器情報とセキュリティ情報)を取得する(S102)。
そして、通信開始部26は、接続手法を選択する(S103)。ここで、通信開始部26は、BTを選択した場合(S103:BT)、NFC通信部24を介して、ハンドオーバー要求に対する応答を対向機器10に送信する(S104)。
続いて、通信開始部26は、無線通信モードをNFCからBTに切り替えて(S105)、BT通信部25を介して、対向機器10から接続要求を受信する(S106)。次いで、通信開始部26は、BT通信部25を介して、対向機器10に接続要求を送信する(S107)。
その後、ペアリング実行部27は、対向機器10とペアリング処理を実行し(S108)、BT通信部25を用いて、ハンドオーバー要求を許可した対向機器10との間で接続を確立する(S109)。
一方、S103において、通信開始部26は、NFCを選択した場合(S103:NFC)、NFC通信部24を介して、ハンドオーバー要求に対する応答を対向機器10に送信する(S110)。
その後、通信開始部26は、無線通信モードをNFCに設定し(S111)、NFC通信部24を用いて、ハンドオーバー要求を許可した対向機器10との間で接続を確立する(S112)。
なお、S103において、通信開始部26は、BT、NFCのいずれも選択しなかった場合(S103:なし)、処理を終了する。
なお、ここでは、通信開始部26は、接続開始時に通信手法を自動的に選択する例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えばユーザに選択させることもできる。
具体的には、電池判定部30は、S102の後に、対向機器10から取得された機器情報に含まれる電池残量に基づいて、BTを使用した場合の予想使用可能時間と、NFCを使用した場合の予想使用可能時間とを算出する。その後、通信開始部26は、電池判定部30が算出した各種情報を取得し、図5に示したユーザ選択画面を表示させる。そして、通信開始部26は、ユーザからの選択にしたがって、S103以降を実行する。
[通信エラー時の接続切替処理の流れ]
次に、通信装置20と対向機器10との間で通信エラーが発生した時の切替処理について説明する。図7は、通信エラーによる接続切替処理の流れを示すシーケンス図である。図7に示すように、通信装置20と対向機器10とは、図6に示した手法により、BTにより接続状態である(S201)。
この状態において、通信装置20のUIMリクエスト部31は、BT通信部25にUIMリクエストを送信し(S202とS203)、BT通信部25がUIMリクエストを対向機器10に送信する(S204)。そして、対向機器10のBT通信装置10bが、通信装置20からUIMリクエストを受信してUIMカード10eに出力する(S205)。その後、対向機器10は、UIMカード10eからUIM情報を読み出して(S206)、BT通信装置10bを介して、通信装置20のBT通信部25に送信する(S207とS208)。そして、通信装置20のUIMリクエスト部31は、対向機器10からUIM情報を取得する(S209とS210)。なお、S202からS210の処理が、UIMポーリング期間であり、UIMポーリングは例えば30秒間隔で実行される。
その後、通信装置20は、UIM情報の取得タイミングに到達すると、BT通信部25を介したUIMポーリングを実行して、対向機器10からUIM情報を取得する(S211からS215)。
再度、UIM情報の取得タイミングに到達すると、通信装置20のUIMリクエスト部31は、BT通信部25にUIMリクエストを送信し(S216とS217)、BT通信部25がUIMリクエストを対向機器10に送信する(S218)。
ここで、BT通信部25は、所定時間内に対向機器10から応答を受信できないことを根拠に、タイムアウトを検出し(S219とS220)、状態判定部28にエラーを通知する(S221とS222)。
エラー通知を受信した状態判定部28がエラーを選択部32に通知し、選択部32は、BTからNFCへ接続切替を実行する(S223)。つまり、選択部32は、無線通信モードをBTからNFCに切り替える。
その後、選択部32がNFCを利用することをUIMリクエスト部31に通知し、UIMリクエスト部31は、NFC通信部24に接続確認を実行して、応答を受信する(S224からS226)。
すると、UIMリクエスト部31は、NFC通信部24にUIMリクエストを送信し(S227とS228)、NFC通信部24がUIMリクエストを対向機器10に送信する(S229)。
そして、対向機器10のNFC通信装置10aが、通信装置20からUIMリクエストを受信してUIMカード10eに出力する(S230)。その後、対向機器10は、UIMカード10eからUIM情報を読み出して(S231)、NFC通信装置10aを介して、通信装置20のNFC通信部24に送信する(S232とS233)。そして、通信装置20のUIMリクエスト部31は、対向機器10からUIM情報を取得する(S234とS235)。
その後、通信装置20は、UIM情報の取得タイミングに到達すると、BT通信部25を介したUIMポーリングを実行して、対向機器10からUIM情報を取得する(S236からS240)。
なお、BT通信失敗後にNFCへ切り替える場合、UIMのポーリング期間内に、UIM情報を取得することが必要である。このため、通信装置20は、BT通信失敗後からUIMのポーリング開始までにNFCによるUIM情報の取得を実行する。なお、通信装置20は、その次のUIM情報の取得としてはBTでのUIM情報のリクエストに復帰する。また、NFCでの通信も失敗した場合、BTでもNFCでも通信ができないので、UIM情報の取得失敗に対応する処理が実行される。
[電波強度による接続切替処理の流れ]
次に、通信装置20と対向機器10とのBT通信のRSSIが閾値以下である場合に、接続手法を切り替える処理について説明する。図8は、電波強度による接続切替処理の流れを示すシーケンス図である。図8に示すように、通信装置20と対向機器10とは、図6に示した手法により、BTにより接続状態である(S301)。
この状態において、通信装置20のUIMリクエスト部31は、BT通信部25にUIMリクエストを送信し(S302とS303)、BT通信部25がUIMリクエストを対向機器10に送信する(S304)。そして、対向機器10のBT通信装置10bが、通信装置20からUIMリクエストを受信してUIMカード10eに出力する(S305)。その後、対向機器10は、UIMカード10eからUIM情報を読み出して(S306)、BT通信装置10bを介して、通信装置20のBT通信部25に送信する(S307とS308)。そして、通信装置20のUIMリクエスト部31は、対向機器10からUIM情報を取得する(S309とS310)。
そして、電波判定部29は、UIMポーリングにおいてBT通信部25で送受信された無線通信のRSSI値を取得し(S311)、選択部32に通知する(S312)。
その後、UIM情報の取得タイミングに到達すると、すなわち次のUIMポーリングが開始されると、選択部32は、S311で取得されたRSSI値が閾値より大きい値であることから、BTを使用すると判断し、無線通信モードをBTに設定する(S313)。なお、切替判断の一例としては、RSSI値が−45dBm以上でBT、−50dBm以下でNFCと判断することができる。
そして、通信装置20は、無線通信モードがBTであることから、BT通信部25を介したUIMポーリングを実行して、対向機器10からUIM情報を取得する(S314からS318)。また、電波判定部29は、今回のUIMポーリングにおいてBT通信部25で送受信された無線通信のRSSI値を取得し(S319)、選択部32に通知する(S320)。
その後、再度UIMポーリングが開始されると、選択部32は、S319で取得されたRSSI値が閾値以下の値であることから、NFCを使用すると判断し(S321)、無線通信モードをNFCに切り替える(S322)。
その後、選択部32がNFCを利用することをUIMリクエスト部31に通知し、UIMリクエスト部31は、NFC通信部24に接続確認を実行して、応答を受信する(S323からS325)。
すると、UIMリクエスト部31は、NFC通信部24にUIMリクエストを送信し(S326とS327)、NFC通信部24がUIMリクエストを対向機器10に送信する(S328)。
そして、対向機器10のNFC通信装置10aが、通信装置20からUIMリクエストを受信してUIMカード10eに出力する(S329)。その後、対向機器10は、UIMカード10eからUIM情報を読み出して(S330)、NFC通信装置10aを介して、通信装置20のNFC通信部24に送信する(S331とS332)。そして、通信装置20のUIMリクエスト部31は、対向機器10からUIM情報を取得する(S333とS334)。
その後、通信装置20は、再度UIMポーリングが開始されると、NFC通信部24を介したUIMポーリングを実行して、対向機器10からUIM情報を取得する(S335からS339)。
そして、選択部32は、5回などと予め定めた回数だけ、NFCを用いたUIMポーリングを実行させた後、無線通信モードをNFCからBTに切り替える(S340)。そして、UIMリクエスト部31と選択部32は、S302以降を繰り返す。
すなわち、通信装置20は、NFCからBTに切り替えてUIM情報を取得し、その時のRSSI値が閾値より大きければ、次のUIMポーリングもBTを用いて実行する。一方、通信装置20は、その時のRSSI値が閾値以下であれば、NFCに再度切り替えて次のUIMポーリングを実行する。
[パケットエラーレートによる接続切替処理の流れ]
次に、通信装置20と対向機器10とのBT通信時のパケットエラーレートによって接続手法を切り替える処理について説明する。図9は、パケットエラーレートによる接続切替処理の流れを示すシーケンス図である。基本的な流れは、図8と同様なので、図8と異なる点について説明する。図8と異なる点は、UIMリクエスト時にRSSI値が測定されるのではなく、パケットエラーレート(PER)が算出される点である。
具体的には、S402からS410でUIMポーリングが実行された後、状態判定部28は、UIMポーリングにおいてBT通信部25で送受信されたパケットのエラーレート(PER)を算出し(S411)、選択部32に通知する(S412)。
その後、次のUIMポーリングが開始されると、選択部32は、S411で算出されたPERが閾値以上であることから、BTを使用すると判断し、無線通信モードをBTに設定する(S413)。なお、切替判断の一例としては、PERが99.98%以上でBT、99.9%以下でNFCと判断することができる。
このように、通信装置20は、UIMポーリング実行後にPERを算出し、次のUIMポーリング時に、前回のポーリング時に算出したPERに基づいて、無線通信モードを切り替える。また、通信装置20は、図8と同様、NFCに切り替えた後は、5回などと予め定めた回数だけ、NFCを用いたUIMポーリングを実行させた後、無線通信モードをNFCからBTに切り替える。
こうして、通信装置20は、前回のUIMポーリング時のPERにしたがって、次回のUIMポーリング時に使用する無線通信を選択し、最適な通信でUIMポーリングを実行する。
[効果]
上述したように、通信装置20は、UIMカード10eを搭載する対向機器10を近接させた場合、BTで接続を行うか、NFCで接続を行うか、接続しないかを表示することができる。ユーザは、この表示の選択により電池使用量の少ないNFCでのUIM情報の通信を選択できる。
また、通信装置20は、BTで通信する状態の時にBTによるUIM情報の取得が失敗した場合、NFCに切り替えてUIM情報を取得することができる。また、通信装置20は、RSSI値による切替を実行する場合、BT通信の状態を把握しておくのでBT通信の失敗も起りにくく省電力化でき、NFCでポーリングしている期間はNFC通信による省電力が行える。
また、通信装置20は、PERによる切替を実行する場合、BT通信の状態を把握しておくのでBT通信の失敗も起りにくく省電力化でき、NFCでポーリングしている期間はNFC通信による省電力が行える。また、RSSI値による判断と比較した場合、RSSI値が高くて、ノイズが高いと、RSSI値では判断しにくい状況となるが、その場合でも判断できる。
また、通信装置20は、このBTとNFCの自律的な切り替えとして、BT通信のS/N値を用いることもでき、図9と同様の処理フローによって実現できる。なお、上述したBT通信失敗、RSSI値、PER、S/Nの通信状態の判断基準は単独でも実行することができ、任意の組み合わせで実行することもできる。ここまで記載していないが、NFC通信ができない場合は自動的にBTが選択される。
また、通信装置20は、電波OFFモードをトリガとして、BTとNFCを切り替えることもできる。例えば、通信装置20は、対向機器10から電波をOFFにする通知や電池残量が少ないことからBTがOFFになる旨の通知を受信した場合に、NFCに切り替えることができる。この場合、通信装置20は、UIM搭載機器を正対する位置に固定するように促すポップや警告音を出力することもできる。
したがって、通信装置20は、電池使用量の少ないNFCでUIM情報の通信を行うように切り替えることができ、通信時間を長時間継続できる。特に、BT、NFCそれぞれの予想通信可能時間を表示させる事で明確に判断できる。また、通信装置20は、病院等で電波OFFにする場合や、無線状態が悪くBTによるUIM情報の通信ができなくなった場合に、NFCを利用する事でUIM情報の通信を継続する事ができる。また、通信装置20は、自律的にNFCに切り替える事で、環境によらず、安定して使用が可能になる。また、通信装置20は、NFCが正対する位置に対向装置10を固定できるので、NFCによるUIM情報の通信の継続が実用的に可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
[電池残量]
また、通信装置20は、BTを用いたUIMリクエストの応答として、対向機器10の電池残量を取得し、電池残量が閾値以上である場合はBTを選択してUIM情報を取得し、電池残量が閾値よりも少ない場合はNFCを選択してUIM情報を取得することもできる。
[ポップアップ]
例えば、通信装置20は、BTからNFC、または、NFCからBTへ切替を行う場合に、切替を行うメッセージをディスプレイ等にポップアップで表示させることができる。また、このときに、通信装置20は、切替を許可するか否かをユーザに選択させ、許可しないことが選択された場合は、切替を抑制することもできる。
[対向機器の設置位置]
通信装置20が、対向機器10とNFCで正対できる位置に、対向機器10を固定できるような構造とすることができる。図10と図11を用いて一例を説明する。図10と図11は、通信装置と対向機器の設置例を示す図である。
図10に示すように、通信装置20の背面等が対向機器10をはめ込む構造になっており、対向機器10をはめ込むことで接触させることもできる。また図示しないが、レール状の構造を設けて、カード型の対向機器10を差し込むような構造とすることもできる。
また、図11に示すように、充電等に用いるクレードル50を利用することもできる。クレードル50を使用することで、通信装置20と対向機器10とが、NFCを正対できる位置に固定できるので、充電時も継続して、上記実施例で説明した各処理を実行することができる。
[システム]
また、図示した装置の各構成は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、任意の単位で分散または統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
なお、本実施例で説明した通信装置20は、通信切替出力プログラムを読み込んで実行することで、図4等で説明した処理と同様の機能を実行することができる。例えば、通信装置20は、NFC通信部24、BT通信部25、通信開始部26、ペアリング実行部27、状態判定部28、電波判定部29、電池判定部30、UIMリクエスト部31、選択部32と同様の機能を有するプログラムをメモリに展開する。そして、通信装置20は、NFC通信部24、BT通信部25、通信開始部26、ペアリング実行部27、状態判定部28、電波判定部29、電池判定部30、UIMリクエスト部31、選択部32と同様の処理を実行するプロセスを実行することで、上記実施例と同様の処理を実行することができる。
このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することができる。
10 対向機器
20 通信装置
21 通信情報DB
22 電波状況DB
23 電池残量DB
24 NFC通信部
25 BT通信部
26 通信開始部
27 ペアリング実行部
28 状態判定部
29 電波判定部
30 電池判定部
31 UIMリクエスト部
32 選択部

Claims (10)

  1. ブルートゥースによる第1の無線通信またはNFCによる第2の無線通信のいずれかを用いて、通信に使用される識別情報を保持する情報保持機器から前記識別情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記識別情報を用いて、前記通信を実行する通信部と、
    前記第1の無線通信を用いて前記取得部が前記識別情報を取得する際に、前記情報保持機器との間の通信状況または前記情報保持機器の機器状況を測定する測定部と、
    前記測定部による測定結果に応じて、前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替える選択部と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記測定部は、前記取得部が前記第1の無線通信を用いて前記情報保持機器から前記識別情報を取得した際の受信電波強度を測定し、
    前記選択部は、前記測定部によって測定された前記受信電波強度が閾値以下である場合、次に前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記測定部は、前記取得部が前記第1の無線通信を用いて前記情報保持機器から前記識別情報を取得した際のパケットエラーレートを測定し、
    前記選択部は、前記パケットエラーレートが閾値以下である場合、次に前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記取得部は、前記第1の無線通信を用いて前記情報保持機器から前記識別情報とともに、前記情報保持機器の電池残量を取得し、
    前記選択部は、前記情報保持機器の電池残量が閾値以下である場合、次に前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記選択部は、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信へ切り替える際、前記識別
    情報が取得される所定間隔内で切替を完了させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の通信装置。
  6. 第1の無線通信または第2の無線通信のいずれかを用いて、通信に使用される識別情報を保持する情報保持機器から前記識別情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記識別情報を用いて、前記通信を実行する通信部と、
    前記取得部が前記識別情報を取得する際に、前記情報保持機器との間の通信状況または前記情報保持機器の機器状況を測定する測定部と、
    前記測定部による測定結果に応じて、前記第1の無線通信または第2の無線通信のいずれかを選択する選択部と
    を有し、
    前記測定部は、前記取得部が前記第1の無線通信を用いて前記情報保持機器から前記識別情報を取得した際の受信電波強度を測定し、
    前記選択部は、前記測定部によって測定された前記受信電波強度が閾値以下である場合、次に前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替え、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信へ切り替えてから、前記取得部によって前記第2の無線通信を用いた前記識別情報の取得が所定回数実行された後、前記第2の無線通信から前記第1の無線通信への再切替を実行する
    ことを特徴とする通信装置。
  7. 前記選択部は、前記情報保持機器との間で無線通信開始前のネゴシエーションを実行する際は前記第2の無線通信を選択し、前記ネゴシエーション完了後に、前記第1の無線通信または前記第2の無線通信のいずれかをユーザに選択することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. ブルートゥースによる第1の無線通信またはNFCによる第2の無線通信のいずれかを用いて、通信に使用される識別情報を保持する情報保持機器から前記識別情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記識別情報を用いて、前記通信を実行する通信部と、
    前記第1の無線通信を用いて前記取得部が前記識別情報を取得する際に、前記情報保持機器との間の通信状況または前記情報保持機器の機器状況を測定する測定部と、
    前記測定部による測定結果に応じて、前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替える選択部と
    を有し、
    前記選択部は、前記情報保持機器との間で無線通信開始前のネゴシエーションを実行する際は前記第2の無線通信を選択し、前記ネゴシエーション完了後に、前記第1の無線通信または前記第2の無線通信のいずれかをユーザに選択し、
    前記取得部は、前記情報保持機器との前記ネゴシエーション時に、前記情報保持機器の電池残量を取得し、
    前記測定部は、前記情報保持機器の電池残量に基づいて、前記第1の無線通信を使用した際の前記情報保持機器が稼働できる稼働可能時間および前記第2の無線通信を使用した際の前記稼働可能時間を算出し、
    前記選択部は、前記測定部によって算出された各稼働可能時間を所定の表示部に表示させて、前記第1の無線通信または前記第2の無線通信のいずれを使用するかを選択させることを特徴とする通信装置。
  9. コンピュータが、
    ブルートゥースによる第1の無線通信またはNFCによる第2の無線通信のいずれかを用いて、通信に使用される識別情報を保持する情報保持機器から前記識別情報を取得し、
    取得された前記識別情報を用いて、前記通信を実行し、
    前記第1の無線通信を用いて前記識別情報を取得する際に、前記情報保持機器との間の通信状況または前記情報保持機器の機器状況を測定し、
    測定結果に応じて、前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替える
    処理を含むことを特徴とする無線切替方法。
  10. コンピュータに、
    ブルートゥースによる第1の無線通信またはNFCによる第2の無線通信のいずれかを用いて、通信に使用される識別情報を保持する情報保持機器から前記識別情報を取得し、
    取得した前記識別情報を用いて、前記通信を実行し、
    前記第1の無線通信を用いて前記識別情報を取得する際に、前記情報保持機器との間の通信状況または前記情報保持機器の機器状況を測定し、
    測定結果に応じて、前記識別情報を取得する際に用いる無線通信を、前記第1の無線通信から前記第2の無線通信に切り替える
    処理を実行させることを特徴とする無線切替プログラム。
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