JP6543142B2 - 放送受信装置 - Google Patents
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Description
放送受信装置に対し、視聴したい番組の視聴し忘れを防止するために、予めチャンネル(以下、CHという)や時間等を指定することで視聴予約する技術が提案されている(特許文献1)。この技術によれば放送受信装置は、指定した時間に到達した際、視聴予約されたCHに自動で切り替えるようにしている。これによって、ユーザは他の番組を見ていた場合であっても、そのことが原因で見たい番組を見逃すということが防止される。
いま、放送受信装置(以下、TV装置という)では、予め02CHの番組が予約されていると共に、その予約時間前において端末装置であるスマホから放送受信装置に対して02CHの視聴要求がされているものとする。
この場合、TV装置は、スマホからの要求に基づいて自装置のチューナで受信した01CHをスマホに送信する。これによりスマホでは送信される01CHのリアルタイム視聴が行われる。
一方、01CHの受信データを端末装置に送信しているので、TV装置では、デジタル写真等のスライドショーや録画済みの放送データ等、チューナで受信中の放送データ以外を出力するか、又は画面を消灯することになる。
そして、視聴予約の時間になると(ステップ81T;Y)、TV装置はスマホへのCHデータの送信を終了すると共に、受信CHを01CHから予約済みの02CHに変更し、その出力対象をスマホからTV装置に切り替える(ステップ82T)。
一方、スマホ側ではTV装置からCHデータを受信しているかを監視し(ステップ81S)、TV装置からのデータ送信が終了すると(ステップ81S;N)、「表示がTV側に切り替わりました。」等の視聴停止画面を表示する(ステップ82S)。これによりスマホ側では、TV装置側での表示に切り替わったことがスマホユーザに報知される。
このため、スマホで放送データを視聴していたユーザは途中で視聴を中止されてしまい、かつ、視聴予約をした番組を見逃してしまうという問題がある。
ユーザが視聴予約した番組を視聴するためには、切り替えられたTV装置まで移動してTV装置で視聴するか、又は、スマホからTV装置に対して再度出力対象を切り替える操作をスマホで行う必要があった。
ところが、録画データを視聴中のスマホbのユーザは、視聴予約された番組が開始しても、録画データが継続してTV装置から送信されるため、視聴予約した番組の開始を知ることもできず、視聴予約番組を見逃してしまう可能性が高くなる。
(2)請求項2に記載の発明では、前記予約手段は、前記記憶された視聴予約番組の開始の際に、前記通信接続手段により前記視聴装置との無線通信が接続されている場合に、前記受信手段による受信を当該視聴予約番組の放送データに変更する、ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記受信手段で受信した放送データを録画データとして保存する録画手段を備え、前記出力手段は、前記端末装置からの要求に基づいて、前記保存された録画データを当該端末装置に出力する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放送受信装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記視聴予約番組が開始する所定時間前において、前記出力手段により出力されている前記端末装置、及び前記視聴装置に、当該視聴予約番組の開始を通知する通知手段を備える、ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の放送受信装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記視聴予約番組の開始から所定時間前の視聴予約確認時間に到達した場合、当該視聴装置に視聴予約番組を視聴するか否かを問い合わせる視聴確認手段を備え、前記視聴確認手段による問合せに対して前記端末装置から視聴する旨の回答を受信した場合に、前記予約手段は、前記受信手段による受信を当該視聴予約番組の放送データに変更し、前記出力手段は、当該視聴予約番組の放送データの出力先として前記視聴装置を選択する、ことを特徴とする、請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の放送受信装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記視聴確認手段による問合せに対して前記視聴装置から視聴しない旨の回答を受信した場合に、当該視聴予約情報を前記視聴予約情報記憶手段から削除する削除手段を備える、ことを特徴とする請求項5に記載の放送受信装置を提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、前記視聴予約番組が開始する前に、前記出力手段により選択されている前記端末装置、及び前記視聴装置に送信していた状態を視聴予約開始前状態として記憶する視聴予約開始前状態記憶手段、を備え、前記予約手段と前記出力手段は、前記視聴装置に送信した視聴予約番組の放送データが終了した場合に、前記視聴予約開始前状態記憶手段に記憶した視聴予約開始前状態に戻す、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の放送受信装置を提供する。
(1)実施形態の概要
図1(b)に示す様に、本実施形態の放送受信装置1は、複数の端末装置2a、2b、2c、…(以下、個別の端末装置を指す場合にはa、b…の添え字を付し、何れか1の端末装置を指す場合には添え字無しで符号を付ける)、とWi−Fi通信等の各種無線通信手段により接続可能である。放送受信装置1は、端末装置2からの要求に応じて、要求されたチャンネルの放送データを受信して当該端末装置2に送信する。但し、放送受信装置1で受信する放送データをリアルタイムで視聴することができるのは、放送受信装置1及び全端末装置2のうちの、1チューナ当たり1台だけである。
本実施形態の放送受信装置1では、放送データの受信を選択(指定)をした装置(放送受信装置1又は何れかの端末装置2)に対して視聴権を認め、放送データの出力対象を当該装置に切り替えて出力する。
その後、他の端末装置2bから視聴要求があれば、放送受信装置1は、出力対象を端末装置2aから新しく視聴要求があった当該端末装置2bに切り替え、要求されたCHの放送データを端末装置2bに送信する。この際、放送受信装置1は、出力対象の切り替えにより、放送データ端末装置2aへの送信が終了するが、出力対象の切り替えの際に、端末装置2aに対して切り替え通知(放送データの送信終了を意味する)を通知する。
切り替え通知を受信した端末装置2では、放送受信装置1からの放送データが送信されなくなるため、放送データの受信ができなくなると、視聴可能な録画リストを画面表示する。この録画リストは、放送受信装置1が録画した放送データのリストであり、各端末装置2が録画リストを所定タイミング毎に放送受信装置1から受信し、保存しておいたものである。但し、切り替え通知と共に最新の録画リストを放送受信装置1から受信する様にしてもよい。
なお、この視聴予約を行うのは放送受信装置1である。従って、放送データの受信を選択(指定)した装置が放送受信装置1なので、原則的には、視聴予約番組の放送データの視聴権は放送受信装置1(出力対象が放送受信装置1)となる。
しかし、本実施形態の視聴予約処理において、視聴予約時間に到達した場合、放送受信装置1は、出力対象を原則通り放送受信装置1に切り替えるのではなく、出力対象を選択された視聴装置(放送受信装置1又は端末装置2)に切り替える。
これにより、ユーザは視聴予約したCHを見逃すことなく、また、面倒な操作をすることなく、視聴予約の際に選択した装置での視聴が可能になる。
なお、視聴予約処理において、放送受信装置1は、切り替え通知と同様に、端末装置2に対して視聴の終了や視聴予約番組の開始を報知するために、視聴予約時間から所定時間(n分)前の視聴予約確認時間に到達したら視聴予約通知を行う。この視聴予約通知の対象は、現在放送データを受信中である端末装置2と、当該視聴予約の設定において選択された視聴装置(端末装置2)である。
また、視聴予約を設定した番組が開始するタイミングで視聴予約をした放送受信装置1でテレビ放送を視聴しているか、もしくは、別の端末装置2でテレビ放送を視聴しているかに関係なく、視聴予約時に設定した視聴装置である端末装置2において視聴予約番組を確実に視聴することができる。
図1は本実施形態が適用される放送受信装置の外観構成と、放送受信装置を利用した放送データ受信システムの構成について表したものである。
図1(a)に示すように、本実施形態の放送受信装置1はタブレット型の受信装置である。放送受信装置1は、テレビ放送やラジオ放送等の各種放送を受信するアンテナ41を備え、受信したテレビ放送などの画像を表示する表示画面(LCD)61と、視聴予約等の各種操作を行う本体キー71が配設されている。
なお、以下の実施形態では、テレビ放送を受信する場合を例に説明し、放送受信装置1としてTV装置1と表記することとする。
本実施形態では端末装置2として、スマートフォンを使用する場合について説明する。以下端末装置2をスマホ2として説明する。
これにより、各スマホ2からは、メールや自装置で撮影した写真データ等がTV装置1に送信されたり、視聴したい放送データや録画データがTV装置1に要求されたりする。
一方、TV装置1からは、スマホ2の要求に基づく放送データや録画データがスマホ2に送信される。
本実施形態では、TV装置1とスマホ2間で放送データや録画データを送受信する場合には、Wi−Fi通信による場合を例に説明するが、基地局を経由した3Gや4Gによることも可能である。
図2に示されるように、TV装置1は、本実施形態における視聴予約制御や、受信中の放送データを何れか1のスマホ2に送信(転送)するストリーミング制御のほか、入力操作に対応する制御等の装置全体を各種制御する制御部10を備えている。
制御部10は、本実施形態における放送データの受信、転送、及び、録画に関する各種制御、保存されている静止画データを使用してスライドシーを行う制御、外部装置との通信制御、その他の各種制御をプログラムに従って行うCPUと、基本プログラムが保存されるROM、各種制御を行う場合の作業領域としてのRAM等を備えている。
この制御部10には、時計20、記憶部30、チューナ部40、通信制御部50、出力部60、入力部70が接続されている。
プログラム31には、予約プログラム、ストリーミングプログラム、その他の各種プログラムが記憶される。
予約プログラムは、視聴や録画を希望する時刻やCH(チャンネル)を指定することで視聴予約や録画予約を行うプログラムである。
ストリーミングプログラムは、スマホ2からの要求により指定されたCHの放送データを受信してスマホ2に転送するプログラムである。なお、視聴予約プログラムにより視聴予約された番組の出力対象(出力先)の決定、切り替え等については、ストリーミングプログラムにより処理される。
なお、記憶部30に保存される各種プログラムについては、通信により適宜バージョンアップ可能に構成されているが、その全体又は一部(機能部分)をROMに保存するようにしてもよい。
この予約情報としては、視聴予約又は録画予約された番組(放送データ)の放送CH(CH)、放送開始時間T1、放送終了時間T2、番組名等の番組情報、視聴予約と録画予約を区別する区別情報(録画予約フラグ、視聴予約フラグ)、識別番号(視聴予約の場合)が保存される。
ここで、放送開始時間T1が視聴予約時間や録画予約時間となるが、放送開始時間T1よりも所定時間T1a(例えば、1分)だけ前の時間を視聴予約時間、録画予約時間としてもよい。また、放送終了時間T2が視聴終了時間や録画終了時間となるが、放送終了時間T2よりも所定時間T2aだけ後の時間を視聴終了時間、録画終了時間としてもよい。この場合、所定時間T1a、T2aについては、開始、終了に要する時間を考慮し、視聴予約と録画予約とで異なる時間を規定するようにしてもよい。
ボタン番号と端末名称は、視聴予約処理において表示される視聴予約者表示画面(図7(e)参照)を表示するために使用され、この画面でユーザに選択された端末名称に対応する識別番号が、視聴予約した放送データの出力対象として、予約リスト32の予約情報に保存される。
この画像データは、スマホ2や携帯電話等の外部装置から受信する場合のほか、TV装置1が備える撮像装置(カメラ)で撮像する場合が含まれる。この画像データは、TV装置1に表示される場合のほか、TV装置1が放送データと同様にスマホ2に送信(転送)することで、スマホ2に表示することも可能である。
画像データが静止画像である場合には、スライドショーとして画像データが順次表示、送信される。
本実施形態の通信制御部50では、制御部10による制御のもと、チューナ部40で受信した放送データをWi−Fiアンテナ52を介して、いずれか1台のスマホ2に送信(転送)することで、放送データ送信手段の一部として機能している。
LCD61は、受信した放送データ、録画データ、スライドショー等の画像を表示する液晶表示装置である。LCD61は、TV装置1の各種機能に応じて必要な各種操作を行うための操作キーを画像表示する。
この本実施形態のスピーカ62からは、録画予約や視聴予約を行う際にLCD61に表示される操作画面に対応した、設定操作の音声ガイダンスが出力されるが、音声ガイダンス機能は搭載しないことも可能である。
本体キー71は、図1(a)に示すように、各種入力、選択操作を行うための操作キーとして、TV選択キー、メニューキー、戻るキー、OKキー、上下左右方向の各移動キーが、LCD61側の本体面に配置されている。
また、図示しないが、本体キー71として、電源のオンオフを行う電源キーが本体側面に配設されている。
タッチパネル73は、LCD61の表面に配置される入力機器で、LCD61に画面表示された各種操作キーに対応した、ユーザのタッチ位置を特定し、当該タッチ位置に対応して表示された操作キーの入力を受け付ける。
この本実施形態のTV装置1には存在しない機能ではあるが、3G/4G通信を使用し、携帯電話やスマートフォンなどの外部機器との間で通話を行う通話機能を搭載するようにしてもよい。この場合には、マイクが通話用のマイクとしても使用される。
スマホ2は、その構成としてCPU、ROM、RAMを備えた制御部、TV装置1との間で通信や通話機能を実現するための通信部、各種画像を表示する画像表示部、記憶部、各種操作を行う入力部を備えている。
スマホ2の記憶部には、各種のアプリケーションソフトが記憶されるほか、電話機能に関連して保存される電話帳情報、通話履歴情報、TV装置1から受信した録画情報や番組情報などが記憶される。スマホ2の記憶部に記憶されるアプリケーションソフトとしては、TV装置1と共に放送データ受信システムを構成するためのプログラム(以下、ストリーミングアプリという)が記憶される。このストリーミングアプリは、商品出荷時においてプリインストールされている場合と、インターネット等を経由してインストールされる場合とがある。
この放送データの受信に関連する各種動作は、ユーザによって選択されたストリーミングアプリに従ってスマホ2の制御部により実行される。
この場合の端末装置の構成としては、各端末装置固有の機能部分を除き、ほぼスマホ2と同一である。すなわち、少なくとも端末装置として、TV装置1との間でWi−Fi等の無線通信が可能であり、制御部がストリーミングアプリを実行することで、TV装置1から送信される放送データを受信し、その映像や音声を出力するための構成をスマホ2と同様に備える。
図3、図4は、視聴予約開始前における、放送データをTV装置1とスマホ2の何れか一方で表示するストリーミング処理の動作を表したフローチャートである。
図5は、ストリーミング処理における、TV装置1の画面状態を表した説明図である。
図6は、ストリーミング処理における、スマホ2の画面状態を表した説明図である。
このストリーミング処理の前提として、TV装置1とスマホ2は相互にWi−Fi接続が完了しているものとし、両者間の通信はWi−Fiによるものとする。
ストリーミングアプリは、図6(イ)に示すように、スマホ2の画像表示部161のトップ画面(ホーム画面/待ち受け画面)に表示されている各種アプリアイコンの中から、ストリーミングアプリアイコン162をユーザが選択する事で起動される。
スマホ2の制御部では、ストリーミングアプリが起動されると(ステップ11S;Y)、起動完了までの間、図6(ロ)に示すように、起動画面を画像表示部161に表示する(ステップ12S)。
なお、フローチャートには示していないが、本実施形態では、ストリーミングアプリを起動した直後にスマホ2がTV装置1に視聴可能な録画データを要求し、TV装置1から送信される録画データを記憶部に保存した上で、図6(ハ)の一覧表示を行うようになっている。
但し、起動時において既に録画データが記憶部に保存されている場合には保存済みの録画データを表示し、保存されていない場合や最後の登録から所定時間N時間(例えばN=24時間)が経過している場合には、ストリーミングアプリが起動した後にTV装置1に問い合わせるようにしてもよい。
また、TV装置1において、新規追加や削除により録画データの内容に変更があった場合に、TV装置1がWi−Fi接続された際にスマホ2に送信するようにしてもよい。
すなわち、スマホ2の制御部は、選択された録画データを特定する特定情報をTV装置1に送信することで、当該録画データの送信を要求する。これに対してTV装置1では、要求された録画データの再生を行いながら再生データをスマホ2に送信する。この再生データの送信は、放送データ(CHデータ)のストリーミング送信ではないので、TV装置1では、出力中(視聴中)のCHデータの出力(視聴)が継続される。
その後、スマホ2の制御部は、切り替え要求に応じてTV装置1からCHデータが送信されるまでのあいだ、図6(ニ)に示すように、切り替え待ち画面を表示し(ステップ17S)、CHデータの受信を監視する(ステップ18S)。
切り替え要求を受信すると(ステップ12T;Y)、制御部10は、切り替え予告表示を行う(ステップ13T)。
すなわち、図5(a)に示すように、TV装置1でテレビ視聴中である場合において、CHデータをストリーミング表示(出力)できるのは1画面だけであるため、スマホ2からの要求により、視聴対象(出力対象)の切り替えを行う必要がある。そこで、TV装置1の制御部10は、切り替える前に、LCD61の表示画面上に、例えば図5(b)に示すように「専用アプリ側が視聴を開始したため、テレビ視聴を終了します。スライドショーに切り替えます。」と表示することで、テレビ視聴の終了を告知する(ステップ13T)。
なお、本実施形態のTV装置1では、テレビ視聴中において切り替え要求を受信した場合のデフォルト処理としてスライドショーへの切り替えが規定されているため、上記告知内容が表示されるが、切り替えにより画面の消灯をデフォルトの設定としてもよい。また、スライドショーと画面消灯の何れかをデフォルト処理とし、ユーザが他方に設定を切り替えられるようにしてもよい。
なお、切り替え要求にCH(CH)の指定がある場合、TV装置1の制御部10は、チューナ部40で受信するCHを指定されたCHに変更した後にCHデータをスマホ2に送信する。CHの指定が無い場合には、現在受信中のCHデータをスマホ2に送信する。
そして、制御部10は、注意画面に表示したOKボタンがユーザによって選択(画面タッチ)されたか否かを監視する(ステップ16T)。
OKボタンが選択されると(ステップ16T;Y)、制御部10は、デフォルトの設定に従い、図5(d)に示すように、静止画を順次表示するスライドショーをLCD61に表示する。
図6(ホ)に示した例では、TV装置1でサッカー中継を視聴中であったのに対し、ステップ16Sで他CH(△TVのCH)を指定したことにより、当該CHで現在放送中の数学の学習が表示されている。
なお、TV装置1からはCHデータと共に電子番組表がスマホ2に送信され、スマホ2の制御部は、図6(ホ)に示すように、CHデータ(放送データ)161aを画面表示するほか、受信する電子番組表に従い、現在視聴中のCH情報161bと、CH情報173cを表示する。
これによりスマホ2では、例えば、図6(ホ)の数学の学習から、図6(ヘ)の野球中継に変更される。
操作が選択され、その操作がテレビ視聴の選択でない場合(ステップ17T;N)、制御部10は、操作内容に対応した表示を行う(ステップ18T)。例えば、制御部10は、選択操作に応じて画面を消灯したり、図5(d)に示すようにスライドショーを表示したり、録画データを再生表示したりする。
すなわち、TV装置1の制御部10は、最初にスマホ2に対して切り替え通知(ステップ19T)をした後、所定時間tの経過後にCHデータの出力対象をスマホ2からLCD61に切り替える(ステップ20T)。本実施形態の場合、所定時間tとして10秒が設定されているが、ユーザ変更可能なn秒としてもよい。
この出力対象の切り替えにより、TV装置1の通信制御部50からスマホ2に送信されていたCHデータの送信が終了する。
そして、LCD61には、図5(e)に示されるように、切り替え直前にスマホ2に送信していたCHデータ、即ち野球中継のCHデータが表示される。
なお、ステップ14T(図3)において出力対象をLCD61からスマホ2に切り替える際に、それまでTV装置1で視聴していたCHをRAMに記憶しておき、ステップ20T(図4)で出力対象をLCD61に戻す際には、RAMに記憶しておいたCHに戻したうえでLCD61に出力するようにしてもよい。この場合、LCD61に表示されるのは、野球中継ではなく、図5(a)に示すサッカー中継が出力される。
そして、TV装置1からの切り替え通知を受信すると(ステップ20S;Y)、スマホ2の制御部は、TV装置1からのCHデータ送信が終了するまでの間、画像表示部161に切り替え通知を表示する(ステップ21S)。切り替え通知の表示としては、例えば、図6(ト)に示すように、「TV装置がテレビ視聴を開始しました。視聴を中止します。」等の表示を行う。
以後、ステップ13S以降の動作と同様である。
なお、TV装置1装置からの切り替え通知を受信した場合、切り替え通知を表示した後に、ストリーミングアプリを終了するようにしてもよい。
図7は、予約操作における各種操作に応じた画面遷移を表したものである。
予約操作は、例えば図7(a)に示すように番組を視聴している状態や、スライドショーの表示状態などの各種状態において、ユーザが予約番組の指定を行う。
すなわち、ユーザが本体キー71(図1参照)のメニューボタンを選択すると、制御部10は、LCD61に「番組表ボタン」を含む操作メニューを一覧表示する。このメニュー一覧で、ユーザにより番組表ボタンが選択されると、制御部10は、図7(b)の番組表を表示する。
図7(b)に示すように番組表には、予約番組の放送日欄61a、CH表示欄61b、番組欄61cが表示される。
CH表示欄の左右に表示されているCH変更ボタン「<」「>」を選択(タッチ)することで、又は、本体キー71の左右ボタン「←」「→」を選択(押下)することで、他のCHに変更することができる。制御部10は、変更されたCHで放送される各番組を番組欄61cに放送時間順にリスト表示する。
CHに対して表示されている番組の変更や選択(決定)については、本体キー71の操作による。すなわち、図7(b)の例では、他の番組と背景色により区別されている「探偵△△△」が仮選択されているが、「○○ニュース」などの他番組を選択する場合には本体キー71の上下ボタン「↑」「↓」を選択する。
予約したい番組を仮選択した状態で本体キー71の「OK」ボタンを選択することで予約番組が決定される。
この番組詳細画面61dにおいて、ユーザが「視聴予約」ボタン61d2を選択すると、制御部10は、図7(e)に示すように、視聴予約者表示画面61fを表示する。
ユーザにより何れかのボタンが選択されると、TV装置1の制御部10は、選択された端末名称ボタンに対応する識別番号を、RAMに一時記憶しておいた番組情報、視聴予約フラグと共に予約情報として予約リスト32に保存する。
スマホ2を視聴装置として登録する場合には、前提として登録するスマホ2とTV装置1とをWi−Fi接続させておく。
視聴装置が未登録の場合、視聴予約者表示画面61fには、TV装置ボタンと新規追加ボタンだけが表示されている。
視聴予約者表示画面61fにおいて、ユーザによって新規追加ボタンが選択されると、TV装置1の制御部10は、視聴端末登録画面(図示しない)を表示する。この視聴端末登録画面には、ボタン番号欄、端末名称入力欄、及び、文字と数字の入力キーが表示される。
この状態で入力キーからボタン番号と、端末名称が入力され、OKボタンが選択されると、TV装置1の制御部10は、現在Wi−Fi接続されている端末装置2を調べ、各端末装置2の識別番号を表示する。
そして、TV装置1の制御部10は、ユーザにより選択された識別番号を、入力されたボタン番号、端末名称と共に、記憶部30の登録視聴端末情報34に保存する。
この録画予約設定画面61eで「OK」ボタン61e1が選択されると、制御部10は、RAMに一時記憶しておいた番組情報と録画予約フラグとを予約情報として予約リスト32に保存し、予約処理を終了する。
なお、図7(e)の視聴予約完了画面61fと同様に、「録画予約しました」と録画予約完了画面を所定時間t3だけ表示した後に終了するようにしてもよい。
図8、図10は、TV装置1とスマホ2のストリーミングプログラム/アプリによる視聴予約出力処理について表したフローチャートである。
図9は、視聴予約出力処理におけるLCD61とスマホ2の表示画面を表した説明図である。
前提として、TV装置1は何れか1のスマホ2にCHデータ(CH:01のサッカー中継)を送信中であり、当該スマホ2の画像表示部161には、図9(イ)に示すように、サッカー中継が表示されているものとする。また、TV装置1は、他のスマホ2に録画データを送信中であり、当該他のスマホ2には送信される録画データが表示(図示しない)されているものとする。さらに、CH:02の数学の学習(△TVの△×□)が視聴予約され、予約リスト32に保存されているものとする。
この状態において、TV装置1のLCD61では、図9(a)に示すように、画面消灯もしくはスライドショーが表示されているものとする。
従って、TV装置1の制御部10は、予約リスト32の視聴予約時間を予め読み込んでRAMに保存しておき、視聴予約時間から所定時間m前に到達したか否かを監視する。
なお、所定時間mについては、デフォルト値をm=1分とし、視聴予約の設定操作においてユーザ操作により所定時間mを変更できるようにしてもよい。これにより、ユーザは自分の仕事や生活のペース、時間帯等に合わせて自由に視聴予約の確認をすることができる。
何れの他端末装置2(スマホ2)でも視聴中でない場合(但し、この場合は上記前提以外の場合である。ステップ32;N)、制御部10は、視聴予約時間に視聴予約番組(CH:02の数学の学習)にCHを変更し、LCD61に出力する(ステップ33)。
これにより、画面消灯もしくはスライドショーを表示していたLCD61は、図9(b)に示すように、視聴予約していた番組のCH:02の数学の学習が表示される。
この要求に基づいて、当該スマホ2のストリーミングアプリの起動が視聴予約確認時間までに完了すれば、TV装置1はステップ34に移行し、起動しなければステップ33に移行するようにする。
次に、TV装置1の制御部10は、確認した視聴装置(=R)と、視聴中の端末装置2に対して、視聴予約通知を行う(ステップ35)。この視聴予約通知では、各スマホ(R、V)に対して、視聴予約された番組情報(CH:02)と、視聴装置の識別番号が送信される。
そして、視聴予約通知(R、V)をした後に、TV装置1の制御部10は、視聴予約時間になったか否かを監視する(ステップ36)。
視聴予約通知を受信すると(ステップ41;Y)、視聴予約通知を受信したスマホ2の制御部は、当該通知に含まれる識別番号から、自装置が視聴装置(R)に該当するか否かを判断する(ステップ42)。
この視聴終了の予告は、視聴予約番組の視聴開始時間から所定時間前(例えば、10秒前)になった時点で出力する。スマホ2の制御部は、例えば「他機で視聴予約を開始するため10秒後に視聴を終了します。」等の表示を行う。
その後、当該スマホ2の制御部は、このポップアップ表示をした状態でTV装置1からCHデータの送信が終了すると、視聴可能な録画データのリスト173b(図6(ハ)参照)を一覧表示する(ステップ44)。
この視聴予約の予告は、視聴終了の予告と同様に、視聴予約番組の視聴開始時間から所定時間前(例えば、10秒前)になった時点で出力する。スマホ2の制御部は、例えば「あと10秒で予約番組を視聴開始します。」等の表示と、番組情報(番組名と放送時間等)の表示を行う。
その後、スマホ2の制御部は、TV装置1から送信される視聴予約されたCHデータ(CH:02の数学の学習)を表示する。すなわち、スマホ2ではストリーミングアプリに従い、TV装置1から送信されるCHデータを表示するので、スマホ2の画像表示部161は、CH:01のサッカー中継(図9(イ))又は録画データから、視聴予約していたCH:02の数学の学習(図9(ロ))に自動的に切り替わる。
さらにTV装置1の制御部10は、視聴装置(=R)が視聴中の端末装置2(=V)と一致するか否かを判断し(ステップ38)、一致する場合(R=V、ステップ38;Y)には出力対象をそのままにする。
そして一致しない場合(R≠V)、制御部10は、出力対象の切り替えを行う(ステップ39)。すなわち、制御部10は、CHデータの出力対象を、RAMに保存した予約情報の識別番号に対応するスマホ2に切り替える(ステップ39)。
これにより、TV装置1からは、視聴装置であるスマホ2(=R)に対して視聴予約されたCH:02の数学の学習が送信され、それ以前にCH:01のサッカー中継を送信していたスマホ2(=V≠R)への送信が終了する。
また、TV装置1の制御部10は、視聴予約番組の開始がTV装置1によるCH変更の処理に基づくものであるが、スマホ2からの操作が無くても、CHデータの出力対象をTV装置1のLCD61に切り替えず、視聴装置であるスマホ2にするので、視聴予約番組をスマホ2側に切り替えるといった操作が不要になる。
図8、図10で説明した視聴予約出力処理では、視聴予約通知をした後、視聴予約時間に到達したら直ちに視聴装置であるスマホ2に対して視聴予約番組のCHデータを送信する場合について説明した。
これに対して、第2実施形態では、視聴予約通知がされた視聴装置であるスマホ2のユーザに対して、ポップアップ表示等により、視聴予約番組の視聴を行うか否かを選択させるようにしたものである。
なお、第2実施形態における図11、12のフローチャートは、図8、図10で説明した第1実施形態の処理と同一部分に同一のステップ番号を付すことでその説明を適宜省略し、第2実施形態に固有な処理を中心に説明する。
また第2実施形態においても、第1実施形態と同様の前提条件で説明する。
なお、この視聴予約開始確認画面において、視聴予約番組を視聴するかしないかをユーザが選択する必要があるため、視聴終了の予告(ステップ43)が視聴予約時間の10秒前に表示されるのと異なり、ステップ41、42の判断後直ちに表示する。すなわち、ほぼ、視聴予約時間から所定時間mだけ前の時刻に表示される。
従ってスマホ2の制御部は、視聴予約開始確認画面では、図9(ハ)に示されるように、その旨の報知「あと1分で予約番組を視聴開始します。」と、番組名やCH、時間等の番組簡易情報を表示すると共に、この視聴予約番組を視聴するかしないかを確認するための選択キー、すなわち、「視聴しない」キーと「視聴する」キーを表示する。
そしてスマホ2の制御部は、「視聴しない」キーが選択された場合(ステップ47;N)には視聴しない旨の通知を、「視聴する」キーが選択された場合(ステップ47;Y)には視聴する旨の通知を、それぞれユーザによる選択結果としてTV装置1に通知する(ステップ48、49)。
スマホ2の制御部は、「視聴しない」を選択結果として送信(ステップ48)した場合、TV装置1から継続して送信されるCH:01のサッカー中継又は録画データを受信して表示等をする。
この場合、TV装置1では、継続してCH:01のサッカー中継を送信するので、TV装置1のLCD61には、視聴予約番組であるCH:02の数学の学習を表示することはなく、図9(a)に示すように画面消灯もしくはスライドショーの表示が継続される。
なお、視聴しない旨の通知である場合、TV装置1は、記憶部30の予約リスト32から該当する視聴予約のデータを削除する。
視聴予約時間に到達した場合(ステップ36;Y)、TV装置1の制御部10は、チューナ部40で受信しているCHを、視聴予約CHに変更すると共に、現在状態をRAMに記憶する(ステップ372)。この現在状態は、視聴予約番組が終了した際に、TV装置1の制御部10が、視聴予約番組の開始前にスマホ2で動作していた状態(テレビ視聴や、録画データの再生)に自動的に戻すために記憶するものである。制御部10は、現在状態として、視聴中のCH又は録画データとその再生箇所を記憶する。
一方、スマホ2の画像表示部161には、TV装置1に「視聴する」を通知(ステップ49)しているので、図9(ロ)に示されるように、TV装置1から送信されるCH:02の数学の学習が表示される(図12)。
以上のTV装置1の制御部10による視聴予約番組の送信と、スマホ2の制御部による視聴予約番組の出力については、当該視聴予約番組が終了するまで継続される。
視聴予約番組が終了した場合(ステップ392;Y)、TV装置1の制御部10は、視聴予約を開始する前の状態に戻す(ステップ393)。すなわち、TV装置1の制御部10は、RAMに記憶した現在状態(CH又は録画データとその再生箇所)を読み出し、現在状態としてCHが記憶されていれば、チューナ部40を当該CHの受信に戻す。また現在状態が、録画データとその再生箇所であれば、制御部10は、当該録画データの再生箇所以降の録画データを送信する。但し、再生箇所から所定時間だけ前の箇所からの画像データを送信するようにしてもよい。
この録画予約出力処理では、スマホ2へのCHデータの送信を終了し、録画予約された場合をTV装置1の録画データ33に録画するものである。
図13は、録画予約出力処理について表したフローチャートである。
この録画予約出力処理についても、視聴予約出力処理の場合と同様に前提として、スマホ2側では、TV装置1から送信されるCH:01のサッカー中継(図9(イ))を視聴し、TV装置1側では画面消灯もしくはスライドショーを視聴(図9(a))しているものとする。そして、予約リスト32には、CH:02の数学の学習が録画予約されているものとする。
なお、録画予約確認時間になった場合に、第2実施形態(図10:ステップ42T)と同様に、他CHで視聴中か否かを判断し、視聴中であればスマホ2への録画予約通知と録画予約表示を行い(ステップ52T)、視聴中でなければスマホ2への録画予約通知をせずに録画予約表示(図9(c))だけをするようにしてもよい。
録画予約通知を受信すると(ステップ51S;Y)、スマホ2の制御部は、図9(ニ)に示すように、現在視聴中の画面(CH:01のサッカー中継)に、視聴停止予告画面をポップアップ表示する(ステップ52S)。
この視聴停止予告画面では、図9(ニ)に示されるように、その旨の表示「録画予約時間になりました。TV装置がテレビ録画を開始するため、視聴を終了します。」を行う。
そしてスマホ2の制御部では、TV装置1からのCHデータの送信が終了したか否かを監視する(ステップ53S)。
この出力対象の切り替えにより、TV装置1からスマホ2に送信されていたCHデータの送信が終了する。
そして、CHデータの出力対象の切り替えにより、TV装置1の制御部10は、録画予約CHのCHデータをLCD61に出力すると共に、録画データ33に保存する。
なお、録画中のCHデータについては、TV装置1のLCD61に出力しないようにしてもよく、録画しながらTV装置1のLCD61で視聴をするか否かを録画予約の際にユーザが選択するようにしてもよい。
この場合も、第3実施形態と同様に、TV装置1の制御部10部は、元のCH、すなわち、録画を開始するために出力対象を切り替える(ステップ54T)前にスマホ2に送信していたCHを録画予約開始前情報としてRAMに一時記憶しておく。
そしてTV装置1の制御部10は、録画終了後にチューナ部40による受信CHを元のCHに戻すと共に、出力対象をスマホ2に切り替える(戻す)。
この録画一覧を表示した後の処理は、図3のステップ13Sで録画一覧を表示した後と同じである。
すなわち本実施形態の放送受信装置によれば、原則としてCHデータの視聴は、最後に視聴の処理をした端末が視聴権を取得し、視聴権のある端末で視聴できるようにCHデータの出力対象を切り替えるのに対し、本実施形態では、端末装置でCHデータの視聴をしている際に視聴予約時間になった場合には、TV装置1は、視聴権を移動させずに、CHデータを現在視聴中の端末装置に移譲する。
これにより、スマホ2等の端末装置で放送データを視聴中に視聴予約の時間になった場合であても、視聴予約した番組を端末装置で見逃すことなく、また、面倒な操作をすることなく継続して予約番組を継続して視聴することができる。
例えば、説明した実施形態の視聴予約出力処理では、視聴装置であるスマホ2でCHデータ又は録画データを視聴中に視聴予約確認時間となった際に、視聴予約された番組を当該スマホ2に継続して送信する場合について説明した。
これに対して、視聴予約確認時間となった際に、既に視聴装置であるスマホ2でCHデータ又は録画データを視聴している場合だけでなく、TV装置1からはデータ受信をしていないがWi−Fi接続はされている場合においても、実施形態の視聴予約出力処理を適用するようにしてもよい。
この場合、スマホ2におけるストリーミングアプリの起動時間分だけ視聴予約番組が見られなくなる可能性があるので、TV装置1の制御部10は、起動時間に要する時間よりも所定時間t4(例えば、10秒)前に、起動要求を送信する。
そして、TV装置1は視聴予約番組が終了した時点で、元の状態に戻すためにスマホ2に対してストリーミングアプリの終了を要求する。
但し、視聴予約したCHのCHデータを継続して視聴するか否かを、スマホ2の視聴者に問い合わせ、TV装置1の制御部10は、「継続する」が選択されればそのままCHデータの送信を継続し、「終了する」が選択された場合にストリーミングアプリの終了をスマホ2に要求する。なお、この視聴者に対する問合せ等の処理については、全てスマホ2側のストリーミングアプリの処理として行うようにしてもよい。
この場合、TV装置1の制御部10は、図11のステップ372におい現在状態として視聴中CH又は録画データとその再生箇所を記憶すること、及び、ステップ392、393の処理は不要である。
これにより、TV装置1の制御部10は、視聴装置であるスマホ2に対して、視聴予約番組が終了した後も、視聴予約番組と同一CHであるCH:02の放送データの送信を継続する。
一方、視聴装置であるスマホ2では、CH:02の放送データを継続してTV装置1から受信して出力することになる。
この場合、リアルタイムでCHデータを出力することが可能な出力対象の数はpであるが、その出力先は次の優先順位に従って決定する。最優先は、視聴予約番組に対して設定されたq(≦p)台の視聴装置である。判断時点における視聴装置の数qがp以下である場合、放送受信装置1に対して放送データの受信を最後に要求した端末装置2から順番(放送データの受信要求が新しい順)に、p−q台の端末装置2を出力対象とする。
そして、新しい視聴予約番具が開始する際に通知する視聴予約通知は、上記優先順にp台の端末装置2以外であり現在放送データを視聴中である端末装置2と、現在放送データ又は録画データを視聴中である当該新視聴予約番組の視聴装置(=R)が通知対象となる。
10 制御部
20 時計
30 記憶部
31 プログラム
32 予約リスト
33 録画データ
34 登録視聴端末情報
40 チューナ部
41 テレビアンテナ
50 通信制御部
51 3G/4Gアンテナ
52 Wi−Fiアンテナ
60 出力部
61 LCD
62 スピーカ
70 入力部
71 本体キー
72 リモコン
73 タッチパネル
2 端末装置、スマホ
Claims (7)
- 放送データを受信する受信手段と、
前記受信した放送データを視聴する視聴手段と、
複数の端末装置との間での無線通信を接続する通信接続手段と、
前記受信手段による放送データを出力する出力手段と、
視聴予約番組と、当該視聴予約番組に対して視聴装置として設定された1の端末装置を、視聴予約情報として記憶する視聴予約情報記憶手段と、
前記記憶された視聴予約番組の開始に応じて、前記受信手段による受信を当該視聴予約番組の放送データに変更する予約手段と、を備え、
前記出力手段は、前記視聴予約番組の放送データについては、当該視聴予約番組の前記視聴装置を出力先として出力し、前記視聴予約番組以外の放送データについては、前記受信手段による放送データの受信を最後に選択した端末装置を出力先として出力する、
ことを特徴とする放送受信装置。 - 前記予約手段は、前記記憶された視聴予約番組の開始の際に、前記通信接続手段により前記視聴装置との無線通信が接続されている場合に、前記受信手段による受信を当該視聴予約番組の放送データに変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
- 前記受信手段で受信した放送データを録画データとして保存する録画手段を備え、
前記出力手段は、前記端末装置からの要求に基づいて、前記保存された録画データを当該端末装置に出力する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放送受信装置。
- 前記視聴予約番組が開始する所定時間前において、前記出力手段により出力されている前記端末装置、及び前記視聴装置に、当該視聴予約番組の開始を通知する通知手段を備える、
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の放送受信装置。
- 前記視聴予約番組の開始から所定時間前の視聴予約確認時間に到達した場合、当該視聴装置に視聴予約番組を視聴するか否かを問い合わせる視聴確認手段を備え、
前記視聴確認手段による問合せに対して前記端末装置から視聴する旨の回答を受信した場合に、前記予約手段は、前記受信手段による受信を当該視聴予約番組の放送データに変更し、前記出力手段は、当該視聴予約番組の放送データの出力先として前記視聴装置を選択する、
ことを特徴とする、請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の放送受信装置。
- 前記視聴確認手段による問合せに対して前記視聴装置から視聴しない旨の回答を受信した場合に、当該視聴予約情報を前記視聴予約情報記憶手段から削除する削除手段を備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の放送受信装置。
- 前記視聴予約番組が開始する前に、前記出力手段により選択されている前記端末装置、及び前記視聴装置に送信していた状態を視聴予約開始前状態として記憶する視聴予約開始前状態記憶手段、を備え、
前記予約手段と前記出力手段は、前記視聴装置に送信した視聴予約番組の放送データが終了した場合に、前記視聴予約開始前状態記憶手段に記憶した視聴予約開始前状態に戻す、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の放送受信装置。
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