JP6542918B2 - Memsマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は音響学分野に関し、より具体的には、MEMSマイクロホンに関する。
MEMSセンシングコンポーネントは現在、民生用電子機器に広く使用されている、生産プロセスをどのようにスピードアップするかは現在のコンポーネントサプライヤーの焦点であり、例えば携帯電話の生産組立プロセスに発生した粉塵とスクラップがエアガンによって直接クリーニングされるのは、現在の最も低コストの解決手段である。従って、MEMSセンサに対して必ず大音圧または大気圧の吹き耐力改善手段を提案する必要があり、組立プロセスにおいて、エアガンのクリーニングによりマイクロホンが破裂して動作できないことを避けるためである。
現在の改善手段ではMEMSマイクロホンの振動膜に圧力逃がし穴または圧力逃がし弁構造を設けることである。しかし、圧力逃がし穴の構造は振動膜の実効面積を減少する。振動膜の中央領域に設けられた圧力逃がし弁構造はサイズに制限され、その圧力逃し能力は限界があり、かつ振動膜の振動特性が直接影響され、特に振動膜の低周波特性が影響される。振動膜の動的安定性は比較的悪い。
本発明の一目的はMEMSマイクロホンの新規な技術的解決手段を提供することである。
本発明の第一の態様により、MEMSマイクロホンが提供され、基板及び基板の上方に位置する振動膜、背面電極を含み、前記振動膜のエッジ位置に複数の櫛状部が形成され、前記複数の櫛状部は振動膜の周方向に間隔を置いて分布する;前記振動膜上の隣接する2つの櫛状部の間の位置は絶縁層によって基板上に接続される;前記振動膜上の櫛状部は少なくとも部分的に基板と重なり合っており、両方の間に隙間を有しかつ空気流を通過させるための空気流チャネルとして構成される。
任意選択的に、前記振動膜は振動膜本体及び複数の振動膜本体のエッジに間隔を置いて分布し、かつ振動膜本体のエッジに対して突起する接続部を含み、前記櫛状部は振動膜本体上の隣接する2つの接続部の間の位置に設けられ、前記振動膜の接続部は絶縁層を介して基板上に接続される。
任意選択的に、前記振動膜本体は接続部と共にMEMSプロセスによって一体成形される。
任意選択的に、前記各櫛状部は振動膜をエッチングすることで形成した少なくとも1つのリリースバルブフラップを含む。
任意選択的に、前記リリースバルブフラップは長方形、扇形、楕円形、台形またはS字型となる。
任意選択的に、前記リリースバルブフラップ上に犠牲穴が設けられる。
任意選択的に、前記振動膜上の櫛状部から振動膜の中心までの間の部分は基板と重なり合っている。
任意選択的に、前記振動膜上の櫛状部位置と基板との間の隙間は1−2μmである。
任意選択的に、前記櫛状部の自由端は振動膜の外縁まで延在し、かつ前記振動膜の外縁と面一になり、または振動膜の外縁に対して窪んだ状態となる。
任意選択的に、前記櫛状部の自由端は振動膜の外縁に対して径方向に突起する状態となる。
本発明のマイクロホンは、振動膜の櫛状部領域と基板との間に外部に連通する空気流チャネルが形成されるため、振動膜にかかる音圧は該空気流チャネルを介して迅速に圧力を逃すことができ、それにより迅速にマイクロホン内側と外側チャンバの空気圧のバランスをとる。かつ空気流チャネルは自身の受けた圧力状況に応じて変形することができるため、受けたオーバーロード音圧に基づいて空気流チャネルの寸法をリアルタイムで調整することができ、振動膜を保護するための圧力逃げ道を提供する。
本発明の空気流チャネルは更にMEMSマイクロホンの低周波特性の制御を実現した。また振動膜の構造設計により、該空気流チャネルはマイクロホンの耐衝撃性を大幅に向上させ、かつ効果的に粉塵、微粒子を遮断でき、粉塵と微粒子が侵入して自体のチップを損傷することを避ける。
本発明の発明者らは、従来技術において、圧力逃がし穴または圧力逃がし弁構造の圧力逃し能力に限界があり、かつマイクロホンの音響学性能に影響を与えることを見出した。従って、本発明が達成すべき技術的なタスクまたは解決しようとする技術的課題は、当業者の意図しないまたは予期しないものであり、本発明は新規な技術的解決手段である。
本発明の他の特徴及びその利点は、以下の添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態について詳細に説明することにより、明らかになるであろう。
図1は本発明のマイクロホンの振動膜と基板との接続位置の断面図である。 図2は本発明の振動膜の構造概略図である。 図3は図2の櫛状部の部分拡大図である。 図4は本発明のマイクロホンの3つの異なる動作状態を示す。 図5は本発明のマイクロホンの3つの異なる動作状態を示す。 図6は本発明のマイクロホンの3つの異なる動作状態を示す。 図7は本発明の振動膜の他の実施形態の模式図である。
本発明が解决しようとする技術的課題、用いられる技術的解決手段、取得された技術的効果をより容易に理解するために、以下に、具体的な図面を参照しながら、本発明の具体的な実施形態をさらに説明する。
図1に示すように、本発明はMEMSマイクロホンを提供し、基板1及び基板1の上方に位置する振動膜2、背面電極5を含む。基板1の中央領域にバックチャンバが形成され、前記振動膜2は第一絶縁層3を介して基板1の上方に支持され、それにより振動膜2と基板1との間の絶縁を確保し、かつ振動膜2の中央領域を基板1のバックチャンバの上方にサスペンションさせる。背面電極5上に複数の貫通孔50が設けられ、それが第二絶縁層4によって振動膜2の上方に支持され、該第二絶縁層4は、背面電極5と振動膜2との間の相互絶縁を確保できるだけでなく、さらに背面電極5と振動膜2との間にある程度の隙間を作ることもできる。背面電極5と振動膜2との間は音響信号を電気信号に変換できるコンデンサ構造として構成される。
本発明のマイクロホンはMEMSプロセスを用いて製造され、基板1は単結晶シリコン材料を選択することができ、振動膜2と背面電極5はいずれもポリシリコン材料を採用することができ、第一絶縁層3、第二絶縁層4はシリカ材料を採用することができ、このようなマイクロホンの構造及びその製造プロセスは当業者の公知の技術であり、ここでは具体的に説明しない。
図2、図3に示すように、本発明が提供する振動膜2は、そのエッジ位置に複数の櫛状部22が形成され、該櫛状部22は振動膜2のエッジ位置にエッチングによって形成された少なくとも1つのリリースバルブフラップ220であってもよい。リリースバルブフラップ220の数は1つ、2つ、3つまたはさらに複数であってもよく、具体的には実際の設計要件に応じて定める。前記リリースバルブフラップ220は長方形、扇形、楕円形、台形またはS字型等の当業者が熟知するリリースバルブ構造であってもよい。
本発明の櫛状部22は振動膜2の内部に設けてもよく、例えば、前記リリースバルブフラップ220は振動膜2のエッジ領域に形成され、その自由端は依然として振動膜2内に位置する。
本発明の別の具体的な実施形態において、前記櫛状部22の自由端は振動膜2の外縁まで延在し、製造時には、エッチングされたギャップは振動膜2のエッジを貫通し、それにより前記リリースバルブフラップ220を形成し、かつリリースバルブフラップ220の自由端を開放し、図2、図3に示すようである。本発明リリースバルブフラップ220の自由端は振動膜2の外縁と面一になることができ、即ち、振動膜2の中心からリリースバルブフラップ220の自由端までの径方向寸法は、振動膜2の中心から振動膜2のエッジまでの径方向寸法と一致する。即ち、本発明リリースバルブフラップ220の自由端は振動膜2の外縁に対して径方向に窪んだ状態となり、即ち、振動膜2の中心からリリースバルブフラップ220の自由端までの径方向寸法は、振動膜2の中心から振動膜2のエッジまでの径方向寸法よりも小さい。
当然ながら、当業者であれば、前記櫛状部22の自由端は振動膜2の外縁に対して径方向に突起する状態であってもよい。即ち、櫛状部22の自由端は振動膜2のエッジの外側まで延在し、図7に示すようである。
本発明の複数の櫛状部22は振動膜2の周方向に間隔を置いて分布し、それにより振動膜の円周方向における圧力逃しの均一性を達成する。例えば振動膜2が円形である場合、複数の櫛状部22は均一に振動膜2の円周方向に分布することができる。櫛状部22の数は実際のニーズに応じて定めることができ、例えば図2に示す6つであってもよい。
本発明のMEMSマイクロホンは、前記振動膜2上の隣接する2つの櫛状部22の間の位置は、第一絶縁層3を介して基板1上に接続され、かつ前記振動膜2上の櫛状部22は少なくとも部分的に基板1と重なり合う。振動膜2と基板1との間の接続点は隣接する2つの櫛状部22の間に位置し、櫛状部22の領域と基板1との間には第一絶縁層3がないため、櫛状部22の領域と基板1との間にある程度の隙間を有し、該隙間は空気流を通過させるための空気流チャネル6として構造される。該隙間の寸法は例えば1−2μmであってもよく、具体的にはASICチップが提供するバイアスに応じて定められる。
図1は本発明のマイクロホンの振動膜2と基板1との接続位置の断面図であり、図4は本発明のマイクロホンの振動膜2の櫛状部22位置に沿う断面図である。振動膜2のエッジの櫛状部22領域は基板1の上方にサスペンションされており、それにより囲まれた空気流チャネル6はマイクロホンの外側まで連通することができ、圧力逃しを容易にする。
当業者では、MEMSマイクロホンは、レイヤーバイレイヤーデポジション、レイヤーバイレイヤーエッチング及びおよびそれに続く腐食によって得られる。即ち、振動膜層の下方は本来全体的に第一絶縁層であった。櫛状部22と基板1との間の第一絶縁層はリリースバルブフラップ220の間の隙間によって腐食することができる。本発明は、好ましくは、前記リリースバルブフラップ220上に犠牲穴221が設けられ、図3に示すようである。該犠牲穴221の設置は第一絶縁層の迅速な腐食に役立つだけでなく、さらにリリースバルブフラップ220自体の圧力逃し能力を向上させることもできる。
本発明の振動膜2は円形の振動膜であってもよく、本発明の好ましい一実施形態において、図2に示すように、前記振動膜2は振動膜本体20及び振動膜本体20のエッジに間隔を置いて分布する複数の接続部21を含み、該接続部21は振動膜本体20のエッジに対して径方向に突起する状態となり、それにより振動膜2全体が歯車状となる。前記振動膜2の接続部21は第一絶縁層3を介して基板1上に接続され、それにより振動膜2が全体的に基板1に支持、接続されることを達成する。
前記櫛状部22は振動膜本体20上の隣接する2つの接続部21の間の位置に形成される。本発明の振動膜本体20、接続部21、櫛状部22はいずれもエッチングにより同一振動膜層上に形成することができ、このようなMEMSプロセスは当業者の公知の技術であり、ここでは具体的に説明しない。
本発明の空気流チャネル6は、その構造設計により、三種類の動作状態を有し、図4から図6に示すようである。
図4は本発明の空気流チャネル6の第一動作状態を示し、振動膜2が正常な動作状態にある時、空気流が空気流チャネル6を通って流出し、それによりマイクロホンの低周波性能を制御するというニーズを満たす。
図5に本発明の空気流チャネル6の第二動作状態を示し、振動膜2にわずかのオーバーロード音圧、例えば0.2−0.4MPaのオーバーロード音圧がかかる場合、振動膜2上の櫛状部22が膨出し、それにより空気流チャネル6はフレア構造を形成し、迅速に圧力を逃して、振動膜2がオーバーロード音圧によって損傷しないように保証する。
図6は本発明の空気流チャネル6の第三動作状態を示し、振動膜2に大きなオーバーロード音圧、例えば0.4−0.8MPaのオーバーロード音圧がかかる場合、振動膜2のエッジは一部のみが基板1と接続されるため、大きなオーバーロード音圧は振動膜2に圧力をかけて変位させ、それにより最大の圧力逃げ道を提供し同時に振動膜2上の櫛状部22が膨出し、それにより空気流チャネル6はフレア構造を形成し、迅速に圧力を逃して、振動膜2がオーバーロード音圧によって損傷しないように保証する。
本発明のマイクロホンは、振動膜2の櫛状部22領域と基板1との間において外部に連通する空気流チャネル6が形成されるため、振動膜2にかかる音圧は該空気流チャネル6を介して迅速に圧力を逃すことができ、迅速にマイクロホン内側と外側チャンバの空気圧のバランスをとる。また空気流チャネル6は自身の受けた圧力状況に応じて変形でき、それにより受けたオーバーロード音圧に応じて空気流チャネルの寸法をリアルタイムで調整でき、振動膜2を保護するための圧力逃げ道を提供する。
本発明の空気流チャネルはさらにMEMSマイクロホン低周波特性の制御を実現する。また、振動膜2の構造設計により、該空気流チャネル6はマイクロホンの耐衝撃性を大幅に向上させ、かつ効果的に粉塵、微粒子を遮断でき、粉塵と微粒子が侵入して自体のチップを損傷することを避ける。
本発明のマイクロホンは、振動膜2上の櫛状部22と基板1との重なり合う寸法が空気流チャネル6の横方向の長さを決定する。前記櫛状部22は部分的に基板1と重なり合ってもよい。好ましくは、前記櫛状部22全体が基板1と重なり合っている。
より好ましくは、前記振動膜2上の櫛状部22から振動膜2の中心までの間の部分が基板1と重なり合っている。即ち、櫛状部22全体が基板1と重なり合っているだけでなく、振動膜2上の櫛状部22から振動膜2の中心までの間の領域も部分的に基板1の上方まで延在し、かつ空気流チャネル6の形成に関与する。これは空気流チャネル6の横方向の寸法を大幅に延長し、大きなオーバーロード音圧がかかる時、振動膜2の全体的な変位駆動に役立ち、最大の圧力逃げ道を提供する。かつ長い空気流チャネル6は、効果的に粉塵と微粒子がチップの内部に侵入することを避けることができる。
本発明は好ましい実施形態で詳細に説明したが、当業者であれば、前述の研究から、様々な実施形態への変更および追加が明らかであり、出願人の意図はこれらすべての変更および追加が請求項の保護の範囲内にあることである。

Claims (10)

  1. MEMSマイクロホンであって、基板(1)及び基板(1)の上方に位置する振動膜(2)、背面電極(5)を含み、前記振動膜(2)のエッジ位置に、振動膜(2)の周方向に間隔を置いて分布する複数の櫛状部(22)が形成され、前記振動膜(2)上の隣接する2つの櫛状部(22)の間の位置は絶縁層を介して基板(1)上に接続され、前記振動膜(2)上の櫛状部(22)は少なくとも部分的に基板(1)と重なり合い、両方の間に隙間を有しかつチャンネル(6)として構成されることを特徴するMEMSマイクロホン。
  2. 前記振動膜(2)は、振動膜本体(20)及び振動膜本体(20)のエッジに間隔を置いて分布し、かつ振動膜本体(20)のエッジに対して突起する複数の接続部(21)を含み、前記櫛状部(22)は、振動膜本体(20)上の隣接する2つの接続部(21)の間の位置に設けられ、前記振動膜(2)の接続部(21)は、絶縁層を介して基板(1)上に接続されることを特徴とする請求項1に記載のMEMSマイクロホン。
  3. 前記振動膜本体(20)と接続部(21)はMEMSプロセスによって一体成形されることを特徴とする請求項2に記載のMEMSマイクロホン。
  4. 前記各櫛状部(22)は、振動膜(2)をエッチングして形成した少なくとも1つのリリースバルブフラップ(220)を含むことを特徴とする請求項1に記載のMEMSマイクロホン。
  5. 前記リリースバルブフラップ(220)は長方形、扇形、楕円形、台形またはS字型となることを特徴とする請求項4に記載のMEMSマイクロホン。
  6. 前記リリースバルブフラップ(220)上に犠牲穴(221)が設けられることを特徴とする請求項4に記載のMEMSマイクロホン。
  7. 前記振動膜(2)上の櫛状部(22)から振動膜(2)の中心までの間の部分は、基板(1)と重なり合っていることを特徴とする請求項1に記載のMEMSマイクロホン。
  8. 前記振動膜(2)上の櫛状部(22)の位置と基板(1)との間の隙間は、1−2μmであることを特徴とする請求項1に記載のMEMSマイクロホン。
  9. 前記櫛状部(22)の自由端は、振動膜(2)の外縁まで延在し、かつ前記振動膜(2)の外縁と面一になり、または振動膜(2)の外縁に対して窪んだ状態となることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のMEMSマイクロホン。
  10. 前記櫛状部(22)の自由端は、振動膜(2)の外縁に対して径方向に突起する状態となることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のMEMSマイクロホン。
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