JP6541786B2 - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D21/00Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
    • F25D21/04Preventing the formation of frost or condensate

Description

本発明は、冷凍冷蔵庫に関し、特に、冷却運転及び除霜運転を実行可能な冷凍冷蔵庫に関する。
従来、圧縮機と、庫内の奥側に位置する冷却室に設けられ、空気を冷却する冷却器と、冷却器の上部に設けられた送風ファンと、を備えた冷蔵庫があった。このような冷蔵庫においては、圧縮機を運転した場合に、庫内の空気が冷却器によって冷却され、送風ファンが回転することで、冷却された空気が各貯蔵室に吹き出されて食品が冷却される。
各貯蔵室の内部に吹き出されて食品を冷却した空気は、戻り風路を通って冷却器の下部に戻る。また、各貯蔵室の内部に収納されている食品を出し入れする場合には、庫内の空気と庫外の空気とが交換され、庫外の高温度及び高湿度の空気が庫内に取り込まれ、霜が冷却器の表面に付着する。このとき、所定時間間隔で除霜運転を行うことで、冷却器に付着した霜は融解され、融解されて生じたドレン水は冷却器室の下部に設けられたドレン水排出穴から庫外へ排出される。
また、庫内を冷却する際に、送風ファンが回転することで、各貯蔵室の戻り空気に加え、庫外の暖気が、ドレン水排出穴を通って冷却室に流入する場合がある。庫外の暖気が冷却室に流入すると、冷却室の温度が上昇するため、冷却ロスが発生する。また、湿気を多量に含んだ空気が冷却室に導入された場合には、冷却器への着霜量が多くなって除霜運転の時間が長くなり、また、通風抵抗の増加による庫内吹き出し風量が低下して冷却能力不足となってしまう。
このために従来、冷却器の冷媒管を延長して構成される熱伝導部を排水管に設けた冷蔵庫があった(例えば、特許文献1参照)。また従来、金属製の仕切板を熱伝導部として排水管に設けた冷蔵庫があった(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−130534号公報 特開2000−097548号公報
特許文献1,2に記載の冷蔵庫においては、冷却運転時において機械室の暖気をなるべく冷却室に導かないようにすることが記載されているものの、排水管の内部における熱伝導部の取付構成が考慮されていないために組立性が悪いという課題があった。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、従来よりも冷却器の冷却効率を悪化させないで従来よりも組立性の良い冷凍冷蔵庫を得ることを目的としている。
本発明に係る冷凍冷蔵庫は、第1空間及び第2空間並びに前記第1空間及び前記第2空間を連通させる連通空間が内部に設けられた筐体と、前記第1空間に設けられた冷却器と、前記第2空間に設けられ、前記冷却器とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機と、前記冷却器とは別に設けられている伝熱部材と、前記連通空間に設けられた排水管と、を備え、前記伝熱部材は、当該伝熱部材の一端に、前記排水管内に挿入された筒状部と、前記筒状部の両端のうち少なくとも前記第1空間側に位置する端部を覆う舌部と、前記舌部から前記筒状部側に延び、前記筒状部と共に前記排水管に圧入して挿入される弾性部と、を備え、前記弾性部は、前記筒状部の前記排水管への挿入量を規制する規制部を有するものである。
本発明によれば、伝熱部材の一端側には、連通空間内に挿入された筒状部と、筒状部の挿入量を規制する規制部と、が設けられている。このように筒状部を設けることで、冷却運転時において、霜が筒状部の周囲において成長し易くなり、機械室の暖気が冷却室に流入する可能性を低減できる。したがって、従来よりも冷却器の冷却効率を悪化させることはない。また、筒状部の挿入量を規制する規制部を設けることで、筒状部は連通空間内における所定位置に固定される。したがって、従来よりも組立性が良くなる。
本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の正面図である。 図1のA−A断面図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の温度操作パネル8を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却室10、機械室20、及び連通空間59を示す断面図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却器18及び除霜ヒータ19を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却器18を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100のヒータ管183を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の除霜ヒータ19を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却器18と伝熱部材7との位置関係を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第1状態を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第2状態を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第3状態を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第3状態を示す図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態における縦断面図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態における横断面図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態において霜が成長していく過程の例を示す縦断面図である。 本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態において霜が成長していく過程の例を示す縦断面図である。 従来の冷凍冷蔵庫において霜が成長していく過程の例を示す縦断面図である。 本実施の形態2に係る冷凍冷蔵庫100の冷却室10を示す図である。 本実施の形態3に係る冷凍冷蔵庫100の冷却室10を示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の冷凍冷蔵庫100について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
図1は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の正面図である。図2は図1のA−A断面図である。図1,図2に示されるように、冷凍冷蔵庫100は筐体100Aを備える。筐体100Aの内部には複数の貯蔵室が設けられている。
複数の貯蔵室の配置は、例えば、筐体100Aの上方から下方に向かって順に、冷蔵室1、製氷室2及び切替室3、冷凍室4、野菜室5となっている。製氷室2及び切替室3は、冷蔵室1の下部の左右に設けられている。なお、貯蔵室の具体的な配置は上述の例に限定されるものではない。また、貯蔵室として、製氷室2や切替室3を設けなくともよい。
冷蔵室1は、筐体100Aの最上部に位置する貯蔵室である。冷蔵室1には、冷蔵室用サーミスタ1aが設けられている。冷蔵室用サーミスタ1aは、例えば、冷蔵室1の平均的な温度を検出する温度検出手段であり、例えば、冷蔵室1の奥側の上下方向中央付近に設けられている。
製氷室2は、筐体100Aの左側に位置する貯蔵室である。製氷室2には、自動製氷機(図示省略)及び製氷室ケース2bが設けられている。製氷室ケース2bは引き出し式の扉に転置して設置される容器である。
切替室3は、筐体100Aの右側に位置する貯蔵室である。切替室3には、切替室用サーミスタ3a及び切替室ケース3bが設けられている。切替室用サーミスタ3aは、例えば、切替室3の温度を検出する温度検出手段であり、例えば、切替室3の内部に設けられている。切替室ケース3bは引き出し式の扉に転置して設置される容器である。
冷凍室4は、製氷室2及び切替室3の下方に設けられる貯蔵室である。冷凍室4には、下部大型貯蔵ケース4A及び冷凍室用サーミスタ4aが設けられている。下部大型貯蔵ケース4Aは、1ヶ月ほどの長期保存を目安とした収納物が収納される。下部大型貯蔵ケース4Aのフランジには浅底の上部浅底ケース4Bが設けられている。冷凍室用サーミスタ4aは、冷凍室4の温度を検出する温度検出手段である。
野菜室5は、冷蔵室1よりも高温であるが冷蔵温度帯の貯蔵室である。野菜室5には下部収納ケース5Aが設けられている。下部収納ケース5Aは、大きめな野菜などを収納するための容器である。下部収納ケース5Aのフランジには上部収納ケース5Bが設けられている。上部収納ケース5Bは、下部収納ケース5Aよりも浅底であり、葉物野菜や小物野菜を保管するのに好適な容器である。
各貯蔵室の背面側には風路90が設けられている。風路90には冷却室10及び冷蔵室戻り風路31が設けられている。また、風路90は、各貯蔵室と連通するように設けられている。冷蔵室戻り風路31は、切替室3の背面右奥、冷凍室4の背面右奥を下方に通過し、野菜室5の右奥に出てきて野菜室5の天井部に繋がり、野菜室5の中央奥と通過し、冷却室10へと繋がっている。
冷蔵室戻り風路31内を流れる冷気は冷蔵温度帯であるため、冷蔵室戻り風路31と野菜室5との間には断熱構成を設ける必要はないが、冷蔵室戻り風路31と冷却器18との間には、着霜による風路が閉塞する可能性があるために着霜を防止する断熱構成(図示省略)が設けられている。野菜室5の冷却は筐体100Aの上部に設けられる冷蔵室戻り風路31を利用する。
筐体100Aの内部には、各貯蔵室間に設けられる断熱仕切壁6が設けられている。冷却室10の下方には機械室20が設けられている。機械室20には蒸発皿21及び圧縮機22が設けられている。蒸発皿21は、冷却室10において発生したドレン水を受けるための部材であり、例えば、圧縮機22の上方に設けられている。圧縮機22は、冷媒を圧縮して高温及び高圧のガス冷媒として吐出するものであり、冷却器18とともに冷凍サイクルを構成する。
冷蔵室1の背面上部には、筐体100Aの内部に設けられている各種電気部品(図示省略)の制御を行う制御手段51が設けられている。制御手段51は、例えば、冷蔵室用サーミスタ1a、切替室用サーミスタ3a、及び冷凍室用サーミスタ4aの少なくとも何れかが検出する信号に基づいて各種制御を行うものである。制御手段51は、例えば、この機能を実現する回路デバイス等のハードウェア、又はマイコン若しくはCPU等の演算装置上で実行されるソフトウェアで構成される。
以下、冷蔵室用サーミスタ1a、切替室用サーミスタ3a、及び冷凍室用サーミスタ4aが検出する信号が温度であると仮定して説明する。制御手段51は、冷蔵室用サーミスタ1a、切替室用サーミスタ3a、及び、冷凍室用サーミスタ4aが検出する温度に基づいて、冷蔵室用ダンパー装置26及び切替室用ダンパー装置27のバッフルを開閉させる制御を行う。冷蔵室用ダンパー装置26及び切替室用ダンパー装置27のバッフルを開閉させる制御を行うことで筐体100Aの内部の温度が調整される。
例えば、制御手段51は、切替室用サーミスタ3aが検出する温度に基づいて、切替室用ダンパー装置27のバッフル(図示省略)を開閉する処理を行う。また例えば、制御手段51は、冷凍室用サーミスタ4aが検出する温度に基づいて、圧縮機22の運転を開始、圧縮機22の運転を停止、等の処理を行う。
冷蔵室1は複数の冷蔵室棚1Bで区画されている。冷蔵室棚1Bは、樹脂製又はガラス製のものである。図2においては、冷蔵室1に3つの冷蔵室棚1Bが各々異なる高さ位置に設けられる場合を例示しているが、冷蔵室棚1Bの具体的な個数は3つであることに限定されるものではない。
最下方の冷蔵室棚1Bの下方には小物収納ケース1Cが設けられている。小物収納ケース1Cの温度は、最下方の冷蔵室棚1B以外の冷蔵室棚1Bの温度よりも1〜2℃低い温度に設定されている。これは、冷蔵室1の冷気の戻り口が小物収納ケース1C下に設けられており、低温の冷気は常温の空気よりも浮力が小さいため下方に滞留しやすく、冷蔵室1の下部はそれ以外の場所に比べて温度が低くなるためである。
冷蔵室1の前方に設けられる冷蔵室扉1Aには複数個のポケット1A1が取り付けられている。ポケット1A1は、例えば、冷蔵室扉1Aの扉開時の回動スペースが小さいことを考慮して、冷凍冷蔵庫100の中央で分割されるように構成される。なお、ポケット1A1の構成はこれに限定されず、冷凍冷蔵庫100の幅が比較的小さい(例えば、約60cm未満)ような場合には、上述したように冷凍冷蔵庫100の中央で分割しないで一枚で構成してもよい。
冷蔵室1の奥側には、庫内ファン14、ファングリル16、冷却器18、除霜ヒータ19、及び、コントロールパネル1Eが設けられている。庫内ファン14は、風路90内における空気流れを生成する送風手段であり、製氷室2及び切替室3の奥側下方で且つ冷凍室4の奥側上方に設けられている。ファングリル16は、冷凍室4の奥側に設けられている。ファングリル16には、冷蔵室用ダンパー装置26及び切替室用ダンパー装置27が設けられている。冷却器18及び除霜ヒータ19の詳細については後述する。
コントロールパネル1Eは、冷蔵室1の奥の下部からの冷気を各々の冷蔵室棚1Bに分配するものである。コントロールパネル1Eは、樹脂部品1E1及び発泡ダクト部品1E2を有する。樹脂部品1E1は、コントロールパネル1Eのうち意匠面側(庫内側)を構成する部品である。発泡ダクト部品1E2は、コントロールパネル1Eのうち内部側を構成する部品である。発泡ダクト部品1E2には風路孔56が設けられている。風路孔56は、冷蔵室1奥下部からの冷気を風路90に入れ、風路90に各冷蔵室棚1Bに冷気を吹き出すようになっている。
風路90よりも筐体100Aの背面側には断熱材28が充填されている。断熱材28は、例えば、ウレタン発泡材である。断熱材28の内部には真空断熱パネル13が設けられている。真空断熱パネル13は、熱漏洩を抑制するために設けられるものであるため、各貯蔵室を囲むように設けられている。真空断熱パネル13は、例えば、筐体100Aの背面、筐体100Aの天井面、冷蔵室扉1Aの内部に設けられている。なお、図2には示していないが、真空断熱パネル13は、筐体100Aの両側面にも設けられている。
図3は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の温度操作パネル8を示す図である。図3に示されるように、冷蔵室扉1Aの表面には温度操作パネル8が設けられている。温度操作パネル8は、各貯蔵室の温度調整を行うためのものであり、例えば、ボタン8a,8bを備える。温度操作パネル8の内部には基板9が設けられている。基板9上には外気温度を検知する外気温度センサ9aが設けられている。
ボタン8aは、温度調整する貯蔵室を選択するための操作部である。ボタン8bは、貯蔵室の温度を調整(例えば、弱、中、強)するための操作部である。ボタン8bを操作することで、例えば、冷蔵室1の温度を、弱(約6℃)、中(約3℃)、強(約1℃)の中から選択することができる。ボタン8bを操作することで、切替室3の温度を、2週間程度の冷凍保存に適した約−7℃の弱めの冷凍、1ヶ月程度の冷凍保存に適した約−18℃の通常冷凍の2段階から選択することができる。ボタン8bを操作することで、冷凍室4の温度を、弱(約−16℃)、中(約−18℃)、強(約−20℃)の中から選択することができる。
なお、温度操作パネル8は、冷蔵室扉1Aの表面に設けられる例に限定されるものでなく、冷蔵室1の内部に設けられるようにしてもよい。温度操作パネル8が冷蔵室1の内部に設けられている場合には、冷蔵室扉1Aの上側に位置するヒンジ装置1Dに外気温度センサ9aを設けることもできる。
図4は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却室10、機械室20、及び連通空間59を示す断面図である。図5は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却器18及び除霜ヒータ19を示す図である。図6は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却器18を示す図である。図7は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100のヒータ管183を示す図である。図8は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の除霜ヒータ19を示す図である。
図4に示されるように、冷却室10には、伝熱部材7と、排水トレイ11と、冷却器18と、除霜ヒータ19と、排水桶61と、が設けられている。伝熱部材7の詳細については後述する。排水トレイ11は、冷却室10で生じたドレン水を機械室20側に案内するための部材である。冷却器18は、風路90を流れる空気を冷却する熱交換器であり、例えば、除霜ヒータ19の上方及び後方に設けられている。
冷却室10と機械室20との間には連通空間59が設けられている。連通空間59は、冷却室10と機械室20とを連通させる空間であり、冷却室10の内部において発生した霜が融解されて発生するドレン水を蒸発皿21に導くための空間である。連通空間59は、内箱17の一部を貫通している。連通空間59には排水管60が設けられている。排水管60は、冷却室10において発生したドレン水を通す管であり、例えば上下が開口した筒状の金属製の部材で構成される。排水管60は連通空間59の開口径よりも小さい外径を有し、排水管60の上端部が排水トレイ11にかしめられている。なお、以後の説明においては、排水管60の下端側の開口を排水穴60aと称することがある。
図5に示されるように、冷却器18の下方には除霜ヒータ19が設けられている。図6に示されるように、冷却器18は、冷媒配管181と、フィン182と、ヒータ管183と、固定板184と、を備える。冷媒配管181は、例えば、肉厚が0.5〜1.3mm程度のアルミ製又は銅製の配管である。フィン182は、例えば、板厚が0.1〜0.2mmのアルミ製のフィンである。
図7に示されるように、ヒータ管183は、複数回屈曲されて構成される配管である。ヒータ管183は、固定板184によってかしめて冷却器18に固定されている。ヒータ管183は、例えば、アルミ製のものであり、コードヒータ183aを含んで構成される。コードヒータ183aは、抵抗線183a1と、絶縁体183a2と、を備える。抵抗線183a1は、例えば、ニクロム線等で構成される部材である。絶縁体183a2は、抵抗線183a1を被覆する部材であり、例えば、塩化ビニル樹脂等で構成されている。
図8に示されるように、除霜ヒータ19は、冷却運転において生じた霜を融解させる加熱手段であり、冷却室10の内部に設けられている。除霜ヒータ19は、ガラス管191と、抵抗線192と、キャップ193と、除霜ヒータルーフ194と、を備える。ガラス管191は、抵抗線192を収納する中空筒状の部材である。ガラス管191の両端にはキャップ193が設けられている。キャップ193は、ガラス管191の両端を保持する部材であり、例えば、ゴム製の部材で構成される。除霜ヒータルーフ194は、除霜運転時において冷却器18の除霜水がガラス管191に滴下してガラス管191が割れないようにするための部材であり、ガラス管191の上部に設けられている。
図9は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の冷却器18と伝熱部材7との位置関係を示す図である。図10は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第1状態を示す図である。図11は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第2状態を示す図である。図12は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第3状態を示す図である。図13は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7の第3状態を示す図である。
図9に示されるように、除霜ヒータ19の奥側に設けられた冷却器18には伝熱部材7が掛けられている。伝熱部材7の一端は、排水管60側に位置し、伝熱部材7の他端は冷媒配管181に掛けられている。伝熱部材7の他端が冷媒配管181に掛けられることで、伝熱部材7はフィン182と同様に熱交換性能が良くなる。なお、図9においては、図5とは異なり、伝熱部材7の配置を示すために除霜ヒータ19を省略している。
図10,図11に示されるように、伝熱部材7は、屈曲部70と、舌部71と、第1連結部72aと、第2連結部72bと、第1部位73aと、第2部位73bと、弾性部74と、を備える部材である。伝熱部材7は、例えば、アルミ材等の金属部材で構成される。なお、伝熱部材7を構成する各部材は、一体として形成される例について説明するが、別体として形成されるようになっていてもよい。
屈曲部70は、例えば、冷却室10の内部の内壁の形状に沿うように設けられている部位である。また、屈曲部70のうち冷媒配管181に取り付けられる部位は、冷媒配管181の外側に取り付けられるように湾曲した形状となっている。舌部71は、伝熱部材7の一端側に設けられる部位である。舌部71には、第1連結部72aと、第2連結部72bと、弾性部74と、が接続されている。舌部71と弾性部74との間には第3折曲部72cが設けられている。第3折曲部72cは、伝熱部材7を組み立てる際に折り曲げられる部分である。
第1連結部72a及び第2連結部72bは、舌部71の両側に各々設けられる部位であり、例えば、同一形状となるように構成されている。第1連結部72a及び第2連結部72bは、例えば、舌部71を基準として対称となるように設けられている。
第1連結部72aは、舌部71と第1部位73aとの間に位置する部位である。第1連結部72aと第1部位73aとの間には第1折曲部72a1が設けられている。第1連結部72aと舌部71との間には第2折曲部72a2が設けられている。第1折曲部72a1及び第2折曲部72a2は、伝熱部材7を組み立てる際に折り曲げられる部分である。
第2連結部72bは、舌部71と第2部位73bとの間に位置する部位である。第2連結部72bと第2部位73bとの間には第1折曲部72b1が設けられている。第2連結部72bと舌部71との間には第2折曲部72b2が設けられている。第1折曲部72b1及び第2折曲部72b2は、伝熱部材7を組み立てる際に折り曲げられる部分である。
第1部位73a及び第2部位73bは、舌部71の両側に各々設けられる部位であり、例えば、同一形状となるように構成されている。第1部位73a及び第2部位73bは、例えば、舌部71を基準として対称となるように設けられている。第1部位73a及び第2部位73bは、例えば、半円筒形状に構成される部材であり、膨出した部位を有する。第1部位73a及び第2部位73bの膨出した部位を背にして組み合わせることで筒状部73(図12,図13)が構成される。
図12,図13に示されるように、弾性部74は、第1垂下部74aと、規制部74bと、第2垂下部74cと、を有する。弾性部74は、図12,図13のように伝熱部材7を組み立てた状態において、筒状部73の外面よりも外方に位置している。
弾性部74は、筒状部73が排水管60に挿入された場合に、排水トレイ11の上面及び排水管60の内周面に当接するように構成されている。弾性部74が排水トレイ11の上面に当接することで、舌部71と排水トレイ11との距離を確保できる。また、弾性部74が排水管60の内周面に当接することで、筒状部73と排水管60との距離を確保できる。
第1垂下部74aは、舌部71の下端よりも下方において下方に延びるように設けられる部位である。規制部74bは、筒状部73が排水管60に挿入される場合において、排水トレイ11の上面と当接する部位である。規制部74bは、排水管60に挿入される筒状部73の挿入量を規制する部位であり、例えば、第1垂下部74aの下端から筒状部73の両端間で筒状部73の側面の法線方向に延びている。
第2垂下部74cは、規制部74bの最も筒状部73側の端部から下方に延びる部位である。第2垂下部74cの外面は一部において外方に突出する突出部74c1を有する。突出部74c1は、筒状部73が排水管60に挿入される場合において、連通空間59の内壁面と当接して弾性変形するような突出量を有する。
以下に、図10〜図13を用いて、本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の舌部71及び筒状部73の組立例について説明する。なお、以下の舌部71及び筒状部73の組立に関する説明は一例であり、このような組立方法に限定されるものではない。また、図10におけるA−A部並びに図11におけるB−B部及びC−C部は折り曲げる箇所を例示したものである。また、図10におけるA−A部は、第1折曲部72a1及び第1折曲部72b1を通る線を指している。また、図11におけるB−B部は、第2折曲部72a2及び第2折曲部72b2を通る線を指している。また、図11におけるC−C部は、第3折曲部72cを通る線を指している。
まず、図10に示されるような状態で、例えば、舌部71と第1部位73aとが直角になるように第1折曲部72a1を基準として第1部位73aを折り曲げ、例えば、舌部71と第2部位73bとが直角になるように第1折曲部72b1を基準として第2部位73bを折り曲げることで(図10のA−A部)、第1部位73aの膨出部と第2部位73bの膨出部とが対向して図11に示されるような状態となる。
次に、図11に示されるような状態で、例えば、舌部71と第1連結部72aとが直角になるように第2折曲部72a2を基準として第1連結部72aを折り曲げ、例えば、舌部71と第2連結部72bとが直角になるように第2折曲部72b2を基準として第2連結部72bを折り曲げる(図11のB−B部)。また、図11に示されるような状態で、舌部71と弾性部74とが直角になるように弾性部74を折り曲げる(図11のC−C部)。
このように、第1連結部72a及び第2連結部72b並びに弾性部74を折り曲げることで、図12,図13に示されるような状態となる。なお、第1連結部72a及び第2連結部72bを折り曲げることで、第1部位73a及び第2部位73bによって筒状部73が構成される。ここで、筒状部73の上端部を上端部75とし、筒状部73の下端部を下端部77とすると、図13に示されるように、筒状部73が構成された状態において、規制部74bは上端部75と下端部77との間に位置している。すなわち、筒状部73の両端間に規制部74bが位置している。
なお、図10に示されるA−A部を基準として第1部位73a及び第2部位73bを折り曲げる折り曲げ方向は、図11に示されるB−B部を基準として第1連結部72a及び第2連結部72bを折り曲げる折り曲げ方向と反対方向となっている。また、図10に示されるA−A部を基準として第1部位73a及び第2部位73bを折り曲げる折り曲げ方向は、図11に示されるC−C部を基準として弾性部74を折り曲げる折り曲げ方向と反対方向となっている。
図12,図13に示されるように、筒状部73は、舌部71の下方に位置し、排水管60のうち最も冷却室10側における開口径よりも小さい外径を有する。筒状部73の両端のうち少なくとも冷却室10側に位置する端部は舌部71によって覆われている。なお、以上の説明においては、第1部位73a及び第2部位73bによって筒状部73が構成される例について説明したが、これに限定されない。別々の部材を組み合わせて筒状部73を構成するのではなく、一つの部材で筒状部73を構成するようにしてもよい。
図14は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態における縦断面図である。図15は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態における横断面図である。図16は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態において霜が成長していく過程の例を示す縦断面図である。図17は本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の伝熱部材7が排水管60の内部に設けられた状態において霜が成長していく過程の例を示す縦断面図である。なお、図16における矢印は、霜の成長する方向を示している。
図14に示されるように、図12,図13のように組み立てられた伝熱部材7の一端側は排水管60に設けられている。すなわち、筒状部73の一部が排水管60に挿入されている。排水管60に筒状部73を挿入する過程において、突出部74c1は、排水管60の内壁面に当接して弾性変形する。筒状部73が排水管60に所定の挿入量だけ挿入されると、規制部74bが排水トレイ11の上面と当接し、排水管60に挿入される筒状部73の挿入量が規制される。筒状部73の挿入量が規制された状態において、上端部75と排水管60の最上端との間にはクリアランス78が設けられている。また、連通空間59の内壁と排水管60の外壁との間には隙間79が設けられている。
クリアランス78は、例えば、2〜5mmである。また、下端部77と排水管60の最上端との距離は、例えば、5mm〜10mmである。図15に示されるように、排水管60の直径は、例えば、12mm〜15mmであり、排水管60の内面と筒状部73の外面との距離は、例えば、1mm〜2mmである。
なお、クリアランス78、下端部77と排水管60の最上端との距離、排水管60の直径、及び、排水管60の内面と筒状部73の外面との距離は、上述した例に限定されるものではなく、除霜運転時において霜を融解して発生したドレン水の排出性を損なわないように寸法が規定されていればよい。
以下に、本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の運転について説明する。
まず、伝熱部材7の一端側に設けられる筒状部73を排水管60に挿入し、伝熱部材7の他端側をヒータ管183に引っ掛けるようにして、伝熱部材7を冷却室10に設ける。次に、庫内ファン14及び圧縮機22を駆動して冷却運転を開始する。庫内ファン14を駆動することで、機械室20に設けられる空気の一部は、排水管60の内部を通って冷却室10に流入する。
冷却運転を開始してから所定時間が経過すると、図16に示されるように、霜80は、例えば、下端部77から下方に向かって成長し、筒状部73の内周面下方から径方向内側に成長し、筒状部73の外周面下方から径方向外側に成長していく。そして、霜80が筒状部73に付着してから時間が経過するにつれて、成長した霜80は、次第に、排水管60の内壁面と筒状部73の外面との間の空間を占めることになる。こうして、排水管60の内部空間は、筒状部73及び霜80によって塞がれるため、機械室20の内部の空気が排水管60の内部を通って冷却室10に流入する可能性を低減することができる。なお、筒状部73の上端を覆うように舌部71が設けられているため、機械室20から排水管60に流入した暖気は、筒状部73の内壁面よりも内径側を冷却室10側に流れても、冷却室10に流入しない。
除霜運転時には、ドレン水は、排水トレイ11の上面を伝って、排水管60の内壁面を伝って又は排水管60の内壁よりも径方向中心側を落下し、蒸発皿21に排出される。2回目以降の除霜運転時には、前回の除霜運転終了後から所定時間経過した後、又は所定の圧縮機22の積算運転時間が経過した後、冷却器18に取り付けられたヒータ管183及び冷却器18の下部に取り付けられた除霜ヒータ19に通電を開始する。制御手段51は、冷却器18上部に取り付けられた温度センサ(図示省略)が所定温度になると通電を終了するように除霜ヒータ19を制御する。
なお、筒状部73は、第1部位73a及び第2部位73bを折り曲げ形成して構成されているため、上端部75と舌部71の下面とは厳密には密着していないが、その隙間は筒状部73と排水管60の間のクリアランス78よりはかなり小さいため、上端部75と舌部71の下面との間を流れる暖気はほぼ無視できる。また、排水穴60aの入口において排水管60と排水トレイ11はかしめられているため、暖気は隙間79を通って冷却室10に流れることはない。
排水管60の内部に挿入する筒状部73の挿入量を大きくすることで、排水管60と筒状部73との距離が縮まり、霜80が下端部77から成長して閉塞するまでの時間を短縮することができる。ただし、排水管60の内部に挿入する筒状部73の挿入量を過度に大きくすると、ドレン水の排水性が損なわれる可能性がある。このため、排水管60の内部に挿入する筒状部73の挿入量は、ドレン水の排水性を考慮して決定する。
なお、伝熱部材7を排水管60に取り付ける必要はなく、弾性部74が排水管60に嵌合するように筒状部73を排水管60に圧入して差し込むことで、伝熱部材7は排水管60に嵌合固定される。取付順序としては、冷却器18を冷却室10の内部に設け、伝熱部材7を排水管60に嵌合固定し、除霜ヒータ19を冷却室10の内部に設ける。このような取付順序とすることで組立性が良くなる。
また、機械室20から排水穴60aを介して冷却室10側に吸い込まれる湿気を利用して下端部77付近に霜を付着させるようにしてもよいし、排水管60と筒状部73との間に除霜運転時のドレン水を若干ホールドさせ、そのドレン水を冷却して下端部77付近に霜を付着させるようにしてもよい。何れにしても、冷却運転時において、機械室20の暖気が冷却室10に流入する可能性を低減できる。
ただし、排水管60と筒状部73との間に除霜運転時のドレン水を若干ホールドさせる場合には、次回の除霜運転時において、排水管60と筒状部73との間に付着する霜を確実に融解させてドレン水を排出する際の障害とならないようにする必要がある。このため、ホールドさせるドレン水の量が少なくなるように筒状部73の挿入量を少なく設定することが望ましい。
また、冷却器18はヒータ管183を有するため、除霜運転時の霜の融解時間についても、除霜ヒータ19による輻射熱以外にヒータ管183から直接熱伝導で熱を受ける受けられるため、霜取運転において、冷却室10等において成長した霜が素早く溶け、ドレン水溢れ等の問題はない。
なお、本実施の形態1においては、除霜ヒータ19及びヒータ管183を同時に通電を開始して同時に通電を終了させるようにしている。ただし、除霜ヒータ19及びヒータ管183を通電開始させるタイミング及び除霜ヒータ19及びヒータ管183を通電終了させるタイミングは、同時である例に限定されるものではない。例えば冷凍冷蔵庫100の扉開閉回数を検出する扉開閉検出手段(図示省略)を設け、制御手段51は扉開閉検出手段の検出結果に基づいて除霜ヒータ19及びヒータ管183を制御するようにしてもよい。
具体的には例えば、扉開閉検出手段が、所定の除霜運転時間間隔の間で扉開閉回数が多いと判定した場合には、制御手段51は、冷却器18に付着する霜の量が多くなることが想定されるために、除霜ヒータ19及びヒータ管183を同時に通電開始させ、除霜ヒータ19及びヒータ管183を同時に通電終了させるようにしてもよい。
また具体的には例えば、扉開閉検出手段が、所定の除霜運転時間間隔の間で扉開閉回数が少ないと判定した場合には、制御手段51は、冷却器18に付着する霜の量が少なくなることが想定されるために、先ずヒータ管183に通電開始し、その後、除霜ヒータ19に通電開始するようにしてもよい。
図18は従来の冷凍冷蔵庫において霜が成長していく過程の例を示す縦断面図である。なお、図18における矢印は、霜の成長する方向を示している。また、従来の排水管160は本発明のものと同様に金属製の部材で構成されている。また、従来の排水管160は、排水管160の上端部である端部160aが金属製の排水トレイ111とかしめられている。図18に示されるように、端部160a付近において、霜180が排水管160の径方向中心に向かって成長していく。ここで、排水管160の直径は、例えば、12mm〜15mmであって比較的大きいため、霜180が排水管160を閉塞するまでに長い時間を要する。
これに対して、本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100は、冷却室10及び機械室20並びに冷却室10及び機械室20を連通させる連通空間59が内部に設けられた筐体100Aと、冷却室10に設けられた冷却器18と、機械室20に設けられ、冷却器18とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機22と、冷却器18とは別に設けられている伝熱部材7と、を備え、伝熱部材7の一端側には、連通空間59に挿入された筒状部73と、筒状部73の挿入量を規制する規制部74bと、が設けられている。
このように筒状部73を設けることで、連通空間59の内壁面と筒状部73の外面との間の距離が縮まり、前縁効果により筒状部73の端部で紡錘状に霜が成長し、連通空間59と筒状部73の外面との間の隙間が閉塞するまでの時間が短縮され、庫内に暖気を吸い込むロス時間が減らせる。このため、冷却運転時において、霜が筒状部73の周囲において成長し易くなり、機械室20の暖気が冷却室10に流入する可能性を低減できる。したがって、従来よりも冷却器18の冷却効率を悪化させることはない。また、筒状部73の挿入量を規制する規制部74bを設けることで、筒状部73は連通空間59内における所定位置に固定される。したがって、従来よりも組立性が良くなる。
また、伝熱部材7の他端側は、冷却器18に取り付けられている。このため、冷却運転時においては、霜が筒状部73の周囲に向かって成長し易くなり、機械室20の暖気が冷却室10に流入する可能性を一層低減できる。したがって、冷却器18の冷却効率の悪化を一層抑制できる。
また、冷却器18はヒータ管183を更に備え、伝熱部材7の他端側は、ヒータ管183に取り付けられている。このため、除霜運転時においては、筒状部73等に付着した霜は、除霜ヒータ19の輻射熱だけでなく、ヒータ管183からの熱伝導によって、短時間で融解される。したがって、ドレン水が溢れる可能性を低減できる。
また、冷却器18はヒータ管183を更に備え、伝熱部材7の他端側は、冷却器18及びヒータ管183に取り付けられている。このため、冷却運転時においては、霜が筒状部73の周囲に成長し易くなり、機械室20の暖気が冷却室10に流入する可能性を一層低減できる。したがって、冷却器18の冷却効率の悪化を一層抑制できる。また、除霜運転時においては、筒状部73等に付着した霜は、除霜ヒータ19の輻射熱だけでなく、ヒータ管183からの熱伝導によって、短時間で融解される。したがって、ドレン水が溢れる可能性を低減できる。
また、冷却室10は機械室20よりも上方に設けられ、筒状部73の両端のうち少なくとも冷却室10側に位置する端部を覆う舌部71を備えている。このため、除霜運転時において、霜が融解して発生するドレン水が筒状部73の内部に溜まる可能性を低減できる。
また、冷却室10は機械室20よりも上方に設けられ、規制部74bは、筒状部73の両端間で筒状部73の側面の法線方向に延びる。このため、冷却運転時において、機械室20の暖気が冷却室10の内部に流入する可能性を低減できる。
なお、以上の説明においては、連通空間59にアルミ材である排水管60が設けられる例について説明したが、これに限定されず、連通空間59に排水管60を設けないようにしてもよい。この場合でも、実施の形態1の効果を奏することができる。連通空間59に排水管60を設けない場合には、連通空間59のうち伝熱部材7のうち最も冷却室10側における開口径よりも小さい外径を有するように筒状部73を構成すればよい。
実施の形態2.
以下、本実施の形態2に係る冷凍冷蔵庫100について説明する。本実施の形態2は、実施の形態1とは異なるように伝熱部材7を構成したものである。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図19は本実施の形態2に係る冷凍冷蔵庫100の冷却室10を示す図である。図19に示されるように、伝熱部材7はヒータ管183に嵌合されている。このため、本実施の形態2においては、実施の形態1に比べて、除霜運転時において、筒状部73に付着した霜を融解する時間を短縮させることができる。なお、本実施の形態2においては、伝熱部材7は、冷媒配管181ではなくヒータ管183に嵌合されているが、ヒータ管183は冷媒配管181と同様に金属であるため、排水管60と筒状部73との間を霜で閉塞させる時間のロスも少ない。
実施の形態3.
以下、本実施の形態3に係る冷凍冷蔵庫100について説明する。本実施の形態3は、実施の形態1とは異なるように伝熱部材7を構成したものである。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図20は本実施の形態3に係る冷凍冷蔵庫100の冷却室10を示す図である。図20に示されるように、伝熱部材7は冷媒配管181及びヒータ管183に嵌合されている。このため、本実施の形態3においては、排水管60と筒状部73との間を霜で閉塞させる時間のロスが少なく、かつ閉塞した部分を融解する能力も高くなる。このため、従来よりも冷却器18の冷却効率を悪化させることはなく、除霜運転時において、筒状部73に付着した霜を融解する時間を短縮させることができる。
なお、冷却室10が、本発明の第1空間に相当する。
また、機械室20が、本発明の第2空間に相当する。
また、ヒータ管183が、本発明の加熱手段に相当する。
1 冷蔵室、1A 冷蔵室扉、1A1 ポケット、1B 冷蔵室棚、1C 小物収納ケース、1D ヒンジ装置、1E コントロールパネル、1E1 樹脂部品、1E2 発泡ダクト部品、1a 冷蔵室用サーミスタ、2 製氷室、2b 製氷室ケース、3 切替室、3a 切替室用サーミスタ、3b 切替室ケース、4 冷凍室、4A 下部大型貯蔵ケース、4B 上部浅底ケース、4a 冷凍室用サーミスタ、5 野菜室、5A 下部収納ケース、5B 上部収納ケース、6 断熱仕切壁、7 伝熱部材、8 温度操作パネル、8a ボタン、8b ボタン、9 基板、9a 外気温度センサ、10 冷却室、11 排水トレイ、13 真空断熱パネル、14 庫内ファン、16 ファングリル、17 内箱、18 冷却器、19 除霜ヒータ、20 機械室、21 蒸発皿、22 圧縮機、26 冷蔵室用ダンパー装置、27 切替室用ダンパー装置、28 断熱材、31 冷蔵室戻り風路、51 制御手段、56 風路孔、59 連通空間、60 排水管、60a 排水穴、61 排水桶、70 屈曲部、71 舌部、72a 第1連結部、72a1 第1折曲部、72a2 第2折曲部、72b 第2連結部、72b1 第1折曲部、72b2 第2折曲部、72c 第3折曲部、73 筒状部、73a 第1部位、73b 第2部位、74 弾性部、74a 第1垂下部、74b 規制部、74c 第2垂下部、74c1 突出部、75 上端部、77 下端部、78 クリアランス、79 隙間、80 霜、90 風路、100 冷凍冷蔵庫、100A 筐体、111 排水トレイ、160 排水管、160a 端部、180 霜、181 冷媒配管、182 フィン、183 ヒータ管、183a コードヒータ、183a1 抵抗線、183a2 絶縁体、184 固定板、191 ガラス管、192 抵抗線、193 キャップ、194 除霜ヒータルーフ。

Claims (7)

  1. 第1空間及び第2空間並びに前記第1空間及び前記第2空間を連通させる連通空間が内部に設けられた筐体と、
    前記第1空間に設けられた冷却器と、
    前記第2空間に設けられ、前記冷却器とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機と、
    前記冷却器とは別に設けられている伝熱部材と、
    前記連通空間に設けられた排水管と、を備え、
    前記伝熱部材は、
    当該伝熱部材の一端に、
    前記排水管内に挿入された筒状部と、
    前記筒状部の両端のうち少なくとも前記第1空間側に位置する端部を覆う舌部と、
    前記舌部から前記筒状部側に延び、前記筒状部と共に前記排水管に圧入して挿入される弾性部と、を備え、
    前記弾性部は、
    前記筒状部の前記排水管への挿入量を規制する規制部を有する、
    冷凍冷蔵庫。
  2. 前記冷却器は加熱手段を更に備え、
    前記伝熱部材の他端側は、
    前記冷却器及び前記加熱手段の少なくとも一方に取り付けられている
    請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 前記冷却器は加熱手段を更に備え、
    前記伝熱部材の他端側は、
    前記冷却器及び前記加熱手段に取り付けられている
    請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 第1空間及び第2空間並びに前記第1空間及び前記第2空間を連通させる連通空間が内部に設けられた筐体と、
    前記第1空間に設けられた冷却器と、
    前記第2空間に設けられ、前記冷却器とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機と、
    前記冷却器とは別に設けられている伝熱部材と、を備え、
    前記伝熱部材は、
    前記連通空間内に挿入された筒状部と、
    前記筒状部の挿入量を規制する規制部と、が当該伝熱部材の一端側に設けられ、
    前記筒状部の両端のうち少なくとも前記第1空間側に位置する端部を覆う舌部を備え、
    前記冷却器は加熱手段を更に備え、
    前記加熱手段は、
    前記冷却器の下端よりも前記筒状部から遠い位置に配置され、
    前記伝熱部材の他端側は、
    前記冷却器及び前記加熱手段に取り付けられている、
    冷凍冷蔵庫。
  5. 前記第1空間は前記第2空間よりも上方に設けられている
    請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の冷凍冷蔵庫。
  6. 前記規制部は、前記筒状部の両端間で前記筒状部の側面の法線方向に延びる
    請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の冷凍冷蔵庫。
  7. 前記筐体は、
    風路によって前記第1空間と連通される複数の貯蔵室を備え、
    前記風路、前記第1空間及び前記第2空間は、
    複数の前記貯蔵室の背面側に位置する、請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の冷凍冷蔵庫。
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