JP6539263B2 - 目標動機付けを提供するように構成されたフィットネス装置 - Google Patents

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０１３年１０月１４日に出願され「目標動機付けを提供するように構成されたフィットネス装置」と題する米国仮特許出願第６１／８９０，７１９に対する優先権を主張し、当該出願は、その全体が参照によりあらゆる非限定的な目的のために本明細書に明示的に組み込まれる。

最新技術は、ユーザが互いに連絡をとり、楽しみ、通知する種々様々な電子及び／又は通信装置を生みだした。それらの目的のために、携帯電話、携帯情報端末（「ＰＤＡ」）、ページャ、ポケベル、ＭＰ３やその他のオーディオ再生装置、ラジオ、携帯型テレビ、ＤＶＤプレーヤやその他のビデオ再生装置、時計、ＧＰＳシステムなどの種々様々な携帯型電子装置が利用可能である。多くの人は、アスレチックイベント（競技イベント）を実行しかつ／又はアスレチックイベントに参加するときにこれらのタイプの装置の１つ以上を携帯して、例えば、他者と連絡を取り続け（即ち、悪天候、負傷又は緊急の場合にコーチやトレーナなどと連絡をとる）、楽しみ、情報（時間、方向、位置など）を提供することを好む。

アスレチックパフォーマンス監視システムもまた、電子装置とデジタル技術の最近の進歩による恩恵を受けてきた。電子パフォーマンス監視装置は、例えば、速度及び距離データ、高度データ、ＧＰＳデータ、心拍数、脈拍数、血圧データ、体温などを含むエクササイズや他のアスレチックパフォーマンスと関連付けられた多くの身体的又は生理的特徴の監視を可能にする。具体的には、これらのアスレチックパフォーマンス監視システムは、マイクロプロセッサ設計の最近の進歩による恩恵を受けており、小型化し続けるマイクロプロセッサが、ますます複雑化する計算と処理の実行を可能にする。これらの最新のマイクロプロセッサは、活動認識処理を実行するために使用されてもよく、それにより、スポーツ選手が行なっているスポーツ又は活動を認識でき、またそのスポーツ又は活動に関連した情報を解析しかつ／又は記憶できる。

幾つかの例では、アスレチックパフォーマンス監視システムは、ユーザが行っているアスレチック活動と関連付けられた１つ以上の目標をユーザが設定することを可能にする。そのような１つ以上の目標は、例えば、ある一定の時間期間に達成される目標エネルギー消費値と関連付けられてもよい。しかしながら、幾つかの例では、ユーザは、目標活動値に対する実時間活動値の近さに関連したフィードバックが提供された場合に、自分が１つ以上の活動目標を達成しなかったが、達成する可能性のある１つ以上の活動目標の範囲内にあることを発見することがある。

この開示の態様は、これらの不備の１つ以上に取り組む新規なシステム及び方法を対象とする。更に他の態様は、当技術分野における他の欠点を最小にすることに関連する。

以下では、本明細書に記載されたシステム及び方法の幾つかの態様の基本的理解を提供するために本開示の概要を示す。この要約は、本明細書に記載されたシステム及び方法の広範囲にわたる概要ではない。また、本明細書に記載されたシステム及び方法の主要もしくは不可欠な要素を識別すること、又は本明細書に記載されたシステム及び方法の範囲を明確にすることは意図されない。以下の要約は、本発明の幾つかの概念を、後で示されるより詳しい説明の前置きとして簡略化された形で提案するに過ぎない。

一態様では、この開示は、１つ以上のエネルギー消費目標に達するようにユーザを動機付けるフィードバックを前記ユーザに提供するように構成されたシステムを含む。１つ以上のエネルギー消費目標は、時間期間又は活動セッションの１つ以上と関連付けられてもよく、フィードバックは、ユーザが装着しているセンサ装置上の視覚表示の１つ以上を使用しかつ／又は可聴及び触覚フィードバックを使用してユーザに提供されてもよい。

別の態様では、この開示は、装置に関し、装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行されて、装置に、ユーザと関連付けられた活動センサからセンサデータを受け取らせ、受け取ったセンサデータからユーザのエネルギー消費を計算させ、受け取ったセンサデータから活動セッションを識別させる命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体とを有する。命令は、更に、装置に、識別された活動セッション中にユーザの総エネルギー消費を計算させ、計算された総エネルギー消費のユーザの目標エネルギー消費に対する近さを表すメッセージをユーザに伝えさせる。

別の態様では、この開示は、ユーザの手足に装着され、ユーザの手足から加速度データを取得するセンサと、センサに接続されたプロセッサと、プロセッサによって実行されるコンピュータ実行命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体とを備えるように構成された単体装置に関する。コンピュータ実行命令は、センサから加速度データを受け取ることと、受け取った加速度データからユーザのエネルギー消費を計算することと、受け取った加速度データと関連付けられた活動セッションを識別することと、活動セッション中のユーザの総エネルギー消費を計算することと、目標エネルギー消費を達成するようにユーザを励ますメッセージをユーザに伝えることを含む。

更に別の態様では、この開示は、ユーザ上の活動センサからセンサデータを受け取り、受け取ったセンサデータからユーザのエネルギー消費値を計算し、受け取ったデータと関連付けられた活動セッションを識別し、識別した活動セッションと関連付けられたユーザの総エネルギー消費を計算し、識別した活動セッションの以前のエネルギー消費合計を超えるようにユーザを励ますメッセージを伝えるためにプロセッサによって実行されるコンピュータ実行命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体に関する。

例示的な実施形態による個人用トレーニングを提供しかつ／又はユーザの身体運動からデータを取得するように構成されうる例示的システムを示す図である。 図１のシステムの一部でもよくそのシステムと通信してもよい例示的コンピュータ装置を示す図である。 例示的実施形態によるユーザが装着可能な例示的センサ組立体を示す図である。 例示的実施形態によるユーザが装着可能な別の例示的センサ組立体を示す図である。 ユーザの衣類の上／中に配置された物理センサを含みかつ／又はユーザの２つの動く身体部分間の関係の特定に基づく、知覚入力のための説明的位置を示す図である。 活動セッション識別プロセスのフローチャートの概略図である。 目標動機付けプロセスのフローチャートを示す図である。 別の目標動機付けプロセスのフローチャートを示す図である。

この開示の態様は、スポーツ選手の身体運動に関するアスレチックデータを取得し、記憶しかつ／又は処理することを含む。アスレチックデータは、能動的又は受動的に１つ以上の非一時的記憶媒体に検出されかつ／又は記憶されてもよい。更に他の態様は、アスレチックデータを使用して、例えば計算されたアスレチック属性やフィードバック信号などの出力を生成して、ガイダンス及び／又は他の情報を提供することに関連する。以上その他の態様は、個人用トレーニングシステムの以下の例示の文脈で検討される。

様々な実施形態の以下の記述において、添付図面を参照し、添付図面は、本明細書の一部を構成し、開示が実施されうる説明的な様々な実施形態によって示される。本開示の範囲と趣旨から逸脱することなく他の実施形態を利用できまた構造的及び機能的な修正を行えることを理解されたい。更に、この開示内の見出しは、開示の限定的態様と見なされるべきでなく、例示的な実施形態は、例示的な見出しに限定されない。

Ｉ．例示的な個人用トレーニングシステム
Ａ．説明的ネットワーク
この開示の態様は、複数のネットワークに亘って利用されることがあるシステム及び方法に関する。この点で、特定の実施形態は、動的ネットワーク環境に適応するように構成されてもよい。更に他の実施形態は、異なる別個のネットワーク環境で動作可能でもよい。図１は、例示的な実施形態による個人用トレーニングシステム１００の例を示す。例示的なシステム１００は、説明的なボディエリアネットワーク（ＢＡＮ）１０２、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）１０４、広域ネットワーク（ＷＡＮ）１０６などの１つ以上の相互接続されたネットワークを含みうる。図１に示され（本開示全体にわたって述べられ）たように、１つ以上のネットワーク（例えば、ＢＡＮ１０２、ＬＡＮ１０４、及び／又はＷＡＮ１０６）が、重複してもよく他の形で互いを含んでもよい。説明的なネットワーク１０２〜１０６が、１つ以上の異なる通信プロトコル及び／又はネットワークアーキテクチャをそれぞれ含むことがあり、更に互い又は他のネットワークに対するゲートウェイを有するように構成されることがある論理的ネットワークであることを当業者は理解されよう。例えば、ＢＡＮ１０２、ＬＡＮ１０４及び／又はＷＡＮ１０６はそれぞれ、セルラネットワークアーキテクチャ１０８及び／又はＷＡＮアーキテクチャ１１０などの同じ物理ネットワークアーキテクチャに機能的に接続されてもよい。例えば、ＢＡＮ１０２とＬＡＮ１０４両方の構成要素と考えられる携帯電子装置１１２は、アーキテクチャ１０８及び／又は１１０の１つ以上を介して、伝送制御プロトコル（ＴＣＰ）、インターネットプロトコル（ＩＰ）、ユーザデータグラムプロトコル（ＵＤＰ）などの１つ以上の通信プロトコルにしたがってデータ及び制御信号をネットワークメッセージに変換しその逆に変換するように構成されたネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカード（ＮＩＣ）を含んでもよい。これらのプロトコルは、当該技術分野で周知であり、ここではより詳細に検討されない。

ネットワークアーキテクチャ１０８及び１１０は、例えばケーブル、ファイバ、衛星、電話、セルラ、ワイヤレスなどの、任意のタイプ又はトポロジの１つ以上の情報分配ネットワークを単独又は組み合わせで含んでもよく、したがって、１つ以上の有線又は無線通信チャネル（ＷｉＦｉ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、近距離無線通信（ＮＦＣ）及び／又はＡＮＴ技術を含むがこれらに限定されない）を有するように様々に構成されてもよい。したがって、図１のネットワーク内の任意の装置（携帯電子装置１１２や本明細書に記載された他の装置など）は、様々な論理ネットワーク１０２〜１０６の１つ以上に含まれると見なされてもよい。以上のことを念頭におき、説明的なＢＡＮ及びＬＡＮ（ＷＡＮ１０６に結合されることがある）の例示的な構成要素について述べる。

１．例示的なローカルエリアネットワーク
ＬＡＮ１０４は、例えばコンピュータ装置１１４などの１つ以上の電子装置を含んでもよい。コンピュータ装置１１４又はシステム１００の他の構成要素は、電話、音楽プレーヤ、タブレット、ネットブック又は任意の携帯装置などの移動端末を含みうる。他の実施形態では、コンピュータ装置１１４は、メディア・プレイヤ又はレコーダ、デスクトップコンピュータ、サーバ、ゲームコンソール（例えば、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｘｂｏｘ、ＳＯＮＹ（登録商標）ＰｌａｙＳｔａｉｏｎ、及び／又はＮｉｎｔｅｎｄｏ（登録商標）Ｗｉｉゲームコンソールなど）を含みうる。以上が記述のための例示的装置にすぎず、本開示が、任意のコンソール又はコンピューティング装置に限定されないことを当業者は理解されよう。

コンピュータ装置１１４の設計と構造が、その意図された目的などの幾つかの因子によって異なることがあることを当業者は理解されよう。コンピュータ装置１１４の１つの例示的実施態様は図２に提供され、図２は、コンピューティング装置２００のブロック図を示す。図２の開示が、本明細書に開示された任意の装置に適用可能なことを当業者は理解されよう。装置２００は、プロセッサ２０２−１や２０２−２（本明細書では一般に「プロセッサ２０２」又は「プロセッサ２０２」と呼ばれる）などの１つ以上のプロセッサを含んでもよい。プロセッサ２０２は、相互接続ネットワーク又はバス２０４を介して、互い又は他の構成要素と通信できる。プロセッサ２０２は、コア２０６−１や２０６−２（本明細書では「コア２０６」又はより一般に「コア２０６」と呼ばれる）などの１つ以上の処理コアを含んでもよく、処理コアは、単一集積回路（ＩＣ）チップ上に実装されてもよい。

コア２０６は、共有キャッシュ２０８及び／又は専用キャッシュ（例えば、それぞれキャッシュ２１０−１及び２１０−２）を含んでもよい。１つ以上のキャッシュ２０８／２１０は、プロセッサ２０２の構成要素による高速アクセスのために、メモリ２１２などのシステムメモリに記憶されたデータをローカルにキャッシュしてもよい。メモリ２１２は、チップセット２１６を介してプロセッサ２０２と通信してもよい。特定の実施形態では、キャッシュ２０８は、システムメモリ２１２の一部でもよい。メモリ２１２は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）を限定ではなく含んでもよく、またソリッドステートメモリ、光学若しくは磁気記憶装置、及び／又は電子情報を記憶するために使用できる他の媒体を１つ以上含みうる。更に他の実施形態は、システムメモリ２１２を省略してもよい。

システム２００は、１つ以上の入出力装置（例えば、入出力装置２１４−１〜２１４−３。それぞれ一般に入出力装置２１４と呼ばれる）を含んでもよい。１つ以上の入出力装置２１４からの入出力データは、１つ以上のキャッシュ２０８，２１０及び／又はシステムメモリ２１２に記憶されてもよい。入出力装置２１４はそれぞれ、任意の物理的又は無線通信プロトコルを使用して、システム１００の構成要素と機能的に通信するように永久的又は一時的に構成されてもよい。

図１に戻ると、コンピュータ装置１１４と通信する４つの例示的な入出力装置（要素１１６〜１２２として示された）が示されている。当業者は、装置１１６〜１２２の１つ以上が、独立型装置でもよく、コンピュータ装置１１４だけでなく別の装置と関連付けられてもよいことを理解するであろう。例えば、１つ以上の入出力装置は、ＢＡＮ１０２及び／又はＷＡＮ１０６の構成要素と関連付けられるか対話してもよい。入出力装置１１６〜１２２は、例えばセンサなどのアスレチックデータ取得ユニットを含んでもよいがこれに限定されない。１つ以上の入出力装置は、ユーザ１２４などのユーザからアスレチックパラメータを感知し、検出しかつ／又は測定するように構成されてもよい。例には、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定装置（例えば、ＧＰＳ）、光（非可視光を含む）センサ、温度センサ（周囲温度及び／又は体温を含む）、睡眠パターンセンサ、心拍数モニタ、画像キャプチャセンサ、水分センサ、力センサ、コンパス、角速度センサ、及び／又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。

更に他の実施形態では、入出力装置１１６〜１２２は、出力（例えば、聴覚、視覚、触覚キュー）を提供しかつ／又はスポーツ選手１２４からユーザ入力などの入力を受け取るために使用されてもよい。これらの説明的な入出力装置の例示的な使用を後述するが、当業者は、そのような考察が、単にこの開示の範囲内の多くの選択肢のうちの幾つかの描写であることを理解するであろう。更に、任意のデータ収集ユニット、入出力装置又はセンサの参照が、本明細書に開示されかつ／又は当該技術分野で既知の１つ以上の入出力装置、データ収集ユニット及び／又はセンサを（個別又は組み合わせで）有することがある実施形態を開示すると解釈されるべきである。

（１つ以上のネットワークに亘る）１つ以上の装置からの情報を使用して、様々な異なるパラメータ、メトリック又は生理特性を提供してもよく（又はこれらの情報で利用されてもよく）、そのようなパラメータ、メトリック又は生理特性には、速度、加速度、距離、歩数、方向、特定の身体部分若しくは対象の他のものに対する相対運動などの動きパラメータ、又は角速度、直線速度若しくはそれらの組み合わせとして表されることがある他の動きパラメータ、カロリー、心拍数、汗検出、労力、酸素消費量、酸素反応速度及び１つ以上のカテゴリ（圧力、衝撃力など）内にあることがある他のメトリックなどの生理的パラメータ、スポーツ選手に関する情報（身長、体重、年齢、人口学的情報及びこれらの組み合わせ）が含まれるが、これらに限定されない。

システム１００は、システム１００内で収集されるか又は他の方法でシステム１００に提供されるパラメータ、メトリック又は生理特性を含むアスレチックデータを送信しかつ／又は受信するように構成されてもよい。一例として、ＷＡＮ１０６は、サーバ１１１を含んでもよい。サーバ１１１は、図２のシステム２００の１つ以上の構成要素を有してもよい。一実施形態では、サーバ１１１は、少なくともプロセッサとメモリ（プロセッサ２０６とメモリ２１２など）を含む。サーバ１１１は、非一時的コンピュータ可読媒体上にコンピュータ実行命令を記憶するように構成されてもよい。命令は、システム１００内で収集された未処理データや処理済みデータなどのアスレチックデータを含んでもよい。システム１００は、エネルギー消費ポイントなどのデータを、ソシアルネットワークウェブサイト又はそのようなサイトのホストに送信するように構成されてもよい。サーバ１１１は、１人以上のユーザがアスレチックデータにアクセスしかつ／又は比較できるよう利用されてもよい。したがって、サーバ１１１は、アスレチックデータや他の情報に基づいて通知を送受信するように構成されてもよい。

ＬＡＮ１０４に戻ると、コンピュータ装置１１４は、例示的な実施形態に関して後述される表示装置１１６、画像キャプチャ装置１１８、センサ１２０及びエクササイズ装置１２２と機能的に通信するように示されている。一実施形態では、表示装置１１６は、特定のアスレチック運動を行なうようにスポーツ選手１２４に視聴覚キューを提供してもよい。視聴覚キューは、ＢＡＮ１０２及び／又はＷＡＮの装置を含む、コンピュータ装置１１４や他の装置上で実行されるコンピュータ実行命令に応じて提供されてもよい。表示装置１１６は、タッチスクリーン装置でもよく、ユーザ入力を受け取るように他の方法で構成されてもよい。

一実施形態では、データは、画像キャプチャ装置１１８及び／又は他のセンサ（センサ１２０など）から取得されてもよく、これらの装置は、アスレチックパラメータを検出（及び／又は測定）するために、単独で使用されてもよく、他の装置又は記憶情報との組み合わせで使用されてもよい。画像キャプチャ装置１１８及び／又はセンサ１２０は、トランシーバ装置を含んでもよい。一実施形態では、センサ１２８は、赤外線（ＩＲ）、電磁気（ＥＭ）又は音響トランシーバを含んでもよい。例えば、画像キャプチャ装置１１８及び／又はセンサ１２０は、波形を、スポーツ選手１２４の方向を含む環境に送信し、「反射」を受信するかそのような放出された波形の変化を他の方法で検出してもよい。当業者は、様々な実施形態により、多数の異なるデータスペクトルに対応する信号が利用されうることを容易に理解するであろう。これに関して、装置１１８及び／又は１２０は、外部ソース（例えば、システム１００ではない）から放射された波形を検出してもよい。例えば、装置１１８及び／又は１２０は、ユーザ１２４及び／又は周囲環境から放射されている熱を検出してもよい。したがって、画像キャプチャ装置１２６及び／又はセンサ１２８は、１つ以上のサーマルイメージング装置を含んでもよい。一実施形態では、画像キャプチャ装置１２６及び／又はセンサ１２８は、レンジフェノメノロジーを実行するように構成された赤外線装置を含みうる。

一実施形態では、エクササイズ装置１２２は、スポーツ選手１２４が身体運動を行なうことを可能にするか容易にするように構成可能な任意の装置（例えば、トレッドミル、ステップマシンなど）でよい。装置が固定されていなくてもよい。この点において、無線技術によって携帯装置の利用が可能になり、したがって、特定の実施形態により自転車や他の移動訓練装置を利用してもよい。当業者は、装置１２２は、コンピュータ装置１１４からリモートで実行されるアスレチックデータを含む電子装置を受け取るためのインタフェースでもよく、そのようなインタフェースを含んでもよい。例えば、ユーザは、スポーツ用装置（ＢＡＮ１０２に関して後述される）を使用し、家又は機器１２２の場所に戻った後で、アスレチックデータを要素１２２又はシステム１００の他の装置にダウンロードしてもよい。本明細書に開示された任意の入出力装置が、活動データを受信するように構成されてもよい。

２．ボディエリアネットワーク
ＢＡＮ１０２は、アスレチックデータを受信し、送信し、又はアスレチックデータの収集を他の方法で容易にするように構成された２つ以上の装置（受動装置を含む）を含んでもよい。例示的な装置には、入出力装置１１６〜１２２が含むがこれに限定されない当該技術分野で知られているか本明細書に開示された１つ以上のデータ収集ユニット、センサ又は装置が挙げられる。ＢＡＮ１０２の２つ以上の構成要素は、直接通信してもよく、更に他の実施形態では、通信は、ＢＡＮ１０２、ＬＡＮ１０４及び／又はＷＡＮ１０６の一部でもよい第３の装置を介して行われてもよい。ＬＡＮ１０４又はＷＡＮ１０６の１つ以上の構成要素は、ＢＡＮ１０２の一部を構成してもよい。特定の実施態様では、携帯装置１１２などの装置が、ＢＡＮ１０２、ＬＡＮ１０４及び／又はＷＡＮ１０６の一部であるかどうかは、モバイルセルラーネットワークアーキテクチャ１０８及び／又はＷＡＮアーキテクチャ１１０との通信を可能にするスポーツ選手のアクセスポイントまでの近さに依存する。また、ユーザの活動及び／又は好みが、１つ以上の構成要素がＢＡＮ１０２の一部として利用されるかどうかに影響を及ぼすことがある。例示的な実施形態は後述される。

ユーザ１２４は、情報を収集するために使用される物理装置又は位置を含むことがある、携帯装置１１２、靴取付型装置１２６、手首装着型装置１２８などの任意数の装置、及び／又は検出位置１３０などの検出位置と関連付けられてもよい（例えば、所有し、携帯し、装着しかつ／又は対話してもよい）。１つ以上の装置１１２、１２６、１２８及び／又は１３０は、特にフィットネス又はアスレチック用に設計されていなくてもよい。実際には、この開示の態様は、複数の装置からのデータを利用してアスレチックデータを収集、検出及び／又は測定することに関し、それらの装置の幾つかは、フィットネス装置ではない。特定の実施形態では、ＢＡＮ１０２（又は、他のネットワーク）の１つ以上の装置は、特定のスポーツ用に特別に設計されたフィットネス又はスポーツ用装置を含んでもよい。本明細書で使用されるとき、用語「スポーツ用装置」は、特定のスポーツ又はフィットネス活動中に使用されるか関係されることがある任意の対象物を含む。例示的なスポーツ用装置には、ゴルフボール、バスケットボール、野球ボール、サッカーボール、フットボール、パワーボール、ホッケー用パック、ウェイト、バット、クラブ、スティック、パドル、マット及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。更に他の実施形態では、例示的なフィットネス装置には、ゴールネット、フープ、バックボードなどの環境自体、中線、外部境界マーカ、ベースなどのフィールドの一部分及びこれらの組み合わせを含む、特定のスポーツが行われるスポーツ環境内の物体が含まれうる。

この点に関して、当業者は、１つ以上のスポーツ用装置は、構造の一部でもよく（又は、構造を構成してもよく）その逆でもよく、構造が、１つ以上のスポーツ用装置を含んでもよく、スポーツ用装置と対話するように構成されてもよいことを理解するであろう。例えば、第１の構造は、取り外し可能で、ゴールポストと置き換え可能なバスケットボールゴールとバックボードを含んでもよい。この点において、１つ以上のスポーツ用装置は図１〜図３に関して前述されたセンサのうちの１つ以上など、１つ以上のセンサを含んでもよく、センサは、独立にあるいは１つ以上の構造と関連付けられた１つ以上のセンサなどの他のセンサと関連して利用される情報を提供してもよい。例えば、バックボードは、バックボード上のバスケットボールによる力と力の方向とを測定するように構成された第１のセンサを含んでもよく、ゴールは、力を検出する第２のセンサを含んでもよい。同様に、ゴルフクラブは、シャフト上のグリップ属性を検出するように構成された第１のセンサと、ゴルフボールによる衝撃を測定するように構成された第２のセンサとを含んでもよい。

説明的な携帯装置１１２を見ると、この装置は、多目的電子装置でよく、例えば、カリフォルニア州クパチーノのＡｐｐｌｅ，Ｉｎｃ．から入手可能なＩＰＯＤ（登録商標）、ＩＰＡＤ（登録商標）又はｉＰｈｏｎｅ（登録商標）商標装置を含む電話又はデジタル音楽プレーヤ、ワシントン州レッドモンドのＭｉｃｒｏｓｏｆｔから入手可能なＺｕｎｅ（登録商標）又はＭｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｗｉｎｄｏｗｓ装置が挙げられる。当該技術分野で知られているように、デジタルメディアプレーヤは、コンピュータ用の出力装置、入力装置及び／又は記憶装置として働きうる。装置１１２は、ＢＡＮ１０２、ＬＡＮ１０４又はＷＡＮ１０６において１つ以上の装置から収集された未処理又は処理済みデータを受け取るための入力装置として構成されてもよい。１つ以上の実施形態では、携帯装置１１２は、コンピュータ装置１１４の１つ以上の構成要素を含んでもよい。例えば、携帯装置１１２には、前述の入出力装置１１６〜１２２のいずれかなど、ディスプレイ１１６、画像キャプチャ装置１１８、及び／又は１つ以上のデータ収集装置が挙げられ、移動端末を構成するために追加の構成要素があってもなくてもよい。

ａ．説明的な衣服／アクセサリセンサ
特定の実施形態では、入出力装置は、時計、アームバンド、リストバンド、ネックレス、シャツ、靴などを含む、ユーザ１２４の衣服又はアクセサリ内に構成されるか又は他の方法で関連付けられてもよい。これらの装置は、ユーザのアスレチック運動を監視するように構成されてもよい。これらの装置が、ユーザ１２４がコンピュータ装置１１４と対話している間にアスレチック運動を検出しかつ／又はコンピュータ装置１１４（又は、本明細書で開示された他の装置）と無関係に動作してもよいことを理解されたい。例えば、ＢＡＮ１０２における１つ以上の装置は、ユーザの接近又はコンピュータ装置１１４との対話に関係なく活動を測定する終日活動モニタとして機能するように構成されてもよい。更に、図３に示された知覚システム３０２と図４に示された装置組立体４００が（それぞれ以下の段落で説明される）、単に説明的な例であることを理解されたい。

ｉ．靴取付型装置
特定の実施形態では、図１に示された装置１２６は、本明細書に開示されかつ／又は当該技術分野で知られているものを含むがこれに限定されない１つ以上のセンサを含みうる履物を含んでもよい。図３は、１つ以上のセンサ組立体３０４を提供するセンサシステム３０２の１つの例示的実施形態を示す。組立体３０４は、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定構成要素、力センサ、及び／又は本明細書に開示されているか当該技術分野で知られている他のセンサなどの１つ以上のセンサを含みうる。示された実施形態では、組立体３０４は、複数のセンサを内蔵し、このセンサは、力感応抵抗器（ＦＳＲ）センサ３０６を含んでもよいが、他のセンサが利用されてもよい。ポート３０８は、靴の靴底構造３０９内に位置決めされてもよいが、一般に１つ以上の電子装置と通信するように構成される。ポート３０８は、必要に応じて、電子モジュール３１０と通信するように提供されてよく、靴底構造３０９は、必要に応じて、モジュール３１０を収容するハウジング３１１や他の構造を含んでもよい。また、センサシステム３０２は、ＦＳＲセンサ３０６をポート３０８に接続して、ポート３０８を介したモジュール３１０及び／又は別の電子装置との通信を可能にする複数のリード線３１２を含んでもよい。モジュール３１０は、靴の靴底構造内の窪み又は空所に収容されてもよく、ハウジング３１１は、窪み又は空所内に位置決めされてもよい。一実施形態では、少なくとも１つのジャイロスコープと少なくとも１つの加速度計は、モジュール３１０やハウジング３１１などの単一ハウジング内に提供される。少なくとも更に他の実施形態では、動作するときに、方向情報と角速度データを提供するように構成された１つ以上のセンサが提供される。ポート３０８とモジュール３１０は、接続と通信のための相補的インタフェース３１４，３１６を含む。

特定の実施形態において、図３に示された少なくとも１つの力感応抵抗器３０６は、第１と第２の電極又は電気接点３１８，３２０と、電極３１８，３２０間に配置されて電極３１８，３２０を電気的に接続する力感応抵抗材料３２２とを含んでもよい。力感応材料３２２に圧力が加わったとき、力感応材料３２２の固有抵抗及び／又は導電率が変化し、これにより電極３１８，３２０の間の電位が変化する。センサシステム３０２が、抵抗値の変化を検出して、センサ３１６に加わる力を検出できる。力感応抵抗材料３２２は、その抵抗値を圧力下で様々に変化させてもよい。例えば、力感応材料３２２は、材料が圧縮されたとき減少する内部抵抗を有してもよい。更に他の実施形態は、「体積抵抗」を利用してもよく、「体積抵抗」は、「スマート材料」によって実現されうる。別の例として、材料３２２は、２つの力感光材料３２２の間や力感光材料３２２と一方又は両方の電極３１８，３２０との間など、面接触度を変化させることによって抵抗を変化させてもよい。幾つかの状況では、このタイプの力感応抵抗挙動は、「接触ベース抵抗」と示されることがある。

ｉｉ．手首装着型装置
図４に示されたように、装置４００（図１に示された知覚装置１２８と類似してもよく知覚装置１２８を含んでもよい）は、手首、腕、足首、首のまわりなど、ユーザ１２４によって装着されるように構成されうる。装置４００は、装置４００の動作中に使用されるように構成された押下式入力ボタン４０２などの入力機構を含んでもよい。入力ボタン４０２は、図１に示されたコンピュータ１１４に関して述べた要素のうちの１つ以上などのコントローラ４０４及び／又は他の電子構成要素に機能的に接続されうる。コントローラ４０４は、ハウジング４０６に埋め込まれてもよく、あるいはその一部でもよい。ハウジング４０６は、エラストマ構成要素を含む１つ以上の材料から構成されてもよく、ディスプレイ４０８などの１つ以上のディスプレイを含んでもよい。ディスプレイは、装置４００の照明部分と見なされうる。表示装置４０８は、ＬＥＤランプ４１０などの一連の個別照明要素又はランプ部材を含んでもよい。ランプは、アレイで構成され、コントローラ４０４に機能的に接続されてもよい。装置４００は、インジケータシステム４１２を含んでもよく、インジケータシステム４１２は、また、ディスプレイ４０８全体の一部又は構成要素と見なされうる。インジケータシステム４１２は、ディスプレイ４０８（複数の画素要素４１４を有することがある）と関連して動作し点灯してもよく、ディスプレイ４０８と完全に別個でもよい。また、インジケータシステム４１２は、複数の追加照明要素又はランプ部材を含んでもよいが、例示的実施形態では、ＬＥＤランプの形をとってもよい。特定の実施形態では、インジケータシステムは、１つ以上の目標の実現を表すために、インジケータシステム４１２の照明部材の一部分を照明することなどによって、目標の可視指示を提供できる。装置４００は、ディスプレイ４０８及び／又はインジケータシステム４１２によって、ユーザの活動に基づいてユーザが獲得した活動ポイント又は通貨によって表されたデータを表示するように構成されてもよい。

締結機構４１６が外されてもよく、そこで装置４００が、ユーザ１２４の手首又は一部分のまわりに位置決めされてもよく、次に締結機構４１６が、係合位置にされてもよい。一実施形態では、締結機構４１６は、コンピュータ装置１１４（装置１２０及び／又は１１２など）と対話するために、ＵＳＢポートを含むがこれに限定されないインタフェースを含んでもよい。特定の実施形態では、締結部材は、１つ以上の磁石を含んでもよい。一実施形態では、締結部材は、可動部がなく、全く磁力に依存してもよい。

特定の実施形態では、装置４００は、センサ組立体（図４に示されていない）を含みうる。センサ組立体は、本明細書に開示されかつ／又は当該技術分野で既知のものを含む複数の異なるセンサを含んでもよい。例示的実施形態では、センサ組立体は、本明細書に開示されるか当該技術分野で既知のセンサに対する機能接続を含むか機能接続を可能にしてもよい。装置４００及び／又はそのセンサ組立体は、１つ以上の外部センサから得られたデータを受け取るように構成されてもよい。

ｉｉｉ．衣服及び／又は身体位置検出
図１の要素１３０は、センサ、データ収集ユニット、他の装置などの物理装置と関連付けられることがある例示的な知覚位置を示す。更に他の実施形態では、画像キャプチャ装置（例えば、画像キャプチャ装置１１８）などによって、本体部分又は領域の特定位置が監視されてもよい。特定の実施形態では、要素１３０は、センサを含んでもよく、その結果、要素１３０ａ及び１３０ｂは、運動服などの衣服に組み込まれたセンサでよい。そのようなセンサは、ユーザ１２４の身体の任意の所望の位置に配置されてもよい。センサ１３０ａ／ｂは、ＢＡＮ１０２、ＬＡＮ１０４及び／又はＷＡＮ１０６の１つ以上の装置（他のセンサを含む）と（例えば、無線で）通信してもよい。特定の実施形態では、受動的検出面が、画像キャプチャ装置１１８及び／又はセンサ１２０によって放射された赤外線などの波形を反射してもよい。一実施形態では、ユーザ１２４の衣服に配置された受動的センサは、波形を反射可能なガラス又は他の透明若しくは半透明面で作成されたほぼ球状の構造物を含みうる。様々な種類の衣服を利用可能であり、所定の種類の衣服は、適切に装着されたときにユーザ１２４の身体の特定部分の近くに配置されるように構成された特定のセンサを有する。例えば、ゴルフ用衣服は、第１の構成で衣服上に位置決めされた１つ以上のセンサを含みうるが、サッカー用衣服は、第２の構成で衣服上に位置決めされた１つ以上のセンサを含んでもよい。

図５は、知覚入力の説明的位置（例えば知覚位置１３０ａ〜１３０ｏを参照）を示す。この点について、センサは、ユーザの衣服上／内に配置された物理センサでよく、更に他の実施形態では、センサ位置１３０ａ〜１３０ｏは、２つの動く身体部分の間の関係の識別に基づいてもよい。例えば、センサ位置１３０ａは、画像キャプチャ装置１１８などの画像キャプチャ装置によってユーザ１２４の動きを識別することによって決定されてもよい。したがって、特定の実施形態では、センサは、特定の位置（センサ位置１３０ａ〜１３０ｏなど）に物理的に配置されなくてもよく、他の位置から収集された画像キャプチャ装置１１８や他のセンサデータなどによって、その位置の特性を検出するように構成されてもよい。この点に関して、ユーザの身体の全体形状又は一部分が、特定の身体部分の識別を可能にすることがある。画像キャプチャ装置が利用されるか、ユーザ１２４上に配置された物理センサが利用されるか、他の装置（知覚システム３０２など）からのデータが使用されるか、装置組立体４００及び／又は本明細書に開示されたか当該技術分野で既知の他の装置又はセンサが利用されるかに関係なく、センサは、身体部分の現在位置を検出しかつ／又は身体部分の動きを追跡可能である。一実施形態では、位置１３０ｍに関する知覚データは、ユーザの重心（質量中心とも呼ばれる）の決定に利用されることがある。例えば、位置１３０ｍ〜１３０ｏのうちの１つ以上に対する位置１３０ａと位置１３０ｆ／１３０ｌとの関係を利用して、ユーザの重心が垂直軸方向に持ち上げられたか（ジャンプの際など）、ユーザが膝を曲げ縮めることによってジャンプの「ふり」をしようとしているかを判定できる。一実施形態では、センサ位置１３０６ｎは、ユーザ１２４の胸骨のまわりに配置されてもよい。同様に、センサ位置１３０ｏは、ユーザ１２４の臍（naval）の近くに配置されてもよい。特定の実施態様では、センサ位置１３０ｍ〜１３０ｏからのデータを（単独又は他のデータと組合せで）利用して、ユーザ１２４の重心を決定してもよい。更に他の実施形態では、ユーザ１２４の向き及び／又はユーザ１２４の胴体のねじれなどの回動力を決定する際に、センサ１３０ｍ〜１３０ｏなどの複数のセンサ位置の関係が利用されてもよい。更に、位置などの１つ以上の位置が、モーメント中心位置として（又は、モーメント中心位置の近くで）利用されてもよい。例えば、一実施形態では、位置１３０ｍ〜１３０ｏのうちの１つ以上が、ユーザ１２４のモーメント中心位置の点として働いてもよい。別の実施形態では、１つ以上の位置が、特定の身体部分又は領域のモーメント中心として働いてもよい。

図６は、一実施形態による例示的活動セッション識別のフローチャートを概略的に示す。詳細には、フローチャート６００は、最初に、ブロック６０２で、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの装置と関連付けられた１つ以上のセンサから活動データを受け取ってもよい。したがって、ブロック６０２は、部分的又は全体的に、ユーザが行っている１つ以上の活動を表すセンサデータ、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定装置（例えばＧＰＳ）、光（非可視光を含む）センサ、温度センサ（周囲温度及び／又は体温を含む）、睡眠パターンセンサ、心拍数モニタ、画像キャプチャセンサ、水分センサ、力センサ、コンパス、角速度センサ、ＲＦＩＤセンサ、１つ以上の有線又は無線通信チャネル（ＷｉＦｉ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、近距離無線通信（ＮＦＣ）及び／又はＡＮＴテクノロジーを含むがこれらに限定されない）上で動作するように構成された無線アンテナを含む１つ以上のセンサによって出力されたセンサデータを受け取るための１つ以上のプロセスを含んでもよい。更に、ブロック６０２は、例えば、受け取ったセンサデータを平均化し、飽和したセンサデータを除去し、重力を許容するよう受け取ったセンサデータを調整し、センサデータに高速フーリエ変換を行なうことによって、受け取ったセンサデータを変換する１つ以上のプロセスを含んでもよい。更に、この開示の範囲から逸脱することなく、受け取ったセンサデータの全て又は一部分に様々な追加又は代替の変換が行なわれてもよいことは当業者に明らかであろう。

プロセス６００は、ブロック６０４に進んでもよく、ブロック６０４は、受け取ったセンサデータから１つ以上のエネルギー消費値を計算する１つ以上のプロセスを表してもよい。１つの実施態様では、受け取ったセンサデータは、ユーザによる酸素消費量の推定値を得るように処理されてもよい。したがって、当業者に明らかなように、計算された酸素消費量は、ユーザによるエネルギー消費と同等でもよい。例えば、エネルギー消費値の１つの推定値は、例えば５ｋｃａｌのエネルギー消費値に対するユーザによる１リットルの酸素消費と同等でよい。更に、出願番号６１／８９０７４８（２０１３年１０月１４日に出願された、代理人整理番号２１５１２７．０１８１１）では、受け取ったセンサデータから１つ以上のエネルギー消費値を計算する様々なシステム及び方法が記載され、これは、参照によりその全体が非限定的な目的のために組み込まれる。

プロセス６００のブロック６０６は、１つ以上の活動セッションを識別する１つ以上のプロセスを表す。１つの構成では、活動セッションは、ユーザが１つ以上の特定及び既知の活動を行っている時間期間でよい。例えば、活動セッションは、ユーザが、例えば、バスケットボール、サッカー、テニス、ジョギング、ウォーキングなどを行っている時間期間として識別されてもよい。セッションは、例えば、運動テンプレートと一致したユーザの運動を検出するか、１つ以上のセンサからのデータを処理するか、又は他の自動的な仕組みによって自動的に検出されてもよい。更に他の実施形態では、ユーザは、セッションの前、その最中又はその後に、データ（又はその一部分）を、あるセッション及び／又は特定のセッションタイプに属するように手作業でマークしてもよい。追加又は代替として、例えば、日中などのデータ中の１つ以上の時間期間が、活動セッションとして定義されてもよく、日中の１つ以上の半時間期間が、活動セッションとして定義されてもよい。

１つの実施態様では、ブロック６０６は、活動セッションをユーザの位置に基づいて識別する１つ以上のプロセスを実行してもよい。例えば、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの装置が、ユーザの位置を示すＧＰＳセンサからのセンサデータを出力してもよい。したがって、受け取ったＧＰＳセンサデータからのユーザの識別位置に基づいて、活動セッションが識別されてもよい。例えば、テニスコートにおけるユーザの現在位置を識別するＧＰＳ位置センサデータの受け取りに基づいてテニス活動セッションが識別されてもよい。別の例では、ユーザの存在をジムとして示す位置センサデータなどから、ジムワークアウト活動セッションが識別されてもよい。１つの実施態様では、位置センサ情報は、ユーザのプロファイルと関連した情報と組み合わされてもよい。例えば、ダンススタジオの所定の距離内にいるユーザの位置を示し、同じ位置におけるダンス教室への申し込みと関連した情報を含むユーザプロファイル情報に結合された位置情報の受け取りに基づいて、ダンス活動セッションが識別されてもよい。更に他の実施形態では、活動データを選択するか活動データをセッションと他の方法で関連付けるために、時間、位置及び／又は活動データを含む複数の要素が使用されてもよい。

別の実施態様では、ブロック６０６は、時間及び／又は日に基づいて活動セッションを識別する１つ以上のプロセスを表してもよい。例えば、ユーザと関連付けられた１つ以上のカレンダーエントリに基づいて活動セッションが識別されてもよく、カレンダー情報は、例えば、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの活動装置のメモリ（システムメモリ２１２など）に記憶されてもよく、活動装置に外部から記憶されてもよい。追加又は代替として、活動装置からのユーザ活動データと関連して記憶された活動セッションの履歴に基づいて、特定の時間に、活動セッションが識別されてもよい。例えば、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの装置が、ユーザが行なっている１つ以上の活動セッションの履歴を記憶してもよい。更に、活動装置は、その記憶された活動セッションデータから１つ以上の傾向を識別する１つ以上のプロセスを実行してもよい。例えば、１つ以上のプロセスは、ユーザが毎週月、水、金曜日の午後１時頃に２．５マイル走っていることを認識してもよく、プロセス６００のブロック６０６で実行される１つ以上のプロセスが、現在時刻が月、水又は金曜日の午後１時頃の場合にユーザがランニング活動セッションに参加している可能性があるという予測を利用してもよい。

別の実施形態では、ブロック６０６で、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの活動装置のユーザに付随している１人以上の付加的な人に基づいて、１つ以上の活動セッションが識別されてもよい。例えば、ユーザがよくバスケットボールを一緒にしている１人以上の個人を識別する１つ以上のプロセスが実行されてもよい。ユーザがよくバスケットボールを一緒にしている１人以上の人を識別したとき、バスケットボール活動セッションが識別されてもよい。別の例では、１つ以上のプロセスは、ユーザの所定の距離内にいる１人以上の人を識別し、ユーザをランニングレースに参加しているとして識別し、それに応じてレース活動セッションを識別してもよい。

１つの実施態様では、１つ以上のプロセスは、１人以上の個人によって提供される位置情報に基づいて、ユーザと一緒に活動に参加している１人以上の個人を識別してもよい。例えば、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの活動装置を装着しているユーザは、ユーザの所定の距離内にいる１つ以上の個人を識別する情報を受け取ってもよい。例えば、活動装置は、有線又は無線通信チャネルを介して、また無線周波数識別（ＲＦＩＤ）、Ｗｉｆｉ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、近距離通信（ＮＦＣ）及び／又はＡＮＴ技術の１つ以上を使用して、１人以上の個人を識別するデータを受け取ってもよい。追加又は代替として、ユーザは、ユーザの現在位置（１つの実施態様では、ＧＰＳセンサによって識別されてもよい）の所定の範囲内にいる１人以上の個人の位置座標を受け取ってもよい（１つの実施態様では、ユーザがＧＰＳ座標を受け取ってもよい）。更に、ユーザの手足に装着された装置は、ユーザの所定の範囲内にいる１人以上の個人に対する前記ユーザの現在位置を含む通信情報を識別してもよい。更に、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの類似又は異種のセンサ装置を装着している１人以上の個人間の通信が直接でも間接でもよく、間接通信が、１つ以上のサーバを介したインターネット接続などによるものでよいことを、当業者は容易に理解するであろう。

別の実施形態では、活動セッションは、それぞれの１対のユーザによって装着された１対の活動装置間の接触に基づいて識別されてもよい。例えば、第１のユーザは、第１の活動装置を、第２のユーザが装着している第２の活動装置と一時的に接触（一例では、約１秒間などの接触）させてもよい。例えば、加速度計データ（装置間の接触力を検出する）、ＲＦＩＤトランシーバデータ、及び／又は近距離通信（ＮＦＣ）トランシーバデータの１つ以上を含む、１つ以上のセンサからのデータを使用して、第１と第２の活動装置間の接触を識別し、第１と第２のユーザの参加に基づいて活動セッションを識別してもよい。

別の実施態様では、プロセス６００のブロック６０６は、ユーザが使用している１個以上の機器に基づいて、ユーザと関連付けられた１つ以上の活動セッションを識別してもよい。例えば、活動装置は、ユーザが使用しているトレッドミル装置の識別に基づいてトレッドミルランニング活動セッションを識別してもよい。例えば、活動装置は、例えばユーザが装着している活動装置と関連付けられたＲＦＩＤセンサと通信するＲＦＩＤタグに基づいて、トレッドミル装置を識別してもよい。別の例では、テニス活動セッションが、ユーザが使用しているテニスラケットの識別に基づいて識別されてもよく、テニスラケットは、例えばユーザが装着している活動装置と関連付けられたＲＦＩＤセンサと通信するＲＦＩＤタグに基づいて認識されてもよい。

更に別の実施態様では、プロセス６００のブロック６０６は、活動装置を装着しているユーザから入力された情報に基づいて、１つ以上の活動セッションを識別してもよい。１つの例では、ユーザは、ユーザが装着している１つ以上の活動装置と通信するアプリケーションを実行する移動電話などの移動装置を使用して、活動セッションタイプを識別するデータを入力してもよい。別の例では、ユーザは、ユーザが装着している１つ以上の活動装置上の１つ以上の入力制御機構を使用して、活動セッションを識別するデータを入力してもよい。更に別の例では、ユーザは、１つ以上の活動セッションを、例えば、１つ以上の活動セッション中にユーザが装着している１つ以上の活動装置によって保存された活動センサデータに基づいて後で識別してもよい。

１つの例では、プロセス６００のブロック６０８は、活動セッションと関連付けられた１つ以上のエネルギー消費値を更新してもよい。したがって、プロセス６００のブロック６０４で計算されたエネルギー消費が、最新のエネルギー消費合計になるようにブロック６０８の以前のエネルギー消費合計と結合されてもよい。

図７は、少なくとも１つのアスレチック目標に対する目標動機付けを提供するために実行されうる例示的コンピュータ実施プロセスのフローチャートを示す。１つの実施態様では、目標動機付けフローチャート７００の少なくとも一部分は、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などのユーザによって装着される活動装置のプロセッサ（プロセッサ２０２など）によって実行されてもよい。１つの実施態様では、目標動機付けプロセス７００は、ユーザが１つ以上の目標（例えば、エネルギー消費目標）の所定の範囲にあることに応じて、実時間フィードバックを前記ユーザに提供してもよい。１つの実施態様では、フローチャート７００は、最初にブロック７０２で、エネルギー消費データを受け取る。１つの実施態様では、エネルギー消費データは、ユーザが装着している活動装置と関連付けられた１つ以上のセンサからのセンサデータ出力に基づいて推定されてもよい。１つの例では、前記活動装置は、ユーザの手足（例えば、ユーザの手首）などに装着されてもよい。ユーザが装着している活動装置は、センサ出力データ（加速度計データなど）から１つ以上の運動関連メトリック（エネルギー消費値など）を推定する１つ以上のプロセスを実行してもよい。当業者は、例えば速度、距離、力などの他のメトリックが推定されてもよく、本明細書に開示されかつ／又は当該技術分野で知られた任意のセンサからのデータなどの、他のセンサデータでもよいことを理解するであろう。

１つ以上のエネルギー消費値を受け取ったとき、フローチャート７００は、１つ以上のエネルギー消費合計を更新してもよい（例えばブロック７０４）。例えば、活動装置は、メモリ２１２などのメモリに、例えば、２４時間、起きている時間期間、１日の１時間毎、１日の半時間毎、識別済み活動セッションなどの間にユーザによって消費されたエネルギーの総量と関連付けられた１つ以上のエネルギー消費合計を記憶してもよい。１つの実施態様では、エネルギー消費合計の１つ以上と関連付けられた目標エネルギー消費値があってもよい。例えば、年齢が約３０歳で体重が約８０ｋｇの男性の２４時間目標が、例えば約２５００ｋｃａｌの２４時間目標エネルギー消費を有してもよい。

一実施形態では、本明細書に記載されたシステム及び方法は、１つ以上の目標戦略に基づいてエネルギー消費目標を達成するようにユーザを動機付ける１つ以上のプロセスを含んでもよい。特定の実施形態では、目標戦略は、エネルギー消費目標戦略を含んでもよい。例えば、１つの実施態様では、第１のエネルギー消費目標戦略は、識別された活動セッション中に、情報がメモリ２１２などのメモリに記憶されている以前の類似した活動中に消費された同じユーザより多くのエネルギーを消費するように前記ユーザを促してもよい。当業者は、エネルギー消費が単なる例であり、距離、ペース、心拍数及び／又は他のメリックなどの他のメトリックが、１つ以上の目標戦略内で利用されてもよいことを理解するであろう。したがって、エネルギー消費に対する以上その他の言及が単に例であり、他のメトリックが利用されてもよい。別の実施態様では、第２のエネルギー消費目標戦略は、各日の所定の時間長の間に所定のエネルギー量を消費するようにユーザを促してもよく、所定の時間長が、１日の各時間でもよい（「時間目標達成」動機戦略とも呼ばれる）。更に別の実施態様では、第３のエネルギー消費目標戦略は、時間枠内の最小回数（例えば、１週間に３回）、最小タイムスパン（３０分など）で、しきい値レベル（エネルギー消費や心拍数などによって測定されてもよい）以上で練習するようにユーザを促してもよい。一実施形態では、しきい値レベルは、活発なエクササイズと関連付けられてもよく、活発なエクササイズは、所定のエネルギー消費値、又は、例えば、平均週の３０分間の所定ユーザの平均エネルギー消費を超えるエネルギー消費増大パーセンテージに基づいて分類されてもよい。

１つの実施態様では、１つ以上のエネルギー消費合計の更新時（例えば、ブロック７０４で）、最新エネルギー消費合計の１つ以上が、ユーザの１時間当たりのエネルギー消費目標と比較されてもよい（例えば、ブロック７０６）。１つの実施態様では、ユーザの１時間当たりのエネルギー消費目標は、年齢、身長、体重及び／又はユーザのフィットネスレベルの推定値に基づく所定の値でもよい。別の実施態様では、ユーザの１時間当たりのエネルギー消費目標は、過去の活動時間中の前記ユーザの蓄積エネルギー消費値に基づいてもよい。例えば、１つの実施態様では、ユーザの１時間当たりのエネルギー消費目標が、１日の各時間中に所定のパーセンテージ（例えば、１０％）だけ増大してもよい。別の例では、ユーザの１時間当たりのエネルギー消費目標は、時刻により変化してもよい。例えば、エネルギー消費目標値は、昼休み中の１時間に高くてもよく、ユーザは、例えばその昼休み中に訓練することが期待される。ブロック７０６は、現在時間のエネルギー消費合計を、１つ以上の１時間当たりのエネルギー消費目標と比較する１つ以上のプロセスを実行してもよい。１つの実施態様では、例示的ブロック７０８などによって、フィードバックがユーザに提供されてもよい。例えば、現在時間の現在合計エネルギー消費が、１時間当たり目標値の所定の範囲内にある場合に、フィードバックがユーザに提供されてもよい。１つの例では、前記所定の範囲の１時間当たり目標値が、１時間当たり目標エネルギー消費値の１０％以内でもよい。しかしながら、他の実施態様では、所定の範囲の１時間当たり目標値は、１５％、２０％、２５％、３０％などの範囲内でもよい。

フローチャート７００のブロック７０８は、エネルギー消費目標を達成するように前記ユーザを促すフィードバックをユーザに提供するように構成された１つ以上の実施態様を表してもよい。１つの実施態様では、ブロック７０８は、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの活動装置と関連付けられた１つ以上の表示装置によってユーザに視覚フィードバックを提供する１つ以上のプロセスを表してもよい。一実施形態では、フィードバックを提供する装置は、ユーザのエネルギー消費（及び／又は、他のメトリック）を検出したセンサの少なくとも１つを含む同じ装置である。例えば、装置４００のディスプレイ４０８は、ユーザが活動を行なっている間の装置４００の少なくとも１つのセンサからデータを収集している間に１つ以上のエネルギー消費目標を達成するために、活動レベルを持続するか活動レベルを高めるようにユーザを促す視覚フィードバックをユーザに提供してもよい。更に他の例として、ディスプレイ４０８のＬＥＤランプ４１０は、目標エネルギー消費のうちユーザによる総エネルギー消費部分に対応するパーセント値を表示してもよい。追加又は代替として、ＬＥＤランプ４０８は、ＬＥＤランプ４０８の全数の一部分を点灯させるステータスバーを表示してもよく、前記一部分は、目標エネルギー消費値のうちユーザによる総エネルギー消費部分に対応する。追加又は代替として、ＬＥＤランプ４０８は、エネルギー消費目標を達成するために、例えばより活発に又はより長時間練習するようにユーザを動機付けする動機付けメッセージをユーザに表示するために使用されてもよい。更に、目標エネルギー消費値に対する現在の総エネルギー消費をユーザに知らせるために、様々な他の形の視覚フィードバックが前記ユーザに提供されうることを当業者は理解するであろう。別の実施態様では、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの装置は、ユーザがエネルギー消費目標の範囲内にあることを示す可聴フィードバックを前記ユーザに提供してもよい。１つの例では、スピーカ装置が、活動装置に組み込まれてもよく、出力及び音響信号は、現在の総エネルギー消費値を目標エネルギー消費値の一部分として示す。別の例では、活動装置は、オーディオプレイヤーと通信して可聴フィードバックメッセージをユーザに伝えてもよい。具体的には、活動装置は、例えばデジタル音楽プレーヤと無線で通信し、前記デジタル音楽プレーヤは、ヘッドホン又はスピーカ装置を介して、可聴メッセージをユーザに伝えてもよい。追加又は代替として、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などのユーザが装着している活動装置は、触覚フィードバックを使用して、現在のエネルギー消費合計の目標エネルギー消費合計に対する近さに関するフィードバックをユーザに提供してもよい。例えば、活動装置は、振動モータを備え、総エネルギー消費が目標エネルギー消費の所定の範囲内に達したときに振動信号を提供してもよい。

更に他の実施形態は、総エネルギー消費を、１つ以上の活動セッションと関連付けられた１つ以上のエネルギー消費目標と比較してもよい（例えばブロック７１０）。１つの例示的実施形態では、１つ以上の活動セッションは、図６などに関して述べた１つ以上のプロセスを使用して識別されてもよい。１つの例では、ブロック７１０は、現在時刻直前３０分間の総エネルギー消費を、１週当たりエクササイズ努力目標と関連付けられた３０分エネルギー消費目標と比較してもよい。１つの例では、前記１週当たりエクササイズ努力目標は、例えば７日間に３０分間３回激しくワークアウトするようにユーザを促してもよい。したがって、活発な活動が、あらかじめ決定されてもよく、例えば、ユーザの年齢、フィットネス方法、身長及び／又は推定フィットネスレベルに基づいてもよい。

別の例では、ブロック７１０は、１人以上の特定の個人に関係する現在の活動セッション中の総エネルギー消費を、前記同じ特定の個人に関係する以前の活動セッションと関連付けられた以前に記録されたエネルギー消費値と比較する１つ以上のプロセスを表してもよい。例えば、ブロック７１０は、第１のユーザと第２のユーザ間のスカッシュ活動セッションと関連付けられた現在の総エネルギー消費を、前記同じ第１と第２のユーザ間の以前のスカッシュ活動セッションなどと比較してもよい。したがって、ブロック７１０は、第１のユーザ（装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの第１の活動装置を装着している）と第２のユーザ（装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの第２の活動装置を装着している）の１人以上を、スカッシュ活動セッションと関連付けられた目標エネルギー消費値を達成するか超えるように励ます１つ以上のプロセスを表してもよい。例えば、ブロック７１０は、スカッシュ活動セッション中の総エネルギー消費を、スカッシュ活動セッション中の以前のエネルギー消費値に対して所定のパーセント量増やすようにユーザを励ます１つ以上のプロセスを提示してもよい。１つの例では、所定のパーセント量は、１０％でもよい。別の例では、所定のパーセント量は、１５％、２０％、２５％、３０％などでよい。

したがって、ブロック７１０は、総エネルギー消費値を、１つ以上の活動セッションに関連付けられた１つ以上の目標エネルギー消費値と比較する１つ以上のプロセスを実行してもよい。一実施形態では、１つ以上の活動セッションの総エネルギー消費値が、１つ以上の活動セッション目標の所定の範囲内にある場合、プロセス７００は、ブロック７１２に進む。したがって、ブロック７１２は、ユーザが１つ以上の活動セッションエネルギー消費目標の所定の範囲内にあることを知らせる可視、可聴及び／又は触覚フィードバックを前記ユーザに提供してもよい。更に、ブロック７１２は、ブロック７０８に関して述べた方法と類似の方法でユーザにフィードバックを提供してもよい。

更に他の態様は、日毎総エネルギー消費値を目標日毎エネルギー消費値と比較に関することに関する（例えば、ブロック７１４）。例えば、目標日毎エネルギー消費値は、ユーザの年齢、体重、身長及び／又は推定フィットネスレベルの１つ以上に基づいて決定されてもよい。例えば、身長が約１．６２ｍで体重が約５５ｋｇの約３０歳の年齢の女性の日毎エネルギー消費目標が、２０００ｋｃａｌの日毎エネルギー消費目標と関連付けられてもよい。

ブロック７１４は、ユーザの現在の日毎活動と関連付けられたエネルギー消費合計を、前記ユーザのエネルギー消費日毎目標と比較する１つ以上のプロセスを実行してもよい。現在の日毎活動のエネルギー消費合計が、日毎目標エネルギー消費値の所定の範囲内にあると決定された場合、プロセス７００は、ブロック７１６に進んでもよい。例えば、現在の日毎活動の総エネルギー消費値が、日毎目標エネルギー消費値の１０％などの範囲内にあることが決定された場合、ブロック７１４は、プロセス７００に命令してブロック７１６に進ませてもよい。

ブロック７１６は、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの活動装置によって実行され、日毎エネルギー消費目標を達成する更なる身体活動に取りかかるようにユーザを励ますフィードバックを前記ユーザに提供する１つ以上のプロセスを表してもよい。したがって、ブロック７６０と関連付けられた１つ以上のプロセスは、ブロック７１２及び／又は７０８と関連付けられたプロセスと類似してもよい。

ブロック７１８は、受け取ったエネルギー消費データを処理した後で活動装置によって実行されることがある１つ以上のプロセスを表す。したがって、ブロック７１８は、新しいエネルギー消費データ更新などを待つために活動装置によって実行される１つ以上のプロセスを表してもよい。

図８は、別の目標動機付けプロセスのフローチャートを示す図である。詳細には、フローチャート８００は、１つ以上の目標エネルギー消費値に対する１つ以上の現在のエネルギー消費値の近さに基づいてフィードバックをユーザに提供してもよい。フローチャート８００の１つ以上の部分は、装置１１２、１２６、１２８、１３０及び／又は４００などの活動装置によって定期的に実行されてもよい。したがって、フローチャート８００は、ブロック８０２で、所定の時間期間が経過した後で始まってもよい。１つの実施態様では、この所定の時間期間は、活動装置からの１つ以上のセンサ出力によって示された活動レベルに基づいてもよい。例えば、活動装置が動いていないと判定された場合は所定の時間期間がもっと長くてもよく、しきい値を満たす動きがないことは、ユーザによる活動などがないことなどを示すことがある。したがって、所定の時間期間は、例えば１ミリ秒以上から１時間以上の範囲でもよい。

目標動機付けフローチャート８００は、図７に示された目標動機付けフローチャート７００と実質的に類似の１つ以上の態様を含んでもよい。したがって、フローチャート８００は、例えば、例えば１日の各時間、１つ以上の活動セッション、１つ以上の日毎活動目標及び／又はの１つ以上の週毎活動目標などの１つ以上のエネルギー消費目標を達成するために、身体活動レベルを維持するか身体活動レベルを高める励ましをユーザに提供するフィードバックを前記ユーザに提供してもよい。したがって、ブロック８０４、８０６、８０８、８１０、８１２及び８１４は、図７によるプロセス７００のブロック７０６、７０８、７１２から７１０、７１４及び７１６のそれぞれと実質的に類似してもよい。

フローチャート８００のブロック８１６は、例えばユーザへの可視、可聴又は触覚フィードバック信号のうちの１つ以上でもよい更新を表す。更に、ブロック８１６と関連付けられた更新は、ユーザが１つ以上のエネルギー消費目標の所定の範囲内にないなどの場合にユーザに情報を提供してもよい。

１０２ ＢＡＮ
１０４ ＬＡＮ
１０６ ＷＡＮ
１０８ セルラネットワークアーキテクチャ
１１０ ＷＡＮアーキテクチャ
１１１ サーバ
１１２、１２６、１２８、１３０ 活動装置
１１４ コンピュータ装置
１１６ 表示装置
１１８ 画像キャプチャ装置
１２０ センサ
１２２ エクササイズ機器
１２４ ユーザ

Claims (18)

1. プロセッサと、
   第１のユーザの動きに応じてデータを出力するように構成されたセンサと、
   コンピュータ実行命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体と、
   を備えた装置であって、
   前記コンピュータ実行命令は、前記プロセッサによって実行されたときに、
   前記装置に、少なくとも、
   前記センサからデータを受信させ、
   前記受信したデータから前記第１のユーザのエネルギー消費を計算させ、
   前記第１のユーザと所定のアスレチック活動を行う第２のユーザによって装着された第２の装置から前記第２のユーザを識別するデータを受信し、
   前記第２のユーザを識別するデータに基づいて、前記第１のユーザが現在行っているアスレチック活動を前記所定のアスレチック活動として識別し、
   前記識別されたアスレチック活動中における前記第１のユーザの総エネルギー消費を計算させ、
   前記総エネルギー消費の目標エネルギー消費に対する近さを示す触覚のメッセージを前記第１のユーザに伝えさせる、ように構成されている、装置。
2. 前記センサは、加速度計を含む、請求項１に記載の装置。
3. 前記センサは、位置決定センサを含む、請求項１に記載の装置。
4. 前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
   前記プロセッサによって実行されたときに、前記装置に、少なくとも、前記位置決定センサからの位置データから決定された前記第１のユーザの移動速度に基づいて、前記第１のユーザの前記エネルギー消費を計算させるように構成されたコンピュータ実行命令をさらに含む、請求項３に記載の装置。
5. 前記装置は、前記位置決定センサによって決定された前記第１のユーザの位置に基づいて前記アスレチック活動をさらに識別する、請求項３に記載の装置。
6. 前記装置は、現在の日付と時刻に基づいて、前記アスレチック活動をさらに識別する、請求項１に記載の装置。
7. 前記装置は、前記第１のユーザと関連付けられたカレンダーエントリに基づいて、前記アスレチック活動をさらに識別する、請求項１に記載の装置。
8. 前記第２の装置は、１台のアスレチック機器を含む、請求項１に記載の装置。
9. 第１のユーザによって装着されるように構成された単体装置であって、
   前記第１のユーザの手足のまわりに装着されるように構成された構造を備え、
   前記構造は、
   前記第１のユーザの前記手足から加速度データを取得するように構成されたセンサと、
   前記センサに動作可能なように接続され、前記取得された加速度データを受信するように構成されたプロセッサと、
   コンピュータ実行命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体と、
   を備え、
   前記コンピュータ実行命令は、前記プロセッサによって実行されたときに、
   前記プロセッサに、少なくとも、
   前記センサから加速度データを受信させ、
   前記受信した加速度データに基づいて前記第１のユーザのエネルギー消費を計算させ、
   前記第１のユーザと所定のアスレチック活動を行う第２のユーザによって装着された第２の装置から前記第２のユーザを識別するデータを受信させ、
   前記第２のユーザを識別するデータに基づいて、前記第１のユーザが現在行っているアスレチック活動を前記所定のアスレチック活動として識別させ、
   前記識別されたアスレチック活動中における前記第１のユーザの総エネルギー消費を計算させ、
   目標エネルギー消費に対する前記総エネルギー消費の近さを示す触覚のメッセージを前記第１のユーザに伝えさせる、単体装置。
10. ディスプレイを更に備え、
    前記目標エネルギー消費に対する前記総エネルギー消費の近さを示す前記第１のユーザに対する視覚のメッセージが前記ディスプレイを使用して前記第１のユーザに伝えられる、請求項９に記載の単体装置。
11. 前記視覚のメッセージは、前記総エネルギー消費を前記目標エネルギー消費の一部分として表すパーセンテージを含む、請求項１０に記載の単体装置。
12. 前記アスレチック活動は、長さが１時間である、請求項９に記載の単体装置。
13. 前記アスレチック活動は、長さが１日である、請求項９に記載の単体装置。
14. 前記アスレチック活動は、前記第１のユーザが参加しているスポーツ活動の継続時間を含む、請求項９に記載の単体装置。
15. コンピュータ実行命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、
    前記コンピュータ実行命令は、プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
    第１のユーザと関連付けられた活動センサからセンサデータを受信し、
    前記受信したセンサデータから前記第１のユーザのエネルギー消費を計算し、
    前記第１のユーザと所定のアスレチック活動を行う第２のユーザによって装着された第２の装置から前記第２のユーザを識別するデータを受信し、
    前記第２のユーザを識別するデータに基づいて、前記第１のユーザが現在行っているアスレチック活動を前記所定のアスレチック活動として識別し、
    前記識別されたアスレチック活動中における前記第１のユーザの総エネルギー消費を計算し、
    前記識別されたアスレチック活動の以前のエネルギー消費合計を超えるように前記第１のユーザを励ます触覚のメッセージを前記第１のユーザに伝える、ように構成された、非一時的コンピュータ可読媒体。
16. 前記触覚のメッセージは、前記識別されたアスレチック活動の前記以前のエネルギー消費合計を所定のパーセンテージ量だけ超えるように前記第１のユーザを促す、請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
17. 前記活動センサは、前記第１のユーザの手足に装着された加速度計である、請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
18. 前記アスレチック活動は、前記受信したセンサデータの活動パターンに基づいて識別される、請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。