JP6538386B2 - アシスト装置 - Google Patents

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本発明は、関節の動きをアシストするアシスト装置に関する。
高齢者や障害者等の関節の動きをアシストするアシスト装置の開発が進められている。従来では、ユーザに装着される装着式のアシスト装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
アシスト装置は一般に、人体の第1部分(例えば腰部)に装着される第1部材と、第2部分(例えば大腿部)に装着される第2部材と、第1部材と第2部材の間に設けられ、第1部材と第2部材とを相対回転させる減速機とを含み、第1部材、第2部材および減速機によって人体の第1部分と第2部分の間の関節(例えば股関節)にトルクを与え、その関節の動作をアシストする。
特開2015−2970号
アシスト装置を人体に装着するときには、装着姿勢に合う形になるよう第1部材と第2部材とを相対回転させる必要がある。このとき、特許文献1に記載されるような従来のアシスト装置では、減速機を出力部材側から回転させることになる。したがって、第1部材と第2部材とを相対回転させるのには、比較的強い力が必要になる。これはユーザにとって負担となる。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着時にユーザにかかる負担を低減できるアシスト装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のアシスト装置は、人体の第1部分と第2部分の間の関節の動きをアシストするアシスト装置であって、第1部分に装着される第1部材と、第2部分に装着される第2部材と、第1部材と第2部材の間に介装される減速機と、を備える。減速機は、第1部材に連結される固定部材と、第2部材に連結される出力部材と、を有する。当該アシスト装置は、第2部材と出力部材を回転方向に連結する連結機構と、減速機の外部から操作可能に設けられ、連結機構の連結を解除する操作が可能な操作部材と、をさらに備える。
本発明の別の態様もまた、アシスト装置である。この装置は、人体の第1部分と第2部分の間の関節の動きをアシストするアシスト装置であって、第1部分に装着される第1部材と、第2部分に装着される第2部材と、第1部材と第2部材の間に介装される減速機と、を備える。減速機は、第1部材に連結される固定部材と、第2部材に連結される出力部材と、を有する。当該アシスト装置は、第1部材と固定部材を回転方向に連結する連結機構と、減速機の外部から操作可能に設けられ、連結機構の連結を解除する操作が可能な操作部材と、をさらに備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、装着時にユーザにかかる負担を低減できる。
従来のアシスト装置を示す分解斜視図である。 図1のアクチュエータを示す断面図である。 第1の実施の形態に係るアシスト装置を示す分解斜視図である。 図3のアクチュエータを示す断面図である。 図4の連結機構およびその周辺を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るアシスト装置のアクチュエータを示す断面図である。 第3の実施の形態に係るアシスト装置を示す分解斜視図である。 図7のアクチュエータを示す断面図である。 第1の実施の形態の変形例に係るアシスト装置のアクチュエータの一部を示す断面図である。 第2の実施の形態の変形例に係るアシスト装置のアクチュエータを示す断面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、工程には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係るアシスト装置を説明する前に、従来のアシスト装置の構成とその課題について説明する。
図1は、従来のアシスト装置10を示す分解斜視図である。図1のアシスト装置10は、左股関節の動きをアシストする。アシスト装置10は、関節ユニット20と、アクチュエータ30と、を備える。
関節ユニット20は、関節部21と、第1支持部22と、第2支持部23と、を含む。関節部21は、中心貫通穴が形成された可動側円盤21aと、中心貫通穴が形成された円盤状のスペーサ21bと、固定側円盤21cと、を含む。可動側円盤21aと固定側円盤21cはスペーサ21bを挟んで同軸に積層され、これらの中心線である関節軸中心線21dを中心として、相対回転可能となっている。
第1支持部22は、人体の腰部の側面に配置される。第1支持部22は、固定側円盤21cに一体形成されており、関節部21から上方に延びている。第1支持部22は、関節軸中心線21dに直交する方向に延びる第1連結板22aと、第1連結板22aの先端部に取り付けた第1円弧板22bと、を含む。第1円弧板22bは、人体の腰部に巻かれた腰部ベルト(不図示)に固定される。これにより、第1支持部22が人体の腰部の側面に固定される。
第2支持部23は、人体の大腿部の側面に配置される。第2支持部23は、可動側円盤21aに一体形成されており、関節部21から下方に延びている。第2支持部23は、関節軸中心線21dに直交する方向に延びる第2連結板23aと、第2連結板23aの下端部に取り付けた第2円弧板23bと、を含む。第2円弧板23bは、大腿部に巻かれた大腿部ベルト(不図示)に固定される。これにより、第2支持部23が大腿部に固定される。
第1支持部22、第2支持部23は、関節軸中心線21dを中心として、人体の前後方向に相対回転できる。すなわち、人体の左股関節の上側の骨格部分である骨盤に対して、大腿部の骨格部分が股関節を中心として前後に屈曲・伸展する方向に、第1支持部22および第2支持部23は相対回転できる。
関節部21の固定側円盤21cの人体から遠い側には、関節軸中心線21dに回転中心が一致するように、アクチュエータ30が取り付けられている。アクチュエータ30は、外周面に設けられているフック39が固定側円盤21cの外周面に形成されているフック係合溝21eに係合することによって、固定側円盤21c取り付けられる。
図2は、図1のアクチュエータ30を示す断面図である。図2では、減速機32の一部が断面で示されている。アクチュエータ30は、モータ31と、モータ31の関節部21側に取り付けられる減速機32と、を含む。減速機32は波動歯車減速機である。減速機32は特に、後述するように外歯歯車35がシルクハット形状をしたシルクハット型の波動歯車減速機である。なお、減速機32には、波動歯車減速機の代わりに別の減速機構も採用できる。
減速機32は、ハウジング33と、内歯歯車34と、外歯歯車35と、波動発生器36と、出力円盤37と、動力伝達ピン38と、を含む。ハウジング33は、樹脂製の円筒状の部材である。ハウジング33には円周方向に所定の角度間隔で、位置決めピン(不図示)が取り付けられている。アクチュエータ30を関節部21に取り付けると、この位置決めピンは、固定側円盤21cに形成されるピン穴(不図示)を挿通する。つまり、ハウジング33は固定側円盤21cに連結される。内歯歯車34は、剛性を有する環状の部材であり、ハウジング33の内部に配置される。
外歯歯車35は、可撓性を有するシルクハット形状の部材である。外歯歯車35は、内歯歯車34の内側に内歯歯車34と同軸に配置され、ハウジング33に対して固定される。つまり、外歯歯車35は、ハウジング33および位置決めピンを介して固定側円盤21cに連結される。波動発生器36は、楕円形の輪郭を有する部材であり、外歯歯車35の内側に嵌る。波動発生器36は、モータ31と接続される。
出力円盤37は、円盤状の部材であり、内歯歯車34に同軸に固定される。出力円盤37の関節部21側の端面からは円柱状のボス37aが突出している。また、この端面の外周側の部分には円周方向に所定の角度間隔で、動力伝達ピン38が取り付けられている。アクチュエータ30を関節部21に取り付けると、この動力伝達ピン38は、関節部21のスペーサ21b(図2では不図示)に形成されるピン穴(不図示)と可動側円盤21aに形成されるピン穴21fとを挿通する。これにより、内歯歯車34は、出力円盤37および動力伝達ピン38を介して可動側円盤21aに連結される。
モータ31を回転すると、波動発生器36が回転する。波動発生器36によって楕円状に撓められている外歯歯車35は楕円形状の長軸方向の両端部で内歯歯車34にかみ合う。波動発生器36が回転すると、両歯車のかみ合い位置が円周方向に移動し、両歯車の歯数差に応じた相対回転が両歯車の間に発生する。内歯歯車34は可動側円盤21aに連結され、外歯歯車35は固定側円盤21cに連結されているため、両円盤の間に相対回転が発生する。図2に戻る。
アクチュエータ30が駆動することによって可動側円盤21aと固定側円盤21cとの間に相対回転が発生すると、その回転力によって関節軸中心線21dを中心として、第1支持部22および第2支持部23が相対的に前後方向に旋回する。第1支持部22は腰部に固定され、第2支持部23は大腿部に固定されているため、股関節を中心として前後に屈曲・伸展する方向のアシスト力が、第1支持部22および第2支持部23を介して人体骨格の側に伝達される。
以上説明した従来のアシスト装置10には次の課題がある。
アシスト装置10では、第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させると、減速機32の内歯歯車34が回転する。つまり、第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させると、減速機32を出力部材側から回転させることになる。したがって、第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させるのには比較的強い力が必要になる。アシスト装置10を装着するには装着姿勢に合う形になるよう第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させる必要があるところ、この作業がユーザの負担となる。つまり、アシスト装置10を装着するのには負担が伴う。なお、アクチュエータ30を取り外せば、第1支持部22と第2支持部23とを容易に相対回転させられるが、再装着時の動力伝達ピン38の位相合わせの負担をユーザが負うことになるとともに、配線の取り扱いが困難なため、ユーザにアクチュエータ30の取り付け取り外しを実施させるべきではない。
また、アシスト装置10を人体から取り外すときには、着脱姿勢に合う形になるよう第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させる。この動作が、アシスト装置10のアシストが効かない動作の場合は、やはり減速機32を出力部材側から回転させることになる。したがって、アシスト装置10を装着したユーザがその姿勢をとるには比較的強い力が必要になり、ユーザの負担となる。つまり、アシスト装置10を着脱するのには負担が伴いうる。
以下、これらの課題を解決しうる技術を提案する。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態に係るアシスト装置110を示す分解斜視図である。図4は、図3のアクチュエータ130を示す断面図である。図3、4はそれぞれ、図1、2に対応する。アシスト装置110は、関節ユニット20と、アクチュエータ130と、を備える。アクチュエータ130は、モータ31と、減速機132と、連結機構140と、操作部材150と、を含む。減速機132は、ハウジング33と、内歯歯車34と、外歯歯車35と、波動発生器36と、を含む。つまり、減速機132は、出力円盤37と動力伝達ピン38とを有しない。
図5は、図4の連結機構140とその周辺を示す。連結機構140は、支持部材141と、カム軸142と、カム部材143と、を含む。支持部材141は、可動側円盤21aに固定される。カム軸142は、支持部材141によって回動自在に支持される。カム軸142は特に、関節軸中心線21dに平行な方向において内歯歯車34と対向する位置に支持される。カム部材143は、カム軸142に固定され、カム軸142とともに回動する。カム部材143は、カム軸142が延在する方向(図4の紙面に垂直な方向)から見ると、略楕円形状を有する。
操作部材150は、カム軸142に接続される。操作部材150は、減速機132の外部から操作できるよう設けられる。操作部材150を操作すると、操作部材150に接続されるカム軸142が回転し、これに伴ってカム部材143が回転する。例えば図4の状態となるようにカム軸142を回転させ、カム部材143の長軸が関節軸中心線21dに平行な方向を向くと、カム部材143は内歯歯車34に当接し、内歯歯車34を可動側円盤21aに対して押し付ける。以下、このときのカム部材143の位置を「押付位置」と呼ぶ。図4では、カム部材143が押付位置にあるときを示している。この場合、内歯歯車34と可動側円盤21aとは摩擦力によって回転方向に連結される。
例えば図4において反時計回りにカム軸142を回転させ、カム部材143の長軸が関節軸中心線21dに直交する方向を向くと、カム部材143は内歯歯車34から離れ、内歯歯車34を可動側円盤21aに対して押し付けなくなる。このときのカム部材143の位置を「退避位置」と呼ぶ。図4において破線は、カム部材143が退避位置にあるときを示している。この場合、内歯歯車34と可動側円盤21aとの摩擦力による回転方向の連結が解除される。
以上説明した実施の形態に係るアシスト装置110によると、操作部材150を操作することによって、内歯歯車34と可動側円盤21aとを連結させたり、内歯歯車34と可動側円盤21aとの連結を解除させることができる。すなわち、関節部21と減速機32の出力部材とを連結させたり、関節部21と減速機32の出力部材との連結を解除させることができる。したがって、装着時には関節部21と減速機32の出力部材との連結を解除しておくと、装着姿勢の形に合うよう第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させるときに、減速機32を出力部材側から回転させなくて済む。つまり、第1支持部22と第2支持部23とを容易に相対回転させられる。これにより、アシスト装置110を装着するときにユーザにかかる負担が低減される。
また、着脱時にも関節部21と減速機32の出力部材との連結を解除しておくと、着脱姿勢に合う形になるよう第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させるときに、減速機32を出力部材側から回転させなくて済む。つまり、アシスト装置10を装着したユーザは第1支持部22と第2支持部23とを容易に相対回転させられる。別の言い方をすると、アシスト装置10を装着したユーザは容易に着脱姿勢をとることができる。これにより、アシスト装置110を着脱するときにユーザにかかる負担が低減される。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係るアシスト装置のアクチュエータ230を示す断面図である。図6は図2に対応する。アクチュエータ230は、モータ31と、減速機132と、連結機構240と、操作部材250と、を含む。操作部材250は、減速機132の外部から操作できるよう設けられる。
連結機構240は、本実施の形態では、可動側円盤21aに内蔵される。連結機構240は、永久磁石と、操作部材250の操作を受けて永久磁石の吸着状態を切り替える切替機構と、を含んで構成される。永久磁石が減速機32の内歯歯車34を吸着している状態では、内歯歯車34と、永久磁石を内蔵する可動側円盤21aとが連結される。一方、永久磁石と内歯歯車34との吸着が解除された状態では、内歯歯車34と、永久磁石を内蔵する可動側円盤21aとの連結が解除される。例えば、切替機構がヨークを含み、操作部材250の操作を受けた切替機構がヨークを永久磁石に対して相対的に移動させることにより、永久磁石の吸着状態が切り替えられてもよい。このような連結機構240として、いわゆる機械式のマグネットチャックが採用されてもよい。この場合、マグネットチャックのスイッチが操作部材250に対応する。
なお、連結機構240は、電磁石と、操作部材250の操作を受けて電磁石の吸着状態を切り替える切替機構すなわち電磁石への電力の供給状態を切り替える切替機構と、を含んで構成されてもよい。電磁石が減速機32の内歯歯車34を吸着している状態では、内歯歯車34と、電磁石を内蔵する可動側円盤21aとが連結される。一方、電磁石と内歯歯車34との吸着が解除された状態では、内歯歯車34と、電磁石を内蔵する可動側円盤21aとの連結が解除される。このような連結機構240として、いわゆる電気式のマグネットチャックが採用されてもよい。この場合も、マグネットチャックのスイッチが操作部材250に対応する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に係るアシスト装置110と同様の作用効果が奏される。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態に係るアシスト装置310を示す分解斜視図である。図8は、図7のアクチュエータ330を示す断面図である。図7、8はそれぞれ、図1、2に対応する。アシスト装置310は、関節ユニット20と、アクチュエータ330と、を備える。アクチュエータ330は、モータ331と、減速機332と、連結機構340と、操作部材350と、を含む。
減速機332は、ハウジング33と、内歯歯車334と、外歯歯車335と、波動発生器36と、を含む。内歯歯車334は、剛性を有する環状の部材であり、ハウジング33の内部に配置される。内歯歯車334は、ハウジング33の内周面33aに固定される。外歯歯車335は、カップ形状の部材である。外歯歯車335は、内歯歯車334の内側に内歯歯車334と同軸に配置される。
連結機構340は、保持機構341と、押付部材342と、を含む。保持機構341は、略円柱形状のロッド343を含む。ロッド343の一端側には雄ねじ343aが形成されている。可動側円盤21aには、この雄ねじ343aと噛み合う雌ねじ21gが設けられている。ロッド343の雄ねじ343aが可動側円盤21aの雄ねじ343aと噛み合うことによって、後述するように押付部材342を所定の位置に保持する。ロッド343の他端側は、中空のモータ331を挿通する。
押付部材342は、雄ねじ343aと操作部材350との間に設けられる。押付部材342は、ロッド343と一体に成形されても、ロッド343と別々に成形された上で結合されてもよい。
操作部材350は、ロッド343の他端側に結合される。操作部材350は特に、減速機332の外部から操作できるよう設けられる。操作部材350は、回転式のハンドルであり、ロッド343と同軸に設けられる。操作部材350を回すと、これに伴ってロッド343が回転する。
操作部材350を回してロッド343を回転させると、ロッド343は可動側円盤21a側に移動する。これに伴って押付部材342も可動側円盤21a側に移動する。ロッド343を所定量回転させる(すなわち押付部材342が所定量移動する)と、押付部材342は外歯歯車335に当接し、外歯歯車335を可動側円盤21aに対して押し付ける。言い換えると、押付部材342と可動側円盤21aとに外歯歯車335が挟まれる。これにより、外歯歯車335と可動側円盤21aとは摩擦力によって回転方向に連結される。このとき、ロッド343の雄ねじ343aが可動側円盤21aの雌ねじ21gに噛み合うことによって、押付部材342と可動側円盤21aとで外歯歯車335を挟んだ状態で押付部材342の位置が保持される。
操作部材350を反対に回してロッド343を反対に回転させると、ロッド343はモータ331側に移動する。すると、押付部材342は、外歯歯車335から離れ、外歯歯車335を可動側円盤21aに押し付けなくなる。言い換えると、押付部材342と可動側円盤21aとに外歯歯車335が挟まれる状態が解除される。これにより、外歯歯車335と可動側円盤21aとの回転方向の連結が解除される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に係るアシスト装置110と同様の作用効果が奏される。
以上、実施の形態に係るアシスト装置について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
(変形例1)
第1〜第3の実施の形態では、連結機構によって、関節部21と減速機の出力部材とを連結させたり、関節部21と減速機の出力部材との連結を解除させる場合について説明したが、これに限られない。連結機構によって、関節部21と減速機の固定部材とを連結させたり、関節部21と減速機の固定部材との連結を解除させてもよい。
図9は、第1の実施の形態の変形例に係るアシスト装置のアクチュエータ430の一部を示す断面図である。アクチュエータ430は、モータ31と、減速機432と、連結機構140と、操作部材(不図示)と、を含む。
減速機432は、ハウジング33と、内歯歯車34と、外歯歯車435と、波動発生器36と、出力円盤37と動力伝達ピン38と、を含む。外歯歯車435は、ハウジング33に対して固定されない点を除いて、図4の外歯歯車35と同様に構成される。
本変形例では、連結機構140は、ハウジング33と外歯歯車435とを連結させたり、ハウジング33と外歯歯車435との連結を解除させる。カム軸142に連結された操作部材が操作され、カム部材143の長軸が関節軸中心線21dに平行な方向を向くと、カム部材143は外歯歯車435に当接し、外歯歯車435をハウジング33に対して押し付ける。つまり、カム部材143は押付位置に移動する。この場合、外歯歯車435とハウジング33とは摩擦力によって回転方向に連結される。ハウジング33は固定側円盤21cと連結されているため、外歯歯車435と固定側円盤21cとが回転方向に連結されるとも言える。
また、操作部材が操作され、カム部材143の長軸が関節軸中心線21dに直交する方向を向くと、カム部材143は外歯歯車435から離れ、外歯歯車435をハウジング33に対して押し付けなくなる。つまり、カム部材143は退避位置に移動する。この場合、外歯歯車435とハウジング33との摩擦力による回転方向の連結が解除される。ハウジング33は固定側円盤21cと連結されているため、外歯歯車435と固定側円盤21cとの回転方向の連結が解除されるとも言える。
本変形例によれば、操作部材150を操作することによって、外歯歯車435と固定側円盤21cとを連結させたり、外歯歯車435と固定側円盤21cとの連結を解除させたりできる。すなわち、関節部21と減速機32の固定部材とを連結させたり、関節部21と減速機32の固定部材との連結を解除させたりできる。装着姿勢に合うよう第1支持部22と第2支持部23とを相対回転させるときに、関節部21と減速機32の固定部材との連結を解除しておけば、減速機432の外歯歯車435と内歯歯車34とはほぼ等速で回転する、すなわち外歯歯車435と内歯歯車34の歯数の比率分だけしか第1支持部22と第2支持部23との相対回転は減速されないことになる。例えば外歯歯車435の歯数が102で内歯歯車34の歯数が100の場合、減速比は100/102であり、第1支持部22と第2支持部23との相対回転はほとんど減速されないことになる。そのため、ユーザは容易に第1支持部22および第2支持部23を相対回転させることができ、アシスト装置を装着するときの負担が低減される。
(変形例2)
図10は、第2の実施の形態の変形例に係るアシスト装置のアクチュエータ530を示す断面図である。アクチュエータ530は、モータ31と、減速機432と、連結機構240と、操作部材250(図10では不図示)と、を含む。
本変形例では、連結機構240は、ハウジング33に内蔵される。連結機構240は、永久磁石と切替機構とを含んで構成されても、電磁石と切替機構を含んで構成されてもよい。永久磁石あるいは電磁石が外歯歯車435を吸着している状態では、外歯歯車435と永久磁石あるいは電磁石を内蔵するハウジング33とが連結される。一方、永久磁石あるいは電磁石と外歯歯車435との吸着が解除された状態では、外歯歯車435と永久磁石あるいは電磁石を内蔵するハウジング33との連結が解除される。
(変形例3)
第1〜3の実施の形態では特に言及しなかったが、第1〜3の実施の形態において、可動側円盤21aと、減速機の出力部材との間に高摩擦処理が施されてもよい。例えば第1の実施の形態において、内歯歯車34と可動側円盤21aの少なくとも一方の表面が凹凸形状に加工されてもよい。また例えば、内歯歯車34と可動側円盤21aの少なくとも一方の表面に高摩擦層がコーティングされてもよい。また例えば、内歯歯車34と可動側円盤21aとの間に高摩擦部材が設けられてもよい。高摩擦部材には、高摩擦部材と内歯歯車34との摩擦係数および高摩擦部材と可動側円盤21aとの摩擦係数が、内歯歯車34と可動側円盤21aとの摩擦係数よりも大きくなるような部材が採用されてもよい。一例としては、高摩擦部材としてウレタン樹脂やゴムなどが採用されてもよい。
また変形例1〜2では特に言及しなかったが、変形例1〜2において、ハウジング33と、減速機の固定部材との間に高摩擦処理が施されてもよい。例えば変形例1において、外歯歯車335とハウジング33との間に高摩擦処理が施されてもよい。この場合、上述の内歯歯車34と可動側円盤21aとの間の高摩擦処理の説明に関して、内歯歯車34を外歯歯車335、可動側円盤21aをハウジング33と読み替えればよい。
(変形例4)
第1の実施の形態では特に言及しなかったが、連結機構140は、複数のカム部材143を含み、これら複数のカム部材143は、円周方向に所定の角度間隔で配置されてもよい。この場合、関節部21と減速機32の出力部材とをより確実に連結できる。
(変形例5)
第2の実施の形態では、連結機構240が可動側円盤21aすなわち関節部21側に内蔵される場合について説明したが、これに限られない。連結機構240は、減速機32側に設けられてもよい。例えば、内歯歯車34に同軸に固定される出力円盤37を設け、その出力円盤37に連結機構240を内蔵してもよい。
(変形例6)
第3の実施の形態では、ロッド343の雄ねじが可動側円盤21aの雌ねじに噛み合うことによって、押付部材342と可動側円盤21aとが内歯歯車34を挟み込んだ状態で押付部材342の位置が保持される場合について説明したが、これに限られない。ロッド343が可動側円盤21aに係合することによって、押付部材342と可動側円盤21aとで内歯歯車34を挟んだ状態で押付部材342の位置が保持されればよい。
(変形例7)
第1〜3の実施の形態では、アシスト装置が股関節の動きをアシストする場合について説明したが、これに限られない。第1〜3の実施の形態の技術的思想は、肘関節、膝関節、肩関節、その他の関節をアシストするアシスト装置にも適用できる。
上述した実施の形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
20 関節ユニット、 21 関節部、 22 第1支持部、 23 第2支持部、 32 減速機、 110 アシスト装置、 130 アクチュエータ、 132 減速機、 140 連結機構、 143 カム部材、 150 操作部材。

Claims (8)

  1. 人体の第1部分と第2部分の間の関節の動きをアシストするアシスト装置であって、
    第1部分に装着される固定側部材と、
    第2部分に装着される可動側部材と、
    前記固定側部材と前記可動側部材の間に介装される減速機であって、固定部材と出力部材とを有する減速機と、
    前記可動側部材と前記出力部材を回転方向に連結する連結機構と、
    前記減速機の外部から操作可能に設けられ、前記連結機構による連結を解除する操作が可能な操作部材と、を備え、
    前記出力部材は、前記連結機構によって前記可動側部材と連結されているときに前記固定側部材に対して前記可動側部材と一体となって相対回転可能な部材であり、
    前記固定部材は、前記連結機構によって前記出力部材と前記可動側部材とが連結されているときに前記可動側部材に対して前記固定側部材と一体となって相対回転可能な部材である、アシスト装置。
  2. 前記連結機構は、前記出力部材と前記可動側部材を互いに押し付け、前記出力部材と前記可動側部材の間の摩擦力により前記出力部材と前記可動側部材を回転方向に連結することを特徴とする請求項1に記載のアシスト装置。
  3. 前記出力部材と前記可動側部材の間に高摩擦処理が施されていることを特徴とする請求項2に記載のアシスト装置。
  4. 前記連結機構は、カム機構により構成され、カム部材が退避位置にあるときに、前記出力部材と前記可動側部材の連結が解除され、前記カム部材が押付位置にあるときに、前記出力部材と前記可動側部材が連結されることを特徴とする請求項2または3に記載のアシスト装置。
  5. 前記連結機構は、
    押付部材と、
    前記可動側部材に係合し前記押付部材の位置を保持する保持機構と、を有し、
    前記保持機構が前記押付部材と前記可動側部材の間に前記出力部材を挟んだ状態で前記押付部材の位置を保持することにより、前記出力部材と前記可動側部材が連結されることを特徴とする請求項2または3に記載のアシスト装置。
  6. 前記保持機構は、前記可動側部材に形成された雌ねじ部に噛み合う、前記押付部材と一体に設けられた雄ねじ部によって構成されることを特徴とする請求項5に記載のアシスト装置。
  7. 前記連結機構は、
    前記出力部材および前記可動側部材の少なくとも一方に設けられた磁石と、
    当該磁石の吸着状態を切り替える切替機構と、を有し、
    前記切替機構により磁石を吸着状態とすることにより、前記出力部材と前記可動側部材が連結されることを特徴とする請求項1に記載のアシスト装置。
  8. 人体の第1部分と第2部分の間の関節の動きをアシストするアシスト装置であって、
    第1部分に装着される固定側部材と、
    第2部分に装着される可動側部材と、
    前記固定側部材と前記可動側部材の間に介装される減速機であって、固定部材と出力部材とを有する減速機と、
    前記固定側部材および前記固定部材を前記可動側部材に対して一体となって相対回転可能な相対回転可能状態にする連結機構と、
    前記減速機の外部から操作可能に設けられ、前記連結機構による相対回転可能状態を解除する操作が可能な操作部材と、を備え、
    前記固定部材は、前記相対回転可能状態にあるときに前記可動側部材に対して前記固定側部材と一体となって相対回転可能であり、
    前記出力部材は、前記相対回転可能状態にあるときに前記固定側部材に対して前記可動側部材と一体となって相対回転可能である、アシスト装置。
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