JP6536183B2 - 画像読取装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及びプログラムに関する。
主走査方向に複数のイメージセンサを配置し、各イメージセンサにより撮像された画像を繋ぎ合せることにより被撮像物を光学的に読み取る画像読取装置が知られている。特許文献1には、主走査方向に並ぶ複数の撮像光学系を備えるグループを副走査方向に2グループ設け、各グループにより撮像された画像の副走査方向におけるずれを利用して原稿が天板から離れた距離を算出し、算出された距離を用いて合成画像の歪みを補正する技術が記載されている。特許文献2には、画像の繋ぎ位置を示す線が形成された部材を主走査方向に並ぶ複数のイメージセンサアレイに読み取らせることにより、複数のイメージセンサの繋ぎ位置部分の画像のずれを精度よく補正する技術が記載されている。
特開2010−141558号公報 特開2013−013048号公報
本発明は、主走査方向において読み取り領域の一部が重なるように配置された複数の撮像光学系を介して記録媒体から画像を読み取る画像読取装置において、各撮像光学系により基準点が読み取られる際の読み取り角度を利用して各撮像光学系により撮像された画像が補正されない場合に比べて、撮像された画像の補正の精度を向上させることを目的とする。
請求項1に係る画像読取装置は、主走査方向において読み取り領域の一部が自装置の読取面で重なるように配置された第1の撮像光学系及び第2の撮像光学系を介して、前記読取面に対向する記録媒体から画像を読み取る読取手段と、前記第1の撮像光学系により撮像された第1の画像及び前記第2の撮像光学系により撮像された第2の画像が、前記読取面上の前記読み取り領域が重なる領域に含まれる基準点を基準に、それぞれ、前記主走査方向の逆方向にずれた距離の和を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段により算出された値を、前記第1の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第1の撮像光学系における前記読取手段の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第1の読み取り角度と、前記第2の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第2の撮像光学系における前記読取手段の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第2の読み取り角度との比で分割することにより、前記第1の画像が前記主走査方向にずれた第1の距離及び前記第2の画像が前記主走査方向にずれた第2の距離を算出する第2算出手段と、前記第2算出手段により算出された第1の距離を用いて前記第1の画像の前記主走査方向における位置を補正し、前記第2算出手段により算出された第2の距離を用いて前記第2の画像の前記主走査方向における位置を補正する補正手段とを有する。
請求項2に係る画像読取装置は、請求項1に記載の構成において、前記第2算出手段は、前記第1の画像において前記基準点が映る画素の位置を介して前記第1の読み取り角度を特定し、前記第2の画像において前記基準点が映る画素の位置を介して前記第2の読み取り角度を特定することを特徴とする。
請求項3に係る画像読取装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記補正手段による補正後の前記第1の画像と前記第2の画像を合成する合成手段を有する。
請求項4に係る画像読取装置は、請求項3に記載の構成において、像面湾曲の度合いが他の撮像光学系よりも小さい一の撮像光学系を主走査方向における位置と対応させた情報を予め記憶する記憶手段と、前記情報を参照し、当該情報が示す撮像光学系の撮像画像における画素の階調値を選択する選択手段とを有し、前記合成手段は、前記読み取り領域が重なる領域について、前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系のうち、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値を選択することにより、前記第1の画像と前記第2の画像を合成することを特徴とする。
請求項5に係る画像読取装置は、請求項に記載の構成において、前記合成手段は、前記読み取り領域が重なる領域について、前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系のうち、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値の重みが、他方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値の重みよりも大きくなるように前記第1の画像における画素の階調値と前記第2の画像における画素の階調値を加重平均することにより、前記第1の画像と前記第2の画像を合成することを特徴とする。
請求項6に係る画像読取装置は、請求項3に記載の構成において、前記合成手段は、前記読み取り領域が重なる領域について、前記第1の画像における画素の階調値と前記第2の画像における画素の階調値を相加平均することにより、前記第1の画像と前記第2の画像を合成することを特徴とする。
請求項7に係る画像読取装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構成において、前記読取面に対向させて記録媒体を搬送する搬送手段を有する。
請求項8に係るプログラムは、コンピュータに、主走査方向において読み取り領域の一部が自装置の読取面で重なるように配置された第1の撮像光学系及び第2の撮像光学系を介して、前記読取面に対向する記録媒体から画像を読み取るステップと、前記第1の撮像光学系により撮像された第1の画像及び前記第2の撮像光学系により撮像された第2の画像が、前記読取面上の前記読み取り領域が重なる領域に含まれる基準点を基準に、それぞれ、前記主走査方向の逆方向にずれた距離の和を算出するステップと、前記距離の和を、前記第1の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第1の撮像光学系の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第1の読み取り角度と、前記第2の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第2の撮像光学系の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第2の読み取り角度との比で分割することにより、前記第1の画像が前記主走査方向にずれた第1の距離及び前記第2の画像が前記主走査方向にずれた第2の距離を算出するステップと、前記第1の距離を用いて前記第1の画像を補正し、前記第2の距離を用いて前記第2の画像を補正するステップとを実行させる。
請求項1及び8に係る発明によれば、各撮像光学系により撮像された画像が、各撮像光学系が基準点を読み取る際の読み取り角度を利用して補正されない場合に比べて、撮像された画像の補正の精度が向上する。
請求項2に係る発明によれば、基準点が映る画素の位置を介して読み取り角度が特定されない場合に比べて、読み取り角度を特定する際の処理負荷が低減される。
請求項3に係る発明によれば、合成後の画像にずれが生じることが防止される。
請求項4に係る発明によれば、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値が選択されない場合に比べて、合成後の画像の輪郭をはっきりさせることができる。
請求項5に係る発明によれば、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値の重みが、他方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値の重みよりも大きくなるように第1の画像における画素の階調値と第2の画像における画素の階調値を加重平均しない場合に比べて、合成後の画像を滑らかにすることができる。
請求項6に係る発明によれば、第1の画像における画素の階調値と第2の画像における画素の階調値を相加平均しない場合に比べて、第1の画像と第2の画像を合成する際の処理負荷が低減される。
請求項7に係る発明によれば、搬送された記録媒体から読み取られた画像が補正される。
画像読取装置の機能構成を示す図 画像読取装置のハードウェア構成を示すブロック図 画像読取部の構成を示す図 用紙浮きのない理想的な状態での原稿の読み取りを示す図 用紙浮きがある状態での原稿の読み取りを示す図 撮像画像のずれを補正する処理の原理を示す図 画像読取装置の動作を示すフローチャート ブロックの抽出を説明する図 パターンマッチングを説明する図 キャリブレーションを示すフローチャート 基準チャートを例示する図 位置データを例示する図 画像読取装置の利用シーンを例示する図
図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置1の機能構成を示す図である。画像読取装置1は、読取手段10、第1算出手段11、第2算出手段12、補正手段13、合成手段14、及び搬送手段15を有する。読取手段10は、画像読取装置1の読取面に対向する記録媒体から画像を読み取る。読取手段10は、主走査方向において読み取り領域の一部が読取面で重なるように配置された第1の撮像光学系及び第2の撮像光学系を介して記録媒体から画像を読み取る。第1算出手段11は、第1の撮像光学系により撮像された第1の画像及び第2の撮像光学系により撮像された第2の画像が、読取面上の読み取り領域が重なる領域に含まれる基準点を基準に主走査方向にずれた距離の和を算出する。第2算出手段12は、第1の画像が主走査方向にずれた第1の距離及び第2の画像が主走査方向にずれた第2の距離を算出する。第2算出手段12は、第1算出手段11により算出された値と、第1の撮像光学系が基準点を読み取る際の読み取り角度と、第2の撮像光学系が基準点を読み取る際の読み取り角度とを用いて、第1の距離及び第2の距離を算出する。補正手段13は、第2算出手段12により算出された第1の距離を用いて第1の画像の主走査方向における位置を補正する。補正手段13は、また、第2算出手段12により算出された第2の距離を用いて第2の画像の主走査方向における位置を補正する。合成手段14は、補正手段13による補正後の第1の画像と第2の画像とを合成する。搬送手段15は、画像読取装置1の読取面に対向させて記録媒体を搬送する。
図2は、画像読取装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。画像読取装置1は、制御部101と、記憶部102と、表示部103と、操作部104と、通信部105と、画像読取部106と、画像処理部107と、搬送部108とを備えるコンピュータである。また、画像読取装置1の各部は、バス109に接続されており、このバス109を介して各種データの授受を行う。
制御部101は、画像読取装置1の各部の動作を制御する手段である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶媒体(主記憶装置)とを備える。CPUは、ROM及び記憶部102に記憶されているプログラムを読み出し、RAMを作業エリアにしてプログラムを実行する。制御部101は、このようにプログラムを実行することにより、原稿から画像を読み取って画像データを生成すること、及び通信回線を介して他の装置と通信を行うことなどを実現する。なお、本実施形態において、制御部101のRAMは、原稿から読み取られた1ライン分の画像を記憶するためのラインバッファを備える。
記憶部102は、データを記憶する手段である。記憶部102は、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記憶媒体(補助記憶装置)を備え、通信部105で受信したデータや画像読取装置1で生成されたデータなどを記憶する。また、記憶部102は、いわゆるメモリーカードやUSBメモリなどの着脱可能な記憶媒体(リムーバブルメディア)と、その記憶媒体にデータを読み書きする手段とを含んでもよい。
表示部103は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置と、ディスプレイに重ねて設けられたタッチパネル(タッチスクリーン)とを備える。表示部103には、制御部101の制御の下、画像読取装置1を操作するためのメニュー画面が表示される。
操作部104は、画像読取装置1にデータ又は指示を入力するための操作子(ボタン、キーなど)を備え、押下された操作子に応じた制御信号を制御部101に供給する。画像読取装置1に対する各種指示の入力は、ユーザが表示部103のタッチパネル又は操作部104を操作することにより行われる。
通信部105は、データを送受信する手段である。通信部105は、外部装置と通信を行う通信インタフェースとして機能する。
画像読取部106は、原稿を読み取って画像データに変換する手段である。画像読取部106は、原稿を光学的に読み取り、読み取った原稿の画像を表す画像データを生成する。画像読取部106は、生成した画像データを画像処理部107に供給する。
画像処理部107は、画像データに対して画像処理を実行する手段である。本実施形態において、画像処理部107は、画像読取部106により読み取られた画像データが示す画像の歪みを補正する処理を行う。
搬送部108は、読取面Rに対向させて原稿(記録媒体の一例)を搬送する手段である。搬送部108は、例えば、原稿読取トレイに積載された原稿を1枚ずつ捌いて画像読取部106の原稿が読み取られる読取面(後述する読取面R)に対して搬送するための各種ロールを備えている。搬送部108は、主走査方向と交わる副走査方向に記録媒体を搬送する。
図2において、画像読取装置1の各部の動作を制御する制御プログラムを実行している制御部101により制御された画像読取部106は、読取手段10の一例である。制御プログラムを実行している制御部101により制御された画像処理部107は、第1算出手段11、第2算出手段12、補正手段13、及び合成手段14の一例である。制御プログラムを実行している制御部101により制御された搬送部108は、搬送手段15の一例である。
図3は、画像読取部106の構成を示す図である。画像読取部106は、主走査方向(矢印X方向)に並ぶ複数の撮像光学系16(16S1から16Sn)を有する。撮像光学系16は、ラインセンサ161と、結像レンズ162とを有する。ラインセンサ161は、CCD(Charge Coupled Device)などのイメージセンサが主走査方向に複数配置されたイメージセンサアレイである。ラインセンサ161は、画像読取部106の読取面Rに対向する原稿(以下「読取面R上の原稿」という)を撮像する。図3では、原稿Pが読取面R上の原稿に相当する。結像レンズ162は、読取面R上の原稿から反射された光学像を光学的に縮小し、ラインセンサ161に集光するレンズである。ラインセンサ161は、入射した光を光電変換する。なお、画像読取部106は、図3に示した構成の他に、読取面Rに対して光を照射する光源、及び読取面R上の原稿から反射された光学像を受光しラインセンサ161に集光するミラーなど(いずれも図示省略)を備える。
撮像光学系16の各々は、隣り合う撮像光学系16と主走査方向において読み取り領域A(A1からAn)の一部が読取面R上で重なるように配置されている。画像読取装置1は、各撮像光学系16により撮像された画像(以下「撮像画像」という)を合成することにより、主走査方向に切れ目のない画像(以下「ライン画像」という)を取得する。図3に示す構成で、読取面R上の原稿は、搬送されたときの姿勢により読取面Rと離れることがある。以下では、この状態を「用紙浮き」と表現する。
図4は、用紙浮きのない理想的な状態での原稿の読み取りを示す図である。図4は、原稿Pに印刷されたアルファベットの文字「A」が、主走査方向における位置x0において画像読取部106により読み取られるときの様子を示している。なお、図4以降の図面においては、結像レンズ162の図示は省略している。図4(a)は、位置x0と撮像光学系16との位置関係を示す図である。図4(a)に示す通り、位置x0は、撮像光学系16Saの読み取り領域Aaと撮像光学系16Sbの読み取り領域Abとが重なる領域に含まれており、文字「A」は撮像光学系16Saと撮像光学系16Sbの各々により撮像されている。図4(b)は、図4(a)に示す位置関係での撮像光学系16Saの撮像画像IA1及び撮像光学系16Sbの撮像画像IB1を示す図である。用紙浮きがない場合、撮像光学系16Sa及び撮像光学系16Sbは、主走査方向に配置された複数のイメージセンサのうち、位置x0を撮像するイメージセンサにより文字「A」を撮像する。したがって、図4(b)に示す通り、撮像画像IA1及び撮像画像IB1においては、位置x0に文字「A」が映る。このように、用紙浮きがない状態で原稿が読み取られた場合、撮像画像には、原稿Pの実際の位置とのずれが生じないため、画像読取部106により読み取られた画像には歪みが発生しない。
図5は、用紙浮きがある状態での原稿の読み取りを示す図である。図5は、距離dpの用紙浮き(図5(a)参照)がある場合における原稿Pの読み取りを示す。図5(a)及び図5(b)は、図4(a)及び図4(b)と同様に、原稿Pに印刷された文字「A」が、主走査方向における位置x0において画像読取部106により読み取られるときの様子を示している。図5(b)は、図5(a)に示す位置関係での撮像光学系16Saの撮像画像IA2及び撮像光学系16Sbの撮像画像IB2を示す図である。用紙浮きがある場合、撮像光学系16Sa及び撮像光学系16Sbは、主走査方向に配置された複数のイメージセンサのうち、位置x0を撮像するイメージセンサとは異なるイメージセンサにより文字「A」を撮像する。図5において、撮像光学系16Saは、主走査方向において位置x0よりも右側の位置x1を撮像するイメージセンサにより文字「A」を撮像しており、図5(b)に示す通り、撮像画像IA2においては、位置x1に文字「A」が映る。また、撮像光学系16Sbは、主走査方向において位置x0よりも左側の位置x2を撮像するイメージセンサにより文字「A」を撮像しており、図5(b)に示す通り、撮像画像IB2においては、位置x2に文字「A」が映る。このように、用紙浮きがある状態で原稿が読み取られた場合、撮像画像には、原稿Pの実際の位置とのずれが主走査方向に生じるため、画像読取部106により読み取られた画像には歪みが発生する場合がある。本実施形態に係る画像読取装置1は、撮像画像のずれを補正することにより、画像読取部106により読み取られた画像に歪みが発生することを防止する。
図6は、撮像画像のずれを補正する処理の原理を示す図である。画像読取装置1は、撮像光学系16が読取面R上のある点(以下「基準点」という)を読み取る際の読み取り角度(以下「画角」という)に基いて、撮像画像のずれを補正する。基準点は、隣り合う撮像光学系16の撮像画像の各々が、用紙浮きに起因して、主走査方向にずれた距離の和(以下「合計ずれ量」という)を算出するための基準となる点である。基準点は、隣り合う撮像光学系16の読み取り領域Aが重なる領域において設定される。図6では、位置x0が基準点である場合(以下、この基準点を「基準点x0」と表現する)を例に説明する。
図6(a)は、基準点に対する画角を説明する図である。図6(a)に示したグラフは、読取面Rの主走査方向における位置と、撮像光学系16Sa及び撮像光学系16Sbの画角との関係を表す。このグラフにおいて、Ang1は撮像光学系16Saの画角を示し、Ang2は撮像光学系16Sbの画角を示す。また、図6(a)において、破線L0は、基準点x0を通り、読取面Rに垂直な直線である。一点鎖線L1は、撮像光学系16Saの光軸であり、一点鎖線L2は、撮像光学系16Sbの光軸である。図6(a)に示す通り、撮像光学系16Sa及び撮像光学系16Sbの画角は、主走査方向における位置ごとに異なる。この例で、基準点x0に対する撮像光学系16Saの画角はa1であり、基準点x0に対する撮像光学系16Sbの画角はa2である。
図6(b)は、合計ずれ量と、撮像画像の各々が用紙浮きに起因して主走査方向にずれた距離(以下「ずれ量」という)との関係を、図5(b)に示した撮像画像IA2と撮像画像IB2を例に説明する図である。図6(b)において、wは合計ずれ量を、d1は撮像画像IA2のずれ量を、d2は撮像画像IB2のずれ量をそれぞれ表す。図6(b)に示す通り、合計ずれ量wは、ずれ量d1とずれ量d2の和に等しい。ここで、ずれ量d1とずれ量d2の比と、図6(a)に示した画角a1と画角a2の比との間には、以下の式(1)に示す関係がある。
また、式(1)より、ずれ量d1、ずれ量d2、合計ずれ量w、画角a1、及び画角a2には、以下の式(2)及び(3)に示す関係がある。
画像読取装置1は、式(2)及び(3)に示した関係を利用してずれ量d1及びずれ量d2を算出する。画像読取装置1は、また、ずれ量d1を用いて撮像画像IA2のずれを補正し、ずれ量d2を用いて撮像画像IB2のずれを補正する。なお、合計ずれ量wを算出するための具体的な方法については後述する。
図7は、画像読取装置1の動作を示すフローチャートである。図7に示す処理は、画像読取装置1が原稿から画像を読み取っている間繰り返し行われる。ステップSA1において、制御部101は、主走査方向に1ライン分の画像を原稿から読み取る。具体的には、制御部101は、主走査方向に並ぶ複数の撮像光学系16の各々を介して撮像画像を取得する。制御部101は、読み取った画像をラインバッファに記憶する。
ステップSA2において、制御部101は、隣り合う撮像光学系16の読み取り領域Aが重なる領域に基準点を設定する。記憶部102には、予め定められた基準点の初期値が記憶されている。制御部101は、記憶部102に記憶された初期値が示す位置に基準点を設定する。
ステップSA3において、制御部101は、撮像光学系16において、基準点に対応するイメージセンサの位置を特定する。ここでいう「基準点に対応するイメージセンサの位置」とは、撮像画像のうち主走査方向に何ピクセル目の画素に基準点が映るか(すなわち、撮像画像において基準点が映る画素の位置)を表す。上述の通り、基準点は、隣り合う撮像光学系16の読み取り領域Aが重なる領域に設定される。したがって、制御部101は、隣り合う撮像光学系16が有するラインセンサ161の各々について、基準点に対応するイメージセンサの位置を特定する。具体的には、制御部101は、以下の式(4)に示す関数を利用して、基準点に対応するイメージセンサの位置を特定する。
式(4)に示す関数(以下、「関数xpos(x)」と表現する)は、読取面上の主走査方向における位置xに対応する、2つの撮像光学系16と、当該撮像光学系16における画素(pixel)を出力する関数である。すなわち、関数xpos(x)は、位置xに対応するイメージセンサの位置として、撮像光学系16SaのpixelAと、撮像光学系16SbのpixelBを出力する関数である。なお、関数xpos(x)は、図7に示す処理が開始される前に、予め画像読取装置1においてキャリブレーションが行われることにより導出され、画像読取装置1に登録されている。関数xpos(x)を導出するためのキャリブレーションについては後述する。制御部101は、特定されたイメージセンサの位置をRAMに記憶する。
ステップSA4において、制御部101は、基準点に対する撮像光学系16Saの画角a1及び基準点に対する撮像光学系16Sbの画角a2を特定する。具体的には、制御部101は、以下の式(5)に示す関数を利用して、基準点に対する画角を特定する。
式(5)に示す関数(以下、「関数ang(pixel)」と表現する)は、ラインセンサ161の一の画素の入力に対して画角を出力する関数である。制御部101は、関数ang(pixel)に、ステップSA3で特定されたpixelAを入力し、画角a1を特定する。制御部101は、また、関数ang(pixel)に、ステップSA3で特定されたpixelBを入力し、画角a2を特定する。制御部101は、特定された画角a1及び画角a2をRAMに記憶する。
ステップSA5において、制御部101は、撮像光学系16Saの撮像画像IA及び撮像光学系16Sbの撮像画像IBからブロックを抽出する。ここでいう「ブロック」とは、撮像画像の中の一部の領域をいう。ブロックの抽出は、後述するステップSA6におけるパターンマッチングのために行われる。
図8は、ブロックの抽出を説明する図である。ステップSA5において、制御部101は、撮像光学系16Saの撮像画像IAから、pixelA(ここでは基準点x)を中心に予め定められた幅WaのブロックBaを抽出する。制御部101は、また、撮像光学系16Sbの撮像画像IBから、pixelB(ここでは基準点x)を中心に予め定められた幅WbのブロックBb1を抽出する。図8に示す通り、幅Wbは、幅Waよりも大きい値である。
再び図7を参照する。ステップSA6において、制御部101は、ステップSA5において抽出されたブロックBaとブロックBb1のパターンマッチングを行う。制御部101は、例えば、ブロックBa内の画素と、ブロックBb1内の画素との階調値の差分を求め、差分の絶対値の和を求めることにより2つの領域の一致度を定量化する。制御部101は、差分の絶対値の和が予め定められた閾値以下になる場合にパターンが対応すると判断する。
図9は、パターンマッチングを説明する図である。ステップSA6において、制御部101は、ブロックBb1内のある領域においてブロックBaとブロックBb1のパターンが対応すると判断した際に、ブロックBb1においてpixelAに対応する画素の主走査方向における位置xa及びpixelBの主走査方向における位置xbを特定する。制御部101は、特定した位置xa及び位置xbをRAMに記憶する。なお、用紙浮きがなく撮像画像にずれが生じていない場合、位置xaと位置xbは一致する。
再び図7を参照する。ステップSA7において、制御部101は、合計ずれ量wを算出する。具体的には、制御部101は、以下の式(6)により合計ずれ量wを算出する。制御部101は、算出した合計ずれ量wをRAMに記憶する。
ステップSA8において、制御部101は、ブロックBb1から、位置xaを中心に幅WaのブロックBb2を抽出する。ブロックBb2の抽出は、後述するステップSA10において、撮像画像のずれが補正される領域を撮像画像IAと撮像画像IBとで揃えるために行われる。ステップSA9において、制御部101は、ずれ量d1及びずれ量d2を算出する。具体的には、制御部101は、上述した式(2)及び式(3)に、ステップSA4において特定された画角と、ステップSA7において算出された合計ずれ量wとを代入することにより、ずれ量d1及びずれ量d2を算出する。制御部101は、算出したずれ量d1及びずれ量d2をRAMに記憶する。
ステップSA10において、制御部101は、撮像画像IA及び撮像画像IBを補正する。具体的には、制御部101は、撮像画像IAのうちブロックBaの主走査方向における位置を、ステップSA9で算出されたずれ量d1を用いて補正する。制御部101は、また、撮像画像IBのうちブロックBb2の主走査方向における位置を、ステップSA9で算出されたずれ量d2を用いて補正する。制御部101は、例えば、リサンプリングを行うことによりブロックBa及びブロックBb2を補正する。
ステップSA11において、制御部101は、1ライン分の撮像画像について、補正が終了したか否かを判断する。制御部101は、例えば、基準点が主走査方向の予め定められた位置に達している場合に1ライン分の画像について補正が終了したと判断する。1ライン分の画像について補正が終了したと判断された場合(SA11:YES)、制御部101は、処理をステップSA12に移行する。1ライン分の画像について補正が終了していないと判断された場合(SA11:NO)、制御部101は、処理をステップSA13に移行する。
ステップSA12において、制御部101は、1ライン分の撮像画像を合成し、ライン画像を生成する。制御部101は、撮像画像を合成する際に、読み取り領域Aが重なる領域については、例えば、以下の(ア)から(ウ)のいずれかの処理を行う。
(ア)隣り合う2つの撮像光学系16のうち、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系16の撮像画像における画素の階調値を選択する。
例えば、撮像光学系16Saの撮像画像IAと撮像光学系16Sbの撮像画像IBを合成する際に、位置x0に対する像面湾曲の度合いが撮像光学系16Sbよりも撮像光学系16Saの方が小さい場合を考える。この場合、制御部101は、位置x0の画素の階調値として、撮像画像IAにおける画素の階調値を選択する。別の例で、読み取り領域Aが重なる領域において位置x0とは異なる位置x3に対する像面湾曲の度合いが撮像光学系16Saよりも撮像光学系16Sbの方が小さい場合を考える。この場合、制御部101は、位置x3の画素の階調値として、撮像画像IBにおける画素の階調値を選択する。なお、(ア)の処理が行われる場合、制御部101は、像面湾曲の度合いが他の撮像光学系16よりも小さい一の撮像光学系16を主走査方向における位置ごとに示す情報を予め記憶部102に記憶している。制御部101は、記憶部102に記憶されたこの情報を参照し、当該情報が示す撮像光学系16の撮像画像における画素の階調値を選択する。(ア)の処理により撮像画像が合成された場合、他の方法で撮像画像が合成された場合に比べて、画像読取部106により読み取られた画像の輪郭がはっきりする。
(イ)隣り合う2つの撮像光学系16のうち、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系16の撮像画像における画素の階調値の重みが、他方の撮像光学系16の撮像画像における画素の階調値の重みよりも大きくなるように2つの撮像画像における画素の階調値を加重平均する。
例えば、撮像光学系16Saの撮像画像IAと撮像光学系16Sbの撮像画像IBを合成する際に、位置x0に対する像面湾曲の度合いが撮像光学系16Sbよりも撮像光学系16Saの方が小さい場合を考える。この場合、制御部101は、位置x0の階調値として、撮像画像IBにおける画素の階調値の重みよりも、撮像画像IAにおける画素の階調値の重みを大きくして、これらの階調値を加重平均する。別の例で、位置x3に対する像面湾曲の度合いが撮像光学系16Saよりも撮像光学系16Sbの方が小さい場合を考える。この場合、制御部101は、位置x3の階調値として、撮像画像IAにおける画素の階調値の重みよりも、撮像画像IBにおける画素の階調値の重みを大きくして、これらの階調値を加重平均する。なお、(イ)の処理が行われる場合、制御部101は、上記(ア)に記載された情報、又は、像面湾曲の度合いを主走査方向における位置ごとに示す情報を予め記憶部102に記憶している。制御部101は、記憶部102に記憶されたこの情報を参照して、2つの撮像画像における画素の階調値を加重平均する。(イ)の処理により撮像画像が合成された場合、他の方法で撮像画像が合成された場合に比べて、画像読取部106により読み取られた画像が滑らかになる。
(ウ)隣り合う2つの撮像光学系16により撮像された画像における画素の階調値を相加平均する。
例えば、撮像光学系16Saの撮像画像IAと撮像光学系16Sbの撮像画像IBを合成する際に、位置x0における画素の階調値が撮像画像IAにおいて「200」であり、撮像画像IBにおいて「198」である場合を考える。この場合、位置x0の階調値は「199」と算出される。(ウ)の処理により撮像画像が合成された場合、他の方法で撮像画像が合成された場合に比べて撮像画像の合成にかかる処理負荷が低減される。
ステップSA13において、制御部101は、基準点を更新する。制御部101は、例えば、現在の基準点から主走査方向に予め定められた間隔を空けて、新たな基準点を設定する。新たな基準点は、ステップSA2と同様に、隣り合う撮像光学系16の読み取り領域Aが重なる領域に設定される。なお、制御部101は、主走査方向に間隔を空けることなく連続して基準点を設定してもよい。制御部101は、基準点を更新すると、処理をステップSA3に移行する。
以上の処理により、基準点に対する撮像光学系16の画角を利用して撮像画像のずれが補正される。したがって、用紙浮きに起因して撮像画像に主走査方向のずれが生じている場合であっても、画像読取部106により読み取られた画像に歪みが発生することが防止される。また、本実施形態の処理は、主走査方向の1ライン毎に行われるため、複数のラインバッファを設けることなく撮像画像のずれが補正される。また、本実施形態では、撮像画像の各々が個別に補正されるため、ライン画像に対して補正を行わなくても、画像読取部106により読み取られた画像に歪みが発生することが防止される。さらに、本実施形態によれば、特殊な構造の画像読取部を利用しなくても、撮像画像のずれが補正される。
図10は、関数xpos(x)を導出するためのキャリブレーションを示すフローチャートである。キャリブレーションは、画像読取装置1の出荷前に行われてもよいし、出荷後に画像読取装置1がメンテナンスされる際に撮像光学系16の経時的な変動を補正する目的で行われてもよい。キャリブレーションは、予め定められた図形(以下「基準チャート」という)を画像読取部106に読み取らせることにより行われる。したがって、図10に示す処理は、読取面R上の撮像光学系16と対向する位置に基準チャートが設置された状態で開始される。
図11は、基準チャートを例示する図である。基準チャートは、複数の線(以下「基準線」という)が描かれたチャートである。この例で、基準チャートには、主走査方向に間隔Sを空けてT本の基準線が設けられている。間隔Sは、基準チャートが撮像された撮像画像に映る基準線が、基準チャートにおいて主走査方向に何番目の基準線かが特定されるように設定される。間隔Sは、また、各撮像光学系16の撮像画像の各々に複数の基準線が映るように設定される。なお、基準チャートは、図11に示したものに限定されない。基準チャートは、例えば、基準線の各々が異なる太さで描かれたチャートであってもよい。キャリブレーションにおける基準チャートの設置は、例えば、基準チャートが印刷された用紙が貼り付けられた板金やガラス板などを読取面R上の撮像光学系16と対向する位置に設置することにより行われる。別の例で、基準チャートは、読取面R上の撮像光学系16と対向する位置に予め描かれていてもよい。この場合、原稿が読取面R上を搬送される際に基準チャートが擦れて消えてしまうことを防止するため、原稿が読取面R上を搬送されるときには、基準チャートは撮像光学系16と対向する位置から退避する構造になっていることが望ましい。具体的な例としては、基準チャートが主走査方向に伸びるローラの側面の一部に描かれており、キャリブレーションが行われるときは基準チャートが撮像光学系16と対向し、キャリブレーションが行われないときは基準チャートが撮像光学系16と対向しないように、円筒状のローラが回転してもよい。この例で、主走査方向に伸びるローラの側面は、読取面Rに相当する。
再び図10を参照する。ステップSB1において、制御部101は、処理ループ1のループカウンタiを初期化する。ループカウンタiは、基準チャートの撮像を行う撮像光学系16を特定するパラメータである。この例で、ループカウンタiは、i=1に初期化される。ループカウンタiは、ループ端で1ずつインクリメントされる。この例で、処理ループ1は、主走査方向に並ぶ撮像光学系16の数分、すなわちi=nまで繰り返される。
ステップSB2において、制御部101は、ループカウンタiにより特定される撮像光学系16を介して、基準チャートを撮像する。例えば、ループカウンタiが、i=1である場合、制御部101は、撮像光学系16S1を介して基準チャートを撮像する。別の例で、ループカウンタiが、i=2である場合、制御部101は、撮像光学系16S2を介して基準チャートを撮像する。制御部101は、撮像画像をRAMに記憶する。
ステップSB3において、制御部101は、基準線に対応するイメージセンサの位置を特定する。ここでいう「基準線に対応するイメージセンサの位置」とは、撮像画像のうち主走査方向に何ピクセル目の画素に基準線が映るかを表す。制御部101は、ステップSB2における撮像画像を解析することにより、基準線に対応するイメージセンサの位置を特定する。具体的には、撮像画像において階調値が他の領域に比べて低い領域を特定し、特定された領域の主走査方向における中心の画素を、基準線に対応するイメージセンサの位置として特定する。上述した通り、基準チャートが撮像された撮像画像には複数の基準線が映る。制御部101は、複数の基準線に対応するイメージセンサの位置をそれぞれ特定する。
ステップSB4において、制御部101は、処理ループ1のループ端の処理を行う。具体的には、制御部101は、ループカウンタiがi=nであるか判断する。i=nでない場合、制御部101は、ループカウンタiをインクリメントし、処理をステップSB1に移行する。i=nである場合、制御部101は、処理をステップSB5に移行する。ステップSB5において、制御部101は、ステップSB1からステップSB4の処理により特定された、基準線に対応するイメージセンサの位置を、撮像光学系16ごとに示すデータ(以下「位置データ」という)を生成し、RAMに記憶する。
図12は、位置データを例示する図である。図12(a)は表形式で示した位置データ
であり、横方向は基準線を特定する番号を示し、縦方向は撮像光学系16を特定する番号を示す。図12(b)はグラフ形式で示した位置データであり、横軸は基準線を特定する番号を表し、縦軸はイメージセンサの位置を表す。なお、図12(b)では、図12(a)に示した位置データの一部(具体的には、撮像光学系16S1から撮像光学系16S3についての位置データ)を示している。図12の例で、撮像光学系16のラインセンサ161は、7600画素分のイメージセンサを有する。図12に示す位置データにおいて、例えば、1番目の基準線に対応するイメージセンサの位置は、撮像光学系16S1の撮像画像のうち150ピクセル目の画素である。別の例で、3番目の基準線に対応するイメージセンサの位置は、撮像光学系16S1の撮像画像のうち3750ピクセル目の画素と、撮像光学系16S2の撮像画像のうち140ピクセル目の画素である。さらに別の例で、6番目の基準線に対応するイメージセンサの位置は、撮像光学系16S2の撮像画像のうち6100ピクセル目の画素と、撮像光学系16S3の2100ピクセル目の画素である。
再び図10を参照する。ステップSB6において、制御部101は、RAMに記憶された位置データを用いて関数xpos(x)を導出する。具体的には、制御部101は、位置データが示す離散的な値に対して補間を行うことにより、読取面R上の主走査方向における位置に対応するイメージセンサの位置をそれぞれ特定し、特定されたデータから関数xpos(x)を導出する。制御部101は、導出された関数xpos(x)を記憶部102に記憶する。
図13は、画像読取装置1の利用シーンの一例を示す図である。この例で、画像読取装置1は、印刷の品質を評価するために利用される。具体的には、画像読取装置1は、画像が印刷された原稿を読み取ることにより取得した画像データ(以下「読取画像データ」という)と、印刷の元になった画像データ(以下「元画像データ」という)とを照合することにより、印刷の品質を評価する。図13の例で、画像読取装置1は、元画像データが示す元画像を格子状に分割し、個々の区画Cについて読取画像データが示す読取画像とのパターンマッチングを行う。このパターンマッチングは、読取画像において区画Cの中心座標に対応する座標を中心に設定されるマッチング領域Jの範囲内で、区画C内の画素とマッチング領域J内の画素との階調値の差分を求めることにより行われる。画像読取装置1は、マッチング領域Jにおいて、区画Cとの一致度が最大になる位置c1(以下「最大スコア位置」という)を特定し、マッチング領域Jの中心点c0と最大スコア位置c1との変位を用いて印刷の品質を評価する。図13に示すパターンマッチングに必要なマッチング領域Jの大きさは、読取画像のずれが大きくなるほど大きくなる傾向にあり、マッチング領域Jの大きさが大きくなるほど画像読取装置1によるパターンマッチングの処理負荷は増加する。本発明に係る画像読取装置1を用いて印刷の品質を評価する場合、上述の通り読取画像に歪みが発生することが防止されるため、他の画像読取装置を用いた場合に比べて、パターンマッチングに必要なマッチング領域Jの大きさは小さくなり、結果的にパターンマッチングの処理負荷が抑制される。なお、画像読取装置1が印刷の品質を評価するために利用される場合、撮像画像を合成してライン画像を生成する処理(ステップSA12)は省略されてもよい。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下で説明する変形例のうち、2つ以上のものが組み合わされて用いられてもよい。
ステップSA6のパターンマッチングにおいて、ブロックBaがブロックBb1内のいずれの領域にも対応していないと判断される可能性がある。この場合、ステップSA7において、制御部101は、前回算出された合計ずれ量w(以下、「合計ずれ量wn-1」という)及び次回算出された合計ずれ量w(以下、「合計ずれ量wn+1」という)の少なくともいずれか一方を用いて、今回の合計ずれ量w(以下、「合計ずれ量wn」という)を予測してもよい。合計ずれ量wnの予測は、例えば、合計ずれ量wn-1と合計ずれ量wn+1の平均値を求めることにより行われる。別の例で、合計ずれ量wn-1が合計ずれ量wnとして用いられてもよい。
制御部101は、ステップSA7において算出された合計ずれ量wnを、ステップSA9の処理を行う前に補正してもよい。例えば、制御部101は、合計ずれ量wnと合計ずれ量wn-1との差が予め定められた閾値を超える場合、合計ずれ量wnを補正してもよい。別の例で、制御部101は、過去に算出された複数の合計ずれ量wを利用して、次の合計ずれ量wを予測する関数を導出し、当該関数を利用して予測された予測値と合計ずれ量wnとの差が予め定められた閾値を超える場合、合計ずれ量wnを補正してもよい。合計ずれ量wnの補正は、例えば、合計ずれ量wn-1と合計ずれ量wn+1の平均値を求めることにより行われる。別の例で、上述した関数を利用して予測された予測値が合計ずれ量wnとして用いられてもよい。
ステップSA5において抽出されるブロックBaは、前回抽出されたブロックBaと主走査方向に占める領域の一部が重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。ブロックBaの主走査方向に占める領域の一部が重なる場合には、当該領域が重ならない場合に比べて、撮像画像IA及び撮像画像IBの補正の精度が向上する。ブロックBaの主走査方向に占める領域が重ならない場合には、当該領域の一部が重なる場合に比べて、撮像画像IA及び撮像画像IBの補正にかかる処理負荷が低減される。
基準点の数は、1ラインにつき1箇所であってもよい。この場合、制御部101は、ずれ量d1及びずれ量d2を算出すると、これらのずれ量を用いて1ライン分の撮像画像について補正を行ってもよい。
図7の処理は主走査方向の1ライン毎に行われなくてもよい。図7の処理は、主走査方向の複数のライン毎に行われてもよい。この場合、RAMは、複数ライン分の画像を記憶するためのラインバッファを備える。
実施形態において、画像読取装置1によって実行される制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
1…画像読取装置、10…読取手段、11…第1算出手段、12…第2算出手段、13…補正手段、14…合成手段、15…搬送手段、101…制御部、102…記憶部、103…表示部、104…操作部、105…通信部、106…画像読取部、107…画像処理部、108…搬送部、109…バス、161…ラインセンサ、162…結像レンズ

Claims (8)

  1. 主走査方向において読み取り領域の一部が自装置の読取面で重なるように配置された第1の撮像光学系及び第2の撮像光学系を介して、前記読取面に対向する記録媒体から画像を読み取る読取手段と、
    前記第1の撮像光学系により撮像された第1の画像及び前記第2の撮像光学系により撮像された第2の画像が、前記読取面上の前記読み取り領域が重なる領域に含まれる基準点を基準に、それぞれ、前記主走査方向の逆方向にずれた距離の和を算出する第1算出手段と、
    前記第1算出手段により算出された値を、前記第1の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第1の撮像光学系における前記読取手段の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第1の読み取り角度と、前記第2の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第2の撮像光学系における前記読取手段の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第2の読み取り角度との比で分割することにより、前記第1の画像が前記主走査方向にずれた第1の距離及び前記第2の画像が前記主走査方向にずれた第2の距離を算出する第2算出手段と、
    前記第2算出手段により算出された第1の距離を用いて前記第1の画像の前記主走査方向における位置を補正し、前記第2算出手段により算出された第2の距離を用いて前記第2の画像の前記主走査方向における位置を補正する補正手段と
    を有する画像読取装置。
  2. 前記第2算出手段は、前記第1の画像において前記基準点が映る画素の位置を介して前記第1の読み取り角度を特定し、前記第2の画像において前記基準点が映る画素の位置を介して前記第2の読み取り角度を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記補正手段による補正後の前記第1の画像と前記第2の画像を合成する合成手段
    を有する請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 像面湾曲の度合いが他の撮像光学系よりも小さい一の撮像光学系を主走査方向における位置と対応させた情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記情報を参照し、当該情報が示す撮像光学系の撮像画像における画素の階調値を選択する選択手段とを有し、
    前記合成手段は、前記読み取り領域が重なる領域について、前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系のうち、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値を選択することにより、前記第1の画像と前記第2の画像を合成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記合成手段は、前記読み取り領域が重なる領域について、前記第1の撮像光学系と前記第2の撮像光学系のうち、像面湾曲の度合いが小さい一方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値の重みが、他方の撮像光学系により撮像された画像における画素の階調値の重みよりも大きくなるように前記第1の画像における画素の階調値と前記第2の画像における画素の階調値を加重平均することにより、前記第1の画像と前記第2の画像を合成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 前記合成手段は、前記読み取り領域が重なる領域について、前記第1の画像における画素の階調値と前記第2の画像における画素の階調値を相加平均することにより、前記第1の画像と前記第2の画像を合成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  7. 前記読取面に対向させて記録媒体を搬送する搬送手段
    を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. コンピュータに、
    主走査方向において読み取り領域の一部が自装置の読取面で重なるように配置された第1の撮像光学系及び第2の撮像光学系を介して、前記読取面に対向する記録媒体から画像を読み取るステップと、
    前記第1の撮像光学系により撮像された第1の画像及び前記第2の撮像光学系により撮像された第2の画像が、前記読取面上の前記読み取り領域が重なる領域に含まれる基準点を基準に、それぞれ、前記主走査方向の逆方向にずれた距離の和を算出するステップと、
    前記距離の和を、前記第1の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第1の撮像光学系の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第1の読み取り角度と、前記第2の撮像光学系が前記基準点を読み取る際に、前記第2の撮像光学系の撮像面上の前記基準点の投影位置において、前記撮像面に垂直な方向と、前記基準点の方向とのなす角度である、第2の読み取り角度との比で分割することにより、前記第1の画像が前記主走査方向にずれた第1の距離及び前記第2の画像が前記主走査方向にずれた第2の距離を算出するステップと、
    前記第1の距離を用いて前記第1の画像を補正し、前記第2の距離を用いて前記第2の画像を補正するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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