JP6536180B2 - 複写装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写装置に関する。
従来、記録ヘッドを往復動させるように搬送すると共に、記録ヘッドの搬送方向とは直交する方向に用紙を搬送することにより、用紙に画像を形成するシリアル型の記録装置が知られている。ラインセンサを用いた読取動作を、ラインセンサの読取方向とは直交する方向にラインセンサと原稿との間の相対位置を変化させながら繰返し実行することにより、原稿を読み取る読取装置も知られている。上記記録装置及び読取装置としての機能を備えた複写装置もまた知られている。
この種の複写装置では、原稿の読取方向と、記録方向である記録ヘッドの搬送方向とが異なる場合があり得る。この場合には、原稿の読取画像を用紙に形成するために、読取装置により生成された原稿の読取画像を表す画像データを90度回転処理し、これにより、読取方向に沿う画素順に画素データが配列された画像データを、読取方向に直交する方向である記録方向に沿う画素順に画素データを配列した読取画像データに変換する必要が生じ得る。
従来装置としては、読取装置により生成される画像データを、読取方向に4分割し、更には、読取方向とは直交する方向にも4分割することにより、区画毎の画像データを生成する複写装置も知られている(例えば特許文献1参照)。この複写装置は、区画毎の画像データを、夫々、圧縮画像データに変換してメモリに蓄積する。90度回転処理時には、読取方向とは直交する方向に一列に並ぶ複数区画の圧縮画像データを伸長し、伸長後の画像データを構成する各画素データを画素位置に合わせてメモリ上に配置することにより、読取方向とは直交する方向に沿う画素順に画素データを配列した画像データを生成する。
特開2002−232692号公報
原稿を二方向にメッシュ状に分割し、区画毎の圧縮画像データを生成する上述の従来技術によれば、二方向のいずれに関しても、その方向に沿う画素群が分割される。このため、分割された区画毎の圧縮画像データを伸長し、これを記録に用いる場合には、区画毎の画像データを記録方向に結合する必要がある。従って、従来技術によれば、結合を実現するために、各画素データの画素位置等の情報を管理しなければならず、結合のための煩雑な処理を実行する必要がある。
従って、本発明の一側面では、原稿の読取方向と記録方向とが異なる場合でも、煩雑な処理及び処理に必要なメモリ容量を抑えて、読取画像を表す画像データを記録用の画像データに効率的に変換可能な技術を提供できることが望ましい。
本発明の一側面に係る複写装置は、指令ユニットと、読取ユニットと、圧縮ユニットと、伸長ユニットと、回転処理ユニットと、記録ユニットと、を備える。指令ユニットは、動作指令を入力する。読取ユニットは、指令ユニットから動作指令が入力されたことを条件に、原稿の画像を複写装置の第一方向に読み取る動作を、第一方向とは直交する第二方向に繰返し実行することにより、第一方向に沿うライン毎に、原稿の画像を表す各画素の画素データを生成する。圧縮ユニットは、読取ユニットにより生成された画素データの一群を、原稿の画像を単一方向に分割して定義される複数区画であって第二方向に沿う境界を有する区画毎にまとめて圧縮して、区画毎の圧縮画像データを生成する。ここでの単一方向は、上記第二方向である。伸長ユニットは、圧縮ユニットにより生成された圧縮画像データを伸長することにより、圧縮画像データの伸長後データに対応する伸長画像データを生成する。伸長画像データは、圧縮画像データの伸長後データの少なくとも一部を含む。回転処理ユニットは、伸長ユニットにより生成された伸長画像データを、90度回転処理する。記録ユニットは、回転処理ユニットによる回転処理後の伸長画像データを用いて、第一方向に所定画素数を有するバンドであって第二方向に沿うバンドを1単位とするバンド単位で、原稿の画像をシートに形成する記録動作を繰返し実行することにより、原稿の画像をシートに形成する。
この複写装置によれば、読取ユニットにより生成された画素データの一群を、第一方向とは直交する第二方向に沿う境界を有する区画毎にまとめて圧縮して、区画毎の圧縮画像データを生成する。従って、原稿の画像をシートに形成するための記録用の画像データを生成する際には、従来技術のように、複数の圧縮画像データに対応する伸長後データを第二方向に結合する必要がない。
しかも、この複写装置によれば、読取方向(第一方向)と記録方向(第二方向)との相違から画像データ(画素データ群)に対する90度回転処理が必要な状況において、原稿全体の画像データを一度に回転処理しなくて済むので、原稿全体を一度に回転処理する場合よりも、記録用の画像データを生成するのに必要なメモリ容量を抑えることができる。
従って、本発明の一側面によれば、原稿の読取方向(第一方向)と記録方向(第二方向)とが異なる場合でも、煩雑な処理及び必要なメモリ容量を抑えて、読取動作により生成された画像データを記録用の画像データに効率的に変換することができる。
上記複写装置は、読取ユニットにより生成された画素データを、JPEG圧縮方式に従うMCU(Minimum Coded Unit)単位で、第一方向に沿う配列順に圧縮ユニットに入力し、更には、画素データの入力に合わせて、その画素が属する区画の識別データを圧縮ユニットに入力する入力ユニットを備えた構成にされてもよい。この場合、圧縮ユニットは、入力ユニットから入力される画素データ及び識別データに基づき、同一区画に位置する画素の画素データをまとめてJPEG圧縮して区画毎の圧縮画像データを生成するように構成され得る。入力ユニットは、圧縮ユニットに対して入力された画素データの数をカウントし、カウントした画素データの入力数に基づき、圧縮ユニットに入力される画素データの画素が属する区画の識別データを生成して、圧縮ユニットに入力する構成にされてもよい。入力ユニットは、圧縮ユニットに対して入力された画素データの数を、第一方向に沿うMCUの一列毎にカウントする構成にされ得る。
このように画素データ及び識別データを圧縮ユニットに入力することで、圧縮ユニットでは、容易に、各画素データを区画毎に分けて圧縮することができる。この構成は、区画数より少ない数の圧縮回路を利用して、区画毎の圧縮画像データの生成をハードウェアにより実現する場合に特に有益である。
伸長ユニットは、圧縮画像データの伸長後データから記録動作に必要なバンド単位の画像データを抽出することにより、抽出したバンド単位の画像データを、伸長画像データとして生成するように構成されてもよい。この場合、回転処理ユニットは、伸長ユニットにより生成されたバンド単位の伸長画像データを、90度回転処理する構成にされ得る。この構成によれば、回転処理に必要なメモリ容量を抑えることができて、効率的に記録用の画像データを生成することが可能である。
上記複数区画は、一つの区画を除き、上記第一方向においてバンド単位の整数倍の画素数を有する区画として定義されてもよい。具体的には、一つの区画除く全ての区画が、バンド単位の整数倍の区画として定義されてもよい。区画のサイズをバンド単位の整数倍とすることで、記録ユニットによる記録動作の進行に合わせて、必要な圧縮画像データを効率よく伸長することができる。読取ユニットにより生成される原稿全体の画像データ(画素データ群)の第一方向サイズがバンド単位の整数倍である場合には、全ての区画を、上記第一方向においてバンド単位の整数倍の画素数を有する区画として定義することができる。
複写装置は、読取ユニットによる原稿の読取解像度に応じて、上記複数区画の数及び上記複数区画の夫々における第一方向のサイズの少なくとも一方を切り替える切替ユニットを備えた構成にされてもよい。読取解像度が異なれば、原稿全体の画像データについての第一方向サイズも異なる。一方、圧縮ユニットをハードウェア回路により構成する場合などには、圧縮画像データを生成可能な区画数に上限が生じ得る。この複写装置によれば、ハードウェア上の制約及びソフトウェア上の制約の少なくとも一方による影響を抑えて、読取解像度毎に、原稿全体を適切な区画に分割し、区画毎の圧縮画像データを生成することが可能である。「読取解像度」を変更する公知の方法には、撮像素子による読取動作を変更することにより、撮像素子から出力される読取画像データの解像度を変更する方法、及び、撮像素子から出力される読取画像データを処理して(例えば間引き処理して)、読取画像データの解像度を変更する方法が含まれる。ここで言う読取解像度は、これらのいずれの方法で変更される解像度であってもよい。
圧縮ユニットは、指令ユニットから特定の動作指令が入力された場合には、圧縮画像データとして、読取ユニットにより生成された画素データの一群を、区画毎に分けずにまとめて圧縮した非分割圧縮画像データを生成するように構成されてもよい。この場合、伸長ユニットは、非分割圧縮画像データを先頭から順に伸長するように構成され得る。記録ユニットは、伸長ユニットが非分割圧縮画像データの先頭からの伸長により順次生成する回転処理ユニットによる回転処理がなされていない非回転画像データを用いて、バンド単位で、原稿の画像をシートに形成する記録動作を繰返し実行することにより、原稿の画像をシートに形成するように構成され得る。
例えば記録対象のシートが小型シートである場合には、シート(用紙)の向きを、縦横自在に配置可能である場合が考えられる。この場合には、読取対象の原稿と記録対象のシートとが90度回転した関係にあることで上記回転処理が不要な場合がある。従って、上述したように複写装置を構成すれば、条件に応じて適切な複写に係る処理を実行することができ、優れた複写装置を構成することができる。
複写装置の構成を表すブロック図である。 図2Aは、複写装置の向きとラインセンサの向きとの対応関係を示す図であり、図2Bは、複写装置の向きと記録ヘッドの搬送方向との対応関係を示す図である。 CPUが実行する複写制御処理を表すフローチャートである。 回転複写モードでの記録に関わる回路の構成を説明した図である。 非回転複写モードでの記録に関わる回路の構成を説明した図である。 回転複写モードでの圧縮方法を説明した図である。 非回転複写モードでの圧縮方法を説明した図である。 回転複写モードにおける処理の流れを示した図である。 非回転複写モードにおける処理の流れを示した図である。 回転複写モードにおける伸長から回転までの処理を説明した図である。 画像処理回路とJPEG圧縮回路との連動を説明した図である。 JPEG圧縮回路の構成を示すブロック図である。 入力モジュールの構成を示すブロック図である。 異なる読取解像度における圧縮方法を説明した図である。
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1に示す本実施例の複写装置1は、読取デバイス20と、記録デバイス50とを備える。読取デバイス20は、フラットベッド型又はオートドキュメントフィーダ型のスキャナ装置として構成される。記録デバイス50は、インクジェット型のプリンタ装置として構成される。
この複写装置1は、読取デバイス20により原稿Pの画像を読み取り、その読取画像を表す読取画像データD0に基づき、記録用の画像データD7,D17を生成する。複写装置1は、この記録用の画像データD7,D17に基づく用紙Qへの画像形成動作を記録デバイス50に実行させることにより、原稿Pのコピー画像を用紙Qに形成する。以下では、複写装置1が備えるコピー機能に係る構成及び処理動作を説明するが、複写装置1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、及び、ファクシミリ機能等を備えたディジタル複合機として構成されてもよい。
図1に示すように、複写装置1は、CPU11と、ROM13と、RAM15と、読取デバイス20と、読取デバイス20を制御する読取制御回路30と、ユーザインタフェース40と、記録デバイス50と、記録デバイス50を制御する記録制御回路60とを備える。
この複写装置1は更に、読取デバイス20により生成されるライン毎の読取画像データD0から記録用の画像データD7,D17を生成するための構成要素として、読取補正回路71と、画像処理回路72と、JPEG圧縮回路73と、JPEG伸長回路75と、クリッピング回路76と、回転処理回路77と、記録画像処理回路79とを備える。
CPU11、ROM13、RAM15、読取制御回路30、ユーザインタフェース40、記録制御回路60、読取補正回路71、画像処理回路72、JPEG圧縮回路73、JPEG伸長回路75、クリッピング回路76、回転処理回路77、及び、記録画像処理回路79は、バスを介して通信可能に接続される。
CPU11は、ROM13に記録されたプログラムに従う処理を実行することにより、複写装置1内の各部を統括制御する。RAM15は、ワークメモリとして使用される。
読取デバイス20は、ラインセンサ21と、搬送機構25とを備える。ラインセンサ21は、例えばコンタクトイメージセンサ(CIS)として構成される。搬送機構25は、ラインセンサ21及び/又は原稿Pを搬送可能に構成される。
ラインセンサ21は、図2Aに示すように、複写装置1の第一方向に沿って配置され、ラインセンサ21による読取方向は、第一方向に設定される。一例によれば、搬送機構25は、ラインセンサ21を、原稿Pに沿って複写装置1の第一方向とは直交する第二方向に沿って搬送する構成にされる。別例によれば、搬送機構25は、ラインセンサ21を通過するように原稿Pを第二方向に沿って搬送する構成にされる。
読取デバイス20は、読取制御回路30により制御されて原稿Pとラインセンサ21との相対位置を第二方向に沿って変化させながら、ラインセンサ21に第一方向への読取動作を繰返し実行させることにより、原稿Pの読取画像を表すライン毎の読取画像データD0を生成する。具体的に、読取デバイス20は、第一方向に沿うライン毎に、ライン上の各画素の画素データからなる読取画像データD0を生成する。読取デバイス20により生成されるライン毎の読取画像データD0は順に、読取補正回路71に入力される。本実施例において、読取デバイス20に配置可能な最大原稿は、A4原稿である。A4原稿は、その長尺方向が第二方向と平行になるように読取デバイス20に配置される。
読取制御回路30は、CPU11からの指令に従って、上述したようにラインセンサ21によるライン毎の読取動作を制御する。更には、搬送機構25によるラインセンサ21及び/又は原稿Pの搬送動作を制御する。以下では、読取動作に関して、ラインセンサ21による読取方向(第一方向)のことを、主読取方向と表現し、ラインセンサ21及び/又は原稿Pの搬送による読取方向(第二方向)のことを副読取方向と表現する。
CPU11は、ユーザインタフェース40を介して複写指令が入力されると、読取制御回路30に動作指令を入力する。ユーザインタフェース40は、ユーザからの操作を受付可能に構成され、ユーザに対する各種情報を表示可能な構成にされる。例えば、ユーザインタフェース40は、液晶ディスプレイ上にタッチパネルを備えた構成にされる。ユーザインタフェース40は、ユーザからの操作信号をCPU11に入力する構成にされる。
この他、記録デバイス50は、記録ヘッド51と、搬送機構55とを備える。記録ヘッド51は、インクジェットヘッドである。搬送機構55は、図2Bに示されるように、記録ヘッド51を複写装置1の第二方向に沿って往復動させるように構成される。この搬送機構55は更に、記録ヘッド51を通過するように用紙Qを第一方向に沿って搬送する構成にされる。
記録デバイス50は、記録制御回路60により制御されて、従来装置と同様に、用紙Qに画像を形成する。即ち、記録デバイス50は、記録ヘッド51を第二方向に沿って片道分搬送し、その搬送過程では、記録ヘッド51に用紙Qに向けてインク液滴を吐出させることにより、記録ヘッド51に第二方向に沿った記録動作を実行させる。
記録デバイス50は、記録ヘッド51を片道分搬送して用紙Qに画像を形成する度、用紙Qを第一方向に沿って所定量搬送する動作を繰返し実行することにより、用紙Qの全体に画像を形成する。複写機能により用紙Qに形成される画像は、読取デバイス20により読み取られた原稿Pのコピー画像である。以下では、記録ヘッド51が第二方向に沿って片道分搬送するときに画像が形成される用紙Q上の領域のことを「パス」と表現する。パスは、第一方向に所定画素数の横幅を有する第二方向に長尺なバンド状の領域である。用紙Qの搬送量である上記所定量は、「パス」の第一方向の幅に対応する。本実施例において、記録デバイス50に配置可能な最大用紙は、A4用紙である。A4用紙は、その長尺方向が第二方向を向くように記録デバイス50に配置される。
記録制御回路60は、CPU11からの指令に従って、記録ヘッド51及び搬送機構55を制御する。具体的には、記録ヘッド51による記録動作(インク液滴の吐出動作)を制御する。更には、搬送機構55による記録ヘッド51及び用紙Qの搬送動作を制御する。この制御により、記録制御回路60は、記録デバイス50に、記録画像処理回路79により生成された記録用の画像データD7,D17に基づく画像として、原稿Pのコピー画像を用紙Qに形成させる。以下では、記録動作に関して、記録ヘッド51の搬送による記録方向(第二方向)のことを主記録方向と表現し、用紙Qの搬送による記録方向(第一方向)のことを副記録方向と表現する。
続いて、CPU11が実行する複写制御処理を、図3を用いて説明する。CPU11は、ユーザからの複写指令を受け付けるために、図3に示す複写制御処理を繰返し実行する。CPU11は、複写指令がユーザインタフェース40から入力されると(S110でYes)、入力された複写指令が、複写に際して回転処理が必要な複写指令であるか否かを判断する(S120)。複写指令が、最大原稿であるA4原稿の画像を、A4用紙に等倍で複写することを指令するものである場合、S120では、この複写指令を回転処理が必要な複写指令であると判断する。
本実施例の複写装置1では、図2A及び図2Bに示すように、主読取方向と主記録方向とが交差しているため、同じ向きに配置される原稿Pと用紙Qとの関係において、原稿Pの画像を用紙Qに対して同じ向きで記録するためには、ライン毎の読取画像データD0において主読取方向に沿う画素順に並ぶ画素データを、副読取方向(主記録方向)に沿う画素順に並び替えて記録用の画像データD7,D17を生成する必要がある。並び替えは、上記回転処理に対応する。
画像データは、主(X軸)方向に沿う画素順に画素データが配列されたデータセットが、副(Y軸)方向に沿う画素順に配列されたデータとして構成される。しかしながら、読取デバイス20における座標系及び記録デバイス50における座標系は、読取デバイス20においては、主読取方向にX軸があり、記録デバイス50においては、主記録方向にX軸があるため、90度回転した関係にある。このため、原稿Pの画像を用紙Qに対して同じ向きで記録するためには、X軸及びY軸を入れ替えるように、ライン毎の読取画像データD0を構成する画素データの一群を回転処理して、記録用の画像データD7,D17を生成する必要がある。
S120では、読取デバイス20において配置される原稿Pの向きと記録デバイス50において配置される用紙Qの向きとが90度回転した関係にある状態で入力される複写指令に関しては、回転処理が不要な複写指令であると判断する。このような複写指令は、原稿P及び用紙QがA5原稿のようにA4原稿より小さい原稿である場合に生じる。
回転処理が必要であると判断すると(S120でYes)、CPU11は、JPEG圧縮回路73、JPEG伸長回路75、クリッピング回路76及び回転処理回路77の動作モードを、回転処理を含む複写処理を実現するための動作モードである回転複写モードに設定し(S130)、この複写処理を実現するため動作指令を回路30,60,71−79に入力する(S140)。
回転処理が不要であると判断すると(S120でNo)、CPU11は、JPEG圧縮回路73、JPEG伸長回路75、クリッピング回路76及び回転処理回路77の動作モードを、回転処理を含まない複写処理を実現するための動作モードである非回転複写モードに設定し(S150)、この複写処理を実現するため動作指令を回路30,60,71−79に入力する(S160)。その後、複写制御処理を終了する。
続いて、読取画像データD0を記録用の画像データD7,D17に変換するための回路71−79の構成及び動作の詳細を説明する。図4においては、回転複写モードでの回路71−79の処理動作が説明される。図5においては、非回転複写モードでの回路71−79の処理動作が説明される。JPEG圧縮回路73、JPEG伸長回路75、クリッピング回路76及び回転処理回路77は、回転複写モードと、非回転複写モードとおいて異なる動作をする。
図1、図4及び図5に示される読取補正回路71は、ラインセンサ21から入力されるライン毎の読取画像データD0を、アナログデータからディジタルデータに変換し、変換後の読取画像データD0に対しシェーディング補正を含む各種読取補正を行うように構成される。読取補正回路71によって補正されたライン毎の読取画像データD1は、RAM15内のラインバッファ15Aに入力される。ラインバッファ15Aは、所定ライン数分の読取画像データD1をライン単位で記憶するバッファとして構成される。
画像処理回路72は、ラインバッファ15Aからライン単位で読取画像データD1を取得し、取得した読取画像データD1をRGB表色系からYCbCr表色系の読取画像データD2に変換するように構成される。画像処理回路72により生成されたライン毎の読取画像データD2は、RAM15内のラインバッファ15Bに入力される。ラインバッファ15Bは、所定ライン数の読取画像データD2をライン単位で記憶する。
JPEG圧縮回路73は、ラインバッファ15Bに蓄積されたライン毎の読取画像データD2を、MCU(Minimum Coded Unit)単位で順次読み出し、読み出した読取画像データD2に対してJPEG圧縮処理を実行するように構成される。周知のようにJPEG圧縮は、MCU単位で行われる。
JPEG圧縮回路73は、回転複写モードにおいて、上記読み出した読取画像データD2を構成する各画素データを、図6に示すように区画毎に分けてJPEG圧縮する。図6及び図7に示される符号D2Aは、先頭ラインの読取画像データD2に対応し、符号D2Bは、終端ラインの読取画像データD2に対応する。
即ち、JPEG圧縮回路73は、先頭ラインから終端ラインまでの読取画像データD2に対応する画素データの一群を、主読取方向とは直交する副読取方向(第二方向)に沿う境界を有する区画R1,R2,R3,R4毎にまとめて圧縮して、区画R1,R2,R3,R4毎の圧縮画像データD3を生成する。区画R1,R2,R3,R4は、先頭ラインから終端ラインまでの読取画像データD2が表す原稿Pの読取画像全体を単一方向(副読取方向)に分割して定義される。区画は、MCUの整数倍且つパスの整数倍の領域に定められる。即ち、区画は、主読取方向の画素数が、パスの副記録方向の画素数の整数倍の区画として定められる。但し、原稿幅、即ち、読取画像データD2の主読取方向の画素数がパスの整数倍の画素数とは限らないため、一つの区画R4は、パスの整数倍とは限らない区画であって、他の区画R1−R3には属さない残りの区画として定められる。
JPEG圧縮回路73により生成された区画毎の圧縮画像データD3は、RAM15内のJPEGバッファ15Cに入力される。JPEGバッファ15Cは、区画R1,R2,R3,R4毎の圧縮画像データD3を1ページ分全て記憶可能な記憶容量を有するバッファとして構成される。JPEG圧縮回路73の詳細構成は、後述する。
JPEG圧縮回路73は、非回転複写モードでは、従来技術と同様の手法で上記読み出した読取画像データD2を構成する各画素データを、順次JPEG圧縮するように構成される。即ち、非回転複写モードにおいて、JPEG圧縮回路73は、先頭ラインから終端ラインまでの読取画像データD2に対応する画素データの一群を、図7に示すように一つにまとめてJPEG圧縮し、原稿全体に対応する一つの圧縮画像データD13を生成する。圧縮画像データD13はRAM15内のJPEGバッファ15Cに入力される。
JPEG圧縮までのプロセスを詳述すると、回転複写モードにおいては、図8に示すように、読取デバイス20により生成されるライン毎の読取画像データD0が、パイプライン方式により順次処理されて、区画毎の圧縮画像データD3に変換される。
即ち、読取補正回路71における読取画像データD1の生成処理(読取補正)は、読取デバイス20が先頭ラインから終端ラインまで原稿Pをライン毎に読み取る過程において、読取デバイス20から入力される読取画像データD0に対してライン毎に順次実行される。画像処理回路72における読取画像データD2の生成処理(画像処理)も、読取補正回路71と同様に、読取補正回路71により生成される読取画像データD1に対して順次実行される。JPEG圧縮回路73における圧縮画像データD3の生成処理(JPEG圧縮)も、画像処理回路72により生成される読取画像データD2に対して順次実行される。区画毎の圧縮画像データD3は、JPEG圧縮回路73において並列に生成される。非回転複写モードにおいても、読取デバイス20により生成されるライン毎の読取画像データD0は、図9に示すように順次処理されて、圧縮画像データD13に変換される。
JPEG伸長回路75は、回転複写モードにおいて、記録デバイス50による記録動作の進行に合わせて、圧縮画像データD3を一区画ずつJPEGバッファ15Cから読み出して伸長するように構成される。JPEG伸長回路75は、読み出した圧縮画像データD3を伸長し、圧縮画像データD3に対応する伸長後の画像データとして、区画単位の読取画像データD4を生成する。生成された読取画像データD4は、クリッピング回路76に入力される。
JPEG伸長回路75は、非回転複写モードにおいて、圧縮画像データD13を先頭から順に読み出し、圧縮画像データD13の読出部分を順に伸長し、伸長後の読取画像データD14を、クリッピング回路76に入力する。
クリッピング回路76は、回転複写モードにおいて、JPEG伸長回路75から入力される読取画像データD4から、記録デバイス50による記録動作の進行に合わせて、図10に示すように1パス分の読取画像データを抽出し、抽出した読取画像データD5をRAM15内の1パスバッファ15Dに入力する。1パスバッファ15Dは、読取画像データD5を1パス単位で記憶するバッファである。図10においては、抽出動作のことをクリッピングと称している。
本実施例によれば、用紙Qを搬送して副記録方向に画像を記録する際、区画R1,R2,R3,R4の順に読取画像データD5が必要になる。区画R1,R2は、2パス分の領域に対応する。区画R4も、1パス分より広い領域を有する。
そのため、JPEG伸長回路75は、回転複写モードにおいて、図8に示すように、区画R1の圧縮画像データD3を2回伸長し、区画R2の圧縮画像データD3を2回伸長し、区画R3の圧縮画像データD3を1回伸長し、区画R4の圧縮画像データD3を2回伸長するように動作する。
クリッピング回路76は、1回目の区画R1の伸長後の読取画像データD4から、記録動作に先に使用される1パス分の読取画像データ(図6おける区画R1の左半分側の領域に対応)を抽出し、2回目の区画R1の伸長後の読取画像データD4から、残りの1パス分の読取画像データ(図6おける区画R1の右半分側の領域に対応)を抽出するように動作する。クリッピング回路76は、抽出後の読取画像データD5の夫々を、順に1パスバッファ15Dに入力するように動作する。
更に、クリッピング回路76は、1回目の区画R2の伸長後の読取画像データD4から、記録動作に先に使用される1パス分の読取画像データを抽出し、2回目の区画R2の伸長後の読取画像データD4から、残りの1パス分の読取画像データを抽出するように動作する。その後、クリッピング回路76は、抽出後の読取画像データD5の夫々を、順に1パスバッファ15Dに入力する。
その後、クリッピング回路76は、区画R3の伸長後の読取画像データD4に対応する読取画像データD5を、1パスバッファ15Dに入力する。区画R3の伸長後の読取画像データD4は、1パス分の読取画像データであるため、クリッピング回路76は、区画R3の伸長後の読取画像データD4の全てを読取画像データD5として、1パスバッファ15Dに入力する。
更に、クリッピング回路76は、1回目の区画R4の伸長後の読取画像データD4から、記録動作に先に使用される1パス分の読取画像データを抽出し、2回目の区画R4の伸長後の読取画像データD4から、残りの領域の読取画像データD4を抽出するように動作する。上記残りの領域の読取画像データD4は、1パス分より少ない量のデータであるが、形式的に1パス分の読取画像データD5に変換された後1パスバッファ15Dに入力される。
非回転複写モードにおいて、クリッピング回路76は、JPEG伸長回路75から入力される読取画像データD14を何ら処理することなく、1パス毎の読取画像データD15として、1パスバッファ15Dに入力するように構成される。
回転処理回路77は、回転複写モードにおいて、1パスバッファ15Dからパス毎の読取画像データD5を順に読み出して、回転処理を実行し、回転処理後の読取画像データD6を1パスバッファ15Eに入力するように構成される。ここで言う回転処理は、図10に示すように、主読取方向に沿う画素順に画素データが配列される読取画像データD5を、主記録方向(副読取方向)に沿う画素順に画素データが配列された読取画像データD6に変換する処理である。この回転処理は、画素データの配列を並び替える処理である。並び替えにより画素の配列方向(X軸)を基準にした画像は90度回転する。
図8に示すように、この回転処理回路77による回転処理は、クリッピング回路76により、1パス分の読取画像データD15が1パスバッファ15Dに書き込まれる度に実行される。クリッピング回路76及び回転処理回路77における、このような処理動作を実現するために、1パスバッファ15Dは、最低2パス分の記憶容量を有するバッファとして定められる。回転処理回路77は、非回転複写モードにおいて動作しないように構成される。図5における回転処理回路77の不図示は、非回転複写モードにおいて回転処理回路77が実質動作しないことを示す。
記録画像処理回路79は、回転複写モードにおいて、1パスバッファ15Eが記憶する回転処理後の読取画像データD6を、1パス単位で記録用の画像データD7に変換するように動作する。具体的に、記録画像処理回路79は、読取画像データD6を二値化処理して、記録用の画像データD7に変換する。記録画像処理回路79により生成された記録用の画像データD7は、RAM15内の1パスバッファ15Fに入力される。
記録画像処理回路79は、非回転複写モードにおいて、1パスバッファ15Dが記憶する読取画像データD15を、先頭から順に1パス単位で記録用の画像データD17に変換するように動作する。記録画像処理回路79により生成された記録用の画像データD17は、RAM15内の1パスバッファ15Fに入力される。
記録制御回路60は、回転複写モードにおいて、1パスバッファ15Fに記憶された記録用の画像データD7を1パス単位で読み出し、読み出した画像データD7に基づいて記録デバイス50を制御する。これにより、記録制御回路60は、記録デバイス50に画像データD7に基づく画像(原稿Pのコピー画像)を用紙Qに形成させる。
具体的に、記録制御回路60は、1パスバッファ15Fに記憶された記録用の画像データD7を1パス単位で順に用いて、記録ヘッド51を搬送機構55に片道分搬送させながら、記録動作として、記録ヘッド51に記録用の画像データD7に基づくインク液滴の吐出動作を実行させ、用紙Qに画像データD7に基づく画像を形成させる。
記録制御回路60は、非回転処理モードにおいて、1パスバッファ15Fに記憶された記録用の画像データD17を1パス単位で順に用いて、回転複写モードと同様に、記録デバイス50を制御し、記録デバイス50に画像データD17に基づく画像(原稿Pのコピー画像)を用紙Qに形成させる。
続いて、各部の更に詳細な処理動作及び構成を説明する。図1、図4及び図5に示されるように、読取補正回路71及び画像処理回路72は、連動信号C11,C12を授受して互いに連動するように構成される。画像処理回路72及びJPEG圧縮回路73も、連動信号C21,C22を授受して互いに連動するように構成される。クリッピング回路76及び回転処理回路77も、回転複写モードでは、連動信号C31,C32を授受して互いに連動するように構成される。回転処理回路77及び記録画像処理回路79も、回転複写モードでは、連動信号C41,C42を授受して互いに連動するように構成される。クリッピング回路76及び記録画像処理回路79は、非回転複写モードにおいて、連動信号C51,C52を回転処理回路77を介して授受して互いに連動するように構成される。
そして、画像処理回路72からJPEG圧縮回路73へは、連動信号C21として図11に示すライン完了信号が入力され、JPEG圧縮回路73から画像処理回路72へは、連動信号C22として図11に示すバンド完了信号が入力される。画像処理回路72は、ラインバッファ15Bに1ライン分の読取画像データD2を入力する度に、ライン完了信号(C21)を、JPEG圧縮回路73を入力するように構成される。ライン完了信号は、JPEG圧縮に必要なデータが揃ったことをJPEG圧縮回路73が理解するために用いられる。
JPEG圧縮回路73は、Nライン分のJPEG圧縮を完了する度に、上記バンド完了信号を、画像処理回路72に入力するように構成される。本実施例においてNは16ラインである。変数Nは、MCUのサイズに対応する。MCUは、たいてい8x8画素、16x8画素、16x16画素のいずれかのサイズで定義される。従って、Nは、場合によっては8ラインでもあり得る。このバンド完了信号は、主読取方向にMCU1列分のJPEG圧縮が完了する度に、画像処理回路72に入力される。以下では、Nライン分の画素データの一群、即ち、MCU1列分の画素データの一群を、MCUバンドデータとも表現する。上述した圧縮画像データD3,D13は、MCU単位でJPEG圧縮が完了した部分から順にJPEGバッファ15Cに書き込まれる。そして、JPEGバッファ15Cへの書き込みの完了したデータに対応する読取画像データD2は、ラインバッファ15Bにおいて記憶不要である。バンド完了信号は、画像処理回路72が、ラインバッファ15Bにおける不要な読取画像データD2を特定するのに用いられる。
図11では、ライン完了信号(C21)及びバンド完了信号(C22)が二段に分けて図示される。下段の時点TAは、上段の時点TAに一致する。即ち、図11における下段の時点TAからのライン完了信号(C21)及びバンド完了信号(C22)は、上段のライン完了信号及びバンド完了信号の時点TAからの続きであると理解されたい。上段及び下段ともに左から右に向けて時間軸が設定されている。図11において、ライン完了信号に添えられた数字は、ラインバッファ15Bへの入力が完了した読取画像データD2のライン番号に対応する。JPEG圧縮ステートは、JPEG圧縮回路73の動作状態を示す。「1バンド処理中」との状態は、上記Nライン分のJPEG圧縮を実行している状態を示し、「待ち」との状態は、データ不足によるJPEG圧縮の実行待ち状態を示す。
即ち、図11は、画像処理回路72がライン単位で読取画像データD2をラインバッファ15Bに書き込む度に、ライン完了信号(C21)をJPEG圧縮回路73に入力し、JPEG圧縮回路73が、主読取方向に沿うMCUの列単位であるNライン単位で、JPEG圧縮の終了後にバンド完了信号(C22)を画像処理回路72に入力することを示す。このような連動信号C21,C22の授受により、JPEG圧縮回路73は、画像処理回路72における処理の進行に合わせて、読取画像データD2をJPEG圧縮可能に構成される。この連動信号C21,C22の授受により、JPEG圧縮回路73が効率よく動作可能であることから、ラインバッファ15Bの記憶容量は、必要最低限に抑えられる。連動信号C11,C12の授受も、ラインバッファ15Aの記憶容量を抑えるために行われ、連動信号C31,C32,C41,C42の授受も、1パスバッファ15D,15Eの記憶容量を抑えるために行われる。
続いて、JPEG圧縮回路73の詳細構成を、図12を用いて説明する。JPEG圧縮回路73は、図12に示すように、入力モジュール731と、DCTモジュール733と、量子化モジュール735と、符号化モジュール736と、セレクタ737と、出力モジュール739と、を備える。
入力モジュール731は、ラインバッファ15Bから読取画像データD2をMCU単位で順次読み出して、これを画素データの列(データストリームDG1)として下流に伝送するように構成される。入力モジュール731は、データストリームDG1に同期して、対応する画素が属する区画R1,R2,R3,R4を表す区画識別データDIを下流に伝送するように構成される。
DCTモジュール733は、入力モジュール731からのデータストリームDG1を離散コサイン変換(DCT)して下流に伝送する構成にされる。この変換後のデータストリームDG2は、量子化モジュール735に入力される。DCTモジュール733は、このデータストリームDG2の量子化モジュール735への入力に合わせて、入力モジュール731からの区画識別データDIを量子化モジュール735に転送するように構成される。
量子化モジュール735は、DCTモジュール733からのデータストリームDG2を、量子化テーブルを用いて量子化し、量子化後のデータストリームDG3を、符号化モジュール736に入力するように構成される。量子化モジュール735は、このデータストリームDG3の符号化モジュール736への入力に合わせて、DCTモジュール733からの区画識別データDIを符号化モジュール736に転送するように構成される。
符号化モジュール736は、量子化モジュール735からのデータストリームDG3を、エントロピー符号化することにより、符号化データに変換する。符号化モジュール736は、この符号化データのデータストリームDG4を、セレクタ737に入力する。符号化モジュール736は、このデータストリームDG4のセレクタ737への入力に合わせて、量子化モジュール735からの区画識別データDIをセレクタ737に転送するように構成される。
セレクタ737は、符号化モジュール736からのデータストリームDG4を区画識別データDIが表す区画に従って、対応する出力モジュール739に振り分けるように構成される。出力モジュール739は、区画数の最大値に対応する個数設けられており、出力モジュール739の夫々は、複数区画のうちの一つに対応付けられている。セレクタ737は、その対応付けに従って、符号化データのデータストリームDG4の振り分けを行う。即ち、セレクタ737は、区画識別データDIに基づき、データストリームDG4に含まれる各区画の画素に対応する符号化データを、対応する区画の出力モジュール739に入力するように動作する。
区画毎の出力モジュール739は、符号化モジュール736から入力される対応する区画の符号化データを、この区画の圧縮画像データD3として順次JPEGバッファ15Cに書き込む。このようにして、JPEG圧縮回路73は、読取デバイス20により読み取られた原稿Pの画像を表す読取画像データD2の一群から区画毎の圧縮画像データD3を生成する処理を、回路の大部分を共有しつつ、各区画に対して並列に実行するように構成される。
更に詳述すると、入力モジュール731は、図13に示すように構成される。入力モジュール731は、要求部81と、画素カウンタ83と、複数の区画サイズ記憶部85と、識別部87と、を備える。
要求部81は、DMAマスタ90に対し読取画像データD2の読出要求を入力するように構成される。DMAマスタ90は、要求部81からの読出要求に従って、ラインバッファ15Bから読取画像データD2をMCU単位で順に取得する。DMAマスタ90は、JPEG圧縮回路73内に設けられる。
DMAマスタ90は、取得したMCU単位の読取画像データD2を構成する各画素の画素データを順にデータストリームDG1としてDCTモジュール733に入力する。更に、DMAマスタ90は、上記画素データのDCTモジュール733への入力に合わせて、カウントアップ信号を、画素カウンタ83に入力するように構成される。データストリームDG1は、MCU毎に、同一MCUに属する画素データが所定順序で配列されたデータストリームとして構成される。具体的には、データストリームDG1は、MCU毎に、同一MCUに属する画素データがライン順及び画素順に配列されたデータストリームとして構成される。即ち、データストリームDG1は、同一MCUに属する画素データ群が、ライン番号の若い順に配列され、且つ、同一ラインの画素データ群が、主読取方向(ライン方向)に沿う画素の配列順に配列されたデータストリームとして構成される。
画素カウンタ83は、カウントアップ信号に従ってカウント値を1ずつ更新することにより、DMAマスタ90からDCTモジュール733への画素データの入力数、即ち入力画素数をカウントする。画素カウンタ83には、読取画像データD2の横幅(主読取方向の画素数)が設定されており、画素カウンタ83は、横幅に対応する画素数のN倍を超えるとカウント値をゼロに戻すように構成される。この構成により、画素カウンタ83は、MCU1列分の画素データの入力毎に、カウント値をゼロにリセットし、読取画像データD2を構成する画素データの入力数である入力画素数を上記MCUの1列を構成するMCUバンドデータの先頭からカウントするように構成される。
この他、区画サイズ記憶部85は、最大区画数に対応して複数設けられており、各区画サイズ記憶部85は、対応する区画の横幅(主読取方向の画素数)を記憶する。識別部87は、各区画サイズ記憶部85が記憶する各区画の横幅の情報に基づき、画素カウンタ83が更新するカウント値に対応する画素の区画を特定し、特定した区画の識別データDI(識別番号)を、データストリームDG1に同期して、DCTモジュール733に入力する。この構成により、JPEG圧縮回路73は、画素データに対応する区画を識別可能に構成される。画素カウンタ83が更新するカウント値を、MCUが有する画素数で割ったときの商に1加算した値が、入力画素に対応するMCUのMCUバンドデータ先頭からの配列番号に対応する。この規則に基づき、識別部87は、画素カウンタ83が更新するカウント値に対応する画素の区画を特定することができる。
以上、本実施例の複写装置1について説明した。この複写装置1によれば、ユーザインタフェース40から複写指令が入力されたことを条件に、読取デバイス20が読取制御回路30に制御されて、原稿Pの画像を複写装置1の第一方向に読み取る動作を、第一方向とは直交する第二方向に繰返し実行する。これにより読取デバイス20は、第一方向に沿うライン毎に、原稿Pの画像を表す各画素の画素データを有する読取画像データD0を生成する。
そして、JPEG圧縮回路73は、読取画像データD0に対して読取補正及び画像処理が施されてなる先頭ラインから終端ラインまでの読取画像データD2を構成する画素データの一群を、副読取方向に分割して定義される区画毎にまとめて圧縮して、区画毎の圧縮画像データD3を生成する。JPEG伸長回路75は、区画毎の圧縮画像データD3を、区画順に伸長することにより、圧縮画像データD3の伸長後データである読取画像データD4を生成する。クリッピング回路76は、この読取画像データD4から記録動作に必要なバンド単位(1パス分)の画像データを抽出することにより、伸長画像データとしての読取画像データD5を生成する。
回転処理回路77は、クリッピング回路76と連動して、クリッピング回路76により生成される1パス単位の読取画像データD5を順次、90度回転処理する。記録画像処理回路79は、回転処理回路77と連動して、回転処理後の読取画像データD6を順次用いて、1パス単位の記録用の画像データD7を生成する。
記録デバイス50は、この1パス単位の画像データD7に基づく記録制御回路60からの制御信号に従って、1パス単位で、原稿Pの画像を用紙Qに形成する記録動作を繰返し実行することにより、原稿Pの画像(コピー画像)を用紙Qに形成する。
この複写装置1によれば、上述したように、画素データの一群を二方向に分割せずに、第二方向のみに分割して、区画毎の圧縮画像データD3を生成する。従って、記録用の画像データD7を生成する際には、圧縮画像データD3に対応する伸長後データを第二方向に結合する必要がなく、伸長後の読取画像データD5を回転処理すれば十分である。従って、本実施例によれば、従来技術よりも簡単な処理動作により、記録用の画像データD7を生成することができ、煩雑な処理を抑えて、読取動作により生成された読取画像データD0を記録用の画像データD7に効率的に変換可能である。
更に言えば、本実施例では、クリッピング回路76を用いて回転処理前に、読取画像データD4を1パス分の読取画像データD5に変換しているので、回転処理に必要なメモリ容量を効果的に抑制することができる。但し、読取画像データD4から1パス分の読取画像データD5を抽出する処理は、必須ではない。即ち、読取画像データD4それ自体が回転処理されてもよい。区画毎の圧縮画像データD3が、1パス分の圧縮画像データである場合、上記抽出処理は完全に不要である。
付言すれば、この複写装置1では、区画毎に分けて読取画像データを回転処理可能であるため、原稿全体の画素データ群を一度に回転処理する従来技術と比較しても、効率的な回転処理を実行可能である。
更に、この複写装置1によれば、クリッピング回路76、回転処理回路77及び記録画像処理回路79が互いに連動するので、データ処理の流れの下流に位置する回路は、上流の回路によるデータ処理の完了に合わせて、効率的に自己のデータ処理を行うことができる。従って、この複写装置1によれば、更にメモリ容量を抑えることが可能である。
更に言えば、本実施例では、読取デバイス20により生成されたライン毎の読取画像データD0が、JPEG圧縮回路73のDCTモジュール733に対し画素データの列からなるデータストリームDG1として入力される。この際、入力モジュール731が、DCTモジュール733に対する画素データの入力に合わせて、その画素が属する区画の識別データDIをDCTモジュール733に入力する。JPEG圧縮回路73においては、この区画識別データDIに基づき、データストリームDG1内の複数区画の画素データが、区画毎にまとめられて圧縮画像データD3に変換される。
特に、入力モジュール731は、画素カウンタ83にて、MCUバンドデータ毎にDCTモジュール733への入力画素数をカウントし、この入力画素数に基づき、DCTモジュール733に入力される画素データに対応した区画を特定する。
従って、本実施例によれば、DCTモジュール733、量子化モジュール735及び符号化モジュール736を複数区画に対して共有しながらも、適切に区画毎の圧縮画像データD3を並列に生成することができる。即ち、本実施例では、区画毎の圧縮画像データD3の生成を、回路規模を抑えて効率的に実行可能である。変形例として、JPEG圧縮回路73は、区画毎のDCTモジュール、量子化モジュール、符号化モジュール及び出力モジュールを備え、入力モジュールが、画素データを区画毎に振り分けてDCTモジュールに入力するように構成されてもよい。
また、本実施例では、区画の横幅を、基本的には、パスの横幅の整数倍に揃えるようにした。区画の横幅を、パスの横幅の整数倍とすることによっては、JPEG伸長回路75による圧縮画像データD3の伸長処理の無駄を抑制することができ、伸長処理を効率的に行うことが可能である。尚、伸長処理を最大限効率的に行うためには、区画の横幅をパスの横幅の一倍とするのが好ましい。但し、この場合には、区画数の増大に伴って、JPEG圧縮回路73の回路規模が大きくなる傾向がある。従って、区画の横幅の決定は、JPEG圧縮回路73の回路規模やコストを考慮して行われるとよい。
また、本実施例では、JPEG圧縮回路73が、非回転複写モードでは、画素データの一群を、区画毎に分けずにまとめて圧縮した圧縮画像データD13を生成する。この動作は、入力モジュール731が非回転複写モードでは、区画識別データDIとして、一区画のみの識別データを形式的に下流に入力するように構成されることによって実現される。
また、JPEG伸長回路75は、非回転複写モードでは、圧縮画像データD13を先頭から順に伸長し、記録画像処理回路79は、この伸長後の読取画像データD15を順次用いて記録用の画像データD17を生成する。記録制御回路60は、この画像データD17を順次用いて記録デバイス50に、1パス単位で原稿Pの画像を用紙Qに形成させる。
従って、本実施例の複写装置1によれば、動作モードに応じて適切な圧縮画像データD3,D13を生成し、これを効率よく伸長して、記録用の画像データD7,D17を生成することが可能である。
上述しなかったが、複写装置1は、読取解像度を変更可能な構成にされてもよい。例えば画像処理回路72は、表色系の変換と併せて、読取画像データD1を、複写指令に従う読取解像度に応じた画像データに変換するように構成され得る。即ち、画像処理回路72は、読取解像度が最大の画像データとして構成される読取画像データD1を、必要に応じて複写指令に従う低解像度の読取画像データD2に変換するように構成され得る。
高解像度の画像データを低解像度の画像データに変換する方法としては、様々な方法が知られている。例えば、低解像度の画像データは、高解像度の画像データを構成する画素データの一部を間引くことにより生成され得る。あるいは、低解像度の画像データは、高解像度の画像データを構成する画素データの一群に関して、隣接する複数の画素データを、その平均値を表す一つの画素データに変換することにより、生成され得る。
この場合には、読取解像度に応じて、読取画像データD0の横幅(主読取方向の画素数)が変化する。従って、上述の区画の数及び区画サイズは、読取解像度に応じて切り替えられてもよい。
例えば、読取解像度が300dpiであるとき、A4原稿を読み取ると、読取画像データD0の横幅は、2500ピクセルとなる。従って、この読取解像度においてパスの第一方向の幅が400ピクセルである条件では、図6に示すように区画R1,R2,R3,R4を定義して、区画R1,R2の横幅をそれぞれ800ピクセル、区画R3の横幅を400ピクセル、区画R4の横幅を500ピクセルとすることが考えられる。
これに対し、読取解像度150dpiでA4原稿を読み取る場合には、読取画像データD0の横幅は、1250ピクセルとなる。この場合には、例えば、図14に示すように区画を定義し、区画R11,R12の横幅を400ピクセルとし、区画R13の横幅を450ピクセルとすることが考えられる。
読取解像度に基づく区画の変更は、複写制御処理のS130において、CPU11が、JPEG圧縮回路73の入力モジュール731が備える各区画サイズ記憶部85に対して、読取解像度に応じた横幅(区画サイズ)を設定することにより実現することができる。区画数の減少に応じて対応する区画がなくなる区画サイズ記憶部85には、区画サイズとして0を設定すればよい。読取解像度に応じた区画の変更は、不要データ(クリッピング回路76により抽出されない不要データ)の伸長処理を減らすことができ、更に効率的なデータ処理を実現し得る。読取解像度の変更は、ラインセンサ21の動作変更によっても実現し得る。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採りえる。例えば、本発明は、JPEG圧縮方式以外の圧縮方式で読取画像データを圧縮する複写装置に、適用されてもよい。本発明は、インクジェット方式以外のシリアル型記録デバイスを備える複写装置に適用されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
最後に用語間の対応関係について説明する。ユーザインタフェース40は、指令ユニットの一例に対応する。読取デバイス20、読取制御回路30、読取補正回路71及び画像処理回路72は、読取ユニットの一例に対応し、記録デバイス50、記録制御回路60及び記録画像処理回路79は、記録ユニットの一例に対応する。JPEG圧縮回路73の入力モジュール731を除く部位は、圧縮ユニットの一例に対応し、入力モジュール731は、入力ユニットの一例に対応する。JPEG伸長回路75及びクリッピング回路76は、伸長ユニットの一例に対応する。回転処理回路77は、回転処理ユニットの一例に対応する。CPU11がS130において、読取解像度に応じた区画サイズの情報を入力モジュール731に設定する動作は、切替ユニットにより実現される動作の一例に対応する。
1…複写装置、11…CPU、13…ROM、15…RAM、15A,15B…ラインバッファ、15C…JPEGバッファ、15D,15E,15F…1パスバッファ、20…読取デバイス、21…ラインセンサ、25…搬送機構、30…読取制御回路、40…ユーザインタフェース、50…記録デバイス、51…記録ヘッド、55…搬送機構、60…記録制御回路、71…読取補正回路、72…画像処理回路、73…JPEG圧縮回路、75…JPEG伸長回路、76…クリッピング回路、77…回転処理回路、79…記録画像処理回路、81…要求部、83…画素カウンタ、85…区画サイズ記憶部、87…識別部、90…DMAマスタ、731…入力モジュール、733…DCTモジュール、735…量子化モジュール、736…符号化モジュール、737…セレクタ、739…出力モジュール、C11,C12,C21,C22,C31,C32,C41,C42,C51,C52…連動信号、D0,D1,D2,D4,D5,D6,D14,D15…読取画像データ、D3,D13…圧縮画像データ、D7,D17…記録用の画像データ、DG1〜DG4…データストリーム、DI…区画識別データ、P…原稿、Q…用紙、R1,R2,R3,R4,R11,R12,R13…区画。

Claims (7)

  1. 複写装置であって、
    動作指令を入力する指令ユニットと、
    前記指令ユニットから前記動作指令が入力されたことを条件に、原稿の画像を前記複写装置の第一方向に読み取る動作を、前記第一方向とは直交する第二方向に繰返し実行することにより、前記第一方向に沿うライン毎に、前記原稿の画像を表す各画素の画素データを生成する読取ユニットと、
    前記読取ユニットにより生成された画素データの一群を、前記原稿の画像を前記第二方向に平行な単一方向に分割して定義される複数区画であって前記第二方向に沿う境界を有する区画毎にまとめて圧縮して、前記区画毎の圧縮画像データを生成する圧縮ユニットと、
    前記圧縮ユニットにより生成された前記圧縮画像データを伸長することにより、伸長画像データとして、前記圧縮画像データの伸長後データの少なくとも一部を含む回転処理対象のデータを生成する伸長ユニットと、
    前記伸長ユニットにより生成された前記伸長画像データを、90度回転処理する回転処理ユニットと、
    前記回転処理ユニットによる回転処理後の前記伸長画像データを用いて、前記第一方向に所定画素数を有するバンドであって前記第二方向に沿うバンドを1単位とするバンド単位で、前記原稿の画像をシートに形成する記録動作を繰返し実行することにより、前記原稿の画像を前記シートに形成する記録ユニットと、
    を備え
    前記圧縮ユニットは、前記指令ユニットから特定の動作指令が入力された場合には、前記圧縮画像データとして、前記読取ユニットにより生成された前記画素データの一群を、前記区画毎に分けずにまとめて圧縮した非分割圧縮画像データを生成し、
    前記伸長ユニットは、前記非分割圧縮画像データを先頭から順に伸長し、
    前記記録ユニットは、前記伸長ユニットが前記非分割圧縮画像データの先頭からの伸長により順次生成する前記回転処理ユニットによる回転処理がなされていない非回転画像データを用いて、前記バンド単位で、前記原稿の画像をシートに形成する記録動作を繰返し実行することにより、前記原稿の画像を前記シートに形成すること
    特徴とする複写装置。
  2. 複写装置であって、
    動作指令を入力する指令ユニットと、
    前記指令ユニットから前記動作指令が入力されたことを条件に、原稿の画像を前記複写装置の第一方向に読み取る動作を、前記第一方向とは直交する第二方向に繰返し実行することにより、前記第一方向に沿うライン毎に、前記原稿の画像を表す各画素の画素データを生成する読取ユニットと、
    前記読取ユニットにより生成された画素データの一群を、前記原稿の画像を前記第二方向に平行な単一方向に分割して定義される複数区画であって前記第二方向に沿う境界を有する区画毎にまとめて圧縮して、前記区画毎の圧縮画像データを生成する圧縮ユニットと、
    前記圧縮ユニットにより生成された前記圧縮画像データを伸長することにより、伸長画像データとして、前記圧縮画像データの伸長後データの少なくとも一部を含む回転処理対象のデータを生成する伸長ユニットと、
    前記伸長ユニットにより生成された前記伸長画像データを、90度回転処理する回転処理ユニットと、
    前記回転処理ユニットによる回転処理後の前記伸長画像データを用いて、前記第一方向に所定画素数を有するバンドであって前記第二方向に沿うバンドを1単位とするバンド単位で、前記原稿の画像をシートに形成する記録動作を繰返し実行することにより、前記原稿の画像を前記シートに形成する記録ユニットと、
    前記読取ユニットによる前記原稿の読取解像度に応じて、前記複数区画の数及び前記複数区画の夫々における前記第一方向のサイズを切り替える切替ユニットと、
    を備えることを特徴とする複写装置。
  3. 前記圧縮ユニットは、前記指令ユニットから特定の動作指令が入力された場合には、前記圧縮画像データとして、前記読取ユニットにより生成された前記画素データの一群を、前記区画毎に分けずにまとめて圧縮した非分割圧縮画像データを生成し、
    前記伸長ユニットは、前記非分割圧縮画像データを先頭から順に伸長し、
    前記記録ユニットは、前記伸長ユニットが前記非分割圧縮画像データの先頭からの伸長により順次生成する前記回転処理ユニットによる回転処理がなされていない非回転画像データを用いて、前記バンド単位で、前記原稿の画像をシートに形成する記録動作を繰返し実行することにより、前記原稿の画像を前記シートに形成すること
    を特徴とする請求項記載の複写装置。
  4. 前記読取ユニットにより生成された前記画素データを、JPEG圧縮方式に従うMCU(Minimum Coded Unit)単位で前記第一方向に沿う配列順に前記圧縮ユニットに入力し、更には、前記画素データの入力に合わせて、前記複数区画の内の前記入力される画素データの画素が属する区画の識別データを前記圧縮ユニットに入力する入力ユニット
    を備え、
    前記圧縮ユニットは、前記入力ユニットから入力される前記画素データ及び前記識別データに基づき、同一区画に位置する画素の前記画素データをまとめてJPEG圧縮して前記区画毎の圧縮画像データを生成すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の複写装置。
  5. 前記入力ユニットは、前記圧縮ユニットに対して入力された前記画素データの数をカウントし、前記カウントした前記画素データの入力数に基づき、前記圧縮ユニットに入力される前記画素データの画素が属する区画の識別データを生成して、前記圧縮ユニットに入力すること
    を特徴とする請求項記載の複写装置。
  6. 前記伸長ユニットは、前記圧縮画像データの前記伸長後データから前記記録動作に必要な前記バンド単位の画像データを抽出することにより、前記抽出した前記バンド単位の画像データを、前記伸長画像データとして生成し、
    前記回転処理ユニットは、前記伸長ユニットにより生成された前記バンド単位の前記伸長画像データを、90度回転処理すること
    を特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項記載の複写装置。
  7. 前記複数区画の夫々は、一つの区画を除いて、前記第一方向において前記バンド単位の整数倍の画素数を有する区画として定義されること
    を特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項記載の複写装置。
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