JP6536077B2 - 仮想視点画像生成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は仮想視点画像生成装置及びプログラムに関し、特に、2以上の視点位置で撮影された複数の画像から、仮想の視点位置で撮影したときに得られるだろう画像を生成する場合に好適なものである。
近年、視聴者の目の動きに追従して、表示視点を変更する表示装置や、2視点以上の映像を同時に投射する表示装置など、両眼視差や運動視差により、視聴者に立体感を提供する表示装置が注目を集めている。
このような表示装置では、撮影する視点間の距離の小ささが主観品質に大きな影響を与える場合が多く、可能な限り視点間の距離を縮めることが求められる。静止画ではなく動画を撮影したい場合、視点間の距離を縮めるにはカメラモジュールの小型化が必要になる。しかし、カメラモジュールの小型化には、撮影可能な解像度の低下や、レンズ性能の低下、設計製造コストの増加などのトレードオフが存在する。また、多くの視点で撮影を行なうと、視点数に比例して、動画のデータ量も増加するという問題もある。
そのため、限られた視点で撮影された画像(以下、実撮影画像と呼ぶこともある)から、例えば、カメラモジュールを設置できないような、実撮影画像に係る複数の視点の中間の視点(仮想視点)で撮影された画像(以下、仮想視点画像と呼ぶこともある)を推定して生成する技術が求められる。
特許文献1では、2つの視点で撮影された2枚の画像から、仮想視点画像を生成する技術を提案している。特許文献1の記載技術は、実撮影画像間で対応するブロック又は画素を探索し、そこから内挿ベクトルを求めることで、仮想視点画像としての補間画像を生成する。
非特許文献1では、フレーム間を補間し、フレームレートを向上させる技術を提案している。非特許文献1の記載技術を視点補間に応用することも容易に想定できる。
詳細な処理内容は特許文献1の記載技術と非特許文献1の記載技術とで異なるが、対応するブロック又は画素の探索と、補間する視点(仮想視点)に対応するベクトルの算出と、ベクトルを用いた補間画像(仮想視点画像)の生成からなる、ということは、特許文献1の記載技術と非特許文献1の記載技術とで共通している。
図8は、2つの視点で撮影された2枚の画像から仮想視点画像を生成する、上述した共通の記載技術の構成を書き出したブロック図である。この図8に示す装置(以下、従来の仮想視点画像生成装置と呼ぶ)の構成は、第1の入力画像PIC1、第2の入力画像PIC2及び仮想視点位置VPVを入力とし、補間画像IPPIC0を出力する。
従来の仮想視点画像生成装置10へ入力される第1の入力画像PIC1及び第2の入力画像PIC2は、垂直方向が同じで水平方向が異なる実撮影画像であり、第1の入力画像PIC1の視点と第2の入力画像PIC2との視点とを結ぶ線分上に仮想視点位置VPVが指定される。従って、従来の仮想視点画像生成装置10は、図9に示すように、第1の入力画像PIC1及び第2の入力画像PIC2に対し、仮想視点位置VPVに応じて水平方向に補間して補間画像(仮想視点画像)IPPIC0を得る水平方向処理部110から構成されている。
水平方向処理部110は、第1の入力画像PIC1と第2の入力画像PIC2の間で、一致又は類似する、ブロック(又は画素)を探索し、水平方向視差ベクトルを出力する水平方向一致ブロック探索部111と、水平方向視差ベクトルと仮想視点位置と実撮影画像の視点位置とから内挿ベクトルを求める内挿ベクトル算出部112と、内挿ベクトルと第2の入力画像PIC2とから水平方向補間画像(仮想視点画像)IPPIC0を生成する水平方向補間画像生成部113とを有する(各部111、112、113の詳細な機能については後述する「第1の実施形態の項」に記載している)。
特開2014−72801号公報
J.Ascenso,C.Brites,and F.Pereira,"Improving frame interpolation with spatial motion smoothing for pixel domain distributed video coding,"5th EURASIP Conference on,2005.
しかしながら、従来の仮想視点画像生成装置10では、第1の入力画像PIC1と第2の入力画像PIC2の間でブロック(又は画素)ごとの対応付けを行うと、オクルージョンの存在や、第1の入力画像PIC1及び第2の入力画像PIC2間の照明の違いなどが理由で、対応付けに誤りが発生する。ブロック(又は画素)ごとの対応付けの誤りは、生成される補間画像の歪に繋がる。また、オクルージョンが発生している領域について、仮に、正しくオクルージョン領域を検出できたとしても、補間画像で、同領域に属する画素の値をどのように設定すれば良いかを2視点間から正確に決定することは困難であり、画素値の設定の誤りが補間画像の歪となって現れる。
そのため、生成された仮想視点画像における歪を小さくできる仮想視点画像生成装置及びプログラムが望まれている。
第1の本発明は、第1の入力画像及び第2の入力画像と仮想視点の位置とから水平方向補間画像を生成する水平方向処理部を備える仮想視点画像生成装置において、(1)上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線から、垂直方向にずれた視点から撮影された垂直画像と、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像の一方の入力画像とから、垂直方向補間画像を生成する少なくとも1つの垂直方向処理部と、(2)上記水平方向補間画像と上記垂直方向補間画像とを統合し、最終的な仮想視点画像を生成する補間画像統合部とを備え、(3)上記仮想視点の位置は、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線上に設定され、上記水平方向補間画像及び上記垂直方向補間画像の視点位置は、上記仮想視点の位置から撮影したと仮定した場合の視点位置であり、上記垂直画像は、上記仮想視点の位置と水平方向に同じで垂直方向に異なる位置に、当該垂直画像の視点が設定された画像であることを特徴とする。
第2の本発明の仮想視点画像生成プログラムは、コンピュータを、(1)第1の入力画像及び第2の入力画像と仮想視点の位置とから水平方向補間画像を生成する水平方向処理部と、(2)上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線から、垂直方向にずれた視点から撮影された垂直画像と、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像の一方の入力画像とから、垂直方向補間画像を生成する少なくとも1つの垂直方向処理部と、(3)上記水平方向補間画像と上記垂直方向補間画像とを統合し、最終的な仮想視点画像を生成する補間画像統合部として機能させ、(4)上記仮想視点の位置は、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線上に設定され、上記水平方向補間画像及び上記垂直方向補間画像の視点位置は、上記仮想視点の位置から撮影したと仮定した場合の視点位置であり、上記垂直画像は、上記仮想視点の位置と水平方向に同じで垂直方向に異なる位置に、当該垂直画像の視点が設定された画像であることを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の入力画像より垂直方向にずれた垂直画像をも適用して仮想視点画像を生成するので、仮想視点画像における歪を小さくできる仮想視点画像生成装置及びプログラムを実現できる。
第1の実施形態の仮想視点画像生成装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の仮想視点画像生成装置への入力画像の視点と仮想視点との位置関係の説明図である。 第1の実施形態の仮想視点画像生成装置における垂直方向の補間方法の説明図である。 第1の実施形態の仮想視点画像生成装置における動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の仮想視点画像生成装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の仮想視点画像生成装置における動作の流れを示すフローチャートである。 変形実施形態の仮想視点画像生成装置への入力画像の視点と仮想視点との位置関係の説明図である。 従来の仮想視点画像生成装置の構成を示すブロック図である。 従来の仮想視点画像生成装置への入力画像の視点と仮想視点との関係の説明図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による仮想視点画像生成装置及びプログラムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の仮想視点画像生成装置100の構成を示すブロック図である。なお、図1において、上述した図8との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
第1の実施形態の仮想視点画像生成装置100は、ハードウェア的な各種構成要素を接続して構築されたものであっても良く、また、CPU、ROM、RAMなどのプログラムの実行構成を適用してその機能を実現するように構築されたものであっても良い。いずれの構築方法を適用した場合であっても、仮想視点画像生成装置100の機能的な詳細構成を、図1で表すことができる。
仮想視点画像生成装置100は、水平方向処理部110、第1の垂直方向処理部120、第2の垂直方向処理部130及び平均処理部141を有する。
水平方向処理部110は、水平方向一致ブロック探索部111、内挿ベクトル算出部112及び水平方向補間画像生成部113を有する。
第1の垂直方向処理部120は、第1の垂直方向一致ブロック探索部121、第1のシフトベクトル算出部122及び第1の垂直方向補間画像生成部123を有する。同様に、第2の垂直方向処理部130は、第2の垂直方向一致ブロック探索部131、第2のシフトベクトル算出部132及び第2の垂直方向補間画像生成部133を有する。
第1の実施形態の仮想視点画像生成装置100には、それぞれ視点位置が予め定まっている(例えば、カメラモジュールの配置によって予め定まっている)、第1の入力画像(以下、第1の水平画像と呼ぶ)PIC1、第2の入力画像(以下、第2の水平画像と呼ぶ)PIC2及び第3の入力画像(以下、垂直画像と呼ぶ)PIC3が入力される。各入力画像PIC1〜PIC3はそれぞれ、左上を原点とし、原点を通る水平方向であって右側を正とするx座標の値と、原点を通る垂直方向であって下側を正とするy座標の値とで位置を特定する画像となっている(図3参照)。第1の水平画像PIC1に係る視点及び第2の水平画像PIC2に係る視点は垂直方向に同じで水平方向に異なっている。仮想視点位置VPVは、図2に示すように、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の視点間を結ぶ線分上で指定される。垂直画像PIC3に係る視点(の位置)は、図2に示すように、仮想視点位置VPVと水平方向に同じで垂直方向に異なっている。
水平方向処理部110には、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2と、仮想視点位置VPVとが入力される。水平方向処理部110は、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2から、仮想視点位置VPVから撮影したと仮定した場合の補間画像(以下、水平方向補間画像と呼ぶ)HPICを生成して平均処理部141に与えるものである。水平方向処理部110における各部(111〜113)は以下のように作用する。
水平方向一致ブロック探索部111は、第1の水平画像PIC1と第2の水平画像PIC2の間で、一致又は類似(以下、「対応」と表現する)のブロック(又は画素)を探索し、水平方向視差ベクトルを得て出力するものである。水平方向視差ベクトルは、例えば、対応するブロック(又は画素)間の水平方向のずれ量(大きさ)を、第2の水平画像PIC2におけるブロック(又は画素)の位置を始点とし、第1の水平画像PIC1における対応するブロック(又は画素)の位置を終点としたベクトルとなっている。
内挿ベクトル算出部112は、各ブロック(又は画素)についての水平方向視差ベクトルに対する按分処理により、各ブロック(又は画素)についての内挿ベクトルを求めるものである。第1の水平画像PIC1の視点と第2の水平画像PIC2の視点との距離をL12とし、仮想視点(仮想視点位置)と第2の水平画像PIC2の視点との距離をLV2とすると、内挿ベクトル算出部112は、水平方向視差ベクトルに、L12/LV2を乗算することにより、内挿ベクトルを求める。
水平方向補間画像生成部113は、第2の水平画像PIC2における各ブロック(又は画素)の画像内容を、そのブロック(又は画素)についての内挿ベクトルだけ移動して水平方向補間画像HPICのブロック(又は画素)を生成し、このような移動動作を全てのブロック(又は画素)について実行することにより水平方向補間画像HPICを生成する。
第1の垂直方向処理部120には、第1の水平画像PIC1及び垂直画像PIC3が入力される。第1の垂直方向処理部120は、第1の水平画像PIC1及び垂直画像PIC3から、仮想視点位置VPVから撮影したと仮定した場合の補間画像(以下、第1の垂直方向補間画像と呼ぶ)VPIC1を生成して平均処理部141に与えるものである。
以下、第1の垂直方向処理部120における各部(121〜123)の作用を、図3を参照しながら説明する。図3は、第1の水平画像PIC1及び垂直画像PIC3から、第1の垂直方向補間画像VPIC1を生成する方法の説明図である。図3における「三角形」は被写体の画像部分を表している。
第1の垂直方向一致ブロック探索部121は、第1の水平画像PIC1と垂直画像PIC3の間で、対応するブロック(又は画素)を探索し、第1の垂直方向視差ベクトルを出力するものである。第1の垂直方向視差ベクトルは、例えば、ブロックマッチングアルゴリズム等によって求められる。第1の垂直方向視差ベクトルは、対応するブロック(又は画素)間のずれ量(大きさ)を、垂直画像PIC3におけるブロック(又は画素)の位置を始点とし、第1の水平画像PIC1における対応するブロック(又は画素)の位置を終点としたベクトルとなっている。図3におけるブロックBR1は、垂直画像PIC3におけるブロックであり、このブロックBR1に対応する、第1の水平画像PIC1におけるブロックがブロックBR2となっている。そのため、ブロックBR1についての第1の垂直方向視差ベクトルVTR1は、ブロックBR1の中心からブロックBR2の中心を結ぶベクトルとなる。
第1のシフトベクトル算出部122は、各ブロック(又は画素)についての第1の垂直方向視差ベクトルの垂直方向の成分ベクトルを取り出すことにより第1のシフトベクトルを得るものである。図3に示すように、第1の垂直方向視差ベクトルVTR1の成分を(x,y)=(α,β)とすると、第1のシフトベクトルVTR2の成分は(x,y)=(0,β)となる。
第1の垂直方向補間画像生成部123は、垂直画像PIC3における各ブロック(又は画素)の画像内容を、そのブロック(又は画素)についての第1のシフトベクトルVTR2だけ移動して第1の垂直方向補間画像VPIC1におけるブロック(又は画素)を形成し、このような動作を全てのブロック(又は画素)について実行することにより、第1の垂直方向補間画像VPIC1を生成する。図3に示すブロックBR1の画像内容を第1のシフトベクトルVTR2だけ移動したブロックBR3が、第1の垂直方向補間画像VPIC1におけるブロックBR1に対応するブロック(補間ブロック)となっている。
第1の垂直方向処理部120は、第1の水平画像PIC1及び垂直画像PIC3から第1の垂直方向補間画像VPIC1を生成するものであったが、第2の垂直方向処理部130は、第2の水平画像PIC2及び垂直画像PIC3から第2の垂直方向補間画像VPIC2を生成するものである。処理に供する一方の入力画像が、第1の垂直方向処理部120と第2の垂直方向処理部130とで異なるが、第2の垂直方向処理部130における各部(131〜133)は、第1の垂直方向処理部120における対応する各部(121〜123)と同様に作用するので、その機能説明は省略する。
平均処理部141は、補間画像統合部として設けられたものであり、水平方向補間画像HPIC、第1の垂直方向補間画像VPIC1及び第2の垂直方向補間画像VPIC2を統合して最終的に出力する補間画像(仮想視点画像)IPPICを得るものである。平均処理部141は、統合処理として平均処理を適用することによって、出力補間画像(仮想視点画像)IPPICを得る。第1の実施形態における平均処理は、単純な平均処理である(後述する第2の実施形態は、動的な重み付け係数を適用した重み付け平均である)。平均処理部141が単純な平均処理を適用する場合であれば、平均処理部141は、座標系(図3参照)のある座標における、水平方向補間画像HPICの画素値をP、第1の垂直方向補間画像VPIC1の画素値をQ1、第2の垂直方向補間画像VPIC2の画素値をQ2とすると、出力補間画像IPPICの画素値Rを(1)式に従って算出する。
R=(P+Q1+Q2)/3 …(1)
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような各部を有する第1の実施形態の仮想視点画像生成装置100の動作を説明する。
図4は、第1の実施形態の仮想視点画像生成装置100における動作の流れを示すフローチャートである。
まず、水平方向処理部110内の水平方向一致ブロック探索部111において、第1の水平画像PIC1と第2の水平画像PIC2とから、水平方向視差ベクトルが求められる(ステップS101)。次に、内挿ベクトル算出部112において、水平方向視差ベクトルと仮想視点位置とから、内挿ベクトルが求められる(ステップS102)。さらに、水平方向補間画像生成部113において、内挿ベクトルと第2の水平画像PIC2とから、水平方向補間画像HPICが求められる(ステップS103)。
また、第1の垂直方向処理部120内の第1の垂直方向一致ブロック探索部121において、第1の水平画像PIC1と垂直画像PIC3とから、第1の垂直方向視差ベクトルが求められる(ステップS104)。次に、第1のシフトベクトル算出部122において、第1の垂直方向視差ベクトルから、第1のシフトベクトルが求められる(ステップS105)。さらに、第1の垂直方向補間画像生成部123において、第1のシフトベクトルと垂直画像PIC3とから、第1の垂直方向補間画像VPIC1が生成される(ステップS106)。
第2の垂直方向処理部130においても、第1の垂直方向処理部120と同様な動作が実行され、第2の垂直方向補間画像VPIC2が生成される(ステップS107)。すなわち、第2の垂直方向一致ブロック探索部131において、第2の水平画像PIC2と垂直画像PIC3とから、第2の垂直方向視差ベクトルが求められ、次に、第2のシフトベクトル算出部132において、第2の垂直方向視差ベクトルから、第2のシフトベクトルが求められ、さらに、第2の垂直方向補間画像生成部133において、第2のシフトベクトルと垂直画像PIC3とから、第2の垂直方向補間画像VPIC2が生成される。
最後に、平均処理部141において、水平方向補間画像HPICと、第1の垂直方向補間画像VPIC1と、第2の垂直方向補間画像VPIC2とから、平均処理により、出力補間画像IPPICが求められる(ステップS108)。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、仮想視点より垂直方向にずれた視点で撮影された垂直画像(第3の入力画像)をも用いて出力補間画像を生成するようにしたので、オクルージョンの存在や照明の違い等が理由で、発生する補間画像の歪を低減することができる。
具体的に言えば、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2間で対応付けできない領域でも、垂直方向に異なる垂直画像との間であれば対応付けできる可能性は高い。逆に、垂直画像との間で対応付けできない領域でも、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2間では対応付けできる可能性がある。水平方向補間画像及び垂直方向補間画像の平均処理により、双方の長所を取り入れることで、オクルージョンの存在や照明の違い等が理由で、発生する補間画像の歪を低減することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による仮想視点画像生成装置及びプログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図5は、第2の実施形態の仮想視点画像生成装置100Aの構成を示すブロック図である。なお、図5において、第1の実施形態に係る上述した図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
第2の実施形態の仮想視点画像生成装置100Aは、水平方向処理部110A、第1の垂直方向処理部120A、第2の垂直方向処理部130A及び補間画像統合部140を有する。
第2の実施形態における水平方向処理部110Aも、水平方向一致ブロック探索部111A、内挿ベクトル算出部112及び水平方向補間画像生成部113を有するが、水平方向一致ブロック探索部111Aが、第1の実施形態のものと異なっている。
第2の実施形態の水平方向一致ブロック探索部111Aも、第1の水平画像PIC1と第2の水平画像PIC2の間で対応するブロック(又は画素)を探索し、水平方向視差ベクトルを得て出力する。第2の実施形態の水平方向一致ブロック探索部111Aは、上述した探索時に算出している一致若しくは類似する度合を表す、探索されたブロックについてのマッチング度(以下、水平方向マッチング度と呼ぶ)を、後述する重み係数算出部142に出力する。また、第2の実施形態の場合、内挿ベクトル算出部112は、算出した内挿ベクトルを後述する重み係数算出部142に出力する。
水平方向マッチング度は、マッチングを計算する際(探索する際)に用いる誤差量であれば良く、例えば、探索をブロック単位で行う場合であれば、2つのブロックでの対応画素の画素値の差分2乗和や絶対値和等を適用でき、小さい値ほど類似度が大きいことを表すものとなっている。例えば、同一ブロック内の各画素には同一の水平方向マッチング度が付与される。水平方向マッチング度は、例えば、第2の水平画像PIC2における画素位置毎に得られる。
第2の実施形態における第1の垂直方向処理部120Aも、第1の垂直方向一致ブロック探索部121A、第1のシフトベクトル算出部122及び第1の垂直方向補間画像生成部123を有するが、第1の垂直方向一致ブロック探索部121Aが、第1の実施形態のものと異なっている。
第2の実施形態の第1の垂直方向一致ブロック探索部121Aも、第1の水平画像PIC1と垂直画像PIC3の間で、対応するブロック(又は画素)を探索し、第1の垂直方向視差ベクトルを得て出力する。第2の実施形態の第1の垂直方向一致ブロック探索部121Aは、上述した探索時に算出している一致若しくは類似する度合を表す、探索されたブロックについてのマッチング度(以下、第1の垂直方向マッチング度と呼ぶ)を、後述する重み係数算出部142に出力する。また、第2の実施形態の場合、第1のシフトベクトル算出部122は、算出した第1のシフトベクトルを後述する重み係数算出部142に出力する。
第1の垂直方向マッチング度も、マッチングを計算する際(探索する際)に用いる誤差量であれば良く、例えば、探索をブロック単位で行う場合であれば、2つのブロックでの対応画素の画素値の差分2乗和や絶対値和等を適用できる。例えば、同一ブロック内の各画素には同一の第1の垂直方向マッチング度が付与される。第1の垂直方向マッチング度は、例えば、垂直画像PIC3における画素位置毎に得られる。
第2の実施形態における第2の垂直方向処理部130Aは、第1の垂直方向処理部120Aと同様な構成を有する。第2の垂直方向処理部130A内の第2の垂直方向一致ブロック探索部131Aは、探索の際に得られた第2の垂直方向マッチング度を、後述する重み係数算出部142に出力し、第2のシフトベクトル算出部132は、算出した第2のシフトベクトルを後述する重み係数算出部142に出力する。
第2の実施形態の場合、補間画像統合部140は、平均処理部だけで構成されておらず、平均処理部141A及び重み係数算出部142を有する。
第2の実施形態の平均処理部141Aは、水平方向補間画像HPIC、第1の垂直方向補間画像VPIC1及び第2の垂直方向補間画像VPIC2を重み付け平均して出力補間画像IPPICを生成するものである(後述する(6)式参照)。
重み係数算出部142は、水平方向マッチング度、第1の垂直方向マッチング度及び第2の垂直方向マッチング度等に基づいて、平均処理部141Aが適用する重み係数を、以下に例示するようにして算出するものである。
例えば、ある画素位置(座標)における水平補間画像HPICの画素値をP、水平方向マッチング度をLp、第1の垂直方向補間画像VPIC1の画素値をQ1、第1の垂直方向マッチング度をMq1、第2の垂直方向補間画像VPIC2の画素値をQ2、第2の垂直方向マッチング度をMq2とすると、以下の(2)式〜(4)式に従って、水平補間画像HPICの画素値についての重み係数Wp、第1の垂直方向補間画像VPIC1の画素値についての重み係数Wq1、第2の垂直方向補間画像VPIC2の画素値についての重み係数Wq2を算出する。(2)式〜(4)式におけるSは、(5)式で計算される値である。(2)式〜(4)式は、マッチング度が小さい値ほど一致・類似度が大きいことを表す値になっていることを考慮した式となっている。すなわち、マッチング度が小さい値に対応する重み係数ほど値が大きくなる式となっている。
Wp=(S−Lp)/S …(2)
Wq1=(S−Mq1)/S …(3)
Wq2=(S−Mq2)/S …(4)
S=Lp+M1+M2 …(5)
ここで、(2)〜(5)式の演算に適用する水平方向マッチング度Lpは、演算対象の画素位置(座標)から、内挿ベクトルの逆ベクトルだけずれた、第2の入力画像PIC2における画素位置の水平方向マッチング度であり、(2)〜(5)式の演算に適用する第1の垂直方向マッチング度Mq1は、演算対象の画素位置(座標)から、第1のシフトベクトルの逆ベクトルだけずれた、垂直画像PIC3における画素位置の第1の垂直方向マッチング度であり、(2)〜(5)式の演算に適用する第2の垂直方向マッチング度Mq2は、演算対象の画素位置(座標)から、第2のシフトベクトルの逆ベクトルだけずれた、垂直画像PIC3における画素位置の第2の垂直方向マッチング度である。
第2の実施形態の平均処理部141Aは、水平方向補間画像HPICの画素値をP、第1の垂直方向補間画像VPIC1の画素値をQ1、第2の垂直方向補間画像VPIC2の画素値をQ2とすると、出力補間画像IPPICの画素値Rを(6)式に従って算出する。
R=Wp・P+Wq1・Q1+Wq2・Q2 …(6)
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような各部を有する第2の実施形態の仮想視点画像生成装置100Aの動作を説明する。
図6は、第2の実施形態の仮想視点画像生成装置100Aにおける動作の流れを示すフローチャートであり、第1の実施形態に係る図4との同一、対応ステップには同一、対応符号を付して示している。
まず、水平方向処理部110A内の水平方向一致ブロック探索部111Aにおいて、第1の水平画像PIC1と第2の水平画像PIC2とから、水平方向視差ベクトルと水平方向マッチング度が求められる(ステップS101A)。その後は第1の実施形態と同様に、内挿ベクトル算出部112において、水平方向視差ベクトルと仮想視点位置とから、内挿ベクトルが求められ(ステップS102)、また、水平方向補間画像生成部113において、内挿ベクトルと第2の水平画像PIC2とから、水平方向補間画像HPICが求められる(ステップS103)。
また、第1の垂直方向処理部120A内の第1の垂直方向一致ブロック探索部121において、第1の水平画像PIC1と垂直画像PIC3とから、第1の垂直方向視差ベクトル及び第1の垂直方向マッチング度が求められる(ステップS104A)。その後は第1の実施形態と同様に、第1のシフトベクトル算出部122において、垂直方向視差ベクトルから、第1のシフトベクトルが求められ(ステップS105)、また、第1の垂直方向補間画像生成部123において、第1のシフトベクトルと垂直画像PIC3とから、第1の垂直方向補間画像VPIC1が生成される(ステップS106)。
第2の垂直方向処理部130Aにおいても、第1の垂直方向処理部120Aと同様な動作が実行され、第2の垂直方向補間画像VPIC2が生成されると共に、第2の垂直方向マッチング度が求められる(ステップS107A)。すなわち、第2の垂直方向一致ブロック探索部131Aにおいて、第2の水平画像PIC2と垂直画像PIC3とから、第2の垂直方向視差ベクトル及び第2の垂直方向マッチング度が求められ、次に、第2のシフトベクトル算出部132において、第2の垂直方向視差ベクトルから、第2のシフトベクトルが求められ、さらに、第2の垂直方向補間画像生成部133において、第2のシフトベクトルと垂直画像PIC3とから、第2の垂直方向補間画像VPIC2が生成される。
次に、重み係数算出部142において、水平方向マッチング度、第1の垂直方向マッチング度及び第2の垂直方向マッチング度が適用されて、重み付け平均に適用される重み係数が求められる(ステップS109)。
そして最後に、平均処理部141Aにおいて、水平方向補間画像HPICと、第1の垂直方向補間画像VPIC1と、第2の垂直方向補間画像VPIC2とから、重み係数を適用した重み付け平均処理により、出力補間画像IPPICが求められる(ステップS108A)。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、出力補間画像を生成する元となる水平方向補間画像、第1の垂直方向補間画像及び第2の垂直方向補間画像の品質に応じて、重み係数を適応的に変化させ、その重み係数を適用して平均処理をしているので、オクルージョンの存在や照明の違い等が理由で発生する補間画像の歪を、第1の実施形態以上に低減できることが期待できる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態では、水平方向処理部110が、第2の水平画像PIC2から水平方向補間画像HPICを生成する場合を示したが、水平方向補間画像HPICの生成方法はこれに限定されるものではない。要は、第1の水平画像PIC1と第2の水平画像PIC2と仮想視点位置VPVとから水平方向補間画像HPICを得られる生成方法であれば良い。例えば、第1の水平画像PIC1から水平方向補間画像HPICを生成するようにしても良く、また、非特許文献1の記載技術のように、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の双方から水平方向補間画像HPICを生成するようにしても良い。
上記各実施形態では、第1の水平画像PIC1と垂直画像PIC3とから第1の垂直方向補間画像VPIC1を生成すると共に、第2の水平画像PIC2と垂直画像PIC3とから第2の垂直方向補間画像VPIC2を生成し、最終的な出力補間画像IPPICに反映させるものを示したが、演算量削減のために、第1の垂直方向補間画像VPIC1及び第2の垂直方向補間画像VPIC2の一方のみを生成し、最終的な出力補間画像IPPICに反映させるようにしても良い。
上記各実施形態では、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の両視点を結ぶ線分より上方にある視点からの垂直画像を適用するものを示したが、上述した線分より下方にある視点からの垂直画像を適用するようにしても良く、また、上述した線分より上方にある視点からの垂直画像及び上述した線分より下方にある視点からの垂直画像の両方を適用するようにしても良い。
後者の場合から明らかなように、最終的な出力補間画像IPPICに反映される垂直方向補間画像の数は1や2に限定されるものではない。上述した(3)式〜(6)式を、垂直方向補間画像の数がN(Nは自然数)である場合の一般式で記載すると、以下の(7)式〜(9)式で表すことができる(上述した(2)式はこの変形実施形態でも有効な式である)。なお、第i(iは1〜Nのいずれか)の垂直方向補間画像VPICiの画素値をQi、第iの垂直方向マッチング度をMqi、第iの垂直方向補間画像VPICiの重み係数をWqiで表している。また、(8)式及び(9)式における総和Σはiが1からNについてである。
Wqi=(S−Mqi)/S …(7)
S=Lp+ΣMi …(8)
R=Wp・P+ΣWqi・Qi …(9)
上記第1の実施形態では複数の補間画像の単純な平均で出力補間画像を生成し、上記第2の実施形態では動的な重み係数を適用した複数の補間画像の重み付け平均で出力補間画像を生成するものを示したが、固定の重み係数を適用した複数の補間画像の重み付け平均で出力補間画像を生成するようにしても良い。例えば、補間画像を生成する元となった画像(水平方向補間画像であれば第2の水平画像)の視点と仮想視点との距離に応じて、固定の重み係数を定めるようにしても良い。
上記各実施形態の動作説明では、水平方向処理部110の動作、第1の垂直方向処理部120の動作、第2の垂直方向処理部130の動作がこの順で実行される場合を示したが、動作の順序は、これに限定されるものではない。また、水平方向処理部110の動作、第1の垂直方向処理部120の動作、第2の垂直方向処理部130の動作の2つ以上の動作が、並列処理により実行されるものであっても良い。また例えば、水平方向処理部110において水平方向視差ベクトルを求めた後、第1の垂直方向処理部120において第1の垂直方向視差ベクトルを求め、さらに、第2の垂直方向処理部130において第2の垂直方向視差ベクトルを求め、その後に、内挿ベクトルの算出、第1のシフトベクトルの算出、第2のシフトベクトルの算出をこの順序で実行するように、水平方向処理部110の動作、第1の垂直方向処理部120の動作、第2の垂直方向処理部130の動作を細分化し、時分割で巡回的に実行させるようにしても良い。
上記各実施形態は、仮想視点が1個の場合を示したが、仮想視点が2以上あって、仮想視点画像生成装置が多視点画像生成システムを構成するものであっても良い。例えば、ステレオ画像としての2つの仮想視点画像を生成するようにしても良い。この場合において、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の両視点を結ぶ線分より上方にある視点からの第1の垂直画像と上述した線分より下方にある視点からの第2の垂直画像の両方を適用するようにしても良い。図7は、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の両視点を結ぶ線分を3等分し、線分上の1/3の位置と2/3の位置に第1及び第2の仮想視点を定め、第1の垂直画像の視点が第1の仮想視点の上方に位置し、第2の垂直画像の視点が第2の仮想視点の下方に位置する例を示している。このように、2つの垂直画像の視点を上下に設定することにより、1/3間隔の補間を、高精度に行なうことができる。
上記第2の実施形態の説明では、画素毎にマッチング度を出力するように説明したが、ブロック毎にマッチング度を出力するようにしても良い。
上記各実施形態では、仮想視点が、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の両視点を結ぶ線分上にあり、補間(内挿)により水平方向補間画像を生成する場合を示したが、第1の水平画像PIC1及び第2の水平画像PIC2の両視点を結ぶ線分の延長上に仮想視点が位置し、外挿により水平方向の画像を生成する場合にも、本発明の技術思想を適用することができる。用語「補間」は内挿を表す用語であるが、特許請求の範囲における「補間」は内挿及び外挿の双方を意味するものとする。
100、100A…仮想視点画像生成装置、
110、110A…水平方向処理部、
111、111A…水平方向一致ブロック探索部、112…内挿ベクトル算出部、113…水平方向補間画像生成部、
120、120A、130、130A…垂直方向処理部、
1111A21A、131、131A…垂直方向一致ブロック探索部、122、132…シフトベクトル算出部、123、133…垂直方向補間画像生成部、
140…補間画像統合部、
141、141A…平均処理部、142…重み係数算出部。

Claims (7)

  1. 第1の入力画像及び第2の入力画像と仮想視点の位置とから水平方向補間画像を生成する水平方向処理部を備える仮想視点画像生成装置において、
    上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線から、垂直方向にずれた視点から撮影された垂直画像と、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像の一方の入力画像とから、垂直方向補間画像を生成する少なくとも1つの垂直方向処理部と、
    上記水平方向補間画像と上記垂直方向補間画像とを統合し、最終的な仮想視点画像を生成する補間画像統合部とを備え
    上記仮想視点の位置は、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線上に設定され、
    上記水平方向補間画像及び上記垂直方向補間画像の視点位置は、上記仮想視点の位置から撮影したと仮定した場合の視点位置であり、
    上記垂直画像は、上記仮想視点の位置と水平方向に同じで垂直方向に異なる位置に、当該垂直画像の視点が設定された画像である
    ことを特徴とする仮想視点画像生成装置。
  2. 上記垂直方向処理部として、第1の垂直方向処理部と第2の垂直方向処理部とを備え、
    上記第1の垂直方向処理部には上記第1の入力画像が入力され、上記第2の垂直方向処理部には上記第2の入力画像が入力され、
    上記補間画像統合部は、上記水平方向補間画像と、上記第1の垂直方向処理部が得た第1の垂直方向補間画像と、上記第2の垂直方向処理部が得た第2の垂直方向補間画像とを統合して最終的な仮想視点画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想視点画像生成装置。
  3. 上記各垂直方向処理部は、
    自己への上記入力画像と上記垂直画像との間で、一致又は類似するブロック又は画素を探索し、その関係を表す垂直方向視差ベクトルを出力する垂直方向一致ブロック探索部と、
    当該垂直方向視差ベクトルのうち、水平成分を0としたベクトルをシフトベクトルとして出力するシフトベクトル算出部と、
    当該シフトベクトルと上記垂直画像とから、上記仮想視点位置における垂直方向補間画像を生成する垂直方向補間画像生成部とを備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の仮想視点画像生成装置。
  4. 上記水平方向処理部は、上記第1の入力画像と上記第2の入力画像との間で、一致又は類似するブロック又は画素を探索し、探索された要素に係る水平方向マッチング度をブロック又は画素ごとに得て出力する水平方向一致ブロック探索部を内蔵し、
    上記各垂直方向処理部における上記垂直方向一致ブロック探索部は、探索された要素に係る垂直方向マッチング度をブロック又は画素ごとに得て出力し、
    上記補間画像統合部は、
    上記水平方向マッチング度と上記各垂直方向マッチング度から、上記水平方向補間画像や上記各垂直方向補間画像の信頼性を示す重み係数を算出する重み係数算出部と、
    上記水平方向補間画像及び上記各垂直方向補間画像を、算出された重み係数を適用した重み付け平均により統合する平均処理部とを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の仮想視点画像生成装置。
  5. 上記水平方向補間画像の画素値をP、水平方向マッチング度をLp、i(iは1〜Nのいずれか;Nは自然数)番目の上記垂直方向補間画像の画素値をQi、i番目の垂直方向マッチング度をMqiとすると、上記水平方向補間画像の重み係数Wp、i番目の上記垂直方向補間画像の重み係数Wqiを、下記の(A)式〜(C)式に従って算出することを特徴とする請求項に記載の仮想視点画像生成装置。
    S=Lp+ΣMqi …(A)
    Wp=(S−Lp)/S …(B)
    Wqi=(S−Mqi)/S …(C)
    ここで、(A)式における総和Σはiが1からNについてである。
  6. 仮想視点として、第1の仮想視点と、第2の仮想視点とが設定され、
    上記第1の仮想視点についての仮想視点画像を、上記第1の入力画像、上記第2の入力画像及び第1の垂直画像から生成し、
    上記第2の仮想視点についての仮想視点画像を、上記第1の入力画像、上記第2の入力画像及び第2の垂直画像から生成し、
    上記第1の垂直画像は、その視点が、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線より上方に設けられたものであり、
    上記第2の垂直画像は、その視点が、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線より下方に設けられたものである
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の仮想視点画像生成装置。
  7. コンピュータを、
    第1の入力画像及び第2の入力画像と仮想視点の位置とから水平方向補間画像を生成する水平方向処理部と、
    上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線から、垂直方向にずれた視点から撮影された垂直画像と、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像の一方の入力画像とから、垂直方向補間画像を生成する少なくとも1つの垂直方向処理部と、
    上記水平方向補間画像と上記垂直方向補間画像とを統合し、最終的な仮想視点画像を生成する補間画像統合部として機能させ
    上記仮想視点の位置は、上記第1の入力画像及び上記第2の入力画像に係る両視点を通る直線上に設定され、
    上記水平方向補間画像及び上記垂直方向補間画像の視点位置は、上記仮想視点の位置から撮影したと仮定した場合の視点位置であり、
    上記垂直画像は、上記仮想視点の位置と水平方向に同じで垂直方向に異なる位置に、当該垂直画像の視点が設定された画像である
    ことを特徴とする仮想視点画像生成プログラム。
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